JP2000278735A - 移動無線装置 - Google Patents

移動無線装置

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JP2000278735A
JP2000278735A JP11079271A JP7927199A JP2000278735A JP 2000278735 A JP2000278735 A JP 2000278735A JP 11079271 A JP11079271 A JP 11079271A JP 7927199 A JP7927199 A JP 7927199A JP 2000278735 A JP2000278735 A JP 2000278735A
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Kazuto Ishida
和人 石田
Toshihiro Azedaka
俊洋 畔高
Masayuki Tanji
雅行 丹治
Hideo Nakazawa
秀夫 中澤
Hideaki Masuko
英昭 益子
Shinichi Ueda
晋一 上田
Tomoaki Ono
知章 小野
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所望の通信サービスの選択を可能とする移動
無線装置を提供する。 【解決手段】 移動無線装置1は、複数の基地局に対応
して設けられた複数のインタフェース回路11−1〜1
1−nを備える。制御回路16は、GPS回路151、
加速度測定回路152、あるいは外部I/F回路153
からの外部情報と、内部に格納された基地局に関する情
報に基づいて、交信可能な複数の基地局の中から最適な
基地局を選択し、その選択した基地局に対応するインタ
フェース回路を用いて通信を行うように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は移動無線装置に係
り、特にサービス選択機能を備えた移動無線装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、有線電話の分野においては、
選択した電話番号により通信相手の位置を特定し、各電
話会社の料金体系から最も料金の安い電話会社及び通信
経路を自動選択して通信を実行する機能(以後LCR機
能とする)が知られている。これに関連する技術とし
て、例えば特開平6−205118号公報には、LCR
データ装置が開示されている。この装置は、電話料金管
理装置などの外部機器に蓄積したLCRデータ生成用統
計情報などにより生成される最小コスト回線経路選択情
報を定期的に自動更新することにより、実際の電話機の
使用状況を統計情報として把握し、実際の電話機の使用
状況に応じたLCR処理を行い最小コスト回線を選択し
ようとするものである。また、特開平7−15551号
公報には、自動回線選択装置が開示されている。この装
置は、ISDN網に適合して複数の端末に対して1台で
対応し、呼ごとにその呼の通信時間を予め算出し、算出
した通信時間に基づいて網の選択を行おうとするもので
ある。
【0003】また、移動無線装置に最適な環境を創る為
の技術として、例えば特開平10−23500号公報に
は、グローバルポジショニングシステム(GPS)によ
る位置情報を用いた基地局選択方式が開示されている。
この方式は、移動無線装置からの通話開始の為の接続情
報の中に、移動無線装置側に付加したGPS部よりの位
置情報を含めて伝送し、この情報と予め親局装置側に記
憶してある各基地局毎の通信許容範囲情報とを比較する
ことによって、移動無線装置との通信に最適な基地局を
選択しようとするものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したLCR機能は
有線電話に使用されるもので、移動無線装置のように接
続回線が変化するような装置には使用できない。また、
移動無線装置は、装置一台につき一通信業者が対応して
おり、例えば装置がA社の通信エリア内にあるのに、契
約したのがB社でその通信エリア外である場合には通信
を行うことができない。このため従来、ユーザはA社と
B社の移動無線装置の両方を携帯し、A社の装置で繋が
らなくなったときはB社の装置で掛け直し、また移動中
にB社の装置が繋がらなくなったときはA社の装置を用
いて掛け直すという動作をしなければならなかった。
【0005】また、モバイル端末を用いてデータ通信を
行う場合、PHS(Personal Handy−p
hone System)を使用すれば通信速度が速く
