WO2005122483A1

WO2005122483A1 - 距離測定システム、距離測定方法、情報処理装置、及びプログラムと記録媒体

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Publication number: WO2005122483A1
Application number: PCT/JP2005/010369
Authority: WO
Inventors: Akihiko Mizutani; Susumu Shimotono
Original assignee: International Business Machines Corporation
Priority date: 2004-06-09
Filing date: 2005-06-06
Publication date: 2005-12-22
Also published as: CA2570029A1; CN1954556A; JPWO2005122483A1; KR20070034476A; KR100974044B1; JP4963063B2; TW200614739A; EP1758308A1; CN1954556B; TWI347104B

Abstract

【課題】複数の情報処理装置のそれぞれの間の距離を精度良く求める。【解決手段】第１情報処理装置及び第２情報処理装置の間の距離を測定する距離測定システムであって、距離の測定に用いる、第１情報処理装置の基準時刻及び第２情報処理装置の基準時刻を同期する時刻同期部と、第１情報処理装置及び第２情報処理装置の基準時刻が同期された状態において、第１情報処理装置から第２情報処理装置へ音声信号を送信する音声信号送信部と、第１情報処理装置の基準時刻に基づき定めた、音声信号を送信した音声送信タイミングと、第２情報処理装置が基準時刻に基づき特定した、音声信号を受信した音声受信タイミングとに基づいて、第１情報処理装置及び第２情報処理装置の間の距離を算出する距離算出部とを備える距離測定システムを提供する。

Description

明細書

距離測定システム、距離測定方法、情報処理装置、及びプログラムと記録媒体

技術分野

[0001] 本発明は、距離測定システム、距離測定方法、情報処理装置、及びプログラムと記録媒体に関する。特に本発明は、近傍に位置する第 1情報処理装置及び第 2情報処理装置の間の距離を測定する距離測定システム、距離測定方法、情報処理装置、及びプログラムと記録媒体に関する。

背景技術

[0002] 従来、打ち合わせ等において、各参加者が使用する情報処理装置の空間的な位置関係を求め、データ交換相手の指示を容易化する技術が開示されている (特許文献 1参照。 ) oこの従来技術によれば、同一参加者の発言 (音響信号)を複数の情報処理装置で記録し、当該参加者の発言を第 1の情報処理装置で記録した音響信号及び第 2の情報処理装置で記録した音響信号の位相差を算出することにより、第 1の情報処理装置及び第 2の情報処理装置の当該参加者に対する距離の差を算出する。そして、このようにして算出した距離の差の情報を情報処理装置間で交換し、これらを用いて各情報処理装置の空間的な位置関係を求める。

特許文献 1：特開平 8— 70305号公報

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0003] 情報処理装置を用いたコミュニケーションをより効率良く実現するために、各利用者により携帯される情報処理装置が、移動先において周囲の情報処理装置により構成されるグループに自由に参加し通信を行えるグループウェアの実現が望まれる。このようなグループウェアを実現するためには、各情報処理装置の間の距離を正確に測定する必要がある。例えば、打ち合わせ等において、会議室に位置する全ての情報処理装置を 1つのグループとする場合においては、数メートル程度の測定精度で十分である。一方、打ち合わせ等において、訪問先の企業に所属する参加者のダループと、訪問した側の企業に所属する参加者のグループとを個別に構成した、場合等においては、 lm程度の測定精度が要求される場合も有り得る。また、商店のレジ端末と利用者が携帯する携帯端末との間でグループを構成し通信を行う場合においては、数十 cm程度の測定精度が要求される。

[0004] しかし、上記従来技術にお!、ては、各情報処理装置が計時する時刻の差を高、精度で合わせる方法にっ、ては開示されて!ヽな、。ここで音速は通常 340mZ秒程度であるから、測定する距離の誤差を lm以内に収めるためには、音響信号の時間差の精度を約 3ms以内に収めなければならない。しかしながら、各情報処理装置の内蔵時計を用いる方法等の一般的な方法によっては、各情報処理装置が計時する時刻の差を高い精度で合わせることができず、会議室内における遠近を判別可能とするような精度で距離を求めるのが難しい。

[0005] そこで本発明は、上記の課題を解決することのできる距離測定システム、距離測定方法、情報処理装置、及びプログラムと記録媒体を提供することを目的とする。この目的は特許請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。

課題を解決するための手段

[0006] 本発明の第 1の形態によると、第 1情報処理装置及び第 2情報処理装置の間の距離を測定する距離測定システムであって、前記距離の測定に用いる、前記第 1情報処理装置の基準時刻及び前記第 2情報処理装置の基準時刻を同期する時刻同期部と、前記第 1情報処理装置及び前記第 2情報処理装置の前記基準時刻が同期された状態において、前記第 1情報処理装置から前記第 2情報処理装置へ音声信号を送信する音声信号送信部と、前記第 1情報処理装置の前記基準時刻に基づき定めた、前記音声信号を送信した音声送信タイミングと、前記第 2情報処理装置が前記基準時刻に基づき特定した、前記音声信号を受信した音声受信タイミングとに基づいて、前記第 1情報処理装置及び前記第 2情報処理装置の間の距離を算出する距離算出部とを備える距離測定システムと、これに関する距離測定方法、情報処理装置、プログラム、及び記録媒体とを提供する。

[0007] 本発明の第 2の形態によると、第 1情報処理装置及び第 2情報処理装置を備え、前記第 1情報処理装置及び前記第 2情報処理装置の間の距離を測定する距離測定システムであって、前記第 1情報処理装置は、前記第 2情報処理装置に対して第 1音声信号を送信する音声信号送信部と、前記第 2情報処理装置が前記第 1音声信号を受信してから予め定められた遅延時間経過後に送信する第 2音声信号を受信する音声信号受信部と、前記遅延時間を記憶する遅延時間記憶部と、前記第 1音声信号を送信した音声送信タイミング、前記第 2音声信号を受信した音声受信タイミング、及び、前記遅延時間に基づいて、当該第 1情報処理装置及び前記第 2情報処理装置の間の距離を算出する距離算出部とを有し、前記第 2情報処理装置は、前記第 1音声信号を受信する音声信号受信部と、前記第 1音声信号を受信してから前記遅延時間の経過後に前記第 2音声信号を送信する音声信号送信部とを有する距離測定システムと、これに関する距離測定方法、情報処理装置、プログラム、及び記録媒体とを提供する。

[0008] なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなぐこれらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。

発明の効果

[0009] 本発明によれば、複数の情報処理装置のそれぞれの間の距離を精度良く求め、近傍に位置する情報処理装置を正確に区別することができる。

発明を実施するための最良の形態

[0010] 以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範隨こかかる発明を限定するものではなぐまた実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らな、。

[0011] 図 1は、本実施形態に係る距離測定システム 10の構成を示す。本実施形態に係る距離測定システム 10は、複数の情報処理装置 100と、複数の情報処理装置 100の基準時刻を計時する NTPサーバ 120と、複数の情報処理装置 100及び NTPサーノ 120を接続する通信ネットワーク 110を備え、複数の情報処理装置 100のそれぞれと他の情報処理装置 100との間の距離を測定する機能を有する。

[0012] 複数の情報処理装置 100のそれぞれは、他の情報処理装置 100との間の距離の測定を当該他の情報処理装置 100に対して要求する機能、及び、他の情報処理装置 100からの要求を受けて当該他の情報処理装置 100との間の距離を測定する機能を有する。 NTPサーバ 120 (Network Time Protocol Server)は、複数の情報処理装置 100のそれぞれの内部時計に設定すべき基準時刻を計時する。ここで、各情報処理装置 100が内部時計の時刻を高い精度で基準時刻に同期させるため、 NTPサーバ 120は、情報処理装置 100の近傍、すなわち例えば各情報処理装置 1 00のブロードキャストドメイン内に設けられ、より好ましくは距離測定システム 10が設置される会議室等の室内に設置される。これに代えて NTPサーバ 120は、複数の情報処理装置 100の内部時計の時刻誤差の精度を十分に保てる範囲で WAN (Wide Area Network)経由で情報処理装置 100に接続されてもよい。通信ネットワーク 110は、イーサ一ネット（登録商標）等の有線通信ネットワーク、又は、 IEEE802. 11 aZbZg等の無線通信ネットワーク等の LAN (Local Area Network)であり、複数の情報処理装置 100及び NTPサーバ 120を接続する。

[0013] 図 2は、本実施形態に係る情報処理装置 100の構成を示す。複数の情報処理装置 100のそれぞれは、据置型又は携帯型のコンピュータ、 PDA (Personal Data As sistant)、及び、携帯電話等であり、通信 IF200 (通信インターフェイス）と、時刻同期部 205と、測定指示部 207と、距離測定マスタ部 210と、距離測定スレーブ部 250 と、距離記憶部 290と、距離出力部 295とを備える。

[0014] 通信 IF200は、通信ネットワーク 110を介して他の情報処理装置 100との間でパケットの送受信を行う。時刻同期部 205は、距離の測定に用いる、当該情報処理装置 1 00の基準時刻及び他の情報処理装置 100の基準時刻を同期する。測定指示部 20 7は、距離測定マスタ部 210に距離の測定を指示する。

[0015] 距離測定マスタ部 210は、測定指示部 207からの指示を受けて、他の情報処理装置 100との間の距離を測定する。距離測定マスタ部 210は、音声送信タイミング送信部 212と、音声信号送信部 214と、距離受信部 216とを有する。音声送信タイミング送信部 212は、当該情報処理装置 100の基準時刻に基づいて他の情報処理装置 1 00に対して音声信号を送信する音声送信タイミングを定め、当該音声信号送信タイミングを他の情報処理装置 100に対して通信ネットワーク 110により送信する。音声信号送信部 214は、当該情報処理装置 100及び他の情報処理装置 100の基準時刻が同期された状態で、音声信号送信タイミングにおいて当該情報処理装置 100から他の情報処理装置 100へ音声信号を送信する。距離受信部 216は、当該情報処理装置 100が当該他の情報処理装置 100へ送信した音声送信タイミングと、当該他の情報処理装置 100が音声信号を受信した音声受信タイミングとに基づいて算出した、当該情報処理装置 100及び当該他の情報処理装置 100の間の距離を当該他の情報処理装置 100から通信ネットワーク 110により受信する。そして距離受信部 216 は、当該他の情報処理装置 100と対応付けて距離記憶部 290へ格納する。

[0016] 距離測定スレーブ部 250は、他の情報処理装置 100からの要求を受けて、当該他の情報処理装置 100との間の距離を算出し、当該他の情報処理装置 100へ通信ネットワーク 110により返信する。距離測定スレーブ部 250は、音声送信タイミング受信部 252と、音声信号受信部 254と、音声受信タイミング特定部 256と、距離算出部 25 8と、条件判断部 260と、距離送信部 262とを有する。音声送信タイミング受信部 252 は、他の情報処理装置 100内の音声送信タイミング送信部 212から音声送信タイミングを通信ネットワーク 110により受信する。音声信号受信部 254は、他の情報処理装置 100内の音声信号送信部 214から音声信号を受信する。音声受信タイミング特定部 256は、時刻同期部 205により NTPサーバ 120と同期された、当該情報処理装置 100の基準時刻に基づいて、音声信号受信部 254が音声信号を受信した受信タイミングを特定する。距離算出部 258は、音声送信タイミング受信部 252が受信した音声送信タイミング及び音声受信タイミング特定部 256により特定された音声信号の受信タイミングに基づいて、当該他の情報処理装置 100及び当該情報処理装置 100 の間の距離を算出する。条件判断部 260は、算出した距離が予め設定された条件を満たすか否かを判断する。そして条件判断部 260は、当該条件を満たす場合に、当該他の情報処理装置 100に対応付けて当該距離を距離記憶部 290へ格納すると共に距離送信部 262に供給する。距離送信部 262は、条件判断部 260から当該距離を受けて、距離の測定を要求した他の情報処理装置 100へ通信ネットワーク 110により返信する。

[0017] 距離記憶部 290は、距離測定マスタ部 210からの要求により他の情報処理装置 10 0が算出した、当該情報処理装置 100及び他の情報処理装置 100の間の距離、及び、他の情報処理装置 100からの要求により当該情報処理装置 100が算出した、当該情報処理装置 100及び他の情報処理装置 100の間の距離を、他の情報処理装置 100に対応付けて記憶する。距離出力部 295は、距離記憶部 290に記憶された、当該情報処理装置 100及び他の情報処理装置 100の間の距離を、当該情報処理装置 100の使用者等に対して出力する。

