JP2003255943A - 自動作曲・編曲装置および自動作曲・編曲方法を実現するためのプログラム - Google Patents
自動作曲・編曲装置および自動作曲・編曲方法を実現するためのプログラムInfo
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- JP2003255943A JP2003255943A JP2002058495A JP2002058495A JP2003255943A JP 2003255943 A JP2003255943 A JP 2003255943A JP 2002058495 A JP2002058495 A JP 2002058495A JP 2002058495 A JP2002058495 A JP 2002058495A JP 2003255943 A JP2003255943 A JP 2003255943A
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Abstract
な自動作曲・編曲装置および自動作曲・編曲方法を実現
するためのプログラムを提供する。 【解決手段】 自動作曲機能および自動編曲機能間で画
面表示やユーザの操作手順が類似するもの、具体的に
は、自動作曲機能におけるスタイルの選択画面(ステッ
プS2)と自動編曲機能におけるスタイルの選択画面
(ステップS8)に対して、その画面構成を共通化し、
その背景色を異ならせることで両機能を区別する。これ
により、自動作曲機能および自動編曲機能でそれぞれ作
成されるデータやその作業内容の関連性が分かり易くな
り、その結果、ユーザの操作性がより向上する。
Description
び自動編曲機能を備えた自動作曲・編曲装置および自動
作曲・編曲方法を実現するためのプログラムに関する。
能を備えた自動作曲・編曲装置は、従来から知られてい
る。
とえば、自動作曲機能および自動編曲機能の両機能を1
つのアプリケーションソフトウェアで実現し、このソフ
トウェアをパーソナルコンピュータにインストールする
ことにより構成したものがある。
動作曲・編曲装置では、自動作曲機能および自動編曲機
能は1つのソフトウェアで実現されているものの、それ
ぞれ独立したプログラムによって形成されているので、
両機能間で画面表示やユーザの操作手順が類似していた
としても、実際の画面表示や操作手順はまちまちであっ
た。したがって、ユーザは、画面表示から一目でその表
示内容が類似しているか否かを理解できず、また、類似
している操作手順も各機能毎に別々に覚える必要があ
り、ユーザの操作性は必ずしも良いものとは言えなかっ
た。
であり、ユーザの操作性をより向上させることが可能な
自動作曲・編曲装置および自動作曲・編曲方法を実現す
るためのプログラムを提供することを目的とする。
め、請求項1に記載の自動作曲・編曲装置は、自動作曲
機能および自動編曲機能を備えた自動作曲・編曲装置で
あって、前記自動作曲機能および前記自動編曲機能間で
類似する操作処理を要求する表示画面の基礎画面を該各
機能間で共通化して表示する表示手段を有することを特
徴とする。
基礎画面は、前記自動作曲機能におけるモチーフ入力画
面および前記自動編曲機能におけるメロディ入力画面の
各基礎画面であり、前記表示手段は、前記各基礎画面に
入力される各演奏データの入力態様の違いに従って当該
基礎画面の表示態様を異ならせて表示することを特徴と
する(請求項2)。
の自動作曲・編曲システムのサーバ装置は、自動作曲機
能および自動編曲機能を備えた自動作曲・編曲システム
であって、通信ネットワークを介して接続されたサーバ
装置およびクライアント装置からなるもののサーバ装置
において、前記自動作曲機能および前記自動編曲機能間
で類似する操作処理を要求する表示画面の基礎画面を該
各機能間で共通化して表示するための画面データを、前
記クライアント装置からの指示に応じて当該クライアン
ト装置に送信する送信手段を有することを特徴とする。
の自動作曲・編曲システムのクライアント装置は、自動
作曲機能および自動編曲機能を備えた自動作曲・編曲シ
ステムであって、通信ネットワークを介して接続された
サーバ装置およびクライアント装置からなるもののクラ
