JP3139351B2 - 高周波スイッチ - Google Patents

高周波スイッチ

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JP3139351B2
JP3139351B2 JP07316722A JP31672295A JP3139351B2 JP 3139351 B2 JP3139351 B2 JP 3139351B2 JP 07316722 A JP07316722 A JP 07316722A JP 31672295 A JP31672295 A JP 31672295A JP 3139351 B2 JP3139351 B2 JP 3139351B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば携帯電話機
などの高周波回路において信号経路を切り換えるための
高周波スイッチに関し、特に、4つのポートを有し、か
つ分布定数線路を利用した高周波スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話においては、2本のアンテナ、
あるいは、1本のアンテナ及び1つの外部接続端子を、
送信部及び受信部で共用することがある。このような構
成では、例えば、図7に示すスイッチ回路が従来より用
いられている。
【0003】スイッチ回路51は、3ポートのスイッチ
52、53を接続した構成を有する。スイッチ52は、
第1のポートP21、第2のポートP22及び第3のポ
ートP23を有する。同様に、スイッチ53は、第1〜
第3のポートP31、P32及びP33を有する。スイ
ッチ52の第2のポートP22には、アンテナANTが
接続され、第3のポートP23は、外部接続端子EXT
とされている。なお、外部接続端子として使用する例と
しては、スイッチ回路51が内蔵された携帯電話機の受
信部の電気的特性を測定する際に、外部接続端子から所
定の信号を入力する場合などが挙げられる。また、第3
のポートP23には、第2のアンテナが接続されること
もある。すなわち、車載用携帯電話などにおいては、第
2のアンテナとして車両に装備されたアンテナを接続し
て使用することも可能である。
【0004】スイッチ52においては、第1のポートP
21が、上記第2のポートP22または第3のポートP
23に対して切り換えられるように構成されている。第
1のポートP21は、スイッチ53の第1のポートP3
1に接続されている。
【0005】スイッチ53の第1のポートP31は、第
2のポートP32と、第3のポートP33との間で接続
が切り換えられるように構成されている。第2のポート
P32は、送信部Txに接続され、第3のポートP33
は、受信部Rxに接続される。
【0006】上記スイッチ回路51を用いることによ
り、アンテナANT及び外部接続端子EXTのいずれか
を、送信部Txまたは受信部Rxに接続した状態を実現
することができる。
【0007】ところで、上記3ポート型スイッチ52、
53を構成するための部品としては、図8に示すダイオ
ードを用いた高周波スイッチ61が知られている。高周
波スイッチ61は、上記第1〜第3のポートP21〜P
23、P31〜P33に相当する第1〜第3のポートP
61〜P63を有する。第1のポートP61は、コンデ
ンサ64を介してダイオード65aのカソードに接続さ
れている。ダイオード65aのアノードは、コンデンサ
66aを介して第2のポートP62に接続されている。
また、ダイオード65aのアノードとコンデンサ66a
の接続点には、分布定数線路67aの一端が電気的に接
続されている。分布定数線路67aは、高周波スイッチ
61に流れる高周波信号の波長をλとしたときに、λ/
4以下の長さを有するストリップライン、マイクロスト
リップライン、コプレーナガイドライン、またはハイイ
ンピーダンス伝送線路等で構成されている。分布定数線
路67aの他端は、コンデンサ68aを介して接地電位
に接続されている。また、分布定数線路67aと、コン
デンサ68aとの間の接続点に抵抗69aの一端が接続
されており、抵抗69aの他端が制御電圧端子Vc1に
接続されている。また、第1のポートP61は、コンデ
ンサ64を介して、分布定数線路67aと同様に構成さ
れた分布定数線路71の一端に接続されている。分布定
数線路71の他端は接地電位に接続されている。
【0008】さらに、第1のポートP61には、コンデ
ンサ64を介してダイオード65bのカソードが接続さ
れている。ダイオード65bのアノードは、コンデンサ
66bを介して第3のポートP63に接続されている。
また、ダイオード65a側と同様に、ダイオード65b
のアノードにも、分布定数線路67b及びコンデンサ6
8bからなる直列回路が接地電位との間に接続されてい
