WO2006132162A1

WO2006132162A1 - テレビ機能付きファクシミリ装置

Info

Publication number: WO2006132162A1
Application number: PCT/JP2006/311133
Authority: WO
Inventors: Yasuhiro Iida
Original assignee: Sharp Kabushiki Kaisha
Priority date: 2005-06-06
Filing date: 2006-06-02
Publication date: 2006-12-14
Also published as: JP2006340307A

Description

テレビ機能付きファクシミリ装置

技術分野

[0001] 本発明は、公衆回線を通してファクシミリ通信を行うとともに、テレビジョン放送の受信および録画 '再生が可能なテレビ機能付きファクシミリ装置に関する。

背景技術

[0002] 従来から、ファクシミリ装置に画像表示部を設け、画像表示部を利用して映像を表示し、テレビジョン放送の受信を可能にする技術が提案されている（たとえば、特開平 6— 85995号公報および特開平 6— 326814号公報参照。；)。この種の装置では、ァンテナを通してテレビジョン（以下、「TV」と略称することがある。）放送を受信するための TVチューナを備え、 TVチューナで受信したテレビ画像とファクシミリ通信で受信した受信画像とを選択して画像表示部に表示することが可能である。

特開平 6— 85995号公報に開示されている画像受信装置では、ファクシミリ通信での受信画像の表示を行う表示部で、テレビジョン放送で放送された映像の表示を行うことも可能にしている。ただし、テレビジョン放送の映像表示は可能であっても、だが、テレビジョン放送として受信した映像の録画はできない。特開平 6— 326814号公報に開示されている映像情報端末装置では、テレビジョン放送受信装置とファタシミリ装置とを一体ィ匕させているば力りではなぐテレビジョン放送力受信する映像をビデォテープに録画再生する機能も備えており、ビデオテープはファクシミリ情報の記録媒体としても使用している。ただし、テレビジョン映像の録画再生用と、ファクシミリ画像の記録用とでは、別のビデオテープ記録装置を使用している。このようなビデオテープによる録画に対して、ファクシミリ装置としての機能を利用して外出先などから操作を可能にする機能は設けられて、な、。

特開平 6— 326814号公報のように、テレビジョン放送の受信は、映像を記録しておいて、後から再生する目的でも行われている。映像の記録は、磁気テープまたは光ディスクなどの記録媒体に記録したり、ハードディスク装置などの大容量記憶装置に記憶したりすることによって行われる。このような記録装置のうちで、たとえば DVD ( Digital Versatile Disk)レコーダ装置では、一部に公衆回線を通して録画予約を行うことが可能な機種もあるけれども、ファクシミリ通信機能はない。

公衆回線を介して画像と音声とによるテレビ電話の機能を有し、ファクシミリ通信の機能も備える一体型テレビ電話機も開示されている (たとえば、特開平 5— 30502号公報参照。 ) o外部にビデオテープレコーダを接続し、留守時の録音 ·録画を行うことも開示されているけれども、テレビジョン放送の受信および録音 ·録画を行う考え方は示されていない。

ファクシミリ装置またはテレビ電話装置などでは、表示装置の大画面化および高画質ィ匕が進んでおり、外部からの入力によりテレビジョン放送の映像を表示可能なものもあるけれども、テレビジョン放送の映像を録画 ·再生する機能は備えられていない。また DVDレコーダ装置およびビデオテープレコーダ装置では、一般的に、テレビジョン放送の映像の録画は可能であるけれども、表示装置は備えられていない。表示装置が備えられる機種でもその画面サイズは小さい。これらの録画 ·再生装置では、テレビジョン受信機等のモニタ装置に接続することで始めて操作性が向上する。

発明の開示

本発明の目的は、上述の課題を解決するため、テレビジョン放送の受信および受信した映像の記憶を、ファクシミリ装置に備えられる機能を利用して行うことができるテレビ機能付きファクシミリ装置を提供することである。

