JP2023040602A - 開閉装置 - Google Patents

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JP2023040602A
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祐輔 日比
Yusuke Hibi
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Abstract

Figure 2023040602000001
【課題】体の不自由なユーザなどであっても容易に開閉体を昇降又は開閉操作することができる開閉装置を提供する。
【解決手段】ロールスクリーン100は、操作具550を用いた引っ張り操作による操作コード220の巻き解きと、ゼンマイバネ230の付勢による操作コード220の巻き取りとが繰り返されることで、スクリーン110の昇降又は開閉を行う。操作具550は、操作コード220の他端が連結されたレバー部260と、レバー部260が連結部262によって揺動可能に連結された支持部270とを有し、レバー部260が揺動操作されることで操作コード220の引っ張り操作を可能とした。よって、容易に開閉体を昇降又は開閉操作することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、開閉装置に関する。
従来の開閉体の昇降又は開閉操作を行うための操作装置を備えた開閉装置として特開2017-57650号公報(特許文献1)に開示されるものがある。この特許文献1に開示される開閉装置は、プーリに一端が巻き取り及び巻き解き可能に連結された操作部材を下方に繰り返し引っ張り操作することでスクリーン(開閉体)を所望の高さまで下降させ、操作部材を下方に所定量だけ引っ張り操作した後に手を放すことでスクリーンを上昇させることができるロールスクリーン(開閉装置)である。このような構成によれば、ユーザは容易な操作でスクリーンを昇降させることができる。
特開2017-57650号公報
ところで、特許文献1に開示される開閉装置では、体の不自由なユーザ等にとっては、操作部材を手で掴んで繰り返し下方に引っ張り操作することが必ずしも容易ではない場合がある。そのため、体の不自由なユーザなどであっても容易に操作することができる操作方法で開閉体を昇降又は開閉可能とすることが望まれているが、上記のロールスクリーンにおいてそのような操作方法は確立されていないという問題があった。
そこで本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、体の不自由なユーザなどであっても容易に開閉体を昇降又は開閉操作することができる開閉装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の第1の観点によれば、開閉体を昇降又は開閉操作するための操作装置を備えた開閉装置であって、前記操作装置は、回転可能に支持されたプーリと、プーリに巻き取り及び巻き解き可能に一端が連結された操作部材と、前記操作部材を前記プーリに巻き取る方向に付勢する付勢部材と、前記操作部材の引っ張り操作を可能とする操作具と、を備え、前記操作具を用いた引っ張り操作による前記操作部材の巻き解きと、前記付勢部材の付勢による前記操作部材の巻き取りとが繰り返されることで、前記開閉体の昇降又は開閉を行い、前記操作具は、前記操作部材の他端が連結された揺動部と、前記揺動部が連結部によって揺動可能に連結された支持部とを有し、前記揺動部が揺動操作されることで前記操作部材の引っ張り操作を可能としたことを特徴とする、開閉装置が提供される。
かかる構成によれば、操作具の揺動部を揺動操作することで操作部材の引っ張り操作が可能となるため、従来のように操作コードを手で掴んで下方に引っ張るという操作が不要となる。結果として、体の不自由なユーザなどであっても容易に開閉体を昇降又は開閉操作することができるようになる。
本発明は様々な応用が可能である。例えば、前記操作具を用いた引っ張り操作による前記操作部材の所定量を超えた巻き解きと、前記付勢部材の付勢による前記操作部材の巻き取りとが繰り返されることで、前記開閉体の上昇及び下降のいずれか一方、又は開放及び閉塞のいずれか一方を行い、前記操作具を用いた引っ張り操作による前記操作部材の所定量の巻き解きで、前記開閉体の上昇及び下降のいずれか他方、又は開放及び閉塞のいずれか他方を行うようにしてもよい。かかる構成によれば、操作部材の所定量を超えた巻解きと、所定量の巻解きとを操作具の揺動操作によって行うことができるようになる。結果として、体の不自由なユーザなどであっても容易に開閉体を昇降又は開閉操作することができるようになる。
また、前記揺動部は、前記付勢部材による前記操作部材を介した付勢力によって、前記連結部を支点として揺動操作される向きとは逆向きに付勢されるようにしてもよい。かかる構成によれば、揺動部を一方に揺動操作して力を緩めると揺動部が元の位置に戻るため、揺動部を繰り返し揺動操作することができるようになり、この繰り返し操作によって開閉体の昇降又は開閉が可能となる。
また、前記揺動部は、前記支持部に対して揺動操作可能なレバーであってもよい。かかる構成によれば、レバー式の操作具を用いることで、体の不自由なユーザなどであっても容易に開閉体を昇降又は開閉操作することができるようになる。
また、前記揺動部は、前記支持部に対して揺動操作可能なフットペダルであってもよい。かかる構成によれば、フットペダル式の操作具を用いることで、体の不自由なユーザなどであっても容易に開閉体を昇降又は開閉操作することができるようになる。
また、前記操作部材には、プーリへの巻取量を規制するストッパが設けられており、前記揺動部は、前記ストッパにより前記巻取量が規制された位置を基準に揺動操作可能であってもよい。かかる構成によれば、ストッパによって操作部材の巻取量が規制された位置を揺動部の基準位置とすることができる。また、規制される巻取量を調整することで揺動部の基準位置を調整することもできるようになる。
