WO2009148030A1 - 高周波スイッチ - Google Patents

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Abstract

 送信端子(16)からの送信信号を伝送させる第1λ/4信号伝送路(18a)に対して、第1スイッチ回路(22a)が並列に接続され、受信信号を受信端子(20)に伝送させる第2λ/4信号伝送路(18b)に対して、第2スイッチ回路(22b)が並列に接続された高周波スイッチ(10A)において、第1λ/4信号伝送路(18a)を構成要素の1つとし、送信信号の反射波を検出する方向性結合器(36)を有する。この方向性結合器(36)は、上述した第1λ/4信号伝送路(18a)と、該第1λ/4信号伝送路(18a)に対向して配置されたλ/4線路(38)と、該λ/4線路(38)の一端に接続された反射波出力端子(40)と、λ/4線路(38)の他端に接続された終端抵抗(42)とを有する。

Description

高周波スイッチ
 本発明は、高周波信号を切り替える高周波スイッチに関し、特に、アンテナに接続されるアンテナスイッチ、例えばTDD(Time Division Duplex)スイッチ等に用いて好適な高周波スイッチに関する。
 従来のアンテナスイッチ等の高周波スイッチとしては、例えば特許第2532122号公報に記載のマイクロ波スイッチや特許第2830319号公報に記載の送受信切り換え装置が知られている。
 特許第2532122号公報に記載のマイクロ波スイッチは、信号ラインに直列及び並列にPINダイオードを挿入し、PINダイオードに順電流を流してPINダイオードをオンとし、また、PINダイオードを逆バイアスしてPINダイオードをオフさせることにより、高周波信号を切り替えるようにしている。
 特許第2830319号公報に記載の送受信切り換え装置は、信号伝送ラインに、伝送ラインとそれに直列に配置されたPINダイオード等を並列に挿入してスイッチを構成した回路方式を採用している。
 ところで、上述のような高周波スイッチを利用した送受信切換え方式としては、以下に示すような2種類の方式(第1送受信切換え方式及び第2送受信切換え方式)が通常使われる。
 第1送受信切換え方式は、図17に示すように、送受信器100と送受信アンテナ102(又はバンドパスフィルタ104を介して)との間における送信ライン106に、送信アンプ108とアイソレータ111を接続し、送受信器100と送受信アンテナ102(又はバンドパスフィルタ104を介して)との間における受信ライン110に受信アンプ112を接続し、送信ライン106と受信ライン110との結合点に高周波スイッチ114を接続した方式である。
 第2送受信切換え方式は、図18に示すように、送信ライン106に送信アンプ108を接続し、受信ライン110に受信アンプ112と高周波スイッチ114を接続し、送信ライン106と受信ライン110との結合点にサーキュレータ116を接続した方式である。
 上述の高周波スイッチにおいては、送受信器100とアンテナ102との間には、同軸線路等の給電線が接続されるが、送受信器100から出力された送信信号は進行波によってアンテナ102に運ばれた後、アンテナ102から空間に放射される。ここで、アンテナ102と給電線とが何らかの理由により整合しなくなったときは、アンテナ102で反射が発生して、反射波として送受信器100に戻ってくる。この場合、通信が正常に行われないだけでなく、送受信器100の故障、破壊につながるおそれがある。そこで、反射波を常に監視することが望ましい。また、送信信号の進行波のレベルを監視し、適正な値に制御することが望ましい。
 そこで、送信信号の反射波及び進行波を検出するために、方向性結合器を挿入接続することが考えられる。
 例えば第1送受信切換え方式では、図17に示すように、高周波スイッチ114とバンドパスフィルタ104の間に反射波検出のための第1方向性結合器120を挿入接続し、送信アンプ108とアイソレータ111の間に進行波検出のための第2方向性結合器122を挿入接続する。
 第2送受信切換え方式では、図18に示すように、高周波スイッチ114と終端抵抗124の間に反射波検出のための第1方向性結合器120を挿入接続し、送信アンプ108とサーキュレータ116の間に進行波検出のための第2方向性結合器122を挿入接続する。
 しかし、第1送受信切換え方式及び第2送受信切換え方式共に、第1方向性結合器120及び第2方向性結合器122という新たな2つの電子部品を挿入接続する必要があることから、システム全体の部品点数が多くなり、しかも、サイズも大きくなるという問題がある。これは、製造コストの高価格化にもつながる。また、伝送ロスの増大の問題もある。
 なお、上述した特許第2532122号公報及び特許第2830319号公報には、反射波(及び進行波)を検出するという考えがなく、第1送受信切換え方式及び第2送受信切換え方式の高周波スイッチ114の代替品として使用できるに過ぎない。
 本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、1つの高周波スイッチであっても、少なくとも送信信号の反射波を検出することができ、反射波検出機能付きの送信システムあるいは送受信システムの部品点数の低減、サイズの小型化をより促進することができ、製造コストの低廉化、伝送ロスの低減化も図ることができる高周波スイッチを提供することを目的とする。
 本発明に係る高周波スイッチは、送信端子からの送信信号を伝送させる第1信号伝送路に対して、第1スイッチ回路が並列に接続され、受信信号を受信端子に伝送させる第2信号伝送路に対して、第2スイッチ回路が並列に接続された高周波スイッチにおいて、前記第1信号伝送路を構成要素として含み、少なくとも前記送信信号の反射波を検出する方向性結合器を有することを特徴とする。
 これにより、1つの高周波スイッチであっても、少なくとも送信信号の反射波を検出することができ、反射波検出機能付きの送信システムあるいは送受信システムの部品点数の低減、サイズの小型化をより促進することができ、製造コストの低廉化も図ることができる。また、伝送ロスの低減化も図ることができる。
 そして、本発明において、前記方向性結合器は、前記第1信号伝送路に対向して配置された線路と、前記線路の一端に接続された反射波出力端子と、前記線路の他端に接続された終端抵抗とを有するようにしてもよい。
