JP5148954B2 - ストッパー装置 - Google Patents

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Description

本発明は、操作コードの係止/解除を切り替えることができて、操作コードの移動を停止可能となったストッパー装置に関する。
従来、この種のストッパー装置としては、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。このコードストッパー装置では、ストッパーケースと、ストッパーケースの端部上側に形成された挟持部材と、操作コードの移動に伴ってストッパーケースの底面上を転動しストッパーケースの端で挟持部材との間に操作コードを締め付けて操作コードの移動を停止する挟持ローラと、挟持ローラに係合して操作コードの反操作側の作用による操作コードの移動に伴う挟持ローラの転動を停止する切換部材とを備えており、切換部材は、ストッパーケースに対して上下に摺動可能に配置されており、切換部材には挟持ローラの軸を受け入れ可能な鈎部が形成され、鈎部の下側には、操作コードの操作側を引いたときに挟持ローラの軸が当たって切換部材を押し上げる第1案内面が形成され、鈎部の上側には、操作コードの移動によって挟持ローラが転動する際には、挟持ローラの軸が当たって切換部材を押し下げるように働く第2案内面が形成されている。
挟持部材と挟持ローラとの間で操作コードが係止されている状態から、操作コードの操作側を僅かに引くと、挟持ローラはストッパーケースの底面上を転動し、挟持ローラの軸は鈎部の第1案内面に当たって鈎部を押し上げる。この状態で操作コードを引く操作を止めると、挟持ローラの軸は鈎部の凹みに係合するため、操作コードは解除されて、操作コードは反操作側への移動が許容される。さらに、この状態から操作コードの操作側を引くと、挟持ローラの軸は完全に鈎部から外れ、適当な所まで操作コードを操作側に引いて操作コードの操作を止めると、挟持ローラの軸は鈎部の上を通り、第2案内面に沿って鈎部を下方に押して挟持部材と挟持ローラとの間で昇降コードを係止する状態となり、操作コードの停止を行うことができる。
特許第2752303号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、挟持ローラの軸が鈎部の周りを相対的に回ることで動作の切替を行っているために、操作コードがストッパー装置によって係止されている状態からこの状態を解除するために操作コードを引く操作量の最大量と、操作コードを引いている状態から操作コードの引く操作を緩めて操作コードを係止させたときの操作コードの戻り量とは、前記鈎部の形状によって決まり、両者は無関係ではなく、ほぼ同じ量となる。
ストッパー装置の解除操作をし易くするために操作コードの操作量をある程度多く確保すると、操作コードを係止させる際の操作コードの戻り量もその分多くなってしまう。そのため、操作コードを所望の位置で停止することが困難になる。
逆に操作コードを所望の位置で停止させるために操作コードの戻り量を少なくなるように鈎部の大きさを小さく設定すると、その分ストッパー装置の解除操作に必要な操作コードの操作量が小さくなってしまい、ストッパー装置の解除が難しくなってしまう、という問題がある。つまり、操作コードを引いても、操作コードが再び停止されてしまい、解除できなくなる事態が発生する。
本発明はかかる課題に鑑みなされたもので、操作コードの係止/解除の切換を円滑に行うことができるストッパー装置を提供することをその目的とする。
前述した目的を達成するために、請求項1記載の発明は、操作端と反操作端とを有し反操作端に負荷が作用する操作コードが挿通する固定のストッパーケースと、ストッパーケース内に配置されて操作コードを係止及び係止解除可能なロック部と、操作コードの移動を動力源としロック部の動作を制御する制御部と、を有して、操作コードの反操作端側への移動を停止可能となったストッパー装置であって、
前記制御部は、操作コードの移動に応じてストッパーケースに対してスライド可能となったスライダーと、操作コードの移動に応じて回転移動可能な回転部材と、回転部材と協働する係合部材とを備え、回転部材と係合部材との係合によって前記スライダーの移動が誘導されることに応じて前記ロック部による操作コードの係止及び係止解除が切り替えられ、
前記スライダーまたはストッパーケースには、操作コードの移動によって回転可能なローラが支持されており、ローラにはギヤが設けられ、前記回転部材には該ギヤと噛合い可能なギヤが設けられ、回転部材はローラが回転することによって回転し、
前記制御部の作動により、操作コードがロック部に係止されている状態からの操作コード操作端側の一回の引く操作により、この引く量に応じて、操作コードが引かれている状態から引く力が緩んだ際の操作コードの前記ロック部による係止及び係止解除が切り替え可能となっており、操作コードの操作端が引かれている状態から引く力が緩み操作コードが係止されたときに操作コードの反操作端側からの負荷の作用によって操作コードが反操作端側へ戻る量と、操作コードがロック部に係止されている状態から係止を解除することができる操作コードの操作量の範囲の最大量とが無関係に設定されることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のものにおいて、操作コードの操作端が引かれている状態から引く力が緩み操作コードが係止されたときに操作コードの反操作端側からの負荷の作用によって操作コードが反操作端側へ戻る量よりも、操作コードがロック部に係止されている状態から係止を解除することができる操作コードの操作量の範囲の最大量の方が多いことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、操作端と反操作端とを有し反操作端に負荷が作用する操作コードが挿通する固定のストッパーケースと、ストッパーケース内に配置されて操作コードを係止及び係止解除可能なロック部と、操作コードの移動を動力源としロック部の動作を制御する制御部と、を有して、操作コードの反操作端側への移動を停止可能となったストッパー装置であって、