イアント装置において、前記自動作曲機能および前記自
動編曲機能間で類似する操作処理を要求する表示画面の
基礎画面を該各機能間で共通化して表示するための画面
データを、前記サーバ装置に要求する要求手段と、該要
求手段よる要求に応じて前記サーバ装置が送信した前記
画面データを受信して表示する表示手段とを有すること
を特徴とする。
記載のプログラムは、それぞれ請求項1,3および4と
同様の技術的思想によって実現できる。
に基づいて詳細に説明する。
作曲・編曲装置の概略構成を示すブロック図である。
曲・編曲装置は、主に文字情報を入力するためのキーボ
ード1と、ポインティングデバイスであるマウス2と、
キーボード1の各キーの操作状態を検出するキー操作検
出回路3と、マウス2の操作状態を検出するマウス操作
検出回路4と、装置全体の制御を司るCPU5と、該C
PU5が実行する制御プログラムや、各種テーブルデー
タ等を記憶するROM6と、演奏データ、各種入力情報
および演算結果等を一時的に記憶するRAM7と、タイ
マ割込み処理における割込み時間や各種時間を計時する
タイマ8と、各種情報等を表示する、たとえば大型液晶
ディスプレイ(LCD)若しくはCRT(Cathode Ray
Tube)ディスプレイおよび発光ダイオード(LED)等
を備えた表示装置9と、記憶媒体であるフレキシブルデ
ィスク(FD)20をドライブするフレキシブルディス
クドライブ(FDD)10と、前記制御プログラムを含
む各種アプリケーションプログラムや各種データ等を記
憶するハードディスク(図示せず)をドライブするハー
ドディスクドライブ(HDD)11と、前記制御プログ
ラムを含む各種アプリケーションプログラムや各種デー
タ等を記憶するコンパクトディスク−リード・オンリ・
メモリ(CD−ROM)21をドライブするCD−RO
Mドライブ(CD−ROMD)12と、外部からのMI
DI(Musical Instrument Digital Interface)信号を
入力したり、MIDI信号を外部に出力したりするMI
DIインターフェース(I/F)13と、通信ネットワ
ーク101を介して、たとえばサーバコンピュータ10
2とデータの送受信を行う通信インターフェース(I/
F)14と、MIDII/F13や通信I/F14を介
して入力された演奏データや予め設定された演奏データ
等を楽音信号に変換する音源回路15と、該音源回路1
5からの楽音信号に各種効果を付与するための効果回路
16と、該効果回路16からの楽音信号を音響に変換す
る、たとえば、DAC(Digital-to-Analog Converte
r)やアンプ、スピーカ等のサウンドシステム17とに
より構成されている。
て相互に接続され、CPU5にはタイマ8が接続され、
MIDII/F13には他のMIDI機器100が接続
され、通信I/F14には通信ネットワーク101が接
続され、音源回路15には効果回路16が接続され、効
果回路16にはサウンドシステム17が接続されてい
る。なお、本実施の形態では、他のMIDI機器100
として、鍵盤装置が接続されている。
ように、CPU5が実行する制御プログラムも記憶で
き、ROM6に制御プログラムが記憶されていない場合
には、このハードディスクに制御プログラムを記憶させ
ておき、それをRAM7に読み込むことにより、ROM
6に制御プログラムを記憶している場合と同様の動作を
CPU5にさせることができる。このようにすると、制
御プログラムの追加やバージョンアップ等が容易に行え
る。
21から読み出された制御プログラムや各種データは、
HDD11内のハードディスクにストアされる。これに
より、制御プログラムの新規インストールやバージョン
アップ等が容易に行える。なお、このCD−ROMドラ
イブ12以外にも、外部記憶装置として、光磁気ディス
ク(MO)装置等、様々な形態のメディアを利用するた
めの装置を設けるようにしてもよい。
ばLAN(Local Area Network)やインターネット、電
話回線等の通信ネットワーク101に接続されており、
該通信ネットワーク101を介して、サーバコンピュー
タ102に接続される。HDD11内のハードディスク
に上記各プログラムや各種パラメータが記憶されていな
い場合には、通信I/F14は、サーバコンピュータ1