また、前記操作具は、前記ストッパに着脱可能に連結されてもよい。かかる構成によれば、操作具をストッパに容易に着脱可能であるため、任意の操作具を選択して取り付けることができる。
また、前記揺動部は、前記プーリへの前記操作部材の巻取量を規制する揺動範囲で揺動可能であってもよい。かかる構成によれば、操作部材のプーリへの巻取量を規制するための特別なものを設ける必要がない。
また、本発明の第2の観点によれば、開閉体を昇降又は開閉操作するための操作装置を備えた開閉装置であって、前記操作装置は、回転可能に支持されたプーリと、プーリに巻き取り及び巻き解き可能に一端が連結された操作部材と、前記操作部材を前記プーリに巻き取る方向に付勢する付勢部材と、前記操作部材の引っ張り操作を可能とする操作具と、を備え、前記操作具を用いた引っ張り操作による前記操作部材の巻き解きと、前記付勢部材の付勢による前記操作部材の巻き取りとが繰り返されることで、前記開閉体の昇降又は開閉を行い、前記操作具は、前記プーリから垂下する前記操作部材の他端の経路を垂下以外の方向に変更する経路変更部と、前記経路変更部によって経路を変更された前記操作部材の他端を垂下以外の方向に引っ張り操作可能とする操作部とを有することを特徴とする、開閉装置が提供される。
かかる構成によれば、操作具の操作部を垂下以外の方向に引っ張り操作することで開閉操作が可能になるため、ユーザが操作しやすい方向に操作部材の経路を変更して操作することができる。
また、前記操作具を用いた引っ張り操作による前記操作部材の所定量を超えた巻き解きと、前記付勢部材の付勢による前記操作部材の巻き取りとが繰り返されることで、前記開閉体の上昇及び下降のいずれか一方、又は開放及び閉塞のいずれか一方を行い、前記操作具を用いた引っ張り操作による前記操作部材の所定量の巻き解きで、前記開閉体の上昇及び下降のいずれか他方、又は開放及び閉塞のいずれか他方を行うようにしてもよい。かかる構成によれば、操作部材の所定量を超えた巻解きと、所定量の巻解きとを操作具の操作部を垂下以外の方向に引っ張り操作することによって行うことができるようになる。結果として、体の不自由なユーザなどであっても容易に開閉体を昇降又は開閉操作することができるようになる。
また、前記操作部を水平方向に押圧することにより前記操作部材の他端を引っ張り操作可能であってもよい。かかる構成によれば、手のみならず体の任意の位置で押圧して操作できるため、ユーザにとって使い易いものとなる。
本発明の開閉装置によれば、体の不自由なユーザなどであっても容易に開閉体を昇降又は開閉操作することができる。本発明のその他の効果については、後述する発明を実施するための形態においても説明する。
第1の実施形態のロールスクリーン100の全体構成を示す斜視図である。 巻取パイプ120の内部の構成を示す部分断面図である。 図2のA-A断面図である。 操作具250の構成を説明するための図であり、(a)はレバー部260を揺動させたときの状態を示し、(b)はレバー部260を元に戻したときの状態を示す。 レバー部260の操作とスクリーン110の動きを説明するための図であり、(a)はスクリーン110が停止している状態を示し、(b)はレバー部260を操作してスクリーン110を下降させている状態を示し、(c)はレバー部260を操作して操作コード220をプーリ210が巻き取っている状態を示す。 操作具250の操作とスクリーン110の動きを説明するための図であり、(a)はスクリーン110の停止を解除する操作を示し、(b)はスクリーン110を上昇させている状態を示す。 第2の実施形態のロールスクリーン300の全体構成を示す斜視図である。 ロールスクリーン300の作用を説明するための図であり、(a)はペダル部360を揺動させたときの状態を示し、(b)はペダル部360を元に戻したときの状態を示す。 第3の実施形態のロールスクリーン400の全体構成を示す側面図であり、(a)はレバー部260を揺動させたときの状態を示し、(b)はレバー部260を元に戻したときの状態を示す。 第4の実施形態のロールスクリーン500の全体構成を示す側面図であり、(a)はレバー部560を揺動させたときの状態を示し、(b)はレバー部560を元に戻したときの状態を示す。 第5の実施形態のロールスクリーン600を説明するための側面図であり、(a)は一般的な操作グリップ680を用いた状態を示し、(b)は一般的な操作グリップ680を取り外した状態を示し、(c)は操作具250を取り付ける前の状態を示し、(d)は操作具250を取り付けた状態を示す。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態に係るロールスクリーン100の構成について、図1を参照しながら説明する。図1は、本実施形態のロールスクリーン100の全体構成を示す斜視図である。なお、本実施形態では、開閉装置としてロールスクリーン100を例にとって説明するが、操作部材の操作によって開閉体が昇降又は開閉する開閉装置であれば、横型ブランド、プリーツスクリーン、ハニカムスクリーン、縦型ブラインド、カーテン、アコーディオンドア、オーニング、網戸、シャッター、すべり出し窓(サッシ)、映写スクリーンなどであってもよい。
本実施形態のロールスクリーン100は、図1に示したように、スクリーン(開閉体)110を昇降操作(開閉操作)するための操作ユニット(操作装置)200を備えた開閉装置である。以下、ロールスクリーン100の各部の構成について説明する。
スクリーン110は、開口部を開放及び閉鎖するものである。スクリーン110は、図1に示したように、巻取パイプ120に上端が連結されて、巻取パイプ120に巻き取り及び巻き解き可能に吊り下げられる。スクリーン110の下端には、スクリーン110に張力を与えるウエイトバー112が設けられている。
巻取パイプ120は、図1に示したように、図示していない窓枠や壁などに固定される支持部材130に両端が回転可能に支持されている。支持部材130は、巻取パイプ120の両端が支持される左右のサイドプレート132a、132bと、左右のサイドプレート132a、132bを連結するセットフレーム134と、セットフレーム134を窓枠や壁などに固定するブラケット136と、から構成される。
