WO2008004429A1 - Étiquette pliable, article avec étiquette pliable, et procédé de fabrication de l'article - Google Patents

Description

明 細 書

折り畳みラベル、折り畳みラベル付き物品及びその製造方法

技術分野

[0001] 本発明は、折り畳みラベル、折り畳みラベル付き物品及びその製造方法に関するも のである。

背景技術

[0002] 従来から、下記特許文献 1〜3に開示されているように、多くの情報を表示するため に、表裏の所定箇所に表示内容が記載された 1枚のシートのみを用い当該シートを 折り畳んで構成された折り畳みラベルが提案されて!ヽる。

[0003] 特許文献 1〜3に開示された折り畳みラベルではいずれも、当該折り畳みラベルの 一方側には、 1本以上の折り曲げ線により区画され重ね合わされた複数のシート片の うちの第 1のシート片のみが現れ、当該折り畳みラベルの他方側には、前記複数のシ ート片のうちの第 2のシート片のみが現れている。そして、前記シートの所定箇所同 士が接着剤で接着されることで、当該折り畳みラベルが展開せずに折り畳み状態を 保持するようにされている。

[0004] そして、これらの折り畳みラベルを容器などの物品に付着する際には、前記第 2の シート片の、前記折り畳みラベルの前記他方の面側が、接着剤によって前記物品に 接着されている。

[0005] なお、これらの折り畳みラベルでは、消費者等が当該ラベルの全ての表示内容を 見る場合に当該ラベルを展開することができるように構成されて 、る。

特許文献 1：実開平 6— 55161号公報

特許文献 2：特開平 8— 101640号公報

特許文献 3：特開平 11― 149247号公報

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0006] し力しながら、前記従来の折り畳みラベルでは、シートの所定箇所同士を接着剤で 接着しているので、その分、ラベル製造工程が増すとともに、ラベル製造時に接着剤 塗布可能な製造装置を用いなければならず、コストが増大していた。

[0007] 本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、シートのいずれの箇所同士も 接着せずにすみ、コスト低減を図ることができる折り畳みラベル、これを用いた折り畳 みラベル付き物品、及び、その折り畳みラベル付き物品の製造方法を提供することを 目的とする。

課題を解決するための手段

[0008] 前記課題を解決するため、本発明の第 1の態様による折り畳みラベルは、表裏の所 定箇所に表示内容が記載された 1枚のシートのみを用い当該シートを折り畳んで構 成されかつ当該シートのいずれの箇所同士も接着されることなく構成された折り畳み ラベルであって、（i) 1本以上の折り曲げ線により区画され重ね合わされた複数のシ ート片のうち、前記 1本以上の折り曲げ線のうちの第 1の折り曲げ線を介して隣り合つ て連続する第 1及び第 2のシート片が、当該折り畳みラベルの折り畳み状態において 、当該折り畳みラベルの一方の面側及び他方の面側にそれぞれ現れ、（ii)当該折り 畳みラベルの前記一方の面側には、前記第 1のシート片のみが現れ、（m)当該折り 畳みラベルの前記他方の面側には、前記第 2のシート片の他に、前記第 2のシート片 から前記第 1の折り曲げ線の側とは反対の側にはみ出したはみ出し部分をなす前記 第 1のシート片の一部のみが現れ、（iv)前記第 1のシート片に、前記第 1のシート片を 前記はみ出し部分の側と前記第 1の折り曲げ線の側とに分断するための 1本又は複 数本のミシン目が形成されたものである。

[0009] 前記複数本のミシン目は、帯状の切り取り部を画成してもよい。この点は、後述する 各態様にっ 、ても同様である。

[0010] また、前記ミシン目は、切断可能に切れ目が断続したパターンを意味しており、必 ずしも単純な点線状のパターンに限定されるものではない。この点は、後述する各態 様についても同様である。

[0011] この第 1の態様による折り畳みラベルは、前記シートのいずれの箇所同士も接着さ れることなく構成されているので、当該折り畳みラベルを容器等の物品に接着する前 の状態では、特別には、各シート片は折り畳み状態に保持されていない。し力しなが ら、この第 1の態様では、前記 (i)〜(iii)の要件を具備しているので、例えば、前記折 り畳みラベルの前記はみ出し部分及び前記第 2のシート片の、前記折り畳みラベル の前記他方の面側を前記物品に接着すると、各シート片は折り畳み状態に保持され る。そして、消費者等が当該折り畳みラベルの全ての表示内容を見る場合には、前 記 (iv)の要件を具備しているので、そのミシン目に沿って切断することによって、当該 ラベルを容易に展開することができる。

[0012] このように、この第 1の態様による折り畳みラベルは、 1枚のシートのみを用い当該シ ートを折り畳んで構成されているにもかかわらず、当該シートのいずれの箇所同士も 接着されていないので、製造工程が簡単となるとともに、接着剤塗布可能な製造装 置を用いる必要がな 、ので、コストを低減することができる。

[0013] 本発明の第 2の態様による折り畳みラベルは、表裏の所定箇所に表示内容が記載 された 1枚のシートのみを用い当該シートを折り畳んで構成されかつ当該シートのい ずれの箇所同士も接着されることなく構成された折り畳みラベルであって、 (02本以 上の折り曲げ線により区画され重ね合わされた 3つ以上のシート片のうち、前記 2本 以上の折り曲げ線のうちの第 1の折り曲げ線を介して隣り合って連続する第 1及び第 2のシート片が、当該折り畳みラベルの折り畳み状態において、当該折り畳みラベル の一方の面側及び他方の面側にそれぞれ現れ、 (ii)前記 3つ以上のシート片のうち の第 3のシート片が、 前記 2本以上の折り曲げ線のうちの第 2の折り曲げ線を介して 前記第 1のシート片と隣り合って連続し、（iii)前記第 1及び第 2の折り曲げ線は、前記 第 1のシート片の互いに反対の側に位置し、 (iv)当該折り畳みラベルの前記一方の 面側には、前記第 1のシート片のみが現れ、（V)当該折り畳みラベルの前記他方の面 側には、前記第 2のシート片の他に、前記第 2のシート片力 前記第 1の折り曲げ線 の側とは反対の側にはみ出したはみ出し部分をなす第 3のシート片の一部のみが現 れ、（vi)前記第 1のシート片に、前記第 1のシート片を前記第 1の折り曲げ線の側と前 記第 2の折り曲げ線の側とに分断するための 1本又は複数本のミシン目が形成された ものである。

[0014] この第 2の態様による折り畳みラベルは、前記シートのいずれの箇所同士も接着さ れることなく構成されているので、当該折り畳みラベルを容器等の物品に接着する前 の状態では、特別には、各シート片は折り畳み状態に保持されていない。しかしなが ら、この第 2の態様では、前記 (i)〜(v)の要件を具備しているので、例えば、前記折 り畳みラベルの前記はみ出し部分及び前記第 2のシート片の、前記折り畳みラベル の前記他方の面側を前記物品に接着すると、各シート片は折り畳み状態に保持され る。そして、消費者等が当該折り畳みラベルの全ての表示内容を見る場合には、前 記 (vi)の要件を具備しているので、そのミシン目に沿って切断することによって、当該 ラベルを容易に展開することができる。

[0015] このように、この第 2の態様による折り畳みラベルは、 1枚のシートのみを用い当該シ ートを折り畳んで構成されているにもかかわらず、当該シートのいずれの箇所同士も 接着されていないので、製造工程が簡単となるとともに、接着剤塗布可能な製造装 置を用いる必要がな 、ので、コストを低減することができる。

[0016] 本発明の第 3の態様による折り畳みラベルは、表裏の所定箇所に表示内容が記載 された 1枚のシートのみを用い当該シートを折り畳んで構成されかつ当該シートのい ずれの箇所同士も接着されることなく構成された折り畳みラベルであって、 ( 1本以 上の折り曲げ線により区画され重ね合わされた複数のシート片のうち、前記 1本以上 の折り曲げ線のうちの第 1の折り曲げ線を介して隣り合って連続する第 1及び第 2の シート片が、当該折り畳みラベルの折り畳み状態において、当該折り畳みラベルの一 方の面側及び他方の面側にそれぞれ現れ、 (ii)当該折り畳みラベルの前記一方の 面側には、前記第 1のシート片のみが現れ、（m)当該折り畳みラベルの前記他方の 面側には、前記第 2のシート片の他に、前記第 2のシート片力 前記第 1の折り曲げ 線の側とは反対の側にはみ出したはみ出し部分をなす前記第 1のシート片の一部の みが現れ、（iv)前記はみ出し部分の、当該折り畳みラベルの前記他方の面側に、剥 離剤が形成されたものである。

[0017] この第 3の態様による折り畳みラベルは、前記シートのいずれの箇所同士も接着さ れることなく構成されているので、当該折り畳みラベルを容器等の物品に接着する前 の状態では、特別には、各シート片は折り畳み状態に保持されていない。しかしなが ら、この第 3の態様では、前記 (i)〜(iii)の要件を具備しているので、例えば、前記折 り畳みラベルの前記はみ出し部分及び前記第 2のシート片の、前記折り畳みラベル の前記他方の面側を前記物品に接着すると、各シート片は折り畳み状態に保持され る。そして、前記 (iv)の要件を具備しているので、前記折り畳みラベルの前記はみ出 し部分は、剥離剤を介して接着剤によって前記物品に接着されることから、その接着 強度は比較的弱くなる。したがって、前記折り畳みラベルの前記はみ出し部分を前記 物品から比較的容易に剥がすことができ、消費者等が当該折り畳みラベルの全ての 表示内容を見る場合には、前記はみ出し部分を前記物品から剥がすことによって、 当該ラベルを容易に展開することができる。

[0018] このように、この第 3の態様による折り畳みラベルは、 1枚のシートのみを用い当該シ ートを折り畳んで構成されているにもかかわらず、当該シートのいずれの箇所同士も 接着されていないので、製造工程が簡単となるとともに、接着剤塗布可能な製造装 置を用いる必要がな 、ので、コストを低減することができる。

[0019] なお、前記剥離剤は、接着剤による接着の際にその接着強度を弱めて剥離し易く するものをいい、例えば、いわゆる剥離ニス（例えば、 日本国の大日本インキ化学ェ 業株式会社製の「剥離 OPニス」）などを挙げることができる。前記剥離剤は、例えば、 印刷等により形成しておくことができる。これらの点は、下記の各態様についても同様 である。

[0020] 本発明の第 4の態様による折り畳みラベルは、表裏の所定箇所に表示内容が記載 された 1枚のシートのみを用い当該シートを折り畳んで構成されかつ当該シートのい ずれの箇所同士も接着されることなく構成された折り畳みラベルであって、 (02本以 上の折り曲げ線により区画され重ね合わされた 3つ以上のシート片のうち、前記 2本 以上の折り曲げ線のうちの第 1の折り曲げ線を介して隣り合って連続する第 1及び第 2のシート片が、当該折り畳みラベルの折り畳み状態において、当該折り畳みラベル の一方の面側及び他方の面側にそれぞれ現れ、 (ii)前記 3つ以上のシート片のうち の第 3のシート片が、 前記 2本以上の折り曲げ線のうちの第 2の折り曲げ線を介して 前記第 1のシート片と隣り合って連続し、（iii)前記第 1及び第 2の折り曲げ線は、前記 第 1のシート片の互いに反対の側に位置し、 (iv)当該折り畳みラベルの前記一方の 面側には、前記第 1のシート片のみが現れ、（V)当該折り畳みラベルの前記他方の面 側には、前記第 2のシート片の他に、前記第 2のシート片力 前記第 1の折り曲げ線 の側とは反対の側にはみ出したはみ出し部分をなす第 3のシート片の一部のみが現 れ、（vi)前記はみ出し部分の、当該折り畳みラベルの前記他方の面側に、剥離剤が 形成されたものである。

