JP3559183B2 - 光ディスク記録再生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば音楽や画像再生専用のコンパクトディスク(通称、「CD」という)、コンピュータの周辺機器として使用されるCD−ROM、CD−R、CD−I等を扱うプレーヤ、すなわち光ディスク記録再生装置で、その回転するディスクを交換するディスクチェンジャー機構を備えた光ディスク記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、自動車等において、オーディオ機器あるいはナビゲーション装置としてCDを用いた光ディスク記録再生装置を搭載したものがある。また、例えばナビゲーション装置では、自動車が向かう先によって数枚のディスクが用意され、このディスクを交換しながら使用することが多い。そのため、交換をする煩わしさがある。そこで、その煩わしさを解決するのに予め数枚のCDをディスクストック部にストックしておき、これを交換するようにしたディスクチェンジャー機構付の光ディスク記録再生装置もある。このディスクチェンジャー機構付の光ディスク記録再生装置では、自動車等の内部スペースを有効に活用するのに、小型で、薄型化された光ディスク記録再生装置が望まれている。
【0003】
図11及び図12は従来のディスクチェンジャー機構付の光ディスク記録再生装置の要部構成を模式的に示すもので、図11はその従来装置の上面図、図12はその装置の側面図である。図11及び図12において、101はディスク演奏部である。このディスク演奏部101は、ディスク(CD)102を定置するターンテーブル103と、ターンテーブル103を回転させるモータ104と、ディスク102上の記録を読み取る光ピックアップ105と、この光ピックアップ105を駆動する駆動機構106と、それらを取り付けたベース107とからなる。この構成は光ディスク記録再生装置の一般的な構成である。
【0004】
108はディスク102の挿脱入を行うディスクローディング部、109はディスク102を格納するディスクストック部であり、それぞれディスク102を格納する複数のトレイ110と各トレイ110を昇降する昇降レバー111からなる。
【0005】
以上のように構成された光ディスク記録再生装置の動作を次に説明する。まず、ディスク102を演奏するときは、昇降レバー111によりトレイ110を扇状に開き、前方位置に待避していたディスク演奏部101が移動したトレイ110の空隙を用いてターンテーブル103とディスク102の中心穴102aが一致する位置まで回動する。その後、図示しない昇降機構によりディスク演奏部101を上昇させ、ディスク102をターンテーブル103上に定置し、その後、演奏する構成となっている。なお、ディスクチェンジあるいはディスクイジェクトのときは、逆の動作をとることにより実現される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来装置のような構成では、ディスク演奏位置がディスクストック位置と同一となっている。このため、演奏時に、ディスク演奏部101をディスクストック部109の内側まで入り込ませる必要があるので、ディスクストック部109はディスク演奏部101が回動する領域の外側に設けておく必要があり、光ディスク記録再生装置の薄型化を図る上で障害となっていた。
【0007】
また、上述した従来装置の構成では、ディスク演奏部101を防振して保持するダンパーやバネを、その構造上、装置本体の外側に設けることしかできなかった。このため、装置が大型化し、それに伴いその光ディスク記録再生装置を保持しておく装置も大型化してしまうという問題点を有していた。
【0008】
本発明は、待機ディスクを定位置まで確実に搬送できる小型で薄型化された光ディスク記録再生装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、本発明の光ディスク記録再生装置は、ディスクがディスク記録再生部に搬送される際にガイドとなるディスクガイド部に、それぞれ上下方向に移動されて前記ディスクを上下方向から挟んで保持する2つのガイド部材を設けるとともに、その2つのガイド部材との間をディスクの搬送されている位置に合わせて開閉するように構成し、前記ディスクを定置するときに前記2つのガイド部材で前記ディスクを挟んで搬送する構造とすることにより、機器の動作環境の拡大を可能にするものである。
【0010】
