JP4771604B2 - 横型ブラインド - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、横型ブラインドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
横型ブラインドは、ヘッドボックスから複数本のラダーコードを介して多数段のスラットが吊下支持され、ラダーコードの下端にボトムレールが吊下支持される。各スラットには複数本の昇降コードが挿通され、該昇降コードの下端はボトムレールに接続される。昇降コードの上端は、ヘッドボックス内に案内され、自重降下防止装置を経て直接ヘッドボックス外へ垂下される。
【0003】
そして、昇降コードをヘッドボックスから引き出すことにより、スラット及びボトムレールが引き上げられ、昇降コードの引き出し操作を停止すれば、自重降下防止装置が作動してスラット及びボトムレールは所望位置に吊下支持される。また、自重降下防止装置の作動を解除すれば、スラット及びボトムレールはその自重に基づいて下降する。
【0004】
ところで、ヘッドボックス内にはスラット角度調節軸が設けられており、該スラット角度調節軸は、通常ヘッドボックス内で高い位置に設けられる。
そこで、特公平6−58032号公報には、車両等のリヤウインド等に設置可能とした車両用ブラインド装置が開示されている。この構成では、スラットを吊下支持するラダーコードの前後2本の縦糸を保持部材に掛止させ、該保持部材をブラインド装置の前後方向に移動させることにより、スラットの角度調節が可能である。つまり、スラット角度調節軸をヘッドボックス内に配設しないことでヘッドボックスの高さ寸法を小さくしている。
【0005】
また、USP3100013及び特表平8−500400では、可撓性のあるベルト又はチェーンをヘッドボックス内長手方向にU字状に配設し、そのベルト若しくはチェーンの先端を交互に牽引操作することにより往復運動可能とする。そして、ラダーコード先端をベルト若しくはチェーンに接続することにより角度調節可能とし、これによりヘッドボックスの高さを小さくしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、特公平6−58032号公報に開示された車両用ブラインド装置では、スラットの角度調節は、ヘッドボックス内に配設される保持部材を横型ブラインドの前後方向に移動させることにより行うため、ヘッドボックスの寸法が前後方向に大きくなるという問題がある。
【0007】
また、USP3100013及び特表平8−500400では、ヘッドボックス内にベルト又はチェーンがU字状に配設されるため、ヘッドボックス内にはベルト等の厚み×2倍のスペースが必要となる。従って、ヘッドボックスが大型化するという問題がある。
【0008】
この発明の目的は、ヘッドボックスを小型化することのできる横型ブラインドを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1では、ヘッドボックスの長手方向複数箇所から垂下したラダーコードを介して多数段のスラットを吊下支持し、ヘッドボックスに操作装置を設け、該操作装置の操作に基づいてスラットを角度調節可能とした横型ブラインドにおいて、ヘッドボックス内に、その長手方向に沿って移動可能とした移動部材と、同移動部材の長手方向複数箇所に同じ方向に移動する一対の掛止部材とを設け、同一対の掛止部材に、前記ヘッドボックス内に挿通されその長手方向の相反する方向に案内される前記ラダーコードの縦糸を掛け止め可能とし、前記移動部材の押引操作に基づいてラダーコードの縦糸をヘッドボックスに対し相補的に引き出し及び引き込み操作してスラットを角度調節する。
【0011】
請求項では、一対の掛止部材を一体形成し、移動部材に取着した。
請求項では、ヘッドボックスの前側面に操作棒を吊下支持し、ヘッドボックス内に操作棒の回転操作に基づく回転トルクを移動部材に伝達するトルク伝達装置を設け、移動部材にトルク伝達装置による回転動作を直線動作に変換するラックギアを形成し、トルク伝達装置には、スラットの自重に基づく該スラットの回動を阻止するスラット戻り阻止手段を設けた。
