JP4968952B2 - 転圧機械のポンプ装置 - Google Patents
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Description
通常、タイヤローラ等の転圧機械を用いた路面の舗装工事においては、大量の水が使われる。即ち、転圧された路面の舗装材に対して散水することにより舗装材を冷却して硬化を促進することが行われている。
このグリスの補給のため、給散水ポンプはその摺接部の近傍に配置されたグリスカップを備え、このグリスカップを介してグリスの補給が可能となっている。より詳しくは、グリスカップは、グリスを収容したカップ部と、カップ部の先端に連通したグリス供給端とを有しており、斯かるグリス供給端が摺接部に臨んで配設されている。そして、このグリスカップに所定角度の回転操作を付与することにより、グリス供給端より規定量のグリスが摺接部に供給される。
このため、給散水ポンプにグリスを補給する場合、運転席に既に着座した作業者は、車体から降りる必要があり、グリスの補給作業は、作業者にとって負担になることがある。
また、給散水ポンプへのグリスの補給やメンテナンスは通常、車体の外壁に開閉可能にして設けたアクセス開口を通じて行われるが、アクセス開口とグリスカップとの位置関係によっては、グリスカップがアクセス開口から見えにくい場所にあることがある。このような場合、作業者は、グリスカップを回したり、カップ部にグリスを補充する作業を容易に行えず、このことも、グリスの補給作業は作業者には負担をかけるものとなっている。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、簡単な構成で、グリスの補給を容易に行うことができる転圧機械のポンプ装置を提供することにある。
この構成によれば、グリスカップがカバーから露出しており、グリスの補給作業が楽に行える。また、グリスの補給作業にともなってカバーを取り外す必要はないので、カバーの簡素化が図れる。
この構成によれば、操作レバーがカバーから露出しているので、切替弁の切替操作の操作性に優れる。
更に、前記ポンプは、油圧モータにより駆動されている構成とすることが好ましい(請求項5)。
本発明が適用される転圧機械としては特に限定されないが、例えば、図1に示すタイヤローラに適用した場合を例に説明する。
図1に示すように、タイヤローラ2は、大きく分けてみたとき、前後方向に延びる車体4と、車体4の前部に回転可能に設けられた前側転圧ローラ6と、車体4の後部に回転可能に設けられた後側転圧ローラ8とを備えている。
ここで、水タンク10は、車体4の内部にて路面の舗装工事の際に使用される大量の水を貯留しておくものである。
前側転圧ローラ6は、車体4の幅方向に延びる前側車軸と、この前側車軸に取り付けられた3個の前側ゴムタイヤ30とからなり、前側車軸、即ち、前側ゴムタイヤ30は車体4の前部下側に操向支持体32を介して取り付けられている。ここで、操向支持体32は、前述したステアリングホイール22の操作により車体4の左右方向に旋回し、前側転圧ローラ6を左右に操向、つまり、操舵させることができる。
また、各後側ゴムタイヤ46の近傍には、前側ゴムタイヤ30の前側散布ノズル38及び前側摺接体44と同様な態様の後側散布ノズル48(散水ノズル49、液剤ノズル51)と後側摺接体50が配設されており、後側散布ノズル48及び摺接体50は車体4の後端部から垂下された後側ブラケット52に取り付けられている。
より詳しくは、ポンプ装置56は、ポンプ58と、ポンプ58を駆動する油圧モータ60と、ポンプ58の吸水口62に連結された吸水側配管64と、ポンプ58の吐出口66に連結された吐出側配管68と、吸水側配管64及び吐出側配管68の途中にそれぞれ介挿されている切替弁(後述する)と、これらの全体を囲うカバー72とを備えている。
なお、ポンプ58は、図1に示すように、運転デッキ14上に配置されるが、この運転デッキ14の所定位置には貫通孔が設けられており、この貫通孔にポンプ58の取付台座104から突出したボルト106が挿通される。そして、このボルト106に運転デッキ14の裏面側よりナットが螺合され、ポンプ58は運転デッキ14に締結される。
グリス注入口124にはコネクタ130がねじ込んで取り付けられており、このコネクタ130から可撓性を有した延長チューブ126が延び、この延長チューブ126内はグリスで満たされている。延長チューブ126は、シールハウジング部110の開口を通じてベアリングハウジング80外に導出され、その先端にグリスカップ128が取り付けられている。
取付ブラケット138は、グリスカップ128を所望位置に取り付けるための部材であり、グリスカップ128のカップ本体132を挟んだ両端部にねじ孔を有する。なお、図3の取付ブラケット138は、ねじ孔に取付ボルト140を螺合した状態で示されている。
従って、油圧モータ60、即ち、ポンプ58が駆動されると、ポンプ58は吸水口62から水を吸い込み、斯かる水を加圧して吐出口66より吐出させることができる。
前述した図3に示すように、吸水側配管64は吸水口62側からメイン吸水配管150と、このメイン吸水配管150に吸水側三方切替弁152を介して接続された水タンク側吸水配管154及び外部側吸水配管156とからなる。ここで、吸水側三方切替弁152は、ポンプ側出口158と、水タンク側入口160と、外部側入口162とを備えており、切替レバー164の操作により、ポンプ側出口158に対して水タンク側入口160又は外部側入口162の接続を選択的に切り替えるものである。具体的には、切替レバー164が図3中のA位置にあるとき、水タンク側入口160とポンプ側出口158が接続され、一方、外部側入口162とポンプ側出口158との間の接続は遮断された状態にある。これに対し、切替レバー164がB位置にあるとき、外部側入口162とポンプ側出口158とが接続され、一方、水タンク側入口160とポンプ側出口158との間の接続は遮断された状態にある。なお、切替レバー164は、ポンプ58に対し、車体の前後方向でみて前側に位置付けられている。
