JP2017116121A - 冷蔵庫 - Google Patents
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Abstract
【課題】同一容器内において、複数の貯蔵物をそれぞれ適した温度で保存することができる冷蔵庫を提供することを目的とする。
【解決手段】断熱箱体内に設けられた貯蔵室と、冷気を生成する冷却器と、前記貯蔵室内に配設された容器と、前記冷却器で生成された冷気を前記容器へ吹き出す吹出部と、前記吹出部から吹き出す冷気量を設定する流量設定手段とを備え、前記吹出部は、前記容器の幅方向に異なる位置に複数設けられ、前記流量設定手段は、少なくとも1つの前記吹出部から吹き出す冷気量を他の前記吹出部から吹き出す冷気量と異なる冷気量に設定する冷蔵庫。
【選択図】図4
【解決手段】断熱箱体内に設けられた貯蔵室と、冷気を生成する冷却器と、前記貯蔵室内に配設された容器と、前記冷却器で生成された冷気を前記容器へ吹き出す吹出部と、前記吹出部から吹き出す冷気量を設定する流量設定手段とを備え、前記吹出部は、前記容器の幅方向に異なる位置に複数設けられ、前記流量設定手段は、少なくとも1つの前記吹出部から吹き出す冷気量を他の前記吹出部から吹き出す冷気量と異なる冷気量に設定する冷蔵庫。
【選択図】図4
Description
本発明は、冷蔵庫に関するものである。
従来、冷蔵室や冷凍室やチルド室などの貯蔵室内に、多数の容器を設け、各容器を異なる温度帯に制御する冷蔵庫がある。
しかし、このような冷蔵庫の構成では、例えば、貯蔵室に配設された容器内の温度は、容器内の位置に関わらず略均一であった。そのため、最適な保存温度が異なる複数の貯蔵物を、同一の容器内において、適した温度で保存することは、容易ではなかった。また、温かい貯蔵物を容器内に収納した場合、温かい貯蔵物を冷却するため、冷気量を増やす必要があったが、同一容器内で既に冷却された他の貯蔵物を過度に冷却することになり、貯蔵物の品質に対する影響や、省エネの観点から問題があった。
本発明は、以上の点に鑑み、同一容器内において、複数の貯蔵物をそれぞれ適した温度で保存することができる冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本実施形態の冷蔵庫は、断熱箱体内に設けられた貯蔵室と、冷気を生成する冷却器と、前記貯蔵室内に配設された容器と、前記冷却器で生成された冷気を前記容器へ吹き出す吹出部と、前記吹出部から吹き出す冷気量を設定する流量設定手段とを備え、前記吹出部は、前記容器の幅方向に異なる位置に複数設けられ、前記流量設定手段は、少なくとも1つの前記吹出部から吹き出す冷気量を他の前記吹出部から吹き出す冷気量と異なる冷気量に設定する冷蔵庫とする。
(第一実施形態)
以下、図面に基づき本発明の一実施形態について説明する。
以下、図面に基づき本発明の一実施形態について説明する。
本実施形態に係る冷蔵庫1は、図1に示すように、前面に開口する断熱箱体2を備える。断熱箱体2は、鋼板製の外箱4と合成樹脂製の内箱6との間に形成された断熱空間7に真空断熱材や発泡断熱材等の断熱材を有して構成されている。断熱箱体2は内箱6の内側に複数の貯蔵空間が設けられており、具体的には、上段から順に、冷蔵室10、野菜室12が設けられ、その下方に製氷室14と小冷凍室16が左右に並べて設けられ、これらの下方に冷凍室18が設けられている。
冷蔵室10及び野菜室12は、いずれも冷蔵温度帯(例えば、1〜4℃)に冷却される貯蔵室であり、それらの間は、合成樹脂製の仕切板13により上下に仕切られている。冷蔵室10の前面開口部には、ヒンジで枢支された回動式の断熱扉10aが設けられている。
