WO2006011322A1 - 携帯電話装置 - Google Patents

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Yutaka Saito
Yoshio Koyanagi
Kiyoshi Egawa
Hiroyuki Sasaki
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Matsushita Electric Industrial Co., Ltd.
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Abstract

 どのような使用状態においても高い受信感度を得ることができる携帯電話装置を開示する。この装置では、ループ素子(104)を上部筐体(101)のヒンジ部(103)の近傍に配置する。ループ素子(104)を整合回路(105)を通して放送受信回路(106)に接続する。イヤホンケーブル(108)が取り外された場合には、イヤホンコネクタ(109)においてヘリカル素子(111)が選択されるように構成する。イヤホンコネクタ(109)で選択されたアンテナの受信信号を放送受信回路(110)に入力する。復調信号選択回路(113)は、放送受信回路(106)と放送受信回路(110)から出力される復調信号の信号品質が高い方を選択するように動作する。

Description

明 細 書
携帯電話装置
技術分野
[0001] 本発明は、放送受信機能を有する放送受信用アンテナとしてのループアンテナ素 子を備えた携帯電話装置に関する。
背景技術
[0002] テレビジョン受信機能を搭載した携帯電話装置として、モノポールアンテナと電池と でダイポールアンテナを構成し、これを受信機に対して垂直に配置したものが知られ ている(例えば、特許文献 1参照)。
[0003] また、この種の携帯電話装置として、人体装着時での使用状態に対応して、 2つの ループアンテナを直交するように配置し、偏波を切り替えるものが知られて 、る(例え ば、特許文献 2参照)。
[0004] また、この種の携帯電話装置として、電界モードで動作するアンテナであるイヤホン ケーブルアンテナと、磁界モードで動作するアンテナであるループアンテナとを受信 レベルに応じて切り替えてダイバーシチ動作を行うものがある。この携帯電話装置は 、例えば、図 1に示すように、上部筐体 1及び下部筐体 2がヒンジ部 3によって回動可 能なように支持された折畳式の構造を有して!/、る。
[0005] 図 1にお 、て、ループ素子 4は、テレビジョン放送受信用内蔵アンテナとして動作す るものであり、整合回路 5によってインピーダンス整合が取られる。整合回路 5からの 受信信号は、テレビジョン放送波の受信を行う第一受信回路である放送受信回路 6 に入力される。
[0006] イヤホン 7は、イヤホンケーブル 8によってイヤホンコネクタ 9に接続される。イヤホン ケーブル 8は、音声信号を伝送するとともにテレビジョン放送波の受信を行う外部アン テナとしても動作する。イヤホンケーブル 8によって受信されたテレビジョン放送信号 は、イヤホンコネクタ 9を経由して、テレビジョン放送波の受信を行う第二受信回路で ある放送受信回路 10に入力される。
[0007] 復調信号選択回路 13は、放送受信回路 6及び放送受信回路 10において復調され たディジタル信号を、常に信号品質が高い方を選択するように動作する。復調信号 選択回路 13から出力された復調信号は、映像処理部 14によって処理され、上部筐 体 1の表面すなわち X側の面に配置された液晶表示装置である表示部 15に映像 が表示される。
特許文献 1:特開 2001— 251131号公報
特許文献 2:特開平 10— 84209号公報
発明の開示
発明が解決しょうとする課題
[0008] し力しながら、前記特許文献 1に示されている携帯電話装置の受信用アンテナは、 主偏波が垂直偏波であるため、テレビジョン放送電波において主流である水平偏波 に対する感度を高くできな 、と 、う課題があった。
[0009] また、特許文献 2に示されて 、る携帯電話装置の受信用アンテナでは、主偏波方 向を 2つの異なる方向へ切り替えることは可能であるが、特に使用者が携帯電話を手 で保持した状態や、携帯電話を人体に近接した場合や人体から離した場合などの様 々な使用状態に対応して最適なアンテナ性能を確保できるように考慮されて 、な 、と いう課題があった。
