WO2004001336A1

WO2004001336A1 - ナビゲーションシステム、利用者端末、ナビゲーション装置及び情報記録方法のプログラム

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Publication number: WO2004001336A1
Application number: PCT/JP2003/007911
Authority: WO
Inventors: Kunihiro Yamada; Satoshi Ogawa
Original assignee: Aisin Aw Co., Ltd.
Priority date: 2002-06-21
Filing date: 2003-06-23
Publication date: 2003-12-31
Also published as: JP3982535B2; EP1522822B1; US20050065713A1; EP1522822A1; EP1522822A4; KR20050005402A; US7383122B2; CN100432627C; JPWO2004001336A1; CN1610821A; AU2003246179A1

Abstract

通信所要時間を短くすることができるナビゲーションシステム、利用者端末、ナビゲーション装置(14)及び情報記録方法のプログラムを提供することを目的とする。優先度に基づいて分割された複数の情報のうち、少なくとも一つの情報を前記優先度に基づいて圧縮して圧縮データを作成する圧縮処理手段と、前記圧縮データをナビゲーション装置(14)に送信する圧縮データ送信処理手段とを有する。この場合、優先度に基づいて分割された複数の情報のうち、少なくとも一つの情報が前記優先度に基づいて圧縮されて圧縮データが作成されるので、通信所要時間を短くすることができる。したがって、バッテリに加わる負荷を小さくすることができる。

Description

明細書ナビゲーシヨンシステム、利用者端末、ナビゲーシヨン装置及び情報記録方法のプログラム技術分野

本発明は、ナビゲ一シヨンシステム、利用者端末、ナビゲーシヨン装置及び情報記録方法のプログラムに関するものである。背景技術

従来、ナビゲーシヨン装置においては、例えば、 G P S (グロ一バルポジショニングシステム）によって車両の現在の位置、すなわち、現在地が検出されるとともに、ジャイロセンサによって検出された車両の回転角速度、すなわち、旋回角に基づいて、車両の方位、すなわち、自車方位が検出され、データ記録部から地図データが読み出され、表示部のディスプレイに地図画面が形成され、該地図画面に、現在地、周辺の地図及び自車方位が表示されるようになっている。したがって、操作者である運転者は、前記地図画面に表示された現在地、周辺の地図及び自車方位に従って車両を走行させることができる。

また、運転者が目的地を設定し、探索条件を設定すると、探索条件に基づいて現在地から目的地までの経路が探索される。そして、探索された経路、すなわち、探索経路は、前記ディスプレイに形成された探索経路表示画面に表示されるか、音声出力部によるメッセージによって音声で出力されるかして、運転者に通知され、経路案内が行われる。したがって、運転者は通知された探索経路に従って車両を走行させることができる。

そして、前記ナビゲーシヨン装置は通信部を備え、該通信部を介して、例えば、交通情報としての渋滞情報を受信し、受信された渋滞情報を前記地図画面上に表示することもできる。

ところで、ナビゲーシヨン装置が搭載された車両において、運転者が車両に乗車する前にあらかじめナビゲーシヨン装置に経路案内データを送信しておき、運転者が車両に乗車して運転を開始する時点において、送信された経路案内デ一タに従って経路案内を開始することができるようにしたシステムが提供されている

(特開平 6— 2 4 3 3 9 5号公報参照）。この場合、車両が駐車している間に、運転者は、家庭、職場等においてパソコン等を操作して、目的地、探索条件等を入力し、経路を探索することによって得られた铎路案内データを無線回線等によつて前記ナビゲ一ション装置に送信するようになっている。

しかしながら、前記従来のナビゲーシヨン装置においては、経路案内データをナビゲ一シヨン装置に送信するために必要な時間（以下「通信所要時間」という。）が長いと、その間、ナビゲ一シヨン装置の電源を投入しておく必要があり、ナビゲ一ション装置によって消費される電力が大きくなり、車両に搭載されているノッテリに加わる負荷が極めて大きくなつてしまう。

本発明は、前記従来のナビゲ一シヨン装置の問題点を解決して、通信所要時間を短くすることができるナビゲ一シヨンシステム、利用者端末、ナビゲ一ション装置及び情報記録方法のプログラムを提供することを目的とする。発明の開示

そのために、本発明のナビゲーシヨンシステムにおいては、優先度に基づいて分割された複数の情報のうち、少なくとも一つの情報を前記優先度に基づいて圧縮して圧縮データを作成する圧縮処理手段と、前記圧縮データをナビゲ一シヨン装置に送信する圧縮データ送信処理手段とを有する。

この場合、優先度に基づいて分割された複数の情報のうち、少なくとも一つの情報が前記優先度に基づいて圧縮されて圧縮デー夕が作成されるので、通信所要時間を短くすることができる。

したがって、バッテリに加わる負荷を小さくすることができる。

本発明の他のナビゲ一ションシステムにおいては、ナビゲーション情報のうちの、車両の走行起点に近い地域の周辺デ一夕、及びそれ以外の非周辺データのうちの少なくとも非周辺データを圧縮して圧縮データを作成する圧縮処理手段と、前記圧縮データをナビゲーション'装置に送信する圧縮デ一夕送信処理手段とを有する。この場合、ナビゲ一シヨン情報のうちの、車両の走行起点に近い地域の周辺デ —夕、及びそれ以外の非周辺データのうちの少なくとも非周辺データが圧縮されて圧縮デ一タが作成されるので、通信所要時間を短くすることができる。

したがって、ノッテリに加わる負荷を小さくすることができる。

本発明の利用者端末においては、ナビゲーシヨン情報を受信する受信処理手段と、ナビゲ一シヨン情報のうちの、車両の走行起点に近い地域の周辺データ、及びそれ以外の非周辺データのうちの少なくとも非周辺デー夕を圧縮して圧縮デー夕を作成する圧縮処理手段と、圧縮データをナビゲーシヨン装置に送信する圧縮データ送信処理手段とを有する。

本発明の更に他のナビゲ一シヨンシステムにおいては、ナビゲ一シヨン情報のうちの、車両の走行起点に近い地域の周辺データ、及びそれ以外の非周辺データのうちの少なくとも非周辺データを圧縮して圧縮データを作成する圧縮処理手段と、前記圧縮データを利用者端末に送信する圧縮データ送信処理手段とを有する本発明のナピゲーション装置においては、ナピゲ一ション情報のうちの、車両の走行起点に近い地域の周辺データ、及びそれ以外の非周辺データのうちの少なくとも非周辺データを圧縮して作成された圧縮データを受信する受信処理手段を有する。

本発明の更に他のナビゲ一シヨンシステムにおいては、さらに、前記ナビゲーシヨン情報のうちの、車両の走行起点に近い地域の周辺データ、及びそれ以外の非周辺デー夕のうちの少なくとも非周辺デ一タを圧縮して作成された圧縮デー夕を受信する受信処理手段を有する。

本発明の更に他のナビゲ一シヨンシステムにおいては、さらに、前記非周辺データは、複数の細分割データに分割される。

本発明の更に他のナビゲーシヨンシステムにおいては、さらに、前記細分割デ一夕は、探索経路に近い地域のルート周辺データ、及びそれ以外の非ルート周辺データである。

本発明の更に他のナビゲ一シヨンシステムにおいては、さらに、前記圧縮処理手段は、周辺データ、ルー卜周辺データ及び非ル一ト周辺データごとに異なる圧縮率で圧縮する。

本発明の更に他のナビゲーシヨンシステムにおいては、さらに、前記ルート周辺データの圧縮率は周辺データの圧縮率より高く、非ル一ト周辺データの圧縮率はル一ト周辺データの圧縮率より高くされる。

本発明の更に他のナビゲ一シヨンシステムにおいては、さらに、前記周辺デ一夕が圧縮されている場合、周辺デ一夕について優先して圧縮データを解凍する解凍処理手段を有する。

本発明の他のナビゲ一シヨン装置においては、さらに、前記周辺デ一夕が圧縮されている場合、周辺データについて優先して圧縮データを解凍する解凍処理手段を有する。

本発明の更に他のナビゲ一ションシステムにおいては、ナビゲーション情報のうちの、車両の走行起点に近い地域の周辺データ、及びそれ以外の非周辺デ一夕のうちの少なくとも非周辺データを圧縮して圧縮データを作成する圧縮処理手段と、前記圧縮データをナビゲーシヨン装置に送信する圧縮データ送信処理手段と、周辺データが圧縮されている場合、周辺データについて優先して圧縮データを解凍する解凍処理手段とを有する。

本発明の更に他のナビゲ一ションシステムにおいては、ナビゲーシヨン情報のうちの、車両の走行起点に近い地域の周辺データ、探索経路に近い地域のルート周辺データ、及びそれ以外の非ルート周辺データのうちの少なくとも非周辺デー夕を圧縮して圧縮デー夕を作成する圧縮処理手段と、前記圧縮データをナビゲーション装置に送信する圧縮データ送信処理手段と、周辺データが圧縮されている場合、周辺データについて優先して圧縮データを解凍する解凍処理手段とを有する。 '

本発明の更に他のナビゲ一シヨンシステムにおいては、さらに、前記ナビゲーシヨン情報は地図データである。

本発明の更に他のナビゲーシヨンシステムにおいては、さらに、前記ナビゲーション情報は少なくとも探索経路を表す経路デー夕を含む経路案内データである本発明の更に他のナビゲーシヨンシステムにおいては、さらに、前記圧縮処理手段は、周辺データ及びそれ以外の非周辺データを圧縮する。

本発明の更に他のナビゲーシヨンシステムにおいては、さらに、前記圧縮処理手段は非周辺データだけを圧縮する。

本発明の更に他のナビゲーシヨンシステムにおいては、さらに、前記圧縮処理手段及び圧縮データ送信処理手段は利用者端末に配設され、前記圧縮処理手段は情報提供者から送信されたナビゲーシヨン情報を圧縮し、圧縮データ送信処理手段は圧縮デ一夕をナビゲーシヨン装置に送信する。

本発明の更に他のナビゲーシヨンシステムにおいては、さらに、前記圧縮処理手段及び圧縮デ一夕送信処理手段は情報提供者のサ—くに配設され、前記圧縮デ一夕送信処理手段は圧縮データを利用者端末に送信する。

本発明の更に他のナビゲーシヨンシステムにおいては、さらに、前記圧縮処理手段及び圧縮データ送信処理手段は情報提供者のサーバに配設され、前記圧縮デ一夕送信処理手段は圧縮データをナビゲーション装置に送信する。

本発明の更に他のナビゲーシヨンシステムにおいては、さらに、前記解凍処理手段は、車両のィグニッシヨンスィッチがオンにされると、まず、周辺データを解凍し、続いて、非周辺データを解凍する。

本発明の更に他のナビゲーシヨンシステムにおいては、さらに、前記解凍処理手段は、周辺データを解凍し、車両のィグニッシヨンスィッチがオンにされた後に非周辺データを解凍する。

本発明の更に他のナビゲーシヨンシステムにおいては、さらに、前記解凍処理手段は、周辺データを解凍し、車両のィグニッシヨンスィッチがオンにされた後にルート周辺データを解凍する。

本発明の更に他のナビゲーシヨンシステムにおいては、さらに、前記解凍処理手段は、車両の走行が開始された後に非ルート周辺データを解凍する。

本発明の更に他のナビゲ一シヨンシステムにおいては、さらに、現在地を検出する現在地検出部を有する。

そして、前記解凍処理手段は、現在地及び圧縮デ一夕に付与された位置情報に基づいて、周辺デー夕であるかどうかを判断する。

本発明の更に他のナビゲ一シヨンシステムにおいては、さらに、前記解凍処理手段は、現在地が更新されるのに伴って、現在地に近い領域の非周辺データについて圧縮データを順次解凍する。

本発明の更に他のナビゲーシヨンシステムにおいては、さらに、前記優先度は、ナビゲーシヨン装置において前記情報を提供する際の優先度であり、該優先度に対応させて情報の圧縮率が設定される。

本発明の情報記録方法のプログラムにおいては、コンピュータを、優先度に基づいて分割された複数の情報のうち、少なくとも一つの情報を前記優先度に基づいて圧縮して圧縮デー夕を作成する圧縮処理手段、及び前記圧縮デ一タをナビゲ —ション装置に送信する圧縮データ送信処理手段として機能させる。

本発明の情報記録方法のプログラムにおいては、コンビュ一夕を、ナビゲーシヨン情報のうちの、車両の走行起点に近い地域の周辺データ、及びそれ以外の非周辺デー夕のうちの少なくとも非周辺データを圧縮して圧縮デー夕を作成する圧縮処理手段、並びに前記圧縮データをナビゲーシヨン装置に送信する圧縮データ送信処理手段として機能させる。図面の簡単な説明

第 1図は本発明の第 1の実施の形態におけるナビゲーションシステムのプロック図、第 2図は本発明の第 1の実施の形態におけるナビゲーション装置を説明する図、第 3図は本発明の第 1の実施の形態におけるパソコンの動作を示すメィンフローチャート、第 4図は本発明の第 1の実施の形態における圧縮処理のサブル —チンを示す図、第 5図は本発明の第 1の実施の形態におけるナビゲーション装置の動作を示すフローチャート、第 6図は本発明の第 1の実施の形態における圧縮データのデータ構造を示す図、第 7図は本発明の第 1の実施の形態における解凍処理を行う際のデータ構造を示す図、第 8図は本発明の第 2の実施の形態におけるパソコンの動作を示すメインフローチヤ一卜、第 9図は本発明の第 3の実施の形態におけるパソコンの動作を示すメインフローチャート、第 1 0図は本発明の第 3の実施の形態における一部圧縮処理のサブルーチンを示す図、第 1 1図は本発明の第 3の実施の形態におけるナビゲーション装置の動作を示すメインフロ一チャート、第 1 2図は本発明の第 3の実施の形態における解凍処理のサブルーチンを示す図、第 1 3図は本発明の第 4の実施の形態におけるパソコンの動作を示すメインフローチャート、第 1 4図は本発明の第 5の実施の形態におけるナビゲーシヨン装置の動作を示すメインフローチャート、第 1 5図は本発明の第 6の実施の形態におけるナピゲーション装置の動作を示すメインフローチャート、第

1 6図は本発明の第 7の実施の形態における圧縮処理のサブル一チンを示す図、第 1 7図は本発明の第 7の実施の形態におけるナビゲーション装置の動作を示すフローチャート、第 1 8図は本発明の第 7の実施の形態における圧縮データのデ一夕構造を示す図、第 1 9図は本発明の第 7の実施の形態における周辺データ解凍処理を行う際のデータ構造を示す図、第 2 0図は本発明の第 8の実施の形態における一部圧縮処理のサブルーチンを示す図、第 2 1図は本発明の第 8の実施の形態におけるナビゲーシヨン装置の動作を示すフローチャート、第 2 2図は本発明の第 9の実施の形態におけるパソコンの動作を示すメィンフローチャート、第