る。また、分布定数線路67bと、コンデンサ68bと
の間の接続点に抵抗69bの一端が接続されており、抵
抗69bの他端が制御電圧端子Vc2に接続されてい
る。
【0009】高周波スイッチ61では、制御電圧端子V
c1と、制御電圧端子Vc2とに、異なる制御電圧を印
加することにより、第1のポートP61を、第2のポー
トP62に接続した状態、あるいは第3のポートP63
に接続した状態を実現することができる。例えば、制御
電圧端子Vc1に正の制御電圧が印加され、制御電圧端
子Vc2に負の制御電圧が印加されると、ダイオード6
5aに対しては順方向のバイアス電圧が印加され、ダイ
オード65bに対しては逆方向のバイアス電圧が印加さ
れることになる。すなわち、コンデンサ66a、68
a、64、66b、68bが直流の流れる部分を制限す
るため、制御電圧端子Vc1から与えられる制御電流
は、カットされ分布定数線路67a、ダイオード65a
及び分布定数線路71を含む回路部分に流れ、ダイオー
ド65aがオン状態とされる。一方、ダイオード65b
側においては、ダイオード65bに逆方向のバイアス電
圧が印加されることになり、ダイオード65bがオフ状
態とされる。
【0010】また、第2のポートP62から供給される
高周波信号については、分布定数線路67aが上記のよ
うに構成されているため、分布定数線路67aの一端を
高周波的に接地電位にすることができ、λ/4のインピ
ーダンス反転により、ダイオード65aのアノードとコ
ンデンサ66aの接続点から見た分布定数線路67a及
びコンデンサ68aからなる直列回路のインピーダンス
が無限大となる。そのため、第2のポートP62から供
給された高周波信号は、第1のポートP61に流れる。
【0011】一方、制御電圧端子Vc1に負の制御電圧
が印加され、制御電圧端子Vc2に正の制御電圧が印加
されると、上記とは逆にダイオード65aに対しては逆
方向のバイアス電圧が印加され、ダイオード65bに対
しては順方向のバイアス電圧が印加されることになる。
すなわち、ダイオード65aがオフ状態とされ、ダイオ
ード65bがオン状態とされる。従って、第2のポート
P62と第1のポートP61との間には信号が流れず、
第1のポートP61と第3のポートP63との間に信号
が流れることになる。この場合においても、ダイオード
65bのアノードとコンデンサ66bの接続点からみた
分布定数線路67b及びコンデンサ68bからなる直列
回路のインピーダンスが無限大となるため、高周波信号
は分布定数線路67b側に流れない。
【0012】分布定数線路67a、67bは、制御電流
をダイオード65a、65bに流すための電流経路を構
成するとともに、高周波信号に対しては、ダイオード6
5aのアノードとコンデンサ66aの接続点、及びダイ
オード65bのアノードとコンデンサ66bの接続点か
ら見た分布定数線路67a、67b側のインピーダンス
を高め、挿入損失及び反射損失を低減する機能を果た
す。
【0013】上記のように、高周波スイッチ61では、
制御電圧端子Vc1、Vc2に、正及び負の制御電圧を
印加することにより、第1のポートP61を、第2のポ
ートP62または第3のポートP63に切り換えた状態
を実現することができる。
【0014】また、図7に示したスイッチ回路51は、
上記高周波スイッチ61を、スイッチ52、53として
使用することにより構成されている。すなわち、3ポー
ト高周波スイッチを2個使用し、互いの第1のポートを
相互に接続することにより構成されていた。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】スイッチ回路51は、
上記のように、2個の高周波スイッチ52、53を接続
することにより構成されているため、高周波信号が2つ
のスイッチを通過することになる。例えば、送信部Tx
から与えられた送信出力は、アンテナANTに与えられ
るまでに、2個のスイッチ53、52を通過する。同様
に、アンテナANTから入力された高周波信号は、スイ
ッチ52、53を通過して受信部Rxに与えられる。そ
のため、挿入損失が大きくならざるを得ないため、送信
に際しては、送信出力を増大させる必要があり、かつ受
信に際しては、利得の低下を招くという問題があった。
【0016】また、上記スイッチ回路51では、高周波
スイッチ61を用いてスイッチ52、53が構成されて
いるため、各スイッチ52、53において2つの制御電
圧端子に制御電圧を印加しなければならず、各スイッチ
52、53において2つの制御電圧供給用電源を必要と
していた。その結果、電源用の複雑な配線パターンを回
路基板上に形成しなければならなかった。
【0017】本発明の目的は、このような問題点を解消
するためになされたものであり、挿入損失が小さく、構
成部品点数を低減でき、かつ制御電圧供給用の配線パタ