冷蔵室10内は、複数の棚板11によって上下に複数段に区画されている。冷蔵室10の底部を構成する仕切板13と最下段の棚板11aとの間には、製氷室14に設けられた自動製氷機に供給する製氷用の水を貯留する不図示の貯水タンクが幅方向一方側に寄せて設けられ、冷蔵室10の設定温度より低い温度(例えば、0〜1℃)に設定されるチルド室40が幅方向他方側に左右に並べて設けられている。チルド室40内には、上下に重ねて設けられた上容器42及び下容器44が収納されている。また、チルド室40内には、上容器42の幅方向一方向側の温度を測定する第一温度センサ70と、他方側の温度を測定する第二温度センサ72の2つの庫内温度センサが設けられている。
最下段の棚板11aは、チルド室40の天井壁を構成し、この例では、図2に示すように発泡スチロールなどの断熱材を所定形状に成型した断熱成型体11a1と、その上面を覆う化粧板11a2とからなり、チルド室40の上面が断熱成型体11a1によって覆われている。最下段の棚板11aの前端部には、ヒンジ46aによって回動自在に設けられた蓋体46が吊り下げられている。
上容器42は、平面形状が略矩形状の上面に開口する合成樹脂製の容器からなり、内部に食品などの貯蔵物を収納する収納空間が形成されている。上容器42の前端部には、上方へ向けて陥没し下方から手を挿入可能な上手掛け部421が形成されている。上容器42の左右側面の外側には、チルド室40に設けられた不図示のレール受部を前後方向に摺動するレール422が形成されている。
上容器42の前端部上方には、棚板11aの前端部下面との間に開口部が形成され、該開口部が蓋体46によって閉塞されている。上容器42の左右の側面は、前部から中央部に行くほど上方に膨らむ膨出部423が形成されている。
このような上容器42は、チルド室40に収納された状態からレール受部上を摺動して前方へ引き出され、上容器42の上面開口部から食品などの貯蔵物を出し入れするようになっている。その際、膨出部423が蓋体46を前方へ押し上げる。
上容器42の底面424は、上容器42の下方に設けられる下容器44の収納空間の上方を覆い、下容器44の天井面を構成する。
下容器44は、平面形状が略矩形状の上面に開口する合成樹脂製の容器からなり、内部に食品などの貯蔵物を収納する収納空間が形成されている。下容器44の前端部には、下方へ向けて陥没し上方から手を挿入可能な下手掛け部441が形成されている。
また、下容器44の左右側面の外側には、チルド室40に設けられた不図示のレール受部を前後方向に摺動するレール442が形成されている。これにより、下容器44は、チルド室40に収納された状態からレール受部上を摺動して上容器42の底面424より前方へ引き出され、下容器44の上面開口部から食品などの貯蔵物を出し入れするようになっている。
野菜室12の前面開口部には、引出し式の断熱扉12aが設けられている。この断熱扉12aの背面部には、貯蔵容器を構成する上下2段の収納ケース20が連結されている。
製氷室14、小冷凍室16及び冷凍室18は、いずれも冷凍温度帯(例えば、−10〜−20℃)に冷却される貯蔵室であり、野菜室12と製氷室14及び小冷凍室16との間は、内部に断熱材が設けられた断熱仕切壁22により上下に仕切られている。
製氷室14、小冷凍室16及び冷凍室18の前面開口部には、引出し式の断熱扉14a、18aが設けられており、各断熱扉14a、18aの背面部に貯蔵容器24、28が連結されている。
断熱箱体2の冷蔵温度帯の貯蔵空間(冷蔵室10及び野菜室12)の奥部には、冷蔵冷却器52及び第一送風ファン37a、及び第二送風ファン37bを収納する冷蔵冷却器室30と、冷蔵室10及び冷蔵冷却器室30を連結するダクト32とが形成されている。
断熱箱体2の冷凍温度帯の貯蔵空間(製氷室14、小冷凍室16、冷凍室18)の奥部には、冷凍冷却器54及び冷凍ファン55を収納する冷凍冷却器室34と、冷凍温度帯の貯蔵空間と冷凍冷却器室34とを連結するダクト36が形成されている。