2 3図は本発明の第 9の実施の形態における圧縮処理のサブルーチンを示す図、第 2 4図は本発明の第 9の実施の形態における解凍処理を行う際のデータ構造を示す図である。発明を実施するための最良の形態

以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。第 1図は本発明の第 1の実施の形態におけるナビゲーションシステムのプロック図である。

図において、 6 1は利用者端末としてのパソコン、 6 2は情報提供者としての情報センタであり、前記パソコン 6 1、情報センタ 6 2等はネットヮ一ク 4 3を介して接続される。そして、前記情報センタ 6 2は、所定のプロバイダのサーバに、ナビゲ一シヨン情報を表すナビデータを提供するためのサイトを開設する。また、 1 4は車両に搭載された車載装置としてのナビゲ一シヨン装置であり、該ナピゲ一ション装置 1 4は、ナピゲーション処理部 1 7、情報記録部としてのデ一夕記録部 1 6、通信部 3 8等を備える。前記ナビゲ一シヨン装置 1 4、ネットワーク 4 3、パソコン 6 1、情報セン夕 6 2等によってナビゲ一シヨンシステムが構成される。前記パソコン 6 1は、演算装置及び制御装置としての C P U 7 1、操作者に各種の情報を通知する通知装置としての表示部 7 2、操作部 7 3、記録装置 7 4、通信部 7 5等を備える。なお、通信部 7 5には、パソコン 6 1を情報センタ 6 2 と接続するための図示されないモデム、パソコン 6 1を通信部 3 8を介してナビゲ一シヨン装置 1 4と無線で接続するための図示されないアクセスポイント等が含まれる。

本実施の形態においては、前記演算装置及び制御装置として C P U 7 1が使用されるようになっているが、 C P U 7 1に代えて M P U等を使用することもできる。また、前記表示部 7 2としては、 C R Tディスプレイ、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ等のディスプレイを使用することができる。本実施の形態においては、通知装置として表示部 7 2が使用されるようになっているが、該表示部 7 2に代えて操作者に音声で各種の情報を通知する音声表示装置を使用することもできる。

また、操作部 7 3としては、キーボード、マウス等を使用することができるほかに、前記ディスプレイに形成された夕ツチパネルを使用することもできる。さらに、バーコードリーダ、遠隔操作用のリモートコントロ一ル装置、ジョイステイツク、ライトペン、スタイラスペン等を使用することもできる。前記タツチパネルにおいては、ディスプレイに各種のキー、スィッチ、ボタン等の操作部領域が形成され、該操作部領域を夕ツチ（押下）することによって入力を行うことができる。

また、前記記録装置 7 4には、 R A M、 R O M. フラッシュメモリ等の内部言己憶装置が内蔵されるほかに、記録媒体としてのハードディスク等の外部記憶装置が配設される。なお、前記外部記憶装置として、ハードディスクに代えて、フレキシブルディスク、磁気テープ、磁気ドラム、 C D— R O M、 C D - R . M D、 D V D , 光ディスク、 M O、 I Cカード、光力一ド、メモリカード等を使用することもできる。なお、前記外部記憶装置を使用するためには、記録装置 7 4に、外部記憶装置に記録されたデ一夕を読み出すための読出装置、及びデ一夕を記録するための書込装置が配設される。

本実施の形態においては、前記利用者端末としてパソコン 6 1が使用されるようになつているが、該パソコン 6 1に代えて電子手帳、携帯電話、携帯端末、 P D A (個人甩携帯情報端末）、テレビ電話、ゲーム機等のような、前記ネットヮ —ク 4 3に接続することができ、双方向の通信を行うことができるものを使用することもできる。

そして、前記情報センタ 6 2は、サ一バ 6 3、該サーバ 6 3に接続され、ナビデ一夕を記録するナビデータデータベース（D B ) 6 4等を備える。該ナビデ一夕デ一夕べ一ス 6 4は、地図を表示するための地図データが記録された地図デー夕ファイル、経路を探索するための探索データが記録された探索デ一タフアイル、各種の施設に関する施設データが記録された施設データフアイル等から成る。前記地図データファイルに、道路データファイル、交差点データファイル、ノードデ一タフアイル等のデ一タフアイルが形成され、道路データフアイルに各道路 (道路リンク）の情報を表す道路データが、交差点データファイルに各交差点の情報を表す交差点データが、ノードデータファイルに、各道路に沿った設定されたノード点の情報を表すノードデータがそれぞれ記録される。なお、前記地図デ —夕、探索データ、施設デ一夕等によってナビデータが構成される。

そして、前記道路デ一タとして、道路自体に関して、幅員、勾（こう）配、力ン卜、バンク、路面の状態、道路の車線数、車線数の減少する箇所、幅員の狭くなる箇所、踏切り等を表すデータが、コーナに関して、曲率半径、交差点、丁字路、コーナの入口及び出口等を表すデータが、道路属性に関して、降坂路、登坂路等を表すデータが、道路種別に関して、国道、県道、細街路等の一般道のほか、高速道路、都市高速道路、有料道路等の高速 ·有料道を表すデータがそれぞれ記録される。さらに、高速 ·有料道に関して、入口及び出口の取付道（ランプゥエイ）、料金所等を表すデータが記録される。

また、前記ノードデータとして、実際の道路の分岐点（交差点、 T字路等も含む）、各道路に曲率半径等に応じて所定の距離ごとに設定されたノード点の座標

(位置）、各ノード点間を連結するノード点間リンク、各ノード点の高さ（高度 )等を表すデータが記録される。

前記施設データとして、各地域のホテル、ガソリンスタンド、駐車場、観光施設等の施設を表すデ一夕が記録される。なお、前記ナビデ一夕データベース 6 4 には、所定の情報をナビゲーシヨン装置 14の図示されない音声出力部によって出力するための音声出力データも記録される。

ところで、前記情報センタ 62は、情報提供者のうちの交通情報提供者としての交通情報送信センタ、例えば、図示されない V I C S (登録商標）（道路交通 'I青幸 β¾信ンステム： Veh i c l e I nf ormat i on and Com mun i c a t i on Sy s t em) センタから送信された渋滞情報、規制情報、駐車場情報、交通事故情報、サ一ビスエリアの混雑状況等の各情報から成る交通情報のほかに、ニュース、天気予報等の一般情報を受信することができるようになつていて、前記交通情報及び一般情報をそのままネッ卜ヮ一ク 43を介してパソコン 6 1に送ったり、前記交通情報及び一般情報をナビデ一タデ一夕べ一ス 64に記録したりすることができる。そのために、前記ナビデ一タデータべ一ス 64に図示されない統計デ一タファィルが形成され、統計データとして過去の交通情報及び一般情報が時系列に記録されるほかに、過去の交通情報及び一般情報を元データとして所定の加工が施され、交通情報及び一般情報の加工デ一夕が記録される。なお、交通情報及び一般情報を加工するのに当たり、前記一般情報等が必要に応じて参照される。

さらに、前記情報センタ 62は、前記交通情報及び一般情報のほかに、テレビ番組等の画像情報、音楽番組等の音楽情報等をネッ卜ワーク 43を介してバソコン 6 1に送ることもできる。

前記情報センタ 62は、個人、企業、団体、地方自治体、政府関係機関等のいずれであってもよい。そして、前記情報センタ 62は、前記ナビデ一タを、自ら作成したり、他の情報作成者から購入したりして配信する。

前記ネットワーク 43としては、 LAN (L 0 c a 1 Ar e a Ne t wo rk) 、 WAN (Wi de Ar e a Ne twor k) 、イントラネット、携帯電話回線網、電話回線網、公衆通信回線網、専用通信回線網、インターネット等の通信回線網等から成る各種の通信手段を使用することができる。また、放送用衛星による CS放送、 BS放送、地上波ディジタルテレビ放送、 FM多重放送等を利用する通信手段を使用することもできる。さらに、高度道路交通システム (I TS) において利用されるノンストップ自動料金支払いシステム（ETC) 、境域通信システム（D S R C ) 等の通信手段を使用することもできる。なお、前記パソコン 6 1、サーバ 6 3、前記プロバイダのサーバ、ナビゲーシヨン処理部 1 7等は、それぞれ独立して、又は二つ以上を組み合わせて、所定のプログラム、データ等に基づいてコンピュータと,して機能する。

次に、前記構成のナビゲ一シヨン装置 1 4について説明する。

第 2図は本発明の第 1の実施の形態におけるナビゲ一ション装置を説明する図である。

図に示されるように、ナビゲーシヨン装置 1 4は、現在地等を検出する現在地検出処理部 1 5、各種のデータが記録されたデ一夕記録部 1 6、入力された情報に基づいて、各種の演算処理を行うナピゲーション処理部 1 7、第 1の操作部としての入力部 3 4、第 1の通知部としての表示部 3 5、第 2の操作部としての音声入力部 3 6、第 2の通知部としての音声出力部 3 7及び通信部 3 8を有し、前記ナビゲーシヨン処理部 1 7に車速センサ 4 1が接続される。

そして、前記現在地検出処理部 1 5は、現在地検出部としての G P S 2 1、地磁気センサ 2 2、距離センサ 2 3、ステアリングセンサ 2 4、方位検出部としてのジャイロセンサ 2 6、図示されない高度計等から成る。

前記 G P S 2 1は、人工衛星によって発生させられた電波を受信することによつて地球上における現在地を検出し、前記地磁気センサ 2 2は、地磁気を測定することによって自車方位を検出し、前記距離センサ 2 3は、道路上の所定の位置間の距離等を検出する。距離センサ 2 3としては、例えば、図示されない車輪の回転速度を測定し、該回転速度に基づいて距離を検出するもの、加速度を測定し、該加速度を 2回積分して距離を検出するもの等を使用することができる。また、前記ステアリングセンサ 2 4は舵 (だ) 角を検出し、ステアリングセンサ 2 4としては、例えば、図示されないステアリングホイールの回転部に取り付けられた光学的な回転センサ、回転抵抗センサ、車輪に取り付けられた角度センサ等が使用される。

そして、前記ジャイロセンサ 2 6は旋回角を検出し、ジャイロセンサ 2 6としては、例えば、ガスレートジャイロ、振動ジャイロ等が使用される。また、前記ジャイロセンサ 2 6によって検出された旋回角を積分することにより、自車方位を検出することができる。

なお、前記 G P S 2 1は単独で現在地を検出することができる。そして、距離センサ 2 3によって検出された距離と、地磁気センサ 2 2によって検出された自車方位、ジャイロセンサ 2 6によって検出された旋回角、又はステアリングセンサ 2 4によつて検出された舵角とを組み合わせることにより現在地を検出することもできる。

前記ナピゲーション処理部 1 7は、ナピゲ一ション装置 1 4の全体の制御を行う演算装置及び制御装置としての C P U 3 1、並びに該 C P U 3 1が各種の演算処理を行うに当たってワーキングメモリとして使用される R AM 3 2、制御用のプログラムのほか、目的地までの経路の探索、経路案内、特定区間の決定等を行うための各種のプログラムが記録された R O M 3 3、パソコン 6 1から転送されたナビデータを記録するためのデータべ一ス用の記録媒体としてのフラッシュメモリ 3 0等の内部記憶装置を備える。また、前記ナビゲーシヨン処理部 1 7に、前記入力部 3 4、表示部 3 5、音声入力部 3 6、音声出力部 3 7及び通信部 3 8 が接続される。なお、前記 R A M 3 2、 R O M 3 3、フラッシュメモリ 3 0等として半導体メモリ、磁気コア等が使用される。そして、演算装置及び制御装置として C P U 3 1に代えて M P U等を使用することもできる。

前記データ記録部 1 6は、記録媒体としての図示されないハードディスクをセッ卜することができるようになつていて、該ハードディスクに記録された所定のプログラム、データ等を読み出したり、前記ハードディスクに所定のデータを書き込んだりするための'ドライバとしての図示されない記録へッドを備える。本実施の形態においては、外部記憶装置としてハードディスクが使用されるが、該ハードディスクのほかに、フレキシブルディスク等の磁気ディスクを外部記 ' 装置として使用することができる。また、メモリ力一ド、磁気テープ、磁気ドラム、 C D、 M D、 D V Dヽ光ディスク、 M〇、 I Cカード、光力一ド等を外部記憶装置として使用することもできる。

そして、本実施の形態においては、前記 R O M 3 3に各種のプログラムが記録され、前記デ一夕記録部 1 6に各種のデータが記録されるようになっているが、プログラム、データ等を同じ外部記憶装置に記録することもできる。この場合、例えば、前記外部記憶装置から前記プログラム、データ等を読み出して前記フラッシュメモリ 3 0に書き込むこともできる。したがって、外部記憶装置を交換することによって前記プログラム、データ等を更新することができる。また、車両に搭載された図示されない自動変速機の制御を行うために自動変速機制御装置が搭載されている場合には、自動変速機制御装置の制御用のプログラム、データ等も前記外部記憶装置に記録することができる。

前記入力部 3 4は、走行開始時の現在地を修正したり、案内開始地点としての出発地及び案内終了地点としての目的地を入力したり、通信部 3 8を操作したりするためのものであり、各種のキ一、スィッチ、ボタン等の図示されない操作スィツチから成る。また、入力部 3 4として、キーボード、マウス、バ一コードリ ―ダ、遠隔操作用のリモートコント口一ル装置、ジョイスティック、ライト'ペン、スタイラスペン等を使用することもできる。さらに、入力部 3 4を前記表示部 3 5の図示されないディスプレイに形成された画面に画像で表示された各種のキ ' 一、スィッチ、ボタン等の操作スイッチによって構成することもできる。その場合、該操作スィツチをタツチすることによって入力を行う。

そして、前記ディスプレイに形成された各種の画面には、操作案内、操作メニユー、キーの案内、出発地から目的地までの探索経路、該探索経路に沿った案内情報、 F M多重放送の番組等が表示される。前記表示部 3 5としては、 C R T^ イスプレイ、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ等のディスプレイを使用したり、車両のフロントガラスにホログラムを投影するホ口グラム装置等を使用したりすることができる。

また、音声入力部 3 6は、図示されないマイクロホン等によって構成され、音声によって必要な情報を入力することができる。さらに、音声出力部 3 7は、図示されない音声合成装置及びスピーカを備え、音声出力部 3 7から、前記探索経路、案内情報等が、例えば、音声合成装置によって合成された音声で出力される。なお、音声合成装置によって合成された音声のほかに、各種の音、あらかじめテープ、メモリ等に音された各種の案内情報等を出力することもできる。

そして、前記通信部 3 8は、前記交通情報送信センタ、例えば、前記 V I C S (登録商標）センタから送信された渋滞情報、規制情報、駐車場情報、交通事故情報、サ一ビスエリアの混雑状況等の各情報から成る交通情報を、道路に沿って配設された図示されない電波ビーコン装置、光ビーコン装置等を介して電波ビーコン、光ビーコン等として受信する第 1の受信装置としてのビーコンレシーバ、前記交通情報のほかに、ニュース、天気予報等の一般情報から成る F M多重情報を、 F M放送局を介して F M多重放送として受信する第 1の受信装置としての F M受信機等を備える。前記ビーコンレシーバ及び F M受信機は、ュニット化されて V I C Sレシーバとして配設されるようになっているが、別々に配設することもできる。

