WO2006025122A1 - 流体放出部を備えた上部旋回型作業機械 - Google Patents

流体放出部を備えた上部旋回型作業機械 Download PDF

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Hiroshi Hayashi
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/20Drives; Control devices
    • E02F9/22Hydraulic or pneumatic drives
    • E02F9/2264Arrangements or adaptations of elements for hydraulic drives
    • E02F9/2275Hoses and supports therefor and protection therefor

Abstract

 外部の流体供給源からの流体を導入するための外部ホースを支持し、前記流体供給源からの流体を前記外部ホースを介して自らに導入し更にこれを上部旋回体側に供給するためのホース保持部であって、前記上部旋回体の旋回中心より走行方向の反対側の位置に前記上部旋回体の底部から下方に向けて突出するように設けられ且つ前記上部旋回体に対して略水平方向に旋回可能に設けられたホース保持部を備えた、流体放出部を備えた上部旋回型作業機械である。上記構成により、前記上部旋回体が旋回するときでも前記外部ホースの位置が保持されるので、前記上部旋回体の旋回によりホースの一部が折れ曲がってしまったり、ホースの一部がキャタピラやタイヤ巻き込まれてしまうことが防止される。

Description

流体放出部を備えた上部旋回型作業機械
技術分野
[0001] 本発明は、建築、土木、消火、消毒、融雪、又は地雷除去などの用途に使用する、 パワーショベルやクレーンなどの作業機械に関し、特に、消防や災害復旧の現場に おいて水などの流体を放出するための流体放出部を備えた上部旋回型作業機械に 関する。
背景技術
[0002] 従来より、下部走行体に上部旋回体を旋回可能に搭載し、前記上部旋回体の油圧 源と前記下部走行体の走行モータを含む油圧装置とを結ぶスィベルジョイントを備え 、前記スィベルジョイントが前記上部旋回体の旋回中心となっているパワーショベル が知られている(例えば、日本国特許第 3269059号公報参照。なお、この公報の内 容は本明細書に取り込む)。
[0003] 図 12はこの従来のパワーショベルを示す概略図である。図 12において、 1は運転 室 2や作業機 3などを備えた上部旋回体、 4はキヤタビラ 5などを備えた下部走行体、 7は前記上部旋回体 1と前記下部走行体 4との間で作動油を流通させるためのスィべ ルジョイント、 8は上部旋回体 1を旋回させるための旋回モータ、である。
[0004] また、図 13は、図 12のパワーショベルを、スィベルジョイントを中心に示す図である 。図 13において、図 12と共通する部分には同一の符号を付している。図 13におい て、 6は走行モータ、 9は送油チューブ、 10は油圧モータ、である。
[0005] また、従来より、上部旋回体に搭載した貯水タンクからの水を、配水管を介して先端 のパケット (このパケットはそれが取り付けられたアームに対して旋回可能に構成され ている)に装着したノズルに供給するようにし、これにより前記パケットに搭載したノズ ルからの水の放出を可能にした、流体放出部を備えたパワーショベルが提案されて いる(例えば、日本国特公平 8— 26551号公報参照。なお、この公報の内容は本明 細書に取り込む)。
[0006] 特許文献 1:日本国特許第 3269059号公報 特許文献 2 :日本国特公平 8— 26551号公報
発明の開示
発明が解決しょうとする課題
[0007] 従来の流体放出部(前記パケットに搭載したノズルなど)を備えたパワーショベルに ぉ ヽては、外部の流体供給源に接続した外部ホースを上部旋回体に装備された貯 水タンクに直接に繋ぎ、この貯水タンクに流体を蓄積することにより、前記流体放出 部から放出する流体の必要な量を確保するようにしていた。そのため、流体放出作業 中に、前記上部旋回体が左右に旋回すると、前記外部ホースの一部が折れ曲がって しまったり、又は、前記外部ホースの一部がキヤタビラやタイヤなどに巻き込まれてし まい、その結果、前記流体放出部から流体を安定的に放出することができなくなると いう問題があった。
[0008] また、従来の流体放出部を備えたパワーショベルにお ヽては、流体放出部から流 体を放出するとき、その放出の位置や方向は単一のものし力選択できな力つた。また 従来の流体放出部を備えたパワーショベルにおいては、ユーザーが、放出する流体 の形状 ·タイプを、例えば棒状の水、散水、噴霧のいずれかに切り替えるためには、 ユーザーが 、ち 、ちノズルを交換する必要があり煩雑であった。
[0009] また、従来の流体放出部を備えたパワーショベルにお 、ては、ポンプを始動させる ときに、呼び水をポンプに供給するための加圧状態を作る必要がある力 そのために は設置'維持コストが高額な真空ポンプを設置することが必要であった。
