WO2006106612A1 - センサ素子、センサ装置、対象物移動制御装置、対象物判別装置 - Google Patents

センサ素子、センサ装置、対象物移動制御装置、対象物判別装置 Download PDF

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Abstract

3次元的に働きかける外力を好適に検知可能なセンサ素子を提供することを目的として、本発明のセンサ素子を、対象物OBから受ける外力Fによって圧縮又は伸張可能な弾性部材Eと、前記外力Fを受けることで変形した際に電気抵抗値が増減する抵抗素子Rと、前記弾性部材Eの内部乃至その表面に配置されるとともに所定位置にある前記抵抗素子Rを支持し得る支持部材C4とを具備するように構成し、このセンサ素子を、対象物移動制御装置、対象物判別装置に適用した。

Description

明 細 書
センサ素子、センサ装置、対象物移動制御装置、対象物判別装置 技術分野
[0001] 本発明は、ロボットハンドや義手等の指先に装着し、微妙な力加減が必要な把持 制御等を行う際に用いるセンサ素子及びそのセンサ素子をロボットハンド等に取り付 けてなる対象物移動制御装置及び対象物を判別するための対象物判別装置に関す るものである。
背景技術
[0002] 近年、宇宙開発、海底探査、被爆の恐れのある場所等のように、人間が直接作業 困難な場所における各種操作を人間に代行して行わせたり、あるいは、手の不自由 な方の機能を好適に補うための義手を実現したりすることなどを目的とし、人の手指 を模倣した多指型ロボットハンドや義手等の研究開発がなされている。
[0003] そして、より人の手指に近い操作を実現するために、ロボットハンドや義手等の指先 に装着するとともに、微妙な力加減を必要とする把持制御を実現可能なセンサ素子 が巿場に供給あるいは開発されて 、る。
[0004] このようなセンサ装置としては、例えば、静電容量式圧力センサ素子に設けた一対 の電極間の静電容量を計測することにより、該素子に加わる把持力を制御し得るよう に構成した静電容量式圧力センサ装置 (例えば、非特許文献 1参照。)や、感圧導電 ゴムを挟み込んだ一対の電極間の抵抗変化を検知することにより感圧導電性エラス トマ一センサ素子に加わる圧力を測定し、把持力を制御し得るように構成した感圧導 電性エラストマ一センサ装置があり(例えば、非特許文献 2参照。)、該センサ素子に 加わる圧力を検知することにより把持力を制御するものとして知られている。
[0005] また、対象物と接触可能な振動する触覚センサを備えるとともにこの触覚センサが 対象物と接触した際の振幅及び周波数変化で示される粘弾性特性を計測することに より、対象物との接触を検知し把持力を制御し得るように構成したマイクロ圧覚センサ 装置 (例えば、非特許文献 3参照。)も、該センサ装置と対象物との接触を検知するこ とにより、把持力を制御するものとして知られている。 [0006] そして、弾性体内部に設けた球状空洞の変化を超音波の共鳴現象を利用して検 知することにより、弾性体に加わる圧力を検知して把持制御可能にした共鳴型テンソ ルセル触感センサ装置や (例えば、非特許文献 4参照。)、把持対象物とセンサ素子 との間に生じる局所滑りを検出可能なひずみゲージを分散配置した接触面局所滑り センサ素子により把持力を制御し得るように構成した分散型接触センサ装置が知ら れている(例えば、非特許文献 5参照。 )0
非特許文献 1 : "T— 2000適応アレイ型触感センサー"、 [online]、有限会社シスコ ムホームページ、 [平成 14年 11月 27日検索]、インターネットく URL: http: //w ww. syscom— inc. co. jp/ pps― array, pdf >
非特許文献 2 : "イナストマー"、 [online]、イナバゴム株式会社ホームページ、 [平成 14年 11月 27日検索]、インターネットく URL:http :ZZwww. inaba -rubber, c o. jp/katarogu/ mast/ mast. html>
非特許文献 3 : "マイクロ触覚センサカテーテルの研究"、 [online] , 1999. 12. 1、 ォリンパス光学工業株式会社ホームページ、 [平成 14年 11月 27日検索]、インター / <URL :http :Z / www. olympus. co. jpZ Special/ OTF80/ mskt. ht ml
