JP3168920B2 - 高周波スイッチ - Google Patents

高周波スイッチ

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JP3168920B2
JP3168920B2 JP19490796A JP19490796A JP3168920B2 JP 3168920 B2 JP3168920 B2 JP 3168920B2 JP 19490796 A JP19490796 A JP 19490796A JP 19490796 A JP19490796 A JP 19490796A JP 3168920 B2 JP3168920 B2 JP 3168920B2
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diode
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浩二 田中
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば携帯電話器
などの高周波回路において信号経路を切り換えるための
高周波スイッチに関し、特に、5つのポートを有し、か
つダイオードと分布定数線路を利用した高周波スイッチ
に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話器などでは、フェージングによ
る受信波の品質劣化の影響を軽減するために、検波後ダ
イバシティ方式を用いるものがある。検波後ダイバシテ
ィ方式は、複数のアンテナを切り換えて受信回路により
受信する方法であり、一方のアンテナからの受信波のフ
ェージングの影響が大きくなると、他方のアンテナに切
り換えて受信を行う。これによって、フェージングの影
響をアンテナの切り換えによって軽減するものである。
このような検波後ダイバシティ方式のアンテナ切り換え
スイッチとして、例えば、図4に示すスイッチ回路が従
来より用いられている。
【0003】図4に示すスイッチ回路51は、3ポート
のスイッチ52〜54を接続した構成を有する。スイッ
チ52は、第1のポートP21、第2のポートP22及
び第3のポートP23を有する。同様に、スイッチ5
3、54は、第1〜第3のポートP31、P32、P3
3、P41、P42及びP43を有する。スイッチ52
の第1のポートP21には受信部Rx1が、第2のポー
トP22には、アンテナANT1が接続されている。そ
して、第2のポートP22が、第1のポートP21また
は第3のポートP23に対して切り換えられるように構
成され、第3のポートP23はスイッチ54の第1のポ
ートP41に接続されている。
【0004】スイッチ53は、第2のポートP32が、
第1のポートP31または第3のポートP33に対して
切り換えられるように構成されている。そして、第1の
ポートP31は受信部Rx2に接続され、第2のポート
P32はアンテナANT2に接続され、第3のポートP
33はスイッチ54の第3のポートP43に接続されて
いる。
【0005】スイッチ54は、第2のポートP42が、
第1のポートP41または第3のポートP43に対して
切り換えられるように構成されている。そして、第1の
ポートP41はスイッチ52の第3のポートP23に接
続され、第2のポートP42は送信部Txに接続され、
第3のポートP43はスイッチ53の第3のポートP3
3に接続されている。
【0006】このスイッチ回路51によって、アンテナ
ANT1と受信回路Rx1との間、あるいはアンテナA
NT2と受信回路Rx2との間の受信回路の切り換え及
び2つのアンテナANT1、ANT2と送信回路Txの
接続の切り換えを行うことにより2つのアンテナの選択
を行っていた。
【0007】ところで、上記3ポート型スイッチ52、
53、54としては、一般的に、ピンダイオードスイッ
チあるいはGaAs半導体スイッチが知られている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ピンダイオードスイッチを用いたスイッチ回路では、デ
ィスクリート部品を多く使用するため、小形化が困難で
あった。また、基板上にチョークコイル、ストリップラ
インの引き回しが必要となり、この面からも小形化が困
難であった。
【0009】一方、従来のGaAs半導体スイッチを用
いたスイッチ回路では、負電源が必要となりピン数が増
加するため、小形化が困難であった。
【0010】さらに、整合回路の設計が必要であり、ス
