JP2006231494A - 電動工具スイッチ - Google Patents

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Abstract

【課題】 トリガーのストロークを規制しているときに、トリガーをロックして解除不能にならないようにする電動工具スイッチを提供する。
【解決手段】 スイッチ本体と、スイッチ本体に搭載され、切替レバーによりモータの回転方向を切り替える切替スイッチ部と、スイッチ本体から突出される操作子を押圧することによりモータの回転速度を変更することができるトリガーと、スイッチ本体とトリガーとの間に介在し、トリガーのストロークを制限してモータの正回転と逆回転の回転速度を変更させるための可動ストッパと、モータの回転速度を調整するための調速機構から構成され、更に、スイッチ本体は、本体内部方向に押下することによってトリガーをロックすることができるロックボタンを備え、可動ストッパには、ロックボタンによるロックを阻止するロック阻止部が突設して一体形成し、切替レバーの操作によって可動ストッパを動作させたとき、ロック阻止部をスイッチ本体とロック部との間に挟入させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、携帯用電動ドリルやその他の電動工具に用いられ、モータの回転速度を調整することができる電動工具スイッチに関するものである。
従来、業務用或いは家庭用の電動工具に用いられる電動工具スイッチにおいて、モータの回転方向を切り替えるために、切替スイッチ部がスイッチ本体に併設され、この切換スイッチ部によって回転の方向を切り替えている。
上述した電動工具スイッチには、操作者がトリガーを押圧するとモータが回転し、トリガーの押圧を解除するとモータの回転が停止するようになっているが、トリガーを押圧し続けなくてもモータの回転を持続させることができるように、トリガーを最大限に押圧した状態(フルストローク状態)でロックするロック機構が設けてあったり、モータの回転速度を調整できるようにした調速機構が設けた電動工具スイッチもある。
例えば、このような電動工具スイッチとして、モータの効率を向上させるため、モータの回転方向を切り替えるための切替レバーを回動操作できるようにして、スイッチ本体とトリガーの間に介在する可動ストッパに設けられたストローク規制部とトリガーの内部に設けられた操作規制部とを着脱させて、正回転と逆回転の回転速度を変更するようにし、従来の機械的な切替スイッチ部の構成を生かしながら、逆方向へのモータの回転速度を正方向とは異なるようにした構成とし、正方向の回転の場合は可動ストッパの動きを制御してストローク規制部と操作規制部とを当接させない状態としてトリガーによる大きなストロークを確保して効率の良いモータの回転数とし、逆方向の回転の場合はストローク規制部と操作規制部とを当接させた状態としてトリガーによるストロークを制限するようにして逆方向時のモータの回転を制限することができる電動工具スイッチが考案されている(特許文献1参照)。
特開2002−154073号公報(第4−7頁、図1、図9、図10)
ここで、上述したような調速機構付きの電動工具スイッチにおけるロック機構について説明する。
まず、電動工具スイッチの構成について説明する。図6は、従来技術における調速機構付き電動工具スイッチの一実施例の構成を説明するための説明図であり、ロックボタン9を有するスイッチ本体52と、切替レバー53備えた切替スイッチ部54と、トリガー57と、可動ストッパ58と、調速ダイヤル90などから構成される。
スイッチ本体52は、モータの回転数を制御する回転数制御回路や回転速度を変更・調整するためのロックプレート56(図示せず)などの機構が内蔵され、更に、本体の片側の側面にはロックボタン9を有している。
スイッチ本体52内にあるロックプレート56は、端部に所定の角度を持ったカギ状凸部56a(後述)を有し、トリガー57の押圧に連動して移動し、ロックボタン9の押下を阻止又は許可したり、調速ダイヤル90の回転に応じて位置を移動させることでモータの回転速度が調整される。