[0018] 図 3は、本実施形態に係る情報処理装置 100の動作フローを示す。

まず、要求側の情報処理装置 100における時刻同期部 205は、通信 IF200を介して NTPサーバ 120と通信し、当該要求側情報処理装置 100の内部時計の時刻を、 NTPサーバ 120が計時する時刻に合わせて当該情報処理装置 100の基準時刻とする（S300)。また、応答側の情報処理装置 100における時刻同期部 205は、通信 I F200を介して NTPサーバ 120と通信し、当該応答側情報処理装置 100の内部時計の時刻を、 NTPサーバ 120が計時する時刻に合わせて当該情報処理装置 100の基準時刻とする（S302)。このようにして、要求側情報処理装置 100及び応答側情報処理装置 100が内部時計を NTPサーバ 120の基準時刻に合わせることにより、要求側情報処理装置 100の基準時刻及び応答側情報処理装置 100の基準時刻を同期することができる。

[0019] 次に、要求側の情報処理装置 100における測定指示部 207は、応答側情報処理装置 100との間の距離の測定を指示する。この指示を受けて音声送信タイミング送信部 212は、通信 IF200を介して音声送信予告パケットを応答側情報処理装置 100 へ送信する（S320)。ここで音声送信タイミング送信部 212は、当該音声送信予告パケットに、要求側情報処理装置 100の基準時刻に基づき定めた音声送信タイミングを含める。当該音声送信タイミングは、例えば NTPサーバ 120の基準時刻と合わせた内部時計を用いて指定される、音声信号を送信する時刻であってよい。また、音声送信タイミング送信部 212は、当該音声送信予告パケットに、当該要求側情報処理装置 100が送信する音声信号を識別する音声信号識別情報を更に含めてもよい。また、音声送信タイミング送信部 212は、音声信号送信部 214が音声信号の送信指示を受けてから音声信号を送信するまでの音声送信処理時間を予め記憶しておき、当該音声送信処理時間に基づいて音声送信予告パケットに含める音声送信タイミングを補正してぉ、てもよ、。

[0020] 次に、応答側の情報処理装置 100における音声送信タイミング受信部 252は、通信 IF200を介して要求側情報処理装置 100から音声送信予告パケットを受信する（ S322) ₀音声信号受信部 254は、音声送信予告パケットに含まれる音声送信タイミングを音声送信タイミング受信部 252から受け取り、当該音声送信タイミングより予め定められたマージン時間前から音声の入力を開始する。

[0021] 次に、要求側情報処理装置 100内の音声信号送信部 214は、当該情報処理装置 100の基準時刻に基づき定めた音声送信タイミングにおいて、音声信号を送信する（ S330)。ここで要求側情報処理装置 100は、当該音声信号を他の音声と区別可能とするために、当該音声信号を識別する音声信号識別情報等を含むデータを FSK変調又は PSK変調して音声信号を生成し、送信してもよい。また、要求側情報処理装置 100は、当該情報処理装置 100の IPアドレス又は公開鍵等の情報を当該音声信号に含めて送信してもよい。この音声信号は、可聴音又は非可聴音のいずれであつてもよく、可聴音の場合においては所定のメロディに対してデータを埋め込んだ信号であってもよい。

[0022] 次に、応答側情報処理装置 100内の音声信号受信部 254は、音声送信タイミングにおいて要求側情報処理装置 100が送信した音声信号を受信する（S332)。次に、応答側情報処理装置 100内の音声受信タイミング特定部 256は、当該情報処理装置 100の基準時刻に基づいて、音声信号受信部 254が音声信号を受信した音声受信タイミングを特定する（S334)。この音声受信タイミングは、例えば NTPサーバ 120 の基準時刻と合わせた内部時計を用いて指定される、音声信号を受信した時刻であつてよい。ここで音声受信タイミング特定部 256は、音声信号受信部 254が音声信号の受信を開始して力音声信号の受信を音声受信タイミング特定部 256に通知するまでの音声受信処理時間を予め記憶しておき、当該音声受信処理時間に基づいて音声受信タイミングを補正してもよ、。

[0023] 次に、応答側情報処理装置 100の距離算出部 258は、要求側情報処理装置 100 から受信した音声送信タイミング及び音声受信タイミングに基づヽて、要求側情報処理装置 100及び応答側情報処理装置 100の間の距離を算出する（S340)。より具体的には、距離算出部 258は、音声送信タイミング及び音声受信タイミングに基づいて、すなわち例えば音声受信タイミング力音声送信タイミングを減じることにより、他の情報処理装置 100から当該情報処理装置 100へ音声信号が伝播するのに要した音声伝搬時間を算出する。そして、距離算出部 258は、当該音声伝搬時間に音速 (例えば 340mZ秒)を乗じることにより当該距離を算出する。

[0024] 次に、応答側情報処理装置 100の条件判断部 260は、算出した距離が予め設定された条件を満たすカゝ否かを判断する（S350)。より具体的には、条件判断部 260は、距離算出部 258により算出した距離が予め定められた最大距離以下である力否かを判定する。そして条件判断部 260は、当該距離が最大距離以下である場合に、当該距離を距離記憶部 290及び距離送信部 262へ渡す。

これに代えて、条件判断部 260は、距離算出部 258から音声伝搬時間を受けて、音声伝搬時間が予め定められた最大伝搬時間以下であるか否かを判定し、音声伝搬時間が最大伝搬時間以下である場合に距離算出部 258により算出された距離を距離記憶部 290及び距離送信部 262へ渡してもよい。

[0025] 次に、応答側情報処理装置 100の距離記憶部 290は、算出した距離又は音声伝搬時間が上記の条件を満たす場合に、距離算出部 258が算出した距離を、要求側の情報処理装置 100に対応付けて記憶する（S360)。これにより、応答側情報処理装置 100は、要求側情報処理装置 100の要求を受けて距離を算出した場合に、応答側情報処理装置 100においても距離を更新することができる。したがって、新たな参加者の情報処理装置 100が距離測定システム 10に加わった場合において、当該参加者の情報処理装置 100のみが音声信号を送信すれば全情報処理装置 100の距離を正しく更新することができるため、新たな情報処理装置 100が加わる度に多数の音声信号が飛び交うような不快さを軽減することができる。

[0026] 次に、応答側情報処理装置 100の距離送信部 262は、算出した距離又は音声伝搬時間が上記の条件を満たすことを条件として、距離算出部 258が算出した距離を、通信ネットワーク 110により要求側情報処理装置 100へ送信する（S 362)。

[0027] そして、要求側情報処理装置 100及び応答側情報処理装置 100の距離出力部 29 5は、当該情報処理装置 100の近傍に位置する情報処理装置 100との間の距離を、使用者等に対して出力する（S380、 S382)。より具体的には、例えば距離出力部 2 95は、当該情報処理装置 100との間の距離が記憶された複数の情報処理装置 100 のそれぞれについて、当該情報処理装置 100のアイコン及び Z又は名称等と、当該情報処理装置 100までの距離を示す情報とを、情報処理装置 100が備えるディスプレイ等に表示し使用者により操作可能とする。この場合において距離出力部 295は、例えば 2m以下、 6m以下、 6m以上等のように距離の範囲を複数種類設け、例えば「すぐ近くのコンピュータ（2m以下）」、「もう少し遠くのコンピュータ（6m以下）」、「室内全体のコンピュータ (全範囲）」等の中からどの範囲を表示するかを使用者に選択させてもよい。

[0028] また、距離出力部 295は、距離測定システム 10内の複数の情報処理装置 100のそれぞれを、相互の距離に基づいてクラスタリングし、各クラスタに部分ネットワークを割り当てると共にクラスタ間を全体ネットワークとして接続することにより、階層的ネットヮークを動的に生成してもよい。

[0029] 以上において、要求側情報処理装置 100は、当該要求側情報処理装置 100の基準時刻に基づき音声送信タイミングを定める。また、応答側情報処理装置 100は、当該応答側情報処理装置 100の基準時刻に基づき音声受信タイミングを特定する。本実施形態においては、要求側情報処理装置 100及び応答側情報処理装置 100のそれぞれは、当該情報処理装置 100の内部時計を NTPサーバ 120の基準時刻に同期させるため、要求側情報処理装置 100及び応答側情報処理装置 100の内部時計の誤差を低く抑えることができ、距離測定の誤差を低減することができる。

[0030] また、以上の S360、 S362、 S364、及び S370において、応答側情報処理装置 10 0が予め定められた範囲内に位置する場合にのみ算出した距離を距離記憶部 290 に記憶することで、遠距離に位置する多数の情報処理装置 100についての距離情報が距離記憶部 290に登録され、情報処理装置 100の使用者にとって情報過多となるのを防ぐことができる。

[0031] 以上において、要求側情報処理装置 100は、音声送信タイミングを音声信号に含めて送信（S320及び S330)し、応答側情報処理装置 100は、音声信号を受信して当該音声信号力も音声送信タイミングを抽出してもよい（S322及び S332)。 [0032] また、以上において、要求側の情報処理装置 100は、複数の応答側情報処理装置 100に対して距離の測定を要求してもよい。すなわち、要求側情報処理装置 100の音声送信タイミング送信部 212は、複数の応答側情報処理装置 100に対して音声信号を送信する。そして、複数の応答側情報処理装置 100のそれぞれは、上記の動作を行い、当該情報処理装置 100の距離算出部 258により算出した距離を通信ネットワークを介して要求側情報処理装置 100へ送信する。これにより、要求側の情報処理装置 100は、音声信号を 1回送信することにより、周囲の複数の情報処理装置 10 0との間の距離を取得することができ、音声信号の発信回数を低減することができる。

[0033] また、以上において、要求側情報処理装置 100内の時刻同期部 205は、距離測定を要求された後に、時刻同期を行い（S300)、その後に S320に示した音声送信タイミングの送信を行ってもよい。同様に、応答側情報処理装置 100内の時刻同期部 20 5は、音声送信タイミング受信部 252が音声送信タイミングを受信した場合 (S322)に、まず S302に示したように NTPサーバ 120が計時する時刻を取得し、取得した時刻に基づ!/、て当該情報処理装置 100が計時する時刻を合わせてもよ、（S 320)。この場合、要求側情報処理装置 100は、音声送信タイミングを応答側情報処理装置 1 00へ送信した後、応答側情報処理装置 100が時刻同期に要する時間の経過を待つてから、音声信号を送信する。これにより、応答側情報処理装置 100内の音声信号受信部 254は、応答側情報処理装置 100が計時する時刻を合わせた後に音声信号を受信することができる。

[0034] また、以上において、応答側情報処理装置 100内の音声信号受信部 254は、音声送信タイミング受信部 252により受信した前記音声送信タイミングにより指定されたタイミングを含む予め定められた期間 (例えば 5秒等)の間音声信号を受信し、この期間の間に音声信号を受信できな力つた場合に音声信号の受信処理を中止してもよい。この場合、距離送信部 262は、予め定められた期間の間に音声信号を受信しなかった場合に、音声信号を受信しなかったことを要求側情報処理装置 100へ通知する。この通知を受けて、要求側情報処理装置 100は、図 3に示した処理を再度行うことがでさる。

音声信号を受信する期間を制限することにより、応答側情報処理装置 100は、音声信号を常時受信する場合と比較し消費電力を低減することができる。

[0035] 図 4は、本実施形態に係る情報処理装置 100の外観の一例を示す。情報処理装置 100は、使用者からのキー入力を受け付けるキーボード 400を有する本体部 410と、使用者に対して情報を表示するディスプレイ 420を有するカバー部 430と、開閉検出部 440とを備える。

[0036] 本実施形態においてカバー部 430は、本体部 410に対して開閉可能に設けられる。すなわち、カバー部 430は、本体部 410に対して閉じられた場合に、キーボード 40 0及びディスプレイ 420を相対させて使用者がキーボード 400及びディスプレイ 420 を使用できない状態とする。一方、本体部 410に対して開かれた場合に、使用者がキーボード 400及びディスプレイ 420を使用できる状態とする。

開閉検出部 440は、例えばカバー部 430が本体部 410に対して閉じられた場合に押されるボタンを含んで構成され、カバー部 430が本体部 410に対して閉じられたか否かを検出する。