[0021] この第 4の態様による折り畳みラベルは、前記シートのいずれの箇所同士も接着さ れることなく構成されているので、当該折り畳みラベルを容器等の物品に接着する前 の状態では、特別には、各シート片は折り畳み状態に保持されていない。しかしなが ら、この第 4の態様では、前記 (i)〜(v)の要件を具備しているので、例えば、前記折 り畳みラベルの前記はみ出し部分及び前記第 2のシート片の、前記折り畳みラベル の前記他方の面側を前記物品に接着すると、各シート片は折り畳み状態に保持され る。そして、前記 (vi)の要件を具備しているので、前記折り畳みラベルの前記はみ出 し部分は、剥離剤を介して接着剤によって前記物品に接着されることから、その接着 強度は比較的弱くなる。したがって、前記折り畳みラベルの前記はみ出し部分を前記 物品から比較的容易に剥がすことができ、消費者等が当該折り畳みラベルの全ての 表示内容を見る場合には、前記はみ出し部分を前記物品から剥がすことによって、 当該ラベルを容易に展開することができる。

[0022] このように、この第 4の態様による折り畳みラベルは、 1枚のシートのみを用い当該シ ートを折り畳んで構成されているにもかかわらず、当該シートのいずれの箇所同士も 接着されていないので、製造工程が簡単となるとともに、接着剤塗布可能な製造装 置を用いる必要がな 、ので、コストを低減することができる。

[0023] 本発明の第 5の態様による折り畳みラベル付き物品は、前記第 1乃至第 4のいずれ かの態様による折り畳みラベルが付着された物品であって、前記折り畳みラベルの 前記はみ出し部分及び前記第 2のシート片の、前記折り畳みラベルの前記他方の面 側が、接着剤により前記物品に接着されたものである。

[0024] 前記物品としては、例えば、箱、包、瓶、ボトル又は缶などの容器を挙げることがで きる。この点は、後述する各態様についても同様である。

[0025] この第 5の態様による折り畳みラベル付き物品では、前記第 1乃至第 4のいずれか の態様による折り畳みラベルが付着されて ヽるので、当該折り畳みラベル付き物品の 全体としても、コストを低減することができる。

[0026] 本発明の第 6の態様による折り畳みラベル付き物品の製造方法は、前記第 5の態 様による折り畳みラベル付き物品を製造する方法であって、 ( 前記折り畳みラベル 及び前記折り畳みラベルを付着すべき物品を用意し、 (ii)前記折り畳みラベルの前 記他方の面側を外側にして前記折り畳みラベルを吸着ドラムに吸着させるとともに、 前記折り畳みラベルの前記はみ出し部分の側を前記吸着ドラムの回転方向の後側と し前記折り畳みラベルの前記第 1の折り曲げ線の側を前記吸着ドラムの前記回転方 向の先側として前記折り畳みラベルを前記吸着ドラムに吸着させた状態で、前記吸 着ドラムを前記回転方向に回転させつつ、前記折り畳みラベルの前記はみ出し部分 及び前記第 2のシート片の、前記折り畳みラベルの前記他方の面側に接着剤を、塗 布ローラにて塗布し、（m)前記吸着ドラムを前記回転方向に回転させつつ、前記接 着剤が塗布された後の前記折り畳みラベルを前記吸着ドラムによって前記物品に押 し付けることによって、前記折り畳みラベルの前記はみ出し部分及び前記第 2のシー ト片の、前記折り畳みラベルの前記他方の面側を、前記接着剤により前記物品に接 着するものである。

[0027] この第 6の態様は、前記第 5の態様による折り畳みラベル付き物品の製造方法の一 例を挙げたものである。この第 6の態様によれば、前記 (ii)のようにして吸着ドラムに 対する当該折り畳みラベルの表裏や向きを設定することで、当該折り畳みラベルをあ た力も 1枚の折り畳まれていないシートと同様に取り扱うことが可能となり、前記吸着ド ラムや塗布ローラを有する既存のラベル貼り付け装置（ 1枚の折り畳まれて 、な 、シ ートからなるラベルを貼り付ける装置)などを用いて、前記第 5の態様による折り畳み ラベル付き物品を製造することができる。 なお、前記 (ϋ)の場合とは逆に、前記折り 畳みラベルの前記はみ出し部分の側を前記吸着ドラムの回転方向の先側とし前記折 り畳みラベルの前記第 1の折り曲げ線の側を前記吸着ドラムの前記回転方向の後側 として前記折り畳みラベルを前記吸着ドラムに吸着させると、当該折り畳みラベルに めくれや皺等が生じ易くなつてしまい、当該折り畳みラベルを前記物品に適切に付 着させることができない場合が生ずる。これに対し、前記 (ii)のようにして当該折り畳 みラベルを吸着ドラムに吸着させると、当該折り畳みラベルにめくれや皺等が生じ難 くなり、当該折り畳みラベルを前記物品に適切に付着させることができる。

[0028] 本発明の第 7の態様による折り畳みラベル付き物品は、前記第 1乃至第 4のいずれ かの態様による折り畳みラベルが付着された物品であって、（i)前記折り畳みラベル は、前記折り畳みラベルの前記一方の面側を外側にするとともに前記第 1の折り曲げ 線を巻き付け開始端部として、前記物品の外周面に 1周よりも多く巻き付けられ、（ii) 前記折り畳みラベルの前記第 2のシート片の、前記折り畳みラベルの前記他方の面 側の少なくとも一部が、接着剤により前記物品に接着され、（iii)前記折り畳みラベル の前記はみ出し部分の、前記折り畳みラベルの前記他方の面側の少なくとも一部が 、これに対面する前記第 1のシート片の、当該折り畳みラベルの前記一方の面側の 一部に接着剤により接着されたものである。

[0029] この第 7の態様による折り畳みラベル付き物品では、前記第 1乃至第 4のいずれか の態様による折り畳みラベルが付着されて ヽるので、当該折り畳みラベル付き物品の 全体としても、コストを低減することができる。

[0030] 本発明の第 8の態様による折り畳みラベルは、表裏の所定箇所に表示内容が記載 された 1枚のシートのみを用い当該シートを折り畳んで構成されかつ当該シートのい ずれの箇所同士も接着されることなく構成された折り畳みラベルであって、 ( 1本以 上の折り曲げ線により区画され重ね合わされた複数のシート片のうち、前記 1本以上 の折り曲げ線のうちの第 1の折り曲げ線を介して隣り合って連続する第 1及び第 2の シート片が、当該折り畳みラベルの折り畳み状態において、当該折り畳みラベルの一 方の面側及び他方の面側にそれぞれ現れ、 (ii)当該折り畳みラベルの前記一方の 面側には、前記第 1のシート片のみが現れ、（m)当該折り畳みラベルの前記他方の 面側には、前記第 2のシート片の他に、前記第 2のシート片力 前記第 1の折り曲げ 線の側とは反対の側にはみ出したはみ出し部分をなす前記第 1のシート片の一部の みが現れ、（iv)前記第 1のシート片に、前記第 1のシート片を前記第 1の折り曲げ線 の側とその反対側とに分断するための複数本のミシン目が形成され、 (v)前記複数本 のミシン目は、前記第 1のシート片に、切り取り可能な帯状の切り取り部を形成し、 (vi )前記切り取り部は、前記はみ出し部分の一部を含み、（vii)前記はみ出し部分の、当 該折り畳みラベルの前記他方の面側に、前記切り取り部の付近において剥離剤が形 成されたものである。

[0031] この第 8の態様による折り畳みラベルは、前記シートのいずれの箇所同士も接着さ れることなく構成されているので、当該折り畳みラベルを容器等の物品に接着する前 の状態では、特別には、各シート片は折り畳み状態に保持されていない。しかしなが ら、この第 8の態様では、前記 (i)〜(vii)の要件を具備しているので、後述する第 9の 態様のように物品の外周面に巻き付けて所定箇所を接着すると、各シート片は折り畳 み状態に保持される。そして、消費者等が当該折り畳みラベルの全ての表示内容を 見る場合には、前記 (v)〜(vii)の要件を具備しているので、帯状の切り取り部を切り 取ることによって、当該ラベルを容易に展開することができる。また、前記 (v)〜(vii) の要件を具備しているので、帯状の切り取り部を切り取った後には、切り取り部が存 在していた箇所において物品が外部に露出する。よって、容器等の物品が透明又は 半透明であれば、その内容物の残量を容易に確認することができる。

[0032] 本発明の第 9の態様による折り畳みラベル付き物品は、前記第 8の態様による折り 畳みラベルが付着された物品であって、（i)前記折り畳みラベルは、前記折り畳みラ ベルの前記一方の面側を外側にするとともに前記第 1の折り曲げ線を巻き付け開始 端部として前記物品の外周面に 1周よりも多く巻き付けられ、（ii)前記折り畳みラベル の前記第 2のシート片の、前記折り畳みラベルの前記他方の面側の少なくとも一部が 、接着剤により前記物品に接着され、（iii)前記折り畳みラベルの前記はみ出し部分 の、前記折り畳みラベルの前記他方の面側の一部が、これに対面する前記第 1のシ ート片の、当該折り畳みラベルの前記一方の面側の一部に接着剤により接着され、（i V)前記折り畳みラベルの前記はみ出し部分の、前記折り畳みラベルの前記他方の面 側の他の一部力 これに対面する前記物品に接着剤により接着されたものである。

[0033] この第 9の態様による折り畳みラベル付き物品では、前記第 1乃至第 4のいずれか の態様による折り畳みラベルが付着されて ヽるので、当該折り畳みラベル付き物品の 全体としても、コストを低減することができる。

発明の効果

[0034] 本発明によれば、シートの!/、ずれの箇所同士も接着せずにすみ、コスト低減を図る ことができる折り畳みラベル、これを用いた折り畳みラベル付き物品、及び、その折り 畳みラベル付き物品の製造方法を提供することができる。

図面の簡単な説明 [図 1]図 1は、本発明の第 1の実施の形態による折り畳みラベルを示す概略斜視図で ある。

[図 2]図 2は、図 1中の A—A'線に沿った概略断面図である。

[図 3]図 3は、図 1に示す折り畳みラベルを示す折り畳み前の概略展開図である。

[図 4]図 4は、図 1に示す折り畳みラベルを袋に付着した状態を示す概略断面図であ る。

[図 5]図 5は、袋に付着された状態において図 1に示す折り畳みラベルを展開した状 態を示す概略断面図である。

[図 6]図 6は、ラベル貼り付け装置を模式的に示す概略構成図である。

[図 7]図 7は、図 1に示す折り畳みラベルをボトルに付着した状態を示す概略斜視図 である。

[図 8]図 8は、本発明の第 2の実施の形態による折り畳みラベルを示す概略斜視図で ある。

[図 9]図 9は、図 8に示す折り畳みラベルを袋に付着した状態を示す概略断面図であ る。

[図 10]図 10は、本発明の第 3の実施の形態による折り畳みラベルを示す概略斜視図 である。

[図 11]図 11は、図 10中の B— B'線に沿った概略断面図である。

[図 12]図 12は、図 10に示す折り畳みラベルを袋に付着した状態を示す概略断面図 である。

[図 13]図 13は、袋に付着された状態において図 10に示す折り畳みラベルを展開し た状態を示す概略断面図である。

[図 14]図 14は、本発明の第 4の実施の形態による折り畳みラベルを示す概略斜視図 である。

[図 15]図 15は、図 14に示す折り畳みラベルを袋に付着した状態を示す概略断面図 である。

[図 16]図 16は、本発明の第 5の実施の形態による折り畳みラベルを示す概略斜視図 である。 [図 17]図 17は、図 16中の C— C'線に沿った概略断面図である。

