JPH05160631A - アンテナ装置 - Google Patents

アンテナ装置

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JPH05160631A
JPH05160631A JP3348576A JP34857691A JPH05160631A JP H05160631 A JPH05160631 A JP H05160631A JP 3348576 A JP3348576 A JP 3348576A JP 34857691 A JP34857691 A JP 34857691A JP H05160631 A JPH05160631 A JP H05160631A
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JP
Japan
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antenna
antenna element
pair
antenna elements
band
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Pending
Application number
JP3348576A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiharu Kato
俊治 加藤
Tsutomu Makino
努 牧野
Kunio Suzuki
邦夫 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ANTENNA GIKEN KK
Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
Original Assignee
ANTENNA GIKEN KK
Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
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Publication date
Application filed by ANTENNA GIKEN KK, Mitsui Mining and Smelting Co Ltd filed Critical ANTENNA GIKEN KK
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  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
  • Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 広帯域かつ帯域内での特性変化が緩やかで、
アンテナ利得が高く、さらに設置面積が小さい、特に携
帯用スペクトラム拡散無線通信機用として好適なアンテ
ナ装置を提供する。 【構成】 無線機筐体1の同一面1aに所定の間隔で平
行に立設された、実質的に同一の特性を有する一対のア
ンテナ素子2,3と、これら一対のアンテナ素子の受信
信号を合成する合成手段4と、前記合成に先立って一方
のアンテナ素子2の受信信号を他方のアンテナ素子3の
受信信号より所定の位相だけ遅延させる移相手段5,6
とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スペクトラム拡散通信
等、比較的広帯域の信号を用いて無線通信するためのア
ンテナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、秘話性の高い通信装置として、い
わゆるスペクトラム拡散(SS)通信装置が使用されて
いる。このようなスペクトラム拡散通信装置は、通信速
度や秘話性を高くしようとすればする程、通信に広帯域
を要する。本発明者等が先に提案したスペクトラム拡散
無線通信装置(例えば特開平2−174327号参照)
においては、例えば250MHz±30MHz、すなわ
ち中心周波数の24%程度の通信帯域が必要であった。
【0003】一方、VHF帯またはUHF帯の携帯無線
機においては、一般に、電気的等価長がλ/4またはn
λ/2(但し、λは使用する電波の波長、nは整数)の
モノポールアンテナが用いられている。このようなモノ
ポールアンテナの帯域幅は中心周波数の10%程度、す
なわち中心周波数が250MHzであれば、25MHz
程度である。送信機はミスマッチング等によるアンテナ
出力不足をアンテナへの供給電力を大きくすることでカ
バーできるため、広帯域通信においてもこのような従来
形のアンテナを使用することはできる。しかし、受信機