冷蔵冷却器52及び冷凍冷却器54は、断熱箱体2の背面下部に形成された機械室38に収納された圧縮機56や凝縮器58とともに冷凍サイクル50を構成する。冷凍サイクル50は、図3に示すように、高温高圧のガス状の冷媒を吐出する圧縮機56と、圧縮機56から吐出されるガス状の冷媒を受けて放熱液化する凝縮器58と、凝縮器58の出口側に設けられ冷媒流路を切り換える切替弁60と、冷蔵冷却器52及び冷凍冷却器54と、これらの冷却器52,54のための絞り手段としての冷蔵用減圧装置62及び冷凍用減圧装置64と、逆止弁66とを備え、これらを冷媒パイプによって配管接続することで、圧縮機56から吐出された冷媒を循環させて冷蔵冷却器52及び冷凍冷却器54を冷却する。
以上のような構成の冷蔵庫1では、圧縮機56、切替弁60、第一送風ファン37a、第二送風ファン37bや冷凍ファン55を制御することで、冷蔵冷却器52に冷媒を流しつつ第一送風ファン37a、及び/又は第二送風ファン37bを運転させて冷蔵室10及び野菜室12を冷却する冷蔵モードと、冷凍冷却器54側へ冷媒を流しつつ冷凍ファン55を運転させて製氷室14、小冷凍室16、及び冷凍室18を冷却する冷凍モードとを切り替えて実行する。
冷蔵モードでは、冷蔵冷却器52が、冷蔵冷却器室30の空気を冷却して、例えば、−10〜−20℃の冷気を生成し、これを第一送風ファン37a、及び/又は第二送風ファン37bの回転によってダクト32を介して吹出部33から冷蔵室10及びチルド室40へ供給し、これらの貯蔵室10,40を冷却する。冷蔵室10及びチルド室40を流れた空気の一部は、チルド室40の背面下部に設けられた吸込口25からリターンダクト31に流れ込み冷蔵冷却器室30へ戻る。また、残りの空気は仕切板13に設けられた不図示の透孔を経て野菜室12へ流れ込み野菜室12を冷却した後、野菜室12の背面に設けられた吸込口26からリターンダクト31に流れ込み冷蔵冷却器室30へ戻る。
チルド室40内の上容器42の後方には、吹出部33のうち最下方に設けられた第一吹出部33aと第二吹出部33bが、図4に示すように、幅方向に離れて、開口している。
この例では、第一吹出部33aと第二吹出部33bは、上容器42の上面開口部より上方位置に設けられ、第一吹出部33aと第二吹出部33bの冷蔵冷却器室30側には、第一吹出部33aと幅方向に同じ位置でかつ、鉛直方向下方の近い位置に第一送風ファン37aが、第二吹出部33bと幅方向に同じ位置でかつ、鉛直方向下方の近い位置に第二送風ファン37bが、流量設定手段として設けられている。
チルド室40の冷却は、冷蔵モードの実行中に、冷蔵冷却器室30で生成され、第一送風ファン37a、及び/又は第二送風ファン37bの回転によってダクト32に流れた冷気が、チルド室40内の上容器42の後方に設けられた第一吹出部33a、及び/又は第二吹出部33bから吹き出すことにより行われる。第一吹出部33aと近い位置に第一送風ファン37aが、第二吹出部33bと近い位置に第二送風ファン37bが配設されていることにより、例えば、第一送風ファン37aと第二送風ファン37bを異なる回転数で運転することで、第一吹出部33aと第二吹出部33bから、異なる冷気量を吹き出すことができる。なお、吹出部33(第一吹出部33aと第二吹出部33bを除く)は、第一送風ファン37aと第二送風ファン37bから離れているため、第一送風ファン37aと第二送風ファン37bを異なる回転数で運転しても、ダクト32内で冷気が分散し冷気量は均一化するため、各吹出部33から吹き出す冷気量は幅方向で略均一となる。