水タンク側吸水配管154は、水タンク10内の水を吸い込むための配管であり、吸水側三方切替弁152の水タンク側入口160と水タンク10とを接続し、水タンク10の底部に位置付けられた吸込口を有している。
他車給水配管172は、水タンク10の水を他車へ供給するための配管であり、90度に屈曲したエルボ型配管200と、このエルボ型配管200から延びる可撓性を有した長尺なホース202とからなり、エルボ型配管200が他車給水側切替弁180の他車側出口186に連結されている。ホース202は、他車への給水を行わない場合には、巻かれた状態で車体の収納スペース(図示せず)に収納されている。
水タンク注水配管176は、90度に屈曲したエルボ型配管208と、このエルボ型配管208から延びる可撓性を有したホース210とからなる。エルボ型配管208は、路面散水側切替弁182の水タンク注水側出口196に連結されている。ホース210は、水タンク10の上方に位置付けられた注水口を有している。
なお、各側面板218の下端縁にはフランジ228がそれぞれ設けられており、これらフランジ228はボルト232を介して運転デッキ14に連結されている。即ち、カバー72は運転デッキ14に固定されている。
以上のようなポンプ装置56の使用の態様について、図3を基に以下に説明する。
まず、車体内の水タンク10が空の場合、外部の水源から水を汲み上げ、水タンク10に供給する。即ち、この際には、外部側吸水配管156のホース168を延ばし、このホース168の先端を水源の水中に沈める。このとき、吸水側三方切替弁152の切替レバー164はB位置に切り替えられ、ポンプ58の吸水口62と外部側吸水配管156とが互いに接続されており、また、他車給水側切替弁180の切替レバー190はC位置に切り替えられているとともに、路面散水側切替弁182の切替レバー198はE位置に切り替えられ、ポンプ58の吐出口66と水タンク注水配管176とが互いに接続されている。この状態で、ポンプ58が駆動され、ポンプ58は、外部側吸水配管156を介して外部の水源の水を汲み上げ、水タンク注水配管176を介して水タンク10内に水を吐出する。
上記した実施例においては、ポンプの駆動手段として油圧モータ60を採用した態様について説明したが、本発明は、この態様に限定されるものではなく、電動モータを採用しても構わない。
また、本実施例においては、路面散水装置に路面用散水パイプ54を用いた態様について説明したが、本発明はこの態様に限定されるものではなく、路面散水装置として、例えば、車体後部に設けた路面散水用のノズルを採用する態様としても構わない。
4 車体
10 水タンク
12 外壁
18 運転席
54 路面用散水パイプ
56 ポンプ装置
58 ポンプ
60 油圧モータ
62 吸水口
64 吸水側配管
66 吐出口
68 吐出側配管
74 ポンプ軸
122 メカニカルシール
124 グリス注入口
126 延長チューブ
128 グリスカップ
132 カップ本体
134 蓋体
152 吸水側三方切替弁
164 切替レバー
180 他車給水側切替弁
182 路面散水側切替弁
190 切替レバー
198 切替レバー
Claims (5)
- 転圧機械の水タンクから水使用装置への水の供給に使用されるポンプ装置において、
前記ポンプ装置は、
前記転圧機械の運転席の斜め後方に隣接して配置されたポンプを備え、
前記ポンプは、
ポンプ軸の外周が摺接する摺接部と、
前記摺接部に臨んで設けられたグリス注入口と、
前記グリス注入口から前記ポンプのハウジングを通過して延び、前記運転席の近傍に位置付けられた端部を有し、且つ、その内部がグリスで満たされている延長チューブと、
前記延長チューブの前記端部に配設され、その内部のグリスを前記延長チューブ内に押出し、前記延長チューブ内のグリスを前記グリス注入口から前記摺接部に供給可能とする手動操作型のグリスカップと
を備えたことを特徴とする転圧機械のポンプ装置。 - 前記ポンプを覆うカバーを更に含み、
前記グリスカップが、前記カバーの表面から露出していることを特徴とする請求項1に記載の転圧機械のポンプ装置。 - 前記ポンプの吸水口を前記水タンクに接続する一方、外部の水源に接続可能とする吸水側配管系と、
前記ポンプの吐出口を前記水タンクに接続する一方、前記転圧機械に搭載された水使用装置に接続可能とする吐出側配管系と、
前記吸水側配管系及び前記吐出側配管系にそれぞれ介挿され、前記ポンプの吸水口及び吐出口の接続先をそれぞれ切り替える複数の切替弁とを更に備え、
前記カバーは前記切替弁の周辺の配管系の部分をも覆っていることを特徴とする請求項2に記載の転圧機械のポンプ装置。 - 前記切替弁は、その切替操作を行う操作レバーを含み、前記操作レバーが前記カバーの表面から露出していることを特徴とする請求項3に記載の転圧機械のポンプ装置。
- 前記ポンプは、油圧モータにより駆動されていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の転圧機械のポンプ装置。
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