WO2006008892A1

WO2006008892A1 - フロント装置

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Publication number: WO2006008892A1
Application number: PCT/JP2005/010755
Authority: WO
Inventors: Hironao Ishikawa; Shingo Kishimoto
Original assignee: Hitachi Construction Machinery Co., Ltd.
Priority date: 2004-07-22
Filing date: 2005-06-07
Publication date: 2006-01-26
Also published as: US20070124963A1; CN1922367B; EP1775390A4; KR100996078B1; CN1922367A; JP2006037363A; JP4170962B2; EP1775390A1; US7448841B2; KR20070033950A

Abstract

アッパブーム(11)を、上フランジ(13)、下フランジ(14)、左ウェブ(15)及び右ウェブ(16)からなる箱形状のボックス体(12)と、このボックス体(12)の両端に溶接されたボス(18,19)とにより構成する。左ウェブ(15)の両端側には、内側に屈曲した屈曲板部(15B,15C)を設け、右ウェブ(16)の両端側にも屈曲板部(16B,16C)を設ける。屈曲板部(15B,15C)の外側に位置して左ウェブ(15)とボス(18)との間に補強板(20)を溶接し、屈曲板部(16B,16C)の外側にも右ウェブ(16)とボス(19)との間に補強板(21)を溶接する。これら屈曲板部(15B,15C,16B,16C)と補強板(20,21)とにより、ボス(18,19)の近傍を二重構造とし、この部位を補強することができる。

Description

フロント装置技術分野

本発明は、例えば油圧ショべル、油圧クレン等の建設機械に搭載され、作業装置のブーム、ァ一ム等として好適に用いられるフロント装置に関する ,

明

背景技術

、例えば油圧ショベル、油圧クレ一ン等の建設書

機械には、掘削作業、吊荷作業等を行うための作業装置が俯仰動可能に設けられている。そして、しのような作業装置としては、例えば油圧ショベルの作業装置のように、ブーム、アーム等のフロン卜装置を備えたものが知られている（例えば、特開 2 0 0 1 - 8 1 8 1 0号公報参照）。

この第 1 の従来技術によるフロン卜装置として、油圧ショベルのブームを例に挙げると、このブームは、上フランジ、下フランジ、左ウェブ及び右ウェブを溶接することにより箱形状の中空構造体として形成されたボックス体と、該ボックス体の基端側に設けられ、油圧ショベルの車体側に俯仰動可能に連結されるボスとを備えている。

ここで、ボスは、高い強度をもつ筒状の金属材料等からなり、その外周面には、ボックス体の上フランジ、下フランジ、左ウェブ及び右ウェブの端部が溶接されている。また、ボックス体の先端側には、作業装置のアームが回動可能に連結されるブラケットが設けられてい—る

また、第 1 の従来技術では、中空なポックス体の強度を確保するために、各種の補強構造をき &けてい •ό の場 A 笛 1 の従来技術では、例えばブ ―ムの左ゥ

Xブの長さ方向途中部位に凹凸形状の U ブを設ける構成としている <

また、第 2 の従来技術として、例えばポ V クス体の上フランジ、下フランジ、左ウェブ、右ゥェプ等を厚肉な鋼板等によて形成したり、ポックス体の内部に当該ポックス体内の空間を長さ方向途中部位で閉塞する閉塞板を設ける構成としたものが知られている (例えば特開昭 5 3 - - 3 1 5 3 1 9号公報参照）。

とろで、上述した第 1 の従来技術では高い強度をもつボスとれに比べて強度が低い上フランジ、下フラノン、左ゥエブ、右ヴエブ等とが溶接されているため、フ口ン卜装置の設計時には、のよな強度がなる 2 部材の溶接部位で強度を確保したいという要求がある。

しかし、第 1 の従来技術では、例ばブムの左ゥエブの長さ方向途中部位に U ブを設ける構成としてい

W o のようなリブでは、左ゥェブの曲げ強度等を増犬し得るものの、ボックス体の強度を全体として大きく向上させるには限界があるためポスの近傍で十分な強度を確保するのが難しいという問題がある o

また、第 2 の従来技術では、例えばポックス体の上フランジ、下フランジ、左ゥェブ右ゥェプ等を厚肉な鋼板等によって形成した Ό 、その内部に閉塞板を設ける構成としている。しかし、単に厚肉な鋼板等を用いた場合には、ブームの重量が増大しこれを駆動するァクチュェ夕の大型化や運転効率の低下を招くという問題があるまた、ボックス体の内部に閉塞板を配置したとしても、この閉塞板はボスから離れた位置に配設されるため、ボスの近傍では強度が不足するしとがある：発明の開示

本発明は、上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、ボックス体の重量を抑えつつ、ポスの近傍でボックス体の強度を容易に高めることができ、耐久性を向上できるようにしたフロント装置を提供すしとにめる。

( 1 ) . 上述した課題を解決するために本発明は上フランジ、下フランジ、左ウェブ及び右ウェブを溶接することにより形成されたボックス体と、該ポックス体の少なくとも一方の端部に設けられ前記上フランン、下フランジ、左ウェブ及び右ウェブの端部が溶接されたポスとを備えてなるフロント装置に適用される。

そして、本発明が採用する構成の特徴は、左ゥェプと右ウェブのうち少なくとも一方のウェブには内側に屈曲した屈曲板部を設け、屈曲板部の外側には方のヴェブとボスとの間に補強板を設ける構成としたしとにある。

しのように構成したことにより、ボックス体の左ゥ

Xブと右ウェブのうちの一方のウェブに、または左右両側のウェブには、ボスに溶接される端部側の位置に屈曲板部を設けることができ、この屈曲板部の外側には補強板を設けることができる。従って、ボックス体の Ό ちポスに溶接される部位を、屈曲板部と補強板とにつて二重構造とすることができるのでの部位の強度を高めることができ、例えば捩れ方向の外力等に対しても高い剛性を確保することができる

の場合、ボスは高い強度をもった金属筒体として形成されている。一方、ボックス体を構成する上フランン、下フランジ、左ウェブ、右ゥェブ等は鋼板が用いられるもので、ボスに比べて強度が低いのように、強度が異なる 2 部材の溶接部位は、高い強度に形成するのが好ましい。従って、ポックス体の部側に屈曲板部と補強板とを配置することにより強度がなる 2 部材の溶接部位を確実に保護するとができる。

また、補強板を屈曲板部の外側に配置したので、例えば左ウェブ、右ウェブのうち屈曲板部以外の部位と補強板とをほぼ同一の垂直面上に連続して配設するとがでぎる。このため、補強板がボックス体から外側に大き

<食み出すことがないので、フロント装置を小型に形成しつ、高い強度を得ることができる。

そして、ボックス体のうち必要な部位を屈曲板部と補強板とによって補強できるので、ボスから離れた部位では、例えば上フランジ、下フランジ、左ゥェブ右ヴエブ等を必要最低限の厚さに形成することがでさるこれにより、ボスの近傍では、リブゃ閉塞板等にて実現し得ない高い強度を確保しつつ、ポックス体の重量を全体として小さく抑えることがでさ小型 • 軽量で高い耐久性をもつフロント装置を実現するとができる。

( 2 ) . また、本発明は、上フランジと下フランジのち少なくとも一方のフランジには内側に屈曲した屈曲板部を設け、屈曲板部の外側には前記一方のフランジとポスとの間に補強板を設ける構成としたことにあれにより、ボックス体の上フランジと下フランンのうちの一方のフランジに、または上，下両側のフランジには屈曲板部を設けて補強板を配設できるのでポスに溶接される部位を二重構造とすることができの部位でボックス体の強度を高めることがでさるまた、補強板がボックス体から外側に大きく食み出すとがないので、フロント装置を小型に形成することがでさる従つて、ボスの近傍ではリブや閉塞板等によつて実現し得ない高い強度を確保しつつ、ポックス体の里里を全体として小さく抑えることができ、小型 • 軽量で高い強度のフロント装置を実現することがでさる

