WO2005009803A1 - カーテンエアバッグ - Google Patents

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Junichi Nakamura
Akira Ishimae
Takashi Arima
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Autoliv Development Ab
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    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/20Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components
    • B60R21/213Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components in vehicle roof frames or pillars

Abstract

 本発明は、ロールオーバ,側面衝突,横転等の車両非常時に乗員を確実に保護することができるカーテンエアバッグを提供する。本発明のカーテンエアバッグに採用されるバッグ本体は、該バッグ本体の上端近傍に形成され、車室側に折り返された第1折返部と;該第1折返部の位置よりも下方に配置され、窓側に折り返された第2折返部と;該第2折返部以下の部分に設けられた始末部とを備えている。

Description

明 細 書
カーテンエアバッグ
技術分野
[0001] この発明は、車両の非常(ロールオーバ,側面衝突,横転等)時に、カーテンエア ノ ッグのバッグ本体を側方の窓内側にカーテン状に展開して乗員を保護するカーテ ンエアバッグに関する。 従来の技術
[0002] この種のカーテンエアバッグは、例えば、図 8に示すように車室 la側方の窓ガラス 2 の上部にヘッドライニング (ノレーフ) 3で覆われたインナーパネル 4が設けられて、その インナーパネル 4の内側にブラケットを備えたサイドレール(又はサイドレールを兼ね るブラケット) 7が設けられ、そのサイドレール 7にカーテンエアバッグのバッグ本体 8 が収容されてインナーパネル 4にボルト 5等で取り付けられている(特許文献 1 ,特許 文献 2)。
従来、このカーテンエアバッグは、そのバッグ本体 8が縦波状 (縦方向蛇腹状)に折 り畳まれてサイドレール 7内に収容されてレ、る(特許文献 2)。
[0003] そして、車両のロールオーバ,側面衝突,横転等の非常時に、図示しないインフレ ータから展開ガスがカーテンエアバッグのバッグ本体 8に供給され、拡張展開されて 展開されたバッグ本体 8で窓ガラス 2側面を覆うことによって乗員が保護される。
[0004] 特許文献 1 :特開 2001— 219807号公報(〔0002ト〔0008〕, 〔0016〕、図 2, 3, 4
、図 6 (A) , (B)、図 9, 10, 11)
特許文献 2 :特開 2002-187518号公報(〔0003〕, 〔0004〕, 〔0031〕、図 1 (Α)— ( C)、図 4 (A) , (8)、図10 (八), (B) )
発明の開示
発明が解決しょうとする課題
[0005] し力 ながら、上記カーテンエアバッグは、バッグ本体 8が縦方向に波状(縦方向蛇 腹状)に折り畳まれているので、非常時、窓ガラス 2に沿って垂直に展開できない恐 れがある。即ち、バッグ本体 8が単に縦方向の波状 (蛇腹状)に折り畳まれていると、 ロールオーバ等の非常時に、異常な振動が加わるので、その異常な振動による横振 れ等によってバッグ本体 8が窓ガラス 2に沿って垂直に展開降下できない場合が生じ て、乗員を確実に保護することができなレ、恐れがある。
[0006] この発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、ロールオーバ,側面衝突,横転 等の車両非常時に乗員を確実に保護することができるカーテンエアバッグを提供す ることを目的とする。