本発明は、公衆回線を通してファクシミリ通信を行うとともに、テレビジョン放送を受信可能なテレビ機能付きファクシミリ装置において、

テレビジョン放送信号を受信可能なテレビジョン受信手段と、

ファクシミリ通信で送受信する画像、およびテレビジョン受信手段で受信するテレビジョン放送信号に含まれる音響映像情報を記憶可能な記憶手段とを含むことを特徴とするテレビ機能付きファクシミリ装置である。

本発明に従えば、テレビ機能付きファクシミリ装置は、公衆回線を通してファクシミリ通信を行うとともに、テレビジョン受信手段および記憶手段を含む。テレビジョン受信手段は、テレビジョン放送信号を受信可能であり、記憶手段には、ファクシミリ通信で送受信する画像、およびテレビジョン受信手段で受信するテレビジョン放送信号に含まれる音響映像情報を記憶可能である。ファクシミリ装置としては、メモリ機能などで記憶手段が必要であり、受信したテレビジョン放送信号に含まれる音響映像情報の記憶を、ファクシミリ装置に備えられるメモリ機能を利用して行うことができる。

また本発明にお!、て、前記テレビジョン受信手段および前記記憶手段による前記テレビジョン放送信号に含まれる音響映像情報の記憶を、予約に従って実行し、予約の取消しも可能な予約手段をさらに含むことを特徴とする。

本発明に従えば、ファクシミリ装置に備えられるメモリ機能を利用するテレビジョン放送信号に含まれる音響映像情報の記憶を、予約したり、予約を取消したりしながら行うことができる。

また本発明において、前記テレビジョン受信手段、前記記憶手段および前記予約手段のうちの少なくとも 1つは、ファクシミリ通信用に備えられる機能を利用して操作が可能であることを特徴とする。

本発明に従えば、テレビジョン受信手段によるテレビジョン放送信号に含まれる音響映像情報の受信、受信した音響映像情報の記憶手段による記憶、および音響映像情報の受信の予約または音響映像情報の記憶の予約のうちの少なくとも 1っはファクシミリ通信用に備えられる機能を利用して操作が可能であるので、ファクシミリ装置としての通信機能または画像処理機能を利用して、テレビジョン放送信号に含まれる音響映像情報の受信または記憶の操作を有効に行うことができる。

また本発明において、前記操作は、前記ファクシミリ通信用に備えられる機能としての原稿読取り機能を利用して、所定フォーマットで記入した原稿を読取らせて行われることを特徴とする。

本発明に従えば、所定フォーマットで記入した原稿を、ファクシミリ通信用に備えられる機能としての原稿読取り機能を利用して読取らせれば、テレビジョン放送信号に含まれる音響映像情報の受信または記憶の操作を有効に行わせることができる。また本発明において、前記操作は、前記ファクシミリ通信で、所定フォーマットで記入した原稿を受信して行われることを特徴とする。

本発明に従えば、所定フォーマットで記入した原稿を公衆回線を通してファクシミリ送信すれば、所定フォーマットで記入した原稿を受信して、テレビジョン放送信号に含まれる音響映像情報の受信または記憶の操作を有効に行わせることができる。また本発明において、子機を含み、

子機によって前記操作が可能であることを特徴とする。

本発明に従えば、子機によって、テレビジョン放送信号に含まれる音響映像情報の受信または記憶の操作を有効に行わせることができる。

また本発明において、電話通信が可能な電話通信手段をさらに含み、

前記操作を案内する音声ガイダンスを、電話通信手段を介して行うことを特徴とする。

本発明に従えば、ファクシミリ装置として併設されて、る場合が多、電話通信手段を介して、テレビジョン放送信号に含まれる音響映像情報の受信または記憶の操作を音声ガイダンスで案内して有効に行わせることができる。