[0010] 本発明はこのような従来技術の問題点に着目してなされたものであって、流体放出 作業中に、上部旋回体が左右に旋回しても、ホースの一部が折れ曲がったり、ホース の一部がキヤタビラやタイヤなどに巻き込まれたりすることを防止することができる、流 体放出部を備えた上部旋回型作業機械を提供することを目的とする。
[0011] また、本発明は、前記流体放出部力も流体を放出するとき、その放出の位置や方 向をユーザーが複数の中から選択することができる、流体放出部を備えた上部旋回 型作業機械を提供することを目的とする。
また、本発明は、前記流体放出部力も放出する流体の形状 ·タイプについても、例 えば棒状、シャワー状、噴霧状のいずれかをユーザーが選択することができる、流体 放出部を備えた上部旋回型作業機械を提供することを目的とする。
[0012] さらに、本発明は、前記流体放出部に流体を供給するためのポンプの始動時に、 前記上部旋回体に搭載されている貯水タンクからの呼び水用の水を、高額な真空ポ ンプを必要とすることなぐ前記ポンプに供給することができる、流体放出部を備えた 上部旋回型作業機械を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段
[0013] 以上の課題を解決するための本発明による流体放出部を備えた上部旋回型作業 機械は、下部走行体と、前記下部走行体に対して略水平方向に旋回可能に取り付 けられた上部旋回体と、前記下部走行体と前記上部旋回体との間で作動油を流通さ せるためのスィベルジョイントであって前記上部旋回体の旋回中心に備えられたスィ ベルジョイントと、水などの流体を放出するための流体放出部であって前記上部旋回 体に備えられた流体放出部と、を備えた建築、土木、消火、消毒、融雪、又は地雷除 去などの各種作業のために使用する流体放出部付き上部旋回型作業機械において 、外部の流体供給源からの流体を導入するための外部ホースを支持し、前記流体供 給源からの流体を前記外部ホースを介して自らに導入し更にこれを前記上部旋回体 側に供給するためのホース保持部であって、前記上部旋回体の旋回中心より前記下 部走行体の走行方向の反対側の位置に前記上部旋回体の底部から下方に向けて 突出するように設けられ且つ前記上部旋回体に対して略水平方向に旋回可能に設 けられたホース保持部を備えた、ことを特徴とするものである。
[0014] なお、本発明にお 、ては、前記流体供給源力 前記外部ホースを介してホース保 持部に導入された流体は、直接に、又は上部旋回体に設置されたタンクにいったん 蓄積された後に、前記流体放出部に送られて、そこから外部に放出されることが望ま しい。
[0015] また、本発明においては、前記ホース保持部は、その側面が全体として略 L字状に 形成されており、前記上部旋回体の底面から下方に略垂直方向に延びる略垂直部 と、前記略垂直部と連続する略水平部であって前記上部旋回体の底面と略水平方 向に延びる略水平部とより成る、ことが望ましい。
[0016] また、本発明においては、前記下部走行体の走行方向と反対方向の部分に、前記 ホース保持部力 前記反対方向に延びる外部ホースの途中部分が載せられるガイド 部であって、前記上部旋回体の旋回に対応して前記外部ホースが略水平方向に移 動するとき、その移動の範囲が所定範囲内に維持されるように前記外部ホースの移 動範囲を制限するためのガイド部を備えた、ことが望ましい。
[0017] また、本発明においては、前記ホース保持部と前記ガイド部との間に設けられた複 数のローラ力も成る摺動部であって、前記外部ホースの前記ホース保持部と前記ガ イド部との間の部分を前記上部旋回体の旋回に対応してその旋回方向に所定範囲 内で摺動させると共に、前記部分が下方に垂れ下がって下部走行体に接触して破 損しな 、ように支持するための摺動部を備えた、ことが望ま 、。
[0018] また、本発明においては、前記上部旋回体には、その複数箇所に前記流体放出部 がそれぞれ備えられており、前記複数の前記流体放出部のいずれから流体を放出 するかをユーザーが選択するための選択スィッチが備えられている、ことが望ましい。
[0019] また、本発明においては、前記上部旋回体には、呼び水 (priming)用の出口を備 えた貯水タンクと、前記貯水タンク内の水を前記流体放出部に供給するためのボン プであって前記貯水タンクより下方に設置されたポンプと、前記貯水タンクの呼び水 用の出口と前記ポンプとの間を接続するパイプと、前記パイプの途中に備えられた逆 止弁と、が備えられている、ことが望ましい。
[0020] また、本発明においては、前記流体放出部に流体を供給するための放水用配水管 及び Z又は貯水タンクを加温するためにその周囲に配置された加温用配水管と、前 記加温用配水管の中を流通する水を前記上部旋回体の駆動用エンジンの熱により 加温するための熱交換器と、を備えたことが望ましい。
[0021] また、本発明においては、前記流体放出部に流体を供給するための放水用配水管 及び Z又は貯水タンクを加温するためにその周囲に配置された加温用配水管と、前 記加温用配水管の中を流通する水を加温するためのヒーターと、を備えたことが望ま しい。
