WO2006022271A1

WO2006022271A1 - 携帯端末装置、及び印刷システム及び方法

Info

Publication number: WO2006022271A1
Application number: PCT/JP2005/015292
Authority: WO
Inventors: Fumiyuki Izawa
Original assignee: Kyocera Corporation
Priority date: 2004-08-27
Filing date: 2005-08-23
Publication date: 2006-03-02
Also published as: US20080030780A1; CN101006418A; WO2006022271A8; JPWO2006022271A1; US8400652B2; JP4680197B2

Description

明細書

携帯端末装置、及び印刷システム及び方法

技術分野

[0001] 本発明は、主にプリンタにケーブルを介して直接接続し、画像データをプリンタ〖こ出力する携帯端末装置、及び印刷システム及び方法に関する。

本願は、 2004年 8月 27日に出願された特願 2004— 248096号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。

背景技術

[0002] 従来の技術として、プリンタにケーブルを介して直接接続し、ユーザが指定した画像をプリンタに印刷させるデジタルカメラが一般的に知られている（例えば、特許文献 1及び特許文献 2参照）。また、近年、携帯電話機や PDA (Personal Digital Assi stant)などの携帯端末装置にもカメラが搭載されつつある。これらに搭載されているカメラは高画素化してデジタルカメラと同等の性能が得られるようになってきて、る。こうなると、デジタルカメラに特有の技術についても、携帯端末装置に搭載したいとの巿場ニーズが生じてきており、その技術の中の 1つに、前述の、プリンタにケーブルを介して直接接続し、画像を印刷する機能も含まれている。

特許文献 1 :特開平 11 155120号公報

特許文献 2 :特開 2001—218096号公報

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0003] し力しながら、携帯端末装置はデータ通信機能を備えており、インターネットなどのウェブページ力も得る画像や電子メール受信時の添付画像など、様々な形態の画像データを内部に記憶することになる。そのため、デジタルカメラのようにユーザが自ら撮影した画像を印刷するのみではなぐ例えば、他者が作成してインターネット上で販売している待ち受け画像を携帯端末装置にダウンロードして印刷してしまう可能性力 Sある。ところで、このような待ち受け画像には著作権が設定されている場合が多いため、無断で印刷できる状態を放置しておくことは画像データの著作権の保護の点で問題がある。また、逆にデジタルカメラやデジタルビデオカメラなどにも通信モジュールを設け、携帯電話機などと同等のデータ通信機能を有するものも登場しつつある。これらについても上記と同様の問題が生じる。

[0004] 本発明は、上記問題を解決すべくなされたもので、その目的は、著作権の設定などにより印刷が許可されて、な、画像データをユーザが識別することを可能とし、また印刷を制限することができる携帯端末装置、及び印刷システム及び方法を提供することにある。

課題を解決するための手段

[0005] 上述した課題を解決するために、本発明は、画像データを記憶する画像記憶部（例えば、後述する実施形態における画像記憶部 17)と、

ユーザの操作を受けて、前記画像記憶部に記憶された各画像データに対応づけられ、これを識別するための画像データ識別情報を表示する表示手段 (例えば、同実施形態における表示部 11)と、

前記画像記憶部に記憶された各画像データが印刷可能力否かを、該画像データに基づいて判定する判定手段 (例えば、同実施形態における判定手段 13b)と、前記判定手段の判定結果に基づ、て、前記表示手段に表示される各画像データが印刷可能力否力を前記ユーザが識別できるように、前記表示手段の表示を制御する表示制御手段 (例えば、同実施形態における表示制御手段 13a)と、

を備えた携帯端末装置を提供する。

[0006] 好ましくは、画像データの信号出力を行う接続手段 (例えば、同実施形態における接続部 16)を更に備える。

典型例として、前記接続手段を介して接続される画像形成装置 (例えば、同実施形態における印刷装置 20)の対応可能な画像データの送受信方式を確認する確認手段 (例えば、同実施形態における制御部 13)を更に備え、

前記判定手段は、前記画像記憶部に記憶された各画像データが印刷可能か否かを、前記確認手段の確認結果及び当該画像データのうち少なくとも 1つに基づいて判定する。

他の典型例として、前記接続手段を介して接続される画像形成装置 (例えば、同実施形態における印刷装置 20)から、印刷可能な画像フォーマットの情報を受信する受信手段 (例えば、同実施形態における制御部 13)を更に備え、

前記判定手段は、前記画像記憶部に記憶された各画像データが印刷可能か否かを、前記画像フォーマット情報及び当該画像データのうち少なくとも 1つに基づいて判定する。

前記ユーザにより印刷を希望する画像データが選択されて印刷指示を受けた時、選択された画像データのうち、前記判定手段によって印刷可能と判定された画像データを前記接続手段により信号出力する画像送信手段 (例えば、同実施形態における画像送信手段 13c)を更に備えても良い。

[0007] 典型例として、前記画像データ識別情報は各画像データに付与されたファイル名であり、前記画像記憶部は、各画像データと、対応する前記ファイル名とを関連付け飞 feす。。

前記画像データ識別情報は、前記画像記憶部に記憶された画像データ自身であつても良い。

また、前記画像データ識別情報は、前記画像記憶部に記憶された画像データを縮小した縮小画像データ (例えば、同実施形態におけるサムネイル 110)でも良ぐこの場合、前記画像記憶部は、各画像データと、対応する前記縮小画像データとを関連付けて記憶する。

