JP2003029886A - オペレーティングシステム、プログラム、車両用電子制御装置 - Google Patents
オペレーティングシステム、プログラム、車両用電子制御装置Info
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Abstract
ムを提供する。 【解決手段】タスクスケジューリング(S110)後、
実行可能状態(ready)又は実行状態(running)のタスクが
存在しない場合(S120:なし)に休止状態(suspend
ed)から実行可能状態(ready)へタスクを遷移させる要因
であるアラーム発火までの最も短い残り時間が投入可能
時間以上の場合に(S130:あり)その残り時間より
短い投入時間の間、CPUのクロックを停止し低消費電
力モードへ投入する(S140)。ウェイクアップタイ
マに設定された投入時間経過または外部割込み発生によ
りクロックの供給が再開され通常動作モードに復帰す
る。復帰要因が外部割込みの場合には(S160:外部
割込み)投入時間の半分の時間をシステムクロックに足
し込む(S180)。一方復帰要因が投入時間満了の場
合には(S160:満了)投入時間をシステムクロック
に足し込む(S170)。
Description
に関する。
ステムには、例えばCPUのクロック周波数を通常動作
モードより下げたり、クロックの供給を停止すること
で、消費電力を低減させる低消費電力モードを備えるも
のがある。こうした低消費電力モードではプログラムの
実行が停止等するため、システムの動作に支障がない時
点で、通常動作モードから低消費電力モードへの投入を
行う必要がある。そのため、通常動作モードから低消費
電力モードへの投入時期と投入時間はプログラムによる
処理で決定される。
システムの一例として車両のドアロック制御等を行うド
ア電子制御装置(ECU)の通常動作モードと低消費電
力モードの切替の例を説明する。ドア電子制御ECU
は、図8に示すように、通常動作モードでは5ms毎に
処理Aの実行を開始し、その後、処理A→処理B→処理
C→…→処理nの順に処理を実行する。例えば、処理A
はキーレスエントリーに関する処理、処理Bはドアロッ
クに関する処理のように所定の機能を実現するアプリケ
ーション処理である。各処理内では、その処理における
処理結果に基づき、低消費電力モードに投入可能か否か
を示すフラグをセットする。例えば、処理Bのドアロッ
クに関する処理では、ドアロックがかかってドアが閉ま
ってから10分が経過した場合に、低消費電力モード投
入可能のフラグを立てる。
(処理A〜n)が完了すると状態管理処理を行う。この
状態管理処理では、各アプリケーション処理内でセット
された低消費電力モードに投入可能か否かを示すフラグ
の値に基づき、通常動作モードにするか、間欠動作モー
ドにするかを決定する。例えば、処理A〜nで設定され
たすべてのフラグの値が投入可能を示す場合には間欠動
作モードに投入し、いずれかのフラグの値が投入不可能
を示す場合には通常動作モードとする。
処理Aを開始させマイコンを低消費電力モードには投入
しない。一方、間欠動作モードでは5msの実行開始間
隔(図9のT1参照)を300ms(図9のT2参照)
に変更して、次のアプリケーション処理(処理1〜n)
の実行完了時からその次の実行開始時点までマイコンを
低消費電力モードに投入する(図9のT3参照)。この
ようにして、通常動作モードから低消費電力モードへの
切替を行い、各アプリケーションの処理に支障をきたす
ことなくECUの消費電力を削減している。
うに定期的に一連のプログラムの実行を開始する方法で
はプログラムの規模が増大すると、プログラムの作成が
困難になったり、プログラムの実行時間の最大値(図9
のT0)が大きくなりシステムの応答性が悪くなる。そ
のため例えば、各処理をタスクとして管理し、タスクを
切り替えて実行すするリアルタイムOS等を利用する必
要がある。こうしたリアルタイムOS等のマルチタスク
オペレーティングシステムでは、定期的にプログラムの
実行を開始するメカニズムのみではなく、実行するジョ
ブのあるタスクを実行するメカニズムをも採用してい
る。
態遷移の一例を図3に示す。図3に示すリアルタイムO
Sはタスクを実行中の状態である実行状態(図3におけ
るrunning)と実行可能状態(ready)と待ち状態(waiting)
と休止状態(suspended)に遷移させて管理する。待ち状
態(wating)と休止状態(suspended)のタスクは、条件待
ち状態であり、所定の条件が成立した際に実行可能状態
(ready)に遷移させる。例えばオペレーティングシステ