[図 18]図 18は、図 16に示す折り畳みラベルを袋に付着した状態を示す概略断面図 である。

圆 19]図 19は、袋に付着された状態において図 16に示す折り畳みラベルを展開し た状態を示す概略断面図である。

[図 20]図 20は、本発明の第 6の実施の形態による折り畳みラベルを示す概略斜視図 である。

[図 21]図 21は、図 20に示す折り畳みラベルを袋に付着した状態を示す概略断面図 である。

[図 22]図 22は、本発明の第 7の実施の形態による折り畳みラベルを示す概略斜視図 である。

[図 23]図 23は、図 22中の D— D'線に沿った概略断面図である。

[図 24]図 24は、図 22に示す折り畳みラベルを示す折り畳み前の概略展開図である。

[図 25]図 25は、図 22に示す折り畳みラベルを袋に付着した状態を示す概略断面図 である。

[図 26]図 26は、袋に付着された状態において図 22に示す折り畳みラベルを展開し た状態を示す概略断面図である。

[図 27]図 27は、本発明の第 8の実施の形態による折り畳みラベルを示す概略斜視図 である。

[図 28]図 28は、図 27中の E—E'線に沿った概略断面図である。

[図 29]図 29は、図 27に示す折り畳みラベルを袋に付着した状態を示す概略断面図 である。

[図 30]図 30は、本発明の第 9の実施の形態による折り畳みラベルを示す概略斜視図 である。

[図 31]図 31は、図 30中の F—F'線に沿った概略断面図である。

[図 32]図 32は、図 30に示す折り畳みラベルを袋に付着した状態を示す概略断面図 である。

[図 33]図 33は、本発明の第 10の実施の形態による折り畳みラベルを示す概略斜視 図である。

[図 34]図 34は、図 33中の G— G'線に沿った概略断面図である。

[図 35]図 35は、図 33に示す折り畳みラベルを袋に付着した状態を示す概略断面図 である。

[図 36]図 36は、本発明の第 11の実施の形態による折り畳みラベルを示す概略斜視 図である。

[図 37]図 37は、図 36中の H—H，線に沿った概略断面図である。

[図 38]図 38は、図 36に示す折り畳みラベルを袋に付着した状態を示す概略断面図 である。

[図 39]図 39は、本発明の第 12の実施の形態による折り畳みラベル付き物品を示す 概略斜視図である。

[図 40]図 40は、図 39に示す折り畳みラベル付き物品の概略横断面図である。

[図 41]図 41は、本発明の第 13の実施の形態による折り畳みラベル付き物品の概略 横断面図である。

[図 42]図 42は、本発明の第 14の実施の形態による折り畳みラベル付き物品の概略 横断面図である。

[図 43]図 43は、本発明の第 15の実施の形態による折り畳みラベル付き物品の概略 横断面図である。

[図 44]図 44は、本発明の第 16の実施の形態による折り畳みラベルを示す概略斜視 図である。

[図 45]図 45は、図 44中の J J，線に沿った概略断面図である。

[図 46]図 46は、図 44に示す折り畳みラベルを示す折り畳み前の概略展開図である。

[図 47]図 47は、図 44に示す折り畳みラベルをボトルに付着した状態を示す概略斜視 図である。

[図 48]図 48は、図 47に示す折り畳みラベル付き物品の概略横断面図である。

[図 49]図 49は、図 47に示す折り畳みラベル付き物品の所定の状態を示す概略斜視 図である。

[図 50]図 50は、本発明の第 17の実施の形態による折り畳みラベルを示す概略斜視 図である。

[図 51]図 51は、図 50中の L—L'線に沿った概略断面図である。

[図 52]図 52は、本発明の第 18の実施の形態による折り畳みラベルを示す概略斜視 図である。

[図 53]図 53は、図 52中の M— M，線に沿った概略断面図である。

[図 54]図 54は、図 52に示す折り畳みラベルを付着したボトルを示す概略横断面図で ある。

[図 55]図 55は、ミシン目の各パターン例を示す概略平面図である。

符号の説明

[0036] 1, 41, 51, 61, 71, 81, 91, 111, 141, 151, 161, 171, 181 折り畳みラベル

2, 42, 62, 142 シート

3, 43, 44, 63, 64, 65, 143, 144 折り曲げ線

4, 5, 45, 46, 47, 66, 67, 68, 69, 145, 146, 147 シート片

4a, 47a, 68a, 145a はみ出し部分

6a, 6b, 48a, 48b, 70a, 70, 148a, 148b ミシン目

発明を実施するための最良の形態

[0037] 以下、本発明による折り畳みラベル、その折り畳みラベルを用いた折り畳みラベル 付き物品、並びに、その折り畳みラベル付き物品の製造方法について、図面を参照 して説明する。

[0038] [第 1の実施の形態]

[0039] 図 1は、本発明の第 1の実施の形態による折り畳みラベル 1を示す概略斜視図であ る。図 2は、図 1中の A—A'線に沿った概略断面図である。図 3は、本実施の形態に よる折り畳みラベル 1を示す折り畳み前の概略展開図である。

[0040] この折り畳みラベル 1は、表裏の所定箇所に表示内容（図示せず）が記載された 1 枚のシート 2のみを用い当該シート 2を折り畳んで構成され、かつ、当該シート 2のい ずれの箇所同士も接着されることなく構成されて 、る。

[0041] そして、 1本の折り曲げ線 3により区画され重ね合わされた複数のシート片 4, 5のう ち、折り曲げ線 3を介して隣り合って連続する第 1及び第 2のシート片 4, 5が、折り畳 みラベル 1の折り畳み状態において、折り畳みラベル 1の上面側及び下面側にそれ ぞれ現れている。折り畳みラベル 1の上面側には、第 1のシート片 4のみが現れてい る。折り畳みラベル 1の下面側には、第 2のシート片 5の他に、第 2のシート片 5から折 り曲げ線 3の側とは反対の側にはみ出したはみ出し部分 4aをなす第 1のシート片 4の 一部のみが現れている。

[0042] 第 1のシート片 4には、第 1のシート片 4をはみ出し部分 4aの側と折り曲げ線 3の側と に分断するための 2本のミシン目 6a, 6bが形成されている。本実施の形態では、 2本 のミシン目 6a, 6bによって、第 1のシート片 4に帯状の切り取り部 4bが画成されている 。もっとも、 1本のミシン目 6aのみを形成するだけでもよぐその場合でも、ミシン目 6a で切断することで、第 1のシート片 4を分断し得る。また、本実施の形態では、ミシン目 6a, 6bは、折り曲げ線 3の付近に形成されている力 第 1のシート片 4をはみ出し部 分 4aの側と折り曲げ線 3の側とに分断できる位置であれば、ミシン目 6a, 6bの形成 位置は特に限定されるものではな 、。

[0043] シート 2としては、上質紙等の紙、合成紙、フィルム、紙にフィルムを貼り付けたもの 等の各種材質のものを採用することができる。また、シート 2は、文字、図形や記号等 の表示内容を印刷した後などにつや出し加工やニスカ卩ェゃ耐水ィ匕剤のコーティング などの各種の処理を片面又は両面に施したものでもよい。

[0044] 本実施の形態では、はみ出し部分 4の下面及びシート片 5の下面を除く領域には、 表示内容が印刷等により記載されて 、るが、その図示は省略して 、る。

[0045] 図 4は、本実施の形態による折り畳みラベル 1を、物品としての容器である角底袋な どの袋 100に付着した状態を示す概略断面図であり、図 2に対応している。なお、図 4では、袋 100は大幅に簡略ィ匕して示している。

[0046] この折り畳みラベル 1は、図 4に示すように、袋 100などの物品に付着される際に、 はみ出し部分 4aの下面及び第 2のシート片 5の下面力 接着剤 10により袋 100に接 着される。接着剤 10としては、特に限定されるものではないが、例えば、澱粉糊など が用いられる。

[0047] 本実施の形態による折り畳みラベル 1は、シート 2のいずれの箇所同士も接着され ることなく構成されているので、当該折り畳みラベル 1を袋 100などの物品に接着する 前の状態（図 1及び図 2参照)では、特別には、各シート片 4, 5は折り畳み状態に保 持されていない。し力しながら、図 4から理解できるように、はみ出し部分 4aの下面及 び第 2のシート片 5の下面を袋 100などの物品に接着すると、各シート片 4, 5は折り 畳み状態に保持される。

[0048] そして、消費者等が折り畳みラベル 1の全ての表示内容を見る場合には、ミシン目 6 a, 6bに沿って切断して切り取り部 4bを切り取ると、図 5に示すように、当該折り畳みラ ベル 1を容易に展開することができる。図 5は、袋 100に付着された状態において折り 畳みラベル 1を展開した状態を示す概略断面図であり、図 4に対応している。

[0049] このように、本実施の形態による折り畳みラベル 1は、 1枚のシート 2のみを用い当該 シート 2を折り畳んで構成されているにもかかわらず、当該シート 2のいずれの箇所同 士も接着されていないので、製造工程が簡単となるとともに、接着剤塗布可能な製造 装置を用いる必要がな 、ので、コストを低減することができる。

[0050] 次に、図 4に示す折り畳みラベル付き物品（本実施の形態では、折り畳みラベル 1 が付着された袋 100)を製造する製造方法の一例について、図 6を参照して説明す る。図 6は、その製造に用いるラベル貼り付け装置を模式的に示す概略構成図であ る。

[0051] このラベル貼り付け装置は、折り畳みラベル 1を収容するマガジン 21と、折り畳みラ ベル 1をエアバキューム (その吸引口等の図示は省略。 )により外周部に吸着する吸 着ドラム 22と、接着剤 10を収容した容器 23と、容器 23から接着剤 10を取り出す取り 出しローラ 24と、取り出しローラ 24により取り出された接着剤 10を受け取り吸着ドラム 22に吸着されている折り畳みラベル 1に接着剤 10を塗布するゴム製等の塗布ローラ 25と、袋 100を搬送する搬送機 26と、を備えている。このラベル貼り付け装置として、 1枚の折り畳まれていないシートからなるラベルを袋 100に貼り付けるラベル貼り付け 装置がそのまま用いられ、マガジン 21には、 1枚の折り畳まれていないシートからなる ラベルに代えて、折り畳みラベル 1がセットされている。

[0052] 図 4に示す折り畳みラベル付き袋を製造するには、シート 20に対する表示内容の 印刷、ミシン目 6a, 6bの形成、及び折り曲げによって折り畳みラベル 1を製造して用 意する。一方、周知の方法で、袋 100を用意する。 [0053] 次に、図 6に示すように、折り畳みラベル 1は、第 2のシート片 5を外側にし第 1のシ ート片 4を内側にして吸着ドラム 22に吸着されるとともに、はみ出し部分 4aの側を吸 着ドラム 22の回転方向 Kの後側とし折り畳みラベル 1の折り曲げ線 3の側を吸着ドラ ム 22の回転方向 Kの先側として吸着ドラム 22に吸着されるように、マガジン 21にセッ トされる。

[0054] そして、図 6に示すラベル貼り付け装置を作動させると、折り畳みラベル 1が吸着ド ラム 22により吸着されてマガジン 21から取り出される。このとき、折り畳みラベル 1は、 第 2のシート片 5を外側にし第 1のシート片 4を内側にして吸着ドラム 22に吸着される とともに、はみ出し部分 4aの側を吸着ドラム 22の回転方向 Kの後側とし折り畳みラベ ル 1の折り曲げ線 3の側を吸着ドラム 22の回転方向 Kの先側として吸着ドラム 22に吸 着される。

[0055] 更に、吸着ドラム 22が回転方向 Kに回転されつつ、塗布ローラ 25によって、接着剤 10が、折り畳みラベル 1のはみ出し部分 4a及び第 2のシート片 5の、外側面（図 1及 び図 2では下面）に塗布される。

[0056] その後、吸着ドラム 22が回転方向 Kに回転されつつ、接着剤 10が塗布ローラ 25に よって塗布された後の折り畳みラベル 1が、吸着ドラム 22によって、搬送機 26により 搬送されてきた袋 100に押し付けられ、これにより、折り畳みラベル 1の外側面 (すな わち、はみ出し部分 4aの外側面及び第 2のシート片 5の外側面）が袋 100に接着さ れる。これにより、図 4に示す折り畳みラベル付き袋が完成する。