[0037] 図 5は、本実施形態に係る測定指示部 207の構成を示す。測定指示部 207は、加速度センサ 500と、再測定処理部 510と、開閉検出部 440と、距離情報削除要求部 530とを有する。加速度センサ 500は、当該情報処理装置 100の移動を検出する。再測定処理部 510は、加速度センサ 500により当該情報処理装置 100の移動が検出された場合に、他の 1又は複数の情報処理装置 100に対応付けて距離記憶部 29 0に格納した距離を削除する。そして、再測定処理部 510は、当該情報処理装置 10 0が静止した場合に、他の情報処理装置 100との間の距離の測定を音声送信タイミング送信部 212に指示する。これにより再測定処理部 510は、当該情報処理装置 10 0の移動が検出された場合に、他の情報処理装置 100との間の距離の測定を他の情報処理装置 100により再度行なわせることができ、当該情報処理装置 100及び他の情報処理装置 100の距離記憶部 290に格納される距離の情報を更新することができる。

[0038] 以上に代えて再測定処理部 510は、加速度センサ 500により当該情報処理装置 1 00の移動が検出された場合に、通信 IF200を介して、距離の再測定を他の情報処理装置 100へ要求してもよい。この再測定の要求を受けると、他の情報処理装置 10 0内の測定指示部 207が有する再測定処理部 510は、距離の測定を音声送信タイミング送信部 212に指示する。

[0039] また、再測定処理部 510は、カバー部 430が本体部 410に対して開かれた場合に、他の情報処理装置 100との間の距離の測定を音声送信タイミング送信部 212に指示してもよい。これにより再測定処理部 510は、当該情報処理装置 100が使用者により使用可能となった場合において、他の情報処理装置 100との間の距離を測定し、距離情報を使用可能とすることができる。

[0040] 距離情報削除要求部 530は、カバー部 430が本体部 410に対して閉じられた場合に、他の情報処理装置 100に記憶された、他の情報処理装置 100及び当該情報処理装置 100の間の距離情報の削除を、通信 IF200を介して他の情報処理装置 100 へ要求する。これにより距離情報削除要求部 530は、当該情報処理装置 100が使用されない状態となった場合に、他の情報処理装置 100に記憶された当該情報処理装置 100の距離情報を削除させ、他の情報処理装置 100の使用者に対して当該情報処理装置 100の距離情報を使用させない様にすることができる。また、距離情報削除要求部 530は、カバー部 430が本体部 410に対して閉じられた場合に、距離記憶部 290に記憶された、他の情報処理装置 100及び当該情報処理装置 100の間の距離情報を削除してもよい。

[0041] 図 6は、本実施形態の第 1変形例に係る距離測定システム 10の構成を示す。本変形例において、複数の情報処理装置 100は、通信ネットワーク 110及び基地局 115 を備え、基地局 115により無線通信を中継する無線通信ネットワークに接続される。本変形例に係る無線通信ネットワークは、例えば IEEE802. llaZbZg等の規格に基づく。本変形例に係る情報処理装置 100は、以下の図 7及び図 8に説明する点、及び、情報処理装置 100内の通信 IF200が無線により通信する点を除き、図 2から図 5に示した情報処理装置 100と同一の機能及び構成を採る。

[0042] 本変形例において、各情報処理装置 100は、第 1の無線通信モード又は第 2の無線通信モードのいずれかを用いて他の情報処理装置 100と通信することができる。第 1の無線通信モードは、例えば IEEE802. 11におけるインフラストラクチャモードであり、当該情報処理装置 100及び他の情報処理装置 100の間で、基地局 115を介して無線通信パケットを送受信する。第 2の無線通信モードは、例えば IEEE802. 11におけるアドホックモードであり、当該情報処理装置 100及び他の情報処理装置 100の間で、基地局 115を介さず無線通信パケットを直接送受信する。

[0043] 図 7は、本実施形態の第 1変形例に係る時刻同期部 205の構成を示す。本変形例に係る時刻同期部 205は、図 1に示した NTPサーバ 120を用いて他の情報処理装置 100との間で同期を取る構成に代えて、第 2の無線通信モードを用いて他の情報処理装置 100との間で同期用の無線通信パケットを直接送受信することにより同期を取ることを特徴とする。

[0044] 本変形例に係る時刻同期部 205は、モード切替指示パケット送信部 700と、無線通信モード切替部 720と、同期パケット送信部 710と、同期パケット受信部 730と、基準時刻設定部 740と、計時部 750を有する。モード切替指示パケット送信部 700は、他の情報処理装置 100及び当該情報処理装置 100の基準時刻を同期する処理を開始する場合に、当該処理の開始を指示する同期開始パケットを、当該他の情報処理装置 100へ無線により基地局 115を介して送信する。無線通信モード切替部 720は、当該情報処理装置 100の無線通信モードを、第 1の無線通信モード及び第 2の無線通信モードの間で切り替える。より具体的には、各情報処理装置 100は、通常のデータ通信時には第 1の無線通信モードを用いてデータ通信を行う。そして、基準時刻を同期する処理を開始すると、同期開始パケットを送信した情報処理装置 100、及び、同期開始パケットを受信した情報処理装置 100の無線通信モード切替部 720は、当該情報処理装置 100の無線通信モードを、第 1の無線通信モードから第 2の無線通信モードに切り替える。

[0045] 同期パケット送信部 710は、第 2の無線通信モードを用いて、同期用の無線通信パケットである同期パケットを他の情報処理装置 100へ直接送信する。同期パケット受信部 730は、他の情報処理装置 100が送信した同期パケットを、第 2の無線通信モードにより当該他の情報処理装置 100から基地局 115を介さず直接受信する。基準時刻設定部 740は、他の情報処理装置 100に対して同期パケットを送信した時刻、又は、他の情報処理装置 100から同期パケットを受信した時刻に基づいて、計時部 750により計時される当該情報処理装置 100の基準時刻を設定する。計時部 750は、当該情報処理装置 100の内部時計を含み、基準時刻設定部 740により設定された基準時刻を基に計時を行う。そして計時部 750は、計時している基準時刻を距離測定マスタ部 210及び距離測定スレーブ部 250へ供給する。

[0046] 図 8は、本実施形態の第 1変形例に係る時刻同期部 205の動作フローを示す。ここで、同期を要求する要求側情報処理装置 100及び同期要求に応答する応答側情報処理装置 100の間の基準時刻を同期する処理を開始する前においては、要求側情報処理装置 100及び応答側情報処理装置 100は、第 1の無線通信モードにより無線通信を行っているものとする。

[0047] まず、要求側情報処理装置 100及び応答側情報処理装置 100の間の基準時刻を同期する処理を開始する場合に、要求側情報処理装置 100のモード切替指示パケット送信部 700は、第 1の無線通信モードにより、同期開始パケットを通信 IF200を介して応答側情報処理装置 100へ送信する（S800)。次に、要求側情報処理装置 10 0の無線通信モード切替部 720は、要求側情報処理装置 100の無線通信モードを、無線通信パケットを基地局 115を介して応答側情報処理装置 100へ送信する第 1の無線通信モード (例えばインフラストラクチャモード)から、基地局 115を介さず応答側情報処理装置 100へ直接送信する第 2の無線通信モード (例えばアドホックモード）へ切り替える（S815)。

[0048] 基地局 115は、要求側情報処理装置 100により送信された同期開始パケットを中継する（S805)。応答側情報処理装置 100の無線通信モード切替部 720は、基地局 115により中継された同期開始パケットを通信 IF200を介して受信する（S810)。そして無線通信モード切替部 720は、応答側情報処理装置 100の無線通信モードを、要求側情報処理装置 100から送信された無線通信パケットを基地局 115を介して受信する第 1の無線通信モードから、基地局 115を介さず要求側情報処理装置 1 00から直接受信する第 2の無線通信モードへ切り替える（S820)。

[0049] 次に、要求側情報処理装置 100の同期パケット送信部 710は、同期用の無線通信パケットである同期パケットを、第 2の無線通信モードを用いて、応答側情報処理装置 100へ基地局 115を介さず直接送信する（S825)。応答側情報処理装置 100の同期パケット受信部 730は、要求側情報処理装置 100が送信した同期パケットを、第 2の無線通信モードを用いて、要求側情報処理装置 100から基地局 115を介さず直接受信する（S830)。

[0050] 次に、要求側情報処理装置 100の基準時刻設定部 740は、同期パケット送信部 7 10が同期パケットを送信した時刻に基づいて、要求側情報処理装置 100の基準時刻を計時部 750に設定する (S835)。また、応答側情報処理装置 100の基準時刻設定部 740は、無線通信モード切替部 720が同期パケットを受信した時刻に基づいて、応答側情報処理装置 100の基準時刻を計時部 750に設定する（S840)。ここで要求側情報処理装置 100及び応答側情報処理装置 100の計時部 750は、同期バケツトを送信した時刻及び同期パケットを受信した時刻を基準時刻として記憶し、当該基準時刻からの経過時間を距離測定マスタ部 210及び距離測定スレーブ部 250に供給してもよい。これに代えて、要求側情報処理装置 100の同期パケット送信部 710が同期パケットを送信する時刻を同期パケットに含め、応答側情報処理装置 100の基準時刻設定部 740が当該時刻又は当該時刻に同期パケットの送受信の遅延時間を加えた時刻を計時部 750の内部時計に設定してもよい。

[0051] 次に、基準時刻の同期を終えると、要求側情報処理装置 100及び応答側情報処理装置 100の無線通信モード切替部 720は、無線通信モードを、第 2の無線通信モ一ドカも第 1の無線通信モード (例えばインフラストラクチャモード)へ切り替える（S84 5、 S850)。ここで、要求側情報処理装置 100の無線通信モード切替部 720は、同期開始パケット又は同期パケットを送信して力予め定められたタイムアウト時間の経過後に、当該要求側情報処理装置 100の無線通信モードを第 1の無線通信モードに切り替えてもよい。同様に、応答側情報処理装置 100の無線通信モード切替部 72 0は、同期開始パケットを受信してから予め定められたタイムアウト時間の間に同期パケットを受信しな力つた場合に、当該応答側情報処理装置 100の無線通信モードを第 1の無線通信モードに切り替えてもよい。これにより、無線通信モード切替部 720 は、無線通信パケットの送受信に障害が発生し基準時刻の同期ができな力つた場合にお!/、ても、要求側情報処理装置 100及び応答側情報処理装置 100を第 1の無線通信モードに戻すことができ、通常のデータ通信を継続させることができる。

[0052] 以上の処理の結果、要求側情報処理装置 100の基準時刻及び応答側情報処理装置 100の基準時刻が同期される。音声送信タイミング送信部 212は、同期パケットを送信した時刻に基づ!ヽて設定された基準時刻に基づ!ヽて定めた音声送信タイミングを応答側情報処理装置 100へ送信する（図 3の S320)。応答側情報処理装置 10 0の音声送信タイミング受信部 252は、この音声送信タイミングを受信する（図 3の S3 22)。そして、要求側情報処理装置 100及び応答側情報処理装置 100は、以下図 3 と同様にして距離の測定を行う。

[0053] 以上に示した時刻同期部 205によれば、要求側情報処理装置 100が同期パケットを送信した時刻と応答側情報処理装置 100が同期パケットを受信した時刻とを同期することにより、要求側情報処理装置 100及び応答側情報処理装置 100の基準時刻を同期させることができる。この際、要求側情報処理装置 100及び応答側情報処理装置 100は、第 2の無線通信モードを用いて、同期パケットを基地局 115を介さず直接送受信する。したがって、要求側情報処理装置 100が同期パケットを送信するタイミング及び応答側情報処理装置 100が同期パケットを受信するタイミングはほぼ同時となるため、要求側情報処理装置 100及び応答側情報処理装置 100は、基準時刻を正確に合わせることができる。

[0054] 図 9は、本実施形態の第 2変形例に係る情報処理装置 100の構成を示す。本変形例に係る情報処理装置 100は、距離測定の応答側情報処理装置 100において距離を算出するのに代えて、距離測定の要求側情報処理装置 100において距離を算出する。図 9において図 2と同一の符号を付した構成要素は、以下に説明する点を除き図 2に関連して説明した機能及び構成を有する。

[0055] 本変形例に係る距離測定マスタ部 210は、音声送信タイミング送信部 212と、音声信号送信部 214と、音声受信タイミング受信部 900と、距離算出部 258と、条件判断部 260とを有する。音声送信タイミング送信部 212及び音声信号送信部 214は、図 2 の音声送信タイミング送信部 212及び音声信号送信部 214と同様の機能及び構成を有する。音声受信タイミング受信部 900は、音声信号送信部 214が送信した音声信号を他の情報処理装置 100が受信した音声受信タイミングを、当該他の情報処理装置 100から通信ネットワーク 110を介して受信する。距離算出部 258は、音声信号送信部 214が音声信号を送信した音声送信タイミングと、当該他の情報処理装置 10 0から受信した音声受信タイミングとに基づいて、当該情報処理装置 100及び当該他の情報処理装置 100の間の距離を算出する。音声送信タイミング及び音声受信タイミングに基づく距離の算出方法は、図 2に示した距離算出部 258と同様である。