ロックボタン9は、トリガー57を最大限に押し込んだ状態(以下、フルストローク)でロックすることができるボタンであり、先端部に所定の角度を持ったカギ状凸部9a(後述)を有しており、ロックプレート56の端部のカギ状凸部56a(後述)と掛止することで、トリガー57をロックする。
図7は、ロックプレート56の端部とロックボタン9の先端部との関係を示した拡大図(断面図)であり、図7(A)に示すように、ロックプレート56の端部のカギ状凸部56aとロックボタン9の先端部のカギ状凸部9aは、対面するように配設され、且つ、互いの凸部によって掛止できるように逆方向に設けられおり、トリガー57をフルストロークとなるまで押圧して連動するロックプレート56を移動させ、この状態でロックボタン9を押下すると、トリガー57の押圧を解除しても、図7(B)に示すように、互いの凸部が掛止してトリガー57がロックされる。
切替スイッチ部54は、スイッチ本体52に搭載され、切替レバー53によりモータの回転の正逆を切り替える機構を備えている。また、切替レバー53には、底面側の傾斜状に立ち上がる直前の下方に突起部61が突設されている。
トリガー57は、スイッチ本体52との間に介在しているスプリング(図示せず)によってスイッチ本体52側へ押圧できるようになっており、スイッチ本体52側に押圧するとモータが始動し、更に、押し込むことによって回転速度を変更し、また、押圧を解除すると、スプリングの反発によって押圧前の位置に戻ってモータが停止するようになっている。
可動ストッパ58は、スイッチ本体52とトリガー57との間に設けられ、切替レバー53が操作されたとき、突起部61によって押下されることで、スイッチ本体52とトリガー57との間に挿入状態となり、トリガー押圧によるストロークを制限し、モータの正回転と逆回転の回転速度を変更させる。
調速ダイヤル90は、トリガー57の正面方向から組み込まれており、スイッチ本体52内のロックプレート56と連動するダイヤルであり、ダイヤルを回転させると、ロックプレート56の位置が前後に移動してトリガー57のストローク(押込量)を可変させ、モータの回転速度が調整される。
次に、上記構成からなる電動工具スイッチによるトリガーのロック動作について説明する。
図8は、トリガーのストロークを制限していないとき(切替レバー53が正回転側)のロック動作を示す図であり、上から順に、電動工具スイッチの平面図、トリガー57が押圧されていない状態(トリガーフリー)を示す側面図、トリガー57を完全に押圧したとき(フルストローク)の状態を示す側面図である。
また、図8の(a)〜(e)は、ロック動作時のロックボタン9とロックプレート56の様子を簡略化して示すものであり、トリガーフリーの状態からトリガーをロックし、ロックが解除する過程を簡略化して示した説明図である。
なお、図中の一点鎖線は、トリガー57をフルストロークまで押圧した位置に対応し、二点鎖線は、トリガーを押圧していないフリーの位置に対応している。
まず、トリガー57を押圧していない(a)の状態では、スイッチ本体52内のロックプレート56の位置は、ロックボタン9の押下方向を遮る位置に存在しており、ロックできない状態となっている。
次に、(a)の状態から、トリガー57を押圧してゆくと、スイッチ本体52内のロックプレート56も連動して移動し、フルストロークの位置まで押圧すると、ロックプレート56がロックボタン9の押下を妨げない位置に移動した(b)の状態となる。
ここで、トリガー57をロックするとき、(c)の状態のように、スイッチ本体52の内側にロックボタン9を押下する(押し込む)。
次に、トリガー57の押圧を解除する(離す)と、スプリング71,73の反発によって押圧方向と逆方向(押圧前の方向)に戻るので、ロックプレート56もこの動きに連動して逆方向(押圧前の方向)に戻るが、押し込まれたロックボタン9の先端部によって移動方向を妨げられるため、逆方向(押圧前の方向)に少し戻るだけとなる。
続いて、ロックボタン9の押下を解除する(離す)と、ロックボタン9も押下前の位置に戻ろうとするが、このとき、ロックプレート56の端部のカギ状凸部56aとロックボタン9の先端部のカギ状凸部9aとが掛止して(d)の状態となり、トリガー57がほぼフルストロークの位置でロックされる。