[0010] また、図 1に示す携帯電話装置の受信用アンテナでは、イヤホンを使用しない場合 、すなわちイヤホンを携帯電話に取り付けな 、でスピーカなどで音声を聴く場合にお V、ては、ループアンテナのみが動作するためにダイバーシチ効果が得られな 、と!/、う 課題があった。
[0011] 本発明の目的は、どのような使用状態においても高い受信感度を得ることができる 携帯電話装置を提供することである。
課題を解決するための手段
[0012] 本発明の携帯電話装置は、放送を受信する放送受信手段と、装置本体に対して脱 着自在な第 1の電界モードアンテナ素子と、携帯電話装置に配設された第 2の電界 モードアンテナ素子と、磁界モードアンテナ素子と、前記各アンテナ素子を選択的に 切り替えるアンテナ切替手段と、を具備する構成を採る。
[0013] この構成によれば、前記アンテナ切替手段により前記各アンテナ素子を選択的に 切り替えることができるので、様々な使用状態に対して高い受信感度が得られるよう になる。
発明の効果
[0014] 本発明によれば、例えばテレビジョン放送を視聴して!/、る状態にお!、て、イヤホン 使用の有無に関らず電界モードアンテナと磁界モードアンテナとのダイバーシチ効 果が得られるので、常に高い受信感度が得られる。
図面の簡単な説明
[0015] [図 1]従来の携帯電話装置の基本構成を示す概略斜視図
[図 2]本発明の実施の形態 1に係る携帯電話装置の基本構成を示す概略斜視図 [図 3]本発明の実施の形態 1に係る携帯電話装置の動作を説明するための主要部の 構成図
[図 4]本発明の実施の形態 1に係る携帯電話装置を使用者が手で保持してテレビジョ ン放送を視聴して!/ヽる状態を示す使用態様図
[図 5]本発明の実施の形態 1に係る携帯電話装置における各アンテナの平均利得を 示すグラフ
[図 6]本発明の実施の形態 1に係る携帯電話装置の他の基本構成を示す概略斜視 図
[図 7]本発明の実施の形態 2に係る携帯電話装置の基本構成を示す概略斜視図 [図 8]本発明の実施の形態 2に係る携帯電話装置における各アンテナの平均利得を 示すグラフ
発明を実施するための最良の形態
[0016] 以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各 図において同一の構成または機能を有する構成要素及び相当部分には、同一の符 号を付してその説明は繰り返さな 、。
[0017] (実施の形態 1)
図 2は、本発明の実施の形態 1に係る携帯電話装置の基本構成を示す概略斜視 図である。
[0018] 図 2に示すように、本実施の形態 1に係る携帯電話装置 100は、上部筐体 101と下 部筐体 102とがヒンジ部 103によって開閉自在に軸支された折畳型の携帯電話装置 で構成されている。なお、本発明に係る携帯電話装置は、 1つの筐体力もなるストレ ート型の携帯電話装置であってもよ 、ことは言うまでもな!/、。
[0019] 図 2において、上部筐体 101及び下部筐体 102は、絶縁体である榭脂材料の成形 品で構成されている。上部筐体 101のヒンジ部 103近傍には、ループアンテナ素子と してのループ素子 104が携帯電話装置 100の幅方向(Y軸方向)に沿って配置され ている。このループ素子 104は、テレビジョン受信用内蔵アンテナとして動作するもの である。
[0020] ループ素子 104は、整合回路 105によってテレビジョン放送周波数である 470MH zから 700MHz程度の範囲においてインピーダンス整合が取られる。整合回路 105 からの受信信号は、放送受信回路 106に入力される。放送受信回路 106は、テレビ ジョン放送波の受信を行う第一受信回路である。
[0021] イヤホン 107は、使用者 300 (図 4参照)が耳に差し込みテレビジョン放送の音声を 聴くためのものであり、イヤホンケーブル 108によってイヤホンコネクタ 109に接続さ れる。
[0022] イヤホンケーブル 108は、音声信号を伝送するとともにテレビジョン放送波の受信を 行う外部アンテナとしても動作する。イヤホンケーブル 108によって受信されたテレビ ジョン放送信号は、イヤホンコネクタ 109を経由して放送受信回路 110に入力される 。放送受信回路 110は、テレビジョン放送波の受信を行う第二受信回路である。
[0023] イヤホンケーブル 108の長さは、例えば、 50cmから 100cm程度に設定される。こ のイヤホンケーブル 108の長さは、テレビジョン放送受信帯域において、約 0. 8波長 力も 2. 3波長程度となる。なお、イヤホンケーブル 108は、その長さが 0. 8波長以下 であっても実用上十分なアンテナ性能が得られる構成であればょ 、。
