WO2007046343A1

WO2007046343A1 - 携帯端末及びそのメニュー表示方法

Info

Publication number: WO2007046343A1
Application number: PCT/JP2006/320599
Authority: WO
Inventors: Hirobumi Shirota
Original assignee: Nec Corporation
Priority date: 2005-10-17
Filing date: 2006-10-16
Publication date: 2007-04-26
Also published as: CN101292218A; EP1942400A1; JPWO2007046343A1; EP1942400A4; US20090044148A1; CN101292218B

Abstract

　本発明の携帯端末は、表示画面を有する表示部と、記憶部と、制御部とを備える。記憶部には、表示画面には収まらない、階層構造を有するメニューの全体に対応する全体メニュー画面情報が予め記憶されている。制御部は、全体メニュー画面情報に対して折り畳み処理を施すことにより、表示画面に表示可能な折り畳み画面に対応する折り畳み画面情報を生成し、前記折り畳み画面情報に応答して前記表示部の前記表示画面に前記折り畳み画面を表示する。

Description

明細書

携帯端末及びそのメニュー表示方法

技術分野

[0001] 本発明は、階層構造を有するメニューを表示する携帯端末、及び携帯端末の表示画面に階層構造を有するメニューを表示するメニュー表示方法に関する。

背景技術

[0002] 携帯電話機等の携帯端末にお!、て、複数の階層から成る階層構造を有するメ-ュ一を表示することが行われている。一般に、階層構造を有するメニューを表示する場合、メニューのデータ量が多く（例えば、メニューの項目数が多く）、メニューの全てを一画面で表示できないことが多い。このような問題への一つの対処は、スクロール表示の使用である。スクロール表示が採用される場合、メニューの各項目の一部のみが表示画面に表示され、操作部からのユーザ操作に従って表示画面がスクロールされる。他の対処は、例えば、特開平 5— 134834号公報、特開平 8— 16349号公報、特開 2001— 359009号公報に開示されてヽるように、階層の異なる複数のメニューを同一表示画面上に重ねて表示する方法である。

[0003] しかし、階層構造を有するメニューの表示にスクロール表示を用いる場合、メニュー全体を一度に一画面で見ることができず、一覧性 (全体を一度に見ることができること )が確保できない。そのため、メニューの上位階層から下位階層までの項目の繋がりをユーザが把握しにくい。

[0004] また、特開平 5— 134834号公報、特開平 8— 16349号公報、特開 2001— 3590 09号公報に記載された画面表示方法を、携帯端末に適用すれば、ある程度見やすくメニューを表示することができる。しかし、各階層のメニューを重ねて表示するにすぎないので、メニュー全体の構造を把握することはできず、メニューの上位階層から下位階層までの項目の繋がりを容易に把握することはできない。また、階層毎のメ- ユー画面に対応するメニューデータが必要となるので、階層構造を有するメニューを表示するために複数のメニューデータを用意しなければならず、データ量が大きくなつてしまう。発明の開示

[0005] そこで、本発明は、階層構造を有するメニューを表示する際のメニュー全体の一覧性を向上させることができ、ユーザの利便性を向上させることができる携帯端末及びメニュー表示方法を提供することを目的とする。

[0006] 本発明の一の観点において、携帯端末は、表示画面を有する表示部と、前記表示画面には収まらなヽ、階層構造を有するメニューの全体に対応する全体メニュー画面情報を予め記憶する記憶部と、前記全体メニュー画面情報に対して折り畳み処理を施すことにより、前記表示画面に表示可能な折り畳み画面に対応する折り畳み画面情報を生成し、前記折り畳み画面情報に応答して前記表示部の前記表示画面に前記折り畳み画面を表示する制御部とを備えている。ここで、折り畳み処理とは、例えば、メニュー全体のうちの表示対象部分以外の部分を削除する等の加工を行うことによって、 1つのメニュー画面を恰も部分的に折り畳んで表示できるようにするための処理のことをいう。