イッチが3個必要である等からコスト高となるという問
題があった。
【0011】本発明の目的は、このような問題点を解消
するためになされたものであり、検波後ダイバシティ方
式の携帯電話器などに用いることが可能な高周波スイッ
チを提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述する問題点を解決す
るため、本発明は、第1乃至第5のポートを有し、第1
のポートと第3のポートの間の接続を開閉する第1の高
周波スイッチ回路と、第2のポートと第4のポートの間
の接続を開閉する第2の高周波スイッチ回路と、第3の
ポートと第5のポートの間と第4のポートと第5のポー
トの間との接続を切り換える第3の高周波スイッチ回路
を備えた高周波スイッチであって、前記第1の高周波ス
イッチ回路は、前記第1のポートと第3のポートとの間
に接続された第1の分布定数線路と、前記第1のポート
と前記第1の分布定数線路との間の接続点と基準電位と
の間に接続された第1のダイオードと、前記第1のダイ
オードと前記基準電位との間の接続点に接続された第1
の制御電圧端子と、前記第3のポートと前記第1の分布
定数線路との間の接続点と前記基準電位との間に接続さ
れた第2の分布定数線路とを備えており、前記第2の高
周波スイッチ回路は、前記第2のポートと第4のポート
との間に接続された第3の分布定数線路と、前記第2の
ポートと前記第3の分布定数線路との間の接続点と基準
電位との間に接続された第2のダイオードと、前記第2
のダイオードと前記基準電位との間の接続点に接続され
た第2の制御電圧端子と、前記第4のポートと前記第3
の分布定数線路との間の接続点と前記基準電位との間に
接続された第4の分布定数線路とを備えており、さら
に、前記第1の高周波スイッチ回路の第2の分布定数線
路の一端及び前記第2の高周波スイッチ回路の第4の分
布定数線路の一端がそれぞれ接続された共通接続点に接
続された第3の制御電圧端子とを備えており、前記第3
の高周波スイッチ回路は、前記第3のポートと前記第5
のポートとの間及び前記第4のポートと前記第5のポー
トとの間に、前記第5のポートに対して互いに逆向きに
接続された第3及び第4のダイオードと、前記第3のダ
イオードのアノードと前記基準電位との間に接続された
第5の分布定数線路と、前記第4のダイオードのアノー
ドと前記基準電位との間に接続された第6の分布定数線
路と、前記第5の分布定数線路と前記基準電位との間の
接続点に接続された第4の制御電圧端子と、前記第6の
分布定数線路と前記基準電位との間の接続点に接続され
た第5の制御電圧端子と、前記第3のダイオードのカソ
ードと前記基準電位との間に接続された第7の分布定数
線路と、前記第4のダイオードのカソードと前記基準電
位との間に接続された第8の分布定数線路と、前記第7
の分布定数線路と前記基準電位との間の接続点に接続さ
れた第6制御電圧端子と、前記第8の分布定数線路と前
記基準電位との間の接続点に接続された第7の制御電圧
端子とを備えたことを特徴とする。
【0013】また、前記第1乃至第7の制御電圧端子の
少なくとも1つが、第1の抵抗を介して前記各接続点に
接続されていることを特徴とする。
【0014】また、前記第1乃至第5のポートの少なく
とも1つが、第1のコンデンサを介して前記基準電位に
接続されていることを特徴とする。
【0015】また、前記第1乃至第4のダイオードの少
なくとも1つに並列に接続された第2の抵抗を備えるこ
とを特徴とする。
【0016】また、前記第1乃至第4のダイオードの少
なくとも1つに並列に接続されており、かつ互いに直列
に接続された第9の分布定数線路と第2のコンデンサと
を備えることを特徴とする。
【0017】これにより、本発明の高周波スイッチによ
れば、第1及び第2の高周波スイッチ回路は、第1のポ
ートと第3のポートの間に第1の分布定数線路を、第2
のポートと第4のポートの間に第3の分布定数線路を接
続している。そして、第1のポートと第1の分布定数線
路との間に第1のダイオードのカソードを接続し、第1
のダイオードのアノードを基準電位に接続している。ま
た、第2のポートと第3の分布定数線路との間に第2の
ダイオードのカソードを接続し、第2のダイオードのア
ノードを基準電位に接続している。さらに、第3の高周
波スイッチ回路は、第3のポートと第5のポートの間及
び第4のポートと第5のポートの間に、第5ポートの対
して互いに逆向き第5及び第6のダイオードを接続して
いる。
