JP3147819B2 - 高周波スイッチ回路 - Google Patents

高周波スイッチ回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高周波スイッチ回路に
関し、更に詳しくは、無線通信装置、特に、マイクロ
波、ミリ波通信装置において電波伝播の反射による影響
を低減するダイバーシティ方式において主に用いられる
アンテナの切り替えスイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3(a)、(b)に従来技術の一例を
示す。高周波スイッチでは、低損失で高速にスイッチン
グするために、PINダイオードを用いた構成が一般的
である。数GHzの比較的低い周波数では信号ラインに
直列接続されたダイオードと並列接続されたダイオード
を組み合わせた図3(b)のような回路が多く用いられ
ているが、準ミリ波以上の高周波では直列に挿入してい
るダイオードのロスの効果が大きくなるために、並列ダ
イオードを4分の1波長だけ離して配置した構成にして
スイッチのアイソレーションを確保し、ロスを低減する
構成となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、叙上の
ような構成の場合には、スイッチを“ON”として信号
通過させるためにはダイオードは“OFF”状態とし、
逆にスイッチを“OFF”として信号を遮断するにはダ
イオードを“ON”状態にする必要があるために、セク
タスイッチのように1ポート−多ポート接続のスイッチ
では、“ON”するスイッチは1つで、“OFF”する
スイッチが多いために、ダイオードに流れる電流がポー
ト数が増えるのにしたがって増え、消費電力が増えると
いう問題があった。
【0004】特開昭63−161701号公報に開示さ
れた技術では、図4に示すように、スタブ長と線路長を
組み合わせて“OFF”状態のダイオードでスイッチを
構成する案が提案されており、確かに消費電力は低減す
るが、帯域が狭く、通過損失が増えるという欠点があっ
た。
【0005】本発明は従来の上記実情に鑑み、従来の技
術に内在する上記欠点を解消する為になされたものであ
り、従って本発明の目的は、このセクタアンテナ用の1
ポート−多ポート接続のスイッチの消費電力を低減する
ことを可能とした新規な高周波スイッチ回路を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明に係る高周波スイッチ回路は、電流を流す必
要のある並列接続されているPINダイオードを高周波
的には並列接続されたまま、直流的には直列接続する構
成としたことを特徴としている。
【0007】
【作用】本発明においては、装置としてスイッチ“O
N”として接続を期待しているポートのPINダイオー
ドを除いては、各セクタスイッチのPINダイオードは
直流的に直列に接続されてバイアスがかけられており、
スイッチが“ON”のポートのPINダイオードのアノ
ード端子とカソード端子はともに接地されることによっ
て、装置としての低消費電力化を図っている。
【0008】
【実施例】次に、本発明をその好ましい各実施例につい
て図面を参照しながら具体的に説明する。
【0009】[実施例1]図1は本発明による第1の実
施例を示す高周波部の回路構成図である。
【0010】図1を参照するに、PORT0とPORT
1のPINダイオードX11は、直流遮断用のコンデン
サC1を間に介して、電気長に換算して4分の1波長の
奇数倍離れて配置されており、さらに4分の1波長離れ
てPINダイオードX12が配置されている。ここでP
ORTは、信号の入出力ポート(PORT)または入出
力端子を示している。各PINダイオードはカソードを
高周波的にだけ接地状態として、直流的には浮遊状態に
なるようにそれぞれコンデンサC11、C12を介して
グラウンドに接続されている。さらにダイオードにバイ
アスをかけるために、4分の1波長線路またはチョーク
コイルL11等とバイパスコンデンサC15によって構
成されるバイアス回路が接続されている。他のPORT
2、PORT3も同様の回路構成となっている。
【0011】[動作]例えば、PORT1のスイッチ1
が“ON”で、他ポートのスイッチが“OFF”の遮断
状態にある場合には、PORT1のPINダイオードX
11、X12のアノードに対応する端子V1+とカソー
ドに対応する端子V1−は接地電位とし、PORT2の
PINダイオードX21、X22のアノードに対応する
端子V2+を+2Vにし、カソードに対応する端子V2
−をPORT3のアノード端子V3+に接続し、カソー
ド端子V3−を接地にする。
【0012】他のPORTを通過とする場合の、各スイ
ッチのPINダイオードの各端子の接続を表1に示す。
【0013】[表1]
【0014】PORT1が通過の場合には、PORT2
のPINダイオードX21及びX22とPORT3のP
INダイオードX31及びX32はそれぞれ直流的には
直列に接続されており、従来の回路のようにスイッチの
ドライブ電源の抵抗等の電圧ドロップで消費していた電
力をスイッチを構成するPINダイオードにかけること
が可能となる。
【0015】図1に示すように、3セクタ程度ではあま
り目立った効果はないが、セクタ数が増えて数十セクタ
を構成するセクタスイッチの場合には、装置全体の消費
電力を大きく下げることが可能となる。各PORTの端
子の切り替えはアナログセクタ等の回路を用いることで
容易に実現することができる。
【0016】[実施例2]図2は本発明による第2の実
施例を示す回路構成図である。
【0017】通常PINダイオードは数十ボルト以上の
