JP3803660B2 - 真空掃除機の延長管ロック装置 - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、真空掃除機の延長管ロック装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
一般に、真空掃除機は、図１に示されたように、真空発生装置などのような主要部品が取り付けられる掃除機本体１、本体１に連結され、操作ハンドル１１を含むフレキシブルホース組立体１０、被掃除面に沿って移動し、操作ハンドル１１に連結される延長管２１を含むブラシ組立体２０および操作ハンドル１１と延長管２１を着脱可能に支持する延長管ロック装置３０などを備えている。
【０００３】
延長管ロック装置３０は、図１のようなブラシ組立体２０と隙間掃除などのために提供される複数の補助ブラシ（図示せず）を被掃除面の状態に応じて変化させながら掃除できるようにするためのもので、操作ハンドル１１に連結されるブラシ組立体２０または補助ブラシの結合状態の維持および容易な解除ができるように構成されている。
【０００４】
図２は、従来の真空掃除機の延長管ロック装置を示した一部切取断面図である。従来の真空掃除機の延長管ロック装置は、ホルダー４０、ロック部材５０、弾性部材６０およびキャップ７０を備えている。
【０００５】
ホルダー４０は、中空のパイプ状態で構成され、両端には、操作ハンドル１１および延長管２１が連結される第１および第２の連結部４１、４２がそれぞれ設けられている。また、ホルダー４０の第２の連結部４２には、延長管２１に形成された固定ホール２１ａに対応するロックホール４２ａが形成されている。
【０００６】
ロック部材５０は、ロックホール４２ａを介して第２の連結部４２の内部に突出するフック部５１およびフック部５１から延びたボタン部５２を有し、ホルダー４０の外部にヒンジ８０を中心に旋回可能に設けられている。なお、フック部５１の一側には、所定の傾斜面５１ａが設けられている。
【０００７】
弾性部材６０は、ロック部材５０がヒンジ８０を中心に図面において反時計方向に旋回するように弾力支持し、これによって、ロック部材５０は、フック部５１がロックホール４２ａに挿入された状態、すなわち、ロック状態を常時維持することになる。このような弾性部材６０としては、通常、圧縮コイルばねが使用されている。
【０００８】
キャップ７０は、弾性部材６０およびロック部材５０のフック部５１とヒンジ８０を覆うようにホルダー４０の外部に結合される。これによって、それぞれの部品が外部に露出することなく、弾性部材６０の弾性力が発揮される。
【０００９】
このような構成の従来の真空掃除機の延長管ロック装置は、図２のような延長管のロック状態で、ロック部材５０のボタン部５２を押すと、ロック部材５０がヒンジ８０を中心に図面において時計方向に回転され、これによって、フック部５１が延長管２１の固定ホール２１ａから離脱されることになり、ロックが解除され、延長管２１を分離することができる。
【００１０】
延長管２１が分離された後、ロック部材５０は、弾性部材６０の弾性力によって初期状態、すなわち、フック部５１がロックホール４２ａに挿入された状態を維持する。このような状態で、ホルダー４０の第２の連結部４２に延長管２１を再連結するために挿入すると、挿入される延長管２１とフック部５１とが干渉し、これによってロック部材５０がヒンジを中心に時計方向に回転される。ここで、延長管２１の固定ホール２１ａがホルダー４０のロックホール４２ａと一致する位置に延長管２１が挿入されると、フック部５１が弾性部材６０の弾力でロックホール４２ａを介して固定ホール２１ａに挿入されながら延長管２１をロックすることになる。なお、延長管２１は、フック部５１の傾斜面５１ａによって円滑に挿入される。
【００１１】
しかし、前述のような一般の真空掃除機の延長管ロック装置では、フック部５１とボタン部５２とが一体に構成された別のロック部材５０およびロック部材５０を初期の位置に戻すための別の弾性部材６０を備えなければならないなど、多数の部品数が必要であり、また、部品数が多いため、組立が容易でないというなどの問題があり改善が求められている。