【0018】従って、第1〜第7の制御電圧端子に、所
定の制御電圧を印加することにより、第1乃至第4のダ
イオードがオン状態あるいはオフ状態となるように制御
すると、第3、第5ポート間が接続された状態(第1の
接続状態)、第4、第5ポート間が接続された状態(第
2の接続状態)、第1ポートと第3ポートとの間及び第
2ポートと第4ポートとの間が同時に接続された状態
(第3の接続状態)を実現することができる。
【0019】さらに、第3のポートと第3のダイオード
との間及び第4のポートと第4のダイオードとの間に第
5及び第6の分布定数線路を接続し、その他端を基準電
位に接続している。また、第5のポートと第3及び第4
のダイオードとの間に第7及び第8の分布定数線路を接
続し、その他端を基準電位に接続している。これによ
り、各ポート間の高周波伝送路から基準電位側に高周波
信号が漏れるのを防止している。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し実施例を説明
する。
【0021】図1は本発明に係る高周波スイッチの一実
施例の回路図である。この高周波スイッチは、2つのア
ンテナと、2つの受信回路と、1つの送信回路との間の
接続を切り換えるための5つのポートを有する5ポート
用高周波スイッチである。
【0022】高周波スイッチ1は、第1ポートP1とし
ての第1受信回路用ポートRx1と第3ポートP3とし
ての第1アンテナ用ポートANT1との間に第1の高周
波スイッチ回路2を配置し、第2ポートP2としての第
2受信回路用ポートRx2と第4ポートP4としての第
2アンテナ用ポートANT2との間に第2の高周波スイ
ッチ回路3を配置し、さらに、第1アンテナ用ポートA
NT1及び第2アンテナ用ポートANT2と第5ポート
P5としての送信回路用ポートTxとの間に第3の高周
波スイッチ回路4を配置した回路構成を有している。そ
して、この高周波スイッチ1は、例えば1つのチップ上
に構成される。
【0023】第1の高周波スイッチ回路2は、第1アン
テナ用ポートANT1と第1受信回路用ポートRx1と
の間に第1の分布定数線路5aが接続されている。第1
の分布定数線路5aの一端は、コンデンサ6aを介して
第1受信回路用ポートRx1に接続され、第1の分布定
数線路5aの他端は、コンデンサ7aを介して第1アン
テナ用ポートANT1に接続されている。
【0024】また、第1の分布定数線路5aとコンデン
サ6aの接続点Aと基準電位、すなわち接地電位との間
には、第1のダイオード8aとコンデンサ9aの直列回
路が接続され、第1のダイオード8aとコンデンサ9a
の接続点Cには、第1の抵抗10を介して第1の制御電
圧端子V1が接続されている。そして、第1の分布定数
線路5aとコンデンサ7aの接続点Eには、第2の分布
定数線路11aの一端が接続されている。
【0025】第2の高周波スイッチ回路3は、第2アン
テナ用ポートANT2と第2受信回路用ポートRx2と
の間に第3の分布定数線路5bが接続されている。第3
の分布定数線路5bの一端は、コンデンサ6bを介して
第2受信回路用ポートRx2に接続され、第3の分布定
数線路5bの他端は、コンデンサ7bを介して第2アン
テナ用ポートANT2に接続されている。
【0026】また、第3の分布定数線路5bとコンデン
サ6bの接続点Bと接地電位との間には、第2のダイオ
ード8bとコンデンサ9bの直列回路が接続され、第2
のダイオード8bとコンデンサ9bの接続点Dには、第
1の抵抗10を介して第2の制御電圧端子V2が接続さ
れている。そして、第3の分布定数線路5bとコンデン
サ7bの接続点Fには、第4の分布定数線路11bの一
端が接続されている。
【0027】さらに、第2及び第4の分布定数線路11
a、11bの他端は、それぞれ共通接続点Gに接続さ
れ、共通接続点Gには、第1の抵抗10を介して第3の
制御電圧端子V3が接続され、共通接続点Gと接地電位
との間には、コンデンサ12が接続されている。
【0028】一方、第3の高周波スイッチ回路4は、第
1アンテナ用ポートANT1と送信回路用ポートTxと
の間に第3のダイオード13aが、第2アンテナ用ポー
トANT2と送信回路用ポートTxとの間に第4のダイ
オード13bが接続されている。
【0029】ここで、第3のダイオード13aのアノー
ドは、コンデンサ14aを介して第1アンテナ用ポート
ANT1に接続され、第3のダイオード13aのカソー
ドは、コンデンサ15aを介して送信回路用ポートTx
に接続されている。また、第4のダイオード13bのア
