JP2005293715A - 記録媒体再生装置 - Google Patents

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Ryosuke Shimozawa
良輔 下澤
Toru Suzuki
徹 鈴木
Hidemasa Takahashi
秀昌 高橋
Takashi Mizoguchi
崇 溝口
Kazuhiro Saito
和弘 斎藤
Akihiro Muto
明浩 武藤
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Abstract

【課題】小型化することを可能とするとともに、より多くの記録媒体を収容することを可能とする記録媒体再生装置を提供する。
【解決手段】CDチェンジャはホルダ19と揺動シャーシ17と移動フレーム66と光ピックアップ78とロック部材82,83を備えている。ホルダ19はCD2を保持する。揺動シャーシ17は他端部17bが複数のCD2間に侵入し複数のCD2間から離脱する。移動フレーム66は揺動シャーシ17に対し移動自在である。光ピックアップ78は移動フレーム66に設置されている。ロック部材82,83は移動フレーム66を揺動シャーシ17に対し移動自在にするロック解除位置と移動フレーム66を揺動シャーシ17に固定するロック位置とに亘って変位する。ロック解除位置からロック位置に変位する際にロック部材82,83は移動フレーム66を揺動シャーシ17に近づける。
【選択図】図53

Description

本発明は、自動車などに搭載される記録媒体再生装置に関し、更に詳しくは、複数の記録媒体を機器本体内に収容し、これらの記録媒体のうち一つの記録媒体に記録された情報を再生する記録媒体再生装置に関する。
コンパクトディスク(以下、CDと記す)などの記録媒体を複数枚収容し、これら複数の記録媒体から任意の一つの記録媒体の情報を再生する記録媒体再生装置が用いられている(例えば、特許文献1参照)。この種の記録媒体再生装置は、例えば、自動車などに搭載されるとともに、機器本体と、複数の保持部材と、分離機構と、再生機構などを備えている。
機器本体は、扁平な箱状に形成されている。複数の保持部材は、互いに重ねられた格好で機器本体内に収容されている。分離機構は、複数の保持部材それぞれを、これらの保持部材が重なる方向に沿って移動する。分離機構は、複数の保持部材を移動して、情報を再生する記録媒体を保持した一つの保持部材を、他の保持部材から離す。
再生機構は、機器本体に一端部を中心として回転自在に設けられた揺動シャーシと、この揺動シャーシ上に設置されたピックアップ駆動部とを備えている。ピックップ駆動部は、揺動シャーシに移動自在に設けられた移動フレームと、この移動フレーム上に設けられたターンテーブルと、光ピックアップと、を備えている。ターンテーブルは、記録媒体をクランプして、この記録媒体を回転する。光ピックアップは、ターンテーブルに接離して、記録媒体の情報記録面の所定の位置から情報を読み出す。
前述した記録媒体再生装置は、分離機構が一つの記録媒体を保持した保持部材を、他の保持部材から離す。そして、記録媒体再生装置は、再生機構の揺動シャーシが一端部を中心として回転することで、ピックップ駆動部が、前述した一つの記録媒体と他の記録媒体との間に侵入する。記録媒体再生装置は、光ピックアップが記録媒体から情報を読み出して、この読み出した情報を再生する。また、記録媒体再生装置は、分離機構が保持部材を移動する際には、揺動シャーシ則ちピックップ駆動部が前述した一つの記録媒体と他の記録媒体との間から抜け出る。
特開2002−304800号公報
前述した従来の記録媒体再生装置は、小型化と、より多くの記録媒体を収容できることとが求められている。しかしながら、前述した従来の記録媒体再生装置は、自動車などの移動体に搭載された際に、この移動体の振動が光ピックアップの情報の読み取りを妨げないように、揺動シャーシに対し移動フレーム則ちピックアップ駆動部が移動自在になっている。このため、ピックアップ駆動部の移動可能な範囲には、他の電気部品などを配置することが困難となり、大型化及び収容する記録媒体の枚数が少なくなる傾向であった。
本発明の目的は、例えば、小型化することを可能とするとともに、より多くの記録媒体を収容することを可能とする記録媒体再生装置を提供することにある。
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載の本発明の記録媒体再生装置は、記録媒体を保持可能な複数の保持部材を積層配列して収容する収容部と、前記保持部材に保持された記録媒体を再生する再生手段と、前記収容部に収容された記録媒体の情報記録面と対向する位置に前記再生手段を移動する移動手段と、一つの記録媒体を保持する保持部材と他の記録媒体を保持する保持部材とを前記記録媒体の配列方向に沿って離間する分離手段と、を備えた記録媒体再生装置であって、一端部を中心として回転自在に設けられかつこの一端部を中心として回転することで、前記一つの記録媒体を保持する保持部材と他の記録媒体を保持する保持部材との間に侵入する揺動シャーシと、前記揺動シャーシに設けられかつ前記再生手段を設置した移動フレームと、前記再生手段が前記保持部材に保持された記録媒体を再生する際には前記移動フレームが前記揺動シャーシに対し移動することを許容するロック解除位置に変位し、前記揺動シャーシが前記一端部を中心として回転する際には前記移動フレームが前記揺動シャーシに対し移動することを規制するロック位置に変位するロック手段とを備え、前記ロック手段は、前記ロック解除位置から前記ロック位置に変位する際に、前記移動フレームを前記配列方向に沿って前記揺動シャーシに近づけることを特徴としている。
以下、本発明の一実施形態にかかる記録媒体再生装置を説明する。本発明の一実施形態にかかる記録媒体再生装置は、ロック手段が、揺動シャーシに対し再生手段を設置した移動フレームを移動自在にするロック解除位置と、揺動シャーシに移動フレームを固定するロック位置とに亘って変位する際に、移動フレームを揺動シャーシに近づける。このように、ロック位置の揺動シャーシと移動フレームとを合わせた厚みを、ロック解除位置の揺動シャーシと移動フレームとを合わせた厚みより薄くすることで、揺動シャーシが一端部を中心として回転する際の揺動シャーシと移動フレームとを合わせた軌跡を小さくできるようにしている。こうすることで、小型化を可能とするとともに、より多くの記録媒体を収容することを可能としたものである。
また、本発明は、ロック手段が、移動フレームに移動自在な本体部と、移動フレームに係止可能な係止爪とを備えても良い。
さらに、本発明は、ロック手段を複数設けても良い。
また、本発明は、揺動シャーシが回転するのに連動して、ロック手段が変位しても良い。
さらに、揺動シャーシを回転する駆動源と、ロック手段を変位させる駆動源とを共通にしても良い。
以下、本発明の一実施例にかかる記録媒体再生装置の一例としてのCDチェンジャ1を、図1ないし図55に基づいて説明する。図1などに示すCDチェンジャ1は、自動車などの移動体に装備されて、記録媒体としてのCD2(図2などに示す)を複数収容して、これらのCD2から任意のCD2に記録された情報を読み出(再生)して、音声として出力する装置である。CD2は、勿論、円板状即ちディスク状に形成されており、コンピュータなどの電子機器で読みとることのできる情報を記録した記録媒体である。
CDチェンジャ1は、図2に示すように、機器本体3(図1に示す)と、図示しない操作部と、ディスク搬送部4と、移動手段としての移動機構60(図3に示す)と、ディスク再生部5と、収容部としてのディスク収容部6と、分離手段としての分離機構7とを備えている。なお、以下、図2中の矢印XをCDチェンジャ1の幅方向と記し、矢印YをCDチェンジャ1の奥行き方向と記し、矢印ZをCDチェンジャ1の厚み方向と記す。
機器本体3は、合成樹脂からなる図1に示す外側ケース8と、板金などからなる図2などに示す固定シャーシ9と、図3に示す第2支持部材としての移動シャーシ16と、図3に示す揺動シャーシ17と、図3に示す支持部材及び第1の壁としての移動シャーシ18と、を備えている。外側ケース8は、扁平な箱状に形成されている。外側ケース8には、CD2を出し入れ可能な挿入口10が設けられている。挿入口10は、外側ケース8の外壁を貫通している。挿入口10は、内側にCD2を通すことができる。挿入口10を通して、前記CD2は、外側ケース8即ち機器本体3内に収容されたり、該機器本体3内から排出される。
固定シャーシ9は、外側ケース8内に収容されているとともに、該外側ケース8に固定されている。固定シャーシ9は、図3に示すように、板状の底板11と、この底板11の外縁から立設した周板12とを備えている。底板11は、外側ケース8の図1中下側に位置する壁上に重ねられている。
移動シャーシ16は、板金などからなり、枠状に形成されている。移動シャーシ16は、ディスク収容部6のホルダ19が互いに重なる方向即ち複数のCD2が互いに重なる方向K(図3などに矢印で示す)に沿って移動自在に、固定シャーシ9の周板12などに支持されている。
揺動シャーシ17は、板金などからなり、帯板状に形成されている。揺動シャーシ17は、一端部17aを中心として回動自在に移動シャーシ16に支持されている。揺動シャーシ17は、一端部17aを中心として回動することで、ディスク収容部6に収容される複数のCD2間に他端部17bが侵入する状態と、ディスク収容部6に収容される複数のCD2間から他端部17bが抜け出る状態とに亘って変位自在になっている。
移動シャーシ18は、板金などからなり、板状に形成されている。移動シャーシ18は、固定シャーシ9の底板11と間隔をあけて平行に配されている。移動シャーシ18は、固定シャーシ9の底板11との間にディスク再生部5を位置付けている。移動シャーシ18は、前述した矢印Kに沿って移動自在に固定シャーシ9の周板12などに支持されている。
操作部は、機器本体3と別体でかつこの機器本体3に接続している。操作部は、CDチェンジャ1の使用者により押圧されるなどして操作される。操作部は、使用者に操作されることで、挿入口10を通して機器本体3内に挿入されるCD2を保持する後述のホルダ19を設定するために用いられる。操作部は、使用者に操作されることで、挿入口10を通して機器本体3外に排出されるCD2を保持したホルダ19を設定するために用いられる。操作部は、使用者に操作されることで、複数のホルダ19に保持されたCD2のうち情報を読み出すCD2を設定するために用いられる。
ディスク搬送部4は、機器本体3内に収容されており、図2に示すように、ローラアーム13と、ローラ14とを備えている。ローラアーム13は、板金などからなり、長手方向が機器本体3の幅方向Xに沿った帯状に形成されている。ローラアーム13は、挿入口10の近傍に配され、機器本体3の固定シャーシ9に取り付けられている。
ローラ14は、ローラアーム13に軸芯周りに回転自在に支持されている。ローラ14の軸芯即ち長手方向は、CDチェンジャ1の幅方向Xに沿っている。ローラ14は、外周面に挿入口10内を通されるCD2が接触する。ローラ14は、複数の歯車15などを介してモータ41により、軸芯周りに回転される。ローラ14の外周面にCD2が接触し、ローラ14がモータ41により回転駆動されることで、ディスク搬送部4は、挿入口10内にCD2を通す。
