WO2009145038A1 - 空気清浄機 - Google Patents

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史生 三原
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Abstract

 空気清浄機は、ダクト(10)・空気清浄用のフィルタ(20)・静電霧化装置(30)・ファン(40)・切替装置(50)を備える。ダクト(10)は、吸入口(11)および吐出口(12)を有する。フィルタ(20)は、ダクト(10)内に配置される。静電霧化装置(30)は、静電霧化現象を利用して帯電微粒子水を生成してダクト(10)内に放出するように構成される。ファン(40)は、吸入口(11)側から吐出口(12)側に空気を送るように構成される。切替装置(50)は、第1モードと第2モードとを切り替えるように構成される。空気清浄機は、第1モードでは、帯電微粒子水を静電霧化装置(30)からフィルタ(20)を通さずに吐出口(12)に送るように構成される。空気清浄機は、第2モードでは、帯電微粒子水を静電霧化装置(30)からフィルタ(20)に送るように構成される。

Description

空気清浄機
 本発明は、空気清浄機、特に静電霧化装置を備える空気清浄機に関する。
 日本国公開特許公報2004-85185(以下、文献1という)及び日本国公開特許公報2005-180865(以下、文献2という)に見られるように、静電霧化装置を備える空気清浄機が提案されている。
 いずれの文献1,2に開示された空気清浄機においても、通気路内にフィルタが配置されている。
 ここで、文献1に開示された空気清浄機では、フィルタよりも下流側に静電霧化装置が配置されている。そのため、静電霧化装置で生成された帯電微粒子水は、フィルタに当たることなく外部空間に放出される。文献1に開示された空気清浄機は、帯電微粒子水を外部空間に放出することで、帯電微粒子水を外部空間の空気の浄化に用いる。
 文献2に開示された空気清浄機では、フィルタよりも上流側に静電霧化装置が配置されている。そのため、静電霧化装置で生成された帯電微粒子水は、フィルタに当たる。文献2に開示された空気清浄機は、帯電微粒子水をフィルタに当てることで、帯電微粒子水をフィルタの再生に用いる。
 上述の構成から明らかなように、文献1の空気清浄機では、静電霧化装置によりフィルタを再生させることができない。また、文献2の空気清浄機では、静電霧化装置により外部空間の空気を浄化することができない。
 空気の浄化とフィルタの再生との両方を行えるようにするためには、フィルタの上流側と下流側の両方に静電霧化装置を配置することが考えられる。
 しかしながら、この場合には、静電霧化装置が少なくとも2つ必要になるから、空気清浄機全体が大型化し、高コスト化してしまう。
 本発明は上記問題点に鑑みて為された。本発明の目的は、空気の浄化とフィルタの再生とを1つの静電霧化装置を用いて行える空気清浄機を提供することである。
 本発明に係る空気清浄機は、ダクトと空気清浄用のフィルタと静電霧化装置とファンと切替手段を備える。前記ダクトは、吸入口および吐出口を有する。前記フィルタは、前記ダクト内に配置される。前記静電霧化装置は、静電霧化現象を利用して帯電微粒子水を生成して前記ダクト内に放出するように構成される。前記ファンは、前記吸入口側から前記吐出口側に空気を送るように構成される。前記切替手段は、第1モードと第2モードとを切り替えるように構成される。前記空気清浄機は、前記第1モードでは、前記帯電微粒子水を前記静電霧化装置から前記フィルタを通さずに前記吐出口に送るように構成される。前記空気清浄機は、前記第2モードでは、前記帯電微粒子水を前記静電霧化装置から前記フィルタに送るように構成される。
 このような本発明に係る空気清浄機では、前記第1モードで空気の清浄を行え、前記第2モードで前記フィルタの再生を行える。そして、前記第1モードと前記第2モードとは前記切替手段により切り替えることができる。そのため、本発明に係る空気清浄機は、空気の浄化と前記フィルタの再生とを1つの前記静電霧化装置を用いて行える。よって、空気清浄機を小型化および低コスト化することができる。また、前記第1モードでは前記帯電微粒子水が前記フィルタに当たらずに前記吐出口から前記ダクト外へ放出される。よって、前記ダクト外へ放出される帯電微粒子水の量が前記フィルタによって減ってしまうことを防止できる。その結果、前記ダクト外に放出される帯電微粒子水の量を確保できる。また、前記第2モードでは前記フィルタを再生できるから前記フィルタの取替え頻度を少なくできる。そのため長期間にわたってメンテナンスが不要になる。