前記制御部は、操作コードの移動に応じてストッパーケースに対してスライド可能となったスライダーと、操作コードの移動に応じて回転移動可能な回転部材と、回転部材と協働する係合部材とを備え、回転部材と係合部材との係合によって前記スライダーの移動が誘導されることに応じて前記ロック部による操作コードの係止及び係止解除が切り替えられ、
前記スライダーまたはストッパーケースには、操作コードの移動によって回転可能なローラが支持されており、ローラにはギヤが設けられ、前記回転部材には該ギヤと噛合い可能なギヤが設けられ、回転部材はローラが回転することによって回転し、
前記制御部の作動により、操作コードがロック部に係止されている状態からの操作コード操作端側の一回の引く操作により、この引く量に応じて、操作コードが引かれている状態から引く力が緩んだ際の操作コードの前記ロック部による係止及び係止解除が切り替え可能となっており、回転部材の回転移動の少なくとも一部の移動量が、操作コードがロック部に係止されている状態から係止を解除することができる操作コードの操作量の範囲に対応することを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の前記回転部材と係合部材のいずれか一方に、カム溝が形成され、カム溝は、外周部から回転部材の回転中心に向かって窪むように形成された規制部と、規制部に一端部が繋がり円周方向に延びる略円形状の案内部と、を有し、前記回転部材と係合部材のいずれか他方が、規制部に位置づけられたときにロック部によって操作コードの係止がなされ、案内部に位置づけられたときにロック部による操作コードの係止解除がされることを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項記載の規制部と案内部の一端部との間には段差が形成され、案内部の一端部の方が規制部よりも溝底が深くなっており、案内部には一端部側から他端部側に向かって溝底が漸次浅くなるスロープ部が形成されることを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項又は記載の前記カム溝が、案内部の他端部と繋がり回転部材の回転中心に向かって延びて規制部に繋がる誘導部をさらに有することを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項記載の前記案内部の内側壁面が、一端部側から他端部側に向かって、回転部材の回転中心との距離が漸次大きくなる変形円弧状を描いており、誘導部から規制部までの距離よりも規制部から案内部までの距離の方が小さく設定されることを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項ないしのいずれか1項に記載の前記回転部材と係合部材のいずれか他方が、カム溝の案内部に沿って相対移動する際に、前記回転部材と係合部材のいずれか他方は案内部の外側壁面と離間していることを特徴とする。
本発明によれば、制御部の作動により、操作コードがロック部に係止されている状態から操作コード操作端側を引く量に応じて、前記ロック部による操作コードの係止及び係止解除が切り替え可能となっているため、連続的にストッパー装置の係止動作を行わせることも可能になって操作性が向上する。
また、スライダーのスライドと、回転部材の回転移動とを組み合わせることで、操作コードの係止解除のための操作コードの操作量の範囲を大きく確保しながら、コンパクトに構成することができるようになる。
さらに、ローラを介して、操作コードの移動に応じて回転部材を回転させることができる。
さらに請求項1記載の発明によれば、操作コードの操作端が引かれている状態から引く力が緩み操作コードが係止されたときに操作コードの反操作端側からの負荷の作用によって操作コードが反操作端側へ戻る量と、操作コードがロック部に係止されている状態から係止を解除することができる操作コードの操作量の範囲の最大量とが無関係に設定されるために、それぞれを独立的に適切な量に設定することで操作コードの係止/解除の切換を円滑に行うことができ、操作性を向上させることができる。
請求項2記載の発明によれば、操作コードの操作端が引かれている状態から引く力が緩み操作コードが係止されたときに操作コードの反操作端側からの負荷の作用によって操作コードが反操作端側へ戻る量よりも、操作コードがロック部に係止されている状態から係止を解除することができる操作コードの操作量の範囲の最大量の方が多いため、操作コードの係止/解除の切換を円滑に行うことができ、操作性を向上させることができる。
請求項3記載の発明によれば、回転部材の回転移動の少なくとも一部の移動量を、操作コードがロック部に係止されている状態から係止を解除することができる操作コードの操作量の範囲に対応させることで、操作コードの係止解除のための操作コードの操作量の範囲を大きく確保することができるようになる。
