JP2002276266A - 横型ブラインド - Google Patents

横型ブラインド

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JP2002276266A
JP2002276266A JP2001073573A JP2001073573A JP2002276266A JP 2002276266 A JP2002276266 A JP 2002276266A JP 2001073573 A JP2001073573 A JP 2001073573A JP 2001073573 A JP2001073573 A JP 2001073573A JP 2002276266 A JP2002276266 A JP 2002276266A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ヘッドボックスを小型化することのできる横型
ブラインドを提供する。 【解決手段】ヘッドボックス1の長手方向複数箇所から
垂下したラダーコード2を介して多数段のスラットを吊
下支持し、ヘッドボックス1に操作装置を設け、該操作
装置の操作に基づいてスラットを角度調節可能とした横
型ブラインドにおいて、ヘッドボックス1内に、その長
手方向に沿って移動可能とした移動部材15を設け、該
移動部材15の押引操作に基づいてラダーコード2の縦
糸をヘッドボックス1に対し相補的に引き出し及び引き
込み操作してスラットを角度調節する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、横型ブラインド
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】横型ブラインドは、ヘッドボックスから
複数本のラダーコードを介して多数段のスラットが吊下
支持され、ラダーコードの下端にボトムレールが吊下支
持される。各スラットには複数本の昇降コードが挿通さ
れ、該昇降コードの下端はボトムレールに接続される。
昇降コードの上端は、ヘッドボックス内に案内され、自
重降下防止装置を経て直接ヘッドボックス外へ垂下され
る。
【0003】そして、昇降コードをヘッドボックスから
引き出すことにより、スラット及びボトムレールが引き
上げられ、昇降コードの引き出し操作を停止すれば、自
重降下防止装置が作動してスラット及びボトムレールは
所望位置に吊下支持される。また、自重降下防止装置の
作動を解除すれば、スラット及びボトムレールはその自
重に基づいて下降する。
【0004】ところで、ヘッドボックス内にはスラット
角度調節軸が設けられており、該スラット角度調節軸
は、通常ヘッドボックス内で高い位置に設けられる。そ
こで、特公平6−58032号公報には、車両等のリヤ
ウインド等に設置可能とした車両用ブラインド装置が開
示されている。この構成では、スラットを吊下支持する
ラダーコードの前後2本の縦糸を保持部材に掛止させ、
該保持部材をブラインド装置の前後方向に移動させるこ
とにより、スラットの角度調節が可能である。つまり、
スラット角度調節軸をヘッドボックス内に配設しないこ
とでヘッドボックスの高さ寸法を小さくしている。
【0005】また、USP3100013及び特表平8
−500400では、可撓性のあるベルト又はチェーン
をヘッドボックス内長手方向にU字状に配設し、そのベ
ルト若しくはチェーンの先端を交互に牽引操作すること
により往復運動可能とする。そして、ラダーコード先端
をベルト若しくはチェーンに接続することにより角度調
節可能とし、これによりヘッドボックスの高さを小さく
している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、特公平6−
58032号公報に開示された車両用ブラインド装置で
は、スラットの角度調節は、ヘッドボックス内に配設さ
れる保持部材を横型ブラインドの前後方向に移動させる
ことにより行うため、ヘッドボックスの寸法が前後方向
に大きくなるという問題がある。
【0007】また、USP3100013及び特表平8
−500400では、ヘッドボックス内にベルト又はチ
ェーンがU字状に配設されるため、ヘッドボックス内に
はベルト等の厚み×2倍のスペースが必要となる。従っ
て、ヘッドボックスが大型化するという問題がある。
【0008】この発明の目的は、ヘッドボックスを小型
化することのできる横型ブラインドを提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1では、ヘッドボ
