WO2007105787A1

WO2007105787A1 - 洗浄装置及びその取付具

Info

Publication number: WO2007105787A1
Application number: PCT/JP2007/055183
Authority: WO
Inventors: Jyongmyong Lee
Original assignee: Jyongmyong Lee
Priority date: 2006-03-16
Filing date: 2007-03-15
Publication date: 2007-09-20
Also published as: KR20080104294A; EP2000073A9; EP2000073A2; EP2000073A4; US20090235469A1

Abstract

　洗浄装置（１）は、突起（１７）を有する回転軸アタッチメント（１３）を備えるモータ（３）と、回転軸アタッチメントに取り付けられた洗浄部材（２３）及び芯部材（２５）の組立体（５）とを備える。洗浄部材は回転軸アタッチメントを受け入れ可能である貫通孔（２７）を有する。芯部材は洗浄部材の貫通孔内に配置されている。芯部材は、回転軸アタッチメントを受け入れ可能の貫通孔を有し、また突起（１７）に係合可能である係合凹所（３１）を有する。洗浄装置の取付具（８９）は、洗浄装置が取り付けられる台座（９１）と、台座をその軸線の周りに回転可能であるように受け入れる水平部と、垂直部とを有する第１の支持部材（９３）と、第１の支持部材の垂直部又は水平部を受け入れ可能である受け入れ部を有する第２の支持部材（９５）と、第２の支持部材を前記シンクに支持するための第３の支持部材（９７）とを備える。

Description

明細書

洗浄装置及びその取付具

技術分野

[0001] 本発明は、食器や調理用具の洗浄に適する洗浄装置、該洗浄装置を構成する洗浄部材及び該洗浄部材に適用される芯部材、並びに洗浄装置をシンクに取り付けるための取付具に関する。

背景技術

[0002] 食器や調理用具の洗浄の用に供される洗浄装置及びその取付具の一例が特許第 3785181号公報に記載されている。この洗浄装置は、モータとこれにより回転駆動される円柱形のスポンジからなる洗浄部材とを備える。前記モータは回転軸と、該回転軸に取り付けられた回転軸アタッチメントとを有し、前記洗浄部材は前記回転軸ァタツチメントに取り付けられる。前記洗浄部材は前記回転軸アタッチメントへの取り付けのために該回転軸アタッチメントを受け入れ可能である貫通孔を有する。前記回転アタッチメントには複数の突起が設けられており、前記洗浄部材が前記回転軸ァタツチメントに取り付けられるとき、該回転軸アタッチメントの突起が前記洗浄部材の貫通孔の孔壁に係合する。

[0003] ところで、前記洗浄装置は、その使用の都度、前記回転軸アタッチメントの回転及びその停止が繰り返される。また、前記回転軸アタッチメントに取り付けられる前記洗浄部材は、前記回転軸アタッチメントの突起に比べて軟らかい素材であるスポンジからなる。このため、使用の間に、前記回転軸アタッチメントの突起から回転力を受ける前記スポンジの貫通孔の孔壁が破壊され、前記洗浄部材としての使用が可能であるにもかかわらずその早期交換を余儀なくされるという問題があった。

[0004] また、このような洗浄装置は取付具を介してシンクに取り付けた状態で使用されるところ、従来においては、前記洗浄装置をシンクに取り付けるのに、洗浄装置に設けられた複数のフックを前記取付具に設けられた引掛け穴に引掛けることにより行っていた。このことから、使用上の便宜のために前記洗浄装置の姿勢を変えることが好ましい場合であっても、これを行うことは実際上困難であった。特許文献 1 :特許 3785181号公報

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0005] 本発明の目的は、洗浄装置における洗浄部材のより長期の使用を可能とすることにある。また、本発明の他の目的は、洗浄装置の姿勢変更を可能とする前記洗浄装置のための取付具を提供することにある。

課題を解決するための手段

[0006] (請求項 1記載の発明の特徴）

請求項 1に記載の発明は、回転軸と、該回転軸に取り付けられた、少なくとも 1つの突起を有する回転軸アタッチメント (洗浄部材取付棒）とを有するモータと、前記回転軸アタッチメントに取り付けられる洗浄部材 (洗浄部材用スポンジ）であって前記回転軸アタッチメントへの取り付けのために該回転軸アタッチメントを受け入れ可能である貫通孔（貫通穴）を有する洗浄部材とを備える洗浄装置の前記洗浄部材の貫通孔内に配置されかつ該貫通孔の孔壁に固定される芯部材 (洗浄部材用結合芯）に係り、該芯部材が、前記回転軸アタッチメントを受け入れ可能の貫通孔を有し、また前記回転軸アタッチメントの突起に係合可能である係合凹所（回転軸ピン掛け溝）が設けられた両端部を有することを特徴とする。

[0007] 請求項 1に記載の発明によれば、洗浄装置を構成する洗浄部材に適用される芯部材は、前記洗浄部材の貫通孔内に配置され、該貫通孔の孔壁に固定される。前記芯部材が配置、固定された洗浄部材は、これがモータの回転軸アタッチメントに取り付けられるとき、その貫通孔及び前記芯部材の貫通孔が前記回転アタッチメントを受け入れ、前記芯部材の係合凹所が前記回転軸アタッチメントの突起に係合する。前記回転軸アタッチメントに取り付けられた前記洗浄部材は前記モータの作動により回転駆動され、前記回転軸アタッチメントと共に回転する。食器や調理用具はこれを回転中の前記洗浄部材に当てることにより洗浄することができる。このときの前記洗浄部材の回転運動は、前記回転軸アタッチメントの回転力が該回転アタッチメントの突起から前記芯部材にその係合凹所を介して伝達され、さらに前記芯部材から前記洗浄部材に伝達されることにより生じる。すなわち、前記回転軸アタッチメントの回転力が前記芯部材を介して前記洗浄部材に間接的に伝達されることにより生じる。このことから、前記回転軸アタッチメントに前記洗浄部材が直接に取り付けられ、このために回転力が前記回転軸アタッチメントから前記洗浄部材に直接に伝達される場合に生じていた前記回転軸アタッチメントの突起による前記洗浄部材の孔壁の破壊と、これに伴う前記洗浄部材の交換とを回避することができる。その結果、前記洗浄部材が有する本来の寿命が到来するまで、長期にわたり前記洗浄部材を使用することができる

[0008] また、本発明にあっては、前記芯部材の係合凹所は該芯部材の両端部に設けられており、前記洗浄部材の前記回転軸アタッチメントへの取り付けが前記洗浄部材の貫通孔の両端部のいずれから行われても、芯部材の係合凹所は前記回転軸ァタツチメントの突起に係合する。このこと力、例えば前記洗浄部材の使用により該洗浄部材の一端部が摩滅した場合、一旦前記洗浄部材を前記回転軸アタッチメントから取り外し、次いで前記洗浄部材をその一端部の側から前記回転軸アタッチメントに取り付けることにより、前記洗浄部材の他端部を洗浄の用に供することができ、これにより前記洗浄部材の使用をさらに継続することができる。

[0009] さらに、例えば前記洗浄部材をその両端部がそれぞれ上下に位置するようにして使用する場合、前記洗浄部材をその上下を逆にして前記回転軸アタッチメントに取り付けることにより、前記洗浄部材に付けられ該洗浄部材を下降した洗剤が上方位置にあるようにすることができ、これにより前記洗剤をより効果的に利用することができる

[0010] (請求項 2に記載の発明の特徴）

請求項 2に記載の発明は、請求項 1に記載の発明の構成要素を備えた上で、前記芯部材が円筒体力なり、前記係合凹所が、前記円筒体の端面に開放しかつ該円筒体の軸線方向へ伸びる軸線方向部分と該軸線方向部分に交差しかつ前記円筒体の周方向へ伸びる周方向部分とを有するスリット又は溝からなることを特徴とする。