ムは所定の割込み等の休止解除条件が成立した場合に
は、休止状態(suspended)のタスクを実行可能状態(read
y)へ遷移させる。また、実行状態(running)のタスクか
らイベントを受けた際に、対応するイベントを待つタス
クを待ち状態(wating)から実行可能状態(ready)に遷移
させる。
態であり、同時に実行可能なタスクの数だけその状態を
とりうる。すなわち、タスクを実行するCPUが1個で
あれば、実行状態(running)をとるタスクは、同時には
1個となる。実行状態(running)のタスクが実行を完了
するとオペレーティングシステムは、そのタスクを休止
状態(suspended)に遷移させる。また、実行状態(runnin
g)のタスクからイベント待ちの指示を受けると、そのタ
スクを待ち状態(wating)へ遷移させる。
へタスクの割り当てが可能となると、オペレーティング
システムは、実行可能状態(ready)のタスクの中で最も
優先度の高いタスクを実行状態(running)へ遷移させ
て、そのタスクの実行を開始する。
に実行状態(running)のタスクよりも優先度の高いタス
クがある場合には、実行状態(running)のタスクを実行
可能状態(ready)へ遷移させ(「プリエンプトする」と
いう)、その優先度の高い実行可能状態(ready)のタス
クを実行状態(running)に遷移させて実行する。
状況、実行中のタスクからのシステムコールの発行、優
先度等の要因により随時変化する。例えば図4に示すよ
うに実行中タスク(実行状態(running)のタスク)は、
タスクA→タスクB→タスクnのように連続してディス
パッチされたり、その後しばらく時間を空けてタスクB
が実行されたりする。
め、アプリケーション処理の終了後から次の実行開始ま
での残りの時間(図9のT3)も一意に定義できない。
また低消費電力モードへの投入時期を従来のように処理
の実行完了後に決定してしまうことができない。
システムの消費電力を低減させることのできるオペレー
ティングシステム等を提供することを目的とする。
問題点を解決するためになされた請求項1に記載のオペ
レーティングシステムは、実行状態のタスクと実行可能
状態のタスクが存在しない場合にCPUを低消費電力モ
ードに投入する。よって実行状態または実行可能状態の
タスクが存在する場合には低消費電力モードへの投入は
行われない。したがってタスクの実行中に低消費電力モ
ードに投入されることがない。また、実行可能状態のタ
スクがある状態で低消費電力モードに投入されることに
より実行可能状態のタスクの実行が遅延するといったこ
ともない。すなわち、このようなオペレーティングシス
テムによれば、アプリケーションの処理への影響を抑え
て適切な投入時期に低消費電力モードに投入することが
できる。
ティングシステムのように、実行状態のタスクと実行可
能状態のタスクが存在せず、かつ、実行状態のタスクと
実行可能状態のタスク以外のその他の状態のタスクのう
ち次に実行可能状態に遷移するまでの残り時間が最も少
ないタスクの残り時間(最小残り時間)を加味した時間
を投入時間として設定してCPUを低消費電力モードに
投入するとよい。
態のタスク(例えば、図3に示す待ち状態(wating)や休
止状態(suspended)のタスク)が次に実行可能状態(図3
ではready)に遷移するまでの時間は、オペレーティング
システムが把握できるものとできないものとがある。例
えば、定期的に発生するイベントや割込み等によって遷
移するタスクのように遷移までの残り時間が予測可能な
タスクや、遷移までの残り時間をオペレーティングシス
テムが管理しているタスクは、オペレーティングシステ
ムが遷移までの残り時間を把握することができる。一
方、例えば不定期な割込みなどを要因として遷移するタ
スクなどは遷移までの残り時間を把握することができな
い。
時間を把握できないタスクに関しては、前述したように
実行可能状態に遷移した時点で、低消費電力モードへの
投入をパスする。一方、オペレーティングシステムが把
握できるタスクに関しては、その把握した各タスクの遷
移までの残り時間のうち最も少ない残り時間(最小残り
時間)を加味した時間を投入時間として設定して低消費
電力モードに投入する。したがって、実行可能状態に遷
移するまでの残り時間が把握できるその他の状態タスク
について、これらのタスクが実行可能状態に遷移するの
を妨げることなく低消費電力モードに投入することが可
能となる。
モードへの投入時間を最小残り時間よりも短い時間とす
れば、その残り時間を待ってそのタスクをその他の状態
から実行可能状態に遷移させることができる。よって、