【0012】
請求項では、スラット戻り阻止手段は、スラットの自重によりトルク伝達装置に作用する回転トルクの伝達を摩擦により阻止する捩りコイルスプリングとした。
【0013】
請求項では、ヘッドボックスの前側面に該ヘッドボックスの長手方向に移動操作可能とした操作つまみを設けるとともに、同ヘッドボックス内に操作つまみと移動部材とを連結する連結プレートを設け、操作つまみには、スラットの自重に基づく該スラットの回動を阻止するスラット戻り阻止手段を設けた。
【0014】
請求項では、スラット戻り阻止手段は、操作つまみをヘッドボックスに対して付勢するスプリングと、該スプリングの付勢力により操作つまみとヘッドボックスとの間に圧接されるブレーキゴムとからなり、該ブレーキゴムの圧接状態では操作つまみをヘッドボックスに対し移動不可とした。
【0015】
【発明の実施の形態】
(第一の実施の形態)
以下、本発明を具体化した第一の実施の形態を図1〜図5に従って説明する。
【0016】
横型ブラインドは、ヘッドボックス1から等間隔に垂下される複数本(図1は3本)のラダーコード2を介して多数段のスラット3が吊下支持され、同ラダーコード2の下端にボトムレール4が吊下支持されている。前記ヘッドボックス1は、上方が開口された溝型に形成される。
【0017】
前記各スラット3には、前記ヘッドボックス1からラダーコード2に沿って垂下される昇降コード5a〜5cがそれぞれ挿通され、その昇降コード5a〜5cの下端は前記ボトムレール4に接続される。
【0018】
前記昇降コード5a〜5cの上方において、前記ヘッドボックス1内にはサポート部材がそれぞれ配設され、同昇降コード5a〜5cの上端は、サポート部材を経てヘッドボックス1の一端に配設される自重降下防止装置6に案内される。この自重降下防止装置6を経てヘッドボックス1の下方に垂下される各昇降コード5a〜5cは、コードイコライザ7を介して操作コード8に接続されている。
【0019】
尚、自重降下防止装置6は、操作コード8の操作時には昇降コード5a〜5cのヘッドボックス1からの引き出し動作及びヘッドボックス1内への引き込み動作を可能とし、操作コード8の不操作時にはスラット3及びボトムレール4の重量に基づく昇降コード5a〜5cのヘッドボックス1内への引き込み動作を阻止する公知の自重降下防止装置である。
【0020】
図2に示すように、前記サポート部材9は、ヘッドボックス1内に固定されている。尚、同図は、例としてヘッドボックス1内において、昇降コード5aの上方にて配設されるサポート部材9を示し、昇降コード5b,5cの上方においても同様な構成によるサポート部材9が配設される。
【0021】
サポート部材9の中央には、図3に示すように昇降コード5aを挿通する挿通孔10の近傍に滑車11が回転可能に設けられ、この滑車11を介して昇降コード5aが前記自重降下防止装置6(図1参照)に案内されている。
【0022】
また、サポート部材9の両端には、図3に示すようにラダーコード2の縦糸を挿通可能とした長孔状の挿通孔12a,12bが形成されている。この挿通孔12a,12bに挿通されたラダーコード2の縦糸は、図2及び図3に示すようにヘッドボックス1の長手方向に沿って相反する方向に案内され、それらの端部は一対の掛止部材13a,13bにそれぞれ掛け止め固定される。
【0023】
尚、本実施形態において、各ラダーコード2は、スラット3の前側(室内側)を支持する縦糸が掛止部材13aに固定され、スラット3の後側(窓側)を支持する縦糸は掛止部材13bに固定されている。
【0024】
前記一対の掛止部材13a,13bは、サポート部材9に形成される各挿通孔12a,12bの位置に対しヘッドボックス1の長手方向に沿った延長線上となるような位置にそれぞれ配設され、各掛止部材13a,13bは、長板状の連結部14により連結されている。
【0025】
このようにして、各ラダーコード2の縦糸は、ヘッドボックス1内(3箇所)において各掛止部材13a,13bにそれぞれ掛け止め固定され、同掛止部材13a,13bは同様にしてそれらの連結部14により連結されている。