ーンの簡略化を図り得る高周波スイッチを提供すること
にある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上述する問題点を解決す
るため本発明は、第1乃至第4のポートと、前記第1、
第3のポート間、前記第3、第2のポート間、前記第
2、第4のポート間、及び前記第4、第1のポート間に
接続される分布定数線路と、前記第1乃至第4のポート
と基準電位との間に接続されるダイオードと、該ダイオ
ードと基準電位との間に接続した第1乃至第4の制御電
圧端子と、前記ダイオードに並列に接続した分布定数線
路とを備え、前記ダイオードに並列に接続された分布定
数線路の一端をそれぞれ共通接続点に接続するともに、
該共通接続点に固定電圧端子を接続したことを特徴とす
る。
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】また、前記第1乃至第4のポートに接続さ
れたダイオードと基準電位との間の接続点、及び前記共
通接続点の少なくとも1つが、抵抗を介して前記第1乃
至第4の制御電圧端子、及び固定電圧端子に接続されて
いることを特徴とする。
【0023】また、前記第1乃至第4のポートの少なく
とも1つが、コンデンサを介して前記基準電位に接続さ
れていることを特徴とする。
【0024】また、前記ダイオードの少なくとも1つに
並列に接続された抵抗を備えることを特徴とする。
【0025】また、前記ダイオードの少なくとも1つに
並列に、分布定数線路とコンデンサとの直列回路を接続
することを特徴とする。
【0026】また、前記ダイオードの少なくとも1つに
並列に、分布定数線路とコンデンサとの直列回路を接続
し、さらに該分布定数線路と該コンデンサとの直列回路
に並列に、コンデンサを接続する。
【0027】本発明の高周波スイッチによれば、第1、
第3ポート間、第3、第2ポート間、第2、第4ポート
間及び第4、第1ポート間が、それぞれ、分布定数線路
により接続されている。また、これらの分布定数線路
は、上記のように接続されたリング状の回路部分を構成
し、上記第1〜第4のポートは、上記のように接続され
ているため、リング状回路部分の周方向に沿って第1の
ポート、第3のポート、第2のポート、第4のポートの
順に各ポートが接続されている。
【0028】従って、第1〜第4のポート間の分布定数
線路のいずれかをオン状態にすることにより、第1、第
3ポート間が接続された状態(第1の接続状態)、第
1、第4ポート間が接続された状態(第2の接続状
態)、第2、第3ポート間が接続された状態(第3の接
続状態)、あるいは第2、第4ポート間が接続された状
態(第4の接続状態)を実現することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例を説明する。なお、各実施例中において、第1の実
施例と同一もしくは同等の部分には同一番号を付し、詳
細な説明は省略する。
【0030】図1は本発明に係る高周波スイッチの第1
の実施例を説明するための概略回路図である。高周波ス
イッチ1は、第1〜第4のポートP1〜P4を有する、
4ポート高周波スイッチである。第1、第3のポートP
1、P3間、第1、第4のポートP1、P4間、第2、
第3のポートP2、P3間、第2、第4のポートP2、
P4間には、スイッチングを行うために、分布定数線路
2a、2b、2c、2dが接続されている。すなわち、
分布定数線路2a〜2dがリング状に接続されることに
なる。
【0031】そして、高周波スイッチ1では、以下に述
べる第1の接続状態から第4の接続状態が実現され、こ
れらの接続状態間で切り換えることが可能となる。第1
の接続状態では、第1、第3のポートP1、P3間が接
続され、第2の接続状態では、第1、第4のポートP
1、P4間が接続され、第3の接続状態では、第2、第
3のポートP2、P3間が接続され、第4の接続状態で
は、第2、第4のポートP2、P4間が接続された状態
が実現される。
【0032】従って、図7の高周波スイッチ回路51に
本実施例の高周波スイッチ1を好適に用いることができ
る。すなわち、図7の高周波スイッチ回路51では、送
信部TxがアンテナANTに接続された状態(送信
時)、送信部Txが外部接続端子EXTに接続された状
態(外部接続端子EXTに第2のアンテナを接続して送
信する場合など)、受信部RxがアンテナANTに接続
された状態(受信時)、受信部Rxに外部接続端子EX
Tが接続された状態(受信部の性能を評価する場合や外
部アンテナを外部接続端子EXTに接続して受信する場
合など)のいずれかを実現させれば良い。本実施例の高
周波スイッチ1を用いた場合、第1のポートP1を例え
ば送信部Txに、第2のポートP2を受信部Rxに、第
3のポートP3及び第4のポートP4を、それぞれ、ア