また、ディスクの記録再生位置とディスクストック位置を別とした構造とすることにより、ディスク記録再生時にディスク記録再生部をディスクストック部の内側まで入り込ませる必要をなくしたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、搬送されるディスクのディスク面に略平行な第 1 の面を有した第 1 のガイド部材と前記ディスクを介して反対側に前記第1の面と略平行な第2の面を有し前記ディスク面に略平行なディスクの搬送動作をガイドする第2のガイド部材とを備えたディスクガイド手段と、前記第 1 のガイド部材と前記第2のガイド部材との間を前記ディスク搬送され位置に合わせて開閉する開閉制御手段とを有し、前記第 1 のガイド部材と前記第2のガイド部材とで前記ディスクを狭持し前記ディスク面に略垂直な方向に前記ディスクを移送することを特徴とする光ディスク記録再生装置であり、ディスクを上下方向から2つのガイド部材により挟むことができることにより、ディスクを定位置まで確実に搬送できるという作用を有する。
【0012】
本発明の請求項2に記載の発明は、前記第 1 のガイド部材と前記第2のガイド部材をそれぞれ前記ディスクを挟む方向に付勢するバネを有することを特徴とする請求項1記載の光ディスク記録再生装置であり、2つのガイド部材に対して、2つのガイド部材がディスクを挟む方向に働く力をバネにより常に付与しているので、2つのガイド部材によりディスクを挟む力が安定する。
【0013】
本発明の請求項3に記載の発明は、複数枚のディスクを格納しておくディスクストック部と、 前記ディスクストック部より搬送されて来る前記ディスクの記録を再生するディスク記録再生部と、 前記ディスクストック部から前記ディスク記録再生部に前記ディスクを搬送するディスクローディング部と、搬送されるディスクのディスク面に略平行な第 1 の面を有した第 1 のガイド部材と前記ディスクを介して反対側に前記第1の面と略平行な第2の面を有し前記ディスク面に略平行なディスクの搬送動作をガイドする第2のガイド部材とを備えたディスクガイド手段と、前記第 1 のガイド部材と前記第2のガイド部材との間を前記ディスク搬送され位置に合わせて開閉する開閉制御手段とを有し、 前記ディスクストック部から前記ディスク記録再生部に前記ディスクを移動するときには前記ガイド部材を前記ディスクが通る間隔だけ小開きし、前記ディスクを定置するときには前記第 1 のガイド部材と前記第2のガイド部材とで前記ディスクを狭持し前記ディスク面に略垂直な方向に前記ディスクを移送し、ディスク記録再生時にはディスク回転に影響のない間隔まで前記2つのガイド部材を大開きすることを特徴とする光ディスク記録再生装置であり、ディスクをばねにより上下方向から保持する2つのガイド部材により挟むことができることにより、ディスクがトレイ内で定置していなくても、また装置を傾斜状態及び振動下で使用してもディスクをバネ力によりガイド部材により定置された状態でターンテーブル上に固定することができ、機器の薄型化及び動作環境の拡大に寄与するという作用を有する。
【0014】
本発明の請求項4に記載の発明は、前記開閉制御手段が、前記第 1 のガイド部材と前記第2のガイド部材とを少なくとも上下2方向に移動可能に連結するカム板と、前記第 1 のガイド部材と前記第2のガイド部材をそれぞれ前記ディスクを挟む方向に付勢するバネを有することを特徴とする請求項3記載の光ディスク記録再生装置であり、上下動するガイド部材の動作によりディスクの動作に合わせて適宜ディスクをガイド・挟み・解放するため、ディスクを記録再生するディスク記録再生部とディスクストック部を別の位置に配置でき、機器の薄型化に寄与できる。
【0015】
本発明の請求項5に記載の発明は、前記ディスク記録再生部にテーパー部を設けておくとともに、前記ディスク記録再生部を複数個のダンパー及びバネを介して支持するベース板と、前記ベース板に直動可能に係合したロック板と、前記ロック板の動作により回動可能に係合した2つの回転レバーとを備え、ディスクの記録再生位置への搬送時には前記テーパー部と前記ロック板の係合により前記ディスク記録再生部を下げ、ディスクの記録再生時には、前記ディスク記録再生部を元の高さ位置まで戻し記録再生に影響のない位置まで前記第 1 のガイド部材と前記第2のガイド部材とを待避するようにしたことを特徴とする請求項3記載の光ディスク記録再生装置であり、ダンパーやバネを演奏部の下に配置し、ダンパーの可動範囲を利用してディスク再生時以外にディスク記録再生部を下方向に押圧・固定することが可能なため、特別な昇降機構を用いることなく、ディスク挿脱時にディスクをディスク演奏部の上を通過させることができ、またディスク外部に別途設ける必要がないため、機器の小型化に寄与するという作用を有する。
