WO2006112004A1 - 運送方法及び運送用伝票 - Google Patents

Abstract

　本発明は、被運送物を封印シールで封印したままであり、被運送物が未開封であることを保証することができる運送方法を提供するものである。具体的には、まず、送り主に、封印シール６にサイン５を記入してもらう。記入時の筆圧で、サイン５を照合用シート７に複写する。被運送物２を封印シール６で封止して届け先に搬送する。封印シール６のサイン５と照合用シート７のサイン５とを照合する。両者が一致することを確認して、封印シール６が差し替えられていないことを確認する。被運送物２が封印シール６で封止されたままであり、未開封であることを保証する。

Description

明 細 書

運送方法及び運送用伝票

技術分野

[0001] 本発明は、送り主カも預力つた被運送物を届け先に届けると共に、送り主からの引 受時カも届け先への引渡時までの間、被運送物が未開封であったことを保証する運 送方法及び運送用伝票に関するものである。

背景技術

[0002] 一般に、相手先に荷物を送る際、郵便小包や宅配便などの運送便を利用すること が多い。ただ、特に機密書類や貴重品などを送るために運送便を利用するには、送 り主の手を離れて力 届け先に届くまでの間、被運送物が未開封であったことの保証 が求められる。これに対して、被運送物を封印シールで封止することにより、被運送 物が未開封であることを確認可能にすることがある（例えば特許文献 1)。

特許文献 1 :実用新案登録第 3107438号公報

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0003] ところが、被運送物を封印シールで封止したとしても、届け先に届くまでの間に第三 者によって開封され、再び別の封印シールで封印された場合、届け先では、その被 運送物が開封されたものであるということを認識することができない。

[0004] 本発明は、被運送物を封印シールで封印したままであり、被運送物が未開封であ ることを保証することができる運送方法及び運送用伝票を提供することを目的とする。 課題を解決するための手段

[0005] 上記目的を達成するため、本発明に係る運送方法は、送り主カも預力つた被運送 物を届け先に届けると共に、送り主力 の引受時力 届け先への引渡時までの間、 被運送物が未開封であったことを保証するものである。具体的には、まず、送り主か ら被運送物を引き受ける際、送り主が封印シールに送り主付与情報を記入する。送り 主付与情報としては、例えば送り主が記入するサインが挙げられる。このサインは、例 えば封印シールに重ね合わされた照合用シートに複写される。次いで、被運送物を 封印シールで封止して届け先に搬送する。届け先に被運送物を引き渡す際、封印シ ールに記入された送り主付与情報と照合用シートに複写された送り主付与情報とを 照合することにより、送り主によって送り主付与情報を記入された封印シールで被運 送物が封止されたままであることを保証する。

[0006] この構成によれば、封印シールに記入した送り主付与情報と照合用シートに複写し た送り主付与情報とを照合するので、封印シールが別の封印シールに差し替えられ て!、な！/、ことを確認することができる。

[0007] ここで、被運送物は、書類を入れた封筒や梱包物のように開封して内容物を取り出 すもの、あるいは内部を秘密状態に保つ必要のある装置など、封をするものであれ ばどのようなものでもよい。送り主付与情報は、送り主が記入したサインや文字、記号 、図形、イラストなどどのようなものでもよい。さらに、記入とは、スタンプや印鑑、タイ プなどで個別情報を付与することを含む概念であるが、再現性のな ヽ手書きのもの 力 り好ましい。送り主付与情報の複写は、複写機などを利用することもできるが、力 一ボン紙などを利用して筆圧によって複写するようにすれば、その複写を簡単にする ことができる。

[0008] 送り主付与情報を照合する際、単に封印シールの送り主付与情報と照合用シート の送り主付与情報とを見比べるなどして照合してもよいが、照合用シートを透光性材 料により透視可能に構成し、この照合用シートを封印シールに重ねて送り主付与情 報を照合するようにすれば、送り主付与情報を簡単かつ正確に照合することができる

[0009] 一般に運送便では、運送の確認及び管理に、送り主控え票、届け先控え票及び運 送管理票を複写可能に重ねてなる伝票を用い、これを被運送物と一緒に運ぶように している。その伝票に、封印シール及び照合用シートを重ねて、封印シールに記入 する送り主付与情報を照合用シートと共に伝票にも複写しておくことができる。なお、 封印シール及び照合用シートは、伝票と一体に形成しておくことができる。

