JP6568708B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明は、冷蔵庫に関する。
従来の冷蔵庫における製氷室は、下記特許文献1,2のように、自動製氷機の誤動作や故障を避けるために、当該自動製氷機で生成された氷だけの貯蔵を意図して構成されている。
特開平5−157423号公報 特開2006−250489号公報
上記特許文献1,2のような従来の冷蔵庫では、自動製氷機で生成された氷を使用しない利用者にとっては、製氷室の利用意義がなく、製氷室を冷却するエネルギーを浪費し、製氷室空間を有効に使えなかった。また、市販の氷を使用したい場合も、製氷室で貯蔵できず、他の冷凍貯蔵室で貯蔵しなければならなかった。
そこで本発明は、自動製氷機で生成された氷以外の物を貯蔵できる製氷室を備えた冷蔵庫を提供することを目的とする。
本発明では、上述の課題を解決するため、引出式の製氷室内に配置され、電動機構部で製氷皿を回動することにより前記製氷皿内の氷を落下させる自動製氷機と、前記製氷室内の下方に配置された製氷室容器とを備えた冷蔵庫において、前記製氷室容器は、前記自動製氷機で生成された氷を貯める貯氷区画と、該貯氷区画とは別に、前記自動製氷機で生成された氷以外の物を収納する収納区画とを有し、前記収納区画を覆う蓋体が、前記収納区画に取り付けられており前記貯氷区画には取り付けられておらず、前記蓋体は、前記製氷室容器に対して前後方向に摺動可能で、前記蓋体の前側の上面は、前記蓋体の後側の上面よりも高く形成する。
本発明によれば、自動製氷機で生成された氷以外の物を貯蔵できる製氷室を備えた冷蔵庫を提供できる。
本発明の実施形態に係る冷蔵庫の正面外観斜視図である。 図1の冷蔵庫の要部縦断面図で、製氷室、冷凍室及び冷却器室の断面図である。 図1の冷蔵庫の要部縦断面図で、製氷室部分の断面図である。 図2の仕切り板の正面斜視図である。 図2及び図3の自動製氷機の上面図である。 製氷室の構成を示す図である。 蓋体を閉じた状態における製氷室容器を示す斜視図である。 蓋体を開けた状態における製氷室容器を示す斜視図である。 第2の実施形態に係る製氷室容器の蓋体を示す斜視図である。 第3の実施形態に係る製氷室容器の隔壁を示す斜視図である。 第4の実施形態に係る製氷室容器の隔壁を示す図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。尚、以下は本発明における一実施例であり、本発明がこれに限定されるものではない。
図1は、第1の実施形態に係る冷蔵庫の正面外観斜視図である。図2は、図1の冷蔵庫の要部縦断面図で、製氷室、下段冷凍室及び冷却器室の断面図である。図3は、図1の冷蔵庫の要部縦断面図で、製氷室部分の断面図である。図4は、図2の仕切り板の正面斜視図である。図5は、図2及び図3の自動製氷機の上面図である。 まず、冷蔵庫の全体構成について説明する。図1、図2、図3において、1は冷蔵庫本体である。冷蔵庫本体1は、外箱2と内箱3との間に断熱材4(例えば発泡断熱材、真空断熱材等)を備えた断熱箱体によって、内部と外部が区画される。冷蔵庫本体1の下部後方には、冷凍サイクルの一部である圧縮機5(図示せず)が配置される。なお、圧縮機5(図示せず)は、貯蔵室と断熱的に区画されていれば、冷蔵庫本体1の上部後方等であってもよく、その設置位置は特に限定されるものではない。