[0008] 好適例として、前記表示制御手段は、前記表示手段に前記画像データ識別情報を表示する際の背景色を、前記画像データが印刷可能な場合には第 1の背景色 (例えば、同実施形態における「背景色あり」の場合)、前記画像データが印刷可能でない場合には第 2の背景色 (例えば、同実施形態における「背景色なし」の場合)を用いる前記表示制御手段は、前記表示手段に前記画像データ識別情報を表示する際に、印刷可能でな!、画像データの前記画像データ識別情報は前記表示手段に表示しないようにしても良い。

また、前記表示制御手段は、前記表示手段に前記画像データ識別情報を表示する際に、印刷可能な画像データの前記画像データ識別情報のみを前記表示手段に表示するようにしても良い。

[0009] 別の好適例として、前記画像記憶部に記録された各画像データは、当該画像データに著作権が設定されているか否かを示す著作権設定情報を含み、

前記判定手段は、前記著作権設定情報が著作権が設定されてヽることを示す場合に、前記画像データを印刷可能でな、と判定する。

[0010] 典型例として、前記画像記憶部に記録された各画像データは、該画像データの形式を示す拡張子 (例えば、 JPEGの拡張子である「JPG」 )を含むファイル名が付与されており、

前記判定手段は、前記拡張子が、前記受信手段により受信した画像フォーマット情報に適合する拡張子である場合に、前記画像データが印刷可能であると判定する。別の典型例として、前記印刷可能な画像フォーマットは、ヘッダまたはフッタを含む所定のデータ形式 (例えば、拡衝 PEGフォーマット）であり、

前記判定手段は、前記画像データが前記所定のデータ形式に合致しな!、場合に、前記画像データを印刷可能でないと判定する。

この場合、前記判定手段は、前記所定のデータ形式の前記ヘッダまたはフッタに所定の印刷許可判別情報 (例えば、同実施形態における著作権設定領域 108または自由領域 109に書き込まれる情報）が存在しない場合には、前記画像データを印刷可能と判定するようにしても良い。

また、前記判定手段は、前記所定のデータ形式の前記ヘッダまたはフッタに所定の印刷許可判別情報 (例えば、同実施形態における著作権設定領域 108または自由領域 109に書き込まれる情報)が存在する場合に、前記印刷許可判別情報が印刷許可を示す情報 (例えば、同実施形態における KENNERIOO)を含む場合には印刷可能と判定し、前記印刷許可判別情報が印刷不許可を示す情報 (例えば、同実施形態における KENNERIOl)を含む場合には印刷可能でな、と判定するようにしても良い。

また、前記受信手段により前記画像フォーマット情報を受信した時、該画像フォーマット情報に含まれている前記所定のデータ形式の情報を内部の記憶領域に記録する手段を有しても良い。 [0011] また、前記携帯端末装置は、画像データを記憶するサーバ装置にネットワークを介して接続する通信部と、

前記通信部を介して前記サーバ装置から前記画像データを受信すると、前記画像記憶部に記録する記録手段と、

を更に備えるようにしても良、。

[0012] 画像データを印刷可能な画像形成装置 (例えば、後述する実施形態における印刷装置 20)と該画像形成装置と接続される携帯端末装置 (例えば、同実施形態における携帯端末装置 10)とを有する印刷システム (例えば、同実施形態における印刷システム 1)において、

前記携帯端末装置は、

前記画像形成装置と接続される接続手段 (例えば、同実施形態における接続部 16 )と、

前記画像形成装置の対応可能な画像データの送受信方式を前記画像形成装置との間で確認する確認手段 (例えば、同実施形態における制御部 13)と、

前記画像形成装置から、印刷可能な画像フォーマットの情報を受信する受信手段 ( 例えば、同実施形態における制御部 13)と、

各画像データを記憶する画像記憶部（例えば、同実施形態における画像記憶部 1 7)と、

ユーザの操作を受けて、前記画像記憶部に記憶された各画像データを識別可能な画像データ識別情報を表示する表示手段 (例えば、同実施形態における表示部 1 1)と、

前記画像記憶部に記憶された各画像データが印刷可能か否かを、前記確認手段の確認結果、前記画像フォーマット情報、及び該画像データのうち少なくとも 1つに基づいて判定する判定手段 (例えば、同実施形態における判定手段 13b)と、前記判定手段の判定結果に基づ、て、前記表示手段に表示される各画像データが印刷可能力否力を前記ユーザが識別できるように、前記表示手段の表示を制御する表示制御手段 (例えば、同実施形態における表示制御手段 13a)と、

前記ユーザにより印刷を希望する画像データが選択されて印刷指示を受けた時、選択された画像データのうち、前記判定手段によって印刷可能と判定された画像データを前記画像形成装置に送信する画像送信手段 (例えば、同実施形態における画像送信手段 13c)と、

を備え、

前記画像形成装置は、

前記画像フォーマット情報を前記携帯端末装置に送信する能力情報送信手段 (例えば、同実施形態における能力情報送信手段 22b)と、

前記携帯端末装置から送信される画像データを受信する画像受信手段 (例えば、同実施形態における画像受信手段 22c)と、

前記画像受信手段が受信した前記画像データを印刷出力する出力手段 (例えば、同実施形態における出力部 21)と、

を備えた印刷システムを提供する。

[0013] 本発明はまた、画像データを記憶し、

ユーザの操作を受けて、前記記憶された各画像データに対応づけられ、これを識別するための画像データ識別情報を表示し、

前記画像記憶部に記憶された各画像データが印刷可能力否かを、該画像データに基づいて判定し、

前記判定の結果に基づ、て、前記表示される各画像データが印刷可能か否かを前記ユーザが識別できるように前記表示の方法を制御する

過程を具備する印刷方法を提供する。

発明の効果

[0014] この発明によれば、著作権の設定などにより印刷が許可されていない画像データをユーザが識別することを可能とし、また印刷を制限することができる、携帯端末装置、及び印刷システム及び方法を得ることができる。

