WO2006030776A1 - 冷凍装置 - Google Patents

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Masaaki Takegami
Satoru Sakae
Kenji Tanimoto
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Daikin Industries, Ltd.
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Abstract

 圧縮機(141)のガードタイマが終了すると、室外ユニットの制御部(140)からのR2信号がオンされる(動作I)。冷凍ユニットの制御部(120)では、R2信号がオンされており、温度センサ(124)で検知された庫内温度に基づき冷凍サーモオン要求が生じていると判断されれば(動作II)、冷凍電磁弁(121)が開口される(動作III)。通常、この電磁弁(121)を開口した際に、吸入冷媒圧力の上昇が圧力センサ(146)により検知されて圧縮機(141)が起動されることとなるが、外気温が低いときには、吸入冷媒圧力は所定値より低いままである。そこで、制御部(120)は、ブースタ圧縮機(131)を起動し(動作IV)、圧縮機(141)の吸入冷媒圧力を上昇させる。

Description

明 細 書
冷凍装置
技術分野
[0001] 本発明は、冷凍装置に関し、特に、外気温が低い際の圧縮機の起動動作を改良す る技術に関するものである。
背景技術
[0002] 従来より、コンビニエンスストアなどの商店では、冷蔵ショーケース内で商品を陳列 しつつ冷蔵する冷蔵ユニット及び冷凍ショーケース内で商品を陳列しつつ冷凍する 冷凍ユニットが、 1つの冷媒回路に接続されて構成された冷凍装置が用いられている
[0003] 図 15は従来用いられている冷凍装置(5)での動作の概略を説明するための冷媒 回路図である。
[0004] 冷凍装置(5)では、室外に設置される室外ユニット(54)内の圧縮機 (541)で圧縮 された冷媒が凝縮器 (542)で放熱しつつ凝縮する。この凝縮した液冷媒は、冷蔵ュ ニット(51)に流入するものと、冷凍ユニット(52)に流入するものとに分岐する。冷蔵 ユニット(51)に流入した冷媒は、膨張弁(512)で減圧されて、冷蔵蒸発器 (513)で 庫内空気から吸熱しつつ蒸発する。また、冷凍ユニット(52)に流入した冷媒は、膨 張弁(522)で減圧されて、冷凍蒸発器 (523)で庫内空気力 吸熱しつつ蒸発する。
[0005] 冷凍蒸発器 (523)での冷媒の飽和圧力は、ブースタユニット (53)内のブースタ圧 縮機(531)によって冷蔵蒸発器 (513)よりも低く保たれている。また、冷凍蒸発器 (5 23)の蒸発温度( 5°C前後)は、冷蔵蒸発器 (513)の蒸発温度 (5°C前後)よりも低 く維持されている。
[0006] これらの冷却が «続されて、冷蔵ユニット(51)又は冷凍ユニット(52)で、庫内空気 の温度が、それぞれ、あらかじめ設定された目標温度に達すると、電磁弁(511)、電 磁弁(521)が閉じられる。これにより、蒸発器 (513)、蒸発器 (523)への冷媒の供給 力 S遮断されることとなる (それぞれ冷蔵サーモオフ状態、冷凍サーモオフ状態と 、う) [0007] 一方、制御部(540) (マイクロプロセッサ、 ROM、 RAM等を含み所定のプログラム を実行する)では、圧縮機 (541)の吸入側の冷媒圧力が圧力センサ (546)で検知さ れており、その値が所定値 (例えば 0. lOMPa)以下になると、圧縮機(541)を一時 停止させる(室外サーモオフ状態)よう制御される。
[0008] 逆に、室外サーモオフ状態のとき、冷蔵ユニット(51)又は冷凍ユニット(52)で、庫 内空気温度とその目標温度との間で所定の大きさの温度差が生ずると、電磁弁(51 1)、電磁弁(521)がそれぞれ開口され、蒸発器 (513)、蒸発器 (523)への冷媒の 供給が要求される (それぞれ冷蔵サーモオン状態、冷凍サーモオン状態)。一方、制 御部(540)では、吸入冷媒圧力が所定値 (例えば 0. 25MPa)以上に上昇したこと が圧力センサ(546)によって検知され、圧縮機 (541)を起動させるよう制御される ( 室外サーモオン状態)こととなる。
[0009] このように、冷凍装置(5)では、蒸発器(513, 523)のいずれかに冷媒を循環させ て圧縮機 (541)の運転を継続する必要がある力否かを、圧力センサ(546)によって 検知することができる。そのため、冷蔵ユニット(51)又は冷凍ユニット(52)で冷却の 必要があるカゝ否かを示す信号を制御部(540)に伝送することなぐ簡素な構成で簡 便に、圧縮機(541)の運転及び運転休止を切り替えるよう制御されている。
[0010] また、例えば特許文献 1に記載の冷凍装置は、これに類似するものとして、湿り運 転を避けるために、吸入冷媒圧力が所定値以下のときに、圧縮機を停止させる制御 を行うものである。
特許文献 1:特開 2002— 228297号公報
[0011] 解決課題
上記冷凍装置(5)では、上述のように、室外サーモオフ状態から室外サーモオン状 態に移行する際、吸入冷媒圧力が所定値より低いとき、圧縮機を起動させないように 制御される。ところが、例えば外気温が 5°C以下と著しく低い場合、冷媒の飽和圧 力が低下して回路中の冷媒圧力が低下してしまう。この結果、冷凍ユニット(52)等が 冷却を要求して電磁弁(513, 523)が開かれたとしても、吸入側の冷媒圧力が低下 したまま、圧縮機(541)が起動しないことがある。
[0012] 本発明は、これらを考慮してなされたものであり、その目的は、低外気温時にも円滑 に圧縮機を起動することのできる冷凍装置を提供することである。
発明の開示
[0013] 本発明が講じた解決手段は、以下に示すものである。
[0014] 第 1の解決手段は、高温側圧縮機(141)を有する熱源回路と、上記熱源回路に接 続され、蒸発器 (123)及び低温側圧縮機(131)を有する利用回路とを備え、蒸気圧 縮式冷凍サイクルを行う冷凍装置を前提としている。そして、本発明は、上記高温側 圧縮機(141)の運転及び運転休止を、吸入冷媒圧力に基づいて切り替える運転制 御手段と、上記高温側圧縮機(141)の運転休止時に、上記蒸発器(123)での冷却 要求に関する条件を含む所定条件が満たされた際、上記高温側圧縮機(141)の吸 入冷媒圧力が上昇するように低温側圧縮機(131)を起動させる起動制御手段とを備 えたことを特徴としている。