[0024] 上部筐体 101の上端部には、テレビジョン放送受信用内蔵アンテナとして動作する ヘリカル素子 111が配設されている。このヘリカル素子 111は、上部筐体 101の上端 部において導体素子を上部筐体 101 (筐体ケース)の外装表面に沿って、所定の素 子間隔 (例えば、 1mm程度)を保って数回周囲に巻き付けるように形成される。
[0025] このように構成されたヘリカル素子 111は、ノーマルモードへリカルアンテナとして 動作し、そのヘリカルの軸は携帯電話の長手方向すなわち z軸方向となるように配置 される。
[0026] ヘリカル素子 111を構成する導体素子の全長は、テレビジョン放送受信帯域にお いて、約 0. 25波長(1Z4波長)から 0. 625波長(5Z8波長)程度に設定される。
[0027] ヘリカル素子 111は、整合回路 112によってテレビジョン放送周波数である 470M Hzから 700MHz程度の範囲にお!、てインピーダンス整合が取られる。ヘリカル素子 111によって受信されたテレビジョン放送信号は、イヤホンコネクタ 109を経由して放 送受信回路 110に入力される。
[0028] イヤホンコネクタ 109は、イヤホンケーブル 108によって受信されたテレビジョン放 送信号とヘリカル素子 111によって受信されたテレビジョン放送信号とを切り替えて 放送受信回路 110に入力する機能を備えている。
[0029] 復調信号選択回路 113は、放送受信回路 106及び放送受信回路 110において復 調されたディジタル信号を、常に信号品質が高い方を選択するように動作する。復調 信号の選択においては、両方の信号の品質を検知するために、例えば、ビット誤り率 、パケット誤り率などの復調されたディジタル信号の品質、電界強度、 CZN比 (キヤリ ァ対ノイズレベル比)または SZN比(信号対ノイズレベル比)などのベースバンド信 号の品質パラメータが用いられる。
[0030] また、復調信号の選択は、ディジタル放送信号フォーマットの最小スロット単位 (数ミ リ秒、 mSec以下の時間間隔)など、極力短い時間間隔で行うことが望ましぐこれに より高速移動時におけるダイバーシチ効果を高くできる。ただし、例えば、 1秒間隔な どのように長い時間間隔で切り替えを行ったとしても、電界モードと磁界モードとの違 いによって得られる人体の影響を含むアンテナ性能の改善効果は得られる。
[0031] 復調信号選択回路 113から出力された復調信号は、映像処理部 114によって処理 され表示部 115に映像が表示される。表示部 115は、液晶表示装置力もなり、上部 筐体 101の表面すなわち—X側の面に配置されている。
[0032] 次に、図 3を用いてイヤホンケーブル 108とヘリカル素子 111との切り替え構成につ いて説明する。図 3は、本発明の実施の形態 1に係る携帯電話装置の動作を説明す るための主要部の構成図である。 [0033] 図 3において、グランド外導体 116は、イヤホンケーブル 108内において、音声信 号線 117をシールドするように覆う例えば網線状の導線で構成されて 、る。グランド 外導体 116及び音声信号線 117は、イヤホンケーブル 108内でイヤホン 107まで接 続されている。
[0034] イヤホンケーブル 108は、挿入コネクタ 118がイヤホンコネクタ 109に挿入されること で携帯電話装置 100の内部の回路に接続される。グランド外導体 116は、アンテナ 接続端子 121を介してコイル 119により携帯電話装置 100の内部のグランド、すなわ ち接地電位に接続されている。これにより、音声信号線 117が、グランド外導体 116 によって音声信号帯域である低周波帯域においてシールド遮蔽される。
[0035] イヤホン 107の使用時においては、挿入コネクタ 118がイヤホンコネクタ 109に挿入 されることにより、グランド外導体 116がアンテナ接続端子 121を介して放送受信回 路 110に入力され、イヤホンケーブル 108がアンテナとして選択される。なお、このィ ャホン使用時には、コイル 119の値をテレビジョン放送周波数帯域においてインピー ダンスが十分高くなるように設定しておく。
[0036] 図 3におけるヘリカル素子 120は、図 2に示したヘリカル素子 111を模式的に示す ものである。ヘリカル素子 120で受信されたテレビジョン放送信号は、整合回路 112 を介してイヤホンコネクタ 109の接続パネ端子 122に達する。
