JP2006097452A - 流体放出部を備えた上部旋回体付き作業機械 - Google Patents

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Abstract

【目的】 流体放出部から流体を放出するときに、上部旋回体が左右に旋回するたびにホースの繋ぎ口やその途中が折れ曲がってしまったり、作業の途中にキャタピラやタイヤなどにホースが巻き込まれてしまうことを防止することができる、流体放出部を備えた上部旋回体付き作業機械を提供する。
【構成】 外部との間で流体を流通させるための外部ホースの端部を自らに接続し、前記外部ホースからの流体を前記上部旋回体に導くためのホース保持部であって、前記上部旋回体の旋回中心より走行方向の反対側の位置に前記上部旋回体の底部から下方に向けて突出するように設けられ且つ前記上部旋回体に対して略水平方向に旋回可能に設けられたホース保持部を備え、これにより、前記上部旋回体が旋回するとき前記外部ホースも略水平方向に旋回するようにした、流体放出部を備えた上部旋回体付き作業機械である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、パワーショベルやクレーンなどを搭載した建築、土木、消火、消毒、融雪、又は地雷除去などの各種作業用の作業機械に関し、特に、消防や災害復旧の現場において水などの流体を放出するための流体放出部を備えた上部旋回体付き作業機械に関する。
従来より、キャタピラなどから成る下部走行体にパワーショベルやクレーンなどの上部旋回体を旋回可能に搭載し、上部旋回体の旋回中心に配置されたスイベルジョイントにより下部走行体と上部旋回体との間で作動油を流通させるようにした建築・土木などの作業用の作業機械が知られている(例えば、日本国特許第3269059号公報参照。なお、この公報の内容は本明細書に取り込む)。
図12は従来のパワーショベルなどの上部旋回体を下部走行体に搭載した作業機械(パワーショベル)を示す概略図である。図12において、1は運転室2や作業機3などを備えた上部旋回体、4はキャタピラ5などを備えた下部走行体、7はスイベルジョイント、8は上部旋回体1を旋回させるための旋回モータ、である。
また、図13は図12の作業機械を示す概念図である。図13において、図12と共通する部分には同一の符号を付している。図13において、6は走行モータ、9は送油チューブ、10は油圧モータ、である。
また、従来より、上記の作業機械の構成に加えて、水などの流体をバケット内に備えた導管から放出する流体放出部を備えた上部旋回体付き作業機械、例えばパワーショベルが提案されている(例えば、日本国特公平8−26551号公報参照。なお、この公報の内容は本明細書に取り込む)。
日本国特許第3269059号公報 日本国特公平8−26551号公報
従来の流体放出部を備えた上部旋回体付き作業機械においては、流体放出部から流体を放出するときは、重機などの本体の上部に装備された貯水タンクに直接ホースを繋いでいたので、上部旋回体が左右に旋回するたびにホースの繋ぎ口や、途中が折れ曲がってしまい、水などの流体を必要量吸水又は給水することが出来なかった。又、作業の途中にキャタピラやタイヤなどにホースが巻き込まれることがしばしばであるため、安定した流量を供給することが困難であった。
また、従来の流体放出部を備えた上部旋回体付き作業機械においては、流体放出部から流体を放出するとき、その放出の位置や方向は単一のものしかなく、しかも流体の放出方法についても例えば水の棒状の放出、散水、噴霧などのいずれかに切り替えるためには目的に応じてノズルを交換する必要があり煩雑であった。
また、従来の流体放出部を備えた上部旋回体付き作業機械においては、そこに搭載されている貯水タンクには、水平方向から給水管が設置してあり、タンク内の水を全て使用出来ずにタンク内に必ず呼び水用の水量を残さなければならないなどの無駄と煩雑さがあり、さらに加圧状態を作るための高額な真空ポンプが必要であり、そのための装備費用とメンテナンス費用などの多大なコストが必要であった。
本発明はこのような従来技術の問題点に着目してなされたものであって、流体放出部から流体を放出するときに、上部旋回体が左右に旋回するたびにホースの繋ぎ口やその途中が折れ曲がってしまったり、作業の途中にキャタピラやタイヤなどにホースが巻き込まれてしまうことを防止することができる、流体放出部を備えた上部旋回体付き作業機械を提供することを目的とする。
