JP2020051031A - 作業機械 - Google Patents

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【課題】散水装置に用いる水を利用して大掛かりなレイアウト変更を伴うことなく油圧アタッチメントを駆動する作動油の昇温が抑える。【解決手段】車体、上記車体に回動可能に連結した作業腕21、作業腕21の先端に装着した油圧アタッチメント、油圧アタッチメントに噴水口を向けた姿勢で作業腕21に設置した散水配管43、及び作業腕21の外壁面に配管されて油圧アタッチメントに接続した油圧配管42を備えた作業機械において、散水配管43を流れる水を冷媒として油圧配管42を冷却する熱交換器44を作業腕21に設置する。【選択図】 図2

Description

本発明は、解体作業現場等での粉塵の発生を抑えるための散水装置を備えた作業機械に関し、特に大掛かりなレイアウト変更を伴わずに油圧アタッチメントを駆動する作動油の昇温が抑えられる作業機械に係る。
解体作業に用いる作業機械は、油圧アクチュエータを搭載した破砕機のような油圧アタッチメントを作業腕に装着して作業を行うことが多い(特許文献1等参照)。
特許第5154337号公報
油圧アタッチメントを駆動する回路には、駆動速度を上げるために一般に2速合流回路が採用されている。また、解体作業では油圧アタッチメントを頻繁に動かす。そのため、油圧アタッチメントの駆動回路の作動油温度は上昇し易い傾向にある。作動油温度が過度に上昇すると、作動油配管等のシール類の劣化が早まる恐れがある。ところが、解体作業に用いられる作業機械では長尺の作業腕が用いられる場合も多い。長尺の作業腕の場合、高温の作動油が流れる範囲を小さく抑えようとして油圧アタッチメントの近く、つまり作業腕の先端付近に作動油の冷却機構を新設すると、機体のバランスに影響する恐れがある。
ここで、この種の作業機械には、解体作業に伴う粉塵の飛散を抑えるために、油圧アタッチメントの周囲に水を撒くための散水装置が作業腕に設置されることがある。この散水装置に使用される水は油圧アタッチメントの周囲に散布する以外に使用されることはなく、また粉塵の飛散抑制以外の用途に着目されることもなかった。
本発明の目的は、散水装置に用いる水を利用して大掛かりなレイアウト変更を伴うことなく油圧アタッチメントを駆動する作動油の昇温が抑えられる作業機械を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、車体、前記車体に回動可能に連結した作業腕、前記作業腕の先端に装着した油圧アタッチメント、前記油圧アタッチメントに噴水口を向けた姿勢で前記作業腕に設置した散水配管、及び前記作業腕の外壁面に配管されて前記油圧アタッチメントに接続した油圧配管を備えた作業機械において、前記散水配管を流れる水を冷媒として前記油圧配管を冷却する熱交換器を前記作業腕に設置したことを特徴とする。
本発明においては、従来は単に作業機の先端に散布する以外の用途がなかった散水用水に着目し、この水を利用して油圧アタッチメントの駆動回路の作動油を冷却するシステムを構築した。本発明によれば、従来はただ散布されて消費されてきた散水用水を、油圧アタッチメントを駆動する作動油の冷却に活用できる。作動油温度の上昇が抑えられるため、油圧アタッチメントの油圧配管等のシール類の劣化も抑えられる。また、散水配管は散水装置の用途から元々油圧アタッチメントの油圧配管の近くに配管されており、熱交換器を経由するための配管レイアウトの変更も極軽微である。また追加設備である熱交換器にしても、油圧配管や散水配管の一部を置換するものに過ぎない。熱交換器を設置することで機体の重量バランスに与えられる影響は無視できるレベルである。このように、散水装置に用いる水を利用して大掛かりなレイアウト変更を伴わずに、油圧アタッチメントを駆動する作動油の昇温が抑えられる。
本発明の第1実施形態に係る作業機械の外観を表す側面図 図1の作業機械の作業腕の先端(アーム)の右側面を斜め上後方から見た部分拡大図 図2に示された熱交換器の断面図 本発明の第2実施形態に係る作業機械に備えられた熱交換器を表す図