[0037] 接続パネ端子 122は、パネ性を有しており、挿入コネクタ 118がイヤホンコネクタ 10 9に挿入された場合に開放状態となるように構成されている。一方、挿入コネクタ 118 力 Sイヤホンコネクタ 109から取り外された場合には、接続パネ端子 122はアンテナ接 続端子 121と短絡し、ヘリカル素子 120がアンテナとして選択される。
[0038] 次に、図 4及び図 5を用いて上記のように構成された携帯電話装置 100のアンテナ 動作について説明する。図 4は、本発明の実施の形態 1に係る携帯電話装置を使用 者が手で保持してテレビジョン放送を視聴している状態を示す使用態様図である。
[0039] 図 4に示すように、使用者 300が携帯電話装置 100を顔の正面において手で保持 し、表示部 115を顔に向けてテレビジョン放送をイヤホン 107により視聴している状態 では、イヤホン 107は使用者 300の耳に挿入されており、イヤホンケーブル 108は使 用者 300の耳力も携帯電話装置 100まで垂らされている。 [0040] この状態においては、ループ素子 104は、人体の正面、すなわち +X方向側に配 置されており、人体の正面方向にお!、て水平偏波の高!、アンテナ利得が得られる。
[0041] また、イヤホンケーブル 108は、ほぼ垂直方向、すなわち Z軸方向に垂らされるため 、イヤホンケーブル 108内のグランド外導体 116はほぼ垂直偏波特性のアンテナとし て動作する。
[0042] このように、テレビジョン放送を視聴して 、る状態にぉ 、ては、ループ素子 104とィ ャホンケーブル 108とが、水平偏波と垂直偏波との異なる偏波特性を有する二つの アンテナとして動作する。従って、この携帯電話装置 100においては、この二つのァ ンテナによって得られる復調信号を復調信号選択回路 113で選択することにより、偏 波ダイバーシチの効果が得られる。
[0043] また、使用者 300がイヤホン 107を使用せず、携帯電話装置 100のスピーカを用い てテレビジョン放送を視聴して 、る場合には、イヤホンケーブル 108の代わりに上部 筐体 101内に配置されるヘリカル素子 111が選択される。従って、この場合には、へ リカル素子 111とループ素子 104との偏波ダイバーシチ効果が得られる。
[0044] 一般に、市街地など反射物が多く存在する多重波伝搬環境においては、上記の偏 波ダイバーシチの動作によって約 5dB〜: LOdB程度のダイバーシチ効果が得られる
[0045] 図 5は、本発明の実施の形態 1に係る携帯電話装置における各アンテナの平均利 得、すなわち、図 4に示すテレビジョン放送を視聴している状態におけるループ素子 104とイヤホンケーブル 108の水平面(XY面)平均利得の変化を示すグラフである。
[0046] 図 5は、横軸に、使用者 300の顔の表面と携帯電話装置 100の表示部 115の間隔 d (図 4参照)を示し、縦軸に、間隔 dを変化した場合の水平面 (XY面)平均利得をプ ロットしている。
[0047] また、図 5において、符号 aはループ素子 104の平均利得を、符号 bはイヤホンケー ブルアンテナの平均利得を示している。図 5に示すように、間隔 dが約 10cm以上の 範囲においては、イヤホンケーブルアンテナの平均利得がループ素子 104の平均利 得もよりも高くなる。一方、間隔 dが約 10cm以下の範囲においては、イヤホンケープ ルアンテナの平均利得がループ素子 104の平均利得もよりも低くなる。 [0048] このような現象が発生する原因は、ループ素子 104は磁界モードアンテナとして動 作しており、イヤホンケーブル 108が電界モードアンテナとして動作していることにより 、使用者 300の人体力も受けるアンテナ動作への影響が異なるからである。
[0049] 磁界モードアンテナとして動作するループ素子 104は、人体との間隔 dが約 0. 2波 長程度以下となる範囲においては、人体が反射体として動作するとともに人体との電 磁的相互作用によって放射抵抗が高くなるため放射効率が改善する。この結果、磁 界モードアンテナとして動作するループ素子 104は、人体近傍において利得が向上 する人体効果が発生する。
[0050] 一方、電界モードアンテナとして動作するイヤホンケーブル 108は、人体との間隔 d が約 0. 2波長程度以上に離れた状態では高い放射効率を示すが、人体に近接した 場合は人体との電磁的相互作用によって放射抵抗が低下するため放射効率が急激 に劣化する。
