JP5210230B2 - ブラインド - Google Patents

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本発明は、昇降コードと調光コードとを備え、第1遮蔽材と第2遮蔽材の露出割合を変化させることができ、特に、遮蔽材上昇時に調光コードの弛みを防ぐことができるブラインドに関する。
従来、この種のブラインドとしては、特許文献1に記載されたものが知られている。これによれば、第1昇降コードを巻取り可能な第1ドラムと第2昇降コードを巻取り可能な第2ドラムとをヘッドボックスに回転自在に支持し、それぞれのドラムをヘッドボックスに設けた第1及び第2送りねじ軸にねじ嵌合し、入力側からの回転は出力側に伝達するが、出力側からの回転は制止する第1及び第2クラッチの出力側を第1及び第2ドラムの回転軸にそれぞれ結合し、第1及び第2クラッチの入力側に第1及び第2コード操作機構の出力側をそれぞれ結合し、第1及び第2ドラムにそれぞれ相互に係合可能な第1及び第2係合部材を設けている。
第1操作コードを操作して第1ドラムを昇降コード巻取り方向に回転させて、ボトムレールを上昇させると、第1ドラムが回転すると共に第1送りネジ軸によってヘッドボックス内を移動する。そして、ボトムレールが中間レールを押し上げる状態になると、第1ドラムの第1係合部材が第2ドラムの第2係合部材とかみ合い、第2ドラムを昇降コード巻取り方向に回転させて第2昇降コードを巻き取らせるようになっている。これにより、第1操作コードの上昇を継続してボトムレールと共に中間レールを上昇させることができる。
しかしながら、上記特許文献1に記載されたブラインドでは、第1ドラムがヘッドボックス内を移動して、ボトムレールが中間レールを持ち上げる状態になったときに、第1ドラムの第1係合部材が第2ドラムの第2係合部材とかみ合うように互いの位置を設定する必要があるため、ブラインドの製品サイズに合わせて、第1係合部材及び第2係合部材の取付位置を調整する必要があり、その組立が困難であるという問題がある。
このような課題を解決するために、本出願人は特願2008−273635号にて調光コードの弛みを検出する弛み検出手段と、弛み検出手段による弛みの検出により第1巻取ドラムの回転に第2巻取ドラムの回転を連動させるように動作する連動手段と、を設け、弛み検出手段が調光コードの弛みを検出すると、昇降コードと調光コードの巻取りを連動させるようにしたブラインドを提案している。
特開2005−207161号公報
本発明は、遮蔽材上昇時に調光コードの弛みを防ぐことができ、さらに改良された昇降動作を行うブラインドを提供することをその目的とする。
前述した目的を達成するために、請求項1記載の発明は、ヘッドボックスに第1遮蔽材の上端が取り付けられ、第1遮蔽材の下端に取り付けられた中間バーに第2遮蔽材の上端が取り付けられ、ヘッドボックスから昇降可能に垂下した昇降コードの一端が第2遮蔽材の下端に取り付けられ、ヘッドボックスから昇降可能に垂下した調光コードの一端が中間バーに取り付けられ、昇降コードの一端が昇降することによって第2遮蔽材の下端が上昇・下降するようにし、調光コードの一端が昇降することによって中間バーが上昇・下降するようにして第1遮蔽材と第2遮蔽材の露出割合が変化するブラインドにおいて、
ヘッドボックス内には、昇降コードの他端が巻取り及び巻解き可能に連結される第1巻取ドラムと、調光コードの他端が巻取り及び巻解き可能に連結される第2巻取ドラムと、調光コードの弛みを検出する弛み検出手段と、弛み検出手段による弛みの検出により動作する連動手段と、連動手段を動作させないように規制することが可能な規制手段と、が設けられており、
