JP6245768B2 - バケット - Google Patents

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Description

この発明はバケット、例えば田面や法面の成形、掘削などに使用するバケットに関する。
一般的に、土木建設機械のバケットは、用途に応じて適切な容量・形状等の構成が決まっており、用途に応じた構成を有する専用バケットが複数種存在する。したがって、ユーザは、例えば掘削作業を終えて法面作業を行う際、掘削用バケットから法面専用バケットに取り替える必要がある。なお、掘削用バケットとしては例えば特許文献1に示すものが知られていた。
また、掘削・法面兼用として使用されるバケット(田面・法面兼用バケット)には、法面を押さえつけてフラットな面に形成するための裏面が平坦に形成された底板と、底板および両側板とともに凹部を形成する曲げ板とを有していた。そして、この場合、曲げ板は、その外側を凸にその内側を凹に形成するために、全体として湾曲した曲面を有して構成されていた。
特開2001−323497号公報
しかしながら、このような従来のバケットでは、底板に比較して厚さが薄い湾曲板にて滑らかに湾曲した湾曲面を形成していたため、外力に対しての強度が不充分であった。すなわち、バケットの凹部の最も奥の部分に凹みや傷が発生し、亀裂などの破損が生じるおそれもあったのである。
そこで、発明者は鋭意研究の結果、バケットの凹部を形成する曲げ板を所定角度を有して屈曲させた曲げ板構造とすることにより従来よりも高強度の田面・法面兼用のバケットを完成させた。
すなわち、この発明は、田面・法面兼用として使用することができる高強度のバケットを提供することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、その底面が平坦面で形成され、長辺と短辺とを有する矩形の底板と、この底板の両短辺からそれぞれ起立して固着された一対の左側板および右側板と、この底板の一方の長辺から起立するように設けられ、これらの底板、左側板、右側板にその3辺が固着された曲げ板と、を備え、これらの底板、左側板、右側板、曲げ板とにより土砂等の収容部となる凹部を構成するバケットにおいて、上記曲げ板は、底板に対して所定高さ位置にて折り曲げられ、その折り曲げ角度を鈍角とし、上記曲げ板の上端部の背面には側面三角形状の上側補強板が、その短部がこの曲げ板の背面に固着されていることを特徴とするバケットである。
請求項2に記載の発明は、上記バケットは法面形成用であるとともに、田面形成用としても使用される請求項1に記載のバケットである。
請求項1,2に記載の発明に係るバケットにあっては、土砂等の収容部である凹部を構成する曲げ板の奥底の部分を側面視して所定角度にて(鈍角を有して)屈曲させたため、凹部に土砂等を収容したときや、曲げ板に比較して厚みと重さが大の底板で法面を叩いて平坦にする場合において、当該屈曲部分に作用する外力に対してその強度を高めることができる。すなわち、従来の当該部分が滑らかに湾曲して形成されていたため、外力によって曲げモーメントなどが作用したときそのモーメント力がその曲げ板の一部分(奥底の部分)に集中して作用していたが、本発明に係る曲げ板の構造においては当該曲げモーメントなどの外力が曲げ板の折り曲げ部分(屈曲部分)を中心としてその両側部分に分かれて作用することとなり、その結果、バケット全体として補強される。
曲げ板は、例えば、正面視して矩形であってその3辺が底板、右側板、左側板に溶着されており、これら内方に凹部が形成される。曲げ板の背面には補強板を介してアームへの取付け用のブラケットが固着されていてもよい。曲げ板はその長手方向に延びる折れ線(直線)を中心として側面視してくの字形状に折り曲げられた構造(屈曲した構造)である。折り曲げ構造ないし屈曲構造とは、曲げ板の奥底部分で、その幅(短辺)のほぼ中央部にて長手方向に延びる折れ線(屈曲の中心線)を中心として鈍角で屈曲した構造である。なお、折れ線より下側部分(底板側部分)は外方に凸の滑らかにやや湾曲した形状に、それより上側部分は湾曲せずに平坦な板形状に形成され、この平坦板部の外側から上側の補強板が当該長手方向に延びて固着され、補強していてもよい。また、下側部分についても下側補強板で底板との溶着部が補強されていてもよい。なお、底板の厚さ、重さは、曲げ板のそれに比較して大である。これは底板は法面などを平坦にならす必要があるからである。よって、バケット作業中に作用する外力は主として曲げ板に作用することとなる。
請求項1,2に記載の発明によれば、バケットの凹部(土砂収容部)の奥側部分(曲げ板の奥底部分)が屈曲して形成されて補強されているため、バケットの耐久性を高めることができた。曲げ板の外力が大きく作用する部分を屈曲構造としたため、作用する外力が分散されて曲げ板の支持強度が増すこととなる。
また、この製造に際して、曲げ板が湾曲面で構成されたバケットと比較して、バケット自体の重量が増加することがなく、かつ、その溶接作業も増えることもない。
この発明の一実施例に係るバケットの右側面図である。 この発明の一実施例に係るバケットの正面図である。 この発明の一実施例に係るバケットの背面図である。 図2のA−A線による断面図である。 この発明の一実施例に係るバケットの平面図である。 この発明の一実施例に係るバケットの底面図である。 この発明の一実施例に係るバケットの左側面図である。 この発明の一実施例に係るバケットの斜視図である。
以下、この発明に係るバケット(田面法面兼用バケット)の一実施例を図面を参照して具体的に説明する。
