WO2011052227A1 - 情報処理装置、制御方法および制御プログラム - Google Patents

情報処理装置、制御方法および制御プログラム Download PDF

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Abstract

 情報処理装置(1)は、メインCPU(2)とサブCPU(3)を備えている。メインCPU(2)は、タスク処理とアイドル処理のスケジュールを管理する機能を備え、タスク処理を実行しないときのアイドル処理として、メインCPU(2)の消費電力を低減させるスリープ制御を行う。サブCPU(3)は、スリープ制御が実行されている間の経過時間を計測し、スリープ制御が実行されている間に発生する割込みイベントを検知して、割込みイベントが発生した時までの経過時間をメインCPU(2)へ通知する。メインCPU(2)は、その経過時間の通知に応じてスリープ制御を終了させ、スケジュールに経過時間を反映させる。これにより、スリープ制御に起因するタイマのずれを解消することができ、スリープ制御を行った場合でもスケジューラ機能を正しく使うことのできる情報処理装置が提供される。

Description

情報処理装置、制御方法および制御プログラム
 本発明は、メインCPUとサブCPUを備えた情報処理装置に関し、特に、消費電力を低減する技術に関するものである。
 運送業者などが使用する可搬型バッテリ駆動端末装置では、数十時間におよぶ長時間の連続使用がされることも多く、いかに消費電力を低く抑えるかが重要な課題であった。従来、消費電力を低減する方法としては、スリープ制御やドーズ制御が一般に用いられている(例えば、特許文献1参照)。
 ドーズ制御は、メインCPUをドーズ状態(中断再開を想定した「浅い眠り」の状態)にして、所定の復帰予定時間が経過した後、または、復帰予定時間の経過前でも外部からの割込みイベントが発生した時に、CPUを通常電力動作に復帰させるものである。なお、メインCPUがドーズ状態のときの割込みイベントは、サブCPUによって検知される。
 しかしながら、このようなドーズ制御だけでは、なお電力消費が大きく、バッテリ容量にも依存するが、十時間程度の連続使用しか実現することができなかった。とくに、タッチパネル式の端末装置では、大きなサイズのディスプレイへの表示のための電力消費や、ディスプレイのバックライト光源のための電力消費が大きく、ドーズ制御だけでは電力消費の低減が不十分であった。
 一方、スリープ制御は、CPUクロックを停止して、メインCPUをスリープ状態(電源オフに近い「深い眠り」の状態)にするものである。このスリープ制御では、メインCPUの全処理(内部I/Oを含む全処理)を停止させるため、電力消費を大きく低減することができるが、メインCPUをスリープ状態にしてしまうと、CPUクロックまで停止させてしまうので、メインCPUのタイマにずれが発生してしまう。したがって、端末装置がタスクスケジューラ機能やスレッドスケジューラ機能などの処理単位スケジューラ機能(以下、単にスケジューラ機能と呼ぶ)を備えていたとしても、そのスケジューラ機能を正しく使うことができず、スケジューラ機能を利用したアプリケーション(タイマに依存するアプリケーション)を実装することもできなくなる。
 例えば、端末装置のスケジュール機能によって500ミリ秒後に所定のタスク処理を実行するようにスケジュールされたときに、メインCPUがスリープ状態に入ってしまうと、スリープ状態に入っている間、例えば400ミリ秒間はCPUクロックが停止しているので、メインCPUはスリープ状態から復帰してから500ミリ秒後にそのタスク処理を実行することになる。このように、本来であれば、メインCPUがスリープ状態から復帰してから100ミリ秒後にそのタスク処理を実行すべきところ、スリープ制御に起因してメインCPUのタイマにずれが発生してしまい、スケジューラ機能を正しく使うことができなる。
特開2000-92254号公報
 本発明は、上記背景の下でなされたものである。本発明の目的は、スリープ制御に起因するタイマのずれを解消することができ、スリープ制御を行った場合でもスケジューラ機能を正しく使うことのできる情報処理装置を提供することを目的とする。
 本発明の一の態様は、メイン処理部とサブ処理部を備えた情報処理装置である。この情報処理装置において、メイン処理部は、所定のタスク処理を実行するタスク処理部と、タスク処理を実行しないときのアイドル処理として、メイン処理部の消費電力を低減させるスリープ制御を行うアイドル処理部と、タスク処理とアイドル処理のスケジュールを管理するスケジューラ部と、を備え、サブ処理部は、アイドル処理が実行されている間の経過時間を計測する計時部と、アイドル処理が実行されている間に発生する割込みイベントが発生した時までの経過時間をメイン処理部へ通知する経過時間通知部と、を備え、アイドル処理部は、経過時間の通知に応じてスリープ制御を終了させ、スケジューラ部は、経過時間をスケジュールに反映させる。