の感度不足はアンテナの他でカバーすることが難しいた
め、従来形のアンテナは特にこのような広帯域通信用の
受信機に使用するには適さない。
【0004】広帯域アンテナとしては特開昭61−14
2807号に開示されたものが知られている。しかし、
この広帯域アンテナは共振周波数が異なる複数個のアン
テナ素子を用いたものであるため、特性が多峰的で上記
±30MHz、すなわち60MHz幅またはそれ以上の
帯域で見た場合、帯域内での特性変化が激しく、1つの
チャンネルで広帯域を必要とするスペクトラム拡散通信
用としては適切でない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、広帯
域かつ帯域内での特性変化が緩やかで、アンテナ利得が
高く、さらに設置面積が小さい、特に携帯用スペクトラ
ム拡散無線通信機用として好適なアンテナ装置を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明のアンテナ装置は、無線機筐体の同一面に所
定の間隔で平行に立設された、実質的に同一の特性を有
する一対のアンテナ素子と、これら一対のアンテナ素子
の受信信号を合成する合成手段と、前記合成に先立って
一方のアンテナ素子の受信信号を他方のアンテナ素子の
受信信号より所定の位相だけ遅延させる移相手段とを具
備することを特徴とする。
【0007】本発明の好ましい実施例においては、前記
一対のアンテナ素子の間隔をλ/8強(但し、λは使用
する電波の波長である)とし、各アンテナ素子と前記合
成手段とを接続する同軸ケーブルの長さを異ならせるこ
とによって前記一方のアンテナ素子の受信信号を位相で
π/2だけ余計に遅延させている。また、各アンテナの
同軸ケーブルの長さは、2つのアンテナ素子の受信信号
を合成する点から前記アンテナ素子側を見たインピーダ
ンスのリアクタンス成分がいずれのアンテナ素子につい
てもゼロとならないように設定し、各アンテナ系のリア
クタンス成分を互いに打ち消させることによって、アン
テナ装置のインピーダンスの変化を少なくしている。
【0008】
【作用】本発明によれば、特性が実質同一の一対のアン
テナ素子で受信した信号を位相をずらして合成すること
により、電圧定在波比(VSWR)およびインピーダン
スから評価して単一のアンテナ素子の場合よりも通信帯
域幅が広がる。また、アンテナ素子として無指向性のモ
ノポール垂直アンテナを一対用いた場合、アンテナ装置
全体として指向性が現われ、単一のアンテナ素子を用い
た場合よりアンテナ利得が向上する。
【0009】本発明において、前記一対のアンテナ素子
の間隔は、アンテナ素子としてモノポール垂直アンテナ
を用いる場合、このアンテナ装置が取り付けられる無線
機で使用する電波の波長をλとしてλ/16以上λ/4
未満であることが好ましい。λ/4以上では300MH
z帯でもその設置間隔が25cm以上となるので、アン
テナ素子を取り付けるための無線機筐体が大型化し、携
帯用無線機として不適である。λ/16未満では指向性
が弱くなり、アンテナ利得の有意な向上が期待できな
い。アンテナ素子の間隔の特に好ましい範囲は0.12
5λ〜0.15λである。2つのアンテナ素子の受信信
号の位相差は、前記アンテナの間隔をaとして2πa/
λ以上2πa/λ+π/2以下であることが好ましい。
2πa/λ未満および2πa/λ+π/2超では指向性
が双峰的となり、アンテナ利得向上効果が薄れる。
【0010】なお、同一特性のアンテナ素子を複数個用
いるアンテナ装置としては、ダイバーシティアンテナや
特開昭54−141543号に開示されたアンテナ装置
が知られている。しかしながら、ダイバーシティアンテ
ナは、複数個のアンテナ素子のうち最も受信状態の良い
素子を選択して用いるもので、一時に用いる素子は一つ
である。また、特開昭54−141543号に開示され
たアンテナ装置は、一対のアンテナ素子の受信信号を帯
域分割した後各帯域ごとに各受信信号の位相差を調整し
て合成し、その指向方向を可変するものである。いずれ
も、本発明のように、一対のアンテナ素子の受信信号を
合成することにより広帯域化を図るものではない。
【0011】
【実施例】以下、図面により本発明の実施例を説明す
る。
【0012】図1は、本発明の一実施例に係るアンテナ
装置の構成を示す。このアンテナ装置は、中心周波数2
88.5MHz、帯域±33MHzのスペクトラム拡散
無線信号を受信する携帯無線受信機に組み込まれたもの
である。図1において、1は無線機筐体で、寸法は高さ
100mm、幅170mm、奥行き50mmである。筐
体1の上面1aに一対のアンテナ素子2,3が垂直に立
設されている。アンテナ素子2と3の間隔は150mm