[0051] そこで、この携帯電話装置 100においては、ループ素子 104とイヤホンケーブル 10 8とのうち、受信レベルが高い方を選択する。これにより、この携帯電話装置 100では 、テレビジョン放送を視聴している状態において、人体に近接した状態と人体から離 れた状態との両方の場合において、常に高い受信感度が得られることになる。このよ うに、この携帯電話装置 100においては、磁界モードアンテナと電界モードアンテナ とのいずれか一方のアンテナのみを使用する場合に比較して、 3dBから 10dB程度 の人体影響に対する切替効果が得られる。
[0052] さらに、このような人体影響に対する切替効果は、上記の偏波ダイバーシチ効果を さらに高めるような効果を発揮することは言うまでもない。
[0053] また、イヤホン 107を使用しない場合においては、イヤホンケーブル 108の代わりに ヘリカル素子 111が選択されることになる。このヘリカル素子 111は、電界モードアン テナとして動作するので、この場合にも上記の人体影響に対する切替効果が同様に 得られる。ただし、ヘリカル素子 111は、イヤホンケーブル 108に比較して若干性能 が劣るため、人体との間隔 dが約 0. 2波長程度以上に離れた状態においては、ヘリ カル素子 111の利得がイヤホンケーブル 108のそれに比較すると 2dB程度低くなる。
[0054] 従って、イヤホン 107が接続されて!、る場合には、イヤホンケーブル 108をアンテナ として優先的に選択することが好ましい。この携帯電話装置 100においては、ィャホ ンコネクタ 109における接続パネ端子 122及びアンテナ接続端子 121による切替が イヤホンケーブル 108をアンテナとして優先的に選択する機能を実現している。
[0055] 一方、イヤホン 107が接続されて ヽな 、場合には、ヘリカル素子 111をアンテナとし て選択する。このヘリカル素子 111は、イヤホンケーブル 108に比べて若干性能が劣 るものの、特に人体との間隔 dが約 0. 2波長程度以上に離れた状態においては、ル ープ素子 104の性能よりもやや高い性能が得られ、さらに、偏波ダイバーシチの効果 ち得られる。
[0056] 上述のように、本実施の形態 1に係る携帯電話装置 100では、イヤホン 107の使用 の有無に関らず、電界モードアンテナと磁界モードアンテナとのダイバーシチ効果が 常に得られる。
[0057] また、携帯電話装置 100の電源投入時またはテレビジョン受信機能を ONにする場 合には、一般に、携帯電話装置 100と人体との間隔 dが約 0. 2波長程度以上に離れ た状態であることが多 、と考えられる。
[0058] 従って、この携帯電話装置 100では、その電源投入時や機能 ON時の初期選択と して、電界モードアンテナ側すなわち、放送受信回路 110側を選択するように動作さ せることで、高 、受信感度を初期値として得ることができる。
[0059] ここで、仮に、ヘリカル素子 111が存在しない場合、接続されていない可能性があ るイヤホンケーブル 108側を初期値として設定することができない。これに対し、本実 施の形態 1に係る携帯電話装置 100では、ヘリカル素子 111をイヤホンケーブル 10 8の補完的なアンテナとして用意しているので、イヤホンケーブル 108の接続有無に 関わらず初期状態に常に高い受信感度が得られるという効果を奏する。
[0060] なお、ここでは、携帯電話装置 100の外部に配置されてかつ脱着可能であり高い 利得を有する電界モードアンテナとしてイヤホンケーブル 108を用いた力 電界モー ドアンテナは、これに限るものではなぐ例えば、携帯電話装置 100の外部に突出で きる伸縮型アンテナや脱着型アンテナであってもよ 、。
[0061] すなわち、この携帯電話装置 100の電界モードアンテナとしては、脱着可能でかつ 取り付けたときには高い利得を有する電界モードアンテナ(主電界モードアンテナ) に対する補完的な電界モードアンテナ(副電界モードアンテナ)として機能し、さらに 磁界モードアンテナとのダイバーシチ動作を行うことで上述した効果を得るものであ ればよい。
[0062] また、この携帯電話装置 100においては、前記主電界モードアンテナまたは前記 副電界モードアンテナをアンテナ選択の初期値 (マスター側アンテナ)として設定す ることで、高 、受信感度を初期値として得ることができる。
[0063] また、本実施の形態 1に係る携帯電話装置 100においては、ループ素子 104を上 部筐体 101内に内蔵した力 ループ素子 104は使用状態において使用者 300の手 で覆われな 、位置であれば何処に配置してもよ!/、。