( 3 ) . また、本発明は、左ウェブと右ゥェブのち少な < とも一方のウェブには内側に屈曲した一の屈曲板部を設けると共に、上フランジと下フランジのうち少な < とも一方のフランジには内側に屈曲した他の屈曲板部を設け、一の屈曲板部の外側には一方のゥェブとポスとの間に一の補強板を設けると共に、他の屈曲板部の外側には一方のフランジとボスとの間に他の補強板を設ける構成としたことにある。

これにより、ボックス体の上フランジまたは下フランジに屈曲板部を設けて補強板を配設できると共に、左ウェブまたは右ウェブに屈曲板部を設けて補強板を配設できるので、前述した 2つの効果を合わせもつことができる。また、例えば上フランジ、下フランジ、左ゥェブおよび右ウェブにそれぞれ屈曲板部を設け、各屈曲板部の外側に補強板をそれぞれ配設できる。このように構成した場口には、例えば上下の屈曲板部と左 , 右の屈曲板部とを箱形状に溶接でさるとせに、これを外側から取囲む位置で上，下、左，右の 4枚の補強板を箱形状に溶接するとがでさるれにより、ポックス体をポスの近傍で二重の箱形状に形成でき、この部位でフロント装置の強度を十分に高めることができる。

( 4 ) · また、本発明では、ポックス体は、建設機械の車体に俯仰動可能に連結される口アブームと、該口ァブムの先端側に左，右方向に揺動可能に連結されたァッブームと、該アツパブ —ムの先端側にァ ―ム支持体を介して回動可能に連口され作業具が取付けられたァムとのち、少なくとも 1 個の部材を構成することがでさる。

これにより、例えばオフセッ卜ブ一ム式作業装置を構成する口アブム、アツパブーム、ァ —ム等のフ Π ン卜装置に対して、屈曲板部や補強板を設けることがでさる従ってこれらのフ Π ン卜装置の強度を必要に応じて高めるとができ、適用対象を広げることがでさる

( 5 ) . さらに本発明ではボックス体は、建設機械の車体に俯仰動可能に連結されるブ一ムと、該ブムの先端側に回動可能に連結され作業具が取付けられたァムとのうち、少なくとも一方の部材を構成するとができる

これにより、才フセットブ ―ム式以外の作業装置を構成するブームアーム等のフロント装置に対して屈曲板部や補強板を設けることができ、週用ヌ T象を広げることができる。図面の簡単な説明

図 1 は、本発明の実施の形態に適用されるオフセットブーム式の油圧ショベルを示す正面図である。

図 2 は、図 1 中の作業装置を示す正面図である。

図 3 は、本発明の第 1 の実施の形態によるアツパブ一ムを単体で示す正面図である。

図 4は、アツパブームを図 3 中の矢示 I V— I V方向からみた縦断面図である。

図 5 は、アツパブ一ムを図 4 中の矢示 V— V方向からみた縦断面図である。

図 6 は、アツパブームを分解した状態で拡大して示す分解斜視図である。

図 7 は、アツパブームの基端側を拡大して示す図 4 中の要部拡大断面図である。

図 8 は、アツパブームの基端側を図 7 中の矢示 V I 1 1— V I I I方向から拡大してみた横断面図である。

図 9 は、比較例によるアツパブ一ムを図 8 と同様位置からみた横断面図である。

図 1 0 は、本発明の第 2 の実施の形態によるアツパブ —ムを図 4 と同様位置からみた縦断面図である。

図 1 1 は、本発明の第 3 の実施の形態によるアツパブ —ムを上側からみた平面図である。

図 1 2 は、アツパブ一ムを図 1 1 中の矢示 X I I— X I I方向からみた縦断面図である。

図 1 3 は、アツパブ一ムを分解した状態で拡大して示す分解斜視図である。

図 1 4は、本発明の第 4の実施の形態によるアツパプームを示す正面図である。

図 1 5 は、アツパブ一ムを図 1 4 中の矢示 XV— XV方向からみた縦断面図である。

図 1 6 は、アツパプ一ムを図 1 5 中の矢示 XV I - - XV I方向からみた縦断面図である。

図 1 7 は、アツパブ一ムを図 1 6 中の矢示 XV I I ― XV I I 方向から拡大してみた縦断面図であ •S

図 1 8 は、アツパブ一ムを分解した状態で拡大して示す分解斜視図である。

図 1 9 は、本発明の第 5 の実施の形態による口アブームを示す斜視図である。

図 2 0 は、本発明の第 6 の実施の形態によるァームを示す斜視図である。

図 2 1 は、本発明の第 7 の実施の形態に適用される油圧ショベルの作業装置を示す正面図である。

図 2 2 は、本発明の第 7 の実施の形態によるブームを示す斜視図である。発明を実施するための最良の形態

以下本発明によるフロン卜装置について、図 1 ないし図 2 2 を参照しつつ、詳細に説明する

まず図 1 及び図 2 により、本発明の実施の形のフ口ン卜置が適用される建設機械としてォフセッブム式の油圧ショべルについて説明する

図中 1 は第 1 の実施の形態に適用されるォフセヅ卜ブム式の油圧ショベルを示しているの油圧シ a ベル 1 は、自走可能な下部走行体 2 と該下部走行体 2上に旋回可能に搭載された上部旋回体 3 と、該上部旋回体

3 の前部に俯仰動可能に取付けられ土砂等の掘削作業を行う後述の作業装置 4 とにより大略構成されている。また、下部走行体 2 と上部旋回体 3 とは、油圧ショベル 1 の車体を構成している。

4 はオフセットブーム式の作業装置を示し、この作業装置 4は上部旋回体 3 に俯仰動可能に設けられている。ここで、前記作業装置 4 は、図 1 、図 2 に示す如く、基端側が上部旋回体 3 に俯仰動可能に連結された口アブ一ム 4 Aと、該ロアブーム 4 Aの先端側に左，右方向に揺動可能に連結されたアツパブ一ム 4 B と、該アツパブーム 4 B の先端側に左，右方向に揺動可能に連結されたアーム支持体 4 C と、該アーム支持体 4 Cの先端側に上，下方向に回動可能に連結されたアーム 4 D と、該アーム 4 D の先端側に回動可能に取付けられた作業具としてのバケツト 4 E と、各シリンダ 4 F， 4 G , 4 H , 4 J と、リンク 4 Kとにより構成されている。

ここで、ブ一ムシリンダ 4 F は、上部旋回体 3 と口アブ一ム 4 A との間に設けられ、ロアブーム 4 Aを上，下方向に俯仰動させる。また、オフセットシリンダ 4 Gは、ロアブーム 4 Aとアツパブーム 4 B との間に設けられ、アツパブ一ム 4 Bを左，右方向に揺動させる。また、ァームシリンダ 4 Hは、ァーム支持体 4 C とァ一ム 4 D との間に設けられ、ァ一ム 4 D を上，下方向に回動させる。 ± らに、バケッ卜シリンダ 4 J は、ァ一ム 4 D とバケッ卜 4 E との間に設けられ、バケッ卜 4

Eを回動させるものである。

一方、リンク 4 Kは、ロアブ —ム 4 Aとァ一ム支持体 4 C との間に設けられ、口ァブーム 4 A 、ァッパブーム 4 B 、ァ一ム支持体 4 C と共に平行 U ンク機構を構成している。そして、オフセッ卜シリンダ 4 Gが伸縮するときには、 , その伸縮動作：よってアツパブ一ム 4

Bが左，右方向に揺動される o この際、ァム支持体 4 C は、リンク 4 Kによって、アツパブーム 4 Β の動きに対し、左，右方向の逆向きに揺動される。これにより、アーム 4 D及びパケット 4 Ε は、ロアブーム 4 Α と平行な状態を保持しつ Ό 車体の左側または右側に移動 (オフセット）される。のような平行リンク機構の動きにより、油圧ショベル 1 は、このオフセット位置で側溝掘り等の掘削作業を行うことができる

次に、本発明の第 1 の実施の形態によるフロント装置について、オフセットブーム式油圧ショべルのアツパブムを例に挙げ、図 3 ないし図 8 を参照して詳細に説明する。

