WO2006025491A1

WO2006025491A1 - 携帯端末装置

Info

Publication number: WO2006025491A1
Application number: PCT/JP2005/016014
Authority: WO
Inventors: Iwao Matsuura; Jyunichi Yasuno; Akihiro Miyashita
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co., Ltd.
Priority date: 2004-09-01
Filing date: 2005-09-01
Publication date: 2006-03-09
Also published as: JP2006074324A; EP1791264A1; US20070287379A1; JP4503400B2

Abstract

　本発明は、放送局から送信される放送電波の受信状態を定量的かつ容易に確認することができる携帯端末装置を提供することを目的とする。　本発明の携帯端末装置１は、放送の受信が可能な携帯端末装置１であって、放送局から送信されたされた放送電波を受信するテレビ放送受信部７と、電波の電界強度を検出する電界強度検出部１２と、情報を表示する表示部８と、を備え、前記電界強度検出部１２が、前記放送電波の電界強度を検出し、前記表示部８が、前記検出した放送電波の電界強度を表示するものである。

Description

携帯端末装置

技術分野

[0001] 本発明は、テレビ又はラジオなどの放送受信機能を有する携帯端末装置に関する背景技術

[0002] 従来の携帯端末装置には、放送局力送信されるテレビ放送やラジオ放送を受信する放送受信機能を備えたものがある。この放送受信機能付携帯端末装置によれば、当該携帯端末装置の現在位置情報を取得し、その現在位置で受信可能な放送チャネルを特定し、特定した放送チャネルに周波数を合わせて放送を受信するため、当該携帯端末装置の現在位置がどこであろうと、その現在位置を含む地域の放送を視聴することができる (特許文献 1、 2参照)。

特許文献 1 :特開平 8— 162909号公報

特許文献 2：特開 2003 - 309774号公報

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0003] しかしながら、従来の放送受信機能付携帯端末装置は、当該携帯端末装置の現在位置で受信可能な放送チャネルの電波受信状態を、受信した放送に含まれるノィズを視聴して判断するしかないため、定量的に電波受信状態を判断することは困難であった。また、放送チャネルの電波受信状態を確認するために放送を視聴することは、視聴者に手間をかけさせていた。

本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、放送局から送信される放送電波の受信状態を定量的かつ容易に確認することができる携帯端末装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

[0004] 本発明の携帯端末装置は、放送の受信が可能な携帯端末装置であって、放送局から送信された放送電波を受信する放送受信手段と、電波の電界強度を検出する電界強度検出手段と、情報を表示する表示手段と、を備え、前記電界強度検出手段は、前記放送電波の電界強度を検出し、前記表示手段は、前記検出した放送電波の電界強度を表示するものである。

[0005] この構成によれば、携帯端末装置が受信した放送電波の電界強度値を表示することで、携帯端末使用者は放送電波の電波状態を定量的かつ容易に確認することができる。

[0006] また、本発明の携帯端末装置は、当該携帯端末装置の位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記取得した位置情報を参照して、当該携帯端末装置の受信可能な放送局のチャネルを特定するチャネル特定手段と、を備え、前記放送受信手段力前記特定した放送局のチャネルの放送電波を受信するものを含む。

[0007] この構成によれば、携帯端末装置の現在位置で受信可能な放送チャネルを特定し、特定した放送チャネルに周波数を合わせて放送を受信するため、当該携帯端末装置の現在位置がどこであろうと、その現在位置を含む地域の放送を視聴することができる。

[0008] また、本発明の携帯端末装置は、前記表示手段が、前記取得した位置情報と、前記特定した放送局のチャネル毎に検出した放送電波の電界強度と、を同時に表示するものを含む。

[0009] この構成によれば、携帯端末の現在位置で受信可能な放送局のチャネル毎にその放送電波の電界強度を表示するため、携帯端末の現在位置で受信可能な全ての放送チャネルの電波状態を即座に確認することができる。

[0010] また、本発明の携帯端末装置は、前記表示手段が、前記検出した前記放送電波の電界強度を多段階で表示するものを含む。

[0011] この構成によれば、携帯端末使用者は放送電波の電波状態を即座に確認することができる。

[0012] また、本発明の携帯端末装置は、前記表示手段が、前記放送電波を検出したときに放送のサービスエリアであることを表示するものを含む。

[0013] この構成によれば、携帯端末利用者は放送電波を受信していることを即座に確認することができる。 [0014] また、本発明の携帯端末装置は、無線により通信する無線通信手段を備えるものを含む。