ノードは、コンデンサ14bを介して第2アンテナ用ポ
ートANT2に接続され、第4のダイオード13bのカ
ソードは、コンデンサ15bを介して送信回路用ポート
Txに接続されている。
【0030】さらに、第3のダイオード13aとコンデ
ンサ14aとの間の接続点Hと接地電位との間には、第
5の分布定数線路16aとコンデンサ17aの直列回路
が接続され、第5の分布定数線路16aとコンデンサ1
7aの接続点Lには、第1の抵抗10を介して第4の制
御電圧端子V4が接続されている。また、第4のダイオ
ード13bとコンデンサ14bとの間の接続点Iと接地
電位との間には、第6の分布定数線路16bとコンデン
サ17bの直列回路が接続され、第6の分布定数線路1
6bとコンデンサ17bの接続点Mには、第1の抵抗1
0を介して第5の制御電圧端子V5が接続されている。
【0031】さらに、第3のダイオード13aとコンデ
ンサ15aとの間の接続点Jと接地電位との間には、第
7の分布定数線路18aとコンデンサ19aの直列回路
が接続され、第7の分布定数線路18aとコンデンサ1
9aの接続点Nには、第1の抵抗10を介して第6の制
御電圧端子V6が接続されている。また、第4のダイオ
ード13bとコンデンサ15bとの間の接続点Kと接地
電位との間には、第8の分布定数線路18bとコンデン
サ19bの直列回路が接続され、第8の分布定数線路1
8bとコンデンサ19bの接続点Oには、第1の抵抗1
0を介して第7の制御電圧端子V7が接続されている。
【0032】このとき、第1〜第8の分布定数線路5
a、11a、5b、11b、16a、16b、18a、
18bは、第1〜第3の高周波スイッチ回路2〜4に流
れる高周波信号の波長をλとしたときに、λ/4以下の
長さのストリップライン、マイクロストリップライン、
コプレーナガイドライン等で構成されている。なお、第
1〜第8の分布定数線路5a、11a、5b、11b、
16a、16b、18a、18bは、いわゆるλ/4線
路であるが、実際にはストリップラインのインダクタン
ス分や浮遊容量の影響があるため、上記のようにλ/4
以下の長さを有するように構成される。
【0033】以上のように構成された高周波スイッチ1
の動作について表1に示す制御動作説明図を参照にして
説明する。表1において、[V1〜V7]は、各制御電
圧端子V1〜V7に印加される制御電圧(+は正電圧、
0は接地電圧)を示し、[ANT1−Tx]は、第1の
アンテナ用ポートANT1と送信回路用ポートTxとの
間の開閉状態(○は接続状態、×は開放状態)を示し、
[ANT2−Tx]は、第2のアンテナ用ポートANT
2と送信回路用ポートTxとの間の開閉状態(○は接
続、×は開放)を示し、[Rx1−ANT1]は、第1
の受信回路用ポートRx1と第1のアンテナ用ポートA
NT1との間の開閉状態(○は接続、×は開放)を示
し、さらに、[Rx2−ANT2]は、第2の受信回路
用ポートRx2と第2のアンテナ用ポートANT2との
間の開閉状態(○は接続、×は開放)を示している。
【0034】
【表1】
【0035】(1)第1アンテナからの送信状態のみの
場合(第1の接続状態) まず、第3の高周波スイッチ回路4において、第4及び
第7の制御電圧端子V4、V7に正の電源電圧を印加
し、さらに、第5及び第6の制御電圧端子V5、V6に
接地電位、すなわち0[V]を印加する。この結果、第
3のダイオード13aに順方向のバイアスが印加され、
オン状態となり、第4のダイオード13bに逆方向のバ
イアスが印加され、オフ状態となる。
【0036】従って、第1のアンテナ用ポートANT1
と送信回路用ポートTxとの間に高周波信号用の伝送路
が形成され、第2のアンテナ用ポートANT2と送信回
路用ポートTxとの間に高周波信号用の伝送路が形成さ
れない。また、接続点H〜Kから第5〜第8の分布定数
線路16a、16b、18a、18b側を見ると、その
インピーダンスが無限大となっているため、送信用の高
周波信号は接続点H〜Kから接地側へ伝送されることは
ない。
【0037】さらに、このモードでは、第1及び第2の
受信回路用ポートRx1、Rx2と第1及び第2のアン
テナ用ポートANT1、ANT2との接続を行わない。
このため、第1及び第2の高周波スイッチ回路2、3は
いずれも高周波信号の伝送路を閉じた状態に設定され
る。すなわち、第1及び第2高周波スイッチ回路2、3
では、第3の制御電圧端子V3に正の電源電圧を印加
し、さらに、第1及び第2の制御電圧端子V1、V2に
接地電位を印加し、第1及び第2のダイオード8a、8