[0057] この製造方法では、吸着ドラム 22に対する折り畳みラベル 1の表裏や向きを前述し たように設定することで、当該折り畳みラベル 1をあた力も 1枚の折り畳まれて 、な ヽ シートと同様に取り扱うことが可能となり、吸着ドラム 22や塗布ローラ 25を有する既存 のラベル貼り付け装置などを用いて、図 4に示す折り畳みラベル付き袋を製造するこ とができている。

[0058] なお、図 6に示す場合とは逆に、はみ出し部分 4aを吸着ドラム 22の回転方向 の 先側とし折り曲げ線 3の側を吸着ドラム 22の回転方向 Kの後側として折り畳みラベル 1を吸着ドラム 22に吸着させると、折り畳みラベル 1にめくれや皺等が生じ易くなつて しまい、折り畳みラベル 1を袋 100に適切に付着させることができない場合が生ずる。 これに対し、図 6に示すような向きで折り畳みラベル 1を吸着ドラム 22に吸着させると 、折り畳みラベル 1にめくれや皺等が生じ難くなり、折り畳みラベル 1を袋 100に適切 に付着させることができる。

[0059] 折り畳みラベル 1が付着される物品は袋 100に限定されるものではない。図 7は、折 り畳みラベル 1をボトル 101に接着した例を示している。折り畳みラベル 1のボトル 10 1に対する接着は、基本的に、図 6に示すラベル貼り付け装置を用いることができる。 ただし、搬送機 26は、ボトル 101に合わせて適宜変更される。

[0060] [第 2の実施の形態]

[0061] 図 8は、本発明の第 2の実施の形態による折り畳みラベル 31を示す概略斜視図で あり、図 1に対応している。図 9は、本実施の形態による折り畳みラベル 31を袋 100に 付着した状態を示す概略断面図であり、図 4に対応している。図 8及び図 9において 、図 1及び図 4中の要素と同一又は対応する要素には同一符号を付し、その重複す る説明は省略する。

[0062] 本実施の形態による折り畳みラベル 31が、図 1乃至図 5に示す折り畳みラベル 1と 異なる所は、ミシン目 6a, 6bがはみ出し部分 4aの付近に形成されている点のみであ る。

[0063] 本実施の形態によっても、前記第 1の実施の形態と同様の利点が得られる。

[0064] [第 3の実施の形態]

[0065] 図 10は、本発明の第 3の実施の形態による折り畳みラベル 41を示す概略斜視図で ある。図 11は、図 10中の B—B'線に沿った概略断面図である。

[0066] この折り畳みラベル 41は、表裏の所定箇所に表示内容（図示せず）が記載された 1 枚のシート 42のみを用い当該シート 42を折り畳んで構成され、かつ、当該シート 42 の 、ずれの箇所同士も接着されることなく構成されて!、る。

[0067] そして、 2本の折り曲げ線 43, 44により区画され重ね合わされた 3つのシート片 45, 46, 47のうち、第 1の折り曲げ線 43を介して隣り合って連続する第 1及び第 2のシー ト片 45, 46力 折り畳みラベル 41の折り畳み状態において、折り畳みラベル 41の上 面側及び下面側にそれぞれ現れている。第 3のシート片 47は、第 2の折り曲げ線 44 を介して第 1のシート片 45と隣り合って連続している。第 1及び第 2の折り曲げ線 43, 44は、第 1のシート片 45の互いに反対の側に位置している。

[0068] 折り畳みラベル 41の上面側には、第 1のシート片 45のみが現れている。折り畳みラ ベル 41の下面側には、第 2のシート片 46の他に、第 2のシート片 46から第 1の折り曲 げ線 43の側とは反対の側にはみ出したはみ出し部分 47aをなす第 3のシート片 47の 一部のみが現れている。

[0069] 第 1のシート片 45には、第 1のシート片 45を第 1の折り曲げ線 43の側と第 2の折り 曲げ線 44の側とに分断するための 2本のミシン目 48a, 48bが形成されている。本実 施の形態では、 2本のミシン目 48a, 48bによって、第 1のシート片 45に帯状の切り取 り部 45bが画成されている。もっとも、 1本のミシン目 48aのみを形成するだけでもよく 、その場合でも、ミシン目 48aで切断することで、第 1のシート片 45を分断し得る。また 、本実施の形態では、ミシン目 48a, 48bは、折り曲げ線 43の付近に形成されている 力 第 1のシート片 45を第 1の折り曲げ線 43の側と第 2の折り曲げ線 44の側とに分断 できる位置であれば、ミシン目 48a, 48bの形成位置は特に限定されるものではない

[0070] シート 42としては、前述したシート 2と同様に、各種材質のものを採用することがで きる。

[0071] 本実施の形態では、はみ出し部分 47aの下面及びシート片 46の下面を除く領域に は、表示内容が印刷等により記載されている力 その図示は省略している。

[0072] 図 12は、本実施の形態による折り畳みラベル 41を、物品としての容器である角底 袋などの袋 100に付着した状態を示す概略断面図であり、図 11に対応している。

[0073] この折り畳みラベル 41は、図 12に示すように、袋 100などの物品に付着される際に

、はみ出し部分 47aの下面及び第 2のシート片 46の下面力 接着剤 10により袋 100 に接着される。

[0074] 本実施の形態による折り畳みラベル 41は、シート 42のいずれの箇所同士も接着さ れることなく構成されているので、当該折り畳みラベル 41を袋 100などの物品に接着 する前の状態（図 10及び図 11参照）では、特別には、各シート片 45, 46, 47は折り 畳み状態に保持されていない。しかしながら、図 12から理解できるように、はみ出し 部分 47aの下面及び第 2のシート片 46の下面を袋 100などの物品に接着すると、各 シート片 45, 46, 47は折り畳み状態に保持される。

[0075] そして、消費者等が折り畳みラベル 41の全ての表示内容を見る場合には、ミシン目 48a, 48bに沿って切断して切り取り部 45bを切り取ると、図 13に示すように、当該折 り畳みラベル 41を容易に展開することができる。図 13は、袋 100に付着された状態 において折り畳みラベル 41を展開した状態を示す概略断面図であり、図 12に対応し ている。

[0076] このように、本実施の形態による折り畳みラベル 41は、 1枚のシート 42のみを用い 当該シート 42を折り畳んで構成されているにもかかわらず、当該シート 42のいずれ の箇所同士も接着されていないので、製造工程が簡単となるとともに、接着剤塗布可 能な製造装置を用いる必要がないので、コストを低減することができる。

[0077] 図 12に示す折り畳みラベル付き物品（本実施の形態では、折り畳みラベル 41が付 着された袋 100)は、前述した図 4に示す折り畳みラベル付き物品と同様に製造する ことができる。なお、図 6に示すラベル貼り付け装置を用いて、折り畳みラベル 41を袋 100に貼り付ける際には、折り畳みラベル 41は、第 2のシート片 46を外側にし第 1の シート片 45を内側にして吸着ドラム 22に吸着されるとともに、はみ出し部分 47aの側 を吸着ドラム 22の回転方向 Kの後側とし折り畳みラベル 41の折り曲げ線 43の側を吸 着ドラム 22の回転方向 Kの先側として吸着ドラム 22に吸着されるように、マガジン 21 にセットされる。

[0078] [第 4の実施の形態]

[0079] 図 14は、本発明の第 4の実施の形態による折り畳みラベル 51を示す概略斜視図で あり、図 10に対応している。図 15は、本実施の形態による折り畳みラベル 51を袋 10 0に付着した状態を示す概略断面図であり、図 12に対応している。図 14及び図 15に おいて、図 10及び図 12中の要素と同一又は対応する要素には同一符号を付し、そ の重複する説明は省略する。

[0080] 本実施の形態による折り畳みラベル 51が、図 10乃至図 13に示す折り畳みラベル 4 1と異なる所は、ミシン目 48a, 48bが折り曲げ線 44の付近に形成されている点のみ である。

[0081] 本実施の形態によっても、前記第 3の実施の形態と同様の利点が得られる。 [0082] [第 5の実施の形態]

[0083] 図 16は、本発明の第 5の実施の形態による折り畳みラベル 61を示す概略斜視図で ある。図 17は、図 16中の C— C'線に沿った概略断面図である。

[0084] この折り畳みラベル 61は、表裏の所定箇所に表示内容（図示せず）が記載された 1 枚のシート 62のみを用い当該シート 62を折り畳んで構成され、かつ、当該シート 62 の 、ずれの箇所同士も接着されることなく構成されて!、る。

[0085] そして、 3本の折り曲げ線 63, 64, 65により区画され重ね合わされた 4つのシート片 66, 67, 68, 69のうち、第 1の折り曲げ線 63を介して隣り合って連続する第 1及び第 2のシート片 66, 67力 折り畳みラベル 61の折り畳み状態において、折り畳みラベル 61の上面側及び下面側にそれぞれ現れている。第 3のシート片 68は、第 2の折り曲 げ線 64を介して第 1のシート片 66と隣り合って連続している。第 1及び第 2の折り曲 げ線 63, 64は、第 1のシート片 66の互いに反対の側に位置している。

[0086] 折り畳みラベル 61の上面側には、第 1のシート片 66のみが現れている。折り畳みラ ベル 61の下面側には、第 2のシート片 67の他に、第 2のシート片 67から第 1の折り曲 げ線 63の側とは反対の側にはみ出したはみ出し部分 68aをなす第 3のシート片 68の 一部のみが現れている。

[0087] 第 1のシート片 66には、第 1のシート片 66を第 1の折り曲げ線 63の側と第 2の折り 曲げ線 64の側とに分断するための 2本のミシン目 70a, 70bが形成されている。本実 施の形態では、 2本のミシン目 70a, 70bによって、第 1のシート片 66に帯状の切り取 り部 66bが画成されている。もっとも、 1本のミシン目 70aのみを形成するだけでもよく 、その場合でも、ミシン目 70aで切断することで、第 1のシート片 66を分断し得る。また 、本実施の形態では、ミシン目 70a, 70bは、折り曲げ線 63の付近に形成されている 力 第 1のシート片 66を第 1の折り曲げ線 63の側と第 2の折り曲げ線 64の側とに分断 できる位置であれば、ミシン目 70a, 70bの形成位置は特に限定されるものではない

[0088] シート 62としては、前述したシート 2と同様に、各種材質のものを採用することがで きる。

[0089] 本実施の形態では、はみ出し部分 68aの下面及びシート片 67の下面を除く領域に は、表示内容が印刷等により記載されている力 その図示は省略している。

[0090] 図 18は、本実施の形態による折り畳みラベル 61を、物品としての容器である角底 袋などの袋 100に付着した状態を示す概略断面図であり、図 17に対応している。

[0091] この折り畳みラベル 61は、図 18に示すように、袋 100などの物品に付着される際に 、はみ出し部分 68aの下面及び第 2のシート片 67の下面力 接着剤 10により袋 100 に接着される。

[0092] 本実施の形態による折り畳みラベル 61は、シート 62のいずれの箇所同士も接着さ れることなく構成されているので、当該折り畳みラベル 61を袋 100などの物品に接着 する前の状態（図 16及び図 17参照）では、特別には、各シート片 66, 67, 68, 69は 折り畳み状態に保持されていない。しかしながら、図 18から理解できるように、はみ出 し部分 68aの下面及び第 2のシート片 67の下面を袋 100などの物品に接着すると、 各シート片 66, 67, 68, 69は折り畳み状態に保持される。

[0093] そして、消費者等が折り畳みラベル 61の全ての表示内容を見る場合には、ミシン目 70a, 70bに沿って切断して切り取り部 66bを切り取ると、図 19に示すように、当該折 り畳みラベル 61を容易に展開することができる。図 19は、袋 100に付着された状態 において折り畳みラベル 61を展開した状態を示す概略断面図であり、図 18に対応し ている。