[0010] 照合用シートに複写された送り主付与情報と伝票に複写された送り主付与情報とを 照合して、照合用シートが差し替えられていないことを確認するようにすれば、照合 用シートを被運送物と一緒に届けることができる。つまり、照合用シートの送り主付与 情報と伝票の送り主付与情報とを照合するので、封印シールと共に照合用シートを 差し替えたとしても、それを見破ることができる。

[0011] さらに、送り主控え票は、被運送物と一緒に運ばれることなく送り主が所持している ので、この送り主控え票に複写した送り主付与情報と照合用シートに複写した送り主 付与情報とを照合することにより、照合用シートが差し替えられていないことをより確 実なものとすることができる。送り主控え票及び照合用シートに複写された送り主付与 情報を照合する手段としては、送り主控え票又はそのコピーを被運送物とは別に届 けたり、送り主控え票の画像の電子データを送信したりする手法を例示することがで きる。

[0012] また、伝票には、伝票固有情報が付設されていることが多いので、この伝票固有情 報により、伝票を識別するようにしてもよい。この場合、送り主から伝えられた送り主控 え票の伝票固有情報と、届け先控え票又は運送管理票の伝票固有情報とを照合す るだけで、伝票が差し替えられていないことを確認することができる。これにより、送り 主控え票と照合用シートとを直接照合することなぐ届け先控え票又は運送管理票に 複写された送り主付与情報と照合用シートに複写された送り主付与情報とを照合す るだけで、照合用シートが差し替えられていないことをより確実なものとすることができ る。

[0013] ここで、伝票固有情報は、目視可能に印刷されたコード番号の他、光を照射したと きにのみ視認できる蛍光塗料で記載された固有情報、 ICチップやバーコードなどに 記録された固有情報などを含む概念である。この伝票固有情報を送り主から伝達し てもらう手段としては、電話やファックス、電子メール、書面を例示することができる。こ の際、送り主付与情報を伝票固有情報と共に送ることができる。

[0014] 封印シール及び照合用シートの同時の差し替えを防止するため、封印シールで封 止した被運送物と照合用シートとを別々にして届け先に届けるようにしてもよい。届け 先に照合用シートを届ける手段としては、封筒に入れた照合用シートを別ルートで送 る手法を例示することができる。

[0015] また、本発明は、被運送物が未開封であることを保証するための運送用伝票を提 供する。すなわち、本発明は、送り主控え票、届け先控え票及び運送管理票を重ね てなる伝票と、送り主付与情報を付設可能な封印シールと、この封印シールに付設 するものと同じ送り主付与情報を付設する照合用シートとを重ねた運送用伝票を提 供する。

[0016] 伝票、封印シール及び照合用シートを重ねる順としては、封印シールを最も上に重 ねて、封印シールに送り主付与情報を記入し、これを照合用シートに複写可能とする のがよい。また、封印シールに記入する送り主付与情報を照合用シートと共に伝票に も複写することもできる。さら〖こ、照合用シートを透光性材料から透視可能に形成し、 被運送物を封止する封印シールに重ねることによって送り主付与情報を照合可能と することちでさる。

[0017] 封印シールは、被運送物から剥がす際にそれ自体が破壊されるものであってもよい 力 封印シールを覆うように透視可能なカバーシールを貼付し、被運送物から剥がす 際にカバーシールが破壊されるようにしてもよい。透視可能なカバーシールとしては 、透光性材料カゝら形成したものや、メッシュ状に形成したものを例示でき、力パーシー ルを通して封印シールの送り主付与情報を視認することができる。

[0018] また、封印シール及び照合用シートは、伝票に重ねるものに限らず、封印シールと 照合用シートとを重ねて、被運送物が未開封であることを保証するための封印シー ルセットを構成してもよい。この封印シールセットは、伝票に重ねることによって運送 用伝票を構成する。

[0019] すなわち、本発明は、送り主付与情報を記入可能な封印シールと、この封印シール に記入される送り主付与情報を複写される照合用シートとを重ねてなり、照合用シー トは、透光性材料により透視可能に形成され、被運送物を封止する封印シールに重 ねることによって送り主付与情報を照合可能とされた封印シールセットを提供する。 発明の効果