また、本発明は、流体放出部から流体を放出するとき、その放出の位置や方向をユーザーが複数の中から選択することができ、さらに、流体の放出方法についても例えば水の棒状の放出、散水、噴霧などのいずれかをユーザーが選択することができる、流体放出部を備えた上部旋回体付き作業機械を提供することを目的とする。
さらに、本発明は、搭載されている貯水タンクに呼び水用の水量を残す必要がなく、さらに高額な真空ポンプを不要とすることができる、流体放出部を備えた上部旋回体付き作業機械を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するための本発明による流体放出部を備えた上部旋回体付き作業機械は、下部走行体と、前記下部走行体に対して略水平方向に旋回可能に取り付けられた上部旋回体と、前記下部走行体と前記上部旋回体との間で作動油を流通させるためのスイベルジョイントであって前記上部旋回体の旋回中心に備えられたスイベルジョイントと、水などの流体を放出するための流体放出部であって前記上部旋回体に備えられた流体放出部と、を備えた建築、土木、消火、消毒、融雪、又は地雷除去などの各種作業のために使用する流体放出部付き作業機械において、外部との間で流体を流通させるための外部ホースの端部を自らに接続し、前記外部ホースからの流体を前記上部旋回体に導くためのホース保持部であって、前記上部旋回体の旋回中心より走行方向の反対側の位置に前記上部旋回体の底部から下方に向けて突出するように設けられ且つ前記上部旋回体に対して略水平方向に旋回可能に設けられたホース保持部を備え、これにより、前記上部旋回体が旋回するときでも前記外部ホースの位置が保持されるようにした、ことを特徴とするものである。
また、本発明においては、前記ホース保持部は、前記上部旋回体の底面から下方に略垂直方向に延びる略垂直部と、前記略垂直部と連続する略水平部であって前記上部旋回体の底面と略水平方向で且つ前記下部走行体の走行方向と反対方向に延びる略水平部とより成り、全体として側面が略L字状に形成されている、ことが望ましい。
また、本発明においては、前記下部走行体の走行方向と反対方向の部分に、前記ホース保持部から前記反対方向に延びる外部ホースの途中部分が載せられるガイド部であって、前記上部旋回体の旋回に伴って前記外部ホースが略水平方向に移動するとき、その移動の範囲が所定範囲内に維持されるように前記外部ホースの移動範囲を制限するためのガイド部を備えた、ことが望ましい。
また、本発明においては、前記ホース保持部と前記ガイド部との間に設けられた摺動部であって、前記外部ホースの前記ホース保持部と前記ガイド部との間の部分を、前記上部旋回体の旋回に伴ってその旋回方向に所定範囲内で摺動させると共に前記部分が下方に垂れ下がって破損しないように支持するための複数のローラを備えている摺動部を備えた、ことが望ましい。
また、本発明においては、前記上部旋回体には、その複数箇所に前記流体放出部がそれぞれ備えられており、前記複数の前記流体放出部のいずれから流体を放出するかをユーザーが選択するための選択スイッチが備えられている、ことが望ましい。
また、本発明においては、前記上部旋回体には、呼び水(priming)用の出口を備えた貯水タンクと、前記貯水タンクより下方に設置されたポンプと、前記貯水タンクと前記ポンプとの間を接続するパイプと、前記パイプの途中に備えられた逆止弁と、が備えられている、ことが望ましい。
また、本発明においては、前記流体放出部を構成する放水用配水管及び/又は貯水タンクを加温するためにその周囲に配置された加温用配水管と、前記加温用配水管内を流通する水を前記上部旋回体の駆動用エンジンの熱により加温するための熱交換器と、を備えたことが望ましい。
また、本発明においては、前記流体放出部を構成する放水用配水管及び/又は貯水タンクを加温するためにその周囲に配置された加温用配水管と、前記加温用配水管内を流通する水を加温するためのヒーターと、を備えたことが望ましい。
また、本発明においては、前記流体放出部を構成する放水用配水管の複数箇所に逆止弁及び排出口をそれぞれ設けたことが望ましい。
さらに、本発明においては、前記流体放出部を構成する放水用配水管及び/又は貯水タンクに不凍液を注入するための不凍液注入部と、前記流体放出部からの流体の放出が停止される直前又は直後に所定量の不凍液を放水用配水管及び/又は貯水タンクに注入するように前記不凍液注入部を制御するための制御手段と、を備えたことが望ましい。
