JP2001034889A - 地図情報放送の送受信システム - Google Patents

地図情報放送の送受信システム

Info

Publication number
JP2001034889A
JP2001034889A JP11208619A JP20861999A JP2001034889A JP 2001034889 A JP2001034889 A JP 2001034889A JP 11208619 A JP11208619 A JP 11208619A JP 20861999 A JP20861999 A JP 20861999A JP 2001034889 A JP2001034889 A JP 2001034889A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
map
information
broadcast
data
mobile
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11208619A
Other languages
English (en)
Inventor
Takaaki Yamada
隆亮 山田
Shuji Kitazawa
修司 北澤
Naoyuki Koga
尚之 古賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP11208619A priority Critical patent/JP2001034889A/ja
Publication of JP2001034889A publication Critical patent/JP2001034889A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Instructional Devices (AREA)
  • Navigation (AREA)
  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の放送型の移動体通信情報サービスにおい
ては、特殊な設備を要することからサービス提供地域限
定されると共に、大容量配信データができなかった。従
来の対話型の移動体通信情報サービスは、移動体におけ
る装置が複雑であると共に、接続手続きの送受信が必要
なことからリアルタイム性に欠けているという問題点が
あった。 【解決手段】携帯電話等のセルラ型の移動体通信インフ
ラにおいて、セル毎にその地域の地図情報を常時データ
放送する。複数チャネルの内の通信空きチャネルを活用
する。移動機は常時そのデータを受信して所在地の地図
情報に更新し続ける。利用者が操作すると、所在地周辺
の地図をいつでも見る事ができる。移動機は広い地域の
地図情報を記憶保持する必要がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車・鉄道・船
舶・航空機・人等の移動体とセンター局とが移動体の地
図情報や移動経路に関する情報を通信する移動体通信サ
ービスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カーナビなどの移動体通信端末で
地図上の位置を特定するサービスや渋滞情報のサービス
が行われていた。しかし、従来のほとんどのカーナビで
は、地図情報は個別に蓄積メディア(CD−ROMな
ど)で提供され、地図の更新はメディアの書換え、或い
は、交換をしなければならなかった。このため、最新情
報を集中管理し、これを受信設備を持った移動体(自動
車、モバイル機器など)に配信する移動体通信情報サー
ビスが注目されている。移動体通信情報サービスには、
クライアントからの要望に応じて情報配信する対話型サ
ービスと、一方的に配信された情報をクライアントが受
信する放送型サービスがあった。
【0003】放送型サービスの一例として、特開平10
−163907(FM多重放送受信装置、受信方法およ
びカーナビゲーションシステム)によると、道路交通情
報通信システム(VICS:Vehicle Information and
Communication System)のサービスについての概要説明
がある。「近年、渋滞情報などの道路交通情報を移動体
通信システムを用いて個々の車両に提供する道路交通情
報通信システム(VICS:Vehicle Information and
Communication System)のサービスが開始された。この
システムによって提供されるVICS情報は、現在、F
Mデータ多重放送、光ビーコンおよび電波ビーコンの3
つの通信手段によって供給されるようになっている。F
Mデータ多重放送(FM多重放送または多重放送)は、
いわゆる「見えるラジオ」として用いられている放送手
段であり、FM放送の1チャンネルとして割り当てられ
ている放送帯域(100kHz)の副搬送波(サブキャ
リア:中心周波数76kHz)を用いて16kbps程
度(誤り符号も含めて)の速度でデータを放送できるよ
うになっている。従って、既存のFMラジオ局の設備を
用いることにより、FM放送の電波が届く範囲であれば
自動車が何処にいてもVICS情報を提供することがで
き、非常に広い範囲をカバーすることができる。また、
