WO2007091468A1

WO2007091468A1 - 遊技機

Info

Publication number: WO2007091468A1
Application number: PCT/JP2007/051640
Authority: WO
Inventors: Daisuke Fujii
Original assignee: Heiwa Corporation
Priority date: 2006-02-10
Filing date: 2007-01-31
Publication date: 2007-08-16
Also published as: JP4963473B2; JPWO2007091468A1

Abstract

チャンスモードを複数種類設定し、特典の付与の有無を明確に報知することによる遊技者への安堵感と、特典の付与の有無をあいまいに報知することによる遊技者への期待感と、を両立させる。　チャンスモードに突入した場合の実際の通常遊技の下での特典を３種類設定し、第１のチャンスモードでは特典の付与が確実である報知（確定画像１０６Ｄ）し、第２のチャンスモードではガセモードである可能性を残して報知（非確定画像１０６Ｆ）するようにした。また、この第２のチャンスモードかガセモードかを、特定のスーパーリーチ演出の外れを契機とした画像変化によって、徐々にわかるようにしたため、遊技者は、遊技の進行によって変化するＬＣＤ１０６の画像の演出を期待感を持って見ることができ、趣向性を向上することができる。

Description

明細書

遊技機

技術分野

[0001] 本発明は、通常遊技状態の下で、遊技盤に予め定められた特定の始動領域への遊技球の流入を契機として抽選を実行し、所定の図柄変動パターン演出を表示装置に表示することによって当該抽選の結果を報知すると共に、この抽選が大当たり当選の場合に通常遊技状態よりも遊技者に有利な特別遊技を実行し、かつ所定の条件が成立した場合に当該特別遊技終了後の通常遊技の下で、前記抽選の当選高確率化、図柄変動パターン演出の時間短縮化、前記始動領域への流入容易化の少なくとも 1つ又は 2以上の組み合わせである特典を付与する遊技機に関するものである背景技術

[0002] 従来、遊技機、特にパチンコ機において、始動入賞口に遊技球が入賞すると、制御上、内部的に抽選が実行され、この抽選に当選した場合には、通常遊技状態では常に閉止状態の特別入賞口（「アタッカー」、「大入賞口」と称する場合がある)を開放し、遊技者に有利な遊技状態 (以下、「特別遊技状態」という）を付与することがなされている。

[0003] 特別入賞口は、一般には、 30秒間開放し、その後一旦閉止する動作を 15ラウンド程度実行し、開放中に 10個の遊技球が入賞することで、 30秒を待たずに閉止して、次ラウンドへ移行するようになっており、結果として、特別遊技状態では、短期間に 1 50個前後の入賞が期待できる。

[0004] また、上記特別遊技状態とは別に、付加的な特典として、特別遊技状態が終了した後に、確変モードと時短モードとする場合がある（これらを総称する場合、「チャンスモード」という）。

[0005] 確変モードとは、前記特別遊技状態が終了し、通常遊技状態に復帰した後の抽選の確率を高確率とするものであり、当選確率が上がった分、次の当選までの期間が短縮される。 [0006] 一方、時短モードとは、前記特別遊技状態が終了し、通常遊技状態に復帰した後、抽選の結果を報知するための図柄変動パターン時間を短縮するものであり、時間が短縮される分、単位時間当たりの抽選回数が増えることになる。

[0007] さらに、従来力前記始動入賞口の開口部には電動チューリップが設けられ、前記抽選とは別の抽選が実行され、これに当選すると電動チューリップが所定時間開放し、始動入賞口への入賞率が高まるといった特典もある。

[0008] 上記特典は、組み合わされて実行され、遊技のバリエーションを増やし、趣向性を高めている。

[0009] ここで、近年では、「突然確変」と称される前記特典を主体とした遊技状態を形成することが提案されている。この「突然確変」とは、前記抽選の結果を当たりとするが、特別入賞口の開放時間を極めて短くし、かつ開放回数も極めて少なくすることで、特別遊技状態での遊技者への有利度合、を事実上無くし、その後の確変抽選のみを有効とするものである（一例として、特許文献 1参照)。この場合、「突然確変」に突入したことを報知するのが一般的である。

[0010] 一方、参考として、本出願人は、「突然確変」と同じ動作をする「ガセ突然確変」当選を設け、それぞれ同じ報知形態とし、所定時間経過後、「突然確変」か「ガセ突然確変」力を明確に報知することで、遊技者の期待感を持続することが提案されて、る

。（特許文献 2参照)。

特許文献 1：特開 2004— 229955公報

特許文献 2：特願 2004— 374574

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0011] し力しながら、上記のような突然確変の報知は、明確であればあるほど、遊技者に安堵感を与えるが、明確に報知することで、遊技のやめ時カ、ッキリし、遊技機の稼働率の低下につながる可能性がある。

[0012] 本発明は上記事実を考慮し、チャンスモードを複数種類設定し、特典の付与の有無を明確に報知することによる遊技者への安堵感と、特典の付与の有無をぁ、ま、に報知することによる遊技者への期待感と、を両立させることができる遊技機を得ることが目的である。

課題を解決するための手段

[0013] 請求項 1に記載の発明は、通常遊技状態の下で、遊技盤に予め定められた特定の始動領域への遊技球の流入を契機として抽選を実行し、所定の図柄変動パターン演出を表示装置に表示することによって当該抽選の結果を報知すると共に、この抽選が大当たり当選の場合に通常遊技状態よりも遊技者に有利な特別遊技を実行し、かつ所定の条件が成立した場合に当該特別遊技終了後の通常遊技の下で、前記抽選の当選高確率化、図柄変動パターン演出の時間短縮化、前記始動領域への流入容易化の少なくとも 1つ又は 2以上の組み合わせである特典を付与する遊技機であって、前記抽選の当選結果の種類として、前記大当たり当選とチャンス当選を設定し、このチャンス当選の場合に前記大当たり当選の際に実行される特別遊技状態と同等の動作を当該特別遊技より短期間で消化することで、通常遊技状態が ¾続されている状態で前記特典が付与されたかのように見せかけた後、前記特典が異なる複数のチャンスモード遊技を選択的に実行するチャンスモード制御手段と、前記選択されて実行されるチャンスモード遊技の種類毎に対応付けられたチャンスモード報知パターンを、前記表示部に表示するチャンスモード遊技報知演出手段と、を有している。

[0014] 請求項 1記載の発明によれば、チャンスモード制御手段によって実行されるチャンスモードには、複数の特典が異なるチャンスモードの何れかが選択される。この選択されたチャンスモードは、明確に報知する場合と、意図的にあいまいに報知する場合と、の間でそれぞれ適不適がある。そこで、チャンスモード遊戯報知演出手段では、選択されて実行されるチャンスモード遊技の種類毎に対応付けられ、明確さを重視したチャンスモード報知パターンと意図的にあいまいさを持たせたチャンスモード報知パターンのいずれかを選択して、前記表示部に表示する。チャンスモードの違いにより報知する内容が異なり、かつ明確な報知と、あいまいな報知を混在させることで、遊技者の期待感を持続させ、稼働率を向上することができる。