[0011] 請求項 2に記載の発明によれば、前記芯部材が取り付けられた前記洗浄部材を前記回転軸アタッチメントに取り付けるとき、前記洗浄部材を前記回転軸アタッチメントの軸線方向に進め、次いで該軸線の周りに回転させることにより、前記回転軸ァタツチメントの突起が前記芯部材の係合凹所であるスリット又は溝の軸線方向部分を経てその周方向部分に至るようにすることができる。前記回転軸アタッチメントの突起が前記係合凹所の周方向部分と係合することにより、前記洗浄部材の前記回転軸ァタツチメントの軸線方向への移動、すなわち前記回転軸アタッチメントからの抜け出しを防止することができる。

[0012] (請求項 3に記載の発明の特徴）

請求項 3に記載の発明は、回転軸と、該回転軸に取り付けられた、少なくとも 1つの突起を有する回転軸アタッチメントとを有するモータを備える洗浄装置に適用される組立体に係る。前記組立体は、前記回転軸アタッチメントに取り付けられる洗浄部材であって前記回転軸アタッチメントへの取り付けのために前記回転軸アタッチメントを受け入れ可能である貫通孔を有する洗浄部材と該洗浄部材の貫通孔内に配置され力、っ該貫通孔の孔壁に固定された芯部材とからなる。前記芯部材が、前記回転軸ァタツチメントを受け入れ可能の貫通孔を有し、また前記回転軸アタッチメントの突起に係合可能である係合凹部が設けられた両端部を有することを特徴とする。

[0013] 請求項 3に記載の発明によれば、洗浄部材とその貫通孔の内部に配置されかつ孔壁に固定された芯部材との組立体が回転軸アタッチメントに取り付けられるとき、前記洗浄部材の貫通孔及び前記芯部材の貫通孔が前記回転アタッチメントを受け入れ、前記芯部材の係合凹所が前記回転軸アタッチメントの突起に係合する。前記回転軸アタッチメントに取り付けられた前記組立体はモータを作動させることにより、前記回転軸アタッチメントと共に回転する。食器や調理用具はこれを回転中の前記組立体の洗浄部材に当てることにより洗浄することができる。このときの前記組立体の回転運動は、前記回転軸アタッチメントの回転力が該回転アタッチメントの突起から前記芯部材にその係合凹所を介して伝達され、さらに前記芯部材から前記洗浄部材に伝達されることにより生じる。すなわち、前記回転アタッチメントの回転力が前記芯部材を介して前記洗浄部材に間接的に伝達されることにより生じる。このことから、前記回転軸アタッチメントに前記洗浄部材のみが直接に取り付けられ、このために回転力が前記回転軸アタッチメントから前記洗浄部材に直接に伝達される場合に生じていた前記回転軸アタッチメントの突起による前記洗浄部材の孔壁の破壊と、これに伴う前記洗浄部材の交換とを回避することができる。その結果、前記洗浄部材が有する本来の寿命が到来するまで、長期にわたり前記洗浄部材を使用することができる。

[0014] また、本発明にあっては、前記芯部材の係合凹所は該芯部材の両端部に設けられており、前記洗浄部材の前記回転軸アタッチメントへの取り付けが前記洗浄部材の貫通孔の両端部のいずれの側から行われても、芯部材の係合凹所は前記回転軸ァタツチメントの突起に係合する。このこと力、例えば前記洗浄部材の使用によりその一端部が摩滅した場合、一旦前記洗浄部材を前記回転軸アタッチメントから取り外し、次いで前記洗浄部材をその一端部の側から前記回転軸アタッチメントに取り付けることにより、前記洗浄部材の他端部を洗浄の用に供することができ、これにより前記洗浄部材の使用をさらに継続することができる。

[0015] さらに、例えば前記洗浄部材をその両端部がそれぞれ上下に位置するようにして使用する場合、前記洗浄部材をその上下を逆にして前記回転軸アタッチメントに取り付けることにより、前記洗浄部材に付けられ該洗浄部材を下降した洗剤が上方位置にあるようにすることができ、これにより前記洗剤をより効果的に利用することができる

[0016] (請求項 4に記載の発明の特徴）

請求項 4に記載の発明は、請求項 3に記載の発明の構成要素を備えた上で、前記芯部材が前記洗浄部材の貫通孔の軸線方向中央部に位置することを特徴とする。

[0017] 請求項 4に記載の発明によれば、芯部材を洗浄部材の貫通孔の軸線方向中央部に配置することにより、例えばスポンジからなる洗浄部材の両端部を芯のない、洗浄により適する柔軟な部分とすることができる。

[0018] (請求項 5に記載の発明）

請求項 5に記載の発明は、請求項 3に記載の発明の構成要素を備えた上で、前記芯部材が円筒体力なり、また前記係合凹所が前記円筒体の各端面に開放しかつ該円筒体の軸線方向へ伸びる軸線方向部分と該軸線方向部分に交差しかつ前記円筒体の周方向へ伸びる周方向部分とを有する溝又は切り欠きからなることを特徴とする。

[0019] 請求項 5に記載の発明によれば、前記芯部材が取り付けられた前記洗浄部材を前記回転軸アタッチメントに取り付けるとき、前記洗浄部材を前記回転軸アタッチメントの軸線方向に進め、次いで該軸線の周りに回転させることにより、前記回転軸ァタツチメントの突起が前記芯部材の係合凹所の軸線方向部分を経てその周方向部分に至るようにすることができる。前記回転軸アタッチメントの突起が前記係合凹所の周方向部分と係合することにより、前記洗浄部材の前記回転軸アタッチメントの軸線方向への移動、すなわち前記回転軸アタッチメントからの抜け出しを防止することができる

[0020] (請求項 6に記載の発明の特徴）

請求項 6に記載の発明は、請求項 3に記載の発明の構成要素を備えた上で、前記洗浄部材カ Sスポンジからなり、また前記洗浄部材の貫通孔が円形の横断面を有し、さらに前記芯部材が前記貫通孔の孔壁に係止可能である多数のフック（かぎ状構造 )が設けられた円筒面を有することを特徴とする。

[0021] 請求項 6に記載の発明によれば、芯部材の円筒面を規定する多数のフックがスポンジの貫通孔の孔壁に開口する多数の凹所に係止することにより、前記芯部材が前記スポンジに強固に固定される。

[0022] (請求項 7に記載の発明の特徴）

請求項 7に記載の発明は、請求項 3に記載の発明の構成要素を備えた上で、前記洗浄部材が円柱状のスポンジからなり、該スポンジがその外周面に開放するように設けられその軸線方向に伸びる複数の縦溝を有することを特徴とする。

[0023] 請求項 7に記載の発明によれば、円柱状のスポンジにその軸線方向に伸びる複数の縦溝を設けることにより、前記縦溝間に、洗浄の際に被洗浄物の表面に当たってこれに追随して弾性変形をしやすい山形部分を有するものとすることができる。このような山形部分は前記被洗浄物の表面に接触しやすぐこのため高い洗浄効果が得られる。

[0024] (請求項 8に記載の発明の特徴）

請求項 8に記載の発明は、請求項 7に記載の発明の構成要素を備えた上で、前記縦溝が矩形又は V形の横断面形状を有することを特徴とする。

[0025] 請求項 8に記載の発明によれば、前記縦溝の横断面形状について、矩形又は V形を選択し、採用すること力 Sできる。

[0026] (請求項 9に記載の発明の特徴）

請求項 9に記載の発明は、請求項 7または 8に記載の発明の構成要素を備えた上で、さらに、前記スポンジの周方向へ伸びる複数の切り込み (切れ込み溝）を有することを特徴とする。

[0027] 請求項 9に記載の発明によれば、スポンジの周方向に複数の切り込みを入れることにより、前記山形部分を細分化し、これにより被洗浄物の表面をよりなぞりやすレ、ものとすることができる。

[0028] (請求項 10に記載の発明の特徴）

請求項 10に記載の発明は、請求項 3に記載の発明の構成要素を備えた上で、前記洗浄部材が円柱状のスポンジからなり、該スポンジが、その両端部に設けられその外周面に開放する複数の切り欠きを有することを特徴とする。