図面の簡単な説明

[0015] [図 1]本発明の一実施形態による携帯端末装置及び印刷システムの構成を示すプロック図である。

[図 2]同実施形態における、画像データのデータ構成を示した図である。 [図 3]同実施形態における、印刷処理を示したフローチャートの前半である。

[図 4]同実施形態における、印刷処理を示したフローチャートの後半である。

[図 5]同実施形態における、画像データの判定処理を示したフローチャートである。

[図 6A]同実施形態における、背景色の変更設定を行う場合の画面例である。

[図 6B]同様に、背景色の変更設定を行う場合の画面例である。

[図 6C]同様に、背景色の変更設定を行う場合の画面例である。

[図 6D]同様に、背景色の変更設定を行う場合の画面例である。

[図 6E]同様に、背景色の変更設定を行う場合の画面例である。

[図 7A]同実施形態における、縮小画像データを表示した場合の画面例を示した図である。

[図 7B]同実施形態における、画像データを表示した場合の画面例を示した図である

[図 8A]同実施形態における、印刷対象を判定前に予め決めた場合の画面例を示した図である。

[図 8B]同様に、印刷対象を判定前に予め決めた場合の画面例を示した図である。

[図 9A]同実施形態における、画像データの詳細情報を表示する場合の画面例を示した図である。

[図 9B]同様に、画像データの詳細情報を表示する場合の画面例を示した図である。

[図 9C]同様に、画像データの詳細情報を表示する場合の画面例を示した図である。符号の説明

[0016] 10 携帯端末装置、 11 表示部、 12 操作部、 13 制御部

13a 表示制御手段、 13b 判定手段、 13c 画像送信手段

14 通信部、 15 撮像部、 16 接続部、 17 画像記憶部

20 印刷装置、 21 出力部、 22 制御部、 23 接続部

22a 可動確認認証手段、 22b 能力情報送信手段

22c 画像受信手段

発明を実施するための最良の形態

[0017] 以下、本発明の一実施形態による携帯端末装置及び印刷システムを図面を参照して説明する。

図 1は、本実施形態による携帯端末装置 10と印刷装置 20によって構成される印刷システム 1を示す概略ブロック図である。同図において、印刷装置 20は、上述した画像形成装置に該当し、例えば、デジタルカメラ等と USB (Universal Serial Bus) ケーブルで直接接続し、ノソコンを介さずに、デジタルカメラ等から直接画像データを受信して印刷することができるダイレクト印刷機能を有するプリンタである。

印刷装置 20において、接続部 23は、上記した USBなどの接続インタフェースであり、後述する携帯端末装置 10に直接接続する。制御部 22は、印刷装置 20における画像データの印刷処理を制御し、可動確認認証手段 22aと能力情報送信手段 22b と画像受信手段 22cを備えて、る。

[0018] 制御部 22において、可動確認認証手段 22aは、印刷装置 20と携帯端末装置 10とが接続されたことを接続部 23を介して検出した時、携帯端末装置 10が印刷装置 20 が備えて！/ヽる画像データの送受信方式に合致する装置であるか否かを判定し、合致する装置の場合には携帯端末装置 10を認証する。能力情報送信手段 22bは、可動確認認証手段 22aによって携帯端末装置 10が認証されたとき、印刷装置 20が印刷可能な画像データのフォーマットなどの情報を接続された携帯端末装置 10に送信する。画像受信手段 22cは、接続部 23を介して携帯端末装置 10に画像データを要求して画像データを受信する。

印刷装置 20において、出力部 21は、画像受信手段 23cが受信した画像データを紙などに印刷する。

[0019] また、同図において、携帯端末装置 10は、例えば携帯電話端末であり、内蔵されたカメラによって画像の撮影が可能であり、また、インターネット等に接続して通信を行う機能を備えている。携帯端末装置 10において、接続部 16は、例えば USBインタフェースであり、印刷装置 20と直接接続する。撮像部 15は、例えば携帯端末装置 1 0に内蔵された CCD (Charge Coupled Device)カメラであり、ユーザの操作に基づいて画像を撮像する。通信部 14は、インターネット 30に無線で接続し、ユーザの指示に基づいてインターネット 30に接続しているサーノくから画像データをダウンロードし、また、画像データが添付された電子メールを受信する。 [0020] 画像記憶部 17は、撮像部 15が撮像した画像データや通信部 14が受信した画像データにユーザの操作を受けて付与したファイル名もしくは制御部 13が任意に付与したファイル名を対応付けて記憶する。表示部 11は、例えば液晶画面に該当し、ュ一ザの操作に基づ、て画像記憶部 17が記憶して、る画像データに対応付けられたファイル名を読み出して表示する。また、撮像部 15が画像を撮像する際に表示部 11 に被写体を映し出す時などに利用される。操作部 12は、例えばキーボードであり、ュ一ザの操作を受付ける。

[0021] 制御部 13は、撮像部 15によって撮像された画像データや通信部 14を介して受信した画像データを画像記憶部 17に記録するなどの機能を備えて、る他に、表示制御手段 13a、判定手段 13b、画像送信手段 13cを備えている。制御部 13において、判定手段 13bは、ユーザが操作部 12を介して、画像記憶部 17から画像データある Vヽはファイル名を読み出して表示する指示を行つたときに、当該画像データに設定されて、る著作権情報等を参照して、印刷可能な画像データであるか否かを判定する

