JP7308654B2 - 横型ブラインド - Google Patents

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Description

本発明は、横型ブラインドに関する。
横型ブラインドは、板状の回動可能なスラットを複数有するものが各種提案されている。横型ブラインドのスラットにはラダーコード及び昇降コードが付設される(例えば、特許文献1参照)。ラダーコードは操作コードの操作に伴って動作し、スラットが回動する。また、昇降コードも、操作部の操作に伴って上下に動作し、スラットがスライド移動する。
特許文献1の横型ブラインドにおいて、スラットの前縁部には、ラダーコードの縦糸の配置位置に対応する位置に、切欠部が形成されている。特許文献1において、この切欠部がスラットに形成されていると、ラダーコードの前側の縦糸が切欠部に収まる。これにより、スラットの横方向(スラットの長手方向)の位置ずれが抑制される。
また、特許文献1の横型ブラインドにおいて、ラダーコードの前側の縦糸にはガイドリングが設けられている。ガイドリングには昇降コードが通されており、昇降コードがラダーコードに絡まる等の不具合が回避され、スラットの降下性が向上する。
特開2016-27228号公報
特許文献1において、切欠部がスラットの前縁部に形成され、また、ガイドリングがラダーコードの前側の縦糸に設けられている。つまり、特許文献1において、切欠部及びガイドリングは横型ブラインドの正面側に位置しているので、切欠部及びガイドリングがユーザーの目に付いてしまう。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、意匠性を向上させることができる横型ブラインドを提供することを目的としている。
本発明によれば、ヘッドボックスと、スラットと、第1昇降コードと、第1ラダーコードとを備え、第1ラダーコードは、一対の第1縦糸と、一対の第1横糸とを有し、一対の第1縦糸は、前記ヘッドボックスから吊り下げられ、一対の第1横糸の間には、第1昇降コード及び前記スラットが挿入され、且つ、一対の第1横糸は互いに交差しており、第1昇降コードは、前記ヘッドボックスから吊り下げられ、前記スラットは、一対の第1縦糸のうちの一方と、一対の第1横糸が互いに交差する位置との間に配置され、且つ、第1及び第2縁部を有し、前記スラットの第1縁部には、一対の第1縦糸のうちの一方及び第1昇降コードが位置しており、前記スラットの第2縁部には、第1切欠部が形成され、第1切欠部には、一対の第1縦糸のうちの他方が位置している、横型ブラインドが提供される。
本発明によれば、スラットの第1縁部に第1切欠部が形成されておらず、その代わりに、スラットの第2縁部に第1切欠部が形成されている。このため、第1切欠部が人の目につきにくくなり、横型ブラインドの意匠性が向上する。
また、本発明によれば、一対の第1横糸の間には、スラットとともに第1昇降コードが通されており、第1昇降コードは一対の第1横糸によってガイドされる。つまり、本発明によれば、特許文献1のガイドリングを第1ラダーコードに設ける代わりに、第1ラダーコードの第1横糸を用いて第1昇降コードをガイドするので、ガイドリングを設けない分、横型ブラインドの意匠性が向上する。
以下、本発明の種々の実施形態を例示する。以下に示す実施形態は互いに組み合わせ可能である。
好ましくは、第1切欠部は、前記スラットの長手方向の中央部に形成されている、横型ブラインドが提供される。
好ましくは、第1縁部が第2縁部よりも下に位置するように前記スラットが傾いている状態において、前記スラットが引き上げられているとき、第1横糸は、第1切欠部に引っ掛かるように構成される、横型ブラインドが提供される。
