JP5655664B2 - 通信装置および通信方法 - Google Patents

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本技術は、通信装置および通信方法に関する。特に本技術は、無線LANシステム等の比較的高い周波数帯域を無線伝送に使用する通信装置および通信方法に係り、タブレットやPCや電子ブック、モバイル・コミュニケーション、スマートフォンなど、携帯して使用される小型の通信機器に適用できる通信装置および通信方法に関する。
近年、数百MHzから数GHzの比較的高い周波数帯域を無線伝送に使用する無線伝送システムが各種普及している。例えば、2GHz帯や5GHz帯などを使用する無線LAN(Local Area Network)システムや、LTE(Long TermEvolution)や3G通信システムとして、700MHz帯から2GHz帯を使用する携帯電話の通信システムが開発されている。このような帯域を使った無線通信装置として、各種方式のものが開発され、実用化されている。
例えば、特許文献1には、この種の無線通信装置用のアンテナの一例についての記載がある。このアンテナは、複数のアンテナ素子を配置して、いわゆるダイバーシティ効果を持たせるようにしたものである。
特表2009−514292号公報
ところで、無線伝送システムで無線伝送に使用する帯域として、比較的広い帯域を使用するものが増えており、数百MHzから数GHzなどの比較的高い周波数帯域用のアンテナとして、広帯域のものが望まれている。また、アンテナ自体はより小型低背な構成のものが望まれている。さらに、環境への配慮から、できるだけ無駄な電力を放射せず、省エネに動作する機器が求められている。
この発明の目的は、小型で広帯域の特性を持ち、かつ、省エネな動作をするアンテナを持つ通信装置を提供することにある。
本技術の概念は、
複数のアンテナ素子の放射を結合して広帯域化する第1のモードと、複数のアンテナ素子のうち、一部のアンテナ素子を用いて放射を行うと共に、他の一部のアンテナ素子を用いて上記一部のアンテナ素子から放射された電力の一部を回収する第2のモードを切り換えるモード切り換え部と、
上記モード切り換え部の切り換え動作を制御する切り換え制御部とを備える
通信装置にある。
本技術において、切り換え制御部の制御のもと、モード切り換え部により、第1のモードおよび第2のモードの切り換えが行われる。ここで、第1のモードは、複数のアンテナ素子の放射を結合して広帯域化するモードである。第2のモードは、複数のアンテナ素子のうち、一部のアンテナ素子を用いて放射を行うと共に、他の一部のアンテナ素子を用いて、一部のアンテナ素子から放射された電力の一部を回収するモードである。
この場合、例えば、複数のアンテナ素子は第1のアンテナ素子および第2のアンテナ素子の2つのアンテナ素子であり、モード切り換え部は、第1のアンテナ素子および第2のアンテナ素子の放射を結合して広帯域化する第1のモードと、第1のアンテナ素子を用いて放射を行うと共に第2のアンテナ素子を用いて第1のアンテナ素子から放射された電力の一部を回収する第2のモードの切り換えを行う、ようにされる。
そして、例えば、無線通信部の出力を第1の出力および第2の出力に分配する電力分配部と、整流・昇圧部とをさらに備え、モード切り換え部は、第1の切り換えスイッチおよび第2の切り換えスイッチを有し、第1の切り換えスイッチは、第1のモードでは電力分配部の第1の出力を第1のアンテナ素子に供給し、第2のモードでは無線通信部の出力を第1のアンテナ素子に供給し、第2の切り換えスイッチは、第1のモードでは電力分配部の第2の出力を第2のアンテナ素子に供給し、第2のモードでは第2のアンテナ素子で回収された、第1のアンテナ素子から放射された電力の一部を整流・昇圧部に供給する、ようにされる。
また、例えば、第1のモードにおいて、電力分配部の第1の出力は第1の伝送線路を介して第1のアンテナ素子に供給され、電力分配部の第2の出力は第2の伝送線路を介して第2のアンテナ素子に供給され、第2の伝送線路には、第1のアンテナ素子と第2のアンテナ素子の入力位相を調整する遅延線路が挿入されている。
このように本技術においては、モード切り換え部により、第1のモードあるいは第2のモードに切り換えることができる。そして、第1のモードに切り換えることで、結合アンテナによって小型で広帯域なアンテナを得ることができる。また、第2のモードに切り換えることで、一部のアンテナ素子を放射に使用し、他の一部のアンテナ素子を用いて放射電力の一部を回収することができる。したがって、本技術においては、小型で広帯域の特性を持ち、かつ、省エネな動作をするアンテナを持つ通信装置を実現できる。