請求項記載の発明によれば、回転部材と係合部材のいずれか他方がカム溝の案内部を相対移動する移動量を利用して、操作コードの係止解除のための操作コードの操作量の範囲を大きく確保することができるようになる。
請求項記載の発明によれば、規制部と案内部との間の段差によって、回転部材と係合部材のいずれか他方の相対移動を規制して、操作コードの係止から係止解除までの動作を確実にすることができる。操作コードの引く操作を緩めたときに、回転部材と係合部材のいずれか他方が案内部の任意の位置にいても、係止解除を維持することができる。
請求項記載の発明によれば、回転部材と係合部材のいずれか他方が誘導部を通して規制部へと相対移動することで、操作コードが大きく引かれている状態から操作コードを確実に係止することができるようになる。
請求項記載の発明によれば、回転部材と係合部材のいずれか他方が誘導部から規制部へ相対移動する距離よりも規制部から案内部へと相対移動する距離の方が小さく設定されることから、操作コードを引くときのコードの伸びなどによる操作コードの引ききりが発生しても、操作コードを係止している状態から係止解除を確実に行うようにすることができる。
請求項記載の発明によれば、回転部材と係合部材のいずれか他方が案内部の外側壁面と離間して相対移動することによって、回転部材と係合部材のいずれか他方が案内部の外側壁面と接触するのを防止して回転部材の回転を円滑にして部品の耐久性を向上させることができる。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明のストッパー装置が適用される一例としてのブラインドの全体正面図である。
図1において、10はブラインドであり、ブラインド10は取付固定面にブラケットによって固定されるヘッドボックス12を有している。ヘッドボックス12からは、複数のラダーコード14が垂下されて、ラダーコード14は、遮蔽材を構成する多数のスラット16を整列状態で支持しており、ラダーコード14の下端は、スラット16の下方に設けられるボトムレール18に連結される。
ボトムレール18には、操作コードである複数の昇降コード20の一端が連結されている。そして、各昇降コード20は、対応するラダーコード14と同じ幅方向位置において、多数のスラット16を上下方向に挿通して、ヘッドボックス12内に導入され、ガイドローラ22によって水平方向に転回して、ヘッドボックス12内でその長手方向に延びて、ヘッドボックス12内に配置されたストッパー装置30を通過している。さらに、ヘッドボックス12から導出されており、その他端は操作つまみ24に連結されている。
以上の例では、ストッパー装置30は、昇降コードである操作コード20の係止/解除を切り替えるもので、操作コード20の前記他端が操作側となっており、操作コード20の前記一端の反操作側には、常時、ボトムレール18またはボトムレール18及びスラット16等の負荷の重量が作用している。但し、図示の例は一例であり、ブラインドに用いられる以外の任意のものに使用される操作コードに本発明のストッパー装置を適用することが可能であり、操作コードの反操作側に作用する負荷に対抗して操作コードを係止させることで、操作コードを停止させる機能と、操作コードの操作側からの引く力によって該係止を解除する機能と、が要求される任意のストッパー装置に適用することができる。
ストッパー装置30の詳細構造を、図2〜図6を参照して以下に説明する。
ストッパー装置30は、大まかに、ストッパーケース32と、制御部34と、操作コード20を挟持することで係止可能なロック部36と、を有している。
ストッパーケース32は、ヘッドボックス12内に固定されるもので、前記複数の操作コード20はストッパーケース32を挿通している。
制御部34は、操作コード20の移動を動力源としロック部36の動作を制御するもので、ストッパーケース32内を左右にスライド可能となったスライダー40を有している。スライダー40は中央に配置される中央壁40aによって前後に区分けされた2つの空間(第1空間40b、第2空間40c)を形成している。
第1空間40b内には、スライダー40に対して軸支されて操作コード20に接触する駆動ローラ42と、駆動ローラ42と操作コード20に対して反対側に配置されてスライダー40に架設された板バネ44(図3参照)と、が配設される。
板バネ44は駆動ローラ42の方に向かって突出し付勢されており、板バネ44と駆動ローラ42との間で操作コード20を弾性的に挟持している。よって、操作コード20の移動と共にスライダー40は同じ方向に移動することができる一方で、スライダー40が移動不可のときには、操作コード20のみが移動可能となっている。この操作コード20のみが移動する際には、駆動ローラ42は、操作コード20との間に発生する摩擦によって回転するようになっている。駆動ローラ42の軸は中央壁40aを挿通して第2空間40c内へと延びている。
第2空間40c内には、前記駆動ローラ42の軸と一体的に連結されて駆動ローラ42と一体に回転する駆動ギヤ46と、円筒形状をなして第2空間40c内で回転可能にはめ込まれた回転部材であるカム部材48と、が配設される。
カム部材48は、図6に示すように前後で2つの部分に分かれており、図2において4−4線に沿って切った部分においては、図4に示すようにその内側に該駆動ギヤ46と噛合うギヤ48aが形成され、図2において5−5線に沿って切った部分においては、図5に示すようにカム部を構成するカム溝50が形成されている。