 また、本発明において、前記送信端子と前記第1信号伝送路との間に接続された第3信号伝送路に対して第3スイッチ回路が並列に接続され、前記第3信号伝送路を構成要素として含み、少なくとも前記送信信号の進行波を検出する第2方向性結合器を有するようにしてもよい。この場合、前記方向性結合器は、前記第1信号伝送路に対向して配置された第1線路と、前記第1線路の一端に接続された反射波出力端子と、前記第1線路の他端に接続された終端抵抗とを有し、前記第2方向性結合器は、前記第3信号伝送路に対向して配置された第2線路と、前記第2線路の一端に接続された進行波出力端子と、前記第2線路の他端に接続された第2終端抵抗とを有するようにしてもよい。
 また、本発明において、前記方向性結合器は、前記送信信号の反射波及び進行波を検出するようにしてもよい。この場合、前記方向性結合器は、前記第1信号伝送路に対向して配置された線路と、前記線路の一端に接続された反射波出力端子と、前記線路の他端に接続された進行波出力端子とを有するようにしてもよい。
 また、本発明において、前記第1スイッチ回路は、第1伝送路と1以上の第1PINダイオードを含む回路とが直列に接続され、前記第2スイッチ回路は、第2伝送路と1以上の第2PINダイオードを含む回路とが直列に接続されていてもよい。
 また、前記第3スイッチ回路は、第3伝送路と1以上の第3PINダイオードを含む回路とが直列に接続されていてもよい。
 なお、上述した信号伝送路は、3λ/4信号伝送路、λ/4信号伝送路等、電気長を限定しないが、λ/4信号伝送路が小型化等の点で好ましい。また、上述した前記線路は、3λ/4線路、λ/4線路等のいずれを使用してもよいが、λ/4線路が好ましい。また、上述した前記伝送路は、3λ/4伝送路、λ/4伝送路等のいずれを使用してもよいが、λ/4伝送路が小型化等の点で好ましい。
 以上説明したように、本発明に係る高周波スイッチによれば、1つの高周波スイッチであっても、少なくとも送信信号の反射波を検出することができ、反射波検出機能付きの送信システムあるいは送受信システムの部品点数の低減、サイズの小型化をより促進することができ、製造コストの低廉化、伝送ロスの低減化も図ることができる。
第1アンテナスイッチの構成を示す回路図である。 方向性結合器の動作を示す説明図である。 図3Aは第1アンテナスイッチにおいて、第1PINダイオードをオンにしたときの第1スイッチ回路の等価回路を示す図であり、図3Bは第1PINダイオードをオフにしたときの第1スイッチ回路の等価回路を示す図である。 図4Aは第1PINダイオードのオン時における中心周波数付近の第1スイッチ回路の等価回路を示す図であり、図4Bは第1PINダイオードのオフ時における中心周波数付近の第1スイッチ回路の等価回路を示す図である。 伝送線路の入力側と出力側のインピーダンスの関係を説明するための図である。 第1アンテナスイッチにおいて、第1スイッチ回路をオン、第2スイッチ回路をオフにしたときの等価回路を示す図である。 第1アンテナスイッチにおいて、第1スイッチ回路をオフ、第2スイッチ回路をオンにしたときの等価回路を示す図である。 第2アンテナスイッチの構成を示す回路図である。 第3アンテナスイッチの構成を示す回路図である。 第4アンテナスイッチの構成を示す回路図である。 図11Aは第4アンテナスイッチにおいて、第4PINダイオードをオンにしたときの第4スイッチ回路の等価回路を示す図であり、図11Bは第4PINダイオードをオフにしたときの第4スイッチ回路の等価回路を示す図である。 第4アンテナスイッチにおいて、第1スイッチ回路をオン、第2スイッチ回路及び第4スイッチ回路をオフにしたときの等価回路を示す図である。 第5アンテナスイッチの構成を示す回路図である。 第5アンテナスイッチにおいて、第1スイッチ回路及び第3スイッチ回路をオフ、第2スイッチ回路及び第4スイッチ回路をオンにしたときの等価回路を示す図である。 第6アンテナスイッチの構成を示す回路図である。 第7アンテナスイッチの構成を示す回路図である。 高周波スイッチを利用した第1送受信切換え方式を示す説明図である。 高周波スイッチを利用した第2送受信切換え方式を示す説明図である。
 以下、本発明に係る高周波スイッチを、例えばアンテナスイッチに適用した実施の形態例を図1~図16を参照しながら説明する。なお、λは、スイッチの動作周波数帯の中心周波数に対応する波長で、以下の伝送路での波長を表すものとする。
 第1の実施の形態に係るアンテナスイッチ(以下、第1アンテナスイッチ10Aと記す)は、図1に示すように、アンテナ接続端子14と送信端子16との間に接続された1つの第1λ/4信号伝送路18aと、アンテナ接続端子14と受信端子20との間に接続された1つの第2λ/4信号伝送路18bと、第1λ/4信号伝送路18aに対して並列に接続された第1スイッチ回路22aと、第2λ/4信号伝送路18bに対して並列に接続された第2スイッチ回路22bとを有する。なお、送信端子16と第1λ/4信号伝送路18aとの間、第1λ/4信号伝送路18aとアンテナ接続端子14との間、アンテナ接続端子14と第2λ/4信号伝送路18bとの間、第2λ/4信号伝送路18bと受信端子20との間にそれぞれキャパシタC1~C4が直列に接続されている。このキャパシタC1~C4は、後述するPINダイオードをオン/オフする電流を阻止するためのコンデンサで、高周波的にはショートとして働く。
 第1スイッチ回路22aは、キャパシタC1と第1λ/4信号伝送路18aとの間の信号ラインとGND(グランド)間に接続され、1つの第1λ/4伝送路24aと第1並列共振回路26aとが第1接点a1で直列に接続された直列回路を有する。
 第1並列共振回路26aは、第1接点a1とGND間に接続された1つの第1PINダイオード28aと、第1接点a1と第1制御端子Tc1間に接続された第1インダクタ30aと、第1制御端子Tc1とGND間に接続された第1キャパシタCaとを有する。この第1キャパシタCaは、第1PINダイオード28aをオン/オフする電流を阻止するためのコンデンサとして働く。
 第1制御端子Tc1には、第1PINダイオード28aに順電流を流して該第1PINダイオード28aをオンにするための順バイアス電圧Vc1と、第1PINダイオード28aを逆バイアスして第1PINダイオード28aをオフにするための逆バイアス電圧Vc2が印加されるようになっている。
 第2スイッチ回路22bは、上述した第1スイッチ回路22aと同様に、第2λ/4信号伝送路18bとキャパシタC4との間の信号ラインとGND(グランド)間に接続され、1つの第2λ/4伝送路24bと第2並列共振回路26bとが第2接点a2で直列に接続された直列回路を有する。