なお、本技術において、例えば、切り換え制御部は、無線通信部が通信処理をしている無線チャネルを確認(モニタ)し、この無線チャネルに基づいてモード切り換え部の切り換え動作を制御する、ようにされてもよい。この場合、例えば、通信処理をしている無線チャネルが広帯域なアンテナ特性を必要としないチャネル(周波数)であるとき、自動的に、省エネな動作を行う第2のモードに切り換えることが可能となる。
また、本技術において、例えば、切り換え制御部は、無線通信部における受信信号強度(RSSI:ReceivedSignal Strength Indication)および/または通信速度を確認(モニタ)し、この受信信号強度および/または通信速度に基づいてモード切り換え部の切り換え動作を制御する、ようにされてもよい。この場合、例えば、第2のモードにおいて受信信号強度および/または通信速度が設定値を満足するときには、そのモードを維持し、この第2のモードで受信信号強度や通信速度が設定値を満足しない場合のみ第1のモードに自動的に切り換えることが可能となる。
この場合、例えば、第1のモードおよび上記第2のモードを切り換えるための受信信号強度および/または通信速度の設定値をユーザが設定するためのユーザインタフェース部をさらに備える、ようにされてもよい。また、この場合、第1のモードおよび第2のモードを切り換えるための受信信号強度および/または通信速度の確認(モニタ)タイミングをユーザが設定するためのユーザインタフェース部をさらに備える、ようにされてもよい。
また、本技術において、例えば、使用国あるいは使用地域をユーザが選択するためのユーザインタフェース部をさらに備え、切り換え制御部は、ユーザインタフェース部による使用国あるいは使用地域の選択に基づいてモード切り換え部の切り換え動作を制御する、ようにされてもよい。この場合、例えば、使用国あるいは使用地域が広帯域なアンテナ特性を必要としないとき、自動的に、省エネな動作を行う第2のモードに切り換えることが可能となる。
本技術によれば、小型で広帯域の特性を持ち、かつ、省エネな動作をするアンテナを持つ通信装置を実現できる。
本技術の実施の形態としての通信装置の構成例を示すブロック図である。 第1のアンテナ素子と第2のアンテナ素子の配置例を示す図である。 第1のアンテナ素子および第2のアンテナ素子からなるアンテナ装置の設計モデル例を示した図である。 広帯域モードおよび電力回収モードにおける放射特性のシミュレーション例を示す図である。 無線チャネル(周波数)に基づくモード切り換え制御を行う場合におけるCPUの制御手順の一例を示すフローチャートである。 受信信号強度、通信速度に基づくモード切り換え制御を行う場合におけるCPUの制御手順の一例を示すフローチャートである。
以下、発明を実施するための形態(以下、「実施の形態」とする)について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.実施の形態
2.変形例
<1.実施の形態>
[通信装置の構成]
図1は、本技術の実施の形態としての通信装置100の構成例を示している。この通信装置100は、CPU101と、ROM102と、RAM103と、ユーザ操作部104と、表示部105を有し、これらは内部バス106に接続されている。また、この通信装置100は、アンテナ素子111a,111bと、遅延線路112と、切り換えスイッチ113a,113bと、電力分配合成回路114と、無線通信回路(モジュール)115を有している。また、この通信装置100は、インピーダンス整合回路116と、整流・昇圧回路117と、電圧供給部118を有している。
CPU101は、通信装置100の各部の動作を制御する。ROM102は、制御ソフトウェアの格納およびデータの保管を行う。RAM103は、CPU101のワークエリアを構成する。CPU101は、ROM102から読み出したソフトウェアやデータをRAM103上に展開してソフトウェアを起動させ、通信装置100の各部を制御する。
ユーザ操作部104および表示部105は、ユーザインタフェース部を構成している。ユーザ操作部104は、通信装置100の図示しない筐体に配置されたキー、釦、ダイアル、あるいは表示部105の表示面に配置されたタッチパネル等で構成される。表示部105は、LCD(Liquid Crystal Display)等で構成される。