このカム溝50の構成について、図7及び図8を参照しながら説明する。カム溝50は、カム部材48の外周部から内径方向に向かって窪むように形成された規制部50aと、規制部50aに一端部が繋がり、カム部材48の外周縁に沿って円周方向に延びる略円形状の案内部50bと、案内部50bの他端部に繋がり、内径方向へと延びて規制部50aに繋がる誘導部50cと、からなる。
案内部50bは、その一端部50dと他端部50eとを除く部分がスロープ部50fとなっており、スロープ部50fは、一端部側から他端部側に向かって漸次溝底が浅くなっている。案内部50bの他端部50eと誘導部50cの溝底の深さは同じであり、誘導部50cと規制部50aとの間には段差50gが形成されて、誘導部50cよりも規制部50aの方が溝底が深く、規制部50aと案内部50bの一端部50dとの間には段差50hが形成されて、規制部50aよりも一端部50dの方が溝底が深くなっている。
案内部50bの内側壁面は、一端部側から他端部側に向かって、カム部材48の回転中心との距離が漸次大きくなる変形円弧状を描いている。そのため、カム部材48の回転中心から案内部50bまでの距離については、案内部50bの他端部50eと中心との距離をX、案内部50bのスロープ部50fの中間地点と中心との距離をY、案内部50bの一端部50dと中心との距離をZとしたときに、X>Y>Zが成り立っている。言い換えると、誘導部50cに入って規制部50aに至る距離よりも、規制部50aから案内部50bに入る距離の方が小さく設定される。
制御部34は、さらに、カム溝50に先端が摺動可能に挿入される係合部材としてのピン52を有する。ピン52は、ストッパーケース32の壁を挿通してストッパーケース32に支持される。ピン52の基端はストッパーケース32に架設された板バネ54に弾接されており、板バネ54によってピン52はカム溝50の方向へと付勢されて、ピン52の先端はカム溝50の溝底に常時接触するようになっている。
ロック部36は、ストッパーケース32に固定的に軸支され外周面にローレットが形成された固定ローラ60と、スライダー40に取り付けられて外周面にローレットが形成された可動ローラ62と、から構成され、固定ローラ60は操作コード20の上方に、可動ローラ62は操作コード20の下方に配置される。ストッパーケース32の底上面には、可動ローラ62と噛合うローレット部32aが形成されており、可動ローラ62はローレット部32aに噛合って転動しながらストッパーケース32内をスライダー40と共に移動する。そして、可動ローラ62が固定ローラ60に接近することで、操作コード20が両者の間に挟持されて、係止される。また、可動ローラ62が固定ローラ60から離反している状態では、操作コード20は移動可能となる。
以上のように構成されるストッパー装置30の作用を、図9を参照して説明する。
まず、操作コード20を係止している状態から係止解除する操作について説明する。図9Aは、操作コード20を係止しているストッパー装置30の状態を示している。この状態では、カム部において、ピン52がカム溝50の規制部50aに位置づけられており、よって、スライダー40は全体的に図において右方へ変位しており、このため、固定ローラ60と可動ローラ62とが接近して、両者で操作コード20を挟持している。
この状態から操作コード20の操作端を僅かに引くと、スライダー40が操作コード20と共に図の左方へと移動する。これによって、ピン52は相対的に、規制部50aの位置から移動して、案内部50bの一端部50dへと移動する。この移動の際には、ピン52は、溝底が浅い規制部50aから溝底が深い一端部50dへと移動するので、円滑に段差50hを越えて移動することができ、逆戻りはできない。
スライダー40は、ストッパーケース32内の可能な範囲で左方へと移動して、図9Bに示すように、ストッパーケース32に当接してそれ以上左方へ移動することができなくなると、操作コード20のみが移動して、これに応じて駆動ローラ42(図3参照)が同図において左回りに回転する。すると、駆動ギヤ46を介してカム部材48も左回りに回転して、図9Cのように、ピン52は案内部50bのスロープ部50fを相対的に移動する。尚、このとき、ピン52は案内部50bの外側壁面とは接触せずに常時離間しており、従って、カム部材48の回転を円滑にして部品の耐久性を向上させることができる。
ピン52が段差50hを越えて案内部50bの一端部50aにある位置から、誘導部50cに達する手前である案内部50bの他端部50eまでの任意の地点に位置している状態で、操作コード20の操作端を引く力を緩めると、操作コード20は反操作端のボトムレール18等の重力により引っ張られて、図の右方へと移動する。これによって、スライダー40も同じ右方へと移動するが、ピン52に案内部50bの壁面が当たり、それ以上は一緒に移動することができなくなる。操作コード20はその移動が妨害されることはなく、また、カム部材48は、操作コード20の移動によって右回りに回転することになるが、図9Dの状態まで回転すると、それ以上の回転が禁止されて、スライダー40に対して滑りながら操作コード20のみが移動する。ピン52は段差50hによって規制部50aの所まで戻ることができないので、可動ローラ62は固定ローラ60から離間した状態を維持し、こうして操作コード20は係止解除状態となる。このとき、ブラインド10では、操作コード20の反操作端が下降することで、スラット16及びボトムレール18の下降が行われる。