また、通信部 3 8は、 G P S 2 1の検出誤差を検出する D— G P S情報等の各種のデータを受信することもできる。なお、電波ビーコン、光ビーコン等に基づいて位置情報を受信し、現在地を検出することもでき、その場合、前記ビーコンレシーバは、現在地検出部として機能する。

そして、ナビゲーシヨン装置 1 4とパソコン 6 1 (第 1図）とは、双方向の通信を行うことができるように無線 L A Nによって接続され、そのために、前述されたように前記通信部 7 5にアクセスポイントが配設されるとともに、前記通信部 3 8に P C M C I Aスロット、 P Cカードスロット等の図示されないスロットが形成され、該スロッ卜に図示されない無線カードが揷入される。なお、本実施の形態においては、ナビゲーシヨン装置 1 4とパソコン 6 1とは無線 L A Nによつて接続されるようになっているが、他の実施の形態においては、ナビゲ一ション装置 1 4とパソコン 6 1とが有線 L A Nによって接続される。その場合、前記通信部 7 5に図示されないハブが配設され、該ハブと通信部 3 8とがケーブルによって着脱自在に連結される。

次に、前記構成のナビゲーションシステムの動作について説明する。

第 3図は本発明の第 1の実施の形態におけるパソコンの動作を示すメインフロ —チャート、第 4図は本発明の第 1の実施の形態における圧縮処理のサブル一チンを示す図、第 5図は本発明の第 1の実施の形態におけるナビゲーション装置の動作を示すフローチヤ一ト、第 6図は本発明の第 1の実施の形態における圧縮デ —夕のデータ構造を示す図、第 7図は本発明の第 1の実施の形態における解凍処理を行う際のデータ構造を示す図である。まず、操作者が、例えば、パソコン 6 1 (第 1図）の操作部 7 3を操作して出発地及び目的地を入力すると、 C P U 7 1の図示されない探索条件設定処理手段は、探索条件設定処理を行い、出発地及び目的地を探索条件として設定し、該探索条件を情報センタ 6 2に送信する。

なお、前記利用者端末として、パソコン 6 1に代えて、例えば、 P D A等を使用し、かつ、 P D Aの P C M C I Aスロット、 P Cカードスロット等のスロットに G P Sカードをセッ卜することができる場合は、出発地として G P S力一ドによつて検出された現在地を設定することもできる。

そして、情報センタ 6 2において、サーバ 6 3によって探索条件が受信されると、サーバ 6 3の図示されない情報取得処理手段は、情報取得処理を行い、ナビデータデータベース ₆ 4の探索データフアイルを参照して探索デ一タを読み出し、統計データファイルを参照して統計デ一夕を読み出し、 V I C S (登録商標）セン夕から送信された交通情報を読み込むことによつて経路を探索するために必要な情報を取得する。

続いて、前記サーバ 6 3の図示されない探索処理手段は、探索処理を行い、前記探索条件に従って、探索データ、交通情報、統計データ等に基づいて経路を探索する。

そして、前記探索処理手段によって経路が探索されると、前記サーバ 6 3の図示されない経路案内データ送信処理手段は、経路案内デ一夕送信処理を行い、探索経路を表す経路データ、探索経路の周辺の地図を表す地図データ、音声出力部 3 7 (第 2図）によって探索経路を案内するための音声出力データ等を、経路案内用の情報を表す経路案内デ一夕としてパソコン 6 1に送信する。

前記経路データには、探索経路を構成する道路データ（道路属性等）が含まれ、前記地図データには、探索経路が含まれるメッシュ、及び該メッシュに隣接するメッシュのメッシュ情報が含まれる。

なお、前記各メッシュは、所定の長さ四方の地域の地図データによって構成され、前記各地域は、地図データの量、すなわち、データ量が一定の範囲に収まるように設定され、各メッシュごとに識別番号としてパーセル番号が付与され、該パーセル番号によって管理される。前記地域の広さは、市街地のように地図デー夕に含まれる情報が多い地域と、郊外のように地図データに含まれる情報が少ない地域とで異なる。例えば、 1 1 8 〔キロバイト〕のデータ量ごとにメッシュを構成した場合、標準の地域において、メッシュは 4キロメートル四方の地域の地図デ一夕から成り、地図データに含まれる情報が多い地域において、メッシュは 2キロメートル四方の地域の地図データカ、ら成り、地図データに含まれる情報が少ない地域において、メッシュは 8キロメートル四方の地域の地図デ一夕から成る。

本実施の形態において、前記探索処理手段は、探索データ、交通情報、統計デ一夕等に基づいて経路を探索するようになっているが、他の実施の形態においては、前記探索処理手段は、探索データだけに基づいて経路を探索する。その場合、前記経路案内データ送信処理手段は、探索経路を表す経路データを経路案内デ —夕としてパソコン 6 1に送信する。

また、本実施の形態において、前記音声出力データについては、情報センタ 6 2からパソコン 6 1に送信するようになっているが、他の実施の形態においては、ナビゲーシヨン装置 1 4のデータ記録部 1 6にあらかじめ音声出力デ一夕が記録される。その場合、音声出力データは経路案内データとして送信する必要はない。

そして、パソコン 6 1において、前記経路案内データが送信されると、 C P U 7 1の図示されない受信処理手段は、受信処理を行い、経路案内データを受信し、続いて、 C P U 7 1の図示されない記録処理手段は、記録処理を行い、前記経路案内データを記録装置 7 4のハードディスクにダウンロードし、記録する。ところで、操作者は、車両が、例えば、車庫内に収容されているときに、操作部 7 3を操作してハードディスクにダウンロードされた経路案内データをナピゲ —ション装置 1 4に転送（送信）し、ナビゲ一ション処理部 1 7内の、例えば、前記フラッシュメモリ 3 0に記録することができるようになつている。

この場合、経路案内データをナビゲーシヨン装置 1 4に転送する際の通信所要時間が長いと、その間、ナビゲーシヨン装置 1 4の図示されない電源を投入しておく必要があるので、ナビゲーシヨン装置 1 4によって消費される電力が大きくなり、車両に搭載されている図示されないバッテリに加わる負荷が極めて大きくなってしまう。

また、前記通信所要時間が長いと、その間、操作者はパソコン 6 1を監視している必要があり、作業が煩わしいだけでなく、送信に係る費用、すなわち、通信費用が高くなってしまう。

そこで、本実施の形態においては、前記 C P U 7 1の図示されない圧縮処理手段は、圧縮処理を ί亍ぃ、ハードディスクにダウンロードされた経路案内データを圧縮して圧縮データを作成し、該圧縮デ一タをナビゲーシヨン装置 1 4に転送するようにしている。

この場合、ナビゲーシヨン装置 1 4において前記圧縮データを解凍して経路案内デ一夕に戻す必要があるが、すべての前記圧縮データが解凍されるまで、経路案内データを利用することができないと、探索経路に沿って直ちに車両を走行させることができなくなつてしまう。

そこで、前記圧縮処理手段は、前記ハードディスクから経路案内デ一タを読み出し、該経路案内データを、ナビゲ一シヨン装置 1 4を起動した後、運転者が直ちに必要とするかどうか、すなわち、優先的に運転者に提供する必要があるかどうかを表す優先度によって、周辺データとそれ以外の非周辺データとに分割する。なお、前記周辺デ一夕は、車両の走行を開始する走行起点を表す出発地（現在地から目的地までの探索経路の場合は現在地）に近い領域、例えば、出発地を含むメッシュ内の経路案内データであり、非周辺データは、出発地を含まないメッシュ内の経路案内データである。必要に応じて出発地を含むメッシュに隣接する一つ以上のメッシュ内の経路案内データを併せて周辺デー夕にすることもできる続いて、前記圧縮処理手段は、周辺データ及び非周辺データについて前記経路案内デ一タを圧縮し、管理へッダが付加された形式で圧縮デ一夕を作成し、該各圧縮デー夕を記録装置 7 4のフラッシュメモリに記録する。なお、前記管理へッダは、圧縮データを管理するための情報であり、第 6図に示されるように、圧縮データのデータ番号を表す管理 I D、圧縮データの大きさを表すデータサイズ、その他のデータ等から成る。

そのために、前記圧縮処理手段は、分割された経路案内データが周辺データであるかどうかを判断する。そして、分割された経路案内データが周辺データである場合、圧縮に伴って、管理ヘッダに、周辺データであることを表す情報、本実施の形態においては、圧縮データを構成する経路案内データの始点を表す位置の情報、すなわち、位置情報等を付与する。本実施の形態において、該位置情報は、例えば、座標によって表されるが、道路、ノード等の番号によって表すこともできる。

このようにして、圧縮データが記録されると、前記 C P U 7 1の図示されない圧縮データ送信処理手段は、圧縮データ送信処理を行い、前記圧縮データをナビゲ一ション装置 1 4に転送する。そのために、操作者が、操作部 7 3を操作してナビゲーシヨン装置 1 4の起動を指令すると、圧縮データ送信処理手段のナビゲ —シヨン装置起動処理手段は、ナビゲーシヨン装置起動処理を行い、ナビゲ一シヨン装置 1 4の電源を投入してナビゲ一シヨン装置 1 4を起動する。続いて、前記圧縮データ送信処理手段のデータ転送処理手段は、データ転送処理を行い、前記記録装置 7 4のフラッシュメモリから圧縮データを読み出し、ナビゲ一ション装置 1 4に転送する。これに伴って、ナビゲ一シヨン装置 1 4において、 C P U 3 1の図示されない圧縮データ記録処理手段は、圧縮データ記録処理を行い、圧縮データをフラッシュメモリ 3 0に記録する。

そして、前記圧縮デ一夕のすべてがフラッシュメモリ 3 0に記録されると、圧縮データ送信処理手段のナビゲーシヨン装置停止処理手段は、ナビゲーシヨン装置停止処理を行い、ナビゲ一シヨン装置 1 4を停止させ、圧縮データを利用可能な状態である待機状態に移行させる。

このように、パソコン 6 1からナビゲーシヨン装置 1 4に経路案内デ一タを転送するに当たり、経路案内データが圧縮され、圧縮デ一夕が作成されるので、圧縮データのデータサイズを小さくすることができる。したがって、通信所要時間が短くなるので、ナビゲ一シヨン装置 1 4の電源を投入しておく時間を短くすることができ、ナビゲーシヨン装置 1 4によって消費される電力が小さくなる。その結果、車両に搭載されているバッテリに加わる負荷を小さくすることができるまた、前記通信所要時間が短いので、操作者の作業を簡素化することができ、通信費用を低くすることができる。 '

次に、車両を走行させるときの前記ナビゲーシヨン装置 1 4の動作について説明する。

まず、車両の図示されないィグニッシヨンスィッチがオンにされると、前記ナピゲーシヨン装置 1 4が起動され、 G P S 2 1によって現在地が検出されるとともに、ジャイロセンサ 2 6によって検出された車両の旋回角に基づいて、自車方位が検出される。

次に、前記 C P U 3 1の図示されない解凍処理手段は、解凍処理を行い、現在地及び位置情報に基づいて、周辺デー夕について優先して圧縮データを解凍する。そのために、前記解凍処理手段は、現在地を読み込むとともに、フラッシュメモリ 3 0から圧縮データを読み出し、前記圧縮データの管理ヘッダを参照して位置情報を読み込む。続いて、前記解凍処理手段は、現在地と位置情報とを比較することによって、圧縮データが周辺データであるかどうかを判断し、圧縮データが周辺データである場合、周辺データについて、第 7図に示されるように、圧縮データを解凍して解凍デー夕を作成し、該解凍デー夕である経路案内デー夕をデ一夕記録部 1 6のハードディスクに記録する。なお、ハードディスクに代えてフラッシュメモリ 3 0の別の令頁域に記録することもできる。

前記解凍処理手段が解凍処理に失敗した場合、再びフラッシュメモリ 3 0から圧縮デ一夕を読み出して解凍処理を行うことができる。

そして、前記 C P U 3 1の図示されない経路案内処理手段は、経路案内処理を行い、前記データ記録部 1 6のハードディスクから経路案内データを読み出し、該経路案内データに基づいて、表示部 3 5のディスプレイに地図画面を形成し、該地図画面に、現在地、周辺の地図及び自車方位を表示するとともに、現在地の周辺の探索経路を表示し、音声出力部によるメッセージによって探索経路を音声で運転者に通知して経路案内を行う。

したがって、運転者は、前記地図画面に表示された現在地、周辺の地図、自車方位及び探索経路に従つて車両を走行させることができる。

このようにして、周辺データについての圧縮データの解凍が終了し、経路案内デー夕がノヽードディスクに記録されると、前記解凍処理手段は、フラッシュメモリ 3 0から残りの圧縮データを読み出し、非周辺デ一夕について圧縮データを解凍して解凍デー夕を作成し、該解凍データである経路案内デー夕をデー夕記録部 1 6のハードディスクに記録する。なお、ハードディスクに代えてフラッシュメモリ 3 0の別の領域に記録することもできる。

このように、周辺デ一夕については、ィグニッシヨンスイッチがオンにされてナビゲ一ション装置 1 4が起動されると、直ちに解凍処理が行われるので、経路案内データを利用して直ちに車両を走行させることができる。

本実施の形態においては、ィグニッシヨンスィッチがオンにされると、解凍処理が行われるようになっているが、他の実施の形態においては、ィグニッシヨンスィッチがオンにされた後の所定のタイミング、例えば、車両の走行が開始された後に、前記解凍処理が行われる。

また、更に他の実施の形態においては、前記圧縮デ一夕記録処理手段が圧縮デ一夕をフラッシュメモリ 3 0に記録した後、ナピゲーション装置停止処理手段が ,ナビゲ一シヨン装置 1 4を停止させる前に、以下の処理が行われ、圧縮データの解凍、及び経路案内データの記録が行われる。まず、 G P S 2 1によって現在地が検出されると、前記解凍処理手段は、現在地を読み込むとともに、フラッシュメモリ 3 0から圧縮データを読み出し、該圧縮データの管理ヘッダを参照して位置情報を読み込む。続いて、前記解凍処理手段は、現在地と位置情報とを比較することによって、圧縮デー夕が周辺データであるかどうかを判断し、圧縮デー夕が周辺データである場合、周辺データについて、圧縮データを解凍して角军凍デ一夕を作成し、該解凍データである経路案内デ一夕をデータ記録部 1 6のハードデイスクに記録する。なお、ハードディスクに代えてフラッシュメモリ 3 0の別の領域に記録することもできる。

その後、ィグニッシヨンスィッチがオンにされた後、前記解凍処理手段は、フラッシュメモリ 3 0から残りの圧縮データを読み出し、非周辺データについて圧縮デ一タを解凍して解凍デ一タを作成し、該解凍デ一夕である経路案内デー夕をデータ記録部 1 6のハードディスクに記録する。なお、ハードディスクに代えてフラッシュメモリ 3 0の別の領域に記録することもできる。