 好ましくは、前記静電霧化装置は、前記ダクト内において前記フィルタと前記吐出口との間に位置する空間に前記帯電微粒子水を放出するように構成される。前記切替手段は、変更手段と、前記変更手段を制御する制御手段とを備える。前記変更手段は、前記静電霧化装置が前記帯電微粒子水を放出する放出方向を変更するように構成される。前記制御手段は、前記第1モードでは前記放出方向を前記吐出口側に向けるように構成される。前記制御手段は、前記第2モードでは前記放出方向を前記フィルタ側に向けるように構成される。
 この場合、前記第1モードと前記第2モードとを容易かつ確実に切り替えることができる。
 好ましくは、前記静電霧化装置は、前記ダクト内において前記フィルタと前記吐出口との間に位置する空間に前記帯電微粒子水を放出するように構成される。前記ファンは、給気モードおよび排気モードを有する。前記ファンは、前記給気モードでは前記吸入口側から前記吐出口側に空気を送る。前記ファンは、前記排気モードでは前記吐出口側から前記吸入口側に空気を送る。前記切替手段は、前記ファンを制御する制御手段を備える。前記制御手段は、前記第1モードでは前記ファンを前記給気モードに設定し、前記第2モードでは前記ファンを前記排気モードに設定するように構成される。
 この場合、前記第1モードと前記第2モードとを容易かつ確実に切り替えることができる。
 好ましくは、前記静電霧化装置は、前記ダクト内に配置される。前記ダクトは、前記吐出口と前記静電霧化装置との間に、前記フィルタが存在しない第1の通気路と前記フィルタが存在する第2の通気路とを備える。前記切替手段は、前記第1の通気路と前記第2の通気路とのいずれか一方を塞ぐシャッタを備える。前記切替手段は、前記シャッタを制御する制御手段を備える。前記制御手段は、前記第1モードでは前記シャッタで前記第2の通気路を塞ぐように構成される。前記制御手段は、前記第2モードでは前記シャッタで前記第1の通気路を塞ぐように構成される。
 この場合、前記第1モードと前記第2モードとを容易かつ確実に切り替えることができる。
 好ましくは、前記静電霧化装置は、前記第2モード時に単位時間当たりに生成される前記帯電微粒子水の量が、前記第1モード時に単位時間当たりに生成される前記帯電微粒子水の量よりも多くなるように構成される。
 この場合、前記フィルタの再生にかかる時間を短縮できる。
実施形態1の空気清浄機を示し、(a)は第1モード時の概略説明図、(b)は第2モード時の概略説明図である。 同上における静電霧化装置の概略説明図である。 同上の空気清浄機の変形例の説明図である。 実施形態2の空気清浄機を示し、(a)は第1モード時の概略説明図、(b)は第2モード時の概略説明図である。 実施形態3の空気清浄機を示し、(a)は第1モード時の概略説明図、(b)は第2モード時の概略説明図である。 同上の空気清浄機の変形例の説明図である。
 (実施形態1)
 図1(a),(b)に示すように本実施形態の空気清浄機は、ダクト10と空気清浄用のフィルタ20と静電霧化装置30とファン40と切替装置(切替手段)50を備える。
 ダクト10は、空気清浄機の外郭を成すハウジングに設けられる。ダクト10は、例えば筒状に形成される。ダクト10の軸方向の第1の開口(図1(a),(b)における右側の開口)は、吸入口11である。吸入口11は、ダクト10内に外部から空気を吸い込むために用いられる。ダクト10の軸方向の第2の開口(図1(a),(b)における左側の開口)は、吐出口12である。吐出口12は、ダクト10内から外部へ空気を吐き出すために用いられる。
 フィルタ20は、ダクト10内に配置される。フィルタ20は、例えば活性炭を利用して空気中の臭い成分を捕獲する脱臭フィルタである。
 ファン40は、ダクト10内における吸入口11側に配置される。ファン40は、給気モードと排気モードとを運転モードとして有するように構成される。ファン40は、給気モードでは吸入口11側から吐出口12側に空気を送る。ファン40は、排気モードでは吐出口12側から吸入口11側に空気を送る。本実施形態では、ファン40が給気モードで動作する場合を基準とし、ダクト10の吸入口11側を上流側、吐出口12側を下流側とする。
 静電霧化装置30は、静電霧化現象を利用して帯電微粒子水を生成してダクト10内に放出するように構成される。本実施形態では、静電霧化装置30は、ダクト10内においてフィルタ20と吐出口12との間に配置される。そのため、静電霧化装置30は、ダクト10内においてフィルタ20と吐出口12との間に位置する空間に帯電微粒子水を放出する。
