JP3603514B2 - 冷凍装置 - Google Patents

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    • F25B2600/02Compressor control
    • F25B2600/026Compressor control by controlling unloaders

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、極低ステップを有して容量制御可能な圧縮機を備える冷凍装置に関し、特に起動時に円滑な運転が可能な冷凍装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、たとえば特公平8−16558号公報には、通常運転時で複数のロードステップで容量制御が可能で、起動時用に通常時の最低ステップよりもさらに冷凍能力が小さくほとんど無能力な極低ステップを有する圧縮機を用いて、通常運転時のサーモオフを回避する技術が開示されている。冷凍装置が、運転を停止した後で運転を開始する起動時には、圧縮機内部や蒸発器内で冷媒が液体状態となっており、急激に圧縮すると圧縮機を破損するおそれがある。このため、まず極低ステップで運転した後、さらに最低ステップで圧縮機を運転し、偏って貯留されている冷媒を充分に循環可能な状態としてから通常の容量制御による運転を開始するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
冷凍装置の起動時に、圧縮機を極低ステップで運転した後で通常運転を行うようにしても、蒸発器に多量の液冷媒が溜まっている状態では、極低ステップでは充分に吸引することができず、通常運転を開始するまで残存し、圧縮機内に液冷媒が吸引されて液圧縮を起こしてしまう場合がある。このような液圧縮を防ぐためには、極低ステップで運転する時間を充分に長くしておく必要がある。
【0004】
また、冷凍装置が冷水を供給するチラーであり、冷水の温度を設定温度に保つような制御を行っている場合は、外気温が低いような条件で通常運転中の最低ステップでも冷凍能力が過剰になって、通常運転開始後に短時間でサーモオフ状態となり、さらに起動運転から通常運転を繰返して、発停頻度が高まり、圧縮機などの寿命を低下させるおそれもある。このような場合に、発停頻度を低下させるためには、冷水の保有量を多くする必要があり、冷凍装置のユーザ側で保有水量を多くしておくための設備負担が大きくなってしまう。
【0005】
本発明の目的は、運転停止状態からの起動を円滑かつ効率的に行うことができ、冷水を供給するような設備でも保有水量を削減することができる冷凍装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ほとんど冷凍能力のない極低ステップと、通常運転領域で最低の冷凍能力である最低ステップとを含む複数段階で容量制御が可能な圧縮機(3)を備える冷凍装置(1)において、
圧縮機(3)の運転時間を計時するタイマ(11)と、
予め定める回数が設定されるカウンタ(12)と、
運転停止状態からの起動時、またはデフロスト運転開始時および終了時に、タイマ(11)によって計時される所定時間だけ圧縮機(3)を極低ステップで運転する状態と、タイマ(11)によって計時される所定時間だけ圧縮機(3)を最低ステップで運転する状態とを、カウンタ(12)に設定される回数に達するまで繰返す起動運転を行った後、通常運転領域で圧縮機(3)を動作させるように制御する制御手段(10)とを含み、
開閉制御可能な膨張弁(6)を備え、前記制御手段(10)は、前記起動運転で極低ステップと最低ステップとを繰返す間、膨張弁(6)の開閉も繰返して行うように制御し、
前記膨張弁(6)は、外部均圧方式の感温式膨張弁(6)であり、
膨張弁(6)の高圧側と均圧管(26)との間に設けられる電磁弁(20)と、
均圧管(26)と前記圧縮機(3)の吸入側との間に設けられるキャピラリ(21)とを備え、