非特許文献 4:中島孝、 "TORAOの研究テーマについて"、 [online] ,東京農工大 学篠田研究室ホームページ、 [平成 14年 11月 27日検索]、インターネットく URL :h ttp : / Z www. alab. t. u— tokyo. ac. jp/〜smnolabz members/ torao/ enkyu/ kenkyul . htm
非特許文献 5 : "把持力制御のための分散型触覚センサ"、 [online]、慶應義塾大学 理工学部機械工学科前野研究室ホームページ、 [平成 14年 11月 27日検索]、イン タ' ~~ネットく iJRL: http: / / www. maeno. mecn. keio. ac. jp/ sensor2/ sen sor2. htm
発明の開示
発明が解決しょうとする課題
[0007] し力しながら、従来の上述のようなセンサ装置は、例えば、対象物へ所定の方向に 加わる圧力であれば、好適にその圧力の大きさを検出できるものの、その所定の方 向以外の方向に加わる圧力である場合には、その方向性を特定することが困難であ る。特に、対象物を伸張させる方向に働きかけるカを検知することは甚だ困難である
[0008] すなわち、静電容量式圧力センサ装置では、その装置に加わる圧力力 一対の電 極間の距離を近接させたりある 、は離間させたりすると 、つた一対の電極に垂直方 向に働くものであれば、その圧力を好適に検知することはできるものの、一対の電極 に斜め方向から加わるものであれば、精度よく圧力を検知できず、好適な把持制御 を行えな 、と 、つた課題を有して 、る。
[0009] そして、感圧導電性エラストマ一センサも同様に、感圧導電ゴム挟み込んだ一対の 電極間に加わる方向によっては、精度よく加わる圧力を検知できず、好適な把持制 御を行えな 、と 、つた課題を有して 、る。
[0010] また、マイクロ圧覚センサ装置は、対象物の表面状態によっては把持制御が困難と なる場合ちある。
[0011] さらに、共鳴型テンソルセル触感センサでは、超音波の送受信を必要とするため、 分布型センサを構成することが困難であり、分散型接触センサでは、対象物を 3次元 的に制御を行うためには、装置が大型化してしまい小型化が困難であるといった課 題を有している。
[0012] また、上述のセンサ装置に共通してセンサ部分が非常に敏感で破損しやすいとい つた課題を有している。
[0013] そこで、本発明は、上述する問題を解決することを主たる課題とするものである。
課題を解決するための手段
[0014] すなわち、本発明のセンサ素子は、対象物力 受ける外力により圧縮又は伸張可 能な弾性部材と、前記外力を受け変形した際に電気抵抗値が増減する抵抗素子と、 前記弾性部材の内部乃至その表面に配置されるとともに所定位置にある前記抵抗 素子を支持し得る支持部材とを具備することを特徴とする。
[0015] このような構成によれば、センサ素子に圧縮又は伸張する向きに外力が加わった場 合、その外力を受けて変形した抵抗素子の電気抵抗値が増減するため、その電気 抵抗値を測定すれば 3方向の力を同時に計測可能となる。また、このとき、支持部材 が所定位置にある抵抗素子を支持しているので、例えば、不意の外力が抵抗素子に 加わった場合でもその抵抗素子が破損するといつた不具合を低減させることができる
。すなわち、外力から保護しつつその外力を精度よく 3次元的に計測可能な耐損傷 性、耐衝撃性に優れた高性能なセンサ素子を提供することができる。
[0016] なお、精度よく外力を測定するためには、前記支持部材が前記外力により変形可 能な変形可能要素を備え、この変形可能要素に前記抵抗素子を支持させていること が好ましい。また、前記支持部材が、前記変形可能要素の周囲に前記外力によって 変形し得な!、変形不能要素を備えて 、るものであれば、抵抗素子を外力からより確 実に保護することが可能となる。
[0017] また、本発明の望ましい態様としては、前記変形不能要素が、四辺力もなる平面視 略矩形状を成す枠体状の外壁部材であり、前記変形可能要素が、前記外壁部材の 四辺に架け渡した梁部材であるものが挙げられる。
[0018] なお、 3次元的に加わる外力を好適に検知するためには、前記支持部材が、所定 方向に突出する突出部材を備えて 、ることが好ま 、。