まず、 1 1 はフロン卜装置としてのアツパブームを示し、該アツパブ一ム 1 1 は図 1 と図 2 に示されるオフセットブーム式作業装置 4のァッパブーム 4 B として用いられるものである。で、ァッパブム 1 1 は、例えば箱形（四角形）の横断面形状を有する細長い中空構造体として形成され、車体の前，後方向に延びている。また、アツパブーム 1 1 は後述のボックス体 1 2 、ポス 1 8 1 9 、補強版 2 0 2 1 等によつて構成されている。

1 2 はアツパブーム 1 1 の本体部分を構成するボックス体で、該ボックス体 1 2 は、図 3 ないし図 6 に 7Κす如く、後述の上フランジ 1 3 下フランジ 1 4 左ゥエブ 1 5 、右ウェブ 1 6 等によつて構成されている。そして、ボックス体 1 2 はれらの鋼板を接 (溶接）することにより、全体として前，後方向に延びる角筒状に形成されている。

1 3 はボックス体 1 2 の上面を構成する上フランジで、該上フランジ 1 3 は、例えば平坦な鋼板等によつて形成されている。また、上フランジ 1 3 の上面には、その両端側とボス 1 8 , 1 9 との間を補強する例えば 2枚の金属板 1 3 Aが溶接されている。

1 4 はポックス体 1 2 の下面を構成する下フフノンで該下フフノン 1 4 は、上フランジ 1 3 とほぼ同様の鋼板等により形成され、上フランジ 1 3 と上，下方向の間隔をもって対向している o よ、下フランジ 1

4 の左端面にはブラケッ卜 1 4 Aが固着されている。そしてのブラケット 1 4 A と後述する左ゥエブ 1 5 のブラケッ卜 1 5 D との間には、オフセッ h シリンダ 4 G (図 2参照）が回動可能に：取付けられる o

1 5 はポックス体 1 2 の左側面を構成する左ゥェブで該左クェブ 1 5 は、例えば両側が内向きに屈曲した細長い鋼板等により形成されている。そして、左ゥ Xブ 1 5 は上フランジ 1 3 と下フランジ 1 4 との間にほぼ垂直にされると共に上フランン 1 3 と下フランジ 1 4 との間に全長にわたて溶接されてい o

で、左ゥ Xブ 1 5 は、後述の左補強板 2 0 と it にァッパブム 1 1 の左側面を構成する側面板部 1 5

A と該側面板部 1 5 Aの基端側に体形成された屈曲板部 1 5 B と側面板部 1 5 Aの先端側に体形成された他の屈曲板部 1 5 C とにより構成されている o そして側面板部 1 5 Aは、ポックス体 1 2 の中間部に配置され、その長さ方向に沿って延びている。また、側面板部 1 5 Aの外側には、オフセットシリンダ 4 G 用のブラケット 1 5 Dが固着されている。

また、 2 個の屈曲板部 1 5 B 1 5 C は、各左補強板 2 0 の内側にそれぞれ配置され、ボックス体 1 2 の長さ方向に延びつつ、右ゥェプ 1 6 に向けて内側 (斜め内向き）に屈曲し、上フランン 1 3 と下フランジ 1

4 との間に配置されている。そして、基端側の屈曲板部 1 5 B は、その 3 辺が上フランジ 1 3 下フランジ

1 4及び基端側ボス 1 8 に溶接されているまた、先端側の屈曲板部 1 5 Cは、その 3 辺が上フランジ 1 3 下フランジ 1 4及ぴ先端側ポス 1 9 に溶接されている。

1 6 はポックス体 1 2 の右側面を構成する右ゥェブで該右ゥェブ 1 6 は、左ゥェブ 1 5 とほぼ pj *求に、両端側が屈曲した細長い鋼板等二よつて形成されている。そして、この右ゥ Xブ 1 6 は、上フランジ 1 3 と下フランン 1 4 との間に全長にわたつて溶接されている

で、右ゥェブ 1 6 は、後述の右補強板 2 1 と共にァブーム 1 1 の右側面を構成する側面板部 1 6 A と該側面板部 1 6 Aの基端側に一体形成された屈曲板部 1 6 B と、側面板部 1 6 Aの先端側に体形成された他の屈曲板部 1 6 C とにより構成されている。

また、屈曲板部 1 6 B 1 6 C は、各右補強板 2 1 の内側でボックス体 1 2 の長さ方向に延びつ Ό 左ヴ

Xブ 1 5 に向けて内側に屈曲している。そして基端側の屈曲板部 1 6 B はその 3 辺が上フランジ 1 3 下フランジ 1 4及び基 m側ポス 1 8 に溶接されている。また先端側の屈曲板部 1 5 C は、その 3 辺が上フランジ 1 3 、下フランジ 1 4及ぴ先端側ポス 1 9 に溶接されている。また、左ク Xブ 1 5 と右ゥ Xブ 1 6 とは互いに左，右方向の間隔をて対向し、これらの側 m极部 1 5 A , 1 6 Aの間には補強用の連結板 1 7 が溶接されている。

1 8 はボックス体 1 2 の基端側に設けられた基側ボスで、該基端側ボス 1 8は、例えば筒状の金属材料等により形成される。この基端側ボス 1 8 の外 J¾面には、上フランジ 1 3及び下フランジ 1 4の端部側と、左，右のウェブ 1 5 1 6 の屈曲板部 1 5 8 1 6 Bの端部側と、後述の補強板 2 0 2 1 とがそれぞれ溶接されている。

1 9 はボックス体 1 2 の先端側に設けられた先端側ボスで、該先端側ボス 1 9 も、例えば筒状の金属材料により形成されている。この先端側ボス 1 9の外周面には、基端側ボス 1 8 とほぼ同様に、上フランジ 1 3、下フランジ 1 4、左，右のウェブ 1 5 , 1 6 の屈曲板部 1 5 C 1 6 C及ぴ補強板 2 0 2 1が溶接されている。

そして、アツパブ一厶 1 1 は、基端側ボス 1 8が連結ピン等を用いてロアブーム 4 A (図 2参照）に左，右方向に揺動可能にピン結合され、先端側ボス 1 9が他の連結ピン等を用いてアーム支持体 4 C と左，右方向に揺動可能にピン結合される。

2 0 , 2 0 は 2枚の左補強板で、れらの各左補強板 2 0 は左ウェブ 1 5 の屈曲板部 1 5 Β 1 5 Cの外側にそれぞれ設けられている。そしてれらの左補強板 2 0 は、図 3 、図 4 に示す如く例えば長方形状の平坦な鋼板等からなり、左ウェブ 1 5 の屈曲板部 1

5 Β 1 5 Cの外側に重なった状態でその長さ方向に延びている。これにより、左補強板 2 0 は後述の右補強板 2 1 と協働して、ボックス体 1 2 のちボス 1

8 , 1 9 が溶接される端部側の部位を一重構造とし、れらの部位を補強するものである。

ここで、各左補強板 2 0 のうちポックス体 1 2 の基端側に位置する左補強板 2 0 は、屈曲板部 1 5 Β と基端側ボス 1 8 との間に溶接されると itに上フランジ

1 3 と下フランジ 1 4 との間に溶接されているまたボックス体 1 2 の先端側に位置する左補強板 2 0 は基端側の左補強板 2 0 とほぼ同様に上フランン 1 3 下フランジ 1 4、屈曲板部 1 5 C及び先端側ポス 1 9 にそれぞれ溶接されている。

また、左補強板 2 0 は、例えば左ゥェブ 1 5 の側面板部 1 5 Aとほぼ同一の垂直面上に連して配されている。これにより、左補強板 2 0 はポックス体 1

2 から外側に大きく食み出すことがないのでァッパブーム 1 1 をコンパク卜に形成することがでさる

2 1 2 1 は 2枚の右補強板で、れらの各右補強板 2 1 は、右ウェブ 1 6 の屈曲板部 1 6 B 1 6 Cの外側にそれぞれ設けらている。そしてれらの右補強板 2 1 は、図 4ないし図 8 に示す如 < 左補強板 2

0 とほぼ同様に、例えば長方形状の鋼板等からな右ウェブ 1 6 の屈曲板部 1 6 B 1 6 Cの外側に重なつた状態でその長さ方向に延ぴている

そして、基端側の右補強板 2 1 は屈曲板部 1 6 B と基端側ボス 1 8 との間に溶接されるとに上フランジ 1 3 と下フランジ 1 4 との間に溶接されているまた、先端側のお補強板 2 1 もほぼ様に上フランジ 1 3 、下フランジ 1 4、屈曲板部 1 6 C及び先側ボス 1 9 にそれぞれ溶接されているまた右補強板