[0015] 上記の解決手段では、高温側圧縮機(141)の運転及び運転休止が吸入冷媒圧力 に基づいて切り替えられる。ここで、上記高温側圧縮機(141)の運転休止時力も運 転が再開される際、上記蒸発器 (123)での冷却要求に関する条件を含む所定の条 件が満たされると、上記高温側圧縮機(141)の吸入冷媒圧力が上昇するように低温 側圧縮機 (131)が起動される。
[0016] また、第 2の解決手段は、蒸気圧縮式冷凍サイクルを行う冷凍装置を前提として!/、 る。そして、本発明は、圧縮機(241)の運転及び運転休止を、吸入冷媒圧力に基づ いて切り替える運転制御手段と、上記圧縮機(241)の運転休止時に、外気温が所定 温度より低下していた際、上記圧縮機(241)の運転を開始する力否かを判定するた めの吸入冷媒圧力の基準値を低下させる基準値変更手段とを備えたことを特徴とし ている。
[0017] 上記の解決手段では、圧縮機(241)の運転及び運転休止が吸入冷媒圧力に基づ いて切り替えられる。ここで、上記圧縮機(241)の運転休止時力 運転が再開される 際、外気温が所定温度より低下していると、この圧縮機(241)の運転を開始するか否 かを判定するための吸入冷媒圧力の基準値が低下される。
[0018] また、第 3の解決手段は、上記第 2の解決手段において、上記基準値変更手段が、 所定温度に対する外気温の低下量の大きさに従って、上記基準値を複数段階で低 下させるように構成されて 、る。
[0019] 上記の解決手段では、上記基準値が外気温の低下量の大きさに従って複数段階 で低下される。
[0020] また、第 4の解決手段は、蒸気圧縮式冷凍サイクルを行う冷凍装置を前提として!/、 る。そして、本発明は、圧縮機(341)の運転及び運転休止を吸入冷媒圧力に基づい て切り替える運転制御手段と、上記圧縮機(341)の運転休止時に、外気温が所定 温度より低下しており、かつ、蒸発器 (313)での冷却要求に関する条件が満たされ た際、上記吸入冷媒圧力が上昇するように圧縮機 (341)のモータに欠相通電を行う 通電制御手段とを備えたことを特徴として 、る。
[0021] 上記の解決手段では、圧縮機(341)の運転及び運転休止が吸入冷媒圧力に基づ いて切り替えられる。ここで、上記圧縮機(341)の運転休止時力 運転が再開される 際、外気温が所定温度より低下し、かつ、蒸発器 (313)での冷却要求に関する条件 が満たされると、上記吸入冷媒圧力が上昇するように圧縮機 (341)を駆動するモー タが欠相通電される。
[0022] 効果
したがって、第 1の解決手段によれば、高温側圧縮機(141)の運転が再開される際 、蒸発器(123)での冷却要求に関する条件を含む所定の条件が満たされると、高温 側圧縮機(141)の吸入冷媒圧力が上昇するように該高温側圧縮機(141)に先立つ て低温側圧縮機(131)を起動させるようにした。これにより、外気温が著しく低い場 合であっても、高温側圧縮機(141)の吸入冷媒圧力が確実に上昇するので、円滑 に円滑に高温側圧縮機(141)を起動させることができる。
[0023] また、第 2の解決手段によれば、圧縮機 (241)の運転が再開される際、外気温が所 定温度より低下していると、圧縮機(241)の運転を開始するか否かの基準となる吸入 冷媒圧力の値を低下させるようにした。これにより、低外気温時に回路中の冷媒の圧 力が低下していても円滑に圧縮機(241)を起動させることができる。
[0024] また、第 3の解決手段によれば、吸入冷媒圧力の基準値を外気温の低さに応じて 適切な分だけ低下させるようにしたため、外気温の低下に伴なう吸入冷媒圧力の低 下を的確に検知してそれに応じた圧縮機の起動を円滑に行うことができる。 [0025] また、第 4の解決手段によれば、圧縮機(341)の運転が再開される際、蒸発器 (31 3)での冷却要求に関する条件が満たされると、圧縮機 (341)のモータを欠相通電す るようにした。これにより、外気温が著しく低下しても、吸入冷媒が加温されてその圧 力が上昇するため、円滑に圧縮機(341)を起動させることができる。
図面の簡単な説明
[0026] [図 1]図 1は、本発明の第 1の実施形態である冷凍装置の概略構成を示す図である。
[図 2]図 2は、冷凍装置の通常時の動作を示す図である。
[図 3]図 3は、本発明の特徴とする冷凍装置の低外気温時の冷凍サーモオンに関わ る動作を示す図である。
[図 4]図 4は、室外ユニットの制御部で実行される(室外)サーモオン制御プログラムの 主要部の構成を模式的に示すブロック図である。
[図 5]図 5は、室外ユニットの制御部で実行されるサーモオン制御の処理手順を示す フローチャートである。
[図 6]図 6は、冷蔵ユニットの制御部で実行される冷蔵電磁弁開閉制御の処理手順を 示すフローチャートである。
[図 7]図 7は、冷凍ユニットの制御部で実行される冷凍電磁変開閉制御の処理手順を 示すフローチャートである。
[図 8]図 8は、冷凍ユニットの制御部で実行されるブースタ圧縮機発停制御の処理手 順を示すフローチャートである。
[図 9]図 9は、第 2の実施形態である冷凍装置の低外気温時の冷蔵サーモオンに関 わる動作を示す図である。
[図 10]図 10は、室外ユニットの制御部で実行される(室外)サーモオン制御プロダラ ムの主要部の構成を模式的に示すブロック図である。
[図 11]図 11は、室外ユニットの制御部で実行されるサーモオン制御の処理手順を示 すフローチャートである。
[図 12]図 12は、第 3の実施形態である冷凍装置の低外気温時の冷蔵サーモオンに 関わる動作を示す図である。
[図 13]図 13は、室外ユニットの制御部で実行される(室外)サーモオン制御プロダラ ムの主要部の構成を模式的に示すブロック図である。
[図 14]図 14は、室外ユニットの制御部で実行されるサーモオン制御の処理手順を示 すフローチャートである。
[図 15]図 15は、従来用いられている冷凍装置での動作の概略を説明するための冷 媒回路図である。
符号の説明
[0027] 1, 2, 3 冷凍装置
113, 213, 313 冷蔵蒸発器
123 冷凍蒸発器
131 ブースタ圧縮機