本発明によれば、流体放出部から流体を放出するときに、上部旋回体が左右に旋回するたびにホースの繋ぎ口やその途中が折れ曲がってしまったり、作業の途中にキャタピラやタイヤなどにホースが巻き込まれてしまうことを防止することができる。よって、重機などの本体の旋回時の流体放出部からの吸水及び給水を安定的に行うことができるようになる。
また、特に、本発明において、ホース保持部を前述のようにL型に形成することにより、ホースの折れ曲がりを防止できるとともに、スムーズな旋回が可能となった。
また、特に、本発明において、前記下部走行体の後方部分に、前記ホース保持部から前記後方に延びるホースの途中部分を支えるためのガイド部を備えることにより、ホースの折れ曲がりをより確実に防止できるようになる。
また、本発明によれば、流体放出部から流体を放出するとき、その放出の位置や方向をユーザーが複数の中から選択することができ、さらに、流体の放出方法についても例えば水の棒状の放出、散水、噴霧などのいずれかをユーザーが選択することができるようになる。
さらに、本発明によれば、搭載されている貯水タンクに呼び水用の水量を残す必要がなく、さらに高額な真空ポンプを不要とすることができるようになる。
本発明を実施するための最良の形態は、以下の実施例1について述べるような形態である。
以下に、本発明の実施例1によるパワーショベル(以下では「パワーショベル」を下部走行体を含む意味で使用する)を、図1−5を参照して説明する。図1−5において、図7,8と共通する部分には同一の符号を付している。
本実施例1のパワーショベルの基本的構成は、図12及び図13を参照して説明した従来のパワーショベルと同様である。本実施例1のパワーショベルにおいては、上部旋回部の底部に、外部との間で流体を流通させる外部ホースを自らに接続し、前記外部ホースからの流体を前記上部旋回体に導くためのホース保持部(流体補給部)であって、前記上部旋回体の旋回中心より後方の位置に前記上部旋回体の底部から下方に向けて突出するように設けられ、前記上部旋回体に対して旋回可能に取り付けられており、前記上部旋回体が旋回しても前記外部ホースの向きが所定範囲内に収まるように前記外部ホースを保持するためのホース保持部が備えられている。
図1は、前記の上部旋回体1の底部1aに設けられた外部ホース保持部を示す斜視図である。この外部ホース保持部11は、前記底部1aに対して所定角度(例えば、90度、120度、180度、又は200度)の範囲内で旋回可能に設けられた接合部11aと、この接合部11aから縦方向に略L字状に折り曲げ形成された折り曲げ部11bと、前記折り曲げ部11bから連続して前記上部旋回体1の底部1aの低面とほぼ平行に伸びるガイド管11cと、前記ガイド管11cの先端に形成された接続口であって外部ホース(図示せず)と接続するための接続口11d(内周面に接続用のネジが形成されている)と、から構成されている。この外部ホース保持部11は、前記接合部11aにより図1の左右方向に回動可能となっている。
また、この外部ホース保持部11の前記接合部11aは、上部旋回体1の旋回中心(図6,7においてスイベルジョイント7が配置されている箇所)より少しの距離だけ後方(下部走行体4の走行方向の反対方向)の位置に、配置されている。
また、本実施例1では、図2に示すように、下部走行体4の後方の位置に、前記外部ホース保持部11に保持された外部ホースを案内・支持するためのホースガイド12が備えられている。このホースカイド12は、図2に示すように、2つの下部走行体4の間を結ぶように下部走行体4の走行方向と略直交する方向に配置された棒状体と、この棒状体の外周に配置された回動可能なホースガイドローラ(図7の符号41参照)により構成されている。前記ホースガイド12は、前記下部走行体4に固定された2つの棒状の脚部12aにより支持されている。
図3は、以上に説明した外部ホース保持部11、ホースガイド12、及びスイベルジョイント7の相互の位置関係を示す概略図である。図3において、13は外部の貯水槽や消火栓などとの間で流体を流通させる(流体を上部旋回体1の流体放出部に供給する)ための外部ホース、14は外部ホースを巻き込むための巻き込みリール、である。
前述のように、前記外部ホース保持部11の前記接合部11aは、前記上部旋回体1の旋回中心より少し後方(下部走行体4の走行方向の反対方向)の位置に、前記上部旋回体1に対して所定の範囲内で旋回可能なように設けられている。よって、建築、土木、消火、消毒、融雪、又は地雷除去などの作業時に、上部旋回体1が旋回を行っても、前記外部ホース保持部11によって保持された外部ホース13は、その位置がほぼ同じ方向(下部走行体4の走行方向と略反対方向)を向いた状態のままに保持され、従来のように捻じれたり折れ曲がったりすることが防止される。