好ましくは、第2昇降コードと、第2ラダーコードとを備え、第2ラダーコードは、一対の第2縦糸と、一対の第2横糸とを有し、一対の第2縦糸は、前記ヘッドボックスから吊り下げられ、一対の第2横糸の間には、第2昇降コード及び前記スラットが挿入され、且つ、一対の第2横糸は、互いに交差しており、第2昇降コードは、前記ヘッドボックスから吊り下げられ、前記スラットは、一対の第2縦糸のうちの一方と、一対の第2横糸が互いに交差する位置との間に配置され、前記スラットの第1縁部には、一対の第2縦糸のうちの一方が位置し、前記スラットの第2縁部には、第2切欠部が形成され、第2切欠部には、一対の第2縦糸の他方及び第2昇降コードが位置しており、第2昇降コードのうち一対の第2横糸の間に挿入されている部分は、第2縁部の第2切欠部から、一対の第2縦糸のうちの他方までの間を移動自在である、横型ブラインドが提供される。
横型ブラインド10の正面斜視図である。 横型ブラインド10の右側面図である。 横型ブラインド10の正面図であって、ヘッドボックス11の内部構造の説明図である。 横型ブラインド10の上面図であって、ヘッドボックス11の内部構造の説明図である。 図2に示すヘッドボックス11等のA-A断面図である。 第1昇降コード31、第1ラダーコード41及びスラット12を示した説明図である。 第2昇降コード32、第2ラダーコード42及びスラット12を示した説明図である。 第1昇降コード31、第1ラダーコード41、第2昇降コード32、第2ラダーコード42、及びスラット12の斜視図である。 図9Aは図8に示す領域Aの拡大図であり、図9Bは図8に示す領域の拡大図である。なお、図9A及び図9Bでは、説明の便宜上、スラット12を断面視している。 図10Aはスラット12の斜視図であり、図10Bは図10Aに示す領域Bの拡大図であり、図10Cは図10Aに示す領域Cの拡大図であり、図10Dは図10Aに示す領域Dの拡大図である。 第2昇降コード32が第2切欠部12B側に位置している様子を示した斜視図である。 第2昇降コード32が一対の横糸42Bの交差位置Cp2を通過する様子を示した斜視図である。 第2昇降コード32が第2ラダーコード42の後側縦糸42A2側に位置している様子を示した斜視図である。 スラット12がヘッドボックス11から降下する様子を示す説明図である。図14においてスラット12は破線で示されている。 図15Aはスラット12が引き上げられているときにおける第1昇降コード31、第1ラダーコード41及びスラット12を示し、図15Bは図15Aに示す領域Bの拡大図である。 図16Aはスラット12が引き上げられているときにおける第2昇降コード32、第2ラダーコード42及びスラット12を示し、図16Bは図16Aに示す領域Bの拡大図である。 昇降コードが付設されていない場合におけるラダーコード43及びスラット12の説明図である。 電動式の横型ブラインド10の正面斜視図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。また、各特徴について独立して発明が成立する。
1 全体構成
図1~図5に示すように、横型ブラインド10には、建築物等に据付されるヘッドボックス11から垂下されるループ状の操作コード15が設けられている。操作コード15は実施形態においてボールチェーンであるが、これに限定されるものではない。横型ブラインド10は水平方向に延びる複数のスラット12を備えている。そして、複数のスラット12がヘッドボックス11から降ろされている状態において、複数のスラット12は図1に示すように、上下方向に並ぶように設けられている。
横型ブラインド10は、ヘッドボックス11と、複数のスラット12と、昇降コード3と、ラダーコード4と、ボトムレール14と、操作コード15とを備えている。
ヘッドボックス11は、ブラケット5と、プーリー6と、動力伝達装置7と、速度調整部8と、昇降軸16Aと、チルト軸16Bと、サポート部材1(図3及び図5参照)とを備えている。
ブラケット5は、窓の上枠等といった被取付体に固定される。これにより、横型ブラインド10は被取付体に固定される。ヘッドボックス11内には、操作コード15が掛装されたプーリー6が設けられている。ヘッドボックス11内には動力伝達装置7が設けられている。動力伝達装置7は昇降軸16A及びチルト軸16Bに連結している。動力伝達装置7は、プーリー6の回転を昇降軸16A及びチルト軸16Bに伝達し、昇降軸16A及びチルト軸16Bを回転させる機能を有する。昇降軸16Aは速度調整部8に連結している。速度調整部8は、昇降軸16Aに働くトルクを調整する機能を有し、スラット12及びボトムレール14の下降速度を落とすことができる。