 第2並列共振回路26bは、第2接点a2とGND間に接続された1つの第2PINダイオード28bと、第2接点a2と第2制御端子Tc2間に接続された第2インダクタ30bと、第2制御端子Tc2とGND間に接続された第2キャパシタCbとを有する。この第2キャパシタCbは、第2PINダイオード28bをオン/オフする電流を阻止するためのコンデンサとして働く。
 第2制御端子Tc2には、第2PINダイオード28bに順電流を流して該第2PINダイオード28bをオンにするための順バイアス電圧Vc1と、第2PINダイオード28bを逆バイアスして第2PINダイオード28bをオフにするための逆バイアス電圧Vc2が印加されるようになっている。
 なお、第1制御端子Tc1に順バイアス電圧Vc1が印加される時には、第2制御端子Tc2に逆バイアス電圧Vc2が印加され、第1制御端子Tc1に逆バイアス電圧Vc2が印加される時には、第2制御端子Tc2に順バイアス電圧Vc1が印加される。第1制御端子Tc1の逆バイアス電圧Vc2と第2制御端子Tc2の逆バイアス電圧Vc2の電圧は、異なってもよい。
 そして、この第1アンテナスイッチ10Aは、第1λ/4信号伝送路18aを構成要素の1つとし、送信信号の反射波を検出する方向性結合器36を有する。
 この方向性結合器36は、上述した第1λ/4信号伝送路18aと、該第1λ/4信号伝送路18aに対向して配置されたλ/4線路38と、該λ/4線路38の一端に接続された反射波出力端子40と、λ/4線路38の他端に接続された終端抵抗42とを有する。なお、終端抵抗42の他端は接地とされている。
 ここで、方向性結合器36の動作原理について図2を参照しながら説明する。先ず、方向性結合器36の第1端φ1~第4端φ4について以下のように定義する。すなわち、第1λ/4信号伝送路18aの送信端子16側の端部を第1端φ1、第1λ/4信号伝送路18aのアンテナ接続端子14側の端部を第2端φ2、λ/4線路38の送信端子16側の端部を第3端φ3、λ/4線路38のアンテナ接続端子14側の端部を第4端φ4とする。
 このとき、方向性結合器36の第1端φ1に、送信端子16からの送信信号による進行波電力Paが加えられると、第2端φ2に進行波が現れ、第3端φ3に進行波電力Paに比例した電力dPaの電波(信号)が現れる。そして、アンテナで反射が発生して、方向性結合器36の第2端φ2に反射波電力Pbが加わると、第1端φ1に反射波が現れ、第4端φ4に反射波電力Pbに比例した電力dPbの電波(信号)が現れる。つまり、方向性結合器36の第4端φ4につながる反射波出力端子40から反射波電力Pbに比例した信号が出力されることになり、反射波を検出することが可能となる。
 次に、第1アンテナスイッチ10Aの回路動作について図3~図7を参照しながら説明する。
 第1スイッチ回路22aを主体に説明すると、先ず、第1制御端子Tc1に順バイアス電圧Vc1が印加されることで、第1PINダイオード28aがオンとなり、そのときの第1スイッチ回路22aの等価回路は図3Aに示すようになる。すなわち、第1λ/4伝送路24aとGND間に、等価的にインダクタンスLaと第1PINダイオード28aのオン抵抗Roが並列に接続された回路が直列に接続された形態となる。
 反対に、第1制御端子Tc1に逆バイアス電圧Vc2が印加されることで、第1PINダイオード28aがオフとなり、そのときの第1スイッチ回路22aの等価回路は図3Bに示すようになる。すなわち、第1λ/4伝送路24aとGND間に、インダクタンスLaと第1PINダイオード28aの空乏層による寄生容量Cfと第1PINダイオード28aのオフ抵抗Rfによる並列共振回路が直列に接続された形態となる。
 そして、この第1アンテナスイッチ10Aでは、該第1アンテナスイッチ10Aの中心周波数foと、寄生容量Cf、オフ抵抗Rf及びインダクタンスLaからなる並列共振回路の共振周波数を一致させるようにインダクタンスLaの値を設定してある。
 ここで、オン抵抗Roは、一般に1オーム程度あるいはそれ以下であり、Ro<<2πfoLaとできるため、第1PINダイオード28aのオン時における中心周波数fo付近の等価回路は図4Aのように表すことができ、第1PINダイオード28aのオフ時における中心周波数fo付近の等価回路は図4Bのように表すことができる。
 いま、図5に示すように、伝送線路z=LにおいてインピーダンスZ(L)の負荷で終端した場合を考える。
 伝送線路の特性インピーダンスをZoとし、進行波をAe-γz、反射波をBe-γz(γは伝搬定数)とすれば、基準点zにおける電圧V(z)及び電流I(z)は以下の式で表される。
   V(z)=Ae-γz+Beγz
   I(z)=(A/Zo)e-γz-(B/Zo)eγz
 従って、z=LにおけるインピーダンスZ(L)は以下の式で表される。
   Z(L)=V(L)/I(L)
       =Zo{(Ae-γL+BeγL)/(Ae-γL-BeγL)}
 また、反射係数Γ(L)は以下の式(a)で示す関係がある。
   Γ(L)=(BeγL)/(Ae-γL
       =(B/A)e2γL
       ={Z(L)-Zo}/{Z(L)+Zo} ……(a)
 さらに、z=0において負荷側を見たインピーダンスZ(0)は、以下の式(b)で表される。
   Z(0)=Zo{(A+B)/(A-B)}     ……(b)
 式(a)より、
   B/A=[{Z(L)-Zo}/{Z(L)+Zo}]e-2γL
であるから、この式を式(b)に代入すれば、以下の式(c)になる。
   Z(0)/Zo = [Z(L) + ZotanhγL]/[Zo + Z(L)tanhγL]  ……(c)
 ここで、γ=α+jβ(αは減衰定数、βはβ=2π/λで位相定数)である。
 無損失線路は、α=0であり、γ=jβとなるから、式(c)は以下の式(d)に変形できる。
   Z(0)/Zo = [Z(L) + jZotanβL]/[Zo + jZ(L)tanβL]  ……(d)
 そして、式(d)にL=λ/4を代入すると、以下の式(e)が求まる。
   Z(0)/Zo=Zo/Z(L)
   Z(0)=Zo2/Z(L)             ……(e)