流量設定手段である、第一送風ファン37aと第二送風ファン37bの運転の制御は、次の通り行うことができる。例えば、第一温度センサ70の検出値T1に基づいて、第一送風ファン37aの回転数を制御することで、第一吹出部33aから吹き出す冷気量を制御し、第二温度センサ72の検出値T2に基づいて、第二送風ファン37bの回転数を制御することで、第二吹出部33bから吹き出す冷気量を制御することができる。具体的には、第一温度センサ70の検出値T1が、第一ON温度(例えば、3℃)以上になると第一送風ファン37aを回転させ、第一温度センサ70の検出値T1と第一OFF温度(例えば、0℃)との温度差ΔT1が高いほど、第一送風ファン37aの回転数を高く設定し、第一温度センサ70の検出値T1が、第一OFF温度以下になると第一送風ファン37aの回転を停止させる。第二温度センサ72の検出値T2が、第二ON温度(例えば、6℃)以上になると第二送風ファン37bを回転させ、第二温度センサ72の検出値T2と第二OFF温度(例えば、3℃)との温度差ΔT2が高いほど、第二送風ファン37bの回転数を高く設定し、第二温度センサ72の検出値T2が、第二OFF温度以下になると第二送風ファン37bの回転を停止させる。第一ON温度と第二ON温度を異なる温度に設定し、及び/又は第一OFF温度と第二OFF温度を異なる温度に設定することにより、第一送風ファン37a、又は第二送風ファン37bのみ運転し、あるいは、第一送風ファン37aと、第二送風ファン37bを異なる回転数で運転することで、第一吹出部33aと第二吹出部33bから異なる冷気量を吹き出すことができる。
第一吹出部33a及び/又は第二吹出部33bより吹き出した冷気は、図1及び図2において矢印で示すように、上容器42の上面開口部から内部に導入され上容器42内部を冷却しながら前方へ流れ、上容器42の前面及び蓋体46に当たって下方へ向きを変えた後、後方へ向けて流れる。後方へ向かって流れた冷気は、上容器42の背面に設けられた排気孔426から上容器42外部へ排出される。また上容器42の底面424には、貫通孔425が設けられており、上容器42へ導入された冷気の一部は、この貫通孔425より、下容器44へ導入される。下容器44へ導入された冷気は、下容器44内を冷却した後、下容器44の背面に設けられた排気孔446より下容器44外部へ排出され、上容器42外部へ排出された冷気と合流し、チルド室40の背面下部に設けられた吸込口25からリターンダクト31に流れ込み冷蔵冷却器室30へ戻る。また、下容器44は、冷蔵室10を流れた冷気がチルド室40の背面下部に設けられた吸込口25からリターンダクト31に流れ込み冷蔵冷却器室30へ戻る際に、冷気が流路27を流れることにより下容器44の外側から間接的に冷却される。
冷凍冷却器54は、冷凍冷却器室34の空気を冷却して、例えば、−20〜−30℃の冷気を生成し、これを冷凍ファン55の回転によってダクト36を介して吹出口53a、53b、53cから、製氷室14、小冷凍室16及び冷凍室18に供給され、これらの貯蔵室を冷却しながら流れ、冷凍室18の背面に設けられた吸込口57から冷凍冷却器54に戻り冷却される。
以上のように本実施形態の冷蔵庫1では、上容器42内に2つの吹出部から異なる冷気量を吹き出すことにより、同一容器内を、幅方向で異なる温度に冷却することができ、最適な保存温度の異なる複数の貯蔵物をそれぞれ適した温度で保存することができる。
なお、本実施形態では、チルド室40の天井壁を構成する最下段の棚板11aが、断熱材からなる断熱成型体11a1を有しているため、チルド室40より高い温度に設定された冷蔵室10へチルド室40の冷熱が漏洩するのを抑えることができる。
(変更例1)
上記した実施形態の冷蔵庫1では、チルド室40に設けられた上容器42内を、幅方向で異なる温度に冷却するように構成したが、チルド室40ではなく、野菜室12や冷凍室18に設けられた容器について、同様の方法により、同一容器内を、幅方向で異なる温度に冷却してもよい。
上記した実施形態の冷蔵庫1では、チルド室40に設けられた上容器42内を、幅方向で異なる温度に冷却するように構成したが、チルド室40ではなく、野菜室12や冷凍室18に設けられた容器について、同様の方法により、同一容器内を、幅方向で異なる温度に冷却してもよい。