弛み検出手段が調光コードの弛みを検出すると、連動手段が動作して第1巻取ドラムの回転に第2巻取ドラムの回転を連動させるようにし、第1遮蔽材の下端が上限位置まで上昇しているときには、規制手段が連動手段を動作させないように規制することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の規制手段の一部がヘッドボックスの下方から突出するとともにヘッドボックスに対して上下方向に移動可能であり、第1遮蔽材の下端が上限位置まで上昇しているときに、規制手段は、第1遮蔽材によってヘッドボックス内に押し込まれて、連動手段を規制する状態に保持されることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の連動手段が、第1巻取ドラムと一体回転可能な第1ギヤと、第2巻取ドラムと一体回転可能な第2ギヤと、弛み検出手段に連結される連動ギヤと、を有し、連動ギヤは、当該連動ギヤを介して第1ギヤと第2ギヤとが連動する位置と連動しない位置との間で移動可能であり、規制手段は連動ギヤを第1ギヤと第2ギヤとを連動しない位置に保持可能であることを特徴とする。
本発明によれば、第1巻取ドラムが昇降コードを巻取るように回転して昇降コードの一端が上昇中に調光コードが弛むような状態となると、弛み検出手段がその弛みを検出し、これによって動作する連動手段が、第1巻取ドラムの回転に第2巻取ドラムの回転を連動させるため、第1巻取ドラムとともに第2巻取ドラムが回転し、調光コードが第2巻取ドラムによって巻取られるため、昇降コードの一端の上昇にともなって中間バーが上昇しても、調光コードの余分な弛みの発生を防ぐことができる。
また、第1遮蔽材の下端が上限位置まで上昇しているときには、規制手段が連動手段を動作させないように規制したことにより、この状態で、第2遮蔽材の下端を下降させる操作を行なうと、第1巻取ドラムのみが回転し、第1遮蔽材を上限位置に保持しつつ、第2遮蔽材のみを下降させて露出させることができる。これにより、操作者の意図に合致した昇降動作を行わせることができる。
また、請求項2記載の発明によれば、第1遮蔽材の下端が上限位置まで上昇している間は、規制手段をヘッドボックス内に押し込んでいる状態を保持できるため、第1遮蔽材の下端が上限位置まで上昇している限りは、連動手段を動作させないようにすることができる。また、この間は新たに調光コードの弛みが発生することもないので、連動手段を動作させなくても、調光コードの弛みの問題が発生することもない。
本発明による実施形態のブラインドをヘッドボックスの内部とともに示す正面図である。 通常時における巻取ドラムを含むドラム受け付近の平面図である。 通常時における図2のA−A断面図である。 連動手段動作時における図2のA−A断面図である。 規制手段によって連動手段の動作が規制されたときの図2のA−A断面図である。 通常時における図2のB−B断面図である。 連動手段動作時における図2のB−B断面図である。 規制手段によって連動手段の動作が規制されたときの図2のB−B断面図である。 第1遮蔽材及び第2遮蔽材共に露出した状態を示すブラインドの正面図である。 図9Aから第2遮蔽材が完全に畳み込まれた状態を示すブラインドの正面図である。 図9Bからボトムレールと共に中間バーも上昇して、第1遮蔽材が畳み込まれている途中の状態を示すブラインドの正面図である。 図9Cから第1遮蔽材及び第2遮蔽材ともに完全に畳み込まれた状態を示すブラインドの正面図である。 図9Dからボトムレールが下降して第2遮蔽材のみが露出する状態を示すブラインドの正面図である。 第1遮蔽材が完全に畳み込まれた状態で第2遮蔽材が畳み込まれている途中の状態を示すブラインドの正面図である。 図10Aから第1遮蔽材及び第2遮蔽材が共に完全に畳み込まれた状態を示すブラインドの正面図である。 図10Bからボトムレールが下降して第2遮蔽材のみが露出する状態を示すブラインドの正面図である。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