移動機構60は、図3などに示すように、第1のスライドシャーシ61と、第2のスライドシャーシ62と、揺動アーム63とを備えている。第1のスライドシャーシ61は、板金からなり、水平部64と、鉛直片65とを一体に備えている。水平部64は、平板状に形成され、かつ固定シャーシ9の板状の底板11上に重ねられている。
水平部64は、他端部17bが複数のCD2間から抜け出た状態の揺動シャーシ17の長手方向に沿ってスライド自在に前記底板11に支持されている。水平部64は、分離機構7の後述する駆動源としてのモータ20の駆動力により、他端部17bが複数のCD2間から抜け出た状態の揺動シャーシ17の長手方向に沿って移動する。鉛直片65は、水平部64の縁から上方即ち第2のスライドシャーシ62に向かって延びている。
第2のスライドシャーシ62は、板金からなり、平板状に形成されている。第2のスライドシャーシ62は、移動シャーシ16と底板11との間に配されているとともに、移動シャーシ16に重ねられている。第2のスライドシャーシ62は、他端部17bが複数のCD2間から抜け出た状態の揺動シャーシ17の長手方向に沿ってスライド自在に移動シャーシ16に支持されている。
また、第2のスライドシャーシ62には、前述した鉛直片65が係止している。このため、第2のスライドシャーシ62は、鉛直片65とともに、モータ20の駆動力により、他端部17bが複数のCD2間から抜け出た状態の揺動シャーシ17の長手方向に沿って移動する。
揺動アーム63は、板金からなり、平板状に形成されている。揺動アーム63の平面形状は、図38ないし図40に示すように、略く字状に形成されている。揺動アーム63は、前述した移動シャーシ16に中央部を中心として回転自在に支持されている。揺動アーム63は、一端部が前述した第2のスライドシャーシ62に連結している。揺動アーム63は、他端部が揺動シャーシ17に回転自在に連結している。揺動アーム63は、第2のスライドシャーシ62が前述した長手方向に沿ってスライドすると、中央部を中心として回転して、揺動シャーシ17の一端部17aを中心として、該揺動シャーシ17を揺動させる。
移動機構60は、駆動源としてのモータ20の駆動力により、第1のスライドシャーシ61と第2のスライドシャーシ62を移動させるとともに、揺動アーム63を回転して、一端部17aを中心として揺動シャーシ17を揺動させる。移動機構60は、一端部17aを中心として揺動シャーシ17を揺動することで、ホルダ19に保持されたCD2の情報記録面と対向する位置に後述の光ピックアップ78を移動する。
ディスク再生部5は、機器本体3内に収容されており、図38及び図41に示すように、揺動シャーシ17に設けられている(設置されている)。図41ないし図44に示すように、移動フレーム66と、クランプ部67と、ピックアップ移動部68と、ピックアップ部69と、ロック手段としての第1のロック部材82と、ロック手段としての第2のロック部材83と、クランプ規制解除部71と、を備えている。
移動フレーム66は、板金からなり平板状に形成されている。移動フレーム66は、揺動シャーシ17と、移動シャーシ18との間に配されており、揺動シャーシ17に重ねられている。移動フレーム66は、ゴムやコイルばねなどによって、揺動シャーシ17に対し移動自在に支持されている。このため、移動フレーム66即ちクランプ部67及びピックアップ部69は、揺動シャーシ17即ち機器本体3に対し移動自在に支持されている。
CDチェンジャ1が、前記自動車などに取り付けられるため、該自動車の走行中の振動などによって、機器本体3が振動する。そして、移動フレーム66即ちディスク再生部5は、前述したゴムやコイルばねなどによって、機器本体3に対し移動する。このように、移動フレーム66がゴムやコイルばねなどにより機器本体3に対し移動自在に支持されることで、ディスク再生部5のピックアップ部69がCD2の情報を読み出す際の前述した振動による影響を抑制している。
クランプ部67は、図45に示すように、ターンテーブル72と、スピンドルモータ73と、可動部材74と、突没部材としての複数のクランプ爪75とを備えている。ターンテーブル72は、揺動シャーシ17の他端部17bに配され、移動フレーム66に回転自在に支持されている。ターンテーブル72は、円板状に形成されており、表面72a上にCD2が置かれる。また、ターンテーブル72は、孔76が複数形成されている。孔76は、勿論、ターンテーブル72を貫通している。図示例では、孔76は、三つ設けられている。これらの孔76は、前記表面72aに対し直交しかつ前記ターンテーブル72の中心を通る軸芯を中心として、周方向に沿って等間隔に配されている。
スピンドルモータ73は、揺動シャーシ17の他端部17bに配され、移動フレーム66とターンテーブル72との間に設けられている。スピンドルモータ73は、移動フレーム66に固定されており、その出力軸がターンテーブル72の中央に取り付けられている。スピンドルモータ73は、ターンテーブル72を前述した軸芯周りに回転する。
可動部材74は、円環状に形成されている。可動部材74は、内側にスピンドルモータ73の出力軸を通し、スピンドルモータ73とターンテーブル72との間に配されている。可動部材74は、ターンテーブル72及びスピンドルモータ73と同軸に配されている。可動部材74は、前記軸芯に沿って移動自在に設けられている。このため、可動部材74は、ターンテーブル72の表面72aに対し直交する方向に沿って移動自在に設けられている。さらに、可動部材74は、コイルばねなどにより、ターンテーブル72に近づく方向に付勢されている。
クランプ爪75は、図45に示すように、側方からみて、く字状に形成されている。クランプ爪75は、ターンテーブル72と可動部材74との間でかつ前記孔76内に設けられている。このため、クランプ爪75は、ターンテーブル72と可動部材74との間に配されている。
クランプ爪75は、一端部が孔76を通して前記表面72aから突出するクランプ位置(図45などに示す)と、一端部が表面72a下に没するアンクランプ位置(図46などに示す)と、に亘って変位自在に、他端部がターンテーブル72に回転自在に支持されている。
クランプ爪75の一端部は、図45に示すように、可動部材74がターンテーブル72に近づくと、表面72aから突出する。また、一端部は、図46に示すように、可動部材74がターンテーブル72から離れると、クランプ爪75自体の自重によって、下方に変位する。そして、一端部は、可動部材74がターンテーブル72から離れると、表面72a下に没する。
クランプ爪75の一端部は、ターンテーブル72の表面72aから突出すると、ターンテーブル72上のCD2の中央孔内に突出して、ターンテーブル72との間にCD2を挟む。クランプ爪75は、一端部がターンテーブル72との間に挟むことで、CD2をクランプする。
ピックアップ移動部68は、移動フレーム66と、移動シャーシ18との間に配されているとともに、移動フレーム66上に設けられている。ピックアップ移動部68は、図示しないモータと、ねじ軸77などを備えている。モータは、揺動シャーシ17の一端部17aに配され、移動フレーム66に取り付けられている。モータの出力軸にはウォームが取り付けられている。このウォームは、ねじ軸77に取り付けられたウォームホイールと噛み合っている。
ねじ軸77は、移動フレーム66にその軸芯周りに回転自在に支持されている。ねじ軸77の長手方向は、揺動シャーシ17の長手方向と平行である。ねじ軸77は、モータと前述したウォームとウォームホイールなどにより、その軸芯周りに回転される。ピックアップ移動部68は、ねじ軸77を回転することで、ピックアップ部69をねじ軸77と揺動シャーシ17の長手方向に沿ってスライドして、ターンテーブル72に接離させる。なお、接離とは、互いに近づいたり離れたりすることである。
ピックアップ部69は、再生手段としての光ピックアップ78と、ピックアップケース79とを備えている。光ピックアップ78は、ターンテーブル72に支持されたCD2から情報を読み出す。ピックアップケース79は、箱状に形成されており、光ピックアップ78が出射する読取光(主ビーム)を通すことのできる窓80と、ねじ軸77に螺合するねじ孔とを備えている。ピックアップケース79は、ねじ孔にねじ軸77が螺合することで、ねじ軸77が回転すると、該ねじ軸77の長手方向に沿って移動する。
ピックアップ部69は、ピックアップ移動部68により、揺動シャーシ17即ちねじ軸77の長手方向に沿って移動し、ターンテーブル72に接離する。ピックアップ部69は、ターンテーブル72に支持されたCD2から情報を読み出す。
また、ピックアップケース79即ちピックアップ部69には、図43に示すように、第1の侵入部81が設けられている。第1の侵入部81は、ピックアップケース79からターンテーブル72に向かって凸に形成されている。第1の侵入部81は、ピックアップケース79からターンテーブル72に向かうにしたがって、徐々に薄くなるように形成されている。
第1の侵入部81は、ピックアップケース79即ちピックアップ部69がターンテーブル72に近づくと、ターンテーブル72と可動部材74との間に侵入可能である。第1の侵入部81は、ピックアップケース79即ちピックアップ部69がターンテーブル72に近づくと、ターンテーブル72と可動部材74との間に侵入して、前述したアンクランプ位置までターンテーブル72から可動部材74を離す。
前述した構成によって、ピックアップ部69は、ターンテーブル72に近づいて、前記第1の侵入部81がターンテーブル72と可動部材74との間に侵入して、可動部材74をターンテーブル72から離す解除位置(図42及び図46に示す)と、該解除位置よりターンテーブル72から離れて、第1の侵入部81がターンテーブル72と可動部材74との間に侵入せずに、可動部材74をターンテーブル72に近づけた状態に保つ再生位置(図41及び図45などに示す)とに亘って、ターンテーブル72に接離させる。
解除位置では、第1の侵入部81即ちピックアップ部69は、クランプ部67を前述したアンクランプ状態に保ち、ターンテーブル72のCD2のクランプを解除する。再生位置では、第1の侵入部81即ちピックアップ部69は、クランプ部67を前述したクランプ状態に保ち、ターンテーブル72にCD2をクランプさせて、該CD2の情報を読み出すことができる。
図38ないし図40に示すように、第1のロック部材82及び第2のロック部材83は、揺動シャーシ17と、移動フレーム66との間に配されている。第1のロック部材82は、板金からなり屈曲した帯状の本体部84と、係止爪85とを一体に備えている。第1のロック部材82は、本体部84の長手方向が揺動シャーシ17の長手方向と平行な状態で、揺動シャーシ17に支持されている。また、第1のロック部材82は、揺動シャーシ17の長手方向に沿ってスライド自在に揺動シャーシ17に支持されている。
係止爪85は、本体部84の揺動シャーシ17の他端部17b寄りの一端部に設けられている。係止爪85は、本体部84から立設している。係止爪85は、第1のロック部材82がスライドすると、揺動シャーシ17の他端部17b側の縁から突出するロック解除位置(図40及び図44に示す)と、揺動シャーシ17の他端部17bと重なるロック位置(図38及び図41などに示す)とに亘って、変位自在である。