次に、第 3図のフローチヤ一卜について説明する。ステップ S 1 出発地及び目的地を設定する。

ステップ S 2 経路案内データをダウンロードする。

ステップ S 3 圧縮処理を行う。

ステップ S 4 ナビゲ一シヨン装置 1 4を起動する。

ステップ S 5 圧縮データを転送する。

ステップ S 6 ナビゲーシヨン装置 1 4を停止させ、処理を終了する。

次に、第 4図のフローチヤ一トについて説明する。

ステップ S 3— 1 経路案内データを分割する。

ステップ S 3— 2 周辺データであるかどうかを判断する。周辺デー夕である場合はステップ S 3— 3に、周辺データでない場合はステップ S 3一 4に進む。ステップ S 3一 3 管理へッダに位置情報を付与する。

ステップ S 3— 4 経路案内データを圧縮し、リターンする。

次に、第 5図のフロ一チャートについて説明する。

ステップ S 1 1 ナビゲ一シヨン装置 1 4が起動される。

ステップ S 1 2 解凍処理を行う。

ステップ S 1 3 経路案内処理を行う。

ステップ S 1 4 すべての圧縮データが解凍されたかどうかを判断する。すべての圧縮データが解凍された場合は処理を終了し、解凍されていない場合はステツフ。 S 1 2に戻る。

次に、情報センタ 6 2において圧縮処理を行うようにした本発明の第 1の実施の形態について説明する。

第 8図は本発明の第 2の実施の形態におけるパソコンの動作を示すメインフロ一チャートである。

まず、操作者が、例えば、利用者端末としてのパソコン 6 1 (第 1図）の操作部 7 3を操作して出発地及び目的地を入力すると、 C P U 7 1の前記探索条件設定処理手段は、探索条件設定処理を行い、出発地及び目的地を探索条件として設定し、該探索条件を情報提供者としての情報センタ 6 2に送信する。

そして、サーバ 6 3によって探索条件が受信されると、サーバ 6 3の前記情報取得処理手段は、情報取得処理を行い、ナビデ一夕データベース 6 4の探索デ一タフアイルを参照して探索デー夕を読み出し、統計データフアイルを参照して統計デ一タを読み出し、 V I C S (登録商標）セン夕から送信された交通情報を読み込むことによって経路を探索するために必要な情報を取得する。

続いて、前記サーバ 6 3の探索処理手段は、探索処理を行い、前記探索条件に従って、探索データ、交通情報、統計データ等に基づいて経路を探索する。そして、前記探索処理手段によって経路が探索されると、前記サーバ 6 3の図示されない圧縮処理手段は、圧縮処理を行い、探索経路を表す経路データ、探索経路の周辺の地図を表す地図データ、音声出力部 3 7によって探索経路を案内するための音声出力デ一夕等を、経路案内用の情報を表す経路案内データとし、該経路案内データを圧縮して圧縮データを作成し、該圧縮データをサーバ 6 3の図示されなレヽ記録装置に記録する。

この場合も、前記圧縮処理手段は、経路案内デ一夕を、周辺データと非周辺デ —夕とに分割し、管理ヘッダが付加された形式で圧縮データを作成する。そして、経路案内データのうちの周辺データについては、圧縮に伴って位置情報が付与される。

続いて、サーバ 6 3の図示されない圧縮データ送信処理手段は、圧縮データ送信処理を行い、圧縮データをパソコン 6 1に送信する。

そして、前記圧縮データが送信されると、 C P U 7 1の前記記録処理手段は、記録処理を行い、前記圧縮データを記録装置 7 4のハードディスクにダウンロードし、記録する。続いて、前記 C P U 7 1の圧縮データ送信処理手段は、前述されたように、前記圧縮データを車載装置としてのナビゲーシヨン装置 1 4に転送する。

なお、圧縮データが転送された後のナビゲ一ション装置 1 4の動作は、第 1の実施の形態と同じであるので、説明を省略する。

このように、本実施の形態において、周辺データについては、ィグニッシヨンスィッチがオンにされてナビゲーシヨン装置 1 4が起動されると、直ちに解凍処理が行われるので、経路案内データを利用して直ちに車両を走行させることがでさる。

本実施の形態においては、ィグニッシヨンスィッチがォンにされると、解凍処理が行われるようになっているが、他の実施の形態においては、ィグニッションスィッチがオンにされた後の所定のタイミング、例えば、車両の走行が開始された後に、前記解凍処理が行われる。

また、更に他の実施の形態においては、前記圧縮データ記録処理手段が圧縮デ

—夕をフラッシュメモリ 3 0に記録した後、ナピゲ一ション装置停止処理手段がナビゲーシヨン装置 1 4を停止させる前に、以下の処理が行われ、圧縮データの解凍、及び経路案内データの記録が行われる。まず、 G P S 2 1によって現在地が検出されると、前記解凍処理手段は、現在地を読み込むとともに、フラッシュメモリ 3 0から圧縮データを読み出し、該圧縮データの管理ヘッダを参照して位置情報を読み込む。続いて、前記解凍処理手段は、現在地と位置情報とを比較することによって、圧縮データが周辺データであるかどうかを判断し、圧縮データが周辺データである場合、周辺データについて、圧縮データを解凍して解凍デー夕を作成し、該解凍データである経路案内デ一タをデ一夕記録部 1 6のハードデイスクに記録する。なお、ハ一ドディスクに代えてフラッシュメモリ 3 0の別の領域に記録することもできる。

このようにして、周辺デ一夕についての圧縮データの解凍が終了し、経路案内データがハードディスクに記録されると、前記解凍処理手段は、フラッシュメモリ 3 0から残りの圧縮データを読み出し、非周辺データについて圧縮データを解凍して解凍デー夕を作成し、該解凍デ一夕である経路案内デ一タをデ一夕記録部 1 6のハードディスクに記録する。なお、ハードディスクに代えてフラッシュメモリ 3 0の別の領域に記録することもできる。

次に、フローチャートについて説明する。

ステップ S 2 1 出発地及び目的地を設定する。

ステップ S 2 2 圧縮データをダウンロードする。

ステップ S 2 3 ナビゲ一シヨン装置 1 4を起動する。

ステップ S 2 4 圧縮データを転送する。

ステップ S 2 5 ナビゲーシヨン装置 1 4を停止させ、処理を終了する。

ところで、前記第 1、第 2の実施の形態においては、経路案内データが周辺デ一夕と非周辺データとに分割され、周辺データについては、管理へッドに位置情報が付与されて圧縮され、非周辺データについてはそのまま圧縮されるようになつているが、周辺デ一夕について圧縮しないようにした本発明の第 3の実施の形態について説明する。

この場合、周辺データのデータ量が多く、所定の圧縮条件が成立する場合に、周辺データについて圧縮し、データ量が少なく、前記圧縮条件が成立しない場合に周辺データについて圧縮しない。例えば、周辺データを圧縮しないままでパソコン 6 1からナビゲーシヨン装置 1 4に転送したときの通信所要時間をて 1 とし、周辺データについての圧縮データの通信所要時間をて 1とし、圧縮データを解凍するのに必要な時間（以下「解凍時間」という。）をて 3としたとき、通信所要時間て 1、て 2及び解凍時間て 3が、

て 1 >て 2 +て 3

であるとき、圧縮条件が成立し、

て 1≤て 2 +て 3

であるとき、圧縮条件が成立しない。

第 9図は本発明の第 3の実施の形態におけるパソコンの動作を示すメインフロ —チヤ一ト、第 1 0図は本発明の第 3の実施の形態における一部圧縮処理のサブルーチンを示す図、第 1 1図は本発明の第 3の実施の形態におけるナビゲーション装置の動作を示すメインフローチヤ一ト、第 1 2図は本発明の第 3の実施の形態における解凍処理のサブルーチンを示す図である。

まず、操作者が、例えば、利用者端末としてのパソコン 6 1 (第 1図）の操作部 7 3を操作して出発地及び目的地を入力すると、 C P U 7 1の前記探索条件設定処理手段は、探索条件設定処理を行い、出発地及び目的地を探索条件として設定し、該探索条件を情報提供者としての情報セン夕 6 2に送信する。

そして、サーバ 6 3によって探索条件が受信されると、サーバ 6 3の前記情報取得処理手段は、情報取得処理を行い、ナビデータデータベース 6 4の探索データフアイルを参照して探索データを読み出し、統計デ一タフアイルを参照して統計データを読み出し、 V I C S (登録商標）セン夕から送信された交通情報を読み込むことによつて経路を探索するために必要な情報を取得する。

続いて、前記サーバ 6 3の探索処理手段は、探索処理を行い、前記探索条件に従って、探索データ、交通情報、統計データ等に基づいて経路を探索する。前記探索処理手段によって経路が探索されると、前記サーバ 6 3の前記経路案内データ送信処理手段は、経路案内データ送信処理を行い、探索経路を表す経路データ、探索経路の周辺の地図を表す地図データ、音声出力部 3 7 (第 2図）によって探索経路を案内するための音声出力データ等を、経路案内用の情報を表す経路案内デ一夕としてパソコン 6 1に送信する。

そして、前記経路案内データが送信されると、 C P U 7 1の前記記録処理手段は、記録処理を行い、前記経路案内データを記録装置 7 4のハードディスクにダゥンロードする。

次に、前記 C P U 7 1の前記圧縮処理手段の一部圧縮処理手段は、一部圧縮処理を行い、ハードディスクから経路案内データを読み出し、該経路案内データを、周辺データと非周辺データとに分割する。続いて、前記一部圧縮処理手段は、周辺デー夕についてはそのまま経路案内デー夕によって、非周辺デー夕については経路案内デー夕を圧縮して、管理へッダが付加された形式で圧縮デ一夕を作成し、一部圧縮データを作成し、記録装置 7 4のフラッシュメモリに記録する。このようにして、一部圧縮データが作成されると、前記 C P U 7 1の圧縮デー夕送信処理手段は前記一部圧縮データを車載装置としてのナピゲ一ション装置 1 4に転送する。そのために、操作者が、操作部 7 3を操作してナビゲ一ション装置 1 4の起動を指令すると、圧縮デ一夕送信処理手段のナビゲ一シヨン装置起動処理手段は、ナビゲーシヨン装置起動処理を行い、ナビゲ一シヨン装置 1 4の電源を投入してナビゲーシヨン装置 1 4を起動する。続いて、前記圧縮デ一夕送信処理手段のデ一タ転送処理手段は、データ転送処理を行い、前記記録装置 7 4のフラッシュメモリから一部圧縮デー夕を読み出し、ナピゲ一ション装置 1 4に送信する。これに伴って、ナビゲ一シヨン装置 1 4において、 C P U 3 1の図示されない一部圧縮デ一夕記録処理手段は、一部圧縮データ記録処理を行い、一部圧縮デー夕をフラッシュメモリ 3 0に記録する。

そして、前記一部圧縮デー夕のすべてがフラッシュメモリ 3 0に記録されると、圧縮データ送信処理手段のナビゲーシヨン装置停止処理手段は、ナビゲーション装置停止処理を行い、ナビゲ一シヨン装置 1 4を停止させ、一部圧縮データを利用可能な状態である待機状態に移行させる。

まず、車両のィグニッシヨンスィッチがォンにされると、前記ナピゲ一ション装置 1 4が起動され、現在地検出部としての G P S 2 1によって現在地が検出されるとともに、ジャイロセンサ 2 6によって検出された車両の旋回角に基づいて、自車方位が検出される。

そして、前記 C P U 3 1の前記経路案内処理手段は、経路案内処理を行い、前記フラッシュメモリ 3 0から一部圧縮データを読み出し、周辺データについて、一部圧縮デ一タのうちの圧縮されていなヽ経路案内デ一夕に基づいて、表示部 3 5のディスプレイに地図画面を形成し、該地図画面に、現在地、周辺の地図及び自車方位を表示するとともに、現在地の周辺の探索経路を表示し、音声出力部によるメッセ一ジによつて探索経路を音声で運転者に通知して経路案内を行う。このようにして、経路案内が開始されると、前記 C P U 3 1の解凍処理手段は、解凍処理を行い、非周辺データについて、一部圧縮データのうちの圧縮データを解凍して解凍デ一夕を作成し、該解凍データである経路案内デ一夕をデータ記録部 1 6のハードディスクに記録する。なお、ハードディスクに代えてフラッシュメモリ 3 0の別の領域に記録することもできる。

このように、周辺デ一夕については、ィグニッシヨンスィッチがオンにされてナビゲーシヨン装置 1 4が起動されると、解凍処理が行われることなく、経路案内データが読み込まれるので、経路案内データを利用して直ちに車両を走行させることができる。

次に、第 9図のフローチャートについて説明する。

ステップ S 3 1 出発地及び目的地を設定する。

ステップ S 3 2 経路案内データをダウンロードする。

ステップ S 3 3 —部圧縮処理を行う。

ステップ S 3 4 ナビゲ——ンヨン装置 1 4を起動する。

ステップ S 3 5 —部圧縮デ一タを転送する。

ステップ S 3 6 ナビゲーシヨン装置 1 4を停止させ、処理を終了する。次に、第 1 0図のフローチャートについて説明する。

ステップ S 3 3 - 1 経路案内データを分割する。

ステップ S 3 3 - 2 周辺データであるかどうかを判断する。周辺データである場合はリターンし、周辺データでない場合はステップ S 3 3— 3に進む。

ステップ S 3 3— 3 経路案内データを圧縮し、リターンする。

次に、第 1 1図のフローチャートについて説明する。

ステップ S 4 1 ナビゲ一シヨン装置が起動される。

ステップ S 4 2 経路案内処理を行う。

ステップ S 4 3 解凍処理を行う。

ステップ S 4 4 すべての圧縮デ一夕が解凍されたかどうかを判断する。すべての圧縮データが解凍された場合は処理を終了し、解凍されていない場合はステツプ S 4 3に戻る。

次に、第 1 2図のフローチャートについて説明する。

ステップ S 4 3 - 1 周辺データであるかどうかを判断する。周辺データである場合はリターンし、周辺データでない場合はステップ S 4 3 - 2に進む。

ステップ S 4 3 — 2 圧縮データを解凍し、リターンする。

次に、情報セン夕 6 2において、周辺デ一夕について圧縮することなく、非周辺データについて圧縮することによって圧縮処理を行うようにした本発明の第 4 の実施の形態につレヽて説明する。

第 1 3図は本発明の第 4の実施の形態におけるパソコンの動作を示すメインフローチャートである。まず、操作者が、例えば、利用者端末としてのパソコン 6 1 (第 1図）の操作部 7 3を操作して出発地及び目的地を入力すると、 C P U 7 1の前記探索条件設定処理手段は、探索条件設定処理を行い、出発地及び目的地を探索条件として設定し、該探索条件を情報センタ 6 2に送信する。