[0056] 条件判断部 260は、図 2に示した条件判断部 260と同様にして、当該情報処理装置 100及び他の情報処理装置 100の間の距離又は音声伝搬時間が予め設定された条件を満たすか否かを判断する。そして、条件判断部 260は、当該条件を満たすと判断した場合に、当該距離を当該他の情報処理装置 100と対応付けて条件判断部 260に格納する。

[0057] 本変形例に係る距離測定スレーブ部 250は、音声送信タイミング受信部 252と、音声信号受信部 254と、音声受信タイミング特定部 256と、音声受信タイミング送信部 9 10とを有する。音声送信タイミング受信部 252、音声信号受信部 254、及び音声受信タイミング特定部 256は、図 2における同一符号の構成要素と同様の機能及び構成を有する。音声受信タイミング送信部 910は、当該情報処理装置 100の音声受信タイミング特定部 256が当該情報処理装置 100の基準時刻に基づいて特定した、音声信号を受信した音声受信タイミングを、音声信号を送信した他の情報処理装置 10 0へ通信ネットワーク 110により送信する。

[0058] 図 10は、本実施形態の第 2変形例に係る情報処理装置 100の動作フローを示す。

要求側情報処理装置 100及び応答側情報処理装置 100は、図 3における同一符号の処理ステップと同様にして、 S300、 S302、 S320、 S322、 S330、 S332、及び S334の処理を行う。次に、応答側情報処理装置 100の音声受信タイミング送信部 9 10は、音声受信タイミング特定部 256が基準時刻に基づいて特定した音声受信タイミングを、要求側情報処理装置 100へ無線により送信する（S1000)。

[0059] 次に、要求側情報処理装置 100の音声受信タイミング受信部 900は、応答側情報処理装置 100から音声受信タイミングを無線により受信する（S1010)。要求側情報処理装置 100は、図 3における応答側情報処理装置 100の S340及び S350の処理と同様にして、 S340及び S350の処理を行う。そして、要求側情報処理装置 100及び応答側情報処理装置 100の間の距離又は音声伝搬時間が予め設定された条件を満たす場合（S350)に、図 3における S370及び S380と同様にして当該距離の記憶（S370)及び出力（S380)を行う。

[0060] 図 11は、本実施形態の第 3変形例に係る情報処理装置 100の構成を示す。本変形例において、応答側情報処理装置 100は、要求側情報処理装置 100から受けた音声送信タイミングに音声信号を送信し、要求側情報処理装置 100は、当該音声信号を受信して距離を算出する。図 11において図 9と同一の符号を付した構成要素は、以下に説明する点を除き図 9に関連して説明した機能及び構成を有する。

[0061] 本変形例に係る距離測定マスタ部 210は、音声送信要求送信部 1100と、音声信号受信部 254と、音声受信タイミング特定部 256と、距離算出部 258と、条件判断部 260とを有する。音声送信要求送信部 1100は、図 9の音声送信タイミング送信部 21 2に代えて設けられ、当該情報処理装置 100の基準時刻に基づき定めた音声送信タイミングに音声信号を送信することを要求する音声送信要求を、通信 IF200を介して他の情報処理装置 100へ送信する。音声信号受信部 254は、図 9の音声信号受信部 254と同様の機能及び構成を有し、当該音声送信タイミングにおいて他の情報処理装置 100が送信した音声信号を受信する。音声受信タイミング特定部 256は、図 9 の音声受信タイミング特定部 256と同様の機能及び構成を有し、当該情報処理装置 100の基準時刻に基づいて、音声信号受信部 254が音声信号を受信した音声受信タイミングを特定する。距離算出部 258及び条件判断部 260は、図 9に示した距離算出部 258及び条件判断部 260と同様の機能及び構成を有する。

[0062] 本変形例に係る距離測定スレーブ部 250は、音声送信要求受信部 1110と、音声信号送信部 214とを有する。音声送信要求受信部 1110は、図 9の音声送信タイミング受信部 252に代えて設けられ、他の情報処理装置 100から音声送信要求を受信する。音声信号送信部 214は、当該情報処理装置 100の基準時刻に基づいて、音声送信要求により指定される音声送信タイミングにおいて音声信号を送信する。

[0063] 図 12は、本実施形態の第 3変形例に係る情報処理装置 100の動作フローを示す。

要求側情報処理装置 100及び応答側情報処理装置 100は、図 10における同一符号の処理ステップと同様にして、 S300及び S302の処理を行う。次に、要求側情報処理装置 100の音声送信要求送信部 1100は、音声送信要求を応答側情報処理装置 100へ送信する（S321)。応答側情報処理装置 100は、音声送信要求受信部 11 10により音声送信要求を受信し (S323)、当該音声送信要求により指定される音声送信タイミングにおいて音声信号を音声信号送信部 214により送信する（S330)。

[0064] 次に、要求側情報処理装置 100の音声信号受信部 254は、応答側情報処理装置 100により送信された音声信号を受信する（S332)。次に、要求側情報処理装置 10 0の音声受信タイミング特定部 256は、図 10における S334と同様にして、音声信号受信タイミングを特定する（S334)。そして、要求側情報処理装置 100は、図 10における同一符号の処理ステップと同様にして、 S340、 S350、 S370、及び S380の処理を行う。

[0065] 図 13は、本実施形態の第 4変形例に係る時刻同期部 205の構成を示す。本変形例に係る情報処理装置 100は、図 11に示した情報処理装置 100における時刻同期部 205に代えて、図 13に示した時刻同期部 205を備える。

[0066] 本変形例に係る時刻同期部 205は、モード切替指示パケット送信部 700と、無線通信モード切替部 720と、測定開始指示部 1300と、基準時刻設定部 740と、計時部 7 50とを有する。図 13において図 7と同一の符号を付した構成要素は，以下に説明する点を除き図 7に関連して説明した機能及び構成を有する。

[0067] モード切替指示パケット送信部 700は、図 7に示したモード切替指示パケット送信部 700が送信する同期開始パケットに代えて、他の情報処理装置 100の無線通信モ一ドを第 1の無線通信モードから第 2の無線通信モードへ切り替えることを指示するモード切替指示パケットを当該他の情報処理装置 100へ通信ネットワーク 110により送信する。これによりモード切替指示パケット送信部 700は、当該他の情報処理装置 100の無線通信モードを第 2の無線通信モードへ切り替えることを指示する。無線通信モード切替部 720は、モード切替指示パケット送信部 700がモード切替指示パケットを他の情報処理装置 100へ送信した場合に、当該情報処理装置 100の無線通信モードを、第 1の無線通信モードから第 2の無線通信モードへ切り替える。また、当該他の情報処理装置 100の無線通信モード切替部 720は、当該情報処理装置 100 力もモード切替指示パケットを受信した場合に、当該他の情報処理装置 100の無線通信モードを、第 1の無線通信モードから第 2の無線通信モードへ切り替える。

[0068] 測定開始指示部 1300は、モード切替指示パケット送信部 700がモード切替指示パケットを送信し、無線通信モード切替部 720が当該情報処理装置 100の無線通信モードを第 2の無線通信モードへ切り替えた状態で、距離測定マスタ部 210内の音声送信要求送信部 1100へ距離の測定開始を指示し、音声送信要求を送信させる。これにより測定開始指示部 1300は、音声送信要求送信部 1100により第 2の無線通信モードを用いて音声送信要求を送信させる。この結果、測定開始指示部 1300は、他の情報処理装置 100に対し、音声送信要求を受信した時刻に基づいて当該他の情報処理装置 100の基準時刻を設定させることができる。より具体的には、音声送信要求を受信した他の情報処理装置 100内の音声送信要求受信部 1110及び音声信号送信部 214は、音声送信要求を受信したタイミングを基準時刻として、当該基準時刻から予め定められた遅延時間の後に音声信号を送信する。また、測定開始指示部 1300は、音声送信要求送信部 1100が音声送信要求を送信したタイミングに基づいて、応答側情報処理装置 100が音声信号を送信する音声送信タイミングを特定し、当該音声送信タイミングに基づく基準時刻を基準時刻設定部 740により設定させる。基準時刻設定部 740及び計時部 750は、図 7に示した基準時刻設定部 740及び計時部 750と同様の機能及び構成を有する。

[0069] 以上に示した時刻同期部 205によれば、要求側情報処理装置 100は、第 2の無線通信モードを用いて、基地局 115を介さず音声送信要求を応答側情報処理装置 10 0へ直接送信することができる。したがって、要求側情報処理装置 100の距離算出部 258は、要求側情報処理装置 100による音声送信要求の送信タイミングと、音声信号受信部 254が音声信号を受信した音声受信タイミングと、応答側情報処理装置 10 0に定められた遅延時間とに基づいて、要求側情報処理装置 100及び応答側情報処理装置 100の間の距離を十分な精度で求めることができる。

[0070] 図 14は、本実施形態の第 5変形例に係る情報処理装置 100の構成を示す。本変形例において、要求側情報処理装置 100は、応答側情報処理装置 100へ第 1音声信号を送信し、応答側情報処理装置 100は、第 1音声信号を受信して予め定められた遅延時間の後に第 2音声信号を送信する。そして、要求側情報処理装置 100は、第 2音声信号を受信して、第 1音声信号を送信してから第 2音声信号を送信するまでに要した時間に基づき要求側情報処理装置 100及び応答側情報処理装置 100の間の距離を算出する。図 14において図 11と同一の符号を付した構成要素は、以下に説明する点を除き図 11に関連して説明した機能及び構成を有する。

[0071] 本変形例に係る距離測定マスタ部 210は、第 1音声信号送信部 1400と、第 2音声信号受信部 1410と、音声受信タイミング特定部 256と、遅延時間記憶部 1450と、音声処理時間記憶部 1460と、距離算出部 258と、条件判断部 260とを有する。第 1音声信号送信部 1400は、測定指示部 207から測定開始の指示を受けて、他の情報処理装置 100に対して第 1音声信号を送信する。第 2音声信号受信部 1410は、当該他の情報処理装置 100が第 1音声信号を受信してから予め定められた遅延時間経過後に送信する第 2音声信号を受信する。音声受信タイミング特定部 256は、図 11 に示した音声受信タイミング特定部 256と同様の機能及び構成を有し、第 2音声信号受信部 1410が第 2音声信号を受信した音声受信タイミングを特定する。

[0072] 遅延時間記憶部 1450は、他の情報処理装置 100が第 1音声信号を受信してから第 2音声信号を送信するまでの遅延時間を記憶する。ここで当該遅延時間は、応答側となる情報処理装置 100が第 1音声信号を受信してから第 2音声信号を送信するまでに要する時間以上の値に設定される。音声処理時間記憶部 1460は、第 1音声信号の送信を第 1音声信号送信部 1400に指示して力も第 1音声信号が送信されるまでの音声送信処理時間と、第 2音声信号受信部 1410が第 2音声信号を受信して力第 2音声信号の受信を通知するまでの音声受信処理時間とを記憶する。

[0073] 距離算出部 258は、第 1音声信号を送信した音声送信タイミング、第 2音声信号を受信した音声受信タイミング、及び、遅延時間記憶部 1450に記憶された遅延時間に基づいて、当該情報処理装置 100及び他の情報処理装置 100の間の距離を算出する。本変形例に係る距離算出部 258は、第 1音声信号送信部 1400が第 1音声信号の送信指示を受けたタイミングに音声送信処理時間を加えて正確な音声送信タイミングを求め、第 2音声信号受信部 1410が第 2音声信号の受信を通知した時間から音声受信処理時間を減じて正確な音声受信タイミングを求める。条件判断部 260は、図 11に示した条件判断部 260と同様の機能及び構成を有する。

[0074] 本変形例に係る距離測定スレーブ部 250は、第 1音声信号受信部 1420と、音声信号処理部 1430と、第 2音声信号送信部 1440とを有する。第 1音声信号受信部 14 20は、他の情報処理装置 100が送信した第 1音声信号を受信する。音声信号処理部 1430は、第 1音声信号のデータを変換し、第 2音声信号を生成する。第 2音声信号送信部 1440は、第 1音声信号を受信してから遅延時間記憶部 1450に設定された遅延時間の経過後に第 2音声信号を送信する。