低消費電力モードへの投入時間が最小残り時間をオーバ
ーすることがなくなり、低消費電力モードへの投入時間
をさらに適切に設定することができる。したがって、低
消費電力モードへの投入によるアプリケーションの実行
への影響を抑えることができる。
入は、常に行うようにしてもよいが、請求項4に示すよ
うに所定の投入許可時間より長い場合に行うようにする
とよい。この投入許可時間は、低消費電力モードを実現
するハードウェアで既定される投入可能時間や実行する
ジョブの種類に応じて設定すればよい。また例えば、実
際に複数の投入許可時間を設定して消費電力と処理能力
を実測し、そのアプリケーションに最も適した時間を投
入許可時間を求めて設定してもよい。
ば、タスク生成中の状態や異常停止状態等を含めること
ができるが、一般的には請求項5に示すように条件待ち
状態である。このような条件待ち状態としては、例え
ば、入出力待ち状態、仮想メモリ処理待ち状態、通信待
ち状態、同期待ち状態、その他の条件待ち状態などを設
けることができる。
態を持ち、次のイベント発生までの時間がオペレーティ
ングシステムにおいて把握できる場合には、その把握し
た中で最も直近のイベント発生までの時間と所定の低消
費モード投入可能時間とを比較して低消費電力モードに
投入するか否かを判定することができる。また例えば、
請求項6に示すように条件待ち状態のタスクに遷移条件
としてアラームが設定されている場合には、そのアラー
ムの設定時間と所定の低消費モード投入可能時間とを比
較して低消費電力モードに投入可能か否かを判定すると
よい。
ると、CPUのクロックが停止したり低下することによ
り、例えばオペレーティングシステムのソフトウェアで
管理されているタイマ(カウンタ)が停止したり遅れた
りする。このような場合には、請求項7に示すようにし
てタイマの値を補正すればよい。このような補正を行う
ことで例えばアラームのカウント時間等がこのタイマに
依存する場合であっても、正しいアラームの設定時間に
タスクの状態を遷移させることが可能となる。
の投入時間満了によって低消費電力モードから通常動作
モードに復帰した場合には投入時間をタイマに足し込む
ことで行えばよい。また例えば割込みによって低消費電
力モードから通常動作モードに復帰した場合には、低消
費電力モードに投入されていた時間は少なくとも投入時
間以下の時間であるので、例えば投入時間の半分の時間
をタイマに足し込むようにすればよい。
プモードやスタンバイモードと呼ばれるものを含む。例
えばCPUのクロックを停止させるだけでなく、CPU
の周辺装置のクロックを停止させるように構成してもよ
い。このようにすれば、さらに消費電力を低減できる。
ムは、ハードウェアで実現することも可能であるが、請
求項8に示すようにコンピュータに実行させるためのプ
ログラムとして構成するのが一般的である。このような
プログラムの場合、例えば、フロッピー(登録商標)デ
ィスク、光磁気ディスク、CD−ROM、ハードディス
ク、ROM、RAM等のコンピュータ読み取り可能な記
録媒体に記録し、必要に応じてコンピュータにロードし
て起動することにより用いることができる。また、ネッ
トワークを介してロードして起動することにより用いる
こともできる。
容は、それぞれCPUの消費電力管理方法をオペレーテ
ィングシステムによって実現させる方法を示している。
したがって、オペレーティングシステムに代えてCPU
の消費電力モード管理方法とすることもできる。このよ
うな消費電力モード管理方法によれば、上述した各請求
項と同様の効果を得ることができ、オペレーティングシ
ステムにおいて適切に消費電力モードを制御できる。
は、種々のコンピュータシステムに適用可能である。例
えば請求項9に示すように車両用電子制御装置に適用す
ることができる。このような車両用電子制御装置によれ
ば、車両の制御処理に支障をきたすことなく消費電力を
低減することが容易にできる。
について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の
形態は、下記の実施例に何ら限定されることなく、本発
明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうること
は言うまでもない。
システムを備えたボデーECU10を含むボデー系シス
テム100を示す図である。ボデー系システム100
は、車内LAN50に接続されたボデーECU10と、
車内LAN50を介してボデーECU10と通信可能な
通信対象ECU20を備える。ボデーECU10及び通
信対象ECU20は、CPU、ROM、RAM、I/O