図1において、10はヘッドボックスであり、ブラケット11によって窓枠や壁面等に固定されるものであり、ヘッドボックス10には、第1遮蔽材14の上端が取付けられている。また、第1遮蔽材14の下端には中間バー18が取付けられており、中間バー18に第2遮蔽材16の上端が取付けられている。第2遮蔽材16の下端はボトムレール20となっており、この例では、第1遮蔽材14及び第2遮蔽材16はそれぞれジグザグ状に畳み込み可能となったプリーツスクリーンで構成される。
ヘッドボックス10からは昇降コード22が昇降可能に垂下されており、昇降コード22の一端は、第1遮蔽材14の各襞、中間バー18及び第2遮蔽材16の各襞を挿通し、ボトムレール20に連結される。昇降コード22の他端は、ヘッドボックス10内で、回転可能に軸支された第1巻取ドラム24(図2参照)に巻取り及び巻解き可能に連結される。第1巻取ドラム24には、第1巻取軸26(図2参照)が一体回転可能に連結されており、第1巻取軸26はコントローラユニット42を介してヘッドボックス10の一端に配設されるプーリ28に連結される。プーリ28には操作チェーン30が掛け回されており、操作チェーン30はブラインドの一端(図1の右端)から垂下されている。第1巻取軸26には、第1巻取軸26の回転を規制する状態と、回転を許容する状態とに切替可能となったストッパ(ストッパ37によって図1では見えない)が取り付けられる。
同じく、ヘッドボックス10からは調光コード32が昇降可能に垂下されており、調光コード32の一端は、第1遮蔽材14の各襞を挿通し、中間バー18に連結される。調光コード32の他端は、ヘッドボックス10内で、回転可能に軸支された第2巻取ドラム34に巻取り及び巻解き可能に連結される。第2巻取ドラム34は第1巻取ドラム24と直径方法の寸法を同寸法に設定されている。第2巻取ドラム34には、第2巻取軸36が一体回転可能に連結されており、第2巻取軸36はコントローラユニット42を介してヘッドボックスの一端に配設されるプーリ38に連結されている。プーリ38には操作チェーン40が掛け回されており、操作チェーン40はブラインドの一端(図1の右端)から垂下されている。第2巻取軸36には、第2巻取軸36の回転を規制する状態と、回転を許容する状態とに切替可能となったストッパ37が取り付けられる。
コントローラユニット42に内蔵されたクラッチによって、プーリ28及びプーリ38の駆動力はそれぞれ第1巻取軸26及び第2巻取軸36に伝達されるが、第1巻取軸26及び第2巻取軸36からの駆動力はそれぞれプーリ28及びプーリ38に伝達されないように構成されている。
前記第1巻取ドラム24及び第2巻取ドラム34は、図2に示すように、ヘッドボックス10内に固定されたドラム受け43によって水平方向に並設されている。
さらに、ヘッドボックス10内には、図2ないし図8に示すように、調光コード32の弛みを検出する弛み検出手段44と、弛み検出手段44に連結される連動手段50と、連動手段50に関与する規制手段60とが設けられる。
弛み検出手段44は、ドラム受け43の底部付近において、ヘッドボックス10の前後方向に摺動可能となった調光コード当接部46と、調光コード当接部46に基端部が回動可能に取り付けられて揺動可能となったレバー部48と、調光コード当接部46を付勢する弾性体としてのバネ49と、を有している。調光コード当接部46には、調光コード32が当接するべく調光コード32が挿通する図示してない挿通孔が形成されており、また、調光コード当接部46には、バネ49を収容するバネ収容部46bが形成されている。
調光コード32が弛んでいない通常時には、調光コード32の張力によって、バネ49の付勢力に抗して図6に示すように、調光コード当接部46は相対的にヘッドボックス10内の後側に位置しており、調光コード32が弛むと、バネ49の付勢力によって図7に示すように、調光コード当接部46は相対的にヘッドボックス10内の前側に位置するようになっている。
また、レバー部48は、これの基端部に設けられるピン48bが、調光コード当接部46に形成されたピン受け46c内に上下方向に移動可能に嵌合されており、これによって、レバー部48は調光コード当接部46に対して揺動可能である。また、レバー部48の中央部において、第2巻取軸36が回転可能にレバー部48を貫通しており、この第2巻取軸36によって、レバー部48の中央部の位置は固定となっている。従って、調光コード当接部46の摺動に応じてレバー部48は、中央部を中心として揺動するようになっている。