2 1 は、右ウェブ 1 6 の側面板部 1 6 Aとほぼ同の垂直上に連続して配置されている。

これにより、ボックス体 1 2 の基端側には図 8 に示す如く、上フランジ 1 3 、下フランン 1 4 左右のウェブ 1 5 1 6 の屈曲板部 1 5 B 1 6 B及び補強板 2 0 , 2 1 によつて、左，右両側が二重となつた箱形状の断面構造を形成することがでさる。また、ポックス体 1 2 の先端側にも、屈曲板部 1 5 C ， 1 6 C、補強板 2 0 ， 2 1 等によつて二重となた断面構造を形成することができる。従つて、このような二重構によつてボックス体 1 2 の両端側を補強でき、ポックス体 1 2 とボス 1 8 ， 1 9 とを強固に溶接することができる

次に、ボックス体 1 2 の断面構造と強度との関係について、基端側ボス 1 8 の近傍を例に挙げて、図 8 を参照しつつ具体的に説明する。

まず、図 8 において、ポックス体 1 2 は上 , 下方向の寸法 Hをもつて形成され、その上フランジ 1 3 と下フランジ 1 4 とは寸法 h だけ離間しているものとするまた、上フランジ 1 3 と下フランジ 1 4 とは左，右方向の幅寸法 Wを有し、補強板 2 0 ， 2 1 から寸法（ A

/ 2 ) だけ左，右方向に突出している一方、 ¾ 右のゥェブ 1 5 ， 1 6 の屈曲板部 1 5 B 1 6 B は、ある特定の位置において左，右方向の間隔寸法 d をもつて対向し、さらにこれらの屈曲板部 1 5 B， 1 6 B の外側には、寸法 ( B / 2 ) の隙間をもつて補強板 2 0 ，

2 1 が配置されているものとする。

この場合、ボックス体 1 2 の断面二次モーメント I は、各寸法 H， h , A , B ， d , Wを用いて、下記 ( 1 ) 式のように表すことができる。

1=丄 (WH³ - dh³— Ah³ - Bh³) …… （ 1 )

12 一方、従来技術のアツパブームを、本実施の形態と同様の厚さをつ鋼板によつて形成すると、例えば図

9 に示す比較例のようになるこの比較例のァッパブ

、一ム 1 0 0 において、ボクス体 1 0 1 の上フランン

1 0 2 、下フランジ 1 0 3 、左ウェブ 1 0 4 右ヴ X ブ 1 0 5 に関連した寸法 H h ， A , Wを、本実施の形態によるァ Vパブ ―ム 1 1 と I J様に形成するまた左，右のゥェブ 1 0 4 ， 1 0 5 間の間隔寸法を D とした場合には、ポックス体 1 0 1 の断面二次モ ―メン

J を下記（ 2 ) 式のように表すことができる。 J=— (WH³-Dh³-Ah³) …… （ 2 )

、

この場合、図 8 、 9 から判るよつに、刖記 ( 1 )

、式に含まれる寸法 B d の加算値 ( B + d ) は、記

( 2 ) 式に含まれる間隔寸法 D よ Ό も屈曲板部 1 5 B ,

1 6 B の板厚分だけ小さくなるので、下記 ( 3 ) 式が成 1Lする。

D >d+B … . ( 3 ) この（ 3 ) 式を考 ,思しつつ、前記 ( 1 ) , ( 2 ) 式の大小関係を比較する ( _ とにより、下記 ( 4 ) 式を得ることができるな

I >J · … （ 4 ) 従って、第 1 の実施の形態によるポヅクス体 1 2 の基端側の断面二次モ ―メン卜 I は、比較例によるポックス体 1 0 1 の断面一次モ一メン卜 J よりも増大させることができるしの結果、アツパブ一ム 1 1 の断面係数を大きくすることができるので、ァッパブ一ム 1 1 の強度を基端側で高めることがでさるれと様に、ァッパブーム 1 1 の先端側でも強度を高めるしとがでさる ,

かくして、第 1 の実施の形態によれば、ァッパプ ― ム 1 1 の左ウェブ 1 5 には屈曲板部 1 5 B 1 5 C を設けてその外側に左補強板 2 0 を配設し、 1 J じ < 、右ヴェブ 1 6 には屈曲板部 1 6 B ， 1 6 C を設けてその外側に右補強板 2 1 を配設する構成としている

れにより、ポックス体 1 2 のうちポス 1 8 1 9 に溶接される部位を二重構造とするとがでさるので、これらの部位の強度を確実に高めるしとがでさ、例えば捩れ方向の外力等に対しても高い剛性を確保するしとができる

しの場合、ボス 1 8 ， 1 9 は高い強度をちた金属筒体として形成され、一方、上フランジ 1 3 、下フランジ 1 、左ウェブ 1 5 ，右ゥェブ 1 6 等は、ポス 1

8 ， 1 9 に比べて強度が低い鋼板等により形成されているしのため、強度が異なる 2 部材の溶接部位は、高い強度に形成するのが好ましい然るに、本実施の形態によると、ポックス体 1 2 の部側に屈曲板部 1

5 B , 1 5 C , 1 6 B ， 1 6 C と補強板 2 0 ， 2 1 とを配置するしとにより、強度が異なる 2 部材の溶接部

1^ 確実に保護する二とができる。

特に、第 1 の実施の形態では、左ゥェプ 1 5 に屈曲板部 1 5 B , 1 5 C と左補強板 2 0 とを配置し、右ク

Xブ 1 6 に屈曲板部 1 6 B , 1 6 C と右補強板 2 1 とを配設しているので、ァッパブム 1 1 の両側には、左，右両側が二重となった箱形状の断面構を形成でさ、十分に高い強度を得ることができるまた、左補強板 2 0 を左ゥエブ 1 5 の屈曲板部 1 5

B 1 5 Cの外側に配置し右補強板 2 1 を右クェブ

1 6 の屈曲板部 1 6 B 1 6 C の外側に配置しているの結果、左，右のウェブ 1 5 , 1 6 の側面板部 1 5

A 1 6 Aと補強板 2 0 2 1 とを、ほぼ同一の垂直面上に連続して配設することができる。このため補強板 2 0 2 1 がボックス体 1 2 から左，右方向に大き

< 食み出すことがないのでァッパブ —ム 1 1 を小型に形成しつつ、高い強度を得る > ことがでさる。

また、ボックス体 1 2 の Ό ち必要な部位を、屈曲板部 1 5 B 1 5 C , 1 6 B 1 6 C と補強板 2 0 2

1 とによって補強できるので、ボス 1 8 1 9 から離れた部位では、例えば上フランジ 1 3 、下フランジ 1

4 左ウェブ 1 5 ，右ゥェブ 1 6 等を必要最低限の厚さに形成することができるこれにより、ボス 1 8

1 9 の近傍では、リブゃ閉塞板等によつて実現し得ない高い強度を確保しつつ、ポックス体 1 2 の重里を全体として小さく抑えることができ、小型 · 軽量で高い耐久性をもつアツパブーム 1 1 を実現することができる。

さらに、左，右のウェブ 1 5 1 6 の屈曲板部 1 5

B , 1 6 Bを内側に曲げた分だけ、上，下のフランジ 1

3 ， 1 4 と基端側ボス 1 8 との溶接部位を長 <延ばすことができる。同じく屈曲板部 1 5 C , 1 6 C を内側に曲げた分だけ、上，下のフランジ 1 3 1 4 と先端側ポス 1 9 との溶接部位を長く延ばすことができるこれにより、上，下のフランジ 1 3 , 1 4 とボス 1 8 1 9 との接合強度を高め、両者を強固に接合することができる。次に、図 1 0 は本発明に係るフロン卜装置の第 2 の実施の形態を示しているこで、本実施の形態の特徴は、左ヴェプと右ゥェブの Όち一方のゥェブだけに屈曲板部をスけ、その外側に補強板を配置する構成としたことにめるなお、本実施の形能では、刖 sd第 1 の実施の形と 1 j一の構成要素に 1 J の符号を付しその説明を省略するものとす ·© 。