 静電霧化装置30は、図2に示すようにハウジング310を備える。
 ハウジング310は、絶縁性を有する材料により筒状に形成される。ハウジング310の軸方向の第1の開口(図2の下方の開口)は、冷却板311により閉塞される。ハウジング310には、放電電極320が収納される。
 放電電極320は、先端が尖った棒状に形成される。放電電極320の基端は、冷却板311に熱結合される。
 ハウジング310の第2の開口(図2の上方の開口)内には、対向電極330が配置される。
 対向電極330は、ハウジング310の第2の開口を閉塞可能な大きさの板状に形成される。対向電極330は、噴霧孔331を中央に備える。
 放電電極320の先端は噴霧孔331からハウジング310外に臨む。
 ハウジング310の第1の開口側には、ペルチェ素子(図示せず)を有するペルチェユニット340が設けられる。
 ペルチェユニット340は、放電電極320を冷却するために用いられる。そのため、ペルチェユニット340の冷却側は、冷却板311を介して放電電極320と熱結合される。ペルチェユニット340の放熱側には、複数のフィン351を備える放熱部350が取り付けられる。
 静電霧化装置30は、回路要素として、電圧印加部360と、電流計370と、冷却制御部380と、制御回路390とを備える。
 電圧印加部360は、放電電極320と対向電極330との間に電圧(直流電圧)を印加するように構成される。電圧印加部360は、例えば、商用交流電源より得た電力を元にして放電電極320と対向電極330との間に電圧を印加するAC/DCコンバータである。
 電流計370は、放電電極320と対向電極330との間に流れる電流の大きさを検出するように配置される。
 冷却制御部380は、ペルチェユニット340のペルチェ素子に給電する。冷却制御部380は、ペルチェ素子に与える電圧を調整する機能を有する。
 制御回路390は、例えば、マイクロコンピュータを利用して構成される。
 制御回路390は、冷却制御部380を制御し、放電電極320の温度を周囲の空気の露点温度以下にする。放電電極320の温度が前述の露点温度以下になると、空気中の水蒸気が放電電極320の表面で凝縮される。その結果、放電電極320の表面に露が生じる。つまり、本実施形態の静電霧化装置30では、結露(表面結露)を利用して放電電極320に水(結露水)を保持させる。
 特に、本実施形態における制御回路390は、放電電極320の温度を前記露点温度以下の第1設定温度と第2設定温度とのいずれかに設定する。ここで、第2設定温度は第1設定温度よりも低い温度である。そのため、放電電極320の温度が第2設定温度のときのほうが、放電電極320の温度が第1設定温度のときよりも、放電電極320の表面に生じる露の量が増える。
 制御回路390は、電流計370の検出結果に基づいて電圧印加部360を制御し、放電電極320と対向電極330との間に所定の電圧(例えば、5000V程度)を印加する。これによって、放電電極320に保持された水が霧化され、帯電微粒子水が発生する。帯電微粒子水は、対向電極330の噴霧孔331を通ってハウジング310外へ放出される。なお、静電霧化の原理は周知であるから説明を省略する。
 本実施形態の空気清浄機は、第1モードと第2モードとの2つの動作モードを有する。第1モードでは、空気清浄機は、帯電微粒子水を静電霧化装置30からフィルタ20を通さずに吐出口12に送る(図1(a)参照)。第2モードでは、空気清浄機は、帯電微粒子水を静電霧化装置30からフィルタ20に送る(図1(b)参照)。なお、図1中の白矢印は空気の向きを示す。
 切替装置50は、第1モードと第2モードとを切り替えるように構成される。
 本実施形態における切替装置50は、電動機51と、制御部52と、操作部53とを備える。
 電動機51は、例えばステッピングモータである。電動機51のステータ(図示せず)がダクト10に固定される。電動機51はロータ(図示せず)とともに回転する回動軸511を有する。回動軸511の先端には静電霧化装置30が固定される。静電霧化装置30が帯電微粒子水を放出する放出方向Mと回動軸511の軸方向とは直交している。したがって、回動軸511の回転に伴って放出方向Mが変わる。本実施形態では、電動機51が、放出方向Mを変更する変更手段となる。
 操作部53は、例えば第1モードと第2モードとを手動で切り替えるために用いられる。操作部53は、例えばスイッチやボタンを利用して構成される。