また、巻取パイプ120の内部の構成を、図2を参照しながら説明する。図2は、巻取パイプ120の内部の構成を示す部分断面図である。巻取パイプ120の内部には、図2に示したように、巻取パイプ120を軸支する支持軸140と、巻取パイプ120をスクリーン110の巻き取り方向に回転させる巻取スプリング150と、巻取パイプ120のスクリーン110の巻き取り方向への回転を減速させる第1ブレーキ160と、巻き取りの最終段階において第1ブレーキ160を補助する第2ブレーキ170と、プーリ210の回転を巻取パイプ120に伝達したり伝達を解除したりする第1クラッチ機構180と、巻取パイプ120と支持軸140とを連結したり連結を解除したりする第2クラッチ機構190と、が収容されている。
支持軸140は、図2に示したように、右のサイドプレート132bから巻取パイプ120の内部へと延び、巻取パイプ120を軸支する。支持軸140は、巻取パイプ120、第1クラッチ機構180、第2クラッチ機構190を回転可能に支持するものであり、巻取パイプ120、第1クラッチ機構180、第2クラッチ機構190の軸心を貫通している。支持軸140の一端は、右のサイドプレート132bに固定されている固定軸138に挿入されて相対回転不能に連結されている。
巻取スプリング150は、巻取パイプ120をスクリーン110の巻き取り方向に回転させるものである。巻取スプリング150は、図2に示したように、一端が一方のサイドプレート132aに間接的に固定され、他端が第1ブレーキ160を介して巻取パイプ120に固定される。巻取パイプ120がスクリーン110の巻解き方向に回転すると、巻取スプリング150の他端が巻取パイプ120と一体に回転して蓄勢される。巻取パイプ120の巻取り方向への回転が許容されると巻取スプリング150によって巻取パイプ120が巻取り方向へと回転する。
第1ブレーキ160は、巻取スプリング150によって回転する巻取パイプ120の回転速度を減速させるものである。第1ブレーキ160は、図2に示したように、巻取パイプ120と巻取スプリング150の間に設けられる。巻取パイプ120は、第1ブレーキ160によって常時減速されながら、スクリーン110を巻き取る。
第2ブレーキ170はスクリーン110の巻き取りの最終段階において第1ブレーキ160を補助するものである。第2ブレーキ170は、図2に示したように、右のサイドプレート132bに、操作ユニット200を介して間接的に固定される。巻き取りの最終段階において、巻取パイプ120は、第2ブレーキ170によってさらに減速されながら、スクリーン110を最後まで巻き取る。
第1ブレーキ160がスクリーン110の巻取りの初期段階から継続的に作動するのに対して、第2ブレーキ170は、巻取りの最終段階において第1ブレーキ160の補助ブレーキとして機能する。すなわち、第1ブレーキ160だけでは、スクリーン110の巻取りの最終段階においてスクリーンの巻取速度が速くなってしまい、完全に巻き取ったときにウエイトバー112による衝撃音や衝撃力が過大になるため、巻取りの最終段階において第2ブレーキ170が作動して巻取パイプ120を減速することで、上記衝撃音や衝撃力を緩和させる。
なお、第1ブレーキ160及び第2ブレーキ170としては、例えば特開2017-198021号公報などの公知の機構を採用することができる。
第1クラッチ機構180は、プーリ210の回転を巻取パイプ120に伝達したり伝達を解除したりするものである。第1クラッチ機構180は、図2に示したように、巻取パイプ120と操作ユニット200との間に設けられて、支持軸140に回転可能に支持されている。第1クラッチ機構180は、プーリ210からの一方向の回転を巻取パイプ120に伝達する一方、プーリ210からの他方向の回転は巻取パイプ120に伝達しない。また、第1クラッチ機構180は、巻取パイプ210からの回転もプーリ210には伝達しないように構成されている。
第2クラッチ機構190は、巻取パイプ120と、支持軸140とを連結したり、連結を解除したりするものである。第2クラッチ機構190は、図2に示したように、巻取パイプ120内に設けられて、支持軸140に支持されている。巻取パイプ120が巻解き方向に所定量を超えて回転された後に停止されると、第2クラッチ機構190の作用により、巻取パイプ120が支持軸140と連結されて回転不能となり停止状態が維持される。また、巻取パイプ120が巻解き方向に所定量回転されると、第2クラッチ機構190の作用により、巻取パイプ120と支持軸140との連結が解除されて巻取パイプ120が巻き取り方向に回転可能となる。
なお、第1クラッチ機構180及び第2クラッチ機構190としては、例えば特開2017-198021号公報などの公知の機構を採用することができる。
(操作ユニット200)
操作ユニット200は、使用者の昇降操作に応じてスクリーン110を昇降させる機能を有する。操作ユニット200の構成について、図1及び図2に加えて図3を参照しながら説明する。図3は、図2のA-A断面図である。操作ユニット200は、図3に示したように、回転可能に支持されたプーリ210と、プーリ210に巻き取り及び巻き解き可能に一端が連結された操作コード(操作部材)220と、操作コード220をプーリ210に巻き取る方向に付勢するゼンマイバネ(付勢部材)230と、図1に示したように、操作コード220の引っ張り操作を可能とする操作具250と、を備えて構成される。以下、操作ユニット200の詳細について説明する。
プーリ210は、巻取パイプ120に回転を伝達するものである。プーリ210は、図3に示したように、固定軸138に回転可能に支持されている。固定軸138は右のサイドプレート132bに固定され、支持軸140を回転不能に軸支している。プーリ210の外周には操作コード220が巻きかけられている。プーリ210の内部には、図3に示したように、ゼンマイバネ230が同軸に配置される。プーリ210の内周にはゼンマイバネ230の一端が連結されるバネ連結部212が突出している。