等を備えたコンピュータシステムであり、それぞれのI
/Oには入力装置30、出力装置40、車内LAN50
等が接続されている。
ECU20aやP席ドアECU20bやインパネECU
20c等であり、入力装置30の状態を読み取ってパケ
ットを生成し車内LAN50を介してボデーECU10
へ送信する機能と、車内LAN50を介して入力される
ボデーECU10からのパケットの制御情報に基づいて
出力装置40を制御する機能を備える。
に設置されたECUであり、入力装置30としてD席ド
アコントロールスイッチ30aなどが接続されており、
出力装置40としてD席ドアロックモータ40aやD席
パワーウインドウモータなどが接続されている。P席ド
アECU20bは補助席側のドアに設置されたECUで
あり、入力装置30としてP席ドアコントロールスイッ
チ30b等が接続され、出力装置40としてP席ドアロ
ックモータ40bやP席パワーウインドウモータなどが
接続されている。また、インパネECUは、インパネに
設置されたECUであり、例えば、出力装置40として
ブザー40cやランプ40d等が接続されている。
から車内LAN50に送信されるパケットを受信し、受
信したパケットの内容に応じて、各入力装置30の状態
を監視し、制御対象の通信対象ECU20への制御指示
を含むパケットを生成して送信する制御処理等を行う。
U10のROM14に格納されたリアルタイムOSのプ
ログラムを実行し、そのリアルタイムOSによる管理の
下、ROM14に格納されたアプリケーションプログラ
ムに基づくタスクを実行することによって、RAM16
や車内LAN50の接続されたI/O18を制御して行
う。またリアルタイムOSは、消費電力の制御等の動作
モードの管理など各種リソースの管理を行う。
作モードと低消費電力モード(スリープモード)の2つ
の動作モードを持つ。通常動作モードは、図2に示すよ
うに16MHz(4MHz×4)のマシーンクロックに
基づいて、ROM14に記憶されたプログラムを実行す
るモードである。一方、低消費電力モードはCPU12
へのクロックの供給を停止し、消費電力を低減させるモ
ードである。低消費電力モードへの投入は、CPU12
が、CPU12に備えたウェイクアップ用タイマに低消
費電力モードへの投入時間であるスリープ時間を書き込
んだ後に、スリープ命令を実行した場合に行われる。ま
た低消費電力モードから通常動作モードへの復帰は、ウ
ェイクアップ用タイマに書き込まれたスリープ時間が経
過した場合と、スリープ状態で割込みがかかった場合に
行われる。
ては、例えば、通信対象ECU20から車内LAN50
に送信されるパケットを受信し、受信したパケットの内
容に応じた処理を行うタスクがある。また、例えば出力
装置40の制御が必要な場合に制御対象の通信対象EC
U20への制御指示を含むパケットを生成して送信する
制御処理などをを行う種々のタスクがある。
クの管理処理について説明し、次に動作モードの管理処
理について説明する。図3は、本実施例のリアルタイム
OSによるタスクの状態遷移を示す図である。このリア
ルタイムOSは、タスクを、実行中の状態である実行状
態(running)と、実行待ち状態である実行可能状態(read
y)と、イベント待ち状態である待ち状態(wating)と、休
止状態である休止状態(suspended)に遷移させて実行状
態を管理する。
行中のタスクであり、同時には最大で1つのタスクがこ
の状態をとる。なお実行状態以外の状態は、複数のタス
クが同時にその状態をとりうる。実行状態(running)の
タスクは、実行を終了する際にオペレーティングシステ
ムに対してターミネートタスクシステムコールを発行す
る。オペレーティングシステムは実行状態(running)の
タスクからのターミネートタスクシステムコールを受け
ると、そのタスクの状態を休止状態(suspended)に遷移
させる。また、実行中のタスクが所定のイベントを待つ
必要がある場合には、ウェイトイベントシステムコール
を発行する。ウェイトイベントシステムコールの発行を
受けたオペレーティングシステムは、そのタスクの状態
を待ち状態(wating)に遷移させる。
に遷移させると、実行状態(running)のタスクが無くな
るので、オペレーティングシステムは、実行可能状態(r
eady)のタスクのうち優先度が最も高いタスクを実行状
態(running)に遷移させ、実行を開始する(ディスパッ
チする)。なお、実行状態(running)のタスクより優先
度の高いタスクが実行可能状態(ready)になった際に
は、実行状態(running)のタスクを実行可能状態(ready)
に遷移させ(プリエンプトさせ)、実行可能状態(read