そして、サ一バ 6 3によって探索条件が受信されると、サーバ 6 3の前記情報取得処理手段は、情報取得処理を行い、ナビデータデ一夕ベース 6 4の探索データフアイルを参照して探索データを読み出し、統計デ一タフアイルを参照して統計データを読み出し、 V I C S (登録商標）センタから送信された交通情報を読み込むことによつて経路を探索するために必要な情報を取得する。

続いて、前記サーバ 6 3の探索処理手段は、探索処理を行い、前記探索条件に従って、探索データ、交通情報、統計データ等に基づいて経路を探索する。そして、前記探索処理手段によって経路が探索されると、前記サーバ 6 3の前記圧縮処理手段の一部圧縮処理手段は、一部圧縮処理を行い、探索経路を表す経路データ、探索経路の周辺の地図を表す地図データ、音声出力咅 3 7 (第 2図）によって探索経路を案内するための音声出力データ等を、経路案内用の情報を表す経路案内データとし、該経路案内データを圧縮して一部圧縮データを作成し、該一部圧縮データをサーバ 6 3の記録装置に記録する。

この場合、前記一部圧縮処理手段は、経路案内データを、周辺データと非周辺デ一夕とに分割し、経路案内データのうちの周辺デ一夕についてはそのまま経路案内データによって、非周辺データについては経路案内データを圧縮して圧縮デ —夕を作成し、一部圧縮データを作成する。

続いて、サーバ 6 3の前記圧縮データ送信処理手段の一部圧縮データ送信処理手段は、一部圧縮データ送信処理を行い、一部圧縮データをパソコン 6 1に送信する。

そして、前記一部圧縮デ一タが送信されると、 C P U 7 1の前記記録処理手段は、記録処理を行い、前記一部圧縮データを記録装置 7 4のハードディスクにダゥンロードする。続いて、前記 C P U 7 1の圧縮データ送信処理手段は、前述されたように、前記一部圧縮データをナピゲ一ション装置 1 4に転送する。

なお、一部圧縮データが転送された後のナビゲーシヨン装置 1 4の動作は、第 3の実施の形態と同じであるので、説明を省略する。

次に、フローチャートについて説明する。

ステップ S 5 1 出発地及び目的地を設定する。

ステップ S 5 2 一部圧縮デー夕をダウンロードする。

ステップ S 5 3 ナビゲーシヨン装置 1 4を起動する。

ステップ S 5 4 —部圧縮データを転送する。

ステップ S 5 5 ナビゲ一シヨン装置 1 4を停止させ、処理を終了する。

ところで、前記第 2、第 4の実施の形態においては、情報センタ 6 2から送信された圧縮データ、一部圧縮データ等をパソコン 6 1のハードディスクにダウンロードした後、圧縮データ、一部圧縮データ等をナビゲ一シヨン装置 1 4に転送するようになっているが、情報セン夕 6 2から送信された圧縮データを直接ナビゲーション装置 1 4によって受信するようにした本発明の第 5の実施の形態について説明する。

この場合、ナビゲーシヨン装置 1 4と情報センタ 6 2とが、双方向の通信を行うことができるように、携帯電話回線網から成るネットワーク 4 3を介して接続される。そのために、前記通信部 3 8は、携帯電話によって構成され、図示されない基地局を介して情報センタ 6 2のサ一バ 6 3との間で通信を行う。

第 1 4図は本発明の第 5の実施の形態におけるナビゲーション装置の動作を示すメィンフ口一チャートである。

まず、車両のィグニッシヨンスィッチがオンにされると、車載装置としてのナピゲ一シヨン装置 1 4 (第 2図）が起動され、現在地検出部としての G P S 2 1 によつて現在地が検出されるとともに、ジャイロセンサ 2 6によつて検出された車両の旋回角に基づいて、自車方位が検出される。

そして、操作者が、例えば、ナビゲーシヨン装置 1 4の入力部 3 4を操作して出発地及び目的地を入力すると、 C P U 3 1の図示されない探索条件設定処理手段は、探索条件設定処理を行い、出発地及び目的地を探索条件として設定し、該探索条件を情報提供者としての情報センタ 6 2に送信する。

次に、サーバ 6 3 (第 1図）によって探索条件が受信されると、サーバ 6 3の前記情報取得処理手段は、情報取得処理を行い、ナビデータデータベース 6 4の探索データフアイルを参照して探索データを読み出し、統計デ一夕ファイルを参照して統計データを読み出し、 V I C S (登録商標）センタから送信された交通情報を読み込むことによつて経路を探索するために必要な情報を取得する。続いて、前記サーバ 6 3の探索処理手段は、探索処理を行い、前記探索条件に従って、探索データ、交通情報、統計デ一夕等に基づいて経路を探索する。そして、前記探索処理手段によって経路が探索されると、前記サーバ 6 3の前記圧縮処理手段は、圧縮処理を行い、探索経路を表す経路データ、探索経路の周辺の地図を表す地図データ、音声出力部 3 7によって探索経路を案内するための音声出力データ等を、経路案内用の情報を表す経路案内データとし、該経路案内データを圧縮して圧縮データを作成し、該圧縮データをサーバ 6 3の記録装置に記録する。

この場合、前記圧縮処理手段は、経路案内データを、周辺データと非周辺デー夕とに分割し、管理ヘッダが付加された形式で圧縮データを作成する。そして、経路案内データのうちの周辺データについては、圧縮に伴って位置情報が付与される。

続いて、サーバ 6 3の前記圧縮データ送信処理手段は、圧縮データ送信処理を行い、圧縮データをナビゲ一シヨン装置 1 4に送信する。

そして、ナビゲーシヨン装置 1 4において、前記圧縮データが送信されると、 C P U 3 1の図示されない受信処理手段は、受信処理を行い、圧縮データを受信する。続いて、 C P U 3 1の前記圧縮データ記録処理手段は、圧縮データ記録処理を行い、前記圧縮データをフラッシュメモリ 3 0にダウンロードし、記録する続いて、前記 C P U 3 1の前記解凍処理手段は、解凍処理を行い、圧縮デ一夕を解凍する。そのために、前記解凍処理手段は、現在地を読み込むとともに、フラッシュメモリ 3 0から圧縮デ一タを読み出し、前記圧縮デ一夕の管理へッダを参照して位置情報を読み込む。続いて、前記解凍処理手段は、現在地と位置情報とを比較することによって、圧縮デ一夕が周辺デー夕であるかどうかを判断し、圧縮デ一タが周辺デ一夕である場合、圧縮デ一タを解凍して解凍デ一タを作成し、該解凍データである経路案内データをデータ記録部 1 6のハードディスクに記録する。なお、ハードディスクに代えてフラッシュメモリ 3 0の別の領域に記録することもできる。 .

そして、前記 C P U 3 1の前記経路案内処理手段は、経路案内処理を行い、前記データ記録部 1 6のハードディスクから経路案内デ一夕を読み出し、経路案内データに基づいて、表示部 3 5のディスプレイに地図画面を形成し、該地図画面に、現在地、周辺の地図及び自車方位を表示するとともに、現在地の周辺の探索経路を表示し、音声出力部によるメッセージによって探索経路を音声で運転者に通知して経路案内を行う。したがって、運転者は、前記地図画面に表示された現在地、周辺の地図、自車方位及び探索経路に従つて車両を走行させることができる。

このようにして、周辺データについての圧縮データの解凍が終了し、経路案内データがハードディスクに記録されると、前記解凍処理手段は、フラッシュメモリ 3 0から残りの圧縮データを読み出し、非周辺データについて圧縮データを解凍して解凍データを作成し、該解凍デ一夕である経路案内デー夕をデータ記録部 1 6のハードディスクに記録する。なお、ハードディスクに代えてフラッシュメモリ 3 0の別の領域に記録することもできる。

次に、フローチヤ一卜について説明する。

ステップ S 6 1 出発地及び目的地を設定する。

ステップ S 6 2 圧縮デー夕をダウン口一ドする。

ステップ S 6 3 解凍処理を行う。

ステップ S 6 4 経路案内処理を行う。

ステップ S 6 5 すべての圧縮デ一タが解凍されたかどうかを判断する。すべての圧縮デー夕が解凍された場合は処理を終了し、解凍されていなレ、場合はステツプ S 6 3に戻る。

次に、情報センタ 6 2から送信された一部圧縮データを直接ナビゲ一シヨン装置 1 4によつて受信するようにした本発明の第 6の実施の形態について説明する第 1 5図は本発明の第 6の実施の形態におけるナビゲ一シヨン装置の動作を示すメィンフローチャートである。

まず、車両のィグニヅシヨンスィッチがオンにされると、車載装置としてのナピゲ一シヨン装置 1 4 (第 2図）が起動され、現在地検出部としての G P S 2 1 によつて現在地が検出されるとともに、ジャイロセンサ 2 6によつて検出された車両の旋回角に基づいて、自車方位が検出される。

そして、操作者が、例えば、ナビゲーシヨン装置 1 4の入力部 3 4を操作して出発地及び目的地を入力すると、 C P U 3 1の前記探索条件設定処理手段は、探索条件設定処理を行い、出発地及び目的地を探索条件として設定し、該探索条件を情報センタ 6 2 (第 1図）に送信する。次に、サーバ 6 3によって探索条件が受信されると、サーバ 6 3の前記情報取得処理手段は、情報取得処理を行い、ナビデータデータベース 6 4の探索デ一夕フアイルを参照して探索デ一夕を読み出し、統計データフアイルを参照して統計データを読み出し、 V I C S (登録商標）セン夕から送信された交通情報を読み込むことによつて経路を探索するために必要な情報を取得する。

続いて、前記サーバ 6 3の探索処理手段は、探索処理を行い、前記探索条件に従って、探索データ、交通情報、統計データ等に基づいて経路を探索する。そして、前記探索処理手段によって経路が探索されると、前記サーバ 6 3の前記圧縮処理手段の一部圧縮処理手段は、一部圧縮処理を行い、探索経路を表す経路データ、探索経路の周辺の地図を表す地図データ、音声出力部 3 7によって探索経路を案内するための音声出力データ等を、経路案内用の情報を表す経路案内デ一タとし、該経路案内データを圧縮して圧縮データとしての一部圧縮デ一夕を作成し、該一部圧縮データをサーバ 6 3の記録装置に記録する。

この場合、前記一部圧縮処理手段は、経路案内データを、周辺データと非周辺デ一タとに分割し、経路案内デー夕のうちの周辺デー夕についてはそのまま経路案内データによって、非周辺データについては経路案内データを圧縮して圧縮デ —夕を作成し、一部圧縮デ一夕を作成する。

続いて、サ一バ 6 3の前記圧縮デ一タ送信処理手段の一部圧縮データ送信処理手段は、一部圧縮データ送信処理を行い、一部圧縮デ一タをナビゲーシヨン装置 1 4に送信する。

そして、前記一部圧縮デ一夕が送信されると、 C P U 3 1の前記一部圧縮デ一夕記録処理手段は、一部圧縮データ記録処理を行い、前記一部圧縮データをフラッシュメモリ 3 0にダウンロードする。

次に、前記 C P U 3 1の前記経路案内処理手段は、経路案内処理を行い、前記データ記録部 1 6のハ一ドディスクから一部圧縮データを読み出し、該一部圧縮データのうちの圧縮されていない周辺データに基づいて、表示部 3 5のディスプレイに地図画面を形成し、該地図画面に、現在地、周辺の地図及び自車方位を表示するとともに、現在地の周辺の探索経路を表示し、音声出力部によるメッセ一ジによつて探索経路を音声で運転者に通知して経路案内を行う。このようにして、経路案内が開始された後、前記 C P U 3 1の前記解凍処理手段は、解凍処理を行い、非周辺データについて、一部圧縮データのうちの圧縮デ ―タを解凍して解凍デー夕を作成し、該解凍デ一夕である経路案内データをデ一夕記録部 1 6のハードディスクに記録する。

次に、フローチャートについて説明する。

ステップ S 7 1 出発地及び目的地を設定する。

ステップ S 7 2 —部圧縮デ一タをダウンロードする。

ステップ S 7 3 経路案内処理を行う。

ステップ S 7 4 解凍処理を行う。

ステップ S 7 5 すべての圧縮データが解凍されたかどうかを判断する。すべての圧縮データが解凍された場合は処理を終了し、解凍されていない場合はステツプ S 7 4に戻る。

また、前記第 1、第 2、第 5の実施の形態においては、車両の走行が開始された後、前記解凍処理手段は、フラッシュメモリ 3 0から圧縮データを読み出し、非周辺デー夕について圧縮データを解凍するようになつているが、車両の走行に伴って現在地が変化するので、所定のタイミングごとに、更新された現在地と位置情報とを比較し、更新された現在地に近い領域の非周辺データについて圧縮デ一夕を解凍して、非周辺データから成る解凍データを作成し、該解凍データをデ一夕記録部 1 6のハードディスクに記録することもできる。その場合、圧縮に伴つて、非周辺デ一夕についても、管理ヘッダに位置情報が付与される。また、管理ヘッダのその他のデータに、周辺データを互いにリンクさせるデータを付与しておき、現在地が更新されるのに伴って、リンクされた周辺データを順次解凍することができる。

ところで、前記非周辺データを更に複数の細分割データに分割し、周辺データ及び各細分割データを互いに異なる圧縮率で圧縮することもできる。そこで、非周辺データを第 1の細分割データとしてのルート周辺データと第 2の細分割デー夕としての非ルート周辺データ (その他のデータ）とに分割するようにした第 7 の実施の形態について説明する。なお、情報セン夕 6 2からパソコン 6 1に送信された経路案内デ一夕が、記録装置 7 4のハードディスクに記録されるまでの処理は、第 1の実施の形態と同じであるので、説明を省略する。

第 1 6図は本発明の第 7の実施の形態における圧縮処理のサブルーチンを示す図、第 1 7図は本発明の第 7の実施の形態におけるナビゲーシヨン装置の動作を示すフローチャート、第 1· 8図は本発明の第 7の実施の形態における圧縮データのデータ構造を示す図、第 1 9図は本発明の第 7の実施の形態における周辺データ解凍処理を行う際のデータ構造を示す図である。

この場合、利用者端末としてのパソコン 6 1 (第 1図）において、 C P U 7 1 の前記圧縮処理手段は、圧縮処理を行い、前記ハードディスクから経路案内用の情報を表す経路案内データを読み出し、該経路案内データを、周辺デ一夕と、ル一ト周辺データとそれ以外の非ルート周辺データとに分割する。