冷蔵庫本体1内には冷蔵室6、製氷室14、上段冷凍室7a(図示せず)、下段冷凍室7、野菜室8の貯蔵室が形成されている。冷凍サイクルは圧縮機5(図示せず)、凝縮器、キャピラリチュ−ブ、冷却器18等より構成されるもので、圧縮機5(図示せず)で圧縮された冷媒は凝縮器(図示せず)で凝縮され、キャピラリチュ−ブなどの減圧部を通って蒸発器(後述する冷却器)で蒸発し、再び圧縮機5(図示せず)に帰還して圧縮されるように循環し、これを繰り返す。これにより、先の冷蔵室6、下段冷凍室7、野菜室8内を、所定温度まで冷却する。
冷蔵庫本体1の前方開口には冷蔵室6を開閉する冷蔵室扉9、製氷室14を開閉する製氷室扉10、上段冷凍室を開閉する第一の冷凍室扉11、下段冷凍室7を開閉する第二の冷凍室扉12、野菜室8を開閉する野菜室扉13をそれぞれ備えている。
また、冷蔵室扉9は、図1に示すヒンジ15等で回転可能に冷蔵庫本体1に接続された、観音開き式(フレンチドア)である。尚、冷蔵室扉9は片側開閉式(シングルドア)の形態もある。その他の扉は、引き出し式であり、扉を引き出すと各貯蔵室内の収納容器が扉枠及びレ−ル等によって扉と共に引き出されるように構成されている。
16は冷却器室である。冷却器室16は、下段冷凍室7の後方に冷凍室背面仕切部材17で区画して構成されている。冷却器室16には、冷凍サイクルの一部を構成している冷却器18が配置されている。19は冷却器18の下方に配置されて冷却器18に付いた霜を除去する除霜ヒータであり、20は冷気循環手段の送風機である。送風機20は、冷却器18で熱交換した冷気を冷蔵室6、製氷室14、上段冷凍室7a(図示せず)、下段冷凍室7、野菜室8に循環する。21はダンパであり、送風機20から各貯蔵室に送風する冷気量を制御し、各貯蔵室を予め設定した温度に制御する役目を果たす。
22は冷蔵室6と冷凍温度帯室(製氷室14、上段冷凍室7a(図示せず)、下段冷凍室7)とを区画する断熱仕切壁であり、23は冷凍温度帯室と野菜室8とを区画する断熱仕切壁である。すなわち、温度帯が異なる冷蔵温度帯室と冷凍温度帯室の間は、断熱仕切壁22、23によって断熱的に区画されて、温度帯が共通の冷凍温度帯室(製氷室14、上段冷凍室7a(図示せず)、下段冷凍室7)は、各扉のシール部材を受けるように前方が区画されていて、後方は冷気の往来が可能な構成である。
24は冷蔵室6内に設けられた貯水タンクである。貯水タンク24内の水は、ポンプ等の給水手段によって、後述する自動製氷機の製氷皿に給水される。
25は自動製氷機である。自動製氷機25とは、製氷フレーム29内に電動機構部26と、電動機構部26によって回動駆動される製氷皿27、後述する製氷室容器30内の氷の量を検出する検氷レバー28等が組み込まれたものである。
なお、製氷皿27は樹脂製であり、ひねり可能な材質で構成された前後方向に長い形態をなし、長手方向を列方向として4個2列、5個2列、または6個2列のように複数のセルに区分されている。
また、検氷レバー28は図2に示すごとく幅広でL字形状をなすもので、先の電動機構部26の駆動力で支点28aを中心に先端が矢印a方向に移動し貯氷タンク24内の氷の量を検出する。
自動製氷機25は、後述する如く冷蔵庫本体1の左側(送風機20から遠い方)に検氷レバー28を、冷蔵庫本体1の右側に製氷皿27冷却用の冷気通路(後述する第一の冷気通路33)を設けた構成をとっている。製氷室容器30は、製氷室扉10側の扉枠10aに懸架されており、製氷室扉10を手前側に引き出すと、製氷室扉10とともに引き出される構成となっている。
自動製氷機25の外郭を構成する製氷フレーム29は、図2、図3に示す如く製氷室14に仕切部材17と関連して取り付けられている。すなわち、仕切部材17は図4に示す第一の冷気吹き出し口31、第二の冷気吹き出し口32より吹き出される冷気を、製氷フレーム29内に取り込むように配置されている。
そして、製氷フレーム29は第一の冷気通路33、第二の冷気通路34、第三の冷気通路35を有し、製氷皿27、及び検氷レバー28の冷却並びに霜付きの防止を行う。