02からプログラムやパラメータをダウンロードするた
めに用いられる。クライアントとなるコンピュータ(本
実施の形態では、自動作曲・編曲装置)は、通信I/F
14および通信ネットワーク101を介してサーバコン
ピュータ102へとプログラムやパラメータのダウンロ
ードを要求するコマンドを送信する。サーバコンピュー
タ102は、このコマンドを受け、要求されたプログラ
ムやパラメータを、通信ネットワーク101を介してコ
ンピュータへと配信し、コンピュータが通信I/F14
を介して、これらプログラムやパラメータを受信してH
DD11内のハードディスクに蓄積することにより、ダ
ウンロードが完了する。
データのやりとりを行うためのインターフェースを備え
てもよい。
は、上述の構成から分かるように、汎用的なパーソナル
コンピュータ上に構築されたものであるが、これに限ら
ず、本発明を実施できる最小限要素のみから構成した専
用装置上に構築してもよい。
置が実行する制御処理を、まずその概要を説明し、次に
図2〜図6を参照して詳細に説明する。
動作曲機能および自動編曲機能の両機能を備え、ユーザ
の指示に応じて、いずれかの機能を選択して使用できる
ように構成されている。自動作曲機能では、モチーフと
なる演奏データをユーザに入力させ、この演奏データに
基づいて、楽曲を自動生成する。他方、自動編曲機能で
は、メロディとなる演奏データをユーザに入力させ、こ
の演奏データに基づいて、伴奏曲を自動生成する。この
演奏データの入力に関して、その入力手順は、両機能間
で異ならず、ただ、その入力態様のみが異なっている。
ここで、入力態様とは、具体的には、入力可能な演奏デ
ータの時間(たとえば、小節数)や入力する演奏データ
の種類(たとえば、モチーフとしての演奏データである
のか、あるいは、メロディとしての演奏データであるの
か)等である。
編曲機能間で画面表示やユーザの操作手順が類似するも
のに対して、できるだけ共通化して表示させることにあ
り、たとえば、上記演奏データの入力に関しては、演奏
データの入力画面の基礎的な画面構成を両機能間で共通
化し、演奏データの入力態様に応じて、その基礎的な画
面構成における表示態様を異ならせるようにしている
(図5(c)および図6(c)参照)。
置、特にCPU5が実行するメインルーチンの手順を示
すフローチャートである。
動作曲機能を実現するための処理(ステップS2〜6)
と自動編曲機能を実現するための処理(ステップS8〜
12)によって構成されている。なお、説明の都合上、
まず自動編曲機能を実現するための処理、次に自動作曲
機能を実現するための処理の順序で説明する。また、メ
インルーチンには、これらの機能を実現するための処理
以外に、たとえば初期化処理等の処理が含まれている
が、本発明の特徴を説明する上で必須のものではないた
めに、その図示および説明を省略している。
択すると、スタイルの選択画面を自動編曲用の表示態様
で表示する(ステップS1→S7→S8)。なお、自動
編曲機能は、たとえば、自動作曲機能または自動編曲機
能のいずれかを選択できるように構成した画面を表示し
ておき、マウスカーソルを用いて選択するようにすれば
よい。
一部を示す図であり、(a)は、自動編曲機能が選択さ
れたときに最初に表示される初期画面を示し、(b)
は、上記ステップS8で表示されたスタイルの選択画面
を示している。すなわち、ユーザが自動編曲機能を選択
すると直ぐに、上記ステップS7から上記ステップS8
へ移行するのではなく、実際には、次のような手順を経
過して移行する。
れ、ユーザが、その初期画面上の12個のアイコン(各
アイコンには1つの自動編曲用スタイルファイルが割り
当てられていて、それぞれ1つのカテゴリ(たとえば、
音楽ジャンル)に対応しているので、以下、「カテゴリ
アイコン」という)のいずれかにカーソルCを合わせる
と、そのカテゴリに関連した複数のスタイルファイル名
(たとえば、リズムパターン名)が、カテゴリアイコン
で囲まれた画面中央部に一覧表示される(図示せず)。
次に、ユーザが、目的のカテゴリアイコンをクリックす
ると、上記図5(b)のように、そのカテゴリアイコン
が反転表示され、対応する複数の自動編曲用スタイルフ
ァイル名が一覧表示される(図示せず)とともに、“N