図4は、このことを示す図である。図4(a)の状態から、前記上部旋回体1が図示右方向に旋回して図4(b)の状態になっても、外部ホース13は、図4(b)に示すように、ほぼ同じ方向(下部走行体4の走行方向と略反対方向)に延びたままで且つ前記ホースガイド12に支持された状態に保持される。また、図4(a)又は図4(b)の状態から、前記上部旋回体1が図示左方向に旋回して図4(c)の状態になっても、外部ホース13は、図4(c)に示すように、ほぼ同じ方向(下部走行体4の走行方向と略反対方向)に延びたままで且つ前記ホースガイド12に支持された状態に保持される。
次に、図5は、本実施例1に採用されている、複数の流体放出部の切り替え装置を説明するための図である。図5において、21はブーム、22はアーム、23は掘削用の固定側バケット、24は把持用のバケットで図示上下方向(図示α方向)に可動可能に設けられた可動側バケット、25は前記固定側バケット23及び可動側バケット24を回転可能に支持するための回転基台、26は前記固定側バケット23を駆動するためのバケットシリンダ、である。
また、図5において、27は前記固定側バケット23及び可動側バケット24から成る回転バケット装置の回転中心に備えられ、水などの流体を外部に放出するためのバケットノズル、である。このバケットノズル27には、前記ブーム21及びアーム22の内部を通る配水管(図示せず)から流体が供給される。また、図5において、28はアーム22の外側面に設置されたサイドノズルである。このサイドノズル28には、前記ブーム21及びアーム22の外側面を通る配水管29から流体が供給されている。
また、図5において、30は前記アーム22の外側面に設置された切り替え部である。この切り替え部30は、前記バケットノズル27に流体を供給する配水管(図示せず)と前記サイドノズル28に流体を供給する配水管29とのいずれか一方の流体の流れを許容すると共にいずれか他方の流体の流れを遮断するためのものである。ユーザーは、前記切り替え部30を操作する(例えば、運転室2から遠隔操作する)ことにより、前記バケットノズル27と前記サイドノズル28とのいずれから流体を放出させるかを選択することができる。
また、図5では図示していないが、本実施例1において、前記バケットノズル27と前記サイドノズル28とを、それぞれ、「棒状の流体の放出」用ノズル、「シャワー上の流体の放出」用ノズル、及び「噴霧状の流体の放出」用ノズルにさらに分割し、前記切り替え部30により、ユーザーが前記3つのいずれのタイプのノズルにより流体を放出させるか選択できるようにしてもよい。
次に、図6は、本実施例1において、図1−5を参照して上述した構成にさらに付加されている構成を説明するためのものである。図6において、31は上部旋回体1に設置された貯水タンクであって後述の吐出又は吸水用ポンプよりも上方に配置された貯水タンク、32は吐出又は吸水用ポンプ、33は前記貯水タンク31と前記ポンプ32との間を接続する吸水ホース、である。
本実施例1では、図6に示すように、前記貯水タンク31に呼び水用出口31aが備えられている。また、本実施例1では、前記呼び水用出口31aと前記ポンプ32とを接続して貯水タンク31からの呼び水をポンプ32に送るための呼び水パイプ34が備えられている。また、前記呼び水パイプ34の途中部分には、逆止弁35が備えられている。なお、図6において、(A)で示す破線は実用吸水レベル、(B)で示す破線は呼び水レベルを示している。
以上のように、本実施例1では、貯水タンク31の位置をポンプ32よりも上方に配置して、さらに貯水タンク31からの呼び水をポンプ32に送るための呼び水パイプ34の途中に逆止弁35を設けている。従来の消防車の水タンクにおいては、水平方向から給水管が設置してあり、タンク内の水を全て使用出ずにタンク内に必ず呼び水用の水量を残さなければならないなどの無駄と煩雑さと、ポンプへ水を供給するための真空状態を作るために高額な真空ポンプを装備しており、そのための設置費用やメンテナンス費用が掛かるという問題があった。