[0015] 請求項 2に記載の発明は、前記請求項 1に記載の発明において、前記チャンスモード遊技の種類が、前記抽選の当選高確率化、図柄変動パターン演出の時間短縮ィ匕、前記始動領域への流入容易化を特典とする第 1のチャンスモードと、前記抽選の当選高確率ィ匕を特典とする第 2のチャンスモードと、特典が無いガセモードと、で構成され、前記チャンスモード遊技が決定した場合に、当該チャンスモード報知パターンとして、前記第 1のチャンスモードに対応する確定画像、又は前記第 2のチャンスモード及びガセモードに対応する非確定画像の何れかが選択されて表示されることを特徴としている。

[0016] 請求項 2記載の発明によれば、第 1のチャンスモード用のチャンスモード報知パタ一ンには明確さを重視した確定画像を対応付け、第 2のチャンスモード及びガセモード用のチャンスモード報知パターンにはぁ、ま、さを持たせた非確定画像を対応付けることで、遊技者は、第 1のチャンスモードでは、明確に特典を得たことを認識し、第 2のチャンスモードでは、ガセモードである可能性をもって特典を得たことを認識する。

[0017] 請求項 3に記載の発明は、前記請求項 1又は請求項 2に記載の発明において、前記特定の始動領域の流入口には、電動チューリップが配設されており、前記特典の 1つである始動領域への流入容易化が、前記電動チューリップの開放であることを特徴としている。

[0018] 請求項 3に記載の発明によれば、始動領域への流入容易化によって単位時間当たりの抽選が多くなり、当選の高確率下と同等の特典とすることができる。これを実現するため、始動領域の流入口に電動チューリップを配設し、特典付与時に電動チューリップを開放する。これにより、遊技盤上の遊技球の流入範囲を拡大することができる。

[0019] 請求項 4に記載の発明は、前記請求項 1乃至請求項 3の何れか 1項記載の発明において、前記抽選の結果が、チャンス当選したことを前記表示部に同一の報知態様で報知した後に、チャンスモード遊技の種類に対応した前記確定画像または非確定画像が選択されて表示されることを特徴としてヽる。

[0020] 請求項 4に記載の発明によれば、最初は、チャンスモード遊技の種類に関わらず、チャンス当選したことを報知し (共通の報知態様）、その後、チャンスモードの種類に対応した確定画像または非確定画像が選択されて表示されるため、当該種類が徐々に判明していく。 [0021] この結果、遊技者は、遊技の進行によって変化する報知演出内容を期待感を持つて見ることができる。

発明の効果

[0022] 以上説明した如く本発明では、チャンスモードの複数種類設定し、特典の付与の有無を明確に報知することによる遊技者への安堵感と、特典の付与の有無をぁ、ま、に報知することによる遊技者への期待感と、を両立させることができると、う優れた効果を有する。

発明を実施するための最良の形態

[0023] 図 1に示されるように、パチンコ機 10は、パチンコ機 10の外郭を構成するとともにホ一ルの島設備に設置される矩形状の外枠 12を備えている。外枠 12の前面には矩形額縁状の内枠 14が配置されており、内枠 14は、外枠 12に設けられた一対のヒンジ部 16、 18に左側端部が軸支されて開閉可能に取り付けられている。また外枠 12の前面下部には、化粧パネルとなる下飾り 20が取り付けられている。

[0024] 内枠 14の前面上部には、ガラス板 22を装着したガラス枠 26が配置されており、ガラス枠 26は左側端部が内枠 14に軸支されて開閉可能に取り付けられている。また、ガラスフ枠 26に装着されたガラス板 22は、図 1の紙面奥行き方向に所定の間隔で互いに平行に配置された一対のガラス板力もなる二重構造となっている。このガラス枠 26の裏面側には、交換可能とされた遊技盤 100 (図 2参照）がセットされており、遊技盤 100は、ガラス枠 26を内枠 14に閉塞した状態でガラス枠 26 (ガラス板 22)に覆われるようになっている。

[0025] ガラス枠 26の前面には、遊技の進行に応じて点灯、消灯、及び点滅し照明による演出効果を生み出す照明演出用の表示灯 142がガラス板 22を取り囲むように配置されており、さらに左上隅及び右上隅には、賞球払出エラー及び払出状態エラー等の各種エラーを報知するエラー用の表示灯 144が配置されている。また、各エラー用の表示灯 144の内側には、遊技の効果音をステレオ出力するスピーカ 146L、 146R が配設されている。

[0026] 内枠 14の前面下部には、一般的な上皿及び下皿の機能を兼ね備える打球供給皿としての一体皿 30が配置されている。一体皿 30は、パネル部材 32の左側端部が内枠 14に軸支されて開閉可能に取り付けられており、パネル部材 32の前面には、上部に遊技球 PBを貯える球皿部 34が形成された球皿本体 36が突設されている。

[0027] 図示を省略する力球皿部 34の底面は双方向に傾斜しており、一方は図 1の正面視にて左側から右側に下る傾斜を手前側に配置し、他方は右側から左側に下る傾斜を奥側に配置し、両傾斜は正面視にて右側で円滑に連続形成されて、る。

[0028] 手前側の傾斜はパチンコ機 10間に設けられた現金用遊技球貸出機（図示省略)を球皿部 34の正面視、左側から受け入れて、右側に転動案内する一方、奥側の傾斜は球皿部 34に受け入れた遊技球 PB、後述する賞品球、あるいはカード式貸出機を介した貸出球などを球排出口 46から受け入れて正面視、右側力も左側に向力つて転動案内する。

[0029] この奥側の傾斜は、当該傾斜の下位方向に沿って遊技球転動流路の幅寸法を漸次、狭く形成されており、これにより、球皿部 34にある遊技球 PBがパネル部材 32の裏面に配置された球送り装置（図示省略）に一列に整列させながら送り込まれる。

[0030] 球排出口 46は、パネル部材 32の前面の右側上部に設けられ、パチンコ機 10内に設けられた払出装置 160 (図 3参照)から払い出された賞球が排出される。

[0031] また、パネル部材 32の前面における左側下部には灰皿 38が設けられ、右側下部には打球の発射力（飛距離)を調整するための発射ハンドル 39が取り付けられている。

[0032] (遊技盤の構成）

図 2に示される遊技盤 100は、基板となるベニヤ板に榭脂製シート状のセルが貼着されてそのセルの表面が盤面 100Aとなっており、盤面 100Aの外周端部付近に、円弧状の外レール 102及び内レール 104が取り付けられて!/、る。これらの外レール 10 2及び内レール 104によって囲まれた円形状の領域は、発射装置 40 (図 3参照）から発射されて打ち込まれた遊技球 PBが自重落下により移動可能とされ、この領域が遊技を行う遊技領域 101とされている。

[0033] 遊技盤 100の遊技領域 101におけるほぼ中央には、大型で中央部が矩形状に開口されたセンター役物 105が配置されている。その開口内には、表示画面に特別図柄の抽選 (変動及び停止)や各種演出等の映像を表示する液晶表示器 106が設けられている。以下、必要に応じて LCD106という。また、センター役物 105の上部には、普通図柄表示装置 107が設けられている。