141, 241, 341 可変容量圧縮機
発明を実施するための最良の形態
[0028] 以下、本発明の実施の形態である冷凍装置(1, 2, 3)にっき、図面を用いて詳細 に説明する。
[0029] 図 1は本発明の第 1の実施形態である冷凍装置(1)の概略構成を示す図である。
[0030] コンビ-エンスストアなどに設置される冷凍装置(1)は、図 1に示すように、冷蔵ュ- ット(11)と、冷凍ユニット(12)と、ブースタユニット(13)と、室外ユニット(14)とを備え ている。
[0031] 冷蔵ユニット(11)は、商品が冷蔵されつつ陳列される冷蔵ショーケースを有し、冷 凍ユニット(12)は、商品が冷凍されつつ陳列される冷凍ショーケースを有している。 ブースタユニット(13)は、冷凍のため冷媒の圧力を低く保っている。室外ユニット(14 )は、屋外に設置されて冷媒から外気への放熱が行われる。そして、室外ユニット(14 )に対し、冷蔵ユニット(11)と、冷凍ユニット(12)及びブースタユニット(13)とが並列 に接続されて、二段蒸気圧縮式冷凍サイクルを行う 1つの冷媒回路を構成して!/ヽる。
[0032] 冷蔵ユニット(11)は、冷媒を減圧させる感温式膨張弁(112)と、冷媒が庫内空気 から吸熱して蒸発する冷蔵蒸発器(113)とが配管接続されている。また、冷蔵ュ-ッ ト(11)は、冷蔵蒸発器(113)で吸熱されて冷却された庫内空気を冷蔵ショーケース 内の陳列棚に向けて送り出すファン(115)を備えている。さらに、冷蔵ユニット(11) には、開口時に冷蔵蒸発器(113)へ向力う冷媒を通過させ、閉口時に冷蔵蒸発器( 113)へ向かう冷媒の流れを遮断する冷蔵電磁弁(111)と、庫内空気の温度を検知 する温度センサ(114)とが設けられて 、る。
[0033] 冷蔵電磁弁(111)、感温式膨張弁(112)及び冷蔵蒸発器( 113)は、冷蔵ユニット
(11)の流入側配管(201)から流出側配管(202)に向けて順に直列に接続されてい る。
[0034] 冷凍ユニット(12)は、同様に、冷媒を減圧させる感温式膨張弁(122)と、冷媒が庫 内空気から吸熱して蒸発する冷凍蒸発器(123)とが配管接続されている。また、冷 凍ユニット(12)は、冷凍蒸発器(123)で吸熱されて冷却された庫内空気を冷凍ショ 一ケース内の陳列棚に向けて送り出すファン(125)を備えている。さらに、冷凍ュ- ット(12)には、開口時に冷凍蒸発器(123)へ向力う冷媒を通過させ、閉口時に冷凍 蒸発器(123)へ向力う冷媒の流れを遮断する冷凍電磁弁(121)と、庫内空気の温 度を検知する温度センサ( 124)とが設けられて 、る。
[0035] 冷凍電磁弁(121)、感温式膨張弁(122)及び冷凍蒸発器(123)は、冷凍ユニット
(12)の流入側配管(203)から流出側配管(204)に向けて順に直列に接続されて!、 る。
[0036] ブースタユニット(13)は、ブースタ圧縮機(131)を備えている。このブースタ圧縮 機(131)は、冷凍蒸発器(123)を通る冷媒の圧力を冷蔵蒸発器(113)を通る冷媒 の圧力よりも低く保っている。
[0037] また、ブースタユニット(13)は、途中に逆止弁(133)を有するブースタ圧縮機(13 1)のバイノス通路(132)を備えている。このバイパス通路(132)は、ブースタ圧縮機 (131)の故障時又は停止時に、冷媒がブースタ圧縮機(131)をバイパスして室外ュ ニット(14)側へ向かって流通可能に構成されている。つまり、ブースタ圧縮機(131) の駆動時には、冷媒はバイパス通路(132)を流れない。逆止弁(133)は、ブースタ ユニット(13)の流入側配管(205)側から流出側配管(206)側へ向かう冷媒流れの みを許容する。
[0038] 室外ユニット(14)は、可変容量圧縮機(141)と、凝縮器(142)と、受液器(143)と を備えている。可変容量圧縮機(141)は、冷蔵ユニット(11)等の冷却負荷に応じて 容量が調整可能に構成されている。凝縮器(142)は、冷媒が外気へ放熱して凝縮 するように構成されている。受液器(143)は、凝縮器(142)で凝縮した液冷媒をー 時的に蓄えるためのものである。つまり、この冷凍装置(1)では、可変容量圧縮機(1 41)が高温側圧縮機を、ブースタ圧縮機(131)が低温側圧縮機をそれぞれ構成して いる。
[0039] また、室外ユニット(14)には、外気を凝縮器(142)へ取り込むためのファン(144) が設けられている。さらに、室外ユニット(14)には、外気温を検知するための温度セ ンサ(145)と、可変容量圧縮機(141)に吸入される冷媒の圧力を検知するための圧 力センサ(146)とが設けられている。
[0040] 可変容量圧縮機(141)、凝縮器(142)及び受液器(143)は、室外ユニット(14)の 流入側配管(207)から流出側配管(208)に向けて順に直列に接続されて 、る。
[0041] 室外ユニット(14)の流入側配管(207)には、ブースタユニット(13)の流出側配管( 206)と冷蔵ユニット(11)の流出側配管(202)とが接続されて 、る。室外ユニット(14 )の流出側配管(208)には、冷蔵ユニット(11)の流入側配管(201)と冷凍ユニット( 12)の流入側配管(203)とが接続されて 、る。冷凍ユニット(12)の流出側配管(20 4)は、ブースタユニット(13)の流入側配管(205)に接続されている。
[0042] また、室外ユニット(14)には、制御部(140)が設けられている。この制御部(140) は、各蒸発器(113, 123)内の冷媒の圧力が一定に保たれるように可変容量圧縮機 (141)を容量制御する。特に本発明に関わる制御部(140)による制御については、 後に図 4〜図 8を用いて詳述する。
[0043] この冷凍装置(1)は図 2、図 3に示すように動作する。図 2は冷凍装置(1)の通常時 の動作を示す図であり、図 3は本発明の特徴とする冷凍装置(1)の低外気温時の冷 凍サーモオンに関わる動作を示す図である。
[0044] 図 2に示すように、可変容量圧縮機(141)が駆動する室外サーモオン状態では、 各電磁弁(111, 121)が開口されて、冷蔵ユニット(11)が冷蔵サーモオン状態となり 、冷凍ユニット(12)が冷凍サーモオン状態となる。具体的に、可変容量圧縮機(141 )が駆動すると、圧縮された冷媒が凝縮器(142)で放熱しつつ凝縮する。凝縮した液 冷媒は、受液器(143)を通って、冷蔵ユニット(11)に流入するものと、冷凍ユニット( 12)に流入するものとに分岐する。