ロックを解除するときは、トリガー57を再押圧することにより、少しだけ逆方向(押圧前の方向)に戻っているロックプレート56がフルストロークの位置に完全に押し込まれ、ロックボタン9の先端部のカギ状凸部9aとロックプレート56の端部のカギ状凸部56aとの掛止が解除され、(e)の状態のように、ロックボタン9が押下前の位置に戻り、トリガー57のロックが解除される。
一方、図9は、トリガーのストロークが制限されているとき(切替レバー53が逆回転側)のロック動作を示す図であり、図8と同様、上から順に、電動工具スイッチの平面図、トリガー57が押圧されていない状態(トリガーフリー)を示す側面図、トリガー57を完全に押圧したとき(フルストローク)の状態を示す側面図である。
また、図9の(a)〜(e)は、図8と同じく、ロック動作時のロックボタン9とロックプレート56の様子を簡略化して示すものであり、トリガーフリーの状態からトリガーをロックし、ロックが解除する過程を簡略化して示した説明図である。
なお、図中の一点鎖線は、トリガー57をフルストロークまで押圧した位置に対応し、二点鎖線は、トリガーを押圧していないフリーの位置に対応している。
逆回転の場合は、切替レバー53に突設された突起部61が、可動ストッパ58を押下した状態となり、可動ストッパ58がトリガー57とスイッチ本体52との間に挿入されてトリガー57のストロークが制限され、トリガー57の押圧により、例えば、ハーフストローク分の距離しか移動(押圧)させることができなくなる。
そのため、トリガーのストロークを制限していないとき(切替レバー53が正回転側)に比べて、トリガーの移動範囲が規制され、トリガーフリーの位置(図中の一点鎖線)とトリガーをフルストロークの位置まで押圧した位置(図中の二点鎖線)との差が小さくなっている。
トリガー57のストロークが制限される以外は、図8の過程と同じであり、トリガー57をロックするときは、まず、調速ダイヤル90を回転させ、それに連動して動くロックプレート56を図9(a)の右側に移動させ、ストロークが規制された状態でもロックが掛かる状態にし、トリガー57を押圧していない(a)の状態からフルストロークの位置まで押圧すると、(b)の状態のようにロックプレート56がロックボタン9の押下を妨げない位置に移動し、ここで、(c)の状態のようにスイッチ本体52の内側にロックボタン9を押下する(押し込む)。
そして、トリガー57の押圧を解除し、続いて、ロックボタン9の押下を解除してもロックプレート56の端部のカギ状凸部56aとロックボタン9の先端部のカギ状凸部9aとが掛止して(d)の状態となり、トリガー57がほぼフルストロークの位置でロックされる。
また、ロックを解除するときは、トリガー57を再押圧することにより、ロックプレート56が移動し、ロックボタン9の先端部のカギ状凸部9aとロックプレート56の端部のカギ状凸部56aとの掛止が解除され、(e)の状態のように、ロックボタン9が押下前の位置に戻り、トリガー57のロックが解除される。
しかしながら、上述したような調速機構付きの電動工具スイッチにおいて、例えば、図10のように、可動ストッパ58を動作させてトリガーのストロークが規制されており、更に、調速ダイヤルによってロックプレートの位置が調節され、ストロークの範囲が小さく制限されている場合、ロックボタン9でトリガーをロックしていない状態であっても、図10(b)の拡大図に示すように、ロックボタン9の先端部のカギ状凸部9aとロックプレート56の端部のカギ状凸部56aとがオーバーラップした状態になることがある。
このような状態でロックボタン9を押下すると、トリガー57を完全に押圧していなくても図10(c)の拡大図に示すように、互いのカギ状凸部が摺動し、ロックボタン9の先端部のカギ状凸部9aとロックプレート56の端部のカギ状凸部56aが掛止してしまい、トリガー57がロック状態(図10(d)の拡大図)になってしまうことがある。
ところが、このロック状態を解除する場合、トリガー57を再押圧してもストロークが規制された状態であり、又、ロックプレート56がフルストロークの位置まで押し込まれても、互いのカギ状凸部がオーバーラップした状態(図10(d)の拡大図)にあるため掛止状態が解除できず、トリガーのロックが解除不能になってしまうという問題がある。