y)の優先度の高いタスクを実行状態(running)に遷移さ
せて実行する。すなわちこのリアルタイムOSはプリエ
ンプティブなマルチタスクOSである。
除条件が成立した場合に、実行可能状態に遷移させる。
この休止解除条件はタスク毎に設定可能であり、所定
周期、割込み、チェーンタスク(連鎖実行)等があ
る。「所定周期」は、アラームによって実現される。ア
ラームは、設定された時間が経過した際にその経過を知
らせるタイマであり、タスク毎に設定することができ
る。例えば、実行状態(running)のタスクからのシステ
ムコールによって、所定のタスクに対して100ms後
にアラームを発火させるといった設定を行うことができ
る。リアルタイムOSは、設定されたアラーム設定時間
の経過を監視し、アラーム設定時間が経過した際に、そ
のタスクを休止状態(suspended)から実行可能状態(read
y)に遷移させる。
移させるタスクを設定し、該当する割込み要因の発生時
に遷移させるものである。また、「チェーンタスク」
は、連続して実行する必要のあるタスクの実行が完了し
た際に、次に実行すべきタスクを遷移させるものであ
る。例えば、現在のドアロックの状態を得るためには、
車内からのドアロックの状態をチェックした後、連続し
て車外のからのドアロックの状態をチェックする必要が
ある。このような場合には、例えば車内のロックの状態
をチェックするタスクAを実行したあと連続して、車外
側のロックの状態をチェックするタスクBを実行する必
要がある。こうした場合、予めタスクBのタスクAに対
するチェーンタスクを設定しておき、タスクAの実行が
完了した際にタスクBを休止状態(suspended)から実行
可能状態(ready)に遷移させる。
ットイベントシステムコールが発行された場合には、そ
のシステムコールで指定されたイベントに対応するタス
クを待ち状態(wating)から実行可能状態(ready)に遷移
させる。このようにタスクの状態は、実行中のタスクか
らのシステムコールの発行状況やイベントや割込みの発
生状況等により随時変化する。例えば図4に示すように
実行中タスク(実行状態(running)のタスク)は、タス
クA→タスクB→タスクnのように連続して変化した
後、しばらく時間を空けてタスクBがディスパッチされ
ている。この最初のタスクA→タスクB→タスクnの遷
移は、タスクAが実行状態(running)から休止状態(susp
ended)あるいは待ち状態(wating)に遷移した際にタスク
Bが実行可能状態(ready)にあり、すぐにリアルタイム
OSのスケジューリングによってタスクBが実行状態(r
unning)にディスパッチされたことを示している。一
方、タスクnが実行状態(running)から他の状態に遷移
した際には実行可能状態(ready)のタスクはなく、その
後、タスクBが実行可能状態(ready)に遷移した際に実
行状態(running)へディスパッチされたことを示してい
る。
理するリアルタイムOSによる動作モード(通常動作モ
ードと低消費電力モード)の管理処理について図5を参
照して説明する。図5に示すように、タスクスケジュー
リングを行った場合には(S110)、実行可能状態(r
eady)及び実行状態(running)にタスクがあるか否かを判
定する(S120)。実行可能状態(ready)または実行
状態(running)のいずれかにタスクが存在する場合には
(S120:あり)、低消費電力モードへは移行はせず
にS110のタスクスケジューリングに戻る。一方、実
行可能状態(ready)と実行状態(running)の双方にタスク
が存在しない場合には(S120:なし)、S130へ
移行する。
スクが実行可能状態(ready)に移行するまでの時間が一
定時間(所定の低消費電力モード投入可能時間に相当す
る)以上あるか否かを判定する。この時点で休止状態(s
uspended)のタスクのうち実行可能状態(ready)に移行す
る時期が把握できるのは、前述したのアラームの発火
によって休止状態(suspended)から実行可能状態(ready)
に遷移するタスクである。なお、これ以外の要因(前述
または)の発生によって、休止状態(suspended)か
ら実行可能状態(ready)にタスクの状態が遷移した場合
には、前述したS120の判定によって低消費電力モー
ドへの移行は行われない。
にカウンタ値が設定可能なカウンタから構成される。こ
のカウンタの値は、リアルタイムOSのソフトウェアで
構成されたシステムタイマの値に基づいてカウントす
る。例えばシステムタイマが5カウントされる毎にカウ
ンタの値をそれぞれ1デクリメントし、最終的にカウン