ユーザー側も、FM電波が届けばその場でVICS情報
を受けることができる。このため、FM多重放送は、光
ビーコンあるいは電波ビーコンと比較すると通信速度が
低いという点では劣るが、他の面ではVICS情報の優
れた伝達手段である。VICSサービスでは、文字によ
る情報提供(レベル1)、簡易図形による情報提供(レ
ベル2)および地図上の注記情報による情報提供(レベ
ル3)が考えられており、いずれの情報(以降において
はVICS情報)も液晶表示装置などの表示画面を介し
てユーザーに提供できるようになっている。」従来の放
送型サービスにおいては、高価な設備を要することから
サービス提供地域が限定されると共に、地図データのよ
うな大容量データを放送できなかったため、渋滞情報や
駐車場空き情報など地図上に表示すべき注記情報のみの
放送にとどまっていた。
【0004】一方、対話型の移動体通信情報サービスに
ついては、特開平11−160084(ナビゲーション
情報受信装置)、特開平11−164366(移動体通
信網を活用したナビゲーションシステム)において、次
のような技術が開示されている。特開平11−1600
84によると、ナビゲーション情報受信装置は、「広範
囲の地図データを提供できるデータベースを構築し、そ
の地図データの一部を使用者がインターネットを利用し
て受信し、携帯するPCのハードディスクにダウンロー
ドして使用する新規なナビゲーションシステムを前提と
する。このシステムであれば、ハードディスクの容量が
小さくても、必要な地図データを随時受信してハードデ
ィスクにダウンロードすれば済むので、あたかも大容量
のハードディスクを搭載したPCと同様のナビゲーショ
ンサービスを利用できる。インターネットを利用して地
図データを分配することにより、ハードディスク容量の
小さい携帯用パーソナルコンピュータでも広範囲のナビ
ゲーションサービスを受けることが可能なナビゲーショ
ン情報受信装置を提供することを目的としている。携帯
型パーソナルコンピュータのハードディスクにダウンロ
ードするナビゲーション情報をインターネットを通して
受信する装置であって、前記インターネットを介して前
記ナビゲーション情報を受信するモデムブロックと、G
PSシステムのGPSデータを受信するGPSブロック
とを備え、前記モデムブロックと前記GPSブロックと
を同じPCカードに内蔵させた携帯型パーソナルコンピ
ュータ用のナビゲーション情報受信装置で達成でき
る。」 特開平11−164366によると、移動体通信網を活
用したナビゲーションシステムは、「被案内者が入力す
る位置情報および命令情報より、情報を提供する。より
具体的には、被案内者が入力する情報に応じて、位置を
確定する手段、及び付加情報を提供する手段を有し、被
案内者の目的に応じこれらの情報を演算及び融合する手
段と、被案内者を目的地までナビゲーションし、具体的
には、被案内者の位置情報を監視する手段と、目的地ま
で継続して情報を提供する手段を含み、情報提供者が情
報を更新できることを特徴とする。ここで、提供する情
報を、位置を確定する地図情報データベースと、情報提
供者が提供する付加情報データベースに分け、これらの
情報を演算及び融合し、被案内者に提供している。この
ため、被案内者の目的に応じた情報を提供でき、被案内
者の位置情報を監視し、目的地まで継続して情報を提供
し、提供する付加情報を、情報提供者が随時更新する。
このため、リアルタイムで最新の情報提供ができ、提供
する情報の価値を高めることができる。」 特開平11−160084のナビゲーション情報受信装
置や、特開平11−164366の移動体通信網を活用
したナビゲーションシステムのような、従来の対話型サ
ービスにおいては、必要な情報の種類を移動体側から指
定することにより通信が始まるため、回線接続手続きが
必要であり、移動体における装置が複雑であると共に、
接続手続きの時間が必要なことからリアルタイム性に欠
けていた。
【0005】対話型と放送型を組み合わせたサービスと
して、例えば、特開平10−224291(移動体通信
装置)がある。特開平10−224291によると、移
動体通信装置は、「クライアント/サーバシステムを利
用し、クライアント側である各車両が自車位置を測位し
たデータを携帯電話回線を通じてサーバ側である情報提
供機関または業者に送り、サーバ側では、必要な地図情
報や交通情報などをデジタル通信衛星放送波を通じてク
ライアント側に送信し、クライアント側ではそのデータ
を受信して表示装置上に表示するようにしたものであ
る。また、サーバ側では、それぞれ位置情報を送ってき
たクライアント車両に対し、例えばインターネットのI
Pアドレス毎に管理可能な車両の場合には、公開鍵など
の技術により個別の車両向けの特定情報として配信する
ことができる。これにより、上り回線については従来通
りの携帯電話回線を利用し、下り回線はデジタル通信衛
星放送波を利用した大容量情報を瞬時に受け取ることが
可能となる。」特開平10−224291の移動体通信
装置では、デジタル通信衛星放送波の回線接続手続きが
必要であり、移動体における装置が複雑であると共に、
リアルタイム性に欠けていた点において、従来の対話型
サービスの欠点を残したままであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】カーナビ・モバイルコ