 制御部52は、空気清浄機の動作モードに応じて電動機51とファン40と制御回路390とを制御する。制御部52は、操作部53の操作内容に応じて第1モードと第2モードとを切り替える。制御部52は、例えばマイクロコンピュータを利用して構成される。
 制御部52は、第1モードでは、放出方向Mが吐出口12側(下流側)を向くように電動機51の回動軸511を回転させる。また、制御部52は、ファン40を給気モードで動作させる。また、制御部52は、放電電極320の温度が第1設定温度になるように制御回路390を制御する。
 したがって、第1モードでは、帯電微粒子水は、静電霧化装置30から吐出口12側に放出される。また、ファン40が下流側に空気を送るため、帯電微粒子水は、空気に乗って吐出口12側に移動する。
 このように第1モードは、帯電微粒子水をフィルタ20に当てることなく吐出口12から外部空間に放出させる浄化モード(外部空間浄化モード)である。外部空間に放出された帯電微粒子水は、外部空間に長時間漂って隅々にまで行き渡る。そして、帯電微粒子水が有する活性種の作用によって外部空間中の臭い成分が除去される。
 第2モードでは、制御部52は、放出方向Mがフィルタ20側(上流側)を向くように電動機51の回動軸511を回転させる。また、制御部52は、ファン40を排気モードで動作させる。また、制御部52は、放電電極320の温度が第2設定温度になるように制御回路390を制御する。なお、第2モードでは、ファン40を排気モードで動作させる代わりに停止させてもよい(ファン40が給気モードでなければよい)。
 したがって、第2モードでは、帯電微粒子水は、静電霧化装置30からフィルタ20側に放出される。また、ファン40が上流側に空気を送るため、帯電微粒子水は、空気に乗ってフィルタ20側に移動する。
 このように第2モードは、帯電微粒子水をフィルタ20に当ててフィルタ20を再生させる再生モード(フィルタ再生モード)である。フィルタ20に当たった帯電微粒子水は、帯電微粒子水が有する活性種の作用によってフィルタ20に付着する臭い成分を除去し、フィルタ20を再生する。
 以上述べたように本実施形態の空気清浄機は、ダクト10とフィルタ20と静電霧化装置30とファン40と切替装置50とを備える。ダクト10は、吸入口11および吐出口12を有する。フィルタ20は、ダクト10内に配置される。静電霧化装置30は、静電霧化現象を利用して帯電微粒子水を生成してダクト10内に放出するように構成される。ファン40は、吸入口11側から吐出口12側に空気を送るように構成される。切替装置50は、第1モードと第2モードとを切り替えるように構成される。空気清浄機は、第1モードでは帯電微粒子水を静電霧化装置30からフィルタ20を通さずに吐出口12に送り、第2モードでは帯電微粒子水を静電霧化装置30からフィルタ20に送るように構成される。
 このように本実施形態の空気清浄機では、第1モードで空気の清浄を行え、第2モードでフィルタ20の再生を行える。そして、第1モードと第2モードとは切替装置50により切り替えることができる。
 そのため、本実施形態の空気清浄機は、空気の浄化とフィルタ20の再生とを1つの静電霧化装置30を用いて行える。よって、空気清浄機を小型化および低コスト化することができる。また、第1モードでは帯電微粒子水がフィルタ20に当たらずに吐出口12からダクト10外へ放出される。よって、ダクト10外へ放出される帯電微粒子水の量がフィルタ20によって減ってしまうことを防止できる。その結果、ダクト10外に放出される帯電微粒子水の量を確保できる。また、第2モードではフィルタ20を再生できるからフィルタ20の取替え頻度を少なくできる。そのため長期間にわたってメンテナンスが不要になる。
 特に、静電霧化装置30は、ダクト10内においてフィルタ20と吐出口12との間に位置する空間に帯電微粒子水を放出するように構成される。
 切替装置50は、変更手段としての電動機51と、電動機51を制御する制御部52とを備える。電動機51は、放出方向Mを変更するように構成される。制御部52は、第1モードでは放出方向Mを吐出口12側に向け、第2モードでは放出方向Mをフィルタ20側に向けるように構成される。
 そのため、第1モードと第2モードとを容易かつ確実に切り替えることができる。
 また、第2モードでは放電電極320の温度が第2設定温度となるから、第1モード時よりも、放電電極320の表面に生じる露が増える。その結果、帯電微粒子水の生成量が増える。
 つまり、静電霧化装置は、第2モード時に単位時間当たりに生成される帯電微粒子水の量が、第1モード時に単位時間当たりに生成される帯電微粒子水の量よりも多くなるように構成される。