[0007] 制御部は、切り替え指示が操作部に入力される毎に、前記切り換え指示に応じて前記全体メニュー画面情報に対して折り畳み処理を施し、且つ、前記折り畳み処理を実行する毎に、前記折り畳み処理によって生成された折り畳み画面情報に応答して前記折り畳み画面を前記表示画面に表示しなおすものであってもよい。

[0008] 前記折り畳み画面は、前記メニューに含まれる上位階層の項目を表示する領域である上位階層表示領域と、前記メニューに含まれる下位階層の項目を表示する領域である下位階層表示領域とを含むものであってもよ、。

[0009] 前記制御部は、前記上位階層表示領域に前記上位階層の項目名の一部分が表示されるように前記折り畳み画面情報を作成するものであってもよ、。

[0010] また、前記制御部は、前記上位階層の項目名をスクロール表示によって表示するものであってもよい。例えば、前記制御部は、前記上位階層の項目名のうち選択された項目名の文字列をテロップとして右力も左にスクロールするものであってもよ、。

[0011] 本発明の他の観点において、携帯端末の表示部の表示画面には収まらない、複数の階層から成る階層構造を有するメニューを前記表示部に表示するためのメニュー表示方法は、前記メニューの全体に対応する全体メニュー画面情報を予め記憶する画面情報記憶ステップと、

前記全体メニュー画面情報に対して所定の折り畳み処理を施すことにより、前記表示画面に表示可能な折り畳み画面に対応する折り畳み画面情報を生成するメニュー折畳ステップと、

前記折り畳み画面情報に応答して前記表示部の前記表示画面に前記折り畳み画面を表示するメニュー表示ステップ

とを備えている。

[0012] 本発明の更に他の観点において、記録媒体は、携帯端末の表示部の表示画面には収まらない、複数の階層から成る階層構造を有するメニューを前記表示部に表示するためのプログラムを記録している。前記プログラムは、それが演算装置によって実行されたときに、前記演算装置が、下記ステップ群：

前記メニューの全体に対応する全体メニュー画面情報に対して所定の折り畳み処理を施すことにより、前記表示画面に表示可能な折り畳み画面に対応する折り畳み画面情報を生成するメニュー折畳ステップ、及び

とを実行するようにコードされて、る。

[0013] 本発明の更に他の観点において、プログラムは、携帯端末の表示部の表示画面には収まらない、複数の階層から成る階層構造を有するメニューを前記表示部に表示するためのものである。当該プログラムは、

とを演算装置に実行させるようにコードされて、る。

[0014] 本発明によれば、所定の階層構造を有するメニュー全体を含む全体メニュー画面情報に所定の折り畳み処理を施すことによって、 1枚のメニュー画面が表示画面に収まるように部分的に折り畳まれたような態様で表示される。そのため、所定の階層構造を有するメニューの複数階層のメニュー項目を同時に表示することができ、表示画面を有効に利用することができる。また、メニューに含まれる上位階層と下位階層との繋がりを、ユーザが一目で把握することができ、メニュー全体の一覧性を向上させることができる。従って、本発明は、階層構造を有するメニューを表示する際のメニュー全体の一覧性を向上させることができ、ユーザの利便性を向上させることができる。

[0015] また、本発明にお、て、所定の階層構造を有するメニュー全体を含む画面情報を予め記憶する画面情報記憶手段を備え、予め記憶する画面情報に基づ!、て所定の折り畳み処理を施すように構成すれば、メニュー全体の画面情報を予め 1つ記憶さえすれば、所定の階層構造を有するメニューを 1画面に表示することができる。そのため、階層毎の表示画面の画面情報を予め記憶する必要がなくなる。従って、メニュー表示のための構成部品（例えば、画面情報)を減らすことができ、画面表示領域をより有効に利用することができる。

[0016] また、本発明において、メニューに含まれる上位階層の項目名の一部分を表示する上位階層表示領域を含む表示画面を表示するように構成すれば、上位階層のメニユー項目をプレビュー表示することができる。