連動手段50は、第1巻取軸26に連結され、第1巻取ドラム24と一体回転可能且つ第1巻取ドラム24の軸方向及びヘッドボックス10の長手方向には移動不能な第1ギヤ52と、第2巻取軸36に連結され、第2巻取ドラム34と一体回転可能且つ第2巻取ドラム34の軸方向及びヘッドボックス10の長手方向には移動不能な第2ギヤ54と、レバー部48の遊端部48aに回転可能に支持され、第1ギヤ52と第2ギヤ54を連動させることが可能な連動ギヤ56と、を有する。
具体的には、第1ギヤ52は、第1巻取軸26の外周に回転不能に軸方向に移動不能に嵌合し、第2ギヤ54は、第2巻取軸36の外周に回転不能に軸方向に移動不能に嵌合する。
本実施形態では、連動ギヤ56及び第2ギヤ54は、レバー部48に対して回転自在に連結されており、連動ギヤ56は、常時第2ギヤ54と噛み合っている。
規制手段60は、第1ギヤ52と第2ギヤ54との間に配設され、ドラム受け43底部に上方に向かって突設された案内壁43aによって囲まれた挿通穴43bを摺動可能に挿通している。規制手段60の下端部60aはヘッドボックス10の下方から突出しており、上端部60bは第1ギヤ52と第2ギヤ54との間に位置する。規制手段60の下端部60aは、第1遮蔽材14と干渉可能となっており、完全に畳み込まれていない状態における第1遮蔽材14と干渉しているときには、図3及び4に示すように、その上端部60bは連動手段50のレバー部48の遊端部48aの下方にあってレバー部48に対して作用はしていない。これに対して、第1遮蔽材14の下端が上限位置にまで上昇して第1遮蔽材14が完全に畳み込まれると、第1遮蔽材14の上端の襞が水平になるように持ち上がるために、規制手段60が第1遮蔽材14によってヘッドボックス10内に押し込まれ、図5に示すように、上端部60bがレバー部48を押し上げる位置までヘッドボックス10内を上昇する。これにより、レバー部48が揺動しないように連動手段50の動きを規制することができる。
次に、本実施形態の動作について説明する。
第1遮蔽材14及び第2遮蔽材16がある程度露出している図9Aに示す状態において、操作チェーン40を操作して、第2巻取軸36を回転させると、第2巻取ドラム34が調光コード32を巻取りまたは巻解き、調光コード32の一端が昇降して、中間バー18が昇降することで、第1遮蔽材14または第2遮蔽材16のいずれか一方が畳み込まれ、いずれか他方が伸ばされて、第1遮蔽材14及び第2遮蔽材16の露出割合が変化する。このとき、図3及び図6に示すように、第2巻取軸36と一体に第2ギヤ54及び連動ギヤ56も回転するが、連動ギヤ56は、第1ギヤ52と第2ギヤ54とを連動しない位置にあるため、第1ギヤ52は回転しない。また、第1遮蔽材14が完全に畳み込まれていない状態では、図3に示すように、規制手段60の下端部60aはヘッドボックス10の下方から突出しており、上端部60bはレバー部48に当接していない。
次に、図9Aに示す状態から両遮蔽材14及び16を上昇させる場合には、操作チェーン30を操作して第1巻取軸26を所定の方向に回転させる。これにより、図9Bに示すように第1巻取ドラム24が昇降コード22を巻取り、昇降コード22の一端が上昇して、ボトムレール20が上昇するため、第2遮蔽材16が下端から畳み込まれて上昇していく。このとき、第1巻取軸26と一体に第1ギヤ52も回転する。しかしながら、中間バー18が上昇していない間は、調光コード当接部46が調光コード32に押圧されて、レバー部48は、図3及び図6に示す位置にあり、連動ギヤ56は、第1ギヤ52と第2ギヤ54とを連動しない位置にあるため、第1ギヤ52のみが回転し、第2ギヤ54は回転しない。