[0022] 表示制御手段 13aは、判定手段 13bによって印刷可能と判定された画像データと印刷可能でな、と判定された画像データをユーザが識別できるように表示部 11に画像データのファイル名を表示する。画像送信部 13cは、ユーザの印刷実行指示を受けた時、判定手段 13bによって印刷可能と判定された画像データのみを接続部 16を介して印刷装置 20に送信する。

[0023] なお、携帯端末装置 10と印刷装置 20は USBケーブルのように物理的に直接接続される以外に、 Bluetoothと呼ばれる規格に基づく無線通信手段や、 IrDAと呼ばれる規格に基づく赤外線通信手段で接続される構成であってもよい。

また、画像データの信号出力としては、 USBなどの接続インタフェースのみでなぐメモリーカードを利用しても良い。 DPOF (Digital Print Order Format)を用いた印刷予約機能として、複数の印刷を希望する画像を選択し、これらの印刷画像サィズゃ印刷枚数を指定した上で、印刷予約フラグを付してメモリーカードに格納することができる機能がある。この印刷予約されたメモリーカードをプリンタに装着すると、プリンタでは印刷予約フラグを検出し、指定された画像を指定枚数、指定サイズで自動的に印刷することが可能である。今回の発明は、この印刷予約機能にも適用可能であり、このメモリーカードに印刷予約すべき画像データを選択する画面の表示時に適用できる。すなわち、印刷可能な画像データの識別情報のみを表示させたり、背景色を変えるなどの処理を行うことにより、同様の効果を得ることができる。

また、表示部 11に表示させるのはファイル名に限られず、画像データ自体や後述する画像データのサムネイルであってもよ、。

[0024] 図 2は、印刷装置 20が印刷を行う画像データ 100のフォーマットのデータ構成を示した図である。本フォーマットに該当するフォーマットとしては例えば、拡張され^ JPE G画像フォーマットに該当する Exifフォーマット (Exchange image file format) (登録商標）がある（以下、本フォーマットを拡衝 PEGフォーマットと呼ぶ)。

[0025] 同図において、画像データ 100は、ヘッダ 101と主画像データ 120から構成されている。ヘッダ 101には主画像データ 120が撮像された際の情報である画素数 102、撮影日時 104、機種名 105、絞り値 106が存在し、また、主画像データ 120を正しく読み取るための情報である圧縮モード 103、色空間 107等の情報が存在する。

これらの情報は、ユーザが携帯端末装置 10で撮影した時に、携帯端末装置 10によって書込まれる。また、有料コンテンツの制作者などによって画像データ 100が生成される場合には、画像を生成するソフトウェアによってこれらの情報が書込まれる。

[0026] ヘッダ 101には更に、著作権設定領域 108と自由領域 109が存在する。著作権設定領域 108は、有料コンテンツの制作者などが作成する画像データの場合に、当該制作者が著作権を放棄して、な、、即ち印刷を許可しな、ことを示す情報が設定され、有料コンテンツ制作者の操作に基づいてソフトウェアが設定する。自由領域 109 は、将来の利用のために予約されて、る領域である。

[0027] サムネイル 110は、主画像データ 120を縮小した画像データであり、サイズが予め定められていることから、ソフトウェアなどによって画面に一覧表示する場合に高速に表示を行うことができる。主画像データ 120には、画像データの本体が存在し、本実施形態の印刷装置 20が印刷可能な JPEG (Joint Photographic Coding Exper ts Group)フォーマット（一般の JPEGを拡張したもの）の画像データが格納されて!ヽる。なお、この拡衝 PEGフォーマットを有する画像データ 100のファイル名は、「XXX XX. JPG」と、通常の JPEGファイルと同じ拡張子である「JPG」が利用されているので、本拡張フォーマットの画像データか一般的 ¾[PEGかを識別するためにはヘッダ 10 1の存在を確認することが必要となる。

[0028] また、著作件設定領域 108は、著作権情報の設定を行わない場合には領域自体が存在しないようにしてもよい。この時、著作権情報が存在しないためユーザが自由に印刷できるようにしてもよい。

[0029] また、著作権の有無を示す情報は、著作権設定領域 108を利用せず、自由領域 1 09の特定の領域を利用して設定するようにしてもよい。なぜなら、著作権設定領域 1 08は、多くのプリンタのベンダーやデジタルカメラのベンダー間で共有して利用される領域であり、個別利用が制限されるからである。

例えば、ある携帯端末装置 10の開発企業が、特定の有料コンテンツ制作者に携帯端末装置 10専用の待ち受け画面の画像データの制作を依頼した場合には、当該待ち受け画面の画像データは他のベンダーが開発した携帯端末装置で表示できない場合もあり、著作権設定領域 108の利用が許可されない可能性もある。そのとき、自由領域 109の特定の領域を利用して携帯端末装置 10の開発会社と当該有料コンテンッ制作者が予め決めた著作権の情報を設定することで、携帯端末装置 10によって著作権の有無の判定が可能となる。

[0030] 図 3及び図 4は、携帯端末装置 10と印刷装置 20の間で実行される画像データの印刷処理を示したフローチャートである。同図において、ステップ S1の破線で囲まれた処理は、ユーザによって行われることを示し、それ以外の実線で囲まれた処理は携帯端末装置 10もしくは印刷装置 20によって実行される処理である。

[0031] まず最初に、ユーザによって携帯端末装置 10と印刷装置 20がケーブルを介して接続される (ステップ Sl)。ケーブルが接続されると携帯端末装置 10の接続部 16と印刷装置 20の接続部 23を介して両装置の接続が検出される。そして、携帯端末装置 10の制御部 13は、可動確認認証を受けるため、携帯端末装置 10に予め設定されて、る、デバイスのクラス等の情報を含んだ可動確認認証要求を印刷装置 20に送信する (ステップ S 2)。可動確認認証要求を受信した印刷装置 20の可動確認認証手段 22aは、可動確認認証要求に含まれている情報に基づいて、携帯端末装置 10が印刷装置 20が備えて、る画像データの送受信の方式に合致する装置である力否かを判定する。判定によって合致する装置であると判定されたとき携帯端末装置 10を認証し、認証応答を送信する (ステップ S3)。