また、係止爪85の本体部84寄りの縁部には、図49及び図50に示すように、前記ロック解除位置で移動フレーム66と相対するとともに、前記ロック位置で移動フレーム66を内側に位置付ける凹み86が形成されている。凹み86は、係止爪85の本体部84寄りの縁部を前記移動フレーム66から離れる方向に凹に形成している。また、移動フレーム66を移動自在に支持するゴムやコイルばねなどが弾性変形していない中立状態において、前記本体部84と凹み86との間隔は、前記本体部84と移動フレーム66との間隔より狭い。
第1のロック部材82は、ロック位置で、移動フレーム66を凹み86内に位置付けて、係止爪85が移動フレーム66に係止する。第1のロック部材82は、係止爪85が移動フレーム66に係止すると、該移動フレーム66が揺動シャーシ17即ち機器本体3に対し移動することを規制する。則ち、第1のロック部材82は、ロック位置で、移動フレーム66を揺動シャーシ17に固定する。
第2のロック部材83は、図38ないし図40に示すように、板金からなり帯状の本体部87と、係止爪88とを一体に備えている。第2のロック部材83は、中央部を中心として回転自在に揺動シャーシ17に支持されている。また、第2のロック部材83の本体部87の一端部は、第1のロック部材82の他端部と回転自在に連結している。
係止爪88は、本体部87の他端部に設けられている。係止爪88は、本体部87から立設している。係止爪88は、第2のロック部材83が回転すると、揺動シャーシ17の一端部17a側の縁から突出するロック解除位置(図40及び図44に示す)と、揺動シャーシ17の一端部17aと重なるロック位置(図38及び図41などに示す)とに亘って、変位自在である。
また、係止爪88には、図51及び図52に示すように、前記ロック解除位置で移動フレーム66と相対するとともに、前記ロック位置で移動フレーム66を内側に位置付けるスリット89が形成されている。スリット89は、勿論、係止爪88を貫通している。スリット89は、係止爪88を前記移動フレーム66から離れる方向に凹に形成している。また、移動フレーム66を移動自在に支持するゴムやコイルばねなどが弾性変形していない中立状態において、前記本体部87とスリット89との間隔は、前記本体部87と移動フレーム66との間隔より狭い。
第2のロック部材83は、ロック位置で、移動フレーム66をスリット89内に位置付けて、係止爪88が移動フレーム66に係止する。第2のロック部材83は、係止爪88が移動フレーム66に係止すると、該移動フレーム66が揺動シャーシ17即ち機器本体3に対し移動することを規制する。則ち、第2のロック部材83は、ロック位置で、移動フレーム66を揺動シャーシ17に固定する。
前述した第1のロック部材82と第2のロック部材83とは、互いに回転自在に連結しているので、互いに連動して、前述したロック解除位置と、ロック位置とに亘って変位する。勿論、第1のロック部材82がロック解除位置となると、第2のロック部材83がロック解除位置になり、第1のロック部材82がロック位置となると、第2のロック部材83がロック位置になる。
さらに、第1のロック部材82と、第2のロック部材83とは、前述した第1及び第2のスライドシャーシ61,62のスライドにより、前述したロック位置とロック解除位置とに亘って変位する。このため、ロック部材82,83は、駆動源としてのモータ20の駆動力により、揺動シャーシ17の一端部17aを中心とした回転に連動して、前述したロック位置とロック解除位置とに亘って変位する。さらに、ロック部材82,83を変位させるための駆動源としてのモータ20と、揺動シャーシ17の一端部17aを中心として揺動シャーシ17を回転させるための駆動源としてのモータ20と同一である。
前述した構成のロック部材82,83は、係止爪85,88が移動フレーム66に係止して、クランプ部67を揺動シャーシ17即ち機器本体3に対し固定するロック位置と、係止爪85,88の凹み86及びスリット89が移動フレーム66と間隔をあけて相対して、クランプ部67を揺動シャーシ17即ち機器本体3に対し移動自在とするロック解除位置と、に亘って、変位自在である。これらのロック部材82,83は、ロック位置で移動フレーム66の長手方向の両端に係止する。これらのロック部材82,83は、前記光ピックアップ78が前記ホルダ19に保持されたCD2を再生する際にはロック解除位置に変位し、前記揺動シャーシ17が前記一端部17aを中心として回転する際と前記分離機構7が前記ホルダ19を矢印Kに沿って移動する際にはロック位置に変位する。
また、移動フレーム66を移動自在に支持するゴムやコイルばねなどが弾性変形していない中立状態において、前記本体部84,87と凹み86及びスリット89との間隔が、前記本体部84,87と移動フレーム66との間隔より狭い。このため、ロック部材82,83は、ロック解除位置からロック位置に変位する際に、前述したゴムやコイルばねなどの弾性復元力に抗して、移動フレーム66を揺動シャーシ17に押圧する。そして、ロック部材82,83は、ロック解除位置からロック位置に変位する際に、矢印Kに沿って、移動フレーム66に揺動シャーシ17に近づける。
クランプ規制解除部71は、図41ないし図44に示すように、切欠き90と、回動部材91とを備えている。切欠き90は、ピックアップケース79即ちピックアップ部69に設けられている。切欠き90は、ピックアップケース79即ちピックアップ部69の揺動シャーシ17の長手方向に沿ってターンテーブル72寄りの端部と、ターンテーブル72の周方向に沿ってターンテーブル72寄りの内縁部とに亘って、ピックアップケース79を切り欠いている。
回動部材91は、棒状に形成されている。回動部材91は、揺動シャーシ17の他端部17bに配されている。回動部材91は、中央部を中心として移動フレーム66に回動自在に支持されている。回動部材91の一端部91aが切欠き90内に侵入可能でかつ他端部91bが第1のロック部材82の係止爪85に当接可能になっている。
回動部材91は、移動フレーム66などにより図44に示す一端部91aが切欠き90内に侵入した状態で、更に一端部91aがターンテーブル72に近づく方向に回転することが規制されている。また、回動部材91は、図44に示す一端部91aが切欠き90内に侵入した状態で、一端部91aがターンテーブル72に近づく方向にばねなどにより付勢されている。
また、回動部材91は、図44に示す一端部91aが切欠き90内に侵入した状態で、ピックアップケース79などと当接して、ピックアップ部69が前述した解除位置までターンテーブル72に近づくことを規制する。さらに、回動部材91は、図44に示す状態から一端部91aがターンテーブル72から離れる方向に回転して、図41に示す一端部91aが切欠き90内から抜け出た状態で、ピックアップ部69が前述した解除位置までターンテーブル72に近づくことを許容する。また、回動部材91は、図41に示す一端部91aが切欠き90内から抜け出た状態で、他端部91bに第1のロック部材82の係止爪85などに当接する。
さらに、回動部材91の他端部91bには、第2の侵入部92が設けられている。第2の侵入部92は、回動部材91の他端部91bからターンテーブル72に向かって凸に形成されている。第2の侵入部92は、図45に示すように、回動部材91の他端部91bからターンテーブル72に向かうにしたがって、徐々に薄くなるように形成されている。第2の侵入部92は、回動部材91の他端部91bがターンテーブル72に近づくと、ターンテーブル72と可動部材74との間に侵入可能である。第2の侵入部92は、回動部材91の他端部91bがターンテーブル72に近づくと、ターンテーブル72と可動部材74との間に侵入して、前述した第1の侵入部81と共同して、アンクランプ位置までターンテーブル72から可動部材74を離す。
前述したクランプ規制解除部71は、ロック部材82,83が前述したロック位置に位置すると、第1のロック部材82の係止爪85から他端部91bが押圧されて、一端部91aが切欠き90内から抜け出る方向に回動部材91は回転する。そして、回動部材91の一端部91aは、切欠き90内から抜け出る。
このため、クランプ規制解除部71は、ロック部材82,83が前述したロック位置に位置すると、ピックアップ部69が前述した解除位置までターンテーブル72に近づくことを許容する構成になっている。即ち、クランプ規制解除部71は、ロック部材82,83が前述したロック位置に位置すると、前記クランプ部67のクランプを解除することを許容する。
また、クランプ規制解除部71は、ロック部材82,83が前述したロック解除位置に位置すると、第1のロック部材82の係止爪85が他端部91bから離れて、前述したばねなどの付勢力により一端部91aが切欠き90内に侵入した状態に保たれる。このため、クランプ規制解除部71は、ロック部材82,83が前述したロック解除位置に位置すると、ピックアップ部69が前述した解除位置までターンテーブル72に近づくことを規制する構成になっている。即ち、クランプ規制解除部71は、ロック部材82,83が前述したロック解除位置に位置すると、前記クランプ部67のクランプを解除することを規制する。
ディスク再生部5は、揺動シャーシ17の他端部17bがCD2間に侵入して、クランプ部67のクランプ爪75がCD2をクランプするとともに、ターンテーブル72がCD2を回転する。ディスク再生部5は、ピックアップ部69の光ピックアップ78が、ターンテーブル72により回転されたCD2から情報を読み出す。
ディスク収容部6は、機器本体3内に収容されており、図3に示すように、複数の保持部材としてのホルダ19を備えている。
ホルダ19は、合成樹脂からなり、板状に形成されている。ホルダ19の平面形状は、C字状に形成されている。ホルダ19は、底板11と移動シャーシ18との双方と平行な状態で、移動シャーシ18に支持されている。ホルダ19は、そのC字状に形成された開口部が挿入口10と相対する状態に配されている。
ホルダ19は、挿入口10を通して機器本体3に挿入されたCD2が、開口部を通して内側に侵入することで、このCD2を保持する。複数のホルダ19は、各々が保持するCD2の表面が互いに平行になるように、互いに重ねられて配されている。ホルダ19は、前記矢印Kに沿って移動自在に移動シャーシ18などに支持されている。各々のホルダ19には、外方向に向かって突出した突起29(図15ないし図29に示す)が設けられている。ディスク収容部6は、CD2を保持可能な複数のホルダ19を積層配列して収容する。
分離機構7は、機器本体3内に収容されており、駆動源としてのモータ20(図3に示す)と、離間溝拡縮機構21(図6ないし図10に示す)と、連動移動機構22(図30ないし図37に示す)とを備えている。モータ20は、図3に示すように、固定シャーシ9に固定されている。
離間溝拡縮機構21は、図5に示すように、3つ設けられており、機器本体3の隅部に設けられている。離間溝拡縮機構21は、図6ないし図14に示すように、円柱状に形成されており、回転部材25と、移動部材26と、カム部材24とを備えている。