【００１２】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記のような点に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、構成部品点数が少ないと共に組立が容易な真空掃除機の延長管ロック部材を提供することにある。
【００１３】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本発明の真空掃除機の延長管ロック装置は、両端部にフレキシブルホース組立体の操作ハンドルおよびブラシ組立体の延長管が連結される第１および第２の連結部が設けられ、前記第２の連結部の一側には、前記延長管に形成された固定ホールに対応するロックホールが形成されたホルダーと、前記ホルダーの第２の連結部の外部に結合され、内部には前記ロックホールを介して第２の連結部の内部に突出して前記延長管をロックするフック部を有する弾性ロック部材がロック方向に弾性バイアスされるように一体に形成されたキャップと、前記弾性ロック部材のフック部による前記延長管のロックを解除するために、前記弾性ロック部材の自由端部と接触する作動端部および該作動端部から延びた使用者操作ボタン部を有し、前記ホルダーの外部にヒンジに旋回可能に設けられたロック解除レバーとを備えることを特徴とする。
【００１４】
ここで、前記ホルダーは、パイプ形状で構成されることが好ましいが、延長管や操作ハンドルの断面構造が四角形などの多角形である場合、同様な形状に形成される。
【００１５】
本発明の好ましい一実施例によれば、真空掃除機の延長管ロック装置は、前記ホルダーに前記ヒンジを支持する第１のヒンジブラケットが一体に形成されてなる。
【００１６】
本発明の好ましい他の実施例によれば、真空掃除機の延長管ロック装置は、前記キャップに前記ヒンジを支持する第２のヒンジブラケットが一体に形成されてなる。
【００１７】
本発明の好ましいまた他の実施例によれば、真空掃除機の延長管ロック装置は、前記ホルダーおよび前記キャップに前記ヒンジを支持する第３および第４のヒンジブラケットが互いに交叉するようにそれぞれ形成されてなる。
【００１８】
本発明の好ましいさらに他の実施例によれば、真空掃除機の延長管ロック装置は、弾性ロック部材を延長管ロック方向に弾力支持する弾性部材をさらに備える。好ましくは、前記弾性部材は、圧縮コイルばねである。
【００１９】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施例を添付の図面に基づいて説明する。
【００２０】
図３は、本発明の一実施例による真空掃除機の延長管ロック装置を示す一部切取断面図である。本発明の一実施例による真空掃除機の延長管ロック装置は、ホルダー１００、キャップ２００およびロック解除レバー３００を備えている。
【００２１】
ホルダー１００は、中空のパイプ形態で構成され、両端には、操作ハンドル１１１および延長管１２１が連結される第１および第２の連結部１０１、１０２がそれぞれ設けられている。また、ホルダー１００の第２の連結部１０２には、延長管１２１に形成された固定ホール１２１ａに対応するロックホール１０２ａが形成されている。このようなホルダー１００は、図示例のように、中空のパイプ形態で構成されることが好ましいが、延長管１２１および操作ハンドル１１１が四角形などの多角形状に形成される場合、同様な形状を有するように形成される。
【００２２】
キャップ２００は、ホルダー１００の第２の連結部１０２の外部に結合される。キャップ２００の内部には、ロックホール１０２ａを介して第２の連結部１０２の内部に突出して延長管１２１をロックするフック部２１１を有する弾性ロック部材２１０が前記ロック方向に弾性バイアスされるように一体に形成される。また、フック部２１１の一側には、所定の傾斜面２１１ａが形成されている。
【００２３】