【0026】
各一対の掛止部材13a,13bは、その連結部14が1枚の摺動板15(移動部材)にそれぞれ取着されている。摺動板15は、連結部14と同様に長板状をなし、その長さは連結部14より長く形成され、その一端は後述するようにヘッドボックス1の一端に配設されるトルク伝達装置に接続されている。
【0027】
図4に示すように、摺動板15は、ヘッドボックス1の窓側における該ヘッドボックス1の内側面に配設され、同ヘッドボックス1の長手方向に沿って左右に摺動可能である。従って、摺動板15がヘッドボックス1の長手方向に沿って摺動すると、それにともなって各連結部14に連結されている一対の掛止部材13a,13bは、同ヘッドボックス1の長手方向に沿って同じ方向に同距離だけ移動する。
【0028】
これにより、一対の掛止部材13a,13bに固定されるラダーコード2は、そのいずれか一方の縦糸がヘッドボックス1内に引き込まれるとともに、他方の縦糸がヘッドボックス1外に引き出される。従って、ラダーコード2に吊下支持される各スラット3は、同位相で角度調節される。
【0029】
図5に示すように、ヘッドボックス1内の一端部には、前記自重降下防止装置6(図1参照)の配設位置近傍にトルク伝達装置16が配設される。
トルク伝達装置16の入力軸17は、ヘッドボックス1の前側面(室内側)下部から斜め下方へ突出され、その入力軸17の下端には操作棒18が吊下支持されている。また、入力軸17の上端に第1の傘歯車17aが刻設されている。
【0030】
ヘッドボックス1内には、前記第1の傘歯車17aに噛み合う第2の傘歯車19が設けられ、該第2の傘歯車19は、ヘッドボックス1に固定される支軸20に遊挿され、同支軸20を中心として回転可能である。また、トルク伝達装置16には、前記支軸20に挿通され第2の傘歯車19と連動して回転する平歯車21が設けられる。そして、平歯車21にはラックギア22が噛合され、このラックギア22は前記摺動板15に取着されている。
【0031】
従って、操作棒18を操作して入力軸17が回転されると、その入力軸17の第1の傘歯車17aの回転に基づいて第2の傘歯車19が回転され、この第2の傘歯車19の回転により平歯車21が連動して回転される。これにより、平歯車21の回転トルクがラックギア22に伝達され、このラックギア22を介して摺動板15がヘッドボックス1の長手方向に沿って摺動される。
【0032】
前記支軸20には、図5に示す捩りコイルスプリング23(スラット戻り手段)が装着され、その捩りコイルスプリング23の先端は第2の傘歯車19と平歯車21の回転方向において、それらの間に設けられている。
【0033】
つまり、操作棒18の操作により第2の傘歯車19が回転される場合には、捩りコイルスプリング23と支軸20との摩擦が減少して捩りコイルスプリング23が支軸20に対し空回りし、これにより第2の傘歯車19の回転トルクが平歯車21に伝達されて該平歯車21が回転する。従って、摺動板15が摺動され、各スラット3が回動される。
【0034】
一方、不操作時、すなわち操作棒18が操作されないときに、各スラット3及びボトムレール4の自重により、摺動板15及びラックギア22を介して平歯車21に回転トルクが作用すると、捩りコイルスプリング23と支軸20との摩擦が増大して平歯車21の回転が阻止される。従って、不操作時には、平歯車21の回転が阻止され、各スラット3が回動されることはない。
【0035】
次に、上記のように構成される横型ブラインドの作用を説明する。
図5に示すように、スラット3の水平状態から、操作棒18が左回転操作されると、その回転トルクは、第1の傘歯車17aから第2の傘歯車19を介して平歯車21に伝達される。そして、平歯車21の回転動作が、ラックギア22を介して直線動作に変換され、これにより摺動板15がヘッドボックス1の長手方向に沿って図3に矢印Aで示す方向に摺動する。
【0036】