[0034] センター役物 105の図 2の左右側には、普通図柄始動入賞口としての通過ゲート（スル一'チヤッカー） 118が配置されている。また、センター役物 105の真下には、特別図柄始動入賞口（スタート 'チヤッカー） 108が配設され、その開口部の直下位置には、電動チューリップ 110が取り付けられている。この特別図柄始動入賞口 108のさらにその下方には、遊技領域 101の下端部付近に位置して大入賞口としてのァタッカー 112が配置されて!、る。

[0035] アタッカー 112には、開閉扉 116が開放又は閉塞することによって開口又は閉口するようになっており、開閉扉 116の開放時には、開閉扉 116上に落下した遊技球 PB が開閉扉 116に案内されてアタッカー 112へ入賞する。

[0036] また、遊技領域 101には、風車 122や、遊技領域 101内を自重落下する遊技球 PB を所定の経路に誘導する多数の遊技釘（図示省略）が設けられており、最下位置に、外れ球を遊技盤 100の裏側へ排出するアウト口 124が設けられている。さらに、この遊技領域 101に設けられたセンター役物 105や盤面周縁には、遊技の進行に応じて点灯、消灯、及び点滅し照明による演出効果を生み出す照明演出用の発光素子 1 26 (図 3参照）が多数設けられて!/、る。

[0037] (制御系の構成）

次に、図 3を用いてパチンコ機 10の制御系について説明する。図 3に示されるように、本実施形態に係るパチンコ機 10の制御系は、主制御部 150を中心として構成されている。主制御部 150には、遊技に関する基本的なプログラムが記憶されており、この主制御部 150からの命令信号に基づいて、各部の動作が制御されるようになつている。

[0038] 主制御部 150には、特別図柄始動入賞口 108への入賞球を検出する始動入賞センサ 180、普通図柄始動口である通過ゲート 118への入賞球を検出する通過ゲート入賞センサ 184、特別遊技状態の際に開放するアタッカー 112への入賞球を検出する大入賞センサ 186がそれぞれ接続されており、これらの各センサは、入賞球の検出時にその検出信号を主制御部 150へ出力する。なお、必要に応じて、アタッカー 11 2内には、大当たり処理のラウンドを «I続するきつかけとなる Vゾーンが設けられている。この場合には、この Vゾーンを通過したことを検出する Vゾーンセンサ 228が配設される。

[0039] さらに、主制御部 150には、電動チューリップを作動させる普通電動役物ソレノイド 174、アタッカー 112の開閉扉 116を開放 Z閉塞させるソレノイド 175、保留ランプ 1 76、及び普通図柄表示装置 107がそれぞれ接続されている。

[0040] ここで、遊技球 PBが通過ゲート 118を通過すると、これを通過ゲート入賞センサ 18 4で検出することで普通図柄の当たり Z外れの抽選 (以下、「普図抽選」という）が主制御部 150にて実行され、その抽選結果が当たりとなった場合は、主制御部 150が普通電動役物ソレノイド 174を駆動制御して電動チューリップ 110を所定時間開放する。

[0041] また、遊技球 PBが特別図柄始動入賞口 108に入賞すると、これを始動入賞センサ 180で検出することで特別図柄の当たり Z外れの特図抽選が主制御部 150にて実行され、この特図抽選の結果が当たりとなった場合は、通常遊技状態から特別遊技状態へ遊技状態が移行するように主制御部 150にて制御する。

[0042] 特別遊技状態とは、前記アタッカー 112が所定時間（一般には 30秒）開放し、その後閉止する動作を 1ラウンドとした場合に、複数ラウンド (一般には 15ラウンド)繰り返される遊技状態を言い、この結果、多くの遊技球 PBがアタッカー 112へ入賞し、多くの入賞が期待できる。なお、通常は、 1ラウンド中の最大入賞数が 10個と制限されている。

[0043] なお、この特図抽選の当たりを契機として、確変（時短)抽選が実行され (特図抽選と確変（時短)抽選は同時の場合もある）、この確変（時短)抽選に当選すると、前述した特別遊技状態の終了後に、次の当たり確率がアップする「確変」、或いは図柄変動パターン時間を短縮する「時短」が付加される (特典遊技の付与)。なお、特典遊技は、通常遊技状態の下で実行されるものであり、特別遊技とは異なる。

[0044] さらに、本実施の形態では、大当たり当選、チャンス当選を設定している。チャンス当選は、後述する突然確変を導出するためのきっかけとして適用される。このチャンス当選 (及び突然確変）については、後述する。 [0045] 主制御部 150からは盤用外部端子 190を介してホールコンピュータへ遊技の進行状態を示す情報 (始動入賞信号や大当たり信号、図柄確定回数信号)が送信される

[0046] さらに、主制御部 150には、演出制御部 152と、払出制御部 154とがそれぞれ接続されており、これらの制御部は、主制御部 150からのコマンド送信により制御される。

[0047] 演出制御部 152には、図柄制御部 156を介して LCD106が接続されている。また、演出制御部 152は、遊技盤 100の各種遊技部品に設けられた照明演出用の発光素子 126、並びに、ガラス枠 26に設けられた照明演出用の表示灯 142及びエラー用の表示灯 144の点灯、消灯、及び点滅を制御し、さらに、ガラス枠 26前面に設けられたスピーカ 146L、 146Rを作動させて効果音等の出力を制御する。

[0048] この演出制御部 152に制御される LCD106には、特図抽選の結果を報知するための図柄変動パターンの演出映像が表示され、スピーカ 146L、 146Rからはその図柄変動パターン演出時の BGMが出力される。これにより、遊技者は、視覚及び聴覚を通じて、特図抽選の結果に対応した演出図柄による演出を楽しむことができる。なお、普通図柄表示装置 107や保留ランプ 176による表示内容は、この LCD106で表示するようにしてちょい。

[0049] 図柄変動パターンには、特別図柄変動パターン及び演出図柄変動パターンがあり、双方共に特図抽選の結果を報知するものであるが、特別図柄変動パターンは予め定められた変動及び停止を行い特図抽選の結果を所定時間経過後に正式に報知する性質のものであるのに対し、演出図柄変動パターンはその特図抽選の結果を報知するまでの過程に演出をカ卩味し、当たり Z外れかに一喜一憂させながら報知する性質のものである。

[0050] 本実施形態のパチンコ機 10では、 LCD106の表示画面の大部分において、演出図柄変動パターンを表示し、表示画面における極めて小さい領域に特別図柄変動ノターンを表示するようにしている。なお、特別図柄変動パターンは、別途独立した表示装置で表示するようにしてもょヽ。

[0051] ここで、特図抽選の結果が「大当たり当選」となり、 LCD106における図柄変動パターン演出並びにスピーカ 146L、 146Rからの BGM出力によって、そのことを報知し終えると、前述した特別遊技状態 (大当たり処理)が実行される。

[0052] また、前述したように、 LCD106において、図柄変動パターン演出を実行中に新たに特別図柄始動入賞口 108に入賞した場合、並びに大当たり処理中に特別図柄始動入賞口 108に入賞した場合、保留ランプ 176の点灯数がその入賞数に応じて最大 4個まで増える。

[0053] 一方、前回の図柄変動パターン演出が終了する、或いは大当たり処理が終了すると、 LCD106では、保留分の特図抽選結果を報知するために、新たな図柄変動バターン演出が開始される。これに伴い、保留ランプ 176が 1個消灯し、保留分の消化を遊技者に報知する。