操作コード220は、プーリ210の回転を操作するものである。操作コード220は、図3に示したように、プーリ210の外周に巻き取り及び巻き解き可能に連結される。操作コード220の端部は、係止具222によってレバー部260に連結されている。操作コード220とレバー部260との連結の構成は後述する。
また、操作コード220には上下一対の組部品からなるストッパ224が設けられている。ストッパ224は、操作コード220がプーリ210に所定長さ巻き取られると、プーリ収容部240の導出口242に当接して、操作コード220のそれ以上の巻き取りを防止する。
ゼンマイバネ230は、操作コード220を巻き取る方向にプーリ210を付勢する付勢部材である。ゼンマイバネ230は、図3に示したように、プーリ210と固定軸138との間に配置されて、一端がプーリ210のバネ連結部212に連結され、他端が固定軸138に連結される。操作コード220が引き下げられ、プーリ210から操作コード220が巻き解かれると、ゼンマイバネ230は締め付けられて、蓄勢される。よって、操作コード220を引き下げる力を緩めると、ゼンマイバネ230によって操作コード220がプーリ210に巻き取られる。
プーリ収容部240は、プーリ210を収容するケースであり、図2に示したように、右のサイドプレート132bに固定されている。プーリ収容部240には、図3に示したように、プーリ210の他に、固定軸138、操作コード220、及びゼンマイバネ230が収容される。プーリ収容部240の底部には、操作コード220が導出される導出口242が設けられている。
(操作具250)
操作具250は、本実施形態の特徴的な構成であり、図4を参照しながら説明する。図4は、操作具250の構成を説明するための図であり、(a)はレバー部260を揺動させたときの状態を示し、(b)はレバー部260を元に戻したときの状態を示す。操作具250は、操作コード220の他端が連結されたレバー部260と、レバー部260が揺動可能に連結された支持部270とを有し、レバー部260が揺動操作されることで操作コード220の引っ張り操作を可能とする。
操作具250を用いた引っ張り操作による操作コード220の所定量を超えた巻き解きと、ゼンマイバネ230の付勢による操作コード220の巻き取りとが繰り返されることで、スクリーン110の上昇及び下降のいずれか一方を行い、操作コード220を所定量巻き解くための操作具250の引っ張り操作で、スクリーン110の上昇及び下降のいずれか他方を行う。本実施形態では、操作コード220の所定量を超えた巻き解き操作でスクリーン110の下降操作を行い、操作コード220の所定量の巻き解き操作でスクリーン110の上昇操作を行うが、操作コード220の所定量を超えた巻き解き操作でスクリーン110の上昇操作を行い、操作コード220の所定量の巻き解き操作でスクリーン110の下降操作を行ってもよい。
(レバー部260)
レバー部260は、揺動操作されることで操作コード220の引っ張り操作を可能とするものである。レバー部260は、図4に示したように、長尺な棒状であり、下端が支持部270に揺動可能に連結部262によって連結されている。レバー部260は、支持部270との連結部262を支点として揺動するように操作される。レバー部260は、スクリーン110に接近又は離間する方向に揺動する。
レバー部260の上部には把持して揺動操作するためのグリップ部264が設けられている。グリップ部264はラバーキャップなどで滑り止め加工が施されていてもよい。レバー部260には、グリップ部264よりも下方に係止突部266が設けられている。係止突部266には、操作コード220の先端に取り付けられた係止具222が係止されている。
(支持部270)
支持部270は、レバー部260を揺動可能に支持するものである。支持部270は、図4に示したように、上下方向に延びており、支持部270の下部には、前述のように連結部262を支点としてレバー部260が揺動可能に連結されている。また、支持部270の上部には、操作コード220の配回し経路を変更するための経路変更部272が突出して設けられている。操作コード220は、支持部270の上方から支持部270の側面に沿って垂下し、経路変更部272に巻き掛けられて略水平方向に導かれ、レバー部260の係止突部266に係止されて連結される。なお、操作コード220は支持部270の側面に沿って垂下するものとしたが、支持部270に形成された挿通孔内に挿入されて垂下するようにしてもよい。これにより、意匠性を向上させることができる。
このように、経路変更部272によって操作コード220の配回し経路が変更されるため、図4(a)の矢印aに示したように、グリップ部264を支持部270から遠ざかる方向にレバー部260を引っ張り操作して揺動させた際に、操作コード220が、図4(a)の矢印bに示したように、プーリ210から引き出される。すると、図4(a)の矢印cに示したように、スクリーン110が下降する。
レバー部260の揺動操作をやめて手を放すなどして力を緩めると、図4(b)の矢印dに示したように、操作コード220がゼンマイバネ230の付勢力によりプーリ210に巻き取られる。よって、レバー部260の係止突部266が操作コード220に引っ張られる。すると、図4(b)の矢印eに示したように、グリップ部264が支持部270に近づく方向にレバー部260が揺動する。操作コード220がプーリ210に所定長さ巻き取られると、上述のようにストッパ224がプーリ収容部240の導出口242に当接してそれ以上の巻き取りを規制するため、レバー部260は揺動操作される前の元の位置(基準位置)に戻る。なお、ゼンマイバネ230の付勢力だけでレバー部260を矢印eの方向に揺動させることができない場合は、付勢力を補助する補助バネを支持部270とレバー部260との間に設けるようにしてもよい。