である。筐体1の内部にはアンテナ素子2と3の受信信
号を合成する合成器(分配器)4、およびこの合成器4
の出力信号を増幅、検波およびデコード等する図示しな
い受信回路が格納されている。5,6はそれぞれアンテ
ナ素子2,3と合成器4とを接続する同軸ケーブルで、
それぞれケーブル長294mmと120mmに設定され
ている。これらのケーブル長は、計算上、周波数28
8.5MHzにおける合成器4からアンテナ素子2側を
見たリアクタンス成分とアンテナ素子3側を見たリアク
タンス成分とが打ち消し合う関係となる長さである。ま
た、同軸ケーブル5と6のケーブル長差174mmは周
波数288.5MHzの信号を90°遅延させる長さで
ある。7,8は合成器4と前記受信回路とを接続するた
めの同軸ケーブルおよびプラグである。同軸ケーブル7
のケーブル長は170mmに設定されている。
【0013】アンテナ素子2,3、合成器4、同軸ケー
ブル5,6,7およびプラグ8が本発明の特徴とするア
ンテナ装置を構成している。
【0014】図2〜図4はそれぞれ図1に示すアンテナ
装置の指向特性、定在波比特性およびインピーダンス特
性を示す。アンテナ素子としてはいわゆる短縮ホイップ
アンテナ(短縮型λ/4モノポールアンテナ、例えば特
公昭61−22483号参照)を用いた。
【0015】図5〜図7は、前記短縮ホイップアンテナ
単独の図2〜図4と同様の特性を示す。
【0016】図2〜7を参照して明らかなように、アン
テナ利得、定在波比および特性インピーダンスを総合的
に判断した帯域幅が、単独素子の場合の約3倍に広がっ
た。
【0017】
【他の実施例】アンテナ素子として、通常のホイップア
ンテナ(λ/4モノポールアンテナ)、λ/2フルサイ
ズアンテナ(λ/2モノポールアンテナ)および特公昭
61−22483号に開示されたいわゆるλ/2短縮ア
ンテナを用いた他は上記実施例と同様のアンテナ装置を
構成した。いずれも、上記実施例とほぼ同様の結果が得
られた。
【0018】なお、上述においては、本発明のアンテナ
装置を無線受信機に用いた例を示したが、本発明のアン
テナ装置は、送信用としても勿論使用することができ
る。
【0019】
【効果】以上説明したように、本発明によれば、小型で
帯域が広く、かつ帯域内での特性変化が緩やかで、利得
の向上した、特にスペクトラム拡散通信用無線機用とし
て好適なアンテナ装置を実現することができる。本発明
は、感度不足をアンテナ以外ではカバーし難い受信機用
として特に有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係るアンテナ装置の構成
図である。
【図2】 図1のアンテナ装置の指向特性図(水平面)
である。
【図3】 図1のアンテナ装置の定在波比特性図であ
る。
【図4】 図1のアンテナ装置のインピーダンス特性図
(スミスチャート)である。
【図5】 図1におけるアンテナ素子単独の指向特性図
である。
【図6】 図1におけるアンテナ素子単独の定在波比特
性図である。
【図7】 図1におけるアンテナ素子単独のインピーダ
ンス特性図である。
【符号の説明】
1:無線機筐体、1a:アンテナ素子取り付け面、2,
3:アンテナ素子、4:合成器4、5,6,7:同軸ケ
ーブル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 邦夫 埼玉県大宮市宮ヶ谷塔4丁目72番地アンテ ナ技研株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線機筐体の同一面に所定の間隔で平行
    に立設された、実質的に同一の特性を有する一対のアン
    テナ素子と、これら一対のアンテナ素子の受信信号を合
    成する合成手段と、前記合成に先立って一方のアンテナ
    素子の受信信号を他方のアンテナ素子の受信信号より所
    定の位相だけ遅延させる移相手段とを具備することを特
    徴とするアンテナ装置。
  2. 【請求項2】 前記移相手段が、前記一対のアンテナ素
    子と前記合成手段とを接続する同軸ケーブルの長さを異
    ならせることによって実現したものである請求項1記載
    のアンテナ装置。
  3. 【請求項3】 前記合成を、そこから前記アンテナ素子
    側を見たインピーダンスのリアクタンス成分がいずれの
    アンテナ素子についてもゼロでない点で行なう請求項1
    記載のアンテナ装置。
JP3348576A 1991-12-06 1991-12-06 アンテナ装置 Pending JPH05160631A (ja)

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