タの値が0になった時に、そのタスクの状態を休止状態
(suspended)から実行可能状態(ready)に遷移させる指示
を出す。このようにアラームのカウンタの値が0になる
ことをアラームが発火する(expire)という。例えば図
6のように、タスクAにアラーム1、タスクBにアラー
ム2、タスクCにアラーム3がそれぞれ割り当てられ、
アラーム1に100、アラーム2に10、アラーム3に
120がセットされているとする。リアルタイムOSは
アラームの単位時間が経過する毎にそれぞれのアラーム
の値を1づつデクリメントする。これらのアラームのう
ちで発火までの残り時間が最も少ないもの(すなわち現
時点で次に発火する予定のアラーム)の残り時間と、投
入を許可する最低の時間である投入許可時間とを比較し
(図5のS130)、投入許可時間より残り時間の方が
大きい場合に(S130:あり)、S140へ移行す
る。一方、残り時間が投入許可時間以下の場合には(S
130:なし)、S110へ戻る。すなわち、直近のア
ラームの発火までに、投入許可時間以下の時間しかない
場合には、低消費電力モードへの投入は行わない。例え
ば、現在のアラームの状態が図6のt1の状態である場
合には、アラーム2の値「10」がアラームのうちで発
火までの時間が最も少ないもの(最小残り時間)に相当
し、そのアラームの時間は、アラーム2のカウンタの値
「10」にアラームの単位時間を掛けたものになる。し
たがって、例えばシステムタイマが1ms毎にカウント
しておりアラームの単位時間が5msであれば、次のア
ラーム発火までの残り時間は、5ms×10=50ms
となる。ここで、低消費電力モードへの投入許可時間を
例えば300msとすると、S130の判定では、次の
アラームまでの残り時間<投入許可時間となるので、
「S130:なし」となりS110へ移行し、低消費電
力モードへの投入は行われない。一方、時刻t3では、
アラーム1が次に発火するアラームとなり、発火までの
残り時間は5ms×89=445msとなって、次のア
ラームまでの残り時間>投入許可時間となるので、「S
130:あり」となりS140へ移行する。なお、低消
費電力モードへの投入許可時間は、ハードウェアの制限
を加味して、実際に投入許可時間を何パターンか設定し
て、消費電力と処理能力を実測して最も適した時間に設
定する。例えば、選択可能なスリープ時間が図2に示す
4パターン(2ms・8ms・32ms・256ms)
であれば、これらの時間のいずれかを投入許可時間とし
て決定すればよい。
残り時間の少ないアラームの持つ残り時間よりも短い時
間であり、かつ、ウェイクアップタイマに設定可能な時
間を投入時間として設定して、低消費電力モードへ投入
する。例えば、前述したt3時点では、次のアラームの
発火まで445msある。したがって445msより短
い時間の間、CPU12を低消費電力モードに投入す
る。CPU12は、図2に示すように2ms・8ms・
32ms・256msのスリープ時間(投入時間)を選
択可能であるので、例えば256msをスリープ時間と
してウェイクアップタイマのレジスタに設定する。もち
ろん、スリープ時間が任意に設定できるウェイクアップ
タイマを備えたCPUであれば、例えばスリープ時間を
440msなどに設定してもよい。このようにウェイク
アップタイマの設定を行い、スリープ命令を実行して、
スリープモード(低消費電力モード)に投入する。
クロックは停止し、ウェイクアップタイマがウェイクア
ップまでの時間をカウントする(図5のS150の処理
に相当する。)。設定されたスリープ時間に達するか、
外部割込みがかかった場合には、CPU12へのクロッ
クの供給が再開され、通常動作モードに復帰してS16
0へ移行する。
因が外部割込みの場合には(S160:外部割込み)S
180へ移行して投入時間の半分の時間に相当する値を
システムクロックに足し込んで(S180)、S110
のタスクスケジューリングに戻る。一方、通常動作モー
ドへの復帰要因が低消費電力モードへのスリープ時間
(投入時間)満了の場合は(S160:満了)、低消費
電力モードへの投入時間に相当する値をシステムクロッ
クに足し込んで(S170)、S110へ戻る。これは
基準となるシステムタイマが低消費電力モードの間停止
してしまうため、補正するものである。このような補正
処理により、アラームのカウンタの値もほぼ正しい値と
なり、処理を正常に継続することができる。
て、実行状態(running)と実行可能状態(ready)のタスク
が存在しない状態で、かつ、アラームの発火までの残り
時間が最も短いものについてその残り時間が所定の低消