[0029] 請求項 10に記載の発明によれば、洗浄の用に特に供されやすい前記スポンジの両端部をよりしなやかなものとすることができ、これにより前記スポンジの洗浄能力をより向上させることができる。

[0030] (請求項 11に記載の発明の特徴）

請求項 11に記載の発明は、請求項 3に記載の発明の構成要素を備えた上で、前記洗浄部材が、円柱状部と、該円柱状部の両端部にそれぞれ連なる一対の半球状部とからなるスポンジからなり、前記貫通孔が前記円柱状部と両半球状部とを経て伸びることを特徴とする。

[0031] 請求項 11に記載の発明によれば、半球状部は、特に深い容器の底を洗浄するのに適する。

[0032] (請求項 12に記載の発明の特徴）

請求項 12に記載の発明は、洗浄装置に係り、回転軸と、該回転軸に取り付けられた、少なくとも 1つの突起を有する回転軸アタッチメントとを有するモータと、前記回転軸アタッチメントに着脱可能に取り付けられた洗浄部材であって前記回転軸アタッチメントへの取り付けのために該回転軸アタッチメントを受け入れ可能である貫通孔を有する洗浄部材と該洗浄部材の貫通孔内に配置されかつ該貫通孔の孔壁に固定された芯部材との組立体とを備える。前記芯部材が、前記回転軸アタッチメントを受け入れ可能の貫通孔を有し、前記回転軸アタッチメントの突起に係合可能である係合凹所が設けられた両端部を有することを特徴とする。

[0033] 請求項 12に記載の発明によれば、モータの回転軸アタッチメントに取り付けられた組立体は前記モータを作動させることにより、前記回転軸アタッチメントと共に回転する。食器や調理用具はこれを回転中の前記組立体の洗浄部材に当てることにより洗浄すること力 Sできる。このときの前記組立体の回転運動は、前記回転軸アタッチメントの回転力が該回転アタッチメントの突起から前記芯部材にその係合凹所を介して伝達され、さらに前記芯部材から前記洗浄部材に伝達されることにより生じる。すなわち、前記回転アタッチメントの回転力が前記芯部材を介して前記洗浄部材に間接的に伝達されることにより生じる。このことから、前記回転軸アタッチメントに前記洗浄部材が直接に取り付けられ、このために回転力が前記回転軸アタッチメントから前記洗浄部材に直接に伝達される場合に生じていた前記回転軸アタッチメントの突起による前記洗浄部材の孔壁の破壊と、これに伴う前記洗浄部材の交換とを回避することができる。その結果、前記洗浄部材が有する本来の寿命が到来するまで、長期に渡り前記洗浄部材を使用することができる。

[0034] また、本発明にあっては、前記組立体における前記芯部材の係合凹所が該芯部材の両端部に設けられていることから、前記洗浄部材の前記回転軸アタッチメントへの取り付けが前記洗浄部材の貫通孔の両端部のレ、ずれ力行われても、芯部材の係合凹所は前記回転軸アタッチメントの突起に係合する。このこと力、例えば前記洗浄部材の使用によりその一端部が摩滅した場合、一旦前記洗浄部材を前記回転軸アタッチメントから取り外し、次レ、で前記洗浄部材をその一端部の側から前記回転軸アタッチメントに取り付けることにより、前記洗浄部材の他端部を洗浄の用に供することができ、これにより前記洗浄部材の使用をさらに継続することができる。

[0035] さらに、例えば前記洗浄部材をその両端部がそれぞれ上下に位置するようにして使用する場合、前記洗浄部材をその上下を逆にして前記回転軸アタッチメントに取り付けることにより、前記洗浄部材に付けられ該洗浄部材を下降した洗剤が上方位置にあるようにすることができ、これにより前記洗剤をより効果的に利用することができる [0036] (請求項 13に記載の発明の特徴）

請求項 13に記載の発明は、洗浄装置に係り、回転軸と、該回転軸に取り付けられた、少なくとも 1つの突起を有する回転軸アタッチメントとを有するモータと、前記回転軸アタッチメントに着脱可能に取り付けられた洗浄部材とを備える。前記洗浄部材は、少なくとも 1つの突起を有する軸部と、該軸部に固定されたスポンジ部とからなり、前記回転軸アタッチメントは、前記洗浄部材の軸部の突起に係合可能である係合凹所が設けられた、前記軸部を受け入れ可能である端部を有することを特徴とする。

[0037] 請求項 13に記載の発明によれば、洗浄部材は、その軸部が回転軸アタッチメントの端部に受け入れられ、前記軸部の突起が前記回転軸アタッチメントの端部の係合凹所に係合するように、前記回転軸アタッチメントに取り付けられる。前記洗浄部材は、モータの作動により回転され、前記洗浄部材のスポンジ部に被洗浄物を当てることによりその洗浄を行うことができる。

[0038] (請求項 14に記載の発明の特徴）

請求項 14に記載の発明は、請求項 13に記載の発明の構成要素を備えた上で、前記スポンジ部は半球状を呈し、また放射状に伸びる複数の溝を有することを特徴とする。

[0039] 請求項 14に記載の発明によれば、半球状のスポンジ部に放射状に伸びる複数の溝を設けることにより、前記スポンジ部の溝間のしなやかな山形部分を得ることができる。これらの山形部分は被洗浄物の表面に当たるときの被洗浄物の表面をそのしなや力さのために払拭しやすぐこれにより洗浄効果の向上が期待される。

[0040] (請求項 15に記載の発明の特徴）

請求項 15に記載の発明は、請求項 13または 14に記載の発明の構成要素を備えた上で、さらに、前記回転軸アタッチメントに取り付けられ、前記洗浄部材のスポンジ部に隣接する他の洗浄部材を備えることを特徴とする。

[0041] 請求項 15に記載の発明によれば、スポンジ部の以外の他の洗浄部材においても被洗浄物の洗浄を行うことができる。

[0042] (請求項 16に記載の発明の特徴）請求項 16に記載の発明は、請求項 3に記載の洗浄部材及び芯部材の組立体のための組立装置に係り、前記芯部材を収納可能であり、また前記洗浄部材の貫通孔に挿入可能である、前記洗浄部材の貫通孔より長いケーシングを備え、前記ケーシングが互いに分離可能の二部分 (胴体部及びキャップ部）からなり、前記芯部材が収納された前記ケーシングを前記二部分に分離したとき前記芯部材の一部が露出することを特徴とする。

[0043] 請求項 16に記載の発明によれば、芯部材を収納したケーシングを洗浄部材の貫通孔に揷入し、次レ、で前記ケーシングの一部分及び残りの一部分を前記洗浄部材の貫通孔からそれぞれ引き抜けば、前記芯部材を前記洗浄部材の貫通孔内に存置させることができ、これにより前記洗浄部材と前記芯部材との組立体を得ることができる。前記ケーシングは前記洗浄部材の貫通孔の長さより大きいことから、前記ケーシングを前記貫通孔に揷入したとき、その一部が前記貫通孔の両端から突出するようにすることができ、また突出する部分を把持してこれを前記貫通孔から引き抜くことができる。

[0044] (請求項 17に記載の発明の特徴）

請求項 17に記載の発明は、回転軸及び該回転軸に取り付けられた回転軸ァタツチメントを有するモータと、前記回転軸アタッチメントに取り付けられた洗浄部材とを有する洗浄装置をシンクに取り付けるための取付具に係り、基部（第 1の回転部）と、前記洗浄装置が取り付けられる取付部（第 2の回転部）とを有する台座 (本体設置プレート部）と、該台座の基部をその軸線の周りに回転可能であるように受け入れる水平部（台座部、結合部）と、該水平部に連なりかつ上下方向へ伸びる垂直部（背もたれ部）とを有する第 1の支持部材と、該第 1の支持部材の垂直部又は水平部を受け入れ可能である受け入れ部を有する第 2の支持部材 (アーム受け台部）と、該第 2の支持部材を前記シンクに支持するための第 3の支持部材 (シンク設置部）とを備えることを特徴とする。