[0064] また、磁界モードアンテナは、ループ素子 104に限るものではなぐスロット素子な ど磁界モードで動作するアンテナであればよ 、。
[0065] また、ループ素子 104の配置方向は、上述した方向に限らず、例えばループ開口 面が携帯電話装置 100の長手方向に平行に配置された場合には、偏波ダイバーシ チの効果は低くなるが、人体影響に対する切替効果は得られる。
[0066] また、イヤホンケーブル 108が接続されない場合に選択される電界モードアンテナ は、ヘリカル素子 111に限らず、ミアンダ状導体素子、モノポール素子またはホイップ 素子などを筐体内部や外部に配置してもよい。
[0067] また、この携帯電話装置 100においては、放送受信用アンテナの一つまたはすベ てを携帯電話通信用アンテナと共用してもよぐ例えば、ループ素子 104を携帯電話 通信用の内蔵アンテナとして共用してもょ 、。
[0068] また、本実施の形態 1に係る携帯電話装置 100においては、電界モードアンテナと 磁界モードアンテナとのそれぞれに対応した二つの放送受信回路 106及び放送受 信回路 110を設けたが、両アンテナを高周波スィッチで切り替えて一つの放送受信 回路に入力する構成を用いた場合においても、上述の効果は同様に得られる。
[0069] ところで、この携帯電話装置 100においては、図 3に示したように、イヤホンコネクタ 109における機械的スィッチによってイヤホンケーブルアンテナと他の電界モードア ンテナとを切り替えるように構成した力 このアンテナの切り替えは、例えば、図 6に示 すように、 PINダイオードや FETで構成される高周波スィッチ 126によって切り替える 構成としてもよい。
[0070] このように、高周波切替回路からなる高周波スィッチ 126によってアンテナの切り替 えを行う場合には、アンテナ切替制御部 127が、放送受信回路 110における受信信 号強度を検出し、その受信信号レベルに応じて高周波スィッチ 126を切り替えるよう に動作させればよい。
[0071] また、上記の各アンテナの切り替え方法としては、使用者 300の操作によって各ァ ンテナを切り替えるように構成してもよ 、。
[0072] また、ここでは、折畳式の携帯電話装置 100について説明したが、上部筐体 101と 下部筐体 102に分割されていないストレート型の携帯電話装置においても、同様な 効果が得られることは言うまでもな 、。
[0073] ここで、テレビジョン放送受信用アンテナを全て平衡系で構成することにより、不平 衡系のアンテナが主流である携帯電話装置 100の通信用アンテナとの間で高いアイ ソレーシヨンを確保することができる。一般に、平衡系のアンテナ切替回路は複雑とな るため、この場合は、電界モードアンテナと磁界モードアンテナそれぞれに対応した 放送受信回路を二つ設け、両方の放送受信回路の入力回路を平衡系として構成す ることが望ましい。
[0074] また、本実施の形態 1に係る携帯電話装置 100では、イヤホンケーブルアンテナと ヘリカル素子 111とを切り替える構成として説明した力 イヤホンケーブルアンテナと ヘリカル素子 111とを電力分配器や方向性結合器などにより電力合成、または電力 分配給電を行った場合には、若干効果は低くなるが、上述した本質的な効果は得ら れる。
[0075] また、本実施の形態 1に係る携帯電話装置 100では、イヤホンケーブル 108とヘリ カル素子 111に限らず、搭載される複数のアンテナ素子のうち一部または全部を電 力合成、または電力分配給電を行った場合でも一定の効果が得られる。
[0076] (実施の形態 2)
次に、図 7および図 8を参照して、本発明の実施の形態 2に係る携帯電話装置につ いて説明する。図 7は、本発明の実施の形態 2に係る携帯電話装置の基本構成を示 す概略斜視図である。図 7において、図 2と同一の構成要素には同一符号を付して、 その詳細な説明は省力する。
[0077] 図 7に示すように、本実施の形態 2に係る携帯電話装置 600のループ素子 104は、 上部筐体 101のヒンジ部 103の近傍に、携帯電話装置 600の幅方向(Y軸方向)に 沿って配置されている。
[0078] 図 7において、ループ素子 104は、テレビジョン放送受信用内蔵アンテナとして動 作するものである。このループ素子 104は、整合回路 105によってテレビジョン放送 周波数である 470MHzから 700HMz程度の範囲においてインピーダンス整合が取 られる。整合回路 105からの受信信号は、信号合成手段としての分配合成回路 128 に入力される。
