WO2010029990A1

WO2010029990A1 - ステアリングロック装置

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Publication number: WO2010029990A1
Application number: PCT/JP2009/065901
Authority: WO
Inventors: 浩一朗杉本
Original assignee: 株式会社アルファ
Priority date: 2008-09-12
Filing date: 2009-09-11
Publication date: 2010-03-18
Also published as: US20110167885A1; JP2010064692A; JP5385571B2; US8646295B2; EP2330000B1; EP2330000A4; EP2330000A1

Abstract

　ステアリングロック装置は、本体フレームと、本体フレームに形成されたロック挿通孔と、ロック挿通孔内にスライド自在に配設されたロック部材と、ロック部材に形成されたピン挿通部と、メインフレーム２に形成されたストッパ収容部と、ストッパ収容部に収容されたストッパピンと、メインフレームに着脱自在に配設されたトリガーとを備えている。ストッパピンは、ストッパバネによってラッチ位置に向けて付勢されており、ラッチ位置に位置した状態で、ロック位置に位置するロック部材のピン挿通部と係合する。トリガーは、メインフレームに装着された状態で、ストッパピンと係合してストッパピンをアンラッチ位置に保持する。ストッパ収容部の開口周囲、および、該開口と対向するロック挿通孔壁面のアンロック位置側に、ラッチ位置に位置するストッパピンと係合する第１段部が設けられている。カバー又はロック部材を付勢する巻バネが取り外されてもロック部材はストッパピンによってロック位置に確実に保持されるので、ロック部材の不正なアンロックが阻止され得る。

Description

ステアリングロック装置

　本発明は、自動車用ステアリングシャフトの回転をロックするステアリングロック装置に関する。

　従来のステアリングロック装置として、米国特許第７１２１１２６号公報に開示されたものが知られている。図１０に示されるように、このステアリングロック装置１００は、メインフレーム１０１及びカバー１０２によって形成される部品収容室を有している。この部品収容室内には、ロック部材１０３と、巻バネ１０４と、ストッパ１０５と、トリガー１０６とが設けられている。ロック部材１０３は、ステアリングシャフト（図示せず）の回転を阻止するロック位置とステアリングシャフトの回転を許容するアンロック位置との間で変位する。巻バネ１０４は、ロック部材１０３を施錠方向（図１０の下方向）に付勢する。ストッパ１０５は、ロック部材１０３をロック位置で保持する。棒状のトリガー１０６は、カバー１０２と一体に形成されており、ストッパ１０５を作動しない状態に保持する。

　また、ストッパ１０５は、ストッパピン１０７と、ストッパバネ１０８とを備えている。ストッパピン１０７は、ロック部材１０３の移動方向に直交する方向に移動自在に支持されており、ロック部材１０３の凹部１０３ａに嵌入可能である。ストッパバネ１０８は、ストッパピン１０７をロック部材１０３の方向に付勢する巻バネからなる。なお、ストッパピン１０７は、ストッパバネ１０８によってロック部材１０３の方向（図１０の左方向）に付勢されるが、通常は、トリガー１０６の先端とストッパピン１０７との係合によって、ストッパ１０５が作動しない状態に保持されている。

　ロック部材１０３でステアリングシャフトをロックすることによって、駐車中の車両盗難を防止できる。ロック部材１０３を直接操作してアンロック位置側に移動させようとしてカバー１０２をメインフレーム１０１から取り外しても、カバー１０２とともにトリガー１０６が引抜かれて、ストッパピン１０７は、ストッパバネ１０８によって移動されてロック部材１０３の凹部１０３ａに嵌入する。この結果、ロック部材１０３がロック位置で保持されるので、ロック部材１０３の不正なアンロックが抑制され、ステアリングシャフトのロック状態の強制解除が阻止され得る。

　しかし、上記ステアリングロック装置１００では、カバー１０２とともにトリガー１０６が引抜かれた後に開口するトリガー孔１０９から何かが差し込まれてストッパバネ１０８が除去されることもあり得る。ストッパバネ１０８が除去されるとストッパピン１０７が移動自在となるので、ストッパピン１０７とロック部材１０３との係合解除によってロック部材１０３が引抜かれ、アンロックされてしまうおそれがあった。