次に、操作コード20の係止解除状態から再び操作コード20を係止する操作について説明する。図9Dの状態から、操作コード20の操作端を大きく引くと、スライダー40が操作コード20と共に図の左方へと移動して、それ以上左方へ移動することができなくなる。そして、カム部材48が左回りに回転し、ピン52は、相対的に案内部50bの他端部50eに到達して図9Eの状態になる。すると、これ以上の回転は禁止されて、スライダー40に対して滑りながら、操作コード20のみが移動する。
そして、操作コード20の操作端の引く力を緩めると、操作コード20は反操作端のボトムレール18等の重力により引っ張られて、図の右方へと移動する。これによって、スライダー40も同じ右方へと移動し、ピン52は相対的に誘導部50cから規制部50aへと移動する。この移動の際には、ピン52は、溝底が浅い誘導部50cから溝底の深い規制部50aと移動するので、円滑に段差50gを超えて移動することができる。
こうして、図9Aの状態となり、操作コード20の係止がなされ、ブラインドのスラット16及びボトムレール18は停止する。
次に、操作コード20を係止している状態から、操作コード20の操作端を大きく引き続ける操作について説明する。図9Aのピン52はカム溝50の規制部50aに位置づけられた所からスライダー40が左方へと移動し図9Bとなり、スライダー40はそれ以上に左方へ移動することができなくなるので、カム部材48が左回りに回転し、図9Cの状態を経て図9Eの状態になる。ここで、カム部材48の回転も禁止されるので、操作コード20は、スライダー40に対して滑りながら移動する。このとき、ブラインドでは、操作コード20の反操作端が上昇することで、スラット16及びボトムレール18の上昇が行われる。
そして、操作コード20の操作端を引く力を緩めると、先に説明したのと同様に、スライダー40が右方へと移動し、ピン52は相対的に誘導部50cから規制部50aへと移動して、図9Aの状態となり操作コード20の係止がなされる。
以上説明したように、操作コード20を係止解除する操作については、操作コード20の操作端を僅かに引き、操作コード20を係止する操作については、操作コード20を大きく引くことで、2つの操作を切り替えることができる。この実施形態では、従来と異なり、係止解除するために僅かに引く操作コードの操作量の範囲を、ピン52が案内部50bの一端部50dから他端部50eまでを相対移動する距離とすることができて、その範囲を大きくとることができる。その範囲の最大量は、ピン52が規制部50aから案内部50bの一端部50dを経て他端部50eにまで達する距離に対応し、多くすることができる。
一方、操作コード20の操作端を大きく引いている状態から、操作端を引く操作を停止したときの操作コード20の戻り量は、誘導部50cの距離とほぼ等しくなり、前記案内部50bの距離とは無関係に短くすることができる。これによって、ブラインド10では、スラット16を最上昇させたときの最上段スラット16とヘッドボックス12の下面との間にできる隙間を小さくすることができる。
好ましくは、係止解除するために僅かに引く操作コード20の操作量の範囲は、その範囲の最小量が前記戻り量よりも少なく、その範囲の最大量が戻り量よりも多いとよい。前記図7において、X>Zとすることで、最小量を戻り量よりも少なくすることができる。これによって、操作コード20を引き続けているときに、強く引きすぎて、操作コード20に伸びが生じて操作コードの引ききりが発生し、操作コード20が係止されたとしても、係止解除に必要な最小量が戻り量よりも少なく余裕があるために、確実に係止解除することができる。これは、ブラインド10において、スラット16が最上昇しており、最上段スラット16とヘッドボックス12の下面との間の隙間が戻り量に相当する場合に、その戻り量の範囲において、操作コード20の係止解除を確実に行うことができることを意味する。
尚、以上の例では、ピン52が固定でカム溝50が操作コード20の移動に応じて回転移動可能となっていたが、これを反対にして、カム溝50が固定の係合部材となり、ピン52が操作コード20の移動に応じて回転移動する回転部材となることでもよい。
図10〜図12は、本発明のストッパー装置の第2実施形態である。
この実施形態のストッパー装置70は、大まかに、ストッパーケース72と、制御部74と、操作コード20を挟持することで係止可能なロック部76と、を有している。
ストッパーケース72は、ヘッドボックス12内に固定されるもので、前記複数の操作コード20はストッパーケース72を挿通している。
制御部74は、操作コード20の移動を動力源としロック部76の動作を制御するもので、ストッパーケース72に軸支されたローレットローラ80と、ローレットローラ80と噛合う内歯を有する歯車82と、スライダー85とを有する。ローレットローラ80は、操作コード20が移動するとその方向に応じた方向に回転し、これに伴い歯車82が同じ方向に回転するようになっている。歯車82は回転部材としてのピン84を備えており、ピン84は歯車82の回転と共に円形軌跡を描いて回転移動する。
スライダー85は、ストッパーケース72内を上下にスライド可能となっており、その片面にはカム部86が形成される。カム部86は、図11に示すように、第1カム突出部86a、第2カム突出部86b、第3カム突出部86cとからなり、第1カム突出部86aと第2カム突出部86bは、前記ピン84と協働可能であり、第3カム突出部86cは、後述の可動ローラ92の回転軸92aと協働可能となっている。