ンテナANT及び外部接続端子EXTを接続することに
より、高周波スイッチ回路51と同様に用いることがで
きる。
【0033】図2は、本発明に係る高周波スイッチの第
1の実施例の回路図である。本実施例では、第1、第3
のポートP1、P3間、第1、第4のポートP1、P4
間、第2、第3のポートP2、P3間、第2、第4のポ
ートP2、P4間に分布定数線路2a〜2dが接続され
ている。すなわち、分布定数線路2a〜2dは、図示の
ようにリング状に接続されることになる。
【0034】第1のポートP1は、コンデンサ3aを介
して、分布定数線路2a、2bの接続点Aに接続され、
接続点Aと基準電位、すなわち接地電位との間に、ダイ
オード4aとコンデンサ3bが直列に接続されている。
そして、ダイオード4aとコンデンサ3bとの接続点B
には、抵抗5aの一端が接続され、抵抗5aの他端は第
1の制御電圧端子Vc1に接続されている。
【0035】同様に、第2のポートP2は、コンデンサ
3cを介して、分布定数線路2c、2dとの接続点Cに
接続され、接続点Cと接地電位との間に、ダイオード4
bとコンデンサ3dが直列に接続されている。そして、
ダイオード4bとコンデンサ3dとの接続点Dには、抵
抗5bの一端が接続され、他端は第2の制御電圧端子V
c2に接続されている。
【0036】同様に、第3のポートP3は、コンデンサ
3eを介して、分布定数線路2a、2cとの接続点Eに
接続され、接続点Eと接地電位との間に、ダイオード4
cとコンデンサ3fが直列に接続されている。そして、
ダイオード4cとコンデンサ3fとの接続点Fには、抵
抗5cの一端が接続され、他端は第3の制御電圧端子V
c3に接続されている。
【0037】同様に、第4のポートP4は、コンデンサ
3gを介して、分布定数線路2b、2dとの接続点Gに
接続され、接続点Gと接地電位との間に、ダイオード4
dとコンデンサ5dが直列に接続されている。そして、
ダイオード4dとコンデンサ3hとの接続点Hには、抵
抗5dの一端が接続され、他端は第4の制御電圧端子V
c4に接続されている。
【0038】このとき、分布定数線路2a〜2dは、高
周波スイッチ1に流れる高周波信号の波長をλとしたと
きに、λ/4以下の長さのストリップライン、マイクロ
ストリップライン、コプレーナガイドライン等で構成さ
れている。分布定数線路2a〜2dは、いわゆるλ/4
線路であるが、実際にはインダクタンス分や浮遊容量の
影響があるため、上記のようにλ/4以下の長さを有す
るように構成される。
【0039】次に、高周波スイッチ1の動作を説明す
る。ダイオード4a〜4dの向き、第1〜第4の制御電
圧端子Vc1〜Vc4の制御電圧と各ポート間の動作と
の関係を表1に示す。
【0040】
【表1】
【0041】ここで、第1の接続状態を実現する場合に
ついて説明する。第2、第3の制御電圧端子Vc2、V
c3に正の制御電圧+Vccを印加し、第1、第4の制
御電圧端子Vc1、Vc4を接地電位、すなわち0
[V]にする。この場合、第2の制御電圧端子Vc2か
ら与えられた制御電圧が、抵抗5bにより電圧降下さ
れ、ダイオード4bに順方向バイアス電圧として印加さ
れる。また、ダイオード4dにも、第2の制御電圧端子
Vc2から与えられた制御電圧から抵抗5b、ダイオー
ド4b及び分布定数線路2dによる電圧降下分を差し引
いた電圧が順方向バイアス電圧として印加される。従っ
て、ダイオード4b、4dがオン状態となり、ダイオー
ド4bとコンデンサ3dの直列回路及びダイオード4d
とコンデンサ3hの直列回路のインピーダンスは、動作
周波数でゼロとなり、接続点C、Gが接地電位に短絡さ
れる。
【0042】一方、第3の制御電圧端子Vc3から与え
られた制御電圧が、抵抗5c、ダイオード4c及び分布
定数線路2aにより電圧降下され、ダイオード4aに逆
方向バイアス電圧として印加される。また、ダイオード
4cにも、第3の制御電圧端子Vc3から与えられた制
御電圧から抵抗5cにおける電圧降下分を差し引いた電
圧が逆方向バイアスとして印加される。従って、ダイオ
ード4a、4cがオフ状態となり、ダイオード4aとコ
ンデンサ3bの直列回路及びダイオード4cとコンデン
サ3fの直列回路の容量を保つことができる。
【0043】ここで、分布定数線路2a〜2dは、動作
周波数で、インピーダンス反転回路として動作するよう
に設計され、さらに、接続点C、Gが接地電位に短絡さ
れているため、接続点A、Eから分布定数線路2b、2
c側を見た場合にそのインピーダンスは無限大となる。
従って、接続点A、E間が接続され、接続点C、Gが接
地電位に短絡されるため、第1、第3ポートP1、P3
間のみがオン状態となる。
【0044】また、第2〜第4の接続状態を実現する場
合には、表1に示すような制御電圧を、第1〜第4の制
御電圧端子Vc1〜Vc4に印加すればよい。