ンピュータ等の移動環境下で地図情報の簡便な利用環境
を提供する事は重要である。しかし、移動環境下で地図
情報・空間情報を扱う場合には以下の様な固有の事情が
伴う。一般に利用者が望む地図・空間情報の全体情報量
は巨大である。しかし、利用者が1回に利用する情報量
は、相対的に少ない。かつ、利用者の所在地(居る場
所)周辺の地図情報のニーズが高い。移動機の記憶媒体
にのみ情報源を依存するのでは、利用者が希望する無限
の情報ニーズに対応仕切れない。利用者が希望する時に
ネットワークから情報を受信するのでは十分な表示応答
速度を確保出来ない。
【0007】このような移動体通信情報サービスにおい
て、地図情報のような大容量データの通信を行う際の従
来の課題をまとめると、次のようになる。従来の放送型
の移動体通信情報サービスにおいては、特殊な設備を要
することからサービス提供地域限定されると共に、大容
量配信データができないことであった。従来の対話型の
移動体通信情報サービスは、移動体における装置が複雑
であると共に、接続手続きの送受信が必要なことからリ
アルタイム性に欠けているという問題点があった。
【0008】本発明の目的は、移動体にとって必要な地
図情報を一方的に放送する通信チャネルを移動体に提供
することである。本発明の更に別の目的は、移動体の装
置と受信手続きを簡易化することである。ここでいう地
図情報は、ベースとなる道路や街区を記載した電子地図
データに、渋滞情報や駐車場空き情報などの最新情報を
加えたものをいう。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は次のような手
段によって達成される。本発明の望ましい実施形態にお
いては、携帯電話等のセルラ型の移動体通信インフラに
おいて、セル毎にその地域の地図情報を常時データ放送
する。複数チャネルの内の通信空きチャネルを活用す
る。移動機は常時そのデータを受信して所在地の地図情
報に更新し続ける。利用者が操作すると、所在地周辺の
地図をいつでも見る事ができる.移動機は広い地域の地
図情報を記憶保持する必要がない。
【0010】以上の手段により、移動体にとって必要な
地図情報を一方的に放送する通信チャネルを移動体に提
供することができる。また、移動体の装置と受信手続き
を簡易化することができるため、本発明の目的が達成さ
れる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明をカーナビゲーションシス
テムに応用した場合を第1の実施例、また、携帯電話に
応用した場合を第2の実施例、更に衛星放送に応用した
場合を第3の実施例として、それぞれ説明する。
【0012】まず、既存の技術を用いた通信の基本的な
実現可能性について説明する。
【0013】(1)既存技術での通信速度の例 セルラー方式におけるデジタル移動通信網は、無線基地
局と交換局から構成される。電話機に電波を発信し、ま
た電話機からの電波の受信を行うのが無線基地局とい
う。ひとつの無線基地局がもつ電波の発着ゾーンをセル
(Cell:細胞)とよび、サービスエリアは、多数のセル
によってカバーされる。一方、現在のセル半径は1.5
km〜数kmである。PHS(Personal Ha
ndy Phone)方式の場合は、マイクロセルで1
00m〜数100mである。
【0014】通信速度について、デジタル携帯電話では
9.6Kbpsが上限となっていたが、例えば、CDM
A(Code Multiple access:符号分割多元接続)方式の
データ通信速度は、1.25MHzという広帯域無線信
号を使用するため、高速データ通信に対して柔軟な対応
ができる。つまり、多数のチャネルが同じ周波数を使用
するため、比較的容易に高速データ通信に対応できる。
また、初期システムにおいて、14.4Kbpsのデー
タ伝送が可能であり、64Kbps以上においても段階
的な機能拡張が可能である。
【0015】100MBの地図データを送った場合、移
動体無線の現在の商用ベース技術で64Kbps、約3
時間半を要する。1998年10月13日発表の郵政省
通信政策「国際電気通信連合(ITU)における最近の
標準化動向」によると、IMT2000では2GHz帯
の周波数を利用することで、2Mbpsの速度も容易に
実現可能とされる。この場合は約7分で100MBを転
送しうる。仮に64Kbpsの転送速度を用いるとすれ
ば、1秒間で8MBのデータ転送が可能である。
【0016】(2)既存技術での地図データの例 一方、地図データは国土庁の発行する数値地図(京都
市)を例に挙げると、約50レイヤ、約500MB(非
圧縮)である。これを圧縮すると約40MB(LZH方
式)にまで圧縮可能である。この全域は、1.5km*
2kmのメッシュに区切られ、メッシュ約220個で構
成しており、1メッシュ当り約2.3MB(非圧縮)で
ある。なお、各レイヤには、政区域・海岸線、街区、道
路中心線、鉄道・駅といった情報の種類ごとにデータが
格納されている。
【0017】(3)地図データ放送時の通信容量の例 上記京都市の場合、非圧縮全データ(500MB)を6
4Kbpsで丸々50チャネルで放送した場合、1チャ
ネルの1.25秒受信により10MB(1レイヤ相当)