ロック部76は、ストッパーケース72に固定的に軸支された固定ローラ90と、ストッパーケース72に対して移動可能に支持された可動ローラ92と、から構成され、固定ローラ90は操作コード20の上方に、可動ローラ92は操作コード20の下方に配置される。ストッパーケース72の底上面には、可動ローラ92と噛合うローレット部72aが形成されており、可動ローラ92はローレット部72aに噛合っている。また、可動ローラ92の回転軸92aは、ストッパーケース72に形成された溝72bにはめ込まれており、この溝72bの範囲内且つストッパーケース72の中央部に形成されたストッパー壁72cに当接するまでの範囲で、可動ローラ92は、ストッパーケース72内を移動可能となっている。そして、可動ローラ92が固定ローラ90に接近することで、操作コード20が両者の間に挟持されて、係止される。また、可動ローラ92が固定ローラ90から離反している状態では、操作コード20は移動可能となる。
以上のように構成されるストッパー装置70の作用を、図11及び図12を参照して説明する。
まず、操作コード20を係止している状態から解除する操作について説明する。図11Aは、操作コード20を係止しているストッパー装置70の状態を示している。この状態では、ピン84は第2カム突出部86bに係止しており、スライダー85は上方に位置づけられており、同時に可動ローラ92は第3カム突出部86cとは離反している。そして、固定ローラ90と可動ローラ92とが接近して、両者で操作コード20を挟持している。
この状態から操作コード20の操作端を僅かに引くと、ローレットローラ80から回転が伝達して歯車82が回転し、ピン84が円形軌跡を回転移動する。同時に、可動ローラ92は操作コード20と一緒に転動して、図の左方へと移動して、図11B及び図12Bに示すように、回転軸92aが第3カム突出部86cに当接する。
さらに、操作コード20の操作端が左方へと移動すると、回転軸92aが第3カム突出部86cを摺接して、スライダー85を押し上げながら左方へと移動する。すると、図11C及び図12Cに示す状態となり、ピン84が第1カム突出部86aの下側を通り過ぎて左側へと移動して第1カム突出部86aに係止する。回転軸92aも第3カム突出部86cの下側を通り過ぎて左側へと移動する。すると、スライダー85も下降し、回転軸92aは第3カム突出部86cによって右方への移動が阻止される。
さらに、操作コード20が左方へと移動すると、図11D及び図12Dに示すように、歯車82が回転してピン84が円形軌跡を左回りに移動する。可動ローラ92は移動範囲において最左端まで移動した後は、それ以上移動することができないため、操作コード20は可動ローラ92に対して滑りながら移動する。
ピン84が第1カム突出部86aと第2カム突出部86bとの間の隙間を通過する手前(図11E)の任意のところで、操作コード20の操作端を引く力を緩めると、操作コード20は反操作端のボトムレール18等の重力により引っ張られて、図の右方へと移動する。これによって、ピン84は円形軌跡を右回りに移動し、これによって図11C及び図12Cの状態に戻り、操作コード20はその移動が妨害されることはない。可動ローラ92は、回転軸92aが第3カム突出部86cに当接することで、操作コード20と共に右方へ移動することができないため、操作コード20は可動ローラ92に対して滑りながら移動する。こうして、操作コード20は解除状態となる。このとき、ブラインド10では、操作コード20の反操作端が下降することで、スラット16及びボトムレール18の下降が行われる。
次に、操作コード20の解除状態から再び操作コード20を係止する操作について説明する。図11C及び図12Cの状態から、操作コード20の操作端を大きく引くと、ピン84が円形軌跡を左回りに移動し、図11Eに示すように、第1カム突出部86aと第2カム突出部86bとの間の隙間を通過して、第1カム突出部86aの右方へと移動する。すると、図11Fに示すように、ピン84が第1カム突出部86aに当接して、これ以上のピン84の移動は不可能になるので、操作コード20はローレットローラ80に対して滑りながら、移動する。
そして、操作コード20の操作端の引く力を緩めると、操作コード20は反操作端のボトムレール18等の重力により引っ張られて、図の右方へと移動する。これによって、図11Gに示すように、ピン84は円形軌跡を右回りに移動して第2カム突出部86bに到達して、第2カム突出部86bを上方へと押し上げるので、スライダー85が上昇する。同時に、可動ローラ92は操作コード20の移動に追従し、右方へと移動を開始する。すると、図11H、図12Hに示すように、可動ローラ92の回転軸92aは第3カム突出部86cの下方を通り、第3カム突出部86cを超えて移動することができる。
こうして、図11Aの状態に戻り、操作コード20の係止がなされ、ブラインドのスラット16及びボトムレール18は停止する。
次に、操作コード20を係止している状態から、操作コード20の大きく操作端を引き続ける操作について説明する。図11Aの状態から図11B〜図11Eの状態を経過して、図11Fの状態となり、ピン84及び可動ローラ92の移動は禁止されるので、操作コード20はローレットローラ80及び可動ローラ92に対して滑りながら移動する。このとき、ブラインドでは、操作コード20の反操作端が上昇することで、スラット16及びボトムレール18の上昇が行われる。
そして、操作コード20の操作端を引く力を緩めると、先に説明したのと同様、図11F、図11Hの状態を経過して、図11Aの状態となり操作コード20の係止がなされる。