従って、電動工具スイッチにおいて、トリガーのストロークを規制(制限)しているときに、トリガーをロックして解除不能にならないようにすることに解決しなければならない課題を有する。
前記課題を解決するため、本発明に係る電動工具スイッチは次のような構成にすることである。
(1)モータの回転数を制御する回転数制御回路を有するスイッチ本体と、前記スイッチ本体に搭載され、切替レバーにより前記モータの回転方向を切り替える切替スイッチ部と、前記スイッチ本体から突出される操作子を押圧することにより前記モータの回転速度を変更することができるトリガーと、前記スイッチ本体と前記トリガーとの間に介在し、該トリガーのストロークを制限して前記モータの正回転と逆回転の回転速度を変更させるための可動ストッパと、前記モータの回転速度を調整するための調速機構と、から構成され、更に、前記スイッチ本体は、本体内部方向に押下することによって前記トリガーをロックすることができるロックボタンを備え、前記可動ストッパには、前記ロックボタンによるロックを阻止するロック阻止部が突設して一体形成されている電動工具スイッチであって、前記切替スイッチ部の切替レバーの操作によって前記可動ストッパを動作させ、該可動ストッパに一体形成された前記ロック阻止部を前記スイッチ本体と前記ロック部との間に挟入させることにより前記ロックボタンの押下を阻止するようにしたことを特徴とする電動工具スイッチ。
(2)前記切替スイッチ部の切替レバーの操作により、前記モータの回転方向を逆回転側に切り換えたときに、前記可動ストッパを動作させ、前記ロック阻止部によって前記ロックボタンの押下を阻止するようにしたことを特徴とする(1)に記載の電動工具スイッチ。
上記構成とすることで、切替スイッチ部の切替レバーを操作し、可動ストッパを動作させてトリガーのストロークを制限されるときに、可動ストッパの側面に突設して一体形成されたロック阻止部がスイッチ本体とロックボタンとの間に挟入状態となり、ロックボタンの押下が阻止される。
本発明は、電動工具スイッチにおいて、トリガーのストロークを規制するための可動ストッパにロック阻止部を突設して一体形成することにより、可動ストッパの動作によってトリガーのストロークが制限されたとき、ロック阻止部がスイッチ本体とロックボタンとの間に挟入してロックボタンの押下を阻止し、トリガーをロックできない状態にするものであり、電動工具スイッチの既存の構成部品である可動ストッパの形状の一部を変更するだけで、容易に、且つ、安価なコストでトリガーのロック解除不能という不具合を解消することができるという優れた効果を奏するものである。
次に、本発明の電動工具スイッチによる実施の形態について図面を参照して説明する。但し、図面は専ら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
まず、本発明の電動工具スイッチの構造について説明する。なお、理解を容易にするため、従来の電動工具スイッチ(図6〜10)と同一部分には同一の符号を付して説明する。
図1及び図2は、電動工具スイッチの一実施例を示した斜視図及び分解斜視図であり、電動工具スイッチ50は、ロックボタン9を有するスイッチ本体52と、切替レバー53を備えた切替スイッチ部54と、トリガー57と、可動ストッパ58と、調速ダイヤル90などから構成される。
スイッチ本体52は、モータの回転数を制御する回転数制御回路や回転速度を変更・調整するための機構(操作子55、ロックプレート56)などが内蔵され、更に、本体の片側の側面にはロックボタン9を有している。
ロックプレート56は、スイッチ本体52の操作子55に連接されており、トリガー57の押圧に連動して移動しロックボタン9の押下を阻止又は許可したり、調速ダイヤル90の回転に応じて位置を移動させることでモータの回転速度が調整される。
また、図7で示したように、端部に所定の角度を持ったカギ状凸部56aを有しており、対面に配設されるロックボタン9の先端部に設けられたカギ状凸部9aに掛止されることで、トリガー57をロックする。
ロックボタン9は、トリガー57をフルストロークとなるまで押し込んだ状態でロックすることができるボタンであり、図7で示したように、先端部に所定の角度を持ったカギ状凸部9aを有しており、対面するロックプレート56の端部のカギ状凸部56aと掛止することで、トリガー57をロックする。