[0094] このように、本実施の形態による折り畳みラベル 61は、 1枚のシート 62のみを用い 当該シート 62を折り畳んで構成されているにもかかわらず、当該シート 62のいずれ の箇所同士も接着されていないので、製造工程が簡単となるとともに、接着剤塗布可 能な製造装置を用いる必要がないので、コストを低減することができる。

[0095] 図 18に示す折り畳みラベル付き物品（本実施の形態では、折り畳みラベル 61が付 着された袋 100)は、前述した図 4に示す折り畳みラベル付き物品と同様に製造する ことができる。なお、図 6に示すラベル貼り付け装置を用いて、折り畳みラベル 61を袋 100に貼り付ける際には、折り畳みラベル 61は、第 2のシート片 67を外側にし第 1の シート片 66を内側にして吸着ドラム 22に吸着されるとともに、はみ出し部分 68aの側 を吸着ドラム 22の回転方向 Kの後側とし折り畳みラベル 1の折り曲げ線 63の側を吸 着ドラム 22の回転方向 Kの先側として吸着ドラム 22に吸着されるように、マガジン 21 にセットされる。

[0096] [第 6の実施の形態]

[0097] 図 20は、本発明の第 6の実施の形態による折り畳みラベル 71を示す概略斜視図で あり、図 16に対応している。図 21は、本実施の形態による折り畳みラベル 71を袋 10 0に付着した状態を示す概略断面図であり、図 18に対応している。図 20及び図 21に おいて、図 16及び図 18中の要素と同一又は対応する要素には同一符号を付し、そ の重複する説明は省略する。

[0098] 本実施の形態による折り畳みラベル 71が、図 16乃至図 19に示す折り畳みラベル 6 1と異なる所は、ミシン目 70a, 70bが折り曲げ線 64の付近に形成されている点のみ である。

[0099] 本実施の形態によっても、前記第 5の実施の形態と同様の利点が得られる。

[0100] [第 7の実施の形態]

[0101] 図 22は、本発明の第 7の実施の形態による折り畳みラベル 81を示す概略斜視図で あり、図 1に対応している。図 23は、図 22中の D— D'線に沿った概略断面図である 。図 24は、本実施の形態による折り畳みラベル 81を示す折り畳み前の概略展開図 である。図 22乃至図 24において、図 1乃至図 3中の要素と同一又は対応する要素に は同一符号を付し、その重複する説明は省略する。

[0102] 本実施の形態による折り畳みラベル 81が、図 1乃至図 3に示す折り畳みラベル 1と 異なる所は、ミシン目 6a, 6bが形成されておらず、その代わりに、はみ出し部分 4aの 下面に剥離剤 82が形成されている点のみである。

[0103] 剥離剤 82は、接着剤 10による接着の際にその接着強度を弱めて剥離し易くするも のをいい、例えば、剥離ニス (例えば、日本国の大日本インキ化学工業株式会社製 の「剥離 OPニス」）などを挙げることができる。前記剥離剤は、例えば、印刷等により 形成しておくことができる。この点は、後述する各実施の形態についても同様である。

[0104] 図 25は、本実施の形態による折り畳みラベル 81を、物品としての容器である角底 袋などの袋 100に付着した状態を示す概略断面図であり、図 23に対応している。

[0105] 本実施の形態による折り畳みラベル 81は、シート 2のいずれの箇所同士も接着され ることなく構成されているので、当該折り畳みラベル 81を袋 100などの物品に接着す る前の状態（図 22及び図 23参照)では、特別には、各シート片 4, 5は折り畳み状態 に保持されていない。しかしながら、図 25から理解できるように、はみ出し部分 4aの 下面及び第 2のシート片 5の下面を袋 100などの物品に接着すると、各シート片 4, 5 は折り畳み状態に保持される。

[0106] そして、はみ出し部分 4aの下面には剥離剤 82が形成されているので、はみ出し部 分 4aは、剥離剤 82を介して接着剤 10によって袋 100に接着されることから、その接 着強度は比較的弱くなる。したがって、はみ出し部分 4aを袋 100から比較的容易に 剥がすことができる。消費者等が折り畳みラベル 81の全ての表示内容を見る場合に は、はみ出し部分 4aを袋 100から剥がすと、図 26に示すように、当該折り畳みラベル 81を容易に展開することができる。図 26は、袋 100に付着された状態において折り 畳みラベル 81を展開した状態を示す概略断面図であり、図 25に対応している。

[0107] 本実施の形態によっても、前記第 1の実施の形態と同様の利点が得られる。

[0108] 図 25に示す折り畳みラベル付き物品（本実施の形態では、折り畳みラベル 81が付 着された袋 100)は、前述した図 4に示す折り畳みラベル付き物品と同様に製造する ことができる。

[0109] [第 8の実施の形態]

[0110] 図 27は、本発明の第 8の実施の形態による折り畳みラベル 91を示す概略斜視図で あり、図 10に対応している。図 28は、図 27中の E—E'線に沿った概略断面図である 。図 27及び図 28において、図 10及び図 11中の要素と同一又は対応する要素には 同一符号を付し、その重複する説明は省略する。

[0111] 本実施の形態による折り畳みラベル 91が、図 10及び図 11に示す折り畳みラベル 4 1と異なる所は、ミシン目 48a, 48bが形成されておらず、その代わりに、はみ出し部 分 47aの下面に剥離剤 92が形成されている点のみである。

[0112] 図 29は、本実施の形態による折り畳みラベル 91を、物品としての容器である角底 袋などの袋 100に付着した状態を示す概略断面図であり、図 28に対応している。

[0113] 本実施の形態による折り畳みラベル 91は、シート 42のいずれの箇所同士も接着さ れることなく構成されているので、当該折り畳みラベル 91を袋 100などの物品に接着 する前の状態（図 27及び図 28参照）では、特別には、各シート片 45, 46, 47は折り 畳み状態に保持されていない。しかしながら、図 29から理解できるように、はみ出し 部分 47aの下面及び第 2のシート片 46の下面を袋 100などの物品に接着すると、各 シート片 45, 46, 47は折り畳み状態に保持される。

[0114] そして、はみ出し部分 47aの下面には剥離剤 92が形成されているので、はみ出し 部分 47aは、剥離剤 92を介して接着剤 10によって袋 100に接着されることから、その 接着強度は比較的弱くなる。したがって、はみ出し部分 47aを袋 100から比較的容 易に剥がすことができる。消費者等が折り畳みラベル 91の全ての表示内容を見る場 合には、はみ出し部分 47aを袋 100から剥がすと、当該折り畳みラベル 91を容易に 展開することができる。

[0115] 本実施の形態によっても、前記第 1の実施の形態と同様の利点が得られる。

[0116] 図 29に示す折り畳みラベル付き物品（本実施の形態では、折り畳みラベル 91が付 着された袋 100)は、前述した図 12に示す折り畳みラベル付き物品と同様に製造す ることがでさる。

[0117] [第 9の実施の形態]

[0118] 図 30は、本発明の第 9の実施の形態による折り畳みラベル 111を示す概略斜視図 であり、図 16に対応している。図 31は、図 30中の F—F'線に沿った概略断面図であ る。図 30及び図 31において、図 16及び図 17中の要素と同一又は対応する要素に は同一符号を付し、その重複する説明は省略する。

[0119] 本実施の形態による折り畳みラベル 111が、図 16及び図 17に示す折り畳みラベル 61と異なる所は、ミシン目 70a, 70bが形成されておらず、その代わりに、はみ出し部 分 68aの下面に剥離剤 112が形成されている点のみである。

[0120] 図 29は、本実施の形態による折り畳みラベル 91を、物品としての容器である角底 袋などの袋 100に付着した状態を示す概略断面図であり、図 28に対応している。

[0121] 本実施の形態による折り畳みラベル 111は、シート 62のいずれの箇所同士も接着 されることなく構成されているので、当該折り畳みラベル 111を袋 100などの物品に 接着する前の状態（図 30及び図 31参照）では、特別には、各シート片 66, 67, 68, 69は折り畳み状態に保持されていない。し力しながら、図 32から理解できるように、 はみ出し部分 68aの下面及び第 2のシート片 67の下面を袋 100などの物品に接着 すると、各シート片 66, 67, 68, 69は折り畳み状態に保持される。

[0122] そして、はみ出し部分 68aの下面には剥離剤 112が形成されているので、はみ出し 部分 68aは、剥離剤 112を介して接着剤 10によって袋 100に接着されることから、そ の接着強度は比較的弱くなる。したがって、はみ出し部分 68aを袋 100から比較的容 易に剥がすことができる。消費者等が折り畳みラベル 111の全ての表示内容を見る 場合には、はみ出し部分 68aを袋 100から剥がすと、当該折り畳みラベル 111を容易 に展開することができる。

[0123] 本実施の形態によっても、前記第 1の実施の形態と同様の利点が得られる。

[0124] 図 32に示す折り畳みラベル付き物品（本実施の形態では、折り畳みラベル 111が 付着された袋 100)は、前述した図 18に示す折り畳みラベル付き物品と同様に製造 することができる。

[0125] [第 10の実施の形態]

[0126] 図 33は、本発明の第 10の実施の形態による折り畳みラベル 141を示す概略斜視 図である。図 34は、図 33中の G— G'線に沿った概略断面図である。

[0127] この折り畳みラベル 141は、表裏の所定箇所に表示内容（図示せず）が記載された 1枚のシート 142のみを用い当該シート 142を折り畳んで構成され、かつ、当該シート 142の 、ずれの箇所同士も接着されることなく構成されて！、る。

[0128] そして、 2本の折り曲げ線 143, 144により区画され重ね合わされた 3つのシート片 1 45, 146, 147のうち、第 1の折り曲げ線 143を介して隣り合って連続する第 1及び第 2のシート片 145, 146力 折り畳みラベル 141の折り畳み状態において、折り畳みラ ベル 141の上面側及び下面側にそれぞれ現れている。第 3のシート片 147は、第 2 の折り曲げ線 144を介して第 2のシート片 146と隣り合って連続している。第 1及び第 2の折り曲げ線 143, 144は、第 2のシート片 146の互いに反対の側に位置している

[0129] 折り畳みラベル 141の上面側には、第 1のシート片 145のみが現れている。折り畳 みラベル 141の下面側には、第 2のシート片 146の他に、第 2のシート片 146から第 1 の折り曲げ線 143の側とは反対の側にはみ出したはみ出し部分 145aをなす第 1の シート片 145の一部のみが現れている。 [0130] 第 1のシート片 145には、第 1のシート片 145を第 1の折り曲げ線 143の側とはみ出 し部分 145aの側とに分断するための 2本のミシン目 148a, 148bが形成されている。 本実施の形態では、 2本のミシン目 148a, 148bによって、第 1のシート片 145に帯 状の切り取り部 145bが画成されている。もっとも、 1本のミシン目 148aのみを形成す るだけでもよぐその場合でも、ミシン目 148aで切断することで、第 1のシート片 145 を分断し得る。また、本実施の形態では、ミシン目 148a, 148bは、はみ出し部分 14 5aの付近に形成されている力 第 1のシート片 145を第 1の折り曲げ線 143の側とは み出し部分 145aの側とに分断できる位置であれば、ミシン目 148a, 148bの形成位 置は特に限定されるものではな 、。

[0131] シート 142としては、前述したシート 2と同様に、各種材質のものを採用することがで きる。

[0132] 本実施の形態では、はみ出し部分 145aの下面及びシート片 146の下面を除く領 域には、表示内容が印刷等により記載されている力 その図示は省略している。

[0133] 図 35は、本実施の形態による折り畳みラベル 141を、物品としての容器である角底 袋などの袋 100に付着した状態を示す概略断面図であり、図 34に対応している。

[0134] この折り畳みラベル 141は、図 35に示すように、袋 100などの物品に付着される際 に、はみ出し部分 145aの下面及び第 2のシート片 46の下面力 接着剤 10により袋 1