【0016】
本発明の請求項6に記載の発明は、前記ディスク記録再生部を下降させる前記ロック板を駆動する前記回転レバーに配置された軸と、前記回転レバーに配置された前記軸と係合する円弧状のカム溝を本体部側に設け、前記軸と前記カム溝とにより前記ディスク記録再生部が回動しても前記ディスク記録再生部のロック状態を保持し続けるようにしたことを特徴とする請求項5記載の光ディスク記録再生装置であり、ディスク演奏部が回動しても請求項3のロック状態を保持し続けることが可能なため、ディスク格納時にトレイの間隔を狭めることができ、機器の小型化に寄与するという作用を有する。
【0017】
本発明の請求項7に記載の発明は、前記ディスク記録再生部をロックし、回動するベース板に直線状と円弧を組み合わせたカム溝を設け、前記ディスク記録再生部をロックするロックレバーを駆動するカムギアに前記カム溝と係合する軸を設けることにより、前記ディスク記録再生部の回動動作とロック動作を共有したことを特徴とする請求項5記載の光ディスク記録再生装置であり、ディスク演奏部の回動動作とロック動作を同一の機構を用いて行うことができ、機器の簡素化に寄与するという作用を有する。
【0018】
(実施の形態)
以下、本発明の実施の形態における光ディスク記録再生装置について図面を参照しながら説明する。図1乃至図14は本発明の光ディスク記録再生装置の一実施の形態を示すもので、図1はその装置の上面図、図2乃至図8はその装置の部分的な構造をさらに詳細に示す図である。なお、この装置で使用するディスク(CD)は規格統一されたものであるので、従来装置の説明の場合と同じ符号を付して説明する。
【0019】
図1において、1は光ディスク記録再生装置の本体部である。この本体部1には、演奏していない複数のディスク102を格納するディスクストック部2と、ディスクストック部2にディスク102を挿脱するディスクローディング部3と、ディスク102の記録を再生するディスク記録再生部としてのディスク演奏部4と、本体部1上でディスク演奏部4を回動移動させるスイング部5と、ディスクストック部2からディスクローディング部3またはディスク演奏部4へとディスク102が搬送される際にガイドとなるディスクガイド部6とそれぞれの動作のタイミングをとる動作タイミング機構7が取り付けられた構成になっている。
【0020】
さらに詳述すると、動作タイミング機構7には、本体部1上の軸31及び円弧状部32をガイドとして、本体部1上を回動するラック19が配置されており、ラック19と各部との間は適当なギア列と、後述する力変換を行うレバーやカム機構で結ばれ、このラック19により各動作のタイミングがとられる。
【0021】
ディスクストック部2は、格納するディスク102を受ける複数のトレイを有しているとともに、図示せぬ昇降機構により、それらのトレイの高さをディスク102を格納するのに適した位置に移動させて合わせることができ、またディスク演奏時には上下のトレイがそれぞれ上下方向に開いて演奏スペースが確保できるように構成されている。加えて、ディスクストック部2には、ディスク102をディスク演奏部4及びディスクローディング部3へ押し出す図示せぬロードレバーが配置されている。さらに、ディスクストック部2とラック19との間は図示せぬ動力伝達機構を介して結ばれており、この動力伝達機構によりディスク演奏時のタイミングに合わせてトレイを開くことができるようにタイミングがとられる。
【0022】
ディスクローディング部3は、従来装置のディスクローディング部の構成と略同じであり、回転することによりディスク102が外部から内部に水平に搬送される図示せぬローラと、ディスク102がローラから離れた後にディスクストック部2に押し込む図示せぬセーブレバーにより構成されている。
【0023】
ディスク演奏部4は、ディスク102が定置されると、ディスク102の中心穴102aを図示せぬ移動機構を用いて突起で押圧し、ディスク102をクランプするターンテーブル8と、図2に示すように、ターンテーブル8を回転させるモータ9と、ディスク102の記録を取り込み再生するピックアップ10と、このピックアップ10を移動させる図示せぬピックアップ移動機構と、それらを搭載するベース12から構成されている。また、ベース12には、図2に示すように、下方に進むに従って徐々に内側に向かう状態にして傾斜している複数個のテーパ12aが設けられている。ただし、このテーパ12aは別部品でベース12に取り付けてもよい。