回転部材25は、図12ないし図14に示すように、互いに同軸に配された円板部94と、円柱部95とを一体に備えている。円板部94は、円板状に形成され、固定シャーシ9の底板11に軸芯周りに回転自在に支持されている。円柱部95は、円柱状に形成されており、円板部94から立設している。
回転部材25の軸芯は、前述した矢印Kと平行に配されている。回転部材25は、円板部94の外縁部に設けられた歯が底板11に回転自在に設けられた複数の歯車93に噛み合っている。回転部材25は、これらの歯車93を介して、前述したモータ20の出力軸に取り付けられたピニオンと接続している。回動部材25は、モータ20の駆動力により歯車93とともに軸芯周りに回転される。回転部材25がモータ20の駆動力により軸芯周りに回転されることは、本明細書に記した回転部材25がモータ20の駆動力により移動されることを示している。回転部材25は、移動部材26とカム部材24の各々を同軸的に配するとともに、移動部材26とカム部材24の各々を回転させる。
移動部材26は、図11ないし図14に示すように、円管状に形成されており、回転部材25の外周に取り付けられてこの回転部材25と同軸に配されている。移動部材26と回転部材25とは、回転部材25に設けられた突起96と、移動部材26に設けられたキー溝とからなるキーにより互いに取り付けられている。移動部材26は、前述した矢印Kに沿って移動自在に回転部材25に取り付けられている。移動部材26は、カム部材24とは独立して、矢印Kに沿って、移動可能である。さらに、移動部材26の底板11から離れた側の縁(上端)には、係止溝97が設けられている。また、移動部材26は、前述した回転部材25と一体に(連動して)前述した軸芯周りに回転する。
また、前述した回転部材25と移動部材26には、図15ないし図29に示すように、第1壁としての前述の移動シャーシ18が取り付けられているとともに、第2壁27が設けられている。移動シャーシ18と第2壁27は、移動部材26の軸芯方向の両縁に設けられており、矢印Kと平行な軸芯に沿って互いに間隔をあけて配されている。このため、移動シャーシ18と第2壁27は、移動部材26の両縁から外周方向に突出している。
移動シャーシ18は、移動部材26の固定シャーシ9の底板11から離れた側の縁に設けられた係止溝97に係止して、取り付けられている。このことを、本発明では、第1壁としての移動シャーシ18が移動部材26の上端に設けられているという。このため、移動部材26は、移動シャーシ18と一体に(連動して)矢印Kに沿って移動する。また、移動シャーシ18は、移動部材26などが軸芯周りに回転することを許容する(妨げない)。移動シャーシ18は、前述した矢印Kに対し直交する方向に沿った平板状に形成されている。
第2壁27は、回転部材25と移動部材26とに亘って設けられている。回転部材25では、第2壁27は、図11ないし図14に示すように、円板部94の外縁から立設しており、断面形状が回転部材25の軸芯を中心とした円弧状に形成されている。このため、第2壁27は、円板部94の外周に配されている。
移動部材26では、第2壁27は、図11ないし図14に示すように、固定シャーシ9の底板11寄りの縁(即ち、移動部材26の下端)に設けられている。第2壁27は、移動部材26の外周に配され、移動部材26と同軸に配されている。第2壁27は、回転部材25と移動部材26とに亘って、面一に形成されている。第2壁27は、移動部材26から回転部材25に向かうにしたがって、移動シャーシ18から徐々に離れる方向に、前述した矢印Kとこの矢印Kに対し直交する方向との双方に交差した方向に延びている。
また、前述した移動シャーシ18と第2壁27との間において、矢印Kに沿って互いの間にカム部材24の後述のくさび部30が位置付けられていない部分では、前述した移動シャーシ18と第2壁27との間隔は、ホルダ19の数と突起29の矢印K方向の溝幅との績に等しい又は略等しい。
回転部材25と移動部材26は、前述した移動シャーシ18と第2壁27との間に、突起29を位置付けて、前述したホルダ19を保持する。また、回転部材25と移動部材26は、軸芯周りに回転することで、前述した移動シャーシ18と第2壁27との間で突起29が後述の連結壁28から接離するように矢印Kに対し交差する方向に沿って移動することを許容する。このため、カム部材24と回転部材25と移動部材26は、モータ20の駆動力により、後述の離間溝39,40の奥に向かって突起29が侵入する方向に移動される。さらに、カム部材24と回転部材25と移動部材26は、後述の収容位置で、すべてのホルダ19の突起29を、移動シャーシ18と第2壁27との間に位置付ける。
カム部材24は、図11ないし図14に示すように、円管状に形成されており、移動部材26の外周に取り付けられて、回転部材25及び移動部材26等と同軸に配されている。カム部材24と移動部材26とは、カム部材24に設けられた突起98と、移動部材26に設けられた突起とからなるキーにより互いに取り付けられている。カム部材24は、前述した矢印Kに沿って移動自在に移動部材26に取り付けられている。また、カム部材24は、前述した回転部材25及び移動部材26と一体(連動して)に前述した軸芯周りに回転する。
さらに、カム部材24の底板11から離れた側の縁に係止溝99が設けられている。カム部材24の係止溝99には、前述の移動シャーシ16が係止して、取り付けられている。このため、カム部材24は、移動シャーシ16即ち前述した光ピックアップ78と一体に(連動して)矢印Kに沿って移動する。このため、カム部材24は、矢印Kに沿って、移動可能である。また、移動シャーシ16は、カム部材24などが軸芯周りに回転することを許容する(妨げない)。
さらに、カム部材24は、くさび部30と、案内溝31と、連結壁28とを備えている。くさび部30は、前述した移動シャーシ18と、第2壁27との間に位置しているとともに、連結壁28と間隔をあけて配されている。このため、カム部材24のくさび部30は、前述した移動シャーシ18と第2壁27との間を矢印Kに沿って移動する。くさび部30は、移動部材26に向かうにしたがって、矢印Kに沿う溝幅が徐々に細くなるように形成されている。
案内溝31は、くさび部30に設けられている。案内溝31は、カム部材24のくさび部30の外周面に形成されている。即ち、案内溝31は、カム部材24のくさび部30の外周面から凹に形成されている。案内溝31の矢印Kに沿う溝幅は、一つの突起29の矢印Kに沿う幅と略等しい。案内溝31は、図15ないし図29に示すように、連結壁28に相対する開口部32と、ローディング部33と、ピックアップ侵入部34と、第1連結部35と、挟持部36と、第2連結部37と、再生部38とを備えている。ローディング部33と、ピックアップ侵入部34と、挟持部36と、再生部38とは、矢印Kに対し直交する方向に沿って延びている。第1連結部35と、第2連結部37とは、矢印Kとこの矢印Kに対し直交する方向との双方に対し交差する方向に沿って延びている。
ローディング部33は、開口部32に連なり、この開口部32の連結壁28から離れた側に配されている。ピックアップ侵入部34は、ローディング部33に連なり、このローディング部33の連結壁28から離れた側に配されている。さらに、ピックアップ侵入部34は、ローディング部33より回転部材25の第2壁27から離れた側に配されている。
第1連結部35は、ピックアップ侵入部34に連なり、このピックアップ侵入部34の連結壁28から離れた側に配されている。第1連結部35は、ピックアップ侵入部34から離れるのにしたがって徐々に回転部材25の第2壁27に近づく方向に延びている。挟持部36は、第1連結部35に連なり、この第1連結部35の連結壁28から離れた側に配されている。第2連結部37は、挟持部36に連なり、この挟持部36の連結壁28から離れた側に配されている。第2連結部37は、挟持部36から離れるのにしたがって徐々に回転部材25の第2壁27に近づく方向に延びている。再生部38は、第2連結部37に連なり、この第2連結部37の連結壁28から離れた側に配されている。
案内溝31は、開口部32を通して、突起29が侵入することを許容する。即ち、案内溝31内には、突起29即ちホルダ19が摺動可能である。さらに、案内溝31は、ローディング部33と、ピックアップ侵入部34と、第1連結部35と、挟持部36と、第2連結部37と、再生部38内に順に突起29が移動することを許容する。
ローディング部33内に位置付けられた突起29を設けたホルダ19は、挿入口10と矢印Yに沿って相対する。そして、ローディング部33内に位置付けられた突起29を設けたホルダ19は、挿入口10を通して挿入されたCD2を保持できるとともに、挿入口10を通して保持したCD2を機器本体3外に排出できる。
ピックアップ侵入部34内に位置付けられた突起29を設けたホルダ19は、図2中下方に位置する他のホルダ19から離れて、この図中下方に位置するホルダ19との間に揺動シャーシ17の他端部17b即ちディスク再生部5が侵入することを許容する。挟持部36内に位置付けられた突起29を設けたホルダ19は、保持したCD2をディスク再生部5のクランプ部67がクランプすることを許容する。再生部38内に位置付けられた突起29を設けたホルダ19は、クランプ部67にクランプされたCD2から離されて、ターンテーブル72などにより回転されるCD2に干渉(接触)しない。即ち、CD2が回転することを許容する。
連結壁28は、前述した矢印Kに沿って直線状に延びている。連結壁28は、くさび部30に設けられた案内溝31の開口部32と矢印Kに対し直交する方向に沿って、間隔をあけて相対している。連結壁28は、移動シャーシ18と第2壁27とを互いに連結する格好になっている。
こうして、カム部材24は、一つのCD2を保持するホルダ19の突起29が摺動可能に係合する案内溝31を有している。
前述した構成の回転部材25と、移動部材26と、カム部材24とは、図11に示すように、互いに同軸に配されている。また、移動部材26と、カム部材24とは、図11ないし図13に示すように、互いに独立して、矢印Kに沿って移動可能である。
また、前述した移動シャーシ18とカム部材24のくさび部30との間は、本明細書に記した第1離間溝39をなしている。第1離間溝39は、移動シャーシ18と、カム部材24のくさび部30の底板11から離れた側の上面部とで構成されている。第1離間溝39は、案内溝31に係合する一つのCD2を保持するホルダ19より上方(矢印K1側)に位置する他のホルダ19と係合する。
さらに、前述した第2壁27とカム部材24のくさび部30との間は、本明細書に記した第2離間溝40をなしている。第2離間溝40は、第2壁27とカム部材24のくさび部30の底板11寄りの下面部とで構成されている。第2離間溝40は、案内溝31に係合する一つのCD2を保持するホルダ19より下方(矢印K2側)に位置する他のホルダ19と係合する。
第1離間溝39と第2離間溝40は、案内溝31に係合する一つのCD2を保持するホルダ19の他のホルダ19の突起29が侵入することを許容する(他のホルダ19が係合する)。第1離間溝39と第2離間溝40は、本明細書に記した離間溝をなしている。第1離間溝39と第2離間溝40即ち離間溝は、一つのCD2を保持するホルダ19の他のホルダ19が摺動可能に係合するとともに、カム部材24とスライド部材26との相対的な移動により形成される。