なお、前記ルート周辺データは、探索経路に近い地域の経路案内データ、例えば、探索経路を含むメッシュ内の経路案内データのうちの周辺データ以外の経路案内デ一夕であり、非ル一ト周辺データは、探索経路を含まないメッシュ内の経路案内データである。必要に応じて探索経路を含むメッシュに隣接する一つ以上のメッシュ内の経路案内デ一夕を併せてルート周辺デ一夕にすることもできる。続いて、前記圧縮処理手段は、周辺データ、ル一ト周辺データ及び非ルート周辺デー夕について前記経路案内デ一夕を圧縮し、管理へッダが付加された形式で圧縮デ一夕を作成し、該各圧縮デ一夕を記録装置 7 4のフラッシュメモリに記録する。この場合、周辺デ一タ、ルート周辺デ一夕及び非ルート周辺データの各圧縮率ひ 1〜α 3は互いに異ならせて設定される。周辺データについては、ナビゲーシヨン装置 1 4において、ィグニッシヨンスィッチがオンにされると直ちに解凍する必要があるので、圧縮率 α 1は低くされ、ルート周辺データについては、車両の走行を開始した後に解凍すればよいので、圧縮率ひ 2は中程度にされ、非ルート周辺データについては、車両の走行を開始した後、例えば、車両が探索経路から外れてオフルート（ルート外れ）が発生したときに解凍すればよいので、圧縮率 α 3は高くされ、圧縮率 α 1〜Q; 3は、

α 3 < α 2 < α 1

にされる。なお、この場合、圧縮率 α 1 〜ひ 3は、圧縮された後のデ一夕量の圧縮される前のデータ量に対する百分率で表され、圧縮率 a l〜cc 3が高いほど値は小さくなり、圧縮率 α 1〜α 3が低いほど値は大きくなる。

続いて、前記圧縮処理手段は、周辺デ一夕については圧縮率 α 1で、ルート周辺データについては圧縮率 α 2で、非ルート周辺デ一タについては圧縮率 α 3で前記経路案内データを圧縮し、管理へッダが付加された形式で圧縮データを作成し、該各圧縮データを記録装置 7 4のフラッシュメモリに記録する。なお、前記管理ヘッダは、圧縮データを管理するための情報であり、第 1 8図に示されるように、圧縮データのデータ番号を表す管理 I D、圧縮データの大きさを表すデ一夕サイズ、その他のデ一タ等から成る。また、周辺データについての圧縮デ一夕のデ一タ量に対するデータサイズは大きく、ル一ト周辺データについての圧縮デ一夕のデータ量に対するデー夕サイズは中程度に、非ルート周辺デー夕についての圧縮データのデータ量に対するデータサイズは小さくされる。

なお、圧縮処理手段は、分割された経路案内データが周辺データであるかどうかを判断する。そして、分割された経路案内デー夕が周辺デー夕である場合、圧縮に伴って、管理ヘッダに位置情報等を付与する。本実施の形態において、該位置情報は、例えば、座標によって表されるが、道路、ノード等の番号によって表すこともできる。

このようにして、圧縮データが作成されると、前記 C P U 7 1の前記圧縮デー夕送信処理手段は、圧縮データ送信処理を行い、前記圧縮データをナビゲ一ション装置 1 4に転送する。そのために、操作者が、操作部 7 3を操作してナビゲーション装置 1 4の起動を指令すると、圧縮データ送信処理手段のナピゲ一ション装置起動処理手段は、ナビゲーシヨン装置起動処理を行い、ナビゲ一シヨン装置 1 4の電源を投入してナビゲーシヨン装置 1 4を起動する。続いて、前記圧縮デ一夕送信処理手段のデータ転送処理手段は、データ転送処理を行い、前記記録装置 7 4のフラッシュメモリから圧縮デ一夕を読み出し、ナピゲーション装置 1 4 に転送する。これに伴って、ナビゲーシヨン装置 1 4において、 C P U 3 1 (第 2図）の前記圧縮データ記録処理手段は、圧縮データ記録処理を行い、圧縮データをフラッシュメモリ 3 0に記録する。

そして、前記圧縮データのすべてがフラッシュメモリ 3 0に記録されると、圧縮デ一夕送信処理手段のナビゲーシヨン装置停止処理手段は、ナビゲーシヨン装置停止処理を行い、ナビゲーシヨン装置 1 4を停止させ、圧縮データを利用可能な状態である待機状態に移行させる。

このように、パソコン 6 1からナビゲ一シヨン装置 1 4に経路案内データを転送するに当たり、経路案内データが圧縮され、圧縮デ一夕が作成されるので、圧縮データのデータサイズを小さくすることができる。本実施の形態においては、ルート周辺データの圧縮率 α 2が周辺データの圧縮率 α 1より高く、非ルート周辺データの圧縮率 α 3がルート周辺データの圧縮率 α 2より高くされるので、圧縮デ一夕の全体のデータサイズを十分に小さく、本実施の形態においては、 1 / 3程度にすることができる。

したがって、通信所要時間が十分に短くなるので、ナビゲ一シヨン装置 1 4の電源を投入しておく時間を十分に短くすることができ、ナビゲーシヨン装置 1 4 によって消費される電力が一層小さくなる。その結果、車両に搭載されているバッテリに加わる負荷を一層小さくすることができる。

また、前記通信所要時間が短いので、操作者の作業を簡素化することができ、通信費用を低くすることができる。

なお、周辺デ一夕を解凍する速度、すなわち、解凍速度は、圧縮率 α 1が圧縮率ひ 2より低い分だけル一ト周辺データの解凍速度より高く、ルート周辺デ一夕の解凍速度は、圧縮率 α 2が圧縮率 α 3より低い分だけ非ルート周辺データの解凍速度より高くなる。

まず、車両のィグニッシヨンスィッチが才ンにされると、前記ナビゲーション装置 1 4が起動され、 G P S 2 1によって現在地が検出されるとともに、ジャィ口センサ 2 6によって検出された車両の旋回角に基づいて、自車方位が検出される。

次に、前記 C P U 3 1の第 1の解凍処理手段としての図示されない周辺デ一夕解凍処理手段は、第 1の解凍処理としての周辺デ一夕解凍処理を行い、現在地及び位置情報に基づいて、周辺データについて優先して圧縮データを解凍する。そのために、前記周辺データ解凍処理手段は、現在地を読み込むとともに、フラッシュメモリ 3 0から圧縮デ一夕を読み出し、該圧縮データの管理ヘッダを参照して位置情報を読み込む。続いて、前記周辺データ解凍処理手段は、現在地と位置情報とを比較することによって、圧縮デ一夕が周辺デー夕であるかどうかを判断し、圧縮データが周辺デ一夕である場合、周辺データについて、第 1 9図に示されるように、圧縮データを解凍して解凍データを作成し、該解凍データである経路案内データをデ一タ記録部 1 6のハードディスクに記録する。なお、ハードデイスクに代えてフラッシュメモリ 3 0の別の領、域に記録することもできる。前記周辺データ解凍処理手段が周辺データ解凍処理に失敗した場合、フラッシュメモリ 3 0から圧縮デ一夕を再び読み出して周辺データ解凍処理を行うことができる。

そして、前記 C P U 3 1の前記経路案内処理手段は、経路案内処理を行い、すベての周辺デ一夕が解凍されたかどうかを判断し、すべての周辺デ一タが解凍されると、経路案内を開始する。そのために、前記経路案内処理手段は、前記デ一夕記録部 1 6のハードディスクから経路案内データを読み出し、該経路案内デー夕に基づいて、表示部 3 5のディスプレイに地図画面を形成し、該地図画面に、現在地、周辺の地図及び自車方位を表示するとともに、現在地の周辺の探索経路を表示し、音声出力部 3 7によるメッセージによって探索経路を音声で運転者に通知して経路案内を行う。

続いて、前記 C P U 3 1の第 2の解凍処理手段としての図示されないルート周辺データ解凍処理手段は、第 2の解凍処理としてのル一ト周辺データ解凍処理を行い、ルート周辺データについて、圧縮デ一夕を解凍して解凍データを作成し、該解凍デー夕である経路案内データをデータ記録部 1 6のハードディスクに記録する。

前記ルート周辺デ一タ解凍処理手段がルート周辺デ一タ解凍処理に失敗した場合、フラッシュメモリ 3 0から圧縮データを再び読み出してルート周辺デ一タ解凍処理を行うことができる。

前記経路案内処理手段は、すべてのルート周辺データが解凍されたかどうかを判断し、すべてのルート周辺データが解凍されると、探索経路に沿って車両が走ネ亍するのに伴って、前記データ記録部 1 6のハードディスクから経路案内データを読み出し、該経路案内データに基づいて、表示部 3 5のディスプレイに地図画面を形成し、該地図画面に、現在地、周辺の地図及ぴ自車方位を表示するとともに、現在地の周辺の探索経路を表示し、音声出力部 3 7によるメッセ一ジによつて探索経路を音声で運転者に通知して経路案内を行う。

ところで、探索経路に沿って車両を走行させているときに、運転者が意図的に、又は誤まって探索経路と異なる経路に沿って車両を走行させることがある。そこで、前記 C P U 3 1の図示されないオフルート判定処理手段は、オフルート判定処理を行い、現在地を読み込み、現在地及び経路データに基づいて、オフルー卜が発生したかどうかを判断する。そして、オフルートが発生した場合、前記 C P U 3 1の第 3の解凍処理手段としての図示されない非ルート周辺デ一夕解凍処理手段は、第 3の解凍処理としての非ルート周辺データ解凍処理を行い、非ルート周辺データについて、圧縮データを解凍して解凍データを作成し、該解凍デ一夕である経路案内デ一夕をデータ記録部 1 6のハ一ドディスクに記録する。この場合、前記非ルート周辺データ解凍処理は、前記非ルート周辺データのうちの、探索経路から所定の範囲内のメッシュ内の非ルート周辺データについて行われる。本実施の形態において、前記所定の範囲内のメッシュは、探索経路から所定の距離の範囲内のメッシュにされるが、所定の時間内に解凍することができる経路案内データを含むメッシュにすることができる。

前記 C P U 3 1の図示されない再探索処理手段は、再探索処理を行い、すべての非ルート周辺データが解凍されたかどうかを判断し、すべての非ルート周辺デ一夕が解凍されると、現在地及び非ルート周辺データを読み込み、該非ル一卜周辺データに従って現在地から探索経路までの経路を再び探索する。

次に、第 1 6図のフローチャートについて説明する。

ステップ S 3 - 1 1 経路案内データを分割する。

ステップ S 3— 1 2 周辺データであるかどうかを判断する。周辺データである場合はステップ S 3— 1 3に、周辺デ一夕でない場合はステップ S 3— 1 5に進む。

ステップ S 3— 1 3 管理へッダに位置情報を付与する。

ステップ S 3 - 1 4 経路案内データを圧縮率 α 1で圧縮し、リターンする。ステップ S 3 - 1 5 ルート周辺データであるかどうかを判断する。ルート周辺データである場合はステップ S 3— 1 6に、ルート周辺データでない場合はステップ S 3— 1 7に進む。

ステップ S 3— 1 6 経路案内デ一タを圧縮率 α 2で圧縮し、リタ一ンする。ステップ S 3 - 1 7 経路案内データを圧縮率 α 3で圧縮し、リタ一ンする。次に、第 1 7図のフローチャートについて説明する。

ステップ S 8 1 ナビゲ一ション装置が起動される。

ステップ S 8 2 周辺デ一タ解凍処理を行う。

ステップ S 8 3 すべての周辺データが解凍されたかどうかを判断する。すべての周辺データが解凍された場合はステップ S 8 4に進み、解凍されていない場合はステップ S 8 に戻る。

ステップ S 8 4 経路案内処理を開始する。

ステップ S 8 5 ルート周辺デ一夕解凍処理を行う。

ステップ S 8 6 すべてのルート周辺デ一夕が解凍されたかどうかを判断する。すべてのルート周辺デ一夕が解凍された場合はステップ S 8 7に進み、解凍されていない場合はステップ S 8 5に戻る。

ステップ S 8 7 オフルートが発生したかどうかを判断する。オフルートが発生した場合はステップ S 8 8に進み、オフルートが発生していない場合は処理を終了する。

ステップ S 8 8 非ル一卜周辺データ解凍処理を行う。

ステップ S 8 9 すべての非ルート周辺データが解凍されたかどうかを判断する。すべての非ルート周辺データが解凍された場合は処理を終了し、解凍されていない場合はステップ S 8 8に戻る。

本実施の形態においては、パソコン 6 1において圧縮処理を行うようになっているが、他の実施の形態においては、情報センタ 6 2において圧縮処理を行うことができる。その場合、情報セン夕 6 2の圧縮処理において、経路案内データが、周辺データと非周辺データとに分割され、該非周辺データがルート周辺データとそれ以外の非ルート周辺データとに細分割され、周辺データ、ルート周辺データ及び非ルー卜周辺データがそれぞれ圧縮率ひ 1 〜ひ 3で圧縮される。ところで、前記第 7の実施の形態においては、経路案内デ一夕が周辺デ一夕と、ルート周辺データと非ルート周辺データとに分割され、周辺データについては、管理へッドに位置情報が付与されて圧縮され、ルート周辺データ及び非ルート周辺データについてはそのまま圧縮されるようになっているが、周辺データについて圧縮しないようにした本発明の第 8の実施の形態について説明する。この場合も、周辺データのデータ量が多く、所定の圧縮条件が成立する場合に、周辺デ一夕について圧縮し、前記デ一夕量が少なく、前記圧縮条件が成立しない場合に周辺データについて圧縮しない。例えば、周辺データを圧縮しないままでバソコン 6 1からナビゲ一シヨン装置 1 4に転送したときの通信所要時間をて 1 とし、周辺デ一夕についての圧縮データの通信所要時間をて 2とし、解凍時間をて 3としたとき、通信所要時間て 1、て 2及び解凍時間て 3が、

て 1 >て 2 +て 3

であるとき、圧縮条件が成立し、 .