(変更例2)
上記した実施形態の冷蔵庫1では、2つの吹出部から異なる冷気量を吹き出すことにより、チルド室40に設けられた上容器42内を、幅方向で異なる温度に冷却するように構成したが、3つ以上の吹出部から異なる冷気量を吹き出すことにより、上容器42内を、幅方向で異なる温度に冷却してもよい。
上記した実施形態の冷蔵庫1では、2つの吹出部から異なる冷気量を吹き出すことにより、チルド室40に設けられた上容器42内を、幅方向で異なる温度に冷却するように構成したが、3つ以上の吹出部から異なる冷気量を吹き出すことにより、上容器42内を、幅方向で異なる温度に冷却してもよい。
(変更例3)
上記した実施形態の冷蔵庫1では、第一吹出部33aと第二吹出部33bは、分離した2つの開口により構成したが、第一送風ファン37aが容器の幅方向一方側に、第二送風ファン37bが他方側に、異なる冷気量を送風できればよく、第一吹出部33aと第二吹出部33bは、1つの開口により構成してもよい。
上記した実施形態の冷蔵庫1では、第一吹出部33aと第二吹出部33bは、分離した2つの開口により構成したが、第一送風ファン37aが容器の幅方向一方側に、第二送風ファン37bが他方側に、異なる冷気量を送風できればよく、第一吹出部33aと第二吹出部33bは、1つの開口により構成してもよい。
(変更例4)
上記した実施形態の冷蔵庫1では、流量設定手段として、第一送風ファン37a及び第二送風ファン37bを設けて、第一吹出部33a及び第二吹出部33bから吹き出す冷気量を制御するように構成したが、流量設定手段として、第一ダンパ及び第二ダンパを用いて、各ダンパの開度を調整することにより、第一吹出部33a及び第二吹出部33bから吹き出す冷気量を制御してもよい。
上記した実施形態の冷蔵庫1では、流量設定手段として、第一送風ファン37a及び第二送風ファン37bを設けて、第一吹出部33a及び第二吹出部33bから吹き出す冷気量を制御するように構成したが、流量設定手段として、第一ダンパ及び第二ダンパを用いて、各ダンパの開度を調整することにより、第一吹出部33a及び第二吹出部33bから吹き出す冷気量を制御してもよい。
(変更例5)
上記した実施形態の冷蔵庫1では、第一温度センサ70の検出値T1や第二温度センサ72の検出値T2に基づいて、第一送風ファン37aと第二送風ファン37bの運転を制御していたが、第一温度センサ70や第二温度センサ72がない場合にも、第一送風ファン37aと第二送風ファン37bを異なる回転数にあらかじめ設定し、又は冷蔵庫の使用者が任意に異なる回転数に設定し、運転することにより、第一吹出部33aと第二吹出部33bから異なる冷気量を吹き出し、同一容器内を、幅方向で異なる温度に冷却することができる。
上記した実施形態の冷蔵庫1では、第一温度センサ70の検出値T1や第二温度センサ72の検出値T2に基づいて、第一送風ファン37aと第二送風ファン37bの運転を制御していたが、第一温度センサ70や第二温度センサ72がない場合にも、第一送風ファン37aと第二送風ファン37bを異なる回転数にあらかじめ設定し、又は冷蔵庫の使用者が任意に異なる回転数に設定し、運転することにより、第一吹出部33aと第二吹出部33bから異なる冷気量を吹き出し、同一容器内を、幅方向で異なる温度に冷却することができる。
(変更例6)
上記した実施形態の冷蔵庫1では、第一ON温度と第二ON温度を異なる温度に設定し、第一OFF温度と第二OFF温度を異なる温度に設定し、構成したが、第一ON温度と第二ON温度、及び第一OFF温度と第二OFF温度を同じ温度に設定してもよい。第一ON温度と第二ON温度を同じ温度とし、さらに第一OFF温度と第二OFF温度を同じ温度に設定することにより、容器の幅方向一方側に片寄って温かい物が収納された場合に、温かい物に冷気を集中させ、幅方向他方側に収納された物が過度に冷却されるのを抑えることができる。