すると、摺動板15に接続された各掛止部材13a,13bがヘッドボックス1の長手方向に沿って同じく図3に矢印Aで示す方向に同距離だけ移動する。この移動に基づいて掛止部材13a,13bにそれぞれ掛け止め固定される縦糸のうち、スラット3の前側(室内側)を支持する縦糸は、ヘッドボックス1外に引き出される。一方、スラット3の後側(室外側)を支持する縦糸は、ヘッドボックス1内に引き込まれる。すなわち、前後の縦糸が相補的に引き出し及び引き込み操作されることによって、スラット3は同位相で角度調節される。
【0037】
この状態からは、上記したように捩りコイルスプリング23によって、角度調節されたスラット3の回動位置が維持される。
上記のように構成された横型ブラインドでは、次に示す作用効果を得ることができる。
【0038】
(1)スラット3をその長手方向複数箇所にて支持するラダーコード2の縦糸は、ヘッドボックス1内の掛止部材13a,13bにそれぞれ掛け止め固定される。掛止部材13a,13bは、ヘッドボックス1内に配設され、該ヘッドボックス1の長手方向に沿って摺動する摺動板15に接続される。これにより、スラット3をその前後で支持する縦糸のうち、一方の縦糸がヘッドボックス1内に引き込まれ、他方の縦糸がヘッドボックス1外に引き出されることによりスラット3は同位相で角度調節される。このような構成では、ラダーコード2の縦糸を掛け止め固定した一対の掛止部材13a,13bは、ヘッドボックス1内の底面に近い位置に設けられる。つまり、ヘッドボックス1内の低い位置で、縦糸の引き出し及び引き込み操作が可能であるため、ヘッドボックス1の高さ寸法を小さくすることができる。従って、ヘッドボックス1を小型化することができる。
【0039】
(2)縦糸の引き込み及び引き出し操作は、摺動板15がヘッドボックス1の長手方向に摺動することにより行われる。このため、ヘッドボックス1の前後方向の寸法が大きくなることもない。従って、ヘッドボックス1を小型化することができる。
【0040】
(3)一対の掛止部材13a,13bを一体形成したため、摺動板15(移動部材)との組付工数を少なくすることができる。従って、ラダーコード2(縦糸)の端部と摺動板15の接続作業を容易に行うことができる。
【0041】
(第二の実施の形態)
以下、本発明を具体化した第二の実施の形態を図6〜図9に従って説明する。尚、本実施の形態は、上記第一の実施の形態のトルク伝達装置16を省略し、その構成を変更したものである。従って、上記第一の実施の形態と同様な構成については同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0042】
図6に示すように、ヘッドボックス1内の一端部には、前記自重降下防止装置6(図1参照)の配設位置近傍に、連結プレート30が同ヘッドボックス1の長手方向に沿って摺動可能に設けられる。この連結プレート30はヘッドボックス1の内面に沿って断面U字状に形成される。
【0043】
連結プレート30は、ヘッドボックス1内の後側面に配設される前記摺動板15に取着されるとともに、同ヘッドボックス1の前側面に該ヘッドボックス1の長手方向に移動可能に設けられる操作つまみ31に取着される。すなわち、連結プレート30は、前記摺動板15と操作つまみ31とを連結する。
【0044】
操作つまみ31は、操作カバー32を介してヘッドボックス1の前側面に取着されている。この操作カバー32は、図7に示すように長円形状をなし、その長手方向に沿って段部32a、及びその段部32aの中心部に溝孔32bが形成されている。
【0045】
図8及び図9に示すように、操作つまみ31は、操作カバー32の両側から溝孔32bを介して互いに接続される操作部31a及び接続部31bとから構成され、その接続部31bが前記連結プレート30に取着されている。これにより、操作つまみ31が操作カバー32の段部32a及び溝孔32bに沿って移動すると、連結プレート30がヘッドボックス1の長手方向に沿って摺動し、これにともなって前記摺動板15が摺動する。
【0046】