ロック解除レバー３００は、弾性ロック部材２１０のフック部２１１による延長管１２１のロックを使用者の操作で解除するためのものであって、ホルダー１００の外部一側に形成された第１のヒンジブラケット４００にヒンジ５００に旋回可能に設けられている。ロック解除レバー３００は、その一端部に弾性ロック部材２１０の自由端部２１０ａと接触、具体的には、自由端部２１０ａの下部にかかる作動端部３１０が形成され、その他端部には、使用者操作ボタン部３２０が形成されている。
【００２４】
このような構成の本発明の真空掃除機の延長管ロック装置は、図３のような延長管１２１のロック状態で、ボタン部３２０を押すと、ロック解除レバー３００がヒンジ５００を中心に図面において時計方向に旋回され、これによって、ロック解除レバー３００の作動端部３１０と接触している弾性ロック部材２１０がその固定端部２１０ｂを中心に反時計方向に動くことになり、フック部２１１が延長管１２１の固定ホール１２１ａから離脱して延長管１２１のロック状態が解除される。したがって、延長管１２１をホルダー１００から分離することができる。
【００２５】
延長管１２１が分離された後、ボタン部３２０に加えられている外力を除去すると、弾性ロック部材２１０は、それ自体の弾性によって初期の位置に、すなわち、フック部２１１がロックホール１０２ａを介して第２の連結部１０２の内部に突出した状態に戻される。
【００２６】
また、延長管１２１を再連結するために延長管１２１をホルダー１００の第２の連結部１０２に挿入すると、挿入される延長管１２１によってロックホール１０２ａに突出していたフック部２１１が陥没しながら延長管１２１に挿入される。ここで、フック部２１１の傾斜面２１１ａによって延長管１２１は円滑に挿入される。延長管１２１の固定ホール１２１ａがホルダー１００のロックホール１０２ａと一致する位置まで挿入されると、弾性ロック部材２１０がそれ自体の弾性によって固定端部２１０ｂを中心に図面において時計方向に回転しながらフック部２１１がホルダー１００のロックホール１０２ａを介して突出することで、延長管１２１の固定ホール１２１ａに係合され、延長管１２１のロックがなされる。
【００２７】
図４は、本発明の他の実施例による真空掃除機の延長管ロック装置を示す一部切取断面図である。図からわかるように、本実施例の基本的な構造は、前述の一実施例と大きく相違しない。但し、キャップ２００の一側にロック解除レバー３００のヒンジ５００を支持する第２のヒンジブラケット４００Ａが形成されている点から一実施例と異なっている。
【００２８】
また、図５は、本発明のまた他の実施例による真空掃除機の延長管ロック装置を示す一部切取断面図であって、同じく、キャップ２００およびホルダー１００にロック解除レバー３００のヒンジ５００を支持する第３および第４のヒンジブラケット４００Ｂ、４００Ｃが互いに交叉するようにそれぞれ形成されている点を除いては前述の他の実施例と同一の構造を有する。
【００２９】
従って、本発明の他の実施例を示す図４および図５においては、図３と同様な参照符号を付し、具体的な説明を省略する。
【００３０】
なお、図示していないが、本発明のまた他の実施例によれば、真空掃除機の延長管ロック装置は、弾性ロック部材２１０を延長管ロック方向に弾力支持する圧縮コイルばねのような弾性部材をさらに備えることもできる。
【００３１】
【発明の効果】
以上のように、本発明の真空掃除機の延長管ロック装置は、ホルダーと、弾性ロック部材を一体に備えるキャップと、ロック解除レバーとの単純な構造を採用しているため、構成部品点数が減少し、組立性および原価低減を図ることができる。
【００３２】
以上、本発明を、本発明の原理を例示するための好ましい実施例に基づいて説明しているが、本発明は、これらの実施例に限定されるものではない。当業者であれば、特許請求の範囲の思想および範疇を逸脱しない範囲で本発明を種々変更および修正して実施できることが良く理解されるだろう。従って、全ての適切な変更および修正と均等物は本発明の範囲に属するものと見なされるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図１】一般の真空掃除機を示す斜視図である。