[0079] イヤホン 107は、使用者 300 (図 4参照)が耳に差し込んでテレビジョン放送の音声 を聴くためのものであり、イヤホンケーブル 108によってイヤホンコネクタ 109に接続 される。イヤホンケーブル 108は、音声信号を伝送するとともにテレビジョン放送波の 受信を行う外部アンテナとしても動作する。
[0080] イヤホンケーブル 108の長さは、例えば、 50cmから 100cm程度に設定される。ま た、このイヤホンケーブル 108の長さは、テレビジョン放送受信帯域において、約 0. 8波長から 2. 3波長程度となる。
[0081] 携帯電話装置 600の上部筐体 101の上端部には、テレビジョン放送受信用内蔵ァ ンテナとして動作するヘリカル素子 111が配設されて 、る。このヘリカル素子 111は、 上部筐体 101の上端部において導体素子を上部筐体 101 (筐体ケース)の外装表 面に沿って、所定の素子間隔 (例えば、 1mm程度)を保って数回周囲に巻き付ける ように形成される。
[0082] このように構成されたヘリカル素子 111は、ノーマルモードへリカルアンテナとして 動作し、そのヘリカルの軸は携帯電話の長手方向すなわち Z軸方向となるように配置 される。
[0083] ヘリカル素子 111を構成する導体素子の全長は、テレビジョン放送受信帯域にお いて、約 0. 25波長(1Z4波長)から 0. 625波長(5Z8波長)程度に設定される。
[0084] ヘリカル素子 111は、整合回路 112によってテレビジョン放送周波数である 470M Hzから 700MHz程度の範囲にお!、てインピーダンス整合が取られる。ヘリカル素子 111によって受信されたテレビジョン放送信号は、イヤホンコネクタ 109を経由して分 配合成回路 128に入力される。
[0085] イヤホンコネクタ 109は、イヤホンケーブル 108によって受信されたテレビジョン放 送信号とヘリカル素子 111によって受信されたテレビジョン放送信号とを切り替えて 分配合成回路 128に入力する機能を備えている。
[0086] 分配合成回路 128は、例えば、ウィルキンソン型回路で構成される分配合成回路で あり、イヤホンコネクタ 109と整合回路 105とからのテレビジョン放送信号を同振幅か つ同位相で合成する機能を有して 、る。
[0087] 分配合成回路 128で合成されたテレビジョン放送信号は、放送受信回路 106へ入 力され、ディジタル信号に復調される。放送受信回路 106で復調されたディジタル信 号は、映像処理部 114によって映像処理されて表示部 115に表示される。
[0088] 図 8は、本実施の形態 2に係る携帯電話装置における各アンテナの平均利得、す なわち、図 4に示すテレビジョン放送を視聴して 、る状態におけるループ素子 104と イヤホンケーブル 108とで受信したテレビジョン放送信号を合成した場合の水平面(
XY面)平均利得の変化を示すグラフである。
[0089] 図 8は、横軸に、使用者 300の顔の表面と携帯電話装置 600の表示部 115の間隔 d (図 4参照)を示し、縦軸に、間隔 dを変化した場合の水平面 (XY面)平均利得をプ ロットしている。
[0090] また、図 8において、符号 aはループ素子 104の平均利得を、符号 bはイヤホンケー ブルアンテナの平均利得を、符号 cはループ素子 104とイヤホンケーブルアンテナと を分配合成した場合の平均利得を示して!/ヽる。
[0091] この携帯電話装置 600にお 、ては、電界モードアンテナと磁界モードアンテナと!/ヽ うモードの異なるアンテナの信号を合成して 、るので、両モードの利点を併せ持った 特性となる。
[0092] つまり、図 8において、電界モードアンテナとして動作するイヤホンケーブル 108は 、人体に近接した状態において人体との電磁的相互作用によって放射抵抗が低下 するため放射効率が急激に劣化する。
[0093] これに対し、電界モードアンテナと磁界モードアンテナというモードの異なるアンテ ナの信号を合成した場合には、磁界モードアンテナの動作により人体接近時の劣化 力 S小さくなる。従って、この携帯電話装置 600においては、電界モードアンテナとして 動作するイヤホンケーブル 108と比較して、 5dB程度の人体影響に対する改善効果 が得られる。
[0094] また、磁界モードアンテナとして動作するループ素子 104は、人体との間隔 dが 0.