スラット12は、ヘッドボックス11に吊下支持されている。具体的には、ラダーコード4は、一対の縦糸と、その間に挟まれる複数の横糸を備え、各横糸によってスラット12が支持されている。ラダーコード4はチルトドラム30に吊り下げられており、チルトドラム30が回転することで変位し、スラット12が回動する。
昇降コード3はヘッドボックス11から引き出されている。昇降コード3の上端側は、サポート部材1の巻取軸23に取り付けられ、昇降コード3は巻取軸23(図5参照)に巻き取り及び巻き戻し可能になっている。昇降コード3の下端側にはボトムレール14が取り付けられている。昇降コード3が巻取軸23に巻き取られることで、スラット12はボトムレール14とともに上昇し、昇降コード3が巻取軸23に巻き戻されることで、スラット12はボトムレール14とともに下降する。
ラダーコード4の前側縦糸及び後側縦糸はヘッドボックス11からそれぞれ引き出されている。ラダーコード4はチルトドラム30に取り付けられ、ラダーコード4はチルトドラム30(図5参照)の回転に追従して変位可能に構成されている。つまり、チルトドラム30を右側面からみたときにおいてチルトドラム30が例えば反時計周りに回転すると、前側縦糸が下方に引き出されるように変位し、後側縦糸が上方に引き戻されるように変位する。これにより、スラット12はその前端が下に向くように回動する。チルトドラム30の回転方向が逆であれば、スラット12はその前端が上に向くように回動する。
2.詳細構成説明
図8に示すように、昇降コード3は、第1昇降コード31及び第2昇降コード32を含み、ラダーコード4は、第1ラダーコード41及び第2ラダーコード42を含む。換言すると、横型ブラインド10は、1組の第1昇降コード31及び第1ラダーコード41と、2組の第2昇降コード32及び第2ラダーコード42とを備えている。
2-1.スラット12
図10A~図10Dに示すように、スラット12は、垂直断面形状が弧状であり、また、スラット12は、ヘッドボックス11の長手方向に平行に延びている。スラット12は第1ラダーコード41及び第2ラダーコード42に吊り下げられており、スラット12は第1ラダーコード41及び第2ラダーコード42の変位に伴い回動する。なお、最上段のスラット12において、横糸41Bはスラット押え9によってスラット12に固定されている。また、スラット12は、後述する横糸41B及び横糸42Bと共に、上下方向に複数段設けられている。
図6及び図8に示すように、スラット12の長手方向の中央部には、第1昇降コード31及び第1ラダーコード41が配置されている。スラット12の長手方向の左端部側と右端部側には、第2昇降コード32及び第2ラダーコード42がそれぞれ配置されている。
図10Bに示すように、スラット12には、前縁部12a及び後縁部12bが形成されている。前縁部12aは第1縁部に対応し、後縁部12bは第2縁部に対応している。前縁部12a及び後縁部12bは、スラット12の長手方向に平行に延びている。図10A~図10Dに示すように、後縁部12bには、1つの第1切欠部12Aと、2つの第2切欠部12Bとが形成されている。前縁部12aは横型ブラインド10の正面側に位置しており、人の目につきやすいため、前縁部12aには上述した第1及び第2切欠部12A、12Bが形成されていない。
図10A及び図10Bに示すように、第1切欠部12Aは、スラット12の長手方向の中央部に形成されている。図9Aに示すように、スラット12の前縁部12aは、第1昇降コード31に対向するとともに、第1ラダーコード41の前側縦糸41A1に対向している。換言すると、スラット12の前縁部12aの前方には、第1昇降コード31、及び、第1ラダーコード41の前側縦糸41A1が位置している。第1切欠部12Aは第1ラダーコード41の後側縦糸41A2に対向している。換言すると、第1切欠部12Aの後方には、第1ラダーコード41の後側縦糸41A2が位置している。