【図２】従来の真空掃除機の延長管ロック装置を示す一部切取断面図である。
【図３】本発明の一実施例による真空掃除機の延長管ロック装置を示す一部切取断面図である。
【図４】本発明の他の実施例による真空掃除機の延長管ロック装置を示す一部切取断面図である。
【図５】本発明のまた他の実施例による真空掃除機の延長管ロック装置を示す一部切取断面図である。
【符号の説明】
１００ ホルダー
１０１、１０２ ホルダーの第１および第２の連結部
１０２ａ ロックホール
１１１ 操作ハンドル
１２１ 延長管
１２１ａ 固定ホール
２００ キャップ
２１０ 弾性ロック部材
２１０ａ、２１０ｂ 自由端部および固定端部
２１１ フック部
２１１ａ フック部の傾斜面
３００ ロック解除レバー
３１０ 作動端部
３２０ ボタン部
４００、４００Ａ、４００Ｂ、４００Ｃ 第１〜第４ヒンジブラケット
５００ ヒンジ
【発明の属する技術分野】
本発明は、真空掃除機の延長管ロック装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
一般に、真空掃除機は、図１に示されたように、真空発生装置などのような主要部品が取り付けられる掃除機本体１、本体１に連結され、操作ハンドル１１を含むフレキシブルホース組立体１０、被掃除面に沿って移動し、操作ハンドル１１に連結される延長管２１を含むブラシ組立体２０および操作ハンドル１１と延長管２１を着脱可能に支持する延長管ロック装置３０などを備えている。
【０００３】
延長管ロック装置３０は、図１のようなブラシ組立体２０と隙間掃除などのために提供される複数の補助ブラシ（図示せず）を被掃除面の状態に応じて変化させながら掃除できるようにするためのもので、操作ハンドル１１に連結されるブラシ組立体２０または補助ブラシの結合状態の維持および容易な解除ができるように構成されている。
【０００４】
図２は、従来の真空掃除機の延長管ロック装置を示した一部切取断面図である。従来の真空掃除機の延長管ロック装置は、ホルダー４０、ロック部材５０、弾性部材６０およびキャップ７０を備えている。
【０００５】
ホルダー４０は、中空のパイプ状態で構成され、両端には、操作ハンドル１１および延長管２１が連結される第１および第２の連結部４１、４２がそれぞれ設けられている。また、ホルダー４０の第２の連結部４２には、延長管２１に形成された固定ホール２１ａに対応するロックホール４２ａが形成されている。
【０００６】
ロック部材５０は、ロックホール４２ａを介して第２の連結部４２の内部に突出するフック部５１およびフック部５１から延びたボタン部５２を有し、ホルダー４０の外部にヒンジ８０を中心に旋回可能に設けられている。なお、フック部５１の一側には、所定の傾斜面５１ａが設けられている。
【０００７】
弾性部材６０は、ロック部材５０がヒンジ８０を中心に図面において反時計方向に旋回するように弾力支持し、これによって、ロック部材５０は、フック部５１がロックホール４２ａに挿入された状態、すなわち、ロック状態を常時維持することになる。このような弾性部材６０としては、通常、圧縮コイルばねが使用されている。
【０００８】
キャップ７０は、弾性部材６０およびロック部材５０のフック部５１とヒンジ８０を覆うようにホルダー４０の外部に結合される。これによって、それぞれの部品が外部に露出することなく、弾性部材６０の弾性力が発揮される。
【０００９】
このような構成の従来の真空掃除機の延長管ロック装置は、図２のような延長管のロック状態で、ロック部材５０のボタン部５２を押すと、ロック部材５０がヒンジ８０を中心に図面において時計方向に回転され、これによって、フック部５１が延長管２１の固定ホール２１ａから離脱されることになり、ロックが解除され、延長管２１を分離することができる。
【００１０】