O”および“OK”の各アイコンが表示される。
面は、自動編曲機能と自動作曲機能で共通に利用される
基礎画面データに基づく表示画面を、自動編曲用の表示
態様で表示したものである。表示態様とは、本実施の形
態では、画面の背景をどのような態様で表示するかを意
味し、具体的には、その背景色をオレンジ色で表示して
いる。他方、後述するように、図5(a)および(b)
の各表示画面にそれぞれ対応する、自動作曲用のもの
(図6(a)および(b)参照)もあり、その背景色は
緑色で表示されている。前述のように、本発明の特徴
は、自動作曲機能および自動編曲機能間で画面表示やユ
ーザの操作手順が類似するものに対して、できるだけ共
通化して表示させることにあるので、両機能間で画面構
成の共通のものがいくつか出てくることになる。この画
面構成の共通のものを各機能毎に区別するために、表示
態様を変更している。したがって、この目的を達成でき
るものであれば、表示態様は、背景の表示態様に限る必
要はない。また、背景の表示態様に限ったとしても、背
景色に限る必要はなく、たとえば背景の柄等の他の表示
態様を用いるようにしてもよい。
数の自動編曲用スタイルファイルのいずれかにカーソル
Cを合わせてクリックすると、そのスタイルファイル、
本実施の形態ではリズムパターンが読み出されて再生さ
れる(ステップS9)。ユーザは、再生中または再生
後、そのリズムパターンが自動編曲用のリズムパターン
として相応しいと判断した場合には、OKアイコンをク
リックし、相応しくないと判断した場合には、NOアイ
コンをクリックする。
メロディ入力処理に移行する(ステップS10)。な
お、ユーザがNOアイコンをクリックした場合には、上
記図5(a)の初期画面に戻って、カテゴリアイコンの
選択から始める。
理の詳細な手順を示すフローチャートであり、同図にお
いて、まず、演奏データの入力画面(基礎画面)を表示
し(ステップS31)、入力画面の表示内容を、演奏デ
ータ(メロディ)の入力できる、小節数を規定しない内
容に変更する(ステップS32)。
2で表示される演奏データの入力画面の一例を示す図で
ある。同図に示すように、演奏データは、本実施の形態
では、たとえば24小節分(1〜24の各整数が付加さ
れた各マスが、それぞれ1小節に相当する)入力できる
ように構成されている。なお、ステップS32で、「小
節数を規定しない」とは、24小節分、すなわち演奏デ
ータを一時的に格納するために設けられた領域すべてを
使うことができると言う意味である。
は、入力されたメロディの演奏データを入力画面に表示
する(ステップS33→S34)。図5(d)は、入力
された演奏データが入力画面に表示されたときの一例を
示す図であり、図示例では、1演奏データを黒点で表現
している。なお、演奏データの入力は、本実施の形態で
は、前記MIDII/F13に接続された鍵盤装置を用
いてリアルタイムになされている。
S34の処理を繰り返し行い、ユーザが、たとえばST
OPボタン(図5(d)参照)をクリックすることで、
演奏データの入力を終了する指示を行ったときには、画
面表示は、図5(d)の表示から図5(e)の表示に変
化する、すなわち、STOPボタンがRECボタンに変
化するとともに、前記黒点が、入力された演奏データの
音高に従った曲線に変化する。
が終了すると、PLAYボタンをクリックすることでこ
のメロディを再生することができ、このメロディが気に
入らない場合にはRECボタンをクリックすることでメ
ロディを再入力することができる。そして、入力された
メロディが気に入った場合には、OKボタンをクリック
することで、本メロディ入力処理が終了する(ステップ
S35→終了)。
移行し、入力された演奏データを使って伴奏曲を自動生
成する。ここで、伴奏曲とは、入力されたメロディ(メ
ロディの演奏データ)に相応しい伴奏を表す伴奏演奏デ
ータを意味する。なお、自動生成の方法自体は、本発明
の特徴ではないため、周知の方法、たとえば特開平11
−126077号公報や特開平9−230857号公報
に記載の方法を用いればよい。
示して、伴奏曲の編集や再生を行い(ステップS1
2)、本自動編集機能を終了する。
と、スタイルの選択画面を自動作曲用の表示態様で表示
する(ステップS1→S2)。