費電力モード投入可能時間より長い場合にCPUをその
残り時間より短い時間の間、低消費電力モードに投入す
ることができる。したがって、実行状態(running)や実
行可能状態(ready)のタスクやアラームの設定されてい
るタスクの実行を妨げることなく、ボデーECU10の
消費電力を低減することができる。また、タスクは動作
モードを意識する必要がないため、アプリケーションプ
ログラムの作成が容易にできる。 [別実施例] (1)上記実施例においては、アラームの値は、アラー
ムの単位時間が経過する毎にデクリメントしその値が0
になった際に発火することとしたが、アラームの発火時
間をシステムタイマの値の増分や絶対時間で設定するよ
うにしてもよい。例えば、1ms毎にカウントされるシ
ステムタイマの値が、図7(a)に示すように1030
0の時に発火するといった具合に設定してもよい。ま
た、300毎に発火するというように設定できるように
してもよい。この場合も、図5のS170及びS180
と同様の処理によって、低消費電力モードから復帰した
際にシステムクロックに相当する時間を足し込む。すな
わち、スリープ時間が130msであればスリープから
復帰した際に130をシステムタイマに足し込む。こう
することで、図7(b)に示すようなスリープによるシ
ステムタイマの停止を原因とするアラームの発火のディ
レイ(遅延)を起こすことなく、図7(c)に示すよう
に正しい時間にアラームを発火させることができる。 (2)上記実施例においては、図3に示すように4つの
状態でタスクを管理するオペレーティングシステムにつ
いて説明したが、もちろんこれに限定されない。例え
ば、待ち状態(wating)を除く3つの状態をとるオペレー
ティングシステムや、さらに多くの状態をとるオペレー
ティングシステムであっても適用できる。また上記実施
例では、プリエンプティブなマルチタスクOSとして説
明したが、もちろんノンプリエンプティブなOSであっ
ても適用できる。 (3)上記実施例においては、図1に示す車両のボデー
系システム100におけるボデーECU10のオペレー
ティングシステムとして説明したが、各通信対象ECU
20のオペレーティングシステムとしても適用できる。
また、その他の種々の車両用制御装置やその他の各種装
置にも適用できる。特に、電池(バッテリー)駆動型の
機器など、低消費電力が要求される機器のオペレーティ
ングシステムとして処理能力と消費電力のバランスに優
れた電力制御を実現することができる。
デーECUを含むボデー系システムの構成を示すブロッ
ク図である。
構成を示す説明図である。
タスクの状態遷移に関する説明図である。
図である。
作モードの管理処理を示すフローチャートである。
ある。
図である。
替方法を説明する図である。
ティングシステムでは、実行状態のタスクと実行可能状
態のタスクが存在せず、かつ、実行状態のタスクと実行
可能状態のタスク以外のその他の状態のタスクのうち次
に実行可能状態に遷移するまでの残り時間が最も少ない
タスクの残り時間(最小残り時間)を加味した時間を投
入時間として設定してCPUを低消費電力モードに投入
する。
モードへの投入時間を最小残り時間よりも短い時間とす
れば、その残り時間を待ってそのタスクをその他の状態
から実行可能状態に遷移させることができる。よって、
低消費電力モードへの投入時間が最小残り時間をオーバ
ーすることがなくなり、低消費電力モードへの投入時間
をさらに適切に設定することができる。したがって、低
消費電力モードへの投入によるアプリケーションの実行
への影響を抑えることができる。
入は、常に行うようにしてもよいが、請求項3に示すよ
うに所定の投入許可時間より長い場合に行うようにする
とよい。この投入許可時間は、低消費電力モードを実現
するハードウェアで既定される投入可能時間や実行する
ジョブの種類に応じて設定すればよい。また例えば、実
際に複数の投入許可時間を設定して消費電力と処理能力
を実測し、そのアプリケーションに最も適した時間を投
入許可時間を求めて設定してもよい。
ば、タスク生成中の状態や異常停止状態等を含めること
ができるが、一般的には請求項4に示すように条件待ち
状態である。このような条件待ち状態としては、例え
ば、入出力待ち状態、仮想メモリ処理待ち状態、通信待
ち状態、同期待ち状態、その他の条件待ち状態などを設
けることができる。
態を持ち、次のイベント発生までの時間がオペレーティ
ングシステムにおいて把握できる場合には、その把握し
た中で最も直近のイベント発生までの時間と所定の低消
費電力モード投入可能時間とを比較して低消費電力モー
ドに投入するか否かを判定することができる。また例え