支持部270の上下端部からは、これと直交する方向に固定部274が突出している。固定部274は図示していない窓枠や壁などに固定される。よって、レバー部260を揺動操作しても支持部270が動くことは無いため、安定して操作することができる。
以上、本実施形態のロールスクリーン100の全体構成について説明した。以下、本実施形態のロールスクリーン100の動作について、図5及び図6を参照しながら説明する。図5及び図6は、レバー部260の操作とスクリーン110の動きを説明するための図である。
スクリーン110が開閉の途中で停止している状態を図5(a)に示す。この状態から、図5(b)の矢印fに示したように、ユーザがグリップ部264を支持部270から遠ざかる方向にレバー部260を引っ張って揺動操作させる。すると、図5(b)の矢印gに示したように、操作コード220がプーリ210から巻解かれてプーリ収容部240の外へと引き出され、プーリ210が巻解き方向に回転する。ここでは、操作コード220が所定量を超えてプーリ210から巻解かれたものとする。これにより、第1クラッチ機構180を介して巻取パイプ120が回転し、スクリーン110が、図5(b)の矢印hに示したように、下降する。この下降に伴い、前述のように、ゼンマイバネ230は固定軸138に締め付けられるため、ゼンマイバネ230にはバネ反力が蓄積される。
続いて、ユーザがグリップ部264から手を放すなどして力を緩めると、ゼンマイバネ230の蓄積力によってプーリ210が巻取り方向に回転する。よって、操作コード220がプーリ210に巻き取られ、図5(c)の矢印jに示したように、ストッパ224が上述の導出口242に当接するまで操作コード220が上昇する。操作コード220に引っ張られて、図5(c)の矢印kに示したように、グリップ部264が支持部270に近づく方向にレバー部260が揺動し、元の位置に戻る。
このとき、第1クラッチ機構180の作用により、プーリ210と巻取パイプ120との係合が解除される。このため、プーリ210は、巻取パイプ120に回転を伝達することなく回転する。
プーリ210との連結が解除されると、巻取パイプ120は巻取スプリング150の作用によりスクリーン110を巻取る方向に回転しようとする。しかし、第2クラッチ機構190が作動するため、巻取パイプ120と支持軸140とが連結される。よって、スクリーン110はユーザが操作を止めた位置で停止する。
続いて、ユーザが上記レバー部260の揺動操作を繰り返すと、巻取パイプ120が回転してスクリーン110がさらに下降し、スクリーン110を下限位置まで下降させることができる。またこの操作の回数を調整することで、ユーザは所望の位置までスクリーン110を下降させて停止させることができる。
下降した状態のスクリーン110を上昇させる際には、ユーザは、図6(a)の矢印mに示したように、グリップ部264を所定量だけ支持部270から遠ざかる方向に引っ張り、レバー部260を揺動操作する。これにより、操作コード220が、図6(a)の矢印nに示したように、わずかに引き下げられ、プーリ210が回転する。よって、巻取パイプ120がスクリーン110を巻解く方向にわずかに回転して、スクリーン110が、図6(a)の矢印pに示したように、わずかに下降する。このときのプーリ210の回転量は、第2クラッチ機構190を解除可能な回転量である。
第2クラッチ機構190が巻取パイプ120と支持軸140との連結を解除する。よって、巻取パイプ120が巻取スプリング150の作用によって巻取り方向に回転し、図6(b)の矢印qに示したように、スクリーン110を巻き取っていく。このとき、巻取パイプ120の回転速度は第1ブレーキ160によって減速されるが、上述のように、巻取りの最終段階においては第2ブレーキ170が作動してさらにスクリーン110を減速させ、ウエイトバー112がセットフレーム134に当接するときの衝撃を緩和する。
このとき、ユーザがグリップ部264から手を放すなどして力を緩めると、ゼンマイバネ230の蓄積力によってプーリ210が巻取り方向に回転する。よって、操作コード220がプーリ210に巻き取られ、図6(b)の矢印rに示したように、ストッパ224が上述の導出口242に当接するまで操作コード220が上昇する。そして、操作コード220に引っ張られて、図6(b)の矢印sに示したように、グリップ部264が支持部270に近づく方向にレバー部260が揺動し、レバー部260が元の位置に戻る。
さらに、このスクリーン110の上昇中にユーザがグリップ部264を引っ張って、支持部270から遠ざかる方向にレバー部260を揺動操作させると、プーリ210が巻解き方向に回転する。巻取パイプ120が反転して巻解き方向に所定量回転した後に、グリップ部264から手を放すなどして力を緩めると、スクリーン110は、第2クラッチ機構190の作動によって巻取パイプ120と支持軸140とが連結されることで、停止する。これによりユーザは所望の位置でスクリーン110の上昇を停止させることができる。
(第1の実施形態の効果)
以上説明したように、本実施形態によれば、操作具250のレバー部260を揺動操作することで操作コード220の引っ張り操作が可能となるため、従来のように操作コードを手で掴んで下方に引っ張るという操作が不要となり、結果として、体の不自由なユーザなどであっても容易にスクリーン110を昇降操作することができるようになる。
また、レバー部260を一方に揺動操作して力を緩めるとレバー部260が元の位置に戻るため、レバー部260を繰り返し揺動操作することができるようになり、この繰り返し操作によってスクリーン110の昇降が可能となる。
また、レバー式の操作具250を用いることで、体の不自由なユーザなどであっても容易にスクリーン110を昇降操作することができるようになる。