[0022] また、本発明においては、前記流体放出部に流体を供給するための放水用配水管 の複数箇所に逆止弁及び排出口をそれぞれ設け、前記複数の排出口を一括して開 放するためのスィッチを運転席に設けた、ことが望ましい。 [0023] さらに、本発明においては、前記流体放出部に流体を供給するための放水用配水 管及び Z又は貯水タンクに不凍液を注入するための不凍液注入部と、前記流体放 出部からの流体の放出が停止される直前又は直後に、所定量の不凍液を前記の放 水用配水管及び Z又は貯水タンクに注入するように前記不凍液注入部を制御する ための制御手段と、を備えたことが望ましい。
発明の効果
[0024] 本発明によれば、前記流体放出部力 流体を放出するときに、前記上部旋回体が 左右に旋回することにより前記外部ホースの一部が折れ曲がってしまったり、前記外 部ホースの一部がキヤタビラやタイヤなどに巻き込まれてしまうことを防止することが できる。よって、前記上部旋回体が旋回しているときでも、前記流体放出部からの流 体の放出を安定的に行うことができるようになる。
[0025] また、特に、本発明において、前記ホース保持部を前述のように L型に形成すること により、前記外部ホースの折れ曲がりを有効に防止でき、また、前記上部旋回体の旋 回時に前記外部ホースを安定的に保持できるようになる。
[0026] また、特に、本発明にお 、て、前記下部走行体の後方部分に、前記ホース保持部 力 前記後方に延びる前記外部ホースの途中部分を支えるためのガイド部を備える ことにより、前記外部ホースの折れ曲がりをより確実に防止できるようになる。
[0027] また、本発明によれば、前記流体放出部力も流体を放出するとき、その放出の位置 や方向をユーザーが複数の中から選択することができる。また、本発明によれば、前 記流体放出部から放出する流体の形状 ·タイプについても、例えば棒状、シャワー状 、噴霧状の 、ずれかをユーザーが選択することができるようになる。
[0028] さらに、本発明によれば、前記流体放出部に流体を供給するためのポンプの始動 時に前記貯水タンクから呼び水用の水を供給するために、高額な真空ポンプを不要 とすることができる。
図面の簡単な説明
[0029] [図 1]本発明の実施例 1による流体放出部を備えたパワーショベルに採用されている ホース保持部 11を示す斜視図である。
[図 2]本発明の実施例 1に採用されたホースガイド 12を示す斜視図である。 [図 3]本実施例 1におけるホース保持部 11、ホースガイド 12、及びスィベルジョイント 7の相互の位置関係を示す図である。
[図 4]図 1のホース保持部 11と図 2のホースガイド 12の動作を説明するための図であ る。
[図 5]本実施例 1における、パケットノズル 27、サイドノズル 28、及び切り替え部 30な どを示す斜視図である。
[図 6]本実施例 1における、貯水タンク 31、ポンプ 32、呼び水パイプ 34、及び逆止弁 35などを示す概略図である。
[図 7]本発明の実施例 2によるパワーショベルを説明するための図である。
[図 8]本発明の実施例 3によるパワーショベルを説明するための図で、(a)は放水用 配水管と加温用配水管を示す図、(b)は加温用配水管内の水の流れを示す図であ る。
[図 9]本実施例 3によるパワーショベルを説明するための図である。
[図 10]本発明の実施例 4によるパワーショベルを説明するための図である。
[図 11]本発明の実施例 5によるパワーショベルを説明するための図である。
[図 12]従来のパワーショベルを示す概略図である。
[図 13]図 12のパワーショベルの構成を説明するための図である。
符号の説明
1 上部旋回体
la 上部旋回体の底部
2 運転室
4 下部走行体
5 キヤタビラ
7 スィべノレジョイント
11 ホース保持部
11a 接合部
l ib 折り曲げ部
11c ガイド管 l id 接続口
12 ホースガイド
13 外部ホース
21 ブーム
22 アーム
23 固定側パケット
24 可動側パケット
27 パケットノズル
28 サイドノズル
29 放水用配水管
31 貯水タンク
31a 呼び水用出口
32 ポンプ
34 呼び水パイプ
35 逆止弁
41 , 42, 45, 47 ホースガイドローラ
43 突出部
44, 46 水平軸
51 加温用配水管
54 エンジン
55 ラジ: rータ
61 , 62, 63 電磁バルブ
65 一括排水スィッチ
71 不凍液タンク
72 不凍液注入用電磁バルブ
73 操作盤
74 制御部
発明を実施するための最良の形態 [0031] 本発明を実施するための最良の形態は、「外部の流体供給源からの流体を導入す るための外部ホースの端部を自らに接続して前記流体を自らに導入すると共に、前 記外部ホースを支持するためのホース保持部であって、前記上部旋回体の旋回中 心より走行方向の反対側の位置に前記上部旋回体の底部から下方に向けて突出す るように設けられ且つ前記上部旋回体に対して略水平方向に旋回可能に設けられた ホース保持部」を備えた、流体放出部を備えたパワーショベルである。
実施例 1
[0032] 以下に、本発明の実施例 1によるパワーショベルを、図 1-5を参照して説明する。
図 1—5において、図 12, 13と共通する部分には同一の符号を付している。