また本発明において、前記ファクシミリ通信を行う際に、操作に関する画像表示を行う表示手段と、

音声情報を出力する出力手段とをさらに含み、

表示手段は、前記テレビジョン受信手段が受信するテレビジョン放送信号に含まれる音響映像情報を構成する映像情報の表示、および前記記憶手段に記憶される音響映像情報を構成する映像情報の表示も行ヽ、

音響映像情報を構成する音声情報は、出力手段カゝら出力されることを特徴とする。本発明に従えば、ファクシミリ通信を行う際に操作に関する画像表示を行う表示手段を利用して、テレビジョン受信手段が受信するテレビジョン放送信号に含まれる音響映像情報を構成する映像情報の表示、および記憶手段に記憶される音響映像情報を構成する映像情報の表示も行い、音声情報を出力する出力手段を利用して音響映像情報を構成する音声情報の出力を行うので、ファクシミリ装置に備えられる機能を利用して、テレビジョン放送信号に含まれる音響映像情報の再生を行うことができる。

図面の簡単な説明

本発明の目的、特色、および利点は、下記の詳細な説明と図面とからより明確になるであろう。図 1は、本発明の実施の一形態としてのテレビ機能付きファクシミリ装置の概略的な電気的構成を示すブロック図である。

図 2は、図 1のテレビ機能付きファクシミリ装置に対して、外出先力もテレビジョン映像の録画設定を行う場合の概略的な手順を示すフローチャートである。

図 3は、本発明の実施の他の形態として、外出先等力ゝらのテレビジョン映像録画設定を、ファクシミリ装置としての基本的な機能である画像読取り機能を用いて行う概略的な手順を示すフローチャートである。

発明を実施するための最良の形態

以下図面を参考にして本発明の好適な実施例を詳細に説明する。

図 1は、本発明の実施の一形態としてのテレビ機能付きファクシミリ装置 1の概略的な電気的構成を示す。まず、テレビ機能付きファクシミリ装置 1のシステム全体について説明する。

テレビ機能付きファクシミリ装置 1のシステム全体は、マイクロコンピュータを含む主制御部 2で制御される。ユーザが操作する操作パネル 3のキー入力は、キー'センサ入力部 4で検出される。読み取り制御部 5で制御されるスキャナ部 6で、原稿を読み取る。印字制御部 7で制御されるプリンタ部 8で、印字を行う。読み取られた原稿などの画像を表示する場合は、画像処理部 10で画像処理を施し、表示制御部 11を通して表示装置 12にて表示する。

ファクシミリ通信の場合には、読み取り制御部 5で制御されたスキャナ部 6で原稿の画像を読み取り、画像処理部 10でシェーディング補正、ディジタル化処理、カラー読取りの場合は色変換、モノクロの場合は中間調処理などを必要に応じて行い、ファタシミリ通信制御部 15で圧縮処理を施した後、電話機能制御部 16を経由して、回線ィンタフエース部 17を通して一般の公衆電話回線（PSTN:Public Switched Telephon e Ne twork)などの電話回線により通信相手機に伝送される。

また回線インタフェース部 17を通して受信したファクシミリ受信データは、ファタシミリ通信制御部 15で受信制御および復号処理され、画像処理部 10で印字サイズおよび解像度に合うように変換された後、印字制御部 7によって制御されたプリンタ部 8から出力される。この際に、ファクシミリ受信画像を表示装置 12で表示する場合は、画像処理部 10で処理された画像データを、表示制御部 11を経由して表示装置 12に表示させる。

電話通信手段である電話機能制御部 16は、ユーザが操作パネル 3のキー入力で発呼を行った場合の電話発信処理と、通話相手からの着信時の通話処理とを行う。また電話回線より着呼があった場合には、着信の検出を回線インタフェース部 17で行う。