以下に図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
(第1実施形態)
−作業機械−
図1は本発明の第1実施形態に係る作業機械の外観を表す側面図である。以降において、同図中の左右に対応する方向を作業機械の前後とする。図1に示した作業機械は、車体10及び作業機(フロント作業機)20を備えている。車体10は、走行体11及び旋回体12を備えている。
走行体11は、本実施形態では無限軌道履帯を有する左右のクローラ13を備えており、左右の走行駆動装置18により左右のクローラ13をそれぞれ駆動することで走行する。走行駆動装置18には例えば油圧モータと減速機が用いられる。
旋回体12は、走行体11上に旋回装置(不図示)を介して旋回可能に設けられている。旋回体12の前部(本実施形態では前部左側)には、操作者が搭乗する運転室14が設けられている。旋回体12における運転室14の後側には、原動機や油圧駆動装置等を収容した動力室15が、最後部には機体の前後方向のバランスを調整するカウンタウェイト16が搭載されている。原動機はエンジン(内燃機関)又は電動機である。作業機械に搭載された油圧シリンダや油圧モータ等の油圧アクチュエータは、油圧駆動装置に含まれる油圧ポンプから吐出される作動油によって駆動される。旋回体12を走行体11に対して連結する旋回装置には旋回モータが含まれており、旋回モータによって走行体11に対して鉛直軸を中心に旋回体12が旋回駆動される。本実施形態における旋回モータは油圧モータであるが、電動モータを用いることもあれば、油圧モータ及び電動モータの双方を用いることもある。
作業機20は作業腕21及び作業腕21の先端に装着した油圧アタッチメント22を備えている。本実施形態における作業腕21は、少なくとも1つ(本例では1つ)のブーム23、少なくとも1つ(本例では1つ)の中間アーム24及びアーム25を含む多関節型の装置である。ブーム23は、左右に延びるピン(フートピン)を介して下端部が旋回体12に回動可能に連結されており、ブームシリンダ26の伸縮動作に伴って旋回体12に対し上下に回動する。本例のブーム23は、第1ピース23A及び第2ピース23Bに分解可能な長尺のブームであり、これら第1ピース23A及び第2ピース23Bが相互に連結されて一体となっている。中間アーム24はブーム23の先端(第2ピース23Bの先端)に左右に延びるピンを介して回動可能に連結されており、中間アームシリンダ27の伸縮動作に伴ってブーム23に対して回動する。アーム25は中間アーム24の先端に左右に延びるピンを介して回動可能に連結されており、アームシリンダ28の伸縮動作に伴って中間アーム24に対して回動する。
油圧アタッチメント22は油圧アクチュエータを搭載したアタッチメント(本例では破砕機)であり、ブラケット22a、旋回装置22b及びアタッチメント本体22cを含んで構成されている。ブラケット22aは、アーム25の先端に左右に延びるピンを介して回動可能に連結されており、チルトシリンダ29の伸縮動作に伴ってアーム25に対して回動する(つまり油圧アタッチメント22がアーム25に対して回動する)。旋回装置22bとアタッチメント本体22cの間に介在し、ブラケット22aに対してアタッチメント本体22cを旋回可能に連結している。アタッチメント本体22cは、一対の破砕爪22dとこれら破砕爪22dを開閉する油圧シリンダ22eとを含んで構成されている。破砕爪22dの根本部には鉄骨等を切断するためのカッタ22fが設けられている。ブームシリンダ26、中間アームシリンダ27、アームシリンダ28、チルトシリンダ29及び油圧シリンダ22eはいずれも複動式の油圧シリンダである。
−配管要部−
図2は作業腕の先端(アーム)の右側面を斜め上後方から見た部分拡大図である。作業腕21には、油圧アタッチメント22の作業位置(例えば解体中の解体対象物)に散水し解体作業に伴って発生する粉塵の飛散を抑制するための散水装置が備えられている。系統の全体構成は図示していないが、散水装置の基本構成は特許5154337号公報に記載されているものと同様であり、作業腕21の先端(アーム25の先端)に油圧アタッチメント22の方向に散水口を向けて設置したノズル(不図示)を備えている。このノズルを介して油圧アタッチメント22の作業位置及びその周囲に散水することで粉塵の飛散を抑制する。