課題を解決するための手段
[0007] 上記課題を解決するために、本発明は、車両内の窓上縁部に配置され、緊急時に 膨張展開するバッグ本体を備えたカーテンエアバッグにおいて、前記バッグ本体は、 展開時における該バッグ本体の上端近傍に形成され、車室側に折り返された第 1折 返部と;展開時の該第 1折返部の位置よりも下方に配置され、窓側に折り返された第 2折返部と;展開時の該第 2折返部以下の部分に設けられた始末部とを備えることを 特徴とするカーテンエアバッグ。
[0008] 本発明において、「上」方向は、本発明品であるカーテンエアバッグが取り付けられ る車両の中心から向かって天井方向を示し、「下」方向とは、床面方向を示す。従つ て、カーテンエアバッグのバッグ本体の「上端」とは、当該車両に取り付けられたカー テンエアバッグが展開時に当該車両の天井に一番近い部位を示し、「上方、上部、 下方、以下」等も全て展開後のエアバッグ本体における車両中での相対的な位置関 係を示している。
[0009] ここで、好ましくは、前記始末部は、第 2折返部以下の部分が渦卷状に巻き込まれ たロール部からなることを特徴とし、更に好ましくは、このロール部は、窓側に向かつ て展開する方向に巻き込まれてレ、る。
[0010] 別の好ましい態様としては、前記始末部は、第 2折返部以下の部分が波状に折り畳 まれた折畳部からなることを特徴とし、更に子もまし区は、この折畳部は横波状に折り 畳まれている。
[0011] 本発明の他の態様に係るカーテンエアバッグは、車両内の窓上縁部に配置され、 緊急時に膨張展開するバッグ本体を備えたカーテンエアバッグにおいて、前記バッ グ本体を収容するサイドレールを備る。前記バッグ本体は、膨張展開時における前 記バッグ本体の上端近傍部位を車室側で折り返した第 1折返部と;前記上端近傍部 位を窓側で折り返した第 2折返部と;前記バッグ本体の第 1折返部及び第 2折返部以 外の残りの部位としての始末部とを有する。そして、前記始末部は、車室側の側面部 と、窓側の側面部と、上部とが前記第 1折返部及び第 2折返部とによって覆われてい る。
[0012] ここで、好ましくは、前記始末部は、第 2折返部以下の部分が渦卷状に巻き込まれ たロール部からなることを特徴とし、更に好ましくは、このロール部は、窓側に向かつ て展開する方向に巻き込まれてレ、る。
[0013] 別の好ましい態様としては、前記始末部は、第 2折返部以下の部分が波状に折り畳 まれた折畳部からなることを特徴とし、更に子もまし区は、この折畳部は横波状に折り 畳まれている。
[0014] 本発明の更に他の態様に係るカーテンエアバッグは、車両内の窓上縁部に配置さ れ、緊急時に膨張展開するバッグ本体を備えたカーテンエアバッグにおいて、前記 ノ ッグ本体を収容するサイドレールを備える。そして、前記バッグ本体は、膨張展開 時における前記バッグ本体の上端近傍部位を上下方向に平面的に折り返した折返 部と;前記折返部以外の残りの部位としての始末部とを有する。
発明の実施の形態
[0015] 以下、図面を参照して、この発明の実施の形態について説明する。発明は、実施 例を用いて具体的に行う。
◊第 1実施例
図 1は、この発明の第 1実施例であるカーテンエアバッグを備えた車室部分の断面 図、図 2は同カーテンエアバッグの斜視図、図 3は同カーテンエアバッグを備えた車 室部分の拡大断面図、図 4 (A)一 (D)は同カーテンエアバッグの展開挙動を段階的 に示した各段階の断面説明図、図 5 (A) , (B)は、同カーテンエアバッグのある状況 の展開挙動を示した展開前後の断面説明図である。
[0016] 車両 10は、図 1に示すように、例えばセダンタイプ等の車両からなり、その車室 10a の側方には窓ガラス 12が設けられている。その窓ガラス 12の上部にヘッドライニング 13に覆われたインナーパネル 14が設けられて、そのインナーパネル 14にカーテン エアバッグ 11がボルト 15で取り付けられている。