具体的に、図4に示すように、第一の冷気吹き出し口31と第二の冷気吹き出し口32は、左右に並んで仕切部材17に配置されている。冷蔵庫本体1の左右方向の中央寄りに配置された第一の冷気吹き出し口31より吹き出された冷気は、第一の冷気通路33(図5参照)に導かれる。第二の冷気吹き出し口32より吹き出された冷気は、第二の冷気通路34、第三の冷気通路35(図3、図5参照)に導かれる。
なお、自動製氷機25の製氷制御、冷蔵室6、下段冷凍室7、野菜室8等の温度制御、その他冷蔵庫の諸機能は、冷蔵庫本体1に備えた制御機器によって制御される。
次に、冷気通路についてさらに詳細に説明する。図4に示す第二の冷気吹き出し口32により吹き出された冷気は、製氷フレーム29と製氷室14の上壁14aとの間に形成される第二の冷気通路34(図3、図5参照)を通って、第三の冷気通路35に導入され、検氷レバー収納室36を形成する検氷レバー収納室側壁29dに設けられた検氷レバー収納室開口37を介して検氷レバー収納室36に吹き出される。これにより、検氷レバー28に付く霜を冷気で昇華させ、検氷レバー28が霜付きで誤検出するのを防止する。
すなわち、検氷レバー28は図2に示すように、離氷前に矢印a方向に移動し、製氷室容器30内の氷の量を検出し、製氷皿27で完成した氷を製氷室容器30内に落下させるか否かを判定する。ここで、検氷レバー28に霜が成長すると、氷の検知高さが変わり、正確な氷の量が測定できなくなってしまう。そこで、第三の冷気通路35を構成し、検氷レバー28に冷気を当てて、例えば製氷室扉10開閉時に検氷レバー28に付いた霜を昇華させるようにした。
電動機構部26は、製氷皿27の後方、且つ仕切部材17の前方に位置する。第一の冷気通路33からの冷気は、電動機構部26によって流れが阻害されないように考慮する必要がある。そこで、図3に示すように、第一の冷気吹き出し口31より吹き出された冷気は、製氷フレーム29(電動機構部26の上面)と製氷室14の上壁14aとの間の第二の冷気通路34を経て、製氷フレーム29上面に形成された通気孔29bより製氷皿収納室内にある製氷皿27上面に流入する。
第一の冷気通路33、第三の冷気通路35は、製氷フレーム29側に設けた風路である。そのため、製氷皿27の前方(電動機構部26とは製氷皿27を隔てた反対側)まで至っている。一方、第二の冷気通路34は、通気孔29bの上方まで、すなわち、製氷皿27の長手方向で見た場合、電動機構部26よりである。
次に図5において電動機構部26、製氷皿27等を収納した製氷フレーム29について説明する。
図5において、冷気通路29a上の44は第二の冷気通路の風向板である。第二の冷気通路の風向板44は、第二の冷気通路34の上流側に設けられており、通気孔29b側に流れて製氷皿収納室に導かれる冷気と、第三の冷気通路35から検氷レバー収納室36に導かれる冷気とを振り分ける働きを備えている。なお、冷気量は、検氷レバー収納室36よりも製氷皿収納室が多くなるように分配する。 ここで、製氷フレーム29の全体構成について説明する。製氷フレーム29は、樹脂を射出成形して一体に形成している。この製氷フレーム29は、下面が開放する門型形状であり、送風機20に近い側に配置される第一の冷気通路33と、送風機20から遠い側に配置される検氷レバー収納室36と、第一の冷気通路33と検氷レバー収納室36との間に配置される製氷皿収納室とを備える。製氷皿収納室39の後方には、電動機構部26を配置する電動機構部収納室を有し、製氷皿収納室39の前方には、製氷皿27の引き出し口を形成している。