[0032] 印刷装置 20は、携帯端末装置 10が認証されたとき、印刷装置 20が可能な画像データのフォーマット、例えば、ファイルの拡張子情報や上述した拡衝 PEGフォーマツトなどの情報などを含む能力情報を携帯端末装置 10に送信する (ステップ S4)。携帯端末装置 10は内部に受信した能力情報を設定する (ステップ S5)。

[0033] 次に、携帯端末装置 10はユーザの指示を受けて画像記憶部 17から印刷対象となる画像データのファイル名を読み出し、表示部 11にファイル名を一覧表示する (ステップ S6)。ユーザは印刷対象の画像データのファイル名を選択する。このとき複数選択することが可能である。そして、ユーザの印刷開始指示を受付ける (ステップ S7)。印刷開始指示を受付けた画像送信手段 13cは、選択されたファイル名に対応する画像データごとに、検索キーとして一意に識別可能な ID番号を付与する (ステップ S 8)。そして、印刷する画像データの情報を印刷装置に送信するための IDリストを XM L (extensible Markup Language)形式で作成する（ステップ S 9)。

[0034] 次に図 4に示すように、携帯端末装置 10は、作成した XML形式の印刷リストを印刷装置 20に送信する (ステップ S10)。 XML形式の印刷リストを受信した印刷装置 2 0は、印刷リストに含まれている IDを 1つ読み出し携帯端末装置 10に送信する (ステップ S 11 )。 IDを受信した携帯端末装置 10の画像送信手段 13cは画像記憶部 17から画像データを読み出して印刷装置 20に送信する (ステップ S12)。印刷装置 20の出力部 21は、受信した画像を印刷する (ステップ S 13)。印刷が終了すると印刷装置 20は、印刷リストに読み出していない IDが存在する力否かを判定し、読み出していな V、IDが存在する場合にはステップ SI 1から S 14の処理を継続する（ステップ S 14)。読み出していない IDがなくなった場合には印刷完了を携帯端末装置 10に送信する (ステップ S 15)。

[0035] 印刷完了を受信した携帯端末装置 10についてはケーブルを抜いて印刷を終了してもよく、また、ユーザが再度印刷開始指示を行うことで続けて印刷を行うことも可能である。

[0036] なお、ステップ S6からステップ S9の処理は、ケーブルを接続する前に携帯端末装置 10単体で行うことも可能であり、その場合には、ステップ S6からステップ S9までの処理がステップ S1からステップ S5の前段に行われることになる。

[0037] また、ファイル名を読み出して一覧表示するのではなぐ表示部 11に画像データを表示しているときに、サブメニューから印刷実行を選択して画像データを 1つずつ印刷するようにすることも可能であり、このときには XML形式の印刷リストには 1つの ID だけが登録されることになる。

[0038] また、サムネイル 110を一覧表示するようにしてもよぐその場合には、ユーザはファィル名の変わりにサムネイルを選択して印刷を行うことになる。

[0039] 図 5は、携帯端末装置 10の判定手段 13b及び表示制御手段 13aによる画像データの判定及び表示処理を示したフローチャートである。本フローチャートの処理は、上述した印刷処理にぉ、て、ステップ S6の段階で行われる処理である。

まず最初に、ユーザの指示を受けて、制御部 13が画像記憶部 17からの画像データのファイル名の一覧表示処理を実行する (ステップ Sal)。制御部 13は、読み出したファイル名を表示部 11に一覧表示する (ステップ Sa2)。次に、ユーザは操作部 12 においてサブメニューを選択し、表示変更を選択する (ステップ Sa3)。

[0040] 表示変更指示を受付けた判定手段 13aは、一覧表示されて!/ヽるファイル名に対応する画像データが印刷可能な画像データ力否かを判定する。

例えば、携帯端末装置 10内に、印刷装置 20から受信した能力情報に基づいて、 J PEGファイルの拡張子である「JPG」と、 GIF (Graphics Interchange format)フアイルの拡張子である「GIF」が適応可能な拡張子として設定されて!ヽる場合には、拡張子が「JPG」または「GIF」となって、る場合には印刷可能であると判定する。「JP Gjと「GIF」以外の拡張子である場合には処理を終了する (ステップ Sa4)。

次に、印刷装置 20から受信した能力情報に含まれている情報に基づいて、印刷可能な画像データ力否かを判定する。例えば、能力情報に「JPG」の拡張子と、拡衝 P EGフォーマットの情報が含まれて、る場合には、拡衝 PEGフォーマットか否かで判定を行う。そして、拡衝 PEGフォーマットでないと判定されたときは処理を終了する（ステップ Sa5)。

[0041] 次に、拡衝 PEGフォーマットの画像データであると判定されたときに、ヘッダ 101 に著作権設定領域 108が存在するか否かを判定する。著作権設定領域 108が存在しない場合には、自由に印刷できると判断し、印刷可能な画像データとして次の処理に進む (ステップ Sa6)。著作権設定領域が存在する場合には、次に、「著作権有り」と設定されてヽるか「著作権無し」と設定されてヽるカゝ否かを判定する。