前記制御手段(10)は、前記起動運転に併せて、圧縮機(3)の吸入側の圧力が所定範囲内となるように、電磁弁(20)を弁開させて膨張弁(6)を弁閉状態とし、電磁弁(20)を弁閉させて膨張弁(6)を弁開状態とする制御を行うことを特徴とする冷凍装置である。
本発明に従えば、制御装置(10)は、冷凍装置(1)の起動時、またはデフロスト運転開始時および終了時に、圧縮機(3)を極低ステップで所定時間動作させる状態と、最低ステップで所定時間動作させる状態とを、予め定める回数繰返して行った後で通常運転を行うように制御する。最低ステップでの運転も所定時間だけ行うので、蒸発器などに溜まっている冷媒も迅速に吸引し、かつ最低ステップでの運転時間が限られているので、液圧縮などの発生を避けることができる。起動運転で、所定時間ずつの最低ステップの運転を行うことによって、冷媒およびそれに伴う潤滑油の循環を確保し、円滑な通常運転への移行を可能とすることができる。
また、膨張弁(6)を弁閉状態とすれば蒸発器に冷媒が流れなくなるので、一度に蒸発器に冷媒が流れて、さらに圧縮機(3)まで流れるのを防止し、圧縮機(3)の液圧縮を防止することができる。一方、膨張弁(6)の開閉を繰返すことによって、適量の潤滑油は圧縮機(3)に戻ってくるので、圧縮機(3)の潤滑を充分に行うことができる。
さらに、制御手段(10)は起動運転に併せて電磁弁(20)を開閉し、外部均圧方式の感温式膨張弁(6)の均圧管(26)にかかる圧力を制御することができる。膨張弁(6)を弁開状態とするには、電磁弁(20)を弁閉させて均圧管(26)内の冷媒をキャピラリ(21)を介して圧縮機(3)に吸入させて低圧とし、膨張弁(6)を弁閉状態とするには、電磁弁(20)を弁開させて、均圧管(26)内を高圧とする制御を行う。圧縮機(3)への急激な液冷媒の吸入による液圧縮を防いで、冷媒および潤滑油を円滑に移行させることができる。圧縮機の吸入圧力が、破損を招くような極端な低圧まで下がることを、防止することもできる。
【0007】
また本発明は、前記圧縮機(3)の運転停止後に予め定める時間以上の長時間が経過しているか否かを検知する長時間検知手段(22)を備え、
前記制御手段(10)は、長時間検知手段(22)を参照して、圧縮機(3)の運転停止後に長時間が経過しているとき、前記起動運転の繰返し回数を増加させることを特徴とする。
本発明に従えば、圧縮機(3)の運転停止後に長時間が経過しているときには、制御手段(10)は、起動運転の繰返し回数を増加させるので、蒸発器などに溜まっている液冷媒を確実に吸引し、循環させることができる。
【0008】
また本発明は前記圧縮機(3)の運転および停止の発停状態を記憶する記憶手段(23)を備え、
前記制御手段(10)は、記憶手段(23)を参照して、予め定める時間内での圧縮機(3)の発停回数が予め定める基準よりも大きいとき、前記起動運転の繰返し回数を増加させることを特徴とする。
本発明に従えば、予め定める時間内での圧縮機(3)の発停回数が基準よりも大きいときには、通常運転の冷凍能力が大きすぎることを意味する。制御手段(10)は、起動運転の繰返し回数を増加させるので、極低ステップを交えて冷凍能力が低下した状態で圧縮機(3)が運転する時間が長くなり、圧縮機(3)がサーモオフして停止する頻度を低下させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の一形態による冷凍装置(1)の概略的な配管系統および制御のための電気的構成を示す。冷凍装置(1)は、水側熱交換器(2)で、冷媒を圧縮機(3)で吸引して形成する低圧力で蒸発させ、冷水ポンプ(4)から送込まれる冷水を冷却してユーザ側に供給する。水側熱交換器(2)内で蒸発する冷媒は、圧縮機(3)から吐出される冷媒を空気側熱交換器(5)を凝縮器として凝縮させて液状化し、膨張弁(6)を通過する際に急激に減圧させて供給する。
【0012】