 このことから、第1PINダイオード28aがオンのとき、Z(L)が1オーム程度あるいはそれ以下の低抵抗であることから、式(e)からもわかるように、第1λ/4伝送路24aの信号ライン側のインピーダンス(この場合、Z(0))は大きな値となり、理想的には開放状態となる。反対に、第1PINダイオード28aがオフのとき、Z(L)が10kオーム以上の高抵抗であることから、式(e)からもわかるように、第1λ/4伝送路24aの信号ライン側のインピーダンス(この場合、Z(0))は小さな値となり、理想的には短絡状態となる。
 従って、例えば第1制御端子Tc1に順バイアス電圧Vc1が印加されて第1PINダイオード28aがオン、第2制御端子Tc2に逆バイアス電圧Vc2が印加されて第2PINダイオード28bがオフになると、図6に示すような等価回路となり、送信端子16のみがアンテナ接続端子14に高周波的には接続されることになる。これによって、送信端子16に供給された送信信号Saがアンテナ接続端子14を通じて送信されることになる。つまり、送信端子16からアンテナ接続端子14にかけての第1信号ライン34aが信号伝送側となり、受信端子20からアンテナ接続端子14にかけての第2信号ライン34bが信号遮断側となる。
 上述とは反対に、第1制御端子Tc1に逆バイアス電圧Vc2が印加されて第1PINダイオード28aがオフ、第2制御端子Tc2に順バイアス電圧Vc1が印加されて第2PINダイオード28bがオンになると、図7に示すような等価回路となり、受信端子20のみがアンテナ接続端子14に高周波的には接続されることになる。これによって、アンテナにて受信した受信信号Sbがアンテナ接続端子14に供給され、該受信端子20から出力されることになる。つまり、送信端子16からアンテナ接続端子14にかけての第1信号ライン34aが信号遮断側となり、受信端子20からアンテナ接続端子14にかけての第2信号ライン34bが信号伝送側となる。
 ところで、上述したように、例えば第1並列共振回路26aを設けず、第1PINダイオード28aのみを接続した場合、第1PINダイオード28aのオフ時における中心周波数fo付近の等価回路は、図4Bのようにはならず、図3Bのように、寄生容量Cfが残り、共振周波数は低域側にずれることになる。その結果、第1λ/4伝送路24aの位相特性に誤差が生じ、損失につながるという問題がある。
 そこで、第1アンテナスイッチ10Aでは、第1並列共振回路26aの第1インダクタ30aの定数を調整して、第1PINダイオード28aのオフ時の第1並列共振回路26aの共振周波数と第1アンテナスイッチ10Aの中心周波数foとが同じになるようにしている。同様に、第2並列共振回路26bの第2インダクタ30bの定数を調整して、第2PINダイオード28bのオフ時の第2並列共振回路26bの共振周波数と第1アンテナスイッチ10Aの中心周波数foとが同じになるようにしている。
 一方、PINダイオードのオン時の抵抗Roは、Ro<<2πfoLaであるので、これにより、図4A及び図4Bに示すように、例えば第1PINダイオード28aのオン時において、第1λ/4伝送路24aのGND側にオン抵抗Roのみが接続され、第1PINダイオード28aのオフ時において、第1λ/4伝送路24aのGND側にオフ抵抗Rfのみが接続された形態となるため、第1PINダイオード28aのオン時とオフ時の第1λ/4伝送路24aの共振周波数はずれることがない。
 従って、この第1アンテナスイッチ10Aにおいては、第1λ/4伝送路24a及び第2λ/4伝送路24bの各位相特性に誤差は発生せず、スイッチ回路のオン時の通過帯域とオフ時のアイソレーション帯域を一致させることができる。つまり、アンテナスイッチとして使用する帯域において、オン時の通過損失の最小化、オフ時のアイソレーションの最大化を適切に設定することができる。結果的に、スイッチ回路に伴う伝送信号に対する損失を低減することができると共に、スイッチ回路のオフ時の減衰量を適切に確保することができる。
 特に、この第1アンテナスイッチ10Aは、第1λ/4信号伝送路18aを構成要素の1つとした方向性結合器36を有することから、送信信号の出力時に、アンテナで反射が生じた場合、方向性結合器36の反射波出力端子40から反射波に比例した信号を取り出すことができ、反射波を検出することが可能となる。この場合、第1λ/4信号伝送路18aにλ/4線路38を対向して配置するだけでよいため、部品点数を増加させることなく、送信信号の反射波を検出することができる。
 このように、第1アンテナスイッチ10Aにおいては、1つのアンテナスイッチであっても、送信信号の反射波を検出することができることから、反射波検出機能付きの送信システムあるいは送受信システムの部品点数の低減、サイズの小型化をより促進することができ、製造コストの低廉化、伝送ロスの低減化も図ることができる。
 次に、第2の実施の形態に係るアンテナスイッチ(以下、第2アンテナスイッチ10Bと記す)について、図8を参照しながら説明する。
 この第2アンテナスイッチ10Bは、図8に示すように、上述した第1アンテナスイッチ10Aとほぼ同様の構成を有するが、方向性結合器36が以下のように構成されている点で異なる。
 すなわち、方向性結合器36は、第1λ/4信号伝送路18aと、該第1λ/4信号伝送路18aに対向して配置されたλ/4線路38とを有し、第3端φ3(λ/4線路38の送信端子16側端部)に進行波出力端子44が接続され、第4端φ4(λ/4線路38のアンテナ接続端子14側端部)に反射波出力端子40が接続されている。
 これにより、方向性結合器36の第3端φ3につながる進行波出力端子44から進行波電力Pa(図2参照)に比例した信号が出力され、方向性結合器36の第4端φ4につながる反射波出力端子40から反射波電力Pbに比例した信号が出力されることになり、送信信号の反射波及び進行波を検出することができる。
 次に、第3の実施の形態に係るアンテナスイッチ(以下、第3アンテナスイッチ10Cと記す)について図9を参照しながら説明する。
 この第3アンテナスイッチ10Cは、図9に示すように、上述した第1アンテナスイッチ10Aとほぼ同様の構成を有するが、以下の点で異なる。
 すなわち、送信端子16と第1λ/4信号伝送路18aの間に第3λ/4信号伝送路18cが接続され、受信端子20と第2λ/4信号伝送路18bの間に第4λ/4信号伝送路が接続されている。
 第3λ/4信号伝送路18cに対応して第3スイッチ回路22cが接続され、第4λ/4信号伝送路18dに対応して第4スイッチ回路22dが接続されている。