本実施形態において、アーム25における左右方向の一方を向いた側面(本例では右側面)には、油圧配管41,42、散水配管43及び熱交換器44が配管されている。油圧配管41,42及び散水配管43は適当な間隔で設置されたブラケット45によってアーム25の外壁面に沿って支持されており、チルトシリンダ29の基部よりも車体10に近い側では概ね平行にアーム25の長手方向に延在している。
油圧配管41の先端は、ブラケット45から更に油圧アタッチメント22側に延びてチルトシリンダ29のボトムポートに接続している。油圧配管41の基端は、車体10に搭載した油圧ポンプ(不図示)や作動油タンク(不図示)に対してコントロールバルブ(不図示)を介して接続している。油圧ポンプから吐出された圧油がコントロールバルブ及び油圧配管41を介してチルトシリンダ29のボトムポートに供給されると、チルトシリンダ29が伸長して油圧アタッチメント22がクラウド方向に回動する。チルトシリンダ29の伸長に伴ってチルトシリンダ29のロッドポートから排出された作動油は、油圧配管46(図2)及びコントロールバルブを通って作動油タンクに戻される。反対に油圧ポンプから吐出された圧油がコントロールバルブ及び油圧配管46を介してチルトシリンダ29のロッドポートに供給されると、チルトシリンダ29が収縮して油圧アタッチメント22がダンプ方向に回動する。チルトシリンダ29の収縮に伴ってチルトシリンダ29のボトムポートから排出された作動油は、油圧配管41及びコントロールバルブを通って作動油タンクに戻される。
油圧配管42の先端は、ブラケット45から更に延びて油圧アタッチメント22の油圧シリンダ22eの一方側(例えばボトム側)のポートに接続している。油圧配管42の基端は、油圧配管41の基端と同様に、油圧ポンプや作動油タンクに対してコントロールバルブを介して接続している。油圧ポンプから吐出された圧油がコントロールバルブ及び油圧配管42を介して油圧シリンダ22eのボトムポートに供給されると、油圧シリンダ22eが伸長して一対の破砕爪22dが閉じる。油圧シリンダ22eの伸長に伴って油圧シリンダ22eのロッドポートから排出された作動油は、油圧シリンダ22eのロッドポートに接続された他方の油圧配管(不図示)及びコントロールバルブを通って作動油タンクに戻される。反対に油圧ポンプから吐出された圧油がコントロールバルブ及び他方の油圧配管を介して油圧シリンダ22eのロッドポートに供給されると、油圧シリンダ22eが収縮して破砕爪22dが閉じる。油圧シリンダ22eの収縮に伴って油圧シリンダ22eのボトムポートから排出された作動油は、油圧配管42及びコントロールバルブを通って作動油タンクに戻される。
散水配管43はブラケット45から更に延び、先端にはノズル(不図示)が備わっている。ノズルは油圧アタッチメント22又はその作業位置に噴水口を向けた姿勢で作業腕21に設置されている。本実施形態ではアーム25の右側に配管された散水配管43をアーム25の下側から左側に這い回した配管構成を図2に例示しているが、この配管レイアウトについてはノズルのレイアウト等によって適宜変更され得る。散水配管43の基端は、給水ポンプ(不図示)に接続されている。給水ポンプは作業機械に車載することもできるが、作業機械の外部に設置したものでも良い。給水ポンプの吸い込み口は貯水タンクやプール等の水源(不図示)の水中に浸漬しており、給水ポンプから吐出された水が散水配管43を流れてノズルから散布される。
−熱交換器−
図3は熱交換器44の断面図である。熱交換器44は散水配管43を流れる水を冷媒として油圧アタッチメント22用の油圧配管42を冷却するものであり、本実施形態では油圧配管42の一部(後述する内筒44a)を包囲すると共に散水配管43を流れる水を通す筒状の密閉容器で構成されている。熱交換器44は効果上の観点では油圧アタッチメント22に近い方が望ましいが、本実施形態では各配管のレイアウト等とのバランスを併せて考慮してアーム25の右側面に設置した場合を例示している(図2)。