転送可能である。圧縮データ(40MB)の場合、5チ
ャネル(1チャネル10レイヤ相当)を各1秒で受信可
能である。既存のデータ、既存の通信方法を用いて、レ
イヤの一部、あるいはすべてを必要に応じて、リアルタ
イムに受信することができる。
【0018】さらに、地域を細かく区切って、セル7つ
分相当(半径5km前後)のエリア、(あるいはメッシ
ュ25個前後のエリア)に区分した地図について放送す
ることで、通信チャネルの節約が可能である。上記地図
データは、メッシュ25個で57.5MB(圧縮して
4.6MB)の容量である。一度に送信することも容易
に可能であり、セルごとに差分のみを送信してもよい。
【0019】以上の基本設計に基づいて、地図放送の送
受信システムの実施例を具体的に以下で説明する。
【0020】図2は、従来技術におけるセルラー移動通
信網の説明図である。
【0021】移動局201がゾーン202に入った知ら
せが、ゾーン202を構成する1台以上の基地局203
に届く。移動局201の位置は固定網接続機204を介
して、有線回線網205に接続された管理センター20
6に登録される。移動局201への通信が必要になり、
呼び出しを行う場合、管理センター206に登録された
位置情報に基づいて、所定のゾーン202にある基地局
203から移動局201を呼び出す。ゾーンは地域(あ
るいは全国)を網羅しており、概念的には図2(c)に
示すような特定のエリアを構成する。
【0022】図1は、第1の実施例における地図放送送
受信システムの全体構成図である。
【0023】図1で、地図情報放送局101は、広域地
図データあるいは全国地図データ102を保持し、有線
回線網103につながっている。地図情報放送局101
は回線網103、固定網接続機104を介して、各ゾー
ンを構成する基地局に対して、地域地図を配信する。ゾ
ーンA105には地域地図A106、ゾーンB107に
は地域地図B108を配信する。基地局109、基地局
110、基地局111には、地図放送送信機112を配
置し、地図放送を行う。地図放送は、地域地図データを
レイヤ別に分けて複数のチャネルで無線配信する。移動
局113は地図放送受信機114を持ち、所望のチャネ
ルを画面に表示することができるし、複数のチャネルを
重ね合わせて表示してもよい。
【0024】広域地図データ102は、複数の地域に分
けて管理する。ひとつの地域は、ひとつのゾーンとその
周辺のゾーンを核としたエリアである。例えば、地域地
図Aは、ゾーンAとその周辺のゾーンの地図データから
構成する。
【0025】ここで、上記地図放送は受信局113の存
在とは別に一方的に放送している。すなわち、移動局1
13の位置がどの場所にあろうとも、ゾーン内に移動局
がなかろうと、ゾーンA105では地域地図A106を
配信し、ゾーンB107では地域地図B108を配信す
る。衛星放送やTV地上波のように、配信は不特定多数
に行っている。
【0026】図3は、移動局がゾーン間を移動したとき
の地域地図情報の切り替え方法を説明する図である。
【0027】図3(a)は、初めにゾーンA105にい
た移動局113aが、ある時ゾーンB107に入った時
の状態を想定した説明図である。このとき、基地局10
9、基地局110、基地局111、地図情報放送局10
1側は移動局の位置に関わりは無く、各ゾーンで必要と
なる地域地図106あるいは地域地図107を配信して
いる。
【0028】図3(b)に、地域地図A106とゾーン
A105の地理的位置関係の概念図を示す。移動局11
3aが移動後(113b)、ゾーンB107に入ると地
域地図B108が放送されている。移動局113bは、
地域地図B108の中から、地域地図A106との差分
(ゾーン3つ分)だけを取り入れてもいいし、丸々入れ
替えることもできる。ここでは簡単化のために、あるゾ
ーンの地域地図をそのゾーンの地図と周辺ゾーンの地図
の集合という形で表現したが、ゾーンの面積などを踏ま
え、より広域の地図を割り当ててもよい。
【0029】図4は、地図放送の送信機の構成図であ
る。地図情報放送局101から送られてきた地域地図デ
ータは、有線回線網103、固定網接続機104、基地
局を介して、地図更新ユニット401に入る。地図更新
ユニット401は送信されてきたデータと現在の地図メ
モリ402の内容と比較して、差分を地図メモリ402
に格納、更新する。圧縮の必要なデータはここで圧縮し
てもよい。地図情報送信ユニット403は、このデータ
を暗号器404にかけて、スクランブルする。このデー
タをレイヤごとに多重化処理405しながら変調器40
6を通す。フィルタ407で整形し、発信機408を通
して放送を行う。
【0030】図5は、地図放送の受信機の構成図であ
る。なお、この実施例では、移動局を自動車と想定して
おり、図5は、地図放送受信機付のカーナビゲーション
システムへの応用形態である。
【0031】地図放送発信機(図4)から放送されてき
た信号はアンテナ501からチューナ502に入る。こ
の時、選局ユニット503により所定のキャリア周波数
の信号のみを取り込む。なお、選局のためのチャネルは
選局メモリ504に格納しておく。放送信号はフィルタ
505を介して復調器506で復調される。多重放送検
出ユニット507で多重放送を検出し、復号器508で
スクランブル解除すると共に、各チャネルに別れて入っ