さらに、ボトムレール20を上昇させ、第2遮蔽材16が完全に畳み込まれると、図9Cに示すように、畳み込まれた第2遮蔽材16が中間バー18に当接し、ボトムレール20が中間バー18を押し上げる。これにより、調光コード32が弛み、弛み検出手段44において、調光コード当接部46に加えられていた調光コード32の張力が無くなるため、図4及び図7に示すように、調光コード当接部46はバネ49の弾性力により摺動する。この調光コード当接部46の摺動に応じてレバー部48は第2巻取軸36を中心として揺動するので、レバー部48の遊端部48aに軸着された連動ギヤ56は一緒に移動して第1ギヤ52と噛み合い、第1ギヤ52と第2ギヤ54とを連動させる位置へと達する。これにより、第1巻取軸26からの回転が、連動手段50を介して第2巻取軸36に伝達し、第2巻取ドラム34が回転して調光コード32を巻取る。尚、このときも、第1遮蔽材14は完全に畳み込まれていないため、規制手段60が連動ギヤ56を規制することはない。
第2巻取ドラム34は第1巻取ドラム24と直径方向の寸法が同じであり、回転周期も同じであるため、昇降コード22と調光コード32とは同じ速度で巻取られることになり、連動ギヤ56による第1ギヤ52と第2ギヤ54との連動が維持されつつ、調光コード32の余分な弛みが巻取られていくことになり、見栄えを良好にすることができる。
調光コード32の弛みが解消されて、調光コード32に張力が作用すると、再び、弛み検出手段44において、調光コード当接部46がバネ49の弾性力に抗して摺動し、これに応じてレバー部48が揺動して、連動ギヤ56を第1ギヤ52から離反するために、第1ギヤ52と第2ギヤ54との連動は解除され、第1巻取ドラム24と第2巻取ドラム34とは独立的に動作可能となる。
また、図9Cに示す状態からさらにボトムレール20を上昇させ、第1遮蔽材14を畳み込んでいき、図9Dに示すように第1遮蔽材14が完全に畳み込まれた状態になると、図5及び図8に示すように、第1遮蔽材14によって、規制手段60の下端部60aがヘッドボックス10内に押し込まれ、規制手段60が案内壁43aに案内されて上昇する。これにより、規制手段60の上端部60bがレバー部48の遊端部48aに当接し、レバー部48を押し上げるため、レバー部48が、その連動ギヤ56が第1ギヤ52と第2ギヤ54とを連動させる方向に揺動できなくなり、連動手段50は動作不能となる。
図9Dに示す状態から操作チェーン30を操作して、ボトムレール20を下降させると、このときには、規制手段60により連動手段50は動作不能となっているために、第1巻取ドラム24の回転が第2巻取ドラム34に伝達されることがないため、第1遮蔽材14は畳み込まれた状態を維持し、第2遮蔽材16の下端が下降して、第2遮蔽材16のみが露出される(図9E)。
また、図10Aは、第1遮蔽材14が完全に畳み込まれた状態で、第2遮蔽材16を畳み込んでいく途中の状態を示している。図10Bに示すように、第2遮蔽材16が完全に畳み込まれた後、昇降コード22をさらに操作すると、畳み込まれた第2遮蔽材16によって中間バー18を押し上げてしまうため、調光コード32が弛み、弛み検出手段44が作動し、レバー部48が揺動しようとする。しかしながら、規制手段60によりレバー部48は揺動が規制されているため、連動手段50が動作せず、第1巻取ドラム24と第2巻取ドラム34とは独立的に動作可能な状態を保持する。したがって、この後、図10Cに示すように、第2遮蔽材16を露出するためにボトムレール20を下降させるための操作を行っても、第1巻取ドラム24の回転が第2巻取ドラム34に伝達されることがないため、第1遮蔽材14は畳み込まれた状態を維持し、第2遮蔽材16の下端が下降して、第2遮蔽材16のみが露出される。
以上のように本実施形態では、弛み検出手段44による弛み検出に基づいて連動手段50が連動動作を行うために、ブラインドの製品サイズに合わせた調整は不要であり、その組立は簡単である。例えば、製品サイズ毎に第1ギヤ52と第2ギヤ54の取付位置を調整する必要はなく、全ての製品サイズのブラインドに対して共通した位置に連動手段50を取付けることができる。