前記操作つまみ31の操作部31aは、軸部31cを支点として回動部31dが回動可能に設けられ、その回動方向における同操作部31aの内部にはスプリング33(スラット戻り阻止手段)が設けられている。また、回動部31dには、前記操作カバー32の段部32aと対向する面にブレーキゴム34(スラット戻り阻止手段)が取着されている。
【0047】
前記スプリング33は、図9に示すように操作つまみ31の回動部31dを摘むことで蓄勢され、この状態から、操作つまみ31から手を放すことで去勢される。すると、前記回動部31dは、スプリング33の付勢力によって図8に示す位置に回動され、該回動部31dに取着されたブレーキゴム34は、前記スプリング33の付勢力により前記操作カバー32の段部32aに圧接される。
【0048】
このように、スプリング33によってブレーキゴム34が段部32aに圧接されると、操作つまみ31は操作カバー32に対して移動不能となる。つまり、この状態では、前記スラット3及びボトムレール4の自重により、前記摺動板15がヘッドボックス1に対して摺動することが阻止される。
【0049】
次に、上記のように構成された横型ブラインドの作用を説明する。
図6に示すスラット3の水平状態から、該スラット3の角度調節を行う場合には、操作つまみ31をスプリング33の付勢力に抗して摘み、図9に示すようにブレーキゴム34の圧接状態を解除して操作つまみ31が操作カバー32に対し移動可能となるようにする。
【0050】
この状態を維持して、操作つまみ31を図7に矢印Aで示す方向に移動操作させると、連結プレート30により同操作つまみ31と連結されている摺動板15がヘッドボックス1の長手方向に沿って同じく矢印Aで示す方向に移動する。
【0051】
すると、上記第一の実施の形態と同様にして、前記掛止部材13a,13bにそれぞれ掛け止め固定される縦糸のうち、スラット3の前側(室内側)を支持する縦糸は、ヘッドボックス1外に引き出される。一方、スラット3の後側(室外側)を支持する縦糸は、ヘッドボックス1内に引き込まれる。従って、スラット3は同位相で角度調節される。
【0052】
そして、スラット3を所望の位置まで角度調節した後、操作つまみ31から手を放せば、スプリング33の付勢力によりブレーキゴム34が操作カバー32の段部32aに圧接され、角度調節されたスラット3の回動位置は維持される。
【0053】
上記のように構成された横型ブラインドでは、上記第一の実施の形態で得られた作用効果に加え、次に示す作用効果を得ることができる。
(1)ヘッドボックス1の一端部において、その前側面には操作カバー32を介して操作つまみ31がヘッドボックス1の長手方向に沿って移動可能に設けられる。操作つまみ31は、連結プレート30により摺動板15と連結される。従って、スラット3の角度調節を行うための操作装置は、上記第一実施形態と比べさらに簡易な構成で実現することができる。
【0054】
上記各実施の形態は、以下のように変更することもできる。
・ヘッドボックス1内にスラット昇降用のスラット昇降軸が配設される横型ブラインドに適用してもよい。
・操作棒18及び操作つまみ31は右操作用としたが、左操作用としてもよい。
・ラダーコード2の縦糸を直接摺動板15に固定するようにしてもよい。
・移動部材としての摺動板15を設ける替わりに、ヘッドボックス1の長手方向複数箇所に設けられる掛止部材13a,13b間を複数のスペーサーで接続し、これを移動部材として構成するようにしてもよい。
・ヘッドボックス1に、摺動板15(移動部材)の押動による変形を規制するガイド溝を設けてもよい。そのような場合に、移動部材は可撓性ベルトやチェーンでもよい。
・第二の実施の形態において、操作カバー32を設けず、操作つまみ31をヘッドボックス1に直接設けるようにしてもよい。
・第二の実施の形態において、スラット戻り阻止手段としてのスプリング33の付勢力のみで操作つまみ31が操作カバー32に対し移動不可となるように構成される場合には、ブレーキゴム34を省略してもよい。
【0055】
上記各実施の形態をまとめると以下のようになる。