ているレイヤ情報を抽出し、地図情報再構成ユニット5
09で地域地図データに変換する。圧縮されているデー
タはここで解凍してもよい。地域地図データは地図メモ
リ510に書き込む。ナビユニット511の指示によ
り、地図メモリ510から地域地図データを取り出し、
描画ユニット512を介してLCD(液晶ディスプレ
イ)513に表示する。機能ボタンを使ってユーザはナ
ビユニット511の操作、放送チャネル選択、表示地図
の制御ができる。ナビユニットはGPS515、地図C
Dユニット516とも連動し、GPS515センサ入力
に基づく現在位置を重ねて表示したり、地図CDユニッ
ト内のCD−ROMからデータを読み込んで、これを地
図メモリ510のデータと重ねて表示することができ
る。
【0032】本発明の第2の実施例として、携帯電話な
どのモバイル機器に適用した場合について説明する。第
2の実施例のモバイル機器は一般に第1の実施例で説明
したカーナビと比べて、地図放送の送受信に必要な設備
はほぼ同等である。
【0033】複数のユーザが、無線伝送路を共有して同
時に通信を行なう方法を多元接続(マルチプルアクセ
ス)といい、周波数あるいは時間で無線チャネルを分割
する方式をそれぞれFDMA(周波数分割多元接続)、
TDMA(時分割多元接続)と呼ぶ。また、各ユーザに
拡散符号を割り当てることにより多重化する方式があ
り、これをCDMA(符号分割多元接続)と呼ぶ。
【0034】現在の商用ベースのセルラ電話のマルチチ
ャネルはチャネルをダイナミックにユーザに割り当てて
使っている。例えば、マルチプルアクセスをTDMA方
式で行っている場合、時間軸上は使っていない時間帯、
チャネルが所々、時々に生じる。一方、地図データは、
ユーザに現地周辺データを常に放送して送っておけば、
いざユーザが欲した時にすぐ使える。空きチャネルに地
図を放送しておき、通常の通信をしていない移動局がこ
の放送を検出し、常時最新地図データを受信更新すれば
いつも地元の地図を保有できる。ただし、音声通信待機
中の地図データ放送受信については、現状技術の電源で
はその容量保持上の観点から、常時受信とすることは困
難である。しかし、外部操作による切り替えスイッチを
付けることで、受信期間を限定する方法を用いてもよ
い。
【0035】本発明の第3の実施例として、衛星放送に
適用した場合について説明する。第1の実施例で説明し
たカーナビ、第2の実施例のモバイル機器と、衛星放送
の場合でも基本的な設備はほぼ同等である。現行の動画
像配信チャネルの一つ、あるいは複数を用いることによ
り、地図情報放送が容易に実現できる。地上波TV放送
やケーブルTVなどでも地図情報放送は容易に実現でき
る。
【0036】
【発明の効果】本発明により、移動体にとって必要な地
図情報を一方的に放送する通信チャネルを移動体に提供
すること、および移動体の装置と受信手続きを簡易化す
ることである。更に、放送を主体的に行う送信側ユーザ
に対して、一般に次のような効果がある。
【0037】(1)移動局に対して、地図自体を送るこ
とができる。
【0038】(2)全部送ると容量、通信コストが大変
な場合は、場所を考えて、必要なものを送ることができ
る。
【0039】(3)代金を払っていない人に読まれては
困る場合などは、暗号化して送ることができる。(4)
既存のセルラ移動体通信の空きチャネルを活用して、少
ない投資コストで実現できる。
【0040】また、放送を受信する移動局利用者にとっ
て一般に次のような効果がある。
【0041】(1)移動局の場所、希望するチャネルの
選択などにより受信する情報を必要なものだけに絞れ
る。移動局に、地図情報を記憶させる記憶媒体容量を少
なく出来る。また、対話型受信と比べ、受信の手続きが
簡便化、高速化され、移動局の設備に複雑なものが必要
なくなる。通信に必要な時間も短縮できる。
【0042】(2)移動体通信インフラが整備されてい
る地域なら、どこにいても所在地周辺の地図情報、及び
地図に関連する空間情報を即座に見る事が可能となる。
【0043】(3)既存のセルラ移動体通信の空きチャ
ネルを活用して、少ない投資コストで実現できるため、
利用コストへの負担が小さい。
【0044】(4)車載機器、携帯機器に組み込むこと
により、より簡易な設備で、カーナビや携帯機器に対し
て最新の地図情報を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例における地図放送送受信システム
の全体構成図である。
【図2】従来技術におけるセルラー移動通信網の説明図
である。
【図3】地域地図情報の切り替え方法の説明図である。
【図4】地図放送の送信機の構成図である。
【図5】地図放送の受信機の構成図である。
【符号の説明】
101…地図情報放送局、102…有線回線網、109