て 1≤て 2 +て 3

であるとき、圧縮条件が成立しない。なお、情報センタ 6 2からパソコン 6 1に送信された経路案内データが、記録装置 7 4のハードディスクに記録されるまでの処理は、第 3の実施の形態と同じであるので、説明を省略する。

第 0図は本発明の第 8の実施の形態における一部圧縮処理のサブルーチンを示す図、第 2 1図は本発明の第 8の実施の形態におけるナビゲ一ション装置の動作を示すフローチャートである。

この場合、利用者端末としてのパソコン 6 1 (第 1図）において、 C P U 7 1 の前記圧縮処理手段の一部圧縮処理手段は、一部圧縮処理を行い、前記ハードディスクから経路案内用の情報を表す経路案内データを読み出し、該経路案内デ一夕を、周辺データと非周辺データとに分割し、該非周辺デ一夕をルート周辺デー夕とそれ以外の非ルート周辺データとに細分割する。続いて、前記一部圧縮処理手段は、周辺データについてはそのまま経路案内データによって、ルート周辺デ —夕については経路案内デ一夕を圧縮率 α 2で圧縮して、非ルート周辺データについては経路案内データを圧縮率 α 3で圧縮して、いずれも管理へッダが付加された形式で圧縮デー夕を作成し、一部圧縮デー夕を作成する。このようにして、一部圧縮データが作成されると、前記 C P U 7 1の圧縮デー夕送信処理手段は前記一部圧縮デ一夕を車載装置としてのナビゲーシヨン装置 1 4に転送する。そのために、操作者が、操作部 7 3を操作してナビゲ一シヨン装置 1 4の起動を指令すると、圧縮データ送信処理手段のナビゲ-—ンヨン装置起動処理手段は、ナビゲーシヨン装置起動処理を行い、ナビゲーシヨン装置 1 4の電源を投入してナビゲ一シヨン装置 1 4を起動する。続いて、前記圧縮データ送信処理手段のデータ転送処理手段は、データ転送処理を行い、前記記録装置 7 4のハードディスクから一部圧縮データを読み出し、ナビゲーシヨン装置 1 4に送信する。これに伴って、ナビゲ一シヨン装置 1 4において、 C P U 3 1 (第 2図）の一部圧縮データ記録処理手段は、一部圧縮データ記録処理を行い、一部圧縮デ一夕をフラッシュメモリ 3 0に記録する。

そして、前記一部圧縮デー夕のすべてがフラッシュメモリ 3 0に記録されると、圧縮データ送信処理手段のナビゲーシヨン装置停止処理手段は、ナビゲーション装置停止処理を行い、ナビゲ一シヨン装置 1 4を停止させ、一部圧縮デ一夕を利用可能な状態である待機状態に移行させる。

なお、本実施の形態においては、ルート周辺デ一夕については圧縮率 α 2で、非ルー卜周辺データについては圧縮率 α 3で前記経路案内デ一夕を圧縮するようになっているが、ルート周辺データについては圧縮率 α 2より低い圧縮率 α 1で、非ルート周辺データについては圧縮率 α 3より低い圧縮率 α 2で前記経路案内データを圧縮することもできる。

次に、車両を走行させるときの前記ナビゲ一シヨン装置 1 4の動作について説明する。

まず、車両のィグニッシヨンスィ.ツチがオンにされると、前記ナビゲーシヨン装置 1 4が起動され、現在地検出部としての G P S 2 1によって現在地が検出されるとともに、ジャイロセンサ 2 6によって検出された車両の旋回角に基づいて、自車方位が検出される。

そして、前記 C P U 3 1の前記経路案内処理手段は、経路案内処理を行い、前記フラッシュメモリ 3 0から一部圧縮データを読み出し、周辺データについて、一部圧縮データのうちの圧縮されていない経路案内データに基づいて、表示部 3 5のディスプレイに地図画面を形成し、該地図画面に、現在地、周辺の地図及び自車方位を表示するとともに、現在地の周辺の探索経路を表示し、音声出力部によるメッセージによつて探索経路を音声で運転者に通知して経路案内を行う。このようにして、経路案内が開始されると、前記 C P U 3 1の第 2の解凍処理手段としてのルート周辺データ解凍処理手段は、第 2の解凍処理としてのルート周辺デ一タ解凍処理を行い、ルート周辺データについて、一部圧縮データのうちの圧縮デ一タを解凍して解凍デー夕を作成し、該解凍デ一夕である経路案内デ一夕をデータ記録部 1 6のハードディスクに記録する。そして、前記経路案内処理手段は、すべてのルート周辺データが解凍されたかどうかを判断する。

続いて、すべてのルート周辺データが解凍されると、前記 C P U 3 1のォフル —卜判定処理手段は、オフルート判定処理を行い、現在地を読み込み、現在地及び経路データに基づいて、オフルートが発生したかどうかを判断する。そして、オフルートが発生した場合、前記 C P U 3 1の第 3の解凍処理手段としての非ル ―ト周辺データ解凍処理手段は、第 3の解凍処理としての非ルート周辺データ解凍処理を行い、非ルート周辺データについて、一部圧縮データを解凍して解凍デ —夕を作成し、該解凍データである経路案内データをデータ記録部 1 6のハードディスクに記録する。

この場合、前記非ル一ト周辺データ解凍処理は、前記非ルート周辺データのうちの、探索経路から所定の範囲内のメッシュ内の非ルー卜周辺データについて.行われる。本実施の形態において、前記所定の範囲内のメッシュは、探索経路から所定の距離の範囲内のメ、ソシュにされるが、所定の時間内に解凍することができる経路案内データを含むメッシュにすることができる。

前記 C P U 3 1の再探索処理手段は、再探索処理を行い、すべての非ルート周辺データが解凍されたかどうかを判断し、すべての非ル一ト周辺データが解凍されると、現在地及び非ルー卜周辺データを読み込み、該非ルート周辺データに従つて現在地から探索経路までの経路を再び探索する。

このように、周辺データについては、ィグニッシヨンスィッチがオンにされてナビゲーシヨン装置 1 4が起動されると、解凍処理が行われることなく、経路案内データが読み込まれるので、経路案内データを利用して直ちに車両を走行させることができる。

次に、第 2 0図のフローチャートについて説明する。

ステップ S 3 3 - 1 1 経路案内デ一夕を分割する。

ステップ S 3 3 - 1 2 周辺データであるかどうかを判断する。周辺データである場合はリターンし、周辺デ一夕でない場合はステップ S 3 3 - 1 3に進む。ステップ S 3 3 - 1 3 ルート周辺データであるかどうかを判断する。ルート周辺データである場合はステップ S 3 3— 1 4に、ルート周辺デ一夕でない場合はステップ S 3 3— 1 5に進む。

ステップ S 3 3— 1 4 経路案内デ一タを圧縮率 α 2で圧縮し、リターンする。ステップ S 3 3— 1 5 経路案内デ一夕を圧縮率 α 3で圧縮し、リタ一ンする。次に、第 2 1図のフローチャートについて説明する。

ステップ S 9 1 ナビゲ一ション装置が起動される。

ステップ S 9 2 経路案内処理を開始する。

ステップ S 9 3 ルート周辺データ解凍処理を行う。

ステップ S 9 4 すべてのルート周辺データが解凍されたかどうかを判断する。すべてのルート周辺デ一夕が解凍された場合はステップ S 9 5に進み、解凍されていない場合はステップ S 9 3に戻る。

ステップ S 9 5 オフルートが発生したかどうかを判断する。オフルートが発生した場合はステップ S 9 6に進み、オフルートが発生していない場合は処理を終了する。

ステップ S 9 6 非ルート周辺データ解凍処理を行う。

ステップ S 9 7 すべての非ルート周辺データが解凍されたかどうかを判断する。すべての非ルート周辺データが解凍された場合は処理を終了し、解凍されていない場合はステップ S 9 6に戻る。

本実施の形態においては、パソコン 6 1において圧縮処理を行うようになっているが、他の実施の形態においては、情報セン夕 6 2において圧縮処理を行うことができる。その場合、情報センタ 6 2の圧縮処理において、経路案内データが、周辺データと非周辺デ一夕とに分割され、該非周辺データがルート周辺データとそれ以外の非ルート周辺データとに細分割され、周辺データは圧縮されず、ルート周辺データ及び非ルート周辺データがそれぞれ圧縮率ひ 2 α 3で圧縮される。

ところで、前記第 7、第 8の実施の形態においては、情報センタ 6 2から送信された圧縮データ、一部圧縮デ一夕等をパソコン 6 1のハードディスクにダウンロードした後、圧縮データ、一部圧縮データ等をナビゲーシヨン装置 1 4に転送するようになっているが、他の実施の形態においては、情報センタ 6 2から送信された圧縮デ一タを直接ナピゲ一ション装置 1 4によつて受信することもできる前記各実施の形態においては、記録装置 7 4のハ一ドディスクにダウンロードされた圧縮データ、一部圧縮デ一夕等をナビゲーシヨン装置 1 4に送信することによって、フラッシュメモリ 3 0に記録するようにしているが、本発明の他の実施の形態においては、記録装置 7 4のハードディスクにダウン口一ドされた圧縮データ、一部圧縮データ等を一旦（いったん）メモリカード等に記録し、該メモリカードをナビゲーシヨン装置 1 4のデータ記録部 1 6にセットし、同様にデ一夕記録部 1 6のハードディスク等に記録する。

前記各実施の形態においては、ナビゲーシヨン情報として経路案内データがパソコン 6 1、ナビゲ一シヨン装置 1 4等に送信されるようになっているが、経路の探索が行われなし、場合、ナピゲ一ション情報として地図デー夕だけをパソコン 6 1、ナビゲーシヨン装置 1 4等に送信することができる。その場合、地図デー夕が圧縮される。

前記各実施の形態においては、パソコン 6 1から転送され、又はサーバ 6 3から送信された圧縮データは、フラッシュメモリ 3 0に記録された後、解凍され、角军凍デ一タになってデータ記録部 1 6のハードディスクに記録されるようになつているが、パソコン 6 1から転送され、又はサーバ 6 3から送信された圧縮データを前記ハードディスクに記録し、解凍デ一夕をフラッシュメモリ 3 0に記録することができる。また、前述されたように、データ記録部 1 6には、ハードディスクのほかに、前述されたようなメモリカード等の各種の外部記憶装置をセットすることができるようになっているので、パソコン 6 1から転送され、又はサーバ 6 3から送信された圧縮デ一夕を外部記憶装置に記録し、解凍データをフラッシュメモリ 3 0に言己録することもできる。

ところで、前述されたように、情報センタ 6 2は経路案内データのほかに、交通情報、一般情報、画像情報、音楽情報等の情報をパソコン 6 1に送信することができるようになつている。したがって、操作者は、車両が、例えば、車庫内に収容されているときに、操作部 7 3を操作してハードディスクにダウンロードされた情報をナビゲ一ション装置 1 4に転送し、ナピゲーション処理部 1 7内の、例えば、前記フラッシュメモリ 3 0に言己録することができる。

この場合、前記情報をナビゲーシヨン装置 1 4に転送する際の通信所要時間が長いと、その間、ナビゲ一シヨン装置 1 4の電源を投入しておく必要があるので、前述されたように、ナビゲ一シヨン装置 1 4によって消費される電力が大きくなり、車両に搭載されている前記バッテリに加わる負荷が極めて大きくなつてしまう。

そこで、情報センタ 6 2から送信された情報を圧縮して圧縮デ一夕を作成し、該圧縮データをナビゲ一ション装置 1 4に転送するようにした第 9の実施の形態について説明する。なお、本実施の形態においては、各種の情報のうちの一般情報を圧縮する場合について説明する。

第 2 2図は本発明の第 9の実施の形態におけるパソコンの動作を示すメインフローチャート、第 ₂ 3図は本発明の第 9の実施の形態における圧縮処理のサブル一チンを示す図、第 2 4図は本発明の第 9の実施の形態における解凍処理を行う際のデータ構造を示す図である。

まず、操作者が、例えば、利用者末としてのパソコン 6 1 (第 1図）の操作部 7 3を操作して情報要求を情報提供者としての情報センタ 6 に送ると、該情報センタ 6 2において、サーバ 6 3の前記情報取得処理手段は、情報取得処理を行い、ナビデータデータベース 6 4とは別に配設されたデータベースから一般情報を読み出し、取得する。

続いて、前記サーバ 6 3の前記情報送信処理手段は、情報送信処理を行い、前記情報取得処理手段によって取得された一般情報をパソコン 6 1に送信する。そして、パソコン 6 1において、 C P U 7 1の前記受信処理手段は、受信処理を行い、前記一般情報を受信し、続いて、 C P U 7 1の前記記録処理手段は、記録処理を行い、前記一般情報を記録装置 7 4のハ一ドディスクにダウンロードし、記録する。

ところで、前記各一般情報は、ナビゲーシヨン装置 1 4を起動した後、運転者が直ちに必要とするかどう力、、すなわち、優先的に運転者に提供する必要があるかどうかを表す優先度によって類型化される。したがって、各一般情報を前記ハ一ドディスクに記録する場合、優先度が併せて記録される。

次に、前記 C P U 7 1は、ナビゲ一ション装置 1 4のフラッシュメモリ 3 0 ( 第 2図）のメモリ容量を読み込み、 C P U 7 1の前記圧縮処理手段は、圧縮処理を行い、ダウンロードされた各一般情報を、前記メモリ容量に基づいて、前記フラッシュメモリ 3 0に記録することができるように圧縮する。

そのために、前記圧縮処理手段は、前記ハードディスクから各一般情報を読み出し、該各一般情報を前記優先度に従って、複数の細分割データに分割する。すなわち、前記圧縮処理手段は、第 1の細分割デ一夕としての、優先度が高く、最も優先的に解凍するのが望ましい高優先度データ、第 1の細分割データとしての、優先度が中程度であり、高優先度データに続けても優先的に解凍するのが望ましい中優先度データ、及び第 3の細分割データとしての、優先度が低く、最も非優先的に解凍するのが望ましい低優先度データに分割する。なお、高優先度デ一夕によって、ナビゲーシヨン装置 1 4において優先して取得する必要のある少なくとも一つの情報が構成される。

続いて、前記圧縮処理手段は、高優先度データ、中優先度データ及び低優先度データを圧縮率 α 1〜α 3で圧縮し、管理ヘッダが付加された形式で圧縮デ一夕を作成し、該各圧縮データを記録装置 7 4のフラッシュメモリに記録する。この場合、高優先度データ、中優先度データ及び低優先度データの各圧縮率 α 1〜α 3は互いに異ならせて設定される。高優先度デ一夕については、ナビゲーシヨン装置 1 4において、ィグニッシヨンスィッチがオンにされると直ちに解凍する必要があるので、圧縮率 α 1は低くされ、中優先度データについては、車両の走行を開始した後に解凍すればよいので、圧縮率 α 2は中程度にされ、低優先度デー夕については、車両の走行を開始した後、中優先度デ一夕についての解凍が終了した後に解凍すればよいので、圧縮率 α 3は高くされ、圧縮率 α 1〜ひ 3は、 α 3 < α 2 < α 1

にされる。

なお、前記管理ヘッダは、圧縮データを管理するための情報であり、圧縮デー夕のデータ番号を表す管理 I D、圧縮データの大きさを表すデータサイズ、その他のデータ等から成る。また、高優先度データについての圧縮データのデ一夕量に対するデータサイズは大きく、中優先度デー夕についての圧縮デ一夕のデータ量に対するデ一夕サイズは中程度に、低優先度デー夕のデータ量に対するデー夕サイズは小さくされる。

続いて、前記圧縮処理手段のデータサイズ判定処理手段は、データサイズ判定処理を行い、高優先度データ、中優先度データ及び低優先度データのデータサイズの総和、すなわち、全データサイズを算出し、該全データサイズがフラッシュメモリ 3 0のメモリ容量より大きいかどうかを判断する。そして、全データサイズがフラッシュメモリ 3 0のメモリ容量より大きい場合、前記デ一夕サイズ判定処理手段は、前記圧縮率 α 1〜α 3を変更して高くする。

本実施の形態においては、高優先度デ一夕についても所定の圧縮率 α 1が設定されるようになっているが、他の実施の形態においては、高優先度デ一夕について圧縮されない。