一部を示す図であり、(a)は、自動作曲機能が選択さ
れたときに最初に表示される初期画面を示し、(b)
は、上記ステップS2で表示されたスタイルの選択画面
を示している。図6(a)および(b)は、図5(a)
および(b)と見比べれば分かるように、同じ基礎画面
データを使っているので、画面構成は変わっておらず、
前述のように、ただ両者を視覚的に区別するために、背
景色のみが異なっている。
12個のカテゴリアイコンのいずれかにカーソルCを合
わせると、そのカテゴリに関連した自動作曲用スタイル
ファイル名(たとえば、リズムパターン名)が、カテゴ
リアイコンで囲まれた画面中央部に一覧表示される(図
示せず)ので、ユーザが、目的のカテゴリアイコンをク
リックすると、上記図6(b)のように、そのカテゴリ
アイコンが反転表示され、対応するスタイルファイル名
が一覧表示される(図示せず)とともに、“NO”およ
び“OK”の各アイコンが表示される。
動作曲用スタイルファイルのいずれかにカーソルCを合
わせてクリックすると、その自動作曲用スタイルファイ
ル、本実施の形態ではリズムパターンが読み出されて再
生される(ステップS3)。ユーザは、再生中または再
生後、そのリズムパターンが自動作曲用のリズムパター
ンとして相応しいと判断した場合には、OKアイコンを
クリックし、相応しくないと判断した場合には、NOア
イコンをクリックする。
モチーフ入力処理に移行する(ステップS4)。なお、
ユーザがNOアイコンをクリックした場合には、上記図
6(a)の初期画面に戻って、カテゴリアイコンの選択
から始める。
の詳細な手順を示すフローチャートであり、同図におい
て、まず、演奏データの入力画面(基礎画面)を表示し
(ステップS21)、入力画面の表示内容を、演奏デー
タ(モチーフ)の入力できる小節数と場所を規定した内
容に変更する(ステップS22)。
2で表示される演奏データの入力画面の一例を示す図で
ある。同図に示すように、演奏データは、本実施の形態
では、たとえば4小節分のみ入力できるように構成され
ている。本発明の特徴は、前述のように、自動作曲機能
および自動編曲機能間で画面表示やユーザの操作手順が
類似するものに対して、できるだけ共通化して表示させ
ることにあるため、自動作曲機能で用いる演奏データの
入力画面も、自動編曲機能で用いる演奏データの入力画
面を流用している。ただし、両機能間で、演奏データを
入力可能な小節数が異なるため、すなわち、自動編曲機
能では24小節すべてに演奏データを入力可能であるの
に対して、自動作曲機能ではそのうち4小節のみに限っ
て演奏データを入力可能に構成しているため、演奏デー
タを入力できない小節に対しては、図6(c)に示すよ
うに、グレースケールにして入力できないことを視覚的
に認識できるようにしている。
に、その演奏データが4小節より長い場合には4小節分
だけを取り出して、モチーフとして決定した後、入力画
面に表示する(ステップS23→S24→S25→S2
6)一方、その演奏データが4小節より短い場合にはそ
のまま、入力画面に表示する(ステップS23→S24
→S26)。図6(d)は、入力された演奏データが入
力画面に表示されたときの一例を示す図であり、図5
(d)と同様に、1演奏データを黒点で表現している。
S24〜S26の処理を繰り返し行い、ユーザが、たと
えばSTOPボタン(図6(d)参照)をクリックする
ことで、演奏データの入力を終了する指示を行ったとき
には、画面表示は、図6(d)の表示から図6(e)の
表示に変化する、すなわち、STOPボタンがRECボ
タンに変化するとともに、前記黒点が、入力された演奏
データの音高に従った曲線に変化する。
が終了すると、PLAYボタンをクリックすることでこ
のモチーフを再生することができ、このモチーフが気に
入らない場合にはRECボタンをクリックすることでモ
チーフを再入力することができる。そして、入力された
モチーフが気に入った場合には、OKボタンをクリック
することで、本モチーフ入力処理が終了する(ステップ
S27→終了)。
行し、入力された演奏データを使って楽曲を自動生成す
る。ここで、楽曲とは、メロディを表すメロディ演奏デ
ータと、それに相応しい伴奏を表す伴奏演奏データを意
味する。なお、自動生成の方法自体は、本発明の特徴で