[0045] 冷蔵ュ-ット( 11 )では、膨張弁( 112)で減圧された冷媒が冷蔵蒸発器( 113)で吸 熱しつつ蒸発し、冷蔵ショーケースの庫内空気が冷却される。冷凍ユニット(12)では 、膨張弁(122)で減圧された冷媒が冷凍蒸発器 (123)で吸熱しつつ蒸発し、冷凍 ショーケースの庫内空気が冷却される。冷凍ユニット(12)から流出した冷媒は、ブー スタ圧縮機(131)で圧縮される。圧縮後の冷媒は、冷蔵ユニット(11)から流出した 冷媒と合流して室外ユニット(14)の可変容量圧縮機(141)に吸入され、これらの冷 媒の循環が繰り返される。
[0046] 冷蔵ショーケース内の庫内空気の温度が予め設定された目標温度になると、冷蔵 電磁弁(111)が閉じられ、冷蔵蒸発器(113)への冷媒流れが遮断される (冷蔵サー モオフ状態)。同様に、冷凍ショーケース内の庫内空気の温度が予め設定された目 標温度になると、冷凍電磁弁(121)が閉じられると共にブースタ圧縮機(131)が停 止され、冷凍蒸発器(123)への冷媒流れが遮断される (冷凍サーモオフ状態)。冷 蔵サーモオフ状態でかつ冷凍サーモオフ状態になると、可変容量圧縮機(141)の 吸入冷媒圧力が低下する。この吸入冷媒圧力の低下が検知されると、可変容量圧縮 機(141)が停止されて室外サーモオフ状態となる。
[0047] 外気温が 5°Cより高い通常の場合、冷蔵サーモオン Zオフが冷蔵ユニット(11) の制御部(110)によって、冷凍サーモオン Zオフが冷凍ユニット(12)の制御部(12 0)によってそれぞれ自動的に切り替えられる。そして、これらの冷蔵サーモオン Zォ フ、冷凍サーモオン Zオフの状態に基づいて、室外サーモオン Zオフが室外ュ-ッ ト(14)の制御部(140)によって自動的に切り替えられる。なお、制御部(110)及び 制御部(120)についは、図 4等に基づいて後述する。
[0048] 外気温が 5°C以下と著しく低い場合、冷凍ユニット(12)の庫内温度と目標温度と の差が所定値より大きくなつて冷凍サーモオン要求が生じ、冷凍電磁弁(121)が開 口しても、可変容量圧縮機(141)の吸入冷媒圧力は殆ど上昇しない。ところが、本発 明に係る冷凍装置(1)は、図 3に示すように、特有の制御として、可変容量圧縮機(1 41)の吸入冷媒圧力が上昇するように可変容量圧縮機(141)に先立って強制的に ブースタ圧縮機 (131)を起動させるものである。 [0049] すなわち、可変容量圧縮機(141)のガードタイマが終了すると、室外ユニット(14) の制御部(140)力 冷凍ユニット( 12)の制御部( 120)へ伝送される R2信号がオン される(動作 1)。そして、冷凍ユニット(12)の制御部(120)では、温度センサ(124) で検知された庫内温度の値に基づき冷凍サーモオン要求が生じていると判断されれ ば (動作 II)、冷凍電磁弁(121)が開口される (動作 III)。
[0050] なお、可変容量圧縮機(141)のガードタイマとは、短時間内の発停の繰り返しによ り圧縮機が損傷することを防止するため、圧縮機の停止時力 1, 2分程度で終了す るタイマである。
[0051] 通常の場合、この冷凍電磁弁(121)が開口されると、可変容量圧縮機(141)の吐 出側の冷媒がブースタ圧縮機(131)のバイパス通路(132)を通じて可変容量圧縮 機(141)の吸入側へ流通可能になるため、吸入冷媒圧力が上昇する。そして、この 吸入冷媒圧力の上昇が圧力センサ(146)によって検知されると、可変容量圧縮機( 141)が起動される。ところが、外気温が著しく低いと、可変容量圧縮機(141)の吸入 冷媒圧力は所定値より低いままである。そこで、冷凍ユニット(12)の制御部(120)は 、ブースタ圧縮機(131)を強制的に起動し (動作 IV)、可変容量圧縮機(141)の吸 入冷媒圧力を上昇させる。
[0052] この吸入冷媒圧力の上昇が圧力センサ(146)により検知されると(動作 V)、これに 基づいて可変容量圧縮機(141)が起動されることとなる (動作 VI)。
[0053] これらの冷凍装置(1)での制御につき、以下、図 4〜図 8を用いてその詳細を説明 する。
[0054] 図 4は、室外ユニット(14)の制御部(140)で実行される室外サーモオン制御プログ ラムの主要部の構成、並びに、その制御部(140)と冷蔵ユニット(11)の制御部(11 0)及び冷凍ユニット ( 12)の制御部( 120)との入出力関係を模式的に示すブロック 図である。
[0055] 室外ユニット(14)の制御部(140)では、図 5に示すサーモオン制御プログラムが実 行される。冷蔵ユニット(11)の制御部(110)では、図 6に示す冷蔵電磁弁開閉制御 プログラムが実行される。冷凍ユニット(12)の制御部(120)では、図 7及び図 8にそ れぞれ示す、冷凍電磁弁開閉制御プログラム及びブースタ圧縮機発停制御プロダラ ムが実行される。各制御部(110, 120, 140)での処理は並行して実行される。
[0056] 室外ユニット(14)の制御部(140)は、図 4に示すように、電磁弁開閉許可部(140
1)と、圧縮機起動条件判定部(1402)と、圧縮機起動部(1403)と有している。
[0057] 電磁弁開閉許可部(1401)は、可変容量圧縮機(141)のガードタイマが終了する と、各電磁弁(111, 121)の開口とブースタ圧縮機(131)の起動とを許可するための R1信号及び R2信号をオンするように構成されている。圧縮機起動条件判定部(140
2)は、圧力センサ(146)で検知される吸入冷媒圧力 LPや、温度センサ(145)で検 知される外気温 Taなどがそれぞれ所定範囲の値であるカゝ否かを判定するように構成 されている。圧縮機起動部(1403)は、吸入冷媒圧力 LPや外気温 Taなどがそれぞ れ所定範囲の値である場合、可変容量圧縮機(141)を起動させるように構成されて いる。
[0058] 冷蔵ユニット(11)の制御部(110)は、冷却要求判定部(1102)及び電磁弁開閉 部(1102)を有している。