[0045] 請求項 17に記載の発明によれば、台座が、これを支持する第 1の支持部材上で前記台座の軸線の周りに回転可能であることから、前記台座に取り付けられる洗浄装置を前記台座と共に回転させることができ、これにより、前記洗浄装置の姿勢を変更すること力 Sできる。また、第 2の支持部材の受け入れ部に受け入れられる対象を例えば第 1の支持部材の垂直部からその水平部に変更することによつても、前記洗浄装置の姿勢を変更することができる。

[0046] (請求項 18に記載の発明の特徴）

請求項 18に記載の発明は、請求項 17に記載の発明の構成要素を備えた上で、前記台座の取付部がその基部に枢着されており、また前記台座が枢動後の前記取付部の姿勢を維持するための維持手段（固定手段）を有することを特徴とする。

[0047] 請求項 18に記載の発明によれば、前記台座の基部に対して、前記洗浄装置が取り付けられた取り付け部を枢動させることにより、前記洗浄装置をその軸線が前記上下方向軸線と交差するように傾斜させることができる。この傾斜状態は、枢動後の取り付け部の姿勢を維持するための手段により維持することができる。

[0048] (請求項 19に記載の発明の特徴）

請求項 19に記載の発明は、請求項 18に記載の発明の構成要素を備えた上で、前記維持手段が、前記取付部に取り付け可能の控えからなることを特徴とする。

[0049] 請求項 19に記載の発明によれば、前記台座の取り付け部の傾斜状態を控えを介して維持することができる。

[0050] (請求項 20に記載の発明）

請求項 20に記載の発明は、請求項 18に記載の発明の構成要素を備えた上で、前記維持手段が、前記取付部に設けられたストツバからなることを特徴とする。

[0051] 請求項 20に記載の発明によれば、前記台座の取り付け部の傾斜状態を前記台座の基部に対する前記取り付け部のストツバの当接により維持することができる。

発明の効果

[0052] 本発明によれば、洗浄部材の使用期間をより長レ、ものとすることができる。また、洗浄装置の姿勢を変更することができる。

図面の簡単な説明

[0053] [図 1]図 1は、本発明に係る洗浄装置の概略的に示す斜視図である。

[図 2]図 2は、洗浄装置のモータと、回転軸アタッチメントとを示す斜視図である。

[図 3]図 3 (a)は洗浄部材と、該洗浄部材の貫通孔に揷入される芯部材とを示す斜視図である。図 3 (b)は洗浄部材の貫通孔内に芯部材が配置された、前記洗浄部材を仮想線で示す組立体の斜視図である。

[図 4]図 4は、芯部材の斜視図である。

園 5]図 5は、縦溝が設けられた洗浄部材の一例の斜視図である。

[図 6]図 6は、洗浄部材の他の例の斜視図である。

園 7]図 7は、洗浄部材のさらに他の例の斜視図である。

園 8]図 8は、洗浄部材のさらに他の例の斜視図である。

[図 9]図 9は、洗浄部材のさらに他の例の斜視図である。

[図 10]図 10は、洗浄部材のさらに他の例の正面図である。

[図 11]図 11は、多数のフックが設けられた芯部材の一例の斜視図である。

[図 12]図 12は、図 11に示す芯部材の平面図である。

[図 13]図 13は、多数のフックが設けられた芯部材の他の例の斜視図である。

[図 14]図 14は、多数のフックが設けられた芯部材のさらに他の例の斜視図である。園 15]図 15は、芯部材が収納される前における組立装置の分解斜視図である。

[図 16]図 16は、洗浄部材の貫通孔に挿入される前における、芯部材が収納された組立装置の正面図である。

[図 17]図 17は、洗浄部材の貫通孔に挿入された組立装置の正面図である。

[図 18]図 18は、洗浄部材の貫通孔に挿入された後、キャップ部分が洗浄部材の貫通孔から引き抜かれた状態の組立装置の正面図である。

園 19]図 19は、洗浄部材の貫通孔から組立装置の本体部分が引き抜かれた後に前記貫通孔内に残る芯部材を有する前記洗浄部材の断面図である。

[図 20]図 20は、回転軸アタッチメントと、該回転軸アタッチメントに取り付けられる前の他の例に係る洗浄部材とを示す正面図である。

[図 21]図 21は、回転軸アタッチメントと、該回転軸アタッチメントに取り付けられた、図 20に示す洗浄部材とを示す正面図である。

[図 22]図 22は、回転軸アタッチメントに取り付けられた 2つの洗浄部材の正面図である。

園 23]図 23は、洗浄装置と共に示す、該洗浄装置の取付具の概略的な斜視図である。

園 24]図 24は、洗浄装置の取付具の分解側面図である。

園 25]図 25は、洗浄装置を傾斜状態に保持する取付具の側面図である。

[図 26]図 26は、取付具の他の例の台座と該該台座を支持する第 1の支持部材を示す側面図である。

園 27]図 27は、洗浄装置を傾斜状態に支持する、図 26に示す台座及び第 1の支持部材の側面図である。

園 28]図 28は、取付具の第 1の支持部材及び第 2の支持部材の斜視図である。園 29]図 29は、取付具の第 2の支持部材及び第 3の支持部材の斜視図である。符号の説明

1 洗浄装置

3 モータ

5 組立体

7 プレート

9 回転軸

11 アタッチメント

17 突起

23 洗浄部材

25 芯部材

27 貫通孔

28 貫通孔

31 係合凹所

33 軸線方向部分

35 周方向部分

59 組立装置

61 ケーシング

89 取付具

91 台座発明を実施するための最良の形態

[0055] (洗浄装置）

図 1を参照すると、本発明の一実施例に係る洗浄装置が全体に符号 1で示されている。洗浄装置 1は、 2つのモータ 3と、両モータ 3にそれぞれ回転駆動される 2つの組立体 5とを含む。両モータ 3は並列に配置され、互いに相対する一対のプレート 7 により互いに連結されている。また、両組立体 5は互いに近接して配置されている。この洗浄装置 1によれば、回転駆動される両組立体 5間に食器や調理用具のような被洗浄物（図示せず）を差し入れることにより、あるいは両組立体 5の一方又は双方に前記被洗浄物を押し当てることにより、前記被洗浄物を洗浄することができる。洗浄は、通常、組立体 5の後記洗浄部材 23に水を含ませ、洗剤を付けて行われる。両組立体 5 (より詳細には後記洗浄部材 23)はこれらの間に差し入れられ、又は組立体 5 に押し当てられた前記被洗浄物の表面から汚れを擦り落とす。なお、洗浄装置 1は 1 つのモータ 3と 1つの組立体 5からなるものであってもよレ、。

[0056] 図 2に示すように、モータ 3は回転軸 9と、回転軸 9に取り付けられ該回転軸と共に回転する回転軸アタッチメント（以下単に「アタッチメント」という。） 11とを備える。ァタツチメント 11は、円形の横断面形状を有する軸部 13と、該軸部の基端部分 (下端部分）に連なる円板部 15と、軸部 13の周面に 180度の相互間隔をおいて位置する一対の突起 17と、両突起 17の直下に位置する段部 19とを有する。アタッチメント 11がモータ 3の回転軸 9に取り付けられるとき、軸部 13はその下端部分においてモータ 3 の回転軸 9に嵌合しかつ回転軸 9の角部を有する基部 21に係合する。円板部 15はモータ 3の回転軸 9の周囲を覆う。突起 17は、その数量を 2つとする図示の例に代えて、 1つとし、あるいは 3つ以上とすることができる。