はないため、周知の方法、たとえば特開2002−32
079号公報に記載の方法を用いればよい。
して、楽曲の編集や再生を行い(ステップS6)、本自
動作曲機能を終了する。
機能および自動編曲機能間で画面表示やユーザの操作手
順が類似するものに対して、できるだけ共通化して表示
させるようにしたので、自動作曲機能および自動編曲機
能でそれぞれ作成されるデータやその作業内容の関連性
が分かり易くなり、その結果、ユーザの操作性がより向
上する。
よび自動編曲機能間で共通化して表示させる画面とし
て、図5および図6のものを例示したが、これに限られ
ないことは言うまでもない。自動作曲機能および自動編
曲機能間で構成が同じあるいは類似していればよく、画
面に表示されるスイッチや絵などで共通に利用されるも
のの配置位置が一致していればよい。特に、演奏データ
を入力する入力画面は、入力された演奏データの長さや
内容が直感的に理解できて、モチーフのような短い演奏
データと、メロディのような、モチーフより長い演奏デ
ータの両方を同じ画面構成で表示でき、モチーフとメロ
ディの入力可能な制限を同じ方法で表示できるものであ
れば、どのようなものを用いてもよい。
限界小節数を4小節にしたが、これに限られないことは
言うまでもない。さらに、モチーフを入力する個所は、
本実施の形態では、曲の先頭としたが、これに限らず、
たとえばユーザが自由に選択できるようにしてもよい。
は、本実施の形態では、鍵盤装置を用いてリアルタイム
に入力するようにしたが、用いる楽器は鍵盤装置に限ら
ず、さらに、既に作成されている演奏データを読み出し
て入力する方法等、どのような方法を採用してもよい。
装置を1つの汎用的なコンピュータ上に構成するように
したが、これに限らず、通信ネットワークを介して接続
されるサーバコンピュータとクライアントコンピュータ
を用いて構成するようにしてもよい。具体的には、たと
えば次のようにして構成する。
は、ブラウザがインストールされ、サーバコンピュータ
は、このブラウザからの要求に応じて、クライアントコ
ンピュータに表示データを送信する。ブラウザは、たと
えばアドイン・ソフトウェアによって、表示機能を拡張
できるようになっている。
ピュータに対して、新たな画面に移行する旨の指示情報
を送信する。指示情報は、前記スタイルの選択画面(図
5(b)および図6(b)参照)や前記演奏データの入
力画面(図5(c)および図6(c)参照)等の、次に
移行したい画面を表す情報である。サーバコンピュータ
は、指示情報を受信すると、その指示情報の内容に従っ
て、クライアントコンピュータから指示された移行先の
画面を表す表示データを作成する。なお、クライアント
コンピュータからの指示情報には、自動作曲機能と自動
編曲機能のいずれの画面を希望しているかの情報も含ま
れ、サーバコンピュータは、希望されている方の機能に
対応する表示データを作成する。
タと、この表示データで表示される画面を使って実行で
きる処理プログラム(上記アドイン・ソフトウェア)と
をクライアントコンピュータに送信する。クライアント
コンピュータは、受信した表示データに応じた画面を表
示するとともに、受信した処理プログラムに応じた処理
を実行する。そして、クライアントコンピュータは、実
行された処理によって生成された実行情報をサーバコン
ピュータに送信する。ここで、実行情報とは、たとえ
ば、クライアントコンピュータで選択されたスタイルの
番号を表す情報や入力された演奏データ等である。サー
バコンピュータは、この実行情報、すなわちスタイルの
番号や演奏データ等を用いて楽曲や伴奏曲を生成し、生
成した楽曲や伴奏曲をクライアントコンピュータに送信
する。このとき、サーバコンピュータは、生成した楽曲
や伴奏曲を編集および再生するための処理プログラム
も、クライアントコンピュータに送信する。
伴奏曲を受信して表示し、さらに、この処理プログラム
を受信して、表示された楽曲や伴奏曲の内容を編集した
り、再生したりすることができる。
るソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体
を、システムまたは装置に供給し、そのシステムまたは
装置のコンピュータ(またはCPU5やMPU)が記憶
媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行するこ
とによっても、本発明の目的が達成されることは言うま
でもない。
ラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することに
なり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発
明を構成することになる。
体としては、たとえば、前記フレキシブルディスク2
0、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、C
D−ROM21、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメ
モリカード、ROM6などを用いることができる。ま
た、他のMIDI機器100や通信ネットワーク101
を介してサーバコンピュータ102からプログラムコー
ドが供給されるようにしてもよい。
コードを実行することにより、上述した実施の形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが
実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって
上述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる
ことは言うまでもない。
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPU5などが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって上述した実施の形態の機能が実現され
る場合も含まれることは言うまでもない。
自動作曲機能および自動編曲機能間で画面表示やユーザ
の操作手順が類似するものに対して、できるだけ共通化
して表示させるようにしたので、自動作曲機能および自
動編曲機能でそれぞれ作成されるデータやその作業内容
の関連性が分かり易くなり、その結果、ユーザの操作性
がより向上する。
装置の概略構成を示すブロック図である。
行するメインルーチンの手順を示すフローチャートであ
る。
フローチャートである。
フローチャートである。
図である。
図である。
ROM、 7 RAM、9 表示装置、 13 MID
II/F、 14 通信I/F、 101 通信ネット
ワーク、 102 サーバコンピュータ
Claims (7)
- 【請求項1】 自動作曲機能および自動編曲機能を備え
た自動作曲・編曲装置であって、 前記自動作曲機能および前記自動編曲機能間で類似する
操作処理を要求する表示画面の基礎画面を該各機能間で
共通化して表示する表示手段を有することを特徴とする
自動作曲・編曲装置。 - 【請求項2】 前記共通化して表示される各基礎画面
は、前記自動作曲機能におけるモチーフ入力画面および
前記自動編曲機能におけるメロディ入力画面の各基礎画
面であり、 前記表示手段は、前記各基礎画面に入力される各演奏デ
ータの入力態様の違いに従って当該基礎画面の表示態様
を異ならせて表示することを特徴とする請求項1に記載
の自動作曲・編曲装置。 - 【請求項3】 自動作曲機能および自動編曲機能を備え
た自動作曲・編曲システムであって、通信ネットワーク
を介して接続されたサーバ装置およびクライアント装置
からなるもののサーバ装置において、 前記自動作曲機能および前記自動編曲機能間で類似する
操作処理を要求する表示画面の基礎画面を該各機能間で
共通化して表示するための画面データを、前記クライア
ント装置からの指示に応じて当該クライアント装置に送
信する送信手段を有することを特徴とする自動作曲・編
曲システムのサーバ装置。 - 【請求項4】 自動作曲機能および自動編曲機能を備え
た自動作曲・編曲システムであって、通信ネットワーク
を介して接続されたサーバ装置およびクライアント装置
からなるもののクライアント装置において、 前記自動作曲機能および前記自動編曲機能間で類似する
操作処理を要求する表示画面の基礎画面を該各機能間で
共通化して表示するための画面データを、前記サーバ装