図10A、図10B及び図10Dに示すように、2つの第2切欠部12Bのうちの一方は、スラット12の長手方向の一端側に形成され、2つの第2切欠部12Bのうちの他方は、スラット12の長手方向の他端側に形成されている。つまり、2つの第2切欠部12Bの間には、第1切欠部12Aが形成されている。図9Bに示すように、スラット12の前縁部12aは、第2ラダーコード42の前側縦糸42A1に対向している。換言すると、スラット12の前縁部12aの前方には、第2ラダーコード42の前側縦糸42A1が位置している。第2切欠部12Bは、第2昇降コード32に対向するとともに、第2ラダーコード42の後側縦糸42A2に対向している。換言すると、第2切欠部12Bの後方には、第2昇降コード32及び第2ラダーコード42の後側縦糸42A2が位置している。
上述のように、スラット12には第1切欠部12A及び第2切欠部12Bが形成されている。そして、第1切欠部12Aの後方には、第1ラダーコード41の後側縦糸41A2が位置し、第2切欠部12Bの後方には、第2昇降コード32及び第2ラダーコード42の後側縦糸42A2が位置している。このため、スラット12が横方向(スラット12の長手方向)に移動しようとすると、第1切欠部12Aは第1ラダーコード41に引っ掛かり、第2切欠部12Bは第2昇降コード32及び第2ラダーコード42に引っ掛かる。このように、第1切欠部12A及び第2切欠部12Bは、スラット12の横ずれ防止機能を有する。
2-2.第1昇降コード31及び第1ラダーコード41
第1昇降コード31の上端部は、巻取軸23に取り付けられ、第1昇降コード31の下端部は、ボトムレール14に取り付けられている。図9Aに示すように、第1昇降コード31は、スラット12の前縁部12aよりも前方に位置している。第1昇降コード31は、第1ラダーコード41の前側縦糸41A1に沿って設けられている。
図9Aに示すように、第1ラダーコード41は、前側縦糸41A1及び後側縦糸41A2と、一対の横糸41Bとを備えている。前側縦糸41A1及び後側縦糸41A2は、一対の第1縦糸に対応している。一対の横糸41Bは、一対の第1横糸に対応している。前側縦糸41A1の上端部及び後側縦糸41A2の上端部は、チルトドラム30に取り付けられ、前側縦糸41A1の下端部及び後側縦糸41A2の下端部は、ボトムレール14に取り付けられている。
横型ブラインド10を右側又は左側からみたとき、一対の横糸41Bは、互いに交差している。各横糸41Bの一端は前側縦糸41A1に取り付けられ、各横糸41Bの他端は後側縦糸41A2に取り付けられている。一対の横糸41Bは、上下方向に並ぶように、前側縦糸41A1及び後側縦糸41A2に複数組設けられている。
図6に示すように、スラット12は一対の横糸41Bの間に挿入されている。スラット12が一対の横糸41Bの間に挿入された状態において、スラット12は、前側縦糸42A1と、一対の横糸41Bが互いに交差する交差位置Cp1と、の間に配置されている。これにより、スラット12の前後方向の位置ずれが抑制される。
また、図6に示すように、第1昇降コード31は一対の横糸41Bの間に挿入され、第1昇降コード31は一対の横糸41Bにガイドされている。ここで、実施形態では、従来の横型ブラインドのように、横型ブラインドの正面に配置されたガイドリングを設け、且つ、当該ガイドリングに昇降コードを通す構成を採用していない。このため、実施形態に係る横型ブラインド10は、第1昇降コード31をガイドする機能を備えながらも、意匠性が向上している。第1昇降コード31は、上から3段目以降のスラット12に対応する横糸42Bに通される。つまり、第1昇降コード31は、上から3段目から最下段までの各横糸41Bに挿通されている。
なお、第1昇降コード31は上から3段目の横糸41Bに挿通されるが、第2昇降コード32は上から2段目の横糸42Bに挿通される。スラット12の長手方向の中央部において、第1昇降コード31が上から1段目や2段目の横糸41Bに挿通されていると、スラット12が閉じているとき(スラット12が上向きのとき)、前側縦糸42A1が第1昇降コード31に引っ張られ、スラット12の角度が水平側に傾き、光が漏れてしまう場合がある。スラット12の中央部において光が漏れることを回避するため、第1昇降コード31は上から3段目の横糸41Bに挿通されている。
2-3.第2昇降コード32及び第2ラダーコード42