圧縮機(3)の能力は、アンロード装置(7)によって複数段階に切換えられる。圧縮機(3)は、たとえば通常使用領域では100%、70%および40%の容量で運転可能であり、さらに最低ステップである40%よりも小さな容量の約10%程度の極低ステップでも動作可能である。極低ステップの運転では、冷凍装置(1)としてはほとんど冷凍能力が生じない。
【0013】
水側熱交換器(2)は、冷凍装置(1)が冷凍運転中には蒸発器として働き、冷凍装置(1)がヒートポンプによる冷水の加温の動作を行っているときには凝縮器として動作する。冷水ポンプ(4)から送込まれる水は冷温水入口(8)から水側熱交換器(2)に導入され、冷温水出口(9)から排出されて負荷側に供給される。冷水の温度制御を行う制御手段(10)は、予め設定されるプログラムに従い、タイマ(11)およびカウンタ(12)を用いて、圧縮機(3)が停止状態から通常運転に移る際の起動運転の過程も制御する。通常運転時には、冷温水入口(8)および冷温水出口(9)に設けられる入口側温度検出器(13)や出口側温度検出器(14)の検出温度を参照し、入口温度制御、出口温度制御あるいは可変水量制御など、所定の動作モードに従って冷水の温度制御を行う。外気温度検出器(15)は、冷凍装置(1)の周囲の外気温度を検出する。
【0014】
膨張弁(6)は外部均圧型の感温式であり、高圧側と低圧側との間には、キャピラリ(16)と電磁弁(17)とを直列に接続した配管路が並列に接続される。また空気側熱交換器(5)に対して通風するためのファン(18)と、冷水ポンプ(4)に対して冷水を貯留する冷水タンク(19)も設けられる。さらに膨張弁(6)の均圧管(26)には、膨張弁(6)の高圧側との間にポンプダウン用電磁弁(20)、圧縮機(3)の吸入側との間にキャピラリ(21)がそれぞれ設けられる管路が接続される。制御手段(10)には、圧縮機(3)がサーモオフなどによって停止した後、起動時までの停止時間が、たとえば2時間以上経過しているか否かを検知する長時間検知手段(22)と、過去の発停の記憶を行う記憶手段(23)も接続される。さらに、圧縮機(3)の吐出側と吸入側との圧力は、高圧検出器(24)および低圧検出器(25)によって、それぞれ検出される。
【0015】
図2は、図1の冷凍装置(1)の各機器の動作状態を示す。また図3は、本発明の基礎となる形態として、図2のように制御する際の制御手段(10)の動作を示す。図3のステップa1から動作を開始し、ステップa2ではカウンタ(12)に、起動運転の繰返し回数である3を設定する。ステップa3では、長時間検知手段(22)を参照して、停止時間が2時間以上となっているか否かを判断する。2時間以上停止していないと判断されるときには、ステップa4で、記憶手段(23)を参照して、発停のサイクルが短く、たとえば3回前に起動してから今回起動し始めるまでの時間が40分未満であるか否かを判断する。ステップa3またはステップa4の条件が成立するときには、ステップa5でカウンタ(12)の設定値を、たとえば2だけ増加させ、5にする。
【0016】
ステップa4で条件が成立しないとき、またはステップa5が終了すると、ステップa6でファン(18)を起動する。ファン(18)をたとえば3秒間起動したら、ステップa7で、圧縮機(3)を約10%程度の極低ステップで運転する。タイマ(11)には、たとえば30秒を設定し、この30秒間が経過するとステップa8で、圧縮機(3)の容量を40%の最低ステップに増加させて運転する。このときもタイマ(11)には、たとえば30秒を設定し、30秒経過するとステップa9でカウンタ(12)のカウント値を1減少させる。ステップa10で、カウンタ(12)の計数値が0になっているか否かを判断する。0になっていないときには、ステップa7に戻る。ステップa3またはステップa4の条件が成立しないときには、ステップa7からステップa10までの動作を3回繰返すことになり、ステップa5でカウンタの設定値を5に増加したときには、繰返し回数は5となる。
【0017】