[0059] 冷却要求判定部(1102)は、温度センサ(114)で検知された庫内温度と予め設定 された目標温度との差が所定値以上力否か (冷蔵サーモオン要求があった力否か) を判定する。さらに、冷却要求判定部(1102)は、 R1信号がオンされている力否かを 判定する。電磁弁開閉部(1102)は、冷蔵サーモオン要求があり且つ R1信号がオン されて 、ると、冷蔵電磁弁( 111)を開口するように構成されて 、る。
[0060] 冷凍ユニット(12)の制御部(120)は、冷却要求判定部(1201)と、電磁弁開閉部( 1202)と、ブースタ圧縮機発停部( 1203)とを有して ヽる。
[0061] 冷却要求判定部(1201)は、温度センサ(124)で検知された庫内温度と目標温度 との差が所定値以上力否力 (冷凍サーモオン要求があった力否か)を判定する。さら に、冷却要求判定部(1201)は、 R2信号がオンされているか否かを判定する。電磁 弁開閉部(1202)は、冷凍サーモオン要求があり且つ R2信号がオンされていると、 冷凍電磁弁( 121 )を開口するように構成されて 、る。ブースタ圧縮機発停部(1203) は、冷凍サーモオン要求があり且つ R2信号がオンされると、ブースタ圧縮機(131) を起動するように構成されて 、る。
[0062] ここでは、主として、圧縮機起動条件判定部(1402)及び圧縮機起動部(1403)が 可変容量圧縮機(141)の運転 (サーモオン)と一時停止 (サーモオフ)とを切り替える 運転制御手段を構成している。また、冷却要求判定部(1201)、電磁弁開閉部(120 2)及びブースタ圧縮機発停部(1203)は、可変容量圧縮機(141)の停止時に、冷 凍ユニット(12)の冷却要求があり、且つ、可変容量圧縮機(141)のガードタイマの 終了などの所定の条件が満たされると、ブースタ圧縮機(131)を起動させる起動制 御手段を構成している。
[0063] したがって、各制御部(110, 120, 140)で実行されるプログラムによれば、外気温 が低 、ために可変容量圧縮機( 141 )の吸入冷媒圧力が (局所的に)低下している状 況においても、ブースタ圧縮機(131)の起動によって可変容量圧縮機(141)の吸入 冷媒圧力を強制的に上昇させることができる。具体的には、次に示す処理手順が実 行される。
[0064] 図 5に示すように、室外ユニット(14)の制御部(140)によるサーモオン制御では、 まず、可変容量圧縮機(141)のガードタイマが終了したか否かが判定される (ステツ プ 111、以下ステップを STとする)。ガードタイマが終了していなければ(ST111にて NO)、本処理はそのまま終了する。また、ガードタイマが終了していれば(ST111に て YES)、冷蔵電磁弁(111)の開口を許可する R1信号、冷凍電磁弁(121)の開口 とブースタ圧縮機(131)の起動とを許可する R2信号がオンされる(ST112)。
[0065] 続いて、可変容量圧縮機(141)の吸入冷媒圧力 LPが 0. 25MPaより大きいか否 かが判断され(ST113)、吸入冷媒圧力 LPが 0. 25MPaより大きければ(ST113に て YES)、可変容量圧縮機(141)が起動されて(ST114)、本処理は終了する。
[0066] 吸入冷媒圧力 LPが 0. 25MPa以下であれば(ST113にて NO)、温度センサ(14 5)で検知された外気温 Taが 5°Cより低くかつ可変容量圧縮機(141)の停止時間 力 S 10分以上であるか否かが判断される (ST115)。この条件が満たされれば(ST11 5にて YES)、 ST114にて可変容量圧縮機(141)が強制的に起動されることとなる。 外気温 Taがー 5°C以上であるカゝ、又は、可変容量圧縮機(141)の停止時間が 10分 未満であれば(ST115にて NO)、本処理は終了する。
[0067] これらの処理によって、吸入冷媒圧力 LPが低く可変容量圧縮機(141)を起動する ことができないときでも、ガードタイマが終了すると、 R1信号及び R2信号がオンされ て、各制御部(110, 120)に対して電磁弁(111, 121)の開口及びブースタ圧縮機 (131)の起動が許可されることとなる。
[0068] 図 6に示すように、冷蔵ユニット(11)の制御部(110)による冷蔵電磁弁開閉制御で は、まず、温度センサ(114)で検知された庫内温度と予め設定された目標温度との 差が所定値以上となって冷蔵サーモオン要求が生じて 、る力否かが判断される(ST 121)。冷蔵サーモオン要求が生じなければ (ST121にて NO)、冷蔵電磁弁(111) が閉じられたままとなり(ST122)、本処理は終了する。
[0069] 冷蔵サーモオン要求が生じれば(ST121にて YES)、 R1信号がオンされているか 否かが判断される(ST123)。 R1信号がオンされて!、なければ(ST123にて NO)、 ST122で冷蔵電磁弁(111)が閉じられたままとなり、本処理は終了する。また、 R1 信号がオンされて!ヽれば(ST123にて YES)、冷蔵電磁弁( 111)が開かれ(ST124 )、本処理は終了することとなる。
[0070] 図 7に示すように、冷凍ユニット(12)の制御部(120)による冷凍電磁弁開閉制御で は、上記の冷蔵電磁弁開閉制御と同じ処理が行われる。つまり、温度センサ(124) での庫内温度の検知に基づき冷凍サーモオン要求が生じて!/ヽな 、か(ST131にて NO)、又は R2信号がオフ状態であれば(ST133にて NO)、冷凍電磁弁(121)は 閉じられたままとなり(ST132)、本処理は終了する。また、冷凍サーモオン要求が生 じており且つ R2信号がオンされて!ヽれば(ST131にて YES力つ ST133にて YES) 、冷凍電磁弁(121)が開口され (ST134)、本処理は終了することとなる。
[0071] 図 8に示すように、冷凍ユニット(12)の制御部(120)によるブースタ圧縮機発停制 御では、冷凍サーモオン要求が生じていないか(ST141にて NO)、又は R2信号が オフ状態であれば(ST143にて NO)、ブースタ圧縮機 (131)は停止され(ST142) 、本処理は終了する。また、冷凍サーモオン要求が生じており且つ R2信号がオンさ れていれば(ST141にて YESかつ ST143にて YES)、ブースタ圧縮機(131)が起 動され (ST144)、本処理は終了することとなる。