00に接着される。

[0135] 本実施の形態による折り畳みラベル 141は、シート 142のいずれの箇所同士も接 着されることなく構成されているので、当該折り畳みラベル 141を袋 100などの物品 に接着する前の状態（図 33及び図 34参照）では、特別には、各シート片 145, 146, 147は折り畳み状態に保持されていない。し力しながら、図 35から理解できるように、 はみ出し部分 145aの下面及び第 2のシート片 146の下面を袋 100などの物品に接 着すると、各シート片 145, 146, 147は折り畳み状態に保持される。

[0136] そして、消費者等が折り畳みラベル 141の全ての表示内容を見る場合には、ミシン 目 148a, 148bに沿って切断して切り取り部 145bを切り取ると、当該折り畳みラベル 141を容易に展開することができる。

[0137] このように、本実施の形態による折り畳みラベル 141は、 1枚のシート 142のみを用 い当該シート 142を折り畳んで構成されているにもかかわらず、当該シート 142のい ずれの箇所同士も接着されていないので、製造工程が簡単となるとともに、接着剤塗 布可能な製造装置を用いる必要がないので、コストを低減することができる。

[0138] 図 35に示す折り畳みラベル付き物品（本実施の形態では、折り畳みラベル 141が 付着された袋 100)は、前述した図 4に示す折り畳みラベル付き物品と同様に製造す ることができる。なお、図 6に示すラベル貼り付け装置を用いて、折り畳みラベル 141 を袋 100に貼り付ける際には、折り畳みラベル 141は、第 2のシート片 146を外側に し第 1のシート片 145を内側にして吸着ドラム 22に吸着されるとともに、はみ出し部分 145aの側を吸着ドラム 22の回転方向 Kの後側とし折り畳みラベル 141の折り曲げ線 143の側を吸着ドラム 22の回転方向 Kの先側として吸着ドラム 22に吸着されるように 、マガジン 21にセットされる。

[0139] [第 11の実施の形態]

[0140] 図 36は、本発明の第 11の実施の形態による折り畳みラベル 151を示す概略斜視 図であり、図 33に対応している。図 37は、図 36中の H—H，線に沿った概略断面図 である。図 36及び図 37において、図 33及び図 34中の要素と同一又は対応する要 素には同一符号を付し、その重複する説明は省略する。

[0141] 本実施の形態による折り畳みラベル 151が、図 33及び図 34に示す折り畳みラベル 141と異なる所は、ミシン目 148a, 148bが形成されておらず、その代わりに、はみ出 し部分 145aの下面に剥離剤 152が形成されている点のみである。

[0142] 図 38は、本実施の形態による折り畳みラベル 151を、物品としての容器である角底 袋などの袋 100に付着した状態を示す概略断面図であり、図 35に対応している。

[0143] 本実施の形態による折り畳みラベル 151は、シート 142のいずれの箇所同士も接 着されることなく構成されているので、当該折り畳みラベル 151を袋 100などの物品 に接着する前の状態（図 36及び図 37参照）では、特別には、各シート片 145, 146, 147は折り畳み状態に保持されていない。し力しながら、図 38から理解できるように、 はみ出し部分 145aの下面及び第 2のシート片 146の下面を袋 100などの物品に接 着すると、各シート片 145, 146, 147は折り畳み状態に保持される。

[0144] そして、はみ出し部分 145aの下面には剥離剤 152が形成されているので、はみ出 し部分 145aは、剥離剤 152を介して接着剤 10によって袋 100に接着されることから 、その接着強度は比較的弱くなる。したがって、はみ出し部分 145aを袋 100から比 較的容易に剥がすことができる。消費者等が折り畳みラベル 151の全ての表示内容 を見る場合には、はみ出し部分 145aを袋 100から剥がすと、当該折り畳みラベル 15 1を容易に展開することができる。

[0145] 本実施の形態によっても、前記第 1の実施の形態と同様の利点が得られる。

[0146] 図 38に示す折り畳みラベル付き物品（本実施の形態では、折り畳みラベル 151が 付着された袋 100)は、前述した図 35に示す折り畳みラベル付き物品と同様に製造 することができる。

[0147] [第 12の実施の形態]

[0148] 図 39は、本発明の第 12の実施の形態による折り畳みラベル付き物品を示す概略 斜視図である。図 40は、図 39に示す折り畳みラベル付き物品の概略横断面図であ る。

[0149] 本実施の形態による折り畳みラベル付き物品は、前述した図 8に示す折り畳みラベ ル 31を付着したボトル 101である。本実施の形態では、図 40からわ力るように、折り 畳みラベル 31の図 8中の左右方向の寸法は、ボトル 101の外周面の 1周分よりも長く 設定されているが、 1周を越える分の長さは比較的短く設定されている。

[0150] 本実施の形態では、折り畳みラベル 31の図 8中の上面側を外側とするとともに、折 り曲げ線 3を巻き付け開始端部として、ボトル 101の胴部の外周面に 1周よりも多く卷 き付けられている。折り畳みラベル 31の図 8中の下面側の全体に接着剤 10が設けら れ、折り畳みラベル 31の図 8中の下面側の全体がそれぞれ対面する箇所に接着さ れている。

[0151] 本実施の形態のように折り畳みラベル 31をボトル 101に接着するには、基本的に、 図 6に示すラベル貼り付け装置を用いることができる。ただし、搬送機 26は、ボトル 1 01に合わせて適宜変更される。

[0152] 本実施の形態では、図 39及び図 40に示すように、接着剤 10によって各シート片 4 , 5は折り畳み状態に保持される。そして、消費者等が折り畳みラベル 31の全ての表 示内容を見る場合には、ミシン目 6a, 6bに沿って切断して切り取り部 4bを切り取ると 、当該折り畳みラベル 31を容易に展開することができる。

[0153] このように、本実施の形態によっても、 1枚のシート 2のみを用い当該シート 2を折り 畳んで構成されているにもかかわらず、当該シート 2のいずれの箇所同士も接着され ていないので、製造工程が簡単となるとともに、接着剤塗布可能な製造装置を用いる 必要がないので、コストを低減することができる。また、本実施の形態では、折り畳み ラベル 31の一周を超える部分が折り畳みラベル 31の一周目の部分に接着剤 10で 接着されるので、ボトル 101の外周の径が小さくても、接着剤 10が乾燥して固化する 前に各シート片が浮き上がってくるようなおそれがなくなる。

[0154] [第 13の実施の形態]

[0155] 図 41は、本発明の第 13の実施の形態による折り畳みラベル付き物品の概略横断 面図であり、図 40に対応している。図 41において、図 40中の要素と同一又は対応 する要素には同一符号を付し、その重複する説明は省略する。

[0156] 本実施の形態による折り畳みラベル付き物品も、前記第 12の実施の形態による折 り畳みラベル付き物品と同様に、前述した図 8に示す折り畳みラベル 31を付着したボ トル 101である。本実施の形態が前記第 12の実施の形態と異なる所は、次の 2つの 相違点のみである。第 1に、本実施の形態では、折り畳みラベル 31がボトル 101の 1 周分の長さを超える長さが比較的長く設定され、折り畳みラベル 31がボトル 101に約 1. 5周巻き付けられている。第 2に、本実施の形態では、接着剤 10の塗布領域が、 折り畳みラベル 31の図 8中の下面側の全体ではなぐ折り曲げ線 3からボトル 101の 1周分よりもやや短い位置までの領域、及び、はみ出し部分 4aの領域のみとされてい る。

[0157] 本実施の形態によれば、前記第 12の実施の形態と同様の利点が得られる他、前述 した 2つの相違点によって、表示内容を記載し得る領域が大幅に拡大するという利点 も得られる。本実施の形態では、折り畳みラベル 31の 1周目と 2周目とが重なってい る領域における 1周目のシート片 4の外側面及び 2周目のシート片 5の内側面にも、 表示内容を記載し得る。

[0158] なお、本実施の形態において、折り畳みラベル 31をより長く構成することで、折り畳 みラベル 31を 2周以上ボトル 101に巻き付けることも可能である。 [0159] なお、折り畳みラベルをボトル 101に 1周よりも多く巻き付けるに際し、前記第 12の 実施の形態や前記第 13の実施の形態において、折り畳みラベル 31に代えて、例え ば、図 14に示す折り畳みラベル 51、図 20に示す折り畳みラベル 71あるいは図 33及 び図 34に示す折り畳みラベル 141を用いてもよい。

[0160] 本実施の形態のように折り畳みラベル 31をボトル 101に接着するには、基本的に、 図 6に示すラベル貼り付け装置を用いることができる。ただし、搬送機 26は、ボトル 1 01に合わせて適宜変更される。また、塗布ローラ 25として、接着剤 10の塗布領域に 合わせた凹凸形状を有するものが用いられる。

[0161] [第 14の実施の形態]

[0162] 図 42は、本発明の第 14の実施の形態による折り畳みラベル付き物品の概略横断 面図であり、図 40に対応している。図 42において、図 40中の要素と同一又は対応 する要素には同一符号を付し、その重複する説明は省略する。

[0163] 本実施の形態による折り畳みラベル付き物品は、図 8に示す折り畳みラベル 31に 代えて、前述した図 22乃至図 24に示す折り畳みラベル 81を付着したボトル 101であ る力 前記第 12の実施の形態と同様に、折り畳みラベル 81がボトル 101に 1周よりも 多く巻き付けられている。

[0164] 本実施の形態によっても、前記第 12の実施の形態と同様の利点が得られる。

[0165] [第 15の実施の形態]

[0166] 図 43は、本発明の第 15の実施の形態による折り畳みラベル付き物品の概略横断 面図であり、図 41に対応している。図 43において、図 41中の要素と同一又は対応 する要素には同一符号を付し、その重複する説明は省略する。

[0167] 本実施の形態による折り畳みラベル付き物品は、図 8に示す折り畳みラベル 31に 代えて、前述した図 22乃至図 24に示す折り畳みラベル 81を付着したボトル 101であ る力 前記第 13の実施の形態と同様に、折り畳みラベル 81がボトル 101に 1周よりも 多く巻き付けられている。

[0168] 本実施の形態によっても、前記第 13の実施の形態と同様の利点が得られる。

[0169] なお、折り畳みラベルをボトル 101に 1周よりも多く巻き付けるに際し、前記第 14の 実施の形態や前記第 15の実施の形態において、折り畳みラベル 81に代えて、例え ば、図 27及び図 28に示す折り畳みラベル 91、図 30及び図 31に示す折り畳みラベ ル 111あるいは図 36及び図 37に示す折り畳みラベル 151を用いてもよい。

[0170] [第 16の実施の形態]

[0171] 図 44は、本発明の第 16の実施の形態による折り畳みラベル 161を示す概略斜視 図であり、図 8に対応している。図 45は、図 44中の J J，線に沿った概略断面図であ る。図 46は、本実施の形態による折り畳みラベル 161を示す折り畳み前の概略展開 図である。図 44乃至図 46において、図 8中の要素と同一又は対応する要素には同 一符号を付し、その重複する説明は省略する。

[0172] 本実施の形態による折り畳みラベル 161が、図 8に示す折り畳みラベル 31と異なる 所は、次の 2つの相違点のみである。第 1に、本実施の形態では、第 1のシート片 4を 折り曲げ線 3の側とその反対側とに分断するためのミシン目 6a, 6bが、第 1のシート 片 4のはみ出し部分 4aに形成されている。これにより、ミシン目 6a, 6bが画成する帯 状の切り取り部 4bは、はみ出し部分 4aの一部のみを含んだものとなっている。第 2に 、本実施の形態では、切り取り部 4bの下面側に、切り取り部 4bの付近において剥離 剤 162が形成されている。剥離剤 162は、第 1のシート片 4のはみ出し部分 4aの端部 (折り曲げ線 3と反対側の端部）に沿った領域には、形成されていない。

