JP2006125804A - 断熱箱体及び冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】コストを上げることなく簡便に断熱性能を向上させた真空断熱材を、効果的に配置して断熱効果の向上を図ることができる断熱箱体及び冷蔵庫を提供する。
【解決手段】冷蔵庫本体14は、外箱15と内箱16間に真空断熱材42、43を備えた断熱箱体から成り、真空断熱材42にゲッター剤46を簡便に封入することにより断熱性能の良い真空断熱材46を形成し、断熱箱体内に真空断熱材42と真空断熱材43を効果的に使い分けることにより断熱性能を向上させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、外箱と内箱の間に真空断熱材を備えた断熱箱体及び冷蔵庫に関するものである。
近年、断熱箱体及び冷蔵庫は省エネルギー化を狙いとしてとして、断熱壁面の断熱性能をあげるために、高断熱性能を有する真空断熱材を多く用いられている。更に真空断熱材の被覆面積を増やすために正方形或いは長方形の板状体にこだわらず、断熱箱体の内箱に近似させた異形の真空断熱材を用いたものがある(例えば、特許文献1参照)。
図6は、特許文献1に記載された従来の冷蔵庫を示すものである。図6に示すように、冷蔵庫1と外箱2と内箱3とポリウレタン断熱材4と冷凍室5と機械室7と真空断熱材12とから構成されている。
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作を説明する。
まず、冷蔵庫1は、外箱2と内箱3間に発泡ポリウレタン断熱材4を現状発泡方式により充填してなる断熱箱体6により構成されており、略中央部に設けられた仕切板13により上下に区画され、最下段に冷凍室5を構成している。一方、断熱箱体6の後部外側の底部に機械室7を構成しており、底部側方は階段状に立ち上がる形状をしている。また、真空断熱材12は、底部側方の形状に近似するように形成され断熱壁内に配設され、断熱効果を向上している。
特開平10−205988号公報
しかしながら、上記従来の構成では、すでに断熱箱体6の断熱壁面に可能な限り真空断熱材12を配置しているので断熱性能を向上させるためには、真空断熱材12の厚みを厚くしたり、芯材を変更することが考えられるが、これらは真空断熱材を製造するための設備の増設、材料の性能向上など費用がかかるものであり、同一形状、同一芯材の真空断熱材を用いる場合に比べ、これ以上性能を上げるには真空断熱材のコストがかかるといった課題があった。また、真空断熱材の種類を全数変更せずに、部分的に変更する場合は真空断熱材を切り替える負荷が発生するため、真空断熱材の原価があがるといった課題があった。
また、冷蔵庫に取り付ける製造工程においても、真空断熱材12の厚みを変更すると取り付け治具などの寸法規制の変更、保管スペースや保管設備の増設等が必要になるといった課題があった。また、厚みや芯材を変更すると真空断熱材の重量や堅さが変わるため冷蔵庫に接着するための接着材の見直しなども必要になるといった課題があった。更に、冷蔵庫の断熱壁の場所によって異なる真空断熱材を貼り付ける場合、それぞれで切り換える負荷が発生するといった課題もあった。
また、真空断熱材は重量の重い物質であるため、厚みを増加すると冷蔵庫全体が重くなり、製造上や運搬上に支障をきたすといった課題があった。
また、断熱壁の構造によっては,断熱壁の厚みが薄い、断熱壁の中に配線が埋設されているなど真空断熱材の厚みを厚くすることができないといった課題があった。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、同一芯材、同一外被材からなる同一仕様で、安価なゲッター剤を簡単に封入することによる断熱性能の良い真空断熱材の使い分けにおいて、製造過程全体を通じた冷蔵庫のコスト、冷蔵庫の重量を上げることなく断熱効果の向上を図ることができる冷蔵庫を提供することを目的とする。
尚、本発明は、冷蔵庫だけに制限されず、自動販売機、ショーケースなども含めた一般的な断熱箱体に適応できるものである。
上記従来の課題を解決するために、本発明の断熱箱体は、外箱と内箱間に少なくとも2つ以上の真空断熱材において、前記真空断熱材を構成する同一芯材と同一外被材からなる真空断熱材に、ゲッター剤を封入することにより厚みや芯材の種類を変えることなく断熱性能を良くし、断熱性能を使い分けようとしたものである。これによって、同一仕様の真空断熱材を利用して断熱箱体の断熱性能を向上することができるので厚さ違い、芯材の材料違いによる製造上のコストを抑えることができる。