[0072] 通常の場合、冷凍電磁弁開閉制御によって冷凍電磁弁(121)が開口され、冷媒が 冷媒回路中を循環しうる状態になると、可変容量圧縮機(141)の吸入冷媒圧力が上 昇し、サーモオン制御の ST113での判断に基づいて可変容量圧縮機(141)が起動 される。ところが、外気温が低いと吸入冷媒圧力が殆ど上昇しないため、このままでは 可変容量圧縮機(141)を起動させることができない。
[0073] そこで、本冷凍装置(1)では、ブースタ圧縮機発停制御によってブースタ圧縮機(1 31)を起動させるので、可変容量圧縮機(141)の吸入冷媒圧力を上昇させることが できる。したがって、サーモオン制御の ST113での判断に基づき可変容量圧縮機(1 41)を確実に起動させることができる。すなわち、これらの制御により、外気温が低い 場合であっても円滑に可変容量圧縮機(141)を起動させることができる。
[0074] 次に、本発明の第 2の実施形態である冷凍装置(2)及び第 3の実施形態である冷 凍装置(3)について説明する。これら冷凍装置(2, 3)は、第 1の実施形態における 冷凍ユニット及びブースタユニットが省略されている。また、これら冷凍装置(2, 3)の 説明に際しては、第 1の実施形態の冷凍装置(1)と同様の機能を有する構成要素に ついては、同様の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
[0075] 図 9は冷凍装置(2)の低外気温時の冷蔵サーモオンに関わる動作を示す図である
[0076] 冷凍装置(2)では、圧縮機(241)のガードタイマが終了すると、室外ユニット(24) の制御部(240)力 冷蔵ユニット(21)の制御部(210)に伝送される R1信号がオン される(動作 1)。そして、冷蔵ユニット(21)の制御部(210)では、温度センサ(214) で検知された庫内温度の値に基づき冷蔵サーモオン要求が生じていると判断される と (動作 Π)、電磁弁 (211)が開口される (動作 III)。
[0077] ここで、外気温が低 、場合、その外気温が温度センサ(245)によって検知されて、 圧縮機(241)を起動させる力否かの判定基準である吸入冷媒圧力のしきい値を低 下させる(動作 IV)。そして、圧力センサ(246)によって検知された吸入冷媒圧力が 変更後のしき ヽ値を充足すれば (動作 V)、圧縮機 (241)が起動される (動作 VI)。
[0078] このような制御について、図 10及び図 11を用いて詳細に説明する。
[0079] 図 10は、室外ユニット (24)の制御部(240)で実行されるサーモオン制御プロダラ ムの主要部の構成を模式的に示すブロック図である。具体的には、制御部(240)で は図 11に示すようなサーモオン制御プログラムが実行され、冷蔵ユニット(21)の制 御部(210)では図 6と同様の冷蔵電磁弁開閉制御プログラムが実行される。 [0080] 室外ユニット(24)の制御部(240)は、電磁弁開閉許可部(2401)と、圧縮機起動 条件変更部 (2402)と、圧縮機起動条件判定部 (2403)と、圧縮機起動部 (2404)と を有している。
[0081] 電磁弁開閉許可部(2401)は、圧縮機(241)のガードタイマが終了すると、電磁弁
(211)の開口を許可するための R1信号をオンする。圧縮機起動条件変更部(2402 )は、温度センサ(245)で検知された外気温 Taに基いて、圧縮機(241)を起動する ための吸入冷媒圧力のしきい値を低下させる。圧縮機起動条件判定部(2403)は、 圧力センサ(246)で検知された吸入冷媒圧力 LPが所定の範囲の値である力否かを 判定する。圧縮機起動部(2404)は、吸入冷媒圧力 LPが所定範囲の値であるとき圧 縮機(241)を起動させる。
[0082] 冷蔵ユニット(21)の制御部(210)は、第 1の実施形態の冷凍装置(1)と同様、冷 蔵サーモオン要求があった力否かを判定すると共に、 R1信号がオンされて 、るか否 かを判定する冷却要求判定部(2101)と、冷蔵サーモオン要求があり且つ R1信号が オンされて ヽると冷蔵電磁弁(211)を開口する電磁弁開閉部(2102)とを有して 、る
[0083] ここでは、主に、圧縮機起動条件判定部(2403)及び圧縮機起動部(2404)が、圧 縮機(241)の運転及び運転休止を切り替える運転制御手段を構成している。また、 圧縮機起動条件変更部(2402)は、外気温が所定温度より低下すると、圧縮機 (24
1)の運転を開始するか否かの判定基準である吸入冷媒圧力のしきい値を低下させ る基準値変更手段を構成して 、る。
[0084] したがって、各制御部(210, 240)で実行されるプログラムによれば、外気温が低 Vヽために圧縮機 (241)の吸入冷媒圧力が低下して 、る状況にお!、ても、吸入冷媒 圧力のしきい値を低下させて圧縮機(241)を確実に起動することができる。具体的 には、次に示す処理手順が実行される。なお、冷蔵ユニット(21)の制御部(210)に て実行される冷蔵電磁弁開閉制御については図 6と同様であるもとして説明を省略 する。
[0085] 図 11に示すように、室外ユニット (24)の制御部(240)によるサーモオン制御では、 まず、圧縮機(241)のガードタイマが終了しているか否かが判定される(ST201)。 ガードタイマが終了していなければ(ST201にて NO)、本処理はそのまま終了し、ま たガードタイマが終了していれば(ST201にて YES)、冷蔵電磁弁(211)の開口を 許可する R1信号がオンされる(ST202)。
[0086] 続いて、圧縮機(241)の吸入冷媒圧力 LPが 0. 4MPaより大きいか否かが判断さ れ(ST203)、吸入冷媒圧力 LPが 0. 4MPaより大きいと(ST203にて YES)、圧縮 機(241)が起動されて (ST204)、本処理は終了する。
[0087] 吸入冷媒圧力 LPが 0. 4MPa以下であれば(ST204にて NO)、外気温 Taが 0°Cよ り低くかつ吸入冷媒圧力 LPが 0. 25MPaより大き 、か否かが判断される(ST205)。 この条件を満たすと(ST205〖こて YES)、 ST204で圧縮機 (241)が起動されて本処 理は終了する。