 そのため、第2モード時に単位時間当たりに生成される帯電微粒子水の量が、第1モード時に単位時間当たりに生成される帯電微粒子水の量と同じ場合に比べれば、フィルタの再生にかかる時間を短縮できる。
 なお、帯電微粒子水を大量に生成すると同時にオゾンも多く生成されることになる。しかし、これら帯電微粒子水やオゾンはフィルタ20に当たって外部空間には放出されない。よって、安全性は確保される。
 図3は本実施形態の空気清浄機の変形例を示す。なお、図3では、静電霧化装置30の回路要素の図示を省略している。
 図3に示す例では、ダクト10Aの内面には、静電霧化装置30を収納する収納凹所13が形成される。収納凹所13は、吐出口12とフィルタ20との間に位置する。
 静電霧化装置30は、噴霧孔331を収納凹所13の開口側に向けた状態で、収納凹所13に収納される。
 図3に示す切替装置50Aは、電動機51Aと、制御部52と、操作部53と、パイプ54と、支持板55とを備える。
 パイプ54は、筒状に形成される。パイプ54は、軸方向の第1の端に第1の開口541を有し、軸方向の第2の端に第2の開口542を有する。ここでパイプ54の軸は、中心角が90度の円弧状である。よって、第1の開口541の開口の中心軸と第2の開口542の中心軸とは直交している。
 支持板55は、収納凹所13を閉塞するようにダクト10Aに取り付けられる。支持板55は、第1の開口541と噴霧孔331とが相互に連通するようにパイプ54を支持する。また、支持板55は、パイプ54を回転軸A(図3参照)の回りに回動自在に支持する。回転軸Aは、第1の開口541の中心軸と一致している。
 電動機51Aは、パイプ54を回転軸Aの回りに回転させる。電動機51Aは、例えばステッピングモータである。電動機51Aのステータ(図示せず)は支持板55に固定される。電動機51Aのロータ(図示せず)とパイプ54とは、ロータの回転に応じてパイプ54が回転するように機械的に連結される。
 図3に示す例では、帯電微粒子水は、パイプ54を通って、静電霧化装置30からダクト10A内に放出される。よって、第2の開口542の向いている方向が、放出方向Mとなる。この放出方向Mは、第2の開口542の中心軸に沿った方向であるから、回転軸Aと直交している。
 したがって、パイプ54の回転に伴って放出方向Mが変わる。図3に示す例では、電動機51Aとパイプ54と支持板55とが放出方向Mを変更する変更手段となる。
 また、収納凹所13は、上述したように吐出口12とフィルタ20との間に位置する。そのため、静電霧化装置30は、ダクト10A内においてフィルタ20と吐出口12との間に位置する空間に帯電微粒子水を放出する。
 制御部52Aは、空気清浄機の動作モードに応じて電動機51Aとファン40と制御回路390とを制御する。なお、制御部52Aによるファン40と制御回路390の制御方法については制御部52と同様であるから説明を省略する。
 制御部52Aは、第1モードでは、放出方向Mが吐出口12側を向くようにパイプ54を回転させる。したがって、第1モードでは、帯電微粒子水は、静電霧化装置30から吐出口12側に放出される。また、ファン40が下流側に空気を送るため、帯電微粒子水は、空気に乗って吐出口12側に移動する。
 第2モードでは、制御部52Aは、放出方向Mがフィルタ20側を向くようにパイプ54を回転させる。したがって、第2モードでは、帯電微粒子水は、静電霧化装置30からフィルタ20側に放出される。また、ファン40が上流側に空気を送るため、帯電微粒子水は、空気に乗ってフィルタ20側に移動する。
 よって、図3に示す空気清浄機の変形例においても、図1に示す例と同様の効果を得ることができる。
 なお、本実施形態および後述の実施形態2、3の空気清浄機は、空気清浄機能を有する機器であればよく、例えば、冷房や暖房を行う空気調和機・加湿器・除湿機・加湿空気清浄機・掃除機・ファンヒータであってもよい。
 また、本実施形態および後述の実施形態2、3におけるフィルタ20は、脱臭フィルタに限定されない。フィルタ20は、空気中の微粒子を集塵する防塵フィルタ(例えばHEPAフィルタ)や菌・ウィルスを除去する除菌フィルタであってもよい。また、フィルタ20は、脱臭機能と埃・菌・ウィルスを除去する機能とを両方有していても良く、好適な機能を有するフィルタを用いることができる。なお、帯電微粒子水は、菌やウィルスを不活性化するので、除菌フィルタも再生できる。
 (実施形態2)
 本実施形態の空気清浄機は、図4に示すように、主として切替装置50Bの構成が実施形態1と異なる。なお、本実施形態と実施形態1とで共通する構成については詳しい説明を省略する。