コードレス電話用無線制御部 21は、付属のコードレス子機 22との無線通信の制御を行っており、コードレス子機 22での電話の発着呼および通話を実現している。スピーカ制御部 18は、ファクシミリ装置 1に内蔵されるスピーカ 19の制御を行う。スピー力 19は、スピーカ制御部 18の制御によって、着呼時に呼出し音を出力したり、通話相手の音声を出力したりなど、音響信号の出力を行う。なおスピーカ制御部 18 およびスピーカ 19は、出力手段を構成する。

大容量記憶装置 24は、たとえばノヽードディスク装置のような記憶装置であり、数〜数 100Gバイト程度の大きな記憶容量を有する。光ディスク等の記録媒体で記録可能なもの（DVD— R, RW等）、またはフラッシュメモリなどの半導体メモリを用いることちでさる。

大容量記憶装置 24へのデータの書き込みと読み出し、およびその中のファイルの管理は大容量記憶装置制御部 25により行われる。したがって、ファクシミリ通信での受信画像データを保存する場合は、画像処理部 10で記憶するために圧縮処理された画像データを、大容量記憶装置制御部 25により制御される大容量記憶装置 24に保存することができる。また、スキャナ部 6で読み取られた画像も、画像処理部 10でシェーディング補正、ディジタル化処理、カラー読み取りの場合は色変換、モノクロの場合は中間調処理などを必要に応じて行い、記憶するために圧縮され、大容量記憶装置制御部 25により制御される大容量記憶装置 24に保存する。保存された画像は、連続的に送信することができる。また、予め設定される時間スケジュールに従い、予め指定される相手に送信することもできる。保存している受信画像は、操作パネル 3 へのユーザからの操作に応じて読出され、プリンタ部 8で印字したり、表示装置 12で表示したりすることができる。テレビジョン制御部（以下、 TV制御部と略称する場合がある。） 26は、テレビジョンアンテナ（以下、 TVアンテナと略称する場合がある。 )に接続可能なテレビジョンチューナ（以下、 TVチューナと略称する場合がある。） 27の制御を行っている。 TVアンテナを介して TVチューナ 27で受信したテレビジョン放送信号に含まれる音響映像情報を構成する TV番組の映像情報（以下、単に TV映像と称する場合がある。 )には、画像処理部 10で解像度変換または色変換などの処理が行われ、処理された映像情報を表示制御部 11を通して表示装置 12で表示することができる。また、この受信した TV映像は録画 ·再生制御部 28により大容量記憶装置 24に録画することができる。録画 ·再生制御部 28では、その大容量記憶装置 24に録画した画像または TV映像を再生して、表示制御部 11を通して表示装置 12に表示することができる。またテレビジョン放送信号に含まれる音響映像情報を構成する音声情報は、スピーカ制御部 18を介してスピーカ 19から音響信号として出力される。

以上のような、主制御部 2、操作パネル 3、キー ·センサ入力部 4、読取り制御部 5、スキャナ部 6、印字制御部 7、プリンタ部 8、画像処理部 10、表示制御部 11、表示装置 12、ファクシミリ通信制御部 15、電話機能制御部 16、回線インタフェース部 17、スピー力制御部 18、スピーカ 19、およびコードレス電話用無線制御部 21は、従来の大画面付きのファクシミリ装置と同様な構成である。すなわち、以上のようなテレビ機能付きファクシミリ装置 1は、前述の課題を解決するため、従来と同様な大画面付きのファクシミリ装置 30に、 TVチューナ 27と、その TV映像を表示装置 12に表示するための TV制御部 26とを含むテレビジョン映像受信部（以下、 TV映像受信部と略称する場合がある。） 31と、受信した TV映像の録画，再生制御部 28と、録画用大容量記憶装置 32となる大容量記憶装置 24および大容量記憶装置制御部 25とを付加して構成される。