有用であるが、PHSは通常、携帯電話(PDC:Pe
rsonal Degital Cellular)に
比べ通話エリアが狭く、移動速度も歩行速度以上の車な
どで使用しようとすると、すぐに接続が切れてしまう。
一方、PDCでは、通常の電話のように音声にて通信す
る場合は、通話エリアが広く車中で使用しても切れにく
く有用であるが、モバイル端末を用いてインターネット
などでデータ通信しようとすると通信速度が遅く、デー
タの送受信だけで何分も待たされ、途中でタイムアウト
となって通信不能となる場合がある。
【0006】また、移動無線装置の通話料は各社で格差
があるため、各社に繋がる場合は安い方で掛け、移動に
より接続が切れそうになったら他社に接続するようにし
て、できるだけ安く通話したいという要求がある。前述
した特開平10−23500号公報に開示された方式で
は、基地局の切替えは基地局を制御する親局で行われる
ため、ユーザは、特定の一社のサービスしか使用でき
ず、ユーザの要望事項に応じて最適な経路及びサービス
を選択することができない。また、この種の移動無線装
置は、通話やデータ通信などの使用用途に応じて最適な
基地局及びアクセス方式を選ぶとことができないという
問題がある。
【0007】従って本発明の目的は、上述のような問題
点を解決し、所望の通信サービスの選択を可能とする移
動無線装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、複数の基地
局に対応して設けられた複数のインタフェース回路と、
外部情報及び内部情報に基づいて前記複数の基地局の中
から一つを選択し、前記選択した基地局に対応する前記
インタフェース回路を用いて通信を行うよう制御する制
御回路とを備えた移動無線装置により、達成される。こ
こで、外部情報とは、例えば、グローバルポジショニン
グシステム(GPS)を用いて検出される自己の位置情
報、あるいは各基地局から発信されるパイロット信号の
電力強度情報、あるいは自己の移動速度情報などであ
る。これらは個別に、又は組み合せて外部情報として用
いることができる。
【0009】また、インタフェース回路は、移動無線装
置本体のスロットに着脱可能に形成されたモジュール中
に配置することができる。このモジュールは、個々の基
地局に対応するようにインタフェース回路を個別に組み
込んでもよいし、複数の基地局に対応するように複数の
インタフェース回路をまとめて組み込んでもよい。別の
方法として、これらのインタフェース回路を移動無線装
置本体中に固定して配置することもできる。
【0010】本発明に係る移動無線システムは、複数の
基地局と、各基地局と交信可能に構成された移動無線装
置とを備えたものであって、この移動無線装置は、基地
局選択用のデータを取得するためのレポート要求信号を
各基地局に送信し、各基地局より受信したレポート提出
信号に基づいて、複数の基地局の中から通信を確立すべ
き基地局を選択し通信するように構成される。このよう
に構成することにより、所望の通信サービスの選択を可
能とする移動無線装置を得ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例を以下図面を参
照しながら説明する。図1は、本発明に係る移動無線装
置の用いられる移動無線システムの一例を示す全体構成
図である。図において、1は本発明に係る移動無線装置
であり、201はA社PDC−BS、204はB社PD
C−BS、202はC社PHS−BS1、203はC社
PHS−BS2とする。ここで、PDC−BSとは、P
DC(Personal Degital Cellu
lar)方式を用いた基地局(BS)であり、PHS−
BSとは、PHS(Personal Handy−p
hone System)方式を用いた基地局(BS)
である。
【0012】A社PDC−BS201は、制御装置MS
C(以後、MSCという)205を介して公衆回線20
8に接続され、B社PDC−BS204はMSC207
を介して公衆回線208に接続される。PHS−BS2
03、204はそれぞれPHS接続装置206を介して
ISDNネットワークにて公衆回線208に接続され
る。210は通話相手先端末であり、MSC209を介
して公衆回線208に接続される。211はA社PDC
−BS201に移動無線装置1が接続可能な範囲(以
後、サービスエリアという)であり、同様に212はP
HS−BS202のサービスエリア、213はPHS−
BS203のサービスエリア、214はB社PDC−B
S204のサービスエリアである。移動無線端末1は、
これらのサービスエリア211〜214が重複した範囲