[0015] この構成によれば、携帯端末使用者は無線電波を利用して情報の送受信をすることがでさる。

[0016] また、本発明の携帯端末装置は、前記表示手段が、前記放送電波の電界強度の表示と前記無線通信手段の電界強度表示とを共用することを特徴とするものを含む

[0017] この構成によれば、表示部分の共用化により小型化を図ることができる。

[0018] また、本発明の携帯端末装置は、前記位置情報取得手段が、前記無線通信手段により当該携帯端末装置の基地局から前記位置情報を取得するものを含む。

[0019] 上記構成によれば、携帯端末装置の現在位置を特定する機能を携帯端末装置に設けること無しに、簡単に位置情報を取得できる。

[0020] また、本発明の携帯端末装置は、前記放送受信手段は、少なくともテレビ放送電波またはラジオ放送電波を受信するものを含む。

発明の効果

[0021] 本発明の携帯端末装置によれば、放送局から配信される放送電波の受信状態を定量的かつ容易に確認することができる。

図面の簡単な説明

[0022] [図 1]本発明の第 1実施形態の携帯電話機の構成を示すブロック図

[図 2]本発明の第 1実施形態のテレビチャネル登録テーブルの例

[図 3]本発明の第 1実施形態のテレビチャネル一覧画面の例

[図 4]本発明の第 1実施形態の表示部の表示例

[図 5]本発明の第 1実施形態の放送電波マークを拡大した図

[図 6]本発明の第 1実施形態の携帯電話機によるテレビ放送を受信する際の処理フロー図

[図 7]本発明の第 1実施形態の携帯電話機におけるチャネル選択の処理フロー図 [図 8]本発明の第 1実施形態の携帯電話機における受信電界レベルを表示する処理フロー図 [図 9]本発明の第 2実施形態の携帯電話機の構成を示すブロック図

圆 10]本発明の第 2実施形態のラジオ周波数登録テーブルの例を示す図

[図 11]本発明の第 2実施形態のラジオ周波数一覧画面の例を示す図

[図 12]本発明の第 2実施形態の携帯電話機によるラジオ放送を受信する際の処理フロー図

圆 13]本発明の第 2実施形態の携帯電話機における周波数選択の処理フロー図符号の説明

1、 100 携帯電話機

2 CPU

3 入力部

4 携帯アンテナ

5 無線通信部

6 テレビアンテナ

7 テレビ放送受信部

8、 41 表示部

9 音声出力部

10 制御プログラム

11 テレビチヤネノレ登録テープノレ

12 ROM

13 RAM

21、 121 地域コード

22 チャネル

23、 122 周波数

31 テレビチャネル一覧画面

32、 132 現在地

33 テレビチャネル一覧表

34、 43、 134 受信電界レベル

42 テレビ放送 43 テレビ放送の電界強度レベル

44 無線通信の電界強度レベル

51 放送電波マーク

52 放送塔マーク

53 アンテナバー

106 ラジオアンテナ

107 ラジオ放送受信部

111 ラジオ周波数登録テーブル

131 ラジオ周波数一覧画面

発明を実施するための最良の形態

[0024] 以下、本発明の携帯端末装置の実施の形態として、第 1実施形態ではテレビ放送受信機能を有する携帯電話機を、第 2実施形態ではラジオ放送受信機能を有する携帯電話機を、図面を参照して詳細に説明する。

[0025] (第 1実施形態）

図 1に、本発明の第 1実施形態の携帯電話機の構成を示すブロック図を示す。携帯電話機 1は、 CPU2と、 CPU2と接続されたテンキーや各種機能キー力もなる入力部 3と、携帯アンテナ 4を介して移動体通信の基地局と無線通信を行い、基地局から地域コードを受信する無線通信部 5と、テレビアンテナ 6を介してテレビ放送局力テレビ放送を受信するテレビ放送受信部 7と、受信したテレビ放送やテレビ放送の受信電界レベルなどを表示する表示部 8と、放送の音声などを出力する音声出力部 9と、 C PU2により実行される制御プログラム 10及び地域コード毎に受信可能な放送局を登録したテレビチャネル登録テーブル 11などを格納する ROM12と、必要に応じて読み込まれたプログラム及びデータなどを一時的に記憶する RAM13と、を含んで構成される。