延長管２１が分離された後、ロック部材５０は、弾性部材６０の弾性力によって初期状態、すなわち、フック部５１がロックホール４２ａに挿入された状態を維持する。このような状態で、ホルダー４０の第２の連結部４２に延長管２１を再連結するために挿入すると、挿入される延長管２１とフック部５１とが干渉し、これによってロック部材５０がヒンジを中心に時計方向に回転される。ここで、延長管２１の固定ホール２１ａがホルダー４０のロックホール４２ａと一致する位置に延長管２１が挿入されると、フック部５１が弾性部材６０の弾力でロックホール４２ａを介して固定ホール２１ａに挿入されながら延長管２１をロックすることになる。なお、延長管２１は、フック部５１の傾斜面５１ａによって円滑に挿入される。
【００１１】
しかし、前述のような一般の真空掃除機の延長管ロック装置では、フック部５１とボタン部５２とが一体に構成された別のロック部材５０およびロック部材５０を初期の位置に戻すための別の弾性部材６０を備えなければならないなど、多数の部品数が必要であり、また、部品数が多いため、組立が容易でないというなどの問題があり改善が求められている。
【００１２】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記のような点に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、構成部品点数が少ないと共に組立が容易な真空掃除機の延長管ロック部材を提供することにある。
【００１３】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本発明の真空掃除機の延長管ロック装置は、両端部にフレキシブルホース組立体の操作ハンドルおよびブラシ組立体の延長管が連結される第１および第２の連結部が設けられ、前記第２の連結部の一側には、前記延長管に形成された固定ホールに対応するロックホールが形成されたホルダーと、前記ホルダーの第２の連結部の外部に結合され、内部には前記ロックホールを介して第２の連結部の内部に突出して前記延長管をロックするフック部を有する弾性ロック部材がロック方向に弾性バイアスされるように一体に形成されたキャップと、前記弾性ロック部材のフック部による前記延長管のロックを解除するために、前記弾性ロック部材の自由端部と接触する作動端部および該作動端部から延びた使用者操作ボタン部を有し、前記ホルダーの外部にヒンジに旋回可能に設けられたロック解除レバーとを備えることを特徴とする。
【００１４】
ここで、前記ホルダーは、パイプ形状で構成されることが好ましいが、延長管や操作ハンドルの断面構造が四角形などの多角形である場合、同様な形状に形成される。
【００１５】
本発明の好ましい一実施例によれば、真空掃除機の延長管ロック装置は、前記ホルダーに前記ヒンジを支持する第１のヒンジブラケットが一体に形成されてなる。
【００１６】
本発明の好ましい他の実施例によれば、真空掃除機の延長管ロック装置は、前記キャップに前記ヒンジを支持する第２のヒンジブラケットが一体に形成されてなる。
【００１７】
本発明の好ましいまた他の実施例によれば、真空掃除機の延長管ロック装置は、前記ホルダーおよび前記キャップに前記ヒンジを支持する第３および第４のヒンジブラケットが互いに交叉するようにそれぞれ形成されてなる。
【００１８】
本発明の好ましいさらに他の実施例によれば、真空掃除機の延長管ロック装置は、弾性ロック部材を延長管ロック方向に弾力支持する弾性部材をさらに備える。好ましくは、前記弾性部材は、圧縮コイルばねである。
【００１９】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施例を添付の図面に基づいて説明する。
【００２０】
図３は、本発明の一実施例による真空掃除機の延長管ロック装置を示す一部切取断面図である。本発明の一実施例による真空掃除機の延長管ロック装置は、ホルダー１００、キャップ２００およびロック解除レバー３００を備えている。
【００２１】