[0057] (洗浄部材及び芯部材の組立体）

図 3a及び図 3bに示すように、組立体 5は、洗浄部材 23と、芯部材 25とからなる。図示の洗浄部材 23は円柱形のスポンジ力らなり、該スポンジの軸線に沿つて伸びかつその両端面で開放する貫通孔 27を有する。貫通孔 27は円形の横断面形状を有する。洗浄部材 23はアタッチメント 11、より詳細にはアタッチメント 11の軸部 13に着脱可能に取り付けられ、取付時、洗浄部材 23の貫通孔 27はアタッチメント 11の軸部 13 を受け入れる。芯部材 25は、洗浄部材 23より長さ寸法が短い例えばプラスチック製の円筒体からなり、洗浄部材 23の貫通孔 27内に同軸的に配置されかつ貫通孔 27 の孔壁に固定されている。芯部材 25は、好ましくは、貫通孔 27の軸線方向における中央部に配置される。これによれば、洗浄部材 23の両端部は、芯部材 25が配置された前記中央部に比べて柔軟性に富む。このような両端部は、例えばコップや茶碗のような前記被洗浄部材の内面の洗浄に良好な洗浄作用を及ぼす。

[0058] 図 4に示すように、芯部材 25は、貫通孔 28を有し、またその各端部 29に、一対の係合凹所 31を有する。芯部材 25の各端部 29の係合凹所 31の数量（2つ）は、モータ 3のアタッチメント 11の突起 17の数量（2つ）に対応する。図示の係合凹所 31は、全体に T形を呈するスリット（切り欠き）からなり、該スリットは、芯部材 25の端面に開放しその軸線方向へ伸びる軸線方向部分 33と、軸線方向部分 33に交差しかつ芯部材 25の周方向へ伸びる周方向部分 35とを有する。係合凹所 31は、これをスリットからなるものとする図示の例に代えて、芯部材 25の内面に設けられた溝（図示せず)からなるものとすることができる。

[0059] 図 1に示すように、組立体 5がアタッチメント 11の軸部 13に取り付けられ、洗浄部材 23の貫通孔 27にアタッチメント 11の軸部 13を受け入れるとき、芯部材 25の貫通孔 2 8がアタッチメント 11の軸部 13を受け入れ、芯部材 25の係合凹所 31がアタッチメント 11の突起 17に係合し、また芯部材 25がアタッチメント 11の段部 19に着座する。ァタツチメント 11の突起 17への芯部材 25の係合凹所 31の係合は、次のようにして行われる。すなわち、取り付けのために洗浄部材 23の貫通孔 27の端部からその内部にアタッチメント 11の軸部 13が差し込まれるように洗浄部材 23をアタッチメント 11に対してその軸線方向へ相対移動させる。これにより、アタッチメント 11の軸部 13が芯部材 25の貫通孔 28に受け入れられる。これに先立ち、アタッチメント 11の両突起 17がそれぞれ芯部材 25の両係合凹所 31の軸線方向部分 33に係合するように、すなわち受け入れられるように、アタッチメント 11に対する洗浄部材 23の位置決めを行う。軸線方向部分 33に受け入れられたアタッチメント 11の突起 17は、アタッチメント 11 に対する洗浄部材 23の相対移動と共に、係合凹所 31の軸線方向部分 33を経てその周方向部分 35に至る。次に、洗浄部材 23をその軸線の周りに回転させると、係合凹所 31の周方向部分 35をアタッチメント 11の突起 17が相対的に移動し、周方向部分 35の両端部の一方に当たる。このとき、芯部材 25の端部（下端部）がアタッチメント 11の段部 19に当たり、また洗浄部材 23の一端部（下端部）がアタッチメント 11の円板部 15に当たる。このようにして、アタッチメント 11の突起 17が係合凹所 31の周方向部分 35に存置される。これにより、使用中における洗浄部材 23のアタッチメント 11 力の抜け出しが防止される。また、係合凹所 31の周方向部分 35へのアタッチメント 11の突起 17の係合、より詳細には周方向部分 35の端部への突起 17の当接により、アタッチメント 11が正逆レ、ずれか一方に回転されるときのアタッチメント 11の回転力が芯部材 25を介して洗浄部材 23に伝達される。芯部材 25を介在させることにより、洗浄部材 23を回転させるためにアタッチメント 11の突起 17を洗浄部材 23の孔壁に係止させる場合に生じる該孔壁の破損や破壊、これに伴う洗浄部材の空転等を防止すると共に、このような破損や破壊を原因とする洗浄部材 23の早期交換を回避すること力 Sできる。

[0060] 洗浄部材 23がその両端に開放する貫通孔 27を有すること及び芯部材 25の係合凹所 31がその両端部に設けられていることから、組立体 5は、その両端部を逆にしても、前記したと同様にしてアタッチメント 11に取り付けることができる。組立体 5の両端部を逆にしての取り付けは、洗浄部材 23の一端部（上端部）が使用により摩滅したとき、あるいは洗浄中に前記洗剤が洗浄部材 23をその他端部（下端部）に移動し、その上端部の洗剤が希薄になったときに有用である。これにより、洗浄部材 23の摩滅していない端部での洗浄が可能であり、また洗剤の豊富な端部での洗浄が可能である。組立体 5は、これをアタッチメント 11に取り付けるための操作と逆の操作を行うこと、すなわち組立体 5をアタッチメント 11に対して逆方向に回転させ、これによりアタッチメント 11の突起 17が芯部材 25の係合凹所 31の周方向部分 35と軸線方向部分 33との交差箇所に位置するようにし、次いで組立体 5をアタッチメント 11から引き抜くことにより、アタッチメント 11から取り外すことができる。

[0061] 洗浄部材 23は、複数の縦溝 37を有する円柱形のスポンジからなるものとすることができる（図 5)。これらの縦溝 37は前記スポンジの周方向に互いに間隔をおいて配置され該スポンジの両端面の一方から他方まで伸び、また前記スポンジの外周面におレ、て開放している。縦溝 37は矩形の横断面形状を有する。前記矩形の横断面形状に代えて、 V形の横断面形状を有する縦溝 39とすることができる（図 6)。この V形の横断面形状を有する縦溝 39のほか、さらに前記スポンジの周方向へ伸びる複数の切り込み 41を有するものとすることができる（図 7)。あるいは、また、前記スポンジの両端部にそれぞれに設けられた複数の切り欠き 43を有するものとすることができる（図 8)。縦溝 37, 39を設け、また切り欠き 43を設けることにより、縦溝 37, 39間及び切り欠き間 43に山形の突条 45を現出させることができる。また、切り込み 41を設けることにより、各突条 45を複数の部分 47に細分することができる。これらの突条 45，細分部分 47はしなやかであり、このために特に棒状やメッシュ状を呈し、あるいはワイヤや細レ、パイプにより形成された食器や調理用具のような被洗浄物の表面に密着しやすぐ汚れの拭き取り能力に優れる。突条 45を形成する縦溝 37， 39の横断面形状、及び細分部分 47を規定する切り込み 41の数量は、前記被洗浄物の種類、大きさ等を考慮して適宜定めることができる。

[0062] また、洗浄部材 23は、図 9に示すように、円柱部 49と、該円柱部の両端にそれぞれ連なる一対の半球部 51とかなるスポンジからなるものとすることができる。この例にあつては、貫通孔 27は円柱部 49と両半球部 51とをこれらの軸線に沿って伸びている。この洗浄部材 23はすぼみのあるコップや底の深い容器の洗浄に適する。さらに、洗浄部材 23は、図 10に示すように、円柱形のスポンジ 53と円柱形のブラシ 55とからなるものとすること力 Sできる。この洗浄部材 23によれば、ブラシ 55で粗い洗浄を行い、スポンジ 53でより丁寧な洗浄を行うことができる。図 10に示す洗浄部材 23にあっては、芯部材 25は、スポンジ 53の貫通孔内とブラシ 55の管状の芯 56内との双方を伸びるように配置される。

[0063] ところで、洗浄部材 23の貫通孔 27内に配置される芯部材 25は、その周面に塗布された接着剤や、その周面に巻き付けられた両面接着テープを介して、貫通孔 27の孔壁に固定することができる。あるいは、図 11及び図 12に示すように、芯部材 25の周面（円筒面）に設けられた多数のフック 57を介して、芯部材 25を前記スポンジの孔壁に固定することができる。これらのフック 57は、例えばベルク口（Velcro 商標）ファスナ一のフックテープを芯部材 25の周面に貼付することにより、芯部材 25の周面に設けることができる。前記スポンジは多数の小さい気泡を有することから、多数のフック 57は前記スポンジの孔壁に開放する前記気泡の周縁に引掛かり、これにより芯部材 25が前記孔壁に固定される。

