WO2005098849A1

WO2005098849A1 - 記録媒体再生装置

Info

Publication number: WO2005098849A1
Application number: PCT/JP2005/005558
Authority: WO
Inventors: Takashi Mizoguchi; Toru Suzuki; Akihiro Muto; Ryosuke Shimosawa; Hideaki Takahashi; Kazuhiro Saitou
Original assignee: Pioneer Corporation; Tohoku Pioneer Corporation
Priority date: 2004-03-31
Filing date: 2005-03-25
Publication date: 2005-10-20
Also published as: EP1732077A1; EP1732077A4; JPWO2005098849A1; US20070201319A1

Abstract

　記録媒体を保持する保持部材を小型化して、全体を小型化しても、保持部材から記録媒体が脱落することを防止できる記録媒体再生装置を提供する。　ＣＤチェンジャ１は複数のホルダ１９とディスク再生部とストッパ部１００を備えている。ホルダ１９はＣＤを保持する。ストッパ部１００は一方側ストッパ１０３と他方側ストッパ１０４と揺動ストッパ１０５と昇降ストッパ１０６と補助ストッパ１０７を備えている。ディスク再生部が一つのＣＤを再生する際に一方側ストッパ１０３が矢印Ｋ１側の他のＣＤを支え他方側ストッパ１０４と補助ストッパ１０７が矢印Ｋ２側の他のＣＤを支える。揺動ストッパ１０５は一つのＣＤを支えこの一つのＣＤがディスク再生部にクランプされると一つのＣＤから退避する。昇降ストッパ１０６はＣＤを出し入れする際に一方側ストッパ１０３又は他方側ストッパ１０４とともにＣＤを支える。

Description

記録媒体再生装置

技術分野

[0001] 本発明は、自動車などに搭載される記録媒体再生装置に関し、更に詳しくは、複数の記録媒体を機器本体内に収容し、これらの記録媒体のうち一つの記録媒体に記録された情報を再生する記録媒体再生装置に関する。

背景技術

[0002] コンパクトディスク（以下、 CDと記す)などの記録媒体を複数枚収容し、これら複数の記録媒体から任意の一つの記録媒体の情報を再生する記録媒体再生装置が用いられている（例えば、特許文献 1参照)。この種の記録媒体再生装置は、例えば、自動車などに搭載されるとともに、機器本体と、複数の保持部材と、分離機構と、再生機構などを備えている。

[0003] 機器本体は、扁平な箱状に形成されている。複数の保持部材は、互いに重ねられた格好で機器本体内に収容されている。分離機構は、複数の保持部材それぞれを、これらの保持部材が重なる方向に沿って移動する。分離機構は、複数の保持部材を移動して、情報を再生する記録媒体を保持した一つの保持部材を、他の保持部材から離す。

[0004] 再生機構は、機器本体に一端部を中心として回転自在に設けられた揺動シャーシと、この揺動シャーシ上に設置されたピックアップ駆動部とを備えている。ピックアップ駆動部は、揺動シャーシに移動自在に設けられた移動フレームと、この移動フレーム上に設けられたターンテーブルと、光ピックアップと、を備えている。ターンテーブルは、記録媒体をクランプして、この記録媒体を回転する。光ピックアップは、ターンテ一ブルに接離して、記録媒体の情報記録面の所定の位置から情報を読み出す。

[0005] 前述した記録媒体再生装置は、分離機構が一つの記録媒体を保持した保持部材を、他の保持部材から離す。そして、記録媒体再生装置は、再生機構の揺動シヤーシが一端部を中心として回転することで、ピックアップ駆動部力前述した一つの記録媒体と他の記録媒体との間に侵入する。記録媒体再生装置は、光ピックアップが記録媒体から情報を読み出して、この読み出した情報を再生する。また、記録媒体再生装置は、分離機構が保持部材を移動する際には、揺動シャーシ則ちピックアツプ駆動部が前述した一つの記録媒体と他の記録媒体との間力抜け出る。

特許文献 1：特開 2002— 304800号公報

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0006] 前述した記録媒体再生装置の保持部材として、例えば、図 1に示すホルダ 201が用いられることがある。ホルダ 201は、図 1に示すように、平板状に形成されており、両端部 201a, 201bに前述した記録媒体 202の外縁部に係止する図示しない係止部材を設けている。

[0007] し力しながら、前述した記録媒体再生装置は、勿論、小型化が求められている。このため、本発明の出願人は、前述したホルダを C字状に形成して小型化して、記録媒体再生装置自体の小型化を図ることを提案して、る。ホルダを C字状にして小型化すると、機器本体の挿入口とホルダとの間隔が拡がり、挿入又は排出される記録媒体力ホルダと挿入口との間から脱落して、機器本体内に閉じ込められることが考えられる。

[0008] また、ホルダを C字状にして小型化すると、前記ホルダの記録媒体の保持力が十分でなくなる。このため、所望のホルダと他のホルダとを分離して、この所望のホルダに保持された記録媒体の情報を再生するために、ホルダを機器本体内で昇降させると、前記ホルダの記録媒体の保持力が十分でないため、ホルダ力記録媒体が脱落することが考免られる。

[0009] 本発明の目的は、例えば、記録媒体を保持する保持部材を小型化して、全体を小型化しても、保持部材から記録媒体が脱落することを防止できる記録媒体再生装置を提供することにある。

課題を解決するための手段

[0010] 前記課題を解決し目的を達成するために、本発明の記録媒体再生装置は、記録媒体を保持可能な複数の保持部材を積層配列する収容部と、前記保持部材の配列方向に沿って移動するとともに前記保持部材に保持された記録媒体をクランプして再生する再生手段と、前記収容部に収容された記録媒体の情報記録面と対向する位置に前記再生手段を移動する移動手段と、一つの記録媒体を保持する保持部材と他の記録媒体を保持する保持部材とを前記配列方向に沿って離間する分離手段と、を備えた記録媒体再生装置であって、前記保持部材の配列方向のうち一方側の壁に取り付けられ、かつ前記記録媒体を出し入れする挿入口と前記保持部材との間に設けられているとともに、前記一つの記録媒体を前記再生手段で再生する際に、この一つの記録媒体より前記一方側の他の記録媒体を支える一方側ストツバと、前記保持部材の配列方向のうち他方側の壁に取り付けられ、かつ前記挿入口と前記保持部材との間に設けられているとともに、前記一つの記録媒体を前記再生手段で再生する際に、この一つの記録媒体より前記他方側の他の記録媒体を支える他方側ストツバと、前記再生手段とともに前記配列方向に沿って移動し、かつ前記挿入口と前記保持部材との間に設けられているとともに、前記再生手段が再生する一つの記録媒体をクランプするまで支え、前記再生手段が前記一つの記録媒体をクランプするとこの一つの記録媒体力退避する揺動ストツバと、前記再生手段とともに前記配列方向に沿って移動し、かつ前記挿入口と前記保持部材との間に設けられて、るとともに、前記保持部材に保持された記録媒体を支えることが可能な昇降ストツバと、を備えたことを特徴としている。

図面の簡単な説明

[図 1]従来の保持部材としてのホルダを示す斜視図である。

[図 2]本発明の一実施例に力かる記録媒体再生装置としての CDチェンジャの外観を示す斜視図である。

[図 3]図 2に示された CDチェンジャの互いに組み付けられた固定シャーシとディスク搬送部とディスク再生部とディスク収容部と分離機構を示す斜視図である。

[図 4]図 3に示された固定シャーシとディスク再生部とディスク収容部との一部を分解して示す斜視図である。

[図 5]図 4に示されたディスク収容部と駆動シャーシとの組み付け状態を示す斜視図である。

[図 6]図 3に示されたディスク収容部のホルダと離間溝拡縮機構とを示す斜視図である。

[図 7]図 6に示された離間溝拡縮機構を拡大して示す斜視図である。

圆 8]図 7に示された離間溝拡縮機構の移動部材が第 2壁力も最も離れて一つのホルダの突起と案内溝とが相対した状態を示す斜視図である。

圆 9]図 8に示された状態の離間溝拡縮機構のカム部材等を回転して突起を案内溝の再生部に位置付けた状態を示す斜視図である。

[図 10]図 7に示された離間溝拡縮機構のカム部材が第 2壁に最も近づいて一つのホルダの突起と案内溝とが相対した状態を示す斜視図である。

圆 11]図 10に示された状態の離間溝拡縮機構のカム部材等を回転して突起を案内溝のローデイング部に位置付けた状態を示す斜視図である。

圆 12]図 7に示された離間溝拡縮機構を拡大して示す斜視図である。

圆 13]図 12に示された離間溝拡縮機構のカム部材と移動部材が最も上方に位置した状態を示す斜視図である。

圆 14]図 12に示された離間溝拡縮機構の移動部材が最も上方に位置しカム部材が中央部に位置した状態を示す斜視図である。

圆 15]図 12に示された離間溝拡縮機構を分解して示す斜視図である。

[図 16]図 2に示された CDチンジャのホルダを示す斜視図である。

[図 17]図 2に示された CDチェンジャのストッパ部などの配置状況を示す斜視図である。

圆 18]図 17に示された一方側ストツバを示す説明図であり、 (a)はディスク再生部が最も天井板カゝら離れた状態を示す説明図であり、 (b)はディスク再生部が最も天井板に近づいた状態を示す説明図である。

圆 19]図 7に示された離間溝拡縮機構のカム部材、回転部材及び移動部材をこれらの周方向に展開して示す展開図である。

[図 20]図 19に示されたカム部材の案内溝を一つのホルダの突起と相対させた状態を模式的に示す展開図である。

圆 21]図 20に示された状態力もカム部材等を回転して、案内溝内に突起を挿入し始めた状態を模式的に示す展開図である。 [図 22]図 21に示された状態力もカム部材等を更に回転して、案内溝のローデイング部内に突起が位置した状態を模式的に示す展開図である。

圆 23]図 22に示された状態力もカム部材等を更に回転して、案内溝のピックアップ侵入部内に突起が位置した状態を模式的に示す展開図である。

圆 24]図 23に示された状態力もカム部材等を更に回転して、案内溝のクランプ部内に突起を位置付けた状態を模式的に示す展開図である。

圆 25]図 24に示された状態力もカム部材等を更に回転して、案内溝の再生部内に突起を位置付けた状態を模式的に示す展開図である。

[図 26]図 25に示された下から 2つ目のホルダの突起を案内溝の再生部内に位置付けた状態を模式的に示す展開図である。

[図 27]図 25に示された上から 2つ目のホルダの突起を案内溝の再生部内に位置付けた状態を模式的に示す展開図である。

圆 28]図 19に示されたカム部材を第 2壁に最も近づけた状態を模式的に示す展開図である。

[図 29]図 28に示されたカム部材の案内溝に一つのホルダの突起を相対させた状態を模式的に示す展開図である。

圆 30]図 29に示された状態力もカム部材等を回転して、案内溝内に突起を挿入し始めた状態を模式的に示す展開図である。

[図 31]図 30に示された状態力もカム部材等を更に回転して、案内溝のローデイング部内に突起を位置付けた状態を模式的に示す展開図である。

[図 32]図 31に示された上から 2つ目のホルダの突起を案内溝のローデイング部内に位置付けた状態を模式的に示す展開図である。

[図 33]図 31に示された下から 2つ目のホルダの突起を案内溝のローデイング部内に位置付けた状態を模式的に示す展開図である。

圆 34]図 19に示された状態の連動移動機構を示す平面図である。

圆 35]図 20に示された状態の連動移動機構を示す平面図である。

圆 36]図 26に示された状態の連動移動機構を示す平面図である。

圆 37]図 27に示された状態の連動移動機構を示す平面図である。 [図 38]図 28に示された状態の連動移動機構を示す平面図である。

[図 39]図 29に示された状態の連動移動機構を示す平面図である。

[図 40]図 32に示された状態の連動移動機構を示す平面図である。

[図 41]図 33に示された状態の連動移動機構を示す平面図である。

[図 42]図 2に示された CDチェンジャのホルダと揺動ストッパを示す平面図である。

[図 43]図 42に示された揺動ストツバが CDを支える状態を示す平面図である。

[図 44]図 43に示された揺動ストツバが CD力も退避した状態を示す平面図である。

[図 45]図 22に示された状態で、一方側ストツバが矢印 K1側の他の CDを支える状態を示す説明図である。

[図 46] (a)は図 43に示された揺動ストツバが一つの CDを支える状態を示す説明図であり、 (b)は図 44に示された揺動ストツバが一つの CD力も退避した状態を示す説明図である。