…基地局、113…移動局。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09B 29/00 G06F 15/40 370C 5H180 H04B 7/26 15/62 335 5K067 H04B 7/26 H 9A001 (72)発明者 古賀 尚之 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地 株式 会社日立製作所情報システム事業部内 Fターム(参考) 2C032 HB03 HB25 HC05 HC08 HC32 2F029 AA02 AA07 AB07 AC02 AC14 5B050 BA17 FA13 5B075 KK23 KK24 ND07 NR02 NR16 PQ05 UU14 5B089 GA25 HA11 JB03 KA02 KA11 KH28 KH30 LB14 5H180 AA01 AA21 AA30 BB05 BB13 FF05 FF22 FF27 FF33 5K067 AA21 BB21 DD52 EE02 EE10 FF03 9A001 CC05 EE04 JJ11 JJ77 JZ78

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動局、基地局、中継局、回線網、管理セ
    ンタからなる移動体通信システムにおいて、該基地局に
    地図情報暗号化装置を具備し、該移動局に地図情報復号
    化装置を具備し、地図情報を放送することを特徴とする
    地図情報放送の送受信システム。
JP11208619A 1999-07-23 1999-07-23 地図情報放送の送受信システム Pending JP2001034889A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11208619A JP2001034889A (ja) 1999-07-23 1999-07-23 地図情報放送の送受信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11208619A JP2001034889A (ja) 1999-07-23 1999-07-23 地図情報放送の送受信システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001034889A true JP2001034889A (ja) 2001-02-09

Family

ID=16559233

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11208619A Pending JP2001034889A (ja) 1999-07-23 1999-07-23 地図情報放送の送受信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001034889A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002257554A (ja) * 2001-02-27 2002-09-11 Mitsubishi Electric Corp 情報配信装置、情報取得装置及び情報配信方法
WO2004001336A1 (ja) * 2002-06-21 2003-12-31 Aisin Aw Co., Ltd. ナビゲーションシステム、利用者端末、ナビゲーション装置及び情報記録方法のプログラム
JP2004070323A (ja) * 2002-07-23 2004-03-04 Navigation Technol Corp 地理データベースを更新する方法及びシステム
JP2004125409A (ja) * 2002-09-30 2004-04-22 Sanyo Electric Co Ltd 無線基地局を利用した地図情報提供システムおよび地図情報提供方法
KR100441210B1 (ko) * 2001-03-28 2004-07-22 (주)안세기술 이용자 위치 인식이 가능한 다국어 소출력 무선 방송 송,수신 장치 및 무선 방송 송,수신 방법
JP2006330279A (ja) * 2005-05-25 2006-12-07 Mitsubishi Electric Corp 移動端末、放送局およびこれらを用いた地図更新システム

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002257554A (ja) * 2001-02-27 2002-09-11 Mitsubishi Electric Corp 情報配信装置、情報取得装置及び情報配信方法
KR100441210B1 (ko) * 2001-03-28 2004-07-22 (주)안세기술 이용자 위치 인식이 가능한 다국어 소출력 무선 방송 송,수신 장치 및 무선 방송 송,수신 방법
WO2004001336A1 (ja) * 2002-06-21 2003-12-31 Aisin Aw Co., Ltd. ナビゲーションシステム、利用者端末、ナビゲーション装置及び情報記録方法のプログラム
US7383122B2 (en) 2002-06-21 2008-06-03 Aisin Aw Co., Ltd. Navigation system, user terminal, navigation device, and information recording method
CN100432627C (zh) * 2002-06-21 2008-11-12 爱信艾达株式会社 导航系统、利用者终端以及导航装置