なお、ロックプレート56の端部のカギ状凸部56aとロックボタン9の先端部のカギ状凸部9aは、図7で示したように、対面するように配設され、且つ、互いの凸部によって掛止できるように逆方向に設けられおり、トリガー57をフルストロークとなるまで押圧して連動するロックプレート56を移動させ、この状態でロックボタン9を押下すると、トリガー57の押圧を解除しても互いの凸部が掛止してトリガー57がロックされる。
切替スイッチ部54は、スイッチ本体52に搭載され、切替レバー53によりモータの回転の正逆を切り替える機構を備えている。
また、切替レバー53には、底面側の傾斜状に立ち上がる直前の下方に突起部61が突設されており、切替操作を行ったときに、この突起部61が可動ストッパ58を押下し、トリガー57とスイッチ本体52との間に可動ストッパ58を挿入状態にする。
トリガー57は、スイッチ本体52との間に介在しているスプリング71,73によってスイッチ本体52側へ押圧できるようになっており、スイッチ本体52側に押圧すると、スイッチ本体52内部から突出される操作子55が押し込まれて、スイッチがオンになってモータが始動し、更に、押し込んでゆくことによって回転速度が変化してゆく。
また、逆に、トリガー57の押圧を解除すると、スプリング71,73の反発によって押圧前の方向に戻るようになっており、全く押圧されていない状態でモータが停止するようになっている。
可動ストッパ58は、スイッチ本体52とトリガー57との間に設けられ、切替レバー53が操作されたとき、突起部61によって押下されることで、スイッチ本体52とトリガー57との間に挿入状態となり、トリガー押圧によるストロークを規制し、モータの正回転と逆回転の回転速度を変更させるものである。
調速ダイヤル90は、トリガー57の正面方向から組み込まれており、スイッチ本体52内のロックプレート56と連動するダイヤルであり、ダイヤルを回転させると、ロックプレート56の位置が前後に移動してトリガー57のストローク(押込量)を可変させ、モータの回転速度が調整される。
ここで、可動ストッパ58の詳細について説明する。図3に示すように、可動ストッパ58は、全体としては中央に内部空間67を有する略長方枠状に形成され、その上端と下端にはトリガー57側へ突出しているブロック形状のストローク規制部58B、58Cが形成されており、ストローク規制部58B、58Cを連結する右側壁58Aは、ストローク規制部58Bから外側斜め方向に所定の距離だけ広がって延びており、広がりきったところで下端方向に垂直に延設され、ストローク規制部58Bと連結する手前で内側方向に入りむ肉薄の枠壁となっている。
また、ロックボタン9側となる右側壁58Aのストローク規制部58Bから外側斜め方向に所定の距離だけ広がりきった位置には、スイッチ本体52とロックボタン9との間に挟入する肉薄のロック阻止部59が突設して一体形成されており、切替スイッチ部54の切替レバー53に設けられている突起部61で可動ストッパ58が押下されると、スイッチ本体52とロックボタン9との間に挟入状態となり、ロックボタン9の押下を阻止する。
一方、可動ストッパ58の左側壁58Dは、その上端と下端にトリガー57側へ突出しているブロック形状のストローク規制部58E、58Fが形成されており、ストローク規制部58Eから外側斜め方向に所定の距離だけ広がって延びており、広がりきったところで下端方向に垂直に延設され、ストローク規制部58Fと連結する手前で内側方向に入りむ肉薄の枠壁となっている。
そして、左側壁58Dと右側壁58Aは、U字状をした薄肉の連結部58Gで底部においてこれ等と一体に連結され、上壁58Hをコ字状の上辺とする連結部材58Jにより、ストローク規制部58B、58Eとその両側辺の端部が一体に形成されている。
また、連結部材58Jは、トリガー57側の側面58Kに連結部材58Jの一端側から上面58Lと段差を持ち、所定幅で所定の長さに亘って庇状に突設される水平部58Mが形成され、更にこの水平部58Mから内部空間67側に斜めに傾斜するスライド部58Nが側設されている。