本実施例1のように、消防(防災)用パワーショベルの一部装置として、貯水タンク31に呼び水用の出口31aを設け、それとポンプ32の間に、逆止弁35を設ける場合は、呼び水用の水量を残す必要がなく、重力により水圧も保つことができ、逆流も防げるようになるため、高額な真空ポンプの装備が省略できるので、大幅なコストダウンが可能となる。よって、本実施例1によれば、消防(防災)用パワーショベルなどにおいて(さらに、消防車本体やその他の機械や車や設備においても)、流体の加圧状態を守り、逆流を防止したい場合に広い範囲で役に立つ。このように、本実施例1では、パワーショベルに、貯水タンク31、ポンプ32、及び逆止弁35を備えたので、運転席での吸水操作により水を貯水タンク31へ安定的に供給することが可能になる。また、本実施例1では、前述のように、ポンプ32を貯水タンク31より下の位置に設置し、逆止弁35をポンプ32と貯水タンク31との間に設置しているので、適度な水圧がかかり逆流も防げるので、真空状態に保つ必要もなく、貯水タンクに水を供給できる。
また、本実施例1においては、水などの流体を吸水又は給水する際に、パワーショベルやクレーン等の旋回機構を備えた上部旋回体1の下部に、一定方向以上の角度に旋回可能な外部ホース保持部11(ホースガイドスイベルジョイント)を備えている。さらに、本実施例1では、上部旋回体1の中央もしくは駆動側付近から下部走行体4に向けて直下したL型の外部ホース保持部11(ホースガイドスイベルジョイント)に、上部旋回体1に対してやや水平方向に向けて設置した鉄管或いは樹脂管を振り子状態に重みを加えて、上部旋回体1の旋回に対してスムーズに外部ホース保持部11(ホースガイドスイベルジョイント)が回転するようにしている。よって、本実施例1によれば、例えば、水などの流体を散水する目的で、外部から吸水又は給水を必要とする際に、上部旋回体1の下部に取り付けられた外部ホース保持部11(ホースガイドスイベルジョイント)に、外部からのホースを繋ぎ込み、ガイド管11cに沿って外部ホース13を配置することにより、上部旋回体1が左右に旋回した場合でも、外部ホース13の折れ曲がりを防ぎ、外部ホース13がキャタピラ5やタイヤなどに巻き込まれないようにした。その結果として、重機などの上部旋回体1が旋回している場合でも、流体放出部からの吸水のための水の安定供給が可能になった。又、外部ホース保持部11(ホースガイドスイベルジョイント)を図1に示すようにL字状の形成し、上部旋回体1の底部に対してほぼ水平にガイド管11cを伸ばした構成にすることにより、外部ホース13の折れ曲がりを防止できるとともに、上部旋回体1のスムーズな左右の旋回が可能となった。
また、本実施例1においては、水などの流体を散水する際に、各機械の散水部付近に使用目的に応じた多方向手動及び自動切換え器(図5の符号30参照)を付けるようにしている。これにより、例えば、回転式バケット付きパワーショベルの先端バケットの内部、アーム、ブーム、もしくはクレーンや高所作業車等から水などの流体を散水する際に、使用目的に応じた多方向の手動及び自動切換が可能になる。従来は、単一の方向に向けた散水方法しかなかった。又、従来は、散水の状態を棒状や散水や噴霧など目的に応じて切り替えるためにはノズルを交換する必要があったが、それでは現場での瞬時の対応が困難であった。本実施例1により、必要に応じた簡単な手動及び自動の切り替えが可能になった。
また、本実施例1においては、貯水タンク31と吸水・吐出用の油圧ポンプ32を重機などの上部旋回体1の上部もしくは後部に載せ、上部旋回体1下部の外部ホース保持部11(ホースガイドスイベルジョイント)と下部走行体4に取り付けたホースガイド12(ホース巻き込み防止用安定ガイド)を設け、貯水タンク31と最終ガイドとの間と、貯水タンク31とバケット23,24との間に、吸排水管とコネクターを複数個取り付け、一定方向以上の角度に旋回可能な外部ホース保持部11(ホースガイドスイベルジョイント)を設ける構成を採用している。貯水用タンク31の近傍に取り付けられたコネクターは、消防用又は水道用として利用でき、火災時や災害時の消化や給水に対して、消防車や消火栓以外の水道などの水源からでも対応できる。従来は、重機などの上部旋回体1の上部に装備された貯水タンク31に直接外部ホース13を繋いでいたので、上部旋回体1が左右に旋回する度に外部ホース13の繋ぎ口やその途中が折れ曲がってしまい、水などの流体を必要量吸水又は給水することが容易に出来なかった。また、従来は、上部旋回体1が左右に旋回するときに、外部ホース13がキャタピラ5やタイヤなどに巻き込まれてしまい、外部ホース13から安定した流量を流体放出部へ供給することが困難であった。本実施例1によれば、これらの不都合を解決することができる。