具体的には著作権設定領域 108において、著作権有りの場合には「KENNRI01」との文字列が記載されて設定されており、著作権無しの場合には「KENNRIOO」と設定されている。このような文字列を検出でき、この内容が「著作権有り」と設定されている場合には印刷できないため処理を終了する (ステップ Sa7)。次に、著作権が無 Vヽ印刷可能な画像データ及び著作権設定領域 108が存在しなヽ画像データを印刷可能な画像データとして登録する (ステップ Sa8)。そして、表示制御手段 13aは、印刷可能なファイルにつ、て背景色を変更して表示部 11に表示する (ステップ Sa9)。本処理後、ユーザは背景色が変わった画像データについてのみ印刷対象ファイルとして選択することができる。また、前述のように、著作権設定領域 108を含まず自由領域 109に前述の文字列を記載するようにとり決めても良い。

[0042] なお、ステップ Salにお、て画像データのファイル名を一覧表示する際に、ユーザが入力した検索文字列に該当するファイル名のみを検索して表示するようにしてもよい。

また、上述したフローチャートではファイル名を一覧表示することとして、たがサムネイルを一覧で表示するようにしてもょ、。

[0043] 図 6A〜6Eは、上述した印刷可能力否かを判定する処理の過程における携帯端末装置 10の画面遷移を示した図である。

図 6Aは、ユーザが一覧表示を起動した時の画面であり、画像記憶部 17に記憶されて、る画像データのファイル名が一覧表示されて、る。

図 6Bは、ユーザがファイル名の一覧表示を行った後にサブメニューを選択した場合の画面の表示を示した図である。図 6Bにおいて、ユーザが「印刷設定」のメニューを選択すると図 6Cに示す画面表示に遷移する。図 6Cにおいて、ユーザが「印刷対象背景選択」を選択すると、次に図 6Dの画面表示に遷移する。

図 6Dにおいて、「印刷対象の背景色を変更」を選択すると上述した印刷可能力否かの判定処理が行われ、画面表示は図 6Eに示す状態に遷移し、印刷可能なものにつ、てのみ背景色を変更して表示する。

[0044] 図 7Aは、印刷対象として画像データのファイル名を表示するのではなくサムネイルを表示した場合の画面を示した図であり、サムネイルを一覧表示する場合には、印刷可能なファイルについて背景色を変更して表示することになる。具体的には、印刷対象となる画像データ 200に縁取りのように背景色の領域 201を表示する。

なお、サムネイルは縮小された画像データであることから、印刷可能なものについてはそのまま表示し、印刷できないものについてはグレースケールなどで表示するようにしてもよい。また、サムネイルで表示する場合には、印刷可能でない画像データのサムネイルにつヽては画面に表示しな、ようにしてもよ、。

[0045] 図 7Bは、印刷対象として画像データ自体を表示した場合の画面を示した図であり、画像データを表示する場合には、画面に「著作権有」などの印刷可否の文字情報 20 2を表示するようにしてもよい。また、上述したサムネイルの場合のように印刷が可能な画像データにっヽてはそのまま表示し、印刷が可能でな、画像データにっヽてはグレースケールで表示するようにしてもよい。また、印刷が可能でない画像データについては画面に表示させないようにしてもよい。また、印刷が可能な画像データは背景色を変えて表示するようにしてもょ、。

[0046] なお、図 7A及び 7Bは、印刷対象となる画像データをユーザが識別できるように設定した後の状態を示した図であり、著作権情報が設定されている画像データであつても画面で参照することは可能である。

また、予めユーザが識別できるように背景色を変えるなどの設定を行って、る場合には、初めに一覧表示を行った段階で、背景色を変更して表示するようにしてもよい

[0047] 図 8A、 8Bは、印刷可能な画像データ力否かをユーザが識別せずに選択して印刷する場合の画面遷移を示した図である。

図 8Aは、画像記憶部 17に記憶されてヽる画像データのファイル名を一覧表示した画面表示を示しており、それぞれのファイル名にはチェックボックスが設定されており、ユーザは印刷したい画像データのチェックボックスにチェックを設定する。そして、印刷を実行すると、チェックボックスが選択された画像データにっヽて上述した判定処理が行われた結果、印刷可能な画像データにっヽては IDが付与されて印刷装置 20に送信され、印刷できな力つた画像データについては図 8Bに示すように処理結果として画面に表示する。

[0048] 図 9A〜9Cは、ユーザが画像データを印刷する力否かに関わらず、携帯端末装置 10の画像記憶部 17に記憶されている画像データに著作権情報が設定されているか否かを確認する際の画面表示を示した図である。

図 9Aにお、て、一覧表示されたファイル名から確認を行!ヽた、ファイル名を選択する。ここでは「TEST01. JPG」が選択されている。そしてサブメニューを選択すると図 9Bに示すメニューが表示される。このメニューの中から「詳細情報」を選択すると、図 9Cに示す画像データの情報が表示され、可否理由 300の欄に「著作権付きデータ」であることが表示され、「TEST01. JPG」は印刷できないことをユーザは認識することが可能となる。

[0049] なお、上述した実施形態にお!ヽては、ヘッダ 101を含んで構成される画像データ 1 00としていた力ヘッダ 101の構成がフッタとして含まれる画像データであってもよい

[0050] 以上説明したように、本実施形態における携帯端末装置においては、画像データを印刷可能な画像形成装置が備えている画像データの送受信方式に合致する装置であるかを確認し、画像形成装置から、印刷可能な画像フォーマットの情報を受信する。また、各画像データを記憶する画像記憶部と、ユーザの操作を受けて、画像記憶部に記憶された各画像データを識別可能な画像データ識別情報を画面に表示する表示手段とを有する。そして、画像記憶部に記憶された各画像データが印刷可能か否かを、上記画像データの送受信方式に関する確認結果、上記画像フォーマット情報、及び当該画像データのうち少なくとも 1つに基づいて判定する。そして、判定結果に基づいて、表示手段に表示される各画像データが印刷可能か否かをユーザが識別できるように、表示手段の表示が制御される。そして、ユーザにより印刷を希望する画像データが選択されて印刷指示が出された時、選択された画像データのうち、印刷可能と判定された画像データが画像形成装置に送信される。