連結部材58Jの上壁58Hの底部と、スイッチ本体52に固定された保持部の平坦面(図示せず)との間には、スプリング72が挿入され、スイッチ本体52に対して可動ストッパ58を上方に押圧する。
続いて、図1及び図2で示した電動工具スイッチの切替レバー53を切り替えたときのトリガー及びロックボタンの状態について説明する。
まず、切替レバー53をモータが正回転側(ストロークの規制なし)に切り替えたときの状態について説明する。
図4(A)に示すように、切替スイッチ部54の上から見て反時計方向に切替レバー53を回動させると、この切替レバー53の先端部にある係合孔18に係合されたボス26は円弧状の貫通孔(図示せず)に沿って反時計方向の左端に移動し、この左端位置で切替スイッチ(図示せず)が正回転の方向に切り替わる。
この切替レバー53の切り替えによって、切替スイッチ部54内では、切替ロータとこれに連動する切替スイッチ(図示せず)によってモータの接続を正方向に回転するように切り替える。
そして、切替レバー53により正回転側に切り替えられた後、トリガー57を押圧して行くと、スイッチ本体52内部から突出される操作子55が押圧されてモータへの電源がオンとなり、さらにトリガー57を押圧してスイッチ本体52内部の摺動抵抗器の上をトリガー57に連動する摺動子が摺動し、モータへの供給電圧が変化して回転速度が変化する。
また、トリガー57の正面方向に組み込まれた調速ダイヤル90を回転させると、これに連動してスイッチ本体52内に設けられているロックプレート56の位置が移動し、モータの回転速度を調整される。
このように、切替レバー53を正回転側に切り替えたとき、切替レバー53に突設された突起部61は、図4(C)に示すように、可動ストッパ58を押下しないので、トリガー57のストロークは制限されずに、フルストロークまで自由に移動させることができ、可動ストッパ58の右側壁58Aに突設して一体形成されているロック阻止部59も動かないので、ロックボタン9の押下は阻止されない。
従って、トリガー57をフルストロークになるまで押圧した状態のときに、必要に応じてロックボタン9を押下すると、図4(B)に示すように、ロックボタン9がスイッチ本体52の内部方向へ押し込まれ、この状態でトリガー57の押圧を解除すると、ロックプレート56の端部のカギ状凸部56aとロックボタン9の先端部のカギ状凸部9aとが掛止して、トリガー57をロックすることができる(図8参照)。
次に、切替レバー53をモータが逆回転側(ストロークを規制)に切り替えたときの状態について説明する。
図5(A)に示すように、切替スイッチ部54に対して上から見て時計方向に切替レバー53を回動させると、この切替レバー53の先端部にある係合孔18に係合されたボス26は円弧状の貫通孔(図示せず)において時計方向の右端に移動し、この右端位置で切替スイッチ(図示せず)が逆回転の方向に切り替わる。
この切替レバー53の切り替えによって、切替スイッチ部54内では、切替ロータとこれに連動する切替スイッチ(図示せず)によってモータの接続を逆方向に回転するように変更する。
このとき、切替レバー53が逆回転側に切り替わると、図5(C)に示すように、切替レバー53に突設された突起部61によって可動ストッパ58が押下され、可動ストッパ58がトリガー57とスイッチ本体52との間に挿入された状態となり、可動ストッパ58に設けられたストローク規制部58B、58C、58E、58Fがトリガー57の押圧を阻止してストロークを制限する。これにより、例えば、正回転時のストロークの半分程度の距離(以下、ハーフストローク)しかトリガー57を押圧することができなくなる。
また、可動ストッパ58によってトリガー57のストロークが制限されるとともに、可動ストッパ58の右側壁58Aに突設して一体形成されたロック阻止部59が連動し、図5(B)に示すように、スイッチ本体52とロックボタン9との間に挟入されることによってロックボタン9の押下が阻止され、トリガー57がロックできない状態となる。
なお、切替レバー53によって逆回転側に切り替えられた後は、正回転側と同様、トリガー57を押圧して行くと、スイッチ本体52内部から突出される操作子55が押圧されてモータへの電源がオンとなり、さらにトリガー57を押圧してスイッチ本体52内部の摺動抵抗器の上をトリガー57に連動する摺動子が摺動し、モータへの供給電圧が変化し、トリガー57を完全に押圧した状態では、ストロークが制限されている位置(例えば、ハーフストローク)に対応する適切な電圧がモータに印加される。