[0054] また、払出制御部 154には、払出装置 160及び発射制御部 164が接続され、発射制御部 164には発射装置 40が接続されている。この払出制御部 154は、パチンコ機 10内に設けられた払出装置 160を作動させて、賞球又は貸し球の払い出し及び停止動作と払出数を制御する。また、発射制御部 164は、遊技者による発射ハンドル 3 9 (図 1参照)の操作により発射装置 40を作動させて、遊技球 PBの発射開始、及び、発射ハンドル 39の操作量に応じた発射力を制御する。

[0055] さらに、払出制御部 154では、枠用外部端子 191を介して払出情報をホールに設置されたホールコンピュータへ送信するようになって!/、る。

[0056] ここで、本実施の形態におけるパチンコ機 10では、突然確変機能を備えている。

[0057] 確変は、通常は特別遊技状態の終了を契機として実行されるものであるが、この突然確変機能とは、見掛け上、通常遊技状態で突然確変状態に移行することを言う。

[0058] しかし、通常遊技状態から突然確変状態に移行する遊技仕様は、特図抽選の大当たり当選を経るという現状の遊技仕様に対して全く異なるものとなるため、本実施の形態では、特図抽選を経た上で確変状態に移行するという、現状の遊技仕様に則して、突然確変を確立している。

[0059] より具体的には、特図抽選において、大当たり当選の他にチャンス当選を設定する。このチャンス当選の場合、前記アタッカー 112の動作として、開放時間 0. 5秒、ラウンド数を 2回とする（ちなみに、通常の動作は、開放時間 30秒、ラウンド数 15回)。

[0060] このアタッカー 112の動作では、アタッカー 112への入賞はほとんど期待できず、かつ、短時間で終了してしまう、見掛け上の特別遊技状態となる。

[0061] この見掛け上の特別遊技状態を経た上で、確変抽選を行い当選すると、遊技を進行している遊技者力見ると、突然に確変状態に移行したと感じられる。

[0062] このように、遊技者が感覚的に突然に確変状態となったと感じさせる動作を、遊技仕様を変えずに実行可能とした。

[0063] ところで、このチャンス当選状態になった場合、遊技者はなんらかの形で突然確変状態になっていることを認識すると、その時点では期待感を持って遊技を進行するが、付与される特典が単一、すなわちチャンスモード遊技が固定であると、単調な遊技が継続されることになり、次第に趣向性が失われることがあった。

[0064] そこで、本実施の形態では、チャンス当選後に付与する特典によって構成されるチヤンスモード遊技を複数種類設定しておき、選択的にこの複数のチャンスモード遊技を実行させるようにした。

[0065] 本実施の形態のチャンスモードは、特図抽選の当選高確率化 (すなわち、特図確変)、図柄変動パターン演出の時間短縮化 (すなわち、特図時短)、前記始動領域への流入容易化 (すなわち、普図時短 (又は確変））という 3種類の特典の組み合わせで、第 1のチャンスモード、第 2のチャンスモード、ガセモードの 3種類のチャンスモードを設定している (表 1参照)。

[0066] [表 1]

[0067] 上記チャンス当選、並びにチャンスモードの確定種類は、前記 LCD106での演出図柄変動パターン演出によって遊技者に報知するようにして、る。

[0068] 特図抽選の結果を報知する演出図柄変動パターン演出後に表示される停止図柄配列において、大当たり当選を報知する停止図柄配列とは異なるチャンス当選専用の停止図柄配列を予め定めておき、このチャンス当選専用の停止図柄配列の表示によって、チャンス当選を報知する。 [0069] 一方、チャンスモードの確定種類は、前記チャンス当選専用の停止図柄配列を表示した後の展開によって報知される。本実施の形態では、以下のような手順で画像演出が変化する。

[0070] 画像演出（1)

チャンス当選により LCD106に演出図柄変動パターン演出後にチャンス当選専用の停止図柄配列画像 106Aを表示（図 6 (A)参照）して、チャンス当選したことを報知する。この時点では、停止図柄配列画像力もチャンスモードの種類を遊技者は判別できない。

[0071] 画像演出（2)

遊技者にチャンスモード遊技が始まる告知のための画像（「砂嵐」画像 106B)を表示 (図 6 (B)参照)。

[0072] 画像演出（3)

「砂嵐」画像 106Bの表示終了後、チャンスモード遊技の開始を報知するチャンスモード画像（臨時-ユース） 106Cを表示（図 6 (C)参照)。なお、このチャンスモード画像 106Cは、動画として所定時間継続される。

[0073] 画像演出（4 1)

第 1のチャンスモードが確定している場合は、前記チャンスモード画像 106C (動画 )に、チャンスモード遊技確定を示す確定画像 106D (本実施の形態では文字画像の「SHOW TIME!！」）を付カ卩して表示（図 6 (D)参照）。

[0074] 画像演出（5— 1)

上記 (4 1)における前記チャンスモード遊技の確定画像 106Dの表示が終了した時点で、通常遊技状態での演出図柄変動パターンとは異なる演出図柄変動パターン画像にオーバーラップさせて (重ね合わせ画像）、第 1のチャンスモード遊技突入を報知する第 1の報知画像 106Eを表示（図 6 (E)参照)。

[0075] 画像演出（4 2)

第 2のチャンスモードが確定、あるいはガセモードの場合は、前記チャンスモード画像 106C (動画）に、チャンスモード遊技非確定を示す非確定画像 106F (本実施の形態では文字画像の「TARGET TIME!！」)を付カ卩して表示（図 6 (F)参照）。 [0076] 画像演出（5— 2)

上記 (4 2)における前記チャンスモード遊技の非確定画像 106Fの表示が終了した時点で、通常遊技状態での演出図柄変動パターンにオーバーラップさせて (重ね合わせ画像）、「TARGET TIME!! J (ターゲットタイム)継続中であることを報知する第

2の報知画像 106Gを表示（図 6 (G)参照)。

[0077] なお、上記画像演出（4 1)及び画像演出（5— 1)は第 1のチャンスモード確定時

、上記画像演出（4 2)及び画像演出（5— 2)は第 2のチャンスモード確定時、或いはガセモード確定時に、それぞれ画像演出（3)からの移行を示す。

[0078] ここで、上記画像演出（5— 2)におけるこの第 2の報知画像 106Gの下での、図柄変動パターンにおいて、予め設定されたパターン (ここでは、特定のスーパーリーチとする）において外れとなった場合、ターゲットタイムとなったきっかけ、すなわち、第 2 のチャンスモード又はガセモードの何れかであるかを、報知するようにして、る。

[0079] この報知は、当該特定のスーパーリーチで外れた後、第 2のチャンスモードが確定して、る場合は、ターゲットタイムを継続する（図 6 (G)の画像の維持)。

[0080] なお、本実施の形態では、第 2のチャンスモードが確定されていても、通常の演出図柄変動画面（図 6 (A)の画像を結果とする変動画面）に戻すようにして!/、る。

[0081] すなわち、特定のスーパーリーチとなり、外れとなると、第 2のチャンスモードが確定している場合、 75%の確率でターゲットタイムが維持され（図 6 (G)の画像が維持され