bをオン状態に設定している。
【0038】(2)第2アンテナからの送信状態のみの
場合(第2の接続状態) この場合、第1及び第2の高周波スイッチ回路2、3の
動作は、上記の第1の接続状態の場合と同様であるた
め、第3の高周波スイッチ回路4の動作についてのみ説
明する。
【0039】すなわち、第5及び第6の制御電圧端子V
5、V6に正の電源電圧を印加し、さらに、第4及び第
7の制御電圧端子V4、V7に0[V]を印加する。こ
の結果、第4のダイオード13bに順方向のバイアスが
印加され、オン状態となり、第3のダイオード13aに
逆方向のバイアスが印加され、オフ状態となる。
【0040】従って、第2のアンテナ用ポートANT2
と送信回路用ポートTxとの間に高周波信号用の伝送路
が形成され、第1のアンテナ用ポートANT1と送信回
路用ポートTxとの間に高周波信号用の伝送路が形成さ
れない。
【0041】(3)第1及び第2アンテナによる受信状
態の場合(第3の接続状態) まず、第1及び第2の高周波スイッチ回路2、3におい
て、第1及び第2の制御電圧端子V1、V2に正の電源
電圧を印加し、さらに、第3の制御電圧端子V3に0
[V]を印加する。この結果、第1及び第2のダイオー
ド8a、8bに逆方向のバイアスが印加され、同時にオ
フ状態となる。
【0042】また、第3の高周波スイッチ回路4におい
て、第6及び第7の制御電圧端子V6、V7に正の電源
電圧を印加し、さらに、第4及び第5の制御電圧端子V
4、V5に0[V]を印加する。この結果、第3及び第
4のダイオード13a、13bに逆方向のバイアスが印
加され、同時にオフ状態となる。
【0043】従って、第1のアンテナ用ポートANT1
と第1の受信回路用ポートRx1との間及び第2のアン
テナ用ポートANT2と第2の受信回路用ポートRx2
との間に、同時に、高周波信号用の伝送路が形成され
る。
【0044】上記のように、本実施例の高周波スイッチ
1によれば、第1〜第7の制御電圧端子V1〜V7に加
えられる電圧のうち、少なくとも3端子を接地電位とす
ることができるため、1種類の電圧、例えば正あるいは
負の電源電圧を供給すればよい。従って、電圧供給用配
線パターンを簡略化することも可能であり、それによっ
て高周波スイッチ1が実装されるプリント基板を小型化
することができる。
【0045】また、上記第1〜第3の接続状態におい
て、接続される一対のポート間には第1及び第3の分布
定数線路5a、5b並びに第3及び第4のダイオード1
3a、13bのいずれか1つが存在する。すなわち、第
1の接続状態において、第3、第5のポートP3、P5
間に高周波信号を流す場合には、この高周波信号は第3
のダイオード13aのみに流れることになるため、挿入
損失を低減することができる。
【0046】さらに、第2、第4〜第8の分布定数線路
11a、11b、16a、16b、18a、18bは、
制御電流を第1〜第4のダイオード8a、8b、13
a、13bに流すための電流経路を構成するとともに、
接続点E、F、H、I、J、Kから見た分布定数線路側
のインピーダンスを高めるため、挿入損失及び反射損失
を低減することができる。
【0047】また、第1〜第3の高周波スイッチ回路2
〜4は、例えば1つのチップ内に組み込まれて構成され
るため、3か所の切り換えを1つの高周波スイッチで賄
うことができ、部品点数を低減することができる。従っ
て、高周波スイッチの小型化及び低コスト化を図ること
ができる。
【0048】さらに、第1〜第3の制御電圧端子V1〜
V3に印加する電源電圧で、第1及び第2の高周波スイ
ッチ回路2、3の開閉を制御するため、第1のポートP
1と第3のポートP3との間、及び第2のポートP2と
第4のポートP4との間を同時に接続することが可能と
なる。
【0049】なお、正の電源電圧に変えて接地電位、接
地電位に変えて負の電源電圧を加えてもよい。その場合
には、上記第1の接続状態においては、第3、第4、第
7の制御電圧端子V3、V4、V7を接地電位、すなわ
ち0[V]を印加し、第1、第2、第5、第6の制御電
圧端子V1、V2、V5、V6に負の電源電圧を印加す
ればよい。また、第2、第3の接続状態の実現する場合
も同様である。
【0050】また、第1〜第4のダイオード8a、8
b、13a、13bの接続方向も図1に示す実施例に限
定されることはなく、図1の示す向きと逆に接続されて
いてもよい。すなわち、第1〜第4のダイオード8a、
8b、13a、13bのアノードが接続点C、D、J、
K側に、第1〜第4のダイオード8a、8b、13a、