[図 47]図 22に示された状態で、他方側ストツバと補助ストツバが矢印 K2側の他の CD を支える状態を示す説明図である。

[図 48]図 3中最も下の CDを再生する際に、一方側ストツバが他の CD全てを支える状態を示す説明図である。

[図 49]図 3中最も上の CDを再生する際に、他方側ストツバと補助ストツバが他の CD 全てを支える状態を示す説明図である。

[図 50] (a)は図 30に示された状態で一方側ストツバが矢印 K1側の他の CD2を支える状態を示す説明図であり、 (b)は図 30に示された状態で昇降ストツバが矢印 K2側の他の CD2を支える状態を示す説明図である。

[図 51]図 3中最も上の CDを出し入れする際に、昇降ストツバと他方側ストツバが他の CD全てを支える状態を示す説明図である。

[図 52]図 3中最も下の CDを出し入れする際に、昇降ストツバと一方側ストツバが他の CD全てを支える状態を示す説明図である。

符号の説明

1 CDチェンジャ (記録媒体再生装置）

2 CD (記録媒体） 3 機器本体

5 ディスク再生部 (再生手段）

6 ディスク収容部 (収容部）

7 分離機構 (分離手段）

10 揷入口

11 底板 (他方側の壁）

19 ホルダ (保持部材）

60 移動機構 (移動手段）

101 天井板 (一方側の壁）

103 一方側ストッパ

104 他方側ストッパ

105 揺動ストッパ

106 昇降ストッパ

107 補助ストッパ

K ホルダ (保持部材)の配列方向

K1 一方

K2 他方

発明を実施するための最良の形態

[0013] 以下、本発明の一実施形態にかかる記録媒体再生装置を説明する。本発明の一実施形態にかかる記録媒体再生装置は、一方側ストツバが情報を再生する一つの記録媒体より一方側の他の記録媒体を支え、他方側ストツバが情報を再生する一つの記録媒体より他方側の他の記録媒体を支え、揺動ストツバが情報を再生する一つの記録媒体を支える。こうすることで、一つの記録媒体の情報を再生する際に、ホルダ力記録媒体が脱落することを防止できるようにして、る。

[0014] また、昇降ストツバが再生手段とともに移動するとともに、記録媒体を支える。こうすることで、複数の保持部材則ち記録媒体を配列方向に沿って移動させても、これらの複数の記録媒体を、前述した一方側ストツバ、他方側ストツバ及び昇降ストツバのうちいずれかで支えることができる。したがって、記録媒体の出し入れの際及び記録媒体を配列方向に沿って移動する際に、記録媒体が保持部材から脱落することを防止できる。

[0015] また、記録媒体を保持するストツバを複数設けることで、移動手段による再生手段の移動を、ストツバなどが妨げることを防止して、る。

[0016] また、本発明は、他方側ストツバとともに、情報を再生する一つの記録媒体より他方側の他の記録媒体を支える補助ストツバを設けても良い。

実施例

[0017] 以下、本発明の一実施例にかかる記録媒体再生装置の一例としての CDチェンジャ 1を、図 2ないし図 52に基づいて説明する。図 2などに示す CDチェンジャ 1は、自動車などの移動体に装備されて、記録媒体としての CD2 (図 3などに示す)を複数収容して、これらの CD2から任意の CD2に記録された情報を読み出（再生）して、音声として出力する装置である。本明細書に記したディスク形記録媒体即ち CD2は、勿論、円板状即ちディスク状に形成されており、コンピュータなどの電子機器で読みとることのできる情報を記録した記録媒体である。

[0018] CDチェンジャ 1は、図 3に示すように、機器本体 3 (図 2に示す）と、図示しない操作部と、ディスク搬送部 4と、再生手段としてのディスク再生部 5と、移動手段としての移動機構 60 (図 4に示す)と、収容部としてのディスク収容部 6と、分離手段としての分離機構 7と、ストツバ部 100 (図 17に示す)を備えている。なお、以下、図 3中の矢印 X を CDチェンジャ 1の幅方向と記し、矢印 Yを CDチェンジャ 1の奥行き方向と記し、矢印 Zを CDチェンジャ 1の厚み方向と記す。

[0019] 機器本体 3は、板金力もなる図 2に示す外側ケース 8と、板金などからなる図 3などに示す固定シャーシ 9などを備えている。外側ケース 8は、扁平な箱状に形成されている。外側ケース 8には、 CD2を出し入れ可能な揷入口 10が設けられている。挿入口 10は、外側ケース 8の外壁を貫通している。揷入口 10は、内側に CD2を通すことができる。挿入口 10を通して、前記 CD2は、外側ケース 8即ち機器本体 3内に収容されたり、該機器本体 3内から排出される。

[0020] 固定シャーシ 9は、外側ケース 8内に収容されているとともに、該外側ケース 8に固定されている。固定シャーシ 9は、図 4に示すように、板状の底板 11と、この底板 11の外縁から立設した周板 12と、底板 11と間隔をあけて相対する天井板 101 (図 18に示す)を備えている。底板 11は、外側ケース 8の図 2中下側に位置する壁上に重ねられている。天井板 101は、周板 12の底板 11から離れた側の縁に連なっている。天井板 101は、底板 11と平行に配されている。天井板 101は、本明細書に記した一方側則ち後述の矢印 K1側の壁をなしている。底板 11は、本明細書に記した他方側則ち後述の矢印 K2側の壁をなして、る。

[0021] 操作部は、機器本体 3と別体でかっこの機器本体 3に接続して、る。操作部は、 C Dチェンジャ 1の使用者により押圧されるなどして操作される。操作部は、使用者に操作されることで、挿入口 10を通して機器本体 3内に挿入される CD2を保持する後述のホルダ 19を設定するために用いられる。操作部は、使用者に操作されることで、挿入口 10を通して機器本体 3外に排出される CD2を保持したホルダ 19を設定するために用いられる。操作部は、使用者に操作されることで、複数のホルダ 19に保持された CD2のうち情報を読み出す CD2を設定するために用いられる。

[0022] ディスク搬送部 4は、機器本体 3内に収容されており、図 3に示すように、ローラァーム 13と、ローラ 14とを備えている。ローラアーム 13は、板金など力もなり、長手方向が機器本体 3の幅方向 Xに沿った帯状に形成されている。ローラアーム 13は、挿入口 1 0の近傍に配され、機器本体 3の固定シャーシ 9に昇降自在に支持された移動シヤーシ 16に固定されたロードフレーム 110 (図 3などに示す）に取り付けられている。

[0023] ローラ 14は、ローラアーム 13に軸芯周りに回転自在に支持されている。ローラ 14の軸芯即ち長手方向は、 CDチェンジャ 1の幅方向 Xに沿っている。ローラ 14は、外周面に揷入口 10内を通される CD2が接触する。ローラ 14は、複数の歯車 15などを介して後述の駆動源としてのモータ 41により、軸芯周りに回転される。ローラ 14の外周面に CD2が接触し、ローラ 14がモータ 41により回転駆動されることで、ディスク搬送部 4は、揷入口 10内に CD2を通す。

[0024] ディスク再生部 5は、機器本体 3内に収容されており、図 4に示すように、移動シヤーシ 16と、揺動シャーシ 17と、図示しないピックアップ再生部と、を備えている。移動シヤーシ 16は、板金などからなり、枠状に形成されている。移動シャーシ 16は、ディスク収容部 6のホルダ 19の配列方向（互いに重なる方向） K (図 3などに矢印で示す）に沿って移動自在に、固定シャーシ 9の周板 12などに支持されている。

[0025] 揺動シャーシ 17は、板金など力もなり、帯板状に形成されている。揺動シャーシ 17 は、一端部を中心として回動自在に移動シャーシ 16に支持されている。揺動シヤーシ 17は、一端部を中心として回動することで、ディスク収容部 6に収容される複数の C D2間に他端部が侵入する状態と、ディスク収容部 6に収容される複数の CD2間から他端部が抜け出る状態とに亘つて変位自在になっている。

[0026] ピックアップ再生部は、揺動シャーシ 17にダンバやばねなどにより防振支持された CRGシャーシ上に設けられている。ピックアップ再生部は、ターンテーブルと、ピックアップ部などを備えている。ターンテーブルは、回転テーブルと、スピンドルモータと、複数のクランプ爪とを備えている。回転テーブルは、 CRGシャーシの他端部に回転自在に支持されている。回転テーブルは、円板状に形成されており、表面上に CD2 が置かれる。

[0027] スピンドルモータは、 CRGシャーシの他端部と回転テーブルとの間に設けられている。スピンドルモータは、回転テーブルを回転する。クランプ爪は、回転テーブルの表面力突没自在に設けられている。クランプ爪は、回転テーブルの表面力も突出すると、回転テーブル上の CD2の中央孔内に突出して、回転テーブルとの間に CD2を挟む。クランプ爪は、回転テーブルとの間に挟むことで、 CD2をクランプする。

[0028] ピックアップ部は、図 4中に二点鎖線で示す光ピックアップ 66と、ピックアップ移動部とを備えている。光ピックアップ 66は、ターンテーブルに接離する方向に移動自在に CRGシャーシに支持されている。光ピックアップ 66は、ターンテーブルに支持された CD2から情報を読み出す。即ち、光ピックアップ 66は、ホルダ 19に保持されていた CD2を再生する。再生時、 CD2は、ホルダ 19から厚み方向 Zに退避する。ピックァップ移動部は、光ピックアップ 66をターンテーブルに接離させる。なお、接離とは、互いに近づ、たり離れたりすることである。

[0029] ディスク再生部 5は、揺動シャーシ 17の他端部が CD2間に侵入して、ターンテープルのクランプ爪が CD2をクランプするとともに、ターンテーブルの回転テーブルが CD 2を回転する。ディスク再生部 5は、ピックアップ部の光ピックアップ 66が、ターンテーブルにより回転された CD2から情報を読み出す。また、ディスク再生部 5は、後述するように矢印 Kに沿って移動する。こうして、ディスク再生部 5は、矢印 Κに沿って移動するとともに、ホルダ 19に保持された CD2をクランプして再生する。

[0030] 移動機構 60は、図 4などに示すように、第 1のスライドシャーシ 61と、第 2のスライドシャーシ 62と、揺動アーム 63と、保持シャーシ 102 (図 17に示す）とを備えている。第 1のスライドシャーシ 61は、板金からなり、水平部 64と、鉛直片 65とを一体に備えている。水平部 64は、平板状に形成され、かつ固定シャーシ 9の板状の底板 11上に重ねられている。

[0031] 水平部 64は、他端部が複数の CD2間から抜け出た状態の揺動シャーシ 17の長手方向に沿ってスライド自在に前記底板 11に支持されている。水平部 64は、分離機構 7の後述するモータ 20の駆動力により、他端部が複数の CD2間力抜け出た状態の揺動シャーシ 17の長手方向に沿って移動する。鉛直片 65は、水平部 64の縁から上方即ち第 2のスライドシャーシ 62に向かって延びている。

[0032] 第 2のスライドシャーシ 62は、平板状に形成されている。第 2のスライドシャーシ 62 は、移動シャーシ 16と底板 11との間に配されているとともに、移動シャーシ 16に重ねられている。第 2のスライドシャーシ 62は、他端部が複数の CD2間から抜け出た状態の揺動シャーシ 17の長手方向に沿ってスライド自在に移動シャーシ 16に支持されている。

[0033] また、第 2のスライドシャーシ 62には、前述した鉛直片 65が係止している。このため、第 2のスライドシャーシ 62は、鉛直片 65とともに、モータ 20の駆動力により、他端部が複数の CD2間から抜け出た状態の揺動シャーシ 17の長手方向に沿って移動する