第1のアンテナ素子111aおよび第2のアンテナ素子111bは、通信装置100のアンテナを構成している。第1のアンテナ素子111aおよび第2のアンテナ素子111bは、それぞれ、例えば、いわゆる逆F型モノポール・アンテナとして構成されている。また、第1のアンテナ素子111aおよび第2のアンテナ素子111bは、同じ長さに形成されている。逆F型アンテナは、λ0/4モノポール・アンテナ(λ0はアンテナの中心周波数における波長)の先端を折り曲げて低背化したアンテナであり、給電点位置付近に短絡部を設けて給電点とのインピーダンス整合が取られている。
図2は、第1のアンテナ素子111aと第2のアンテナ素子111bの配置例を示している。アンテナ素子111a,111bはそれぞれが逆F型モノポール・アンテナとして構成され、グラウンド面130上に、その表面からわずかに離間して、直線状に並ぶように配置されている。
第1のアンテナ素子111aの給電点121aは、伝送線路140aに接続されるとともに、接続導体122aを介してグラウンド面130に短絡されている。また、第2のアンテナ素子111bの給電点121bは、伝送線路140bに接続されるとともに、接続導体122bを介してグラウンド面130に短絡されている。第1のアンテナ素子111aの給電点121aと第2のアンテナ素子111bの給電点121bとを逆向きにし、第1のアンテナ素子111aの先端と第2アンテナ素子111bの先端とを近接させている。
通信装置100は、CPU101の制御のもと、選択的に、広帯域モード(第1のモード)あるいは電力回収モード(第2のモード:電力ハーベスティングモード)となる。広帯域モードでは、第1のアンテナ素子111aおよび第2のアンテナ素子111bの双方から放射を行って、それらの放射を結合して広帯域化される。また、電力回収モードでは、第1のアンテナ素子111aから放射を行うと共に、第2のアンテナ素子111bを用いて、第1のアンテナ素子111aから放射された電力の一部を回収する。
図3は、第1のアンテナ素子111aおよび第2のアンテナ素子111bからなるアンテナ装置の設計モデルを例示している。この場合、アンテナ素子111a,111bの波源(星印で図示)、すなわち、アンテナ素子111a,111b上で励振時の電流分布が最も高くなるポイント同士の間隔はλ0/2とされる(λ0はアンテナの中心周波数における波長)。
無線通信回路115は、第1の出力ポート115-1と、第2の出力ポート115-2を持っている。無線通信回路115は、広帯域モードでは、第1のポート115-1に出力を出し、この第1のポート115-1から、第1のアンテナ素子111aおよび第2のアンテナ素子111bを励振する。また、無線通信回路115は、電力回収モードでは、第2のポート115-2に出力を出し、この第2のポート115-2から、第1のアンテナ素子111aのみを励振する。
電力分配合成回路114は、無線通信回路115の第1のポート115-1の出力を第1の出力および第2の出力に分配する。この場合、第1の出力に対して、第2の出力は、λ0/4だけ遅延されて出力される。
切り換えスイッチ113a,113bは、モード切り換え部を構成している。これら切り換えスイッチ113a,113bの切り換え動作は、CPU101により制御される。この意味で、CPU101は、切り換え制御部を構成している。なお、これら切り換えスイッチ113a,113bの切り換え動作が、例えば、無線通信回路115が備えるCPUにより制御される構成も考えられる。
切り換えスイッチ113aは、広帯域モードでは、電力分配合成回路114の第1の出力を、第1のアンテナ素子111aに供給する。また、この切り換えスイッチ113aは、電力回収モードでは、無線通信回路115の第2のポート115-2に出される出力を、第1のアンテナ素子111aに供給する。
切り換えスイッチ113bは、広帯域モードでは、電力分配合成回路114の第2の出力を、遅延線路112を介して、第2のアンテナ素子111bに供給する。また、この切り換えスイッチ113bは、電力回収モードでは、第2のアンテナ素子111bで回収された、第1のアンテナ素子111aから放射された電力の一部を、インピーダンス整合回路116を通じて整流・昇圧回路117に供給する。