ックスの長手方向複数箇所から垂下したラダーコードを
介して多数段のスラットを吊下支持し、ヘッドボックス
に操作装置を設け、該操作装置の操作に基づいてスラッ
トを角度調節可能とした横型ブラインドにおいて、ヘッ
ドボックス内に、その長手方向に沿って移動可能とした
移動部材を設け、該移動部材の押引操作に基づいてラダ
ーコードの縦糸をヘッドボックスに対し相補的に引き出
し及び引き込み操作してスラットを角度調節する。
【0010】請求項2では、移動部材の長手方向複数箇
所には、ヘッドボックス内に挿通され、その長手方向の
相反する方向に案内されるラダーコードの縦糸を掛け止
め可能とした一対の掛止部材を設けた。
【0011】請求項3では、一対の掛止部材を一体形成
し、移動部材に取着した。請求項4では、ヘッドボック
スの前側面に操作棒を吊下支持し、ヘッドボックス内に
操作棒の回転操作に基づく回転トルクを移動部材に伝達
するトルク伝達装置を設け、移動部材にトルク伝達装置
による回転動作を直線動作に変換するラックギアを形成
し、トルク伝達装置には、スラットの自重に基づく該ス
ラットの回動を阻止するスラット戻り阻止手段を設け
た。
【0012】請求項5では、スラット戻り阻止手段は、
スラットの自重によりトルク伝達装置に作用する回転ト
ルクの伝達を摩擦により阻止する捩りコイルスプリング
とした。
【0013】請求項6では、ヘッドボックスの前側面に
該ヘッドボックスの長手方向に移動操作可能とした操作
つまみを設けるとともに、同ヘッドボックス内に操作つ
まみと移動部材とを連結する連結プレートを設け、操作
つまみには、スラットの自重に基づく該スラットの回動
を阻止するスラット戻り阻止手段を設けた。
【0014】請求項7では、スラット戻り阻止手段は、
操作つまみをヘッドボックスに対して付勢するスプリン
グと、該スプリングの付勢力により操作つまみとヘッド
ボックスとの間に圧接されるブレーキゴムとからなり、
該ブレーキゴムの圧接状態では操作つまみをヘッドボッ
クスに対し移動不可とした。
【0015】
【発明の実施の形態】(第一の実施の形態)以下、本発
明を具体化した第一の実施の形態を図1〜図5に従って
説明する。
【0016】横型ブラインドは、ヘッドボックス1から
等間隔に垂下される複数本(図1は3本)のラダーコー
ド2を介して多数段のスラット3が吊下支持され、同ラ
ダーコード2の下端にボトムレール4が吊下支持されて
いる。前記ヘッドボックス1は、上方が開口された溝型
に形成される。
【0017】前記各スラット3には、前記ヘッドボック
ス1からラダーコード2に沿って垂下される昇降コード
5a〜5cがそれぞれ挿通され、その昇降コード5a〜
5cの下端は前記ボトムレール4に接続される。
【0018】前記昇降コード5a〜5cの上方におい
て、前記ヘッドボックス1内にはサポート部材がそれぞ
れ配設され、同昇降コード5a〜5cの上端は、サポー
ト部材を経てヘッドボックス1の一端に配設される自重
降下防止装置6に案内される。この自重降下防止装置6
を経てヘッドボックス1の下方に垂下される各昇降コー
ド5a〜5cは、コードイコライザ7を介して操作コー
ド8に接続されている。
【0019】尚、自重降下防止装置6は、操作コード8
の操作時には昇降コード5a〜5cのヘッドボックス1
からの引き出し動作及びヘッドボックス1内への引き込
み動作を可能とし、操作コード8の不操作時にはスラッ
ト3及びボトムレール4の重量に基づく昇降コード5a
〜5cのヘッドボックス1内への引き込み動作を阻止す
る公知の自重降下防止装置である。
【0020】図2に示すように、前記サポート部材9
は、ヘッドボックス1内に固定されている。尚、同図
は、例としてヘッドボックス1内において、昇降コード
5aの上方にて配設されるサポート部材9を示し、昇降
コード5b,5cの上方においても同様な構成によるサ
ポート部材9が配設される。
【0021】サポート部材9の中央には、図3に示すよ
うに昇降コード5aを挿通する挿通孔10の近傍に滑車
11が回転可能に設けられ、この滑車11を介して昇降
コード5aが前記自重降下防止装置6(図1参照)に案
内されている。
【0022】また、サポート部材9の両端には、図3に
示すようにラダーコード2の縦糸を挿通可能とした長孔
状の挿通孔12a,12bが形成されている。この挿通
孔12a,12bに挿通されたラダーコード2の縦糸
は、図2及び図3に示すようにヘッドボックス1の長手