[0075] 図 15は、本実施形態の第 5変形例に係る情報処理装置 100の動作フローを示す。

まず、要求側情報処理装置 100の第 1音声信号送信部 1400は、応答側情報処理装置 100へ第 1音声信号を送信する (S1500)。ここで、本変形例に係る第 1音声信号送信部 1400は、当該第 1音声信号を識別する音声信号識別情報等を含むデータを変調して音声に変換することにより、第 1音声信号を生成する。第 1音声信号送信部 1400は、要求側情報処理装置 100を識別する IPアドレス等の機器識別情報等を、第 1音声信号に更に含めてもよぐ第 1音声信号を受信した後に第 2音声信号を送信するまでの間の遅延時間を指定する遅延時間指定情報を更に含めてもよい。次に、応答側情報処理装置 100の第 1音声信号受信部 1420は、要求側情報処理装置 100が送信した第 1音声信号を受信する（S1520)。

[0076] 次に、応答側情報処理装置 100の音声信号処理部 1430は、音声信号処理を行い、第 1音声信号を変換して第 2音声信号を生成する (S1530)。より具体的には、応答側情報処理装置 100の音声信号処理部 1430は、まず、第 1音声信号を復調して送信されたデータを取得する。そして、音声信号処理部 1430は、第 1音声信号から取得されたデータから当該第 1音声信号を識別する音声信号識別情報を抽出する。また、当該データに機器識別情報及び Z又は遅延時間指定情報が含まれて、る形態においては、音声信号処理部 1430は、これらの情報を更に抽出する。次に、音声信号処理部 1430は、第 1音声信号の識別情報と、応答側情報処理装置 100を識別する機器識別情報とを含む返信データを生成する。そして、音声信号処理部 1430 は、この返信データを変調して、第 2音声信号に変換する。

[0077] 次に、応答側情報処理装置 100の第 2音声信号送信部 1440は、第 1音声信号を受信してから予め定められた遅延時間の経過後（S1535)に、第 2音声信号を送信する（S1540)。ここで、第 2音声信号送信部 1440は、遅延時間記憶部 1450に記憶された遅延時間と同一の遅延時間の経過を待って第 2音声信号を送信してもよぐこれに代えて第 1音声信号から抽出した遅延時間指定情報により指定される遅延時間の経過を待って第 2音声信号を送信してもよヽ。

[0078] 次に、要求側情報処理装置 100の第 2音声信号受信部 1410は、第 2音声信号を受信し (S1510)、第 2音声信号を受信した音声受信タイミングを特定する (S334)。次に、距離算出部 258は、音声処理時間記憶部 1460に記憶された音声送信処理時間及び音声受信処理時間を用いて補正した音声送信タイミング及び音声受信タイミングの時間差から、遅延時間記憶部 1450に記憶された遅延時間を減じて、要求側情報処理装置 100及び応答側情報処理装置 100の間の往復の音声伝搬時間を求める。そして、距離算出部 258は、この音声伝搬時間に音速を乗じて 2で割ることにより、要求側情報処理装置 100及び応答側情報処理装置 100の間の距離を算出する

[0079] そして、要求側情報処理装置 100は、図 12における同一符号の処理ステップと同様にして、 S350、 S370、及び S380の処理を行う。

[0080] 本変形例に示した情報処理装置 100によれば、 NTPサーバ 120が近傍に存在せず、要求側情報処理装置 100及び応答側情報処理装置 100の少なくとも一方が無線通信インターフェイスを有しな、場合にぉ、ても、要求側情報処理装置 100及び応答側情報処理装置 100の間の距離を正確に求めることができる。

[0081] 本変形例において、第 1音声信号送信部 1400は、測定指示部 207から距離を測定する要求を受けた場合にぉ、て、要求側情報処理装置 100及び応答側情報処理装置 100とに共通に定められた複数の時間帯の少なくとも 1つにおいて第 1音声信号を送信してもよい。そして、応答側情報処理装置 100の第 1音声信号受信部 1420 は、複数の時間帯のそれぞれにおいて、第 1音声信号を受信するか否かを検出し、複数の時間帯のいずれにも属さない時間帯においては受信処理を行わず、第 1音声信号の受信を検出しな、ようにしてもよ、。

すなわち例えば、要求側情報処理装置 100は、毎分 0から 5秒、及び、毎分 30から 35秒等の予め定められた複数の時間帯においてのみ第 1音声信号を送信する。そして、応答側情報処理装置 100は、毎分 0から 5秒、毎分 30から 35秒の各時間帯においてのみ、第 1音声信号を受信するか否かを検出する。これにより、応答側情報処理装置 100は、常に第 1音声信号を受信するか否かを検出する場合と比較し、処理負荷及び消費電力を低減することができる。

なお、図 2に示した情報処理装置 100において、要求側情報処理装置 100から応答側情報処理装置 100に対して音声送信予告パケットを送信することなく音声信号を送信する形態を採る場合においても、上記の機能を用いることができる。

[0082] また以上において、応答側情報処理装置 100が上記の遅延時間を決定する形態を採ってもよい。すなわち例えば、上記の S1530において、音声信号処理部 1430 は、応答側情報処理装置 100により決定された遅延時間をデータとして含む第 2音声信号を生成する。そして、第 2音声信号送信部 1440は、応答側情報処理装置 10 0により決定された当該遅延時間の経過後に、第 2音声信号を送信する。

[0083] また、要求側情報処理装置 100が送信した第 1音声信号に対し、複数の応答側情報処理装置 100が第 2音声信号を送信する場合、各応答側情報処理装置 100のそれぞれに互!ヽに異なる遅延時間を設定してもよヽ。

[0084] 図 16は、本実施形態の第 6変形例に係る情報処理装置 100の構成を示す。本変形例に係る情報処理装置 100は、測定した距離に基づいて周囲の情報処理装置 10 0の配置を算出し、利用者へ出力する。本図において図 2と同一の符号を付した部材は、図 2と同様の機能及び構成を採るため、以下相違点を除き説明を省略する。

[0085] 本変形例に係る情報処理装置 100は、距離交換部 1800と、配置算出部 1810と、配置交換部 1815と、配置出力部 1820と、選択配置入力部 1830と、選択配置送信部 1840と、選択配置受信部 1850とを更に備える。距離交換部 1800は、他の情報処理装置 100との間で距離記憶部 290に格納された距離の情報を交換する。配置算出部 1810は、当該情報処理装置 100と周囲の情報処理装置 100との間の距離、他の情報処理装置 100と周囲の情報処理装置 100との間の距離に基づいて、当該情報処理装置 100及び周囲の情報処理装置 100の空間的な配置を算出する。

[0086] 配置交換部 1815は、他の情報処理装置 100との間で、当該情報処理装置 100及び周囲の情報処理装置 100の空間的な配置の情報を交換する。配置出力部 1820 は、当該情報処理装置 100及び周囲の情報処理装置 100の空間的な配置を情報処理装置 100の利用者へ表示する等により出力する。選択配置入力部 1830は、配置出力部 1820が利用者へ出力した複数種類の配置の中から、いずれかの配置を利用者に選択させる。選択配置送信部 1840は、利用者により選択された選択配置を他の情報処理装置 100へ送信する。選択配置受信部 1850は、他の情報処理装置 100から選択配置を受信する。これを受けて配置出力部 1820は、予め定められた条件の下、他の情報処理装置 100から受信した選択配置を優先して利用者へ出力する。

[0087] 以上に示した距離交換部 1800、配置算出部 1810、配置交換部 1815、配置出力部 1820、選択配置入力部 1830、選択配置送信部 1840、及び選択配置受信部 18 50は、図 9、図 11、又は図 14に示した情報処理装置 100に設けられてもよい。

[0088] 図 17は、本実施形態に第 6変形例に係る情報処理装置 100の動作フローを示す。

本動作フローにおいて、情報処理装置 100a及び情報処理装置 100bは、相互にコミュ-ケーシヨンを行うために一時的に構成された情報処理装置 100の組である通信グループに属する。そして、当該通信グループ内の情報処理装置 100a〜bは、既に距離の測定を終え、相互の配置を算出しているものとする。

[0089] まず、情報処理装置 100a及び情報処理装置 100bからなる通信グループに新たに参加しょうとする情報処理装置 100cは、要求側情報処理装置 100として距離の測定を情報処理装置 100a及び情報処理装置 100bへ要求する（S 1700)。これを受けて、情報処理装置 100a及び情報処理装置 100bは、それぞれ情報処理装置 100c との間の距離を測定して距離記憶部 290に記憶すると共に、当該距離を情報処理装置 100cへ返信する（S1705)。情報処理装置 100cは、情報処理装置 100a及び情報処理装置 100bのそれぞれとの間の距離を、距離記憶部 290へ格納する。また、 S 1705の処理において、情報処理装置 100a〜bは、それぞれの情報処理装置 100 が属する通信グループの識別情報 (ID)を、距離と共に情報処理装置 100cへ送信する。

[0090] 次に、既に構成されている通信グループのいずれかの情報処理装置 100 (例えば情報処理装置 100b)内の配置交換部 1815は、新たに通信グループに参加しようとする情報処理装置 100cに、当該通信グループ内の情報処理装置 100の空間的な配置の情報を送信する（S 1710)。そして、情報処理装置 100c内の配置交換部 181 5は、この配置の情報を受信して配置算出部 1810に供給する（S1720)。この空間的な配置は、現実の 2次元空間又は 3次元空間における各情報処理装置 100の位置を示す情報である。ここで、空間内の情報処理装置 100の位置は、 xy座標又は xy z座標により表現されてもよい。これに代えて、空間内の情報処理装置 100の位置は、距離測定の精度を基準とした正方形、正六角形等のセルにより空間を分割した場合における、セルの位置又は番号により表現されてもよい。

[0091] 次に、情報処理装置 100a及び情報処理装置 100bの距離交換部 1800は、他の情報処理装置 100との間で距離の情報を交換する (S 1730)。より具体的には、情報処理装置 100aの距離交換部 1800は、周囲に位置する複数の他の情報処理装置 1 00のうち、少なくとも 1つの他の情報処理装置 100 (例えば情報処理装置 100b)から、当該他の情報処理装置 100bと、当該他の情報処理装置 100b以外の他の情報処理装置 100 (例えば情報処理装置 100c)との間のそれぞれの距離を取得する。同様に情報処理装置 100bの距離交換部 1800は、周囲に位置する複数の他の情報処理装置 100のうち、少なくとも 1つの他の情報処理装置 100 (例えば情報処理装置 1 00a)から、当該他の情報処理装置 100aと、当該他の情報処理装置 100a以外の他の情報処理装置 100 (例えば情報処理装置 100c)との間のそれぞれの距離を取得する。

[0092] 次に、情報処理装置 100a〜cの配置算出部 1810は、新たに通信グループに参カロしょうとする情報処理装置 100cを含めた配置を算出する（S1740)。より具体的には、情報処理装置 100aの配置算出部 1810は、距離測定スレーブ部 250内の距離算出部 258が算出した複数の他の情報処理装置 100との間の距離 (例えば情報処理装置 100aと情報処理装置 100b〜cとの間の距離）、及び、距離交換部 1800が取得した距離 (例えば情報処理装置 100bと情報処理装置 100cとの間の距離）に基づ V、て、当該情報処理装置 100a及び複数の他の情報処理装置 100 (例えば情報処理装置 100b〜c)の配置を算出する。すなわち例えば、配置算出部 1810は、情報処理装置 100aと情報処理装置 100bとの間の距離、情報処理装置 100aと情報処理装置 100cとの間の距離、及び、情報処理装置 100bと情報処理装置 100cとの間の距離から、情報処理装置 100a〜cの空間的な配置を求める。同様にして、情報処理装置 100bの配置算出部 1810は、情報処理装置 100a〜cの空間的な配置を求める

[0093] また、情報処理装置 100c内の配置算出部 1810は、受信した配置の情報に含まれる各情報処理装置 100の位置と、 S 1700及び S 1705にお、て受信した各情報処理装置 100との間の距離に基づいて、当該情報処理装置 100cの位置を算出する（S1 740)。すなわち、情報処理装置 100cは、既に求められた各情報処理装置 100の配置に、当該情報処理装置 100cの位置をカ卩えて、情報処理装置 100a〜cの配置を得る。

[0094] ここで、 S 1740において、配置算出部 1810は、当該情報処理装置 100及び前記複数の他の情報処理装置 100の配置を、複数種類算出してもよい。すなわち例えば、各情報処理装置 100が相互間の距離に基づいて 2次元空間内の配置を算出した場合、左右対称となる位置関係を有し、互いに鏡像となる 2つの配置を得ることができる。本図においては、情報処理装置 100a〜cの 3台について、情報処理装置 100 a、情報処理装置 100b、情報処理装置 100cの順に右回りに位置する配置と、左回りに位置する配置とが得られる。ここで、配置算出部 1810は、いずれの配置が正し V、かを距離の情報のみに基づ、て判断できな、ため、両方の配置を求めておく。