上記した実施形態の冷蔵庫1では、第一ON温度と第二ON温度を異なる温度に設定し、第一OFF温度と第二OFF温度を異なる温度に設定し、構成したが、第一ON温度と第二ON温度、及び第一OFF温度と第二OFF温度を同じ温度に設定してもよい。第一ON温度と第二ON温度を同じ温度とし、さらに第一OFF温度と第二OFF温度を同じ温度に設定することにより、容器の幅方向一方側に片寄って温かい物が収納された場合に、温かい物に冷気を集中させ、幅方向他方側に収納された物が過度に冷却されるのを抑えることができる。
本発明の実施形態を説明したが、実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。このような新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…冷蔵庫、2…断熱箱体、10…冷蔵室、11…棚板、11a…化粧板、112…棚板、12…野菜室、25…吸込口、26…吸込口、27…流路、30…冷蔵冷却器室、31…リターンダクト、32…ダクト、33…吹出部、33a…第一吹出部、33b…第二吹出部、37a…第一送風ファン、37b…第二送風ファン、40…チルド室、42…上容器、421…上手掛け部、422…レール、422…膨出部、424…底面、425…貫通孔、426…排気孔、44…下容器、46…蓋体、46a…ヒンジ、441…下手掛け部、442…レール、446…排気孔、50…冷凍サイクル、52…冷蔵冷却器、53a…吹出口、53b…吹出口、53c…吹出口、54…冷凍冷却器、55…冷凍ファン、57…吸込口、70…第一温度センサ、72…第二温度センサ
Claims (4)
- 断熱箱体内に設けられた貯蔵室と、冷気を生成する冷却器と、前記貯蔵室内に配設された容器と、前記冷却器で生成された冷気を前記容器へ吹き出す吹出部と、前記吹出部から吹き出す冷気量を設定する流量設定手段とを備え、
前記吹出部は、前記容器の幅方向に異なる位置に複数設けられ、
前記流量設定手段は、少なくとも1つの前記吹出部から吹き出す冷気量を他の前記吹出部から吹き出す冷気量と異なる冷気量に設定する冷蔵庫。 - 前記流量設定手段は、複数の送風ファンを備え、複数の前記送風ファンの回転数を調整して前記吹出部から吹き出す冷気量を設定する請求項1に記載の冷蔵庫。
- 前記流量設定手段は、複数のダンパを備え、複数の前記ダンパの開度を調整して前記吹出部から吹き出す冷気量を設定する請求項1に記載の冷蔵庫。
- 前記容器内の幅方向に異なる位置の温度を検出する複数の温度センサを備え、
前記流量設定手段は、複数の前記温度センサの検出結果に基づいて複数の前記吹出部から吹き出す冷気量を制御する請求項1〜3のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020091076A (ja) * | 2018-12-06 | 2020-06-11 | 東芝ライフスタイル株式会社 | 冷蔵庫 |
JP2021060168A (ja) * | 2019-10-09 | 2021-04-15 | 東芝ライフスタイル株式会社 | 冷蔵庫 |
CN113494809A (zh) * | 2020-04-01 | 2021-10-12 | 海信(山东)冰箱有限公司 | 冰箱 |
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2015
- 2015-12-21 JP JP2015248721A patent/JP2017116121A/ja active Pending
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