カーテンエアバッグ 11は、窓ガラス 12上部に沿って設けられた横長のスリーブ状サ イドレーノレ 16と、サイドレール 16を支持するブラケット 17と、サイドレール 16内部に 収容されたバッグ本体 18で構成されている(図 2, 3参照)。バッグ本体 18は、 2枚の シートを重ね合わせて縫合,接着又は溶着により袋状にしたものである。サイドレー ノレ 16は、その底部中央にティアライン 16aがレールに沿って形成されている。このテ ィァライン 16aは、車両の非常時、展開ガスの供給によるバッグ本体 18の拡張展開に よって開口され、バッグ本体 18が開口されたサイドレール 16底部から押し出されるよ うになつている。バッグ本体 18が収容されたサイドレール 16は、ブラケット 17を介して ボルト 15等でインナーパネル 14に固定されている。
[0017] バッグ本体 18は、図 3に示すようにその上端近傍に形成され、車室 10a側に折り返 された第 1折返部 18aと;その第 1折返部 18aの位置よりも下方に配置され、窓ガラス 12側に折り返された第 2折返部 18bと;第 2折返部 18b以下の部分が渦卷状に卷き 込まれたロール部 18cとが備えられている。渦卷状のロール部 18cは、窓ガラス 12側 に向かって展開する方向に巻き込まれている。即ち、ロール部 18cは、第 2折返部 18 b以下の部分が、車室 10a側に向かって巻き込まれて、展開する際に窓ガラス 12側 に向かって展開するようになっている。ロール部 18cは、第 1折返部 18a,第 2折返部 18bの部分と共にコンパクトにまとめられて、サイドレール 16内に収容されている。
[0018] なお、本発明において、「上」方向は、本発明品であるカーテンエアバッグが取り付 けられる車両の中心から向かって天井方向を示し、「下」方向とは、床面方向を示す 。従って、カーテンエアバッグのバッグ本体の「上端」とは、当該車両に取り付けられ たカーテンエアバッグが展開時に当該車両の天井に一番近い部位を示し、「上方、 上部、下方、以下」等も全て展開後のエアバッグ本体における車両中での相対的な 位置関係を示している。
[0019] ロール部 18cは、車室側の側面部と、窓側の側面部と、上部とが第 1折返部 18a及 び第 2折返部 18bとによって覆われている。エアバッグの展開初期段階では、第 1折 返部 18a、第 2折返部 18bの順で膨張展開するが、この時、ロール部 18cは第 1折返 部 18a及び第 2折返部 18bによって保持され、展開が規制される。このため、展開初 期のエアバッグ 18は、第 1折返部 18a及び第 2折返部 18bの展開によって垂直下方 に落下し、続いて、ロール部 18cの展開によって車室 10a側に向かって膨張すること になる。
[0020] 上記実施例においては、ノ ッグ本体は、膨張展開時における前記バッグ本体の上 端近傍に位置する第 1折返部 18a及び第 2折返部 18bが上下方向に平面的に折り 返されていることも重要である。これにより、展開初期にエアバッグが窓ガラス 12に沿 つて確実に下方に展開可能となる。なお、第 1折返部 18aと第 2折返部 18bの一方を 省略することも可能である。
[0021] 図 4 (A)一 (D)は、車両がロールオーバ,側面衝突,横転等の非常事態に遭遇し た際、カーテンエアバッグのバッグ本体が拡張展開して窓ガラスを覆うカーテンエア バッグの展開挙動を段階的に示した各段階の断面説明図である。
例えば、車両走行中に、ロールオーバ,側面衝突,横転等の非常事態になると、車 両 10に備えられたセンサがその異常な振動をキャッチして、その信号を基に発火信 号を図示せぬインフレータに送る。インフレータ内部には、センサからの発火信号を 受けてインフレータを駆動させるプロペラントが備えられており、プロペラントによって インフレータが作動する。