また、本発明の冷蔵庫は、前記断熱箱体と、冷却システムから構成されるものであり、冷蔵庫の低温室、機械室、冷却室、基板室、放熱パイプを配設した箇所など断熱効果の強化が必要な部分に同一仕様で断熱性能の良い真空断熱材を使い分けようとしたものである。これにより、製造工程を換えることなく、断熱性能が上げることができるためにコストを抑えることができる。
本発明の断熱箱体及び冷蔵庫は、真空断熱材の厚み、芯材の種類を変えることなく断熱効果の高い箇所に断熱性能の良い真空断熱材を使い分けることにより、断熱効率を向上できる。
請求項1に記載の発明は、外箱と内箱間に同一芯材と同一外被材とからなる少なくとも2つ以上の真空断熱材を備え、前記真空断熱材に封入したゲッター剤の有無により断熱性能を使い分けることにより、厚みや芯材の種類を変えることなく同一仕様の真空断熱材を用いて断熱箱体の構成ができるので、厚さ違い、芯材の材料違いによる製造上の負荷を増やすことなくコストを上げずに断熱性能を向上することができる。また、冷蔵庫に取り付ける製造工程においても、真空断熱材の厚みが変わらないので取り付け治具などの寸法規制の変更、保管スペースや保管設備の増設等を行うことなく断熱性能を向上することができる。また、厚みや芯材の材料が変わらないので真空断熱材の重量や堅さが変わらず冷蔵庫に接着する接着材の見直しなどの必要もなく現状の設備をそのまま利用できる。更に、冷蔵庫の断熱壁の場所によって異なる断熱性能の真空断熱材が必要であっても、互いの真空断熱材の仕様が同じであるため製造設備の切り換え負荷が発生しない。また、真空断熱材は重量の思い物質であるが、厚みを変更しないので冷蔵庫が重くなることもなく、製造上や運搬上に支障をきたすこともない。また、断熱壁の構造によっては,断熱性能の向上が必要であっても、断熱壁の厚みが薄くなっていたり、断熱壁の中に配線が埋設されているなど真空断熱材の厚みを厚くすることができない箇所でも、厚みを同じで断熱性能をあげることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明において、少なくとも2つの真空断熱材は大きさが異なっており、大きい方の真空断熱材にゲッター剤を封入したものであり、仕様を変えることなく断熱面積の大きい箇所の断熱性能を向上できるので、製造工程を変えずより断熱効果の高い断熱箱体をつくることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、少なくとも2つの異なる温度帯からなる複数の貯蔵室と、前記複数の貯蔵室の外箱と内箱間にそれぞれ真空断熱材を備え、前記複数の貯蔵室のうち外気温との温度差がより大きい貯蔵室の断熱壁にゲッター剤を封入した真空断熱材を用いることにより、仕様を変えることなく貯蔵室内外の温度差が大きい部位の断熱性能を向上できるので、製造工程を変えず、より断熱効果の高い断熱箱体をつくることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の断熱箱体と、貯蔵室を冷却する冷却システムとからなり、前記断熱箱体の外箱と内箱間にゲッター剤の有無により断熱性能を使い分けた真空断熱材を用いることにより、任意の断熱壁の断熱効果を向上できるので、製造工程を変えずより断熱効果の高い冷蔵庫を作ることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、貯蔵室を冷却する圧縮機を有する冷却システムと、前記圧縮機を設けた機械室とからなり、前記断熱箱体の外箱と内箱間に少なくとも2つ以上の真空断熱材とを備え、前記機械室の断熱壁にゲッター剤を封入した真空断熱材を用いることにより、高温の圧縮機を配設する機械室周りの断熱効果を向上できるので、製造工程を変えずより断熱効果の高い冷蔵庫を作ることができる。
請求項6に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、貯蔵室を冷却する冷却器を有する冷却システムと、前記冷却器を設けた冷却室とからなり、断熱箱体の外箱と内箱間に少なくとも2つ以上の真空断熱材とを備え、前記冷却室の断熱壁にゲッター剤を封入した断熱性能の良い真空断熱材を用いることにより、低温の冷却室周りの断熱効果を向上できるので、製造工程を変えずより断熱効果の高い冷蔵庫を作ることができる。