[0034] 揺動アーム 63は、板金からなり、平板状に形成されている。揺動アーム 63の平面形状は、図 4に示すように、略く字状に形成されている。揺動アーム 63は、前述した移動シャーシ 16に中央部を中心として回転自在に支持されている。揺動アーム 63 は、一端部が前述した第 2のスライドシャーシ 62に連結している。揺動アーム 63は、他端部が揺動シャーシ 17に回転自在に連結している。揺動アーム 63は、第 2のスライドシャーシ 62が前述した長手方向に沿ってスライドすると、中央部を中心として回転して、揺動シャーシ 17の一端部を中心として、該揺動シャーシ 17を揺動させる。 [0035] 保持シャーシ 102は、板金からなり、平板状に形成されている。保持シャーシ 102 は、第 2のスライドシャーシ 62に重ねられており、移動シャーシ 16に取り付けられている。

[0036] 移動機構 60は、モータ 20の駆動力により、第 1のスライドシャーシ 61と第 2のスライドシャーシ 62を移動させるとともに、揺動アーム 63を回転して、一端部を中心として揺動シャーシ 17を揺動させる。移動機構 60は、一端部を中心として揺動シャーシ 17 を揺動することで、ホルダ 19に保持された CD2の情報記録面と対向する位置に光ピックアップ 66則ちディスク再生部 5を移動する。

[0037] ディスク収容部 6は、機器本体 3内に収容されており、図 4に示すように、第 1壁としての移動シャーシ 18と、保持部材としての複数のホルダ 19を備えている。移動シャーシ 18は、板金などからなり、板状に形成されている。移動シャーシ 18は、固定シャーシ 9の底板 11と間隔をあけて平行に配されている。移動シャーシ 18は、固定シャーシ 9の底板 11との間にディスク再生部 5を位置付けている。移動シャーシ 18は、前述した矢印 Kに沿って移動自在に固定シャーシ 9の周板 12などに支持されている。

[0038] ホルダ 19は、底板 11と移動シャーシ 18との双方と平行な状態で、固定シャーシ 9 に昇降自在に支持されている。複数のホルダ 19は、底板 11と移動シャーシ 18とが互いに重なる方向（前述した矢印 K)に沿って、後述のホルダ本体 80が互いに重ねられている。

[0039] ホルダ 19は、図 16などに示すように、ホルダ本体 80と、第 1の係止部材 81と、第 2 の係止部材 82と、第 3の係止部材 83とを備えている。ホルダ本体 80は、合成樹脂からなり、板状に形成されている。ホルダ本体 80は、保持部 84と、フランジ部 85とを一体に備えている。

[0040] 保持部 84は、平板状に形成されて！ヽる。保持部 84の平面形状は、 C字状 (半環状、半リング状ともいう）に形成されている。このため、ホルダ本体 80の平面形状は、 C 字状に形成されている。また、保持部 84は、表面上に CD2を位置付ける。このため、ホルダ本体 80は、表面上に CD2を位置付ける。

[0041] フランジ部 85は、保持部 84の外周側の外縁から立設しているとともに、該保持部 8 4の外周方向に延びている。このため、保持部 84上に位置付けられた CD2は、フランジ部 85の縁部としての内縁 85aと当接することで、保持部 84上に位置決めされる。このため、ホルダ 19は、保持した CD2の外縁と当接する内縁 85aを備えている。ホルダ本体 80は、保持部 84の C字状に形成された開口部が挿入口 10と相対する状態に配されている。

[0042] 第 1の係止部材 81は、合成樹脂からなり、帯板状でかつアーム状に形成されている。第 1の係止部材 81は、ホルダ本体 80の図 16中の左側に位置する一端部 80aに位置するフランジ部 85にその長手方向の中央部 81cを中心として回転自在に支持されている。このため、第 1の係止部材 81は、ホルダ本体 80の一端部 80aに回転自在に設けられている。

[0043] 第 1の係止部材 81は、図 16中手前側（ホルダ本体 80の端側）に位置する一端部 8 laに係止部としての係止爪 86を設けている。第 1の係止部材 81は、係止爪 86がフランジ部 85の内縁から保持部 84上に突出する図 16に示す係止位置と、係止爪 86 力 Sフランジ部 85の内縁に没して保持部 84上力も退避する図示しない非係止位置とに亘つて、回転自在である。

[0044] また、第 1の係止部材 81は、ホルダ本体 80に、係止位置と非係止位置とに亘る回転が許容されているとともに、前記係止位置と非係止位置を越えて回転することが規制されている。係止爪 86は、前述した係止位置で前記保持部 84即ちホルダ本体 80 との間に CD2の外縁部を位置付けて、該 CD2の外縁部に係止する。このため、第 1 の係止部材 81は、ホルダ本体 80の保持部 84上に位置付けられる CD2の外縁部に係止する。

[0045] 第 2の係止部材 82は、合成樹脂からなり、帯板状でかつアーム状に形成されている。第 2の係止部材 82は、ホルダ本体 80の図 16中の右側に位置する他端部 80bに位置するフランジ部 85にその長手方向の中央部 82cを中心として回転及びスライド自在に支持されている。このため、第 2の係止部材 82は、ホルダ本体 80の他端部 80 bに回転及びスライド自在に設けられて、る。

[0046] 第 2の係止部材 82は、図 16中手前側（ホルダ本体 80の端側）に位置する一端部 8 2aに係止部としての係止爪 87を設けている。第 2の係止部材 82は、係止爪 87がフランジ部 85の内縁から保持部 84上に突出する図 16に示す係止位置と、係止爪 87 力 Sフランジ部 85の内縁に没して保持部 84上力も退避する図示しない非係止位置とに亘つて、回転及びスライド自在である。

[0047] また、第 2の係止部材 82は、ホルダ本体 80に、係止位置と非係止位置とに亘る回転が許容されているとともに、前記係止位置と非係止位置を越えて回転することが規制されている。係止爪 87は、前述した係止位置で前記保持部 84即ちホルダ本体 80 との間に CD2の外縁部を位置付けて、該 CD2の外縁部に係止する。このため、第 2 の係止部材 82は、ホルダ本体 80の保持部 84上に位置付けられる CD2の外縁部に係止する。

[0048] さらに、第 2の係止部材 82は、ホルダ本体 80のフランジ部 85に取り付けられたねじりコイルばね 88により、前記係止爪 87がフランジ部 85の内縁から保持部 84上に突出する方向即ち係止位置に向力つて付勢されている。すなわち、第 2の係止部材 82 は、係止爪 87がホルダ本体 80上の CD2の外縁部に係止する（保持部 84の内側に向かう）方向に付勢されて、る。

[0049] 第 3の係止部材 83は、合成樹脂からなり、帯板状でかつアーム状に形成されている。第 3の係止部材 83は、ホルダ本体 80の前述した一端部 80aと他端部 80bとの間の中央部 80cに位置するフランジ部 85にその長手方向の中央部 83cを中心として回転自在に支持されている。このため、第 3の係止部材 83は、ホルダ本体 80の一端部 80aと他端部 80bとの間に回転自在に設けられて、る。

[0050] 第 3の係止部材 83は、図 16中奥側（ホルダ本体 80の中央側）に位置する一端部 8 3aに係止部としての係止爪 89を設けている。第 3の係止部材 83は、係止爪 89がフランジ部 85の内縁から保持部 84上に突出する図 16に示す係止位置と、係止爪 89 力 Sフランジ部 85の内縁に没して保持部 84上力も退避する図示しない非係止位置とに亘つて、回転自在である。

[0051] また、第 3の係止部材 83は、ホルダ本体 80に、係止位置と非係止位置とに亘る回転が許容されているとともに、前記係止位置と非係止位置を越えて回転することが規制されている。係止爪 89は、前述した係止位置で前記保持部 84即ちホルダ本体 80 との間に CD2の外縁部を位置付けて、該 CD2の外縁部に係止する。このため、第 3 の係止部材 83は、ホルダ本体 80の保持部 84上に位置付けられる CD2の外縁部に係止する。

[0052] さらに、第 3の係止部材 83の他端部 83bは、第 1の係止部材 81の他端部 81bより保持部 84寄り即ちホルダ本体 80の内側に配されているとともに、前記第 1の係止部材 81の他端部 81bに当接する。また、第 3の係止部材 83は、ホルダ本体 80のフランジ部 85に取り付けられたねじりコイルばね 90により、前記係止爪 89がフランジ部 85 の内縁から保持部 84上に突出する方向即ち係止位置に向力つて付勢されている。すなわち、第 3の係止部材 83は、係止爪 89がホルダ本体 80上の CD2の外縁部に係止する（保持部 84の内側に向かう）方向に付勢されている。

[0053] また、第 3の係止部材 83の他端部 83bが第 1の係止部材 81の他端部 81bよりホルダ本体 80の内側に位置しかつ第 1の係止部材 81の他端部 81bに当接しているので、前述したねじりコイルばね 90は、第 1の係止部材 81を前記係止爪 86がフランジ部 85の内縁から保持部 84上に突出する方向即ち係止位置に向力つて付勢している。このため、第 1の係止部材 81は、係止爪 86がホルダ本体 80上の CD2の外縁部に係止する（保持部 84の内側に向かう）方向に付勢されている。

[0054] さらに、第 1の係止部材 81と、第 3の係止部材 83は、同一のねじりコイルばね 90により付勢されている。このため、第 3の係止部材 83と、第 1の係止部材 81と第 2の係止部材 82とのうち一方とは、同一のねじりコイルばね 90により付勢されている。

[0055] ホルダ 19は、挿入口 10を通して機器本体 3に挿入された CD2がホルダ本体 80の開口部を通して内側に侵入して保持部 84上に位置し、係止爪 86, 87, 89が CD2の外縁部に係止することで、この CD2を保持する。複数のホルダ 19は、各々が保持する CD2の表面が互いに平行になるように、互いに重ねられて配されている。ホルダ 1 9は、前記矢印 Kに沿って昇降自在に固定シャーシ 9などに支持されている。各々のホルダ 19のホルダ本体 80には、外方向に向かって突出した突起 29 (図 16ないし図 25に示す）が設けられている。ディスク収容部 6は、 CD2を保持可能な複数のホルダ 19を積層配列して収容する。

[0056] 分離機構 7は、機器本体 3内に収容されており、モータ 20 (図 4に示す)と、離間溝拡縮機構 21 (図 7ないし図 11に示す)と、連動移動機構 22 (図 34ないし図 41に示す )とを備えている。モータ 20は、図 4に示すように、固定シャーシ 9に固定されている。 [0057] 離間溝拡縮機構 21は、図 6に示すように、 3つ設けられており、機器本体 3の隅部に設けられている。離間溝拡縮機構 21は、図 7ないし図 15に示すように、円柱状に形成されており、回転部材 25と、移動部材 26と、カム部材 24とを備えている。

[0058] 回転部材 25は、図 13ないし図 15に示すように、互いに同軸に配された円板部 68 と、円柱部 69とを一体に備えている。円板部 68は、円板状に形成され、固定シヤーシ 9の底板 11に軸芯周りに回転自在に支持されている。円柱部 69は、円柱状に形成されており、円板部 68から立設している。

[0059] 回転部材 25の軸芯は、前述した矢印 Kと平行に配されている。回転部材 25は、円板部 68の外縁部に設けられた歯が底板 11に回転自在に設けられた複数の歯車 67 に嚙み合っている。回転部材 25は、歯車 67を介してモータ 20のピ-オンと接続されたカム 67b上のカム 67aにより、モータ 20の駆動力により軸芯周りに回転される。回転部材 25がモータ 20の駆動力により軸芯周りに回転されることは、本明細書に記した回転部材 25がモータ 20の駆動力により移動されることを示して、る。回転部材 25 は、移動部材 26とカム部材 24の各々を同軸的に配するとともに、移動部材 26とカム部材 24の各々を回転させる。