[0017] また、本発明において、上位階層の項目名をスクロール表示するように構成すれば、折り畳み処理を施すことによってメニュー項目の文字列の一部分が隠れた状態となつている場合であっても、ユーザがメニュー項目の項目名全体を確認することができる。

図面の簡単な説明

[0018] [図 1]本発明によるメニュー表示方法を用いた携帯端末の一例を示す斜視図である。

[図 2]携帯電話機の構成の例を示すブロック図である。

[図 3]記憶部が記憶する全体メニュー画面の画面情報の例を示す説明図である。

[図 4]携帯電話機が階層構造を有するメニューを折り畳み処理を実行して表示するメニュー表示処理の一例を示す流れ図である。

[図 5]全体メニュー画面に折り畳み処理を施して表示した表示画面のレイアウトの例を示す説明図である。

[図 6]ユーザの切り替え指示に従って全体メニュー画面に折り畳み処理を施して表示しなおした表示画面のレイアウトの例を示す説明図である。

[図 ₇]ユーザの切り替え指示に従って全体メニュー画面に折り畳み処理を施して表示しなおす処理の他の例を示す説明図である。

[図 8]ユーザの指示に従って、一部が隠れた状態で表示されているメニュー項目をテロップとしてスクロール表示する処理の例を示す説明図である。

発明を実施するための最良の形態

[0019] 以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図 1は、本発明によるメニユー表示方法を用いた携帯端末の一例を示す斜視図である。図 1に示すように、本実施の形態では、携帯端末が折畳式携帯電話機 100である場合を例に説明する。図 1は、開いた状態の折畳式携帯電話機 100を図示している。なお、携帯端末は、携帯電話機に限らず、例えば、 PHS等の端末であってもよい。

[0020] 図 1に示すように、折畳式携帯電話機 100は、表示部 20を含む表示部側筐体 10と、複数のキーボタンを有する操作部 40を含む操作部側筐体 30とを含む。表示部側筐体 10及び操作部側筐体 30は、例えば、合成樹脂等を用いた剛性体によって作製される。また、表示部側筐体 10と操作部側筐体 30とは、開閉軸を有するヒンジ部 11 で回動可能に接続されている。なお、「回動」とは、ある軸に対して正逆方向に円運動できることをいう。本実施の形態では、折畳式携帯電話機 100において、ヒンジ部 11を軸として、例えば、表示部側筐体 1を操作部側筐体 3の側に閉じたり、開いたりすることができる。また、図 1に示すように、操作部側筐体 30は、裏面に電池パック 50 が取り付けられる。

[0021] 図 2は、携帯電話機 100の構成の例を示すブロック図である。図 2に示すように、携帯電話機 100は、電波の送受信を行うアンテナ 110と、制御部 121と、記憶部 122と、無線通信部 123と、操作部 40と、表示部 20と、カメラユニット（以下、「カメラ」という） 126と、リンガ発生器 127と、リンガ駆動部 128と、音声出力用のスピーカ 129と、音声入力用のマイクロフォン 130とを備えている。

[0022] 記憶部 122は、例えば RAM等の記憶媒体によって構成され、制御部 121が実行する制御プログラム等の各種のデータが格納される。なお、記憶部 122の一部が RO Mによって構成されていてもよぐ ROM部分に制御プログラムが格納されていてもよい。

[0023] また、記憶部 122は、所定の階層構造を有するメニューを表示するための表示画面（以下、全体メニュー画面ともいう）の全体の内容を含む全体メニュー画面情報を予め記憶する。図 3は、記憶部 122が記憶する全体メニュー画面情報の例を示す説明図である。図 3に示すように、本実施の形態では、記憶部 122は、複数の階層（本例では、第 1階層〜第 3階層）を含むメニューに対応する全体メニュー画面情報を予め 1つ記憶する。また、全体メニュー画面情報は、階層毎にメニュー項目を含んでいる。例えば、図 3に示すように、第 1階層のメニューは、メニュー項目として、「メール」や「iモード (登録商標）」、「iアプリ（登録商標）」等を含む。なお、本実施の形態では、記憶部 122が 3つの階層を含む全体メニュー画面情報を記憶する場合を説明するが、記憶部 122は、 2つの階層を含む全体メニュー画面情報や、 4以上の階層を含む全体メニュー画面情報を記憶してもよ、。