このようなテレビ機能付きファクシミリ装置 1は、公衆回線を通してファクシミリ通信を行うとともに、テレビジョン受信手段としての TV映像受信部 31および記憶手段としての録画用大容量記憶装置 32を含む。テレビジョン受信手段は、テレビジョン放送信号を受信可能であり、記憶手段には、ファクシミリ通信で送受信する画像、およびテレビジョン受信手段で受信するテレビジョン放送信号に含まれる音響映像情報を記憶可能である。ファクシミリ装置としては、メモリ機能などで記憶手段が必要であり、受信した音響映像情報の記憶を、ファクシミリ装置に備えられるメモリ機能を利用して行うことができる。なお、テレビジョン放送信号には、音響映像情報だけでなぐ該音響映像情報に関連する関連情報または電子番組ガイド情報などの種々の情報が含まれていてもよい。音響映像情報は、映像情報と音声情報とを含む。

図 2は、図 1のテレビ機能付きファクシミリ装置 1に対して、外出先から TV映像の録画設定を行う場合の手順を示す。以下のステップは、特に言及しない限り主制御部 2 の動作を示す。ステップ aOでユーザが外出先力もテレビ機能付きファクシミリ装置 1を、電話回線を利用して電話番号で呼び出すと手順が開始される。ステップ alではテレビ機能付きファクシミリ装置 1に対して電話回線より着呼がある。テレビ機能付きファクシミリ装置 1が留守モードに設定されており、ユーザ不在であれば、ステップ a2までに所定回数の呼び出し音を鳴動した後、電話機能制御部 16で着信制御を行う。まず、ステップ a3で、留守応答のメッセージを電話機能制御部 16より送出する。ステツプ a4では、留守応答のメッセージの送出中に、相手力もたとえば〃 * "、〃# "、および〃5"のトーン信号が連続して送られてくる力否かを検出する。これらのトーン信号が所定時間内に連続して検出されないと、ステップ a5で通常の留守録モードに移行する。ステップ a4で、前述のトーン信号が連続して検出されると、ステップ a6で、リモート録画設定モードに移行する。なお、ユーザがテレビ機能付きファクシミリ装置 1を発呼するのは、 TV映像の録画設定の場合に限られるような場合、ユーザが使用する電話機の番号をテレビ機能付きファクシミリ装置 1に登録しておき、登録された番号からの着呼で直ちにリモート録画設定モードに移行させるようにしてもよ!/、。

このモードに移行すると、ステップ a7でテレビ機能付きファクシミリ装置からリモート録画設定の案内の音声ガイダンスを前記電話機能制御部 16よって送出し、ユーザはそのガイダンスに沿って電話機のトーン信号を用いて、録画するチャネル、録画開始 '終了時刻、録画モードを設定することができる。ステップ a8では、ユーザからの設定に従って録画の予約等を行い、ステップ a9で手順を終了する。録画の設定では、テレビジョン放送の番組表などに記載されて、る録画予約コードを用いることもできる。電話機として携帯電話などの画像表示機能を有するものを使用する場合、ガイダンスは電子メールで行うようにしてもよい。この電子メールでは、現在の予約状況を表示してもよい。以上の動作を主制御部 2で実現することによって、本発明の予約手段が構成される。

なお、コードレス子機 22がコードレス電話用無線制御部 21に無線電波を介して接続されている場合、コードレス子機 22から前述の操作を行うようにすることもできる。コ一ドレス子機 22は、無線電波ばかりではなぐ光または超音波などを介して無線で接続されていてもよいことはもちろんである。また、信号ケーブルまたは光ファイバなどを介して有線で接続される子機でも、同様の操作は可能である。

