WO2008056783A1 - Dispositif d'écran - Google Patents

Description

明 細 書

スクリーン装置

技術分野

[0001] 本発明は、カーテン、ブラインド、網戸、さらに、間仕切り等として用いることのできる スクリーン装置に関する。

背景技術

[0002] 多用途のスクリーン装置について、本出願人は、開閉操作が容易かつスムーズで 安定するものを提案して!/、る（特許文献 1)。

[0003] 図 5に示したように、スクリーン装置には、固定枠 1に対してスライド可能なスライドバ 一 2が設けられている。また、一対のスライドガイド枠 3が設けられ、スライドガイド枠 3 は、スライドバー 2のスライドにともなってスライドバー 2から展出するとともに、スライド バー 2の内部に収納される。一対のスライドガイド枠 3間には、回転可能なローラーパ イブ 4が配置されている。ローラーパイプ 4は、スライドガイド枠 3に沿ったスライドも可 能とされている。ローラーパイプ 4には 2枚のスクリーン 5の一端部が固定されている。 ローラーパイプ 4が、図 5に示した 1本の場合、一端部がローラーパイプ 4に固定され たスクリーン 5の内の 1枚のスクリーン 5の他端部がスライドバー 2に固定され、他の 1 枚のスクリーン 5の他端部は固定枠 1に固定される。 2枚のスクリーン 5は、スクリーン 装置の開時にはローラーパイプ 4の周りに巻き取られるようになつている。ローラーパ ィプ 4にはコイルパネが内蔵されており、スクリーン装置の閉時に、スライドバー 2をス ライドさせ、スクリーン 5を引き出すと、ローラーパイプ 4は回転するとともにスライドバ 一 2のスライド方向にスライドし、コイルパネに弾性復元力が蓄積される。スクリーン装 置の開時には、コイルパネに蓄積された弾性復元力が解放されることによりローラー パイプ 4が逆回転し、スクリーン 5を巻き取り、固定枠 1側へスライドし、スライドバー 2 を固定枠 1側へとスライドさせる。

[0004] スライドガイド枠 3は、複数の剛性ユニット 6が連結して形成され、一方向へは屈曲 可能であるが、他方向へは屈曲せず、直線性を保持するものであり、固定枠 1に一端 部が固定されている。スライドガイド枠 3の他端部は自由端とされ、スライドバー 1から の展出と収納が自在となっている。

特許文献 1 :特開 2005— 351046号公報

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0005] 上記のスクリーン装置については、その性能の向上のために以下の通りの改善点 が見出された。

[0006] ローラーパイプ 4に内蔵されたコイルバネによりスライドバー 2は常に固定枠 1側に 引っ張られた状態にある。このため、スクリーン装置の閉時にローラーパイプ 4の周り に巻き取られているスクリーン 5を引き出す際には、コイルパネのスクリーン 5を巻き取 る力以上の操作力が必要であり、その結果、スライドバー 2の操作感が重いものとな つていた。この傾向は、スクリーン装置の閉時においてスクリーン 5が風圧により橈む のを防止するためにスクリーン 5の張力を巻取りに要する力以上に大きくすると顕著と なる。

[0007] また、そのようにスライドバー 2は常に固定枠 1側に引っ張られているため、スクリー ン装置の開時にスライドバー 2の自動スライドが可能であるものの、スライドバー 2が勢 V、よくスライドし、安全性に欠けるきらレ、があった。

[0008] 本発明は、以上の通りの事情に鑑みてなされたものであり、操作力を低減させてス ライドバーの操作感を軽快にするとともに、開時のスライドバーのスライドスピードを低 減させて安全性を向上させたスクリーン装置を提供することを課題としている。

課題を解決するための手段

[0009] 本発明のスクリーン装置は、上記の課題を解決するために、以下のことを特徴として いる。

[0010] 第 1に、固定枠に対してスライド可能なスライドバーからの展出と収納が自在とされ た一対のスライドガイド枠間に回転可能なローラーパイプが配置され、ローラーパイ プはスライドバーのスライド方向のスライドも可能とされ、ローラーパイプには 2枚のス クリーンの一端部が固定され、スクリーンのローラーパイプの周りへの巻取りと引出し が可能とされ、ローラーパイプはコイルバネを内蔵し、スライドバーをスライドさせてス クリーンを引き出す際に、ローラーパイプは回転するとともにスライドバーのスライド方 向にスライドし、コイルパネに弾性復元力が蓄積され、蓄積された弾性復元力の解放 によりスクリーンがローラーパイプの周りに巻き取られ、ローラーパイプは固定枠側に スライドし、スライドバーも固定枠側へスライドするスクリーン装置であって、スライドガ イド枠の展出および収納に連動して高さ方向に移動する錘が設けられ、錘は、位置 エネルギーの増加によってスライドガイド枠の収納を制動するとともに、位置エネルギ 一の減少によってスライドガイド枠の展出を促進させる。