また、ストッパ224によって操作コード220の巻取量が規制された位置をレバー部260の基準位置とすることができる。また、規制される巻取量を調整することでレバー部260の基準位置を調整することもできるようになる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態に係るロールスクリーン300の構成について、図7を参照しながら説明する。図7は、第2の実施形態のロールスクリーン300の全体構成を示す斜視図である。本実施形態は、操作具350の構成が上記第1の実施形態とは異なるものである。本実施形態では、上記第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
操作具350は、本実施形態の特徴的な構成である。操作具350は、足で踏んで操作するフットペダル式である。操作具350は、図7に示したように、ペダル部(揺動部)360と、支持部370とによって構成される。ペダル部360の一端は連結部362によって支持部370に揺動可能に連結される。ペダル部360の他端には係止孔364が形成されており、係止孔364には操作コード220の係止具222が係止される。支持部370は、床面に設置又は固定される。
以上、操作具350の構成について説明した。以下、本実施形態のロールスクリーン100の作用について、図8を参照しながら説明する。図8は、ロールスクリーン300の作用を説明するための図であり、(a)はペダル部360を揺動させたときの状態を示し、(b)はペダル部360を元に戻したときの状態を示す。
ユーザが、ペダル部360を踏むと、ペダル部360は、図8(a)の矢印tに示したように、連結部362を支点として揺動する。すると、操作コード220が引っ張り操作される。ここでは、操作コード220が所定量を超えてプーリ210から引き出されたものとする。操作コード220が、図8(a)の矢印uに示したように、プーリ210から引き出されると、図8(a)の矢印vに示したように、スクリーン110が下降する。
ユーザが、ペダル部360を踏むのをやめると、図8(b)の矢印wに示したように、操作コード220がゼンマイバネ230の付勢力によりプーリ210に巻き取られる。よって、ペダル部360の係止孔364が操作コード220に引っ張られて、図8(b)の矢印xに示したように、ペダル部360の他端部が支持部370から遠ざかるように揺動し、元の位置に戻る。
ユーザが、ペダル部360をわずかに踏んで操作コード220を所定量だけ引っ張り操作した後にペダル部360を踏むのをやめると、第1の実施形態で説明した通りにスクリーン110が巻き取られる。
(第2の実施形態の効果)
以上説明したように、本実施形態によれば、フットペダル式の操作具350を用いることで、体の不自由なユーザなどであっても容易にスクリーン110を昇降操作することができる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態に係るロールスクリーン400の構成について、図9を参照しながら説明する。図9は、第3の実施形態のロールスクリーン400の全体構成を示す側面図であり、(a)はレバー部260を揺動させたときの状態を示し、(b)はレバー部260を元に戻したときの状態を示す。本実施形態は、支持部270に対するレバー部260の揺動方向が第1の実施形態とは逆である点を除いては、第1の実施形態と同様の構成である。本実施形態では、上記第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
第1の実施形態では、レバー部260を引いて操作したが、本実施形態では、レバー部260を押して操作する。すなわち、レバー部260は、図9(a)の矢印yに示したように、グリップ部264を支持部270の固定部274に近づく方向に押して揺動させる。この際、操作コード220が、図9(a)の矢印zに示したように、プーリ210から引き出される。すると、図9(a)の矢印b2に示したように、スクリーン110が下降する。
レバー部260から手を放して揺動操作をやめると、図9(b)の矢印c2に示したように、操作コード220がゼンマイバネ230の付勢力によりプーリ210に巻き取られる。よって、レバー部260の係止突部266が操作コード220に引っ張られて、図4(b)の矢印d2に示したように、グリップ部264が固定部274から遠ざかる方向にレバー部260が揺動して元の位置に戻る。
(第3の実施形態の効果)
以上説明したように、本実施形態によれば、レバー部260を押して操作するため、引き操作が困難なユーザも操作することが容易になる。
(第4の実施形態)
第4の実施形態に係るロールスクリーン500の構成について、図10を参照しながら説明する。図10は、第4の実施形態のロールスクリーン500の全体構成を示す側面図であり、(a)はレバー部560を揺動させたときの状態を示し、(b)はレバー部560を元に戻したときの状態を示す。本実施形態は、操作具550の構成及び操作コード320にストッパが設けられていない点が上記第1の実施形態とは異なるものである。本実施形態では、上記第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
本実施形態のレバー部560、連結部562、グリップ部564、係止突部566及び経路変更部572は、第1の実施形態のレバー部260、連結部262、グリップ部264、係止突部266及び経路変更部272に対応するため、説明を省略する。
操作具550は、図10に示したように、支持部570が長尺状の筒状に構成されている。支持部570の上端はプーリ収容部240の導出口242に連結され、支持部570内を導出口242から導出された操作コード320が垂下する。支持部570には、上下方向途中位置に第1の実施形態と同様に操作コード320の径路を変更する経路変更部572が設けられている。
また、支持部570の下部には、第1の実施形態と同様に、レバー部560が連結部562によって揺動可能に連結されている。支持部570の下端は円弧状に構成されている。支持部570の下端は床面に載置されるだけでもよく、また固定されていてもよく、また床面から離間していてもよい。なお、レバー部560の構成や操作コード320の配回しは第1の実施形態と同様である。