ホルダー１００は、中空のパイプ形態で構成され、両端には、操作ハンドル１１１および延長管１２１が連結される第１および第２の連結部１０１、１０２がそれぞれ設けられている。また、ホルダー１００の第２の連結部１０２には、延長管１２１に形成された固定ホール１２１ａに対応するロックホール１０２ａが形成されている。このようなホルダー１００は、図示例のように、中空のパイプ形態で構成されることが好ましいが、延長管１２１および操作ハンドル１１１が四角形などの多角形状に形成される場合、同様な形状を有するように形成される。
【００２２】
キャップ２００は、ホルダー１００の第２の連結部１０２の外部に結合される。キャップ２００の内部には、ロックホール１０２ａを介して第２の連結部１０２の内部に突出して延長管１２１をロックするフック部２１１を有する弾性ロック部材２１０が前記ロック方向に弾性バイアスされるように一体に形成される。また、フック部２１１の一側には、所定の傾斜面２１１ａが形成されている。
【００２３】
ロック解除レバー３００は、弾性ロック部材２１０のフック部２１１による延長管１２１のロックを使用者の操作で解除するためのものであって、ホルダー１００の外部一側に形成された第１のヒンジブラケット４００にヒンジ５００に旋回可能に設けられている。ロック解除レバー３００は、その一端部に弾性ロック部材２１０の自由端部２１０ａと接触、具体的には、自由端部２１０ａの下部にかかる作動端部３１０が形成され、その他端部には、使用者操作ボタン部３２０が形成されている。
【００２４】
このような構成の本発明の真空掃除機の延長管ロック装置は、図３のような延長管１２１のロック状態で、ボタン部３２０を押すと、ロック解除レバー３００がヒンジ５００を中心に図面において時計方向に旋回され、これによって、ロック解除レバー３００の作動端部３１０と接触している弾性ロック部材２１０がその固定端部２１０ｂを中心に反時計方向に動くことになり、フック部２１１が延長管１２１の固定ホール１２１ａから離脱して延長管１２１のロック状態が解除される。したがって、延長管１２１をホルダー１００から分離することができる。
【００２５】
延長管１２１が分離された後、ボタン部３２０に加えられている外力を除去すると、弾性ロック部材２１０は、それ自体の弾性によって初期の位置に、すなわち、フック部２１１がロックホール１０２ａを介して第２の連結部１０２の内部に突出した状態に戻される。
【００２６】
また、延長管１２１を再連結するために延長管１２１をホルダー１００の第２の連結部１０２に挿入すると、挿入される延長管１２１によってロックホール１０２ａに突出していたフック部２１１が陥没しながら延長管１２１に挿入される。ここで、フック部２１１の傾斜面２１１ａによって延長管１２１は円滑に挿入される。延長管１２１の固定ホール１２１ａがホルダー１００のロックホール１０２ａと一致する位置まで挿入されると、弾性ロック部材２１０がそれ自体の弾性によって固定端部２１０ｂを中心に図面において時計方向に回転しながらフック部２１１がホルダー１００のロックホール１０２ａを介して突出することで、延長管１２１の固定ホール１２１ａに係合され、延長管１２１のロックがなされる。
【００２７】
図４は、本発明の他の実施例による真空掃除機の延長管ロック装置を示す一部切取断面図である。図からわかるように、本実施例の基本的な構造は、前述の一実施例と大きく相違しない。但し、キャップ２００の一側にロック解除レバー３００のヒンジ５００を支持する第２のヒンジブラケット４００Ａが形成されている点から一実施例と異なっている。
【００２８】
また、図５は、本発明のまた他の実施例による真空掃除機の延長管ロック装置を示す一部切取断面図であって、同じく、キャップ２００およびホルダー１００にロック解除レバー３００のヒンジ５００を支持する第３および第４のヒンジブラケット４００Ｂ、４００Ｃが互いに交叉するようにそれぞれ形成されている点を除いては前述の他の実施例と同一の構造を有する。
【００２９】
従って、本発明の他の実施例を示す図４および図５においては、図３と同様な参照符号を付し、具体的な説明を省略する。
【００３０】
なお、図示していないが、本発明のまた他の実施例によれば、真空掃除機の延長管ロック装置は、弾性ロック部材２１０を延長管ロック方向に弾力支持する圧縮コイルばねのような弾性部材をさらに備えることもできる。