 本発明の別の態様は、メイン処理部とサブ処理部を備えた情報処理装置の制御方法である。この制御方法において、メイン処理部は、タスク処理とアイドル処理のスケジュールを管理し、タスク処理を実行しないときのアイドル処理として、メイン処理部の消費電力を低減させるスリープ制御を行い、サブ処理部は、アイドル処理が実行されている間の経過時間を計測し、アイドル処理が実行されている間に発生する割込みイベントが発生した時までの経過時間をメイン処理部へ通知し、メイン処理部は、経過時間の通知に応じてスリープ制御を終了させ、経過時間をスケジュールに反映させる。
 本発明の別の態様は、メイン処理部とサブ処理部を備えた情報処理装置のための制御プログラムである。この制御プログラムは、記メイン処理部に、タスク処理とアイドル処理のスケジュールを管理する処理と、タスク処理を実行しないときのアイドル処理として、メイン処理部の消費電力を低減させるスリープ制御を行う処理と、サブ処理部から、アイドル処理が実行されている間の経過時間であってアイドル処理が実行されている間に割込みイベントが発生した時までの経過時間を受け取る処理と、経過時間の通知に応じてスリープ制御を終了させる処理と、経過時間をスケジュールに反映させる処理と、を実行させる。
 本発明の別の態様は、メイン処理部とサブ処理部を備えた情報処理装置のための制御プログラムである。メイン処理部では、タスク処理とアイドル処理のスケジュールを管理する処理と、タスク処理を実行しないときのアイドル処理としてメイン処理部の消費電力を低減させるスリープ制御を行う処理と、が実行されている。この制御プログラムは、サブ処理部に、アイドル処理が実行されている間の経過時間を計測する処理と、アイドル処理が実行されている間に発生する割込みイベントを検知する処理と、割込みイベントが発生した時までの経過時間であって、スリープ制御を終了させかつスケジュールに反映されるべき経過時間を、メイン処理部へ通知する処理と、を実行させる。
 以下に説明するように、本発明には他の態様が存在する。したがって、この発明の開示は、本発明の一部の態様の提供を意図しており、ここで記述され請求される発明の範囲を制限することは意図していない。
図1は、本発明の実施の形態における情報処理装置の構成を示すブロック図 図2は、情報処理装置のメインCPUとサブCPUの機能の説明図 図3は、本発明の実施の形態における情報処理装置の動作の説明図 図4は、情報処理装置におけるアイドル処理の流れを示すフロー図
 以下に本発明の詳細な説明を述べる。ただし、以下の詳細な説明と添付の図面は発明を限定するものではない。
 本発明の情報処理装置は、メイン処理部とサブ処理部を備えた情報処理装置において、メイン処理部は、所定のタスク処理を実行するタスク処理部と、タスク処理を実行しないときのアイドル処理として、メイン処理部の消費電力を低減させるスリープ制御を行うアイドル処理部と、タスク処理とアイドル処理のスケジュールを管理するスケジューラ部と、を備え、サブ処理部は、アイドル処理が実行されている間の経過時間を計測する計時部と、アイドル処理が実行されている間に発生する割込みイベントが発生した時までの経過時間をメイン処理部へ通知する経過時間通知部と、を備え、アイドル処理部は、経過時間の通知に応じてスリープ制御を終了させ、スケジューラ部は、経過時間をスケジュールに反映させる構成を有している。
 この構成により、メイン処理部でタスク処理が実行されていないときのアイドル処理としてスリープ制御が行われ、消費電力を大きく削減することができる。この場合、サブ処理部では、アイドル処理が実行されている間の経過時間が計測され、アイドル処理が実行されている間に割込みイベントが発生した場合には、その割込みイベントが発生した時までの経過時間がメイン処理部に通知される。そして、メイン処理部は、この経過時間を受け取るとスリープ制御を終了させ、その経過時間をスケジュールに反映させる。したがって、スリープ制御に起因するタイマのずれを解消することができ、スリープ制御を行った場合でもスケジューラ機能を正しく使うことができる。
 また、本発明の情報処理装置では、アイドル処理部は、前のタスク処理の終了時間から次のタスク処理の開始時間までのアイドル時間が所定の基準時間より長い場合には、アイドル処理としてスリープ制御を行い、アイドル時間が基準時間より短い場合には、スリープ制御に比べてメイン処理部の消費電力を低減させる割合の小さいドーズ制御を行う構成を有してよい。
 この構成により、アイドル時間の長さに基づいて、スリープ制御とドーズ制御の適切な切り替えが行われる。すなわち、アイドル時間が長い場合にはスリープ制御が行われ、消費電力を大きく削減することができ、一方、アイドル時間が短い場合にはドーズ制御が行われる。ドーズ制御では、スリープ制御に比べて消費電力を削減できる割合は小さくなるものの、短時間で通常動作に復帰することができるので、次のタスク処理に素早く対応することができる。
 また、本発明の情報処理装置では、サブ処理部は、タッチパネルでタッチ操作が行われた時間の長さに基づいて、タッチ操作による入力が誤入力であるか否かを判定する判定部を備えた構成を有してよい。