[0095] 次に、情報処理装置 100cの配置出力部 1820は、算出された複数種類の配置を情報処理装置 100cの利用者へ出力する（S 1750)。また、本例においては、情報処理装置 100bの配置出力部 1820も、算出された複数種類の配置を情報処理装置 1 00bの利用者へ出力する。

[0096] 次に、情報処理装置 100b及び情報処理装置 100cの選択配置入力部 1830は、情報処理装置 100b及び情報処理装置 100cの利用者に、複数種類の配置のうち、正しい配置を選択させる（S 1760)。次に、情報処理装置 100b及び情報処理装置 1 00cのそれぞれの選択配置送信部 1840は、複数種類の配置のうち、当該情報処理装置 100の利用者により選択された選択配置を複数の他の情報処理装置 100へ送信する（S1770)。そして、情報処理装置 100a〜cの選択配置受信部 1850は、複数の他の情報処理装置 100のそれぞれから、他の情報処理装置 100の利用者により選択された選択配置を受信する。 [0097] 上記の S1770においては、情報処理装置 100aは、情報処理装置 100aの利用者により、ずれかの配置が選択されて!、な、状態にぉ、て、他の情報処理装置 100から選択配置を受信する。この場合、情報処理装置 100a内の配置出力部 1820は、予め定められた数の他の情報処理装置 100から同一の選択配置を受信した場合に、当該情報処理装置 100aの利用者に対し、複数種類の配置のうちこの同一の選択配置を優先して当該利用者へ出力する（S1780)。

[0098] 図 18は、本実施形態に第 6変形例に係る情報処理装置 100aの配置出力部 1820 が出力するグループ配置図 1900を示す。情報処理装置 100aは、周囲に位置する情報処理装置 100により構成された通信グループの各々について、当該通信ダループに属する複数の他の情報処理装置 100ど当該情報処理装置 100aとの配置を利用者に表示する。

[0099] 情報処理装置 100aの配置出力部 1820は、通信グループ 1及び 2に対応して、各通信グループに属する情報処理装置 100及び当該情報処理装置 100a (図中" hos hi")の配置を、グループ配置図 1900a〜cとして表示する。ここで、グループ配置図 1900a及びグループ配置図 1900bは、同一の通信グループ 1に対応して算出された、複数種類の配置に対応する。配置出力部 1820は、同一の通信グループに対応して複数種類算出された配置を、グループ配置図 1900a及びグループ配置図 1900 bに示したように、それぞれ利用者に表示する。

[0100] また、図 17の S1770において、情報処理装置 100aは、グループ配置図 1900a〜 cを表示するのに先立って、情報処理装置 100b及び情報処理装置 100cから選択配置を受信している。ここで、配置出力部 1820は、予め定められた数 (例えば 1以上 )の他の情報処理装置 100b〜cから同一の配置を受信した場合に、当該情報処理装置 100aの利用者に対し、複数種類の前記配置のうち当該配置を優先して当該利用者へ出力する。すなわち例えば、配置出力部 1820は、優先して出力すべき配置の外枠を図 18に示したように 2重線等により強調して優先的に表示してもよい。これに代えて、配置出力部 1820は、優先して出力すべき配置を大きく表示したり、点滅させたり、色を変えて表示したりして優先的に表示してもよい。また、配置出力部 182 0は、優先して出力すべき配置が決定済みの場合、優先して出力すべき配置のみを表示し、優先しな、配置を表示しな、こととしてもよ!/、。

[0101] 以上に示した情報処理装置 100によれば、測定した距離に基づいて周囲の情報処理装置 100の配置を算出し、通信グループ毎に利用者に出力することができる。そして、利用者は、出力された配置に基づいて、複数の通信グループの中から、参加する通信グループを選択することができる。また、同一の通信グループについて例えば鏡像の関係にある複数種類の配置が算出された場合、他の情報処理装置 100 の利用者により選択された配置を優先して表示する。これにより情報処理装置 100は

、正しいと認識された配置を予め利用者に通知することができ、利用者が通信グループを選択しやすくすることができる。

[0102] 図 19は、本実施形態に係るコンピュータ 1590のハードウェア構成の一例を示す。

本実施形態に係るコンピュータ 1590は、ホスト'コントローラ 1682により相互に接続される CPU1600、 RAM1620、グラフィック 'コントローラ 1675、及び表示装置 168 0を有する CPU周辺部と、入出力コントローラ 1684によりホスト'コントローラ 1682に接続される通信インターフェイス 1630、ハードディスクドライブ 1640、及び CD— RO Mドライブ 1660を有する入出力部と、入出力コントローラ 1684に接続される ROM1 610、フレキシブルディスク 'ドライブ 1650、入出力チップ 1670、スピーカ 1672、及びマイク 1674を有するレガシー入出力部とを備える。

[0103] ホスト'コントローラ 1682は、 RAM1620と、高い転送レートで RAM1620をァクセスする CPU1600及びグラフィック 'コントローラ 1675とを接続する。 CPU1600は、 R OM1610及び RAM 1620に格納されたプログラムに基づ、て動作し、各部の制御を行う。グラフィック 'コントローラ 1675は、 CPU1600等が RAM1620内に設けたフレーム ·バッファ上に生成する画像データを取得し、表示装置 1680上に表示させる

。これに代えて、グラフィック 'コントローラ 1675は、 CPU1600等が生成する画像データを格納するフレーム ·ノッファを、内部に含んでもょヽ。

[0104] 入出力コントローラ 1684は、ホスト'コントローラ 1682と、比較的高速な入出力装置である通信インターフェイス 1630、ハードディスクドライブ 1640、 CD— ROMドライブ 1660を接続する。通信インターフェイス 1630は、ネットワークを介して他の装置と通信する。ハードディスクドライブ 1640は、コンピュータ 1590内の CPU1600が使用するプログラム及びデータを格納する。 CD— ROMドライブ 1660は、 CD—ROM16 95力プログラム又はデータを読み取り、 RAM1620を介してハードディスクドライブ 1640に提供する。

[0105] また、入出力コントローラ 1684には、 ROM1610と、フレキシブルディスク 'ドライブ 1650、及び入出力チップ 1670の比較的低速な入出力装置とが接続される。 ROM 1610は、コンピュータ 1590が起動時に実行するブート'プログラムや、コンピュータ 1590のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。フレキシブルディスク'ドライブ 1650は、フレキシブルディスク 1690からプログラム又はデータを読み取り、 RA M1620を介してハードディスクドライブ 1640に提供する。入出力チップ 1670は、フレキシブルディスク 'ドライブ 1650や、例えばパラレル 'ポート、シリアル 'ポート、キーボード'ポート、マウス'ポート等を介して各種の入出力装置を接続する。スピーカ 16 72は、 CPU1600の指示に基づいて音声を出力する。マイク 1674は、 CPU 1600 の指示に基づいて音声を入力する。

[0106] RAM1620を介してハードディスクドライブ 1640に提供されるプログラムは、フレキシブルディスク 1690、 CD-ROM1695,又は ICカード等の記録媒体に格納されて利用者によって提供される。プログラムは、記録媒体から読み出され、 RAM1620を介してコンピュータ 1590内のハードディスクドライブ 1640にインストールされ、 CPU 1600において実行される。

[0107] コンピュータ 1590にインストールされ、コンピュータ 1590を図 2に示した情報処理装置 100として機能させるプログラムは、時刻同期モジュールと、測定指示モジユールと、音声送信タイミング送信モジュールと、音声信号送信モジュールと、距離受信モジュールと、音声送信タイミング受信モジュールと、音声信号受信モジュールと、音声受信タイミング特定モジュールと、距離算出モジュールと、条件判断モジュールと、距離送信モジュールと、距離出力モジュールとを備える。これらのプログラム又はモジュールは、 CPU1600等に働きかけて、コンピュータ 1590を、時刻同期部 205、測定指示部 207、音声送信タイミング送信部 212、音声信号送信部 214、距離受信部 216、音声送信タイミング受信部 252、音声信号受信部 254、音声受信タイミング特定部 256、距離算出部 258、条件判断部 260、距離送信部 262、及び距離出力部 2 95としてそれぞれ機能させる。

測定指示モジュールは、再測定処理モジュール及び距離削除要求モジュールを有する。これらのプログラム又はモジュールは、 CPU1600等に働き力けて、コンビュータ 1590を、再測定処理部 510及び距離情報削除要求部 530としてそれぞれ機能させる。

[0108] また、時刻同期モジュールは、モード切替指示パケット送信モジュールと、同期パケット送信モジュールと、無線通信モード切替モジュールと、同期パケット受信モジュールと、基準時刻設定モジュールと、計時モジュールとを有してもよい。これらのプログラム又はモジュールは、 CPU1600等に働きかけて、コンピュータ 1590を、モード切替指示パケット送信部 700、同期パケット送信部 710、無線通信モード切替部 720 、同期パケット受信部 730、基準時刻設定部 740、及び計時部 750としてそれぞれ機能させる。

[0109] コンピュータ 1590にインストールされ、コンピュータ 1590を図 9に示した情報処理装置 100として機能させるプログラムは、時刻同期モジュールと、測定指示モジユールと、音声送信タイミング送信モジュールと、音声信号送信モジュールと、音声受信タイミング受信モジュールと、距離算出モジュールと、条件判断モジュールと、音声送信タイミング受信モジュールと、音声信号受信モジュールと、音声受信タイミング特定モジュールと、音声受信タイミング送信モジュールと、距離出力モジュールとを備える。これらのプログラム又はモジュールは、 CPU1600等に働き力 4ナて、コンピュータ 15 90を、時刻同期部 205、測定指示部 207、音声送信タイミング送信部 212、音声信号送信部 214、音声受信タイミング受信部 900、距離算出部 258、条件判断部 260 、音声送信タイミング受信部 252、音声信号受信部 254、音声受信タイミング特定部 256、音声受信タイミング送信部 910、及び距離出力部 295としてそれぞれ機能させる。

[0110] コンピュータ 1590にインストールされ、コンピュータ 1590を図 11に示した情報処理装置 100として機能させるプログラムは、時刻同期モジュールと、測定指示モジユールと、音声送信要求送信モジュールと、音声信号受信モジュールと、音声受信タイミング特定モジュールと、距離算出モジュールと、条件判断モジュールと、音声送信要求受信モジュールと、音声信号送信モジュールと、距離出力モジュールとを備える。これらのプログラム又はモジュールは、 CPU1600等に働きかけて、コンピュータ 159 0を、時刻同期部 205、測定指示部 207、音声送信要求送信部 1100、音声信号受信部 254、音声受信タイミング特定部 256、距離算出部 258、条件判断部 260、音声送信要求受信部 1110、音声信号送信部 214、及び距離出力部 295としてそれぞれ機能させる。

[0111] また、時刻同期モジュールは、モード切替指示パケット送信モジュールと、同期パケット送信モジュールと、無線通信モード切替モジュールと、測定開始指示モジユールと、基準時刻設定モジュールと、計時モジュールとを有してもよい。これらのプログラム又はモジュールは、 CPU1600等に働きかけて、コンピュータ 1590を、モード切替指示パケット送信部 700、同期パケット送信部 710、無線通信モード切替部 720、測定開始指示部 1300、基準時刻設定部 740、及び計時部 750としてそれぞれ機能させる。

[0112] コンピュータ 1590にインストールされ、コンピュータ 1590を図 14に示した情報処理装置 100として機能させるプログラムは、測定指示モジュールと、第 1音声信号送信モジュールと、第 2音声信号受信モジュールと、音声受信タイミング特定モジュールと、距離算出モジュールと、条件判断モジュールと、第 1音声信号受信モジュールと、音声信号処理モジュールと、第 2音声信号送信モジュールと、距離出力モジュールとを有する。これらのプログラム又はモジュールは、 CPU1600等に働き力けて、コンビユータ 1590を、測定指示部 207、第 1音声信号送信部 1400、第 2音声信号受信部 1410、音声受信タイミング特定部 256、距離算出部 258、条件判断部 260、第 1音声信号受信部 1420、音声信号処理部 1430、第 2音声信号送信部 1440、及び距離出力部 295としてそれぞれ機能させる。

[0113] 以上に示したプログラム又はモジュールは、外部の記憶媒体に格納されてもよい。

記憶媒体としては、フレキシブルディスク 1690、 CD— ROM1695の他に、 DVDや CD等の光学記録媒体、 MO等の光磁気記録媒体、テープ媒体、 ICカード等の半導体メモリ等を用いることができる。また、専用通信ネットワークやインターネットに接続されたサーバシステムに設けたノ、ードディスク又は RAM等の記憶装置を記録媒体として使用し、ネットワークを介してプログラムをコンピュータ 1590に提供してもよい。