[0011] 第 2に、上記第 1の特徴において、錘はスライドバーに内蔵されている。

[0012] 第 3に、上記第 1の特徴において、スライドガイド枠は固定枠力、らも展出と収納が自 在とされ、錘は、スライドバーまたは固定枠の少なくともいずれか一方に内蔵されてい

発明の効果

[0013] 上記第 1の発明によれば、スライドガイド枠の展出および収納に連動して高さ方向 に移動する錘は、位置エネルギーの増加によってスライドガイド枠の収納を制動する ため、スクリーン装置の開時におけるスライドバーのスライドスピードを低減させること カできる。したがって、スクリーン装置の安全性が向上する。

[0014] また、錘は、位置エネルギーの減少によってスライドガイド枠の展出を促進させるた め、スクリーン装置の閉時においてスライドバーに加える操作力を低減させることがで き、操作感が軽快となる。

[0015] 上記第 2の発明によれば、上記の第 1の発明の効果に加え、錘はスライドバーに内 蔵されるので、外観を従前通りの良好なものに保つことができるとともに、スライドバー に形成されたスライドガイド枠用の収納空間を錘の内蔵に有効に利用することができ

[0016] 上記第 3の発明によれば、上記の第 1の発明の効果に加え、スライドガイド枠は固 定枠からも展出と収納が自在とされているので、スライドガイド枠の展出長さがスライド バーの長さのみに制約されず、長くなる。このようなスクリーン装置において、錘は、ス ライドバーまたは固定枠の少なくともいずれか一方に内蔵されるため、外観を従前通 り良好に保ちつつ、スライドバーまたは固定枠に形成されたスライドガイド枠用の収納 空間を錘の内蔵に有効に利用することができる。 図面の簡単な説明

[0017] [図 1]本発明のスクリーン装置の一実施形態を示した一部切欠正面図である。

[図 2]図 1に示したスクリーン装置における錘のスライドバーおよび固定枠への内蔵の 形態を示した断面図である。

[図 3]本発明のスクリーン装置における錘の配設形態を例示した要部概略断面図で ある。

[図 4]本発明のスクリーン装置における錘の配設形態を例示した要部概略断面図で ある。

[図 5]先に提案したスクリーン装置の一部切欠正面図である。

符号の説明

[0018] 1 固定枠

2 スライドバー

3 スライドガイド枠

4 ローラーノ ィプ

5 スクリーン

7 コイルバネ

9 錘

発明を実施するための最良の形態

[0019] 図 1は、本発明のスクリーン装置の一実施形態を示した一部切欠正面図である。

[0020] 図 1に示したスクリーン装置では、固定枠 1に対して水平方向にスライド可能なスラ イドバー 2が設けられている。スライドガイド枠 3は、上下に一対として設けられており、 各スライドガイド枠 3は、複数の剛性ユニット 6の連結によって形成されている。スライ ドガイド枠 3は、一方向への屈曲が可能とされ、他方向には屈曲せず、直線性を保つ ようになつている。スライドガイド枠 3の両端部は自由端とされ、スライドバー 2と固定枠 1の両方に展出および収納可能となっている。すなわち、スライドガイド枠 3は、スライ ドバー 2のスライドにともなってスライドバー 2および固定枠 1から展出し、また、スライ ドバー 2および固定枠 1の内部に収納される。展出した状態において、スライドガイド 枠 3は、それぞれ、スクリーン装置の上枠、下枠を構成する。 [0021] 一対のスライドガイド枠 3間には、回転可能なローラーパイプ 4が配置されている。口 一ラーパイプ 4は、スライドバー 2のスライド方向のスライドも可能とされている。ローラ 一パイプ 4には 2枚のスクリーン 5の一端部が固定されている。各スクリーン 5の他端 部は、スライドバー 2、固定枠 1のそれぞれに固定され、スクリーン 5はローラーパイプ 4の周りに巻き取られるようになつている。ローラーパイプ 4は、コイルバネ 7を内蔵し ている。スクリーン装置の閉時にスライドバー 2を水平方向にスライドさせると、ローラ 一パイプ 4が回転し、スクリーン 5がローラーパイプ 4から引き出される。同時に、スライ ドガイド枠 3がスライドバー 2および固定枠 1から展出する。スライドバー 2のスライドに ともなってローラーパイプ 4はスライドガイド枠 3の展出方向にスライドする。この時、口 一ラーパイプ 4に内蔵されたコイルバネ 7には弾性復元力が蓄積される。このため、ス クリーン装置の閉時には、スクリーン装置は開く方向に常に付勢されるようになってい