第1離間溝39と第2離間溝40とは、カム部材24と移動部材との相対的に矢印Kに沿って移動することで、互いに連動して矢印Kに沿った溝幅が可変する(拡がったり狭くなる)。カム部材24が矢印Kに沿ってスライドした際に、第1離間溝39の溝幅が拡がると第2離間溝40の溝幅が狭くなり、第2離間溝40の溝幅が拡がると第1離間溝39の溝幅が狭くなる。
また、第1離間溝39の溝幅と第2離間溝40の溝幅との和は、ホルダ19の数から1を引いて得られる数と一つの突起29の矢印K方向の幅との績に等しい又は略等しい。前述した第1及び第2離間溝39,40即ち離間溝は、カム部材24とスライド部材26との相対的な移動により矢印Kに沿った溝幅が可変する。即ち、第1及び第2離間溝39,40は、カム部材24とスライド部材26との相対的な移動により矢印Kに沿った溝幅が相対的に可変する。
前述した構成によれば、移動シャーシ18と第2壁27との間に位置付けられたすべてのホルダ19の突起29は、モータ20の駆動力が複数の歯車93を介して伝達されて、回転部材25と移動部材26とカム部材24とが一体に(連動して)回転(移動)することで、一つの突起29が案内溝31内に侵入する。残りの突起29のうち案内溝31に侵入した突起29より矢印K1(図6などに示す)側に位置するホルダ19の突起29が第1離間溝39内に侵入し、案内溝31に侵入した突起29より矢印K2(図6などに示す)側に位置するホルダ19の突起29が第2離間溝40内に侵入する。なお、矢印K1は、前述した矢印Kの一方側をなしているとともに、矢印K2は、前述した矢印Kの他方側をなしている。
すべてのホルダ19の突起29が、案内溝31に侵入することなく連結壁28に近づいて移動シャーシ18と第2壁27との間に位置する状態は、本明細書では、ホルダ19が収容位置に位置するという。また、カム部材24のくさび部30が連結壁28と間隔をあけているため、収容位置では、第1離間溝39と第2離間溝40とは、一体になっている。さらに、収容位置では、複数のホルダ19が互いに近接する。
突起29が、案内溝31の再生部38内と、第1及び第2離間溝39,40の奥に侵入する状態は、本明細書では、ホルダ19が再生位置に位置するという。再生位置では、カム部材24のくさび部30により、前記案内溝31内に突起29が侵入したホルダ19は、収容位置より他のホルダ19から離れる。再生位置では、情報を再生するCD2を保持したホルダ19が他のホルダ19から離れるとともに、情報を再生するCD2を保持したホルダ19と他のホルダ19との間に光ピックアップ78が侵入可能になる。
突起29が、移動部材26の第2壁27と移動シャーシ18との間に位置し、案内溝31のローディング部33内と、第1及び第2離間溝39,40に侵入した状態は、本明細書では、ホルダ19がローディング位置に位置するという。
また、前述した再生位置では、第1離間溝39内に情報を再生するCD2を保持したホルダ19の矢印K1側のホルダ19の突起29が侵入する。第1離間溝39は、前記矢印K1側のホルダ19を、情報を再生するCD2を保持したホルダ19から離す。
さらに、再生位置とローディング位置では、第2離間溝40内に情報を再生するCD2を保持したホルダ19の矢印K2側のホルダ19の突起29が侵入する。第2離間溝40は、前記矢印K2側のホルダ19を、情報を再生するCD2を保持したホルダ19から離す。
連動移動機構22は、図30などに示すように、モータ41(図3に示す)と、駆動シャーシ42(図3及び図4に示す)と、第2駆動シャーシ53(図3及び図4に示す)と、第1突起43と、第1孔44と、第2突起45と、第2孔46とを備えている。なお、図3には、駆動シャーシ42と第2駆動シャーシ53を2つずつ示しているが、実際には、駆動シャーシ42と第2駆動シャーシ53は一つずつ設けられている。
連動移動機構22は、ディスク収容部6のホルダ19を収容位置と再生位置とに亘って移動させる際には、移動部材26を、回転部材25に対し矢印Kに沿って移動して、回転部材25の第2壁27から最も遠ざけておく。そして、連動移動機構22は、再生位置に位置付けるCD2を保持したホルダ19の突起29が案内溝31に侵入できる位置に、カム部材24を位置付ける。
連動移動機構22は、ディスク収容部6のホルダ19を再生位置とローディング位置とに亘って移動させる即ちCD2を機器本体3内に出し入れする際には、カム部材24を、移動部材26に対し矢印Kに沿って移動して、回転部材25の第2壁27に最も近づけておく。そして、連動移動機構22は、ローディング位置に位置付けられた即ち出し入れされたCD2を保持するホルダ19の突起29が案内溝31に侵入できる位置に、移動部材26を位置付ける。連動移動機構22は、モータ41の駆動力により、前述したように、カム部材24即ちディスク再生部5の移動シャーシ16と、移動部材26即ちディスク収容部6の移動シャーシ18とを連動して、矢印Kに沿って移動する。
モータ41は、固定シャーシ9の底板11などに取り付けられている。駆動シャーシ42は、板金からなり、板状に形成されている。駆動シャーシ42の平面形状は、矩形状に形成されている。駆動シャーシ42は、機器本体3の固定シャーシ9の周板12に、矢印Kに対し直交(交差)する方向に沿って移動自在に支持されている。
第2駆動シャーシ53は、板金からなり、板状に形成されている。第2駆動シャーシ53の平面形状は、矩形状に形成されている。第2駆動シャーシ53は、機器本体3の固定シャーシ9の周板12に、矢印Kに対し直交(交差)する方向に沿って移動自在に支持されている。第2駆動シャーシ53には、モータ41の駆動力により回転される歯車48と噛み合ったラック47が形成されている。
第1突起43は、ディスク収容部6の移動シャーシ18から駆動シャーシ42と第2駆動シャーシ53に向かって突出している。第1孔44は、駆動シャーシ42と第2駆動シャーシ53に設けられている。勿論、第1孔44は、駆動シャーシ42と第2駆動シャーシ53を貫通している。第1孔44には、図4に示すように、第1突起43が侵入する。
第1孔44は、図30ないし図37に示すように、第1平行部49と第1傾斜部50とを備えている、第1平行部49は、前述した矢印Kに対し直交する方向に沿って直線状に延びている。第1傾斜部50は、第1平行部49の端に連なりかつ前述した矢印Kと該矢印Kに対し直交する方向との双方に対し交差する方向に沿って直線状に延びている。第1傾斜部50は、第1平行部49から離れるにしたがって徐々に回転部材25の第2壁27に近づく方向に傾斜している。
第2突起45は、ディスク再生部5の移動シャーシ16から駆動シャーシ42に向かって突出している。第2孔46は、駆動シャーシ42に設けられている。勿論、第2孔46は、駆動シャーシ42を貫通している。第2孔46には、第2突起45が侵入する。
第2孔46は、第2傾斜部51と第2平行部52とを備えている、第2傾斜部51は、前述した矢印Kと該矢印Kに対し直交する方向との双方に対し交差する方向に沿って直線状に延びている。第2傾斜部51は、第2平行部52から離れるにしたがって、徐々に回転部材25の第2壁27から離れる方向に傾斜している。第2傾斜部51は、第1傾斜部50と平行である。第2平行部52は、第2傾斜部51の端に連なりかつ前述した矢印Kに対し直交する方向に沿って直線状に延びている。
第1突起43が第1傾斜部50内に位置付けられると、第2突起45が第2平行部52内に位置付けられる。第1突起43が第1平行部49内に位置付けられると、第2突起45が第2傾斜部51内に位置付けられる。
前述した連動移動機構22は、モータ41の駆動力により、第2駆動シャーシ53を矢印Kに対し直交する方向に沿って移動する。すると、第2駆動シャーシ53の第1の孔44内を第1突起43が移動して、移動シャーシ18が第2駆動シャーシ53に対し矢印Kに沿って移動する。そして、駆動シャーシ43の第1の孔44内を第1突起43が移動して、駆動シャーシ43が矢印Kに対し直交する方向に沿って移動する。
このように、駆動シャーシ42は、モータ41の駆動力により、第2駆動シャーシ53が矢印Kに対し直交する方向に沿ってスライドすることで、矢印Kに対し直交する方向に沿ってスライドする。即ち、駆動シャーシ42は、モータ41の駆動力により、矢印Kに対し交差(直交)する方向に沿って固定シャーシ9の周板12に対し移動される。このため、連動移動機構22即ち分離機構7は、カム部材24と移動部材26との各々を矢印Kに沿って駆動(移動)する単一のモータ41を備えている。
連動移動機構22は、モータ41の駆動力により、ホルダ19をローディング位置に位置付ける際即ちCD2を機器本体3内に出し入れする際には、第2突起45が第2平行部52内を移動し、第1突起43が第1傾斜部50内を移動する位置に駆動シャーシ42を位置付ける。前述した連動移動機構22は、モータ41の駆動力により、ホルダ19を再生位置と収容位置とに亘って移動する際には、第2突起45が第2傾斜部51内を移動し、第1突起43が第1平行部49内を移動する位置に駆動シャーシ42を位置付ける。
なお、連動移動機構22により、第2突起45が第2平行部52内に位置付けられると、カム部材24が最も回転部材25の第2壁27に近づく。最も回転部材25の第2壁27に近づいたカム部材24の案内溝31のローディング部33内に突起29が位置付けられたホルダ19は、前述した挿入口10を通して出し入れされるCD2を保持できる位置に位置付けられる。
前述した構成のCDチェンジャ1は、機器本体3内に収容した複数のCD2のうち前述した操作部などにより任意に選択された一つのCD2の情報を読み出す際には、図15に示すように、モータ20の駆動力によりすべてのホルダ19の突起29を連結壁28に接触させておく。
さらに、駆動源としてのモータ20の駆動力により、鉛直片65を最もモータ20寄りに位置するように、第1及び第2のスライドシャーシ61,62を位置付ける。そして、図38に示すように、揺動シャーシ17の他端部17b即ちディスク再生部5のクランプ部67とピックアップ部69などを、複数のCD2間から退避させておく。さらに、図41に示すように、第1及び第2のロック部材82,83を前述したロック位置に位置付けておく。即ち、図49及び図51に示すように、係止爪85,88で移動フレーム66を係止させて、移動フレーム66即ちクランプ部67とピックアップ部69などを揺動シャーシ17即ち機器本体3に対し固定しておく。
さらに、図45に示すように、ピックアップ部69を再生位置に位置付けて、第1及び第2の侵入部81,92をターンテーブル72と可動部材74との間から退避させておく。さらに、モータ20の駆動力によりすべてのホルダ19の突起29を連結壁28に接触させておく。
また、モータ41の駆動力により、図30に示すように、第1突起43が第1孔44の第1平行部49内に位置する位置に駆動シャーシ42を位置付ける。そして、図15に示すように、移動部材26に取り付けられた移動シャーシ18を回転部材25の第2壁27から最も遠ざけておく。