[0024] 制御部 121は、具体的には、 CPU (中央処理装置）と、図示しない各種の周辺回路とで構成され、携帯電話機 100が備える各部の制御を行う機能を有する。本実施の形態では、制御部 121は、記憶部 122が記憶する全体メニュー画面情報に基づいて、所定の階層構造を有するメニューを表示部 20に表示させる制御を行う。

[0025] 本実施の形態では、記憶部 122が記憶する全体メニュー画面情報に示される全体メニュー画面を表示部 20に表示する場合、全体メニュー画面が大きすぎて、そのままでは表示部 20の表示画面に収まるように表示できない。本実施の形態では、制御部 121は、記憶部 122が記憶する 1つの全体メニュー画面情報をカ卩ェして、 1画面に収まるように表示部 20に表示させる。

[0026] そこで、本実施の形態では、制御部 121は、 1つの全体メニュー画面が恰も部分的に折り畳まれたような形態を有する折り畳み画面を生成し、折り畳み画面を表示部 20 に表示する。折り畳み画面は、表示部 20の表示画面に収まるように生成される。詳細には、制御部 121は、全体メニュー画面力も表示対象の部分以外の部分を削除する処理を全体メニュー画面情報に対して行うことによって、折り畳み画面に対応する折り畳み画面情報を生成する。例えば、制御部 121は、全体メニュー画面の一部分を削除したり、メニュー項目間の空白部分を削除したり、表示領域の幅を制限するように全体メニュー画面情報を加工して折り畳み画面情報を生成し、これにより、表示部 20の表示画面に収まる折り畳み画面を表示部 20に表示する。

[0027] 以下、制御部 121が行う全体メニュー画面の画面情報の加工処理を折り畳み処理とも、、、全体メニュー画面情報の加工処理を行うことを全体メニュー画面を折り畳むとも表現する。なお、制御部 121を構成する CPUは、例えば、記憶部 122に格納される制御プログラムに従って動作する。

[0028] 無線通信部 123は、所定の通信プロトコルに従って信号の変復調を行う機能を有する。具体的には、無線通信部 123は、無線信号を、アンテナ 110を介して受信して復調する処理を行う。また、無線通信部 123は、制御部 121から出力された信号を変調し、アンテナ 110を介して無線信号を送信する処理を行う。

[0029] 操作部 40は、例えば、電話番号の入力等を行うためのキーボタンによって構成される。操作部 40は、ユーザの操作に応じた入力信号を制御部 121に出力する機能を有する。

[0030] 表示部 20は、例えば LCD (Liquid Crystal Display:液晶表示装置）によって構成され、携帯電話機 100の折畳時に筐体の内側となる位置に配設される。表示部 20〖こは、所定の階層構造を有するメニューや、待ち受け画面、機能設定画面等が表示される。

[0031] カメラ 126は、例えばディジタルカメラが備える各種の機能を有し、被写体を撮像する CCD等の撮像素子や、撮像によって得た画像データを制御部 121に出力する回路等を備えている。