[0022] スクリーン装置の開時にはコイルパネ 7に蓄積された弾性復元力を解放させる。す ると、ローラーパイプ 4は逆回転し、周りにスクリーン 5を巻き取りながらスライドガイド 枠 3の収納方向、すなわち、固定枠 1側にスライドする。この時、スクリーン 5が固定さ れているスライドバー 2も固定枠 1側へスライドする。スライドガイド枠 3は、スライドバ 一 2および固定枠 1の内部に収納される。

[0023] 図 1に示したスクリーン装置では、スライドガイド枠 3の一端部を固定枠 1に固定せ ず、両端部を自由端としているため、スクリーン装置の開時には、スライドバー 2のみ ならず、固定枠 1の内部にもスライドガイド枠 3を収納することができる。したがって、ス ライドガイド枠 3の展出長さは、スライドバー 2の長さの略半分と固定枠 1の長さの略半 分をたし合わせた長さにまで延長され、スクリーン装置の開閉幅の、開閉幅に直行す る方向の長さ、すなわち、スクリーン装置の高さに対する比力 図 5に示したスクリー ン装置に比べ拡大している。このため、スクリーン装置の設計の自由度が増している

〇

[0024] 上下のスライドガイド枠 3は、その自由端において、 8の字状のループを形成してい る紐等の張力部材 8により結ばれている。張力部材 8は、スライドガイド枠 3のスムーズ で安定した展出および収納を可能とするために設けられており、スライドバー 2、固定 枠 1のそれぞれに内蔵されている。

[0025] また、図 1に示したスクリーン装置では、下側に配置されたスライドガイド枠 3の自由 端のそれぞれに錘 9が載置されている。錘 9は、スライドバー 2および固定枠 1に形成 されたスライドガイド枠 3用の収納空間 10に内蔵されている。錘 9は、図 2に示したよう に、スライドバー 2および固定枠 1に形成されたスライドガイド枠 3用の収納空間 10に 対応した断面形状を有し、収納空間 10に配設された張力部材 8と干渉しないように 凹部 11が形成されている。このため、錘 9は、スライドバー 2および固定枠 1に形成さ れた収納空間 10において上下方向、すなわち、高さ方向に移動可能であり、この高 さ方向の移動は、錘 9がスライドガイド枠 3の自由端に載置されているため、スライドガ イド枠 3の展出および収納に連動する。

[0026] 上記の通り、スライドバー 2は、ローラーパイプ 4に内蔵されたコイルバネ 7により常 に固定枠 1側に引っ張られた状態にあり、コイルバネ 7がスクリーン 5を巻き取る力は、 スライドガイド枠 3をスライドバー 2および固定枠 1に収納する方向、すなわち、自由端 においては上昇させる方向に作用する。これに対し、錘 9に作用する重力は、スライド ガイド枠 3の自由端を下降させるように作用する。したがって、コイルパネ 7がスクリー ン 5を巻き取る力の一部は、錘 9に作用する重力によって相殺される。つまり、コィノレ バネ 7がスクリーンを巻き取る力が行うスライドガイド枠 3をスライドバー 2および固定枠 1に収納させる仕事の一部が錘 9の位置エネルギーの増加に消費される。このように 、錘 9は位置エネルギーの増加によってスライドガイド枠 3の収納を制動する。したが つて、スクリーン装置の開時にコイルパネ 7に蓄積された弾性復元力が解放されても 、錘 9の位置エネルギーの増加によってスライドガイド枠 3の収納が制動され、スライド ガイド枠 3の収納スピードが減速するため、スライドバー 2のスライドが緩やかとなり、 勢いよく固定枠 1側へスライドすることはない。スクリーン装置の閉時にスクリーン 5が 風圧により橈むのを防止するためにスクリーン 5の張力を巻取りに要する力以上に大 きくしても、錘 9の質量を調節することによってスライドバー 2のスライドスピードを調節 すること力 Sできる。スクリーン装置の開時にスライドバー 2が勢いよく固定枠 1側へスラ イドすることはなく、スクリーン装置の安全性が向上して!/、る。