(1)ヘッドボックス内の長手方向に沿って移動部材を配設し、その移動部材の長手方向複数箇所には、ラダーコードの縦糸を掛け止め可能とし一体形成されてなる一対の掛止部材を取着し、前記移動部材の押引操作に基づいて前記ラダーコードの縦糸を前記ヘッドボックスに対し相補的に引き出し及び引き込み操作して前記スラットを角度調節することを特徴とする横型ブラインド。
【0056】
【発明の効果】
以上詳述したように、この発明はヘッドボックスを小型化することのできる横型ブラインドを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第一の実施の形態の横型ブラインドを示す正面図である。
【図2】 横型ブラインドを示す断面図である。
【図3】 横型ブラインドを示す断面図である。
【図4】 横型ブラインドを示す断面図である。
【図5】 横型ブラインドを示す断面図である。
【図6】 第二の実施の形態の横型ブラインドを示す断面図である。
【図7】 横型ブラインドを示す側面図である。
【図8】 横型ブラインドを示す断面図である。
【図9】 横型ブラインドを示す断面図である。
【符号の説明】
1 ヘッドボックス
2 ラダーコード
3 スラット
15 移動部材(摺動板)
23 スラット戻り阻止手段(捩りコイルスプリング)
33 スラット戻り阻止手段(スプリング)
34 スラット戻り阻止手段(ブレーキゴム)

Claims (6)

  1. ヘッドボックスの長手方向複数箇所から垂下したラダーコードを介して多数段のスラットを吊下支持し、前記ヘッドボックスに操作装置を設け、該操作装置の操作に基づいて前記スラットを角度調節可能とした横型ブラインドにおいて、
    前記ヘッドボックス内に、その長手方向に沿って移動可能とした移動部材と、同移動部材の長手方向複数箇所に同じ方向に移動する一対の掛止部材とを設け、
    同一対の掛止部材に、前記ヘッドボックス内に挿通されその長手方向の相反する方向に案内される前記ラダーコードの縦糸を掛け止め可能とし、前記移動部材の押引操作に基づいて前記ラダーコードの縦糸を前記ヘッドボックスに対し相補的に引き出し及び引き込み操作して前記スラットを角度調節することを特徴とする横型ブラインド。
  2. 前記一対の掛止部材を一体形成し、前記移動部材に取着したことを特徴とする請求項に記載の横型ブラインド。
  3. 前記ヘッドボックスの前側面に操作棒を吊下支持し、前記ヘッドボックス内に前記操作棒の回転操作に基づく回転トルクを前記移動部材に伝達するトルク伝達装置を設け、前記移動部材に前記トルク伝達装置による回転動作を直線動作に変換するラックギアを形成し、
    前記トルク伝達装置には、前記スラットの自重に基づく該スラットの回動を阻止するスラット戻り阻止手段を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の横型ブラインド。
  4. 前記スラット戻り阻止手段は、
    前記スラットの自重により前記トルク伝達装置に作用する回転トルクの伝達を摩擦により阻止する捩りコイルスプリングとしたことを特徴とする請求項に記載の横型ブラインド。
  5. 前記ヘッドボックスの前側面に該ヘッドボックスの長手方向に移動操作可能とした操作つまみを設けるとともに、同ヘッドボックス内に前記操作つまみと前記移動部材とを連結する連結プレートを設け、
    前記操作つまみには、前記スラットの自重に基づく該スラットの回動を阻止するスラット戻り阻止手段を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の横型ブラインド。
  6. 前記スラット戻り阻止手段は、
    前記操作つまみを前記ヘッドボックスに対して付勢するスプリングと、該スプリングの付勢力により前記操作つまみと前記ヘッドボックスとの間に圧接されるブレーキゴムとからなり、該ブレーキゴムの圧接状態では前記操作つまみを前記ヘッドボックスに対し移動不可としたことを特徴とする請求項に記載の横型ブラインド。
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