[0032] リンガ駆動部 128は、制御部 121の制御に従ってリンガ発生器 127に駆動信号を出力する機能を有する。

[0033] リンガ発生器 127は、リンガ駆動部 128からの駆動信号に従って、着信音を出力する機能を有する。

[0034] 次に、動作について説明する。図 4は、携帯電話機 100が折り畳み処理を実行して折り畳み画面を表示するメニュー表示処理の一例を示す流れ図である。ユーザは、メニューを見たい場合、携帯電話機 100の操作部 40を操作して、メニューの表示を指示する。制御部 121は、ユーザの指示操作に応じて操作部 40からメニューの表示指示を受け取る。すると、制御部 121は、記憶部 122が記憶する全体メニュー画面情報に折り畳み処理を施して折り畳み画面情報を生成し、表示画面に収まる折り畳み画面を表示部 20に表示させる（ステップ S 11)。

[0035] 図 5は、図 3に示す全体メニュー画面情報に折り畳み処理を施して得られた折り畳み画面のレイアウトの例を示す説明図である。図 5に示すように、制御部 121は、複数階層を跨いで一画面内に収まるように、全体メニュー画面を恰も部分的に折り畳むように全体メニュー画面情報をカ卩ェして、表示部 20に各メニュー項目を表示させる。

[0036] 図 5に示すように、折り畳み画面には、画面左側領域と画面右側領域とが設けられる。本実施の形態では、制御部 121は、画面左側領域に上位の階層（例えば、第 1 階層）のメニュー項目を含み、画面右側領域に下位の階層（例えば、第 2階層）のメ- ユー項目を含む折り畳み画面を表示部 20に表示させる。

[0037] 本実施の形態では、ユーザによって最初にメニュー表示を指示された場合、制御部 121は、第 1階層メニューの各メニュー項目が画面左側領域に表示される折り畳み画面を作成する。この場合、例えば、制御部 121は、第 1階層メニューのメニュー項目間の空白部分を削除する (空白部分を詰める)加工や、画面左側領域を所定の表示幅に制限する加工を施して、第 1階層メニューの各メニュー項目が一画面 (表示部 20の表示領域内）に収まるように処理する。

[0038] 力!]えて、制御部 121は、画面左側領域内で選択されたメニュー項目に対応する第 2 階層メニューの各メニュー項目が画面右側領域に表示されるように、折り畳み画面を作成する。以下では、画面左側領域内で選択されたメニュー項目は、注目状態項目という。図 5は、「各種設定」が注目状態項目として選択されている状態を示している。詳細には、例えば、制御部 121は、第 2階層メニューの各メニュー項目のうち、注目状態項目（本例では「各種設定」）以外のメニュー項目を含む部分 (例えば、「メール」や「iモード」の項目を含む部分)を削除し、第 3階層メニューの全ての部分を削除する加工を施す。そのようにすることによって、全体メニュー画面のうち、注目状態項目以外の第 2階層メニューのメニュー項目、及び第 3階層メニューのメニュー項目の部分が折り畳まれ、注目状態項目に対応する第 2階層メニューのメニュー項目のみが画面右側領域に表示される。

[0039] なお、図 5に示す例では、画面左側領域に表示されて!、る各メニュー項目は、ァクティブ状態 (入力を受けつける状態）となっている。例えば、ユーザは、表示部 20を操作して画面左側領域内でカーソルを移動させることによって、画面左側領域内の!/、ずれかのメニュー項目を選択指示することができる。図 5に示す例では、画面左側領域に表示される第 1階層メニューの各メニュー項目のうち、「各種設定」が選択された状態となっている。また、図 5に示す例では、画面右側領域に表示されている各メ- ユー項目は、非アクティブ状態 (入力を受けつけることができな、状態）となって!/、る。

[0040] ユーザは、メニュー全体のうちの表示されている部分を切り替えたい場合には、操作部 40を操作して切り替え指示を行う。制御部 121は、ユーザの指示操作に応じたメニュー表示画面の切り替え指示を操作部 40から受け取る。制御部 121は、ユーザによって、表示画面の切り替え指示が入力されたか否かを判断する (ステップ S12)。ユーザによって表示画面の切り替え指示が入力されたと判断すると、制御部 121は、ユーザの切り替え指示に従って、記憶部 122が記憶する全体メニュー画面情報に再び折り畳み処理を施して、折り畳み画面を表示部 20に表示しなおす (ステップ S13)