[0027] また、錘 9に作用する重力は、スライドガイド枠 3の自由端を下降させる方向、すな わち、スライドガイド枠 3を展出させるように作用する。したがって、コイルパネ 7がスク リーン 5を巻き取る力の一部は、錘 9に作用する重力によって相殺される。つまり、錘 9 は、位置エネルギーの減少によってスライドガイド枠 3の展出を促進させる。このため 、スクリーン装置の閉時にスライドバー 2に加える操作力を低減させることができ、スラ イドバー 2の操作感が軽快となる。

[0028] 実際、スクリーン 5を引き出すときの最大トルクが 3kg ' cmであるコイルバネ 7を外径 20mmのローラーパイプ 4に内蔵し、下側のスライドガイド枠 3の自由端のそれぞれに 300gの真ちゆう製の錘 9を載置し、スライドバー 2および固定枠 1に形成されたスライ ドガイド枠 3用の収納空間 10に内蔵した。

[0029] 錘 9が配設されていないスクリーン装置では、スクリーン 5を引き出すためにスライド バー 2に加える操作力は最大 3. 2kgfであった力 上記の通りの錘 9の配設により、 2 . 6kgfに低減させることができた。また、スクリーン装置の開時のスライドバー 2のスラ イドスピードは遅くなり、固定枠 1付近では錘 9に作用する重力とコイルパネ 7のスクリ ーン 5を巻き取る力がつりあつたため、スライドバー 2のスライドスピードはほぼ 0になつ た。

[0030] なお、スライドガイド枠 3がスライドバー 2とともに固定枠 1からも展出と収納が自在と されたスクリーン装置では、錘 9は、スライドバー 2または固定枠 1の少なくともいずれ か一方に内蔵されていればよぐ必ずしもスライドバー 2および固定枠 1の両方に設 ける必要はない。錘 9として要求される質量が実現されれば、スライドバー 2または固 定枠 1のいずれか一方に内蔵することができる。したがって、図 5に示した一端部が 自由端とされ、スライドバー 2からの展出および収納が可能とされ、他端部が固定枠 1 に固定されたスクリーン装置では、錘 9はスライドバー 2に内蔵することができる。

[0031] また、錘 9は、スライドバー 2または固定枠 1の少なくともいずれか一方に内蔵される ため、外観を従前通り良好に保ちつつ、スライドバー 2または固定枠 1に形成されたス ライドガイド枠 3用の収納空間 10を錘 9の内蔵に有効に利用することができる。

[0032] 錘 9の配設については、本発明のスクリーン装置では、その形態が、図 1に示したス ライドガイド枠 3の自由端への載置に制限されない。

[0033] たとえば図 3に示したように、下側のスライドガイド枠 3の自由端に紐等の張力部材 1 2の一端部を結び付け、スライドバー 2のスライドガイド枠 3用の収納空間 10において 下端部および上端部にプーリー等の方向転換部材 13を配設し、張力部材 12を下側 の方向転換部材 13から上側の方向転換部材 13に掛け渡し、上側の方向転換部材 13から垂下する張力部材 12の他端部に錘 9を固定することができる。

[0034] この場合にも、スライドガイド枠 3の展出および収納に連動して錘 9は、スライドバー 2のスライドガイド枠 3用の収納空間 10を高さ方向に移動することができ、スライドガイ ド枠 3の収納時には、錘 9は上方に引き上げられるので、錘 9の位置エネルギーが増 加する。スライドガイド枠 3の展出時には、錘 9は下降するので、位置エネルギーが減 少する。したがって、錘 9は、位置エネルギーの増加によってスライドガイド枠 3の収 納を制動するとともに、位置エネルギーの減少によってスライドガイド枠 3の展出を促 進させる。

[0035] また、図 4に示したように、錘 9は、上側のスライドガイド枠 3の収納を制動し、展出を 促進させることもできる。図 4に示したスクリーン装置では、上側のスライドガイド枠 3の 自由端に紐等の張力部材 12の一端部が結び付けられ、スライドバー 2のスライドガイ ド枠 3用の収納空間 10において上端部にプーリー等の方向転換部材 13が配設され 、張力部材 12が方向転換部材 13に掛けられ、垂下する張力部材 12の他端部に錘 9 が固定されている。

[0036] この場合にも、スライドガイド枠 3の展出および収納に連動して錘 9は、スライドバー 2のスライドガイド枠 3用の収納空間 10を高さ方向に移動することができ、スライドガイ ド枠 3の収納時には、錘 9は上方に引き上げられるので、錘 9の位置エネルギーが増 加する。スライドガイド枠 3の展出時には、錘 9は下降するので、位置エネルギーが減 少する。したがって、錘 9は、位置エネルギーの増加によってスライドガイド枠 3の収 納を制動するとともに、位置エネルギーの減少によってスライドガイド枠 3の展出を促 進させる。