 この構成により、タッチパネルでタッチ操作が行われた時間の長さに基づいて、そのタッチ操作による入力か誤入力であるか否かを判定することができる。例えば、誤って連続したタッチ操作をしてしまった場合には、タッチ操作が行われる時間の長さが非常に長くなり、また誤って短時間に繰り返しタッチ操作(チャッタリング)をしてしまった場合には、タッチ操作が行われる時間の長さが非常に短くなるので、そのタッチ操作による入力か誤入力であると判定することができる。
 また、本発明の情報処理装置では、アイドル処理部は、入力されたデータを無線通信で送信する無線通信部に対してスリープ制御を行う構成を有してよい。
 この構成により、無線通信部に対してスリープ制御が行われる。入力データを無線通信で送信する無線通信部は消費電力が大きく、スリープ制御による消費電力削減の効果が大きい。
 本発明の方法は、メイン処理部とサブ処理部を備えた情報処理装置の制御方法であって、メイン処理部は、タスク処理とアイドル処理のスケジュールを管理し、タスク処理を実行しないときのアイドル処理として、メイン処理部の消費電力を低減させるスリープ制御を行い、サブ処理部は、アイドル処理が実行されている間の経過時間を計測し、アイドル処理が実行されている間に発生する割込みイベントが発生した時までの経過時間をメイン処理部へ通知し、メイン処理部は、経過時間の通知に応じてスリープ制御を終了させ、経過時間をスケジュールに反映させる。
 この方法によっても、上記の装置と同様に、スリープ制御に起因するタイマのずれを解消することができ、スリープ制御を行った場合でもスケジューラ機能を正しく使うことができる。
 本発明の方法では、メイン処理部は、前のタスク処理の終了時間から次のタスク処理の開始時間までのアイドル時間が所定の基準時間より長い場合には、アイドル処理としてスリープ制御を行い、アイドル時間が基準時間より短い場合には、スリープ制御に比べてメイン処理部の消費電力を低減させる割合の小さいドーズ制御を行ってよい。
 この方法によっても、上記の装置と同様に、アイドル時間の長さに基づいて、スリープ制御とドーズ制御の適切な切り替えを行うことができる。
 本発明のプログラムは、メイン処理部とサブ処理部を備えた情報処理装置のための制御プログラムであって、メイン処理部に、タスク処理とアイドル処理のスケジュールを管理する処理と、タスク処理を実行しないときのアイドル処理として、メイン処理部の消費電力を低減させるスリープ制御を行う処理と、サブ処理部から、アイドル処理が実行されている間の経過時間であってアイドル処理が実行されている間に割込みイベントが発生した時までの経過時間を受け取る処理と、経過時間の通知に応じてスリープ制御を終了させる処理と、経過時間をスケジュールに反映させる処理と、を実行させる。
 このプログラムによっても、上記の装置と同様に、スリープ制御に起因するタイマのずれを解消することができ、スリープ制御を行った場合でもスケジューラ機能を正しく使うことができる。
 本発明のプログラムは、メイン処理部とサブ処理部を備えた情報処理装置のための制御プログラムであって、メイン処理部では、タスク処理とアイドル処理のスケジュールを管理する処理と、タスク処理を実行しないときのアイドル処理としてメイン処理部の消費電力を低減させるスリープ制御を行う処理と、が実行されており、サブ処理部に、アイドル処理が実行されている間の経過時間を計測する処理と、アイドル処理が実行されている間に発生する割込みイベントを検知する処理と、割込みイベントが発生した時までの経過時間であって、スリープ制御を終了させかつスケジュールに反映されるべき経過時間を、メイン処理部へ通知する処理と、を実行させる。
 このプログラムによっても、上記の装置と同様に、スリープ制御に起因するタイマのずれを解消することができ、スリープ制御を行った場合でもスケジューラ機能を正しく使うことができる。
 本発明は、アイドル処理が実行されている間の経過時間がスケジュールに反映されるので、スリープ制御に起因するタイマのずれを解消することができ、スリープ制御を行った場合でもスケジューラ機能を正しく使うことができる。
 以下、本発明の実施の形態の情報処理装置について、図面を用いて説明する。本実施の形態では、運送業者用の可搬型バッテリ駆動端末装置等に用いられる情報処理装置の場合を例示する。この情報処理装置は、電力消費を低減するためのスリープ制御を行う機能を有しているが、この機能は、情報処理装置のメモリやHDDに格納されているプログラムによって実現される。
 本発明の実施の形態の情報処理装置の構成を、図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態の情報処理装置の構成を示すブロック図である。図1に示すように、情報処理装置1は、高速動作で様々な高度な処理が可能であり消費電力が高いメインCPU2と、低速動作で比較的簡単な処理が可能であり消費電力が低いサブCPU3を備えている。
 メインCPU2には、クロック4から発生したクロック信号(各部の同期をとるための信号)や、ユーザがキーボード5の入力操作や電源スイッチ6のオンオフ操作をしたときの入力信号が入力される。また、このメインCPU2は、液晶ディスプレイ(LCD)7やそのバックライト8を制御する機能や、無線LANやブルートゥース(登録商標)などの無線通信部9を制御する機能を備えている。そして、このメインCPU2は、消費電力の大きい通常の動作モードと、消費電力の小さい省電力モード(スリープ状態とドーズ状態)をとることができる。