) , 25%の確率で通常の変動画面に戻る。

[0082] 一方、特定のスーパーリーチとなり、外れとなったとき、ガセモードの場合には、ほぼ 100%の確率で通常の変動画面に戻る。

[0083] 図 4は、主制御部 150における、上記特図抽選に基づく遊技の進行モードの設定制御を機能的に示したブロック図である。

[0084] 主制御部 150には、遊技の進行全般を司る遊技実行制御部 200が設けられ、始動入賞センサ 180が接続されている。

[0085] また、遊技実行制御部 200には、アタッカー動作制御部 202が接続されている。このアタッカー動作制御部 202は、遊技実行制御部 200からの指示信号に基づいて、特別遊技の実行の際にアタッカー動作制御を行う。すなわち、ソレノイドドライバ 204 を介してソレノイド 175を通電 ·非通電し、アタッカー 112 (図 2参照）の開閉動作を行

[0086] なお、この特別遊技におけるアタッカー開閉制御は、特図抽選の結果に応じて、大当たり当選用（30秒開放、 15ラウンド)と、チャンス当選 (突然確変)又はガセモード用（0. 5秒開放、 2ラウンド）との何れかが実行される。

[0087] 遊技実行制御部 200では、遊技状態 (通常遊技 Z特別遊技)、始動入賞の保留状態、図柄変動パターン演出状態等から、特図抽選を実行する時期を判別し、特図抽選の時期になった時点で、特図抽選部 206に対して抽選指示信号を送出する。

[0088] 特図抽選部 206では、特図抽選が実行される。この特図抽選は、通常確率の下では約 1Z300〜350の当選確率、確変時の高確率の下では約 1Z50程度の当選確率で抽選が実行される。

[0089] 特図抽選部 206には、図柄変動パターン選択処理実行制御部 208、抽選結果判定部 210が接続されている。特図抽選部 206において、抽選の結果が外れの場合は外れ信号が図柄変動パターン選択処理実行制御部 200へ送出される。また、特図抽選部 206において、抽選の結果が大当たり当選又はチャンス当選の場合は、抽選結果判定部 210に当たり信号が送出される。

[0090] 図柄変動パターン選択処理実行制御部 208は、前記遊技実行制御部 200に接続され、リアルタイムに図柄変動パターンの実行開始時期、終了時期等の演出時間情報を送出している。また、図柄変動パターン選択処理実行制御部 208は、図柄変動ノターン決定部 214に接続され、図柄変動パターン種を決定する。決定された図柄変動パターン種データは、出力部 216を介して演出制御部 152へ送出される。演出制御部 152では、別途主制御部 150から出力される変動開始コマンド、変動終了コマンド等に基づいて、指定された図柄変動パターン種を演出実行するように図柄制御部 156を制御する。

[0091] 一方、特図抽選の結果が当たり、若しくは当たりに見せかけた外れ (ガセモードで動作するチャンス当選の確定)の場合、抽選結果判定部 210では、当たりの種類が大当たり当選かチャンス当選かを判定し、その結果を大当たり Zチャンス遊技状態選択部 218へ送出する。この場合のチャンス当選には、抽選結果が外れであるが、チヤンスモード (ガセモード）として、当たりと同等の動作を実行するガセモードを含むものとする。

[0092] 大当たり Zチャンス遊技状態選択部 218では、以下の 5種類の遊技状態力も選択する。

[0093] 遊技状態（1) 大当たり確変有（特図確変有り、特図時短有り、普図時短有り）遊技状態（2) 大当たり確変無（特図確変無し、特図時短無し、普図時短無し）遊技状態 (3) チャンス (第 1) (特図確変有り、特図時短有り、普図時短有り）遊技状態 (4) チャンス (第 2) (特図確変有り、特図時短無し、普図時短無し）遊技状態（5) チャンス (ガセ）（特図確変無し、特図時短無し、普図時短無し）この大当たり Zチャンス遊技状態選択部 218により大当たり（上記遊技状態（1)又は遊技状態 (2) )が選択された場合は、前記図柄変動パターン選択処理実行制御部 208へ、その旨の信号 (大当たり確変有信号、大当たり確変無信号)が送出され、この信号に応じて図柄変動パターンの演出時間が選択される。

[0094] また、大当たり Zチャンス遊技状態選択部 218によりチャンス (第 1、第 2、ガセ）（上記遊技状態 (3)乃至遊技状態 (5) )が選択された場合は、モードプログラム読出部 2 20へその旨の信号 (チャンス信号)が送出される。

[0095] モードプログラム読出部 220には、モードプログラムメモリ 224が接続されている。

[0096] このため、モードプログラム読出部 220では、第 1のチャンスの場合は第 1のチャンスモードプログラム 224Aが読み出され、第 2のチャンスの場合は第 2のチャンスモードプログラム 224Bが読み出され、ガセの場合はガセモードプログラム 224C力それぞれ読み出され、モード変更指示部 226へ送出される。

[0097] このモード変更指示部 226に送られたチャンスモードプログラム (第 1、第 2、ガセ）は、図柄変動パターン選択処理実行制御部 208へ送出される。

[0098] 図柄変動パターン選択処理実行制御部 208では、チャンスモードプログラムに基づいて、チャンスモード演出決定部 212に対して実行指示を送出する。

[0099] このチャンスモード演出決定部 212は、前述した図柄変動パターン決定部 214と並列的に出力部 216に接続され、互いに同期をとりあって演出制御部 152へ演出コマンドを送出する。 [0100] 図 5は、演出制御部 152における、前記主制御部 150から入力したコマンドに対する演出制御のための機能ブロック図である。

[0101] 主制御部 150からのコマンドはコマンド解析部 250へ入力するようになっている。このコマンド解析部 250では、コマンドを解析し、 LCD106による画像演出に関するコマンド以外は、非画像演出処理制御部 252へ実行信号を送出する。非画像演出処理制御部 252は、発光素子 126、表示灯 142, 144、スピーカ 146L、 146R等の動作を制御する。

[0102] また、コマンド解析部 250において、画像演出に関するコマンドである場合には、通常遊技状態の下での演出図柄変動パターンに関する変動コマンド、大当たり処理の下での演出画像に関する大当たりコマンド、チャンスモードの下での演出画像に関するチャンスコマンドに分別する。

[0103] 大当たりコマンドは、大当たり中演出画像読出部 254に送出される。大当たり中演出画像読出部 254には、大当たり処理中画像データメモリ 256が接続されており、所定のデータが読み出され、演出画像出力制御部 258へ送出される。

[0104] また、変動コマンドは、指定パターン読出部 260に送出される。指定パターン読出部 260には、演出図柄変動パターンデータメモリ 262が接続されており、所定のデータが読み出され、演出画像出力制御部 258へ送出される。

[0105] さらに、チャンスコマンドは、チャンスモード画像データ読出部 264に送出される。

チャンスモード画像データ読出部 264には、チャンスモード画像データメモリ 266が接続されている。

[0106] このチャンスモード画像データメモリ 266には、前述した画像演出（1)→画像演出（ 2)→画像演出（3)→画像演出 (4 1)又は画像演出 (4 2)→画像演出（5— 1)又は画像演出（5— 2)の手順で実行されるそれぞれの画像（図 6参照）のデータが記憶されており、チャンスコマンドに基づ!/、て読み出されるようになって!/、る。