製氷皿27は、枠及び製氷フレーム29側に設けたレ−ルによって、製氷皿収納室内を前後に摺動する。そして、製氷皿27を製氷皿収納室に収納した状態では、電動機構部26の駆動軸26aと連結し、製氷皿27を引き出した状態では、駆動軸26aとの連結関係が解除される。
更に、第一の冷気通路33、第二の冷気通路34、第三の冷気通路35は、製氷フレーム29を製氷室14の上壁14aに取り付けた場合、上壁14aと製氷フレーム29との間に形成される。そして、第一の冷気吹き出し口31から吹き出された冷気は、第一の冷気通路33に流れ、第一の冷気通路33内に設けられた第一の冷気通路の風向板45によって、製氷皿収納室と第一の冷気通路33間を仕切る製氷皿収納室側壁29cの製氷皿収納室開口に導き、製氷皿27に吹き付けられる。
一方、第二の冷気吹き出し口32から第二の冷気通路34側に導かれた冷気は、第二の冷気通路の風向板44により、通気孔29b側の流れと、第三の冷気通路35側の流れとに振り分けられ、製氷皿収納室、検氷レバー収納室36にそれぞれ流入する。
そして、円弧状部46は、製氷皿収納室側壁29cに形成された製氷皿収納室開口43から製氷皿収納室に入った冷気が、製氷皿27表面(上面及び側面)に効率的に当たるように導く。 製氷フレーム29に組み込まれる電動機構部26は、製氷皿27を捻ることで製氷皿27から離氷させる。 47は温度センサである。この温度センサ47は、製氷皿27内で氷ができたかどうかを検知する温度検知手段であり、円弧状部46の終端付近に設けた冷気取り入れ口48の近くに取り付けられている。
円弧状部46は、製氷フレーム29上面から製氷皿27に近づくように湾曲しており、冷気取り入れ口48は製氷皿27に近い位置の円弧状部46終端付近に設けている。これにより、温度センサ47の検知温度は、製氷皿27内の水温に近いものとなり、より正確な製氷制御となる。
製氷皿27内の水は、所定時間冷却すると氷になる。冷気取り入れ口48から温度センサ47側に入る冷気温度は、水の冷却に伴い低くなる。そして、この冷気温度が例えば−10℃以下になって一定時間経過後、製氷完了と制御基板で判断して、製氷皿27を回動し離氷動作を行うように制御する。
自動製氷機における給水、製氷、離氷は、次のようにして行われる。貯水タンク24内の水は、ポンプ(図示せず)等によって一定量、製氷皿27に給水する。給水された製氷皿27内の水の温度は、給水直後は冷蔵室6内の温度と同じであるが、第一の冷気通路33、第二の冷気通路34を通して送風される冷気により冷却され、所定時間経過後氷となる。その間、温度センサ47は、冷気取り入れ口48からの冷気温度を検知して、制御基板(図示せず)に信号を送る。
製氷温度(水から氷への状態変化の温度)で一定時間経過した後、制御基板は電動機構部26を動作させる。電動機構部26が動作すると、まず検氷レバー28が動作し、製氷室容器30内が満氷になっているかどうかを検知する。製氷室容器30内が満氷の場合には離氷を行うことなく製氷皿27は待機するが、満氷でない場合には製氷皿27を製氷位置から離氷位置まで回動し、ひねり動作を行い、製氷皿27内の氷を製氷室容器30内に落下させる。
この後、製氷皿27は製氷位置に戻り、貯水タンク24から給水を受けて再度製氷を行う。この動作を繰り返すことで、製氷室容器30内に氷を確保する。
製氷室扉10開閉時に検氷レバー28に成長した霜は、第三の冷気通路35から検氷レバー収納室36内に吹き出される冷気により昇華され、検氷レバー28には霜がない状態を維持する。
以下、本実施形態に係る製氷室容器30の構造について図6〜図8を用いて説明する。図6に示すように、製氷室14内の下方に配置される製氷室容器30は、自動製氷機25で生成された氷を貯める貯氷部である貯氷区画30aと、この貯氷区画30aとは別に、自動製氷機で生成された氷以外の物を収納する収納部としての小物収納区画30bを有している。