第2昇降コード32の上端部は、第1昇降コード31に取り付けられる巻取軸23とは異なる巻取軸23に取り付けられている。また、第2昇降コード32の下端部は、ボトムレール14に取り付けられている。図9Bに示すように、第2昇降コード32は、スラット12の後縁部12bよりも後方に位置している。第2昇降コード32は、第2ラダーコード42の後側縦糸42A2に沿って設けられている。
図9Bに示すように、第2ラダーコード42は、前側縦糸42A1及び後側縦糸42A2と、一対の横糸42Bとを備えている。前側縦糸42A1及び後側縦糸42A2は、一対の第2縦糸に対応している。一対の横糸42Bは、一対の第2横糸に対応している。前側縦糸42A1の上端部及び後側縦糸42A2の上端部は、第1ラダーコード41が取り付けられるチルトドラム30とは異なるチルトドラム30に取り付けられている。前側縦糸42A1の下端部及び後側縦糸42A2の下端部は、ボトムレール14に取り付けられている。
横型ブラインド10を右側又は左側からみたとき、一対の横糸42Bは、互いに交差している。各横糸42Bの一端は前側縦糸42A1に取り付けられ、各横糸42Bの他端は後側縦糸42A2に取り付けられている。一対の横糸42Bは、上下方向に並ぶように、前側縦糸42A1及び後側縦糸42A2に複数組設けられている。
図7に示すように、スラット12は一対の横糸42Bの間に挿入されている。スラット12が一対の横糸42Bの間に挿入された状態において、スラット12は、前側縦糸42A1と、一対の横糸42Bが互いに交差する交差位置Cp2と、の間に配置されている。これにより、スラット12の前後方向の位置ずれが抑制される。
図7に示すように、第2昇降コード32は一対の横糸42Bの間に挿入されている。第2昇降コード32は、上から2段目以降の横糸42Bに挿入されている。つまり、第2昇降コード32は、上から2段目から最下段までの各横糸42Bに挿通されている。ここで、図11~図13に示すように、第2昇降コード32のうち一対の横糸42Bの間に挿入されている部分は、スラット12の後縁部12bの第2切欠部12Bから、第2ラダーコード42の後側縦糸42A2までの間を移動自在である。つまり、横型ブラインド10を右側又は左側からみたとき、一対の横糸42Bは上述のように互いに交差しているが、横型ブラインド10を上側又は下側からみたとき、一対の横糸42Bは互いに交差していない。このため、図11~図13に示すように、第2昇降コード32は、交差位置Cp2において横糸42Bに引っ掛からず、交差位置Cp2を通過可能である。換言すると、第2昇降コード32は前後方向の移動可能範囲が広くなっている。このため、スラット12が自重降下しているときにおいて、第2昇降コード32と各スラット12の後縁部12bとの干渉が抑制され、その結果、スラット12がより確実に所望の位置まで降下する。
3.動作説明
スラット12の引き上げ動作を説明する。ここで、引き上げ動作前の状態は、ボトムレール14が最下点に位置しており、且つ、スラット12が水平向きになっているものとする。また、各種構成の回転方向は、横型ブラインド10を右側から見たときを基準として説明する。
操作者が操作コード15の前側部分15A(図2参照)を引き下げ始めると、プーリー6の回転力は、図3及び図4に示す動力伝達装置7を介して、チルト軸16Bに伝達される。その一方で、プーリー6の回転力は、この段階では昇降軸16Aに伝達されない。つまり、昇降軸16Aはチルト軸16Bに対して遅延して動作する。チルト軸16Bは反時計回りに回転し、それに伴って、スラット12の向きが平行向きから下向きに移行する。スラット12が下向きになると、昇降軸16Aが回転を開始し、ボトムレール14及びスラット12が上昇する。
次に、スラット12の引き下げ動作を説明する。引き下げ動作前の状態は、ボトムレール14が最上点に位置しており、且つ、スラット12が下向きになっているものとする。