遅延線路112は、電力分配合成回路114の第2の出力を第2のアンテナ素子111bに供給する際に、λ0/4の遅延を与える(λ0はアンテナの中心周波数における波長)。すなわち、電力分配合成回路114の第1の出力は、第1の伝送線路を介して第1のアンテナ素子111aに供給され、電力分配合成回路114の第2の出力は第2の伝送線路を介して第2のアンテナ素子111bに供給される。遅延線路112は、第2の伝送線路に挿入されている。
上述したように、アンテナ素子111a,111bの波源、すなわち、アンテナ素子111a,111b上で励振時の電流分布が最も高くなるポイント同士の間隔はλ0/2とされている(図3参照)。一方、電力分配合成回路114におけるλ0/4の遅延と、この遅延線路112におけるλ0/4の遅延により、第1のアンテナ素子111aに供給される第1の出力に対し、第2のアンテナ素子111bに供給される第2の出力は、λ0/2だけ遅延したものとなる。
そのため、広帯域モードでは、アンテナ素子111a,111bのアレイ配置方向への同相合成により、放射効率が向上し、帯域が拡大される。図4は、放射特性のシミュレーション例を示している。実線aは、広帯域モードで、第1のアンテナ素子111aおよび第2のアンテナ素子111bの双方から放射する場合のシミュレーション結果を示している。一方、破線bは、電力回収モードで、第1のアンテナ素子111aのみから放射する場合のシミュレーション結果を示している。なお、電力分配合成回路114において、第1の出力と第2の出力の遅延差が無いように設計し、遅延線路112においてλ0/2の遅延を与えるように構成しても、同様の結果を得ることができる。
インピーダンス整合回路116は、切り換えスイッチ113b側の出力インピーダンスと、整流・昇圧回路117側の入力インピーダンスを等しくするインピーダンス整合を行う。このインピーダンス整合により、電力回収モードで、第2のアンテナ素子111bで回収された電力を効率よく整流・昇圧回路117に伝送することができる。
整流・昇圧回路117は、電力回収モードにおいて、インピーダンス整合回路116を通じて送られてくる電力を、整流し、さらに昇圧する。電圧供給部118は、整流・昇圧回路117で整流・昇圧された電力を回収し、通信装置100の所定箇所に供給する。例えば、この回収電力は、例えば、LED発光用、バッテリ充電用などとして利用される。
例えば、上述のシミュレーションモデルにおいて、第1のアンテナ素子111aと第2のアンテナ素子111bの結合を表すSパラメータの計算値は、約−13dBである。仮に、無線通信回路(モジュール)115からの出力電力を30dBm、スイッチなど回路の損失を3dBとすると、第2のアンテナ素子111bで取りだされて整流・昇圧回路117に入力される高周波電力は、30−3−13=14dBm=25mWとなる。整流・昇圧回路117の直流変換効率を、仮に65%とすると、25mW×0.65=16.3mWの電力を回収できることとなる。
[モード切り換え制御]
CPU101は、上述したように、広帯域モードと電力回収モードとの間のモード切り換えを制御する。
(1)「無線チャネル(周波数)に基づくモード切り換え制御」
広帯域モードと電力回収モードの切り換え制御については、異なる地域でユーザが通信装置100を使用する、いわゆるローミングの際に、無線通信回路(モジュール)115が実際に通信処理をしている無線チャネル(周波数)に基づいて行うことが考えられる。この場合、CPU101は、無線通信回路115が実際に通信の処理をしている無線チャネルをモニタし、単体アンテナで通信可能なチャネルであれば電力回収モードとし、広帯域が必要なチャネルであれば広帯域モードに制御する。
すなわち、広帯域モードは、小型なアンテナ素子111aの単独でカバーできる周波数帯域では実用が足りない場合に用いることができる。例えば、図4に示す放射特性のシミュレーション例では、GSM750やGSM850と呼ばれる周波数や750MHz帯のLTEを用いる場合(米国等)では、アンテナ素子111aの単独では放射効率が十分でないので、広帯域モードを用いることが望ましい。一方、例えばGSM900と呼ばれる周波数を用いる場合(欧州等)では、アンテナ素子111aの単独でも使用可能である。