以上説明したように、切替スイッチ部54の切替レバー53を逆回転側に切り替えたとき、切替レバー53に突設された突起部61によって可動ストッパ58が押下され、可動ストッパ58でトリガー57のストロークが制限されるとともに、可動ストッパ58に突設して一体形成されたロック阻止部59がロックボタン9とスイッチ本体52との間に挟入されてロックボタン9の押下を阻止し、トリガー57をロックできない状態とすることで、ストロークが制限されているときにロック解除ができずにトリガーが操作不能になることを防止する。
本発明の電動工具スイッチの構成を説明するための説明図(斜視図)である。 図1に示す電動工具スイッチの構成を説明するための説明図(分解斜視図)である。 図1に示す電動工具スイッチの可動ストッパの構造を説明するための説明図である。 図1に示す電動工具スイッチの切替レバーにより、モータを正回転側に切り替えたときの状態を説明するための説明図(平面図、正面図、側面図)である。 図1に示す電動工具スイッチの切替レバーにより、モータを逆回転側に切り替えたときの状態を説明するための説明図(平面図、正面図、側面図)である。 従来の電動工具スイッチの構成を説明するための説明図(斜視図)である。 電動工具スイッチのロック機構を説明するための説明図である。 図6に示す電動工具スイッチの切替レバーによってモータを正回転側に切り替えたときのトリガーのロック動作を説明するための説明図である。 図6に示す電動工具スイッチの切替レバーによってモータを逆回転側に切り替えたときのトリガーのロック動作を説明するための説明図である。 図6に示す電動工具スイッチにおいて、トリガーのロックが解除されないときの状態を説明するための説明図である。
符号の説明
50;電動工具スイッチ
9;ロックボタン
9a;カギ状凸部
18;係合孔
26;ボス
52;スイッチ本体
53;切替レバー
54;切替スイッチ部
56;ロックプレート
56a;カギ状凸部
57;トリガー
58;可動ストッパ
58A;右側壁
58B,58C,58E,58F;ストローク規制部
58D;右側壁
58G;連結部
58H;上壁
58J;連結部材
58K;側面
58L;上面
58M;水平部
67;内部空間
59;ロック阻止部
61;突起部
71,72,73;スプリング
90;調速ダイヤル

Claims (2)

  1. モータの回転数を制御する回転数制御回路を有するスイッチ本体と、
    前記スイッチ本体に搭載され、切替レバーにより前記モータの回転方向を切り替える切替スイッチ部と、
    前記スイッチ本体から突出される操作子を押圧することにより前記モータの回転速度を変更することができるトリガーと、
    前記スイッチ本体と前記トリガーとの間に介在し、該トリガーのストロークを制限して前記モータの正回転と逆回転の回転速度を変更させるための可動ストッパと、
    前記モータの回転速度を調整するための調速機構と、から構成され、
    更に、前記スイッチ本体は、本体内部方向に押下することによって前記トリガーをロックすることができるロックボタンを備え、
    前記可動ストッパには、前記ロックボタンによるロックを阻止するロック阻止部が突設して一体形成されている電動工具スイッチであって、
    前記切替スイッチ部の切替レバーの操作によって前記可動ストッパを動作させ、該可動ストッパに一体形成された前記ロック阻止部を前記スイッチ本体と前記ロック部との間に挟入させることにより前記ロックボタンの押下を阻止するようにしたこと
    を特徴とする電動工具スイッチ。
  2. 前記切替スイッチ部の切替レバーの操作により、前記モータの回転方向を逆回転側に切り換えたときに、前記可動ストッパを動作させ、前記ロック阻止部によって前記ロックボタンの押下を阻止するようにしたこと
    を特徴とする請求項1に記載の電動工具スイッチ。
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