インフレータの作動によって、バッグ本体 18の上端開口力らバッグ本体 18内に展 開ガスが供給され、バッグ本体 18は、拡張展開される。これによつて、サイドレーノレ 1 6の底部に形成されたティアライン 16aが開口され、またサイドレール 16の直下に位 置するヘッドライニング 13の部分が弾き飛ばされる。
[0022] まず、展開ガス圧によってバッグ本体 18は、その上端開口から車室 10a側に折り返 された第 1折返部 18aに至る部分が拡張され、引き続き展開ガスが第 1折返部 18aよ りも下方の部分に供給される。
この供給された展開ガス圧によって、車室側に折り返された第 1折返部 18a上方部 分が拡張展開し、弓 Iき続いて第 1折返部 18a下方部分が拡張し折り戻る力が作用し て、第 1折返部 18aの以下の部分が窓ガラス 12側に移動する(図 4 (A) )。
[0023] 続いて、展開ガスが第 1折返部 18aと第 2折返部 18bの間に供給され、弓 Iき続き第 2 折返部 18b下部の部分に供給されて、その展開ガス圧によって第 2折返部 18bの下 方部分が拡張展開され、車室 10a側に一旦戻し返される(図 4 (B) )。
[0024] 次に、第 2折返部 18b以下の渦卷状に巻き込まれたロール部 18cに展開ガスが更 に供給されて、供給された展開ガス圧によって渦卷状に巻き込まれたロール部 18c が拡張展開し、巻き戻す力の作用によってロール部 18cは窓ガラス 12側に強制的に 移動されて接触し、またロール部 18c自体の自重が加わってロール部 18cは窓ガラ ス 12を案内にして降下し始める(図 4 (C) )。
[0025] その後、ロール部 18cは、窓ガラス 12を案内にして滑るように垂直に降下して、ロー ル部 18cを含むバッグ本体 18は、窓ガラス 12の側面を覆うので、乗員(M)は展開さ れたバッグ本体 18によって確実に保護される(図 4 (D) )。
[0026] 図 5は、ロールオーバ等でカーテンエアバッグのバッグ本体が降下する前に、乗員 が先に窓ガラスに接触又は近接した場合の説明図である。
ロールオーバ等でカーテンエアバッグ 11のバッグ本体 18が降下する前に、乗員 M が先に窓ガラス 12に接触又は近接した場合には、バッグ本体 18が乗員 M頭上で一 且留まることになる(図 5 (A) )。
[0027] しかしながら、次の瞬間、ロールオーバ等の反動によって、乗員 Mは、室内 10a側 に移動するので、乗員 Mと窓ガラス 12との間に隙間が生じて、その隙間を通して展 開されたバッグ本体 18が強制的に降下して、窓ガラス 12側面がバッグ本体 18で覆 われる。すなわち、ロールオーバ等の非常時に、異常な振動が加わり、バッグ本体に 横振れ等が生じた場合にも、バッグ本体 18が窓ガラス 12に沿って垂直に展開する。 従って、乗員 Mは、窓ガラス 12側面に拡張展開されたバッグ本体 18によって安全に 保護される(図 5 (B) )。
このことから、バッグ本体 18は、乗員 Mと窓ガラス 12との間の狭い所にも入り込める ので、この発明は、乗員 Mと窓ガラス 12との間が狭くなつた車両にも適する。
[0028] ◊第 2実施例
図 6は、この発明の第 2実施例であるカーテンエアバッグを備えた車室部分の断面 図である。図 7 (A) (C)は同カーテンエアバッグの展開挙動を段階的に示した各段 階の断面説明図である。
カーテンエアバッグ 21は、図 6に示すように実施例 1と略同様に窓ガラス 12上部に 沿って設けられた横長スリーブ状のサイドレール 26と、サイドレール 26を支持するブ ラケット 27とサイドレール 26内部に収容されたバッグ本体 28で構成されている。
[0029] ノ ノグ本体 28は、その上端近傍に形成され、車室 10a側に折り返された第 1折返 部 28aと;その第 1折返部 28aの位置よりも下方に配置され、窓ガラス 12側に折り返さ れた第 2折返部 28bと;第 2折返部 28c以下の部分が波状に折り畳まれた折畳部 28c とを備えている。折畳部 28cは、第 2折返部 28b以下の部分が横方向波状に折り畳ま れコンパクトに整頓されており、第 1折返部 28a,第 2折返部 28b部分と共にサイドレ ール 26内部に収容される。