3 1 はフロント装置としてのアツパブームを示し、ァッパブ —ム 3 1 は、第 1 の実施の形態とほぼ同様に上フランジ（図示せず）、下フランジ 1 4、左ウェブ 1

5 、右ヴエブ 3 2等からなるボックス体 1 2 ' と、ポス

1 8 1 9 と、左補強板 2 0 とによって構成されているで、右ゥエブ 3 2 は、例えば屈曲板部をもたない平坦な鋼板等により形成されている。一方、左ウェブ 1

5 は第 1 の実施の形態と同じ構造をなし、側面板部 1 5

Aの両側に屈曲板部 1 5 B , 1 5 Cをもっている。そして、右ゥヱブ 3 2 は、上フランジ 1 3 、下フランジ 1 4 及びポス 1 8 1 9 に溶接されている。また、左ゥェプ

1 5 は上フランジ 1 3 、下フランジ 1 4、ボス 1 8

1 9 左補強板 2 0 に溶接されている。従って、本実施の形態では、ァツバブーム 3 1 は、その右側では屈曲板部と補強板とを省略し、左側だけに屈曲板部 1 5 B 1

5 C と左補強板 2 0 とを設ける構成としている。

かくして、このように構成される第 2 の実施の形態でも、 m記第 1 の実施の形態とほぼ同様の効果をるとがで'きる。そして特に本実施の形態では、ァッパブ

—ム 3 1 の左ゥェブ 1 5 に屈曲板部 1 5 B , 1 5 Cを又けてその外側に左補強板 2 0 を配設し、右ゥェブ 3 2 を平坦な鋼板等によつて構成したので、ボス 1 8 ， 1 9 の近傍で必要最低限の強度を確保しつつ、アツパブム 3 1 の構造を簡略化でき、設計自由度を高めることができる。

次に、図 1 1及び図 1 3 は本発明に係るフ Πン卜装置の第 3 の実施の形態を示しているで、本実施の形の特徴はァッパブームの上フランジと下フランンに屈曲板部を設け、その外側に補強板を配置する構成としたことにあるなお、本実施の形態では、刖記第 1 の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。

4 1 はフ Dン卜装置としてのァッパブームを

ァ Vパブム 4 1 は、第 1 の実施の形態とほぼ

後述のポックス体 4 2、ポス 4 7 4 8 、補強

5 0等によって構成されている。

4 2 はアツパブ一ム 4 1 の本体部分を構成するボックス体で、該ボックス体 4 2 は、図 1 1 、図 1 2 に示す如く、第 1 の実施の形態とほぼ同様に、後述の上フランジ 4 3 、下フランジ 4 4 、左ウェブ 4 5 、右ウェブ 4 6 等を溶接することにより、全体として角筒状に形成されている。

4 3 はボックス体 4 2 の上面を構成する上フランジで、該上フランジ 4 3 は、両端側が屈曲した鋼板等により形成されている。この上フランジ 4 3 は、上補強板 4 9 と共にアツパブーム 4 1 の上面を構成する上面板部 4 3 A と、該上面板部 4 3 Aの基端側に一体形成された屈曲板部 4 3 B と、上面板部 4 3 Aの先端側に一体形成された他の屈曲板部 4 3 C とによって構成されている。

そして、上フランジ 4 3 の屈曲板部 4 3 B 4 3 C は、ボックス体 4 2 の長さ方向に延びつつ、下フランジ 4 4 に向けて斜め内向きに屈曲し、左クェブ 4 5 と右ゥェブ 4 6 との間に配置されている。また、屈曲板部 4 3 B 4 3 C のうち基端側の屈曲板部 4 3 B は、左，右のウェブ 4 5 4 6 と基端側ボス 4 7 とに溶接され、先端側の屈曲板部 4 3 C は、左，右のゥェブ 4

5 4 6 と先端側ボス 4 8 とに溶接されている

4 4 はボックス体 4 2 の下面を構成する下フランジで、該下フランジ 4 4 は、両端側が屈曲した鋼极等にり形成されている。この下フランジ 4 4 は、後述の下補強板 5 0 と共にアツパブ一ム 4 1 の下面を構成する下面板部 4 4 A と、該下面板部 4 4 Aの基端側に体形成された屈曲板部 4 4 B と、下面板部 4 4 Aの先 m側に形成された屈曲板部 4 4 C とによ •oて構成されている。そして、基端側の屈曲板部 4 4 B は、左，右のゥェブ 4 5 4 6 と基端側ボス 4 7 とに溶接され、先端側の屈曲板部 4 4 Cは、左，右のゥェブ 4 5 ,

6 と先端側ボス 4 8 とに溶接されている。

4 5 はボックス体 4 2 の左側面を構成する左ゥェブ 4

6 はポックス体 4 2 の右側面を構成する右ウェブである。れら左，右のウェブ 4 5 4 6 は、例えば平坦な鋼板等により形成され、上フランジ 4 3 、下フランジ 4 4及びポス 4 7 4 8 に溶接されている。また、左ゥ Xブ

4 5 には、オフセットシリンダ用のブラケット 4 5 Aが固着されている。

4 7 は基端側ボス、 4 8 は先端側ボスで、これらのポス 4 7 4 8 は第 1 の実施の形態とほぼ同様に構成されている。ここで、基端側ボス 4 7 の外周面には、上フランジ 4 3 の屈曲板部 4 3 B 、下フランジ 4 4 の屈曲板部 4 4 B 、左ウェブ 4 5 ，右ウェブ 4 6 及び補強板 4 9 5 0が溶接されている。また、先端側ボス 4 8 の外周面には、上フランジ 4 3 の屈曲板部 4 3 C、下フランジ 4 4 の屈曲板部 4 4 C、左ウェブ 4 5 ，右ウェブ 4 6及び補強板 4 9 5 0が溶接されている。

4 9 , 4 9 は上フランジ 4 3 の屈曲板部 4 3 B , 4 3 Cの外側にそれぞれ設けられた例えば 2 枚の上補強板を示している。これらの上補強板 4 9 は、第 1 の実施の形態の左補強板 2 0 とほぼ同様に、後述の下補強板 5 0 と協働することにより、ボックス体 4 2 のうちポス 4 7 ， 4 8 が溶接される端部側の部位を二重構造とし、これらの部位を補強するものである。

で、各上補強板 4 9 のうちポックス体 4 2 の基端側に位置する上補強板 4 9 は、上フランジ 4 3 の屈曲板部 4 3 B 、左，右のクエブ 4 5 , 4 6 、基端側ポス 4 7 にそれぞれ溶接されている。また、ボックス体

4 2 の先端側に位置する上補強板 4 9 は、基端側の上補強板 4 9 とほぼ同様に上フランジ 4 3 の屈曲板部

4 3 B 、左，おのゥェブ 4 5 , 4 6 及び先端側ボス 4

8 にそれぞれ溶接されている。さらに、上補強板 4 9 は、ポックス体 4 2 から上 , 下方向に大きく食み出さないように、例えば上フランジ 4 3 の上面板部 4 3 A とほぼ同一の平面上に連続して配置されている。

5 0 は下フランジ 4 4 の屈曲板部 4 4 B 4 4 C の外側にそれぞれ又けられた例えば 2 枚の下補強板 -≥ 示し、れらの下補強板 5 0 は上補強板 4 9 とほぼ同様に屈曲板部 4 4 B 4 4 C の外側に重なつて配置されている。そして基側の下補強板 5 0 は屈曲板部 4 4 B 左右のゥェブ 4 5 4 6 及び基端側ポス 4 7 に溶接されているまた先端側の下補弓台板 5 0 は、屈曲板部 4 4 C、左，右のウェブ 4 5 ， 4 6及び先端側ボス 4 8 に溶接されている。また、下補強板

5 0 は、下フランジ 4 4 の下面板部 4 4 Aとほぼ一の平面上に連続して配置されている。

かくして、このように構成される第 3 の実施の形態でも、前記第 1 の実施の形態とほぼ同様の効果を；?旦

寸るしとができる。即ち、本実施の形態では、ボックス体 4

2 の上フランジ 4 3 に屈曲板部 4 3 B， 4 3 Cをさ;