本実施例 1のパワーショベルの基本的構成は、図 12及び図 13を参照して説明した 従来のパワーショベルと同様である。
[0033] 本実施例 1のパワーショベルにおいては、上部旋回体 1が旋回しても外部ホース 13 の向きが所定範囲内に収まるように前記外部ホース 13を支持するためのホース保持 部 11が備えられている。前記ホース保持部 11は、外部の流体供給源と接続された 外部ホース 13の端部を自らに接続し、前記流体供給源から前記外部ホース 13を介 して送られる流体を自らを介して前記上部旋回体 1に導入するためのものである。前 記ホース保持部 11は、前記上部旋回部 1の底部 laの旋回中心より後方の位置に前 記上部旋回体 1の底部 laから下方に向けて突出するように設けられ、前記上部旋回 体 1に対して旋回可能に取り付けられて 、る。
[0034] 図 1は、前記の上部旋回体 1の底部 laに設けられたホース保持部 11を示す斜視図 である。このホース保持部 11は、前記底部 laに対して所定角度の範囲内(例えば、 90度から 200度までの角度の範囲内)で旋回可能に設けられた接合部 1 laと、この 接合部 11 aから連続的に略 L字状に折り曲げ形成された折り曲げ部 1 lbと、前記折り 曲げ部 l ibから連続的に前記上部旋回体 1の底部 laの低面とほぼ平行に伸びるガ イド管 1 lcと、前記ガイド管 1 lcの先端に形成された接続口であって前記外部ホース (図 1では図示せず)と接続するための接続口 l id (内周面に接続用のネジが形成さ れている)と、力も構成されている。このホース保持部 11は、前記接合部 11aにより図 1の水平方向に回動可能となって 、る。 [0035] また、このホース保持部 11の前記接合部 11aは、上部旋回体 1の旋回中心(図 12 , 13にお 、てスィベルジョイント 7が配置されて 、る箇所)より少しの距離だけ後方( 下部走行体 4の走行方向の反対方向)の位置に、配置されている。
[0036] また、図 2において、 4は、キヤタビラ 5とその駆動部など力 成る下部走行体である 。本実施例 1では、図 2に示すように、前記下部走行体 4の進行方向から見て後方の 位置に、前記ホース保持部 11に保持された前記外部ホースを案内 ·支持するための ホースガイド 12が備えられている。このホースカイド 12は、図 2に示すように、前記 2 つの下部走行体 4の間を結ぶように前記下部走行体 4の走行方向と略直交する方向 (図 2の水平方向)に配置された棒状体と、この棒状体の外周に配置され前記棒状体 を中心に回動可能なホースガイドローラ(図 7の符号 41参照)と、力も構成されている 。前記ホースガイド 12は、前記下部走行体 4に固定された 2つの棒状の脚部 12aによ り支持されている。
[0037] 図 3は、以上に説明したホース保持部 11、ホースガイド 12、及びスィベルジョイント 7の相互の位置関係を示す概略図である。図 3において、 13は外部の貯水槽や消火 栓などの流体供給源からの流体を上部旋回体 1側に導入するための外部ホース、 1 4は前記外部ホース 13を巻き取るための巻き取りリール、である。
[0038] 前述のように、前記ホース保持部 11の前記接合部 11aは、前記上部旋回体 1の旋 回中心より少し後方(下部走行体 4の走行方向の反対方向)の位置に、前記上部旋 回体 1に対して所定の角度の範囲内で旋回可能なように設けられている。よって、建 築、土木、消火、消毒、融雪、又は地雷除去などの作業時に、前記上部旋回体 1が 旋回を行っても、前記ホース保持部 11によって保持された前記外部ホース 13は、そ の位置がほぼ同じ方向(前記下部走行体 4の走行方向と略反対方向)を向いた状態 のままに保持され、従来のように捻じれたり折れ曲がったりすることが防止される。
[0039] 図 4は、このことを示す図である。図 4 (a)の状態から、前記上部旋回体 1が時計回り 方向に旋回して図 4 (b)の状態になっても、前記外部ホース 13は、図 4 (b)に示すよう に、図 4 (a)におけるとほぼ同じ方向(前記下部走行体 4の走行方向と略反対方向) に延びたままで且つ前記ホースガイド 12に支持された状態に保持される。また、図 4 (a)又は図 4 (b)の状態から、前記上部旋回体 1が反時計回り方向に旋回して図 4 (c )の状態になっても、前記外部ホース 13は、図 4 (c)に示すように、図 4 (a)又は図 4 ( b)の状態とほぼ同じ方向(前記下部走行体 4の走行方向と略反対方向)に延びたま まで且つ前記ホースガイド 12に支持された状態に保持される。
[0040] 次に、図 5は、本実施例 1に採用されている流体放出切替装置を説明するための図 である。この流体放出切替装置は、複数の流体放出部が備えられたパワーショベル において、ユーザーが前記複数の流体放出部の中のどれから流体を放出するかを 選択したり、流体を放出する箇所をある流体放出部力 他の流体放出部へ切り替え たりするための装置である。