図 3は、本発明の実施の他の形態として、外出先等力ゝらの TV映像録画設定を、ファクシミリ装置としての基本的な機能である画像読取り機能を用いて行う概略的な手順を示す。このような録画設定の機能は、図 2に示す機能とともに備えておくようにすることもできる。以下のステップは、特に言及しない限り主制御部 2の動作を示す。図 1のテレビ機能付きファクシミリ装置 1では、予め所定のフォーマットを内部メモリに記憶しておく。ステップ bOで、ユーザはそのフォーマットの所定の位置に、録画するチャネル、録画開始'終了時刻、録画モードを記載した原稿を、外出先よりファクシミリ送信する。ステップ blでは着呼を行い、ステップ b2では所定フォーマットの原稿である力否かを判断する。所定フォーマットの原稿であれば、ステップ b3で録画するチャネル、録画開始'終了時刻、録画モードを読取り、ステップ b4では、ユーザからの設定に従って録画の予約等を行い、ステップ b5で手順を終了する。ステップ b2で所定のフォーマットではないと判断するときは、ステップ b6で通常のファクシミリ原稿の受信処理を行う。本形態では受信した所定フォーマット内の予め設定したコードなどを検出することで、録画設定フォーマットの受信であることを認識して記入内容を読み取り、その内容に準じて録画の予約等を行うことができる。以上の動作を主制御部 2で実現することによって、本発明の予約手段が構成される。

なお、ファクシミリ装置では、一般に、スキャナ部 6を利用して、イメージスキャナとして動作させたり、スキャナ部 6およびプリンタ部 8を利用して、コピー機として動作させることもできる。在宅時の録画予約について、上記外出先からのファクシミリ通信による録画設定と同様に、原稿を所定フォーマットで記載し、スキャナ部 6で読み取ることで、録画設定フォーマットの入力であることを認識して記入内容を読取り、その内容に準じて録画を行うこともできる。

このような、ファクシミリ装置に備えられるメモリ機能を利用するテレビジョン放送信号に含まれる音響映像情報の記憶の予約は、既に予約されている場合には、予約を取消して行うことができることはもちろんである。また、読取り機能または通信機能などのファクシミリ通信用に備えられる機能を利用する操作は、予約ば力りではなぐリアルタイムで、 TV映像受信部 31でのテレビジョン放送信号の受信、または録画用大容量記憶装置 32での音響映像情報の記憶に対しても行うことができる。 TV映像受信部 31によるテレビジョン放送信号の受信、受信した音響映像情報の録画用大容量記憶装置 32による記憶、およびテレビジョン放送信号に含まれる音響映像情報の受信または記憶の予約のうちの少なくとも 1つはファクシミリ通信用に備えられる機能を利用して操作が可能であるので、ファクシミリ装置としての通信機能または画像処理機能を利用して、テレビジョン放送信号に含まれる音響映像情報の受信または記憶の操作を有効に行うことができる。

図 1に示すようなテレビ機能付きファクシミリ装置 1では、ファクシミリ装置と TV受信装置の一体ィ匕が可能となり、省スペース化を図ることが可能となる。また録画設定についても、キー操作だけでなぐ所定フォーマットの用紙に記載した原稿をスキャナ部 6で読取るだけでも可能となるため、ユーザの操作性を向上することができる。さらに外出先からは、電話接続により音声ガイダンスに沿って録画予約を行うことができるとともに、前述の所定用紙へ記載してファクシミリ通信でも録画予約を行うことができるため、便利であるとともにユーザの操作性を向上することができる。

テレビ機能付きファクシミリ装置 1には、表示装置 12による画像表示と、コピー Zファクシミリ通信 Zコードレス電話機能があることより、大容量記憶装置 24にハードディスク装置を使用する場合でも、現在市販されているハードディスクレコーダには不可能な機能を実現することができる。すなわち、付属の表示装置 12で確認しながら操作を行うことができ、用紙に録画設定を記載しスキャナ部 6で読取ることでも設定操作等を行うことを可能としている力もである。また外出先からは、電話を行い音声ガイダンスによるキー入力または用紙に録画設定をしてファクシミリ送信することで録画設定を行うことを可能としている。これらファクシミリ装置に備わる機能の利用により、操作性を向上させることを可能として、る。

本発明は、その精神または主要な特徴力逸脱することなぐ他のいろいろな形態で実施できる。したがって、前述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、本発明の範囲は特許請求の範囲に示すものであって、明細書本文には何ら拘束されない。さらに、特許請求の範囲に属する変形や変更は全て本発明の範囲内のものである。