又けて上補強板 4 9 を配設し、下フランジ 4 4 に屈曲板部

4 4 B , 4 4 Cを設けて下補強板 5 0 を配設する成構としている。

これにより、ボックス体 4 2 の基端側には、上フランジ 4 3 の屈曲板部 4 3 B、下フランジ 4 4 の屈曲板部 4 4 B、左，右のウェブ 4 5 ， 4 6 及び補強板 4 9 ，

5 0 によって上，下両側が二重となった箱形状の断面構造を形成することができる。また、ボックス体 4 2 の先端側にも、屈曲板部 4 3 C , 4 4 C、左，右のゥエブ 4 5 , 4 6 及び補強板 4 9 , 5 0 によって一重となった断面構造を形成することができる。

従って、ボス 4 7 ， 4 8 の近傍でボックス体 4 2 の強度を高めることができる。また、例えば構造上の制約等によりアツパブ一ム 4 1 の側面部位を補強し難い場合でも、上面部や下面部を二重構造とすることができ、設計自由度を高めることができる。

次に、図 1 4ないし図 1 8 は本発明に係るフロン卜装置の第 4の実施の形態を示している。ここで、本実施の

、、、形態の特徴は、アツパブームの上フランジ、下フランン、左ウェブ及び右ウェブに屈曲板部をそれぞれ設け、その外側に補強板を配置する構成としたことにある。なお、本実施の形態では、前記第 1 の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。

5 1 はフロン卜装置としてのアツパブームを示している。しのアツパプーム 5 1 は、図 1 4ないし図 1 6 に示す如 < 、後述の上フランジ 5 3 、下フランジ 5 4 、左ゥ

Xブ 5 5 、右ウェブ 5 6 等により箱形状の中空構 JQ体として形成されたボックス体 5 2 と、該ボックス体 5

2 の基端側，先端側に設けられたボス 5 7 ， 5 8 と、後述の補強板 5 9 〜 6 2 とによって構成されている

ここで、上フランジ 5 3、下フランジ 5 4、左ウェブ

5 5及び右ウェブ 5 6 は、両端側が屈曲した鋼板等によつてそれぞれ形成されている。この場合、上フランジ 5 3 は、第 3 の実施の形態とほぼ同様に、上面板部 5 3 A と屈曲板部 5 3 B ， 5 3 C とによって構成され、下フランジ 5 4 は、下面板部 5 4 A と屈曲板部 5 4 B , 5 4 C とによって構成されている。

また、左ウェブ 5 5 は、第 1 の実施の形態とほぼ同様に、側面板部 5 5 Aと屈曲板部 5 5 B , 5 5 C とによつて構成され、右ウェブ 5 6 は、側面板部 5 6 Aと屈曲板部 5 6 B ， 5 6 C とによつて構成されてい O また、下フランジ 5 4 と左ウェブ 5 5 には、オフセッ卜シリンダ用のブラケット 5 4 D ， 5 5 Dがそれぞれ固着されている。

そして、ボックス体 5 2 は、長さ方向中間部が四辺をなす上面板部 5 3 A、下面板部 5 4 A、左側面板部 5 5 A及び右側面板部 5 6 Aによって角筒状に溶接され、基端側が四辺をなす屈曲板部 5 3 B , 5 4 B ， 5 5 B , 5 6 B によって略角錐状に溶接され、先端側が四辺をなす屈曲板部 5 3 C , 5 4 C 5 5 C , 5 6 C によつて略角錐状に溶接されている

また、屈曲板部 5 3 B 5 4 B , 5 5 B 5 6 B の顺部側は、基端側ボス 5 7 に溶接され、屈曲板部 5 3

C , 5 4 C 5 5 C 5 6 C の端部側は先端側ポス

5 8 に溶接されている。

5 9 5 9 は上フランジ 5 3 の屈曲板部 5 3 B , 5

3 Cの外側にそれぞれ設けられた例えば 2 枚の上補強板で、基端側の上補強板 5 9 は、屈曲板部 5 3 B と基側ボス 5 7 との間に溶接され、先端側の上補強板 5

9 は屈曲板部 5 3 C と先端側ボス 5 8 との間に溶接されている。また、 6 0 6 0 は下フランン 5 4 の屈曲板部 5 4 B , 5 4 C の外側にそれぞれ設けられた下補強板で、基端側の下補強板 6 0 は、上補強板 5 9 とほぼ同様に、屈曲板部 5 4 B と基端側ボス 5 7 との間に溶接され、先端側の下補強板 6 0 は屈曲板部 5 4 C と先端側ボス 5 8 との間に溶接されている。

さらに、 6 1 , 6 1 は左ウェブ 5 5 の屈曲板部 5 5 B , 5 5 C の外側にそれぞれ設けられた例えば 2 枚の左補強板、 6 2 , 6 2 は右ウェブ 5 6 の屈曲板部 5 6 B , 5 6 C の外側にそれぞれ設けられた右補強板を示している。これらの左補強板 6 1 と右補強板 6 2 とは、第 1 の実施の形態とほぼ同様に構成されている。

そして、各補強板 5 9 6 2 のうち、アツパブーム 5 1 の基端側に位置する上補強板 5 9 、下補強板 6 0 、左補強板 6 1 及び右補強板 6 2 は、図 1 7 に示す如く、屈曲板部 5 3 B , 5 4 B , 5 5 B , 5 6 B を取囲む位置で箱形状に溶接され、これらの屈曲板部 5 3 B 5 6 B と共に二重の筒状体を構成した状態で基端側ボス 5 7 に溶接されている。

また、先端側の上補強板 5 9 、下補強板 6 0 、左補強板 6 1 及び右補強板 6 2 は、基端側の補強板とほぼ同様に、屈曲板部 5 3 C， 5 4 C， 5 5 C , 5 6 C を取囲む位置で互いに溶接され、これらの屈曲板部 5 3 C〜 5 6 C と共に二重の筒状体を構成した状態で先端側ポス 5 8 に溶接されている。

さらに、上補強板 5 9 、下補強板 6 0 は、それぞれ上フランジ 5 3 の上面板部 5 3 A , 下フランジ 5 4 の下面板部 5 4 A とほぼ同一平面上に連続して配置されている。また、左補強板 6 1 、右補強板 6 2 は、左ゥェブ 5 5 の側面板部 5 5 A、右ウェブ 5 6 の側面板部 5 6 Aとほぼ同一の垂直面上に連続して配置されている。かくして、このように構成さ,れる第 4 の実施の形態でも、前記第 1 , 第 3 の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。そして、特に本実施の形態では、アツパブ一ム 5 1 の基端側に屈曲板部 5 3 B , 5 4 B， 5 5 B , 5 6 B を設け、その外側には補強板 5 9， 6 0 , 6 1， 6 2 を設ける。同様に、アツパブーム 5 1 の先端側にも、屈曲板部 5 3 C ~ 5 6 C を設け、その外側に他の補強板 5 9〜 6 2 を設ける構成としている。

これにより、ボックス体 5 2 の基端側では、四辺の屈曲板部 5 3 B〜 5 6 B を箱形状に溶接でき、これを外側から取囲む位置で四辺の補強板 5 9〜 6 2 を箱形状に溶接することができる。また、ボックス体 5 2 の先端側でも、四辺の屈曲板部 5 3 C ~ 5 6 C と他の補強板 5 9〜 6 2 とをそれぞれ箱形状に溶接することができる。従って、アツパブ一ム 5 1 の両端側をそれぞれ二重の箱形状に形成でき、これらの部位でアツパブーム 5 1 の強度を十分に高めることができる。

次に、図 1 9 は本発明に係るフロント装置の第 5 の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、オフセットブーム式作業装置のロアブームに適用したことにある。

7 1 はフロント装置としてのロアブームを示し、該ロァブーム 7 1 は、オフセットブーム式作業装置 4のロアブーム 4 A (図 1 、図 2参照）として用いられるものである。ここで、ロアブーム 7 1 は、例えば箱形の横断面形状を有し、先端側が湾曲した細長い中空構造体として形成され、車体の前，後方向に延びている。また、ロアブーム 7 1 は、後述のボックス体 7 2 、車体側ボス 7 7 、補強板 7 8， 7 9等によって構成されている。