13bのカソードが接続点A、B、H、I側となるよう
に第1〜第4のダイオード8a、8b、13a、13b
を接続してもよい。この場合には、図1に示した実施例
とは、第1及び第2のダイオードの極性が逆となるた
め、表1に示す正の電源電圧及び接地電位に変えて、そ
れぞれ接地電位、正の電源電圧を選択すればよい。
【0051】さらに、第1の抵抗10は、第1〜第7の
制御電圧端子V1〜V7から接続点C、D、G、L、
M、N、Oを介して高周波スイッチ1に与える第1〜第
7の制御電圧の値を調整するために設けられているもの
であるため、必要に応じて省略することもでき、その場
合には、接続点C、D、G、L、M、N、Oが直接第1
〜第7の制御電圧端子V1〜V7に接続される。
【0052】また、すべてのコンデンサは、バイアスカ
ットあるいは電源カップリングの機能を果たすものであ
るが、必要に応じて省略することもできる。
【0053】さらに、上記実施例では、第1の制御電圧
端子V1と第2の制御電圧端子V2を分離した場合につ
いて説明したが、1つの制御電圧端子にまとめてもよ
い。
【0054】また、上記実施例では、第3の制御電圧端
子V3を1つの制御電圧端子にまとめ場合について説明
したが、複数の制御電圧端子に分離してもよい。
【0055】次に、高周波スイッチ1の好ましい変形例
につき説明する。図1に破線で示すように、好ましく
は、接続点A、B、E、F、H、I、J、Kに、それぞ
れ、基準電位との間に第1のコンデンサ20を接続して
もよい。この場合には、第1のコンデンサ20の静電容
量を選択することにより、特性インピーダンスを補正す
ることができ、それによって高周波スイッチ1の挿入損
失や反射損失を効果的に低減することができる。加え
て、第2、第4〜第8の分布定数線路11a、11b、
16a、16b、18a、18bの長さを短くすること
もでき、それによって高周波スイッチ1の小型化を図る
ことができる。
【0056】なお、第1のコンデンサ20はすべて用い
られる必要は必ずしもなく、必要に応じて必要箇所のみ
に接続されていてもよい。
【0057】次に、上記実施例の高周波スイッチに適用
し得るさらに好ましい変形例を、図2及び図3を参照し
て説明する。図2及び図3に示す変形例では、第1〜第
4のダイオード8a、8b、13a、13bのうち任意
のダイオードに後述の各回路素子が接続される。図2及
び図3では、第1〜第4のダイオード8a、8b、13
a、13bを代表して、第1のダイオード8aに設けら
れる部分につき説明する。
【0058】図2に示すように、第1の変形例では、第
1のダイオード8aに並列に、第2の抵抗21が接続さ
れている。第1のダイオード8aは、オフ状態にあると
きには、直流的にはコンデンサとして機能する。従っ
て、オフ状態にあるときには蓄積された電荷が、第1の
ダイオード8aがオン状態になると同時に流れることに
なるが図2に示す構成では、第2の抵抗21に蓄積電荷
が放電され、第1のダイオード8aのオフ状態からオン
状態へのスイッチング動作が円滑化される。
【0059】また、図3に示す変形例では、第1のダイ
オード8aに並列に、互いに直列に接続された第9の分
布定数線路22及び第2のコンデンサ23が接続され
る。この構成では、第1のダイオード8aのオフ状態に
おける静電容量と、第9の分布定数線路22のインダク
タンス分により、並列共振回路が構成される。従って、
この並列共振回路の共振周波数が、伝送される高周波信
号の周波数と一致するように第9の分布定数線路22の
インダクタンス分を調整することにより、第1のダイオ
ード8aのオフ状態のインピーダンスを高めることがで
きる。その結果、オフ状態にあるときの第1のダイオー
ド8aのアイソレーション特性を高めることができる。
なお、第2のコンデンサ23は、第9の分布定数線路2
2により、直流がバイパスすることを防止するために設
けられている。
【0060】そして、第9の分布定数線路22は、スト
リップライン、マイクロストリップライン、コプレーナ
ガイドライン等により構成され、その長さ及びインピー
ダンスは、並列共振回路の共振周波数を高周波信号の周
波数と一致させるように選ばれる。
【0061】
【発明の効果】請求項1の高周波スイッチによれば、第
1〜第7の制御電圧端子に加えられる電圧のうち、少な
くとも3端子を接地電位とすることができるため、1種
類の電圧、例えば正あるいは負の電源電圧を供給すれば
よい。従って、電圧供給用配線パターンを簡略化するこ