 サブCPU3には、ユーザがタッチパネル10の操作(タッチ操作)をしたときの入力信号が入力される。このサブCPU3は、メインCPU2がスリープ状態またはドーズ状態になっているときでも、タッチパネル10からの入力信号を受け付けることができ、メインCPU2をスリープ状態またはドーズ状態から通常動作状態に復帰させる起動処理を行なう機能を備えている。
 以下、メインCPU2とサブCPU3の機能について、図面を参照しながら詳しく説明する。図2は、メインCPU2とサブCPU3の機能の説明図である。図2に示すように、メインCPU2は、様々なタスク処理(例えば、データ入力処理やデータ送信処理)を実行するタスク処理部11と、タスク処理を実行していないときのアイドル処理を行なうアイドル処理部12を備えている。また、メインCPU2は、タスク処理やアイドル処理のスケジュールを管理するスケジューラ13を備えている。スケジューラ13は、前のタスク処理の終了時間から次のタスクの開始時間までの待ち時間(アイドル時間)をアイドル制御部に通知する機能を備えている。また、このスケジューラ13は、後述するように、サブCPU3で計測された経過時間(アイドル処理が実行されている間の経過時間)をスケジュールに反映する機能を備えている。
 アイドル処理部12は、メインCPU2の消費電力を低減させるスリープ制御やドーズ制御を行うスリープ・ドーズ制御部14を備えており、このスリープ・ドーズ制御部14は、スケジュラーから通知されたアイドル時間が所定の基準時間(例えば100ミリ秒)より長い場合にはスリープ制御を行い、アイドル時間が基準時間より短い場合にはドーズ制御を行う。つまり、アイドル処理部12は、スケジューラ13から通知されたアイドル時間の長さに応じて、これから実行すべきアイドル処理(スリープ制御またはドーズ制御)を選択する機能を備えているともいえる。
 ここで、スリープ制御とは、メインCPU2に内蔵の演算処理部と、入出力制御部・タイマ制御部などのメインCPU2に内蔵の周辺機能を停止させる制御であり、メインCPU2はスリープ制御が行われている間はメインCPU2の内部クロックを停止させる。スリープ制御中にも外部割込み受付機能は動作し、外部割込みの発生でスリープ制御から起動することができる。一方、ドーズ制御とは、メインCPU2に内蔵の演算処理部だけを停止させる制御であり、メインCPU2の内部クロックは停止しない。ドーズ制御中は、入出力制御部・タイマ制御部などのメインCPU2に内蔵の周辺機能と外部割込み受付機能は動作し、外部割込みの発生でドーズ制御から起動することができる。外部割込みとは、サブCPU3、キーボード5、電源スイッチ6からの割込みである。したがって、スリープ制御は、メインCPU2の電力消費を大きく低減させることができ、ドーズ制御は、スリープ制御に比べるとメインCPU2の電力消費を低減させる割合が小さい。
 また、このアイドル処理部12は、サブCPU3との間で情報の通信を行う通信制御部15を備えている。この通信制御部15は、上記のようにスリープ制御が行われる場合(アイドル時間が基準時間より長い場合)、スケジューラ13から通知されたアイドル時間をサブCPU3へ送り、サブCPU3から送られる経過時間を受け取る機能を備えている。その場合、メインCPU2は、サブCPU3へアイドル時間を通知したあとスリープ制御を開始し、サブCPU3から送られる起動割込み信号に基づいて、スリープ制御からの起動処理を行い、つづいてサブCPU3から経過時間を受け取る。すなわち、スリープ・ドーズ制御部14は、サブCPU3へアイドル時間を通知すると、スリープ制御を開始し、サブCPU3から経過時間を通知されると、スリープ制御を終了させる。そして、このアイドル処理部12は、キーボード5やタッチパネル10から入力されたデータを無線通信で他の装置(例えば親機などの上位装置)へ送信する無線通信部9に対してスリープ制御を行う機能を備えている。無線通信部9に対するスリープ制御は、メインCPU2のスリープ制御に応じて機能する。
 また、メインCPU2は、タスク処理やアイドル処理のスケジュールを管理するためのタイマ16を備えている。メインCPU2のタイマ16は、各タスク処理ごとに、そのタスク処理を実行すべき予定時間までの残り時間を計測する機能を備えており、タイマ割込み信号をスケジューラ13に送って、そのタスク処理を実行する予定時間が到来したことをスケジューラ13に通知する。スケジューラ13は、このタイマ割込み信号に基づいて、タスク処理部11に次のタスク処理を実行させる。また、メインCPU2のタイマ16は、メインCPU2でドーズ制御が行われている間の経過時間を計測する機能も備えている。
 また、メインCPU2は、スリープ制御やドーズ制御が行われている間に発生する割込みイベント(タッチパネル10のタッチ操作やキーボード5の入力操作など)を処理する割込み制御部17を備えている。この割込み制御部17は、スリープ制御が行われている間にタッチパネル10のタッチ操作やキーボード5の入力操作や電源スイッチ6のオンオフ操作が行われた場合には、後述するようにサブCPU3から送られる起動割込み信号に基づいて、スリープ制御からの起動処理(復帰処理)を行う。また、この割込み制御部17は、ドーズ制御が行われている間にタッチパネル10のタッチ操作やキーボード5の入力操作や電源スイッチ6のオンオフ操作が行われた場合には、入力操作受付部18で受け付けた割込み信号に基づいて、ドーズ制御からの復帰処理を行なう。