本実施形態における熱交換器44の構成について具体的に説明すると、この熱交換器44は、内筒44a及び外筒44bを有し軸方向の両側が端面で封止された二重管構造になっている。内筒44aは外筒44bの中心からオフセットしており、両端面にはそれぞれ配管継手52,53が1つずつ取り付けられている。一方の配管継手52は内筒44aの内部通路の一端に、他方の配管継手52は内筒44aの内部通路の他端に接続している。一方の配管継手53は外筒44bの内部通路(内筒44aの外側)の一端に、他方の配管継手53は外筒44bの内部通路(内筒44aの外側)の他端に接続している。配管継手52には油圧配管42が接続され、配管継手53には散水配管43が接続される。言い換えれば、内筒44aは油圧配管42の途中の一部を構成し、外筒44bは散水配管43の途中の一部を構成する。このような構成により、散水装置が動作している間、外筒44bの内部(内筒44aの周囲)は流水で満たされ、油圧アタッチメント22の動作に伴って油圧配管42(内筒44a)を流れる作動油が散水配管43を流れる水で冷却されるようになっている。
なお、配管継手52については高圧の圧油が流通するため、熱交換器44の端面に対して溶接して高い気密性が確保してある。配管継手53については同様に溶接しても良いが、流通するのが低圧の水であるため単に熱交換器44の端面に対してねじ込むだけでも構わない。
−効果−
本実施形態においては、従来は単に作業機の先端に散布する以外の用途がなかった散水用水に着目し、この水を利用して油圧アタッチメント22の駆動回路の作動油を冷却するシステムを構築した。本実施形態によれば、従来はただ散布されて消費されてきた散水用水を、油圧アタッチメント22を駆動する作動油の冷却に活用できる。作動油温度の上昇が抑えられるため、油圧アタッチメント22の油圧配管42等のシール類の劣化も抑えられる。散布する水は温められるが、粉塵の飛散抑制の役割を果たす上で何等問題はない。また、散水配管43は散水装置の用途から元々油圧アタッチメント22の油圧配管42の近くに配管されており、熱交換器44を経由するための配管レイアウトの変更も極軽微である。また追加設備である熱交換器44にしても、油圧配管42や散水配管43の一部を置換するものに過ぎない。熱交換器44を設置することで機体の重量バランスに与えられる影響は、作業腕21が長尺であることを考慮しても無視できるレベルである。このように、散水装置に用いる水を利用して大掛かりなレイアウト変更を伴わずに、油圧アタッチメント22を駆動する作動油の昇温が抑えられる機構を構築することができる。また、油圧配管42と散水配管43の途中の一部を熱交換器44で置換するだけの簡素な構成であるため、既存の機種に適用(既存機を改造)することも容易である。
(第2実施形態)
図4は本発明の第2実施形態に係る作業機械に備えられた熱交換器を表す図である。本実施形態が第1実施形態と相違する点は熱交換器の構成のみであり、その他の点について本実施形態は第1実施形態と同様である。
本実施形態においても熱交換器44の基本構成は第1実施形態と同じく二重管構造であるが、配管継手53が、熱交換器44の端面ではなく、密閉容器(外筒44b)の中心軸方向の両側において外周面に取り付けてある。本実施形態の場合、熱交換器44を第1実施形態と同様に内筒44aと外筒44bがオフセットした構成とすることもできるが、内筒44aと外筒44bが同心円状の構成とすることもできる。また、第1実施形態に比べて熱交換器44は小径のものでも良い。
本実施形態において、2つの配管継手53は熱交換器44の径方向の外側に突出している。熱交換器44を作業腕21に設置した場合、アーム25を水平にした状態で2つの配管継手53がいずれも熱交換器44から下向きに突き出す構成である。本実施形態における配管継手53は例えばエルボであり、出入口の開口方向が直交したものである。車体10に近い側の配管継手53における散水配管43との接続開口は車体側を向いており、油圧アタッチメント22に近い側の配管継手53における散水配管43との接続開口は油圧アタッチメント側を向いている。これら配管継手53には第1実施形態と同様に散水配管43が接続される。熱交換器44(外筒44b)の流路に対して散水配管43の流路がオフセットした形態となるが、第1実施形態と比較して散水配管43のレイアウトの差は軽微である。