方向に沿って相反する方向に案内され、それらの端部は
一対の掛止部材13a,13bにそれぞれ掛け止め固定
される。
【0023】尚、本実施形態において、各ラダーコード
2は、スラット3の前側(室内側)を支持する縦糸が掛
止部材13aに固定され、スラット3の後側(窓側)を
支持する縦糸は掛止部材13bに固定されている。
【0024】前記一対の掛止部材13a,13bは、サ
ポート部材9に形成される各挿通孔12a,12bの位
置に対しヘッドボックス1の長手方向に沿った延長線上
となるような位置にそれぞれ配設され、各掛止部材13
a,13bは、長板状の連結部14により連結されてい
る。
【0025】このようにして、各ラダーコード2の縦糸
は、ヘッドボックス1内(3箇所)において各掛止部材
13a,13bにそれぞれ掛け止め固定され、同掛止部
材13a,13bは同様にしてそれらの連結部14によ
り連結されている。
【0026】各一対の掛止部材13a,13bは、その
連結部14が1枚の摺動板15(移動部材)にそれぞれ
取着されている。摺動板15は、連結部14と同様に長
板状をなし、その長さは連結部14より長く形成され、
その一端は後述するようにヘッドボックス1の一端に配
設されるトルク伝達装置に接続されている。
【0027】図4に示すように、摺動板15は、ヘッド
ボックス1の窓側における該ヘッドボックス1の内側面
に配設され、同ヘッドボックス1の長手方向に沿って左
右に摺動可能である。従って、摺動板15がヘッドボッ
クス1の長手方向に沿って摺動すると、それにともなっ
て各連結部14に連結されている一対の掛止部材13
a,13bは、同ヘッドボックス1の長手方向に沿って
同じ方向に同距離だけ移動する。
【0028】これにより、一対の掛止部材13a,13
bに固定されるラダーコード2は、そのいずれか一方の
縦糸がヘッドボックス1内に引き込まれるとともに、他
方の縦糸がヘッドボックス1外に引き出される。従っ
て、ラダーコード2に吊下支持される各スラット3は、
同位相で角度調節される。
【0029】図5に示すように、ヘッドボックス1内の
一端部には、前記自重降下防止装置6(図1参照)の配
設位置近傍にトルク伝達装置16が配設される。トルク
伝達装置16の入力軸17は、ヘッドボックス1の前側
面(室内側)下部から斜め下方へ突出され、その入力軸
17の下端には操作棒18が吊下支持されている。ま
た、入力軸17の上端に第1の傘歯車17aが刻設され
ている。
【0030】ヘッドボックス1内には、前記第1の傘歯
車17aに噛み合う第2の傘歯車19が設けられ、該第
2の傘歯車19は、ヘッドボックス1に固定される支軸
20に遊挿され、同支軸20を中心として回転可能であ
る。また、トルク伝達装置16には、前記支軸20に挿
通され第2の傘歯車19と連動して回転する平歯車21
が設けられる。そして、平歯車21にはラックギア22
が噛合され、このラックギア22は前記摺動板15に取
着されている。
【0031】従って、操作棒18を操作して入力軸17
が回転されると、その入力軸17の第1の傘歯車17a
の回転に基づいて第2の傘歯車19が回転され、この第
2の傘歯車19の回転により平歯車21が連動して回転
される。これにより、平歯車21の回転トルクがラック
ギア22に伝達され、このラックギア22を介して摺動
板15がヘッドボックス1の長手方向に沿って摺動され
る。
【0032】前記支軸20には、図5に示す捩りコイル
スプリング23(スラット戻り手段)が装着され、その
捩りコイルスプリング23の先端は第2の傘歯車19と
平歯車21の回転方向において、それらの間に設けられ
ている。
【0033】つまり、操作棒18の操作により第2の傘
歯車19が回転される場合には、捩りコイルスプリング
23と支軸20との摩擦が減少して捩りコイルスプリン
グ23が支軸20に対し空回りし、これにより第2の傘
歯車19の回転トルクが平歯車21に伝達されて該平歯
車21が回転する。従って、摺動板15が摺動され、各
スラット3が回動される。
【0034】一方、不操作時、すなわち操作棒18が操
作されないときに、各スラット3及びボトムレール4の
自重により、摺動板15及びラックギア22を介して平
歯車21に回転トルクが作用すると、捩りコイルスプリ
ング23と支軸20との摩擦が増大して平歯車21の回
転が阻止される。従って、不操作時には、平歯車21の
回転が阻止され、各スラット3が回動されることはな
い。
【0035】次に、上記のように構成される横型ブライ