 本実施形態の空気清浄機では、静電霧化装置30が、図3に示す例と同様に、ダクト10Aの収納凹所13内に収納される。
 静電霧化装置30は、噴霧孔331を収納凹所13の開口側に向けた状態で、収納凹所13に収納される。そのため、静電霧化装置30は、ダクト10A内においてフィルタ20と吐出口12との間に位置する空間に帯電微粒子水を放出する。
 切替装置50Bは、制御部52Bと操作部53とを備える。
 制御部52Bは、空気清浄機の動作モードに応じてファン40と制御回路390とを制御する。制御部52Bは、操作部53の操作内容に応じて第1モードと第2モードとを切り替える。なお、制御部52Bによる制御回路390の制御方法については実施形態1の制御部52と同様であるから説明を省略する。
 制御部52Bは、第1モードでは、ファン40を給気モードで動作させる(図4(a)参照)。したがって、第1モードでは、ファン40が下流側に空気を送る。そのため、吐出口12とフィルタ20との間に放出された帯電微粒子水は、空気に乗って吐出口12側に移動する。よって、第1モードでは、帯電微粒子水はフィルタ20に当たることなく吐出口12から外部空間に放出される。
 制御部52Bは、第2モードでは、ファン40を排気モードで動作させる(図4(b)参照)。したがって、第2モードでは、ファン40が上流側に空気を送る。そのため、吐出口12とフィルタ20との間に放出された帯電微粒子水は、空気に乗ってフィルタ20側に移動する。よって、第2モードでは、帯電微粒子水がフィルタ20に当たる。
 このように本実施形態における切替装置50Bは、ファン40を制御する制御手段となる制御回路52Bを備える。そして、制御回路52Bは、第1モードではファン40を給気モードに設定し、第2モードではファン40を排気モードに設定する。
 以上述べたように、本実施形態の空気清浄機では、静電霧化装置30は、ダクト10A内においてフィルタ20と吐出口12との間に位置する空間に帯電微粒子水を放出するように構成される。ファン40は、吸入口11側から吐出口12側に空気を送る給気モードと、吐出口12側から吸入口11側に空気を送る排気モードとを有するように構成される。切替装置50Bは、ファン40を制御する制御装置52Bを備える。制御装置52Bは、第1モードではファン40を給気モードに設定し、第2モードではファン40を排気モード40に設定するように構成される。
 したがって、本実施形態の空気清浄機においても、実施形態1の空気清浄機と同様の効果を奏する。特に、本実施形態では、ファン40の運転モードを給気モードと排気モードとの間で切り替えるだけで、第1モードと第2モードとを切り替える。そのため、第1モードと第2モードとを容易かつ確実に切り替えることができる。また、電動機51が不要になるから、低コスト化を図ることができる。
 (実施形態3)
 本実施形態の空気清浄機は、図5に示すように、主としてダクト10Cと切替装置50Cの構成が実施形態1と異なる。なお、本実施形態と実施形態1とで共通する構成については詳しい説明を省略する。
 ダクト10Cは、第1吸入口111と第2吸入口112とを備える。ダクト10Cは、第1吸入口111と吐出口12とを繋ぐ主通路14を備える。ダクト10Cは、第2吸入口112と主通路14とを繋ぐ副通路15を備える。ダクト10Cは、主通路14と副通路15とを繋ぐ第1合流口161および第2合流口162を備える。
 第1合流口161は、フィルタ20より吐出口12側(つまり下流側)で主通路14と副通路15とを繋ぐ。第2合流口162は、フィルタ20より第1吸入口111側(つまり上流側)で主通路14と副通路15とを繋ぐ。
 本実施形態では、静電霧化装置30は、噴霧孔331を吐出口12側に向けた状態で、副通路15内に配置される。本実施形態では、静電霧化装置30は、副通路15の略中央部に副通路15を塞がないように配置される。
 また、ファン40は、静電霧化装置30より第2吸入口112側(上流側)から静電霧化装置30側(下流側)に空気を送るようにダクト10Cに備えられる。
 このように本実施形態の空気清浄機では、ダクト10Cは、吐出口12と静電霧化装置30との間に、2つの通気路を備える。
 第1の通気路は、副通路15と第1合流口161と主通路14とで構成される。第1の通気路では、吐出口12と静電霧化装置30との間にフィルタ20が存在しない(図5(a)参照)。
 第2の通気路は、副通路15と第2合流口162と主通路14とで構成される。第2の通気路では、吐出口12と静電霧化装置30との間にフィルタ20が存在する(図5(b)参照)。
 切替装置50Cは、シャッタ56と制御部52Cと操作部53とを備える。