 サブCPU3は、メインCPU2でアイドル処理(スリープ制御)が行われている間の経過時間を測定するタイマ19と、このタイマ19の動作の管理を行うタイマ管理部20を備えている。このサブCPU3は、メインCPU2との間で情報の通信を行う通信制御部21を備えており、この通信制御部21は、メインCPU2でスリープ制御が行われる場合に、メインCPU2からアイドル時間を受け取ってタイマ管理部20に送る。タイマ管理部20は、そのアイドル時間から所定の補正値を差し引いた値を、サブCPU3のタイマ19にセットする。
 なお、この補正値は、スケジューラ13から通知されたアイドル時間と実際にスリープ制御が行われる時間とのずれ(スケジューラ13からアイドル時間を通知されてから、スリープ制御を開始するまでに僅かではあるが時間がかかるためにずれが発生する)、すなわち、スケジューラ13からアイドル時間を通知してから実際にサブCPU3が経過時間の測定を開始するまでの時間のずれや、サブCPU3が割込みイベントを検知してからスリープ制御からの起動処理を実際に終えるまでの時間のずれなどを補正するためのものであり、例えば10ミリ秒などに設定される。
 サブCPU3は、メインCPU2でスリープ制御が行われている間にタッチパネル10のタッチ操作が行われた場合に、タッチパネル10からの入力信号(割込み信号)を受け付けるタッチ操作受付部22と、タッチ操作が行われた時間の長さに基づいてそのタッチ操作による入力が誤入力であるか否かを判定するノイズ判定部23を備えている。誤って連続したタッチ操作をしてしまった場合には、タッチ操作が行われる時間の長さが非常に長くなり、また誤って短時間に繰り返しタッチ操作をしてしまった場合には、タッチ操作が行われる時間の長さが非常に短くなる。ノイズ判定部23は、例えば、タッチ操作が行われた時間の長さが10ミリ秒以下である場合または2秒以上である場合に、そのタッチ操作による入力か誤入力であると判定する。
 そして、サブCPU3は、タッチ操作による入力か誤入力でないと判定された場合に、メインCPU2でスリープ制御が行われている間に割込みイベント(タッチパネル10のタッチ操作)が発生したことを検知して、メインCPU2に起動割込み信号を送る起動処理部24を備えている。このとき、タイマ管理部20は、その割込みイベントが発生した時までの経過時間をサブCPU3のタイマ19から取得する。さらに、タイマ管理部20は、タイマ19がタイムアップすなわちセットされたアイドル時間が経過した時に、タイマ割込みイベントを発生し、起動処理部24はタイマ割込みイベントに応じて、メインCPU2へ起動割込み信号を送る機能を有する。このとき、タイマ管理部20は、そのタイマ割込みイベントが発生した時までの経過時間をサブCPU3のタイマ19から取得する。それらの経過時間は、サブCPU3の通信制御部21からメインCPU2へ通知される。したがって、ここでは、サブCPU3の起動処理部24が、本発明の割込みイベント検知部に相当し、サブCPU3の通信制御部21が、本発明の経過時間通知部に相当する。
 以上のように構成された情報処理装置1について、図面を参照してその動作を説明する。ここでは、本発明の特徴的な動作であるアイドル処理(スリープ制御からの起動割込み処理)を中心に説明する。
 図3は、本実施の形態における情報処理装置1の動作の説明図である。図3の例では、まず、時刻T1において、メインCPU2で、タスク処理A(例えばデータ入力処理)の実行が開始され、時刻T2において、そのタスク処理Aの実行を終了し、別のタスク処理B(例えばデータ送信処理)の実行が開始される。時刻T3では、タスク処理Bの実行が終了し、メインCPU2は、次のタスク処理の開始までアイドル処理を行なう。
 例えば、時刻T3から次のタスク処理が開始されるまでに500ミリ秒の待ち時間(アイドル時間)があるとすると、時刻T4において、スケジューラ13がアイドル処理部12にアイドル時間を通知する。この場合、アイドル時間(500ミリ秒)が基準時間(100ミリ秒)より長いので、アイドル処理部12は、時刻T5において、そのアイドル時間をサブCPU3に通知し、時刻T6に、メインCPU2をスリープ状態に移行させる。一方、サブCPU3は、時刻T5において、メインCPU2からアイドル時間を通知されると、そのアイドル時間から補正値(例えば10ミリ秒)を差し引いた値(例えば490ミリ秒)を、サブCPU3のタイマ19にセットする。
 そして、メインCPU2がスリープ状態から復帰する予定時刻(時刻T3から500ミリ秒後、すなわち時刻T6から490ミリ秒後)より前に、例えば、時刻T6から340ミリ秒後の時刻T7に、ユーザによってタッチパネル10のタッチ操作が行われると、サブCPU3はメインCPU2に起動割込み信号を送り、メインCPU2はスリープ状態から復帰(起動)する。その後、時刻T8において、サブCPU3は、メインCPU2がスリープ状態に移行した時刻T6から割込みイベント(タッチ操作)が発生した時刻T7までの経過時間(340ミリ秒)を、サブCPU3のタイマ19から取得してメインCPU2に通知する。