【0024】
スイング部5は、図3及び図4に示すように、本体部1に回動可能に取り付けられたスイングベース13と、溝14a,14bと係合するスイングベース13に配置された軸13a,13b,13cをガイドとしてスイングベース13上を直動するロック板14と、スイングベース13に配置された軸13d,13eを中心にカム溝14c,14dでそれぞれロック板14と回動可能に係合するロックレバー15,ロックレバー16と、ディスク演奏部4を支持する複数のダンパー28,バネ29により構成されている。なお、ロック板14には、テーパ12aと係合する複数のテーパ14eが形成されている。
【0025】
ロックレバー15には、図4に示すようにカム溝14cと係合する軸15aと、この軸15aの反対側に軸15bが配置されており、ロックレバー16にはカム溝14dと係合する軸16aと反対側にテーパ16bが配置されている。
【0026】
また、本体部1には、図4に示すように、軸15aと係合するカム溝17aと溝17bで本体部1に配置された図示せぬ軸をガイドとして直線移動するロックレバー17と、このロックレバー17上の軸17dと係合しているカム溝18aを有しているカムギア18が配置されている。そして、カムギア18が回転されると、カム溝18aと軸17dとの係合による制御によって、ロックレバー17の上記直線移動が行われる。
【0027】
次に、図3及び図4を用いてスイング部5の動作を説明する。図3は、ディスク演奏時の状態を示している。この状態時には、カムギア18によりロックレバー17は外周方向に押し出されており、このためロック板14はロックレバー15を介して図3の右側方向に移動されている。そして、ロックレバー16のテーパ16bはロック板14により左側に移動している。以下、この状態を「ロック解除状態」と呼ぶ。
【0028】
次に、ディスクチェンジまたはディスクイジェクトの命令が入ると、図4に示すようにラック19が回転し、カムギア18のカム溝18aによりロックレバー17が内周方向に駆動される。このため、ロックレバー15を介してロック板14が左側に移動され、テーパ16bは右側に移動する。この動作により、テーパ16bでベース12を拘束した上で、このベース12のテーパ12aがロック板14のテーパ14eと係合し押圧するため、テーパ12aに沿ってベース12は下方に押し下げられる。以下、この状態を「ロック状態」と呼ぶ。
【0029】
本体部1には、ロックレバー15が配置された軸15aがロック状態のとき係合する図示せぬ円弧状の溝が形成されている。そして、ラック19が上記ロック状態よりさらに回動すると、カムギア18を介してスイング部5は図1の手前側に回動される。このときはディスク挿脱可能な状態である。この状態から演奏状態へ行くときは、ラック19を逆の方向に回転させて逆の動作を行うことにり実現される。
【0030】
ディスクガイド部6は、図5乃至図8に詳細に示しているように、本体部1に取り付けたガイドベース22と、このガイドベース22と面接触し、このガイドベース22に形成されている横溝22aと係合する軸23aにより直動するカム板23と、ガイドベース22の縦溝22b,22cと係合する軸23d,23eにより上下動可能なガイド部材24,25と、バネ部材26により構成されている。また、カム板23は、カム溝23b,23cと軸27,28を介してガイド部材24,25と係合されており、ガイド部材24,25を別々に所定の位置に上下動させるためのものである。バネ部材26は、ガイド部材24とガイド部材25との間に、互いに近づく方向に移動する力を常に付与しているバネである。
【0031】
次に、図5乃至図8を用いてガイド部材5の動作を説明する。まず、図5はディスク挿入時のディスクガイド部6の状態を示している。下側のガイド部材25はカム板23のカム溝23cによりディスク102の搬送高さに定置されており、上側のガイド部材24はカム溝23bによりガイド部材25とディスク厚さより少し広い間隔を開けて定置されている。
【0032】