本実施形態のロールスクリーン500の動作は、第1の実施形態のロールスクリーン100と同様である。すなわち、図10(a)の矢印e2に示したように、グリップ部564を支持部570から遠ざかる方向にレバー部560を引っ張り操作して揺動させる。すると、操作コード320が、図10(a)の矢印f2に示したように、プーリ210から引き出される。すると、図10(a)の矢印g2に示したように、スクリーン110が下降する。
グリップ部564から手を放すなどして力を緩めると、図10(b)の矢印h2に示したように、操作コード320がゼンマイバネ230の付勢力によりプーリ210に巻き取られる。よって、レバー部560の係止突部566が操作コード320に引っ張られる。すると、図10(b)の矢印j2に示したように、グリップ部564が支持部570に近づく方向にレバー部560が揺動して元の位置に戻る。このとき、係止突部566が支持部570に当接しているため、レバー部560はこれ以上同方向に揺動することがない。即ち、第1の実施形態で説明したストッパ224を要せずとも第1の実施形態と同様の動作が可能となる。
(第4の実施形態の効果)
以上説明したように、本実施形態によれば、窓枠や壁面などに支持部570を固定しなくてもよいため、ロールスクリーン500の設置が容易になる。
(第5の実施形態)
次に、第5の実施形態に係るロールスクリーン600の構成について、図11を参照しながら説明する。図11は、第5の実施形態のロールスクリーン600を説明するための側面図である。本実施形態は、一般的な操作グリップ680から操作具250に変更可能な構成である点が上記第1の実施形態とは異なるものである。本実施形態では、上記第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
本実施形態のロールスクリーン600は、図11に示したように、ストッパ624が上下2つに分離可能に構成されている。上部ストッパ部624aには、プーリ210に巻き取られる操作コード220の下端が連結されている。一方、下部ストッパ部624bに連結されている操作コード220には任意の操作具を連結することができる。例えば、図11(b)に示したように、下方に引っ張り操作するときに用いる一般的な操作グリップ680を連結してもよく、図11(c)に示したように、第1の実施形態の操作具250を連結してもよい。
上部ストッパ部624aと下部ストッパ部624bとは、ねじ構造によって着脱するようにしてもよい(図3参照)。下部ストッパ部624bには、一般的な操作グリップ680や操作具250などが予め取り付けられており、これらを上部ストッパ部624aに対して選択的に取り付けることにより、操作方法を選択することができる。
以上、本実施形態のロールスクリーン600の構成について説明した。以下、図11を参照しながら操作グリップ680から操作具250へ変更する工程について説明する。ロールスクリーン600には、図11(a)に示したように、あらかじめ操作グリップ680が取り付けられているものとする。操作グリップ680を操作具250に変更するためには、図11(b)に示したように、上部ストッパ部624aと下部ストッパ部624bを分離する。
続いて、図11(c)に示したように、操作具250が連結されている下部ストッパ部624bを用意する。最後に、図11(d)に示したように、上部ストッパ部624aと下部ストッパ部624bを連結する。よって、操作具250によって第1の実施形態と同様にスクリーン110の昇降を操作することができる。
(第5の実施形態の効果)
以上説明したように、本実施形態によれば、操作具250を上部ストッパ部624aに容易に着脱可能であるため、任意の操作具を選択して取り付けることができる。
(第6の実施形態)
次に、第6の実施形態に係るロールスクリーンの構成について説明する。本実施形態のロールスクリーンは、揺動部がプーリへの操作部材の巻取量を規制する揺動範囲内で揺動可能に構成されており、操作コードにストッパが設けられていない点が第1の実施形態と相違するものであり、その他の点は第1の実施形態と同様である。
本実施形態の揺動部は、揺動範囲が設定されているので、操作コードの引っ張り操作をした後、プーリのゼンマイバネの付勢力によって操作コードが揺動部を引っ張っても、揺動部は揺動範囲以上に揺動しない。よって、プーリに操作コードが必要以上に巻き取られないため、操作コードにストッパを設ける必要がない。
(第6の実施形態の効果)
以上説明したように、本実施形態によれば、操作コードにストッパを設ける必要がないため、部品点数の削減及び構成の簡素化が図れる。
(第7の実施形態)
次に、第7の実施形態に係るロールスクリーンの構成について説明する。本実施形態のロールスクリーンは、以下の点が第1の実施形態と相違するものであり、その他の点は第1の実施形態と同様である。以下、相違する点について説明する。
本実施形態の操作具は、プーリから垂下する操作コードの他端の経路を垂下以外の方向に変更する経路変更部と、経路変更部によって経路を変更された操作コードの他端を垂下以外の方向に引っ張り操作可能とする操作部とを有する構成とされている。よってユーザが操作しやすい方向に操作部材の経路を変更して操作することができる。例えば、操作部を水平方向に押圧することにより操作コードの他端を引っ張り操作可能な構成とすれば、手のみならず体の任意の位置で押圧して操作できる。
(第7の実施形態の効果)
以上説明したように、本実施形態によれば、操作具の操作部を垂下以外の方向に引っ張り操作することで昇降操作が可能になるため、ユーザが操作しやすい方向に操作部材の経路を変更して操作することができる。
また、操作部を押圧することにより操作コードの他端を引っ張り操作可能であるため、手のみならず体の任意の位置で押圧して操作できる。よって、ユーザにとって使い易いものとなる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、第1の実施形態では、レバー部260は、ゼンマイバネ230による操作コード220を介した付勢力によって、連結部262を支点として揺動操作される向きとは逆向きに付勢される構成としたが、本発明はこの例に限定されない。操作コードがプーリに巻き取られれば、任意な設計とすることができる。例えば、レバー部は手動で元の位置に戻してもよい。