【0045】上記のように、第1の実施例の高周波スイ
ッチ1によれば、4ポート型高周波スイッチを構成する
ことができる。
【0046】また、一対のポート間を流れる高周波信号
は、一対のポート間に接続された1個の分布定数線路の
みを流れることになる。従って、高周波信号が2個のダ
イオードを通過していた従来の3ポート型高周波スイッ
チを用いて構成した高周波スイッチ回路に比べ挿入損失
を半減にすることができ、かつ高周波スイッチを構成す
る素子の寿命も長くすることができる。加えて、例え
ば、携帯電話機に使用される場合、電池の消耗を抑え、
通話時間、待受時間を長くすることが可能となる。
【0047】さらに、第1、第2のポートが、第3のポ
ート、第4のポートに対する接続に関し対称である。従
って、ダイバシティアンテナ用の切換スイッチ等に好適
に利用することができる。
【0048】また、第1〜第4の制御電圧端子に印加さ
れる制御電圧のうち、2端子を接地電位とすることが可
能であるため、その場合には、1種類の電圧、例えば正
あるいは負の制御電圧を印加すればよいだけである。従
って、高周波スイッチが実装されるプリント配線基板に
おける配線パターンを簡略化することができる。加え
て、高周波スイッチの組み込まれる電子機器に小形化に
大きく寄与することができる。
【0049】さらに、1つのバイアス回路に2個のダイ
オードが挿入された構成となるため、消費電流が小さく
なる。
【0050】図3は、本発明に係る高周波スイッチの第
2の実施例の回路図である。高周波スイッチ10は、第
1の実施例の高周波スイッチ1と比較して以下の点で異
なる。
【0051】ダイオード4a〜4dに、分布定数線路6
a〜6dがそれぞれ並列に接続され、分布定数線路6a
〜6dの一端がそれぞれ接続されている共通接続点Iに
は、抵抗5eの一端とコンデンサ3iの一端が接続さ
れ、抵抗5eの他端は固定電圧端子Vfixに接続さ
れ、コンデンサ3iの他端は接地電位に接続されてい
る。
【0052】このとき、分布定数線路2a〜2d及び6
a〜dは、高周波スイッチ10に流れる高周波信号の波
長をλとしたときに、λ/4以下の長さのストリップラ
イン、マイクロストリップライン、コプレーナガイドラ
イン等で構成されている。分布定数線路2a〜2h及び
6a〜6dは、いわゆるλ/4線路であるが、実際には
インダクタンス分や浮遊容量の影響があるため、上記の
ようにλ/4以下の長さを有するように構成される。
【0053】次に、高周波スイッチ10の動作を説明す
る。ダイオード4a〜4dの向き、第1〜第4の制御電
圧端子Vc1〜Vc4の制御電圧及び固定電圧端子Vf
ixの制御電圧と各ポート間の動作との関係を表2に示
す。
【0054】
【表2】
【0055】ここで、第1の接続状態を実現する場合に
ついて説明する。第2、第4の制御電圧端子Vc2、V
c4に正の制御電圧+Vccを印加し、第1、第3の制
御電圧端子Vc1、Vc3及び固定電圧端子Vfixを
接地電位、すなわち0[V]にする。この場合、第2の
制御電圧端子Vc2から与えられた制御電圧が、抵抗5
b、5eにより電圧降下され、ダイオード4bに順方向
バイアス電圧として印加される。同様に、ダイオード4
dにも、第4の制御電圧端子Vc4から与えられた制御
電圧から抵抗5d、5eによる電圧降下分を差し引いた
電圧が順方向バイアス電圧として印加される。従って、
ダイオード4b、4dがオン状態となり、ダイオード4
bとコンデンサ3dの直列回路及びダイオード4dとコ
ンデンサ3hの直列回路のインピーダンスは、動作周波
数でゼロとなり、接続点C、Gが接地電位に短絡され
る。
【0056】一方、接続点Iは、抵抗5eを介して固定
電圧端子Vfixに接続されているため、ダイオード4
aに対しては、抵抗5eにおける電圧降下分だけ逆方向
のバイアスが印加される。同様に、ダイオード4cにつ
いても、抵抗5eにおける電圧降下分だけ逆方向のバイ
アスが印加される。従って、ダイオード4a、4cはオ
フ状態となり、ダイオード4aとコンデンサ3bの直列
回路及びダイオード4cとコンデンサ3fの直列回路の
容量を保つことができる。
【0057】ここで、分布定数線路2a〜2d及び6a
〜6dは、動作周波数で、インピーダンス反転回路とし
て動作するように設計され、さらに、接続点C、Gが接
地電位に短絡されているため、接続点A、E、それぞれ
から分布定数線路2b、2c、6a、6c側を見た場合
にそのインピーダンスは無限大となる。従って、接続点
A、E間が接続され、接続点C、Gが接地電位に短絡さ
れるため、第1、第3ポートP1、P3間のみがオン状
態となる。
【0058】また、第2〜第4の接続状態を実現する場
合には、表2に示すような制御電圧を、第1〜第4の制
御電圧端子Vc1〜Vc4に印加すればよい。
【0059】上記のように、第2の実施例の高周波スイ