そして、モータ41の駆動力により、図31に示すように、第2突起45が第2孔46の第2傾斜部51内を移動して、情報が読み出される任意に選択された一つのCD2を保持したホルダ19の突起29が案内溝31に矢印Kに対し直交する方向に沿って相対する位置に、駆動シャーシ42を位置付ける。そして、図7及び図16に示すように、カム部材24の案内溝31を、矢印Kに対し直交する方向に沿って、情報が読み出される任意に選択された一つのCD2を保持したホルダ19の突起29と相対させる。なお、図7及び図16では、図中上から四つ目のホルダ19の突起29とカム部材24に設けられた案内溝31とを相対させている。
そして、駆動源としてのモータ20の駆動力により、回転部材25と移動部材26及びカム部材24を一体に回転させるとともに、鉛直片65が徐々にモータ20から離れる方向に第1及び第2のスライドシャーシ61,62が移動する。そして、すべてのホルダ19の突起29が、連結壁28から徐々に離れる。すると、図17に示すように、情報が読み出される任意に選択された一つのCD2を保持したホルダ19の突起29が、案内溝31の開口部32に侵入する。さらに、他のCD2を保持したホルダ19の突起29が、カム部材24のくさび部30に接触するとともに、くさび部30などにより、第1及び第2離間溝39,40内を移動する。
さらに、駆動源としてのモータ20の駆動力により、回転部材25と移動部材26及びカム部材24を一体に回転させると、図18に示すように、情報が読み出される任意に選択された一つのCD2を保持したホルダ19の突起29がローディング部33内に位置する。
その後、図19に示すように、前述した一つのCD2を保持したホルダ19の突起29が案内溝31のピックアップ侵入部34内に位置する。また、このとき、鉛直片65がモータ20から徐々に離れる方向に第1及び第2のスライドシャーシ61,62が移動しているので、揺動シャーシ17が、図39に示すように、一端部17aを中心として回転する。そして、図53に示すように、他端部17b即ちクランプ部67などが前述した一つのCD2と他のCD2との間に侵入する。
そして、前述した一つのCD2を保持したホルダ19の突起29が、第1連結部35内を通り、図20に示すように、挟持部36内に位置する。このとき、ピックアップ移動部68のモータの駆動力により、図42に示すように、ピックアップ部69を解除位置までターンテーブル72に近づける。すると、図46に示すように、第1の侵入部81がターンテーブル72と可動部材74との間に侵入するとともに、ピックアップケース79の端部に一端部91aが押されて回動部材91の他端部91bに設けられた第2の侵入部92がターンテーブル72と可動部材74との間に侵入する。そして、クランプ部67を、アンクランプ位置に位置付ける。そして、ターンテーブル72の表面72a上にCD2が重ねられる。
その後、ピックアップ移動部68のモータの駆動力により、図43に示すように。ピックアップ部69をターンテーブル72から離して、再生位置に位置付ける。すると、図47に示すように、第1及び第2の侵入部81,92がターンテーブル72と可動部材74との間にから抜け出て、クランプ爪75の一端部がターンテーブル72の表面72a上に突出する。そして、クランプ部67を、クランプ位置に位置付ける。そして、ターンテーブル72の表面72a上にCD2にクランプ爪75が係止して、図54に示すように、クランプ部67がCD2をクランプする。そして、前述した一つのCD2を保持したホルダ19の突起29が、第2連結部37内を通り、図8及び図21に示すように、再生部38内に位置する。
さらに、前述した一つのCD2の矢印K1側に位置するCD2を保持したホルダ19の突起29が、カム部材24のくさび部30により第1離間溝39の奥即ち連結壁28から離れた側に移動する。さらに、前述した一つのCD2の矢印K2側に位置するCD2を保持したホルダ19の突起29が、カム部材24のくさび部30により第2離間溝40の奥即ち連結壁28から離れた側に移動する。
そして、図8及び図21に示すように、カム部材24のくさび部30に設けられた案内溝31により、前述した一つのCD2を保持したホルダ19が位置決めされる。さらに、カム部材24のくさび部30と、移動シャーシ18及び第2壁27とにより即ち第1及び第2離間溝39,40により、前述した一つのCD2を保持したホルダ19を他のホルダ19から離す。さらに、他のホルダ19を、第1及び第2離間溝39,40により、位置決めする。
さらに、図55に示すように、前述した一つのCD2を保持したホルダ19の突起29が再生部38内に位置すると、該ホルダ19が、ディスク再生部5のターンテーブルによりクランプされたCD2から遠ざけられる。そして、ホルダ19にCD2の回転が妨げられることが防止される。
さらに、モータ20の駆動力により、鉛直片65がモータ20から離れる方向に移動して、図40に示すように、第1及び第2のロック部材82,83がロック位置からロック解除位置に変位する。そして、図50及び図52に示すように、係止爪85,88による係止が解除されて、移動フレーム66即ちクランプ部67及びピックアップ部69などが揺動シャーシ17即ち機器本体3に対し移動自在になる。すると、図44に示すように、係止爪85が回動部材91の他端部91bに当接しなくなり、図48に示すように、クランプ部67が前述したクランプ位置に保たれる。さらに、前述した移動フレーム66を揺動シャーシ17に対し移動自在に支持するゴムやコイルばねの弾性復元力により、移動フレーム66が揺動シャーシ17から矢印Kに沿って離れる。
そして、スピンドルモータ73が、ターンテーブル72とともにCD2を回転するとともに、ピックアップ部69の光ピックアップ78がCD2の所望の位置から情報を読み出す。前述した一つのCD2からの情報の読み出しを停止する際には、駆動源としてのモータ20の駆動力により、回転部材25と移動部材26及びカム部材24などを先ほどと逆向きに回転するとともに、鉛直片65がモータ20に近づく方向に第1のスライドシャーシ61などをスライドする。
まず、最初に、鉛直片65がモータ20に近づく方向に第1のスライドシャーシ61などをスライドさせて、ロック部材82,83がロック解除位置からロック位置に変位する。そして、ロック部材82,83が、移動フレーム66を揺動シャーシ17に向かって矢印Kに沿って近付けて、前述したロック位置に位置付けられる。そして、クランプ部67のクランプを解除して、一端部17aを中心として揺動シャーシ17が回転して、他端部17b則ちディスク再生部5などがCD2間から抜け出る。そして、前述した回転部材25と移動部材26及びカム部材24などを先ほどと逆向きに回転する。
前述したように、分離機構7は、カム部材24を矢印Kに沿って移動して、第1離間溝39の溝幅と第2離間溝40の溝幅とを連動して拡縮することで、所望のCD2を保持したホルダ19を位置決めするとともに他のホルダ19から離す。このように、分離機構7は、一つのCD2を保持したホルダ19と他のホルダ19とを、矢印Kに沿って、離間する。
例えば、図22に示すように、図中下から二番目のCD2を保持したホルダ19を再生位置に位置付ける際や、図23に示すように、図中上から二番目のCD2を保持したホルダ19を再生位置に位置付ける際も同様である。なお、図22及び図23に示す状態では、図32及び図33に示すように、第1突起43が第1平行部49内に位置するとともに、第2突起45が第2傾斜部51内に位置する。
また、CD2の再生中則ちスピンドルモータ73などによるCD2の回転中には、ロック部材82,83が前述したロック解除位置に保たれる。また、揺動シャーシ17を一端部17aを中心として回転する際には、ロック部材82,83が前述したロック位置に保たれる。
また、前述した構成のCDチェンジャ1は、操作部などに命令により、機器本体3内に収容した複数のCD2のうち任意に選択された一つのCD2を機器本体3外に排出したり、CD2を機器本体3内に挿入して任意に選択された一つのホルダ19に保持させる際には、図6、図9及び図24に示すように、駆動源としてのモータ20の駆動力によりすべてのホルダ19の突起29を連結壁28に接触させておく。さらに、ディスク再生部5の揺動シャーシ17の他端部17b即ちクランプ部67とピックアップ部69などを複数のCD2間から退避させておく。
また、図34に示すように、モータ41の駆動力により第2突起45が第2孔46の第2平行部52内に位置する位置に駆動シャーシ42を位置付ける。そして、図6、図9及び図24に示すように、カム部材24を回転部材25の第2壁27に最も近づけておく。
そして、モータ41の駆動力により、図35に示すように、第1突起43が第1孔44の第1傾斜部50内を移動して、機器本体3内に挿入されたCD2を保持する又は保持したCD2を機器本体3外に排出する一つのホルダ19の突起29が案内溝31に矢印Kに対し直交する方向に沿って相対する位置に、駆動シャーシ42を位置付ける。
そして、図6、図9及び図25に示すように、カム部材24の案内溝31を、矢印Kに対し直交する方向に沿って、前述した一つのホルダ19の突起29と相対させる。なお、図6、図9及び図25では、図中上から四つ目のホルダ19の突起29とカム部材24に設けられた案内溝31とを相対させている。
そして、駆動源としてのモータ20の駆動力により、回転部材25と移動部材26及びカム部材24を一体に回転させる。そして、すべてのホルダ19の突起29が、連結壁28から徐々に離れる。すると、図26に示すように、前述した一つのホルダ19の突起29が、案内溝31の開口部32に侵入する。さらに、前述した他のホルダ19の突起29が、カム部材24のくさび部30に接触するとともに、くさび部30などにより、第1及び第2離間溝39,40内を移動する。
さらに、モータ20の駆動力により、回転部材25と移動部材26及びカム部材24を一体に回転させると、図10及び図27に示すように、前述した一つのホルダ19の突起29が、案内溝31のローディング部33内に位置する。さらに、前述した他のホルダ19の突起29が、カム部材24のくさび部30により第1離間溝39及び第2離間溝40の奥即ち連結壁28から離れた側に移動する。
そして、図10及び図27に示すように、カム部材24のくさび部30に設けられた案内溝31により、前述した一つのホルダ19がローディング位置に位置決めされる。さらに、カム部材24のくさび部30と移動シャーシ18及び第2壁27とにより即ち第1及び第2離間溝39,40により、前述した一つのホルダ19を他のホルダ19から離す。さらに、第1及び第2離間溝39,40により、他のホルダ19を位置決めする。
そして、モータ41の駆動力によりローラ14がCD2を出し入れする方向に応じて回転する。ローラ14が回転することで、挿入口10を通して機器本体3内にCD2の出し入れが行われる。前述したCD2の出し入れを停止する際には、ローラ14の回転を停止するとともに、モータ20の駆動力により、回転部材25と移動部材26及びカム部材24を先ほどと逆向きに回転する。
前述したように、カム部材24を矢印Kに沿って移動することで、第1離間溝39の溝幅と第2離間溝40の溝幅とを連動して拡縮することで、所望のホルダ19をローディング位置に位置決めするとともに他のホルダ19から離す。例えば、図28に示すように、図中上から二番目のホルダ19をローディング位置に位置付ける際や、図29に示すように、図中下から二番目のホルダ19をローディング位置に位置付ける際も同様である。なお、図28及び図29に示す状態では、図36及び図37に示すように、第2突起45が第2平行部52内に位置するとともに、第1突起43が、第1傾斜部50内に位置する。