このように、製氷室容器30に貯氷部と収納部とを別々に形成することで、従来は自動製氷機25で生成した氷しか収納できなかった製氷室容器に対して、自動製氷機で生成した氷以外の市販の氷や、小さな冷蔵食品等も収納可能となる。
また、貯氷区画30aと小物収納区画30bとは、製氷室容器30の底面から上方へ延びる隔壁30cにより仕切られている。なお、本実施形態に係る隔壁30cは、貯氷区画30aおよび小物収納区画30bとともに、製氷室容器30として一体に形成しているため、組み立て工程の省略により生産効率が高まるだけでなく、製氷室容器30全体としての剛性も高まる利点がある。
さらに本実施形態では、隔壁30cの上端よりも高い天面30d1を形成して小物収納区画30bを覆う蓋体30dが、製氷室容器30に取り付けられている。この蓋体30dにより、小物収納区画30b内に収納可能な小物の高さを利用者に分かり易く知らせることが可能となる。この製氷室容器30の後側壁面には、製氷室容器30の背面への落下を防止するため、貯氷区画30a側の隔壁30cよりも高い後壁30b1が図6に示すように形成されている。
また、蓋体30dは、製氷室容器30に対して水平方向に摺動可能となっている。仮に図8のように蓋体30dを開けたまま製氷室扉10を閉じた場合でも、仕切部材17に設けられた凸部に突き当たることで、蓋体30dが閉じる。ただし、蓋体30dは製氷室容器30から取外せないようにすることが望ましい。そして、製氷室扉10を冷蔵庫本体1から取り外さなくても、蓋体30dを装着したまま製氷室容器30ごと取り出すことが可能となっている。
ここで、図7のように製氷室扉10を閉じた状態において、自動製氷機25の鉛直投影は貯氷区画30a内に位置し、自動製氷機25の鉛直投影は小物収納区画30bや隔壁30cとは重ならないように構成されている。そして、隔壁30cの上端は、自動製氷機25の下端よりも低く、蓋体30dの天面は、自動製氷機25の下端よりも高い。したがって、自動製氷機25の下方の領域には収納できない高さの物であっても、小物収納区画30b内に収納することが可能となっている。なお、蓋体30dの前側の上面30d2は、蓋体30dの後側の上面よりも高く形成されているため、蓋体30dを開閉させる操作が容易である。
次に、小物収納区画30b内の冷却方法について説明する。まず、通気孔29bから製氷皿収納室内に流入した冷気によって、製氷皿27が冷却され製氷を行う。このときの冷気は、自動製氷機25から流出し、蓋体30dに接触して蓋体30dを冷却することで、間接的に小物収納区画30b内を冷却する。これにより、自動製氷機25とは別に小物収納区画30bへ冷気を直接供給する通気孔を設けなくて済み、冷気の分配による製氷皿27への冷気吐出量の減少を防ぐことが可能となり、製氷性能も維持できる。また、蓋体30dで小物収納区画30bを覆うことにより、冷やされた小物収納区画30b内の空気を外へ逃がさないようにもできる。
図9は、第2の実施形態に係る蓋体30dを示す図である。本実施形態における蓋体30dには冷気導入孔30d3が複数設けられており、この冷気導入孔30d3から小物収納区画30b内に冷気が流入可能となっている。つまり、自動製氷機25内を経由した冷気を、蓋体30d内の空間を冷却するために再利用できる。なお、冷気導入孔30d3は、冷気を導き易くするために、蓋体30dの後側に設けるのが望ましい。