2波長程度以上では人体との電磁的相互作用が得られず、人体に接近した状態と比 較して利得が低い。
[0095] 一方、モードの異なるアンテナの信号を合成した場合では、人体との間隔 dが 0. 2 波長以上において、磁界モードアンテナとして動作するループ素子 104と比較して、
2dB程度の改善効果が得られる。
[0096] このように、電界モードアンテナと磁界モードアンテナとを分配合成することにより、 人体に近接した状態と人体力も離れた状態との両方の場合において、常に高い受信 感度が得られるようになる。
[0097] なお、ここでは電界モードアンテナと磁界モードアンテナとを分配合成した構成とし て説明した力 電界モードアンテナであるイヤホンケーブル 108とヘリカル素子 111と を分配合成する構成としても、一定の効果が得られる。
[0098] また、本実施の形態 2に係る携帯電話装置 600では、イヤホンケーブル 108とヘリ カル素子 111とに限らず、搭載される複数のアンテナ素子のうち一部または全部に おいて分配合成を行った場合でも一定の効果が得られる。
[0099] なお、分配合成回路 128としては、ウィルキンソン型回路で構成される分配合成回 路に限らず、方向性結合器などの高周波信号を合成するものであってもよい。
[0100] また、複数のアンテナの信号の合成方法としては、受信機を複数備えて、受信高周 波回路にお!、て合成する方法、または復調ベースバンド処理部で合成する方法を用
Vヽても同様な効果が得られる。
[0101] また、本実施の形態 2に係る携帯電話装置 600においては、様々な使用状態に対 応して、合成する信号の振幅比率や位相を変化させるように動作させればさらに高 い改善効果が得られる。
[0102] 本明細書は、 2004年 7月 26日出願の欄 2004— 217673に基づくものである。 この内容は全てここに含めておく。
産業上の利用可能性
本発明に係る携帯電話装置は、テレビジョン放送を視聴している状態において、ィ ャホン使用の有無に関らず、携帯電話が人体に近接した場合も人体から離れた場合 の両方において、また、携帯電話が人体近傍に置かれる位置関係や向きに関らず常 に高 、アンテナ性能が得られるので、受信性能の改善が可能となる携帯電話装置と して有用である。

Claims

請求の範囲
[1] 放送を受信する放送受信手段と、
装置本体に対して脱着自在な第 1の電界モードアンテナ素子と、
携帯電話装置に配設された第 2の電界モードアンテナ素子と、
磁界モードアンテナ素子と、
前記各アンテナ素子を選択的に切り替えるアンテナ切替手段と、を具備する携帯 電話装置。
[2] 前記第 1の電界モードアンテナ素子または前記第 2の電界モードアンテナ素子の ヽ ずれか一方を選択するアンテナ素子選択手段を備え、
前記第 1の電界モードアンテナ素子または前記第 2の電界モードアンテナ素子のい ずれか一方と前記磁界モードアンテナ素子とでダイバーシチ受信動作を行う請求項
1記載の携帯電話装置。
[3] 前記第 1の電界モードアンテナ素子を使用しない場合には、前記第 2の電界モード アンテナ素子を選択する請求項 1記載の携帯電話装置。
[4] 前記第 1の電界モードアンテナ素子として、イヤホンのイヤホンケーブルを用いる請 求項 1記載の携帯電話装置。
[5] 前記第 2の電界モードアンテナ素子として、前記装置本体に配設されたヘリカル素 子を用いる請求項 1記載の携帯電話装置。
[6] 前記磁界モードアンテナ素子として、前記装置本体に配設されたループ素子を用
V、る請求項 1記載の携帯電話装置。
[7] 前記電界モードアンテナ素子に対応した第 1の放送受信回路と、
前記磁界モードアンテナ素子に対応した第 2の放送受信回路と、
前記第 1の放送受信回路と前記第 2の放送受信回路とから出力される復調信号の うち、信号品質が高い方の復調信号を選択する信号選択手段と、を備える請求項 1 記載の携帯電話装置。
[8] 前記複数のアンテナ素子と前記放送受信回路の入力回路とを平衡系回路で接続 した請求項 1記載の携帯電話装置。
[9] 前記磁界モードアンテナ素子と前記第 2の放送受信回路の入力回路とを平衡系回 路で接続した請求項 1記載の携帯電話装置。
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