[0107] チャンスモード画像データ読出部 264により読み出したデータは、演出画像出力制御部 258へ送出される。

[0108] 演出画像出力制御部 258は、図柄制御部 256に接続され、 LCD106に所定の画像を表示する。 [0109] なお、チャンスモード遊技は、通常遊技状態の下で実行されるものであるため、演出図柄変動パターンによる表示画像と、チャンスモード画像とは、互いに同期して、オーバーラップ表示される場合もある。

[0110] 以下に本実施の形態の作用を説明する。

[0111] (パチンコ機 10の遊技の流れ）

パチンコ機 10による遊技では、遊技者が発射ハンドル 39を操作すると、一体皿 30 の球皿部 34に貯えられて、る遊技球 PBは球送り装置により一球づっ発射装置 40 に供給され、発射装置 40によって上方へ発射される。発射された遊技球 PBは、外レール 102に沿って遊技盤 100の遊技領域 101に打ち込まれ、遊技釘に当たり方向を変えながら遊技領域 101内を落下する。そして、入賞せずに遊技領域 101の下端部に至った遊技球 PBはアウト口 124からパチンコ機 10内に回収される。

[0112] また、遊技球 PBが通過ゲート 118を通過すると、主制御部 150において普通図柄の当たり Z外れの抽選処理 (普図抽選)が実行され、その普図抽選結果は、普通図柄表示装置 107に、 2桁の普通図柄が変動されその変動後に停止図柄の組み合わせによって表示される。

[0113] この普図抽選の結果が「当たり」となった場合は、電動チューリップ 110が所定時間開放され、遊技球 PBが特別図柄始動入賞口 108に入賞しやすい状態となる。

[0114] また、特別図柄始動入賞口 108へ入賞すると、主制御部 150において特別図柄の当たり Z外れの特図抽選処理 (第 1の抽選)が実行され、その特図抽選結果は、 LC D106の下部の一部の領域 (あるいは、独立した別の領域)では、 2個の特別図柄が所定のパターンで変動されその変動パターンを経た停止図柄の組み合わせによって表示される。また、この表示に伴い、 LCD106のほぼ全域では、演出図柄が所定のパターンで変動されその変動パターンを経て停止表示される。この演出図柄変動パターンの演出映像には、例えば、リーチを経た当たり図柄の表示又は外れ図柄の表示、あるいはリーチなしの外れ図柄表示など、様々な演出や趣向を加味した数多くのパターンが用意されており、遊技者は、それらの演出を受け特別図柄の抽選結果を期待感も持って観察する。

[0115] 特図抽選結果には、大当たり、小当たり、外れがある。 [0116] (大当たり処理）

LCD106の表示画面に、例えば「444」や「777」等の予め定められた所定の大当たり図柄の組み合わせが表示されるとともに、照明演出用の表示灯 142の点滅ゃスピー力 146L、 146Rからの効果音出力などによる演出をカ卩えて、大当たりが発生したことを遊技者に報知し、所定の大当たり処理を実行する。

[0117] 大当たり処理としては、開閉扉 116の開閉動作によってアタッカー 112が例えば 10 カウント (入賞個数)又は最大 30秒間（1回の開放時間) Z最高 15ラウンド (継続回数

)開放される。

[0118] なお、アタッカー 112内に Vゾーンを設けた遊技仕様の場合には、 1回のアタッカー 112開放時に Vゾーンへの入賞を果たすことで次ラウンドを継続するといつた動作が行われる。

[0119] これにより、遊技者は、発射した遊技球 PBをアタッカー 112へ容易に入賞させ、例えば入賞 1個当たり 15個の払い出しを受けるなどして、大量の賞球を獲得できるようになる。またこのときは、払出装置 160が作動して所定数の賞球を払い出し、その払い出された賞球は、球排出口 46から一体皿 30の球皿部 34に排出される。

[0120] また、当たり図柄が、例えば「777」等の予め定められた所定の図柄であり、かっここでは、当該所定の図柄が奇数の組み合わせとなった場合には、上述した大当たり処理 (特別遊技状態)の終了後に、次の大当たり確率がアップする「確率変動機能」、並びに、普通図柄表示装置 107の変動時間が短縮され、始動口 108が開放し易くなって球持ちをよくする「時短機能」といった付加機能が作動して、遊技者にとって有利な遊技状態が展開される。

[0121] (チャンスモード処理）

LCD106の表示画面に、予め定められた図柄列（本実施の形態では、図 6 (A)に示すように、一対の人画像において、通常ではゼッケンに国旗が記されているのに対し、一方の人画像のゼッケンが「？」で後向きの人画像が表示された場合)等のチヤンス目の組み合わせが表示されると、その後、チャンスモード処理を実行する。

[0122] チャンスモード処理としては、開閉扉 116の開閉動作によってアタッカー 112が最大 0. 5秒間（1回の開放時間) Z最高 2ラウンド開放される。 [0123] この場合、遊技者は、アタッカー 112への入賞は、ほとんど期待できない。言い換えれば、このチャンスモード処理の遊技状態は、見掛け上の特別遊技であり、その後に実行される確変の有無が主体となる。

[0124] すなわち、チャンスモードの場合、見掛け上の特別遊技状態の終了後に、次の特図抽選の確率がアップする「確率変動機能」を実行する可能性がある。可能性と、うのは、ガセを含むという意味である。「ガセ」とは、にせもの、うそ、でたらめを意味する (広辞苑 Z第五版)。

[0125] ところで、チャンスモード後の確率変動機能が固定的な仕様であると、その後の遊技は、次回の特図抽選の当選まで単調となるため、遊技が進行するに従い、徐々に期待感が低下することになる。

[0126] そこで、本実施の形態では、この期待感を持続するべぐチャンスモードにおける特典の種類を複数設け (第 1のチャンスモード、第 2のチャンスモード）、かつガセを付カロした (ガセモード)。

[0127] 上記、遊技の流れ、大当たり処理、チャンスモード処理の概略を踏まえ、図 7乃至図 9のフローチャートに従い、遊技の進行に応じた制御の流れを説明する。なお、この図 7乃至図 9においては、上記で説明した遊技の流れ等の説明が重複する場合がある。

[0128] 図 7は、主制御部 150における遊技進行制御ルーチンである。

[0129] 図 7のステップ 300では、特別図柄始動入賞口 110に有効始動入賞があつたか否力が判断される。有効始動入賞とは、保留が満タンで、抽選の権利がない入賞を除くことを意味する。

[0130] このステップ 300で否定判定されると、ステップ 302へ移行して保留が有るか否かが判断され、否定判定されるとこのルーチンは終了する。

[0131] また、ステップ 300で肯定判定 (有効始動入賞有）、或いはステップ 302で肯定判定 (保留有)されると、それぞれステップ 304へ移行する。

[0132] ステップ 304では、現在の遊技状態が大当たり処理中力否かが判断され、肯定判定されると、このルーチンは終了する。この場合、有効始動入賞分は保留される。