【００３１】
【発明の効果】
以上のように、本発明の真空掃除機の延長管ロック装置は、ホルダーと、弾性ロック部材を一体に備えるキャップと、ロック解除レバーとの単純な構造を採用しているため、構成部品点数が減少し、組立性および原価低減を図ることができる。
【００３２】
以上、本発明を、本発明の原理を例示するための好ましい実施例に基づいて説明しているが、本発明は、これらの実施例に限定されるものではない。当業者であれば、特許請求の範囲の思想および範疇を逸脱しない範囲で本発明を種々変更および修正して実施できることが良く理解されるだろう。従って、全ての適切な変更および修正と均等物は本発明の範囲に属するものと見なされるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図１】一般の真空掃除機を示す斜視図である。
【図２】従来の真空掃除機の延長管ロック装置を示す一部切取断面図である。
【図３】本発明の一実施例による真空掃除機の延長管ロック装置を示す一部切取断面図である。
【図４】本発明の他の実施例による真空掃除機の延長管ロック装置を示す一部切取断面図である。
【図５】本発明のまた他の実施例による真空掃除機の延長管ロック装置を示す一部切取断面図である。
【符号の説明】
１００ ホルダー
１０１、１０２ ホルダーの第１および第２の連結部
１０２ａ ロックホール
１１１ 操作ハンドル
１２１ 延長管
１２１ａ 固定ホール
２００ キャップ
２１０ 弾性ロック部材
２１０ａ、２１０ｂ 自由端部および固定端部
２１１ フック部
２１１ａ フック部の傾斜面
３００ ロック解除レバー
３１０ 作動端部
３２０ ボタン部
４００、４００Ａ、４００Ｂ、４００Ｃ 第１〜第４ヒンジブラケット
５００ ヒンジ
Claims (7)
- 掃除機本体に連結されるフレキシブルホース組立体の操作ハンドルに選択的に結合されるブラシ組立体の延長管を着脱可能に支持する真空掃除機の延長管ロック装置であって、
両端部に前記操作ハンドルおよび延長管が連結される第１および第２の連結部が設けられ、前記第２の連結部の一側には、前記延長管に形成された固定ホールと対応するロックホールが形成されたホルダーと；
前記ホルダーの第２の連結部の外部に結合され、内部には前記ロックホールを介して第２の連結部の内部に突出して前記延長管をロックするフック部を有する弾性ロック部材がロック方向に弾性バイアスされるように一体に形成されたキャップと；
前記弾性ロック部材のフック部による前記延長管のロックを解除するために、前記弾性ロック部材の自由端部と接触する作動端部および該作動端部から延長した使用者操作ボタン部を有し、前記ホルダーの外部にヒンジに旋回可能に設けられたロック解除レバーとを備えることを特徴とする真空掃除機の延長管ロック装置。 - 前記ホルダーに前記ヒンジを支持する第１のヒンジブラケットが一体に形成されてなることを特徴とする請求項１に記載の真空掃除機の延長管ロック装置。
- 前記キャップに前記ヒンジを支持する第２のヒンジブラケットが一体に形成されてなることを特徴とする請求項１に記載の真空掃除機の延長管ロック装置。
- 前記キャップに一体に形成されており前記ヒンジを支持する第３のヒンジブラケットと、前記ホルダーに一体に形成されており前記ヒンジを支持する第４のヒンジブラケットとを共に形成してなることを特徴とする請求項１に記載の真空掃除機の延長管ロック装置。
- 前記ホルダーは、中空のパイプ形状で構成されることを特徴とする請求項１乃至４のいずれか一項に記載の真空掃除機の延長管ロック装置。
- 前記弾性ロック部材を延長管ロック方向に弾力支持する弾性部材をさらに備えることを特徴とする請求項１乃至４のいずれか一項に記載の真空掃除機の延長管ロック装置。
- 前記弾性部材は、圧縮コイルばねであることを特徴とする請求項６に記載の真空掃除機の延長管ロック装置。
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