[0088] ST205の条件が満たされないと、すなわち、外気温 Taが 0°C以上か又は吸入冷媒 圧力 LPが 0. 25MPa以下であれば(ST205にて NO)、外気温 Taがー 5°Cより低く かつ吸入冷媒圧力 LPが 0. 2MPaより大きいか否かが判断される(ST206)。この条 件を満たすと(ST206〖こて YES)、 ST204で圧縮機 (241)が起動されて本処理は 終了する。また、外気温 Taがー 5°C以上か又は吸入冷媒圧力 LPが 0. 2MPa以下で あれば (ST206にて NO)、圧縮機(241)は起動されることなぐ本処理は終了するこ ととなる。
[0089] これらの処理手順において、 ST202で R1信号がオンされ、且つ、冷蔵ユニット(21 M則で冷蔵サーモオン要求が生じると、冷蔵電磁弁(211)が開口される。ところが、 外気温が低 ヽ場合、冷蔵電磁弁(211)が開口されても圧縮機 (241)の吸入冷媒圧 力は殆ど低下したままである。そこで、外気温が所定の基準温度力 0°C、— 5°Cと低 下する量に応じて、圧縮機(241)を起動させる吸入冷媒圧力のしきい値を 0. 4MPa 力も 0. 25MPa、0. 2MPaへと段階的に低下させることにより、圧縮機(241)の起動 を促す。すなわち、これらの制御によって、外気温が低いときにも円滑に圧縮機(24 1)を起動させることができる。
[0090] 図 12は第 3の実施形態である冷凍装置(3)の低外気温時の冷蔵サーモオンに関 わる動作を示す図である。
[0091] この冷凍装置(3)では、圧縮機 (341)のガードタイマが終了すると、室外ユニット(3 4)の制御部(340)力 冷蔵ユニット(31)の制御部(310)へ伝送される R1信号がォ ンされる(動作 1)。そして、冷蔵ユニット(31)の制御部(310)では、温度センサ(314 )で検知された庫内温度に基いて冷蔵サーモオン要求が生じていると判断されると( 動作 Π)、冷蔵電磁弁 (311)が開口される (動作 III)。
[0092] ここで、外気温が低いときには冷媒の飽和圧力が低下しているため、冷蔵電磁弁( 311)が開口されても、圧縮機(341)の吸入冷媒圧力は殆ど低下したままである。そ こで、本冷凍装置(3)では、外気温が低いことを検知すると (動作 IV)、圧縮機(341) のモータへの欠相通電を開始する(動作 V)。なお、欠相通電とは、モータを回転させ ることなくそのコイルを発熱させてヒータとして用いるために、 3相交流のうちの 1相を 欠相させてモータに電流を流すことである。
[0093] この欠相通電により、停止している圧縮機(341)内の冷媒の温度が上昇して圧縮 機(341)の吸入口近傍の冷媒の飽和圧力が上昇する。したがって、圧力センサ(34 6)で検知される吸入冷媒圧力が上昇し、所定の圧力条件が充足されると (動作 VI)、 圧縮機 (341)が起動されることとなる (動作 VII)。
[0094] この冷凍装置(3)での制御について、図 13及び図 14を用いて説明する。
[0095] 図 13は、室外ユニット (34)の制御部(340)で実行されるサーモオン制御プロダラ ムの主要部の構成を模式的に示すブロック図である。室外ユニット (34)の制御部(3 40)では図 14に示すようなサーモオン制御プログラムが実行され、冷蔵ユニット(31) の制御部(310)では図 6と同様の冷蔵電磁弁開閉制御プログラムが実行される。
[0096] 室外ユニット(34)の制御部(340)は、電磁弁開閉許可部(3401)と、欠相通電指 示部 (3402)と、圧縮機起動条件判定部 (3403)と、圧縮機起動部 (3404)とを有し ている。
[0097] 電磁弁開閉許可部(3401)は、圧縮機(341)のガードタイマが終了すると、冷蔵電 磁弁(311)の開口を許可するための R1信号をオンする。欠相通電指示部(3402) は、温度センサ(345)で検知された外気温 Taに基づき欠相通電を指示する。圧縮 機起動条件判定部(3403)は、圧力センサ(346)で検知された吸入冷媒圧力 LPが 所定範囲の値であるカゝ否かを判定する。圧縮機起動部(3404)は、吸入冷媒圧力 L Pが所定範囲の値であるときに圧縮機(341)を起動させる。 [0098] 冷蔵ユニット(31)の制御部(310)は、第 1の実施形態の冷凍装置(1)と同様、冷 蔵サーモオン要求があった力否かを判定すると共に R1信号がオンされている力否か を判定する冷却要求判定部(3101)と、冷蔵サーモオン要求があり且つ R1信号がォ ンされて!/、ると冷蔵電磁弁(311)を開口する電磁弁開閉部(3102)とを有して ヽる。
[0099] ここでは、主に、圧縮機起動条件判定部(3403)及び圧縮機起動部(3404)が圧 縮機(341)の運転及び運転休止を切り替える運転制御手段を構成している。また、 欠相通電指示部(3404)は、圧縮機 (341)の運転休止時に、外気温が所定の温度 より低くかつ冷蔵サーモオン要求があると、吸入冷媒圧力が上昇するように圧縮機(3 41)のモータに欠相通電を行う通電制御手段を構成している。
[0100] したがって、各制御部(310, 340)で実行されるプログラムによれば、冷蔵電磁弁( 311)が開口されても外気温が低!ヽために圧縮機 (341)の吸入冷媒圧力が低下して いる状況においても、圧縮機(341)のモータに欠相通電させて圧縮機(341)吸入 冷媒圧力を強制的に上昇させることができる。具体的には、次に示す処理手順が実 行される。なお、冷蔵ユニット(31)の制御部(310)にて実行される冷蔵電磁弁開閉 制御については図 6と同様であるものとして説明を省略する。
[0101] 図 14に示すように、室外ユニット(34)の制御部(340)によるサーモオン制御では、 まず、圧縮機(341)のガードタイマが終了しているか否かが判断される(ST301)。 ガードタイマが終了していなければ(ST301にて NO)、本処理はそのまま終了し、ま たガードタイマが終了して ヽれば(ST301にて YES)、冷蔵電磁弁(311)の開口を 許可する R1信号がオンされる(ST302)。
[0102] 続いて、圧縮機(341)の吸入冷媒圧力 LPが 0. 25MPaより大きいか否かが判断さ れる(ST303)。吸入冷媒圧力 LPが 0. 25MPaより大きければ(ST303にて YES)、 欠相通電が禁止されて通常の通電が行われるように設定された後(ST304)、圧縮 機(341)が起動されて (ST305)、本処理は終了する。