図1〜図8に示すように、この発明の一実施例に係る田面法面兼用バケット10は、作業重機のアーム先端に取り付けられて、土砂等を収容してこれらを移載する作業に使用される他、法面や田面を平坦面として構築する作業においても使用される。したがって、矩形の底板部分は平坦面を有する厚い鋼板、例えば高張力鋼板により構成されている。このバケット10は、底板11と、一対の右側板12,左側板13と、側面視して全体としては湾曲した形状の曲げ板14と、この曲げ板14の上側背面を補強する上補強板15と、この上補強板15に固着された一対のブラケット16,17と、曲げ板14の下側背面を補強する下補強板18とを有して構成されている。
左右が同じ素材(例えばSS400)、同じ形状、同じ厚さで形成された一対の右側板12および左側板13は、矩形の底板11の両短辺から90度垂直に起立してそれぞれ固着されている。左右側板は大略3角形状を呈しており、これら左側板13および右側板12の各下端は直線状に形成されて上記底板の両短辺の各上面にそれぞれ溶着されている。右側板12、左側板13の下端の長さは、底板11の短辺の長さと略同一である。
そして、曲げ板14は、側板と同じ素材であって側面視して大略くの字形状に折り曲げられており、その長辺端が底板11の上面に固着(溶着)されている。さらに、この曲げ板14の両短辺端は上記左側板13および右側板12にそれぞれ溶着されている。この結果、曲げ板14の3辺は、これらの底板11、左側板13、右側板12に固着されて、これらの内方に土砂等の収容部となるバケット凹部を構成することとなる。
曲げ板14は、図1,図2に示すように、全体としては矩形であって、その幅方向の略中央で長さ方向に延びる折れ線(屈曲中心線)mを中心にして上側が平坦な板部分で、下側が湾曲した湾曲板部分で構成されており、側面視するとくの字形状を呈している。すなわち、この曲げ板14の折り曲げ位置は、曲げ板14のほぼ中央部分であって、底板11に対して所定高さ位置、すなわち左右の側板13,12では中間高さより上側位置とされている。また、曲げ板14の折り曲げ角度(内角)は鈍角(120°乃至160°)とされている(図1の拡大部分を参照)。折り曲げ線mより上側の曲げ板部分は平坦に、これより下側は湾曲した面を有するように形成されている。
換言すると、上記曲げ板14にあって、その上記凹部の奥底に当たる部分が鈍角を有して屈曲されていることとなる。
さらに、曲げ板14の背面にあってその下端部には下側補強板18が、その上端部には側面視V字形状の上側補強板15がそれぞれ固着されている。下側補強板18は所定厚さの帯板であって曲げ板14背面の湾曲部分と底板11上面とを側面視して三角形をなす形状に溶着されて曲げ板14を背面下端部で補強している。上側補強板15は側面視くの字形状であって、曲げ板14の平坦な上側部分を背面から補強するもので、三角形状の側面補強構造を提供する。
そして、上側補強板15の背面には直角に一対の耳形のブラケット16,17が所定間隔離れて立設・固着されている。すなわち、耳形のブラケット16,17は左右一対であって、その長さ方向の両端部にピン(アーム連結用)が挿入される一対の貫通孔Hを有している。これらの上側貫通孔H同士には上ピンが挿入され、下側貫通孔H同士にも下ピンが挿通されることとなる。下ピンには重機のアームに取り付けられたシリンダのピストンロッドの先端がリンクを介して回転自在に連結され、上ピンにも同様にアームの先端に回転自在に連結されることとなる。なお、21,22はブラケット補強板を、23,24は曲げ板補強板を示している。これらのブラケット補強板21,22はブラケット16,17にそれぞれ溶着されてこれらを補強している。曲げ板補強板23,24は前記バケット凹部の左右の上側隅部において曲げ板14内面にそれぞれ溶着されて曲げ板14を補強している。
この実施例に係るバケット10にあっては、土砂などを所定容量のバケット凹部内に収容することで掘削・運搬などの作業を行うことができる。また、平坦な底板11の底面(裏面)で法面を平坦にならす。田面においても底板部分でその田面を平坦に形成することもできる。
これらの作業においては、作用する外力は曲げ板14のブラケット16,17取り付け側に負荷されることとなる。この場合、このバケット10では曲げ板14がその略中央部分で屈曲された構成であり平坦な上側部分、上側補強板15を介してブラケット16,17に大きな力が作用するが、平坦板部分に対してほぼ直角に固着された一対のブラケット16,17を介してこの力を支持するため、また曲げ板14が鈍角で屈曲されているため、曲げ板14の一部例えばブラケット下側の溶着部などに過度の荷重が作用することがない。つまり、曲げ板14の剛性が高められているのである。
この発明に係るバケットは、土木建設作業、特に掘削工程、平坦面(法面、田面)形成工程で使用される技術として有用である。
10 田面法面兼用バケット、
11 底板、
12 右側板、
13 左側板、
14 曲げ板、
m 屈曲部分を示す折り曲げ線。

Claims (2)

  1. その底面が平坦面で形成され、長辺と短辺とを有する矩形の底板と、
    この底板の両短辺からそれぞれ起立して固着された一対の左側板および右側板と、
    この底板の一方の長辺から起立するように設けられ、これらの底板、左側板、右側板にその3辺が固着された曲げ板と、を備え、
    これらの底板、左側板、右側板、曲げ板とにより土砂等の収容部となる凹部を構成するバケットにおいて、
    上記曲げ板は、底板に対して所定高さ位置にて折り曲げられ、その折り曲げ角度を鈍角とし、
    上記曲げ板の上端部の背面には側面三角形状の上側補強板が、その短部がこの曲げ板の背面に固着されていることを特徴とするバケット。
  2. 上記バケットは法面形成用であるとともに、田面形成用としても使用される請求項1に記載のバケット。
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