とも可能であり、それによって高周波スイッチが実装さ
れるプリント基板を小型化することができる。
【0062】また、接続される一対のポート間には第1
及び第3の分布定数線路、並びに、第3及び第4のダイ
オードのいずれか1つが存在する。従って、高周波信号
は第1及び第3の分布定数線路、並びに、第3及び第4
のダイオードのいずれか1つに流れることになるため、
挿入損失を低減することができる。
【0063】さらに、第1〜第8の分布定数線路は、制
御電流を第1〜第4のダイオードに流すための電流経路
を構成するとともに、各接続点から見た分布定数線路側
のインピーダンスを高めるため、挿入損失及び反射損失
を低減することが可能である。
【0064】また、第1〜第3の高周波スイッチ回路
は、1つのチップ内に組み込まれて構成されるため、3
か所の切り換えを1つの高周波スイッチで賄うことがで
き、部品点数を低減することができる。従って、高周波
スイッチの小型化及び低コスト化を図ることができる。
【0065】さらに、第1〜第3の制御電圧端子に印加
する電源電圧で、第1及び第2の高周波スイッチ回路の
開閉を制御するため、第1のポートと第3のポートとの
間、及び第2のポートと第4のポートとの間を同時に接
続することが可能となる。
【0066】請求項2の高周波スイッチによれば、第1
の抵抗の抵抗値により、第1〜第7の制御電圧及び制御
電流の値を容易に調整することができる。
【0067】請求項3の高周波スイッチによれば、コン
デンサの静電容量を選択することにより、特性インピー
ダンスを補正することができ、それによって挿入損失や
反射損失を効果的に低減することができる。加えて、第
1〜第8の分布定数線路の長さを短くすることもでき、
それによって高周波スイッチの小型化を図ることができ
る。
【0068】請求項4の高周波スイッチによれば、ダイ
オードのオフ状態にあるときの静電容量に蓄積された電
荷が、オン状態になると同時に抵抗に放電される。従っ
て、ダイオードのオフ状態からオン状態へのスイッチン
グ動作を円滑化することができる。加えて、オフ時のダ
イオードの逆バイアスを安定化することもできる。
【0069】請求項5の高周波スイッチによれば、ダイ
オードのオフ状態における静電容量と、第9の分布定数
線路のインダクタンスとにより、並列共振回路が構成さ
れる。従って、この並列共振回路の共振周波数を、高周
波スイッチに伝送される高周波信号の周波数と一致する
ように構成することにより、ダイオードのオフ状態のイ
ンピーダンスを高めることができ、その結果、アイソレ
ーション特性を高めることができる。加えて、第2のコ
ンデンサにより、第9の分布定数線路を含む回路部分へ
の直流のバイパスを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る高周波スイッチの一実施例の回路
図である。
【図2】高周波スイッチの好ましい変形例を説明するた
めの回路図である。
【図3】高周波スイッチの好ましい変形例の別の例を説
明するための回路図である。
【図4】従来の高周波スイッチ回路を説明するための概
略構成図である。
【符号の説明】
1 高周波スイッチ 2 第1の高周波スイッチ回路 3 第2の高周波スイッチ回路 4 第3の高周波スイッチ回路 5a 第1の分布定数線路 5b 第3の分布定数線路 8a 第1のダイオード 8b 第2のダイオード 10 第1の抵抗 11a 第2の分布定数線路 11b 第4の分布定数線路 13a 第3のダイオード 13b 第4のダイオード 16a 第5の分布定数線路 16b 第6の分布定数線路 18a 第7の分布定数線路 18b 第8の分布定数線路 20 第1のコンデンサ 21 第2の抵抗 22 第9の分布定数線路 23 第2のコンデンサ P1〜P5 第1〜第5のポート V1〜V7 第1〜第7の制御電圧端子
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−32303(JP,A) 特開 平8−154002(JP,A) 特開 平6−237101(JP,A) 特開 平8−162801(JP,A) 特開 平8−162802(JP,A) 特開 昭56−7526(JP,A) 特開 昭54−60560(JP,A) 特開 平8−18302(JP,A) 特開 平7−321692(JP,A) 特開 平7−74607(JP,A) 特開 平6−85643(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01P 1/15 H03K 17/76 H04B 1/44 H04B 7/08