請求項7に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、少なくとも2つの異なる温度帯に冷却する冷却システムと、2つの異なる温度が冷凍と冷蔵であり、断熱箱体の外箱と内箱間に真空断熱材とを備え、前記冷凍室周囲の断熱壁にゲッター剤を封入した真空断熱材を用いることにより、庫内外の温度差の大きい低温側の断熱効果を向上できるので、製造工程を変えずより断熱効果の高い冷蔵庫を作ることができる。
請求項8に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、冷却システムを制御する制御基板を有する制御室と、断熱箱体の外箱と内箱間に少なくとも2つ以上の真空断熱材とを備え、前記基板室の断熱壁にゲッター剤を封入した真空断熱材を用いることにより、制御基板からの放熱で雰囲気温度が高い断熱壁の断熱性能を向上できるので製造工程を変えずより断熱効果の高い冷蔵庫をつくることができる。
請求項9に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、断熱箱体の外箱の内側に配設した冷却システムの放熱パイプと、前記断熱箱体の外箱と内箱間に真空断熱材とを備え、前記放熱パイプを配設した断熱壁にゲッター剤を封入した真空断熱材を用いることにより、放熱パイプで温度が上昇した部位の断熱性能を引き上げることができ、製造工程をかえずとも断熱効果の高い冷蔵庫を低コストで提供することができる。
請求項10に記載の発明は、請求項4から9のいずれか一項に記載の発明において、冷蔵庫の冷媒を可燃性自然冷媒としたものであり、本発明における冷蔵庫は同一仕様の真空断熱材を効率よく配置することで低吸熱量の箱体が形成できるので、冷却システムの冷却量を低減できるので、圧縮機を小型化できる。また、蒸発能力も低減でき冷却器の小型化が図れる。或いは、放熱能力も低減できるので放熱パイプの長さを削減することができる。これにより、冷却システムのシステムボリュームを小さくすることができるので封入された冷媒量を削減することができ、冷媒漏洩時における安全性を高めることが可能な冷蔵庫を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明するが、従来例または先に説明した実施の形態と同一構成については同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における冷蔵庫の縦断面図である。図2は、同実施の形態における冷蔵庫の縦断面図である。図3は、同実施の形態における冷蔵庫の冷凍サイクル配管の透視図である。図4、5は、同実施の形態における真空断熱材の断面図である。
図1から図5において、冷蔵庫本体14は、外箱15と内箱16間に充填された発泡ウレタン材17により形成された断熱箱体18からなり、上から冷蔵室19、製氷室20、低温室21、野菜室22、冷凍室23を区画形成しており、製氷室20と低温室21は横に並んでいる。低温室21は、温度コントロールができる切替室であってもかまわない。扉24は冷蔵室19の前面開口部にヒンジによって取り付けられた回転式扉、扉25は製氷室20に取り付けられた引き出し式扉、扉26は低温室21に取り付けられた引き出し扉、扉27は野菜室22の前面開口部に取り付けた引き出し式扉、扉28は冷凍室23に取り付けられた引き出し式扉である。
冷却器29は冷却システム30の部品であり、冷蔵庫本体14の後方に設けた冷却室31に備えられている。送風機32は冷却器29の上方で冷却室31に設けた強制通風用の部品、風路制御手段33は低温室21と野菜室22の後方に設けた手段であり、内部に冷蔵室19、低温室21および野菜室22への冷気供給量を調整するダンパー(図示せず)を備えている。冷却器29で冷却された冷気は送風機32、風路制御手段33によって前記各室に送風される。
圧縮機34は冷却システム30の部品で、放熱パイプ35を担うインナコンデンサ36、キャピラリチューブ37と一緒に冷却システム30に構成されている。圧縮機34は、冷蔵庫の外側の背面後方に設けた機械室38に備えられており、冷却システム30内に冷媒39を循環させる駆動源となる為、冷媒の圧縮熱が連続的に発生する為高温に発熱する。なお、本実施の形態の図では下方に位置しているが、冷蔵庫上方に位置していてもかまわない。
インナコンデンサ30は、冷蔵庫本体14の側面、天面、背面の断熱壁内部に配設しており、圧縮機34から循環された高温の冷媒39を冷却器29まで流す経路になっている。