[0060] 移動部材 26は、図 12ないし図 15に示すように、円管状に形成されており、回転部材 25の外周に取り付けられてこの回転部材 25と同軸に配されている。移動部材 26と回転部材 25とは、回転部材 25に設けられた突起 70と、移動部材 26に設けられたキ一溝とからなるキーにより互いに取り付けられている。移動部材 26は、前述した矢印 Kに沿って移動自在に回転部材 25に取り付けられている。移動部材 26は、カム部材 24とは独立して、矢印 Kに沿って、移動可能である。さらに、移動部材 26の底板 11 力離れた側の縁 (上端）には、係止溝 71が設けられている。また、移動部材 26は、前述した回転部材 25と一体に (連動して)前述した軸芯周りに回転する。

[0061] また、移動部材 26は、図 7、図 19ないし図 33に示すように、第 1壁としての移動シャーシ 18に取り付けられているとともに、第 2壁 27bが設けられている。移動シャーシ 1 8と第 2壁 27bは、移動部材 26の軸芯方向の両縁に設けられており、矢印 Kと平行な軸芯に沿って互いに常に一定の間隔をあけて配されている。移動シャーシ 18と第 2 壁 27bは、移動部材 26の両縁から外周方向に突出して、る。 [0062] 移動部材 26は、固定シャーシ 9の底板 11から離れた側の縁に設けられた係止溝 7 1により移動シャーシ 18に取り付けられている。このことを、本発明では、第 1壁としての移動シャーシ 18は、移動部材 26の上端に設けられているという。このため、移動部材 26は、移動シャーシ 18と一体に (連動して）矢印 Kに沿って移動する。また、移動シャーシ 18は、移動部材 26などが軸芯周りに回転することを許容する（妨げない）。移動シャーシ 18は、前述した矢印 Kに対し直交する方向に沿った平板状に形成されている。

[0063] 第 2壁 27a, 27bは、回転部材 25と移動部材 26とに亘つて設けられている。回転部材 25では、第 2壁 27aは、図 12ないし図 15に示すように、円板部 68の外縁から立設しており、断面形状が回転部材 25の軸芯を中心とした円弧状に形成されている。このため、第 2壁 27aは、円板部 68の外周に配されている。

[0064] 移動部材 26では、第 2壁 27bは、図 12ないし図 15に示すように、固定シャーシ 9の底板 11寄りの縁 (即ち、移動部材 26の下端）に設けられている。第 2壁 27bは、移動部材 26の外周に配され、移動部材 26と同軸に配されている。第 2壁 27a, 27bは、回転部材 25と移動部材 26とに亘つて、面一に形成されている。第 2壁 27a, 27bは、移動部材 26から回転部材 25に向力にしたがって、移動シャーシ 18から徐々に離れる方向に、前述した矢印 Kとこの矢印 Kに対し直交する方向との双方に交差した方向に延びている。

[0065] また、前述した移動シャーシ 18と第 2壁 27a, 27bとの間において、矢印 Kに沿って互、の間にカム部材 24の後述のくさび部 30が位置付けられて、な、部分では、前述した移動シャーシ 18と第 2壁 27a, 27bとの間隔は、ホルダ 19の数と突起 29の矢印 K方向の溝幅との積に等、又は略等、。

[0066] 回転部材 25と移動部材 26は、前述した移動シャーシ 18と第 2壁 27a, 27bとの間に、突起 29を位置付けて、前述したホルダ 19を保持する。また、回転部材 25と移動部材 26は、軸芯周りに回転することで、前述した移動シャーシ 18と第 2壁 27a, 27b との間で突起 29が後述の連結壁 28から接離するように矢印 Kに対し交差する方向に沿って移動することを許容する。このため、カム部材 24と回転部材 25と移動部材 2 6は、モータ 20の駆動力により、後述の離間溝 39, 40の奥に向力つて突起 29が侵入する方向に移動される。さらに、カム部材 24と回転部材 25と移動部材 26は、後述の収容位置で、すべてのホルダ 19の突起 29を、移動シャーシ 18と第 2壁 27a, 27b との間に位置付ける。

[0067] カム部材 24は、図 12ないし図 15に示すように、円管状に形成されており、移動部材 26の外周に取り付けられて、回転部材 25及び移動部材 26等と同軸に配されている。カム部材 24と移動部材 26とは、カム部材 24に設けられた突起 72と、移動部材 2 6に設けられた突起とからなるキーにより互いに取り付けられている。カム部材 24は、前述した矢印 Kに沿って移動自在に移動部材 26に取り付けられている。また、カム部材 24は、前述した回転部材 25及び移動部材 26と一体 (連動して）に前述した軸芯周りに回転する。

[0068] さらに、カム部材 24の底板 11から離れた側の縁に係止溝 73が設けられている。力ム部材 24の係止溝 73には、ディスク再生部 5の移動シャーシ 16が係止して、取り付けられている。このため、カム部材 24は、移動シャーシ 16即ち前述した光ピックアツプ 66と一体に (連動して)矢印 Kに沿って移動する。このため、カム部材 24は、矢印 Kに沿って、移動可能である。また、移動シャーシ 16は、カム部材 24などが軸芯周りに回転することを許容する（妨げない)。

[0069] さらに、カム部材 24は、くさび部 30と、案内溝 31と、連結壁 28とを備えている。くさび部 30は、前述した移動シャーシ 18と、第 2壁 27との間に位置しているとともに、連結壁 28と間隔をあけて配されている。このため、カム部材 24のくさび部 30は、前述した移動シャーシ 18と第 2壁 27との間を矢印 Kに沿って移動する。くさび部 30は、移動部材 26に向かうにしたがって、矢印 Kに沿う溝幅が徐々に細くなるように形成されている。

[0070] 案内溝 31は、くさび部 30に設けられている。案内溝 31は、カム部材 24のくさび部 3 0の外周面に形成されている。即ち、案内溝 31は、カム部材 24のくさび部 30の外周面から凹に形成されている。案内溝 31の矢印 Kに沿う溝幅は、一つの突起 29の矢印 Kに沿う幅と略等しい。案内溝 31は、図 19ないし図 33に示すように、連結壁 28に相対する開口部 32と、ローデイング部 33と、ピックアップ侵入部 34と、第 1連結部 35 と、クランプ部 36と、第 2連結部 37と、再生部 38とを備えている。ローデイング部 33と、ピックアップ侵入部 34と、クランプ部 36と、再生部 38とは、矢印 Kに対し直交する方向に沿って延びている。第 1連結部 35と、第 2連結部 37とは、矢印 Kとこの矢印 K に対し直交する方向との双方に対し交差する方向に沿って延びて、る。

[0071] ローデイング部 33は、開口部 32に連なり、この開口部 32の連結壁 28から離れた側に配されている。ピックアップ侵入部 34は、ローデイング部 33に連なり、このローディング部 33の連結壁 28から離れた側に配されている。さら〖こ、ピックアップ侵入部 34 は、ローデイング部 33より回転部材 25の第 2壁 27から離れた側に配されている。

[0072] 第 1連結部 35は、ピックアップ侵入部 34に連なり、このピックアップ侵入部 34の連結壁 28から離れた側に配されている。第 1連結部 35は、ピックアップ侵入部 34から離れるのにしたがって徐々に回転部材 25の第 2壁 27に近づく方向に延びている。クランプ部 36は、第 1連結部 35に連なり、この第 1連結部 35の連結壁 28から離れた側に配されている。第 2連結部 37は、クランプ部 36に連なり、このクランプ部 36の連結壁 28から離れた側に配されている。第 2連結部 37は、クランプ部 36から離れるのにしたがって徐々に回転部材 25の第 2壁 27に近づく方向に延びている。再生部 38は、第 2連結部 37に連なり、この第 2連結部 37の連結壁 28から離れた側に配されている。

[0073] 案内溝 31は、開口部 32を通して、突起 29が侵入することを許容する。即ち、案内溝 31内には、突起 29即ちホルダ 19が摺動可能である。さらに、案内溝 31は、ローデイング部 33と、ピックアップ侵入部 34と、第 1連結部 35と、クランプ部 36と、第 2連結部 37と、再生部 38内に順に突起 29が移動することを許容する。

[0074] ローデイング部 33内に位置付けられた突起 29を設けたホルダ 19は、挿入口 10と矢印 Yに沿って相対する。そして、ローデイング部 33内に位置付けられた突起 29を設けたホルダ 19は、揷入口 10を通して挿入された CD2を保持できるとともに、挿入口 10を通して保持した CD2を機器本体 3外に排出できる。

[0075] ピックアップ侵入部 34内に位置付けられた突起 29を設けたホルダ 19は、図 3中下方に位置する他のホルダ 19から離れて、この図中下方に位置するホルダ 19との間に揺動シャーシ 17の他端部即ちピックアップ再生部が侵入することを許容する。クランプ部 36内に位置付けられた突起 29を設けたホルダ 19は、保持した CD2をデイスク再生部 5のターンテーブルがクランプすることを許容する。再生部 38内に位置付けられた突起 29を設けたホルダ 19は、ターンテーブルにクランプされた CD2から離されて、ターンテーブルにより回転される CD2に干渉 (接触）しない。即ち、 CD2が回転することを許容する。

[0076] 連結壁 28は、前述した矢印 Kに沿って直線状に延びている。連結壁 28は、くさび部 30に設けられた案内溝 31の開口部 32と矢印 Kに対し直交する方向に沿って、間隔をあけて相対している。連結壁 28は、移動シャーシ 18と第 2壁 27とを互いに連結する格好になっている。

[0077] こうして、カム部材 24は、一つの CD2を保持するホルダ 19の突起 29が摺動可能に係合する案内溝 31を有してヽる。

[0078] 前述した構成の回転部材 25と、移動部材 26と、カム部材 24とは、図 12に示すように、互いに同軸に配されている。また、移動部材 26と、カム部材 24とは、図 12ないし図 14に示すように、互いに独立して、矢印 Kに沿って移動可能である。

[0079] また、前述した移動シャーシ 18とカム部材 24のくさび部 30との間は、本明細書に記した第 1離間溝 39をなしている。第 1離間溝 39は、移動シャーシ 18と、カム部材 2 4のくさび部 30の底板 11から離れた側の上面部とで構成されている。第 1離間溝 39 は、案内溝 31に係合する一つの CD2を保持するホルダ 19より上方 (矢印 K1側）に位置する他のホルダ 19と係合する。

[0080] さらに、前述した第 2壁 27とカム部材 24のくさび部 30との間は、本明細書に記した第 2離間溝 40をなしている。第 2離間溝 40は、第 2壁 27とカム部材 24のくさび部 30 の底板 11寄りの下面部とで構成されている。第 2離間溝 40は、案内溝 31に係合する一つの CD2を保持するホルダ 19より下方（矢印 K2側）に位置する他のホルダ 19と係合する。

[0081] 第 1離間溝 39と第 2離間溝 40は、案内溝 31に係合する一つの CD2を保持するホルダ 19の他のホルダ 19の突起 29が侵入することを許容する（他のホルダ 19が係合する)。第 1離間溝 39と第 2離間溝 40は、本明細書に記した離間溝をなしている。第 1離間溝 39と第 2離間溝 40即ち離間溝は、一つの CD2を保持するホルダ 19の他のホルダ 19が摺動可能に係合するとともに、カム部材 24と移動部材 26との相対的な移動により形成される。

[0082] 第 1離間溝 39と第 2離間溝 40とは、カム部材 24と移動部材との相対的に矢印 Kに沿って移動することで、互いに連動して矢印 Kに沿った溝幅が可変する（拡がったり狭くなる)。カム部材 24が矢印 Kに沿ってスライドした際に、第 1離間溝 39の溝幅が拡がると第 2離間溝 40の溝幅が狭くなり、第 2離間溝 40の溝幅が拡がると第 1離間溝 39の溝幅が狭くなる。

[0083] また、第 1離間溝 39の溝幅と第 2離間溝 40の溝幅との和は、ホルダ 19の数から 1を

I V、て得られる数と一つの突起 29の矢印 K方向の幅との積に等、又は略等、。前述した第 1及び第 2離間溝 39, 40即ち離間溝は、カム部材 24と移動部材 26との相対的な移動により矢印 Kに沿った溝幅が可変する。即ち、第 1及び第 2離間溝 39, 40は、カム部材 24と移動部材 26との相対的な移動により矢印 Kに沿った溝幅が相対的に可変する。