[0037] このように、上側のスライドガイド枠 3の収納を制動し、展出を促進させる錘 9は、スラ イドガイド枠 3の自由端に張力部材 12を介さずに直接固定することもできる。また、錘 9によるスライドガイド枠 3の収納の制動および展出の促進は一方のスライドガイド枠 3 に対してでなぐ両方のスライドガイド枠 3に対して行うこともできる。ローラーパイプ 4 に内蔵されたコイルバネ 7のスクリーン 5を巻き取る力の大きさ等に応じて適宜選択す ること力 Sでさる。

[0038] なお、錘 9の内蔵は、スライドバー 2および固定枠 1に形成されたスライドガイド枠 3 用の収納空間 10の有効利用として有意義である力 S、その一方で、錘 9の内蔵によつ て収納空間 10の上下方向の長さが縮小されるので、スライドガイド枠 3の展出長さを 十分延長させるためには、図 1に示したスクリーン装置では、錘 9は、スライドバー 2、 固定枠 1のそれぞれに 1個ずっ配設するのが好ましい。

[0039] また、図 1に示したスクリーン装置には、スクリーン装置を閉状態に保持させるため のストッパー機構が設けられている。ストッパー機構は、固定枠 1に対向して配置され た縦枠 14に取り付けられ、上下にスライドするレバー 1 5と、スライドバー 2に設けられ た開口部材 16とを有している。開口部材 16は開口 17を備えている。開口 17に対向 してレバー 15には横方向に突出するフック 18が設けられている。フック 18はレバー 1 5と一体となっており、レバー 15のスライドにともなってフック 18も上下に移動する。

[0040] スクリーン装置の閉時にスライドバー 2を縦枠 14までスライドさせると、開口部材 16 の開口 17にフック 18が入り込み、先端が、開口 17の周縁の開口部材 16に引っ掛か る。この引っ掛力、りにより、スクリーン装置は開く方向に付勢されているものの、スライ ドバー 2の移動が制止され、スクリーン装置は閉状態を安定に保持する。

[0041] スクリーン装置を開ける際には、レバー 15を上向きに押し上げる。すると、フック 18 が上に移動し、先端が開口 17の周縁から外れ、引っ掛力、りが解除される。スライドバ 一 2の固定枠 1側へのスライドが可能となる。なお、レバー 15には、下向きに付勢する バネ等の弾性部材を接続することができ、フック 18の引っ掛力、りの解除にともなって、 レバー 15を初期位置に自動的に復帰させること力 Sできる。

産業上の利用可能性

[0042] 本発明によって、操作力を低減させてスライドバーの操作感を軽快にするとともに、 開時のスライドバーのスライドスピードを低減させて安全性を向上させたスクリーン装 置が提供される。

Claims

請求の範囲

[1] 固定枠に対してスライド可能なスライドバーからの展出と収納が自在とされた一対の スライドガイド枠間に回転可能なローラーパイプが配置され、ローラーパイプはスライ ドバーのスライド方向のスライドも可能とされ、ローラーパイプには 2枚のスクリーンの 一端部が固定され、スクリーンのローラーパイプの周りへの巻取りと引出しが可能とさ れ、ローラーパイプはコイルバネを内蔵し、スライドバーをスライドさせてスクリーンを 引き出す際に、ローラーパイプは回転するとともにスライドバーのスライド方向にスライ ドし、コイルパネに弾性復元力が蓄積され、蓄積された弾性復元力の解放によりスク リーンがローラーパイプの周りに巻き取られ、ローラーパイプは固定枠側にスライドし 、スライドバーも固定枠側へスライドするスクリーン装置であって、スライドガイド枠の 展出および収納に連動して高さ方向に移動する錘が設けられ、錘は、位置エネルギ 一の増加によってスライドガイド枠の収納を制動するとともに、位置エネルギーの減 少によってスライドガイド枠の展出を促進させることを特徴とするスクリーン装置。

[2] 錘はスライドバーに内蔵されていることを特徴とする請求項 1に記載のスクリーン装 置。

[3] スライドガイド枠は固定枠力、らも展出と収納が自在とされ、錘は、スライドバーまたは 固定枠の少なくともいずれか一方に内蔵されていることを特徴とする請求項 1に記載 のスクリーン装置。