図5のフローチャートは、その場合におけるCPU101のモード切り換え制御の手順の一例を示している。CPU101は、ステップST1において、処理を開始し、その後に、ステップST2の処理に移る。このステップST2において、CPU101は、デフォルトとして、広帯域モードにする。そして、CPU101は、ステップST3において、使用チャネル(周波数)を確認(モニタ)する。そして、CPU101は、ステップST4において、広帯域が必要なチャネルであるか否かを判断する。
広帯域が必要なチャネルであると判断するとき、CPU101は、ステップST2の処理に戻り、上述したと同様の処理を繰り返す。一方、広帯域が必要でないと判断するとき、CPU101は、ステップST5において、電力回収モードにする。そして、CPU101は、ステップST6において、使用チャネル(周波数)を確認し、ステップST7において、広帯域が必要なチャネルであるか否かを判断する。
広帯域が必要なチャネルであると判断するとき、CPU101は、ステップST2の処理に戻り、上述したと同様の処理を繰り返す。一方、広帯域が必要でないと判断するとき、CPU101は、ステップST5の処理に戻り、上述したと同様の処理を繰り返す。
CPU101が、上述の図5のフローチャートに示すようなモード切り換え制御を行うことで、通信処理をしている無線チャネルが広帯域なアンテナ特性を必要としないとき、自動的に、省エネな動作を行う電力回収モードに切り換えることが可能となる。
(2)「使用する国あるいは地域に基づくモード切り換え制御」
なお、上述では、CPU101が使用チャネル(周波数)を確認してモードの切り換え制御を行うものである。しかし、例えば、ユーザがユーザ操作部104を操作して、通信装置100を使用する国あるいは地域を選択し、CPU101が、この選択に基づいてモードの切り換え制御を行うことも考えられる。この場合、使用国あるいは使用地域が広帯域なアンテナ特性を必要としないとき、自動的に、省エネな動作を行う電力回収モードに切り換えることが可能となる。
(3)「受信信号強度、通信速度に基づくモード切り換え制御」
また、広帯域モードと電力回収モードの切り換え制御の別の指標として、通信の感度や品質が挙げられる。この場合、CPU101は、デフォルトを電力回収モードとしておき、受信信号強度(RSSI)、通信速度を確認(モニタ)し、これらが設定値より劣化した場合に広帯域モードに切り換える。この場合、受信信号強度(RSSI)および通信速度のいずれか一方を用いるか、あるいは、両方を用いることができる。
CPU101は、切り換えたことで特性が改善したら、一定時間はそのモードで動作を続け、適宜、電力回収モードに切り換えて、特性を確認する。そして、CPU101は、特性が設定値を満足していなければ広帯域モードに戻し、満足していたら電力回収モードを継続する。なお、CPU101は、広帯域モードおよび電力回収モードのいずれでも設定値より劣化している場合には、広帯域モードを適用する。
図6のフローチャートは、その場合におけるCPU101のモード切り換え制御の手順の一例を示している。CPU101は、ステップST11において、処理を開始し、その後に、ステップST12の処理に移る。このステップST12において、CPU101は、デフォルトとして、電力回収モードにする。そして、CPU101は、ステップST13において、受信信号強度(RSSI)、通信速度を確認(モニタ)する。
なお、CPU101は、ステップST13において、受信信号強度および通信速度の両方を必ずしも確認する必要はない。受信信号強度および通信速度のうち必要とするものだけを確認すればよい。このことは、後述のステップST17における処理においても同様である。詳細説明は省略するが、受信信号強度や通信速度は、無線通信回路(モジュール)115において計測され、その計測値がCPU101に送られる。
CPU101は、ステップST13の処理の後、ステップST14において、受信信号強度(RSSI)、通信速度が設定値を満足しているか否かを判断する。設定値を満足していると判断するとき、CPU101は、ステップST12の処理に戻り、上述したと同様の処理を繰り返す。一方、設定値を満足していないと判断するとき、CPU101は、ステップST15において、広帯域モードにする。
次に、CPU101は、ステップST16において、広帯域モードの状態で、一定時間の経過を待つ。そして、CPU101は、ステップST17において、受信信号強度(RSSI)、通信速度を確認(モニタ)する。そして、CPU101は、ステップST18において、受信信号強度、通信速度が設定値を満足しているか否かを判断する。