さらに、前述したように、CD2を機器本体3内に出し入れする際には、揺動シャーシ17の他端部17bが複数のCD2間則ち複数のホルダ19間から退避しており、ロック部材82,83が前述したロック位置に保たれている。
本実施例によれば、ロック位置からロック解除位置にロック部材82,83が変位する際に、矢印Kに沿って、移動フレーム66を揺動シャーシ17に近づける。このため、揺動シャーシ17と移動フレーム66とを合わせたもののロック位置の厚みは、ロック解除位置の厚みより薄い。このため、揺動シャーシ17を回転する際の揺動シャーシ17と移動フレーム66とを合わせたものの軌跡を小さくできる。
また、分離機構7がホルダ19を移動する際に揺動シャーシ17と移動フレーム66とを合わせたものを小型化できる。このため、揺動シャーシ17と移動フレーム66とを合わせたものの近傍まで各種の電気部品を配置することができる。したがって、小型化することを可能とするとともに、より多くのCD2を収容することが可能になる。
ロック部材82,83が、本体部84,87と、係止爪85,88とを備え、本体部84,87が揺動シャーシ17に対し移動することで、係止爪85,88が移動フレーム66に係止・離脱する。このため、ロック部材82,83は、確実にロック位置とロック解除位置とに亘って変位できる。
ロック部材82,83が複数設けられているので、ロック位置で移動フレーム66を確実に揺動シャーシ17に固定できる。また、複数のロック部材82,83は、移動フレーム66の互いに離れた位置としての長手方向の両端に係止している。このため、ロック部材82,83は、ロック位置で移動フレーム66をより確実に揺動シャーシ17に固定できる。
揺動シャーシ17の回転に連動して、ロック部材82,83がロック位置とロック解除位置とに亘って変位する。このため、揺動シャーシ17が、一つのホルダ19と他のホルダ19との間に侵入するとロック部材82,83をロック解除位置にすることができ、一つのホルダ19と他のホルダ19との間から離脱するとロック部材82,83をロック位置にすることができる。
揺動シャーシ17を回転するためと、ロック部材82,83を変位させるために共通のモータ20を用いている。このため、部品点数を削減でき、小型化と低コスト化を図ることができる。
任意に選択されたCD2を保持したホルダ19の突起29を案内溝31に係合させる。選択されたホルダ19の矢印K1側(上方)の他のホルダ19の突起29を第1離間溝39に係合させ、かつ矢印K2側(下方)の他のホルダ19の突起29を第2離間溝40に係合させる。こうして、突起29を案内溝31と第1離間溝39と第2離間溝40に係合させて、選択されたCD2を他のCD2から離して、選択されたCD2から情報を読み出す。
また、離間溝拡縮機構21により、第1及び第2離間溝39,40の溝幅が互いに連動して(相対的に)変化するとともに、第1離間溝39の溝幅と第2離間溝40の溝幅の和がホルダ19の数から1を引いて得られた数と突起29の幅との績に略等しい。このため、がたつくことなく、前述した選択されたCD2を保持したホルダ19と、他のホルダ19を位置決めできる。
このため、コイルばねを設けることなく、離間溝拡縮機構21が第1及び第2離間溝39,40の溝幅を連動して(相対的に)変化することで、選択された任意のCD2を保持したホルダ19を、他のホルダ19から離すことができる。これにより、CDチェンジャ1が自動車などに搭載されて、走行中などの振動が作用しても、ホルダ19が振動することを防止できる。したがって、確実に任意に選択されたCD2を保持したホルダ19を確実に再生位置に位置付けることができる。自動車などに搭載されて、走行中などの振動が作用しても、任意に選択されたCD2の情報を確実に再生することができる。
離間溝拡縮機構21が、移動部材26と、この移動部材26に矢印Kに沿って移動自在に設けられたカム部材24とを備えている。移動部材26に取り付けられた移動シャーシ18とカム部材24のくさび部30との間が第1離間溝39を形成し、移動部材26の第2壁27とカム部材24のくさび部30との間が第2離間溝40を形成し、カム部材24のくさび部30に案内溝31が形成されている。
このため、カム部材24を矢印Kに沿ってスライドすることで、第1及び第2離間溝39,40の溝幅を確実に連動して(相対的に)変化できる。さらに、任意に選択された情報が再生されるCD2を保持したホルダ19の位置に応じて、カム部材24がスライドする。したがって、確実に任意に選択されたCD2を保持したホルダ19を確実に再生位置に位置付けることができる。
カム部材24と光ピックアップ78とが一体に(連動して)移動するので、カム部材24と光ピックアップ78との相対的な位置が常に一定に保たれる。このため、カム部材24に設けられた案内溝31により再生位置に位置決めされたホルダ19に保持されたCD2から光ピックアップ78で情報を確実に再生することができる。
CD2から情報を読み出す際には、移動部材26を矢印K1側に移動させて、選択された情報を再生するCD2を保持したホルダ19の位置に応じて、カム部材24をスライドさせる。このため、CD2から情報を読み出す際には、任意のCD2を再生位置に位置付けることができる。したがって、任意のCD2から情報を読み出して再生できる。
また、CD2を出し入れする際には、カム部材24を矢印K2側に移動させて、このカム部材24の位置と出し入れするCD2に対応したホルダ19の位置に応じて、移動部材26をスライドさせる。このため、機器本体3に出し入れされるCD2を保持する又は保持したホルダ19と機器本体3との相対的な位置を一定に保つことができる。このため、CD2を挿入口10内を通して確実に出し入れすることができるとともに、機器本体3内に挿入されたCD2をホルダ19に確実に保持できる。
また、連動移動機構22により、ホルダ19を収容位置と再生位置とに亘って移動することと、ホルダ19をローディング位置に位置決めすることを一連の動作で行うことができる。このため、部品点数の削減とコストの低減を図ることができる。さらに、ホルダ19を収容位置と再生位置とに亘って移動する状態とCD2を出し入れする状態とをスムーズに切り換えることができる。
連動移動機構22が、第1孔44と第2孔46が設けられた駆動シャーシ42と、ディスク収容部6の移動シャーシ18に設けられた第1突起43と、ディスク再生部5の移動シャーシ16に設けられた第2突起45とを備えている。第1孔44は、第1傾斜部50と第1平行部49とからなり、第2孔46は、第2傾斜部51と第2平行部52とからなる。
CD2を出し入れする際には、第2突起45が第2平行部52内を移動し、第1突起43が第1傾斜部50内を移動する。これにより、CD2を出し入れする際には、ディスク再生部5の移動シャーシ18即ちカム部材24が、スライドせずに、位置決めされる。さらに、CD2を出し入れする際には、ディスク収容部6の移動シャーシ18と移動部材26即ちホルダ19が、矢印Kに沿って移動する。
このため、機器本体3に出し入れされるCD2を保持する又は保持したホルダ19と機器本体3との相対的な位置を一定に保つことができる。したがって、挿入口10内を通して、CD2を確実に出し入れすることができるとともに、機器本体3内に挿入したCD2をホルダ19に確実に保持できる。
ホルダ19を収容位置と再生位置とに亘って移動する際には、第1突起43が第1平行部49内を移動し、第2突起45が第2傾斜部51内を移動する。これにより、ホルダ19を収容位置と再生位置とに亘って移動する際には、ディスク収容部6の移動シャーシ18と移動部材26即ちホルダ19を、スライドせずに位置決めできる。さらに、ホルダ19を収容位置と再生位置とに亘って移動する際には、ディスク再生部5の移動シャーシ16即ちカム部材24が、矢印Kに沿って移動する。
このため、CD2から情報を読み出す際には、任意のCD2を再生位置に確実に位置決めすることができる。したがって、任意のCD2から情報を読み出して再生できる。
移動部材26が円柱状に形成され、カム部材24が円管状に形成されている。移動シャーシ18と第2壁27は移動部材26の両縁に設けられている。移動部材26とカム部材24と回転部材25は、同軸に配され、モータ20の駆動力により一体に回転する。このように、移動部材26とカム部材24と回転部材25を回転することで、ホルダ19を収容位置と再生位置とに亘って移動できる。したがって、移動部材26とカム部材24と回転部材25の移動軌跡を最小限にすることができ、機器本体3即ちCDチェンジャ1の小型化を図ることができる。
さらに、カム部材24と移動部材26とを矢印Kに沿ってスライドすることを単一のモータ41で行っている。このため、部品点数を抑制でき、CDチェンジャ1の小型化と低コスト化を図ることができる。
前述した実施例では、記録媒体としてのCD2を複数収容するCDチェンジャ1を示している。しかしながら、本発明では、例えば、記録媒体としてのMD(Mini Disc)を複数収容するMDチェンジャや、例えば、DVD(Digital Versatile Disc)などの他の記録媒体を複数収容する記録媒体再生装置に適用しても良い。
また、前述した実施例では、カム部材24と回転部材25と移動部材26等を円柱状に形成し、軸芯周りに回転することで、これらを移動している。しかしながら、本発明では、カム部材24と回転部材25と移動部材26等を例えば板状などの円管及び円管状以外の形状に形成し、例えば、スライドなどの軸芯周りの回転以外の方向にこれらを移動しても良い。
さらに、前述した実施例では、カム部材24と光ピックアップ78とを一体に移動している。しかしながら、本発明では、カム部材24と光ピックアップ78とを必ずしも一体に移動しなくても良い。要するに、本発明では、カム部材24と光ピックアップ78とを連動させて移動することで、これらの相対的な位置間隔を一定に保つことができれば良い。
また、前述した実施例では、連動移動機構22により、カム部材24の移動と、移動部材26の移動とを、一つの駆動源により行えるようにしている。しかしながら、本発明では、カム部材24の移動と、移動部材26の移動とを、互いに独立した駆動源により行っても良い。さらに、カム部材24などの回転と揺動シャーシ17の一端部17aを中心とした回転を一つの駆動源により行えるようにしている。しかしながら、本発明では、カム部材24などの回転と揺動シャーシ17の一端部17aを中心とした回転を互いに独立した駆動源により行っても良い。
さらに、前述した実施例では、ロック手段としてのロック部材82,83を二つ設けている。しかしながら、本発明では、ロック手段としてロック部材82,83を一つのみ設けても良く、三つ以上設けても良い。
前述した実施例によれば、以下のCDチェンジャ1が得られる。
(付記1) CD2を保持可能な複数のホルダ19を積層配列して収容するディスク収容部6と、
前記ホルダ19に保持されたCD2を再生する光ピックアップ78と、
前記ディスク収容部6に収容されたCD2の情報記録面と対向する位置に前記光ピックアップ78を移動する移動機構60と、