ステップa10でカウンタ(12)の計数値が0になったときには、ステップa11で最低ステップ運転をさらに2分間継続した後、ステップa12の通常の制御に移る。ステップa11までの起動運転では、出口側温度検出器(14)によって検出される冷温水出口(9)での水温が凍結防止用に設定されるたとえば3℃の凍結防止温度未満となったり、ファン(18)が停止するような場合以外は、サーモオフの条件になってもそのまま圧縮機(3)の運転を続ける。ステップa12からの通常制御に移行すると、サーモオフになる場合も含めて通常の温度制御が行われる。本実施形態では、通常制御に迅速かつ円滑に移行することができるので、冷水タンク(19)の容量が小さくても、安定な水温で冷水を供給することができる。
【0018】
極低ステップは極めて低い容量での運転状態であり、圧縮機(3)の吸入能力がほとんどないので、液冷媒も吸収しないけれども、潤滑油も吸収しない。ほんとんど圧縮能力がないので、冷凍装置としての冷凍能力をほとんど発揮しない。一方、圧縮機(3)内にある冷媒等を排出する程度の能力はあるので、少量の液冷媒であれば、圧縮機(3)から排出し得る。
【0019】
したがって、吸入側に液冷媒があっても、これを吸引して液圧縮を起こすおそれはないけれども、長時間継続して運転すると、潤滑油が圧縮機(3)に吸入側から戻らなくなるので、圧縮機(3)の焼き付き等の原因となる。
【0020】
最低ステップは、小さいながらも吸入能力を有する低い容量での運転状態であり、冷凍装置としての冷凍能力を小さいながらも発揮する。吸入側に液冷媒や潤滑油があれば、吸入し得る。
【0021】
したがって、長時間運転を継続しても潤滑油不足にはならないけれども、吸入側に液冷媒があればこれを大量に吸引して液圧縮を起こすおそれがある。
【0022】
そこで、両ステップを短時間ずつ交互に運転すれば、本願発明の請求項1に記載の発明となる。最低ステップで液冷媒を吸入すると、短時間であれば、吸入する液冷媒の量も少量ですむ。次の極低ステップでは新たな液冷媒は吸入しないけれども、既に吸入した少量の液冷媒を圧縮機(3)から排出することができる。
【0023】
図4は、膨張弁開閉用電磁弁(20)およびキャピラリ用の電磁弁(17)を用いて冷媒および潤滑油を循環させる制御を行う動作を示す。ステップb1から動作を開始し、ステップb2では、膨張弁開閉用電磁弁(20)を開き、キャピラリ用の電磁弁(17)を閉じる。ステップb3で図2および図3に示すような圧縮機(3)の起動を開始する。膨張弁開閉用電磁弁(20)を介して均圧管(26)に高圧がかかるので、膨張弁は弁閉状態となり、高圧側と低圧側とは仕切られる。ステップb4では、圧縮機(3)の吸入側の低圧圧力を低圧検出器(25)によって検出し、予め定める下側基準圧力以下となっているか否かを判断する。下側基準圧力以下となると、ステップb5で膨張弁開閉用電磁弁(20)を閉じ、キャピラリ用の電磁弁(17)を開く。ステップb5が終了したとき、またはステップb4で条件が成立しなかったときには、ステップb6で、低圧圧力が上側基準を超えているか否かを判断する。条件が成立するときには、ステップb7で、膨張弁開閉用電磁弁(20)を開き、キャピラリ用の電磁弁(17)を閉じる。ステップb7が終了したとき、またはステップb6で条件が成立しなかったときには、ステップb8で、図2および図3に示す起動運転が終了したか否かを判断する。終了していないときにはステップb4に戻り、終了しているときにはステップb9で制御も終了する。
【0024】
上述のような膨張弁(6)を開閉する制御を行うことによって、圧縮機(3)は、吸入側の低圧が下側基準と上側基準との間に収まるように動作するので、過剰に冷媒を吸引して液圧縮などを起こすことなく、確実に凝縮器である空気側熱交換器(5)側に冷媒を送込むことができる。また、潤滑油も確実に循環させることができる。なお、膨張弁(6)として外部均圧方式の感温式のものを用い、その均圧管(26)の圧力を膨張弁開閉用電磁弁(20)で変化させて、膨張弁(6)の開閉を行うようにしているけれども、直接開閉制御可能な電動式膨張弁などを用いてタイマによって一定時間毎に開閉させることもできる。また、圧縮機(3)の吸入圧力を検出して外部均圧方式の膨張弁(6)の開閉を均圧管(26)の圧力に基づいて行う方法に代えて、圧力検出の電気信号で直接電動式膨張弁の開閉を行うこともできる。また、タイマで一定時間毎に均圧管の圧力に基づいて外部均圧方式の膨張弁(6)を間接的に開閉制御しても、同様の効果を奏することができる。ただし、圧縮機(3)の吸入圧力を検出して所定の範囲内に保つ方が極端な低圧となる可能性をより確実に避けることができる。