そのため、ユーザは、印刷可能な画像データの画像データ識別情報を表示画面で確認することができ、また、印刷可能な画像データのみを画像形成装置に送信することが可能となる。それによつて、例えば、著作権情報が設定された画像データについては、ユーザに印刷できない画像データであることを認識させ、また、画像形成装置に印刷できなヽ画像データを送信しなヽようにすることができる。

[0051] また、画像データが印刷可能な場合には第 1の背景色を用いて画像データ識別情報を画面表示し、画像データが印刷可能でない場合には第 2の背景色を用いて画像データ識別情報を画面表示することができるので、ユーザは、背景色の違いから印刷可能な画像データと印刷可能でない画像データを識別することが可能となる。

[0052] また、画像データが印刷可能でな、場合には画像データ識別情報を画面表示せず、画像データが印刷可能な場合には画像データ識別情報を画面表示することができるので、ユーザは印刷可能でない画像データを意識せずに、印刷対象となる画像データを選択することが可能となる。

[0053] さらに、また、画像記憶部に記録された各画像データは、該画像データの形式を示す拡張子を含むファイル名が付与されており、該拡張子が、画像形成装置から受信した画像フォーマット情報に適合する拡張子である場合に、画像データが印刷可能であると判定することが可能である。そのため、拡張子によって、予め画像形成装置が印刷できな、画像データを識別することができ、ユーザに印刷できな、画像データであることを示すと共に画像形成装置に送信しないようにすることが可能となる。

[0054] さらに、また、印刷可能な画像フォーマットは、ヘッダまたはフッタを含む所定のデータ形式を有し、画像データが該所定のデータ形式に合致しない場合に、画像データを印刷可能でないと判定するようにできる。そのため、データ形式によって予め画像形成装置が印刷できな、画像データを識別することができ、ユーザに印刷できな V、画像データであることを示すと共に画像形成装置に送信しな!ヽようにすることが可能となる。

ここで、上記所定のデータ形式のヘッダまたはフッタに所定の印刷許可判別情報が存在しない場合には、前記画像データを印刷可能と判定することができる。そのため、例えば、所定の印刷許可情報が著作権設定情報である場合には、そもそも著作権情報がな、画像データにっ、てはユーザに印刷可能な画像データであることを示すと共に画像形成装置に送信して印刷することが可能となる。

また、所定のデータ形式の前記ヘッダまたはフッタに所定の印刷許可判別情報が存在する場合には、印刷許可判別情報が印刷許可を示す情報を含む場合には印刷可能と判定し、印刷許可判別情報が印刷不許可を示す情報を含む場合には印刷可能でないと判定することができる。そのため、例えば、所定の印刷許可情報が著作権設定情報であって、印刷許可を示す情報が著作権の設定が無いことを示し、印刷不許可を示す情報が著作権の設定が有ることを示す場合には、著作権情報を判定してユーザに画像データの印刷可否を示すことが可能となる。また、著作権設定有りの画像データの場合には、画像形成装置に送信しないようにすることも可能となる。

[0055] さらに、画像形成装置力も画像フォーマット情報を受信した時、該画像フォーマット情報に含まれている所定の拡張子や所定のデータ形式の情報を内部の記憶領域に記録することができる。そのため、例えば、画像形成装置の機種によって印刷可能な画像データが変わる場合に、ユーザが、変更された所定の拡張子または所定のデータ形式の情報を携帯端末装置に登録する操作をしなくても、画像形成装置から受信した情報に基づいて判定処理を行うことが可能となる。

[0056] また、画像データを内部に記憶するサーバ装置が接続されたネットワークに接続し、前記ユーザの指示を受け、前記サーバ装置から画像データを受信し、画像記憶部に記録することも可能である。そのため、サーバ装置力も受信した画像データについても、カメラ等によって撮影した画像データと同じく上述した判定処理を行うことができ、有料コンテンツ等の著作権が解放されて、な、画像データの印刷を防ぐことが可能となる。

[0057] 上述の携帯端末装置は内部に、コンピュータシステムを有している。そして、上述した画像データの判定及び表示処理の処理過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、 CD-ROM, DVD-ROM,半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い

産業上の利用可能性

著作権の設定などにより印刷が許可されていない画像データをユーザが識別することを可能とし、また印刷を制限することができる。

Claims

請求の範囲

[1] 画像データを記憶する画像記憶部と、

ユーザの操作を受けて、前記画像記憶部に記憶された各画像データに対応づけられ、これを識別するための画像データ識別情報を表示する表示手段と、

前記画像記憶部に記憶された各画像データが印刷可能力否かを、該画像データに基づ!/、て判定する判定手段と、

前記判定手段の判定結果に基づ、て、前記表示手段に表示される各画像データが印刷可能力否力を前記ユーザが識別できるように、前記表示手段の表示を制御する表示制御手段と、

を備えた携帯端末装置。

[2] 画像データの信号出力を行う接続手段を更に備えた請求項 1に記載の携帯端末装置。

[3] 前記接続手段を介して接続される画像形成装置の対応可能な画像データの送受信方式を確認する確認手段を更に備え、

前記判定手段は、前記画像記憶部に記憶された各画像データが印刷可能か否かを、前記確認手段の確認結果及び当該画像データのうち少なくとも 1つに基づいて判定する請求項 2に記載の携帯端末装置。