 シャッタ56は、第1合流口161を塞ぐ第1の位置と第2合流口162を塞ぐ第2の位置との間を移動自在(スライド移動自在)に構成される。すなわち、シャッタ56は、第1の通気路と第2の通気路との一方を塞ぐ切り替え弁である。このように本実施形態の空気清浄機は、主通路14と副通路15との合流箇所をフィルタ20よりも上流側とするか下流側とするかを切り替える合流点切り替え構造を備える。
 制御部52Cは、空気清浄機の動作モードに応じてシャッタ56と制御回路390とを制御する。制御部52Cは、操作部53の操作内容に応じて第1モードと第2モードとを切り替える。なお、制御部52Cによる制御回路390の制御方法については実施形態1の制御部52と同様であるから説明を省略する。また、ファン40は、第1モードおよび第2モードのいずれであっても給気モードで動作する。
 制御部52Cは、第1モードでは、シャッタ56を第2の位置に位置させる(図5(a)参照)。したがって、第1モードでは、第2の通気路が遮断され、第1の通気路が開放される。そのため、静電霧化装置30から放出された帯電微粒子水は、第1の通気路を通る。よって、第1モードでは、帯電微粒子水はフィルタ20に当たることなく吐出口12から外部空間に放出される。
 制御部52Cは、第2モードでは、シャッタ56を第1の位置に位置させる(図5(b)参照)。したがって、第2モードでは、第1の通気路が遮断され、第2の通気路が開放される。そのため、静電霧化装置30から放出された帯電微粒子水は、第2の通気路を通る。よって、第2モードでは、帯電微粒子水がフィルタ20に当たる。
 なお、第1モードと第2モードとのいずれの場合でも、第1吸入口111からダクト10C内に入った空気は、フィルタ20を通過して吐出口12から外部へ吐き出される。
 以上述べたように、本実施形態の空気清浄機では、ダクト10Cは、第1の通気路と第2の通気路とを備える。第1の通気路では吐出口12と静電霧化装置30との間にフィルタ20が存在せず、第2の通気路では吐出口12と静電霧化装置30との間にフィルタ20が存在する。切替装置50Cは、第1の通気路と第2の通気路とのいずれか一方を塞ぐシャッタ56とシャッタ56を制御する制御装置52Cを備える。制御装置52Cは、第1モードではシャッタ56で第2の通気路を塞ぎ、第2モードではシャッタ56で第1の通気路を塞ぐように構成される。
 したがって、本実施形態の空気清浄機においても、実施形態1の空気清浄機と同様の効果を奏する。特に、本実施形態では、シャッタ56を移動させることで、第1モードと第2モードとを切り替える。そのため、第1モードと第2モードとを容易かつ確実に切り替えることができる。
 図6は本実施形態の空気清浄機の変形例を示す。
 図6に示す例では、ダクト10Dは、吸入口11と吐出口12とを備える。
 ダクト10D内の吸入口11側には、静電霧化装置30Dが配置される。静電霧化装置30Dの噴霧孔331は、吐出口12側を向いている。図6に示す静電霧化装置30Dのハウジング310の側壁は、空気孔312を有する。吸入口11からダクト10D内に入った空気の一部は、空気孔312を通ってハウジング310内に入る。
 図6に示すダクト10Dは、吐出口12と静電霧化装置30Dとの間に、仕切り壁18を備える。仕切り壁18は、ダクト10内を2分して、吐出口12と静電霧化装置30Dとの間に、第1の通路191と第2の通路192とを形成する。図6に示す例では、フィルタ20は、第2の通路192内に配置される。
 このように図6に示す空気清浄機では、ダクト10Dは、吐出口12と静電霧化装置30との間に、2つの通気路を備える。
 第1の通気路は、静電霧化装置30と仕切り壁18との間の空間と、第1通路191とで構成される。第1の通気路では、吐出口12と静電霧化装置30との間に、フィルタ20が存在しない。
 第2の通気路は、静電霧化装置30と仕切り壁18との間の空間と、第2通路192とで構成される。第2の通気路では、吐出口12と静電霧化装置30との間に、フィルタ20が存在する。
 図6に示す切替装置50Dは、シャッタ56Dと制御部52Dと操作部53とを備える。
 シャッタ56Dは、第1の位置と第2の位置とで移動自在(回動自在に)に仕切り壁18の吸入口11側の端部に取り付けられる。
 第1の位置は、帯電微粒子水が第1の通路191に入らないように対向電極330の第1の端部(図6における下側の端部)332と仕切り壁18との隙間をシャッタ56Dが閉塞する位置である(図6に破線で示すシャッタ56Dの位置)。