【0025】
図5は、本発明のさらに他の実施形態の冷凍装置(30)の概略的な冷媒配管系統を示す。本実施形態で図1の実施形態に対応する部分には同一の参照符を付し説明を省略する。本実施形態では、空気側熱交換器(5)と膨張弁(6)との間に冷媒調整器(31)が設けられる。膨張弁開閉用電磁弁(20)およびキャピラリ(21)を含む管路は、冷媒調整器(31)と圧縮機(3)の吸入側との間に接続される。圧縮機(3)の吸入側には、感温筒(32)が取付けられ、膨張弁(6)の過熱度制御を行う。圧縮機(3)の容量は、容量切換弁(33a,33b,33c)を切換えて行われる。四路切換弁(34)は、冷凍装置(31)を冷凍運転させる状態と、デフロスト運転させる状態とを切換える。制御装置(35)は、図1の制御手段(10)と同様な制御を行う。
【0026】
図6は、本発明の実施のさらに他の形態の概略的な冷媒配管系統を示す。本実施形態で図1および図5の実施形態に対応する部分には同一の参照符を付して説明を省略する。本実施形態の冷凍装置(40)では、圧縮機(3a)と圧縮機(3b)との2台を用いて、制御装置(45)はアンロード装置(7a)とアンロード装置(7b)とをそれぞれ制御する。2台の圧縮機(3a,3b)を用いる制御では、2台とも動作を停止する0%、2台とも極低ステップで動作させる10%、1台のみ40%の最低ステップで動作させる20%の3段階を使用して起動運転を行う。最低ステップの20%運転では、直前まで運転していた方とは異なる圧縮機(3a,3b)のみを運転させる。停止状態から運転開始させる際には、特定の圧縮機を動作させるように決めておく。また通常制御時に、40%のステップから20%の最低ステップに移行する際には、先に起動していた方の圧縮機を停止させる。さらに20%の最低ステップで運転していて、冷凍能力を上昇させる際には、もう1台の停止していた圧縮機について前述のような起動制御を行って立上げる。
【0027】
以上の説明では、冷凍装置が停止状態から起動しているけれども、四路切換弁などで冷凍と加熱とを切換えたり冷凍とデフロストとを切換える直後や、その終了時にも同様に起動すれば、円滑な冷媒の移動を行うことができる。
【0028】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、制御手段(10)は、圧縮機(3)の運転停止状態からの起動時、またはデフロスト運転開始時および終了時に、圧縮機(3)の冷凍能力の極低ステップで運転する状態と、最低ステップで運転する状態とを繰返して行うので、蒸発器に溜まっている液冷媒を迅速にかつ液圧縮を防止しながら凝縮器側に移行させ、通常運転への移行を円滑に行うことができる。極低ステップと最低ステップとを繰返して運転するので、最低ステップでは冷凍能力が過剰となるような場合であっても、適正な冷凍能力で起動することができ、能力過剰による圧縮機のサーモオフと起動との発停の繰返し頻度を低下させ、圧縮機(3)の寿命の短縮などを防ぐことができる。
また、膨張弁(6)を開閉する制御によって一度に蒸発器に冷媒が流れて、液冷媒が圧縮機(3)に流れるのを防止し、圧縮機(3)の液圧縮を防止する一方、圧縮機(3)に適宜潤滑油を戻すことができる。
さらに、圧縮機(3)の起動時には、外部均圧方式の感温式膨張弁(6)の均圧管(26)の圧力を制御して開閉させ、冷媒が蒸発器から凝縮機に液圧縮を避けて円滑に移行するように制御することができる。また、圧縮機(3)が極端に低圧になったり、潤滑油がなくなることも防止可能である。
【0029】
また本発明によれば、長時間運転停止状態が続いた後では、起動時の極低ステップと最低ステップとの繰返し回数を増加させるので、蒸発器内に液冷媒が多く貯留されていても、確実に凝縮器側に移行させることができる。