[0064] 図 11及び図 12に示す例では、多数のフック 57は、芯部材 25の円筒面の互いに相対する 2つの領域に設けられている。あるいは、多数のフック 57は、芯部材 25の両端部の係合凹所 31の周辺領域を除くその円筒面の全域に設けられ（図 13)、又は前記円筒面の全域に設けられる（図 14)。

[0065] (組立体の組立装置）

芯部材 25を洗浄部材 23の貫通孔 27内に配置し、これにより組立体 5を組み立てる作業は、図 15に示す組立装置 59を用いて行うことができる。組立装置 59によって組み立てられる組立体 5は、芯部材 25及び洗浄部材 23のいずれもが未使用のものからなる場合、及び寿命の尽きた洗浄部材 23から取り出された芯部材と新たな未使用の洗浄部材とからなる場合のいずれであってもよレ、。いずれの場合においても、洗浄装置 1の使用者が組立体 5の組み立てを容易におこなうことができる。

[0066] 組立装置 59は円形の横断面形状を有する細長いケーシング 61 (図 16参照）を備える。ケーシング 61はその内部に芯部材 25を収納可能である円筒状の空間を有する。芯部材 25は前記円筒状の空間内にケーシング 61と同軸に配置される。また、ケ一シング 61は滑ら力な外周面を有する。さらに、ケーシング 61は、洗浄部材 23の貫通孔 27に挿入可能である外径と、洗浄部材 23の貫通孔 27より長い長さ寸法を有する（図 17参照）。

[0067] 図 15に示すように、ケーシング 61は互いに分離可能の 2つの部分、すなわち本体部分 63とキャップ部分 65とからなる。芯部材 25を収納するための前記円筒状の空間は両部分 63， 65が共同して規定する。本体部分 63はキャップ部分 65に嵌合可能の一対の嵌合部 67を有し、本体部分 63がその嵌合部 67においてキャップ部分 65に嵌合するとき、両部分 63， 65は一体をなす。また、両部分 63, 65は、それぞれ、芯部材 25が収納されたケーシング 61を両部分 63, 65に分離したとき、芯部材 25の一部が露出するような長さ寸法を有する（図 18参照）。

[0068] 図 15〜図 19を参照すると、円柱形のスポンジからなる洗浄部材 23と多数のフックを有する芯部材 25 (図 13に示す芯部材 25)とからなる組立体 5は、組立装置 59を用いて次のようにして組み立てることができる。

[0069] まず、ケーシング 61の本体部分 63内に芯部材 25を配置し、次いで本体部分 63の嵌合部 67にキャップ部分 65を嵌合させ、両部分 63, 65を一体にする（図 15,図 16) 。次に、芯部材 25が収納されたケーシング 61をそのキャップ部分 65から洗浄部材 2 3の貫通孔 27に揷通する（図 17)。この揷通に伴い、貫通孔 27がその径方向へ押し広げられる。また、ケーシング 61の両部分 63, 65の一部がそれぞれ貫通孔 27の両端から突出する。なお、キャップ部分 65は、これを貫通孔 27に通しやすいようにするため、図示の例におけるように先細であることが好ましレ、。また、ケーシング 61の本体部分 63にはストッパ 68が設けられることが好ましい（図 17参照）。ストッパ 68は、洗浄部材 23の貫通孔 27に通されたケーシング 61内の芯部材 25が貫通孔 27の軸線方向中央部に位置することとなったとき、洗浄部材 23に当接する。この当接により、貫通孔 27内におけるケーシング 61のさらなる移動が禁止される。

[0070] 次に、キャップ部分 65を洗浄部材 23の貫通孔 27から引き抜く（図 18)。その結果、貫通孔 27内に残る本体部分 63から芯部材 25の上端部が露出し、該上端部のフック 57が貫通孔 27の孔壁に引掛かる。最後に本体部分 63を貫通孔 27から引き抜く（図 19)。これにより、芯部材 25が洗浄部材 23の貫通孔 27の軸線方向中央部に存置され、また残りの全てのフック 57が貫通孔 27の孔壁に引掛かり、これにより芯部材 25 が洗浄部材 23に固定される。

[0071] 次に、図 20及び図 21に洗浄部材 23の他の例を示す。この洗浄部材 23は、軸部 6 9と、軸部 69の端部分に固定された半球形のスポンジ部 71とからなり、軸部 69が少なくとも 1つ（図示の例では 2つ）の突起 73を有する。また、この洗浄部材 23が取り付けられるアタッチメント 11は、その軸部 13の自由端部分（上端部分）に、一対の係合凹所 75を有する。また、アタッチメント 11の上端部分は、洗浄部材 23の軸部 69の一部分（下端部分)を受け入れ可能である。アタッチメント 11の軸部 13の係合凹所 75 は、アタッチメント 11の上端部分に洗浄部材 23の軸部 69が受け入れられるとき、洗浄部材 23の軸部 69の両突起 73にそれぞれ係合可能である。アタッチメント 11に設けられた各係合凹所 75は、芯部材 25に設けられた係合凹所 31と同様の構造を有し、軸線方向部分 77とこれに連なる周方向部分 79とを有する切り欠きからなる。前記切り欠きに代えて、アタッチメント 11の上端部分の内周面に開放する溝とすることができる。

[0072] 洗浄部材 23は、その軸部 69の下端部分をアタッチメント 11の軸部 13の上端部分に揷入することにより、アタッチメント 11に取り付けることができる。この取り付けの際、洗浄部材 23の各突起 73がアタッチメント 11の係合凹所 75の軸線方向部分 77に係合し、軸線方向部分を経て周方向部分 79に到達し、次いで周方向部分 79の端部に当たるようにする。これにより、洗浄部材 23の軸部 69がアタッチメント 11の軸部 13の上端部分からの洗浄部材 23の軸部 69の抜け出しが防止される。この例では、スポンジ部 71が軸部 69を介してアタッチメント 11に取り付けられ、アタッチメント 11の突起 1 7は使用されない。

[0073] この例によれば、モータ 3の作動によりアタッチメント 11が回転駆動されるとき、スポンジ部 71が回転する。スポンジ部 71による洗浄は、例えばコップや底の深い食器のそれに特に適する。半球形のスポンジ部 71は、好ましくは、その頂部から放射状に伸びる複数の溝 81を有する。

[0074] 図 22に示すように、アタッチメント 11には、スポンジ部 71を有する洗浄部材 23にカロえて、円柱形のスポンジからなる洗浄部材 83を配置することができる。洗浄部材 83 は洗浄部材 23の下方にこれに近接して配置されている。この洗浄部材 83は、スポンジ部 71と同じ半径を有する。好ましくは、洗浄部材 83は、スポンジ部 71と同様、その軸線方向へ伸びる複数の溝 85を有する。この洗浄部材 83の貫通孔には、図 1に示す洗浄部材 23と同様、芯部材 25 (図 4)が配置されており、図 1に示す洗浄部材 23と同様にしてアタッチメント 11に取り付けられてレ、る。

[0075] (洗浄装置の取付具）

次に、図 23及び図 24を参照すると、洗浄装置 1をシンク 87に取り付けるための取付具 89が示されている。取付具 89は、洗浄装置 1を支持するための台座 91と、台座 91を支持するための支持部材（第 1の支持部材） 93と、第 1の支持部材 93を支持するための支持部材 (第 2の支持部材） 95と、第 2の支持部材 95をシンク 87に支持するための支持部材 (第 3の支持部材） 97とを備える。 [0076] (台座）

図 24に示すように、台座 91は基部 99と、洗浄装置 1が取り付けられる取付部 101とを有する。基部 99及び取付部 101は共に円形の平面形状を有する。取付部 101は基部 99上に載置され、かつ蝶番 103を介して基部 99に枢着されている。洗浄装置 1 は取付部 101上に載置され、その両モータ 3の連結プレート 7において、例えばねじ (図示せず）を用いて、取付部 101に取り付けられる。