[0103] 吸入冷媒圧力 LPが 0. 25MPa以下であれば(ST303にて NO)、外気温 Taがー 5 °Cより低くかつ欠相通電時間が 5分以上である力否かが判断される(ST306)。ここで 、外気温 Taが 5°C以上であるか又は欠相通電時間が 5分未満であれば(ST306 にて NO)、外気温 Taがー 5°Cより低くかつ圧縮機(341)の停止時間が 5分以上であ る力否かが判断される (ST307)。
[0104] ST307において、外気温 Taがー 5°Cより低くかつ圧縮機(341)の停止時間が 5分 以上であれば(ST307にて YES)、欠相通電が許可され(ST308)、再び ST301 ( 制御スタート)ヘリターンする。その後、 ST301から ST303まで移り、再び圧縮機(3 41)の吸入冷媒圧力 LPが 0. 25MPaより大きいか否かが判断される。ここで、欠相 通電により吸入冷媒圧力 LPが 0. 25MPaより大きくなつていれば(ST303にて YES )、上述したように、欠相通電が禁止された後(ST304)、圧縮機 (341)が起動されて (ST305)、本処理は終了する。
[0105] つまり、 ST307では、外気温 Taがー 5°Cより低いことに加え、圧縮機(341)がサー モオフで停止して力 5分経過していれば、該圧縮機(341)内の冷媒温度が著しく 低下して 、るとみなし、欠相通電を行うようにして 、る。
[0106] 一方、 ST303において、欠相通電を行っているにも拘わらず吸入冷媒圧力 LPが 0 . 25MPa以下である場合(ST303にて NO)、 ST306にて再び外気温 Taがー 5°Cよ り低くかつ欠相通電時間が 5分以上であるか否かが判断される。ここで、この条件を 満たすと(ST306にて YES)、 ST304及び ST305と移行して圧縮機 (341)が起動 されて本処理が終了する。逆に、条件を満たさないと(ST306にて NO)、再び ST30 7以降へ移る。つまり、 ST306では、外気温が低いために吸入冷媒圧力 LPが所定 の圧力に達して!/、な 、が、欠相通電が所定時間行われて!/ヽれば吸入冷媒圧力 LP は多少上昇したとみなして圧縮機 (341)を起動させるようにして!/、る。
[0107] また、 ST307において、外気温が 5°C以上であるか又は圧縮機(341)の停止時 間が 5分未満であれば(ST307にて NO)、欠相通電は許可されることなぐ再び ST 301 (制御スタート)ヘリターンする。その後は、上述と同様に移行する。
[0108] これらの処理手順では、 ST302で R1信号がオンされ、且つ、冷蔵サーモオン要求 が生じた場合、冷蔵電磁弁(311)が開口される。ここで、外気温が低いと圧縮機(34 1)の吸入冷媒圧力が低下したままとなるが、圧縮機 (341)のモータに対して欠相通 電を行うことにより、圧縮機(341)の吸入冷媒圧力を強制的に上昇させることができ、 圧縮機(341)を確実に起動することができる。
[0109] なお、上記の実施の形態の冷凍装置では、温度センサ(145, 245, 345)を用い て直接外気温のみを検知することにより、その低下を検知するようにしている。ところ 力 本発明は、これにカ卩えて、例えば高圧ドーム型の圧縮機(141, 241, 341)の吐 出口近傍の冷媒温度を検知するようにしてもよい。その場合、例えば吐出口近傍の 冷媒温度が 20°C以下のとき外気温が低いと判断すれば、 2つの温度センサのうちの 一方が破損したとしても、外気温の低下を確実に検知することができる。
[0110] また、上記の各実施形態の冷凍装置(1, 2, 3)では、冷媒の流量などを冷蔵ュニッ ト(11, 21, 31)側や冷凍ユニット(12)側で制御するために、電磁弁と膨張弁とを用 いるようにしている。ところが、これに代えて、電子膨張弁などの他の弁を用い、サー モオン時これらの弁を開口するように制御するようにしてもよい。この場合、上述の電 磁弁の開口と同様、電子膨張弁の開口によっても圧縮機を起動するのみて回路内で 冷媒を循環させることができる状態にすることができる。
[0111] なお、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、 あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
産業上の利用可能性
[0112] 以上説明したように、本発明は、吸入冷媒圧力の高低に基づき、その運転及び運 転停止が切り替えられる圧縮機を含む冷凍装置について有用である。

Claims

請求の範囲
[1] 高温側圧縮機(141)を有する熱源回路と、上記熱源回路に接続され、蒸発器(1 23)及び低温側圧縮機(131)を有する利用回路とを備え、蒸気圧縮式冷凍サイクル を行う冷凍装置(1)であって、
上記高温側圧縮機(141)の運転及び運転休止を、吸入冷媒圧力に基づ!/ヽて切 り替える運転制御手段と、
上記高温側圧縮機(141)の運転休止時に、上記蒸発器(123)での冷却要求に 関する条件を含む所定条件が満たされた際、上記高温側圧縮機(141)の吸入冷媒 圧力が上昇するように低温側圧縮機(131)を起動させる起動制御手段とを備えた ことを特徴とする冷凍装置。
[2] 蒸気圧縮式冷凍サイクルを行う冷凍装置 (2)であって、
圧縮機 (241)の運転及び運転休止を、吸入冷媒圧力に基づ!/ヽて切り替える運転 制御手段と、
上記圧縮機(241)の運転休止時に、外気温が所定温度より低下していた際、上 記圧縮機 (241)の運転を開始するか否かを判定するための吸入冷媒圧力の基準値 を低下させる基準値変更手段とを備えた
ことを特徴とする冷凍装置。
[3] 請求項 2に記載の冷凍装置(2)において、
上記基準値変更手段は、所定温度に対する外気温の低下量の大きさに従って、 上記基準値を複数段階で低下させるように構成されて ヽる
ことを特徴とする冷凍装置。
[4] 蒸気圧縮式冷凍サイクルを行う冷凍装置 (3)であって、
圧縮機 (341)の運転及び運転休止を、吸入冷媒圧力に基づ!/ヽて切り替える運転 制御手段と、
上記圧縮機(341)の運転休止時に、外気温が所定温度より低下しており、かつ、 蒸発器 (313)での冷却要求に関する条件が満たされた際、上記吸入冷媒圧力が上 昇するように圧縮機(341)のモータに欠相通電を行う通電制御手段とを備えた ことを特徴とする冷凍装置。
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