JP2004070323A (ja) * 2002-07-23 2004-03-04 Navigation Technol Corp 地理データベースを更新する方法及びシステム
JP4707310B2 (ja) * 2002-07-23 2011-06-22 ナヴィゲイション テクノロジーズ コーポレイション 地理データベースを更新する方法及びシステム
JP2004125409A (ja) * 2002-09-30 2004-04-22 Sanyo Electric Co Ltd 無線基地局を利用した地図情報提供システムおよび地図情報提供方法
JP2006330279A (ja) * 2005-05-25 2006-12-07 Mitsubishi Electric Corp 移動端末、放送局およびこれらを用いた地図更新システム
JP4667959B2 (ja) * 2005-05-25 2011-04-13 三菱電機株式会社 移動端末、放送局およびこれらを用いた地図更新システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7174253B2 (en) Receiving traffic update information and reroute information in a mobile vehicle
US6199045B1 (en) Method and apparatus for providing position-related information to mobile recipients
US5742509A (en) Personal tracking system integrated with base station
US6985742B1 (en) Method and apparatus for providing position-related information to mobile recipients
US6686880B1 (en) Method and apparatus for prompting a reverse channel response from receiver in a digital broadcast system
US9183313B2 (en) Method and apparatus for providing position-related information to mobile recipients
CN100438668C (zh) 移动通信终端中的广播频道切换
US6785551B1 (en) Method of providing dynamic regionally relevant data to a mobile environment
KR100754168B1 (ko) 지도 데이터 업데이트 방법 및 장치와, 그 방법을수행하기 위한 프로그램이 저장된 기록 매체
US5999126A (en) Position measuring apparatus, position measuring method, navigation apparatus, navigation method, information service method, automotive vehicle, and audio information transmitting and receiving method
WO1999062254A1 (fr) Systeme de radiodiffusion numerique et terminal correspondant
US20040155814A1 (en) Communication device for transmitting or receiving location information and determining relative location information
WO1994015412B1 (en) Hybrid gps/data and multi-service link unit
JPH09182143A (ja) 端末装置
JP2007249918A (ja) 携帯型端末を用いたタクシー配車システム
JP3188377B2 (ja) 移動通信における地域情報提供方法
CA2337627A1 (en) Mobile telephone communication system and method for transmitting information associated with a geographic area to a subscriber
JPH06165246A (ja) 移動無線通信方式
JP2001034889A (ja) 地図情報放送の送受信システム
JP2000278735A (ja) 移動無線装置
EP1300817B1 (en) Navigation data providing system, server and navigation terminal
JPH10170628A (ja) 地域情報提供システム
JPH10224291A (ja) 移動体通信装置
KR20050008170A (ko) 차량용 네비게이션 시스템
Frank Information systems: an integral part of future vehicles