次にディスク演奏に移行するときには、図6に示すように、ディスク102がガイド部材24,25の位置に定置されると、ガイドレバー27によりカム板23が図5中の左側に移動される。すると、カム溝23cの溝幅が上方に広がることにより、ガイド部材25は溝幅の拘束を解かれ、バネ26により上方向に付勢される。このため、ディスク102は、ガイド部材24とガイド部材25に挟まれて保持される。その後、カム板23の駆動に伴い、2本のカム溝23b,23cの平行な部分に沿ってガイド部材24,25は、ディスク102を保持したまま下降され、図7に示すようにターンテーブル8の上に定置する。さらに、カム板23が駆動されると再びカム溝23cの拘束を受けディスク102から待避するために、図8に示すようにガイド部材24は上方、ガイド部材25は下方にそれぞれ移動する。なお、上記したガイド部6は、図1に示すように、ディスク径とほぼ同間隔を開けて2組配置されており、その両端でディスク102を保持するものである。
【0033】
上記構成にて全体の動作を次に説明する。ディスク102が外部から挿入されると、ローラ(図示してない)が回転しディスク102が内部に挿入される。このとき、ディスクストック部2は、予め選択されたトレイが挿入ディスクと同じ高さに合わされており、ガイド部6におけるガイド部材24,25は、図5に示すように、ディスク幅よりやや広い間隔だけ開けた状態となっている。そして、挿入されたディスクは下側のガイド部材25をガイドとし、図示せぬセーブレバーによりディスクストック部2に格納される。この後、複数枚のディスク102の挿入は同様に行われる。このとき、ディスク演奏部4は、ロック状態で図1の前方側(実線で示す位置)に待避されている。
【0034】
ディスク再生時には、ディスクストック部2では選択された高さに位置決めした後に、ロードレバーによりディスク102がディスク演奏部4の方に押し出される。そして、トレイが上下方向に開かれると、ディスク演奏部4はスイング部5の回動により押し出されたディスク102の中心穴102aとターンテーブル8の突き出しが一致する位置(図1中に点線で示す位置)まで移動する。その後、ディスクガイド部6では、ディスク102を挟み、図6に示すように下方に移動する。これにより、ディスク102がターンテーブル8上に完全に定置される。この後、ターンテーブル8の爪が突き出し、ディスク102を固定する。続いて、ガイド部材24,25が図8に示すように上下方向に待避されるとロック解除状態となり、ダンパー28とバネ29によりディスク演奏部4の位置が元の高さまで上昇し、演奏が開始される。
【0035】
ディスクチェンジの時は、この反対の動作でセーブレバーにて演奏ディスクがディスクストック部2に格納され、同様の動作で交換ディスクが演奏される。また、ディスク排出のときも、演奏ディスクがディスクチェンジと同様な動作でディスクストック部2に格納され、ディスク挿入時の反対の動作でロードレバーにて外部に排出される。
【0036】
したがって、本実施の形態における光ディスク記録再生装置によれば、ディスク102を上下方向から保持する2つのガイド部材24,25と2つのガイド部材24,25をそれぞれ挟む方向に付勢するバネ26を備え、ディスク定置時にバネ26によりガイド部材24,25でディスク102を挟みながらターンテーブル8上まで保持するようにしたため、ディスク102をトレイ内で定置しなくても、また、装置を傾斜状態及び振動下で使用してもターンテーブル8上に確実に定置することができ、機器の薄型化及び動作環境の拡大に寄与できる。
【0037】
また、ディスク102をそれぞ上下方向から保持する2つのガイド部材24,25と、各ガイド部材24,25を少なくとも上下方向に移動可能に連結するカム板23と、カムベース22と2つのガイド部材24,25をそれぞれ挟む方向に付勢するバネ26を備え、カム板23の動作に連動して上下動するガイド部材24,25により、ディスクストック部2からディスク演奏部4にディスク102を移動するときには、ガイド部材24,25をディスク102が通る間隔だけ小開きし、ディスクを定置するときにはディスク回転に影響のない間隔までガイド部材24,25を大開するようにしたことにより、ディスク演奏部4とディスクストック部2を別の位置に配置できる。このため、機器の薄型化に寄与できる。
【0038】
さらに、ディスク演奏部4の位置を保つための複数個のダンパー28やバネ29をディスク演奏部4の下に配置し、ダンパーの可動範囲を利用してディスク再生時以外に、ラック19を駆動源にしてロックレバーを介してロック板14を移動させることにより、ディスク演奏部4を下方向に押圧・固定することが可能なため、特別な昇降機構を用いることなく、ディスク挿脱時にディスク102をディスク演奏部4の上を通過させることができる。また、ディスク外部に別途保持用のダンパー28やバネ29を設ける必要がないため、機器の小型化に寄与する。
【0039】