 第2の位置は、帯電微粒子水が第2の通路192に入らないように対向電極330の第2の端部(図6における上側の端部)333と仕切り壁18との隙間をシャッタ56Dが閉塞する位置である(図6に実線で示すシャッタ56Dの位置)。
 すなわち、シャッタ56Dは、第1の通気路と第2の通気路とのいずれか一方を塞ぐ切り替え弁である。このように図6に示す空気清浄機は、第1の通路191と通路192とを切り替える合流点切り替え構造を備える。
 制御部52Dは、空気清浄機の動作モードに応じてシャッタ56Dと制御回路390とを制御する。制御部52Dは、操作部53の操作内容に応じて第1モードと第2モードとを切り替える。なお、制御部52Dによる制御回路390の制御方法については実施形態1の制御部52と同様であるから説明を省略する。
 制御部52Dは、第1モードでは、シャッタ56Dを第2の位置に位置させる。したがって、第1モードでは、第2の通気路が遮断され、第1の通気路が開放される。そのため、静電霧化装置30から放出された帯電微粒子水は、第1の通気路を通る。よって、第1モードでは、帯電微粒子水はフィルタ20に当たることなく吐出口12から外部空間に放出される。
 制御部52Dは、第2モードでは、シャッタ56Dを第1の位置に位置させる。したがって、第2モードでは、第1の通気路が遮断され、第2の通気路が開放される。そのため、静電霧化装置30から放出された帯電微粒子水は、第2の通気路を通る。よって、第2モードでは、帯電微粒子水がフィルタ20に当たる。
 なお、第1モードと第2モードとのいずれの場合でも、吸入口11からダクト10D内に入った空気は、フィルタ20を通過して吐出口12から外部へ吐き出される。
 図6に示す変形例の空気清浄機においても、図5に示す空気清浄機と同様の効果を奏する。

Claims (5)

  1.  吸入口および吐出口を有するダクトと、
     前記ダクト内に配置される空気清浄用のフィルタと、
     静電霧化現象を利用して帯電微粒子水を生成して前記ダクト内に放出する静電霧化装置と、
     前記吸入口側から前記吐出口側に空気を送るファンとを備える空気清浄機であって、
     第1モードと第2モードとを切り替える切替手段を備え、
     前記第1モードでは、前記帯電微粒子水を前記静電霧化装置から前記フィルタを通さずに前記吐出口に送り、
     前記第2モードでは、前記帯電微粒子水を前記静電霧化装置から前記フィルタに送るように構成されることを特徴とする空気清浄機。
  2.  前記静電霧化装置は、前記ダクト内において前記フィルタと前記吐出口との間に位置する空間に前記帯電微粒子水を放出するように構成され、
     前記切替手段は、前記静電霧化装置が前記帯電微粒子水を放出する放出方向を変更する変更手段と、前記変更手段を制御する制御手段とを備え、
     前記制御手段は、前記第1モードでは前記放出方向を前記吐出口側に向け、前記第2モードでは前記放出方向を前記フィルタ側に向けるように構成されることを特徴とする請求項1記載の空気清浄機。
  3.  前記静電霧化装置は、前記ダクト内において前記フィルタと前記吐出口との間に位置する空間に前記帯電微粒子水を放出するように構成され、
     前記ファンは、前記吸入口側から前記吐出口側に空気を送る給気モードと、前記吐出口側から前記吸入口側に空気を送る排気モードとを有するように構成され、
     前記切替手段は、前記ファンを制御する制御手段を備え、
     前記制御手段は、前記第1モードでは前記ファンを前記給気モードに設定し、前記第2モードでは前記ファンを前記排気モードに設定するように構成されることを特徴とする請求項1記載の空気清浄機。
  4.  前記静電霧化装置は、前記ダクト内に配置され、
     前記ダクトは、前記吐出口と前記静電霧化装置との間に、前記フィルタが存在しない第1の通気路と前記フィルタが存在する第2の通気路とを備え、
     前記切替手段は、前記第1の通気路と前記第2の通気路とのいずれか一方を塞ぐシャッタと、前記シャッタを制御する制御手段とを備え、
     前記制御手段は、前記第1モードでは前記シャッタで前記第2の通気路を塞ぎ、前記第2モードでは前記シャッタで前記第1の通気路を塞ぐように構成されることを特徴とする請求項1記載の空気清浄機。
  5.  前記静電霧化装置は、前記第2モード時に単位時間当たりに生成される前記帯電微粒子水の量が、前記第1モード時に単位時間当たりに生成される前記帯電微粒子水の量よりも多くなるように構成されることを特徴とする請求項1記載の空気清浄機。
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