[0019] また、精度よく外力を測定する他の方法としては、前記抵抗素子を、前記支持部材 近傍の前記弾性部材に配置しているものが挙げられる。
[0020] さらに、前記抵抗素子を複数配置することによりホイートストンブリッジ回路を形成す れば、簡単な構成で高感度に外力を測定可能となる。
[0021] 一方、薄型で高性能な分布型センサを構成するためには、前記支持部材を、前記 弾性部材に複数配置し、さらに、その支持部材を、アレイ状に複数配置すればよい。
[0022] ところで、センサ素子に加わる外力を分析するセンサ装置の望ましい態様としては、 そのセンサ装置に、前記センサ素子と、前記センサ素子に備えた抵抗素子の電気抵 抗値を測定する電気特性測定手段と、前記電気特性測定手段で測定した電気抵抗 値に基づき、前記外力の大きさや方向等その外力に関する外力情報を分析する外 力分析手段とを具備するものが挙げられる。
[0023] そして、前記電気特性測定手段で測定した抵抗素子の電気抵抗値に基づき、前記 弾性部材の変形後の形状を推定する形状推定手段を具備すれば、外力により変形 した導電性弾性部材の形状を推定することができる。 [0024] また、前記形状推定手段で推定した弾性部材の形状を、前記電気抵抗値に基づき 3次元的に画面表示する 3次元表示手段を具備すれば、外力により変形した弾性部 材の形状をより具体的に知ることができる。
[0025] また、前記外力分析手段で分析された外力情報に基づき、前記対象物の表面状 態又は組成を判別する対象物判別手段を備えるとともに、前記対象物の表面状態又 は組成を示す対象物データを格納する対象物判別データ格納手段を備え、前記対 象物判別手段が、前記対象物判別データ格納手段に格納して!/、る対象物データを 参照することにより、対象物の表面状態又は組成を判別するように構成すれば、対象 物の表面状態や組成を好適に知ることもできる。
[0026] ところで、上述のようなセンサ素子を用いて所望の位置に対象物を移動制御するた めには、対象物移動制御装置に、前記センサ素子を取り付けるとともにそのセンサ素 子を介して前記対象物と接触する接触手段と、前記センサ素子に備えた抵抗素子の 電気抵抗値を測定する電気特性測定手段と、前記電気特性測定手段で測定した電 気抵抗値に基づき、前記外力の大きさや方向等その外力に関する外力情報を分析 する外力分析手段と、前記外力分析手段で分析された外力情報に基づき、前記対 象物に対する接触手段の 3次元的な位置を制御する第 1位置制御手段とを備えるこ とが望ましい。このとき、前記接触手段が、人間の手指を模倣した形状を有することが 望まれる。
[0027] また、上述のようなセンサ素子を用いて対象物を判別するためには、対象物判別装 置に、前記センサ素子を取り付けるとともにそのセンサ素子を介して前記対象物と接 触する接触手段と、前記センサ素子に備えた抵抗素子の電気抵抗値を測定する電 気特性測定手段と、前記電気特性測定手段で測定した電気抵抗値に基づき、前記 外力の大きさや方向等その外力に関する外力情報を分析する外力分析手段と、前 記外力分析手段で分析された外力情報に基づき、前記対象物の表面状態又は組成 を判別する対象物判別手段と、前記センサ素子を前記対象物の表面に接触させな がら前記接触手段を所定方向へ移動させる第 2位置制御手段とを備え、前記第 2位 置制御手段が前記接触手段を前記センサ素子を前記対象物の表面に接触させなが ら前記接触手段を移動させた際に、前記外力分析手段で分析される外力情報に基 づき、前記対象物判別手段が前記対象物の表面状態又は組成を判別するように構 成したものが好ましい。
発明の効果
[0028] 以上に詳述した本発明によれば、センサ素子に圧縮又は伸張する向きに外力が加 わった場合、その外力を受けて変形した抵抗素子の電気抵抗値が増減するため、そ の電気抵抗値を測定すれば 3方向の力を同時に計測可能となる。また、このとき、支 持部材が所定位置にある抵抗素子を支持しているので、例えば、不意の外力が抵抗 素子に加わった場合でもその抵抗素子が破損するといつた不具合を低減させること ができる。すなわち、外力から保護しつつその外力を精度よく 3次元的に計測可能な 耐損傷性、耐衝撃性に優れた高性能なセンサ素子を提供することができる。
[0029] また、上述のセンサ素子を利用すれば、対象物を好適に把持制御可能な対象物 移動制御装置を実現したり、あるいは、対象物の表面状態又は組成を好適に判断し 得る対象物判別装置を実現したりすることもできる。
図面の簡単な説明