制御基板40は、冷蔵庫本体14に配分された、冷蔵室19、製氷室20、切替室21、野菜室22、冷凍室23の温度を制御するためのものであり、制御室41に配設している。制御基板40は、インバーターなどの冷却システム制御や、自動製氷機の離氷制御など、制御能力負荷が増えるほどに大きくなり、発熱量も増加するものである。
真空断熱材42,43は、冷蔵庫本体14の外箱15と内箱16の間に充填された発泡ウレタン材17の中に埋設している。
真空断熱材42において、芯材44にシート状グラスウール集合体、45は外被材を表している。
真空断熱材43において、真空断熱材42と同一の芯材44にシート状グラスウール集合体と外被材45を使用しており、内部にゲッター剤46を封入している。
真空断熱材42の断熱性能は、0.0020W/mKであり、一方真空断熱材43の断熱性能は、0.0015W/mKである。このようにゲッター剤46を封入した真空断熱材43は、同一材料のシート状グラスウール集合体でできた芯材44、外被材45を用いた厚さ、形状が同じ仕様であっても簡便に断熱性能を良くすることができる。
この断熱性能の良い真空断熱材43は、使用面積の大きい側面、機械室周囲の断熱壁、基板室に隣接した断熱壁、冷却室に隣接した断熱壁に備えられている。
また本実施の冷蔵庫において冷却器29や圧縮機34等で形成される冷却システム30中を流れる冷媒39は可燃性自然冷媒のイソブタンを用いている。
冷却システム30を構成する圧縮機34、インナコンデンサ36、キャピラリチューブ37、冷却器29の運転、および送風機32、風路制御手段33により、冷蔵室19、野菜室22は冷蔵温度帯である通常凍らない温度を加減に1〜5℃程度に設定され、低温室21、および冷凍室23は冷蔵温度帯よりも低い温度帯の冷凍温度帯である−30℃からー10℃程度に設定され、それぞれ所定の温度に冷却される。
機械室38は、冷却システム30内を循環する冷媒39を突出するために運転している圧縮機34の発熱により常温よりも高温となっている。
冷却室31は、冷蔵室19、製氷室20、切替室21、野菜室22、冷凍室23の庫内を所定の温度に冷却するために冷却器29で熱交換をおこなっているため、各室の温度に比べ低温となっている。
機械室38から突出した冷媒39は、インナコンデンサ36内を循環するため、インナコンデンサ36の温度は外気温に比べ高温となる。
制御室41は、冷蔵室19、製氷室20、切替室21、野菜室22、冷凍室23を適切な温度に冷やすために制御している制御基板40のコンデンサ等の発熱により常温よりも高温となっている。また、自動製氷機能やインバーター機能などの冷蔵庫の機能が高負荷になればなるほど、制御基板も複雑になり高温になっていく。
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作、作用を説明する。
真空断熱材43に封入したゲッター剤46は、芯材44の脱水、脱ガス効果を高め、信頼性を向上することにより断熱性能を良くしている。
また、真空断熱材42の仕様にゲッター剤46を封入するだけの作業のため簡便に断熱性能を良くすることができる。
また、冷蔵庫本体14の側面に配設した真空断熱材43は面積が大きく断熱効果を高くすることができる。なお、冷蔵庫本体14の側面に配設した真空断熱材43は、機械室38の傾斜に従い、平板の一部を切り取った異形でも問題はない。
また、冷凍室23の断熱壁、例えば底面の部分は、庫内外の温度差が大きいため断熱効果の高い真空断熱材43を配設すると、断熱効果を高くすることができる。
また、機械室38に隣接した断熱壁に断熱効果の高い真空断熱材43を配設すると庫内外の温度差が高いので断熱効果を向上することができる。
冷凍室23の底面と機械室38の斜面の断熱壁は、底面と斜面を繋ぐ、折り曲げた真空断熱材43を適用してもかまわない。
また、冷却室31に隣接した断熱壁に断熱効果の高い真空断熱材43を配設すると庫内外の温度差が高いため断熱効果を向上することができる。
また、制御室41に隣接した断熱壁に断熱効果の高い真空断熱材43を配設すると庫内外の温度差が高いので断熱効果を向上することができる。
また、インナコンデンサを配設している断熱壁は、冷蔵庫の運転中はインナコンデンサ温度が上がり庫内外の温度差が大きくなるため、真空断熱材43を配設すると断熱効果を向上することができる。