図7は本発明の実施例2を説明するための図である。本実施例2は、前記実施例1に図7に示す構成を付加したものである。
図7において、図1−6と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。図7において、41は、前記の前記下部走行体4の走行方向と直交する方向に延びている棒状のホースガイド12(図2参照)の外周に備えられ、前記ホースガイド12を回転中心として回動可能に設けられたゴム製もしくはプラスチック製のホースガイドローラである。また、42は、前記棒状の脚部12a(図2参照)の前記ホースガイド12より上方の上端部12b(図2参照)の外周に備えられ、前記上端部12bを回転中心として回動可能に設けられたゴム製もしくはプラスチック製のホースガイドローラである。本実施例2では、前記2つのホースガイドローラ41,42により、前記外部ホース13が前記ホースガイド12又は前記脚部12aの上端部12bに接触して破損してしまうことが防止されている。
また、図7においては、前記上部旋回体1の底面から下方に突出した突出部43と、この突出部43により支持されて前記下部走行体4の走行方向と並行な方向に延びている複数の水平軸44と、前記複数の水平軸44の外周にそれぞれ前記水平軸44を回転中心として回動可能に設けられたゴム製もしくはプラスチック製のホースガイドローラ45と、が備えられている。また、前記水平軸44の図示右側の端部には前記下部走行体4の走行方向と直交する方向に延びている水平軸46と、この水平軸46の外周に前記水平軸46を回転中心として回動可能に設けられたゴム製もしくはプラスチック製のホースガイドローラ47と、が備えられている。本実施例2では、前記2つのホースガイドローラ45,47により、前記外部ホース13が前記下部走行体4に接触して破損してしまうことが防止されている。
図8及び図9は、本発明の実施例3を説明するための図である。本実施例3は、前記実施例1又は2に図8及び図9に示す構成を付加したものである。
図8及び図9において、図1−6と共通する部分には同一の符号を付している。本実施例3では、図8(a)に示すように、放水用配水管29の周囲と放水用の貯水タンクの周囲に、加温用(凍結防止用)の水を流通させる加温用配水管51が巻き付けられている。なお、52は複数の前記加温用配水管51を互いに接続するためのコネクタである。前記加温用配水管51には、図示の矢印の方向に、前記上部旋回体1の駆動用エンジンの熱により加温された水が流れている。
図8(b)は、前記加温用配水管51内を流れる水を加温するための構成を説明するためのものである。図8(b)において、53は前記放水用配水管29に供給される水を蓄積しておくための貯水タンク、54はエンジン、55は前記エンジン54を冷却するためのラジエータ、56は前記ラジエータ55からの加熱された水により前記加温用配水管51内の水を加温するための熱交換器、57は前記加温用配水管51内を流れる加温水をいったん溜めておくためのリザーバ、58は前記加温用配水管51内の水を流通させるためのポンプ、59は前記加温用配水管51内を流れる水を前記放水用配水管29と前記貯水タンク53との双方に分岐して供給するためのヘッダー、60は前記放水用配水管29の先端部29aから放水されている水、である。なお、実際には、前記加温用配水管51の前記放水用配水管29と対向する部分51aは前記放水用配水管29の周囲に巻き付けられているが、図8(b)ではこの様子の図示を省略している。図9は、前記加温用配水管51が前記放水用配水管29の周囲に巻き付けられている状態を示す図である。
本実施例3では、前記加温用配水管51により前記放水用配水管29及び前記貯水タンク53を加温できるので、冬季に、前記放水用配水管29及び前記貯水タンク53内の水が凍結してしまうことを防止することができる。
図10は本発明の実施例4を説明するための図である。本実施例4は、前記実施例1,2又は3に、図10に示す構成を付加したものである。図10において、61,62,63,及び64はそれぞれ前記放水用配水管29の複数箇所に設けられた電磁バルブ、61,62a,63a,及び64aはそれぞれ前記電磁バルブ61,62,63,及び64から排出される排水、65は前記各電磁バルブ61,62,63,及び64をリモートコントロールにより一括して開放させるための一括排水スイッチ、である。