[0133] また、ステップ 304で否定判定されると、通常遊技状態であると判断し、ステップ 30 6へ移行して、特図抽選が実行される。

[0134] 次のステップ 308では、前記特図抽選の結果に基づき、処理を分岐する。

[0135] すなわち、特図抽選の結果が大当たり当選の場合は、ステップ 308からステップ 31 0へ移行して、大当たり用変動パターンが選択され、次いでステップ 312へ移行して大当たり処理実行指示がなされ、ステップ 338へ移行する。この大当たり実行指示により、主制御部 150では、大当たり処理に基づく制御が実行される。

[0136] また、ステップ 308において、特図抽選の結果が外れ (ここでいう「外れ」とは、チヤンス当選のガセモードとして処理される、結果として何ら遊技者に有利とならない外れを含まない）と判断された場合は、ステップ 314へ移行して、外れ用変動パターンが選択され、次いでステップ 316へ移行して、選択された外れ用変動パターンが特定のスーパーリーチか否かが判断される。

[0137] この特定のスーパーリーチは、後述するチャンスモードの内、第 2のチャンスモードかガセモードかの報知を行うきっかけとなるものである。

[0138] このステップ 316で否定判定された場合は、チャンスモード種の報知の必要がないと判断し、ステップ 338へ移行する。

[0139] また、ステップ 316で肯定判定されると、チャンスモード種の報知の必要があると判断し、ステップ 318へ移行し、現在の通常遊技の下で第 2のチャンスモード又はガセモードが進行してヽるカゝ否かが判断され、否定判定の場合はステップ 338へ移行する。

[0140] このステップ 318で肯定判定、すなわち、第 2のチャンスモード又はガセモードが進行している場合には、ステップ 320へ移行して、前記特定のスーパーリーチによる変動パターン演出後の画面を設定する。

[0141] このとき、第 2のチャンスモード又はガセモードのときは、図 6 (G)の第 2の報知画像 106Gが表示されており、正確に報知する場合には、第 2のチャンスモードの場合はこの第 2の報知画像 106Gの表示を維持し、ガセモードの場合はこの第 2の報知画像 106Gを終了させ、通常の変動画面（図 6 (A)の停止図柄配列画像 106参照）に移行すればよい。

[0142] しかし、本実施の形態では、意図的に若干のあいまいさを残すようにしている。すなわち、第 2のチャンスモードの場合に、 100%の確率で前記第 2の報知画像 106Gの表示を維持せず、ステップ 320において、 75%の確率で維持し、 25%の確率で通常の変動画面とし、ガセモードの場合に、ほぼ 100%の確率で通常の変動画面とし、ステツプ 338へ移行する。

[0143] これにより、第 2のチャンスモードが «続されていたとしても、通常の変動画面に戻るため、遊技者は期待感を逸した直後に、大当たり当選するといつた状況を構築することができ、感情の起伏 (失望と歓喜とのギャップ)を大きくすることができる。

[0144] 次に、ステップ 308において、特図抽選の結果がチャンス当選 (ここでいう「チャンス当選」には、ガセモードとして処理される、結果として何ら遊技者に有利とならない外れが含まれる）であると判断された場合は、ステップ 322へ移行してチャンスモード用変動パターンが選択され、次いでステップ 324へ移行して、チャンスモードの種類を判別する。

[0145] このステップ 324において、第 1のチャンスモードと判定された場合は、ステップ 32 6へ移行して第 1のチャンスモードプログラムを読出し、次いでステップ 328へ移行して第 1のチャンスモード処理の実行を指示して、ステップ 338へ移行する。

[0146] また、ステップ 324において、第 2のチャンスモードと判定された場合は、ステップ 3 30へ移行して第 2のチャンスモードプログラムを読出し、次!、でステップ 332へ移行して第 2のチャンスモード処理の実行を指示して、ステップ 338へ移行する。

[0147] さらに、ステップ 324において、ガセモードと判定された場合は、ステップ 334へ移行してガセモードプログラムを読出し、次、でステップ 336へ移行してガセモード処理の実行を指示して、ステップ 338へ移行する。

[0148] ステップ 338では、ステップ 312、 316、 318、 320、 328、 332、 336の処理の終了後、それぞれに対応したコマンドを演出制御部 152へ送出し、このルーチンは終了する。

[0149] 図 8は、演出制御部 152における演出制御ルーチンを示している。

[0150] この図 8のステップ 350では、主制御部 150から入力されるコマンドを解析する。このコマンドには、 LCD106へ表示する画像の特定を主体としたコマンドやパチンコ機 10に設けられた発光素子 126や表示灯 142、 144の点灯制御コマンド、スピーカ 14 6L、 146Rによる音出力制御コマンド等が含まれる。

[0151] 次のステップ 352では、上記コマンドの解析の結果に基づいて、それぞれの処理に振分ける。本実施の形態では、大きく分けて 4種類の処理に振分けられる。

[0152] (非画像演出コマンド）

ステップ 352において解析されたコマンドが非画像演出コマンドである場合は、ステップ 352からステップ 354へ移行して、発光素子 126、表示灯 142、 144の表示制御が実行され、次いで、ステップ 356へ移行してスピーカ 146L、 146Rからの音出力制御が実行される。なお、便宜上、ステップ 354とステップ 356を時系列的に示したが、同時に実行するようにしてもょ、。

[0153] (図柄変動パターン演出コマンド）

ステップ 352において解析されたコマンドが図柄変動パターン演出コマンドである場合は、ステップ 352からステップ 358へ移行して、図柄変動パターンデータを読み出し、次いでステップ 360へ移行して、図柄制御部 156へ、 LCD106に図柄変動パターンを表示するように指示する。

[0154] (大当たり中画像演出コマンド）

ステップ 352において解析されたコマンドが大当たり中画像演出コマンドである場合は、ステップ 352からステップ 362へ移行して、大当たり中画像データを読み出し、次いでステップ 364へ移行して、図柄制御部 156へ、 LCD106に大当たり中画像を表示するように指示する。

[0155] (チャンスモード画像演出コマンド）

ステップ 352において解析されたコマンドがチヤスモード画像演出コマンドである場合は、ステップ 352からステップ 366へ移行して、チャンスモード画像演出処理制御（図 9参照）が実行される。

[0156] 図 9は、図 8のステップ 366におけるチャンスモード画像演出処理制御ルーチンの詳細を示したものである。なお、図 9のフローチャートでは、チャンスモード時の画像を一連の画像として示したが、後述する図 6 (A)乃至図 6 (G)の各画像の表示時期に、それぞれの画像を特定するコマンドが入力されるようにしてもょ、。

[0157] 図 9のステップ 400では、停止図柄配列画像データを読み出し、次、でステップ 40 2へ移行して図柄制御部 156へ変動画像後に停止図柄配列画像 106A (図 6 (A)参照)の表示を指示する。

[0158] 次のステップ 404では、砂嵐画像データを読み出し、次、でステップ 406へ移行して図柄制御部 156へ砂嵐画像 106B (図 6 (B)参照）の表示を制御する。

[0159] 次のステップ 408では、チャンスモード画像データを読み出し、次いでステップ 410 へ移行して図柄制御部 156へチャンスモード画像 106C (図 6 (C)参照）の表示を制御する。

[0160] ここまでは、第 1のチャンスモード、第 2のチャンスモード、ガセモード共に同一の画像表示の流れであり、次のステップ 412では、モードの種類を判別する。