[0173] 図 47は、本実施の形態による折り畳みラベル 161をボトル 101に付着した状態を示 す概略斜視図である。図 48は、図 47に示す折り畳みラベル付き物品の概略横断面 図である。本例では、図 48からわかるように、折り畳みラベル 161の図 45中の左右方 向の寸法は、ボトル 101の外周面の 1周分よりも長く設定されている。また、図 45中の 左右方向の折り曲げ線 3からミシン目 6aまでの長さは、ほぼボトル 101の外周面の 1 周分に設定されている。

[0174] 本例では、折り畳みラベル 161の図 45中の上面側を外側とするとともに、折り曲げ 線 3を巻き付け開始端部として、ボトル 101の胴部の外周面に 1周よりも多く巻き付け られている。折り畳みラベル 161の図 45中の下面側の全体に接着剤 10が設けられ、 折り畳みラベル 161の図 45中の下面側の全体がそれぞれ対面する箇所に接着され ている。

[0175] 本実施の形態のように折り畳みラベル 161をボトル 101に接着するには、基本的に 、図 6に示すラベル貼り付け装置を用いることができる。ただし、搬送機 26は、ボトル 101に合わせて適宜変更される。

[0176] 本実施の形態では、図 47及び図 48に示すように、接着剤 10によって各シート片 4 , 5は折り畳み状態に保持される。そして、消費者等が折り畳みラベル 161の全ての 表示内容を見る場合には、ミシン目 6a, 6bに沿って切断して切り取り部 4bを切り取る と、当該折り畳みラベル 161を容易に展開することができる。切り取り部 4bの下面に は剥離剤 162が形成されているので、切り取り部 4bは、剥離剤 162を介して接着剤 1 0によってボトル 101に接着されている。したがって、切り取り部 4bを比較的容易に剥 がすことができ、これにより切り取り部 4bの切り取りが可能である。

[0177] このように、本実施の形態によっても、 1枚のシート 2のみを用い当該シート 2を折り 畳んで構成されているにもかかわらず、当該シート 2のいずれの箇所同士も接着され ていないので、製造工程が簡単となるとともに、接着剤塗布可能な製造装置を用いる 必要がないので、コストを低減することができる。また、本実施の形態では、折り畳み ラベル 161の一周を超える部分が折り畳みラベル 161の一周目の部分に接着剤 10 で接着されるので、ボトル 101の外周の径が小さくても、接着剤 10が乾燥して固化す る前に各シート片が浮き上がってくるようなおそれがなくなる。

[0178] 消費者等は、切り取り部 4bを切り取って折り畳みラベル 161を展開し表示内容を見 た後は、例えば、図 49に示すように、折り畳みラベル 161をボトル 101に巻き付け、 輪ゴム等 200によりその状態を保持する。このとき、帯状の切り取り部 4bを切り取った 後には、切り取り部 4bが付着していた領域 Rにおいて、ボトル 101が外部に露出する 。よって、ボトル 101が透明又は半透明であれば、その内容物の残量を容易に確認 することができ、非常に便利である。

[0179] なお、本実施の形態による折り畳みラベル 161は、必ずしも、ボトル 101等の物品 に 1周よりも多く巻き付ける必要はない。例えば、図 9の場合と同様に、折り畳みラベ ル 161の図 45中の下面側の全体に接着剤 10を塗布し、角底袋などの袋 100に付着 してもよい。この点は、後述する各実施の形態についても同様である。

[0180] [第 17の実施の形態]

[0181] 図 50は、本発明の第 17の実施の形態による折り畳みラベル 171を示す概略斜視 図であり、図 44に対応している。図 51は、図 50中の L—L'線に沿った概略断面図 である。図 50及び図 51において、図 44乃至図 46中の要素と同一又は対応する要 素には同一符号を付し、その重複する説明は省略する。

[0182] 本実施の形態による折り畳みラベル 171が、前記第 16の実施の形態による折り畳 みラベル 161と異なる所は、ミシン目 6bがシート片 5と重なる位置に形成され、帯状 の切り取り部 4bがはみ出し部分 4aの一部のみならず、シート片 4におけるはみ出し 部分 4a以外の部分も含んで 、る点のみである。

[0183] 本実施の形態によっても、前記第 16の実施の形態と同様の利点が得られる。

[0184] [第 18の実施の形態]

[0185] 図 52は、本発明の第 18の実施の形態による折り畳みラベル 181を示す概略斜視 図であり、図 33に対応している。図 53は、図 52中の M— M，線に沿った概略断面図 である。図 54は、本実施の形態による折り畳みラベル 181を付着したボトル 101を示 す概略横断面図であり、図 48に対応している。図 52乃至図 53において、図 33及び 図 34中の要素と同一又は対応する要素には同一符号を付し、その重複する説明は 省略する。

[0186] 本実施の形態による折り畳みラベル 181が、図 33及び図 34に示す折り畳みラベル 141と異なる所は、次の 2つの相違点のみである。第 1に、本実施の形態では、第 1 のシート片 145を第 1の折り曲げ線 143の側とその反対側とに分断するためのミシン 目 148a, 148b力 第 1のシート片 145のはみ出し部分 145aに形成されている。これ により、ミシン目 148a, 148bが画成する帯状の切り取り部 145bは、はみ出し部分 14 5aの一部のみを含んだものとなっている。第 2に、本実施の形態では、切り取り部 14 5bの下面側に、切り取り部 145bの付近において剥離剤 182が形成されている。剥 離剤 182は、第 1のシート片 145のはみ出し部分 145aの端部（折り曲げ線 143と反 対側の端部）に沿った領域には、形成されていない。

[0187] 本例では、図 54からわかるように、折り畳みラベル 181の図 53中の左右方向の寸 法は、ボトル 101の外周面の 1周分よりも長く設定されている。また、図 53中の左右 方向の折り曲げ線 143からミシン目 148aまでの長さは、ほぼボトル 101の外周面の 1 周分に設定されている。 [0188] 本例では、折り畳みラベル 181の図 53中の上面側を外側とするとともに、折り曲げ 線 143を巻き付け開始端部として、ボトル 101の胴部の外周面に 1周よりも多く巻き付 けられている。折り畳みラベル 181の図 53中の下面側の全体に接着剤 10が設けら れ、折り畳みラベル 181の図 53中の下面側の全体がそれぞれ対面する箇所に接着 されている。

[0189] 本実施の形態のように折り畳みラベル 181をボトル 101に接着するには、基本的に 、図 6に示すラベル貼り付け装置を用いることができる。ただし、搬送機 26は、ボトル 101に合わせて適宜変更される。

[0190] 本実施の形態によっても、前記第 16の態様と同様の利点が得られる。

[0191] ここで、本発明において用いることができるミシン目のパターンの例について、図 55 を参照して説明する。図 55 (a)は、図 1で採用されているミシン目 6a, 6bのパターン 例を示す一部拡大平面図である。図 55 (b)は、ミシン目 6a, 6bの他のパターン例を 示す一部拡大平面図である。ミシン目は、切断可能に切れ目が断続したパターンを 意味しており、必ずしも図 55 (a)に示すような単純な点線状のパターンに限定される ものではなぐ例えば図 5 (b)に示すようなパターンを採用してもよい。

[0192] 以上、本発明の各実施の形態について説明した力 本発明はこれらの実施の形態 に限定されるものではない。例えば、シート片の数は 5つ以上であってもよい。

Claims

請求の範囲

[1] 表裏の所定箇所に表示内容が記載された 1枚のシートのみを用い当該シートを折り 畳んで構成されかつ当該シートのいずれの箇所同士も接着されることなく構成された 折り畳みラベルであって、

1本以上の折り曲げ線により区画され重ね合わされた複数のシート片のうち、前記 1 本以上の折り曲げ線のうちの第 1の折り曲げ線を介して隣り合って連続する第 1及び 第 2のシート片が、当該折り畳みラベルの折り畳み状態において、当該折り畳みラベ ルの一方の面側及び他方の面側にそれぞれ現れ、

当該折り畳みラベルの前記一方の面側には、前記第 1のシート片のみが現れ、 当該折り畳みラベルの前記他方の面側には、前記第 2のシート片の他に、前記第 2 のシート片力 前記第 1の折り曲げ線の側とは反対の側にはみ出したはみ出し部分 をなす前記第 1のシート片の一部のみが現れ、

前記第 1のシート片に、前記第 1のシート片を前記はみ出し部分の側と前記第 1の 折り曲げ線の側とに分断するための 1本又は複数本のミシン目が形成された、 ことを特徴とする折り畳みラベル。

[2] 請求項 1記載の折り畳みラベルが付着された物品であって、前記折り畳みラベルの 前記はみ出し部分及び前記第 2のシート片の、前記折り畳みラベルの前記他方の面 側が、接着剤により前記物品に接着されたことを特徴とする折り畳みラベル付き物品

[3] 請求項 2記載の折り畳みラベル付き物品を製造する方法であって、

前記折り畳みラベル及び前記折り畳みラベルを付着すべき物品を用意し、 前記折り畳みラベルの前記他方の面側を外側にして前記折り畳みラベルを吸着ド ラムに吸着させるとともに、前記折り畳みラベルの前記はみ出し部分の側を前記吸着 ドラムの回転方向の後側とし前記折り畳みラベルの前記第 1の折り曲げ線の側を前 記吸着ドラムの前記回転方向の先側として前記折り畳みラベルを前記吸着ドラムに 吸着させた状態で、前記吸着ドラムを前記回転方向に回転させつつ、前記折り畳み ラベルの前記はみ出し部分及び前記第 2のシート片の、前記折り畳みラベルの前記 他方の面側に接着剤を、塗布ローラにて塗布し、 前記吸着ドラムを前記回転方向に回転させつつ、前記接着剤が塗布された後の前 記折り畳みラベルを前記吸着ドラムによって前記物品に押し付けることによって、前 記折り畳みラベルの前記はみ出し部分及び前記第 2のシート片の、前記折り畳みラ ベルの前記他方の面側を、前記接着剤により前記物品に接着する、

ことを特徴とする折り畳みラベル付き物品の製造方法。

[4] 請求項 1記載の折り畳みラベルが付着された物品であって、

前記折り畳みラベルは、前記折り畳みラベルの前記一方の面側を外側にするととも に前記第 1の折り曲げ線を巻き付け開始端部として、前記物品の外周面に 1周よりも 多く巻き付けられ、

前記折り畳みラベルの前記第 2のシート片の、前記折り畳みラベルの前記他方の面 側の少なくとも一部が、接着剤により前記物品に接着され、

前記折り畳みラベルの前記はみ出し部分の、前記折り畳みラベルの前記他方の面 側の少なくとも一部力 これに対面する前記第 1のシート片の、当該折り畳みラベル の前記一方の面側の一部に接着剤により接着された、

ことを特徴とする折り畳みラベル付き物品。

[5] 表裏の所定箇所に表示内容が記載された 1枚のシートのみを用い当該シートを折り 畳んで構成されかつ当該シートのいずれの箇所同士も接着されることなく構成された 折り畳みラベルであって、

2本以上の折り曲げ線により区画され重ね合わされた 3つ以上のシート片のうち、前 記 2本以上の折り曲げ線のうちの第 1の折り曲げ線を介して隣り合って連続する第 1 及び第 2のシート片が、当該折り畳みラベルの折り畳み状態において、当該折り畳み ラベルの一方の面側及び他方の面側にそれぞれ現れ、

前記 3つ以上のシート片のうちの第 3のシート片が、 前記 2本以上の折り曲げ線のう ちの第 2の折り曲げ線を介して前記第 1のシート片と隣り合って連続し、

前記第 1及び第 2の折り曲げ線は、前記第 1のシート片の互いに反対の側に位置し 当該折り畳みラベルの前記一方の面側には、前記第 1のシート片のみが現れ、 当該折り畳みラベルの前記他方の面側には、前記第 2のシート片の他に、前記第 2 のシート片力 前記第 1の折り曲げ線の側とは反対の側にはみ出したはみ出し部分 をなす第 3のシート片の一部のみが現れ、