ば、請求項5に示すように条件待ち状態のタスクに遷移
条件としてアラームが設定されている場合には、そのア
ラームの設定時間と所定の低消費モード投入可能時間と
を比較して低消費電力モードに投入可能か否かを判定す
るとよい。
ると、CPUのクロックが停止したり低下することによ
り、例えばオペレーティングシステムのソフトウェアで
管理されているタイマ(カウンタ)が停止したり遅れた
りする。このような場合には、請求項6に示すようにし
てタイマの値を補正すればよい。このような補正を行う
ことで例えばアラームのカウント時間等がこのタイマに
依存する場合であっても、正しいアラームの設定時間に
タスクの状態を遷移させることが可能となる。
ムは、ハードウェアで実現することも可能であるが、請
求項7に示すようにコンピュータに実行させるためのプ
ログラムとして構成するのが一般的である。このような
プログラムの場合、例えば、フロッピーディスク、光磁
気ディスク、CD−ROM、ハードディスク、ROM、
RAM等のコンピュータ読みとり可能な記録媒体に記録
し、必要に応じてコンピュータにロードして起動するこ
とにより用いることができる。また、ネットワークを介
してロードして起動することにより用いることもでき
る。
容は、それぞれCPUの消費電力管理方法をオペレーテ
ィングシステムによって実現させる方法を示している。
したがって、オペレーティングシステムに代えてCPU
の消費電力モード管理方法とすることもできる。このよ
うな消費電力モード管理方法によれば、上述した各請求
項と同様の効果を得ることができ、オペレーティングシ
ステムにおいて適切に消費電力モードを制御できる。
は、種々のコンピュータシステムに適用可能である。例
えば請求項8に示すように車両用電子制御装置に適用す
ることができる。このような車両用電子制御装置によれ
ば、車両の制御処理に支障をきたすことなく消費電力を
低減することが容易にできる。
Claims (9)
- 【請求項1】タスクの状態を管理する機能を備えたオペ
レーティングシステムにおいて、 前記タスクの状態として実行状態と、実行可能状態と、
前記実行状態及び前記実行可能状態以外の状態であるそ
の他の状態とを備え、 前記実行状態のタスクと前記実行可能状態のタスクが存
在しない場合にCPUを低消費電力モードに投入する機
能を備えることを特徴とするオペレーティングシステ
ム。 - 【請求項2】タスクの状態を管理する機能を備えたオペ
レーティングシステムにおいて、 前記タスクの状態として実行状態と、実行可能状態と、
前記実行状態及び前記実行可能状態以外の状態であるそ
の他の状態とを備え、 前記実行状態のタスクと前記実行可能状態のタスクが存
在しない場合であって、前記その他の状態のタスクの中
に次に前記実行可能状態に遷移するまでの残り時間を把
握可能なタスクが存在する場合には、その残り時間のう
ち最小のものである最小残り時間を加味した時間を投入
時間として設定してCPUを低消費電力モードに投入す
る機能を備えることを特徴とするオペレーティングシス
テム。 - 【請求項3】請求項2に記載のオペレーティングシステ
ムにおいて、 前記投入時間は、前記最小残り時間よりも短い時間とす
ることを特徴とするオペレーティングシステム。 - 【請求項4】請求項2または3に記載のオペレーティン
グシステムにおいて、 前記低消費電力モードへの投入は、前記最小残り時間が
低消費電力モードへの所定の投入許可時間より長い場合
に行うことを特徴とするオペレーティングシステム。 - 【請求項5】請求項1〜4のいずれかに記載のオペレー
ティングシステムにおいて、 前記その他の状態は条件待ち状態であることを特徴とす
るオペレーティングシステム。 - 【請求項6】請求項5に記載のオペレーティングシステ
ムにおいて、 前記条件待ちの条件として前記タスクに設定したアラー
ムを用い、 前記残り時間として、前記アラームの設定時間を利用す
ることを特徴とするオペレーティングシステム。 - 【請求項7】請求項2〜6のいずれかに記載のオペレー
ティングシステムにおいて、前記低消費電力モードから
通常動作モードに復帰した場合には、前記低消費電 力モードに投入した際に停止していたタイマの値を、前
記投入時間を用いて補正することを特徴とするオペレー
ティングシステム。 - 【請求項8】請求項1〜7のいずれかに記載のオペレー
ティングシステムとしての機能をコンピュータに実行さ
せるためのプログラム。 - 【請求項9】請求項1〜7のいずれかに記載のオペレー
ティングシステムを備えた車両用電子制御装置。
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