[0041] 図 6は、ユーザの切り替え指示に従って全体メニュー画面情報に折り畳み処理を施して表示しなおした折り畳み画面のレイアウトの例を示す説明図である。図 6に示す例では、制御部 121は、画面左側領域に第 2階層メニューのメニュー項目（本例では、第 1階層メニューの「各種設定」に対応する項目）が表示され、画面右側領域に第 3 階層メニューのメニュー項目が表示される折り畳み画面を作成し、表示しなおしている。この場合、例えば、制御部 121は、第 1階層メニューの部分を削除し、第 2階層メニュー及び第 3階層メニューの各メニュー項目のうち表示対象以外の項目の部分を削除する加工や、画面左側領域又は画面左側領域の表示幅を制限する加工を全体メニュー画面情報に施す。そのようにすることによって、全体メニュー画面のうち、第 1 階層メニューの部分や第 2階層メニュー及び第 3階層メニューの各メニュー項目のうち表示対象以外の項目の部分を折り畳んで、第 2階層メニュー及び第 3階層メニューの各メニュー項目のうち表示対象の項目のみが表示されるようにして、る。

[0042] なお、制御部 121は、ステップ S13において、メニューの表示画面を切り替える際に、恰も 1枚のメニュー画面を折り畳みなおすような表示態様で、メニューの表示画面を切り替えてもよい。

[0043] そして、制御部 121は、ステップ S12に戻り、ステップ S12, S13の処理を繰り返し実行する。すなわち、制御部 121は、ユーザの切り替え指示に従って、全体メニュー画面情報に折り畳み処理を施して、折り畳み画面を表示部 20に表示しなおす処理を繰り返し実行する。そのようにすることによって、 1枚のメニュー画面を恰も 1画面内に収まるように繰り返し部分的に折り畳むような態様で表示することができ、階層構造を有するメニューの複数階層のメニュー項目を同時に表示することができる。そのため、メニューに含まれる上位階層と下位階層との繋がりを、ユーザが一目で把握することができ、メニュー全体の一覧性を向上させることができる。

[0044] 次に、ステップ S13において、ユーザの切り替え指示に従って折り畳み処理を施して折り畳み画面を表示しなおす処理の他の例を説明する。図 7は、ユーザの切り替え指示に従って全体メニュー画面情報に折り畳み処理を施して表示しなおす処理の他の例を示す説明図である。まず、図 7 (a)に示すように、携帯電話機 100は、画面左側領域に第 2階層のメニュー項目を含み、画面右側領域に第 3階層のメニュー項目を含む折り畳み画面を表示しているとする。図 7 (a)に示す例では、表示画面の画面左側領域に含まれるメニュー項目（第 2階層のメニュー項目）がアクティブ状態となつており、画面右側領域に含まれるメニュー項目（第 3階層のメニュー項目）が非ァクテイブ状態となっている。

[0045] ステップ S12で、画面右側領域に含まれるメニュー項目（第 3階層のメニュー項目）をアクティブ状態にする旨の切り替え指示の入力を検出すると、図 7 (b)に示すように、制御部 121は、画面右側領域に含まれる各メニュー項目をアクティブ状態とする折り畳み画面を作成しなおして、表示部 20に表示させる。また、図 7 (b)に示すように、制御部 121は、画面左側領域に含まれるメニュー項目（第 2階層のメニュー項目）の項目名称の文字列の一部分を省略 (例えば、項目名の最初の一文字のみを残す)して表示する折り畳み画面を作成しなおして、表示部 20に表示させる。このような表示は、プレビュー表示ということがある。そのようにすることによって、画面左側領域に含まれるメニュー項目の項目名の一部分を折り畳んで、第 2階層のメニュー項目をプレビュー表示によって表示することができるようにして、る。