 さらに、第1スイッチ回路22aの第1並列共振回路26aに複数の第1PINダイオード28aが並列に接続され、第2スイッチ回路22bの第2並列共振回路26bに複数の第2PINダイオード28bが並列に接続されている。同様に、第3スイッチ回路22cの第3並列共振回路26cに複数の第3PINダイオード28cが並列に接続され、第4スイッチ回路22dの第4並列共振回路26dに複数の第4PINダイオード28dが並列に接続されている。
 この場合も、第1並列共振回路26aの第1インダクタ30a及び第3並列共振回路26cの第3インダクタ30cの各定数を調整して、第1PINダイオード28aのオフ時の第1並列共振回路26aの共振周波数と、第3PINダイオード28cのオフ時の第3並列共振回路26cの共振周波数と、第3アンテナスイッチ10Cの中心周波数とが同じになるようにしている。
 同様に、第2並列共振回路26bの第2インダクタ30b及び第4並列共振回路26dの第4インダクタ30dの各定数を調整して、第2PINダイオード28bのオフ時の第1並列共振回路26aの共振周波数と、第4PINダイオード28dのオフ時の第4並列共振回路26dの共振周波数と、第3アンテナスイッチ10Cの中心周波数とが同じになるようにしている。
 従って、例えば第1スイッチ回路22a及び第3スイッチ回路22cがオン、すなわち、複数の第1PINダイオード28a及び複数の第3PINダイオード28cがすべてオンになると、第1接点a1とGND間の抵抗並びに第3接点a3とGND間の抵抗は、1つのオン抵抗よりも低い抵抗が接続された形となる。従って、上述した式(e)からもわかるように、第1λ/4伝送路24aにおける第1信号ライン34a側の端部のインピーダンス並びに第3λ/4伝送路24cにおける第1信号ライン34a側の端部のインピーダンスは、1つのオン抵抗の場合よりも高いインピーダンスとなる。すなわち、理想的な開放状態に近づくことになる。
 逆に、第1スイッチ回路22a及び第3スイッチ回路22cがオフ、すなわち、複数の第1PINダイオード28a及び複数の第3PINダイオード28cがすべてオフになると、結果的に第1接点a1とGND間並びに第3接点a3とGND間にはそれぞれ高抵抗であるオフ抵抗のみが接続された形となる。従って、第1λ/4伝送路24aにおける第1信号ライン34a側の端部のインピーダンス並びに第3λ/4伝送路24cにおける第1信号ライン34a側の端部のインピーダンスは、上述した(e)式からもわかるように、高抵抗に応じた低いインピーダンスになる。つまり、信号伝送時のスイッチ回路の通過損失をより低減することができる。
 そして、この第3アンテナスイッチ10Cは、第1λ/4信号伝送路18aを構成要素の1つとし、送信信号の反射波を検出する第1方向性結合器36aと、第3λ/4信号伝送路18cを構成要素の1つとし、送信信号の進行波を検出する第2方向性結合器36bとを有する。
 第1方向性結合器36aは、上述した第1λ/4信号伝送路18aと、該第1λ/4信号伝送路18aに対向して配置された第1λ/4線路38aと、該第1λ/4線路38aの一端(第4端φ4)に接続された反射波出力端子40と、第1λ/4線路38の他端(第3端φ3)に接続された第1終端抵抗42aとを有する。
 第2方向性結合器36bは、上述した第3λ/4信号伝送路18cと、該第3λ/4信号伝送路18cに対向して配置された第2λ/4線路38bと、該第2λ/4線路38bの一端(第3端φ3)に接続された進行波出力端子44と、第2λ/4線路38bの他端(第4端φ4)に接続された第2終端抵抗42bとを有する。なお、第1終端抵抗42a及び第2終端抵抗42bの各他端は接地とされている。
 この場合、第2方向性結合器36bの第3端φ3につながる進行波出力端子44から進行波電力Pa(図2参照)に比例した信号が出力され、第1方向性結合器36aの第4端φ4につながる反射波出力端子40から反射波電力Pbに比例した信号が出力されることになるため、送信信号の反射波及び進行波を検出することができる。
 しかも、反射波出力端子40に接続されるモニタ回路(反射波検出回路)の特性と、進行波出力端子44に接続されるモニタ回路(進行波検出回路)の特性が異なっていても、各モニタ回路の特性に、第1方向性結合器36a及び第2方向性結合器36bの出力特性をそれぞれ独立に設定することができるため、方向性結合器の設計の自由度を上げることができる。
 次に、第4の実施の形態に係るアンテナスイッチ(以下、第4のアンテナスイッチ10Dと記す)について図10を参照しながら説明する。
 この第4アンテナスイッチ10Dは、図10に示すように、上述した第1アンテナスイッチ10Aとほぼ同様の構成を有するが、以下のように構成されている点で異なる。
 すなわち、受信端子20と第2λ/4信号伝送路18bの間に第4λ/4信号伝送路18dが接続され、第4λ/4信号伝送路18dに対応して第4スイッチ回路22dが接続されている。
 第4スイッチ回路22dは、上述した第2スイッチ回路22bと同様に、第4λ/4信号伝送路18dとキャパシタC5との間の信号ラインとGND(グランド)間に接続され、1つの第4λ/4伝送路24dと第4並列共振回路26dとが第4接点a4で直列に接続された直列回路を有する。
 第4並列共振回路26dは、第4接点a4とGND間に接続された1つの第4PINダイオード28dと、第4接点a4と第2制御端子Tc2間に接続された第4インダクタ30dと、第2制御端子Tc2とGND間に接続された第4キャパシタCdとを有する。この第4キャパシタCdは、第4PINダイオード28dをオン/オフする電流を阻止するためのコンデンサとして働く。
 さらに、第4スイッチ回路22dは、第4PINダイオード28dに対して、受信側終端形成用抵抗RrとコンデンサCrの直列回路が並列に接続されている。このコンデンサCrは、第4PINダイオード28dをオン/オフする電流を阻止するためのコンデンサとして働く。
 ここで、第4スイッチ回路22dの動作を主体に説明すると、第4スイッチ回路22dは、第2制御端子Tc2に順バイアス電圧Vc1が印加されることで、第4PINダイオード28dがオンとなり、そのときの第4スイッチ回路22dの等価回路は図11Aに示すようになる。すなわち、第4λ/4伝送路24dとGND間に、等価的にインダクタンスLaと第4PINダイオード28dのオン抵抗Roと受信側終端形成用抵抗Rrが並列に接続された回路が直列に接続された形態となる。