 また、メインCPU2がスリープ状態から復帰する予定時刻より前に、ユーザによってキーボード5の入力操作や電源スイッチ6のオンオフ操作が行われると、入力操作受付部18で受け付けた割込み信号に基づいて、メインCPU2はスリープ状態から復帰(起動)する。その後、メインCPU2は、スリープ状態に移行した時刻T6から割込みイベント(キーボード5の入力操作など)が発生した時刻(サブCPU3の時刻T7に相当、図示せず)までの経過時間を、タイマ16から取得する。
 メインCPU2は、時刻T9において、その経過時間(340ミリ秒)をスケジューラ13に反映する。この場合、メインCPU2のスケジューラ13は、時刻T3から500ミリ後(時刻T6から490ミリ秒後)に次のタスク処理を開始する予定であったところ、時刻T6からメインCPU2がスリープ状態に入ってしまったため、メインCPU2のクロック4も停止状態となり、時刻T6でメインCPU2のタイマ16が「490ミリ秒後」で停止していた。これを、時刻T9において、経過時間(340ミリ秒)をスケジューラ13に反映させることによって、時刻T9から150ミリ秒後(=490ミリ秒-340ミリ秒)に次のタスク処理を開始するように再スケジュールされる。
 メインCPU2は、スリープ状態から復帰すると、まず、割込みイベント(タッチパネル10のタッチ操作やキーボード5の入力操作など)についての処理を実行する。例えば、時刻T10において、その割込みイベント(タッチパネル10のタッチ操作やキーボード5の入力操作など)についてのタスク処理A(例えばデータ入力処理)を実行し、時刻T11において、その割込みイベント(タッチパネル10のタッチ操作やキーボード5の入力操作など)についてのタスク処理B(例えばデータ送信処理)を実行する。この場合、メインCPU2がスリープ状態から復帰してからこれらの処理が終了するまでに100ミリ秒の時間を要したとする。
 割込みイベント(タッチパネル10のタッチ操作やキーボード5の入力操作など)についての処理が終了すると、時刻T12(時刻T7から100ミリ秒後)において、次のタスク処理の開始までアイドル処理を行なう。この場合、アイドル時間(50ミリ秒=150ミリ秒-100ミリ秒)が基準時間(100ミリ秒)より短いので、アイドル処理部12は、時刻T12においてメインCPU2のドーズ制御を行う。
 そして、時刻T12から50ミリ秒後の時刻T13に、メインCPU2は、ドーズ状態から復帰して、予定されていた次のタスク処理Aを実行し、さらに、時刻T14にその次のタスク処理Bを実行する。なお、図3の例では、そのタスク処理Bは、時刻T15に終了している。
 なお、図示しないが、タイマ19にセットされた、メインCPU2がスリープ状態から復帰する予定時刻(時刻T6から490ミリ秒後)までに、ユーザによるタッチパネル10のタッチ操作が行われなかった時、セットされた予定時刻でタイマ19がタイムアップし、タイマ割込みイベントが発生し、サブCPU3はメインCPU2に起動割込み信号を送り、メインCPU2はスリープ状態から復帰する。以降は前述と同様にして、メインCPU2はサブCPUから通知された経過時間をスケジューラ13に反映し、タスク処理は再スケジュールされる。ここで、前述したメインCPU2がスリープ状態から復帰する予定時刻までに、ユーザによるタッチパネル10のタッチ操作による割込みイベントを発生した場合には、ここでのタイマ割込みイベントを発生せず、タイマ割込みイベントに基づく起動割込み信号は送られない。
 図4は、情報処理装置1におけるアイドル処理の流れを示すフロー図である。図4に示すように、メインCPU2のアイドル処理部12は、スケジューラ13からアイドル時間が通知されると(S1)、そのアイドル時間が基準時間より長いか否かを判定する(S2)。
 アイドル時間が基準時間以上である場合には、メインCPU2からサブCPU3にアイドル時間が通知され、サブCPU3において、そのアイドル時間から補正値が差し引かれ(S3)、サブCPU3のタイマ19にセットされて、経過時間の計測が開始される(S4)。そして、メインCPU2がスリープ状態に移行した後(S5)、メインCPU2によって割込みイベント(キーボード5の入力操作など)が検知されるまたはサブCPU3によって割込みイベント(タッチパネル10のタッチ操作)が検知されると(S6)、メインCPU2はサブCPU3から経過時間を取得して(S7)、その経過時間をスケジューラ13に反映させる(S8)。
 一方、アイドル時間が基準時間未満である場合には、メインCPU2のタイマ16にそのアイドル時間がセットされて、経過時間の計測が開始される(S9)。そして、メインCPU2がドーズ状態に移行した後(S10)、メインCPU2によって割込みイベント(キーボード5の入力操作など)が検知されるまたはサブCPU3によって割込みイベント(タッチパネル10のタッチ操作)が検知されると(S11)、メインCPU2は、メインCPU2のタイマ16から経過時間を取得して(S12)、その経過時間をスケジューラ13に反映させる(S8)。