本実施例4では、例えば、本実施例4による散水作業が終了した後、前記放水用配水管29内に残った水を処理する必要がある場合に、運転者が前記一括排水スイッチ65を操作するだけで、前記各電磁バルブ61,62,63,及び64が一度に開放され、開放された各電磁バルブ61,62,63,及び64からそれぞれ前記の残った水が排水されるようになる。
図11は本発明の実施例5を説明するための概略ブロック図である。本実施例5は、前記実施例1,2,3又は4に、図11に示す構成を付加したものである。図11において、71は不凍液を蓄積しておくための不凍液タンク、72は不凍液を前記放水用配水管29又は貯水タンク53(図8など参照)に注入するための不凍液注入用電磁バルブ、73は運転者が前記放水用配水管29からの放水作業を行うときに機器を操作するための操作盤、74は前記操作盤からの信号に基づいて前記不凍液注入用電磁バルブ72を制御するための制御部(マイクロコンピュータなどで構成される)、である。
本実施例5では、例えば、運転者が前記操作盤73を操作して放水作業を終了させるとき、その直前に又は直後に、前記操作盤73から前記制御部74に対して、放水作業の終了を示す信号が送信される。前記制御部74は、前記信号を受信すると、前記不凍液注入用電磁バルブ72を制御して、前記不凍液タンク71に蓄積された不凍液を、所定量だけ前記放水用配水管29又は貯水タンク53に注入する。
本実施例5によれば、前述のように、放水作業の終了の直前又は直後に、前記放水用配水管29内や貯水タンク53内に必要量の不凍液を自動的に注入して、放水作業後に前記放水用配水管29内や貯水タンク53内に残された残り水の凍結を防ぐことができる。よって、本実施例5によれば、従来のように放水作業終了後に残り水の凍結を防ぐために水抜き作業をする必要がなくなり、また、放水作業後に大量の不凍液を散布することによる不経済と環境負荷を防止することができる。
以上、本発明の各実施例について説明したが、本発明及び本発明を構成する各構成要件は、それぞれ、前記の各実施例及び前記の各実施例を構成する各要素として述べたものに限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
本発明の実施例1による流体放出部を備えた上部旋回体付き作業機械に採用された外部ホース保持部11を示す斜視図である。 本発明の実施例1に採用されたホースガイド12を示す斜視図である。 本実施例1における外部ホース保持部11、ホースガイド12、及びスイベルジョイント7の相互の位置関係を示す図である。 図1の外部ホース保持部11と図2のホースガイド12の動作を説明するための図である。 本実施例1における、バケットノズル27、サイドノズル28、及び切り替え部30を示す斜視図である。 本実施例1における、貯水タンク31、ポンプ32、呼び水パイプ34、及び逆止弁35を示す概略図である。 本発明の実施例2を説明するための図である。 本発明の実施例3を説明するための図で、(a)は放水用配水管と加温用配水管を示す図、(b)は加温用配水管内の水の流れを示す図である。 本実施例3を説明するための図である。 本発明による実施例4を説明するための図である。 本発明によれ実施例5を説明するための図である。 従来の上部旋回体を下部走行体に搭載して成るパワーショベルを示す概略図である。 図12のパワーショベルの構成を説明するための概念図である。
符号の説明
1 上部旋回体
1a 底部
2 運転室
3 作業機
4 下部走行体
5 キャタピラ
7 スイベルジョイント
11 外部ホース保持部
11c ガイド管
11a 接合部
11d 接続口
11b 折り曲げ部
12 ホースガイド
13 外部ホース
21 ブーム
22 アーム
23 固定側バケット
24 可動側バケット
27 バケットノズル
28 サイドノズル
29 放水用配水管
31a 呼び水用出口
31 貯水タンク
32 吐出及び吸水用ポンプ
34 呼び水パイプ
35 逆止弁
41,42,45,47 ホースガイドローラ
43 突出部
44,46 水平軸
51 加温用配水管
53 貯水タンク
54 エンジン
55 ラジエータ
61,62,63 電磁バルブ
65 一括排水スイッチ
71 不凍液タンク
72 不凍液注入用電磁バルブ
73 操作盤
74 制御部

Claims (10)