ッチ10によれば、4ポート型高周波スイッチを構成す
ることができる。
【0060】また、一対のポート間を流れる高周波信号
は、一対のポート間に接続された1個の分布定数線路の
みを流れることになる。従って、高周波信号が2個のダ
イオードを通過していた従来の3ポート型高周波スイッ
チを用いて構成した高周波スイッチ回路に比べ挿入損失
を半減にすることができ、かつ高周波スイッチを構成す
る素子の寿命も長くすることができる。加えて、例え
ば、携帯電話機に使用される場合、電池の消耗を抑え、
通話時間、待受時間を長くすることが可能となる。
【0061】さらに、第1、第2のポートが、第3のポ
ート、第4のポートに対する接続に関し対称である。従
って、ダイバシティアンテナ用の切換スイッチ等に好適
に利用することができる。
【0062】また、第1〜第4の制御電圧端子及び固定
電圧端子に加えられる制御電圧のうち、少なくとも2端
子を接地電位とすることが可能であるため、その場合に
は、1種類の電圧、例えば正あるいは負の制御電圧を印
加すればよいだけである。従って、高周波スイッチが実
装されるプリント配線基板における配線パターンを簡略
化することができる。加えて、高周波スイッチの組み込
まれる電子機器に小形化に大きく寄与することができ
る。
【0063】なお、正の制御電圧+Vccに変えて接地
電位、接地電位に変えて負の制御電圧−Vccを加えて
もよい。その場合には、高周波スイッチ1における第1
の接続状態においては、第2、第3の制御電圧端子Vc
2、Vc3を接地し、第1、第4の制御電圧端子Vc
1、Vc4に負の制御電圧−Vccを印加すればよい。
また、高周波スイッチ1における第2〜第4の接続状
態、及び高周波スイッチ10における第1〜第4の接続
状態の実現する場合も同様である。
【0064】また、第1及び第2の実施例では、ダイオ
ード4a〜4dが図2及び図3に示す向きに接続されて
いたが、図2及び図3に示す向きと逆に接続されていて
もよい。すなわち、第1の実施例では、ダイオード4a
〜4dのアノードが接続点A、C、F、H側に、ダイオ
ード4a〜4dのカソードが接続点B、D、E、G側と
なるように、第2の実施例では、ダイオード4a〜4d
のアノードが接続点A、C、E、G側に、ダイオード4
a〜4dのカソードが接続点B、D、F、H側となるよ
うにダイオード4a〜4dを接続してもよい。この場合
には、第1及び第2の実施例とは、ダイオードの極性が
逆となるため、表1及び表2に示すような第1〜第4の
制御電圧端子Vc1〜Vc4及び固定電圧端子Vfix
に印加する制御電圧を選択すればよい。
【0065】さらに、抵抗5a〜5eは、第1〜第4の
制御電圧端子Vc1〜Vc4及び固定電圧端子Vfix
から接続点B、D、F、H、Iを介して高周波スイッチ
1、10に与える第1〜第4の制御電圧端子Vc1〜V
c4及び固定電圧端子Vfixの制御電圧の値を調整す
るために設けられているものであるため、場合によって
は、接続されずともよく、その場合には、接続点B、
D、F、H、Iが直接第1〜第4の制御電圧端子Vc1
〜Vc4及び固定電圧端子Vfixに接続される。
【0066】また、分布定数線路6a〜dは、ハイイン
ピーダンス線路でもよい。
【0067】さらに、コンデンサ3a〜3iは、直流を
カットする機能を果たすもので、場合によっては、接続
されずともよい。
【0068】次に、高周波スイッチ1、10の第1の変
形例につき説明する。図2及び図3に破線で示すよう
に、好ましくは、第1〜第4のポートP1〜P4に、そ
れぞれ、基準電位との間にコンデンサ7a〜7dを接続
してもよい。この場合には、コンデンサ7a〜7dの静
電容量を選択することにより、特性インピーダンスを補
正することができ、それによって高周波スイッチ1、1
0の挿入損失や反射損失を効果的に低減することができ
る。加えて、分布定数線路2a〜2d及び6a〜6dの
長さを短くすることもでき、それによって高周波スイッ
チ1、10の小形化を図ることができる。
【0069】なお、コンデンサ7a〜7dはすべて用い
られる必要は必ずしもなく、いずれかのみ接続されてい
てもよい。
【0070】次に、上記実施例の高周波スイッチに適用
し得る第2乃至第4の変形例を、図4乃至図6を参照し
て説明する。図4乃至図6に示す変形例では、ダイオー
ド4a〜4dのうち任意のダイオードに後述の各回路素
子が接続される。図4乃至図6では、ダイオード4a〜
4dを代表して、ダイオード4aに設けられる部分につ
き説明する。
【0071】図4に示すように、第2の変形例では、ダ
イオード4aに並列に、抵抗8が接続されている。ダイ
オード4aは、オフ状態にあるときには、直流的にはコ
ンデンサとして機能する。従って、オフ状態にあるとき
には蓄積された電荷が、ダイオード4aがオン状態にな