ンドの作用を説明する。図5に示すように、スラット3
の水平状態から、操作棒18が左回転操作されると、そ
の回転トルクは、第1の傘歯車17aから第2の傘歯車
19を介して平歯車21に伝達される。そして、平歯車
21の回転動作が、ラックギア22を介して直線動作に
変換され、これにより摺動板15がヘッドボックス1の
長手方向に沿って図3に矢印Aで示す方向に摺動する。
【0036】すると、摺動板15に接続された各掛止部
材13a,13bがヘッドボックス1の長手方向に沿っ
て同じく図3に矢印Aで示す方向に同距離だけ移動す
る。この移動に基づいて掛止部材13a,13bにそれ
ぞれ掛け止め固定される縦糸のうち、スラット3の前側
(室内側)を支持する縦糸は、ヘッドボックス1外に引
き出される。一方、スラット3の後側(室外側)を支持
する縦糸は、ヘッドボックス1内に引き込まれる。すな
わち、前後の縦糸が相補的に引き出し及び引き込み操作
されることによって、スラット3は同位相で角度調節さ
れる。
【0037】この状態からは、上記したように捩りコイ
ルスプリング23によって、角度調節されたスラット3
の回動位置が維持される。上記のように構成された横型
ブラインドでは、次に示す作用効果を得ることができ
る。
【0038】(1)スラット3をその長手方向複数箇所
にて支持するラダーコード2の縦糸は、ヘッドボックス
1内の掛止部材13a,13bにそれぞれ掛け止め固定
される。掛止部材13a,13bは、ヘッドボックス1
内に配設され、該ヘッドボックス1の長手方向に沿って
摺動する摺動板15に接続される。これにより、スラッ
ト3をその前後で支持する縦糸のうち、一方の縦糸がヘ
ッドボックス1内に引き込まれ、他方の縦糸がヘッドボ
ックス1外に引き出されることによりスラット3は同位
相で角度調節される。このような構成では、ラダーコー
ド2の縦糸を掛け止め固定した一対の掛止部材13a,
13bは、ヘッドボックス1内の底面に近い位置に設け
られる。つまり、ヘッドボックス1内の低い位置で、縦
糸の引き出し及び引き込み操作が可能であるため、ヘッ
ドボックス1の高さ寸法を小さくすることができる。従
って、ヘッドボックス1を小型化することができる。
【0039】(2)縦糸の引き込み及び引き出し操作
は、摺動板15がヘッドボックス1の長手方向に摺動す
ることにより行われる。このため、ヘッドボックス1の
前後方向の寸法が大きくなることもない。従って、ヘッ
ドボックス1を小型化することができる。
【0040】(3)一対の掛止部材13a,13bを一
体形成したため、摺動板15(移動部材)との組付工数
を少なくすることができる。従って、ラダーコード2
(縦糸)の端部と摺動板15の接続作業を容易に行うこ
とができる。
【0041】(第二の実施の形態)以下、本発明を具体
化した第二の実施の形態を図6〜図9に従って説明す
る。尚、本実施の形態は、上記第一の実施の形態のトル
ク伝達装置16を省略し、その構成を変更したものであ
る。従って、上記第一の実施の形態と同様な構成につい
ては同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0042】図6に示すように、ヘッドボックス1内の
一端部には、前記自重降下防止装置6(図1参照)の配
設位置近傍に、連結プレート30が同ヘッドボックス1
の長手方向に沿って摺動可能に設けられる。この連結プ
レート30はヘッドボックス1の内面に沿って断面U字
状に形成される。
【0043】連結プレート30は、ヘッドボックス1内
の後側面に配設される前記摺動板15に取着されるとと
もに、同ヘッドボックス1の前側面に該ヘッドボックス
1の長手方向に移動可能に設けられる操作つまみ31に
取着される。すなわち、連結プレート30は、前記摺動
板15と操作つまみ31とを連結する。
【0044】操作つまみ31は、操作カバー32を介し
てヘッドボックス1の前側面に取着されている。この操
作カバー32は、図7に示すように長円形状をなし、そ
の長手方向に沿って段部32a、及びその段部32aの
中心部に溝孔32bが形成されている。
【0045】図8及び図9に示すように、操作つまみ3
1は、操作カバー32の両側から溝孔32bを介して互
いに接続される操作部31a及び接続部31bとから構
成され、その接続部31bが前記連結プレート30に取
着されている。これにより、操作つまみ31が操作カバ
ー32の段部32a及び溝孔32bに沿って移動する
と、連結プレート30がヘッドボックス1の長手方向に
沿って摺動し、これにともなって前記摺動板15が摺動