7 2 はロアブーム 7 1 の本体部分を構成するボックス体で、該ボックス体 7 2 は、第 1 の実施の形態とほぼ同様に、後述の上フランジ 7 3 、下フランジ 7 4、左ゥェブ 7 5 、右ウェブ 7 6 等を溶接することにより、全体として角筒状に形成されている。

7 3 はボックス体 7 2 の上面を構成する上フランジで、該上フランジ 7 3 は、第 3 の実施の形態とほぼ同様に、先端側が湾曲した上面板部 7 3 Aと、該上面板部 7 3 A の基端側に一体形成された屈曲板部 7 3 B とによって構成されている。また、上フランジ 7 3 の先端側にはブラケット 7 3 Cが固着され、このブラケット 7 3 C と後述する下フランジ 7 4 のブラケット 7 4 C との間には、作業装置 4 のアツパブーム 4 B (図 2 参照）が連結される。

7 4 はボックス体 7 2 の下面を構成する下フランジで、該下フランジ 7 4は、上フランジ 7 3 とほぼ同様に、下面板部 7 4 A、屈曲板部 7 4 B等により形成されている。この下フランジ 7 4 は、上フランジ 7 3 と上，下方向の間隔をもって対向し、その先端側にはブラケット 7 4 Cが設けられている。

7 5 はボックス体 7 2 の左側面を構成する左ウェブで、該左ウェブ 7 5 は、上フランジ 7 3 と下フランジ 7 4 との間に垂直に立設され、これらの間にほぼ全長にわたって溶接されている。また、左ウェブ 7 5 の先端側には、作業装置 4 のオフセットシリンダ 4 G、リンク 4 K (図 2 参照）等を取付ける複数のブラケット 7 5 Aが突設されている。

7 6 はボックス体 7 2 の右側面を構成する右ウェブで、該右ウェブ 7 6 は、左ウェブ 7 5 と上，下方向の間隔をもって対向し、上フランジ 7 3 と下フランジ 7 4 との間にほぼ全長にわたって溶接されている。

7 7 はボックス体 7 2 の基端側に設けられた車体側ポスで、該車体側ボス 7 7 の外周面には、上フランジ 7

3 の屈曲板部 7 3 B、下フランジ 7 4 の屈曲板部 7 4

B 、左ウェブ 7 5 、右ウェブ 7 6 及び補強板 7 8 ， 7

9 がそれぞれ溶接されている。そして、 □アブ一ム 7

1 は、車体側ボス 7 7 が連結ピン（図示せず）等を用いて油圧ショベルの車体に回動可能に連結さ

7 8 は上フランジ 7 3 の屈曲板部 7 3 Β の外側に設けられた上補強板で、該上補強板 7 8 は、屈曲板部 7

3 B と車体側ポス 7 7 との間に溶接されると共に、左右のウェブ 7 5 ， 7 6 に溶接されている

7 9 は下フランジ 7 4 の屈曲板部 7 4 Β の外側に設けられた下補強板で、該下補強板 7 9 は、上補強板 7

8 とほぼ同様に、屈曲板部 7 4 B、左，右のウェブ 7

5 ， 7 6及び車体側ボス 7 7 に溶接されているか < して、このように構成される第 5 の実施の形態でち前記第 1 , 第 3 の実施の形態とほぼ同様の作用効果をることができる。そして、特に本実施の形態ではォフセットブーム式作業装置のロアブーム 7 1 にも適用でさ、適用対象を広げることができる。

次に、図 2 0 は本発明に係るフロント装置の第 6 の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、作業装置のァムに適用したことにある。

8 1 はフロント装置としてのアームを示し、該アーム

8 1 は、例えばオフセットブーム式作業装置 4のアーム

4 D (図 1 、図 2 参照）として用いられるものであるで、アーム 8 1 は、例えば箱形の横断面形状を有する細長い中空構造体として形成され、後述のボックス体

8 2 ボス 8 7 8 8 、下補強板 8 9等によって構成されてい •S

8 2 はアーム 8 1 の本体部分を構成するボックス体で該ポ、リクス体 8 2 は、第 1 の実施の形態とほぼ同様に、後述の上フランジ 8 3 、下フランジ 8 4、左ウェブ 8 5 右クェブ 8 6 等を溶接することにより、全体として角筒状に形成されている。

8 3 はボックス体 8 2 の上面を構成する上フランジで該上フランジ 8 3 は、例えば平坦な鋼板等からなり、その基側には、上フランジ 8 3 の一部を構成する端面板

8 3 Aが設けられ、端面板 8 3 Aには、一対のブラケッ卜 8 3 Bが溶接されている。これらのブラケット 8 3 B にはアーム 8 1 を回動させるアームシリンダ 4 H

(図 2参照）が連結される。

8 4はボックス'体 8 2 の下面を構成する下フランジで該下フランジ 8 4 は、例えば平坦な鋼板等により形成されている。そして、この下フランジ 8 4は、下面板部 8 4 Aと、該下面板部 8 4 Aの基端側に一体形成され、内側に屈曲した屈曲板部 8 4 B とによって構成されている。

8 5 はボックス体 8 2 の左側面を構成する左ウェブ、 8 6 はボックス体 8 2 の右側面を構成する右ウェブである。そして、これら左，右のウェブ 8 5 , 8 6 は、上フランジ 8 3 と下フランジ 8 4 との間に左，右方向の間隔をもって立設され、これらの間にほぼ全長にわたつて溶接されている。また、左，右のウェブ 8 5 , 8 6 の基端側は上フランジ 8 3 の端面板 8 3 Aに溶接されている。

8 7 はボックス体 8 2 の基端側に設けられたブーム側ボスで、該ブーム側ボス 8 7 は、作業装置 4 のアーム支持体 4 C (図 2参照）が回動可能にピン結合される部位である。そして、ブーム側ボス 8 7 の外周面には、上フランジ 8 3 (端面板 8 3 A )、下フランジ 8 4 の屈曲板部 8 4 B、左ウェブ 8 5 、右ウェブ 8 6 及び下補強板 8 9 がそれぞれ溶接されている。

8 8 はボックス体 8 2 の先端側に設けられたバケツト側ボスで、該パケット側ボス 8 8 は、作業装置 4 のパケット 4 E (図 2 参照）が回動可能にピン結合される部位である。そして、このバゲット側ボス 8 8 の外周面には、上フランジ 8 3 、下フランジ 8 4、左ウェブ 8 5 、右ウェブ 8 6がそれぞれ溶接されている。

8 9 は下フランジ 8 4 の屈曲板部 8 4 B の外側に設けられた下補強板で、該下補強板 8 9 は、第 3 の実施の形態とほぼ同様に、屈曲板部 8 4 B とブーム側ボス 8 7 との間に溶接されると共に、左，右のウェブ 8 5 ， 8 6 に溶接されている。かくして、このように構成される第 6 の実施の形態でち、前記第 1 , 第 3 の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。そして、特に本実施の形態では作業装置のアーム 8 1 にも適用することができ、適用対象を広げることができる。

次に、図 2 1 及び図 2 2 は本発明に係るフロント装置の第 7 の実施の形態を示している。ここで、本実施の形能の特徴は、作業装置を、車体に対して上，下方向に俯仰動するように配置した標準的な油圧ショベルに適用したとにある。

9 0 は油圧ショベルの車体（図示せず）に俯仰動可能に設けられる作業装置で、該作業装置 9 0 は、基端側が車体に俯仰動可能に連結されるブーム 9 0 Aと、該ブーム 9 0 Aの先端側に回動可能に連結されたアーム 9 0 B と該アーム 9 0 Bの先端側に回動可能に連結された作業としてのバケツト 9 0 C と、これらをそれぞれ作動させるブ一ムシリンダ（図示せず）、ァ一ムシリンダ 9

0 D 、バケツトシリンダ 9 0 E とにより大略構成されている

9 1 はフロント装置としてのブームで、該ブーム 9 1 は作業装置 9 0 のブーム 9 O Aとして用いられるものである。ここで、ブーム 9 1 は、図 2 2 に示す如く、例えば箱形の横断面形状を有し、山形状に湾曲した細長い中空構造体として形成され、後述のックス体 9 2 、車体側ポス 9 7 、補強板 9 8 , 9 9等によて構成されている。