[0026] CPU2は、 ROM12に格納された制御プログラム 10を必要に応じて RAM13上に読み込み、入力部 3からの操作に従って、テレビ放送を受信し、テレビ放送の受信電界レベルを表示する処理などを実行する。

[0027] 図 2に、本発明の第 1実施形態のテレビチャネル登録テーブルの例を示す。図 2〖こ示すように、テレビチャネル登録テーブル 11は、地域コード 21ごとに受信可能なチヤネル 22を登録したものである。例えば、地域コード「101」において受信可能なチヤネル 22「13ch」、「15ch」、「18ch」が登録されている力地域コード「101」において受信できない他のチャネルは、登録されていない。地域コード 21は、携帯電話機 1が無線通信を行う基地局から受信するもので、携帯電話機 1の現在地の位置情報を示す。テレビチャネル登録テーブル 11から地域コード 21に対応させた、次段落で述べるテレビチャネル一覧画面を作成して、表示部 8に表示する。

[0028] 図 3に、本発明の第 1実施形態のテレビチャネル一覧画面の例を示す。図 3に示すように、表示部 8に表示したテレビチャネル一覧画面 31には、現在地 32と、現在地にぉ、て受信可能なテレビチャネル一覧表 33と、テレビの受信電界レベル 34などが表示される。テレビチャネル一覧表 33で、例えば「參」によって指定されたチャネルの受信電界強度が、テレビの受信電界レベル 34に表示される。テレビチャネル一覧表 33 で選択したチャネルによって放送されるテレビ番組を表示部 8に表示し、音声を音声出力部 9から出力する。

[0029] 図 4に、本発明の第 1実施形態の表示部の表示例を示す。図 4 (a)は、表示部の第 1の表示例、図 4 (b)は表示部の第 2の表示例である。図 4 (a)の表示部 41には、受信したテレビ放送 42と、テレビ放送の受信電界レベル 43と、基地局との無線通信の受信電界レベル 44などが表示される。表示部 41では、受信したテレビ放送 42の隅にテレビの受信電界レベル 43を設けている。表示部 41では、テレビ放送の受信電界レベル 43と無線通信の受信電界レベル 44とを表示部 41に表示したので、テレビ放送の電波状態と無線通信の電波状態を同時に知ることができる。図 4 (b)の表示部 45〖こは、受信したテレビ放送 42と、テレビの受信電界レベル 43などが表示される。表示部 45は、図 4 (a)の無線通信の受信電界レベル 44をテレビ放送の受信電界レベル 43に置き換えて表示したものである。

[0030] テレビ放送の受信電界レベル 34、 43は、放送電波マークを表示する。図 5に、本発明の第 1実施形態の放送電波マークの拡大図を示す。放送電波マーク 51は、放送塔マーク 52と、長さの異なる 3本のアンテナバー 53からなる。放送塔マーク 52は、アンテナバー 53によって表示される受信電界レベルが放送用電波のものであることを示し、無線通信用電波のものと区別することができる。また、放送塔マーク 52を表示することにより放送のサービスエリアであることを示す。

[0031] 3本のアンテナバー 53によって受信電界レベルを表示する技術は、すでに公知である。例えば、テレビ放送の受信電界レベル 34、 43は、受信した放送電波の電界強度を示す受信電界強度信号 (以下、 RSSI信号と記す)の電圧の高低によって行う。 RSSI信号の電圧が高いときは、アンテナバー 53を 3本表示して電界強度が強く良好なテレビ放送が得られることを通知し、 RSSI信号の電圧が中くらいのときは、アンテナバー 53を 2本表示して受信電界強度が中程度でほぼ良好なテレビ放送が得られることを通知し、 RSSI信号の電圧が低いときは、アンテナバー 53を 1本表示し、受信電界強度が弱くてテレビ放送が悪、ことを通知し、 RSSI信号の電圧がかなり低ヽときは、アンテナバー 53を表示しないで、受信電界強度が微弱でテレビ放送が乱れ切断される恐れがあることを通知し、 RSSI信号の電圧が殆ど検出できないときは、「圏外」を表示してテレビ放送が受信できな、ことを通知する。

[0032] 以上のように構成された携帯電話機 1によるテレビ放送を受信する処理につ!ヽて、図 6から図 8を参照して説明する。図 6に、本発明の第 1実施形態の携帯電話機によるテレビ放送を受信する際の処理フロー図を示す。携帯電話機 1による処理は、図 1 に示す制御プログラム 10を CPU2が実行することによって制御される。図 6に示すように、携帯電話機 1のユーザが、携帯電話機 1の入力部 3からテレビ受信を要求すると（S101； YES)、無線通信部 5は基地局に対して位置通知要求を送信し (S102)、基地局から現在地の地域コードを受信する（S103)。