する。
【0046】前記操作つまみ31の操作部31aは、軸
部31cを支点として回動部31dが回動可能に設けら
れ、その回動方向における同操作部31aの内部にはス
プリング33(スラット戻り阻止手段)が設けられてい
る。また、回動部31dには、前記操作カバー32の段
部32aと対向する面にブレーキゴム34(スラット戻
り阻止手段)が取着されている。
【0047】前記スプリング33は、図9に示すように
操作つまみ31の回動部31dを摘むことで蓄勢され、
この状態から、操作つまみ31から手を放すことで去勢
される。すると、前記回動部31dは、スプリング33
の付勢力によって図8に示す位置に回動され、該回動部
31dに取着されたブレーキゴム34は、前記スプリン
グ33の付勢力により前記操作カバー32の段部32a
に圧接される。
【0048】このように、スプリング33によってブレ
ーキゴム34が段部32aに圧接されると、操作つまみ
31は操作カバー32に対して移動不能となる。つま
り、この状態では、前記スラット3及びボトムレール4
の自重により、前記摺動板15がヘッドボックス1に対
して摺動することが阻止される。
【0049】次に、上記のように構成された横型ブライ
ンドの作用を説明する。図6に示すスラット3の水平状
態から、該スラット3の角度調節を行う場合には、操作
つまみ31をスプリング33の付勢力に抗して摘み、図
9に示すようにブレーキゴム34の圧接状態を解除して
操作つまみ31が操作カバー32に対し移動可能となる
ようにする。
【0050】この状態を維持して、操作つまみ31を図
7に矢印Aで示す方向に移動操作させると、連結プレー
ト30により同操作つまみ31と連結されている摺動板
15がヘッドボックス1の長手方向に沿って同じく矢印
Aで示す方向に移動する。
【0051】すると、上記第一の実施の形態と同様にし
て、前記掛止部材13a,13bにそれぞれ掛け止め固
定される縦糸のうち、スラット3の前側(室内側)を支
持する縦糸は、ヘッドボックス1外に引き出される。一
方、スラット3の後側(室外側)を支持する縦糸は、ヘ
ッドボックス1内に引き込まれる。従って、スラット3
は同位相で角度調節される。
【0052】そして、スラット3を所望の位置まで角度
調節した後、操作つまみ31から手を放せば、スプリン
グ33の付勢力によりブレーキゴム34が操作カバー3
2の段部32aに圧接され、角度調節されたスラット3
の回動位置は維持される。
【0053】上記のように構成された横型ブラインドで
は、上記第一の実施の形態で得られた作用効果に加え、
次に示す作用効果を得ることができる。 (1)ヘッドボックス1の一端部において、その前側面
には操作カバー32を介して操作つまみ31がヘッドボ
ックス1の長手方向に沿って移動可能に設けられる。操
作つまみ31は、連結プレート30により摺動板15と
連結される。従って、スラット3の角度調節を行うため
の操作装置は、上記第一実施形態と比べさらに簡易な構
成で実現することができる。
【0054】上記各実施の形態は、以下のように変更す
ることもできる。 ・ヘッドボックス1内にスラット昇降用のスラット昇降
軸が配設される横型ブラインドに適用してもよい。 ・操作棒18及び操作つまみ31は右操作用としたが、
左操作用としてもよい。 ・ラダーコード2の縦糸を直接摺動板15に固定するよ
うにしてもよい。 ・移動部材としての摺動板15を設ける替わりに、ヘッ
ドボックス1の長手方向複数箇所に設けられる掛止部材
13a,13b間を複数のスペーサーで接続し、これを
移動部材として構成するようにしてもよい。 ・ヘッドボックス1に、摺動板15(移動部材)の押動
による変形を規制するガイド溝を設けてもよい。そのよ
うな場合に、移動部材は可撓性ベルトやチェーンでもよ
い。 ・第二の実施の形態において、操作カバー32を設け
ず、操作つまみ31をヘッドボックス1に直接設けるよ
うにしてもよい。 ・第二の実施の形態において、スラット戻り阻止手段と
してのスプリング33の付勢力のみで操作つまみ31が
操作カバー32に対し移動不可となるように構成される
場合には、ブレーキゴム34を省略してもよい。
【0055】上記各実施の形態をまとめると以下のよう
になる。 (1)ヘッドボックス内の長手方向に沿って移動部材を
配設し、その移動部材の長手方向複数箇所には、ラダー
コードの縦糸を掛け止め可能とし一体形成されてなる一
対の掛止部材を取着し、前記移動部材の押引操作に基づ
いて前記ラダーコードの縦糸を前記ヘッドボックスに対