[0020] 以上の説明から明らかな通り、本発明によると、封印シールに記入した送り主付与 情報と照合用シートに複写した送り主付与情報とを照合するので、封印シールが差 し替えられておらず、被運送物が封止されたままであることを保証することができる。 これにより、送り主の手を離れて力 届け先に届くまでの間、被運送物が未開封であ つたことの保証が得られるので、機密書類や貴重品などを送るときにも運送便を安心 して利用することができる。

図面の簡単な説明

[図 1]本発明に係る運送用伝票の斜視図

[図 2]封印シールで封止した被運送物の斜視図 [図 3]本発明に係る運送方法の手順を説明する図 符号の説明

1 運送用伝票

2 被運送物

3 伝票

3a 送り主控え票

3b 届け先控え票

3c 運送管理表

4 封印シールセット

5 サイン

6 封印シール

7 照合用シート

8 カノくーシーノレ

9 糊付け部

10 ミシン目

11 コード番号

12 サイン欄

13 記入欄

14 カーボン紙

15 糊付け部

16 複写セット

17 粘着層

18 剥離紙

19 保持フィルム 発明を実施するための最良の形態

[0023] 以下、本発明に係る運送方法及び運送用伝票の実施の形態について、図面を用 いて説明する。

[0024] まず、運送用伝票について説明する。図 1は本発明に係る運送用伝票の斜視図、 図 2は封印シールで封止した被運送物の斜視図である。

[0025] この運送用伝票 1は、被運送物 2が未開封であることを保証するためのであり、運送 を確認及び管理するための伝票 3と、被運送物 2を封止するための封印シールセット 4とカゝらなる。その封印シールセット 4は、送り主がサイン (送り主付与情報） 5を記入し て被運送物 2を封止する封印シール 6と、封印シール 6に記入するサイン 5を複写さ れる照合用シート 7と、封印シール 6を覆うように貼付されるカバーシール 8とを備えて いる。

[0026] 伝票 3は、送り主控え票 3a、届け先控え票 3b及び運送管理票 3cを重ねてなる複写 式とされ、その一端の糊付け部 9を糊付けされると共に、ミシン目 10に沿って各紙票 3a、 3b、 3cを切り取り可能とされている。各紙票 3a、 3b、 3cには、共通するコード番 号 (伝票固有情報） 11が印刷され、このコード番号 11によって個々の運送用伝票 1を 識別可能とされる。なお、運送管理票 3cは、物流データ管理用、荷物管理用、受領 用などの複数枚の紙票である。

[0027] 伝票 3の各紙票 3a、 3b、 3cには、サイン欄 12が設けられ、その上に封印シール 6 及び照合用シート 7を重ねてサイン 5を記入し、封印シール 6のサイン 5を照合用シー ト 7及び各紙票 3a、 3b、 3cに複写するようになっている。また、各紙票 3a、 3b、 3cに は、届け先の住所などの必要事項を記入する記入欄 13が設けられ、一枚目の送り主 控え票 3aに必要事項を記入して、その記入内容を他の紙票 3b、 3cに複写するよう になっている。

[0028] 封印シール 6は、その表面にサイン 5を記入可能なシールとされ、剥離紙としての照 合用シート 7の表面側に保持される。照合用シート 7は、透光性材料により視認可能 に形成された剥離性のあるシートとされ、その裏面側に、封印シール 6に記入したサ イン 5を照合用シート 7及び送り主控え票 3aに複写するためのカーボン紙 14が設け られている。 [0029] 照合用シート 7とカーボン紙 14とは、その一端の糊付け部 15で糊付けされ、封印シ ール 6と照合用シート 7とカーボン紙 14とからなる複写セット 16を構成している。複写 セット 16の糊付け部 15の裏面側には、複写セット 16を伝票 3に貼り付けるための粘 着層 17が設けられ、この粘着層 17が剥離紙 18で覆われて ヽる。

[0030] カバーシール 8は、光沢のあるメッシュ状とされ、被運送物 2及び封印シール 6の表 面に転写可能に保持フィルム 19で保持されている。このカバーシール 8は、メッシュ 状であるため、下層を透視可能であり、封印シール 6のサイン 5を見ることができる。ま た、メッシュ状のカバーシール 8は、その形状を保ったまま剥がすことができず、被運 送物 2から剥がす際に確実に破壊されるようになって 、る。