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1乃至第5のポートを有し、第1のポ
    ートと第3のポートの間の接続を開閉する第1の高周波
    スイッチ回路と、第2のポートと第4のポートの間の接
    続を開閉する第2の高周波スイッチ回路と、第3のポー
    トと第5のポートの間と第4のポートと第5のポートの
    間との接続を切り換える第3の高周波スイッチ回路を備
    えた高周波スイッチであって、 前記第1の高周波スイッチ回路は、前記第1のポートと
    第3のポートとの間に接続された第1の分布定数線路
    と、前記第1のポートと前記第1の分布定数線路との間
    の接続点と基準電位との間に接続された第1のダイオー
    ドと、前記第1のダイオードと前記基準電位との間の接
    続点に接続された第1の制御電圧端子と、前記第3のポ
    ートと前記第1の分布定数線路との間の接続点と前記基
    準電位との間に接続された第2の分布定数線路とを備え
    ており、 前記第2の高周波スイッチ回路は、前記第2のポートと
    第4のポートとの間に接続された第3の分布定数線路
    と、前記第2のポートと前記第3の分布定数線路との間
    の接続点と基準電位との間に接続された第2のダイオー
    ドと、前記第2のダイオードと前記基準電位との間の接
    続点に接続された第2の制御電圧端子と、前記第4のポ
    ートと前記第3の分布定数線路との間の接続点と前記基
    準電位との間に接続された第4の分布定数線路とを備え
    ており、 さらに、前記第1の高周波スイッチ回路の第2の分布定
    数線路の一端及び前記第2の高周波スイッチ回路の第4
    の分布定数線路の一端がそれぞれ接続された共通接続点
    に接続された第3の制御電圧端子とを備えており、 前記第3の高周波スイッチ回路は、前記第3のポートと
    前記第5のポートとの間及び前記第4のポートと前記第
    5のポートとの間に、前記第5のポートに対して互いに
    逆向きに接続された第3及び第4のダイオードと、前記
    第3のダイオードのアノードと前記基準電位との間に接
    続された第5の分布定数線路と、前記第4のダイオード
    のアノードと前記基準電位との間に接続された第6の分
    布定数線路と、前記第5の分布定数線路と前記基準電位
    との間の接続点に接続された第4の制御電圧端子と、前
    記第6の分布定数線路と前記基準電位との間の接続点に
    接続された第5の制御電圧端子と、前記第3のダイオー
    ドのカソードと前記基準電位との間に接続された第7の
    分布定数線路と、前記第4のダイオードのカソードと前
    記基準電位との間に接続された第8の分布定数線路と、
    前記第7の分布定数線路と前記基準電位との間の接続点
    に接続された第6制御電圧端子と、前記第8の分布定数
    線路と前記基準電位との間の接続点に接続された第7の
    制御電圧端子とを備えたことを特徴とする高周波スイッ
    チ。
  2. 【請求項2】 前記第1乃至第7の制御電圧端子の少な
    くとも1つが、第1の抵抗を介して前記各接続点に接続
    されていることを特徴とする請求項1に記載の高周波ス
    イッチ。
  3. 【請求項3】 前記第1乃至第5のポートの少なくとも
    1つが、第1のコンデンサを介して前記基準電位に接続
    されていることを特徴とする請求項1あるいは請求項2
    のいずれかに記載の高周波スイッチ。
  4. 【請求項4】 前記第1乃至第4のダイオードの少なく
    とも1つに並列に接続された第2の抵抗を備えることを
    特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の高
    周波スイッチ。
  5. 【請求項5】 前記第1乃至第4のダイオードの少なく
    とも1つに並列に接続されており、かつ互いに直列に接
    続された第9の分布定数線路と第2のコンデンサとを備
    えることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか
    に記載の高周波スイッチ。
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