 反対に、第2制御端子Tc2に逆バイアス電圧Vc2が印加されることで、第4PINダイオード28dがオフとなり、そのときの第4スイッチ回路22dの等価回路は図11Bに示すようになる。すなわち、第4λ/4伝送路24dとGND間に、インダクタンスLaと第4PINダイオード28dの空乏層による寄生容量Cfと第4PINダイオード28dのオフ抵抗Rfと受信側終端形成用抵抗Rrによる並列共振回路が直列に接続された形態となる。
 この場合も、第4アンテナスイッチ10Dの中心周波数foと、寄生容量Cf、オフ抵抗Rf及びインダクタンスLaからなる並列共振回路の共振周波数を一致させるようにインダクタンスLaの値を設定してある。
 第4スイッチ回路22dは、上述したように、受信側終端形成用抵抗Rrが並列に接続された形態となるが、オン抵抗Roと受信側終端形成用抵抗Rrの大小関係が、Ro<<Rrであるため、オン動作時には影響を与えない。また、オフ抵抗Rfと受信側終端形成用抵抗Rrの大小関係が、Rf>>Rrであるため、信号ライン側のインピーダンスは受信側終端形成用抵抗Rrで決定される。
 具体的に説明すると、例えば第4λ/4伝送路24dの特性インピーダンスを50オームとし、受信側終端形成用抵抗Rrを50オームとしたとき、オフ抵抗Rf(例えば10kオーム)と受信側終端形成用抵抗Rrとの合成抵抗(Rf//Rr)は、49.751オームとなるから、第4λ/4伝送路24cの信号ライン側のインピーダンスは、上述の式(e)から、50×50/49.751=50.250オームで終端されることになる(終端抵抗が50.250オームとなる)。実際には、終端抵抗が例えば50オームとなるように、受信側終端形成用抵抗Rrの値を決定する。
 オン時は、オン抵抗Ro=1オームとすると、オン抵抗Roと受信側終端形成用抵抗Rrとの合成抵抗(Ro//Rr)は、0.9804オームとなるから、第4λ/4伝送路24dの信号ライン側のインピーダンスは、上述の式(e)から、50×50/0.9804=2550オームとなる。
 従って、例えば第1制御端子Tc1に順バイアス電圧Vc1が印加されて第1PINダイオード28aがオン、第2制御端子Tc2に逆バイアス電圧Vc2が印加されて第2PINダイオード28b及び第4PINダイオード28dがオフになると、図12に示すような等価回路となり、送信端子16のみがアンテナ接続端子14に高周波的には接続され、受信端子20には例えば50オームの終端抵抗Reが接続されることになる。これによって、送信端子16に供給された送信信号Saがアンテナ接続端子14を通じて送信されることになる。つまり、送信端子16からアンテナ接続端子14にかけての第1信号ライン34aが信号伝送側となり、受信端子20からアンテナ接続端子14にかけての第2信号ライン34bが信号遮断側となる。
 仮に、第4スイッチ回路22dが存在しないとすると、上述したように、第2λ/4伝送路24bの信号ライン側のインピーダンスは小さな値となり、理想的には短絡状態となる。つまり、オフ時の受信側のインピーダンスが0オームとなり、全反射となるため、受信端子20に接続される受信アンプの動作が不安定になる場合がある。
 しかし、この第4アンテナスイッチ10Dでは、第4スイッチ回路22dを接続するようにしたので、上述したように、オフ時の受信側のインピーダンスが終端抵抗Reの値、例えば50オームとなって、他の回路とインピーダンスの整合をとることができ、受信端子20に接続される受信アンプの動作を安定にさせることができる。
 上述とは反対に、第1制御端子Tc1に逆バイアス電圧Vc2が印加されて第1PINダイオード28aがオフ、第2制御端子Tc2に順バイアス電圧Vc1が印加されて第2PINダイオード28b及び第4PINダイオード28dがオンになると、図7に示すような等価回路となり、受信端子20のみがアンテナ接続端子14に高周波的には接続されることになる。これによって、アンテナにて受信した受信信号Sbがアンテナ接続端子14に供給され、該受信端子20から出力されることになる。つまり、送信端子16からアンテナ接続端子14にかけての第1信号ライン34aが信号遮断側となり、受信端子20からアンテナ接続端子14にかけての第2信号ライン34bが信号伝送側となる。このため、受信時において、受信側終端形成用抵抗Rrによる影響はない。
 そして、この第4アンテナスイッチ10Dにおいても、第1アンテナスイッチ10Aと同様に、第1λ/4信号伝送路18aを構成要素の1つとする方向性結合器36を有することから、方向性結合器36の第4端φ4につながる反射波出力端子40から反射波電力Pbに比例した信号が出力されることになり、反射波を検出することが可能となる。
 次に、第5の実施の形態に係るアンテナスイッチ(以下、第5アンテナスイッチ10Eと記す)について図13を参照しながら説明する。
 この第5アンテナスイッチ10Eは、上述した第4アンテナスイッチ10Dとほぼ同様の構成を有するが、以下の点で異なる。
 すなわち、第1λ/4信号伝送路18aと送信端子16との間に接続された1つの第3λ/4信号伝送路18cと、該第3λ/4信号伝送路18cに対して並列に接続された第3スイッチ回路22cとを有する。
 第3スイッチ回路22cは、第3λ/4信号伝送路18cとキャパシタC1との間の信号ラインとGND(グランド)間に接続され、1つの第3λ/4伝送路24cと第3並列共振回路26cとが第3接点a3で直列に接続された直列回路を有する。
 第3並列共振回路26cは、第3接点a3とGND間に接続された1つの第3PINダイオード28cと、第3接点a3と第1制御端子Tc1間に接続された第3インダクタ30cと、第1制御端子Tc1とGND間に接続された第3キャパシタCcとを有する。この第3キャパシタCcは、第3PINダイオード28cをオン/オフする電流を阻止するためのコンデンサとして働く。
 さらに、第3スイッチ回路22cは、第3PINダイオード28cに対して、送信用終端形成用抵抗RtとコンデンサCtの直列回路が並列に接続されている。
 つまり、この第3スイッチ回路22cは、受信側の第4スイッチ回路22dと同様の構成を有する。
 従って、例えば第1制御端子Tc1に順バイアス電圧Vc1が印加されて第1PINダイオード28a及び第3PINダイオード28cがオン、第2制御端子Tc2に逆バイアス電圧Vc2が印加されて第2PINダイオード28b及び第4PINダイオード28dがオフになると、図12に示すような等価回路となり、送信端子16のみがアンテナ接続端子14に高周波的に接続され、受信端子20には例えば50オームの終端抵抗が接続されることになる。この場合、オフ時の受信側のインピーダンスが終端抵抗Reの値、例えば50オームとなって、他の回路とインピーダンスの整合をとることができ、受信端子20に接続される受信アンプの動作を安定にさせることができる。