　そこで、本発明の目的は、ストッパピンを付勢するストッパバネが除去されてもロック部材をロック位置に保持することでロック部材の不正アンロックを阻止でき、駐車中における車両盗難を防止できるステアリングロック装置を提供することにある。

　本発明の特徴は、メインフレームに形成されたロック挿通孔内に配設され、ステアリングシャフトの回転を阻止するロック位置とステアリングシャフトの回転を許容するアンロック位置との間でスライド可能なロック部材と、前記ロック部材に形成されたピン挿通部と、該メインフレームに形成されたストッパ収容部に収容され、前記ロック部材のスライドを許容するアンラッチ位置と前記ピン挿通部と係合して前記ロック部材を前記ロック位置に保持するラッチ位置との間でスライド可能で、前記ストッパ収容部に収容されたストッパバネによって前記アンラッチ位置から前記ラッチ位置に向けて付勢されているストッパピンと、該メインフレームに着脱自在に配設され、前記ストッパピンと係合して該ストッパピンをアンラッチ位置に保持するトリガーと、を備えたステアリングロック装置を提供する。前記ストッパ収容部の開口周囲、および、該開口と対向するロック挿通孔壁面の前記アンロック位置側には、前記ラッチ位置に位置する前記ストッパピンと係合する第１段部が設けられている。

　上記特徴によれば、ストッパ収容部の開口周囲尾、および、開口と対向するロック挿通孔壁面のアンロック位置側に、ラッチ位置に位置するストッパピンと係合する第１段部が設けられる。このため、ロック部材をアンロック位置へ移動させようとトリガーとともにストッパバネが取り除かれても、ストッパピンがロック部材とともに変位して第１段部と係合する。この結果、ストッパピンはアンラッチ位置に戻されることはなく、ロック部材はロック位置に確実に保持される。従って、トリガーとともにストッパバネが取除かれたても、ロック部材はロック位置に確実に保持され、ロック部材の不正なアンロックが阻止され、駐車中における車両盗難が防止され得る。

　ここで、前記ストッパ収容部の開口周囲、および、該開口と対向するロック挿通孔壁面の前記ロック位置側に、前記ラッチ位置に位置する前記ストッパピンと係合する第２段部が設けられている、ことが好ましい。

　このようにすれば、ストッパ収容部の開口周囲、および、開口と対向するロック挿通孔壁面のロック位置側に、ラッチ位置に位置するストッパピンと係合する第２段部が設けられる。このため、トリガーとともにストッパバネが取除かれても、ストッパピンがピン挿通部に挿通されたまま自重落下して第２段部と係合する。この結果、ストッパピンはアンラッチ位置に戻されることはなく、ロック部材はロック位置に確実に保持される。従って、ロック部材の不正なアンロックがより一層阻止され、駐車中における車両盗難がより一層防止され得る。

　また、前記ロック部材のスライド方向と前記ストッパピンのスライド方向との双方に直交する方向とを第１方向とし、前記ストッパ収容部の開口周囲、および、該開口と対向するロック挿通孔壁面の前記第１方向側に、前記ラッチ位置に位置する前記ストッパピンと係合する第３段部が設けられており、前記ロック部材のピン挿通部に、前記第１方向に沿って傾斜する傾斜部が設けられている、ことが好ましい。

　このようにすれば、ストッパ収容部の開口周囲、および、開口と対向するロック挿通孔壁面の上述した第１方向側に第３段部が設けられる。また、ロック部材のピン挿通部には、上述した第１方向に沿って傾斜する傾斜部を設けられる。このため、ロック部材をアンロック位置へ移動させようとトリガーとともにストッパバネが取り除かれても、ストッパピンが傾斜部によって第１方向に変位され、第３段部と係合する。この結果、ストッパピンはアンラッチ位置に戻されることはなく、ロック部材がロック位置に確実に保持される。従って、ロック部材の不正なアンロックがより一層阻止され、駐車中における車両盗難がより一層防止され得る。

　さらに、前記ストッパピンが、ほぼ円柱状の外形を有し、前記傾斜部の中央部分が、前記ロック位置から前記アンロック位置に向けて突出された山形形状を有している、ことが好ましい。

　このようにすれば、ストッパピンが山形の傾斜部の頂点上に留まることはないので、ストッパピンはアンラッチ位置に戻されることはなく、ロック部材がロック位置に確実に保持される。従って、ロック部材の不正なアンロックがより一層阻止され、駐車中における車両盗難がより一層防止され得る。