[0077] 図 25に示すように、基部 99に枢着された取付部 101は、蝶番 103の軸 105の周りに揺動させること力 Sできる。取付部 101を揺動させることにより、これに取り付けられた洗浄装置 1の姿勢を図上において垂直状態力傾斜状態に変えることができる。姿勢変更により、被洗浄物に応じたより効率的な洗浄を行うことができる。取付部 101の前記傾斜状態は、その維持手段、例えば棒状部材、板状部材等からなる控え 107により維持することができる。控え 107は取付部 101の下面に取り付けておくことができる。

[0078] 図 26及び図 27を参照すると、台座 91の他の例が示されている。この台座 91の基部 99及び取付部 101は、これらにそれぞれ取り付けられた一対の板状のブラケット 1 09, 111とこれらを貫通するピン 113とを介して相互に連結されており、取付部 101 はピン 113の周りに揺動することができる。取付部 101のブラケット 111は先細の先端部 115を有する。ブラケット 111は、その先端部 115以外の部分において基部 99 に接し、先端部 115と基部 99との間には空間が存する。このため、取付部 101はその先端部 115が基部 99に近づく方向へ揺動することができ、その揺動は先端部 115 が基部 99に当接することにより停止される。したがって、先端部 115はストツバの作用をなす。取付部 101の揺動により、取付部 101に取り付けられた洗浄装置 1の姿勢を図上において垂直状態から傾斜状態に変化させることができる。前記傾斜状態は、基部 99に対するブラケット 111の先端部 115当接により維持される。なお、台座 91を支持する第 1の支持部材 93に係止可能であるフック 117を台座 91の取付部 101に設ければ、洗浄装置 1への外力の作用によってもなお洗浄装置 1を前記傾斜状態に維持することが可能である。また、基部 99に対して取付部 101を揺動可能に連結する前記した例に代えて、基部 99に取付部 101を固定することも可能である。 [0079] 再び図 24を参照すると、台座 91の基部 99は上下一対の円形のプレート部分 119 とこれらのプレート部分 119に連なる扁平な円柱部分 121とからなる。円柱部分 121 はプレート部分 119より小さレ、直径を有する。

[0080] (第 1の支持部材）

台座 91を支持するための第 1の支持部材 93は、図 24及び図 28に示すように、水平部 123と、水平部 123に連なりかつ上下方向へ伸びる垂直部 125とを有する。水平部 123は、ヨーク部分 127と、ヨーク部分 127の下方にあって該ヨーク部分に相対するプレート部分 129と、プレート部分 129の下方にあって該プレート部分に連なりかつこれに相対する第 2のプレート部分 131とを有する。

[0081] ヨーク部分 127は、その先端から、台座 91の基部 99の円柱部分 121を受け入れること力 Sできる。ヨーク部分 127に基部 99の円柱部分 121が受け入れられるとき、台座

91の基部 99がプレート部分 129上に載りかつその両プレート部分 119がヨーク部分

127を挟む。その結果、台座 91の基部 99が水平部 123に受け入れられる。この受け入れにより、第 1の支持部材 93の水平部 123上で台座 91を該台座又は水平部 123 の軸線の周りに回転させることができ、これにより、台座 91に取り付けられる洗浄装置 1の姿勢を変えることができる。

[0082] 第 1の支持部材 93の第 2のプレート部分 131は、プレート部分 129に連なる肉厚部 133を有する。また、ヨーク部分 127の両側部には、それぞれ、ねじ山が設けられたピン（図示せず）がねじ込まれたねじ溝を有する一対の管状のケーシング 135が取り付けられている。ケーシング 135は垂直部 125に向けて開放している。前記ピンは例えばドライバを用いてこれを回すことにより、ケーシング 135から突出させることができる。

[0083] 第 1の支持部材 93の垂直部 125は、水平部 123における第 2のプレート部分 131とほぼ同じ外形を有する。すなわち、垂直部 125はプレートからなり、その一面すなわち水平部 123の側に面する一面にこれを上下方向へ伸びる肉厚部 137を有する。

[0084] (第 2の支持部材）

図 24及び図 28に示すように、第 1の支持部材 93を支持するための第 2の支持部材 95は全体に板状を呈し、上下方向に伸びる凹所 139を備える。凹所 139は、矩形状の開放上端 141を有し、また、開放上端 141に連なりかつ上下方向へ伸びる矩形状の開口 143を有する。凹所 139は、その上方から第 1の支持部材 93の垂直部 125を受け入れ可能である受け入れ部をなす。第 1の支持部材 93の垂直部 125を凹所 13 9に差し込むことにより、垂直部 125が凹所 139に受け入れられるとき、垂直部 125の肉厚部 137が凹所 139の開口 143に納まる。このとき、洗浄装置 1は垂直状態（図 24 に示す状態）で保持される。また、凹所 139は、その上方から第 1の支持部材 93の第 2のプレート部分 131を受け入れ可能である。凹所 139に第 2のプレート部分 131を差し込むことにより、第 2のプレート部分 131が凹所 139に受け入れられるとき、第 2 のプレート部分 131の肉厚部 133が凹所 139の開口 143に納まる。このとき、洗浄装置 1は水平状態で保持される。これにより、洗浄装置 1の姿勢を垂直状態から水平状態に変更することができる。

[0085] 第 2の支持部材 95にはその凹所 139の開口 143の両側のそれぞれに複数の穴 14 5が設けられている。複数の穴 145は上下方向に間隔をおいて配列されている。これらの穴 145は、第 1の支持部材 93の垂直部 125が第 2の支持部材 95の凹所 139に受け入れられた状態において、第 1の支持部材 93のケーシング 135から突出される前記ピンを受け入れ可能である。前記ピンを受け入れる穴 145を選択し、選択された穴 145の高さ位置へ凹所 139内の第 1の支持部材 93の垂直部 125を上下動させ、選択された穴 145内に前記ピンを進めることにより、該ピンを介して、第 1の支持部材 93が選択された穴 145の高さ位置に支持される。これにより、第 1の支持部材 93の高さ位置を変更することができる。また、第 2の支持部材 95には、凹所 139の開口 14 3と反対の側に複数のフック 147が設けられている。これらのフック 147は、上下方向に関して複数段（図示の例では 3段）に配列されている。

[0086] (第 3の支持部材）

図 24及び図 29に示すように、第 2の支持部材 95を支持するための第 3の支持部材 97は、シンク 87の壁面 149に沿って酉己置されるプレート 151と、シンク 87の頂面 153 上に載置されるプレート 155と、これらの両プレート 151， 155を相互に連結する一対の連結部材 157とを備える。

[0087] シンクの壁面 149に沿って配置されるプレート 151には、横方向へ水平に伸びる複数のスリット 159が設けられている。これらのスリット 159は、上下方向に関して複数段 (図示の例では 3段）に配列されている。これらの複数段のスリット 159に、それぞれ、第 2の支持部材 95の複数段のフック 147を引掛けることができる。スリット 159にフック 147を引掛けることにより、第 2の支持部材 95が第 3の支持部材 97に支持される。また、スリット 159に引挂卜けられたフック 147は、スリット 159に沿って滑動させることができる。この滑動により、シンク 87内における第 2の支持部材 95の第 3の支持部材 97に対する横方向位置又は水平方向位置を変更することができ、ひレ、ては第 2の支持部材 95に支持された洗浄装置 1の配置位置を変更することができる。なお、両プレート 151 , 155に複数の吸盤 161を設け、これにより、両プレート 151 , 155をネ甫助的にシンク 87に固定することができる。

[0088] 両プレート 151， 155の連結部材 157は、図 29に示す例に代えて、例えば比較的幅の広レ、 1つの L形のプレートからなるものとすることができる。また、シンク 87の頂面 153上に載置されるプレート 155はこれを省略し、プレート 155の代わりを連結部材 1 57に担わせることができる。これによれば、連結部材 157によりプレート 151がシンク 87の頂面 153に吊り下げられる。さらに、プレート 155を省略する場合、連結部材 15 7及びプレート 151に相当する部分として、これらをワイヤ又は細レ、パイプを折り曲げて形成すること力できる。