[0046] また、折り畳み処理を行ってメニューを表示することによって、メニュー項目の一部分が隠れた状態で表示される場合 (例えば、表示領域の表示幅を大きく制限する加ェを施した場合)、ユーザの指示に従って、一部分が隠れた状態で表示されているメニュー項目をテロップとしてスクロール表示によって表示できるようにしてもよい。図 8 は、ユーザの指示に従って、一部が隠れた状態で表示されているメニュー項目をテロップとしてスクロール表示によって表示する処理の例を示す説明図である。まず、図 8 (a)に示すように、携帯電話機 100は、画面左側領域に第 2階層のメニュー項目を含み、画面右側領域に第 3階層のメニュー項目を含む折り畳み画面を表示しているとする。また、図 8 (a)に示す例では、折り畳み画面の画面左側領域に含まれるメ-ュ一項目（第 2階層のメニュー項目）がアクティブ状態となっており、画面右側領域に含まれるメニュー項目（第 3階層のメニュー項目）が非アクティブ状態となっている。

[0047] 図 8 (a)に示す例では、折り畳み処理を行ってメニュー表示することによって、画面左側領域に含まれるメニュー項目のうち「ロック Zセキュリティ」の項目名の文字列の一部が隠れた状態となっている。この場合、ユーザは、「ロック/セキュリティ」の項目名の全体を確認したい場合、操作部 40を操作して、メニュー項目「ロック/セキユリティ」を選択指示する（例えば、カーソルを「ロック Zセキュリティ」に移動させる)。

[0048] 図 8 (b)に示すように、メニュー項目「ロック Zセキュリティ」が選択されて、る状態（注目状態)であることを検出すると、制御部 121は、注目状態項目「ロック Zセキユリティ」のスクロール表示を開始する。この場合、制御部 121は、例えば、図 8 (c)に示すように、注目状態項目「ロック Zセキュリティ」の全文字列を右力左にテロップとしてスクロール表示させる。この場合、制御部 121は、注目状態項目「ロック Zセキユリティ」の全文字列を、 2周にわたってスクロール表示させる。なお、制御部 121は、メ- ユー項目「ロック Zセキュリティ」の全文字列を 1周だけスクロール表示させてもよぐ 3 周以上にわたってスクロール表示させてもよい。そのようにすれば、折り畳み処理を施すことによってメニュー項目の文字列の一部分が隠れた状態となっている場合であっても、メニュー項目の項目名全体を確認することができる。

[0049] 以上のように、本実施の形態によれば、携帯電話機 100は、所定の階層構造を有する全体メニュー画面に対応する全体メニュー画面情報を予め 1つ記憶する。そして、携帯電話機 100は、全体メニュー画面情報に対して所定の折り畳み処理を施すことによって、 1枚のメニュー画面を恰も 1画面内に収まるように部分的に折り畳むような態様で表示する。そのため、所定の階層構造を有するメニューの複数階層のメ-ュ一項目を同時に表示することができ、メニュー画面を部分的に折り畳むような態様で表示することにより表示領域を節約することができる。また、メニューに含まれる上位階層と下位階層との繋がりを、ユーザが一目で把握することができ、メニュー全体の一覧性を向上させることができる。従って、階層構造を有するメニューを表示する際のメニュー全体の一覧性を向上させることができ、ユーザの利便性を向上させることができる。

[0050] また、本実施の形態によれば、携帯電話機 100は、全体メニュー画面情報を予め 1 つ記憶さえすれば、所定の折り畳み処理を施すことによって、所定の階層構造を有するメニューを 1画面に表示することができる。そのため、携帯電話機 100は、階層毎の表示画面の画面情報を予め記憶する必要がない。従って、メニュー表示のためのハードウェア (例えば、画面情報を記憶するハードウェア）を減らすことができ、表示部 20の画面表示領域をより有効に利用することができる。