9 2 はブ ―ム 9 1 の体部分を構成するポックス体で、該不ックス体 9 2 は第 1 の実施の形態とほぼ様に、互いに溶された後述の上フランジ 9 3 下フランジ 9 4、左ゥェプ 9 5 、右ウェブ 9 6 等によって構成されている

9 3 はポックス体 9 2 の上面を構成する上フランジで、該上フランジ 9 3 は、山形状に湾曲して形成された上面板部 9 3 Aと、該上面板部 9 3 Aの基端側に一体形成され、内側に屈曲した屈曲板部 9 3 B とにより構成されているまた、 9 4 はボックス体 9 2 の下面を構成する下フランジで、該下フランジ 9 4 は、上フランジ 9 3 とほぼ様に、下面板部 9 4 Aと屈曲板部 9 4 B とにより構成されてい

9 5 はポックス体 9 2 の左側面を構成する左クェブ、

9 6 はポックス体 9 2 の右側面を構成する右ゥェブで、

^- 、、ヽれら左，右のウェブ 9 5 ， 9 6 は、上フランン 9 3 と下フランジ 9 4 との間にほぼ全長にわたつて溶接されている。また、左，右のウェブ 9 5 , 9 6 の先端側には、ァーム 9 0 Bを連結するブラケッ卜 9 5 A 9 6

Aが設けられている。

9 7 はボックス体 9 2 の基端側に設けられた車体側ポスで、該車体側ボス 9 7 の外周面には、上フランジ 9 3 の屈曲板部 9 3 B、下フランジ 9 4 の屈曲板部 9 4 B 、左ウェブ 9 5 、右ウェブ 9 6 及び補強板 9 8 , 9 9 がそれぞれ溶接されている。そして、ブーム 9 1 は、車体側ボス 9 7 が連結ピン（図示せず）等を用いて油圧ショベルの車体に回動可能に連結される。

9 8 は上フランジ 9 3 の屈曲板部 9 3 B の外側に設けられた上補強板で、該上補強板 9 8 は、屈曲板部 9 3 B 、左，右のウェブ 9 5 ， 9 6 及び車体側ボス 9 7 に溶接されている。また、 9 9 は下フランジ 9 4 の屈曲板部 9 4 B の外側に設けられた下補強板で、該下補強板 9 9 は、上補強板 9 8 とほぼ同様に、屈曲板部 9

4 B 、左，右のウェブ 9 5 ， 9 6 及び車体側ボス 9 7 に溶接されている。

か < して、このように構成される第 7 の実施の形態でも、前記第 1 ，第 3 の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。そして、特に本実施の形態では才フセットブーム式以外の作業装置 9 0 にも適用するとができ、適用対象を広げることができる。

なお、前記第 2 の実施の形態では、アツパブーム 3 1 の左ゥエブ 1 5 だけに屈曲板部 1 5 Β を形成して左補強板 2 0 を設け、右ウェブ 3 2 には平坦な鋼板等を用いる構成とした。しかし、本発明はこれに限らず、アツパプ一ム 3 1 の右ウェブだけに屈曲板部を形成して右補強板を設け、左ウェブは平坦な鋼板等を用いる構成としてよい。

しれと同様に、第 3 の実施の形態では、アツパブ一ム

4 1 の上フランジ 4 3 に屈曲板部 4 3 Β , 4 3 C を形成して上補強板 4 9 を設け、下フランジ 4 4 にも屈曲板部 4 4 B ， 4 4 Cを形成して下補強板 5 0 を設ける構成とした。しかし、本発明はこれに限らず、上フランジと下フランジのうち何れか一方のフランジだけに屈曲板部を形成して補強板を設け、他方のフランジは平坦な鋼板等によって構成してもよい。

また、第 4 の実施の形態では、アツパブーム 5 1 の上フランジ 5 3 、下フランジ 5 4、左ウェブ 5 5及び右ゥェブ 5 6 に屈曲板部 5 3 Β 〜 5 6 Β , 5 3 C ~ 5 6 C を形成して補強板 5 9 〜 6 2 を設ける構成とした。しかし、本発明はこれに限らず、上フランジ、下フランジ、左ウェブ、右ウェブからなる四辺のうち互いに隣接する二辺または三辺だけに屈曲板部と補強板とを配置し、残りの辺は平坦な鋼板等によって構成してもよい。

また、第 1 ないし第 4の実施の形態では、フロント装置の基端側と先端側の両方に屈曲板部を形成して補強板を配置する構成とした。しかし、本発明はこれに限らず、フロント装置の基端側と先端側のうち何れか一方の端部だけに屈曲板部と補強板とを配置し、他方の端部にはこれらを配置しない構成としてもよい。

一方、第 1 ないし第 4の実施の形態では、ァッパブム 1 1， 3 1 , 4 1， 5 1 の各部位に屈曲板部と補強板とを配置する構成とした。しかし、これらの実施の形態はァッパブームに限らず、例えば第 1 ないし第 4 の実施の形態における屈曲板部や補強板の配置を、第

5 ないし第 7 の実施の形態のロアブーム 7 1 、ァ一ム

8 1 、ブーム 9 1 等に適用することもできる。

また、実施の形態では、油圧ショベル 1 に適用した場合を例に挙げて述べたが、本発明はこれに限らず、油圧クレーン等を含めて他の建設機械に適用してもよい。

Claims

1 m 求の範

5 o

ポがてがてポがブスブポのポェるブフフフフ 23 1

• 上フランン下フフンン、左クェブ及び右ゥェを溶接するとにり形成されたポックス体と、該ックス体の少な < とも一方の端部に設けられ前記上ランン、下フランン左ゥェブ及び右ゥ Xブの端部溶接されたポスとを備えてなるフ口ン 3¾置におい刖記左ウェブと右ウェブのうち少なくとも一方のゥブには内側に屈曲した屈曲板部を設け、

刖記屈曲板部の外側には前記一方のゥェブと前 ήポとの間に補強板を設ける構成としたことを特徴とする

□ン卜装。

• 上フランジ、下フランジ、左ゥェブ及び右ゥェを溶接することにより形成されたボックス体と、該ックス体の少なくとも一方の端部に設けられ前記上ランジ、下フランジ、左ウェブ及ぴ右ゥエブの端部溶接されるボスとを備えてなるフロン h装置におい前記上フランジと下フランジのうち少なくとも一方フランジには内側に屈曲した屈曲板部を設け、前記屈曲板部の外側には前記一方のフランジと前記スとの間に補強板を設ける構成としたことを特徴とすフロント装置。

• 上フランン下フランン、左ゥェブ及び右ゥ工を溶接するとにより形成されたポックス体と、該ックス体の少な < とも一方の端部に Χけられ前記上ランン、下フランン、左ゥ Xブ及び右ウェブの端部溶接されるポスとを備えてなるフ口ン卜装置において、

前記左ウェブと右ウェブのうち少なくとも一方のゥエブには内側に屈曲した一の屈曲板部を設けると共に、前記上フランジと下フランジのうち少なくとも一方のフランジには内側に屈曲した他の屈曲板部を設け、

前記一の屈曲板部の外側には前記一方のウェブと前記ボスとの間に一の補強板を設けると共に、前記他の屈曲板部の外側には前記一方のフランジと刖記ボスとの間に他の補強板を設ける構成としたことを特徴とするフ Πン卜装置。

4 . 前記ボックス体は、建機械の車体に俯仰動可能に連結されるロアブームと該 Πァプムの先側に左，右方向に揺動可能に連結されたァパブームと該ァッパブームの先端側にァ ―ム支持体を介して回動可能に連結され作業具が取付けられたァムとの Ό ち少な < とも 1 個の部材を構成してなる求項 1 ， 2 または 3 に記載のフロント装置。

5 . 前記ボックス体は、建機械の車体に俯仰動可能に連結されるブームと、該プムの先端側に回動可能に連結され作業具が取付けられたァムとのうち少な < とも一方の部材を構成してなる m求項 1 ， 2 または 3 に記載のフロント装置。