[0161] ステップ 412で第 1のチャンスモードと判定された場合には、ステップ 414へ移行して、確定画像データを読み出し、次いでステップ 416へ移行して図柄制御部 156へ確定画像 106D (図 6 (D)参照）の表示を制御する。

[0162] 次のステップ 418では、第 1の報知画像データを読み出し、次いでステップ 420へ移行して図柄制御部 156へ第 1の報知画像 106E (図 6 (E)参照）の表示を制御する

[0163] 一方、ステップ 412で第 2のチャンスモード又はガセモードと判定された場合には、ステップ 422へ移行して、非確定画像データを読み出し、次いでステップ 424へ移行して図柄制御部 156へ非確定画像 106F (図 6 (F)参照）の表示を制御する。

[0164] 次のステップ 426では、第 2の報知画像データを読み出し、次いでステップ 428へ移行して図柄制御部 156へ第 2の報知画像 106G (図 6 (G)参照）の表示を制御する

[0165] 以上説明したように本実施の形態では、以下のような効果を奏することができる。

[0166] 効果（1)

チャンスモードに突入した場合の実際の通常遊技の下での特典を複数種類 (本実施の形態では 3種類)設定 (第 1のチャンスモード、第 2のチャンスモード、ガセモード )したため、固定的なチャンスモードの場合に起こり得る、遊技者による単調な遊技の進行を回避することができ、常に期待感を持って遊技を進行することができる。

[0167] 効果（2) チャンスモードに突入した場合の実際の通常遊技の下での特典を複数種類 (本実施の形態では 3種類)設定 (第 1のチャンスモード、第 2のチャンスモード、ガセモード )し、同一の報知態様で報知した後に、このチャンスモードの種類を遊技の進行に応じた LCD106への画像演出によって、徐々にわかるようにしたため、遊技者は、遊技の進行によって変化する LCD106の画像の演出を期待感を持って見ることができ、趣向性を向上することができる。

[0168] 効果（3)

チャンスモードに突入した場合の実際の通常遊技の下での特典を複数種類 (本実施の形態では 3種類)設定 (第 1のチャンスモード、第 2のチャンスモード、ガセモード )し、その内、第 2のチャンスモードとガセモードとの報知画像を同一とすることで、突然確変有りかガセかの判断をつきに《し、さらに、所定の条件が成立 (本実施の形態では、特定のスーパーリーチ演出による外れ)した場合に、意図的に若干のあいまいさを残して、第 2のチャンスモード力ガセモードかを報知するようにしたため、遊技の期待感を持続させることができる。

産業上の利用の可能性

[0169] メダル、コイン、遊技球等を遊技媒体として使用するスロットマシンやパチンコ機等の遊技機に適用することができる。例えば、パチンコ機において、チャンスモードを設定し、徐々にチャンスモードの特典種類が判明していく報知演出とすることで、遊技の期待感を持続させる。

図面の簡単な説明

[0170] [図 1]本実施の形態に係るパチンコ機を示す正面図である。

[図 2]本実施の形態に係る遊技盤を示す正面図である。

[図 3]本実施の形態に係るパチンコ機の制御系の概略構成を示すブロック図である。

[図 4]本実施の形態に係る主制御部における、特図抽選に基づく遊技の進行モードの設定制御を機能的に示したブロック図である。

[図 5]本実施の形態に係る演出制御部における、主制御部力も入力したコマンドに対する演出制御のための機能ブロック図である。

[図 6]LCDに表示されるチャンスモード時の画像の展開を示す正面図である。 [図 7]主制御部における遊技進行制御ルーチンを示すフローチャートである。

[図 8]副制御部における演出制御ルーチンを示すフローチャートである。

[図 9]チャンスモード画像演出処理制御サブルーチンを示すフローチャートである符号の説明

PB 遊技球

10 パチンコ機 (遊技機）

100 遊技盤

106 LCD

112 アタッカー

150 主制御部

152 演出制御部

156 図柄制御部

175 ソレノイド

180 始動入賞センサ

200 遊技実行制御部

202 アタッカー動作制御部

204 ソレノイドドライノく

206 特図抽選部

208 図柄変動パターン選択処理実行制御部

210 抽選結果判定部

212 チャンスモード演出パターン決定部（チャンスモード制御手段） 214 図柄変動パターン決定部

216 出力部

220 モードプログラム読出部（チャンスモード制御手段）

224 モードプログラムメモリ（チャンスモード制御手段）

226 モード変更指示部（チャンスモード制御手段）

250 コマンド解析部

252 非画像演出処理制御部 254 大当たり中画像読出部

256 大当たり中画像データメモリ

258 演出画像出力制御部

260 指定パターン読出部

262 演出図柄変動パターンデータメモリ

264 チャンスモード画像データ読出部 (チャンスモード遊技報知演出手段) 266 チャンスモード画像データメモリ（チャンスモード遊技報知演出手段）

Claims

請求の範囲

[1] 通常遊技状態の下で、遊技盤に予め定められた特定の始動領域への遊技球の流入を契機として抽選を実行し、所定の図柄変動パターン演出を表示装置に表示することによって当該抽選の結果を報知すると共に、この抽選が大当たり当選の場合に通常遊技状態よりも遊技者に有利な特別遊技を実行し、かつ所定の条件が成立した場合に当該特別遊技終了後の通常遊技の下で、前記抽選の当選高確率化、図柄変動パターン演出の時間短縮化、前記始動領域への流入容易化の少なくとも 1つ又は 2以上の組み合わせである特典を付与する遊技機であって、

前記抽選の当選結果の種類として、前記大当たり当選とチャンス当選を設定し、このチャンス当選の場合に前記大当たり当選の際に実行される特別遊技状態と同等の動作を当該特別遊技より短期間で消化することで、通常遊技状態が継続されている状態で前記特典が付与されたかのように見せかけた後、前記特典が異なる複数のチヤンスモード遊技を選択的に実行するチャンスモード制御手段と、

前記選択されて実行されるチャンスモード遊技の種類毎に対応付けられたチャンスモード報知パターンを、前記表示部に表示するチャンスモード遊技報知演出手段とを有する遊技機。

[2] 前記チャンスモード遊技の種類が、前記抽選の当選高確率化、図柄変動パターン演出の時間短縮化、前記始動領域への流入容易化を特典とする第 1のチャンスモードと、前記抽選の当選高確率化を特典とする第 2のチャンスモードと、特典が無いガセモードと、で構成され、

前記チャンスモード遊技が決定した場合に、当該チャンスモード報知パターンとして、前記第 1のチャンスモードに対応する確定画像、又は前記第 2のチャンスモード及びガセモードに対応する非確定画像の何れかが選択されて表示されることを特徴とする請求項 1記載の遊技機。

[3] 前記特定の始動領域の流入口には、電動チューリップが配設されており、前記特典の 1つである始動領域への流入容易化力前記電動チューリップの開放であることを特徴とする請求項 1又は請求項 2記載の遊技機。前記抽選の結果が、チャンス当選したことを前記表示部に同一の報知態様で報知した後に、チャンスモード遊技の種類に対応した前記確定画像または非確定画像が選択されて表示されることを特徴とする請求項 1乃至請求項 3の何れか 1項記載の遊技機。