[0030] まず、供給された展開ガス圧によってバッグ本体 28は、その上部開口から車室 10a 側に折り返された第 1折返部 28aに至る部分が拡張される。この時、サイドレール 26 底部のティアライン 26aが開口され、またサイドレール 26直下のヘッドライニング 13の 部分が弾き飛ばされる。引き続き、展開ガスが第 1折返部 28aよりも下方の部分に供 給され拡張される。
この供給展開ガスによって、車室 10a側に折り返された第 1折返部 18a上部部分及 び下部部分が拡張展開し、第 1折返部 18aの以下部分が窓ガラス 12側に折り戻され る(図 7 (A) )。
[0031] 次に、展開ガスが、窓ガラス 12側に折り返された第 2折返部 28bに供給されて、そ の展開ガス圧によって第 2折返部 28bの下方部分が拡張展開され、折り戻される力 が作用して第 2折返部 28bの下方部分が車室 10a側に一旦戻し返される。更に、第 2 折返部 28bが展開されて、折り戻し力によって第 2折返部 28b以下の部分が、強制 的に窓ガラス 12側に移動させられる(図 7 (B) )。
[0032] その後、供給された展開ガス圧によって横方向波状に折り畳まれた折畳部 18cが 拡張展開し、その折り畳まれた折畳部 18cの広がる拡張作用によって、折り畳まれた 末端部(最終端)が窓ガラス 12側に接触し、その後窓ガラス 12を案内にして滑るよう に垂直に降下してバッグ本体 28で窓ガラス 12側面が覆われる。従って、異常な振動 による横振れ等がバッグ本体 28に加わっても、バッグ本体 28は窓ガラス 12に強制的 に移動され、窓ガラス 12を案内にして降下するので、そのバッグ本体 28で窓ガラス 1 2を確実に覆うことができ、乗員は安全に保護される。 [0033] 以上、この発明の実施例を図面により詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例 に限られるものではなぐこの発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があって もこの発明に含まれる。
上述の第 1実施例では、第 2折返部以下のコンパクトに整頓された始末部が窓側に 向かって展開する方向に巻き込まれたロール部で構成されているが、逆に車室側に 向かって展開する方向に巻き込まれたロール部で構成してもよい。また第 2実施例で は、横波状に折り畳まれた折畳部で構成されているが、逆に縦波状に折り畳まれた 折畳部で構成してもよい。コンパクトに整頓された始末部は、これら以外に、例えばバ ッグ本体の末端部中央部分が、左右の部分よりも速く下降するように、バッグ本体の 末端部左右のコーナー部分を三角形に予め折り曲げておいて、第 2折返部以下の 部分を渦巻状に巻き込んだロール部や波状に折り畳まれた折畳部した構成とするこ とちできる。
[0034] また、ノ ッグ本体が収容されるサイドレールの断面形状は、実施例の図の如く矩形 状が好ましいが、製作上等の観点から円形や楕円形等が用いられ、更には生産コス トゃ材料の削減等の観点からブラケットを省レ、てサイドレール自体がブラケットを兼ね 備える構造にしてもよい。要するに、サイドレールは、カーテンエアバッグのバッグ本 体を収容し、インナーパネルに取り付け可能な構造であればよぐサイドレールの形 状や取付手段等は問わない。
[0035] なお、バッグ本体 28の折畳部 28c以外の構成については、上記第 1実施例と同一 とすることができ、重複した説明は省略する。
[0036] 以上説明したように、この発明の構成によれば、バッグ本体に車室側に折り返され た第 1折返部と窓側に折り返された第 2折返部とコンパクトに整頓された始末部とを備 えて、ロールオーバ,側面衝突,横転等の車両の非常時にバッグ本体を窓側に強制 的に移動展開させるので、非常時に異常な振動による横振れ等があっても、その影 響は少なく乗員を確実に保護することができる。