本発明のステアリングロック装置の一実施形態の分解斜視図である。本発明のステアリングロック装置の一実施形態における部品収容室の一部平面図である。（ａ）は本発明のステアリングロック装置のステアリングロック装置の側面図、（ｂ）は下面図である。図３（ｂ）中のＩＶ－ＩＶ線断面図（カバー装着時）である。図３（ｂ）中のＩＶ－ＩＶ線断面図（カバー取外し時）である。図５中のＶＩ－ＶＩ線断面図である。図６中のＶＩＩ部を示す要部拡大図である。図３（ｂ）のＶＩ－ＶＩ線断面図（カバー取外し後にロック部材を引抜こうとした状態）である。図６中のＶＩＩ部を示す要部拡大図（カバー取外し後にロック部材を引抜こうとした状態）である。従来のステアリングロック装置の断面図である。

　以下、本発明のステアリングロック装置の一実施形態を図面に基づいて説明する。

　図１に示されるように、本実施形態のステアリングロック装置１は、メインフレーム２及びカバー３を有している。メインフレーム２及びカバー３は、互いに組み付けられて、その内部に部品収容室３ａが形成される。また、ステアリングロック装置１は、ロック部材４と、アクチュエータ５と、巻バネ（付勢ユニット）６と、ストッパ７と、トリガー８（図４参照）とを備えている。ロック部材４は、ステアリングシャフト（図示せず）の回転を阻止するロック位置とステアリングシャフトの回転を許容するアンロック位置との間で変位する。アクチュエータ５は、部品収容室３ａ内に配設され、ロック部材４をロック位置又はアンロック位置へ変位させる。巻バネ６は、カバー３の内側に取り付けられ、ロック部材４をロック方向（図４の下方向）に付勢している。ストッパ７は、ロック部材４をロック位置に保持する。トリガー８は、カバー３の内面上に一体的に形成されており、ストッパ７を非作動状態（アンラッチ位置）に保持する。

　図１～図４に示されるように、メインフレーム２には、ロック挿通孔２ａと、トリガー挿通孔２ｂと、サブフレーム組付部２ｃとが設けられている。ロック挿通孔２ａには、ロック部材４がスライド自在に挿通される。トリガー挿通孔２ｂには、トリガー８がスライド自在に挿通される。サブフレーム組付部２ｃには、サブフレーム１１が組付けられる。ロック挿通孔２ａの壁面には、後述するストッパ収容部１４が開口されている。

　ストッパ収容部１４には、第１段部２１と、第２段部２２と、第３段部２３とが形成されている。第１段部２１は、ロック挿通孔２ａ内面上のストッパ収容部１４の開口部における、ロック部材４のアンロック側（図４の上方向）に位置する。第２段部２２は、上述した開口部における、ロック部材４のロック側（図４の下方向）に位置する。第３段部２３は、上述した開口部における、側方（図６の左右方向）に位置する。第１段部２１、第２段部２２、及び、第３段部２３には、ストッパピン１２が係合可能である。なお、ロック部材４のスライド方向とストッパピン１２のスライド方向との双方に対して直交する方向を第１方向と定義すると、第３段部２３は、上述した開口部における、第１方向（図６の左右方向）に位置する。

　図１にし召されるように、ロック部材４は、硬質な板部材であり、係合端部４ｂと、バネ受部４ｃとが形成されている。係合端部４ｂは、ロック部材４の先端に形成されており、ステアリングシャフトと係合し得る。バネ受部４ｃは、ロック部材４の基端に形成されており、巻バネ６と当接する。ロック部材４は、メインフレーム２に形成されたロック挿通孔２ａ内に配設されている。ロック部材４は、ステアリングシャフトの回転を阻止するロック位置とステアリングシャフトの回転を許容するアンロック位置との間でスライド可能である。

　また、ロック部材４には、ピン挿通部４ａが形成されている。ピン挿通部４ａは、ロック部材４を板厚方向（ストッパピン１２のスライド方向）に貫通するように形成されている。本実施形態では、ピン挿通部４ａは、ロック部材４のスライド方向に沿う側縁に切り欠きとして形成されている（図７参照）。ピン挿通部４ａのロック側（図７下方）の内面には、上述した第１方向に沿って傾斜する傾斜部４ｄが設けられている。傾斜部４ｄの中央部分は、ロック側からアンロック側（図７上方）に向けて突出する山形に形成されている。なお、ピン挿通部４ａは、本実施形態では切り欠きとして形成されているが、貫通孔として形成されていても良い。