[0041] 図 5において、 21はブーム、 22はアーム、 23は掘削用の固定側パケット、 24は前 記固定側パケット 23に対して図示 oc方向に可動可能に設けられた可動側パケット、 25は前記固定側パケット 23及び可動側パケット 24を前記アーム 22に対して回転可 能に支持するための回転基台、 26は前記固定側パケット 23を駆動するためのバケツ トシリンダ、である。
[0042] また、図 5において、 27は前記固定側パケット 23及び可動側パケット 24から成る回 転パケット装置の回転中心に備えられ、水などの流体を外部に放出するためのバケ ットノズル、である。このパケットノズル 27には、前記ブーム 21及び前記アーム 22の 内部を通る配水管(図 5では図示せず)を介して流体が供給される。また、図 5におい て、 28は前記アーム 22の外側面に設置されたサイドノズルである。このサイドノズル 2 8には、前記ブーム 21及び前記アーム 22の外側面を通る配水管 29を介して流体が 供給されている。
[0043] また、図 5において、 30は前記アーム 22の外側面に設置された切り替え部である。
この切り替え部 30は、前記パケットノズル 27に流体を供給する配水管(図 5では図示 せず)と前記サイドノズル 28に流体を供給する前記配水管 29との 、ずれか一方の流 体の流れを許容すると同時にいずれか他方の流体の流れを遮断するためのもので ある。ユーザーは、前記切り替え部 30を操作する(例えば、運転室 2から遠隔操作す る)ことにより、前記パケットノズル 27及び前記サイドノズル 28の中の、自分が選択し た!、ずれか一方のみから、流体を放出させることができる。
[0044] また、本実施例 1にお ヽては、前記パケットノズル 27及び前記サイドノズル 28を、そ れぞれ、「棒状の流体の放出」用ノズル、 「シャワー状の流体の放出」用ノズル、及び「 噴霧状の流体の放出」用ノズルの 3つのタイプのノズルに分割しておき、ユーザーが 、前記切り替え部 30を操作することにより、前記 3つのいずれのタイプのノズルにより 流体を放出させるかを選択できるようにしてもょ 、。
[0045] 次に、図 6は、本実施例 1において、図 1—5を参照して上述した構成にさらに付加さ れている構成を説明するためのものである。図 6において、 31は上部旋回体 1に設置 された貯水タンク、 32は前記貯水タンク 31内の水などの流体を前記パケットノズル 2 7又は前記サイドノズル 28に供給するためのポンプであって前記貯水タンク 31よりも 下方に配置されたポンプ、 33は前記貯水タンク 31と前記ポンプ 32との間を接続する 吸水ホース、である。
[0046] 本実施例 1では、図 6に示すように、前記貯水タンク 31に呼び水用出口 31aが備え られている。また、図 6において、 34は、前記呼び水用出口 31aと前記ポンプ 32とを 接続する呼び水パイプであって、前記貯水タンク 31内の所定量の水を呼び水として 前記ポンプ 32に送るための呼び水パイプである。前記呼び水ノィプ 34の途中部分 には、逆止弁 35が備えられている。なお、図 6において、(A)で示す破線は実用吸 水レベル、 (B)で示す破線は呼び水レベルを示して!/、る。
[0047] 以上のように、本実施例 1では、前記貯水タンク 31を前記ポンプ 32よりも上方に配 置して、さらに前記貯水タンク 31内の水を呼び水として前記ポンプ 32に送るための 前記呼び水パイプ 34の途中に前記逆止弁 35を設けて 、る。
[0048] 従来の消防車の水タンクにおいては、ポンプの始動時に、ポンプへ呼び水を供給 するための真空状態を作るために真空ポンプを装備する必要があり、この真空ボン プの設置やメンテナンスのために多額のコストが掛かって 、た。
[0049] 本実施例 1においては、前述のように、消防(防災)用などに使用するパワーショべ ルに、前記貯水タンク 31の呼び水用の出口 31aと前記ポンプ 32とを前記呼び水パイ プ 34で接続し、前記パイプ 34の途中に逆止弁 35を設けるようにしている。よって、前 記貯水タンダ 31内の所定量の水を、重力により水圧をかけて、呼び水として前記ポ ンプ 32に供給することができる(し力も、前記逆止弁 35により逆流も防げる)ので、従 来のように高額な真空ポンプの装備を不要とすることができ、大幅なコストダウンが達 成できる。
[0050] なお、以上の構成は、消防(防災)用などに使用するパワーショベルだけでなぐ消 防車本体やその他の機械や車や設備にお ヽても適用できる。
[0051] 以上のように、本実施例 1では、図 6に示すように、前記ポンプ 32を前記貯水タンク 31より下の位置に設置し、前記逆止弁 35を前記ポンプ 32と前記貯水タンク 31との 間を接続する呼び水パイプ 34の途中に設置したので、前記貯水タンク 31内の所定 量の水を、適度な水圧を掛けた状態で、前記ポンプ 32に呼び水として供給すること ができる (その際、前記逆止弁 35により逆流も防げる)。よって、本実施例 1では、従 来は必要であった「ポンプ始動時に、呼び水をポンプへ供給するための真空ポンプ」 を、不要とすることができる。