[0030] [図 1]本発明の実施形態におけるセンサ装置の全体構成を示す図。
[図 2]同実施形態におけるセンサ素子を模式ィ匕して示す概略図。
[図 3]同実施形態における抵抗素子の取付態様を模式ィ匕して示す概略図。
[図 4]同実施形態におけるセンサ素子の概略断面図。
[図 5]同実施形態におけるセンサ装置本体の内部機器構成図。
[図 6]同実施形態における全体の機器の機能を示す機能構成図。
[図 7]本発明の実施形態におけるセンサ装置の全体構成を示す図。
[図 8]同実施形態におけるセンサ装置本体の動作を示すフロー図。
[図 9]同実施形態におけるセンサ装置本体の動作を示すフロー図。
[図 10]同実施形態における抵抗素子の結線を示す図。
発明を実施するための最良の形態
[0031] 以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。
[0032] 本発明のセンサ装置 Pは、図 1に示すように、対象物 OBを移動させたりその表面や 組成を判別させたりするためにその対象物 OBと接触させてなる接触手段たるロボット ハンド RHと、このロボットハンド RHの各指の腹に取り付けたセンサ素子 Sと、そのに 加わる外力 Fにより変化する電気特性を測定分析するとともに、その分析結果に基づ き前記ロボットハンド RHを所定動作させる図示しないセンサ装置本体 P1とを具備す る。
[0033] 以下、各部を詳述する。前記ロボットハンド RHは、前記センサ装置本体 P1から受 ける制御信号に基づき、前記対象物 OBを所望の位置へ移動制御されるものであつ て、本実施形態では、人の手指を模倣した形状を有している。
[0034] 前記センサ素子 Sは、図 2に示すように、前記外力 Fにより圧縮又は伸張可能な平 面視矩形状をなす薄板状の弾性部材 Eと、前記外力 Fを受け変形した際に電気抵抗 値が増減するピエゾ抵抗効果を有する半導体から成る抵抗素子 Rと、前記弾性部材 内部の隅部に配置され前記抵抗素子を前記外力 Fから保護する支持部材 Cとを具 備するものである。
[0035] より具体的に、前記支持部材 Cは、図 3に示すように、四辺力 なる枠状の外力によ り変形不能な変形不能要素たる外壁部材 C1と、前記外壁部材 C1の各辺に囲まれる ように配置した平面視略矩形状の外力により変形可能な変形可能要素たる中央部材 C2と、前記外壁部材 C1の各辺の略中央部力 前記中央部材 C2に掛け渡してなる 外力により変形可能な変形可能要素たる 4本の梁部材 C31、 C32、 C33、 C34 (以 下、「梁部材 C3」と総称する。)と、前記中央部材 C2の略中央部から起立させ且つ前 記弾性部材の表面 Efに上端面 C4fが露出するように突出させてなる円柱形状をな す突出部材 C4とを備えてなる。また、前記外壁部材 Cl、中央部材 C2及び梁部材 C 3を、前記弾性部材 Eより剛性の大きい例えば合成樹脂等の素材により一体に形成し ている。そしてこのように形成したものを 1ユニットとし、 4つのユニットを前記弾性部材 E内の各隅部に配置した構成としている。なお、本実施形態では、前記突出部材 C4 を、前記中央部材 C2と同一の素材で形成するようにしているが、例えば、金属素材 で構成するなど、前記弾性部材 Eよりも大きな剛性を有するものであればこれに限ら れるものでない。
[0036] また、各ユニットにおいて、外力 Fが加わらない際には、図 4 (a)に示すように、該支 持部材 Cのロボットハンド反取付側において前記外壁部材 C1、前記中央部材 C2及 び前記梁部材 C3の各ロボットハンド反取付面 Cla、 C2a、 C3aが略面一を成すよう に構成している。
[0037] また、図 3に示すように、梁部材 C3のロボットノヽンド反取付面 C3aに抵抗素子をそ れぞれ 2個ずつ配置している。すなわち、梁部材 C31に抵抗素子 RX1と RX2とを配 置し、梁部材 C32に抵抗素子 RX3と RX4とを配置し、梁部材 C33に抵抗素子 RY1 と RY2とを配置し、梁部材 C34に抵抗素子 RY3と RY4とを配置して ヽる。