[0033] まだ、放送を受信していないので（S 104 ; NO、 S 105 ; NO)、チャネル選択処理にぉ、てユーザが視聴した、チャネルを選択すると（S106)、テレビ放送受信部 7は、選択したチャネルに合わせてテレビ放送を受信し、受信したテレビ放送の受信電界強度を測定する。図 4に示すように、表示部 8は、受信したテレビ放送の受信電界強度に基づいた受信電界レベル 43を表示し（S 107)、テレビ放送 42を表示部 41に表示し、音声出力部 9は音声を出力する（S 108)。 S 106の処理の詳細は図 7を参照して、 S107の処理の詳細は図 8を参照して、後述する。

[0034] S108の状態力ら、ユーザが表示中のテレビ放送の視聴を取りやめ、他のチャネルに切り替えると（S109 ;YES)、 S107に戻り、再び、テレビ放送受信部 7は、切り替えたチャネルに合わせてテレビ放送を受信し、新たに受信したテレビ放送の受信電界強度を測定する。表示部 8は、新たに受信したテレビ放送の受信電界強度に基づいた受信電界レベル 43を表示し (S 107)、新たに受信したテレビ放送 42を表示部 41 に表示し、音声出力部 9は音声を出力する（S108)。

[0035] S108の状態力ら、ユーザが他のチャネルに切り替えずに（S109 ;NO)、図 3に示すテレビチャネル一覧画面 31に切り替えると（S110 ; YES)、 S106に戻って、チヤネル選択処理によりユーザが次のチャネルを選択するのを待つ（S 106)。

[0036] S107で表示したテレビの受信電界レベルが所定値を超えていれば（S111 ;NO) 、 S107に戻って再び表示中のチャネルの受信電界強度を再測定して、テレビの受信電界レベル表示 43を出力する処理を行う（S107)。

[0037] S107で表示した受信電界レベルが所定値以下になったとき（Si l l ; YES)、携帯電話機 1の位置が大きく移動した可能性があるので、 S102に戻り、再び無線通信部 5から基地局に対して位置通知要求を送信し (S 102)、基地局から再び地域コードを受信する（S 103)。

[0038] 前回受信した地域コードと新たに受信した地域コードが同じで変更が無ければ (S1 04 ; YES)、一時的にテレビの受信電界レベルが低くなつたものとし、 S107に進み、再び、現在受信中のチャネルの受信電界レベル 43を行い（S107)、視聴していたテレビ番組を継続して受信する（S108)。

[0039] S104において、放送を受信中であって、前回受信した地域コードと新たに受信した地域コードが異なった場合であっても（S 104 ; NO)、テレビチャネル登録テーブル 11で新たに受信した地域コード 21に登録されたチャネル 22を検索し、受信中のチヤネルが登録されていれば（S105 ;YES)、 S107に進む。一方、受信中のチャネルが登録されていなければ (S 105 ; NO)、同じテレビ放送を継続して受信することは不可能なので、視聴中のテレビ番組の受信を中止して、ユーザが、新しい地域コード 21 に登録されたチャネルカゝら視聴したいチャネルを選択できるように、再び、チャネル選択処理を実行する（S 106)。

[0040] 図 6の処理は、携帯電話機 1の電源を OFFしたとき、または、テレビ受信を止めたとき終了する。

[0041] 次に、 S 106のチャネル選択処理について詳細に説明する。図 7に、本発明の第 1 実施形態の携帯電話機におけるチャネル選択の処理フロー図を示す。図 2のテレビチャネル登録テーブル 11の地域コード 21を検索して、図 6の S103で受信した地域コードと同じ地域コード 21に登録されている受信可能なチャネル 22を取得して、図 3 に示すテレビチャネル一覧表 33を作成し (S201)、作成したテレビチャネル一覧画面 31を表示する（S202)。

[0042] テレビチャネル一覧画面 31は、初め一番上のチャネルが「參」によって指定されるので、「參」で指定されたチャネルの受信電界強度を測定し、測定した受信電界強度に基づく受信電界レベルをテレビチャネル一覧画面 31に表示する（S203)。 S203 の処理は図 8において説明する。