また、第1の実施形態では、レバー部260を手前に引くことで揺動操作し、第3の実施形態では、レバー部260を奥側に押すことで揺動操作したが、本発明はこの例に限定されない。レバー部は、スクリーン面に沿って左右方向に揺動操作する構成としてもよい。
また、第5の実施形態では、操作具250はストッパ624に着脱可能に連結される構成としたが、本発明はこの例に限定されない。操作具を容易に交換できれば任意の設計とすることができる。例えば、操作コードの他端を操作具に着脱可能な構成としてもよい。
100、300、400、500、600 ロールスクリーン(開閉装置)
110 スクリーン(開閉体)
112 ウエイトバー
120 巻取パイプ
130 支持部材
132a、132b サイドプレート
134 セットフレーム
136 ブラケット
138 固定軸
140 支持軸
150 巻取スプリング
160 第1ブレーキ
170 第2ブレーキ
180 第1クラッチ機構
190 第2クラッチ機構
200 操作ユニット(操作装置)
210 プーリ
212 バネ連結部
220、320 操作コード(操作部材)
222 係止具
224、624 ストッパ
230 ゼンマイバネ(付勢部材)
240 プーリ収容部
242 導出口
250、350、550 操作具
260、560 レバー部(揺動部)
262、362、562 連結部
264、564 グリップ部
266、566 係止突部
270、370、570 支持部
272、572 経路変更部
274 固定部
360 ペダル部(揺動部)
364 係止孔
624a 上部ストッパ部
624b 下部ストッパ部
680 操作グリップ

Claims (11)

  1. 開閉体を昇降又は開閉操作するための操作装置を備えた開閉装置であって、
    前記操作装置は、
    回転可能に支持されたプーリと、
    プーリに巻き取り及び巻き解き可能に一端が連結された操作部材と、
    前記操作部材を前記プーリに巻き取る方向に付勢する付勢部材と、
    前記操作部材の引っ張り操作を可能とする操作具と、
    を備え、
    前記操作具を用いた引っ張り操作による前記操作部材の巻き解きと、前記付勢部材の付勢による前記操作部材の巻き取りとが繰り返されることで、前記開閉体の昇降又は開閉を行い、
    前記操作具は、前記操作部材の他端が連結された揺動部と、前記揺動部が連結部によって揺動可能に連結された支持部とを有し、前記揺動部が揺動操作されることで前記操作部材の引っ張り操作を可能としたことを特徴とする、開閉装置。
  2. 前記操作具を用いた引っ張り操作による前記操作部材の所定量を超えた巻き解きと、前記付勢部材の付勢による前記操作部材の巻き取りとが繰り返されることで、前記開閉体の上昇及び下降のいずれか一方、又は開放及び閉塞のいずれか一方を行い、前記操作具を用いた引っ張り操作による前記操作部材の所定量の巻き解きで、前記開閉体の上昇及び下降のいずれか他方、又は開放及び閉塞のいずれか他方を行う、ことを特徴とする、請求項1に記載の開閉装置。
  3. 前記揺動部は、前記付勢部材による前記操作部材を介した付勢力によって、前記連結部を支点として揺動操作される向きとは逆向きに付勢されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の開閉装置。
  4. 前記揺動部は、前記支持部に対して揺動操作可能なレバーであることを特徴とする、請求項1~3のいずれかに記載の開閉装置。
  5. 前記揺動部は、前記支持部に対して揺動操作可能なフットペダルであることを特徴とする、請求項1~3のいずれかに記載の開閉装置。
  6. 前記操作部材には、プーリへの巻取量を規制するストッパが設けられており、
    前記揺動部は、前記ストッパにより前記巻取量が規制された位置を基準に揺動操作可能であることを特徴とする、請求項1~5のいずれかに記載の開閉装置。
  7. 前記操作具は、前記ストッパに着脱可能に連結されることを特徴とする、請求項6に記載の開閉装置。
  8. 前記揺動部は、前記プーリへの前記操作部材の巻取量を規制する揺動範囲で揺動可能であることを特徴とする、請求項1~5のいずれかに記載の開閉装置。
  9. 開閉体を昇降又は開閉操作するための操作装置を備えた開閉装置であって、
    前記操作装置は、
    回転可能に支持されたプーリと、
    プーリに巻き取り及び巻き解き可能に一端が連結された操作部材と、
    前記操作部材を前記プーリに巻き取る方向に付勢する付勢部材と、
    前記操作部材の引っ張り操作を可能とする操作具と、
    を備え、
    前記操作具を用いた引っ張り操作による前記操作部材の巻き解きと、前記付勢部材の付勢による前記操作部材の巻き取りとが繰り返されることで、前記開閉体の昇降又は開閉を行い、
    前記操作具は、前記プーリから垂下する前記操作部材の他端の経路を垂下以外の方向に変更する経路変更部と、前記経路変更部によって経路を変更された前記操作部材の他端を垂下以外の方向に引っ張り操作可能とする操作部とを有することを特徴とする、開閉装置。
  10. 前記操作具を用いた引っ張り操作による前記操作部材の所定量を超えた巻き解きと、前記付勢部材の付勢による前記操作部材の巻き取りとが繰り返されることで、前記開閉体の上昇及び下降のいずれか一方、又は開放及び閉塞のいずれか一方を行い、前記操作具を用いた引っ張り操作による前記操作部材の所定量の巻き解きで、前記開閉体の上昇及び下降のいずれか他方、又は開放及び閉塞のいずれか他方を行う、ことを特徴とする、請求項9に記載の開閉装置。
  11. 前記操作部を水平方向に押圧することにより前記操作部材の他端を引っ張り操作可能であることを特徴とする、請求項9又は10に記載の開閉装置。

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