[0038] そしてさらに、図示しない線材により結線した抵抗素子 RX1、 RX2、 RX3、 RX4と 抵抗素子 RY1、 RY2、 RY3、 RY4とがそれぞれ図 10に示すようなホイートストンブリ ッジを形成するように構成することにより、図 3等に示す X、 Y、 Ζ軸方向から加わる外 力を好適に検知できるようにしている。より具体的には、例えば、図 4 (b)に示すように 、センサ素子 Sが外力 Fを受けると、この外力 Fによって突出部材 C4も移動する。そし てこの外力 Fによって移動させられた突出部材 C4は、中央部材 C2に取り付けられて いるので、これ〖こよって中央部材 C2も移動させられることとなる。し力して外力 Fによ つて移動させられた中央部材 C2と外力 Fによって変形しない外壁部材 C1との間の 距離が変化することとなり、それら中央部材 C2と外壁部材 C1との間に架け渡されて いる梁部材 C3が変形し、この梁部材 C3に取り付けられている抵抗素子 Rも変形する 。このようにして、抵抗素子 RX1及び RX3の電気抵抗値が増加し、抵抗素子 RX2及 び RX4の電気抵抗値が減少する。一方、図 4 (b)に示すように、外力 Fを受けることに より、前記中央部材 C2がロボットハンド反取付側へ移動する方向に位置付けられると 、それに伴い同様にして梁部材 C3が変形し、その梁部材 C3に取り付けている抵抗 素子 Rも変形する。このようにして、抵抗素子 RX2及び RX3の電気抵抗値が増加し、 抵抗素子 RX1及び RX4の電気抵抗値が減少する。このように前記弾性部材 Εに外 力 Fが加わり梁部材 C3に配置した抵抗素子 Rが変形すると、その外力 Fを受けた抵 抗素子 Rの電気抵抗値が変化するため、この電気抵抗値の変化に基づき該センサ 素子 Sに加わる外力を X、 Υ、 Ζ軸方向成分に分けて分析することが可能となる。
[0039] 前記センサ装置本体 P1は、例えば、パソコンやワークステーション等の一般的な情 報処理機能を有したコンピュータであり、図 5に示すように、 CPU101、内部メモリ 10 2、 HDD等の外部記憶装置 103、前記センサ素子 Sに電力を印加するとともに前記 ロボットハンド RHの位置制御を行うための通信インタフェース 104、ディスプレイ 105 、マウスやキーボードと 、つた入力手段 106等を具備して 、る。
[0040] そして、本実施形態では、図 6に示すように、センサ装置本体 P1に、所定のプログ ラムをインストールし、そのプログラムに基づいて前記 CPU101や周辺機器を協働さ せることにより、このセンサ装置本体 P1が、電気特性測定手段 11、外力分析手段 12 、第 1位置制御手段 13、対象物判別データ格納手段 14、対象物判別手段 15、第 2 位置制御手段 16、形状推定手段 17、 3次元表示手段 18等としての機能を具備する ように構成している。
[0041] より具体的には、前記電気特性測定手段 11は、前記センサ素子 Sに備えた抵抗素 子 Rの電気抵抗値を測定するものである。なお、本実施形態では、前記抵抗素子 R の各電気抵抗値は、図 10に示すホイートストンブリッジの Ra— Rb間及び Rc— Rd間 の電圧を測定することにより、それら電気抵抗値を測定するように構成している。
[0042] 前記外力分析手段 12は、前記電気特性測定手段 11で測定した電圧を分析して得 た抵抗素子 Rの電気抵抗値に基づき、前記外力 Fの大きさや方向等その外力 Fに関 する外力情報を分析するものである。さらに詳述すると、例えば、抵抗素子 RX1及び RX3の電気抵抗値が増加し、抵抗素子 RX2及び RX4の電気抵抗値が減少して ヽ れば、図 4 (b)に示すような方向に外力 Fが加わっていると分析する。また、抵抗素子 RX2及び RX3の電気抵抗値が増加し、抵抗素子 RX1及び RX4の電気抵抗値が減 少して ヽれば、中央部材 C2がロボットハンド反取付側へ移動する方向に外力 Fが加 わっていると分析する。
[0043] 前記第 1位置制御手段 13は、前記外力分析手段 12で分析された外力情報に基づ き、前記対象物 OBに対する接触手段の 3次元的な位置を制御するものである。
[0044] 前記対象物判別データ格納手段 14は、前記対象物 OBの表面状態又は組成を示 す対象物データを格納するものであって、前記内部メモリ 102又は外部記憶装置 10 3の所定領域に形成している。より具体的には、対象物 OBたる絹、麻、ウールといつ た各種繊維の表面状態を示す動摩擦係数を、例えば、ロボットハンド RHの移動速度 を lmmZsec、ロボットハンド RHがその対象物 OBに加える荷重を 50gfとして予め 測定し、その測定した動摩擦係数を対象物データたる参照動摩擦係数として格納し ている。なお、この対象物判別データ格納手段 14に格納する対象物データは、動摩 擦係数に限らず静摩擦係数やその他対象物の表面状態や組成を示すものであれば 、本実施形態に限られるものではない。また、インターネットを介して入手したりあるい は CD— ROMで頒布されるものから入手するといつた実施態様も考えられる。
