JP2006177016A - 横型ブラインドのスラット角度調節装置及びスラット操作装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ヘッドボックス1から垂下される操作棒の操作に基づいて、ヘッドボックス1内の駆動軸7を回転駆動してスラットを角度調節する横型ブラインドにおいて、ヘッドボックス1内には、操作棒の回転を駆動軸に伝達するギヤボックス8を設け、ギヤボックス8には操作棒をスラットの前後に吊下支持可能とするフック35を設けた。
【選択図】 図15
Description
この発明の目的は、操作方向を左右に転換可能とする横型ブラインドのスラット角度調節装置を提供することにある。また、スラット角度調節装置の操作方向を左右に転換可能としながら、昇降コードの引き出し方向をヘッドボックスの前後方向に容易に転換して、昇降コードの操作位置をヘッドボックスの左右方向に転換可能とする横型ブラインドのスラット操作装置を提供することにある。
前記スラット3には、前記各ラダーコード2による支持部近傍において昇降コード10がそれぞれ挿通され、各昇降コード10の一端に前記ボトムレール4が吊下支持されている。
次に、前記ストッパ装置11の具体的構成を説明する。図2に示すように、ストッパ装置11はそのケース14が上方を開口した溝型のヘッドボックス1に対し下方から嵌着されている。すなわち、図5に示すように、ストッパ装置11の取付け位置には、ヘッドボックス1の底辺及び側辺の上下方向中央部まで切除した取付孔15が設けられ、その取付孔15にケース14が嵌着されている。
図12〜図14に示すように、前記操作棒9を吊下支持するギヤボックス8の下面には、2つのフック24a,24bが突出され、そのフック24a,24bに操作棒9を吊下支持可能となっている。
次に、上記のように構成された横型ブラインドの作用を説明する。図1に示すように、ストッパ装置11及び操作棒9をヘッドボックス1の右端側に位置させる右操作用として使用する場合には、図4に示すように、ストッパ本体16をその係止溝23aがケース14の係止突条22aに係合する状態で位置決めする。また、図14に示すように操作棒9はヘッドボックス1の前方に位置するフック24aから吊下支持される状態とする。
(1)昇降コード10をヘッドボックス1の前後方向のいずれかを選択して取り出し可能としたので、右操作用あるいは左操作用のいずれかを選択することができる。
(2)ストッパ本体16をケース14に対し回動させ、かつ位置決めすることができるので、ヘッドボックス1を左右方向に転換して、右操作用あるいは左操作用のいずれを選択した場合でも、昇降コード10をヘッドボックス1の前部から垂下させることができる。従って、昇降コード10とスラット3の干渉による損傷を未然に防止することができる。
(3)ストッパ本体16をケース14に対し前後方向に移動させ、さらにスライド部20及び第二の係止孔19a,19bに沿ってヘッドボックス1に没入させる方向に移動させて、係止突条22a,22bと係止溝23a,23bとを弾性的に係合させることにより、ストッパ本体16をケース14に容易に固定することができる。
(4)ヘッドボックス1の上方から係止片21a,21bを操作して、ヘッドボックス1に近づく方向に弾性変形させることにより、係止突条と係止溝との係合を容易に解除することができる。
(5)係止突起17a,17bがスライド部20及び第二の係止孔19a,19b内に移動した状態では、突部25によりその状態を保持することができる。従って、この状態からストッパ本体16をスライド部20及び第二の係止孔19a,19bに沿って移動させれば、係止突条22a,22bと係止溝23a,23bとを容易に係合させることができる。
(6)ストッパ本体16は、ケース14の両側辺間で前後方向にのみ移動可能に支持することができる。
(7)ギヤボックス8から2つのフック24a,24bをヘッドボックス1の前後方向に向かって突出させ、いずれかのフック24a,24bに操作棒9を取付可能とした。従って、ヘッドボックス1を左右方向に転換しても、操作棒9をヘッドボックス1の前部から垂下させることができる。
(第二の実施の形態)