[0084] 前述した構成によれば、移動シャーシ 18と第 2壁 27との間に位置付けられたすべてのホルダ 19の突起 29は、モータ 20の駆動力が複数の歯車 67を介して伝達されて、回転部材 25と移動部材 26とカム部材 24とが一体に (連動して）回転 (移動）することで、一つの突起 29が案内溝 31内に侵入する。残りの突起 29のうち案内溝 31に侵入した突起 29より矢印 K1 (図 7などに示す)側に位置するホルダ 19の突起 29が第 1 離間溝 39内に侵入し、案内溝 31に侵入した突起 29より矢印 K2 (図 7などに示す)側に位置するホルダ 19の突起 29が第 2離間溝 40内に侵入する。なお、矢印 K1は、前述した矢印 Κの一方側をなしているとともに、矢印 Κ2は、前述した矢印 Κの他方側をなしている。

[0085] すべてのホルダ 19の突起 29が、案内溝 31に侵入することなく連結壁 28に近づいて移動シャーシ 18と第 2壁 27との間に位置する状態は、本明細書では、ホルダ 19が収容位置に位置するという。また、カム部材 24のくさび部 30が連結壁 28と間隔をあけているため、収容位置では、第 1離間溝 39と第 2離間溝 40とは、一体になつている。したがって、収容位置では、複数のホルダ 19が互いに近接する。

[0086] 突起 29が、案内溝 31の再生部 38内と、第 1及び第 2離間溝 39, 40の奥に侵入する状態は、本明細書では、ホルダ 19が再生位置に位置するという。再生位置では、カム部材 24のくさび部 30により、前記案内溝 31内に突起 29が侵入したホルダ 19は、収容位置より他のホルダ 19から離れる。再生位置では、情報を再生する CD2を保持したホルダ 19が他のホルダ 19から離れるとともに、情報を再生する CD2を保持したホルダ 19と他のホルダ 19との間に光ピックアップ 66が侵入可能になる。

[0087] 突起 29が、移動部材 26の第 2壁 27と移動シャーシ 18との間に位置し、案内溝 31 のローデイング部 33内と、第 1及び第 2離間溝 39, 40に侵入した状態は、本明細書では、ホルダ 19がローデイング位置に位置するという。

[0088] また、前述した再生位置では、第 1離間溝 39内に情報を再生する CD2を保持したホルダ 19の矢印 K1側のホルダ 19の突起 29が侵入する。第 1離間溝 39は、前記矢印 K1側のホルダ 19を、情報を再生する CD2を保持したホルダ 19から離す。

[0089] さらに、再生位置とローデイング位置では、第 2離間溝 40内に情報を再生する CD2 を保持したホルダ 19の矢印 K2側のホルダ 19の突起 29が侵入する。第 2離間溝 40 は、前記矢印 K2側のホルダ 19を、情報を再生する CD2を保持したホルダ 19から離す。

[0090] 連動移動機構 22は、図 34などに示すように、駆動源としてのモータ 41 (図 4に示す )と、駆動シャーシ 42 (図 4及び図 5に示す）と、第 2駆動シャーシ 53 (図 4及び図 5に示す)と、第 1突起 43と、第 1孔 44と、第 2突起 45と、第 2孔 46とを備えている。なお、図 4には、駆動シャーシ 42と第 2駆動シャーシ 53を 2つずつ示している力実際には、駆動シャーシ 42と第 2駆動シャーシ 53は一つずつ設けられている。

[0091] 連動移動機構 22は、ディスク収容部 6のホルダ 19を収容位置と再生位置とに亘って移動させる際には、移動部材 26を、回転部材 25に対し矢印 Kに沿って移動して、回転部材 25から最も遠ざけておく。そして、連動移動機構 22は、再生位置に位置付ける CD2を保持したホルダ 19の突起 29が案内溝 31に侵入できる位置に、カム部材 24を位置付ける。

[0092] 連動移動機構 22は、ディスク収容部 6のホルダ 19を再生位置とローデイング位置とに亘つて移動させる即ち CD2を機器本体 3内に出し入れする際には、カム部材 24を、移動部材 26に対し矢印 Kに沿って移動して、回転部材 25に最も近づけておく。そして、連動移動機構 22は、ローデイング位置に位置付けられた即ち出し入れされた CD2を保持するホルダ 19の突起 29が案内溝 31に侵入できる位置に、移動部材 26 を位置付ける。連動移動機構 22は、駆動源としてのモータ 41の駆動力により、前述したように、カム部材 24即ちディスク再生部 5の移動シャーシ 16と、移動部材 26即ちディスク収容部 6の移動シャーシ 18とを連動して、矢印 Kに沿って移動する。

[0093] モータ 41は、固定シャーシ 9の底板 11などに取り付けられている。駆動シャーシ 42 は、板金からなり、板状に形成されている。駆動シャーシ 42の平面形状は、矩形状に形成されている。駆動シャーシ 42は、機器本体 3の固定シャーシ 9の周板 12に、矢印 Kに対し直交（交差)する方向に沿って移動自在に支持されて、る。

[0094] 第 2駆動シャーシ 53は、板金からなり、板状に形成されて!、る。第 2駆動シャーシ 5 3の平面形状は、矩形状に形成されている。第 2駆動シャーシ 53は、機器本体 3の固定シャーシ 9の周板 12に、矢印 Kに対し直交（交差)する方向に沿って移動自在に支持されている。第 2駆動シャーシ 53には、モータ 41の駆動力により回転される歯車 48と嚙み合ったラック 47が形成されている。

[0095] 第 1突起 43は、ディスク収容部 6の移動シャーシ 18から駆動シャーシ 42と第 2駆動シャーシ 53に向力つて突出している。第 1孔 44は、駆動シャーシ 42と第 2駆動シヤーシ 53に設けられている。勿論、第 1孔 44は、駆動シャーシ 42と第 2駆動シャーシ 53 を貫通している。第 1孔 44には、図 5に示すように、第 1突起 43が侵入する。

[0096] 第 1孔 44は、図 34ないし図 41に示すように、第 1平行部 49と第 1傾斜部 50とを備えている。第 1平行部 49は、前述した矢印 Kに対し直交する方向に沿って直線状に延びている。第 1傾斜部 50は、第 1平行部 49の端に連なりかつ前述した矢印 Kと該矢印 Kに対し直交する方向との双方に対し交差する方向に沿って直線状に延びている。第 1傾斜部 50は、第 1平行部 49から離れるにしたがって徐々に固定シャーシ 9 の底板 11に近づく方向に傾斜して、る。

[0097] 第 2突起 45は、ディスク再生部 5の移動シャーシ 16から駆動シャーシ 42に向かつて突出している。第 2孔 46は、駆動シャーシ 42に設けられている。勿論、第 2孔 46は、駆動シャーシ 42を貫通している。第 2孔 46には、第 2突起 45が侵入する。

[0098] 第 2孔 46は、第 2傾斜部 51と第 2平行部 52とを備えている、第 2傾斜部 51は、前述した矢印 Kと該矢印 Kに対し直交する方向との双方に対し交差する方向に沿って直線状に延びている。第 2傾斜部 51は、第 2平行部 52から離れるにしたがって、徐々に固定シャーシ 9の底板 11から離れる方向に傾斜している。第 2傾斜部 51は、第 1 傾斜部 50と平行である。第 2平行部 52は、第 2傾斜部 51の端に連なりかつ前述した矢印 Kに対し直交する方向に沿って直線状に延びて、る。

[0099] 第 1突起 43が第 1傾斜部 50内に位置付けられると、第 2突起 45が第 2平行部 52内に位置付けられる。第 1突起 43が第 1平行部 49内に位置付けられると、第 2突起 45 が第 2傾斜部 51内に位置付けられる。

[0100] 前述した連動移動機構 22は、駆動源としてのモータ 41の駆動力により、第 2駆動シャーシ 53を矢印 Kに対し直交する方向に沿って移動する。第 2駆動シャーシ 53の動きに連動して、図 4に示すリンクアーム 111により第 2駆動シャーシ 53と連結された駆動シャーシ 42は矢印 Kに対し直交する方向に沿って移動する。

[0101] このため、連動移動機構 22即ち分離機構 7は、カム部材 24と移動部材 26との各々を矢印 Kに沿って駆動 (移動）する単一の駆動源としてのモータ 41を備えている。

[0102] 連動移動機構 22は、駆動源としてのモータ 41の駆動力により、ホルダ 19をローデイング位置に位置付ける際即ち CD2を機器本体 3内に出し入れする際には、第 2突起 45が第 2平行部 52内を移動し、第 1突起 43が第 1傾斜部 50内を移動する位置に駆動シャーシ 42を位置付ける。前述した連動移動機構 22は、駆動源としてのモータ 41の駆動力により、ホルダ 19を再生位置と収容位置とに亘つて移動する際には、第 2突起 45が第 2傾斜部 51内を移動し、第 1突起 43が第 1平行部 49内を移動する位置に駆動シャーシ 42を位置付ける。

[0103] なお、連動移動機構 22により、第 2突起 45が第 2平行部 52内に位置付けられると、カム部材 24が最も回転部材 25の第 2壁 27に近づく。最も回転部材 25の第 2壁 27a に近づいたカム部材 24の案内溝 31のローデイング部 33内に突起 29が位置付けられたホルダ 19は、前述した揷入口 10を通して出し入れされる CD2を保持できる位置に位置付けられる。

[0104] ストッパ部 100は、図 17に示すように、一方側ストッパ 103と、他方側ストッパ 104と、揺動ストッパ 105と、昇降ストッパ 106と、補助ストッパ 107を備えている。一方側ストツバ 103は、合成樹脂からなり、板状に形成されている。一方側ストツバ 103は、挿入口 10と、ホルダ 19との間に配されている。さらに、一方側ストッパ 103は、ホルダ 19 に保持される CD2を挟んで、このホルダ 19と相対する位置に配されている。

[0105] 一方側ストッパ 103は、図 18に示すように、一端部が保持シャーシ 102に回転自在に支持されているとともに、他端部が天井板 101にスライド自在に支持されている。このため、一方側ストッパ 103は、天井板 101に取り付けられている。また、一方側ストッパ 103は、移動シャーシ 16則ちディスク再生部 5の光ピックアップ 66などが矢印 K に沿って移動すると、図 18 (a)に示された状態と図 18 (b)に示された状態とに亘つて変位する。

[0106] 図 18 (a)に示された状態では、移動シャーシ 16則ちディスク再生部 5が最も天井板 101から離れており、一方側ストッパ 103は、矢印 Kと、移動シャーシ 16及び天井板 101の表面との双方に対し傾斜している。図 18 (b)に示された状態では、移動シヤーシ 16則ちディスク再生部 5が最も天井板 101に近づいており、一方側ストッパ 103は、移動シャーシ 16及び天井板 101の表面と平行になっている。

[0107] 前述した構成の一方側ストッパ 103は、ディスク再生部 5が複数のホルダ 19間に侵入して、一つのホルダ 19に保持された一つの CD2をクランプして再生する際に、この一つの CD2より矢印 K1側の他の CD2の外縁と近接又は接触する。そして、一方側ストッパ 103は、矢印 K1側の他の CD2を支える。

[0108] また、一方側ストッパ 103は、挿入口 10を通して CD2を出し入れする際及び CD2 を再生するためにディスク再生部 5を矢印 Kに沿って移動する際に、昇降ストッパ 10 6などととともに、ホルダ 19に保持された CD2の外縁に近接又は接触する。そして、一方側ストッパ 103は、近接又は接触した CD2を支える。

[0109] 他方側ストッパ 104は、合成樹脂からなり、板状に形成されている。他方側ストッパ 1 04は、揷入口 10と、ホルダ 19との間に配されている。さらに、他方側ストッパ 104は、ホルダ 19に保持される CD2を挟んで、このホルダ 19と相対する位置に配されている。他方側ストッパ 104は、固定シャーシ 9の底板 11に取り付けられており、この底板 1 1から立設している。