[0045] 前記対象物判別手段 15は、前記外力分析手段 12で分析された外力情報及び前 記対象物判別データ格納手段 14に格納している対象物データたる参照動摩擦係数 に基づき、前記対象物 OBの表面状態又は組成を判別するものである。より具体的に は、ロボットハンド RHの移動速度を lmmZsec、ロボットハンド RHがその対象物 OB に加える荷重を 50gfとして測定した測定動摩擦係数を、前記参照動摩擦係数と所 定の関係にある力否かを判定し、所定の関係にあればその参照動摩擦係数の示す 表面状態を、測定した対象物 OBの表面状態として判別する。
[0046] 前記第 2位置制御手段 16は、図 7に示すように、前記センサ素子 Sを前記対象物 O Bの表面に接触させながら前記ロボットノヽンド RHを所定方向へ移動させるものである 。なお、本実施形態では、前記対象物判別手段 15で測定する対象物 OBの表面状 態を判別する際には、前記ロボットハンド RHをその移動速度が lmmZsec、その口 ボットハンド RHがその対象物 OBにカ卩える荷重が 50gfとなるように制御する。
[0047] 前記形状推定手段 17は、前記外力分析手段 12で分析された外力情報に基づき、 前記弾性部材 Eの変形後の形状を推定するものである。
[0048] 前記 3次元表示手段 18は、前記形状推定手段 17で推定した弾性部材 Eの形状を 、前記抵抗素子 Rの抵抗変化に基づき 3次元的に画面表示するものであって、前記 ディスプレイ 105等を利用して構成している。
[0049] 次に、以上のように構成されるセンサ装置 Pを用いたシステムの動作にっ 、て図 8 及び図 9に示すフロー図等を用いて説明する。
[0050] なお、本実施形態のセンサ装置 Pを構成するは、図 1に示すように、ロボットハンド R Hの親指 RH1と人差し指 RH2の腹側に取り付けられるとともに図示しない接続ケー ブルでセンサ装置本体 P1に接続されるものとし、さらにこのセンサ装置 Pを対象物移 動制御装置として機能させるものとして説明を行う。
[0051] まず、第 1位置制御手段 13が、ロボットハンド RHの両指で対象物たるブロック OB をつまむベぐそのロボットハンド RH及び両指 RH1、 RH2の位置を制御する(ステツ プ S101)。そしてロボットハンド RHに取り付けたセンサ素子 Sがブロック OBに当接す ると、センサ素子 Sに外力 Fが加わり、図 4 (b)又は(c)に示すように抵抗素子 Rが変 形し、その電気抵抗値が変化する。このように、抵抗素子 Rの電気抵抗値が変化す れば、前記センサ装置本体 P1の電気特性測定手段 11が、電気抵抗値に変化があ つたことを検知する。そして、前記外力分析手段 12が、前記電気特性測定手段 11で 測定した抵抗素子 Rの電気抵抗値に基づき、前記外力 Fの大きさや方向等その外力 Fに関する外力情報を分析し (ステップ S102)、前記第 1位置制御手段 13が、前記 外力分析手段 12で分析された外力情報に基づき、前記対象物 OBに対するロボット ハンド RH及び指 RH1、 RH2の 3次元的な位置を制御する(ステップ S101)。より具 体的に、この第 1位置制御手段 13は、例えば、対象物 OB力 受ける外力 Fが所定の 値より小さければ、対象物 OBに指を近づけ、一方、大きければ対象物 OBから遠ざ けるといった制御を行う。このことにより、より人間の把持動作に近い制御を実現して いる。このようにして、該センサ装置 Pを、ブロック OBを好適に把持制御可能な対象 物移動制御装置として機能させることができる。
[0052] また、該センサ装置 Pを対象物判別装置として機能させる際には、図 7に示すように 、水平面に載置する対象物 OBたる繊維の表面に対し,前記ロボットハンド RHに取り 付けたセンサ素子 Sを摺動させれば、その繊維の表面状態又は組成を判別すること ちでさる。