さらに、規制手段60により、第1遮蔽材14が完全に畳み込まれているときには、連動手段50を動作させないようにすることができるため、図9D、図10Bのような状態からボトムレール20を下降させたときに、第2遮蔽材16がボトムレール20と中間バー18との間で畳み込まれた状態のまま、第1遮蔽材14が露出されていくということを防止することができ、使用者の意図に反した昇降動作となることを防止することができる。
尚、以上の説明では、操作チェーン30、40を備えてそれぞれの対応する遮蔽材の操作を行うようにしていたが、これに限るものではなく1つの操作チェーンのみを備え、該1つの操作チェーンの操作の方向によって2つの遮蔽材のいずれを操作するかを切換えるブラインドに適用することもできる。この場合には、図9D、図10Bの前後の動作において、操作する遮蔽材を切換える必要がないために、使用者が一層操作し易いものとなる。
10 ヘッドボックス
14 第1遮蔽材
16 第2遮蔽材
18 中間バー
22 昇降コード
24 第1巻取ドラム
32 調光コード
34 第2巻取ドラム
44 弛み検出手段
50 連動手段
52 第1ギヤ
54 第2ギヤ
56 連動ギヤ
60 規制手段

Claims (3)

  1. ヘッドボックス(10)に第1遮蔽材(14)の上端が取り付けられ、第1遮蔽材(14)の下端に取り付けられた中間バー(18)に第2遮蔽材(16)の上端が取り付けられ、ヘッドボックス(10)から昇降可能に垂下した昇降コード(22)の一端が第2遮蔽材(16)の下端に取り付けられ、ヘッドボックス(10)から昇降可能に垂下した調光コード(32)の一端が中間バー(18)に取り付けられ、昇降コード(22)の一端が昇降することによって第2遮蔽材(16)の下端が上昇・下降するようにし、調光コード(32)の一端が昇降することによって中間バー(18)が上昇・下降するようにして第1遮蔽材(14)と第2遮蔽材(16)の露出割合が変化するブラインドにおいて、
    ヘッドボックス内には、昇降コード(22)の他端が巻取り及び巻解き可能に連結される第1巻取ドラム(24)と、調光コード(32)の他端が巻取り及び巻解き可能に連結される第2巻取ドラム(34)と、調光コード(32)の弛みを検出する弛み検出手段(44)と、弛み検出手段(44)による弛みの検出により動作する連動手段(50)と、連動手段(50)を動作させないように規制することが可能な規制手段(60)と、が設けられており、
    弛み検出手段(44)が調光コード(32)の弛みを検出すると、連動手段(50)が動作して第1巻取ドラム(24)の回転に第2巻取ドラム(34)の回転を連動させるようにし、第1遮蔽材(14)の下端が上限位置まで上昇しているときには、規制手段(60)が連動手段(50)を動作させないように規制することを特徴とするブラインド。
  2. 規制手段(60)は、その一部がヘッドボックス(10)の下方から突出するとともにヘッドボックス(10)に対して上下方向に移動可能であり、第1遮蔽材(14)の下端が上限位置まで上昇しているときに、規制手段(60)は、第1遮蔽材(14)によってヘッドボックス(10)内に押し込まれて、連動手段(50)を規制する状態に保持されることを特徴とする請求項1記載のブラインド。
  3. 連動手段(50)は、第1巻取ドラム(24)と一体回転可能な第1ギヤ(52)と、第2巻取ドラム(34)と一体回転可能な第2ギヤ(54)と、弛み検出手段(44)に連結される連動ギヤ(56)と、を有し、連動ギヤ(56)は、当該連動ギヤ(56)を介して第1ギヤ(52)と第2ギヤ(54)とが連動する位置と連動しない位置との間で移動可能であり、規制手段(60)は連動ギヤ(56)を第1ギヤ(52)と第2ギヤ(54)とを連動しない位置に保持可能であることを特徴とする請求項1又は2記載のブラインド。
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