[0043] ユーザがテレビチャネル一覧画面 31上の「參」を移動させて別のチャネルを指定すると（S204 ;YES)、 S203に戻ってテレビ放送受信部 7を別のチャネルの受信電界強度を再測定し、再測定した受信電界強度に基づく受信電界レベルをテレビチヤネル一覧画面 31に再表示する（S203)。

[0044] テレビチャネル一覧画面 31で視聴するチャネルが選択されると（S205； YES)、図 6の S107に戻り、選択されたチャネルで放送されるテレビ放送を受信する。

[0045] S203で表示した受信電界レベルが所定値を超えていれば（S206 ;NO)、再び S2 03に戻り、「參」で指定されたチャネルの受信電界強度を再測定して、テレビチヤネル一覧画面 31の受信電界レベル 34を再出力する処理を行い（S203)、入力部 3からの操作を待ちながら S203から S206の処理を繰り返す。

[0046] S203で表示した受信電界レベルが所定値以下になった場合（S206 ; YES)、無線通信部 5から基地局に対して位置通知要求を再送し (S207)、基地局から再び地域コードを受信する（S208)。新たに受信した地域コードと前回受信した地域コードとが同じで変更が無ければ（S209 ;NO)、 S203に戻って「參」で指定されたチヤネルの受信電界強度を再測定して、テレビチャネル一覧画面 31の受信電界レベル 34 を再出力する処理を行う（S203)。

[0047] S209において、前回受信した地域コードと新たに受信した地域コードが異なり、地域コードが変更されていれば（S209 ;YES)、 S201に戻って、図 2のテレビチャネル登録テーブル 11の地域コード 21を検索して、新たに受信した地域コードと同じ地域コード 21に登録されて、る受信可能なチャネル 22を取得して、テレビチャネル一覧画面 31を新たに作成して（S201)、新しいテレビチャネル一覧画面 31を表示する（S 202) o

[0048] S107、 S203の受信電界レベル表示処理について説明する。図 8に、本発明の第 1実施形態の携帯電話機における受信電界レベルを表示する処理フローを示す。図 1のテレビ放送受信部 7を指定されたチャネルに合わせ、テレビ放送電波を受信してその電波の電界強度を示す受信電界強度信号 (以下、 RSSI信号と記す)の電圧を測定する（S301)。測定した電圧力 A以上の場合に（S302 ;YES)、図 5に示すように、アンテナバー 53を 3本表示するように設定し（S303)、 A未満 B以上の場合に（S 304 ; YES)、アンテナバー 53を 2本表示するように設定し（S305)、 B未満 C以上の場合に（S306 ;YES)、アンテナバー 53を 1本表示するように設定して（S307)、 S3 03、 S305、または S307でそれぞれ設定したアンテナバー 53と共に放送塔マーク 5 2を表示する（S309)。 RSSI信号の電圧が C未満 D以上の場合に（S308； YES)、アンテナバーを表示しないように設定して、放送塔マーク 52を表示する（S311)。 R SSI信号の電圧が D未満の場合には（S308 ;NO)、「圏外」と表示する（S310)。 A、 B、 C及び Dの大小関係は、 A>B>C>Dである。

[0049] 本発明の第 1実施形態の携帯電話機によれば、受信したテレビ放送の電波の電界強度を表示することで、携帯電話機使用者は、現在地における受信可能なテレビチャネルの受信状況を簡単に確認することができる。

[0050] なお、本発明の第 1実施形態の携帯電話機における図 7のチャネル選択処理は、テレビチャネル一覧画面 31を表示してチャネルを選択させて、るが、チャネル選択処理は、テレビチャネル一覧画面 31からチャネルを選択させる方法に限定されなヽ。入力部 3のテンキーや各種機能キーに受信可能なチャネルを割り当て、キーの押下によつてチャネルを選択させるようにしてもょ、。

[0051] また、本発明の第 1実施形態の携帯電話機は、基地局からの位置情報を基にテレビチャネル登録テーブルを検索して受信可能なチャネルを取得するようにした力 G PS (Global Positioning System)によって得られた位置情報を基にテレビチャネル登録テーブル 11を検索して受信可能なチャネルを取得するようにしても良ヽ。