また、本実施の冷蔵庫の冷媒は可燃性自然冷媒を使用しているが、機械室周り、側面に配設している大きい真空断熱材は、断熱性能の良い真空断熱材を使用しているため、冷蔵庫の断熱性能が向上するため、低吸熱量の箱体が構成さえる。そのため、冷却システムの冷却量を低減できるので、圧縮機を小型化できる。また、蒸発能力も低減でき冷却器の小型化が図れる。或いは、放熱能力も低減できるので放熱パイプの長さを削減することができる。これにより、冷却システムのシステムボリュームが小さくなり冷媒量を削減することができる。従って、冷媒量が削減されるので、冷媒漏洩時における安全性が高い。さらに地球温暖化に対する影響が小さい自然冷媒を使用することは、地球環境にも配慮することにもなる。
なお、本実施の形態では、冷蔵庫の冷凍サイクルを流れる冷媒は可燃性自然冷媒であるイソブタンとしたが、HFC134a等のフロン冷媒であっても構わない。
以上のように、本発明にかかる断熱箱体及び冷蔵庫は、真空断熱材の厚み、芯材の材料、形状を変えることなく安価なゲッター剤の封入により簡単に断熱性能を高め、使い分けることができるので、製造工程を変更する必要がなく低コストで断熱性能を向上できる。これは、冷蔵庫だけではなく、自動販売機、ショーケースなどのほかの用途の断熱箱体にも適用できる。
本発明の実施の形態1における冷蔵庫の縦断面図 同実施の形態の冷蔵庫の縦断面図 同実施の形態の冷蔵庫の冷凍サイクル配管の透視図 同実施の形態の真空断熱材の断面図 同実施の形態の真空断熱材の断面図 従来の冷蔵庫の縦断面図
符号の説明
14 冷蔵庫本体
15 外箱
16 内箱
18 断熱箱体
19 冷蔵室(貯蔵室)
23 冷凍室(貯蔵室)
29 冷却器
30 冷却システム
31 冷却室
34 圧縮機
35 放熱パイプ
38 機械室
40 制御基板
41 制御室
42,43 真空断熱材
44 芯材
45 外被材
46 ゲッター剤

Claims (10)

  1. 外箱と内箱間に同一芯材と同一外被材とからなる少なくとも2つ以上の真空断熱材を備え、前記真空断熱材に封入して断熱性能を良くするゲッター剤の有無により断熱性能を使い分ける断熱箱体。
  2. 少なくとも2つの真空断熱材は大きさが異なっており、前記真空断熱材のうち大きい方にゲッター剤を封入した真空断熱材を用いる請求項1に記載の断熱箱体。
  3. 少なくとも2つの異なる温度帯からなる複数の貯蔵室と、前記複数の貯蔵室の外箱と内箱間にそれぞれ真空断熱材を備え、前記複数の貯蔵室のうち外気温との温度差がより大きい貯蔵室の断熱壁にゲッター剤を封入した真空断熱材を用いる請求項1に記載の断熱箱体。
  4. 請求項1に記載の断熱箱体と、貯蔵室を冷却する冷却システムとを有し、前記断熱箱体の外箱と内箱間にゲッター剤の有無により断熱性能を使い分けた真空断熱材を用いることを特徴とする冷蔵庫。
  5. 貯蔵室を冷却する圧縮機を有する冷却システムと、前記圧縮機を設けた機械室とからなり、前記断熱箱体の外箱と内箱間に少なくとも2つ以上の真空断熱材とを備え、前記機械室の断熱壁にゲッター剤を封入した真空断熱材を用いる請求項4に記載の冷蔵庫。
  6. 貯蔵室を冷却する冷却器を有する冷却システムと、前記冷却器を設けた冷却室とからなり、断熱箱体の外箱と内箱間に少なくとも2つ以上の真空断熱材とを備え、前記冷却室の断熱壁にゲッター剤を封入した真空断熱材を用いる請求項4に記載の冷蔵庫。
  7. 少なくとも2つの異なる温度帯に冷却する冷却システムと、前記2つの異なる温度帯が冷凍温度帯と冷蔵温度帯であり、断熱箱体の外箱と内箱間に真空断熱材とを備え、前記冷凍温度帯に設定された冷凍室の周囲の断熱壁にゲッター剤を封入した真空断熱材を用いる請求項4に記載の冷蔵庫。
  8. 冷却システムを制御する制御基板を有する制御室と、断熱箱体の外箱と内箱間に少なくとも2つ以上の真空断熱材とを備え、前記基板室の断熱壁にゲッター剤を封入した真空断熱材を用いる請求項4に記載の冷蔵庫。
  9. 断熱箱体の外箱の内側に配設した冷却システムの放熱パイプと、前記断熱箱体の外箱と内箱間に真空断熱材とを備え、前記放熱パイプを配設した断熱壁にゲッター剤を封入した断熱性能の良い真空断熱材を用いる請求項4に記載の冷蔵庫。
  10. 冷却システムの冷媒を可燃性自然冷媒とすることを特徴とする請求項4から9のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
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