また、本実施の形態においては、全データサイズがフラッシュメモリ 3 0のメモリ容量より大きい場合、前記データサイズ判定処理手段は、前記圧縮率 α 1〜 a 3を変更して高くするようになっているが、全データサイズがフラッシュメモリ 3 0のメモリ容量より大きい場合、圧縮率 α 3だけを高くすることができる。このようにして、圧縮データが作成されると、前記 C P U 7 1の前記圧縮デー夕送信処理手段は、圧縮データ送信処理を行い、前記圧縮データをナビゲーション装置 1 4に転送する。そのために、操作者が、操作部 7 3を操作してナビゲーション装置 1 4の起動を指令すると、圧縮データ送信処理手段のナビゲーション装置起動処理手段は、ナビゲーシヨン装置起動処理を行い、ナビゲーシヨン装置 1 4の電源を投入してナビゲ一シヨン装置 1 4を起動する。続いて、前記圧縮デ —タ送信処理手段のデータ転送処理手段は、データ転送処理を行い、前記記録装置 7 4のフラッシュメモリから圧縮データを読み出し、ナピゲ一ション装置 1 4 に転送する。これに伴って、ナビゲーシヨン装置 1 4において、 C P U 3 1の前記圧縮データ記録処理手段は、圧縮デ一夕記録処理を行い、圧縮データをフラッシュメモリ 3 0に言己録する。

そして、前記圧縮デ一夕のすべてがフラッシュメモリ 3 0に記録されると、圧縮データ送信処理手段のナビゲ一シヨン装置停止処理手段は、ナビゲ一シヨン装置停止処理を行い、ナビゲーシヨン装置 1 4を停止させ、圧縮データを利用可能な状態である待機状態に移行させる。

このように、パソコン 6 1からナビゲーシヨン装置 1 4に一般情報を転送するに当たり、一般情報が優先度に従って圧縮され、圧縮データが作成されるので、圧縮デー夕のデータサイズを小さくすることができる。

したがって、通信所要時間が十分に短くなるので、ナビゲ一シヨン装置 1 4の電源を投入しておく時間を十分に短くすることができ、ナビゲ一シヨン装置 1 4 によって消費される電力が一層小さくなる。その結果、車両に搭載されているバッテリに加わる負荷を一層小さくすることができる。

まず、車両のィグニッシヨンスィッチがォンにされると、前記ナピゲ一ション装置 1 4が起動され、 G P S 2 1によって現在地が検出されるとともに、ジャィ口センサ 2 6によって検出された車両の旋回角に基づいて、自車方位が検出される。

次に、前記 C P U 3 1の第 1の解凍処理手段としての図示されない高優先度デ一夕解凍処理手段は、第 1の解凍処理としての高優先度データ解凍処理を行い、高優先度データについて優先して圧縮データを解凍する。このようにして、高優先度データについての解凍が終了され、第 2 4図に示されるように、解凍データが作成され、車両の走行が開始されると、前記 C P U 3 1の第 2の解凍処理手段としての図示されない中優先度データ解凍処理手段は、第 2の解凍処理としての中優先度データ解凍処理を行い、中優先度データについての解凍が終了されると、前記 CPU 3 1の第 3の解凍処理手段としての図示されない低優先度データ解凍処理手段は、第 3の解凍処理としての低優先度データ解凍処理を行い、低優先度データについて圧縮データを解凍する。

このようにして圧縮データが解凍されると、前記第 1〜第 3の解凍処理手段は、解凍デ一夕をフラッシュメモリ 30に記録する。

なお、高優先度データを解凍する速度、すなわち、解凍速度は、圧縮率ひ 1が圧縮率 _α 2より低い分だけ中優先度デ一夕の解凍速度より高く、中優先度デ一夕の解凍速度は、圧縮率 α 2が圧縮率 α 3より低い分だけ低優先度データの解凍速度より高くなる。

次に、第 22図のフローチャートについて説明する。

ステップ S 10 1 一般情報をダウンロードする。

ステップ S 102 ナピゲ一ション装置 14のフラッシュメモリ 30のメモリ容星を g冗み；^む。

ステップ S 103 圧縮処理を行う。

ステップ S 1 04 ナビゲ一ション装置 14'を起動する。

ステップ S 105 圧縮データを転送する。

ステップ S 106 ナビゲ一シヨン装置 14を停止し、処理を終了する。

次に、図 23のフ口一チヤ一卜について説明する。

ステップ S 103— 1 一般情報を分割する。

ステップ S 1 03-2 高優先度データであるかどうかを判断する。高優先度デ —夕である場合はステップ S 103— 4に、高優先度デ一タでない場合はステツプ S 103— 3に進む。

ステップ S 103-3 中優先度データであるかどうかを判断する。中優先度デ一夕である場合はステップ S 103— 5に、中優先度データでない場合はステツプ S 103— 6に進む。

ステップ S 103-4 圧縮率 α 1で圧縮する。

ステップ S 103-5 圧縮率ひ 2で圧縮する。

ステップ S 103-6 圧縮率 α 3で圧縮する。

ステップ S 1 03-7 全データサイズがフラッシュメモリ 30のメモリ容量より大きいかどうかを判断する。全デ一夕サイズがフラッシュメモリ 3 0のメモリ容量より大きい場合はステップ S 1 0 3— 8に進み、全データサイズがフラ'ソシュメモリ 3 0のメモリ容量以下である場合はリタ一ンする。

ステップ S 1 0 3 - 8 圧縮率 α 1〜α 3を高くし、ステップ S 1 0 3— 2に戻る。

前記各実施の形態においては、利用者端末としてパソコン 6 1を使用し、該パソコン 6 1において情報取得処理、圧縮処理、圧縮データ送信処理等を行うようになっているが、利用者端末として自宅に設置されたホームサーバを使用し、該ホームサーバにおいて前記情報取得処理、圧縮処理、圧縮データ送信処理等を行うこともできる。

この場合、前記ホームサ一バとは、外部から情報を取得したり、取得した情報を蓄積したり、蓄積した情報を利用者の要求に応じて管理 ·編集したりするものであり、更に、外部装置、例えば、ノ、 °ソコン、携帯電話、 P D A. ナビゲ一ション装置等に対して情報を送信することもできる。

なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。産業上の利用可能性

この発明は、ナビゲーシヨン情報に基づいて車両を走行させるためのナビゲーションシステムに利用することができる。

Claims

請求の範囲

1 . 優先度に基づいて分割された複数の情報のうち、少なくとも一つの情報を前記優先度に基づいて圧縮して圧縮デー夕を作成する圧縮処理手段と、前記圧縮デ一夕をナビゲ一ション装置に送信する圧縮データ送信処理手段とを有することを特徴とするナピゲ一ションシステム。

2 . ナビゲーシヨン情報のうちの、車両の走行起点に近い地域の周辺データ、及びそれ以外の非周辺データのうちの少なくとも非周辺データを圧縮して圧縮デ一夕を作成する圧縮処理手段と、前記圧縮データをナビゲーシヨン装置に送信する圧縮データ送信処理手段とを有することを特徴とするナビゲーシヨンシステム。

3 . ナピゲ一ション情報を受信する受信処理手段と、ナピゲ一ション情報のうちの、車両の走行起点に近い地域の周辺データ、及びそれ以外の非周辺データのうちの少なくとも非周辺データを圧縮して圧縮デ一タを作成する圧縮処理手段と、圧縮データをナビゲ一ション装置に送信する圧縮データ送信処理手段とを有することを特徴とする利用者端末。

4 . ナビゲーシヨン情報のうちの、車両の走行起点に近い地域の周辺データ、及びそれ以外の非周辺デ一夕のうちの少なくとも非周辺デ一タを圧縮して圧縮デ一夕を作成する圧縮処理手段と、前記圧縮データを利用者端末に送信する圧縮デ一夕送信処理手段とを有することを特徴とするナビゲーションシステム。

5 . ナビゲーシヨン情報のうちの、車両の走行起点に近い地域の周辺データ、及びそれ以外の非周辺デー夕のうちの少なくとも非周辺デー夕を圧縮して作成された圧縮データを受信する受信処理手段を有することを特徴とするナビゲーション

6 . 前記ナビゲ一シヨン情報のうちの、車両の走行起点に近い地域の周辺デ一夕、及びそれ以外の非周辺デ一タのうちの少なくとも非周辺デ一タを圧縮して作成された圧縮データを受信する受信処理手段を有する請求項 2に記載のナピゲーシ

3

7 . 前記ナビゲーシヨン情報のうちの、車両の走行起点に近い地域の周辺データ、及びそれ以外の非周辺データのうちの少なくとも非周辺デ一タを圧縮して作成された圧縮デ一タを受信する受信処理手段を有する請求項 4に記載のナピゲーシ

8 . 前記非周辺デー夕は、複数の細分割デ一夕に分割される請求項 2又は 4に記載のナビゲーションシステム。

9 . 前記細分割データは、探索経路に近い地域のルート周辺データ、及びそれ以外の非ルート周辺データである請求項 8に記載のナピゲ一シヨンシステム。

1 0 . 前記圧縮処理手段は、周辺データ、ルート周辺データ及び非ルート周辺デ —夕ごとに異なる圧縮率で圧縮する請求項 9に記載のナピゲ一シヨンシステム。

1 1 . 前記ルート周辺データの圧縮率は周辺データの圧縮率より高く、非ルート周辺データの圧縮率はルート周辺データの圧縮率より高くされる請求項 1 0に記載のナビゲ一ションシステム。

1 2 . 前記周辺データが圧縮されている場合、周辺デ一夕について優先して圧縮データを解凍する解凍処理手段を有する請求項 2、 4又は 6に記載のナピゲーシ

1 3 . 前記周辺データが圧縮されている場合、周辺データについて優先して圧縮デ一タを解凍する解凍処理手段を有する請求項 5に記載のナピゲ一ション装置。

1 4 . ナビゲーシヨン情報のうちの、車両の走行起点に近い地域の周辺デ一夕、及びそれ以外の非周辺デー夕のうちの少なくとも非周辺データを圧縮して圧縮デ一夕を作成する圧縮処理手段と、前記圧縮データをナビゲ一シヨン装置に送信する圧縮データ送信処理手段と、周辺デ一夕が圧縮されている場合、周辺デ一夕について優先して圧縮デ一夕を解凍する解凍処理手段とを有することを特徴とするナビゲーションシステム。

1 5 . ナビゲ一シヨン情報のうちの、車両の走行起点に近い地域の周辺デ一夕、探索経路に近い地域のル一ト周辺データ、及びそれ以外の非ルー卜周辺データのうちの少なくとも非周辺デー夕を圧縮して圧縮デ一タを作成する圧縮処理手段と、前記圧縮データをナビゲ一シヨン装置に送信する圧縮データ送信処理手段と、周辺データが圧縮されている場合、周辺データについて優先して圧縮データを解凍する解凍処理手段とを有することを特徴とするナビゲ一ションシステム。

1 6 . 前記ナビゲーシヨン情報は地図データである請求項 2、 4又は 6に記載のナビゲーションシステム。

1 7 . 前記ナピゲ一ション情報は少なくとも探索経路を表す経路データを含む経路案内データである請求項 2、 4又は 6に記載のナピゲ一シヨンシステム。

1 8 . 前記圧縮処理手段は、周辺データ及びそれ以外の非周辺データを圧縮する請求項 2、 4又は 6に記載のナピゲ一シヨンシステム。

1 9 . 前記圧縮処理手段は非周辺データだけを圧縮する請求項 2、 4又は 6に記載のナピゲ一シヨンシステム。

2 0 . 前記圧縮処理手段及び圧縮データ送信処理手段は利用者端末に配設され、前記圧縮処理手段は情報提供者から送信されたナビゲーシヨン情報を圧縮し、圧縮データ送信処理手段は圧縮データをナビゲーション装置に送信する請求項 2又は 6に記載のナビゲーションシステム。

1 . 前記圧縮処理手段及び圧縮データ送信処理手段は情報提供者のサーバに配設され、前記圧縮データ送信処理手段は圧縮データを利用者端末に送信する請求項 2又は 6に記載のナビゲ一ションシステム。

2 2 . 前記圧縮処理手段及び圧縮データ送信処理手段は情報提供者のサーバに配設され、前記圧縮デ一夕送信処理手段は圧縮データをナビゲ一シヨン装置に送信する請求項 2又は 6に記載のナビゲーションシステム。

2 3 . 前記解凍処理手段は、車雨のィグニッシヨンスィッチがォンにされると、まず、周辺データを解凍し、続いて、非周辺データを解凍する請求項 1 2に記載のナビゲ一ションシステム。

2 4 . 前記解凍処理手段は、周辺デ一夕を解凍し、車両のィグニッシヨンスィッチがオンにされた後に非周辺データを解凍する請求項 1 1に記載のナビゲ一ショ

2 5 . 前記解凍処理手段は、周辺デ一夕を解凍し、車両のィグニッシヨンスイツチがオンにされた後にル一卜周辺データを解凍する請求項 1 5に記載のナビゲーションシステム。

2 6 . 前記解凍処理手段は、車両の走行が開始された後に非ルート周辺デ一タを解凍する請求項 1 5に記載のナビゲーションシステム。

2 7 . 現在地を検出する現在地検出部を有するとともに、前記解凍処理手段は、現在地及び圧縮デー夕に付与された位置情報に基づいて、周辺デー夕であるかどうかを判断する請求項 1 2に記載のナビゲーシヨンシステム。

2 8 . 現在地を検出する現在地検出部を有するとともに、前記解凍処理手段は、現在地及び圧縮データに付与された位置情報に基づいて、周辺データであるかどうかを判断する請求項 1 5に記載のナビゲーシヨンシステム。

2 9 . 前記解凍処理手段は、現在地が更新されるのに伴って、現在地に近い領域の非周辺データについて圧縮データを順次解凍する請求項 1 に記載のナビゲーションシステム。

3 0 . 前記解凍処理手段は、現在地が更新されるのに伴って、現在地に近い領域の非周辺データについて圧縮データを順次解凍する請求項 1 5に記載のナビゲ一ションシステム。

3 1 . 前記優先度は、ナビゲーシヨン装置において前記情報を提供する際の優先度であり、該優先度に対応させて情報の圧縮率が設定される請求項 1に記載のナピゲ一ションシステム。

3 2 . コンピュータを、優先度に基づいて分割された複数の情報のうち、少なくとも一つの情報を前記優先度に基づいて圧縮して圧縮データを作成する圧縮処理手段、及び前記圧縮データをナビゲーシヨン装置に送信する圧縮データ送信処理手段として機能させることを特徴とする情報記録方法のプログラム。

3 3 . コンピュータを、ナピゲーション情報のうちの、車両の走行起点に近い地域の周辺データ、及びそれ以外の非周辺デ一タのうちの少なくとも非周辺データを圧縮して圧縮データを作成する圧縮処理手段、並びに前記圧縮データをナビゲ —ション装置に送信する圧縮データ送信処理手段として機能させることを特徴とする情報記録方法のプログラム。