ると同時に流れることになるが、図4に示す構成では、
抵抗8に蓄積電荷が放電され、ダイオード4aのオフ状
態からオン状態へのスイッチング動作が円滑化される。
加えて、オフ時のダイオード4aの逆バイアスを安定化
することもできる。
【0072】また、図5に示す第3の変形例では、ダイ
オード4aに並列に、互いに直列に接続された分布定数
線路9及びコンデンサ11が接続される。この構成で
は、ダイオード4aのオフ状態における静電容量と、分
布定数線路9のインダクタンス分により、並列共振回路
が構成される。従って、この並列共振回路の共振周波数
が、伝送される高周波信号の周波数と一致するように分
布定数線路9のインダクタンス分を調整することによ
り、ダイオード4aのオフ状態のインピーダンスを高め
ることができる。その結果、オフ状態にあるときのダイ
オード4aのアイソレーション特性を高めることができ
る。なお、コンデンサ11は、分布定数線路9により、
直流がバイパスすることを防止するために設けられてい
る。
【0073】そして、分布定数線路9は、ストリップラ
イン、マイクロストリップライン、コプレーナガイドラ
イン等により構成され、その長さ及びインピーダンス
は、並列共振回路の共振周波数を高周波信号の周波数と
一致させるように選ばれる。
【0074】さらに、ダイオード4aのオフ状態におけ
る静電容量が小さく、所望の共振周波数が得られない場
合には、第4の変形例として、図6に示すようにダイオ
ード4aに並列に、分布定数線路9とコンデンサ11の
直列回路が接続されたものに、さらに、並列に、コンデ
ンサ12が接続される。この構成では、ダイオード4a
のオフ状態における静電容量とコンデンサ12との合成
静電容量と、分布定数線路9のインダクタンス成分によ
り、並列共振回路が構成され、所望の共振周波数を得る
ことができる。
【0075】なお、第1〜第4の変形例は、それぞれ組
み合わせることが可能である。
【0076】
【発明の効果】請求項1の高周波スイッチによれば、4
ポート型高周波スイッチを構成することができる。
【0077】また、一対のポート間を流れる高周波信号
は、一対のポート間に接続された1個の分布定数線路の
みを流れることになる。従って、高周波信号が2個のダ
イオードを通過していた従来の3ポート型高周波スイッ
チを用いて構成した高周波スイッチ回路に比べ挿入損失
を半減にすることができ、かつ高周波スイッチを構成す
る素子の寿命も長くすることができる。加えて、例え
ば、携帯電話機に使用される場合、電池の消耗を抑え、
通話時間、待受時間を長くすることが可能となる。
【0078】さらに、第1、第2のポートが、第3のポ
ート、第4のポートに対する接続に関し対称である。従
って、ダイバシティアンテナ用の切換スイッチ等に好適
に利用することができる。
【0079】また、第1〜第4の制御電圧端子に加えら
れる制御電圧のうち、2端子を接地電位とすることが可
能であるため、その場合には、1種類の電圧、例えば正
あるいは負の制御電圧を印加すればよいだけである。従
って、高周波スイッチが実装されるプリント配線基板に
おける配線パターンを簡略化することができる。加え
て、高周波スイッチの組み込まれる電子機器に小形化に
大きく寄与することができる。
【0080】また、1つのバイアス回路に2個のダイオ
ードが挿入された構成となるため、消費電流が小さくな
る。
【0081】また、第1〜第4の制御電圧端子及び固定
電圧端子に加えられる制御電圧のうち、少なくとも2端
子を接地電位とすることが可能であるため、その場合に
は、1種類の電圧、例えば正あるいは負の制御電圧を印
加すればよいだけである。従って、高周波スイッチが実
装されるプリント配線基板における配線パターンを簡略
化することができる。加えて、高周波スイッチの組み込
まれる電子機器に小形化に大きく寄与することができ
る。
【0082】請求項2の高周波スイッチによれば、抵抗
の抵抗値により、第1〜第4の制御電圧端子及び固定電
圧端子における制御電圧及び制御電流の値を容易に調整
することができる。
【0083】請求項3の高周波スイッチによれば、コン
デンサの静電容量を選択することにより、特性インピー
ダンスを補正することができ、それによって挿入損失や
反射損失を効果的に低減することができる。加えて、ダ
イオードに並列に接続される分布定数線路を設けた場合
には、分布定数線路の長さを短くすることもでき、それ
によって高周波スイッチの小形化を図ることができる。
【0084】請求項4の高周波スイッチによれば、ダイ
オードのオフ状態にあるときの静電容量に蓄積された電
荷が、オン状態になると同時にダイオードに並列に接続
される抵抗に放電される。従って、ダイオードのオフ状
態からオン状態へのスイッチング動作を円滑化すること
ができる。加えて、オフ時のダイオードの逆バイアスを