図面の簡単な説明
[0037] [図 1]この発明の第 1実施例であるカーテンエアバッグを備えた車室部分の断面図で ある。 [図 2]同カーテンエアバッグの斜視図である。
園 3]同カーテンエアバッグを備えた車室部分の拡大断面図である。
園 4] (A)一 (D)は同カーテンエアバッグの展開挙動を段階的に示した各段階の断 面説明図である。
園 5] (A) , (B)は同カーテンエアバッグのある状況の展開挙動を示した展開前後の 断面説明図である。
園 6]この発明の第 2実施例であるカーテンエアバッグを備えた車室部分の断面図で ある。
園 7] (A)一 (C)は同カーテンエアバッグの展開挙動を段階的に示した各段階の断 面説明図である。
[図 8]従来のカーテンエアバッグを備えた車室部分の断面図である。
符号の説明
10 車両
10a 車室
11 カーテンエアバッグ
12 窓ガラス
18, 28 バッグ本体
18a, 28a 第 1折返部
18b, 28b 第 2折返部
18c ロール部(始末部)
28c 折畳部(始末部)

Claims

請求の範囲
[1] 車両内の窓上縁部に配置され、緊急時に膨張展開するバッグ本体を備えたカーテン エアバッグにおいて、
前記バッグ本体は、該バッグ本体の上端近傍に形成され、車室側に折り返された 第 1折返部と;
該第 1折返部の位置よりも下方に配置され、窓側に折り返された第 2折返部と; 該第 2折返部以下の部分に設けられた始末部とを備えることを特徴とするカーテン エアバッグ。
[2] 前記始末部は、第 2折返部以下の部分が渦卷状に巻き込まれたロール部からなるこ とを特徴とする請求項 1記載のカーテンエアバッグ。
[3] 前記始末部は、第 2折返部以下の部分が波状に折り畳まれた折畳部からなることを 特徴とする請求項 1記載のカーテンエアバッグ。
[4] 前記ロール部は、窓側に向かって展開する方向に巻き込まれていることを特徴とする 請求項 2記載のカーテンエアバッグ。
[5] 前記折畳部は、横波状に折り畳まれていることを特徴とする請求項 3記載のカーテン エアバッグ。
[6] 車両内の窓上縁部に配置され、緊急時に膨張展開するバッグ本体を備えたカーテン エアバッグにおいて、
前記バッグ本体を収容するサイドレールを備え、
前記バッグ本体は、膨張展開時における前記バッグ本体の上端近傍部位を車室側 で折り返した第 1折返部と;前記上端近傍部位を窓側で折り返した第 2折返部と;前 記バッグ本体の第 1折返部及び第 2折返部以外の残りの部位としての始末部とを有 し、
前記始末部は、車室側の側面部と、窓側の側面部と、上部とが前記第 1折返部及 び第 2折返部とによって覆われていることを特徴とするカーテンエアバッグ。
[7] 前記始末部は、渦卷状に巻き込まれたロール部からなることを特徴とする請求項 6記 載のカーテンエアバッグ。
[8] 前記ロール部は、窓側に向かって展開する方向に巻き込まれていることを特徴とする 請求項 7記載のカーテンエアバッグ。
前記始末部は、波状に折り畳まれた折畳部からなることを特徴とする請求項 6記載の カーテンエアバッグ。
前記折畳部は、横波状に折り畳まれていることを特徴とする請求項 9記載のカーテン エアバッグ。
膨張展開時における前記バッグ本体の上端近傍部位の中において、前記第 1折返 部が前記第 2折返部よりも上方に配置され、前記第 1折返部が前記始末部の車室側 を覆い、前記第 2折返部が前記始末部の窓側を覆うことを特徴とする請求項 6, 7, 8 , 9又は 10に記載のカーテンエアバッグ。
車両内の窓上縁部に配置され、緊急時に膨張展開するバッグ本体を備えたカーテン エアバッグにおいて、
前記バッグ本体を収容するサイドレールを備え、
前記バッグ本体は、膨張展開時における前記バッグ本体の上端近傍部位を上下方 向に平面的に折り返した折返部と;前記折返部以外の残りの部位としての始末部とを 有することを特徴とするカーテンエアバッグ。
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