[0031] さらに、カバーシール 8に光沢があるため、封印シール 6及びカバーシール 8を切 断して開封した後に、その切断部分を透明な別のシールで覆って開封されていない かのように改ざんしょうとしても、透明シールによってメッシュ状の光沢が消え、その改 ざんを見破ることができる。なお、封印シール 6を光沢のあるものとして、メッシュ状の カバーシール 8を光沢のな 、ものとしてもよ!/、。

[0032] 次に、上記の運送用伝票を用いて被運送物が未開封であったことを保証する運送 方法を説明する。図 3は本発明に係る運送方法の手順を説明する図である。

[0033] まず、（a)に示すように、送り主力も被運送物 2を引き受ける際、複写セット 16から剥 離紙 18を剥がして、その粘着層 17を伝票 3の糊付け部 9に合わせ、伝票 3の表面側 に複写セット 16を貼り付ける。このとき、複写セット 16の封印シール 6が伝票 3のサイ ン欄 12に重なる。なお、伝票 3に複写セット 16を組み込んだものを用意しておくことも できる。

[0034] (b)に示すように、送り主に、複写セット 16の封印シール 6にサイン 5を記入してもら う。その際の筆圧により、サイン 5がカーボン紙 14の表側の照合用シート 7と、カーボ ン紙 14の裏側の送り主控え票 3aのサイン欄 12とに複写され、さらに、サイン 5が伝票 3の他の紙票 3b、 3cのサイン欄 12にも複写される。また、送り主控え票 3aの記入欄 1 3に届け先住所などの必要事項を記入してもらうことにより、その記入内容が伝票 3の 他の紙票 3b、 3cに複写される。伝票 3から送り主控え票 3aを切り取って送り主に渡 す。 [0035] (c)に示すように、複写セット 16の照合用シート 7から封印シール 6を剥がして、この 封印シール 6で被運送物 2を封止する。さらに、封印シール 6を覆うように力パーシー ル 8を保持フィルム 19から転写する。なお、これらの作業は、送り主に依頼することも できる。

[0036] (d)に示すように、運送用伝票 1と被運送物 2とを届け先に搬送する。この間に、送 り主が電話などを利用して、運送用伝票 1のコード番号 11を届け先に伝えたり、送り 主控え票 3aを届け先に別送したりすることもできる。

[0037] (e)に示すように、届け先で、被運送物 2を封止する封印シール 6に記入されたサイ ン 5の照合と、封印シール 6が破壊されていないことの確認を依頼する。封印シール 6 に記入されたサイン 5の照合は、伝票 3に複写されたサイン 5と照合用シート 7に複写 されたサイン 5とを照合して、照合用シート 7が差し替えられていないことを確認した上 で、封印シール 6に記入されたサイン 5と照合用シート 7に複写されたサイン 5とを照 合するようにする。ここで、サイン 5の照合は、透光性の照合用シート 7を他方のサイ ン 5に重ねて照合する。

[0038] (f)に示すように、封印シール 6又は照合用シート 7のサイン 5が偽造されたとき、そ れらのサイン 5が互いにずれるので、サイン 5の偽造を容易に見破ることができる。照 合したサイン 5がー致することを確認した後、送り主がサイン 5を記入した封印シール 6で被運送物 2が封止されたままであり、送り主からの弓 I受時から届け先への弓 I渡時 までの間、被運送物 2が未開封であったことを保証して、届け先に被運送物 2を引き 渡す。

[0039] なお、運送用伝票 1のコード番号 11が伝えられている場合には、伝えられたコード 番号 11と届けられた運送用伝票 1のコード番号 11とが一致することを確認して、伝票 3が差し替えられて ヽな 、ことを確認し、被運送物 2が未開封であったことをより確実 に保証する。また、送り主控え票 3aが別送されている場合には、送り主控え票 3a〖こ 複写されたサイン 5と照合用シート 7に複写されたサイン 5を照合して、伝票 3が差し 替えられて ヽな 、ことを確認し、被運送物 2が未開封であったことをより確実に保証す る。