操作者が操作コード15の後側部分15B(図2参照)を引き下げ始めると、プーリー6の回転力が、図3及び図4に示す動力伝達装置7を介して、チルト軸16Bに伝達される。プーリー6の回転力は、この段階では引き上げ動作と同様、昇降軸16Aに伝達されない。チルト軸16Bは時計回りに回転し、それに伴って、スラット12の向きが下向きから上向きに移行する。スラット12が上向きになると、次に、動力伝達装置7のクラッチが解除され、昇降軸16Aはボトムレール14等の自重により時計回りに回転を開始し、それに伴い、スラット12が降下する。つまり、ボトムレール14及びスラット12は自重降下する。
スラット12が自重降下しているときにおいて、スラット12は横ずれしやすい状態にある。ここで、実施形態に係る横型ブラインド10において、スラット12には第1切欠部12Aが形成されているので、スラット12が自重降下しているときに第1ラダーコード41の後側縦糸41A2が第1切欠部12Aに収まる。このため、スラット12が自重降下しているときにおいて、スラット12が横ずれすることが抑制される。また、第1切欠部12Aはスラット12の後縁部12bに形成されているので、横型ブラインド10の意匠性が向上している。
また、実施形態に係る横型ブラインド10において、第1昇降コード31は第1ラダーコード41の一対の横糸41Bに通されている。このため、スラット12が自重降下する際に、第1ラダーコード41の前側縦糸41A1と第1昇降コード31とが離間することが防止される。つまり、第1ラダーコード41及び第1昇降コード31がまとまっているので、その分、横型ブラインド10の意匠性が向上する。
実施形態では、図15A及び図16Aに示すように、スラット12が引き上げられる場合には、前縁部12aが後縁部12bよりも下に位置するようにスラット12が傾けられている。つまり、実施形態では、操作コード15が操作されると、動力伝達装置7の作用により、チルト動作及び昇降動作が順次実施される。操作者がボトムレール14(スラット12)を最下点から引き上げる場合には、操作者が操作コード15の前側部分15Aを引き下げることで、スラット12は前縁部12aが後縁部12bよりも下に位置するように回動する。このとき、ボトムレール14(スラット12)はまだ上昇はしない。操作者が操作コード15の前側部分15Aを引き下げ続けると、スラット12の回動動作が完了し、スラット12が上昇する。このように、実施形態では、スラット12が引き上げられる場合には、前縁部12aが後縁部12bよりも下に位置するようにスラット12が傾けられている。このとき、図15B及び図16Bに示すように、横糸41Bは、第1切欠部12Aに引っ掛かり、また、横糸42Bは、第2切欠部12Bに引っ掛かる。このため、スラット12が上昇するときにおけるスラット12の横ずれが効果的に抑制される。
また、昇降軸16Aに生じる回転トルクは、速度調整部8により、調整されている。具体的には、速度調整部8は、ボトムレール14が最下点に近づくにつれてボトムレール14の降下速度が落ちるように構成されている。このため、図14に示すように、スラット12のうち、下段のスラット12L(ボトムレール14寄りのスラット12)は、上段のスラット12U(ヘッドボックス11寄りのスラット)と比較すると、第2昇降コード32との干渉によって、適切に降下し難い。しかし、実施形態では、上述したように、第2昇降コード32は前後方向の移動可能範囲が広くなっている。このため、スラット12が自重降下しているときにおいて、第2昇降コード32と各スラット12の後縁部12bとの干渉が抑制され、その結果、スラット12がより確実に所望の位置まで降下する。
4.その他の実施形態
実施形態では、動力伝達装置7がクラッチ機能を有しており、スラット12を自動的に降下可能な構成であったが、これに限定されるものではない。操作者が操作コード15に対して引き下げ操作をし続け、スラット12を降下させる構成であってもよい。この場合には、速度調整部8が不要である。本変形例において、操作者が操作コード15を操作してスラット12を降下させるときにおいて、操作者は余計な力を加える必要がなく、スムーズにスラット12を降下させることができる。
本実施形態は、昇降コードとラダーコードとからなる対を備える形態であったが、これに限定されるものではなく、対をなさない構成が別途設けられていてもよい。例えば、図17に示すように、横型ブラインドは、ラダーコード43のみを備える箇所があってもよい。ラダーコード43は、前側縦糸43A1、後側縦糸43A2、及び、一対の横糸43Bを備える。本変形例の場合には、スラット12は、一対の横糸43Bの間に挿入されず、スラット12は、一対の横糸43B上に載置される。本変形例であっても、実施形態と同様の効果を有する。