[0053] 具体的には、まず、センサ装置本体 P1の第 2位置制御手段 16が、ロボットハンド R Hの指で前記繊維の表面を撫でるベぐそのロボットノヽンド RH又は指の位置を摺動 制御する (ステップ S201)。すると、センサ素子 Sに前記繊維の表面力も受ける外力 Fが加わり、図 4 (b)又は (c)に示すように抵抗素子 Rが変形し、それに伴い各抵抗素 子 Rにおける電気抵抗値が変化する。
[0054] このように、抵抗素子 Rの電気抵抗値が変化し、前記センサ装置本体 P1の電気特 性測定手段 11が、電気抵抗値に変化があったことを検知すると、前記外力分析手段 12が、前記電気特性測定手段 11で測定した抵抗素子 Rの電気抵抗値に基づき、前 記外力 Fの大きさや方向等その外力 Fに関する外力情報を分析し (ステップ S 202)、 前記対象物判別手段 15が、前記外力分析手段 12で分析された外力情報及び前記 対象物判別データ格納手段 14に格納している対象物データたる参照動摩擦係数に 基づき、前記対象物 OBの表面状態又は組成を判別する (ステップ S203)。このよう にして、該センサ装置 Pを、対象物 OBの表面状態又は組成を好適に判断し得る対 象物判別装置として機能させることができる。また、該センサ装置本体 P1を前記電気 特性測定手段 11で測定した抵抗素子 Rの電気抵抗値に基づき、前記弾性部材 Eの 変形後の形状を推定するステップと、前記形状推定手段 17で推定した前記弾性部 材 Eの変形後の形状を、前記 3次元表示手段 18がディスプレイ 105に表示するステ ップとして機能させれば、より具体的に対象物 OBを認識することもできる。
[0055] 以上に詳述したように、本実施形態のセンサ素子 Sは、弾性部材 Eに備えた支持部 材 Cの梁部材 C3に抵抗素子 Rを支持させ、且つ、支持部材 Cの中央部材 C2から突 出部材 C4を突出させて 、るので、該センサ素子 Sに圧縮又は伸張する向きに外力 F が加わった場合、その外力 Fによって抵抗素子 Rが変形し、変形した抵抗素子 Rの電 気抵抗値 Sが増減するため、その電気抵抗値を測定すれば 3方向の力を同時に精 度よく計測することができる。また、このとき、抵抗素子 Rを支持する梁部材 C3は、外 力 Fにより変形しない外壁部材 C1に周囲を包囲されているので、その抵抗素子 Rは 、その外壁部材 C1によって外力 Fから好適に保護される。すなわち、外力 Fから保護 しつつ該センサ素子 Sに加わる外力を精度よく 3次元的に計測可能な耐損傷性、耐 衝撃性に優れた高性能なセンサ素子 Sを提供することができる。
[0056] また、このようなセンサ素子 Sを利用すれば、対象物 OBを好適に把持制御可能な 対象物移動制御装置を実現したり、あるいは、対象物 OBの表面状態又は組成を好 適に判断し得る対象物判別装置を実現したりすることもできる。
[0057] なお、センサ素子 Sをロボットハンド RHに取り付けるものとして説明した力 そのセ ンサ素子 Sを対象物に取り付けるなど、実施態様に応じて取付場所及びその個数は 適宜設定可能である。
[0058] また、抵抗素子 Rを、梁部材 Cの梁部材 C3に配置するように構成している力 図 3 に示すような、外壁部材 C1と中央部材 C2と梁部材 C3とで囲まれる弾性部材 Eに設 けた弾性部材変形領域 Bに配置することもできる。 [0059] また、突出部材 C4の上端面 C4fを弾性部材 Eの表面 Efに露出させて、外力 Fを感 度よく検知し得るように構成して 、るが、上端面 C4fを表面 Efに露出させな 、実施態 様も考えられる。
[0060] さらに、複数のユニットを弾性部材内でアレイ状に配置すれば、薄型で高性能な分 布型センサを実現することができる。
[0061] その他、本発明は以上に詳述した図示例に限られず、種々の変形が可能である。
産業上の利用可能性
[0062] 本発明のセンサ素子は、対象物を好適に把持制御可能な対象物移動制御装置や 、対象物の表面状態又は組成を好適に判断し得る対象物判別装置の実現に利用で きる。

Claims

請求の範囲
[I] 対象物力 受ける外力により圧縮又は伸張可能な弾性部材と、前記外力を受け変形 した際に電気抵抗値が増減する抵抗素子と、前記弾性部材の内部乃至その表面に 配置されるとともに所定位置にある前記抵抗素子を支持し得る支持部材とを具備す ることを特徴とするセンサ素子。
[2] 前記支持部材が前記外力により変形可能な変形可能要素を備え、この変形可能要 素に前記抵抗素子を支持させていることを特徴とする請求項 1記載のセンサ素子。