逆耐圧があるために、通過PORTのダイオードには逆
バイアスをかけることでドライブ回路はより単純なもの
になる。
【0018】図2を参照するに、各PORTにおけるP
INダイオードのアノードとカソードはそれぞれ図2に
示すように循環的に接続されている。PORT1を通過
とするためには、PORT1の端子V1+をGNDと
し、PORT2の端子V2+を+2Vとすることで、叙
上の実施例1と同様の効果を得ることが可能となる。
【0019】この実施例2のPINダイオードの端子に
かけられるバイアス条件を表2に示す。
【0020】[表2]
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明を用いるこ
とによって、多セクタアンテナに接続するPINダイオ
ードを用いたセクタアンテナスイッチ回路での消費電力
を大幅に低減させる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の実施例を示す回路構成図で
ある。
【図2】本発明による第2の実施例を示す回路構成図で
ある。
【図3】(a)は従来例を示す回路図、(b)は従来に
おける他の例を示す回路図である。
【図4】特開昭63−161701号公報に開示された
従来例を示す図である。
【符号の説明】
X11、X12、X21、X22、X31、X32…P
INダイオード C11〜C15、C21〜C25、C31〜C35…コ
ンデンサ L1、L2、L3…チョークコイルまたは4分の1波長
線路 L11、L12、L21、L22、L31、L32…チ
ョークコイル C1、C2、C3…直流遮断用コンデンサ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1対多接続PINダイオードを用いたス
    イッチ回路において、共通ポートから信号ラインに直列
    に配置された第1のコンデンサと、前記信号ラインに並
    列に配置された第1のPINダイオードと、該第1のP
    INダイオード対し4分の1波長程度離れた位置に前記
    信号ラインに並列に配置された第2のPINダイオード
    とを有し、前記第1及び第2のPINダイオードの接地
    する側の端子をコンデンサで高周波的には接地状態で、
    直流的には浮遊状態として配線された第1の端子と、前
    記PINダイオードが接続されている前記信号ラインに
    4分の1波長の線路またはチョークコイル等の手段によ
    って形成されるバイアス回路を介した第2の端子を有す
    る複数のスイッチを含むスイッチ回路であって、該複数
    のスイッチのうち“ON”状態とするスイッチの前記第
    1の端子と第2の端子を共に接地し、他の“OFF”状
    態とする複数のスイッチ(以下“OFF”スイッチ)の
    各PINダイオードが1つのループを形成するように前
    記“OFF”スイッチの各第1及び第2の端子を接続
    し、前記ループ中に、前記各PINダイオードが“O
    N”するようにダイオードの数に応じた電圧を加える電
    源を挿入することを特徴とした高周波スイッチ回路。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2のPINダイオードの
    接地する側の端子を高周波的には接地状態に、直流的に
    は浮遊状態とする手段として用いられている前記コンデ
    ンサの代わりに、スタブを使用したことを更に特徴とす
    る請求項1に記載の高周波スイッチ回路。
  3. 【請求項3】 前記各スイッチの前記第1及び第2の端
    子の接続の切り替えをアナログセレクタを使用して行う
    ことを更に特徴とする請求項1に記載の高周波スイッチ
    回路。
  4. 【請求項4】 1対多接続のPINダイオードを用いた
    スイッチ回路において、共通ポートから信号ラインに直
    列に配置された第1のコンデンサと、前記信号ラインに
    並列に配置された第1のPINダイオードと、該第1の
    PINダイオードに対し4分の1波長程度離れた位置に
    前記信号ラインに並列に配置された第2のPINダイオ
    ードとを有し、前記第1及び第2のPINダイオードの
    接地する側の端子をコンデンサで高周波的には接地状態
    で、直流的には浮遊状態として配線された第1の端子
    と、前記PINダイオードが接続されている前記信号ラ
    インに4分の1波長の線路またはチョークコイル等の手
    段によって形成されるバイアス回路を介した第2の端子
    を有する複数のスイッチを含むスイッチ回路であって、
    前記各スイッチの第1の端子を隣接する各スイッチの第
    2の端子に接続し、終段スイッチの第1の端子を初段ス
    イッチの第2の端子に接続することにより、前記各スイ
    ッチの前記第1及び第2の端子を循環的に接続し、“O
    N”状態にするスイッチに対応する前記第2の端子を接
    地し、前記“ON”状態にするスイッチに隣接する“O
    FF”状態にするスイッチの前記第2の端子にダイオー
    ドの数に応じた電圧を加えることを特徴とした高周波ス
    イッチ回路。
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JP5049886B2 (ja) * 2008-06-06 2012-10-17 双信電機株式会社 高周波スイッチ
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