[0110] 前述した構成の他方側ストッパ 104は、ディスク再生部 5が複数のホルダ 19間に侵入して、一つのホルダ 19に保持された一つの CD2をクランプして再生する際に、この一つの CD2より矢印 K2側の他の CD2の外縁と近接又は接触する。そして、他方側ストッパ 104は、矢印 Κ2側の他の CD2を支える。

[0111] また、他方側ストッパ 104は、揷入口 10を通して CD2を出し入れする際及び CD2 を再生するためにディスク再生部 5を矢印 Κに沿って移動する際に、昇降ストッパ 10 6などととともに、ホルダ 19に保持された CD2の外縁に近接又は接触する。そして、他方側ストッパ 104は、近接又は接触した CD2を支える。

[0112] 揺動ストッパ 105は、図 42に示すように、揷入口 10と、ホルダ 19との間に配さ

れている。さらに、揺動ストッパ 105は、ホルダ 19に保持される CD2を挟んで、このホルダ 19と相対する位置に配されている。揺動ストッパ 105は、図 42に示すように、ァーム本体 92と、当接部 93と、付勢手段としてのコイルばね 95と、を備えている。

[0113] アーム本体 92は、アーム（棒)状に形成されており、前述した保持シャーシ 102にその長手方向の中央部を中心として矢印 C (図 42に示す）に沿って回転自在に支持されている。このため、アーム本体 92即ち揺動ストッパ 105は、ディスク再生部 5則ち摇動シャーシ 17及びピックアップ再生部などと矢印 Κに沿って、機器本体 3即ち固定シヤーシ 9に対し移動する。

[0114] アーム本体 92は、揺動シャーシ 17が複数の CD2即ちホルダ 19間から退避した状態で、挿入口 10寄りの一端部 92aが挿入口 10を通して機器本体 3内に挿入された C D2の外縁部と当接できる位置（図 42に示す）と、 CD2を挿入する際に CD2の侵入を妨げないように CD2によって拡げられる位置と、に亘つて回転自在になっている。また、アーム本体 92は、前述した図 42に示す位置と前述した突出した位置とから越えて回転することが前述した第 2のスライドシャーシ 62などに規制されている。

[0115] 当接部 93は、アーム本体 92の前述した一端部 92aに設けられている。当接部 93 は、挿入口 10を通して機器本体 3内に挿入された CD2が当接する。また、当接部 93 は、ディスク再生部 5が複数のホルダ 19間に侵入して、一つのホルダ 19に保持された一つの CD2をクランプして再生する際に、ディスク再生部 5がクランプするまではこの一つの CD2の外縁と近接又は接触する。そして、当接部 93則ち揺動ストッパ 105 は、図 43に示すように、ディスク再生部 5がクランプするまでは前述した一つの CD2 を支える。また、揺動ストッパ 105は、ディスク再生部 5が前述した一つの CD2をクランプすると、図 44に示すように、第 2のスライドシャーシ 62が移動するに連動して移動するロードフレーム 110に取り付けられたレバーのカムにより駆動され、前述した当接部 93が CD2の外縁から離れる方向に回転する。こうして、揺動ストッパ 105は、デイスク再生部 5が再生する一つの CD2をディスク再生部 5がクランプするまで支え、デイスク再生部 5がーつの CD2をクランプすると、この一つの CD2から退避する。

[0116] コイルばね 95は、一端が保持シャーシ 102に取り付けられ、他端がアーム本体 92 に取り付けられている。コイルばね 95は、当接部 93がホルダ 19に保持された CD2の外縁に近づく方向に、アーム本体 92を矢印 C2 (図 42に示す）に沿って付勢している

[0117] 昇降ストツバ 106は、板金からなり、板状に形成されている。昇降ストツバ 106は、挿入口 10と、ホルダ 19との間に配されている。さらに、昇降ストッパ 106は、ホルダ 19 に保持される CD2を挟んで、このホルダ 19と相対する位置に配されている。昇降ストッパ 106は、揺動シャーシ 17に取り付けられており、揺動シャーシ 17が CD2から退避した状態の場合にストツバとして機能する。

[0118] 前述した構成の昇降ストッパ 106は、挿入口 10を通して CD2を出し入れする際及び CD2を再生するためにディスク再生部 5を矢印 Kに沿って移動する際に、一方側ストッパ 103又は他方側ストッパ 104などととともに、ホルダ 19に保持された CD2の外縁に近接又は接触する。そして、昇降ストツバ 106は、近接又は接触した CD2を支える。

[0119] 補助ストッパ 107は、板金からなり、板状に形成されている。補助ストッパ 107は、挿入口 10と、ホルダ 19との間に配されている。さらに、補助ストッパ 107は、ホルダ 19 に保持される CD2を挟んで、このホルダ 19と相対する位置に配されている。補助ストッパ 107は、昇降ストッパ 106の矢印 K2側に配され、移動シャーシ 16に取り付けられている。

[0120] 前述した構成の補助ストッパ 107は、ディスク再生部 5が複数のホルダ 19間に侵入して、一つのホルダ 19に保持された一つの CD2をクランプして再生する際に、前述した他方側ストッパ 104とともにこの一つの CD2より矢印 K2側の他の CD2の外縁と近接又は接触する。そして、補助ストツバ 107は、他方側ストツバ 104とともに矢印 K2 側の他の CD2を支える。

[0121] 前述した構成の CDチェンジャ 1は、機器本体 3内に収容した複数の CD2のうち前述した操作部などにより任意に選択された一つの CD2の情報を読み出す際には、モータ 20の駆動力により第 2のスライドシャーシ 62などが移動して、揺動ストッパ 105の当接部 93が前述した一つの CD2の外縁に近づく方向にアーム本体 92が回転する。そして、図 43及び図 46 (a)に示すように、当接部 93が前述した一つの CD2の外縁に近接又は接触して、揺動ストッパ 105はこの一つの CD2を支える。なお、図 46 (a) では、揺動ストッパ 105が CD2の外縁に接触した例を示している。

[0122] 図 19に示すように、モータ 20の駆動力によりすベてのホルダ 19の突起 29を第 2壁 27bの水平部 A上に位置付けておく。さらに、ディスク再生部 5の揺動シャーシ 17の他端部即ちターンテーブルとピックアップ再生部を、複数の CD2間から退避させておく。また、駆動源としてのモータ 41の駆動力により、図 34に示すように、第 1突起 4 3が第 1孔 44の第 1平行部 49内に位置する位置に駆動シャーシ 42を位置付ける。そして、図 19に示すように、移動シャーシ 18を回転部材 25の第 2壁 27aから最も遠ざけておく。

[0123] そして、駆動源としてのモータ 41の駆動力により、図 35に示すように、第 2突起 45 が第 2孔 46の第 2傾斜部 51内を移動して、情報が読み出される任意に選択された一つの CD2を保持したホルダ 19の突起 29が案内溝 31に矢印 Kに対し直交する方向に沿って相対する位置に、駆動シャーシ 42を位置付ける。そして、図 8及び図 20に示すように、カム部材 24の案内溝 31の開口部 32を、矢印 Kに対し直交する方向に沿って、情報が読み出される任意に選択された一つの CD2を保持したホルダ 19の突起 29と相対させる。なお、図 8及び図 20では、図中上から四つ目のホルダ 19の突起 29とカム部材 24に設けられた案内溝 31とを相対させている。

[0124] そして、モータ 20の駆動力により、回転部材 25と移動部材 26及びカム部材 24を一体に回転させる。そして、すべてのホルダ 19の突起 29が、連結壁 28から徐々に離れる。すると、図 21に示すように、情報が読み出される任意に選択された一つの CD 2を保持したホルダ 19の突起 29が、案内溝 31の開口部 32に侵入する。さらに、他の CD2を保持したホルダ 19の突起 29が、カム部材 24のくさび部 30に接触するとともに、くさび部 30などにより、第 1及び第 2離間溝 39, 40内を移動する。

[0125] さらに、モータ 20の駆動力により、回転部材 25と移動部材 26及びカム部材 24を一体に回転させると、図 22に示すように、情報が読み出される任意に選択された一つの CD2を保持したホルダ 19の突起 29がローデイング部 33内に位置する。また、前述した一つの CD2と、この一つの CD2より矢印 K1側の他の CD2と、この一つの CD 2より矢印 K2側の他の CD2とが徐々に離れる。

[0126] また、図 45に示すように、前述した一つの CD2より矢印 K1側の他の CD2の外縁に一方側ストツバ 103が近接又は接触する。そして、一方側ストツバ 103は、これら矢印 K1側の他の CD2を支える。なお、図 45では、一方側ストッパ 103が CD2の外縁に接触した例を示して、る。

[0127] さらに、図 47に示すように、前述した一つの CD2より矢印 K2側の他の CD2の外縁に他方側ストツバ 104と補助ストツバ 107との双方が近接又は接触する。そして、他方側ストッパ 104と補助ストッパ 107との双方は、これら矢印 K2側の他の CD2を支える。なお、図 47では、他方側ストッパ 104と補助ストッパ 107との双方が CD2の外縁に接触した例を示している。

[0128] その後、図 23に示すように、前述した一つの CD2を保持したホルダ 19の突起 29が案内溝 31のピックアップ侵入部 34内に位置する。このとき、揺動シャーシ 17が、一端部を中心として回転して、他端部即ちターンテーブルとピックアップ再生部が前述した一つの CD2と他の CD2との間に侵入する。

[0129] そして、前述した一つの CD2を保持したホルダ 19の突起 29が、第 1連結部 35内を通り、図 24に示すように、クランプ部 36内に位置する。このとき、ディスク再生部 5のターンテーブルが前述した一つの CD2をクランプする。すると、モータ 20の駆動力により第 2のスライドシャーシ 62などが移動して、揺動ストッパ 105の当接部 93が前述した一つの CD2の外縁から離れる方向にアーム本体 92が回転する。そして、図 44及び図 46 (b)に示すように、当接部 93が前述した一つの CD2の外縁から離れて、摇動ストツパ 105はこの一つの CD2から退避する。そして、前述した一つの CD2を保持したホルダ 19の突起 29が、第 2連結部 37内を通り、図 9及び図 25に示すように、再生部 38内に位置する。 [0130] さらに、前述した一つの CD2の矢印 Kl側に位置する CD2を保持したホルダ 19の突起 29が、カム部材 24のくさび部 30により第 1離間溝 39の奥即ち連結壁 28から離れた側に移動する。さらに、前述した一つの CD2の矢印 K2側に位置する CD2を保持したホルダ 19の突起 29が、カム部材 24のくさび部 30により第 2離間溝 40の奥即ち連結壁 28から離れた側に移動する。

[0131] そして、図 9及び図 25に示すように、カム部材 24のくさび部 30に設けられた案内溝 31により、前述した一つの CD2を保持したホルダ 19が位置決めされる。さらに、カム部材 24のくさび部 30と、移動シャーシ 18及び第 2壁 27とにより即ち第 1及び第 2離間溝 39, 40により、前述した一つの CD2を保持したホルダ 19を他のホルダ 19から離す。さらに、他のホルダ 19を、第 1及び第 2離間溝 39, 40により、位置決めする。

[0132] さらに、前述した一つの CD2を保持したホルダ 19の突起 29が再生部 38内に位置すると、該ホルダ 19が、ディスク再生部 5のターンテーブルによりクランプされた CD2 力ら遠ざけられる。そして、ホルダ 19に CD2の回転が妨げられることが防止される。ターンテーブル力クランプした CD2を回転するとともに、ピックアップ再生部の光ピックアップ 66が CD2の所望の位置力も情報を読み出す。また、前述したように各ホルダ 1 9則ち CD2を矢印 Kに沿って移動する間及びピックアップ再生部の光ピックアップ 66 が前述の一つの CD2の所望の位置力情報を読み出す間は、一方側ストッパ 103 は前述した矢印 K1側の他の CD2の外縁に近接又は接触して支え続けるとともに、他方側ストッパ 104は前述した矢印 K2側の他の CD2の外縁に近接又は接触して支え続ける。前述した一つの CD2からの情報の読み出しを停止する際には、モータ 20 の駆動力により、回転部材 25と移動部材 26及びカム部材 24を先ほどと逆向きに回転する。