一つのCD2を保持するホルダ19と他のCD2を保持するホルダ19とを前記CD2の配列方向Kに沿って離間する分離機構7と、を備えたCDチェンジャ1であって、
一端部17aを中心として回転自在に設けられかつこの一端部17aを中心として回転することで、前記一つのCD2を保持するホルダ19と他のCD2を保持するホルダ19との間に侵入する揺動シャーシ17と、
前記揺動シャーシ17に設けられかつ前記光ピックアップ78を設置した移動フレーム66と、
前記光ピックアップ78が前記ホルダ19に保持されたCD2を再生する際には前記移動フレーム66が前記揺動シャーシ17に対し移動することを許容するロック解除位置に変位し、前記揺動シャーシ17が前記一端部17aを中心として回転する際には前記移動フレーム66が前記揺動シャーシ17に対し移動することを規制するロック位置に変位するロック部材82,83とを備え、
前記ロック部材82,83は、前記ロック解除位置から前記ロック位置に変位する際に、前記移動フレーム66を前記配列方向Kに沿って前記揺動シャーシ17に近づけることを特徴とするCDチェンジャ1。
(付記2) 前記ロック部材82,83は、前記揺動シャーシ17に移動自在に設けられた本体部84,87と、この本体部84,87から立設しかつ前記移動フレーム66に係止可能な係止爪85,88と、を備え、
前記本体部84,87が前記揺動シャーシ17に対し移動することで、前記係止爪85,88が前記移動フレーム66に係止して前記ロック位置に変位し、前記係止爪85,88の前記移動フレーム66への係止が解除される前記ロック解除位置に変位することを特徴とする付記1記載のCDチェンジャ1。
(付記3) 前記ロック部材82,83が複数設けられていることを特徴とする付記1又は付記2記載のCDチェンジャ1。
(付記4) 前記ロック部材82,83は、前記揺動シャーシ17が一端部17aを中心として回転するのに連動して、前記ロック解除位置とロック位置とに亘って変位することを特徴とする付記1ないし付記3のうちいずれか一項に記載のCDチェンジャ1。
(付記5) 前記一端部17aを中心として揺動シャーシ17を回転させるモータ20と、前記ロック部材82,83を前記ロック解除位置とロック位置とに亘って変位させるモータ20とが同一であることをことを特徴とする付記4記載のCDチェンジャ1。
なお、前述した実施例は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施例に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明の一実施例にかかる記録媒体再生装置としてのCDチェンジャの外観を示す斜視図である。 図1に示されたCDチェンジャの互いに組み付けられた固定シャーシとディスク搬送部とディスク再生部とディスク収容部と分離機構を示す斜視図である。 図2に示された固定シャーシとディスク再生部とディスク収容部との一部を分解して示す斜視図である。 図3に示されたディスク収容部と駆動シャーシとの組み付け状態を示す斜視図である。 図2に示されたディスク収容部のホルダと離間溝拡縮機構とを示す斜視図である。 図5に示された離間溝拡縮機構を拡大して示す斜視図である。 図6に示された離間溝拡縮機構の移動部材が第2壁から最も離れて一つのホルダの突起と案内溝とが相対した状態を示す斜視図である。 図7に示された状態の離間溝拡縮機構のカム部材等を回転して突起を案内溝の再生部に位置付けた状態を示す斜視図である。 図6に示された離間溝拡縮機構のカム部材が第2壁に最も近づいて一つのホルダの突起と案内溝とが相対した状態を示す斜視図である。 図9に示された状態の離間溝拡縮機構のカム部材等を回転して突起を案内溝のローディング部に位置付けた状態を示す斜視図である。 図6に示された離間溝拡縮機構を拡大して示す斜視図である。 図11に示された離間溝拡縮機構のカム部材と移動部材が最も上方に位置した状態を示す斜視図である。 図11に示された離間溝拡縮機構の移動部材が最も上方に位置しカム部材が中央部に位置した状態を示す斜視図である。 図11に示された離間溝拡縮機構を分解して示す斜視図である。 図6に示された離間溝拡縮機構のカム部材、回転部材及び移動部材をこれらの周方向に展開して示す展開図である。 図15に示されたカム部材の案内溝を一つのホルダの突起と相対させた状態を模式的に示す展開図である。 図16に示された状態からカム部材等を回転して、案内溝内に突起を挿入し始めた状態を模式的に示す展開図である。 図17に示された状態からカム部材等を更に回転して、案内溝のローディング部内に突起が位置した状態を模式的に示す展開図である。 図18に示された状態からカム部材等を更に回転して、案内溝のピックアップ侵入部内に突起が位置した状態を模式的に示す展開図である。 図19に示された状態からカム部材等を更に回転して、案内溝のクランプ部内に突起を位置付けた状態を模式的に示す展開図である。 図20に示された状態からカム部材等を更に回転して、案内溝の再生部内に突起を位置付けた状態を模式的に示す展開図である。 図21に示された下から2つ目のホルダの突起を案内溝の再生部内に位置付けた状態を模式的に示す展開図である。 図21に示された上から2つ目のホルダの突起を案内溝の再生部内に位置付けた状態を模式的に示す展開図である。 図15に示されたカム部材を第2壁に最も近づけた状態を模式的に示す展開図である。 図24に示されたカム部材の案内溝に一つのホルダの突起を相対させた状態を模式的に示す展開図である。 図25に示された状態からカム部材等を回転して、案内溝内に突起を挿入し始めた状態を模式的に示す展開図である。 図26に示された状態からカム部材等を更に回転して、案内溝のローディング部内に突起を位置付けた状態を模式的に示す展開図である。 図27に示された上から2つ目のホルダの突起を案内溝のローディング部内に位置付けた状態を模式的に示す展開図である。 図27に示された下から2つ目のホルダの突起を案内溝のローディング部内に位置付けた状態を模式的に示す展開図である。 図15に示された状態の連動移動機構を示す平面図である。 図16に示された状態の連動移動機構を示す平面図である。 図22に示された状態の連動移動機構を示す平面図である。 図23に示された状態の連動移動機構を示す平面図である。 図24に示された状態の連動移動機構を示す平面図である。 図25に示された状態の連動移動機構を示す平面図である。 図28に示された状態の連動移動機構を示す平面図である。 図29に示された状態の連動移動機構を示す平面図である。 図1に示されたCDチェンジャの機器本体の移動シャーシとディスク再生部などを示す平面図である。 図38に示されたディスク再生部が複数のCD間に侵入した状態などを示す平面図である。 図39に示されたディスク再生部がCDを再生する状態などを示す平面図である。 図38に示されたCDチェンジャのロック位置に位置する第1及び第2のロック部材とディスク再生部などを示す平面図である。 図41に示されたディスク再生部のピックアップ部が解除位置に位置した状態を示す平面図である。 図42に示されたディスク再生部のクランプ部がCDをクランプしてピックアップ部が再生位置に位置した状態を示す平面図である。 図43に示された第1及び第2のロック部材がロック解除位置に位置した状態を示す平面図である。 図41中のA−A線に沿って一部を断面で示す側面図である。 図42中のB−B線に沿って一部を断面で示す側面図である。 図43中のC−C線に沿って一部を断面で示す側面図である。 図44中のD−D線に沿って一部を断面で示す側面図である。 図41中のE−E線に沿う断面図である。 図44中のF−F線に沿う断面図である。 図41中のG−G線に沿う断面図である。 図44中のH−H線に沿う断面図である。 図39に示された状態のディスク再生部と各ホルダとの位置関係を模式的に示す説明図である。 図47に示された状態のディスク再生部と各ホルダとの位置関係を模式的に示す説明図である。 図21に示された状態のディスク再生部と各ホルダとの位置関係を模式的に示す説明図である。
符号の説明
1 CDチェンジャ(記録媒体再生装置)
2 CD(記録媒体)
6 ディスク収容部(収容部)
7 分離機構(分離手段)
17 揺動シャーシ
17a 一端部
17b 他端部
19 ホルダ(保持部材)
20 モータ(駆動源)
60 移動機構(移動手段)
66 移動フレーム
78 光ピックアップ(再生手段)
82 第1のロック部材(ロック手段)
83 第2のロック部材(ロック手段)
84 本体部
85 係止爪
87 本体部
88 係止爪
K ホルダ(保持部材)の配列方向
K1 一方側
K2 他方側

Claims (5)

  1. 記録媒体を保持可能な複数の保持部材を積層配列して収容する収容部と、
    前記保持部材に保持された記録媒体を再生する再生手段と、
    前記収容部に収容された記録媒体の情報記録面と対向する位置に前記再生手段を移動する移動手段と、
    一つの記録媒体を保持する保持部材と他の記録媒体を保持する保持部材とを前記記録媒体の配列方向に沿って離間する分離手段と、を備えた記録媒体再生装置であって、
    一端部を中心として回転自在に設けられかつこの一端部を中心として回転することで、前記一つの記録媒体を保持する保持部材と他の記録媒体を保持する保持部材との間に侵入する揺動シャーシと、
    前記揺動シャーシに設けられかつ前記再生手段を設置した移動フレームと、
    前記再生手段が前記保持部材に保持された記録媒体を再生する際には前記移動フレームが前記揺動シャーシに対し移動することを許容するロック解除位置に変位し、前記揺動シャーシが前記一端部を中心として回転する際には前記移動フレームが前記揺動シャーシに対し移動することを規制するロック位置に変位するロック手段とを備え、
    前記ロック手段は、前記ロック解除位置から前記ロック位置に変位する際に、前記移動フレームを前記配列方向に沿って前記揺動シャーシに近づけることを特徴とする記録媒体再生装置。
  2. 前記ロック手段は、前記揺動シャーシに移動自在に設けられた本体部と、この本体部から立設しかつ前記移動フレームに係止可能な係止爪と、を備え、
    前記本体部が前記揺動シャーシに対し移動することで、前記係止爪が前記移動フレームに係止して前記ロック位置に変位し、前記係止爪の前記移動フレームへの係止が解除される前記ロック解除位置に変位することを特徴とする請求項1記載の記録媒体再生装置。
  3. 前記ロック手段が複数設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の記録媒体再生装置。
  4. 前記ロック手段は、前記揺動シャーシが一端部を中心として回転するのに連動して、前記ロック解除位置とロック位置とに亘って変位することを特徴とする請求項1ないし請求項3のうちいずれか一項に記載の記録媒体再生装置。
  5. 前記一端部を中心として揺動シャーシを回転させる駆動源と、前記ロック手段を前記ロック解除位置とロック位置とに亘って変位させる駆動源とが同一であることをことを特徴とする請求項4記載の記録媒体再生装置。
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