[4] 前記接続手段を介して接続される画像形成装置から、印刷可能な画像フォーマットの情報を受信する受信手段を更に備え、

前記判定手段は、前記画像記憶部に記憶された各画像データが印刷可能か否かを、前記画像フォーマット情報及び当該画像データのうち少なくとも 1つに基づいて判定する請求項 2に記載の携帯端末装置。

[5] 前記ユーザにより印刷を希望する画像データが選択されて印刷指示を受けた時、選択された画像データのうち、前記判定手段によって印刷可能と判定された画像データを前記接続手段により信号出力する画像送信手段を更に備えた請求項 2に記載の携帯端末装置。

[6] 前記画像データ識別情報は各画像データに付与されたファイル名であり、前記画像記憶部は、各画像データと、対応する前記ファイル名とを関連付けて記憶する請求項 1に記載の携帯端末装置。

[7] 前記画像データ識別情報は、前記画像記憶部に記憶された画像データ自身である請求項 1に記載の携帯端末装置。

[8] 前記画像データ識別情報は、前記画像記憶部に記憶された画像データを縮小した縮小画像データであり、前記画像記憶部は、各画像データと、対応する前記縮小画像データとを関連付けて記憶する請求項 1に記載の携帯端末装置。

[9] 前記表示制御手段は、前記表示手段に前記画像データ識別情報を表示する際の背景色を、前記画像データが印刷可能な場合には第 1の背景色、前記画像データが印刷可能でない場合には第 2の背景色を用いる請求項 1に記載の携帯端末装置

[10] 前記表示制御手段は、前記表示手段に前記画像データ識別情報を表示する際に

、印刷可能でな!、画像データの前記画像データ識別情報は前記表示手段に表示しな！ヽことを特徴とする請求項 1に記載の携帯端末装置。

[11] 前記表示制御手段は、前記表示手段に前記画像データ識別情報を表示する際に

、印刷可能な画像データの前記画像データ識別情報のみを前記表示手段に表示することを特徴とする請求項 1に記載の携帯端末装置。

[12] 前記画像記憶部に記録された各画像データは、当該画像データに著作権が設定されて!/ヽるか否かを示す著作権設定情報を含み、

前記判定手段は、前記著作権設定情報が著作権が設定されてヽることを示す場合に、前記画像データを印刷可能でな!、と判定する請求項 1に記載の携帯端末装置。

[13] 前記画像記憶部に記録された各画像データは、該画像データの形式を示す拡張子を含むファイル名が付与されており、

前記判定手段は、前記拡張子が、前記受信手段により受信した画像フォーマット情報に適合する拡張子である場合に、前記画像データが印刷可能であると判定する請求項 4に記載の携帯端末装置。

[14] 前記印刷可能な画像フォーマットは、ヘッダまたはフッタを含む所定のデータ形式であり、

前記判定手段は、前記画像データが前記所定のデータ形式に合致しな!、場合に、前記画像データを印刷可能でないと判定する請求項 4に記載の携帯端末装置。

[15] 前記判定手段は、前記所定のデータ形式の前記ヘッダまたはフッタに所定の印刷許可判別情報が存在しなヽ場合には、前記画像データを印刷可能と判定する請求項 14に記載の携帯端末装置。

[16] 前記判定手段は、前記所定のデータ形式の前記ヘッダまたはフッタに所定の印刷許可判別情報が存在する場合に、前記印刷許可判別情報が印刷許可を示す情報を含む場合には印刷可能と判定し、前記印刷許可判別情報が印刷不許可を示す情報を含む場合には印刷可能でないと判定する請求項 14に記載の携帯端末装置。

[17] 前記受信手段により前記画像フォーマット情報を受信した時、該画像フォーマット情報に含まれている前記所定のデータ形式の情報を内部の記憶領域に記録する手段を有する請求項 14に記載の携帯端末装置。

[18] 画像データを記憶するサーバ装置にネットワークを介して接続する通信部と、前記通信部を介して前記サーバ装置から前記画像データを受信すると、前記画像記憶部に記録する記録手段と、

を更に備えた請求項 1に記載の携帯端末装置。

[19] 画像データを印刷可能な画像形成装置と該画像形成装置と接続される携帯端末装置とを有する印刷システムにおいて、

前記携帯端末装置は、

前記画像形成装置と接続される接続手段と、

前記画像形成装置の対応可能な画像データの送受信方式を前記画像形成装置との間で確認する確認手段と、

前記画像形成装置から、印刷可能な画像フォーマットの情報を受信する受信手段と、

各画像データを記憶する画像記憶部と、

ユーザの操作を受けて、前記画像記憶部に記憶された各画像データを識別可能な画像データ識別情報を表示する表示手段と、

前記画像記憶部に記憶された各画像データが印刷可能か否かを、前記確認手段の確認結果、前記画像フォーマット情報、及び該画像データのうち少なくとも 1つに基づ!/、て判定する判定手段と、

前記ユーザにより印刷を希望する画像データが選択されて印刷指示を受けた時、選択された画像データのうち、前記判定手段によって印刷可能と判定された画像データを前記画像形成装置に送信する画像送信手段と、

を備え、

前記画像形成装置は、

前記画像フォーマット情報を前記携帯端末装置に送信する能力情報送信手段と、前記携帯端末装置から送信される画像データを受信する画像受信手段と、前記画像受信手段が受信した前記画像データを印刷出力する出力手段と、を備えた印刷システム。

画像データを記憶し、

過程を具備する印刷方法。