  1. 下部走行体と、前記下部走行体に対して略水平方向に旋回可能に取り付けられた上部旋回体と、前記下部走行体と前記上部旋回体との間で作動油を流通させるためのスイベルジョイントであって前記上部旋回体の旋回中心に備えられたスイベルジョイントと、水などの流体を放出するための流体放出部であって前記上部旋回体に備えられた流体放出部と、を備えた、建築、土木、消火、消毒、融雪、又は地雷除去などの各種作業のために使用する流体放出部付き作業機械において、
    外部との間で流体を流通させるための外部ホースの端部を自らに接続し、前記外部ホースからの流体を前記上部旋回体に導くためのホース保持部であって、前記上部旋回体の旋回中心より走行方向の反対側の位置に前記上部旋回体から下方に向けて突出するように設けられ且つ前記上部旋回体に対して略水平方向に旋回可能に設けられたホース保持部を備え、これにより、前記上部旋回体が旋回しても前記外部ホースはその位置を保持できるようにした、ことを特徴とする流体放出部を備えた上部旋回体付き作業機械。
  2. 請求項1において、前記ホース保持部は、前記上部旋回体の底面から下方に略垂直方向に延びる略垂直部と、前記略垂直部と連続する略水平部であって前記上部旋回体の底面と略水平方向で且つ前記下部走行体の走行方向と反対方向に延びる略水平部とより成り、全体として側面が略L字状に形成されている、ことを特徴とする流体放出部を備えた上部旋回体付き作業機械。
  3. 請求項1において、前記下部走行体の走行方向と反対方向の部分に、前記ホース保持部から前記反対方向に延びる外部ホースの途中部分が載せられるガイド部であって、前記上部旋回体の旋回に伴って前記外部ホースが略水平方向に移動するとき、その移動の範囲が所定範囲内に維持されるように前記外部ホースの移動範囲を制限するためのガイド部を備えた、ことを特徴とする流体放出部を備えた上部旋回体付き作業機械。
  4. 請求項3において、前記ホース保持部と前記ガイド部との間に設けられた摺動部であって、前記外部ホースの前記ホース保持部と前記ガイド部との間の部分を、前記上部旋回体の旋回に伴ってその旋回方向に所定範囲内で摺動させると共に前記部分が下方に垂れ下がって破損しないように支持するための複数のローラを備えている摺動部を備えた、ことを特徴とする流体放出部を備えた上部旋回体付き作業機械。
  5. 請求項1において、前記上部旋回体には、その複数箇所に前記流体放出部がそれぞれ備えられており、前記複数の前記流体放出部のいずれから流体を放出するかをユーザーが選択するための選択スイッチが備えられている、ことを特徴とする流体放出部を備えた上部旋回体付き作業機械。
  6. 請求項1において、前記上部旋回体には、呼び水用の出口を備えた貯水タンクと、前記貯水タンクより下方に設置されたポンプと、前記貯水タンクと前記ポンプとの間を接続するパイプと、前記パイプの途中に備えられた逆止弁と、が備えられている、ことを特徴とする流体放出部を備えた上部旋回体付き作業機械。
  7. 請求項1において、前記流体放出部を構成する放水用配水管及び/又は貯水タンクを加温するためにその周囲に配置された加温用配水管と、前記加温用配水管内を流通する水を前記上部旋回体の駆動用エンジンの熱により加温するための熱交換器と、を備えたことを特徴とする流体放出部を備えた上部旋回体付き作業機械。
  8. 請求項1において、前記流体放出部を構成する放水用配水管及び/又は貯水タンクを加温するためにその周囲に配置された加温用配水管と、前記加温用配水管内を流通する水を加温するためのヒーターと、を備えたことを特徴とする流体放出部を備えた上部旋回体付き作業機械。
  9. 請求項1において、前記流体放出部を構成する放水用配水管の複数箇所に逆止弁及び排出口をそれぞれ設けたことを特徴とする流体放出部を備えた上部旋回体付き作業機械。
  10. 請求項1において、前記流体放出部を構成する放水用配水管及び/又は貯水タンクに不凍液を注入するための不凍液注入部と、前記流体放出部からの流体の放出が停止される直前又は直後に所定量の不凍液を放水用配水管及び/又は貯水タンクに注入するように前記不凍液注入部を制御するための制御手段と、を備えたことを特徴とする流体放出部を備えた上部旋回体付き作業機械。
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JP2019154945A (ja) * 2018-03-16 2019-09-19 株式会社ハンエイ 消火作業用油圧ショベル及び消火方法

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