産業上の利用可能性

本発明によれば、テレビジョン放送信号に含まれる音響映像情報の記憶を、ファタシミリ通信を行うファクシミリ装置に備えられるメモリ機能を利用して行うことができる。また本発明によれば、ファクシミリ装置のメモリ機能を利用するテレビジョン放送信号に含まれる音響映像情報の記憶を、予約したり、予約を取消したりしながら行うことができる。

また本発明によれば、ファクシミリ装置としての通信機能または画像処理機能を利用して、テレビジョン放送信号に含まれる音響映像情報の受信または記憶の操作を有効に行うことができる。

また本発明によれば、ファクシミリ通信用に備えられる機能としての原稿読取り機能を利用して、テレビジョン放送信号に含まれる音響映像情報の受信または記憶の操作を有効に行わせることができる。

また本発明によれば、原稿の受信機能を利用して、テレビジョン放送信号に含まれる音響映像情報の受信または記憶の操作を有効に行わせることができる。

また本発明によれば、子機との通信機能を利用して、テレビジョン放送信号に含まれる音響映像情報の受信または記憶の操作を有効に行わせることができる。

また本発明によれば、ファクシミリ装置に併設される電話通信手段を利用して、テレビジョン放送信号に含まれる音響映像情報の受信または記憶の操作の音声ガイダンスを行わせることができる。

また本発明によれば、ファクシミリ装置に備えられる画像表示および音声出力の機能を利用して、テレビジョン放送信号に含まれる音響映像情報の再生を行うことがで

CClllC/900Zdf/X3d ZY Z9TZCl/900Z OAV

Claims

請求の範囲

[1] 公衆回線を通してファクシミリ通信を行うとともに、テレビジョン放送を受信可能なテレビ機能付きファクシミリ装置において、

ファクシミリ通信で送受信する画像、およびテレビジョン受信手段で受信するテレビジョン放送信号に含まれる音響映像情報を記憶可能な記憶手段とを含むことを特徴とするテレビ機能付きファクシミリ装置。

[2] 前記テレビジョン受信手段および前記記憶手段による前記テレビジョン放送に含まれる音響映像情報の記憶を、予約に従って実行し、予約の取消しも可能な予約手段をさらに含むことを特徴とする請求項 1記載のテレビ機能付きファクシミリ装置。

[3] 前記テレビジョン受信手段、前記記憶手段および前記予約手段のうちの少なくとも

1つは、ファクシミリ通信用に備えられる機能を利用して操作が可能であることを特徴とする請求項 2記載のテレビ機能付きファクシミリ装置。

[4] 前記操作は、前記ファクシミリ通信用に備えられる機能としての原稿読取り機能を利用して、所定フォーマットで記入した原稿を読取らせて行われることを特徴とする請求項 3記載のテレビ機能付きファクシミリ装置。

[5] 前記操作は、前記ファクシミリ通信で、所定フォーマットで記入した原稿を受信して行われることを特徴とする請求項 3または 4記載のテレビ機能付きファクシミリ装置。

[6] 子機を含み、

子機によって前記操作が可能であることを特徴とする請求項 3〜5のいずれか 1つに記載のテレビ機能付きファクシミリ装置。

[7] 電話通信が可能な電話通信手段をさらに含み、

前記操作を案内する音声ガイダンスを、電話通信手段を介して行うことを特徴とする請求項 3〜6のいずれ力 1つに記載のテレビ機能付きファクシミリ装置。

[8] 前記ファクシミリ通信を行う際に、操作に関する画像表示を行う表示手段と、

音声情報を出力する出力手段とをさらに含み、

音響映像情報を構成する音声情報は、出力手段カゝら出力されることを特徴とする請求項 1〜7のいずれか 1つに記載のテレビ機能付きファクシミリ装置。