[0052] また、本実施例 1においては、前述のように、前記上部旋回体 1の下部に、一定方 向以上の角度に旋回可能な前記ホース保持部 11 (ホースガイド'スィベルジョイント) を備えている。前記ホース保持部 11は、前記上部旋回体 1の中央もしくはその後方 の位置力 前下部走行体 4に向けて延びる L字状に形成されている。すなわち、前記 ホース保持部 11は、前記上部旋回体 1に接続された接合部 11aと、これと連続する 折り曲げ部 l ibと、この折り曲げ部 l ibと連続するガイド管 11cと、により構成されてい る。そして、前記ガイド管 11cは、前記上部旋回体 1の底部に対してほぼ水平に延び るように形成した。したがって、前記ホース保持部 11は、前記上部旋回体 1が旋回す るとき、前記上部旋回体 1に対してスムーズに回転するようになって!/、る。
[0053] 本実施例 1にお 、ては、前記流体放出部(前記パケットノズル 27又は前記サイドノ ズル 28)カゝら水などの流体を放出するために、外部の流体供給源から流体を供給し てもらう必要があるとき、前記流体供給源と接続した前記外部ホース 13を前記ホース 保持部 11に繋ぎ、前記ガイド管 1 lcの延びる方向と平行に前記外部ホース 13を配 置する。これにより、前記上部旋回体 1が左右に旋回した場合でも、前記外部ホース 13が折れ曲がることを防ぐことができ、また、前記外部ホース 13がキヤタビラ 5やタイ ャなどに巻き込まることを防ぐことができる。その結果、前記上部旋回体 1が旋回して いる場合でも、前記流体放出部への流体の安定供給が可能になった。
[0054] 従来は、前記上部旋回体 1の上部に装備された前記貯水タンク 31に直接に前記 外部ホース 13を繋いでいたので、前記上部旋回体 1が左右に旋回する度に前記外 部ホース 13の繋ぎ口やその途中が折れ曲がってしまい、又は、前記外部ホース 13 がキヤタビラ 5やタイヤなどに巻き込まれてしまい、その結果、外部の流体供給源から の流体を安定的に前記流体放出部に供給することができないという不都合があった 力 本実施例 1により、このような不都合が解決できる。
[0055] また、本実施例 1にお 、ては、前記流体放出部を複数個備えておき、前記複数の 流体放出部の各近傍の位置に、前記の多方向手動及び自動切換え器(図 5の符号 30参照)を付けるようにしている。これにより、例えば、回転式パケット付きパワーショ ベルの先端パケットの内部、アーム、又はブームなど力 水などの流体を放出すると き、各使用目的に応じた多方向の手動及び自動の切換が可能になる。従来は、単一 の方向に向けた放出方法しかな力つた。又、従来は、放出される流体の形状'タイプ を、棒状、シャワー状、噴霧状などの各タイプ別に切り替えるためには、各タイプ別の ノズルを交換する必要があり、煩雑であった。本実施例 1により、各使用目的に応じて 、手動又は自動により放出する流体の形状 ·タイプを、棒状、シャワー状、噴霧状など の各タイプ別に切り替えることができるようになった。
実施例 2
[0056] 図 7は本発明の実施例 2を説明するための図である。本実施例 2は、前記実施例 1 に図 7に示す構成を付加したものである。図 7において、図 1 6と共通する部分には 同一の符号を付して説明を省略する。
図 7において、 41は、前記ホースガイド 12 (図 2参照)の外周に備えられ、前記ホー スガイド 12を回転中心として回動可能に設けられたゴム製もしくはプラスチック製のホ ースガイドローラ、である。また、 42は、前記脚部 12a (図 2参照)の前記ホースガイド 12より上方の上端部 12b (図 2も参照)の外周に備えられ、前記上端部 12bを回転中 心として回動可能に設けられたゴム製もしくはプラスチック製のホースガイドローラ、 である。
[0057] 本実施例 2では、前記ホースガイドローラ 41, 42により、前記外部ホース 13が前記 ホースガイド 12又は前記脚部 12aの上端部 12bに直接に接触して破損してしまうこと が防止されている。 [0058] また、図 7においては、 43は前記上部旋回体 1の底面から下方に突出した突出部、 44は前記突出部 43に固定された水平軸であって前記突出部 43から前記下部走行 体 4の走行方向と反対方向にこれと並行に延びている複数の水平軸、 45は前記複 数の水平軸 44の外周にそれぞれ前記水平軸 44を回転中心として回動可能に設け られたゴム製もしくはプラスチック製のホースガイドローラ、 46は前記水平軸 44の図 示右側の端部に配置された水平軸であって前記下部走行体 4の走行方向と直交す る方向に延びて 、る水平軸、 47は前記水平軸 46の外周に前記水平軸 46を回転中 心として回動可能に設けられたゴム製もしくはプラスチック製のホースガイドローラ 47 、である。
[0059] 本実施例 2では、前記 2つのホースガイドローラ 45, 47により、前記外部ホース 13 が前記下部走行体 4 (キヤタビラなど)に接触して破損してしまうことが防止されて 、る 実施例 3
[0060] 図 8及び図 9は、本発明の実施例 3を説明するための図である。本実施例 3は、前 記実施例 1又は 2に図 8及び図 9に示す構成を付加したものである。図 8及び図 9に ぉ 、て、図 1—6と共通する部分には同一の符号を付して 、る。