図15〜図18は、第二の実施の形態を示す。この実施の形態は、ヘッドボックス1を左右方向に転換しても、操作棒9をヘッドボックス1の前部から垂下可能とするスラット角度調節装置を示す。
前記第三の伝達歯車31a,31bの側方において、ケース8aには一対の入力軸32a,32bが回転可能に支持されている。この入力軸32a,32bは、その下端部がケース8aの底面両側部にそれぞれ露出するように斜めに支持され、各入力軸32a,32bの上端部には前記第三の伝達歯車31a,31bに噛み合う斜歯歯車で構成される第四の伝達歯車33a,33bがそれぞれ一体に形成されている。
このような構成により、入力軸32a,32bのいずれかにフック35を嵌着し、そのフック35に操作棒9を掛止めし、その操作棒9を回転操作すると、フック35を介して入力軸32a,32bが回転される。入力軸32a,32bの回転は、第四及び第三の伝達歯車33a,33b,31a,31bを介して伝達軸29に伝達され、伝達軸29の回転が第二及び第一の伝達歯車30,27を介して駆動軸7に伝達される。
さて、上記のように構成されたスラット角度調節装置では、フック35が一方の入力軸32aに嵌挿されている状態では、操作棒9がヘッドボックス1の右端側から吊下支持される右操作用として使用可能である。この状態では、操作棒9を回転操作に基づいてフック35を介して入力軸32aが回転され、その入力軸32aの回転が伝達軸29及び第一の伝達歯車27を介して駆動軸7に伝達される。そして、駆動軸7の回転に基づいて、スラット3が角度調節される。
図1に示すように、操作棒9がヘッドボックス1の右端側から吊下支持される右操作用として使用される場合には、図15及び図16に示すように、フック35が入力軸32aに嵌挿されている。
この状態では、フック35を入力軸32aから引き抜き可能となるので、図18に示すように、フック35を引き抜く。そして、フック外し39を原位置に復帰させ、フック35を他方の入力軸32bに嵌挿して、返し部37を入力軸32bの上端部に係合させる。
(1)ギヤボックス8に対し、フック35の差込位置を変更して、フック35の突出方向を変更することにより、操作棒9の操作位置をヘッドボックス1の左右方向に転換することができる。
(2)フック外し39のスライド操作により、フック35をギヤボックス8内の入力軸32a,32bから容易に引き抜くことができる。
・ストッパ本体16をケース14に位置決めする手段は、ケース14に係止溝を設け、ストッパ本体16に係止突条を設けてもよい。
・図11に示すように、ストッパ本体16の下部両側にリブ26を設けると、ストッパ本体16の移動操作を行うための操作性を向上させることが可能となる。
・第一の係止孔18は、楕円弧状、直線状としてもよい。
・第一の係止孔18、スライド部20、第二の係止孔19a,19bはヘッドボックス1に設けてもよい。
・ストッパ本体16をヘッドボックス1から突出する方向に移動させたとき、位置決めされるように構成してもよい。
(付記1)前記ストッパ装置は、
前記ヘッドボックスに固定されるケースと、
前記ケースに対し前記ヘッドボックスの前後方向に移動可能に支持されるストッパ本体とから構成し、
前記ケースと前記ストッパ本体とに、該ストッパ本体をその移動端部で位置決めする係止手段を設けたことを特徴とする請求項8記載の横型ブラインドのスラット操作装置。
(付記2)前記ケースを合成樹脂で成形し、前記係止手段は前記ケースとストッパ本体との一方に形成した係止突条と、他方に形成した係止溝とで構成し、前記係止突条を係止溝に対し弾性的に係合可能としたことを特徴とする付記1記載の横型ブラインドのスラット操作装置。
(付記3)前記ケースには、前記ストッパ本体を回動可能に支持する第一の係止孔と、前記移動端部において前記ストッパ本体を位置決め位置に案内する案内孔とを設けたことを特徴とする付記1又は2記載の横型ブラインドのスラット操作装置。
(付記4)前記ストッパ本体には、第一及び第二の係止突起を設け、前記第一の係止突起を前記第一の係止孔に係合させて前記ストッパ本体を移動可能に支持し、前記案内孔は、前記移動端部で前記第一及び第二の係止突起を保持して前記ストッパ本体の前後方向の移動を阻止した状態で前記位置決め位置に案内する第一及び第二の案内孔とから構成したことを特徴とする付記3記載の横型ブラインドのスラット操作装置。