設定値を満足していると判断するとき、CPU101は、ステップST12の処理に戻り、電力回収モードとし、上述したと同様の処理を繰り返す。一方、設定値を満足していないと判断するとき、CPU101は、ステップST15の処理に戻り、上述したと同様の処理を繰り返す。
CPU101が、上述の図6のフローチャートに示すようなモード切り換え制御を行うことで、以下のことが可能となる。すなわち、電力回収モードで受信信号強度や通信速度が設定値を満足するときには、そのモードを維持し、この電力回収モードで受信信号強度や通信速度が設定値を満足しない場合のみ広帯域モードに自動的に切り換えることが可能となる。
なお、通信装置100において、ユーザは、ユーザ操作部104を操作して、受信信号強度や通信速度の設定値を任意に設定可能とされる。また、この通信装置100においては、ユーザは、ユーザ操作部104を操作して、受信信号強度や通信速度の確認タイミング、すなわち、ステップST16における一定時間を任意に設定可能とされる。
CPU101が、上述の図6のフローチャートに示すようなモード切り換え制御を行うケースは、以下のような場合に効果的なものとなる。すなわち、例えば、ユーザが通信基地局に比較的近い位置にいる場合や、あるいは、今後の普及が予測される家庭用基地局、いわゆる「フェムトセル」を用いて、家庭内でユーザが回線に接続している場合などにおいて効果的なものとなる。すなわち、基地局が近くに存在することで、通信用のアンテナ特性を落としても通信可能で、電力回収モードが使用される可能性が高まるからである。
[通信装置の動作]
図1に示す通信装置100の動作を簡単に説明する。最初に、広帯域モード時の動作を説明する。この場合、無線通信回路115の第1のポート115-1に出力が出され、この出力は電力分配合成回路114で第1の出力および第2の出力に分配される。この場合、第1の出力に対して、第2の出力は、λ0/4だけ遅延されて出力される。
電力分配合成回路114の第1の出力は、切り換えスイッチ113aを通じて第1のアンテナ素子111aに供給されて、放射が行われる。また、電力分配合成回路114の第2の出力は、切り換えスイッチ113bおよび遅延線路112を通じて、第2のアンテナ素子111bに供給されて、放射が行われる。
この場合、第1のアンテナ素子111aおよび第2のアンテナ素子111bの放射が結合され、広帯域化される(図4の実線aの特性参照)。すなわち、上述したように、アンテナ素子111a,111bの波源、すなわち、アンテナ素子111a,111b上で励振時の電流分布が最も高くなるポイント同士の間隔はλ0/2とされている(図3参照)。また、電力分配合成回路114におけるλ0/4の遅延と、遅延線路112におけるλ0/4の遅延とにより、第1のアンテナ素子111aに供給される第1の出力に対し、第2のアンテナ素子111bに供給される第2の出力は、λ0/2だけ遅延したものとなる。そのため、この広帯域モードでは、アンテナ素子111a,111bのアレイ配置方向への同相合成により、放射効率が向上し、帯域が拡大される。また、例えば、電力分配合成回路114において、第1の出力と第2の出力の遅延差が無いように設計し、遅延線路112においてλ0/2の遅延を与えるように構成しても、アンテナ素子111a,111bのアレイ配置方向への同相合成になるので、同じ効果を得ることができる。
次に、電力回収モード時の動作を説明する。この場合、無線通信回路115の第2のポート115-2に出力が出され、この出力は切り換えスイッチ113aを通じて第1のアンテナ素子111aに供給されて、放射が行われる。この場合の帯域は、広帯域モード時に比べて、狭くなる(図4の破線bの特性参照)。
また、この場合、第1のアンテナ素子111aから放射された電力の一部が、第2のアンテナ素子111bで回収される。この回収された電力は、切り換えスイッチ113bおよびインピーダンス整合回路116を通じて、整流・昇圧回路117に供給される。この整流・昇圧回路117では、インピーダンス整合回路116を通じて送られてくる電力が、整流され、さらに必要とする電圧に昇圧される。そして、電圧供給部118では、整流・昇圧回路117で整流・昇圧された電力が回収され、通信装置100の所定箇所に供給されて利用される。