図 8 (a)において、 29は、流体放出部に流体を供給するための放水用配水管であ る。本実施例 3では、図 8 (a)に示すように、前記放水用配水管 29の周囲に、加温用 (凍結防止用)の水を流通させるための加温用配水管 51が巻き付けられている。前 記加温用配水管 51には、図示の矢印の方向に、前記上部旋回体 1の駆動用ェンジ ンの熱により加温された水が流れている。図 8 (a)では図示していないが、前記加温 用配水管 51は、前記貯水タンク 31の周囲にも卷きつけられている。なお、図 8 (a)に おいて、 52は複数の前記加温用配水管 51を互いに接続するためのコネクタである。
[0061] 図 8 (b)は、前記加温用配水管 51内を流れる水を加温するための構成を説明する ためのものである。図 8 (b)において、 31は前記放水用配水管 29に供給される水を 蓄積しておくための貯水タンク、 54はエンジン、 55は前記エンジン 54を冷却するた めのラジェータ、 56は前記ラジェータ 55からの熱により前記加温用配水管 51内の 水を加温するための熱交換器、 57は前記加温用配水管 51内を流れる加温水をいつ たん溜めておくためのリザーバ、 58は前記加温用配水管 51内の水を流通させるた めのポンプ、である。また、 59は、前記熱交換器 56で加熱された水を、前記放水用 配水管 29の周囲に巻き付けられた前記加温用配水管 51と前記貯水タンク 31の周 囲に巻き付けられた前記加温用配水管 51との双方に分岐して供給するためのへッ ダー、である。また、 60は、前記放水用配水管 29の先端 29aのノズル(図 5の符号 28 参照)から放水されている水、である。
[0062] なお、前記加温用配水管 51の前記放水用配水管 29と対向する部分 51aは、実際 には前記放水用配水管 29の周囲に巻き付けられている力 図 8 (b)ではこの様子の 図示を省略している。また、図 9は、前記加温用配水管 51が前記放水用配水管 29 の周囲に巻き付けられて 、る状態を示す図である。
[0063] 本実施例 3では、前記加温用配水管 51により前記放水用配水管 29及び前記貯水 タンク 53を加温できるので、冬季に、前記放水用配水管 29及び前記貯水タンク 53 内の水が凍結してしまうことを防止することができる。
実施例 4
[0064] 図 10は本発明の実施例 4を説明するための図である。本実施例 4は、前記実施例 1, 2又 ίま 3【こ、図 10【こ示す構成を付カロしたものである。図 10【こお!/、て、 61 , 62, 63 ,及び 64は、前記放水用配水管 29の複数箇所にそれぞれ設けられた電磁バルブで ある。また、 61a, 62a, 63a,及び 64aは、前記各電磁バルブ 61, 62, 63,及び 64 力 それぞれ排出される排水、 65は前記各電磁バルブ 61, 62, 63,及び 64をリモ ートコントロールにより一括して開放させるための一括排水スィッチ、である。
[0065] 本実施例 4では、例えば、本実施例 4による放水作業が終了した後、前記放水用配 水管 29内に残った水を処理する必要がある場合に、運転者が運転席で前記一括排 水スィッチ 65を操作するだけで、前記各電磁バルブ 61, 62, 63,及び 64がー度に 開放され、開放された各電磁バルブ 61, 62, 63,及び 64からそれぞれ前記の残つ た水が排水される(図 10の符号 61a, 62a, 63a,及び 64a参照)。
実施例 5
[0066] 図 11は本発明の実施例 5を説明するための概略ブロック図である。本実施例 5は、 前記実施例 1, 2, 3又は 4〖こ、図 11に示す構成を付加したものである。図 11におい て、 71は不凍液を蓄積しておくための不凍液タンク、 72は不凍液を前記放水用配水 管 29又は前記貯水タンク 31 (図 8参照)に注入するための不凍液注入用電磁バルブ 、 73は運転者が前記放水用配水管 29からの放水作業を行うときに各種の機器を操 作するための操作盤、 74は前記操作盤 73からの信号に基づ ヽて前記不凍液注入 用電磁バルブ 72を制御するための制御部(マイクロコンピュータなどで構成される)、 である。
[0067] 本実施例 5では、例えば、運転者が前記操作盤 73を操作して放水作業を終了させ るとき、その直前に又は直後に、前記操作盤 73から前記制御部 74に対して、放水作 業の終了を示す信号が送信される。前記制御部 74は、前記信号を受信すると、前記 不凍液注入用電磁バルブ 72を制御して、前記不凍液タンク 71に蓄積された不凍液 を、所定量だけ前記放水用配水管 29又は前記貯水タンク 31に注入する。
[0068] 本実施例 5によれば、前述のように、放水作業の終了の直前又は直後に、前記放 水用配水管 29内や前記貯水タンク 31内に必要量の不凍液を自動的に注入して、放 水作業後に前記放水用配水管 29内や前記貯水タンク 31内に残された残り水の凍 結を防ぐことができる。よって、本実施例 5によれば、従来のように放水作業終了後に 残り水の凍結を防ぐために水抜き作業をする必要がなくなり、また、従来のように放水 作業後に大量の不凍液を散布することによる不経済と環境汚染を防ぐことができる。