置に要求する要求手段と、 該要求手段よる要求に応じて前記サーバ装置が送信した
前記画面データを受信して表示する表示手段とを有する
ことを特徴とする自動作曲・編曲システムのクライアン
ト装置。 - 【請求項5】 自動作曲機能および自動編曲機能を備え
た自動作曲・編曲方法をコンピュータに実行させるため
のプログラムであって、 前記自動作曲・編曲方法は、 前記自動作曲機能および前記自動編曲機能間で類似する
操作処理を要求する表示画面の基礎画面を該各機能間で
共通化して表示手段に表示することを特徴とするプログ
ラム。 - 【請求項6】 自動作曲機能および自動編曲機能を備え
た自動作曲・編曲システムであって、通信ネットワーク
を介して接続されたサーバ装置およびクライアント装置
からなるもののサーバ装置を制御する制御方法をコンピ
ュータに実行させるためのプログラムであって、 前記制御方法は、 前記自動作曲機能および前記自動編曲機能間で類似する
操作処理を要求する表示画面の基礎画面を該各機能間で
共通化して表示するための画面データを、前記クライア
ント装置からの指示に応じて当該クライアント装置に送
信することを特徴とするプログラム。 - 【請求項7】 自動作曲機能および自動編曲機能を備え
た自動作曲・編曲システムであって、通信ネットワーク
を介して接続されたサーバ装置およびクライアント装置
からなるもののクライアント装置を制御する制御方法を
コンピュータに実行させるためのプログラムであって、 前記制御方法は、 前記自動作曲機能および前記自動編曲機能間で類似する
操作処理を要求する表示画面の基礎画面を該各機能間で
共通化して表示するための画面データを、前記サーバ装
置に要求し、 該要求に応じて前記サーバ装置が送信した前記画面デー
タを受信して表示手段に表示することを特徴とするプロ
グラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002058495A JP3846334B2 (ja) | 2002-03-05 | 2002-03-05 | 自動作曲・編曲装置および自動作曲・編曲方法を実現するためのプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2002058495A JP3846334B2 (ja) | 2002-03-05 | 2002-03-05 | 自動作曲・編曲装置および自動作曲・編曲方法を実現するためのプログラム |
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JP2003255943A true JP2003255943A (ja) | 2003-09-10 |
JP3846334B2 JP3846334B2 (ja) | 2006-11-15 |
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JP (1) | JP3846334B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006022271A1 (ja) * | 2004-08-27 | 2006-03-02 | Kyocera Corporation | 携帯端末装置、及び印刷システム及び方法 |
-
2002
- 2002-03-05 JP JP2002058495A patent/JP3846334B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|---|---|---|
WO2006022271A1 (ja) * | 2004-08-27 | 2006-03-02 | Kyocera Corporation | 携帯端末装置、及び印刷システム及び方法 |
JPWO2006022271A1 (ja) * | 2004-08-27 | 2008-05-08 | 京セラ株式会社 | 携帯端末装置、及び印刷システム及び方法 |
JP4680197B2 (ja) * | 2004-08-27 | 2011-05-11 | 京セラ株式会社 | 携帯端末装置、及び印刷システム及び方法 |
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