前記第 1のシート片に、前記第 1のシート片を前記第 1の折り曲げ線の側と前記第 2 の折り曲げ線の側とに分断するための 1本又は複数本のミシン目が形成された、 ことを特徴とする折り畳みラベル。

[6] 請求項 5記載の折り畳みラベルが付着された物品であって、前記折り畳みラベルの 前記はみ出し部分及び前記第 2のシート片の、前記折り畳みラベルの前記他方の面 側が、接着剤により前記物品に接着されたことを特徴とする折り畳みラベル付き物品

[7] 請求項 6記載の折り畳みラベル付き物品を製造する方法であって、

前記折り畳みラベル及び前記折り畳みラベルを付着すべき物品を用意し、 前記折り畳みラベルの前記他方の面側を外側にして前記折り畳みラベルを吸着ド ラムに吸着させるとともに、前記折り畳みラベルの前記はみ出し部分の側を前記吸着 ドラムの回転方向の後側とし前記折り畳みラベルの前記第 1の折り曲げ線の側を前 記吸着ドラムの前記回転方向の先側として前記折り畳みラベルを前記吸着ドラムに 吸着させた状態で、前記吸着ドラムを前記回転方向に回転させつつ、前記折り畳み ラベルの前記はみ出し部分及び前記第 2のシート片の、前記折り畳みラベルの前記 他方の面側に接着剤を、塗布ローラにて塗布し、

前記吸着ドラムを前記回転方向に回転させつつ、前記接着剤が塗布された後の前 記折り畳みラベルを前記吸着ドラムによって前記物品に押し付けることによって、前 記折り畳みラベルの前記はみ出し部分及び前記第 2のシート片の、前記折り畳みラ ベルの前記他方の面側を、前記接着剤により前記物品に接着する、

ことを特徴とする折り畳みラベル付き物品の製造方法。

[8] 請求項 5記載の折り畳みラベルが付着された物品であって、

前記折り畳みラベルは、前記折り畳みラベルの前記一方の面側を外側にするととも に前記第 1の折り曲げ線を巻き付け開始端部として、前記物品の外周面に 1周よりも 多く巻き付けられ、

前記折り畳みラベルの前記第 2のシート片の、前記折り畳みラベルの前記他方の面 側の少なくとも一部が、接着剤により前記物品に接着され、

前記折り畳みラベルの前記はみ出し部分の、前記折り畳みラベルの前記他方の面 側の少なくとも一部力 これに対面する前記第 1のシート片の、当該折り畳みラベル の前記一方の面側の一部に接着剤により接着された、

ことを特徴とする折り畳みラベル付き物品。

[9] 表裏の所定箇所に表示内容が記載された 1枚のシートのみを用い当該シートを折り 畳んで構成されかつ当該シートのいずれの箇所同士も接着されることなく構成された 折り畳みラベルであって、

1本以上の折り曲げ線により区画され重ね合わされた複数のシート片のうち、前記 1 本以上の折り曲げ線のうちの第 1の折り曲げ線を介して隣り合って連続する第 1及び 第 2のシート片が、当該折り畳みラベルの折り畳み状態において、当該折り畳みラベ ルの一方の面側及び他方の面側にそれぞれ現れ、

当該折り畳みラベルの前記一方の面側には、前記第 1のシート片のみが現れ、 当該折り畳みラベルの前記他方の面側には、前記第 2のシート片の他に、前記第 2 のシート片力 前記第 1の折り曲げ線の側とは反対の側にはみ出したはみ出し部分 をなす前記第 1のシート片の一部のみが現れ、

前記はみ出し部分の、当該折り畳みラベルの前記他方の面側に、剥離剤が形成さ れた、

ことを特徴とする折り畳みラベル。

[10] 請求項 9記載の折り畳みラベルが付着された物品であって、前記折り畳みラベルの 前記はみ出し部分及び前記第 2のシート片の、前記折り畳みラベルの前記他方の面 側が、接着剤により前記物品に接着されたことを特徴とする折り畳みラベル付き物品

[11] 請求項 10記載の折り畳みラベル付き物品を製造する方法であって、

前記折り畳みラベル及び前記折り畳みラベルを付着すべき物品を用意し、 前記折り畳みラベルの前記他方の面側を外側にして前記折り畳みラベルを吸着ド ラムに吸着させるとともに、前記折り畳みラベルの前記はみ出し部分の側を前記吸着 ドラムの回転方向の後側とし前記折り畳みラベルの前記第 1の折り曲げ線の側を前 記吸着ドラムの前記回転方向の先側として前記折り畳みラベルを前記吸着ドラムに 吸着させた状態で、前記吸着ドラムを前記回転方向に回転させつつ、前記折り畳み ラベルの前記はみ出し部分及び前記第 2のシート片の、前記折り畳みラベルの前記 他方の面側に接着剤を、塗布ローラにて塗布し、

前記吸着ドラムを前記回転方向に回転させつつ、前記接着剤が塗布された後の前 記折り畳みラベルを前記吸着ドラムによって前記物品に押し付けることによって、前 記折り畳みラベルの前記はみ出し部分及び前記第 2のシート片の、前記折り畳みラ ベルの前記他方の面側を、前記接着剤により前記物品に接着する、

ことを特徴とする折り畳みラベル付き物品の製造方法。

[12] 請求項 9記載の折り畳みラベルが付着された物品であって、

前記折り畳みラベルは、前記折り畳みラベルの前記一方の面側を外側にするととも に前記第 1の折り曲げ線を巻き付け開始端部として、前記物品の外周面に 1周よりも 多く巻き付けられ、

前記折り畳みラベルの前記第 2のシート片の、前記折り畳みラベルの前記他方の面 側の少なくとも一部が、接着剤により前記物品に接着され、

前記折り畳みラベルの前記はみ出し部分の、前記折り畳みラベルの前記他方の面 側の少なくとも一部力 これに対面する前記第 1のシート片の、当該折り畳みラベル の前記一方の面側の一部に接着剤により接着された、

ことを特徴とする折り畳みラベル付き物品。

[13] 表裏の所定箇所に表示内容が記載された 1枚のシートのみを用い当該シートを折り 畳んで構成されかつ当該シートのいずれの箇所同士も接着されることなく構成された 折り畳みラベルであって、

2本以上の折り曲げ線により区画され重ね合わされた 3つ以上のシート片のうち、前 記 2本以上の折り曲げ線のうちの第 1の折り曲げ線を介して隣り合って連続する第 1 及び第 2のシート片が、当該折り畳みラベルの折り畳み状態において、当該折り畳み ラベルの一方の面側及び他方の面側にそれぞれ現れ、

前記 3つ以上のシート片のうちの第 3のシート片が、 前記 2本以上の折り曲げ線のう ちの第 2の折り曲げ線を介して前記第 1のシート片と隣り合って連続し、 前記第 1及び第 2の折り曲げ線は、前記第 1のシート片の互いに反対の側に位置し 当該折り畳みラベルの前記一方の面側には、前記第 1のシート片のみが現れ、 当該折り畳みラベルの前記他方の面側には、前記第 2のシート片の他に、前記第 2 のシート片力 前記第 1の折り曲げ線の側とは反対の側にはみ出したはみ出し部分 をなす第 3のシート片の一部のみが現れ、

前記はみ出し部分の、当該折り畳みラベルの前記他方の面側に、剥離剤が形成さ れた、

ことを特徴とする折り畳みラベル。

[14] 請求項 13記載の折り畳みラベルが付着された物品であって、前記折り畳みラベル の前記はみ出し部分及び前記第 2のシート片の、前記折り畳みラベルの前記他方の 面側が、接着剤により前記物品に接着されたことを特徴とする折り畳みラベル付き物

P

PPo

[15] 請求項 14記載の折り畳みラベル付き物品を製造する方法であって、

前記折り畳みラベル及び前記折り畳みラベルを付着すべき物品を用意し、 前記折り畳みラベルの前記他方の面側を外側にして前記折り畳みラベルを吸着ド ラムに吸着させるとともに、前記折り畳みラベルの前記はみ出し部分の側を前記吸着 ドラムの回転方向の後側とし前記折り畳みラベルの前記第 1の折り曲げ線の側を前 記吸着ドラムの前記回転方向の先側として前記折り畳みラベルを前記吸着ドラムに 吸着させた状態で、前記吸着ドラムを前記回転方向に回転させつつ、前記折り畳み ラベルの前記はみ出し部分及び前記第 2のシート片の、前記折り畳みラベルの前記 他方の面側に接着剤を、塗布ローラにて塗布し、

前記吸着ドラムを前記回転方向に回転させつつ、前記接着剤が塗布された後の前 記折り畳みラベルを前記吸着ドラムによって前記物品に押し付けることによって、前 記折り畳みラベルの前記はみ出し部分及び前記第 2のシート片の、前記折り畳みラ ベルの前記他方の面側を、前記接着剤により前記物品に接着する、

ことを特徴とする折り畳みラベル付き物品の製造方法。

[16] 請求項 13記載の折り畳みラベルが付着された物品であって、 前記折り畳みラベルは、前記折り畳みラベルの前記一方の面側を外側にするととも に前記第 1の折り曲げ線を巻き付け開始端部として、前記物品の外周面に 1周よりも 多く巻き付けられ、

前記折り畳みラベルの前記第 2のシート片の、前記折り畳みラベルの前記他方の面 側の少なくとも一部が、接着剤により前記物品に接着され、

前記折り畳みラベルの前記はみ出し部分の、前記折り畳みラベルの前記他方の面 側の少なくとも一部力 これに対面する前記第 1のシート片の、当該折り畳みラベル の前記一方の面側の一部に接着剤により接着された、

ことを特徴とする折り畳みラベル付き物品。

表裏の所定箇所に表示内容が記載された 1枚のシートのみを用い当該シートを折り 畳んで構成されかつ当該シートのいずれの箇所同士も接着されることなく構成された 折り畳みラベルであって、

1本以上の折り曲げ線により区画され重ね合わされた複数のシート片のうち、前記 1 本以上の折り曲げ線のうちの第 1の折り曲げ線を介して隣り合って連続する第 1及び 第 2のシート片が、当該折り畳みラベルの折り畳み状態において、当該折り畳みラベ ルの一方の面側及び他方の面側にそれぞれ現れ、

当該折り畳みラベルの前記一方の面側には、前記第 1のシート片のみが現れ、 当該折り畳みラベルの前記他方の面側には、前記第 2のシート片の他に、前記第 2 のシート片力 前記第 1の折り曲げ線の側とは反対の側にはみ出したはみ出し部分 をなす前記第 1のシート片の一部のみが現れ、

前記第 1のシート片に、前記第 1のシート片を前記第 1の折り曲げ線の側とその反 対側とに分断するための複数本のミシン目が形成され、

前記複数本のミシン目は、前記第 1のシート片に、切り取り可能な帯状の切り取り部 を形成し、

前記切り取り部は、前記はみ出し部分の一部を含み、

前記はみ出し部分の、当該折り畳みラベルの前記他方の面側に、前記切り取り部 の付近において剥離剤が形成された、

ことを特徴とする折り畳みラベル。 請求項 17記載の折り畳みラベルが付着された物品であって、 前記折り畳みラベルは、前記折り畳みラベルの前記一方の面側を外側にするととも に前記第 1の折り曲げ線を巻き付け開始端部として前記物品の外周面に 1周よりも多 く巻き付けられ、

前記折り畳みラベルの前記第 2のシート片の、前記折り畳みラベルの前記他方の面 側の少なくとも一部が、接着剤により前記物品に接着され、

前記折り畳みラベルの前記はみ出し部分の、前記折り畳みラベルの前記他方の面 側の一部が、これに対面する前記第 1のシート片の、当該折り畳みラベルの前記一 方の面側の一部に接着剤により接着され、

前記折り畳みラベルの前記はみ出し部分の、前記折り畳みラベルの前記他方の面 側の他の一部力 これに対面する前記物品に接着剤により接着された、

ことを特徴とする折り畳みラベル付き物品。