以上説明したように、操作コード20を係止解除する操作については、操作コード20の操作端を僅かに引き、操作コード20を係止する操作については、操作コード20を大きく引くことで、2つの操作を切り替えることができる。この実施形態では、解除するときに僅かに引く操作コードの操作量の範囲を、ピン84が円形軌跡をほぼ一周回転移動する間の距離とすることができて、大きくとることができる。その範囲の最大量は、ピン84がほぼ一周移動する距離に対応し、多くすることができる。
一方、操作コード20の操作端を大きく引いている状態から、操作端を引く操作を停止したときの操作コード20の戻り量は、可動ローラ92がストッパーケース72を移動することができる距離として、前記ピン84の円形軌跡をほぼ一周移動する距離とは無関係に短くすることができる。
好ましくは、係止解除するために僅かに引く操作コード20の操作量の範囲は、その範囲の最小量が前記戻り量よりも少なく、最大量が戻り量よりも多いとよい。即ち、(図11F(図12F)から図11A(図12A)まで回転軸92aが移動する距離)>(図11A(図12A)から図11C(図12C)までピン84が移動する距離)とすることで、最小量を戻り量よりも少なくすることができる。これによって、操作コード20を引き続けているときに、強く引きすぎて、操作コード20に伸びが生じて操作コードの引ききりが発生し操作コード20が係止されたとしても、係止解除に必要な最小値が戻り量よりも小さく余裕があるために、確実に係止解除することができる。これは、ブラインド10において、スラット16が最上昇しており、最上段スラット16とヘッドボックス12の下面との間の隙間が戻り量に相当する場合に、その戻り量の範囲において、操作コード20の係止解除を確実に行うことができることを意味する。
尚、以上の例では、カム部86が上下にスライド可能でピン84が固定の円形軌跡を回転移動可能となっていたが、これに限るものではなく、カム部86のうちの第1カム突出部86aと第2カム突出部86bを回転部材とし、ピン84を係合部材とし、ピン84と第3カム突出部86cをスライダーに形成するようにしてもよい。
以上のように、スライダーの左右または上下移動と、回転部材の回転移動と、を適宜任意に組み合わせることにより、操作コードの係止解除のための操作コードの操作量の範囲を大きく確保しながら、コンパクトに構成することができるようになる。
本発明のストッパー装置が適用されるブラインドの全体正面図である。 第1実施形態によるストッパー装置の平面図(但し、内部構造をわかりやすくするために、板バネの図示を省略している)である。 図2の3−3線に沿って見た断面図である。 図2の4−4線に沿って見た断面図である。 図2の5−5線に沿って見た断面図である。 図2の6−6線に沿って見た断面図である。 カム部材の横断面図である。 カム部材のカム溝のある側から見た斜視図である。 ストッパー装置の動作を表す図である。 ストッパー装置の動作を表す図である。 ストッパー装置の動作を表す図である。 ストッパー装置の動作を表す図である。 ストッパー装置の動作を表す図である。 第2実施形態によるストッパー装置の平面図である。 第2実施形態によるストッパー装置の動作を表す図である。 第2実施形態によるストッパー装置の動作を表す図である。 第2実施形態によるストッパー装置の動作を表す図である。 第2実施形態によるストッパー装置の動作を表す図である。 第2実施形態によるストッパー装置の動作を表す図である。 第2実施形態によるストッパー装置の動作を表す図である。 第2実施形態によるストッパー装置の動作を表す図である。 第2実施形態によるストッパー装置の動作を表す図である。 第2実施形態によるストッパー装置の動作を表す図である。 第2実施形態によるストッパー装置の動作を表す図である。 第2実施形態によるストッパー装置の動作を表す図である。 第2実施形態によるストッパー装置の動作を表す図である。 第2実施形態によるストッパー装置の動作を表す図である。 第2実施形態によるストッパー装置の動作を表す図である。 第2実施形態によるストッパー装置の動作を表す図である。 第2実施形態によるストッパー装置の動作を表す図である。
符号の説明
30、70 ストッパー装置
32、72 ストッパーケース
34、74 制御部
36、76 ロック部
40、85 スライダー
42 駆動ローラ
46 駆動ギヤ
48a ギヤ
48 カム部材(回転部材、係合部材)
50 カム溝
50a 規制部
50b 案内部
50c 誘導部
50d 一端部
50e 他端部
50f スロープ部
52 ピン(係合部材、回転部材)
86 カム部(係合部材、回転部材)
84 ピン(回転部材、係合部材)

Claims (8)

  1. 操作端と反操作端とを有し反操作端に負荷が作用する操作コード(20)が挿通する固定のストッパーケース(32、72)と、ストッパーケース内に配置されて操作コードを係止及び係止解除可能なロック部(36、76)と、操作コードの移動を動力源としロック部の動作を制御する制御部(34、74)と、を有して、操作コードの反操作端側への移動を停止可能となったストッパー装置であって、
    前記制御部(34、74)は、操作コードの移動に応じてストッパーケース(32、72)に対してスライド可能となったスライダー(40、85)と、操作コードの移動に応じて回転移動可能な回転部材(48、52、84、86)と、回転部材と協働する係合部材(48、52、84、86)とを備え、回転部材と係合部材との係合によって前記スライダーの移動が誘導されることに応じて前記ロック部(36、76)による操作コードの係止及び係止解除が切り替えられ、