　図１に示されるように、ストッパ７は、サブフレーム１１と、ストッパピン１２と、ストッパバネ１３とから構成されている。サブフレーム１１は、円筒状のストッパ収容部１４を備えている。サブフレーム１１は、メインフレーム２に装着される。ストッパ収容部１４は、サブフレーム１１がメインフレーム２に装着された状態でロック挿通孔２ａと直交する。ストッパピン１２及びストッパバネ１３が、ストッパ収容部１４内に収容される。

　図４及び図５に示されるように、ストッパピン１２は、底を有する円筒形状を有している。ストッパピン１２は、ストッパ収容部１４内に位置するアンラッチ位置（図４）とストッパ収容部１４外に位置するラッチ位置（図５）との間をスライドする。ストッパピン１２の内部にはストッパバネ（本実施形態では巻バネ）１３が収容される。ストッパピン１２は、ストッパバネ１３によってアンラッチ位置からラッチ位置に向けて（図４の右方向）付勢されている。ストッパピン１２がアンラッチ位置にあるときは、ロック部材４がどの位置にあってもストッパピン１２とロック部材４とは係合しない（図４参照）。一方、ストッパピン１２がラッチ位置にあるときは、ストッパピン１２はロック位置のロック部材４のピン挿通部４ａ内に位置する（図５参照）。

　図４に示されるように、トリガー８は、メインフレーム２に対して着脱可能である。トリガー８は、通常時にはメインフレーム２に設けられたトリガー挿通孔２ｂに挿入されている。トリガー８がトリガー挿通孔２ｂに挿入された状態では、トリガー８の先端８ａはストッパ収容部１４内のストッパピン１２の端面１２ａと係合しており、ストッパピン１２はアンラッチ位置に保持されている。このとき、ストッパバネ１３は、ストッパピン１２内部で圧縮されている。

　次に、前記ステアリングロック装置１の動作を説明する。ロック部材４がロック位置にあってステアリングシャフトをロックしているときは、ストッパ７がトリガー８によって非作動状態に保持されている（図４参照）。カバー３をメインフレーム２から取り外すと、カバー３と一体に形成されたトリガー８、及び、巻バネ６も取り外される。この結果、トリガー８の先端とストッパピン１２との係合が解除され、ストッパピン１２がストッパバネ１３によってラッチ位置に移動される。ストッパピン１２は、ロック部材４のピン挿通部４ａに嵌入される（図５参照）。この状態下でロック部材４を引抜こうとしても、ストッパピン１２とロック部材４とが係合し、ストッパピン１２の両端が第１段部２１に引っかかるので、ロック部材４は抜取られることなくロック位置に保持される。

　また、上述した状態下で、トリガー挿通孔２ｂを通じてストッパバネ１３が取除かれると、ストッパピン１２は、落下して第２段部２２と係合する。そして、ストッパピン１２と第２段部２２との係合によってストッパピン１２はアンラッチ位置の移動が抑止され、ラッチ位置に保持される。したがって、ストッパピン１２とロック部材４との係合は保持され、ロック部材４は抜取られることなくロック位置に保持される（図５～図７参照）。

　さらに、ロック部材４を動かしてストッパピン１２を持ち上げることでロック部材４と第２段部２２との係合を外してストッパピン１２をアンラッチ位置に移動させようとしても、ストッパピン１２傾斜部４ｄによって第３段部２３に押し出される（図９参照）。ストッパピン１２は、第３段部２３に引っかかるので、アンラッチ位置に移動されることはない。また、振動を与えてストッパピン１２を移動させようとしても、ストッパピン１２は傾斜部４ｄの山形形状によって反対側の斜面に移動してしまう。このため、振動を与えてもストッパピン１２はアンラッチ位置に移動されず、ラッチ位置に保持される。このように、ストッパピン１２とロック部材４との係合は確実に保持され、ロック部材４は抜取られることなくロック位置に保持される。