[0069] 以上、本発明の各実施例について説明したが、本発明及び本発明を構成する各 構成要件は、それぞれ、前記の各実施例及び前記の各実施例を構成する各要素と して述べたものに限定されるものではなぐ様々な変更が可能である。例えば、本発 明による流体放出部を備えた上部旋回型作業機械として、前記各実施例ではパワー ショベルを例に説明したが、本発明では、これに限られることなぐ例えばクレーンや 高所作業車などの様々な作業機械が含まれることは勿論である。

Claims

請求の範囲
[1] 下部走行体と、前記下部走行体に対して略水平方向に旋回可能に取り付けられた 上部旋回体と、前記下部走行体と前記上部旋回体との間で作動油を流通させるため のスィベルジョイントであって前記上部旋回体の旋回中心に備えられたスィベルジョ イントと、水などの流体を放出するための流体放出部であって前記上部旋回体に備 えられた流体放出部と、を備えた、建築、土木、消火、消毒、融雪、又は地雷除去な どの各種作業のために使用する流体放出部付き上部旋回型作業機械において、 外部の流体供給源からの流体を導入するための外部ホースを支持し、前記流体供 給源からの流体を前記外部ホースを介して自らに導入し更にこれを前記上部旋回体 側に供給するためのホース保持部であって、前記上部旋回体の旋回中心より走行方 向の反対側の位置に前記上部旋回体の底部から下方に向けて突出するように設け られ且つ前記上部旋回体に対して略水平方向に旋回可能に設けられたホース保持 部を備えた、ことを特徴とする流体放出部を備えた上部旋回型作業機械。
[2] 請求項 1にお 、て、前記ホース保持部の側面は全体として略 L字状に形成されてお り、前記ホース保持部は、前記上部旋回体の底面から下方に略垂直方向に延びる 略垂直部と、前記略垂直部と連続する略水平部であって前記上部旋回体の底面と 略水平方向に延びる略水平部とより成る、ことを特徴とする流体放出部を備えた上部 旋回型作業機械。
[3] 請求項 1において、前記下部走行体の走行方向と反対方向の部分に、前記ホース 保持部から前記反対方向に延びる前記外部ホースの途中部分が載せられるガイド 部であって、前記上部旋回体の旋回に対応して前記外部ホースが略水平方向に移 動するとき、その移動の範囲が所定範囲内に維持されるように前記外部ホースの移 動範囲を制限するためのガイド部を備えた、ことを特徴とする流体放出部を備えた上 部旋回型作業機械。
[4] 請求項 3において、前記ホース保持部と前記ガイド部との間に設けられた複数のロー ラから成る摺動部であって、前記外部ホースの前記ホース保持部と前記ガイド部との 間の部分を、前記上部旋回体の旋回に対応してその旋回方向に所定範囲内で摺動 させると共に、前記部分が下方に垂れ下がって前記下部走行体に接触して破損しな いように前記部分を支持するための摺動部を備えた、ことを特徴とする流体放出部を 備えた上部旋回型作業機械。
[5] 請求項 1にお 、て、前記上部旋回体には、その複数箇所に前記流体放出部がそれ ぞれ備えられており、前記複数の前記流体放出部のいずれから流体を放出するかを ユーザーが選択するための選択スィッチが備えられて ヽる、ことを特徴とする流体放 出部を備えた上部旋回型作業機械。
[6] 請求項 1において、前記上部旋回体には、呼び水用の出口を備えた貯水タンクと、 前記貯水タンク内の水を前記流体放出部に供給するためのポンプであって前記貯 水タンクより下方に設置されたポンプと、前記貯水タンクの呼び水用出口と前記ボン プとの間を接続するパイプと、前記パイプの途中に備えられた逆止弁と、が備えられ ている、ことを特徴とする流体放出部を備えた上部旋回型作業機械。
[7] 請求項 1において、前記流体放出部に流体を供給するための前記放水用配水管及 び Z又は前記貯水タンクを加温するためにその周囲に配置された加温用配水管と、 前記加温用配水管の中を流通する水を前記上部旋回体の駆動用エンジンの熱によ り加温するための熱交^^と、を備えたことを特徴とする流体放出部を備えた上部旋 回型作業機械。
[8] 請求項 1において、前記流体放出部に流体を供給するための前記放水用配水管及 び Z又は前記貯水タンクを加温するためにその周囲に配置された加温用配水管と、 前記加温用配水管の中を流通する水を加温するためのヒーターと、を備えたことを特 徴とする流体放出部を備えた上部旋回型作業機械。
[9] 請求項 1において、前記流体放出部を構成する放水用配水管の複数箇所に逆止弁 及び排出口をそれぞれ設け、前記複数の排出口を一括して開放するためのスィッチ を運転席に設けた、ことを特徴とする流体放出部を備えた上部旋回型作業機械。
[10] 請求項 1において、前記流体放出部に流体を供給するための前記放水用配水管及 び Z又は前記貯水タンクに不凍液を注入するための不凍液注入部と、前記流体放 出部からの流体の放出が停止される直前又は直後に所定量の不凍液を前記放水用 配水管及び Z又は前記貯水タンクに注入するように前記不凍液注入部を制御する ための制御手段と、を備えたことを特徴とする流体放出部を備えた上部旋回型作業
61
OSOLlO/tOOZdT/lJd OAV
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