し相補的に引き出し及び引き込み操作して前記スラット
を角度調節することを特徴とする横型ブラインド。
【0056】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明はヘッド
ボックスを小型化することのできる横型ブラインドを提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第一の実施の形態の横型ブラインドを示す正
面図である。
【図2】 横型ブラインドを示す断面図である。
【図3】 横型ブラインドを示す断面図である。
【図4】 横型ブラインドを示す断面図である。
【図5】 横型ブラインドを示す断面図である。
【図6】 第二の実施の形態の横型ブラインドを示す断
面図である。
【図7】 横型ブラインドを示す側面図である。
【図8】 横型ブラインドを示す断面図である。
【図9】 横型ブラインドを示す断面図である。
【符号の説明】
1 ヘッドボックス 2 ラダーコード 3 スラット 15 移動部材(摺動板) 23 スラット戻り阻止手段(捩りコイルスプリング) 33 スラット戻り阻止手段(スプリング) 34 スラット戻り阻止手段(ブレーキゴム)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッドボックスの長手方向複数箇所から
    垂下したラダーコードを介して多数段のスラットを吊下
    支持し、前記ヘッドボックスに操作装置を設け、該操作
    装置の操作に基づいて前記スラットを角度調節可能とし
    た横型ブラインドにおいて、 前記ヘッドボックス内に、その長手方向に沿って移動可
    能とした移動部材を設け、該移動部材の押引操作に基づ
    いて前記ラダーコードの縦糸を前記ヘッドボックスに対
    し相補的に引き出し及び引き込み操作して前記スラット
    を角度調節することを特徴とする横型ブラインド。
  2. 【請求項2】 前記移動部材の長手方向複数箇所には、 前記ヘッドボックス内に挿通され、その長手方向の相反
    する方向に案内される前記ラダーコードの縦糸を掛け止
    め可能とした一対の掛止部材を設けたことを特徴とする
    請求項1に記載の横型ブラインド。
  3. 【請求項3】 前記一対の掛止部材を一体形成し、前記
    移動部材に取着したことを特徴とする請求項2に記載の
    横型ブラインド。
  4. 【請求項4】 前記ヘッドボックスの前側面に操作棒を
    吊下支持し、前記ヘッドボックス内に前記操作棒の回転
    操作に基づく回転トルクを前記移動部材に伝達するトル
    ク伝達装置を設け、前記移動部材に前記トルク伝達装置
    による回転動作を直線動作に変換するラックギアを形成
    し、 前記トルク伝達装置には、前記スラットの自重に基づく
    該スラットの回動を阻止するスラット戻り阻止手段を設
    けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載
    の横型ブラインド。
  5. 【請求項5】 前記スラット戻り阻止手段は、 前記スラットの自重により前記トルク伝達装置に作用す
    る回転トルクの伝達を摩擦により阻止する捩りコイルス
    プリングとしたことを特徴とする請求項4に記載の横型
    ブラインド。
  6. 【請求項6】 前記ヘッドボックスの前側面に該ヘッド
    ボックスの長手方向に移動操作可能とした操作つまみを
    設けるとともに、同ヘッドボックス内に前記操作つまみ
    と前記移動部材とを連結する連結プレートを設け、 前記操作つまみには、前記スラットの自重に基づく該ス
    ラットの回動を阻止するスラット戻り阻止手段を設けた
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の横
    型ブラインド。
  7. 【請求項7】 前記スラット戻り阻止手段は、 前記操作つまみを前記ヘッドボックスに対して付勢する
    スプリングと、該スプリングの付勢力により前記操作つ
    まみと前記ヘッドボックスとの間に圧接されるブレーキ
    ゴムとからなり、該ブレーキゴムの圧接状態では前記操
    作つまみを前記ヘッドボックスに対し移動不可としたこ
    とを特徴とする請求項6に記載の横型ブラインド。
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