上述したように、図1に示す通信装置100においては、CPU101により切り換えスイッチ113a,113b等が制御されて、広帯域モード(第1のモード)または電力回収モード(第2のモード)に選択的に切り換え可能とされている。そして、広帯域モードに切り換えることで、第1のアンテナ素子111aおよび第2のアンテナ素子111bが使用され、それらの放射が結合されるので、小型で広帯域なアンテナを得ることができる。また、電力回収モードに切り換えることで、第1のアンテナ素子111aのみが放射に使用され、第2のアンテナ素子111bによりその放射電力の一部が回収されて、利用される。したがって、小型で広帯域の特性を持ち、かつ、省エネな動作をするアンテナを持つ通信装置100を実現できる。
<2.変形例>
なお、上述実施の形態においては、第1のアンテナ素子111aおよび第2のアンテナ素子111bを備える例を示した。しかし、本技術は、3以上のアンテナ素子を備える通信装置にも同様に適用でき、同様の効果を得ることができる。その場合、例えば、複数のアンテナ素子の放射を結合して広帯域化する広帯域モードと、複数のアンテナ素子のうち、一部を用いて放射を行い、他の一部のアンテナ素子を用いて放射電力の一部を回収する電力回収モードを切り換えて使用することになる。
なお、本技術は、以下のような構成も取ることができる。
(1)複数のアンテナ素子の放射を結合して広帯域化する第1のモードと、複数のアンテナ素子のうち、一部のアンテナ素子を用いて放射を行うと共に、他の一部のアンテナ素子を用いて上記一部のアンテナ素子から放射された電力の一部を回収する第2のモードを切り換えるモード切り換え部と、
上記モード切り換え部の切り換え動作を制御する切り換え制御部とを備える
通信装置。
(2)上記複数のアンテナ素子は第1のアンテナ素子および第2のアンテナ素子の2つのアンテナ素子であり、
上記モード切り換え部は、
上記第1のアンテナ素子および上記第2のアンテナ素子の放射を結合して広帯域化する第1のモードと、上記第1のアンテナ素子を用いて放射を行うと共に上記第2のアンテナ素子を用いて上記第1のアンテナ素子から放射された電力の一部を回収する第2のモードの切り換えを行う
前記(1)に記載の通信装置。
(3)無線通信部の出力を第1の出力および第2の出力に分配する電力分配部と、
整流・昇圧部とをさらに備え、
上記モード切り換え部は、第1の切り換えスイッチおよび第2の切り換えスイッチを有し、
上記第1の切り換えスイッチは、上記第1のモードでは上記電力分配部の第1の出力を上記第1のアンテナ素子に供給し、上記第2のモードでは上記無線通信部の出力を上記第1のアンテナ素子に供給し、
上記第2の切り換えスイッチは、上記第1のモードでは上記電力分配部の第2の出力を上記第2のアンテナ素子に供給し、上記第2のモードでは上記第2のアンテナ素子で回収された、上記第1のアンテナ素子から放射された電力の一部を上記整流・昇圧部に供給する
前記(2)に記載の通信装置。
(4)上記第1のモードにおいて、上記電力分配部の第1の出力は第1の伝送線路を介して上記第1のアンテナ素子に供給され、上記電力分配部の第2の出力は第2の伝送線路を介して上記第2のアンテナ素子に供給され、
上記第2の伝送線路には、上記第1のアンテナ素子と上記第2のアンテナ素子の入力位相を調整する遅延線路が挿入されている
前記(3)に記載の通信装置。
(5)上記切り換え制御部は、
無線通信部が通信処理をしている無線チャネルを確認し、該無線チャネルに基づいて上記モード切り換え部の切り換え動作を制御する
前記(1)から(4)のいずれかに記載の通信装置。
(6)上記切り換え制御部は、
無線通信部における受信信号強度および/または通信速度を確認し、該受信信号強度および/または通信速度に基づいて上記モード切り換え部の切り換え動作を制御する
前記(1)から(5)のいずれかに記載の通信装置。
(7)上記第1のモードおよび上記第2のモードを切り換えるための受信信号強度および/または通信速度の設定値をユーザが設定するためのユーザインタフェース部をさらに備える
前記(6)に記載の通信装置。
(8)上記第1のモードおよび上記第2のモードを切り換えるための受信信号強度および/または通信速度の確認タイミングをユーザが設定するためのユーザインタフェース部をさらに備える
前記(6)または(7)に記載の通信装置。
(9)使用国あるいは使用地域をユーザが選択するためのユーザインタフェース部をさらに備え、
上記切り換え制御部は、上記ユーザインタフェース部による上記使用国あるいは使用地域の選択に基づいて上記モード切り換え部の切り換え動作を制御する
前記(1)から(8)のいずれかに記載の通信装置。
100・・・通信装置