[0133] 前述したように、分離機構 7は、カム部材 24を矢印 Kに沿って移動して、第 1離間溝 39の溝幅と第 2離間溝 40の溝幅とを連動して拡縮することで、所望の CD2を保持したホルダ 19を位置決めするとともに他のホルダ 19から離す。このように、分離機構 7 は、一つの CD2を保持したホルダ 19と他のホルダ 19とを、矢印 Kに沿って、離間する。

[0134] 例えば、図 26に示すように、図中下から二番目の CD2を保持したホルダ 19を再生位置に位置付ける際や、図 27に示すように、図中上から二番目の CD2を保持したホルダ 19を再生位置に位置付ける際も同様である。なお、図 26及び図 27に示す状態では、図 36及び図 37に示すように、第 1突起 43が第 1平行部 49内に位置するとともに、第 2突起 45が第 2傾斜部 51内に位置する。

[0135] さらに、前述した一つの CD2を再生する間では、一方側ストッパ 103がーつの CD2 より矢印 K1側の他の CD2を支えるとともに、他方側ストッパ 104と補助ストッパ 107との双方が一つの CD2より矢印 K2側の他の CD2を支える。また、揺動ストッパ 105は、ディスク再生部 5が再生する一つの CD2をクランプするまで支え、このディスク再生部 5が CD2をクランプすると一つの CD2から退避する。

[0136] 例えば、図 48に示すように、図中最も下の CD2を再生する際や、図 49に示すように、図中最も上の CD2を再生する際も同様である。なお、図 48に示すように、図中最も下の CD2を再生する際には、移動シャーシ 16則ちディスク再生部 5が最も天井板 101から離れて、一方側ストッパ 103が他の CD2全てを支える。図 48では、一方側ストッパ 103が他の CD2全ての外縁と接触した例を示している。

[0137] また、図 49に示すように、図中最も上の CD2を再生する際には、移動シャーシ 16 則ちディスク再生部 5が最も天井板 101に近づいて、他方側ストツバ 104と補助ストッノ 107との双方が他の CD2全てを支える。図 49では、他方側ストッパ 104と補助ストッパ 107との双方が他の CD2全ての外縁と接触した例を示している。

[0138] また、前述した構成の CDチェンジャ 1は、操作部などの命令により、機器本体 3内に収容した複数の CD2のうち任意に選択された一つの CD2を機器本体 3外に排出したり、 CD2を機器本体 3内に挿入して任意に選択された一つのホルダ 19に保持させる際には、図 7、図 10及び図 28に示すように、モータ 20の駆動力によりすベてのホルダ 19の突起 29を第 2壁 27bの水平部 A上に位置付けておく。さらに、ディスク再生部 5の揺動シャーシ 17の他端部即ちターンテーブルとピックアップ再生部を、複数の CD2間力退避させておく。

[0139] そして、図 38に示すように、駆動源としてのモータ 41の駆動力により第 2突起 45が第 2孔 46の第 2平行部 52内に位置する位置に駆動シャーシ 42を位置付ける。そして、図 7、図 10及び図 28に示すように、カム部材 24を回転部材 25の第 2壁 27aに最も近づけておく。

[0140] そして、駆動源としてのモータ 41の駆動力により、図 39に示すように、第 1突起 43 が第 1孔 44の第 1傾斜部 50内を移動して、機器本体 3内に挿入された CD2を保持する又は保持した CD2を機器本体 3外に排出する一つのホルダ 19の突起 29が案内溝 31の開口部 32に矢印 Kに対し直交する方向に沿って相対する位置に、駆動シャーシ 42を位置付ける。

[0141] そして、図 7、図 10及び図 29に示すように、カム部材 24の案内溝 31を、矢印 Kに対し直交する方向に沿って、前述した一つのホルダ 19の突起 29と相対させる。なお、図 7、図 10及び図 29では、図中上から四つ目のホルダ 19の突起 29とカム部材 24 に設けられた案内溝 31とを相対させている。

[0142] そして、モータ 20の駆動力により、回転部材 25と移動部材 26及びカム部材 24を一体に回転させる。そして、すべてのホルダ 19の突起 29が、連結壁 28から徐々に離れる。すると、図 30に示すように、前述した一つのホルダ 19の突起 29が、案内溝 31 の開口部 32に侵入する。さらに、前述した他のホルダ 19の突起 29が、カム部材 24 のくさび部 30に接触するとともに、くさび部 30などにより、第 1及び第 2離間溝 39, 40 内を移動する。すると、前述した一つのホルダ 19と、他のホルダ 19と力徐々に互いに離れる。

[0143] 図 50 (a)に示すように、前述した一つのホルダ 19より矢印 K1側の他のホルダ 19に保持された CD2の外縁に一方側ストツバ 103が近接又は接触する。そして、一方側ストッパ 103は、これら矢印 K1側の他の CD2を支える。なお、図 50 (a)では、一方側ストッパ 103が CD2の外縁に接触した例を示している。

[0144] さらに、図 50 (b)に示すように、前述した一つのホルダ 19より矢印 K2側の他のホルダ 19に保持された CD2の外縁に昇降ストツバ 106が近接又は接触する。そして、昇降ストッパ 106は、これら矢印 K2側の他の CD2を支える。なお、図 50 (b)では、昇降ストッパ 106が CD2の外縁に接触した例を示している。

[0145] さらに、モータ 20の駆動力により、回転部材 25と移動部材 26及びカム部材 24を一体に回転させると、図 11及び図 31に示すように、前述した一つのホルダ 19の突起 2 9力案内溝 31のローデイング部 33内に位置する。さらに、前述した他のホルダ 19 の突起 29が、カム部材 24のくさび部 30により第 1離間溝 39及び第 2離間溝 40の奥即ち連結壁 28から離れた側に移動する。

[0146] そして、図 11及び図 31に示すように、カム部材 24のくさび部 30に設けられた案内溝 31により、前述した一つのホルダ 19がローデイング位置に位置決めされる。さらに、カム部材 24のくさび部 30と移動シャーシ 18及び第 2壁 27とにより即ち第 1及び第 2 離間溝 39, 40により、前述した一つのホルダ 19を他のホルダ 19から離す。さらに、第 1及び第 2離間溝 39, 40により、他のホルダ 19を位置決めする。また、前述したように、 CD2を出し入れするためにホルダ 19を矢印 Kに沿って移動する間は、他のホルダ 19の保持された CD2を、一方側ストッパ 103と、昇降ストッパ 106と、他方側ストッパ 104とで支える。

[0147] そして、駆動源としてのモータ 41の駆動力によりローラ 14が CD2を出し入れする方向に応じて回転する。ローラ 14が回転することで、挿入口 10を通して機器本体 3内に CD2の出し入れが行われる。このとき、揺動ストッパ 105は、ロードフレーム 110に取り付けられたレバーのカムの移動により動作状態が変更され、 CD2の挿入にしたがって、回動可能となっている。前述した CD2の出し入れを停止する際には、ローラ 14の回転を停止するとともに、モータ 20の駆動力により、回転部材 25と移動部材 26 及びカム部材 24を先ほどと逆向きに回転する。

[0148] 前述したように、カム部材 24を矢印 Kに沿って移動することで、第 1離間溝 39の溝幅と第 2離間溝 40の溝幅とを連動して拡縮することで、所望のホルダ 19をローデイング位置に位置決めするとともに他のホルダ 19から離す。例えば、図 32に示すように、図中上から二番目のホルダ 19をローデイング位置に位置付ける際や、図 33に示すように、図中下から二番目のホルダ 19をローデイング位置に位置付ける際も同様である。なお、図 32及び図 33に示す状態では、図 40及び図 41に示すように、第 2突起 45が第 2平行部 52内に位置するとともに、第 1突起 43が、第 1傾斜部 50内に位置する。

[0149] さらに、 CD2を出し入れ際には、他のホルダ 19の保持された CD2を、昇降ストッパ 106と、一方側ストッパ 103と他方側ストッパ 104とで支える。例えば、図 51に示すように、図中最も上のホルダ 19に保持された CD2を排出する際や最も上のホルダ 19 に挿入した CD2を保持させる際も同様である。なお、図 51に示すように、図中最も上のホルダ 19に保持された CD2を排出する際や最も上のホルダ 19に挿入した CD2を保持させる際には、他方側ストッパ 104と昇降ストッパ 106で他のホルダ 19の保持された CD2全てを支える。なお、図 51では、他方側ストッパ 104と昇降ストッパ 106が C D2の外縁に接触した例を示して、る。

[0150] さらに、図 52に示すように、図中最も下のホルダ 19に保持された CD2を排出する際や最も下のホルダ 19に挿入した CD2を保持させる際も同様である。なお、図 52に示すように、図中最も下のホルダ 19に保持された CD2を排出する際や最も下のホルダ 19に挿入した CD2を保持させる際には、一方側ストッパ 103のみで他のホルダ 19 の保持された CD2全てを支える。なお、図 52では、一方側ストッパ 103のみが CD2 の外縁に接触した例を示して、る。

[0151] 本実施例によれば、一方側ストッパ 103が情報を再生する一つの CD2より矢印 K1 側の他の CD2を支え、他方側ストッパ 104と補助ストッパ 107が情報を再生する一つの CD2より矢印 K2側の他の CD2を支え、揺動ストッパ 105が情報を再生する一つの CD2を支える。このため、一つの CD2の情報を再生する際に、全てのホルダ 19力ら CD2が脱落することを防止できる。

[0152] また、昇降ストッパ 106がディスク再生部 5とともに移動するとともに、 CD2を支える。

このため、複数のホルダ 19則ち CD2を矢印 Kに沿って移動させても、これらの複数の CD2を、前述した一方側ストッパ 103、他方側ストッパ 104、昇降ストッパ 106及び補助ストッパ 107のうちいずれかで支えることができる。したがって、 CD2の出し入れの際及び CD2を矢印 Kに沿って移動する際に、全ての CD2がホルダ 19から脱落することを防止できる。

[0153] したがって、ホルダ 19を例えば C字状に形成するなどして小型して、 CDチェンジャ 1自体を小型化しても、全てのホルダ 19から CD2が脱落することを確実に防止できる

[0154] また、 CD2を支えるストッパ 103, 104, 105, 106, 107を複数設けることにより、移動機構 60【こよるディスク再生咅 5の移動をストッノ 103, 104, 105, 106, 107などが妨げることを防止できる。補助ストッパ 107が他方 K2側の CD2を支えるので、特に他方 K2側の CD2がホルダ 19から脱落することを防止できる。

[0155] 任意に選択された CD2を保持したホルダ 19の突起 29を案内溝 31に係合させる。

選択されたホルダ 19の矢印 K1側（上方）の他のホルダ 19の突起 29を第 1離間溝 39 に係合させ、かつ矢印 Κ2側（下方）の他のホルダ 19の突起 29を第 2離間溝 40に係合させる。こうして、突起 29を案内溝 31と第 1離間溝 39と第 2離間溝 40に係合させて、選択された CD2を他の CD2から離して、選択された CD2から情報を読み出す。

[0156] また、離間溝拡縮機構 21により、第 1及び第 2離間溝 39, 40の溝幅が互いに連動して湘対的に)変化するとともに、第 1離間溝 39の溝幅と第 2離間溝 40の溝幅の和がホルダ 19の数から 1を引、て得られた数と突起 29の幅との積に略等し、。このため、がたつくことなぐ前述した選択された CD2を保持したホルダ 19と、他のホルダ 1 9を位置決めできる。