 上述とは反対に、第1制御端子Tc1に逆バイアス電圧Vc2が印加されて第1PINダイオード28a及び第3PINダイオード28cがオフ、第2制御端子Tc2に順バイアス電圧Vc1が印加されて第2PINダイオード28b及び第4PINダイオード28dがオンになると、図14に示すような等価回路となり、受信端子20のみがアンテナ接続端子14に高周波的に接続され、送信端子16には例えば50オームの終端抵抗Reが接続されることになる。この場合、オフ時の送信側のインピーダンスが終端抵抗Reの値、例えば50オームとなって、他の回路とインピーダンスの整合をとることができる。
 そして、この第5アンテナスイッチ10Eは、図13に示すように、上述した第3アンテナスイッチ10Cと同様に、第1λ/4信号伝送路18aを構成要素の1つとし、送信信号の反射波を検出する第1方向性結合器36aと、第3λ/4信号伝送路18cを構成要素の1つとし、送信信号の進行波を検出する第2方向性結合器36bとを有する。
 従って、第2方向性結合器36bの第3端φ3につながる進行波出力端子44から進行波電力Paに比例した信号が出力され、第1方向性結合器36aの第4端φ4につながる反射波出力端子40から反射波電力Pbに比例した信号が出力されることになるため、送信信号の反射波及び進行波を検出することができる。
 上述した第1アンテナスイッチ10A~第5アンテナスイッチ10Eにおいては、動作周波数帯の中心周波数foを主体に説明したが、実際には、動作周波数帯域に含まれる各周波数で、上述した効果があることはもちろんである。
 次に、第6の実施の形態に係るアンテナスイッチ(以下、第6アンテナスイッチ10Fと記す)について図15を参照しながら説明する。
 この第6アンテナスイッチ10Fは、上述した第4アンテナスイッチ10Dとほぼ同様の構成を有するが、第1スイッチ回路22a、第2スイッチ回路22b及び第4スイッチ回路22dの構成が以下の点で異なる。
 すなわち、第1スイッチ回路22aは、第1λ/4伝送路24aとGND間に第1PINダイオード28aと第1キャパシタCaとの直列回路が接続され、第1PINダイオード28aと第1キャパシタCaとの接点に第1制御端子Tc1が接続されて構成されている。
 第2スイッチ回路22bは、第2λ/4伝送路24bとGND間に第2PINダイオード28bと第2キャパシタCbとの直列回路が接続され、第2PINダイオード28bと第2キャパシタCbとの接点に第2制御端子Tc2が接続されて構成されている。
 第4スイッチ回路22dは、第4λ/4伝送路24dとGND間に第4PINダイオード28dと第4キャパシタCdとの直列回路が接続され、第4PINダイオード28dと第4キャパシタCdとの接点に第2制御端子Tc2が接続され、さらに、第4PINダイオード28dのカソードとGND間に受信側終端形成用抵抗Rrが接続されて構成されている。
 従って、例えば第1制御端子Tc1に順バイアス電圧Vc1が印加されて第1PINダイオード28aがオン、第2制御端子Tc2に逆バイアス電圧Vc2が印加されて第2PINダイオード28b及び第4PINダイオード28dがオフになると、図12に示すような等価回路となり、送信端子16のみがアンテナ接続端子14に高周波的に接続され、受信端子20には例えば50オームの終端抵抗Reが接続されることになる。この場合、オフ時の受信側のインピーダンスが終端抵抗Reの値、例えば50オームとなって、他の回路とインピーダンスの整合をとることができ、受信端子20に接続される受信アンプの動作を安定にさせることができる。
 上述とは反対に、第1制御端子Tc1に逆バイアス電圧Vc2が印加されて第1PINダイオード28aがオフ、第2制御端子Tc2に順バイアス電圧Vc1が印加されて第2PINダイオード28b及び第4PINダイオード28dがオンになると、図7に示すような等価回路となり、受信端子20のみがアンテナ接続端子14に高周波的には接続されることになる。
 そして、この第6アンテナスイッチにおいても、第4アンテナスイッチ10Dと同様に、第1λ/4信号伝送路18aを構成要素の1つとする方向性結合器36を有することから、方向性結合器36の第4端φ4につながる反射波出力端子40から反射波電力Pbに比例した信号が出力されることになり、反射波を検出することが可能となる。
 この第6アンテナスイッチ10Fでは、第1PINダイオード28aのオフ時における中心周波数fo付近の等価回路は、図4Bのようにはならず、図3Bのように、寄生容量Cfが残り、これにより、共振周波数が低域側にずれてしまい、性能的には第4アンテナスイッチ10Dよりも劣ることになるが、構造が簡単であることから、性能よりも小型化、低コストを望む場合に有効である。
 次に、第7の実施の形態に係るアンテナスイッチ(以下、第7アンテナスイッチ10Gと記す)について図16を参照しながら説明する。
 この第7アンテナスイッチ10Gは、従来から知られているアンテナスイッチに第1方向性結合器36a及び第2方向性結合器36bを接続した構成を有する。
 すなわち、送信端子16とアンテナ接続端子14間に接続された第1λ/4信号伝送路18a及び第3λ/4信号伝送路18cと、第1λ/4信号伝送路18aに対して並列に接続された第1PINダイオード28aによる第1スイッチ回路22aと、第3λ/4信号伝送路18cに対して並列に接続された第3PINダイオード28cによる第3スイッチ回路22cとを有する。
 同様に、受信端子20とアンテナ接続端子14間に接続された第2λ/4信号伝送路18b及び第4λ/4信号伝送路18dと、第2λ/4信号伝送路18bに対して並列に接続された第2PINダイオード28bによる第2スイッチ回路22bと、第4λ/4信号伝送路18dに対して並列に接続された第4PINダイオード28dによる第4スイッチ回路22dとを有する。
 第1PINダイオード28a~第4PINダイオード28dは共にカソード側が接地とされている。
 また、送信側のキャパシタC1と第3λ/4信号伝送路18c間の信号ラインとインダクタンス素子L11を介して第1制御端子Tc1が接続され、第1接続端子Tc1とGND間にキャパシタC11が接続されている。同様に、受信側のキャパシタC4と第4λ/4信号伝送路18d間の信号ラインとインダクタンス素子C12を介して第2制御端子Tc2が接続され、第2接続端子Tc2とGND間にキャパシタC12が接続されている。