101・・・CPU
104・・・ユーザ操作部
111a・・・第1のアンテナ素子
111b・・・第2のアンテナ素子
112・・・遅延回路
113a,113b・・・切り換えスイッチ
114・・・電力分配合成回路
115・・・無線通信回路(モジュール)
115-1・・・第1のポート
115-2・・・第2のポート
116・・・インピーダンス整合回路
117・・・整流・昇圧回路
118・・・電圧供給部

Claims (10)

  1. 複数のアンテナ素子の放射を結合して広帯域化する第1のモードと、複数のアンテナ素子のうち、一部のアンテナ素子を用いて放射を行うと共に、他の一部のアンテナ素子を用いて上記一部のアンテナ素子から放射された電力の一部を回収する第2のモードを切り換えるモード切り換え部と、
    上記モード切り換え部の切り換え動作を制御する切り換え制御部とを備える
    通信装置。
  2. 上記複数のアンテナ素子は第1のアンテナ素子および第2のアンテナ素子の2つのアンテナ素子であり、
    上記モード切り換え部は、
    上記第1のアンテナ素子および上記第2のアンテナ素子の放射を結合して広帯域化する第1のモードと、上記第1のアンテナ素子を用いて放射を行うと共に上記第2のアンテナ素子を用いて上記第1のアンテナ素子から放射された電力の一部を回収する第2のモードの切り換えを行う
    請求項1に記載の通信装置。
  3. 無線通信部の出力を第1の出力および第2の出力に分配する電力分配部と、
    整流・昇圧部とをさらに備え、
    上記モード切り換え部は、第1の切り換えスイッチおよび第2の切り換えスイッチを有し、
    上記第1の切り換えスイッチは、上記第1のモードでは上記電力分配部の第1の出力を上記第1のアンテナ素子に供給し、上記第2のモードでは上記無線通信部の出力を上記第1のアンテナ素子に供給し、
    上記第2の切り換えスイッチは、上記第1のモードでは上記電力分配部の第2の出力を上記第2のアンテナ素子に供給し、上記第2のモードでは上記第2のアンテナ素子で回収された、上記第1のアンテナ素子から放射された電力の一部を上記整流・昇圧部に供給する
    請求項2に記載の通信装置。
  4. 上記第1のモードにおいて、上記電力分配部の第1の出力は第1の伝送線路を介して上記第1のアンテナ素子に供給され、上記電力分配部の第2の出力は第2の伝送線路を介して上記第2のアンテナ素子に供給され、
    上記第2の伝送線路には、上記第1のアンテナ素子と上記第2のアンテナ素子の入力位相を調整する遅延線路が挿入されている
    請求項3に記載の通信装置。
  5. 上記切り換え制御部は、
    無線通信部が通信処理をしている無線チャネルを確認し、該無線チャネルに基づいて上記モード切り換え部の切り換え動作を制御する
    請求項1から4のいずれかに記載の通信装置。
  6. 上記切り換え制御部は、
    無線通信部における受信信号強度および/または通信速度を確認し、該受信信号強度および/または通信速度に基づいて上記モード切り換え部の切り換え動作を制御する
    請求項1から5のいずれかに記載の通信装置。
  7. 上記第1のモードおよび上記第2のモードを切り換えるための受信信号強度および/または通信速度の設定値をユーザが設定するためのユーザインタフェース部をさらに備える
    請求項6に記載の通信装置。
  8. 上記第1のモードおよび上記第2のモードを切り換えるための受信信号強度および/または通信速度の確認タイミングをユーザが設定するためのユーザインタフェース部をさらに備える
    請求項6または7に記載の通信装置。
  9. 使用国あるいは使用地域をユーザが選択するためのユーザインタフェース部をさらに備え、
    上記切り換え制御部は、上記ユーザインタフェース部による上記使用国あるいは使用地域の選択に基づいて上記モード切り換え部の切り換え動作を制御する
    請求項1から8のいずれかに記載の通信装置。
  10. 複数のアンテナ素子の放射を結合して広帯域化する第1のモードによる通信と、複数のアンテナ素子のうち、一部のアンテナ素子を用いて放射を行うと共に、他の一部のアンテナ素子を用いて上記一部のアンテナ素子から放射された電力の一部を回収する第2のモードによる通信とを、選択的に行う
    通信方法。
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