[0089] 前記した洗浄装置 1の取付具 89によれば、洗浄装置 1は取付具 89の一部と共に、必要に応じてシンク 87内から一時的に撤去することができる。すなわち、洗浄装置 1 は、台座 91の基部 99を第 1の支持部材 93のヨーク部分 127から引き出すことにより台座 91と共に、又は第 1の支持部材 93の垂直部 125を第 2の支持部材 95の凹所 1 39から抜き出すことにより台座 91及び第 1の支持部材 93と共に、あるいは第 2の支持部材 95のフック 147を第 3の支持部材のスリット 159から外すことにより台座 91、第 1の支持部材 93及び第 2の支持部材 95と共に、シンク 87内から一時的に撤去することができ、これにより、シンク 87内の空間の有効利用を図ることができる。

[0090] なお、取付具 89によりシンク 87に取り付けられる洗浄装置は、図 1に示す洗浄装置 1に限らず、従来の洗浄装置を含め、他の任意の洗浄装置とすることができる。

Claims

請求の範囲

[1] 回転軸と、該回転軸に取り付けられた、少なくとも 1つの突起を有する回転軸ァタツチメントとを有するモータと、前記回転軸アタッチメントに取り付けられる洗浄部材であつて前記回転軸アタッチメントへの取り付けのために該回転軸アタッチメントを受け入れ可能である貫通孔を有する洗浄部材とを備える洗浄装置の前記洗浄部材の貫通孔内に配置されかつ該貫通孔の孔壁に固定される芯部材であって、

前記回転軸アタッチメントを受け入れ可能の貫通孔を有し、また前記回転軸ァタツチメントの突起に係合可能である係合凹所が設けられた両端部を有する

ことを特徴とする、芯部材。

[2] 前記芯部材は円筒体からなり、前記係合凹所は、前記円筒体の端面に開放しかつ該円筒体の軸線方向へ伸びる軸線方向部分と該軸線方向部分に交差しかつ前記円筒体の周方向へ伸びる周方向部分とを有するスリット又は溝からなる

ことを特徴とする、請求項 1に記載の芯部材。

[3] 回転軸と、該回転軸に取り付けられた、少なくとも 1つの突起を有する回転軸ァタツチメントとを有するモータを備える洗浄装置に適用される、前記回転軸アタッチメントに取り付けられる洗浄部材であって前記回転軸アタッチメントへの取り付けのために該前記回転軸アタッチメントを受け入れ可能である貫通孔を有する洗浄部材と該洗浄部材の貫通孔内に配置されかつ該貫通孔の孔壁に固定された芯部材との組立体であって、

前記芯部材は、前記回転軸アタッチメントを受け入れ可能の貫通孔を有し、また前記回転軸アタッチメントの突起に係合可能である係合凹部が設けられた両端部を有する

ことを特徴とする、洗浄部材及び芯部材の組立体。

[4] 前記芯部材は前記洗浄部材の貫通孔の軸線方向中央部に位置する

ことを特徴とする、請求項 3に記載の組立体。

[5] 前記芯部材は円筒体力なり、また前記係合凹所は前記円筒体の各端面に開放しかつ該円筒体の軸線方向へ伸びる軸線方向部分と該軸線方向部分に交差しかつ前記円筒体の周方向へ伸びる周方向部分とを有する溝又は切り欠きからなることを特徴とする、請求項 3に記載の組立体。

[6] 前記洗浄部材はスポンジからなり、また前記洗浄部材の貫通孔は円形の横断面を有し、さらに前記芯部材は前記貫通孔の孔壁に係止可能である多数のフックが設けられた円筒面を有する、請求項 3に記載の組立体。

[7] 前記洗浄部材は円柱状のスポンジからなり、該スポンジはその外周面に開放するように設けられその軸線方向に伸びる複数の縦溝を有する

ことを特徴とする、請求項 3に記載の組立体。

[8] 前記縦溝は矩形又は V形の横断面形状を有する、請求項 7に記載の組立体。

[9] さらに、前記スポンジの周方向へ伸びる複数の切り込みを有する

ことを特徴とする、請求項 7又は 8に記載の組立体。

[10] 前記洗浄部材は円柱状のスポンジからなり、該スポンジは、その両端部に設けられその外周面に開放する複数の切り欠きを有する

ことを特徴とする、請求項 3に記載の組立体。

[11] 前記洗浄部材は、円柱状部と、該円柱状部の両端部にそれぞれ連なる一対の半球状部とからなるスポンジからなり、前記貫通孔は前記円柱状部と両半球状部とを経て伸びる

ことを特徴とする、請求項 3に記載の組立体。

[12] 回転軸と、該回転軸に取り付けられた、少なくとも 1つの突起を有する回転軸ァタツチメントとを有するモータと、

前記回転軸アタッチメントに着脱可能に取り付けられた洗浄部材であって前記回転軸アタッチメントへの取り付けのために該回転軸アタッチメントを受け入れ可能である貫通孔を有する洗浄部材と該洗浄部材の貫通孔内に配置されかつ該貫通孔の孔壁に固定された芯部材との組立体とを備え、

前記芯部材は、前記回転軸アタッチメントを受け入れ可能の貫通孔を有し、また前記回転軸アタッチメントの突起に係合可能である係合凹所が設けられた両端部を有する

ことを特徴とする、洗浄装置。

[13] 回転軸と、該回転軸に取り付けられた、少なくとも 1つの突起を有する回転軸ァタツチメントとを有するモータと、

前記回転軸アタッチメントに着脱可能に取り付けられた洗浄部材とを備え、前記洗浄部材は、少なくとも 1つの突起を有する軸部と、該軸部に固定されたスポンジ部とからなり、

前記回転軸アタッチメントは、前記洗浄部材の軸部の突起に係合可能である係合凹所が設けられた、前記軸部を受け入れ可能である端部を有する

ことを特徴とする、洗浄装置。

[14] 前記スポンジ部は半球状を呈し、また放射状に伸びる複数の溝を有する

ことを特徴とする、請求項 13に記載の洗浄装置。

[15] さらに、前記回転軸アタッチメントに取り付けられ、前記洗浄部材のスポンジ部に隣接する他の洗浄部材を備える、

ことを特徴とする、請求項 13又は 14に記載の洗浄装置。

[16] 請求項 3に記載の洗浄部材及び芯部材の組立体のための組立装置であって、前記芯部材を収納可能であり、また前記洗浄部材の貫通孔に挿入可能である、前記洗浄部材の貫通孔より長いケーシングを備え、

前記ケーシングは互いに分離可能の二部分からなり、前記芯部材が収納された前記ケーシングを前記二部分に分離したとき前記芯部材の一部が露出する

ことを特徴とする、組立装置。

[17] 回転軸及び該回転軸に取り付けられた回転軸アタッチメントを有するモータと、前記回転軸アタッチメントに取り付けられた洗浄部材とを有する洗浄装置をシンクに取り付けるための取付具であって、

基部と、前記洗浄装置が取り付けられる取付部とを有する台座と、

該台座の基部をその軸線の周りに回転可能であるように受け入れる水平部と、該水平部に連なりかつ上下方向に伸びる垂直部とを有する第 1の支持部材と、

該第 1の支持部材の垂直部又は水平部を受け入れ可能である受け入れ部を有する第 2の支持部材と、

該第 2の支持部材を前記シンクに支持するための第 3の支持部材とを備えることを特徴とする、取付具。

[18] 前記台座の取付部はその基部に枢着されており、また前記台座は枢動後の前記取付部の姿勢を維持するための維持手段を有する

ことを特徴とする、請求項 17に記載の取付具。

[19] 前記維持手段は、前記取付部に取り付け可能である控えからなる

ことを特徴とする、請求項 18に記載の取付具。

[20] 前記維持手段は、前記取付部に設けられたストッパからなる

ことを特徴とする、請求項 18に記載の取付具。