[0052] また、本発明の第 1実施形態の携帯電話機は、図 3のテレビチャネル一覧画面に無線通信の受信電界レベルを表示してもよヽ。

[0053] (第 2実施形態）

本発明の第 2実施形態の携帯電話機を図 9から図 13を参照して詳細に説明するが

、第 1実施形態でおいてすでに説明して重複する部分については同一の符号を付して説明を省略する。

[0054] 図 9に、本発明の第 2実施形態の携帯電話機の構成を示すブロック図を示す。携帯電話機 100は、ラジオアンテナ 106を介してラジオ放送塔カゝらラジオ放送を受信するラジオ放送受信部 107と、ラジオ周波数登録テーブル 111格納する ROM12とを含んで構成される。

[0055] CPU2は、入力部 3からの操作に従って、ラジオ放送を受信し、ラジオ放送の受信電界レベルを表示する処理などを実行する。

[0056] 図 10に、本発明の第 2実施形態のラジオ周波数登録テーブルの例を示す。図 10 に示すように、ラジオ周波数登録テーブル 111は、地域コード 121ごとに受信可能な周波数 122に「〇」などの印を付けて登録したものである。例えば、地域コード「101」において受信可能な周波数 122「78. 0MHZ」、「79. 0MHZ」、「80. 0MHZ」は、「〇」印によって登録されて!、るが、地域コード「 101」にお、て受信できな、他の周波数 122は、「〇」印が無いので登録されていない。地域コード 121は、携帯電話機 1が無線通信を行う基地局力受信するもので、携帯電話機 100の現在地の位置情報を示す。ラジオ周波数登録テーブル 111から地域コード 121に対応させたラジオ周波数一覧画面を作成して、表示部 8に表示する。

[0057] 図 11に、本発明の第 2実施形態のラジオ周波数一覧画面の例を示す。図 11に示すように、表示部 8に表示したラジオ周波数一覧画面 131には、現在地 132と、現在地 132にお、て受信可能なラジオ周波数一覧表 133と、ラジオ放送の受信電界レべル 134が表示される。ラジオ周波数一覧表 133で、例えば「參」によって指定された周波数の受信電界強度が、ラジオ放送の受信電界レベル 134に表示される。ラジオ周波数一覧表 133で選択した周波数で放送されるラジオ番組の音声を音声出力部 9から出力する。

[0058] ラジオ放送中、表示部 8はどのような画面を表示していてもよいが、例えば、第 1実施形態の図 4に示すテレビ放送の受信電界レベル 43のように、ラジオ放送の受信電界レベルを出力する。このとき、図 4 (a)のように、ラジオ放送の受信電界レベルと無線通信の受信電界レベルを表示してもよいし、図 4 (b)のように、ラジオ放送の受信電界レベルのみを表示してもよい。ラジオ放送の受信電界レベルも、図 5の放送電波マーク 51によって表示し、無線通信の電波状態表示と区別することができる。

[0059] 図 12に、本発明の第 2実施形態の携帯電話機によるラジオ放送を受信する際の処理フロー図を示す。 S101カゝら S104の処理、及び S111の処理は、図 6に示す第 1実施形態の携帯電話機によるテレビ放送を受信する際の処理フロー図と同じ処理を行う。まだ、ラジオ放送を受信していないので（S404 ;NO、 S405 ;NO)、周波数選択処理にお、てユーザが聴きた、ラジオの周波数を選択すると（S406)、ラジオ放送受信部 107は、選択した周波数に合わせてラジオ放送を受信し、受信したラジオ放送の受信電界強度を測定する。表示部 8は、受信したラジオ放送の受信電界強度に基づいた受信電界レベルを表示し (S407)、音声出力部 9はラジオ放送を出力する（ S408)。

[0060] S406の処理の詳細は図 13を参照して後述する。

[0061] S408の状態力ら、ユーザが受信中のラジオ放送の傾聴を取りやめ、他の周波数に切り替えると（S409 ;YES)、 S407〖こ戻り、再び、ラジオ放送受信部 107は、切り替えた周波数 122に合わせてラジオ放送を受信し、新たに受信したラジオ放送の受信電界強度を測定する。

[0062] S408の状態力ら、ユーザがラジオ番組の傾聴中に他の周波数に切り替えずに（S 409 ;NO)、図 11のラジオ周波数一覧画面 131に切り替えると（S410 ;YES)、 S40 6に戻って、周波数選択処理によりユーザが次に聴きたいラジオの周波数を選択するのを待つ（S406)。