[0114] 以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載力明らかである。

[0115] 例えば情報処理装置 100は、 NTPサーバ 120により基準時刻を同期して距離を測定する第 1測定モード、図 8に示した同期パケットを無線により直接送受信することにより基準時刻を同期して距離を測定する第 2測定モード、及び、図 15に示した方法により距離を測定する第 3測定モードの少なくとも 2つの測定モードを備え、通信ネットワークの形態等に応じて使、分けてもょ、。

[0116] すなわち例えば、情報処理装置 100は、 NTPサーバ 120がローカルエリアネットヮーク内に接続されて、る場合に第 1測定モードを使用し、接続されて、な、場合に第 2測定モード又は第 3測定モードを使用してもよい。また、情報処理装置 100は、要求側情報処理装置 100及び応答側情報処理装置 100が共に無線通信インターフエイスを有する場合に第 2測定モードを使用し、少なくとも一方が無線通信インターフエイスを有しない場合に第 1測定モード又は第 3測定モードを使用してもよい。

[0117] また、情報処理装置 100が、 GPSや電波時計などの絶対時刻に同期する手段を内蔵する

場合には、 NTPサーバー 120に代えてこれらを時刻同期の手段として用いてもよい。より具体的には、各情報処理装置 100内の時刻同期部 205は、衛星から受信した信号に基づいて内部時計の時刻を合わせることにより、当該情報処理装置 100及び他の当該情報処理装置 100及び他の情報処理装置 100の時刻を同期してもよぐ時刻情報を含む電波を受信して内部時計の時刻を合わせることにより、当該情報処理装置 100及び他の情報処理装置 100の時刻を同期してもよい。

また、情報処理装置 100が携帯電話である場合、各情報処理装置 100は、基地局を NTPサーバ 120として用いて時刻同期を行ってもよい。

[0118] また、複数の情報処理装置 100は、距離記憶部 290に記憶した距離の情報を交換し、各情報処理装置 100の間の距離に基づいて各情報処理装置 100の位置を求めてもよい。

図面の簡単な説明

圆 1]本発明の実施形態に係る距離測定システム 10の構成を示す。

圆 2]本発明の実施形態に係る情報処理装置 100の構成を示す。

圆 3]本発明の実施形態に係る情報処理装置 100の動作フローを示す。

圆 4]本発明の実施形態に係る情報処理装置 100の外観の一例を示す。

圆 5]本発明の実施形態に係る測定指示部 207の構成を示す。

圆 6]本発明の実施形態の第 1変形例に係る距離測定システム 10の構成を示す。圆 7]本発明の実施形態の第 1変形例に係る時刻同期部 205の構成を示す。

圆 8]本発明の実施形態の第 1変形例に係る時刻同期部 205の動作フローを示す。圆 9]本発明の実施形態の第 2変形例に係る情報処理装置 100の構成を示す。圆 10]本発明の実施形態の第 2変形例に係る情報処理装置 100の動作フローを示す。

圆 11]本発明の実施形態の第 3変形例に係る情報処理装置 100の構成を示す。圆 12]本発明の実施形態の第 3変形例に係る情報処理装置 100の動作フローを示す。

圆 13]本発明の実施形態の第 4変形例に係る時刻同期部 205の構成を示す。

圆 14]本発明の実施形態の第 5変形例に係る情報処理装置 100の構成を示す。圆 15]本発明の実施形態の第 5変形例に係る情報処理装置 100の動作フローを示す。

圆 16]本発明の実施形態の第 6変形例に係る情報処理装置 100の構成を示す。圆 17]本発明の実施形態に第 6変形例に係る情報処理装置 100の動作フローを示す。

圆 18]本発明の実施形態に第 6変形例に係る配置出力部 1820が出力するグループ配置図 1900を示す。

圆 19]本発明の実施形態に係る情報処理装置 100のハードウェア構成の一例を示す。符号の説明

10 距離測定システム

100 情報処理装置

110 通信ネットワーク

115 基地局

120 NTPサーバ

200 通信 IF

205 時刻同期部

207 測定指示部

210 距離測定マスタ部

212 音声送信タイミング送信部

214 音声信号送信部

216 距離受信部

250 距離測定スレーブ部

252 音声送信タイミング受信部

254 音声信号受信部

256 音声受信タイミング特定部

258 距離算出部

260 条件判断部

262 距離送信部

290 距離記憶部

295 距離出力部

00 キーボード

10 本体部

20 ディスプレイ

30 カバー部

40 開閉検出部

00 加速度センサ 510 再測定処理部

530 距離情報削除要求部

700 モード切替指示パケット送信部

710 同期パケット送信部

720 無線通信モード切替部

730 同期パケット受信部

740 基準時刻設定部

750 計時部

900 音声受信タイミング受信部 910 音声受信タイミング送信部

1100 音声送信要求送信部

1110 音声送信要求受信部

1300 測定開始指示部

1400 第 1音声信号送信部

1410 第 2音声信号受信部

1420 第 1音声信号受信部

1430 音声信号処理部

1440 第 2音声信号送信部

1450 遅延時間記憶部

1460 音声処理時間記憶部

1600 CPU

1610 ROM

1620 RAM

1630 通信インターフェイス

1640 ハードディスクドライブ

1650 フレキシブルディスク ·ドライブ

1660 CD— ROMドライブ

1670 入出力チップ 1672 スピーカ

1674 マイク

1675 グラフィック 'コントローラ

1680 表示装置

1682 ホスト.コントローラ

1684 入出力コントローラ

1690 フレキシブルディスク

1695 CD-ROM

1590 コンピュータ

1600 CPU

1610 ROM

1620 RAM

1630 通信インターフェイス

1640 ハードディスクドライブ

1650 フレキシブルディスク ·ドライブ

1660 CD— ROMドライブ

1670 入出力チップ

1675 グラフィック 'コントローラ

1680 表示装置

1682 ホスト.コントローラ

1684 入出力コントローラ

1690 フレキシブルディスク

1695 CD-ROM

1800 距離交換部

1810 配置算出部

1815 配置交換部

1820 配置出力部

1830 選択配置入力部 1840 選択配置送信部 1850 選択配置受信部 1900a〜c グループ配置図

Claims

請求の範囲

[1] 他の情報処理装置力の要求を受けて、当該他の情報処理装置との間の距離を測定する情報処理装置であって、

前記距離の測定に用いる、当該情報処理装置の基準時刻及び前記他の情報処理装置の基準時刻を同期する時刻同期部と、

前記他の情報処理装置の前記基準時刻に基づき定められた音声送信タイミングにおいて前記他の情報処理装置が送信した音声信号を受信する音声信号受信部と、前記他の情報処理装置から、前記音声送信タイミングを受信する音声送信タイミング受信部と、

当該情報処理装置の前記基準時刻に基づいて、前記音声信号受信部が前記音声信号を受信した音声受信タイミングを特定する音声受信タイミング特定部と、前記他の情報処理装置から受信した前記音声送信タイミング及び前記音声受信タイミングに基づいて、前記他の情報処理装置及び当該情報処理装置の間の距離を算出する距離算出部と

を備える情報処理装置。

[2] 前記距離算出部が算出した距離を、前記他の情報処理装置に対応付けて記憶する距離記憶部と、

前記距離算出部が算出した距離を、前記他の情報処理装置へ送信する距離送信部と

を更に備える請求項 1に記載の情報処理装置。

[3] 前記距離算出部により算出した前記距離が予め定められた最大距離以下であるか否かを判定する条件判断部を更に備え、

前記距離送信部は、前記距離が前記最大距離以下であることを条件として、前記距離を前記他の情報処理装置へ送信する

請求項 2に記載の情報処理装置。

[4] 前記距離算出部は、前記音声送信タイミング及び前記音声受信タイミングに基づ V、て、前記他の情報処理装置から当該情報処理装置へ前記音声信号が伝播するのに要した音声伝搬時間を算出し、当該情報処理装置は、前記音声伝搬時間が予め定められた最大伝搬時間以下であるカゝ否かを判定する条件判断部を更に備え、

前記距離送信部は、前記音声伝搬時間が前記最大伝搬時間以下であることを条件として、前記距離を前記他の情報処理装置へ送信する

請求項 2に記載の情報処理装置。

[5] 当該情報処理装置の移動を検出する加速度センサと、

前記加速度センサにより当該情報処理装置の移動が検出された場合に、前記他の情報処理装置に対応付けて前記距離記憶部に格納した前記距離を削除し、距離の再測定を前記他の情報処理装置へ要求する再測定処理部と

を更に備える請求項 2に記載の情報処理装置。

[6] 使用者力のキー入力を受け付けるキーボードを有する本体部と、

使用者に対し情報を表示するディスプレイを有し、前記本体部に対して閉じられた場合に前記キーボード及び前記ディスプレイを相対させて使用者が前記キーボード及び前記ディスプレイを使用できなヽ状態とし、前記本体部に対して開かれた場合に使用者が前記キーボード及び前記ディスプレイを使用できる状態とするカバー部と前記カバー部が前記本体部に対して閉じられた力否かを検出する開閉検出部と、前記カバー部が前記本体部に対して閉じられた場合に、前記他の情報処理装置に記憶された、前記他の情報処理装置及び当該情報処理装置の間の距離情報の削除を前記他の情報処理装置へ要求する距離情報削除要求部と

を更に備える請求項 2に記載の情報処理装置。

[7] 前記音声信号受信部は、前記音声送信タイミング受信部により受信した前記音声送信タイミングにより指定されたタイミングを含む予め定められた期間の間、前記音声信号を受信し、

前記距離送信部は、前記予め定められた期間の間に前記音声信号を受信しなかつた場合に、前記音声信号を受信しなかったことを前記他の情報処理装置へ通知する

請求項 2に記載の情報処理装置。 [8] 前記他の情報処理装置及び当該情報処理装置は、基地局により無線通信を中継する無線通信ネットワークに接続されており、

前記時刻同期部は、

前記他の情報処理装置及び当該情報処理装置の前記基準時刻を同期する処理の開始を指示する同期開始パケットを前記他の情報処理装置から受信した場合に、当該情報処理装置の無線通信モードを、前記他の情報処理装置から送信された無線通信パケットを前記基地局を介して受信する第 1の無線通信モードから、前記基地局を介さず前記他の情報処理装置から直接受信する第 2の無線通信モードへ切り替える無線通信モード切替部と、

前記他の情報処理装置が送信した同期用の無線通信パケットを、前記第 2の無線通信モードにより前記他の情報処理装置から直接受信する同期パケット受信部と、前記同期用の無線通信パケットを受信した時刻に基づいて当該情報処理装置の前記基準時刻を設定する基準時刻設定部と

を有し、

前記音声送信タイミング受信部は、前記同期用の無線通信パケットを送信した時刻に基づいて前記他の情報処理装置が設定した前記基準時刻に基づく前記音声送信タイミングを、前記他の情報処理装置から受信する

請求項 1に記載の情報処理装置。

[9] 前記無線通信モード切替部は、前記同期開始パケットを受信して力も予め定められたタイムアウト時間の間に前記同期用の無線通信パケットを受信しな力つた場合に、当該情報処理装置の無線通信モードを前記第 1の無線通信モードに切り替える請求項 8に記載の情報処理装置。

[10] 当該情報処理装置及び前記他の情報処理装置を接続するローカルエリアネットヮークは、 NTP (Network Time Protocol)サーノを備え、

前記他の情報処理装置は、前記他の情報処理装置が計時する時刻を前記 NTP サーバが計時する時刻に合わせて前記他の情報処理装置の前記基準時刻とし、前記時刻同期部は、当該情報処理装置が計時する時刻を前記 NTPサーバが計時する時刻に合わせて当該情報処理装置の前記基準時刻とすることにより、当該情報処理装置の前記基準時刻及び前記他の情報処理装置の前記基準時刻を同期する

請求項 1に記載の情報処理装置。

[11] 前記時刻同期部は、前記音声送信タイミング受信部が前記音声送信タイミングを受信した場合に、前記 NTPサーバが計時する時刻を取得し、取得した時刻に基づいて当該情報処理装置が計時する時刻を合わせ、