　以上、本発明では、カバー３をメインフレーム２から取り外した場合のみならず、ストッパバネ１３を取除いた場合でも、ストッパピン１２と各段部２１，２２，２３とが係合してロック部材４をロック位置に保持する。この結果、ロック部材４の不正なアンロックが阻止され、駐車中における車両盗難が防止され得る。

　上記実施形態では、各段部が、ストッパ収容部の開口部の周囲、および、該開口部と対向するロック挿通孔の壁面に設けられている。このような単純な構成によって、部品点数を増加させることなく、不正なアンロックを防止することができる。

　また、ピン挿通部４ａに上述した第１方向に沿って傾斜する山形の傾斜部４ｄを設け、かつ、ストッパピン１２をほぼ円筒形とすることで、ストッパバネ１３を取除いてロック部材４をアンロック位置へ移動させようとしてもストッパピン１２を傾斜部４ｄによって第１方向へ変位させて第３段部２３と係合させることができる。このため、ストッパピン１２をアンロック位置に移動させることができず、ロック部材４はロック位置に保持される。従って、ロック部材４の不正なアンロックをより一層確実に阻止でき、駐車中における車両盗難をより一層防止できる。さらに、ストッパピン１２は山形の傾斜部４ｄの頂点上に留まることはないので、ストッパピン１２をアンロック位置に移動させることができず、ロック部材はロック位置に確実に保持される。これによって、ロック部材の不正なアンロックをより一層阻止できる。

　以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態には限定されず、種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、トリガー８はカバー３と一体的に形成されたが、トリガー８と巻バネ６とが一体に形成されてもよい。

Claims

　ステアリングロック装置であって、
　メインフレームに形成されたロック挿通孔内に配設され、ステアリングシャフトの回転を阻止するロック位置とステアリングシャフトの回転を許容するアンロック位置との間でスライド可能なロック部材と、
　前記ロック部材に形成されたピン挿通部と、
　該メインフレームに形成されたストッパ収容部に収容され、前記ロック部材のスライドを許容するアンラッチ位置と前記ピン挿通部と係合して前記ロック部材を前記ロック位置に保持するラッチ位置との間でスライド可能で、前記ストッパ収容部に収容されたストッパバネによって前記アンラッチ位置から前記ラッチ位置に向けて付勢されているストッパピンと、
　該メインフレームに着脱自在に配設され、前記ストッパピンと係合して該ストッパピンをアンラッチ位置に保持するトリガーと、を備え、
　前記ストッパ収容部の開口周囲、および、該開口と対向するロック挿通孔壁面の前記アンロック位置側に、前記ラッチ位置に位置する前記ストッパピンと係合する第１段部が設けられている。
　請求項１に記載のステアリングロック装置であって、
　前記ストッパ収容部の開口周囲、および、該開口と対向するロック挿通孔壁面の前記ロック位置側に、前記ラッチ位置に位置する前記ストッパピンと係合する第２段部が設けられている。
　請求項１に記載のステアリングロック装置であって、
　前記ロック部材のスライド方向と前記ストッパピンのスライド方向との双方に直交する方向とを第１方向とし、
　前記ストッパ収容部の開口周囲、および、該開口と対向するロック挿通孔壁面の前記第１方向側に、前記ラッチ位置に位置する前記ストッパピンと係合する第３段部が設けられており、
　前記ロック部材のピン挿通部に、前記第１方向に沿って傾斜する傾斜部が設けられている。
　請求項２に記載のステアリングロック装置であって、
　前記ロック部材のスライド方向と前記ストッパピンのスライド方向との双方に直交する方向とを第１方向とし、
　前記ストッパ収容部の開口周囲、および、該開口と対向するロック挿通孔壁面の前記第１方向側に、前記ラッチ位置に位置する前記ストッパピンと係合する第３段部が設けられており、
　前記ロック部材のピン挿通部に、前記第１方向に沿って傾斜する傾斜部が設けられている。
　請求項３記載のステアリングロック装置であって、
　前記ストッパピンが、ほぼ円柱状の外形を有し、
　前記傾斜部の中央部分が、前記ロック位置から前記アンロック位置に向けて突出された山形形状を有している。
　請求項４記載のステアリングロック装置であって、
　前記ストッパピンが、ほぼ円柱状の外形を有し、
　前記傾斜部の中央部分が、前記ロック位置から前記アンロック位置に向けて突出された山形形状を有している。