Claims

請求の範囲

[1] 表示画面を有する表示部と、

前記表示画面には収まらなヽ、階層構造を有するメニューの全体に対応する全体メニュー画面情報を予め記憶する記憶部と、

前記全体メニュー画面情報に対して折り畳み処理を施すことにより、前記表示画面に表示可能な折り畳み画面に対応する折り畳み画面情報を生成し、前記折り畳み画面情報に応答して前記表示部の前記表示画面に前記折り畳み画面を表示する制御部

とを備える携帯端末。

[2] 前記制御部は、前記全体メニュー画面情報に対して前記メニュー全体から表示対象の部分以外の部分を削除する処理を前記折り畳み処理において行う

請求の範囲 1に記載の携帯端末。

[3] 前記制御部は、切り替え指示が操作部に入力される毎に、前記切り換え指示に応じて前記全体メニュー画面情報に対して折り畳み処理を施し、且つ、前記折り畳み処理を実行する毎に、前記折り畳み処理によって生成された折り畳み画面情報に応答して前記折り畳み画面を前記表示画面に表示しなおす

請求の範囲 2に記載の携帯端末。

[4] 前記折り畳み画面は、前記メニューに含まれる上位階層の項目を表示する領域である上位階層表示領域と、前記メニューに含まれる下位階層の項目を表示する領域である下位階層表示領域とを含み、

前記制御部は、前記折り畳み画面情報に基づいて、前記上位階層表示領域と前記下位階層表示領域とを含む折り畳み画面を表示する

請求の範囲 3に記載の携帯端末。

[5] 前記制御部は、前記上位階層表示領域に前記上位階層の項目名の一部分が表示されるように前記折り畳み画面情報を作成する

請求の範囲 4に記載の携帯端末。

[6] 前記制御部は、前記上位階層の項目名をスクロール表示によって表示する

請求の範囲 4に記載の携帯端末。

[7] 携帯端末の表示部の表示画面には収まらない、複数の階層から成る階層構造を有するメニューを前記表示部に表示するメニュー表示方法であって、

前記メニューの全体に対応する全体メニュー画面情報を予め記憶する画面情報記憶ステップと、

とを備える

メニュー表示方法。

[8] 前記メニュー折畳ステップの前記折り畳み処理では、前記全体メニュー画面情報に対して前記メニュー全体から表示対象の部分以外の部分を削除する処理が行われる

請求の範囲 7に記載のメニュー表示方法。

[9] 切り替え指示が操作部に入力される毎に、前記切り換え指示に応じて前記全体メニュー画面情報に対して折り畳み処理が施され、

前記折り畳み処理を実行する毎に、前記折り畳み処理によって生成された折り畳み画面情報に応答して前記折り畳み画面が前記表示画面に表示しなおされる請求の範囲 8に記載のメニュー表示方法。

[10] 前記折り畳み画面は、前記メニューに含まれる上位階層の項目を表示する領域である上位階層表示領域と、前記メニューに含まれる下位階層の項目を表示する領域である下位階層表示領域とを含み、

前記メニュー表示ステップでは、前記折り畳み画面情報に基づいて、前記上位階層表示領域と前記下位階層表示領域とを含む前記折り畳み画面が表示される請求の範囲 9に記載のメニュー表示方法。

[11] 前記折り畳み画面情報は、前記上位階層表示領域に前記上位階層の項目名の一部分が表示されるように作成される請求の範囲 10に記載のメニュー表示方法。

[12] 前記上位階層の項目名は、スクロール表示によって表示される

請求の範囲 10に記載のメニュー表示方法。

[13] 携帯端末の表示部の表示画面には収まらない、複数の階層から成る階層構造を有するメニューを前記表示部に表示するためのプログラムを記録した記録媒体であって

、前記プログラムが演算装置によって実行されたときに、前記演算装置が下記ステツプ群：

とを実行する

記録媒体。

[14] 携帯端末の表示部の表示画面には収まらない、複数の階層から成る階層構造を有するメニューを前記表示部に表示するためのプログラムであって、

とを演算装置に実行させる

プログラム。