 このような本発明の実施の形態の情報処理装置1によれば、メインCPU2でアイドル処理(スリープ制御)が実行されている間の経過時間がサブCPU3で計測され、その経過時間がスケジュールに反映されるので、スリープ制御に起因するメインCPU2のタイマ16のずれを解消することができ、スリープ制御を行った場合でもメインCPU2のスケジューラ13を正しく使うことができる。
 すなわち、本実施の形態では、メインCPU2でタスク処理が実行されていないときのアイドル処理としてスリープ制御が行われ、消費電力を大きく削減することができる。この場合、サブCPU3では、アイドル処理(スリープ制御)が実行されている間の経過時間が計測され、アイドル処理が実行されている間に割込みイベント(タッチパネル10のタッチ操作)が発生した場合には、その割込みイベントが発生した時までの経過時間がメインCPU2に通知される。また、メインCPU2は、アイドル処理が実行されている間に入力操作に基づく割込みイベント(キーボード5の入力操作など)が発生した場合には、その割込みイベントが発生した時までの経過時間をタイマ16から取得する。そして、メインCPU2は、この経過時間を受け取るとスリープ制御を終了させ、その経過時間をスケジュールに反映させる。したがって、スリープ制御に起因するメインCPU2のタイマ16のずれを解消することができ、スリープ制御を行った場合でもメインCPU2のスケジューラ13を正しく使うことができる。
 また、本実施の形態では、アイドル時間の長さに基づいて、スリープ制御とドーズ制御の適切な切り替えが行われる。すなわち、アイドル時間が基準時間以上である場合にはスリープ制御が行われ、消費電力を大きく削減することができ、一方、アイドル時間が基準時間未満である場合にはドーズ制御が行われる。ドーズ制御では、スリープ制御に比べて消費電力を削減できる割合は小さくなるものの、短時間で通常動作に復帰することができるので、次のタスク処理に素早く対応することができる。
 また、本実施の形態では、タッチパネル10でタッチ操作が行われた時間の長さに基づいて、そのタッチ操作による入力か誤入力であるか否かを判定することができる。例えば、誤って連続したタッチ操作をしてしまった場合には、タッチ操作が行われる時間の長さが非常に長くなり、また誤って短時間に繰り返しタッチ操作(チャッタリング)をしてしまった場合には、タッチ操作が行われる時間の長さが非常に短くなるので、そのタッチ操作による入力か誤入力であると判定することができる。
 また、本実施の形態では、無線LANやブルートゥース(登録商標)などの無線通信部9に対してスリープ制御が行われる。入力データを無線通信で送信する無線通信部9は消費電力が大きく、スリープ制御による消費電力削減の効果が大きい。さらに、情報処理装置1が、無線通信部9でのデータ送信頻度に比してデータ受信頻度がわずかであり、送受信からつぎの送受信までの時間がアイドル時間の基準時間より長い場合が多いような、データ収集端末である場合には、データ受信によるメインCPU2への割込みの発生が少なく、ドーズ制御を少なくスリープ制御を長く連続してできるので、スリープ制御による一層の消費電力削減の効果が得られる。
 また、本実施の形態では、スリープ制御とドーズ制御からの起動は、ユーザの操作による起動要因(タッチパネル10のタッチ操作やキーボード5の入力操作や電源スイッチ6のオンオフ操作による割込み)が同一のものである。ユーザに対してスリープ制御とドーズ制御とを区別する意識をさせることなく、一貫した操作性を保ちつつ、消費電力をスリープ制御によって削減することができる。
 以上、本発明の実施の形態を例示により説明したが、本発明の範囲はこれらに限定されるものではなく、請求項に記載された範囲内において目的に応じて変更・変形することが可能である。例えば、ユーザが操作しサブCPU3へ入力する入力手段は、キーボタン操作で入力するキーパッドや、1次元バーコードや2次元シンボルを読取るシンボルリーダ手段、電磁波や赤外線で通信を行う無線通信手段であっても同様に実施可能であり、これらはメインCPU2へ入力する入力手段であってもよい。また、ドーズ制御の経過時間の計測は、サブCPU3のタイマ19にアイドル時間をセットしてサブCPU3で計測しても同様に実施できる。
 以上に現時点で考えられる本発明の好適な実施の形態を説明したが、本実施の形態に対して多様な変形が可能なことが理解され、そして、本発明の真実の精神と範囲内にあるそのようなすべての変形を添付の請求の範囲が含むことが意図されている。
 以上のように、本発明にかかる情報処理装置は、スリープ制御に起因するタイマのずれを解消することができ、スリープ制御を行った場合でもスケジューラ機能を正しく使うことができるという効果を有し、運送業者用の可搬型バッテリ駆動端末装置等として有用である。
 1 情報処理装置
 2 メインCPU
 3 サブCPU
 4 クロック
 5 キーボード
 6 電源スイッチ
 7 液晶ディスプレイ(LCD)
 8 バックライト
 9 無線通信部
 10 タッチパネル
 11 タスク処理部
 12 アイドル処理部
 13 スケジューラ