前記音声信号受信部は、当該情報処理装置が計時する時刻を合わせた後に前記音声信号を受信する

請求項 10に記載の情報処理装置。

[12] 他の情報処理装置との間の距離を測定する情報処理装置であって、

前記基準時刻に基づき定めた音声送信タイミングにおいて、前記他の情報処理装置へ音声信号を送信する音声信号送信部と、

前記他の情報処理装置が前記基準時刻に基づ!、て特定した、前記音声信号を受信した音声受信タイミングを、前記他の情報処理装置から受信する音声受信タイミング受信部と、前記音声送信タイミングと、前記他の情報処理装置から受信した前記音声受信タイミングとに基づ、て、当該情報処理装置及び前記他の情報処理装置の間の距離を算出する距離算出部と

を備える情報処理装置。

[13] 複数の前記他の情報処理装置のうち、少なくとも 1つの前記他の情報処理装置から、当該他の情報処理装置と、当該他の情報処理装置以外の前記他の情報処理装置との間のそれぞれの距離を取得する距離交換部と、

前記距離算出部が算出した前記複数の他の情報処理装置との間の距離、及び、前記距離交換部が取得した距離に基づ!/、て、当該情報処理装置及び前記複数の他の情報処理装置の配置を算出する配置算出部と

を更に備える請求項 12に記載の情報処理装置。

[14] 前記配置算出部は、当該情報処理装置及び前記複数の他の情報処理装置の配置を、複数種類算出し、

前記複数種類の前記配置のうち、当該情報処理装置の利用者により選択された前記配置を前記複数の他の情報処理装置へ送信する選択配置送信部と、

前記複数の他の情報処理装置のそれぞれから、前記他の情報処理装置の利用者により選択された前記配置を受信する選択配置受信部と、

当該情報処理装置の利用者により、ずれかの前記配置が選択されて、な、状態において、予め定められた数の前記他の情報処理装置から同一の前記配置を受信した場合に、当該情報処理装置の利用者に対し、前記複数種類の前記配置のうち当該配置を優先して当該利用者へ出力する配置出力部と

を更に備える請求項 13に記載の情報処理装置。

[15] 他の情報処理装置との間の距離を測定する情報処理装置であって、

前記基準時刻に基づき定めた音声送信タイミングに音声信号を送信することを要求する音声送信要求を前記他の情報処理装置へ送信する音声送信要求送信部と、前記音声送信タイミングにおいて前記他の情報処理装置が送信した音声信号を受信する音声信号受信部と、

当該情報処理装置の前記基準時刻に基づいて、前記音声信号受信部が前記音声信号を受信した音声受信タイミングを特定する音声受信タイミング特定部と、前記音声送信タイミング及び前記他の情報処理装置から前記音声信号を受信した前記音声受信タイミングに基づ!、て、当該情報処理装置及び前記他の情報処理装置の間の距離を算出する距離算出部と

を備える情報処理装置。

[16] 前記他の情報処理装置及び当該情報処理装置は、基地局により無線通信を中継する無線通信ネットワークに接続されており、

前記時刻同期部は、

前記他の情報処理装置の無線通信モードを、当該情報処理装置から送信された無線通信パケットを前記基地局を介して受信する第 1の無線通信モードから、前記基地局を介さず当該情報処理装置から直接受信する第 2の無線通信モードへ切り替えることを指示するモード切替指示パケット送信部と、

当該情報処理装置の無線通信モードを、前記第 1の無線通信モードから前記第 2 の無線通信モードへ切り替える無線通信モード切替部と、

前記音声送信要求送信部により前記第 2の無線通信モードを用いて前記音声送信要求を送信させ、前記他の情報処理装置により前記音声送信要求を受信した時刻に基づいて前記他の情報処理装置の前記基準時刻を設定させる測定開始指示部と、

前記音声送信要求を送信した時刻に基づいて当該情報処理装置の前記基準時刻を設定する基準時刻設定部と

を有する

請求項 15に記載の情報処理装置。

[17] 他の情報処理装置との間の距離を測定する情報処理装置であって、

前記他の情報処理装置に対して第 1音声信号を送信する音声信号送信部と、前記他の情報処理装置が前記第 1音声信号を受信してから予め定められた遅延時間経過後に送信する第 2音声信号を受信する音声信号受信部と、

前記遅延時間を記憶する遅延時間記憶部と、

前記第 1音声信号を送信した音声送信タイミング、前記第 2音声信号を受信した音声受信タイミング、及び、前記遅延時間に基づいて、当該情報処理装置及び前記他の情報処理装置の間の距離を算出する距離算出部と

を備える情報処理装置。

[18] 前記他の情報処理装置は、

前記第 1音声信号を受信し、

前記第 1音声信号から当該第 1音声信号を識別する識別情報を抽出し、前記第 1音声信号の識別情報と、前記他の情報処理装置を識別する識別情報とを含む返信データを生成し、

前記返信データを音声に変換して第 2音声信号として送信し、

前記遅延時間記憶部は、前記他の情報処理装置が前記第 1音声信号を受信してから前記第 2音声信号を送信するまでに要する時間以上の前記遅延時間を記憶する

請求項 17に記載の情報処理装置。

[19] 前記第 1音声信号の送信を前記音声信号送信部に指示してから前記第 1音声信号が送信されるまでの音声送信処理時間と、前記音声信号受信部が前記第 2音声信号を受信してから前記第 2音声信号の受信を通知するまでの音声受信処理時間とを記憶する音声処理時間記憶部を更に備え、

前記距離算出部は、前記音声信号送信部が前記第 1音声信号の送信指示を受けたタイミングに前記音声送信処理時間を加えて前記音声送信タイミングを求め、前記音声信号受信部が前記第 2音声信号の受信を通知した時間から前記音声受信処理時間を減じて前記音声受信タイミングを求める

請求項 17に記載の情報処理装置。

[20] 前記音声信号送信部は、前記距離を測定する要求を受けた場合にぉヽて、当該情報処理装置及び前記他の情報処理装置とに共通に定められた複数の時間帯の少なくとも 1つにお!ヽて前記第 1音声信号を送信し、

前記他の情報処理装置は、前記複数の時間帯のそれぞれにおいて、前記第 1音声信号を受信するか否かを検出し、前記複数の時間帯のいずれにも属さない時間帯において前記第 1音声信号の受信を検出しない

請求項 17に記載の情報処理装置。

[21] 第 1情報処理装置及び第 2情報処理装置の間の距離を測定する距離測定システムであって、

前記距離の測定に用いる、前記第 1情報処理装置の基準時刻及び前記第 2情報処理装置の基準時刻を同期する時刻同期部と、

前記第 1情報処理装置及び前記第 2情報処理装置の前記基準時刻が同期された状態において、前記第 1情報処理装置から前記第 2情報処理装置へ音声信号を送信する音声信号送信部と、

前記第 1情報処理装置の前記基準時刻に基づき定めた、前記音声信号を送信した音声送信タイミングと、前記第 2情報処理装置が前記基準時刻に基づき特定した、前記音声信号を受信した音声受信タイミングとに基づいて、前記第 1情報処理装置及び前記第 2情報処理装置の間の距離を算出する距離算出部と

を備える距離測定システム。

[22] 前記第 1情報処理装置は、

複数の前記第 2情報処理装置に対して前記音声送信タイミングを送信する音声送信タイミング送信部と、

前記音声送信タイミングにおいて前記音声信号を送信する前記音声信号送信部とを有し、

前記第 2情報処理装置のそれぞれは、

前記第 1情報処理装置から前記音声送信タイミングを受信する音声送信タイミング受信部と、

前記第 1情報処理装置から前記音声信号を受信する音声信号受信部と、前記第 2情報処理装置の前記基準時刻に基づいて、前記音声信号受信部が前記音声信号を受信した前記音声受信タイミングを特定する音声受信タイミング特定部と前記第 1情報処理装置から受信した前記音声送信タイミング及び前記音声受信タイミング特定部が特定した前記音声受信タイミングに基づいて前記距離を算出する前記距離算出部と、

前記距離算出部が算出した距離を、前記第 1情報処理装置に対応付けて記憶する距離記憶部と、

前記距離算出部が算出した距離を、通信ネットワークを介して前記第 1情報処理装置へ送信する距離送信部と

を有する

請求項 21に記載の距離測定システム。

[23] 第 1情報処理装置及び第 2情報処理装置を備え、前記第 1情報処理装置及び前記第 2情報処理装置の間の距離を測定する距離測定システムであって、

前記第 1情報処理装置は、

前記第 2情報処理装置に対して第 1音声信号を送信する音声信号送信部と、前記第 2情報処理装置が前記第 1音声信号を受信してから予め定められた遅延時間経過後に送信する第 2音声信号を受信する音声信号受信部と、

前記遅延時間を記憶する遅延時間記憶部と、

前記第 1音声信号を送信した音声送信タイミング、前記第 2音声信号を受信した音声受信タイミング、及び、前記遅延時間に基づいて、当該第 1情報処理装置及び前記第 2情報処理装置の間の距離を算出する距離算出部と

を有し、

前記第 2情報処理装置は、

前記第 1音声信号を受信する音声信号受信部と、

前記第 1音声信号を受信してから前記遅延時間の経過後に前記第 2音声信号を送信する音声信号送信部と

を有する

距離測定システム。

[24] 第 1情報処理装置及び第 2情報処理装置の間の距離を測定する距離測定システムによる距離測定方法であって、

前記距離の測定に用いる、前記第 1情報処理装置の基準時刻及び前記第 2情報処理装置の基準時刻を同期する時刻同期段階と、

前記第 1情報処理装置及び前記第 2情報処理装置の前記基準時刻が同期された状態において、前記第 1情報処理装置から前記第 2情報処理装置へ音声信号を送信する音声信号送信段階と、

前記第 1情報処理装置の前記基準時刻に基づき定めた、前記音声信号を送信した音声送信タイミングと、前記第 2情報処理装置が前記基準時刻に基づき特定した、前記音声信号を受信した音声受信タイミングとに基づいて、前記第 1情報処理装置及び前記第 2情報処理装置の間の距離を算出する距離算出段階と

を備える距離測定方法。

[25] 第 1情報処理装置及び第 2情報処理装置を備え、前記第 1情報処理装置及び前記第 2情報処理装置の間の距離を測定する距離測定システムによる距離測定方法であって、前記第 1情報処理装置から前記第 2情報処理装置に対して第 1音声信号を送信する音声信号送信段階と、

前記第 1音声信号を前記第 2情報処理装置により受信する音声信号受信部と、前記第 1音声信号を受信してから予め定められた遅延時間の経過後に第 2音声信号を前記第 2情報処理装置により送信する音声信号送信段階と、

前記第 2情報処理装置が前記第 1音声信号を受信してから前記遅延時間経過後に送信する前記第 2音声信号を前記第 1情報処理装置により受信する音声信号受信段階と、

前記遅延時間を前記第 1情報処理装置により記憶する遅延時間記憶段階と、前記第 1音声信号を送信した音声送信タイミング、前記第 2音声信号を受信した音声受信タイミング、及び、前記遅延時間に基づいて、当該第 1情報処理装置及び前記第 2情報処理装置の間の距離を前記第 1情報処理装置により算出する距離算出段階と

を備える距離測定方法。

他の情報処理装置力の要求を受けて、当該他の情報処理装置との間の距離を測定する情報処理装置用のプログラムであって、

当該プログラムは、当該情報処理装置を、

当該情報処理装置の前記基準時刻に基づいて、前記音声信号受信部が前記音声信号を受信した音声受信タイミングを特定する音声受信タイミング特定部と、前記他の情報処理装置から受信した前記音声送信タイミング及び前記音声受信タイミングに基づいて、前記他の情報処理装置及び当該情報処理装置の間の距離を算出する距離算出部として機能させるプログラム。

[27] 他の情報処理装置との間の距離を測定する情報処理装置用のプログラムであって当該プログラムは、当該情報処理装置を、

して機能させるプログラム。

[28] 他の情報処理装置との間の距離を測定する情報処理装置用のプログラムであって当該プログラムは、当該情報処理装置を、

当該情報処理装置の前記基準時刻に基づいて、前記音声信号受信部が前記音声信号を受信した音声受信タイミングを特定する音声受信タイミング特定部と、前記音声送信タイミング及び前記他の情報処理装置から前記音声信号を受信した前記音声受信タイミングに基づ!、て、当該情報処理装置及び前記他の情報処理装置の間の距離を算出する距離算出部として機能させるプログラム。

[29] 他の情報処理装置との間の距離を測定する情報処理装置用のプログラムであって当該プログラムは、当該情報処理装置を、

前記遅延時間を記憶する遅延時間記憶部と、

して機能させるプログラム。

[30] 請求項 26から請求項 29のいずれかに記載されたプログラムを記録する、コンビュータにより読み取り可能な記録媒体。