図10は、第3の実施形態に係る製氷室容器30を示す図である。本実施形態における隔壁30cには、冷気導入孔30eが複数設けられており、この冷気導入孔30eから小物収納区画30b内に冷気が流入可能となっている。
図11は、第4の実施形態に係る隔壁30fを示す図である。本実施形態に係る隔壁30fは、製氷室容器30とは別体として着脱可能に取付けられている。具体的には、製氷室容器30の底面や側面に凹部(溝部)を形成し、この凹部に対して隔壁30fの底面や側面の凸部を嵌合させることで係着される。このように隔壁30fを別体とすることにより、共通の隔壁30fを用いて異なる幅寸法の製氷室容器30を実現することも容易となり、汎用性が高まる利点がある。なお、製氷室容器30と隔壁30fに設けられる凹凸は、互いに逆であっても構わない。
また、蓋体30dを設ける代わりに、自動製氷機25の小物収納区画30b側端に、下方へ延びるガードを設けることにより、小物収納区画30b内の食品等が貯氷区画30a内へ流れ込むのを防止しても良い。
1 冷蔵庫本体
2 外箱
3 内箱
4 断熱材
5 圧縮機(図示せず)
6 冷蔵室
7 下段冷凍室
7a 上段冷凍室(図示せず)
8 野菜室
9 冷蔵室扉
10 製氷室扉
11 上段冷凍室扉
12 下段冷凍室扉
13 野菜室扉
14 製氷室
14a 製氷室の上壁
15 冷蔵室扉のヒンジ
16 冷却器室
17 冷凍室背面仕切り部材
18 冷却器
19 除霜ヒーター
20 送風機
21 ダンパ
22 断熱仕切壁(冷蔵室側)
23 断熱仕切壁(野菜室側)
24 貯水タンク
25 自動製氷機
26 電動機構部
26a 駆動軸
27 製氷皿
28 検氷レバー
28a 検氷レバー支点
29 製氷フレーム
29a 冷気通路
29b 通気孔
29c 製氷皿収納室側壁
29d 検氷レバー収納室側壁
30 製氷室容器
30a 貯氷区画
30b 小物収納区画
30c 隔壁(容器一体型)
30d 蓋体
30d1 蓋体天面
30d2 蓋体天面(最上部)
30d3 冷気導入孔(蓋体)
30e 冷気導入孔(隔壁)
30f 隔壁(着脱式)
31 第一の冷気吹き出し口
32 第二の冷気吹き出し口
33 第一の冷気通路
34 第二の冷気通路
35 第三の冷気通路
36 検氷レバー収納室
37 検氷レバー収納室開口
39 製氷皿収納室
43 製氷皿収納室開口
44 第二の冷気通路の風向板
45 第一の冷気通路の風向板
46 円弧状部
47 温度センサ
48 冷気取り入れ口

Claims (2)

  1. 引出式の製氷室内に配置され、電動機構部で製氷皿を回動することにより前記製氷皿内の氷を落下させる自動製氷機と、前記製氷室内の下方に配置された製氷室容器とを備えた冷蔵庫において、前記製氷室容器は、前記自動製氷機で生成された氷を貯める貯氷区画と、該貯氷区画とは別に、前記自動製氷機で生成された氷以外の物を収納する収納区画とを有し、
    前記収納区画を覆う蓋体が、前記収納区画に取り付けられており前記貯氷区画には取り付けられておらず
    前記蓋体は、前記製氷室容器に対して前後方向に摺動可能で、
    前記蓋体の前側の上面は、前記蓋体の後側の上面よりも高く形成されていることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記自動製氷機の鉛直投影領域の外側に前記収納区画の全部が存在し、
    前記自動製氷機から流出した冷気が前記蓋体に接触し、
    前記蓋体の天面の一部または全部は、前記自動製氷機の下端よりも高く形成されており、前記自動製氷機の下方の領域には収納できない高さの物を収納できることを特徴とする、請求項1に記載の冷蔵庫。
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