 そして、この第7アンテナスイッチ10Gは、第1λ/4信号伝送路18aを構成要素の1つとし、送信信号の反射波を検出する第1方向性結合器36aと、第3λ/4信号伝送路18cを構成要素の1つとし、送信信号の進行波を検出する第2方向性結合器36bとを有する。
 従って、第2方向性結合器36bの第3端φ3につながる進行波出力端子44から進行波電力Paに比例した信号が出力され、第1方向性結合器36aの第4端φ4につながる反射波出力端子40から反射波電力Pbに比例した信号が出力されることになるため、送信信号の反射波及び進行波を検出することができる。
 このように、従来のアンテナスイッチのλ/4信号伝送路にλ/4線路を対向して配置するだけでよいため、部品点数を増加させることなく、送信信号の反射波及び進行波を検出することができるアンテナスイッチを構成することができる。
 上述の例では、各種信号伝送路として、小型化等の点で優れる第1λ/4信号伝送路18a~第4λ/4信号伝送路18dを用いたが、3λ/4信号伝送路等を用いてもよい。また、各種線路として、λ/4線路38、第1λ/4線路38a、第2λ/4線路38bを用いた例を示したが、信号伝送路に合わせて3λ/4線路等を用いてもよい。また、各種伝送路として、小型化等の点で優れる第1λ/4伝送路24a~第4λ/4伝送路24dを用いたが、3λ/4伝送路等を用いてもよい。
 なお、本発明に係る高周波スイッチは、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得る。

Claims (15)

  1.  送信端子(16)からの送信信号を伝送させる第1信号伝送路(18a)に対して、第1スイッチ回路(22a)が並列に接続され、受信信号を受信端子(20)に伝送させる第2信号伝送路(18b)に対して、第2スイッチ回路(22b)が並列に接続された高周波スイッチにおいて、
     前記第1信号伝送路(18a)を構成要素として含み、少なくとも前記送信信号の反射波を検出する方向性結合器(36)を有することを特徴とする高周波スイッチ。
  2.  請求項1記載の高周波スイッチにおいて、
     前記方向性結合器(36)は、
     前記第1信号伝送路(18a)に対向して配置された線路(38)と、
     前記線路(38)の一端に接続された反射波出力端子(40)と、
     前記線路(38)の他端に接続された終端抵抗(42)とを有することを特徴とする高周波スイッチ。
  3.  請求項2記載の高周波スイッチにおいて、
     前記線路はλ/4線路であることを特徴とする高周波スイッチ。
  4.  請求項1記載の高周波スイッチにおいて、
     前記送信端子(16)と前記第1信号伝送路(18a)との間に接続された第3信号伝送路(18c)に対して第3スイッチ回路(22c)が並列に接続され、
     前記第3信号伝送路(18c)を構成要素として含み、少なくとも前記送信信号の進行波を検出する第2方向性結合器(36b)を有することを特徴とする高周波スイッチ。
  5.  請求項4記載の高周波スイッチにおいて、
     前記方向性結合器(36a)は、
     前記第1信号伝送路(18a)に対向して配置された第1線路(38a)と、
     前記第1線路(38a)の一端に接続された反射波出力端子(40)と、
     前記第1線路(38a)の他端に接続された終端抵抗(42a)とを有し、
     前記第2方向性結合器(36b)は、
     前記第3信号伝送路(18c)に対向して配置された第2線路(38b)と、
     前記第2線路(38b)の一端に接続された進行波出力端子(44)と、
     前記第2線路(38b)の他端に接続された第2終端抵抗(42b)とを有することを特徴とする高周波スイッチ。
  6.  請求項5記載の高周波スイッチにおいて、
     前記第1線路(36a)及び前記第2線路(36b)はそれぞれλ/4線路であることを特徴とする高周波スイッチ。
  7.  請求項4記載の高周波スイッチにおいて、
     前記第3スイッチ回路(22c)は、第3伝送路(24c)と1以上の第3PINダイオード(28c)を含む回路とが直列に接続されていることを特徴とする高周波スイッチ。
  8.  請求項7記載の高周波スイッチにおいて、
     前記第3伝送路(24c)はλ/4伝送路であることを特徴とする高周波スイッチ。
  9.  請求項4記載の高周波スイッチにおいて、
     前記第1信号伝送路(18a)、前記第2信号伝送路(18b)及び前記第3信号伝送路(18c)はそれぞれλ/4信号伝送路であることを特徴とする高周波スイッチ。
  10.  請求項1記載の高周波スイッチにおいて、
     前記方向性結合器(36)は、前記送信信号の反射波及び進行波を検出することを特徴とする高周波スイッチ。
  11.  請求項10記載の高周波スイッチにおいて、
     前記方向性結合器(36)は、
     前記第1信号伝送路(18a)に対向して配置された線路(38)と、
     前記線路(38)の一端に接続された反射波出力端子(40)と、
     前記線路(38)の他端に接続された進行波出力端子(44)とを有することを特徴とする高周波スイッチ。
  12.  請求項11記載の高周波スイッチにおいて、
     前記線路(38)はλ/4線路であることを特徴とする高周波スイッチ。
  13.  請求項1記載の高周波スイッチにおいて、
     前記第1スイッチ回路(22a)は、第1伝送路(24a)と1以上の第1PINダイオード(28a)を含む回路とが直列に接続され、
     前記第2スイッチ回路(22b)は、第2伝送路(24b)と1以上の第2PINダイオード(28b)を含む回路とが直列に接続されていることを特徴とする高周波スイッチ。
  14.  請求項13記載の高周波スイッチにおいて、
     前記第1伝送路(24a)及び前記第2伝送路(24b)はそれぞれλ/4伝送路であることを特徴とする高周波スイッチ。
  15.  請求項1記載の高周波スイッチにおいて、
     前記第1信号伝送路(18a)及び前記第2信号伝送路(18b)はそれぞれλ/4信号伝送路であることを特徴とする高周波スイッチ。
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