[0157] このため、コイルばねを設けることなぐ離間溝拡縮機構 21が第 1及び第 2離間溝 3 9, 40の溝幅を連動して湘対的に)変化することで、選択された任意の CD2を保持したホルダ 19を、他のホルダ 19から離すことができる。これにより、 CDチェンジャ 1が自動車などに搭載されて、走行中などの振動が作用しても、ホルダ 19が振動することを防止できる。したがって、確実に任意に選択された CD2を保持したホルダ 19を確実に再生位置に位置付けることができる。自動車などに搭載されて、走行中などの振動が作用しても、任意に選択された CD2の情報を確実に再生することができる。

[0158] 離間溝拡縮機構 21が、移動部材 26と、この移動部材 26に矢印 Kに沿って移動自在に設けられたカム部材 24とを備えている。移動部材 26に取り付けられた移動シャーシ 18とカム部材 24のくさび部 30との間が第 1離間溝 39を形成し、移動部材 26の第 2壁 27とカム部材 24のくさび部 30との間が第 2離間溝 40を形成し、カム部材 24のくさび部 30に案内溝 31が形成されて!ヽる。

[0159] このため、カム部材 24を矢印 Kに沿ってスライドすることで、第 1及び第 2離間溝 39 , 40の溝幅を確実に連動して湘対的に)変化できる。さらに、任意に選択された情報が再生される CD2を保持したホルダ 19の位置に応じて、カム部材 24がスライドする。したがって、確実に任意に選択された CD2を保持したホルダ 19を確実に再生位置に位置付けることができる。 [0160] カム部材 24と光ピックアップ 66とが一体に（連動して)移動するので、カム部材 24と光ピックアップ 66との相対的な位置が常に一定に保たれる。このため、カム部材 24 に設けられた案内溝 31により再生位置に位置決めされたホルダ 19に保持された CD 2から光ピックアップ 66で情報を確実に再生することができる。

[0161] CD2から情報を読み出す際には、移動部材 26を矢印 K1側に移動させて、選択された情報を再生する CD2を保持したホルダ 19の位置に応じて、カム部材 24をスライドさせる。このため、 CD2から情報を読み出す際には、任意の CD2を再生位置に位置付けることができる。したがって、任意の CD2から情報を読み出して再生できる。

[0162] また、 CD2を出し入れする際には、カム部材 24を矢印 K2側に移動させて、この力ム部材 24の位置と出し入れする CD2に対応したホルダ 19の位置に応じて、移動部材 26をスライドさせる。このため、機器本体 3に出し入れされる CD2を保持する又は保持したホルダ 19と機器本体 3との相対的な位置を一定に保つことができる。このため、 CD2を挿入口 10内を通して確実に出し入れすることができるとともに、機器本体 3内に挿入された CD2をホルダ 19に確実に保持できる。

[0163] また、連動移動機構 22により、ホルダ 19を収容位置と再生位置とに亘つて移動することと、ホルダ 19をローデイング位置に位置決めすることを一連の動作で行うことができる。このため、部品点数の削減とコストの低減を図ることができる。さらに、ホルダ 19を収容位置と再生位置とに亘つて移動する状態と CD2を出し入れする状態とをスムーズに切り換えることができる。

[0164] 連動移動機構 22が、第 1孔 44と第 2孔 46が設けられた駆動シャーシ 42と、ディスク収容部 6の移動シャーシ 18に設けられた第 1突起 43と、ディスク再生部 5の移動シャーシ 16に設けられた第 2突起 45とを備えている。第 1孔 44は、第 1傾斜部 50と第 1 平行部 49とからなり、第 2孔 46は、第 2傾斜部 51と第 2平行部 52とからなる。

[0165] CD2を出し入れする際には、第 2突起 45が第 2平行部 52内を移動し、第 1突起 43 が第 1傾斜部 50内を移動する。これにより、 CD2を出し入れする際には、ディスク再生部 5の移動シャーシ 16即ちカム部材 24が、スライドせずに、位置決めされる。さらに、 CD2を出し入れする際には、ディスク収容部 6の移動シャーシ 18と移動部材 26 即ちホルダ 19が、矢印 Kに沿って移動する。 [0166] このため、機器本体 3に出し入れされる CD2を保持する又は保持したホルダ 19と機器本体 3との相対的な位置を一定に保つことができる。したがって、挿入口 10内を通して、 CD2を確実に出し入れすることができるとともに、機器本体 3内に挿入した CD 2をホルダ 19に確実に保持できる。

[0167] ホルダ 19を収容位置と再生位置とに亘つて移動する際には、第 1突起 43が第 1平行部 49内を移動し、第 2突起 45が第 2傾斜部 51内を移動する。これにより、ホルダ 1 9を収容位置と再生位置とに亘つて移動する際には、ディスク収容部 6の移動シヤーシ 18と移動部材 26即ちホルダ 19を、スライドせずに位置決めできる。さらに、ホルダ 19を収容位置と再生位置とに亘つて移動する際には、ディスク再生部 5の移動シャーシ 16即ちカム部材 24が、矢印 Kに沿って移動する。

[0168] このため、 CD2から情報を読み出す際には、任意の CD2を再生位置に確実に位置決めすることができる。したがって、任意の CD2から情報を読み出して再生できる

[0169] 移動部材 26が円管状に形成され、カム部材 24が円管状に形成されている。移動シャーシ 18と第 2壁 27は移動部材 26の両縁に設けられている。移動部材 26とカム部材 24と回転部材 25は、同軸に配され、モータ 20の駆動力により一体に回転する。このように、移動部材 26とカム部材 24と回転部材 25を回転することで、ホルダ 19を収容位置と再生位置とに亘つて移動できる。したがって、移動部材 26とカム部材 24 と回転部材 25の移動軌跡を最小限にすることができ、機器本体 3即ち CDチェンジャ 1の小型化を図ることができる。

[0170] さらに、カム部材 24と移動部材 26とを矢印 Kに沿ってスライドすることを単一のモータ 41で行っている。このため、部品点数を抑制でき、 CDチェンジャ 1の小型化と低コストィ匕を図ることができる。

[0171] 前述した実施例では、ディスク形記録媒体としての CD2を複数収容する CDチェンジャ 1を示している。し力しながら、本発明では、例えば、ディスク形記録媒体としての MD (Mini Disc)を複数収容する MDチェンジャゃ、例えば、 DVD (Digital Versatile Disc)などの他のディスク形記録媒体を複数収容する記録媒体再生装置に適用しても良い。さらに、本発明は、前述した MDや DVDなどの記録媒体を 1枚だけ収容して、収容した 1枚の記録媒体の情報を読み出す記録媒体再生装置に適用しても良いことは勿論である。

[0172] また、前述した実施例では、カム部材 24と回転部材 25と移動部材 26等を円柱状に形成し、軸芯周りに回転することで、これらを移動している。し力しながら、本発明では、カム部材 24と回転部材 25と移動部材 26等を例えば板状などの円管及び円管状以外の形状に形成し、例えば、スライドなどの軸芯周りの回転以外の方向にこれらを移動しても良い。

[0173] さらに、前述した実施例では、カム部材 24と光ピックアップ 66とを一体に移動している。し力しながら、本発明では、カム部材 24と光ピックアップ 66とを必ずしも一体に移動しなくても良い。要するに、本発明では、カム部材 24と光ピックアップ 66とを連動させて移動することで、これらの相対的な位置間隔を一定に保つことができれば良い

[0174] また、前述した実施例では、連動移動機構 22により、カム部材 24の移動と、移動部材 26の移動とを、一つの駆動源により行えるようにしている。し力しながら、本発明では、カム部材 24の移動と、移動部材 26の移動とを、互いに独立した駆動源により行つても良い。

[0175] 前述した実施例によれば、以下の CDチェンジャ 1が得られる。

[0176] (付記 1) CD2を保持可能な複数のホルダ 19を積層配列するディスク収容部 6と、前記ホルダ 19の配列方向 Kに沿って移動するとともに前記ホルダ 19に保持された CD2をクランプして再生するディスク再生部 5と、

前記ディスク収容部 6に収容された CD2の情報記録面と対向する位置に前記ディスク再生部 5を移動する移動機構 60と、

一つの CD2を保持するホルダ 19と他の CD2を保持するホルダ 19とを前記配列方向 Kに沿って離間する分離機構 7と、を備えた CDチェンジャ 1であって、

前記ホルダ 19の配列方向 Kのうち一方 K1側の天井板 101に取り付けられ、かつ前記 CD2を出し入れする揷入口 10と前記ホルダ 19との間に設けられているとともに、前記一つの CD2を前記ディスク再生部 5で再生する際に、この一つの CD2より前記一方 K1側の他の CD2を支える一方側ストッパ 103と、前記ホルダ 19の配列方向 Kのうち他方 K2側の底板 11に取り付けられ、かつ前記揷入口 10と前記ホルダ 19との間に設けられているとともに、前記一つの CD2を前記ディスク再生部 5で再生する際に、この一つの CD2より前記他方 Κ2側の他の CD2を支える他方側ストッパ 104と、

前記ディスク再生部 5とともに前記配列方向 Κに沿って移動し、かつ前記挿入口 10 と前記ホルダ 19との間に設けられているとともに、前記ディスク再生部 5が再生する一つの CD2をクランプするまで支え、前記ディスク再生部 5が前記一つの CD2をクランプするとこの一つの CD2から退避する揺動ストッパ 105と、

前記ディスク再生部 5とともに前記配列方向 Κに沿って移動し、かつ前記挿入口 10 と前記ホルダ 19との間に設けられているとともに、前記ホルダ 19に保持された CD2 を支えることが可能な昇降ストッパ 106と、

を備えたことを特徴とする CDチェンジャ 1。

[0177] (付記 2) 前記ディスク再生部 5とともに前記配列方向 Kに沿って移動し、かつ前記揷入口 10と前記ホルダ 19との間に設けられているとともに、前記一つの CD2を前記ディスク再生部 5で再生する際に、この一つの CD2より前記他方 K2側の他の CD2を前記他方側ストツバ 104とともに支える補助ストツバ 107を備えたことを特徴とする付記 1記載の CDチェンジャ 1。

[0178] なお、前述した実施例は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施例に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。

Claims

請求の範囲

[1] 記録媒体を保持可能な複数の保持部材を積層配列する収容部と、

前記保持部材の配列方向に沿って移動するとともに前記保持部材に保持された記録媒体をクランプして再生する再生手段と、

前記収容部に収容された記録媒体の情報記録面と対向する位置に前記再生手段を移動する移動手段と、

一つの記録媒体を保持する保持部材と他の記録媒体を保持する保持部材とを前記配列方向に沿って離間する分離手段と、を備えた記録媒体再生装置であって、前記保持部材の配列方向のうち一方側の壁に取り付けられ、かつ前記記録媒体を出し入れする挿入口と前記保持部材との間に設けられているとともに、前記一つの記録媒体を前記再生手段で再生する際に、この一つの記録媒体より前記一方側の他の記録媒体を支える一方側ストツバと、

前記保持部材の配列方向のうち他方側の壁に取り付けられ、かつ前記挿入口と前記保持部材との間に設けられているとともに、前記一つの記録媒体を前記再生手段で再生する際に、この一つの記録媒体より前記他方側の他の記録媒体を支える他方側ストツバと、

前記再生手段とともに前記配列方向に沿って移動し、かつ前記挿入口と前記保持部材との間に設けられているとともに、前記再生手段が再生する一つの記録媒体をクランプするまで支え、前記再生手段が前記一つの記録媒体をクランプするとこの一つの記録媒体力も退避する揺動ストツバと、

前記再生手段とともに前記配列方向に沿って移動し、かつ前記挿入口と前記保持部材との間に設けられているとともに、前記保持部材に保持された記録媒体を支えることが可能な昇降ストツバと、

を備えたことを特徴とする記録媒体再生装置。

[2] 前記再生手段とともに前記配列方向に沿って移動し、かつ前記挿入口と前記保持部材との間に設けられているとともに、前記一つの記録媒体を前記再生手段で再生する際に、この一つの記録媒体より前記他方側の他の記録媒体を前記他方側ストツノとともに支える補助ストツバを備えたことを特徴とする請求項 1記載の記録媒体再生

It

SSS00/S00Zdf/X3d 6^8860/SOOZ OAV