    前記スライダー(40)またはストッパーケース(72)には、操作コードの移動によって回転可能なローラ(42、80)が支持されており、ローラにはギヤ(46)が設けられ、前記回転部材(48、84)には該ギヤと噛合い可能なギヤ(48a、82)が設けられ、回転部材(48、84)はローラ(42、80)が回転することによって回転し、
    前記制御部(34、74)の作動により、操作コードがロック部に係止されている状態からの操作コード操作端側の一回の引く操作により、この引く量に応じて、操作コードが引かれている状態から引く力が緩んだ際の操作コードの前記ロック部による係止及び係止解除が切り替え可能となっており、操作コードの操作端が引かれている状態から引く力が緩み操作コードが係止されたときに操作コードの反操作端側からの負荷の作用によって操作コードが反操作端側へ戻る量と、操作コードがロック部に係止されている状態から係止を解除することができる操作コードの操作量の範囲の最大量とが無関係に設定されることを特徴とするストッパー装置。
  2. 操作コードの操作端が引かれている状態から引く力が緩み操作コードが係止されたときに操作コードの反操作端側からの負荷の作用によって操作コードが反操作端側へ戻る量よりも、操作コードがロック部に係止されている状態から係止を解除することができる操作コードの操作量の範囲の最大量の方が多いことを特徴とする請求項1記載のストッパー装置。
  3. 操作端と反操作端とを有し反操作端に負荷が作用する操作コード(20)が挿通する固定のストッパーケース(32、72)と、ストッパーケース内に配置されて操作コードを係止及び係止解除可能なロック部(36、76)と、操作コードの移動を動力源としロック部の動作を制御する制御部(34、74)と、を有して、操作コードの反操作端側への移動を停止可能となったストッパー装置であって、
    前記制御部(34、74)は、操作コードの移動に応じてストッパーケース(32、72)に対してスライド可能となったスライダー(40、85)と、操作コードの移動に応じて回転移動可能な回転部材(48、52、84、86)と、回転部材と協働する係合部材(48、52、84、86)とを備え、回転部材と係合部材との係合によって前記スライダーの移動が誘導されることに応じて前記ロック部(36、76)による操作コードの係止及び係止解除が切り替えられ、
    前記スライダー(40)またはストッパーケース(72)には、操作コードの移動によって回転可能なローラ(42、80)が支持されており、ローラにはギヤ(46)が設けられ、前記回転部材(48、84)には該ギヤと噛合い可能なギヤ(48a、82)が設けられ、回転部材(48、84)はローラ(42、80)が回転することによって回転し、
    前記制御部(34、74)の作動により、操作コードがロック部に係止されている状態からの操作コード操作端側の一回の引く操作により、この引く量に応じて、操作コードが引かれている状態から引く力が緩んだ際の操作コードの前記ロック部よる係止及び係止解除が切り替え可能となっており、回転部材の回転移動の少なくとも一部の移動量が、操作コードがロック部に係止されている状態から係止を解除することができる操作コードの操作量の範囲に対応することを特徴とするストッパー装置。
  4. 前記回転部材と係合部材のいずれか一方には、カム溝(50)が形成され、カム溝は、外周部から回転部材(48)の回転中心に向かって窪むように形成された規制部(50a)と、規制部(50a)に一端部(50d)が繋がり円周方向に延びる略円形状の案内部(50b)と、を有し、前記回転部材と係合部材のいずれか他方が、規制部(50a)に位置づけられたときにロック部(36)によって操作コード(20)の係止がなされ、案内部(50b)に位置づけられたときにロック部(36)による操作コード(20)の係止解除がされることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のストッパー装置。
  5. 規制部(50a)と案内部(50b)の一端部(50d)との間には段差(50h)が形成され、案内部(50b)の一端部(50d)の方が規制部(50a)よりも溝底が深くなっており、案内部(50b)には一端部(50d)側から他端部(50e)側に向かって溝底が漸次浅くなるスロープ部(50f)が形成されることを特徴とする請求項記載のストッパー装置。
  6. 前記カム溝(50)は、案内部(50b)の他端部(50e)と繋がり回転部材(48)の回転中心に向かって延びて規制部(50a)に繋がる誘導部(50c)をさらに有することを特徴とする請求項又は記載のストッパー装置。
  7. 前記案内部(50b)の内側壁面は、一端部側から他端部側に向かって、回転部材(48)の回転中心との距離が漸次大きくなる変形円弧状を描いており、誘導部(50c)から規制部(50a)までの距離よりも規制部(50a)から案内部(50b)までの距離の方が小さく設定されることを特徴とする請求項記載のストッパー装置。
  8. 前記回転部材と係合部材のいずれか他方がカム溝(50)の案内部(50b)に沿って相対移動する際に、該回転部材と係合部材のいずれか他方は、案内部(50b)の外側壁面と離間していることを特徴とする請求項ないしのいずれか1項に記載のストッパー装置。
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