本実施形態によっても、熱交換器44を設けたことによって第1実施形態と同様の効果が得られる。また、本実施形態の場合、熱交換器44の端面に接続されるのが油圧配管42のみであるため、内筒44aと外筒44bを同心円状とすることができる。この場合、外筒44bにより形成される内筒44aを覆う水路の厚みが周方向に均一化でき、内筒44aを流れる作動油を周方向から均一に冷却できる。また、熱交換器44の端面に接続するのが油圧配管42のみであるため、端面の直径ひいては熱交換器44の直径を第1実施形態に比べて小さくすることができる。また、配管継手53も熱交換器44から下向きに取り回してある。そのため、熱交換器44のアーム25からの突出量が抑えられ、作業中に熱交換器44が障害物に干渉する可能性が第1実施形態に比べて減少する。このことは障害物の多い現場で稼働する解体機においては特に有意義である。
(変形例)
以上においては破砕機を油圧アタッチメント22の一例として説明したが、廃材のスクラップ処理や運搬等に用いるチルト式のフォークグラップルを油圧アタッチメント22として用いることもできる。油圧アクチュエータを搭載したアタッチメントであれば、その油圧アクチュエータに油圧配管42を接続することで、油圧アクチュエータを駆動する作動油を散水用水で効果的に冷却できる。
また、前述した2つの実施形態では油圧アタッチメント22の単一の油圧配管42を熱交換器44に通す構成を例示したが、油圧アタッチメント22の他方の油圧配管(例えば図2の油圧配管46)を冷却対象に加える構成としても良い。この場合、複数の油圧配管を共通の熱交換器44に通す構成としても良いし、他方の油圧配管側に熱交換器44を追加しても良い。熱交換器44を複数設ける場合、散水装置のノズルを2つ設けて散水配管43を分流し、分流した散水配管43をそれぞれ異なる熱交換器44に通すようにすることができる。また、ノズルは1つのままで散水配管43の途中のみを分流し、分流した散水配管43をそれぞれ異なる熱交換器44を通した後で合流させる構成としても良い。
また、クローラ式の車体10を備えた作業機械を例示したが、ホイール式の車体を備えた作業機械にも本発明は適用可能である。また、運転室14や動力室15等が旋回体12として作業機20と共に走行体11に対して旋回する作業機を例示したが、運転室等が走行体に対して固定されて旋回しない構成の作業機械にも本発明は適用可能である。
10…車体、21…作業腕、22…油圧アタッチメント、42…油圧配管、43…散水配管、44…熱交換器、53…配管継手

Claims (4)

  1. 車体、前記車体に回動可能に連結した作業腕、前記作業腕の先端に装着した油圧アタッチメント、前記油圧アタッチメントに噴水口を向けた姿勢で前記作業腕に設置した散水配管、及び前記作業腕の外壁面に配管されて前記油圧アタッチメントに接続した油圧配管を備えた作業機械において、
    前記散水配管を流れる水を冷媒として前記油圧配管を冷却する熱交換器を前記作業腕に設置したことを特徴とする作業機械。
  2. 請求項1に記載の作業機械において、前記熱交換器は、前記油圧配管の一部を包囲すると共に前記散水配管を流れる水を通す筒状の密閉容器で構成されていることを特徴とする作業機械。
  3. 請求項2に記載の作業機械において、前記散水配管は、前記密閉容器の両端面に配管継手を介して接続していることを特徴とする作業機械。
  4. 請求項2に記載の作業機械において、前記散水配管は、前記密閉容器の中心軸方向の両側において外周面に配管継手を介して接続していることを特徴とする作業機械。
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