安定化することもできる。
【0085】請求項5の高周波スイッチによれば、ダイ
オードのオフ状態における静電容量と、ダイオードに並
列に接続される分布定数線路のインダクタンスとによ
り、並列共振回路が構成される。従って、この並列共振
回路の共振周波数を、高周波スイッチに伝送される高周
波信号の周波数と一致するように構成することにより、
ダイオードのオフ状態のインピーダンスを高めることが
でき、その結果、アイソレーション特性を高めることが
できる。加えて、分布定数線路に直列に接続されるコン
デンサにより、分布定数線路を含む回路部分への直流の
バイパスを防止することができる。
【0086】請求項6の高周波スイッチによれば、ダイ
オードのオフ状態における静電容量とダイオードに、並
列に接続されるコンデンサとの合成静電容量と、ダイオ
ード及びコンデンサに、並列に接続される分布定数線路
のインダクタンスとにより、並列共振回路が構成され
る。従って、所望の共振周波数を得ることができ、さら
にアイソレーション特性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る高周波スイッチの第1の実施例の
概略構成を示す概略回路図である。
【図2】本発明に係る高周波スイッチの第1の実施例の
回路図である。
【図3】本発明に係る高周波スイッチの第2の実施例の
回路図である。
【図4】高周波スイッチの第2の変形例を説明するため
の回路図である。
【図5】高周波スイッチの第3の変形例を説明するため
の回路図である。
【図6】高周波スイッチの第4の変形例を説明するため
の回路図である。
【図7】従来の高周波スイッチ回路を説明するための概
略構成図である。
【図8】従来の3ポート型高周波スイッチの一例を示す
回路図である。
【符号の説明】
1、10 高周波スイッチ 2a〜2d、6a〜6d、9 分布定数線路 4a〜4d ダイオード 5a〜5e、8 抵抗 7a〜7d、11、12 コンデンサ P1〜P4 ポート Vc1〜Vc4 制御電圧端子 Vfix 固定電圧端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−196724(JP,A) 特開 平2−117219(JP,A) 特開 昭63−13418(JP,A) 特公 平1−33961(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01P 1/15 H04B 1/44

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1乃至第4のポートと、前記第1、第
    3のポート間、前記第3、第2のポート間、前記第2、
    第4のポート間、及び前記第4、第1のポート間に接続
    される分布定数線路と、前記第1乃至第4のポートと基
    準電位との間に接続されるダイオードと、該ダイオード
    と基準電位との間に接続した第1乃至第4の制御電圧端
    子と、前記ダイオードに並列に接続した分布定数線路と
    を備え、 前記ダイオードに並列に接続された分布定数線路の一端
    をそれぞれ共通接続点に接続するともに、該共通接続点
    に固定電圧端子 を接続したことを特徴とする高周波スイ
    ッチ。
  2. 【請求項2】 前記第1乃至第4のポートに接続された
    ダイオードと基準電位との間の接続点、及び前記共通接
    続点の少なくとも1つが、抵抗を介して前記第1乃至第
    4の制御電圧端子、及び固定電圧端子に接続されている
    ことを特徴とする請求項に記載の高周波スイッチ。
  3. 【請求項3】 前記第1乃至第4のポートの少なくとも
    1つが、コンデンサを介して前記基準電位に接続されて
    いることを特徴とする請求項1あるいは請求項2に記載
    の高周波スイッチ。
  4. 【請求項4】 前記ダイオードの少なくとも1つに並列
    に接続された抵抗を備えることを特徴とする請求項1乃
    請求項3のいずれかに記載の高周波スイッチ。
  5. 【請求項5】 前記ダイオードの少なくとも1つに並列
    に、分布定数線路とコンデンサの直列回路を接続する
    とを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
    の高周波スイッチ。
  6. 【請求項6】 前記ダイオードの少なくとも1つに並列
    に、分布定数線路とコンデンサの直列回路を接続し、さ
    らに該分布定数線路と該コンデンサとの直列回路に並列
    に、コンデンサを接続することを特徴とする請求項1乃
    至請求項5のいずれかに記載の高周波スイッチ。
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