【0030】
また本発明によれば、記憶手段(23)内に記憶されている圧縮機(3)の発停回数が、予め定める時間内で基準よりも大きいときには、起動時の極低ステップと最低ステップとの繰返し回数を増加させるので、冷凍能力が過剰となってサーモオフによる圧縮機(3)の停止と再起動との繰返し頻度を小さくし、圧縮機(3)の寿命が短くなるのを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の概略的な冷媒配管系統および制御のための電気的な構成を示すブロック図である。
【図2】図1の冷凍装置(1)の動作状態を示すタイムチャートである。
【図3】本発明の基礎となる形態として、図2の動作状態に対応するフローチャートである。
【図4】本発明の実施の一形態の動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施のさらに他の形態の概略的な構成を示す冷媒配管系統図である。
【図6】本発明の実施のさらに他の形態の概略的な構成を示す冷媒配管系統図である。
【符号の説明】
1,30,40 冷凍装置
2 水側熱交換器
3,3a,3b 圧縮機
5 空気側熱交換器
6 膨張弁
7,7a,7b アンロード装置
10 制御手段
11 タイマ
12 カウンタ
13 入口側温度検出器
14 出口側温度検出器
16,21 キャピラリ
17 電磁弁
18 ファン
19 冷水タンク
20 膨張弁開閉用電磁弁
22 長時間検知手段
23 記憶手段
35,45 制御装置

Claims (3)

  1. ほとんど冷凍能力のない極低ステップと、通常運転領域で最低の冷凍能力である最低ステップとを含む複数段階で容量制御が可能な圧縮機(3)を備える冷凍装置(1)において、
    圧縮機(3)の運転時間を計時するタイマ(11)と、
    予め定める回数が設定されるカウンタ(12)と、
    運転停止状態からの起動時、またはデフロスト運転開始時および終了時に、タイマ(11)によって計時される所定時間だけ圧縮機(3)を極低ステップで運転する状態と、タイマ(11)によって計時される所定時間だけ圧縮機(3)を最低ステップで運転する状態とを、カウンタ(12)に設定される回数に達するまで繰返す起動運転を行った後、通常運転領域で圧縮機(3)を動作させるように制御する制御手段(10)とを含み、
    開閉制御可能な膨張弁(6)を備え、前記制御手段(10)は、前記起動運転で極低ステップと最低ステップとを繰返す間、膨張弁(6)の開閉も繰返して行うように制御し、
    前記膨張弁(6)は、外部均圧方式の感温式膨張弁(6)であり、
    膨張弁(6)の高圧側と均圧管(26)との間に設けられる電磁弁(20)と、
    均圧管(26)と前記圧縮機(3)の吸入側との間に設けられるキャピラリ(21)とを備え、
    前記制御手段(10)は、前記起動運転に併せて、圧縮機(3)の吸入側の圧力が所定範囲内となるように、電磁弁(20)を弁開させて膨張弁(6)を弁閉状態とし、電磁弁(20)を弁閉させて膨張弁(6)を弁開状態とする制御を行うことを特徴とする冷凍装置。
  2. 前記圧縮機(3)の運転停止後に予め定める時間以上の長時間が経過しているか否かを検知する長時間検知手段(22)を備え、
    前記制御手段(10)は、長時間検知手段(22)を参照して、圧縮機(3)の運転停止後に長時間が経過しているとき、前記起動運転の繰返し回数を増加させることを特徴とする請求項1記載の冷凍装置。
  3. 前記圧縮機(3)の運転および停止の発停状態を記憶する記憶手段(23)を備え、
    前記制御手段(10)は、記憶手段(23)を参照して、予め定める時間内での圧縮機(3)の発停回数が予め定める基準よりも大きいとき、前記起動運転の繰返し回数を増加させることを特徴とする請求項1または2記載の冷凍装置。
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