[0040] なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなぐ本発明の範囲内 において、適宜変更を加えることができる。例えば、照合用シート 7を被運送物 2と一 緒に届ける代わりに、照合用シート 7と被運送物 2とを別々にして届け先に届けるよう にし、照合用シート 7の偽造を防止するようにしてもよい。封印シール 6を力パーシー ル 8で覆う代わりに、封印シール 6にそれ自体が破壊されるシールを採用してもよ!/、。 カーボン紙 14の代わりに、顕色剤と染料を収容したマイクロカプセルとの組合せによ るノンカーボンタイプの複写手段を採用してもよい。

[0041] また上記実施形態では、カバーシール 8を伝票 3に組み込んだ例を示した力 これ に限らず、伝票 3とは切り離して、例えば、物流業者がカバーシール 8を保持するよう にし、状況に応じて適宜使用するようにしてもよい。

産業上の利用可能性

[0042] 本発明に係る運送方法及び運送用伝票は、例えば書類や小包の運送に採用する ことができる。利用者は、書類封筒や小包が未開封であったことの保証が得られるの で、機密書類や貴重品などを送るときにも安心して運送サービスを利用することがで きる。

Claims

請求の範囲

[1] 送り主カも預力つた被運送物を届け先に届けると共に、送り主力もの引受時力も届 け先への引渡時までの間、被運送物が未開封であったことを保証する運送方法であ つて、

送り主力 被運送物を引き受ける際、送り主によって封印シールに記入される送り 主付与情報を照合用シートに複写し、次いで、被運送物を前記封印シールで封止し て届け先に搬送し、届け先に被運送物を引き渡す際、封印シールに記入された送り 主付与情報と照合用シートに複写された送り主付与情報との照合により、送り主によ つて送り主付与情報を記入された封印シールで被運送物が封止されたままであるこ とを保証することを特徴とする運送方法。

[2] 透光性材料により透視可能に形成した照合用シートを使用し、該照合用シートを封 印シールに重ねて送り主付与情報を照合することを特徴とする請求項 1に記載の運 送方法。

[3] 送り主控え票、届け先控え票及び運送管理票を複写可能に重ねてなる伝票に、封 印シール及び照合用シートを重ねて、封印シールに記入される送り主付与情報を照 合用シートと共に伝票にも複写しておき、照合用シートに複写された送り主付与情報 と伝票に複写された送り主付与情報との照合により、照合用シートが差し替えられて

V、な 、ことを確認することを特徴とする請求項 1又は 2に記載の運送方法。

[4] 伝票に付設された伝票固有情報により、伝票が差し替えられていないことを確認す ることを特徴とする請求項 3に記載の運送方法。

[5] 封印シールで封止した被運送物と照合用シートとを別々にして届け先に届けること を特徴とする請求項 1〜4のいずれかに記載の運送方法。

[6] 被運送物が未開封であることを保証するための運送用伝票であって、

送り主控え票、届け先控え票及び運送管理票を複写可能に重ねてなる伝票と、送 り主付与情報を付設可能な封印シールと、該封印シールに付設されるものと同一の 送り主付与情報を付設される照合用シートとが重ねられたことを特徴とする運送用伝 票。

[7] 前記伝票、封印シール及び照合用シートのうち、前記封印シールが最も上に重ね られ、封印シールに記入された送り主付与情報を照合用シートに複写可能とされたこ とを特徴とする請求項 6に記載の運送用伝票。

[8] 封印シールに記入される送り主付与情報が照合用シートと共に前記伝票にも複写 されることを特徴とする請求項 7に記載の運送用伝票。

[9] 前記照合用シートは、透光性材料により透視可能に形成され、被運送物を封止す る封印シールに重ねることによって送り主付与情報を照合可能とされたことを特徴と する請求項 6、 7又は 8に記載の運送用伝票。

[10] 封印シールを覆うように貼付される透視可能なカバーシールが設けられ、該カバー シールは、被運送物力 剥がす際に破壊されることを特徴とする請求項 6〜9のいず れかに記載の運送用伝票。

[11] 被運送物が未開封であることを保証するための封印シールセットであって、

送り主付与情報を記入可能な封印シールと、該封印シールに記入される送り主付 与情報を複写される照合用シートとを重ねてなり、前記照合用シートは、透光性材料 により透視可能に形成され、被運送物を封止する封印シールに重ねることによって送 り主付与情報を照合可能とされたことを特徴とする封印シールセット。