[3] 前記支持部材が、前記変形可能要素の周囲に前記外力によって変形し得ない変形 不能要素を備えていることを特徴とする請求項 2記載のセンサ素子。
[4] 前記変形不能要素が、四辺からなる平面視略矩形状を成す枠体状の外壁部材であ り、前記変形可能要素が、前記外壁部材の四辺に架け渡した梁部材であることを特 徴とする請求項 3記載のセンサ素子。
[5] 前記支持部材が、所定方向に突出する突出部材を備えていることを特徴とする請求 項 1乃至 4いずれか記載のセンサ素子。
[6] 前記抵抗素子を、前記支持部材近傍の前記弾性部材に配置して!/、ることを特徴とす る請求項 1乃至 5いずれか記載のセンサ素子。
[7] 前記抵抗素子を複数配置することによりホイートストンブリッジ回路を形成していること を特徴とする請求項 1乃至 6いずれか記載のセンサ素子。
[8] 前記支持部材を、前記弾性部材に複数配置して!/、ることを特徴とする請求項 1乃至 7
V、ずれか記載のセンサ素子。
[9] 前記支持部材を、アレイ状に複数配置したことを特徴とする請求項 1乃至 8いずれか 記載のセンサ素子。
[10] 請求項 1乃至 9 、ずれか記載のセンサ素子を用いて、そのセンサ素子に加わる外力 を分析するための装置であって、前記センサ素子と、前記センサ素子に備えた抵抗 素子の電気抵抗値を測定する電気特性測定手段と、前記電気特性測定手段で測定 した電気抵抗値に基づき、前記外力の大きさや方向等その外力に関する外力情報 を分析する外力分析手段とを具備することを特徴とするセンサ装置。
[I I] 前記電気特性測定手段で測定した電気抵抗値に基づき、前記弾性部材の変形後の 形状を推定する形状推定手段を具備することを特徴とする請求項 10記載のセンサ 装置。
[12] 前記形状推定手段で推定した弾性部材の形状を、前記電気抵抗値に基づき 3次元 的に画面表示する 3次元表示手段を具備することを特徴とする請求項 10又は 11記 載のセンサ装置。
[13] 前記外力分析手段で分析された外力情報に基づき、前記対象物の表面状態又は組 成を判別する対象物判別手段を備えることを特徴とする請求項 10乃至 12いずれか 記載のセンサ装置。
[14] 前記対象物の表面状態又は組成を示す対象物データを格納する対象物判別デー タ格納手段を備え、前記対象物判別手段が、前記対象物判別データ格納手段に格 納している対象物データを参照することにより、対象物の表面状態又は組成を判別 することを特徴とする請求項 13記載のセンサ装置。
[15] 請求項 1乃至 9いずれか記載のセンサ素子を用いて所望の位置に対象物を移動制 御させるための装置であって、前記センサ素子を取り付けるとともにそのセンサ素子 を介して前記対象物と接触する接触手段と、前記センサ素子に備えた抵抗素子の電 気抵抗値を測定する電気特性測定手段と、前記電気特性測定手段で測定した電気 抵抗値に基づき、前記外力の大きさや方向等その外力に関する外力情報を分析す る外力分析手段と、前記外力分析手段で分析された外力情報に基づき、前記対象 物に対する接触手段の 3次元的な位置を制御する第 1位置制御手段とを備えること を特徴とする対象物移動制御装置。
[16] 前記接触手段が、人間の手指を模倣した形状を有するものであることを特徴とする請 求項 15記載の対象物移動制御装置。
[17] 請求項 1乃至 9いずれか記載のセンサ素子を用いて対象物を判別するための装置で あって、前記センサ素子を取り付けるとともにそのセンサ素子を介して前記対象物と 接触する接触手段と、前記センサ素子に備えた抵抗素子の電気抵抗値を測定する 電気特性測定手段と、前記電気特性測定手段で測定した電気抵抗値に基づき、前 記外力の大きさや方向等その外力に関する外力情報を分析する外力分析手段と、 前記外力分析手段で分析された外力情報に基づき、前記対象物の表面状態又は組 成を判別する対象物判別手段と、前記センサ素子を前記対象物の表面に接触させ ながら前記接触手段を所定方向へ移動させる第 2位置制御手段とを備え、前記第 2 位置制御手段が前記接触手段を前記センサ素子を前記対象物の表面に接触させな がら前記接触手段を移動させた際に、前記外力分析手段で分析される外力情報に 基づき、前記対象物判別手段が前記対象物の表面状態又は組成を判別することを 特徴とする対象物判別装置。
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