また、本実施形態は、図18に示す電動式の横型ブラインド10にも適用することができる。電動式の横型ブラインド10は、操作コードや、操作コードが掛装されたプーリーを備えないが、モーター等から構成される電動動力装置(図示省略)を備える。電動動力装置は、ヘッドボックス11内に搭載され、昇降軸やチルト軸を駆動可能である。本変形例であっても、実施形態と同様の効果を有する。
1 :サポート部材
3 :昇降コード
4 :ラダーコード
5 :ブラケット
6 :プーリー
7 :動力伝達装置
8 :速度調整部
9 :スラット押え
10 :横型ブラインド
11 :ヘッドボックス
12 :スラット
12U :上段のスラット
12L :下段のスラット
12A :第1切欠部
12B :第2切欠部
12a :前縁部
12b :後縁部
13A :昇降コード
13B :ラダーコード
14 :ボトムレール
15 :操作コード
15A :前側部分
15B :後側部分
16A :昇降軸
16B :チルト軸
23 :巻取軸
30 :チルトドラム
31 :第1昇降コード
32 :第2昇降コード
41 :第1ラダーコード
41A1 :前側縦糸
41A2 :後側縦糸
41B :横糸
42 :第2ラダーコード
42A1 :前側縦糸
42A2 :後側縦糸
42B :横糸
43 :ラダーコード
43A1 :前側縦糸
43A2 :後側縦糸
43B :横糸
Cp1 :交差位置
Cp2 :交差位置

Claims (3)

  1. ヘッドボックスと、スラットと、第1昇降コードと、第1ラダーコードと、第2昇降コードと、第2ラダーコードとを備え、
    第1ラダーコードは、一対の第1縦糸と、一対の第1横糸とを有し、
    一対の第1縦糸は、前記ヘッドボックスから吊り下げられ、
    一対の第1横糸の間には、第1昇降コード及び前記スラットが挿入され、且つ、一対の第1横糸は互いに交差しており、
    第1昇降コードは、前記ヘッドボックスから吊り下げられ、
    第2ラダーコードは、一対の第2縦糸と、一対の第2横糸とを有し、
    一対の第2縦糸は、前記ヘッドボックスから吊り下げられ、
    一対の第2横糸の間には、第2昇降コード及び前記スラットが挿入され、且つ、一対の第2横糸は、互いに交差しており、
    第2昇降コードは、前記ヘッドボックスから吊り下げられ、
    前記スラットは、一対の第1縦糸のうちの一方と、一対の第1横糸が互いに交差する位置との間に配置され、且つ、第1及び第2縁部を有し、
    前記スラットの第1縁部には、一対の第1縦糸のうちの一方及び第1昇降コードが位置しており、
    前記スラットの第2縁部には、第1切欠部が形成され、第1切欠部には、一対の第1縦糸のうちの他方が位置しており、
    前記スラットは、一対の第2縦糸のうちの一方と、一対の第2横糸が互いに交差する位置との間に配置され、
    前記スラットの第1縁部には、一対の第2縦糸のうちの一方が位置し、
    前記スラットの第2縁部には、第2切欠部が形成され、第2切欠部には、一対の第2縦糸の他方及び第2昇降コードが位置しており、
    第2昇降コードのうち一対の第2横糸の間に挿入されている部分は、第2縁部の第2切欠部から、一対の第2縦糸のうちの他方までの間を移動自在である、横型ブラインド。
  2. 請求項1に記載の横型ブラインドであって、
    第1切欠部は、前記スラットの長手方向の中央部に形成されている、横型ブラインド。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の横型ブラインドであって、
    第1縁部が第2縁部よりも下に位置するように前記スラットが傾いている状態において、前記スラットが引き上げられているとき、第1横糸は、第1切欠部に引っ掛かるように構成される、横型ブラインド。
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