[0063] 次に、 S406の周波数選択処理について詳細に説明する。図 13に、本発明の第 2 実施形態の携帯電話機における周波数選択の処理フロー図を示す。図 10のラジオ周波数登録テーブル 111の地域コード 121を検索して、図 12の S403で受信した地域コードと同じ地域コード 121に登録されている受信可能な周波数 122を取得して、図 11に示すラジオ周波数一覧表 133を作成し (S501)、作成したラジオ周波数一覧画面 131を表示する（S502)。

[0064] ラジオ周波数一覧画面 131は、初め一番上の周波数が「參」によって指定されるので、「參」で指定された周波数 122の受信電界強度を測定し、測定した受信電界強度に基づく受信電界レベルをラジオ周波数一覧画面 131に表示する（S503)。

[0065] ユーザがラジオ周波数一覧画面 131上の「參」を移動させて別の周波数を指定すると（S504 ;YES)、 S503に戻ってラジオ放送受信部 107を指定された別の周波数 122の受信電界強度を再測定し、再測定した受信電界強度に基づく受信電界レべルをラジオ周波数一覧画面 131に再表示する（S503)。

[0066] ラジオ周波数一覧画面 131で聴きたいラジオの周波数が選択されると（S505 ; YE S)、図 12の S407に戻り、選択した周波数のラジオ放送を受信する。

[0067] S407、及び S503の受信電界レベル表示処理は、ラジオ放送受信部 107に設けられた電界強度検出回路 (図示しない)などで検出した電界強度を用いて、図 8と同様の処理を行ヽ、表示部 8にラジオの受信電界レベルを表示する。

[0068] 本発明の第 2実施形態の携帯電話機によれば、受信したラジオ放送の電波の電界強度を表示することで、携帯電話機使用者は、現在地における受信可能なラジオ放送の受信状況を簡単に確認することができる。

[0069] 尚、本発明の第 1実施形態では、テレビ放送受信機能を備える携帯電話機について説明し、本発明の第 2実施形態では、ラジオ放送受信機能を備える携帯電話機につ!ヽて説明したが、テレビ放送受信機能及びラジオ放送受信機能の両方の機能を備える携帯電話機などの携帯端末装置に適用することもできる。

[0070] 本発明を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。

[0071] 本出願は、 2004年 9月 1日出願の日本特許出願 (特願 2004— 253941)に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。産業上の利用可能性

本発明の携帯端末装置は、放送局力配信される放送電波の受信状態を定量的かつ容易に確認することができると、う効果を有し、テレビ又はラジオなどの放送受信機能を有する携帯端末装置に有用である。

Claims

請求の範囲

[1] 放送の受信が可能な携帯端末装置であって、

放送局から送信された放送電波を受信する放送受信手段と、

電波の電界強度を検出する電界強度検出手段と、

情報を表示する表示手段と、を備え、

前記電界強度検出手段は、前記放送電波の電界強度を検出し、

前記表示手段は、前記検出した放送電波の電界強度を表示する携帯端末装置。

[2] 当該携帯端末装置の位置情報を取得する位置情報取得手段と、

前記取得した位置情報を参照して、当該携帯端末装置の受信可能な放送局のチャネルを特定するチャネル特定手段と、

を備え、

前記放送受信手段は、前記特定した放送局のチャネルの放送電波を受信する請求項 1記載の携帯端末装置。

[3] 前記表示手段は、前記取得した位置情報と、前記特定した放送局のチャネル毎に検出した放送電波の電界強度と、を同時に表示する請求項 2記載の携帯端末装置。

[4] 前記表示手段は、前記検出した放送電波の電界強度を多段階で表示する請求項

1から 3 、ずれかに記載の携帯端末装置。

[5] 請求項 4記載の携帯端末装置であって、

前記表示手段は、前記放送電波を検出したときに放送のサービスエリアであることを表示する携帯端末装置。

[6] 無線により通信する無線通信手段を備える請求項 1から 5 、ずれか 1項に記載の携帯端末装置。

[7] 請求項 6記載の携帯端末装置であって、

前記表示手段は、前記放送電波の電界強度の表示と前記無線通信手段の電界強度表示とを共用することを特徴とする携帯端末装置。

[8] 前記位置情報取得手段は、前記無線通信手段により当該携帯端末装置の基地局から前記位置情報を取得する請求項 6または 7記載の携帯端末装置。

[9] 前記放送受信手段は、少なくともテレビ放送電波またはラジオ放送電波を受信する請求項 1から 8 、ずれか 1項に記載の携帯端末装置。