 14 スリープ・ドーズ制御部
 15 通信制御部
 16 タイマ
 17 割込み制御部
 18 入力操作受付部
 19 タイマ
 20 タイマ管理部
 21 通信制御部
 22 タッチ操作受付部
 23 ノイズ判定部
 24 起動処理部

Claims (8)

  1.  メイン処理部とサブ処理部を備えた情報処理装置において、
     前記メイン処理部は、
     所定のタスク処理を実行するタスク処理部と、
     前記タスク処理を実行しないときのアイドル処理として、前記メイン処理部の消費電力を低減させるスリープ制御を行うアイドル処理部と、
     前記タスク処理と前記アイドル処理のスケジュールを管理するスケジューラ部と、
    を備え、
     前記サブ処理部は、
     前記アイドル処理が実行されている間の経過時間を計測する計時部と、
     前記アイドル処理が実行されている間に発生する割込みイベントが発生した時までの前記経過時間を前記メイン処理部へ通知する経過時間通知部と、
    を備え、
     前記アイドル処理部は、前記経過時間の通知に応じて前記スリープ制御を終了させ、
     前記スケジューラ部は、前記経過時間を前記スケジュールに反映させることを特徴とする情報処理装置。
  2.  前記アイドル処理部は、前のタスク処理の終了時間から次のタスク処理の開始時間までのアイドル時間が所定の基準時間より長い場合には、前記アイドル処理として前記スリープ制御を行い、前記アイドル時間が前記基準時間より短い場合には、前記スリープ制御に比べて前記メイン処理部の消費電力を低減させる割合の小さいドーズ制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3.  前記サブ処理部は、タッチパネルでタッチ操作が行われた時間の長さに基づいて、前記タッチ操作による入力が誤入力であるか否かを判定する判定部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4.  前記アイドル処理部は、入力されたデータを無線通信で送信する無線通信部に対して前記スリープ制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  5.  メイン処理部とサブ処理部を備えた情報処理装置の制御方法であって、
     前記メイン処理部は、タスク処理とアイドル処理のスケジュールを管理し、前記タスク処理を実行しないときの前記アイドル処理として、前記メイン処理部の消費電力を低減させるスリープ制御を行い、
     前記サブ処理部は、前記アイドル処理が実行されている間の経過時間を計測し、前記アイドル処理が実行されている間に発生する割込みイベントが発生した時までの前記経過時間を前記メイン処理部へ通知し、
     前記メイン処理部は、前記経過時間の通知に応じて前記スリープ制御を終了させ、前記経過時間を前記スケジュールに反映させることを特徴とする制御方法。
  6.  前記メイン処理部は、前のタスク処理の終了時間から次のタスク処理の開始時間までのアイドル時間が所定の基準時間より長い場合には、前記アイドル処理として前記スリープ制御を行い、前記アイドル時間が前記基準時間より短い場合には、前記スリープ制御に比べて前記メイン処理部の消費電力を低減させる割合の小さいドーズ制御を行うことを特徴とする請求項5に記載の制御方法。
  7.  メイン処理部とサブ処理部を備えた情報処理装置のための制御プログラムであって、
     前記メイン処理部に、
     タスク処理とアイドル処理のスケジュールを管理する処理と、
     前記タスク処理を実行しないときの前記アイドル処理として、前記メイン処理部の消費電力を低減させるスリープ制御を行う処理と、
     前記サブ処理部から、前記アイドル処理が実行されている間の経過時間であって前記アイドル処理が実行されている間に割込みイベントが発生した時までの前記経過時間を受け取る処理と、
     前記経過時間の通知に応じて前記スリープ制御を終了させる処理と、
     前記経過時間を前記スケジュールに反映させる処理と、
    を実行させることを特徴とする制御プログラム。
  8.  メイン処理部とサブ処理部を備えた情報処理装置のための制御プログラムであって、
     前記メイン処理部では、タスク処理とアイドル処理のスケジュールを管理する処理と、前記タスク処理を実行しないときの前記アイドル処理として前記メイン処理部の消費電力を低減させるスリープ制御を行う処理と、が実行されており、
     前記サブ処理部に、
     前記アイドル処理が実行されている間の経過時間を計測する処理と、
     前記アイドル処理が実行されている間に発生する割込みイベントを検知する処理と、
     前記割込みイベントが発生した時までの前記経過時間であって、前記スリープ制御を終了させかつ前記スケジュールに反映されるべき前記経過時間を、前記メイン処理部へ通知する処理と、
    を実行させることを特徴とする制御プログラム。
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