(実施の形態2)
次に、本発明の第2の実施の形態における光ディスク記録再生装置について図9及び図10を参照して説明する。本実施の形態2における光ディスク記録再生装置の構成は、本発明における実施の形態1として図1乃至図8に示した装置構成のスイングベース13にカム溝13fを追加し、さらにカムギア18にカム溝13fと係合する軸18bを追加した構成としたものであって、このように構成することで、スイングレバー20とカムギア21を必要とせずに前記したスイング動作の実現可能にしたものである。
【0040】
その第2の実施の形態における光ディスク記録再生装置の動作を次に説明する。まず、演奏位置にスイングベース13があるときは、軸18bはカム溝13fの上側の円弧部13gで係合している。ラック19が回動すると、カムギア18が回転し軸18bも回転する。しかし、スイングベース13は軸18bがカム溝13fの円弧部13gを摺動するだけなので、停止したままである。そして、軸18bが直線溝部13hに差しかかると、軸18bが直線溝部13hの拘束を受け、図9及び図10に示すようにスイングベース13は前方方向に回動する。そして、また軸18bが下側の円弧部13iに差しかかると、スイングベース13は待機位置で停止し、スイング動作が完了する。待機位置から演奏位置までのスイングも、ラック19を逆の方向に回転させることにより実現される。
【0041】
したがって、本実施の形態2における光ディスク記録再生装置によれば、実施の形態1における光ディスク記録再生装置の効果に加え、スイングベース13に円弧と直線を組み合わせた形状のカム溝13fを設け、カムギア18にカム溝13fと係合する軸18bを配置することにより、ディスク演奏部4のスイング動作とロック動作をカムギア18を用いて行うことができるので、機器の簡素化に寄与する。
【0042】
【発明の効果】
本発明の光ディスク記録再生装置は、上記実施の形態より明らかなように、ディスクを上下方向から保持する2つのガイド部材により前記第 1 のガイド部材と前記第2のガイド部材とで前記ディスクを狭持し前記ディスク面に略垂直な方向に前記ディスクを移送することにより、ディスクを定置された状態で所定の位置に確実に固定することができるので、機器の薄型化及び動作環境の拡大が図れる。
【0043】
また、ディスクの記録再生位置とディスクストック位置を別とした構造としたことにより、ディスク記録再生時にディスク記録再生部をディスクストック部の内側まで入り込ませる必要がなくなり、機器の薄型化が図れる。
【0044】
さらに、ディスク記録再生部の回動操作とロック動作等を同一の機構を用いて行うようにした場合では、機器の簡素化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における光ディスク記録再生装置の平面図
【図2】実施の形態1における同上装置のディスク演奏部の側面図
【図3】実施の形態1における同上装置のスイング部をロック状態で示す上面図
【図4】実施の形態1における同上装置のスイング部をロック解除状態で示す上面図
【図5】実施の形態1における同上装置のディスクガイド部をガイド状態で示す側面図及び正面図
【図6】実施の形態1における同上装置のディスクガイド部をチャック状態で示す側面図及び正面図
【図7】実施の形態1における同上装置のディスクガイド部を定置状態で示す側面図及び正面図
【図8】実施の形態1における同上装置のディスクガイド部を演奏状態で示す側面図及び正面図
【図9】本発明の実施の形態2における光ディスク記録再生装置のガイド部を示す上面図
【図10】実施の形態2における同上装置ののガイド部を示す上面図
【図11】従来の光ディスク記録再生装置の上面図
【図12】従来の同上装置の上面図の側面図
【符号の説明】
1 本体部
1a 軸
2 ディスクストック部
3 ディスクローディング部
4 ディスク演奏部(ディスク記録再生部)
5 スイング部
6 ディスクガイド部
7 動作タイミング機構
8 ターンテーブル
9 モータ
10 光ピックアップ
12 ベース
12a テーパ
13 スイングベース
13a 軸
13b 軸
13c 軸
13d 軸
13e 軸
13f カム溝
13g 円弧部
13h 直線溝部
13i 円弧部
14 ロック板
14a 溝
14b 溝
14c 溝
14d 溝
15 ロックレバー
15a 軸
16 ロックレバー
16a 軸
16b テーパ
17 ロックレバー
17a カム溝
17b 溝
17d 軸
18 カムギア
18a カム溝
18b 軸
19 ラック