(付記5)前記ケースの両側辺に前記第一及び第二の案内孔を設け、前記ストッパ本体を前記両側辺に沿って前後方向にのみ移動可能に支持したことを特徴とする付記4記載の横型ブラインドのスラット操作装置。
(付記6)前記解除手段は、前記係止突条若しくは係止溝のいずれかを備えた係止片を上方に向かって延設して構成したことを特徴とする付記2乃至5のいずれか1項に記載の横型ブラインドのスラット操作装置。
3 スラット
4 ボトムレール
7 駆動軸
8 ギヤボックス
8a ケース
9 操作棒
10 昇降コード
11 ストッパ装置
14 ケース
16 ストッパ本体
17a 第一の係止突起
17b 第二の係止突起
18 移動溝(第一の係止孔)
19a,19b 案内孔、案内溝、案内手段(第二の係止孔)
20 案内孔、案内溝、案内手段(スライド部)
21a,21b 解除手段(係止片)
22a,22b 係止手段(係止突条)
23a,23b 係止手段(係止溝)
24a,24b フック
27,30,31a,31b,33a,33b 伝達歯車
32a,32b 入力軸
34 貫通孔
35 フック
36 抜け止め手段(二股部)
37 抜け止め手段(返し部)
39 フック外し
44 押圧辺
Claims (8)
- ヘッドボックスから垂下される操作棒の操作に基づいて、前記ヘッドボックス内の駆動軸を回転駆動してスラットを角度調節する横型ブラインドにおいて、
前記ヘッドボックス内には、前記操作棒の回転を前記駆動軸に伝達するギヤボックスを設け、前記ギヤボックスには前記操作棒を前記スラットの前後に吊下支持可能とするフックを設けたことを特徴とする横型ブラインドのスラット角度調節装置。 - 前記フックは、前記ギヤボックスから前記スラットの前後方向のいずれかに突出するように、前記ギヤボックスに対し付け替え可能としたことを特徴とする請求項1記載の横型ブラインドのスラット角度調節装置。
- 前記フックは、前記ギヤボックスから前記スラットの前後方向にそれぞれ突出させたことを特徴とする請求項1記載の横型ブラインドのスラット角度調節装置。
- 前記ギヤボックスには、2本の入力軸と、該入力軸の回転を前記駆動軸に伝達する伝達歯車を設け、前記入力軸には前記フックを相対回動不能に保持する貫通孔を設け、前記フックには前記貫通孔に着脱可能に係合する抜け止め手段を設けたことを特徴とする請求項2記載の横型ブラインドのスラット角度調節装置。
- 前記抜け止め手段は、前記フックの上端部に設けた二股部と、該二股部の一方に設けられた返し部とで構成し、前記返し部は前記貫通孔を潜り抜けて前記入力軸の上端に弾性的に係合することを特徴とする請求項4記載の横型ブラインドのスラット角度調節装置。
- ギヤボックスには、前記返し部と入力軸との係合を解除するフック外しを備えたことを特徴とする請求項5記載の横型ブラインドのスラット角度調節装置。
- 前記フック外しは、前記ギヤボックスのケースに対しスライドして、前記返し部と入力軸との係合を解除するように該返し部を押圧可能としたことを特徴とする請求項6記載の横型ブラインドのスラット角度調節装置。
- ヘッドボックスから昇降コードを引き出すことにより、スラットを引き上げ操作可能とし、前記ヘッドボックス内に前記昇降コードを引き込ませることによりスラットを下降操作可能とし、前記昇降コードは前記スラットの自重降下を防止するストッパ装置を経て前記ヘッドボックスから垂下させ、前記ヘッドボックスから垂下される操作棒の操作に基づいて、前記ヘッドボックス内の駆動軸を回転駆動して前記スラットを角度調節する横型ブラインドにおいて、
前記ヘッドボックス内には、前記操作棒の回転を前記駆動軸に伝達するギヤボックスを設け、前記ギヤボックスには前記操作棒を前記スラットの前後に吊下支持可能とするフックを設け、前記ストッパ装置をヘッドボックスの前後方向に移動可能に支持し、前記ストッパ装置の移動端部で該ストッパ装置に弾性的に係合して位置決めする係止手段と、該係止手段の係合を解除する解除手段とを備えたことを特徴とする横型ブラインドのスラット操作装置。
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