20 カムギア
22 ガイドベース
22a 横溝
22b 縦溝
22c 縦溝
23 カム板
23a 軸
23b カム溝
23c カム溝
23d 軸
23e 軸
24 ガイド部材
25 ガイド部材
26 バネ
27 ガイドレバー
27a 軸
27b 軸
27c 穴
31 軸
32 孔
101 ディスク演奏部(ディスク記録再生部)
102 ディスク
102a 中心穴
103 ターンテーブル
104 モータ
105 ピックアップ
106 駆動機構
107 ベース
108 ディスクローディング部
109 ディスクストック部
110 トレイ
111 昇降レバー

Claims (7)

  1. 搬送されるディスクのディスク面に略平行な第1の面を有した第1のガイド部材と前記ディスクを介して反対側に前記第1の面と略平行な第2の面を有し前記ディスク面に略平行なディスクの搬送動作をガイドする第2のガイド部材とを備えたディスクガイド手段と、前記第1のガイド部材と前記第2のガイド部材との間を前記ディスク搬送され位置に合わせて開閉する開閉制御手段とを有し、前記第 1 のガイド部材と前記第2のガイド部材とで前記ディスクを狭持し前記ディスク面に略垂直な方向に前記ディスクを移送することを特徴とする光ディスク記録再生装置。
  2. 前記第1のガイド部材と前記第2のガイド部材をそれぞれ前記ディスクを挟む方向に付勢するバネを有することを特徴とする請求項1記載の光ディスク記録再生装置。
  3. 複数枚のディスクを格納しておくディスクストック部と、
    前記ディスクストック部より搬送されて来る前記ディスクの記録を再生するディスク記録再生部と、
    前記ディスクストック部から前記ディスク記録再生部に前記ディスクを搬送するディスクローディング部と、
    搬送されるディスクのディスク面に略平行な第 1 の面を有した第 1 のガイド部材と前記ディスクを介して反対側に前記第1の面と略平行な第2の面を有し前記ディスク面に略平行なディスクの搬送動作をガイドする第2のガイド部材とを備えたディスクガイド手段と、前記第1のガイド部材と前記第2のガイド部材との間を前記ディスク搬送され位置に合わせて開閉する開閉制御手段とを有し、
    前記ディスクストック部から前記ディスク記録再生部に前記ディスクを移動するときには前記ガイド部材を前記ディスクが通る間隔だけ小開きし、前記ディスクを定置するときには前記第1のガイド部材と前記第2のガイド部材とで前記ディスクを狭持し前記ディスク面に略垂直な方向に前記ディスクを移送し、ディスク記録再生時にはディスク回転に影響のない間隔まで前記2つのガイド部材を大開きすることを特徴とする光ディスク記録再生装置。
  4. 前記開閉制御手段が、前記第1のガイド部材と前記第2のガイド部材とを少なくとも上下2方向に移動可能に連結するカム板と、前記第1のガイド部材と前記第2のガイド部材をそれぞれ前記ディスクを挟む方向に付勢するバネを有することを特徴とする請求項3記載の光ディスク記録再生装置。
  5. 前記ディスク記録再生部にテーパー部を設けておくとともに、前記ディスク記録再生部を複数個のダンパー及びバネを介して支持するベース板と、前記ベース板に直動可能に係合したロック板と、前記ロック板の動作により回動可能に係合した2つの回転レバーとを備え、ディスクの記録再生位置への搬送時には前記テーパー部と前記ロック板の係合により前記ディスク記録再生部を下げ、ディスクの記録再生時には、前記ディスク記録再生部を元の高さ位置まで戻し記録再生に影響のない位置まで前記第1のガイド部材と前記第2のガイド部材を待避するようにしたことを特徴とする請求項3記載の光ディスク記録再生装置。
  6. 前記ディスク記録再生部を下降させる前記ロック板を駆動する前記回転レバーに配置された軸と、前記回転レバーに配置された前記軸と係合する円弧状のカム溝を本体部側に設け、前記軸と前記カム溝とにより前記ディスク記録再生部が回動しても前記ディスク記録再生部のロック状態を保持し続けるようにしたことを特徴とする請求項5記載の光ディスク記録再生装置。
  7. 前記ディスク記録再生部をロックし、回動するベース板に直線状と円弧を組み合わせたカム溝を設け、前記ディスク記録再生部をロックするロックレバーを駆動するカムギアに前記カム溝と係合する軸を設けることにより、前記ディスク記録再生部の回動動作とロック動作を共有したことを特徴とする請求項5記載の光ディスク記録再生装置。
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