内に位置しており、どの基地局とも接続可能な状態にあ
ると仮定する。
【0013】図2は、本発明に係る移動無線装置1が通
話相手先端末210と通話する場合の通信経路を示す。
移動無線装置1は、各基地局201〜204の全てに接
続することが可能であり、経路301〜304のいずれ
の経路もとることができる。本発明に係る移動無線装置
1を使用するユーザは、例えば「料金が最も安い」、あ
るいは「データ速度が最も早い」といった自分の希望す
るサービスを提供する経路を選択し、その基地局に接続
し通話することができる。ここで経路とは、本図の経路
301〜304のように、接続する基地局を変更する事
により得られる経路のことをいい、基地局以降のMSC
から公衆回線208、MSC209、通話相手先端末2
10に至る経路は各基地局の通信業者による。
【0014】図3は、本発明に係る移動無線装置の一実
施例を示す図である。以下本図の構成について説明す
る。図において、制御回路16は移動無線装置1の全体
の制御を行うもので、MPU161、DRAM162、
ROM163、及びSRAM164を有しており、それ
らはバス14にそれぞれ接続される。ここで、ROM1
63は初期設定格納用の読取専用メモリで電源立ち上げ
時しか使用されない。またバス14は、制御回路16と
各回路を接続するものである。
【0015】本装置には、リモートインタフェース回路
11−1〜11−nが設けられる。各基地局との通信
は、PHS、PDCといった通信方式の違い、800M
Hzと1500MHzといった使用電波周波数の帯域の
違い、各通信事業者による復/変調方式、多重方式の違
い等により、異なったものとなる。このリモートインタ
フェース回路11−1〜11−nは、それぞれ方式の異
なる各基地局と対応するように構成されており、各基地
局と無線にて通信を可能とする。本例では、各リモート
インタフェース回路11−1〜11−nは、受信者ごと
にそれぞれ独立したモジュールとしてスロットにて実装
されるが、別の方法として、予め回路を本体に組み込ん
でおくこともできる。
【0016】本図では、一例としてリモートインタフェ
ース回路11−1のブロック構成を示している。RF回
路114は基地局から送られてきた搬送電波をアンテナ
115を介して受信する。復調回路113はその信号を
復調する。復調された信号は、アクセス方式処理回路1
12に送られる。アクセス方式処理回路112は、例え
ばTDMA(Time Division Multi
ple Access)、FDMA(Frequenc
y Division Multiple Acces
s)、CDMA(Code Division Mul
tiple Access)といった多重アクセス方式
を処理する回路である。この回路により処理された信号
は、音声処理回路111にて音声コーディックを受け、
再び音声データとして出力される。
【0017】切替回路12は、複数のリモートインタフ
ェース回路11−1〜11−nからの信号を切り替える
回路であり、マルチプレクサ121、122を有する。
マルチプレクサ121は、切替制御回路123により制
御され、リモートインタフェース回路11−1〜11−
nから出力される信号を入力し、MPU161からの指
示により、ユーザインタフェース回路13中のスピーカ
131への出力を切り替える。これにより選択された一
つの音声信号がスピーカ131に入力され、音声として
ユーザに出力される。
【0018】ユーザからの音声を基地局に送信する場合
は前述の場合と逆の手順で行われる。マイク132から
入力された音声は、音声データに変換され、マルチプレ
クサ122に入力される。音声データはMPU161に
て選択されたリモートインタフェース回路に対して出力
される。リモートインタフェース回路11−1では音声
処理回路111、アクセス方式処理回路112を経て、
変調回路116により変調され、RF回路114から出
力される。
【0019】ユーザインタフェース回路13は、前述の
スピーカ131とマイク132の他に、ディスプレイ回
路133とテンキー回路134を実装する。テンキー回
路134はユーザ入力用の回路であり、ユーザはこの回
路から、通話先ダイアル番号の入力、ダイヤル番号の記
憶、端末設定入力等の通常の無線電話器が持つ入力機能
を実行することができる。また、ディスプレイ133は
ユーザに対するMPU161の出力部に相当する。これ
らはMPUI/F制御回路135を介してバス14に接
続される。またMPUI/F制御回路135はスピーカ
131にも接続され、これによりユーザに対して音声出
力がなされる。
【0020】外部I/O回路15は、ユーザインタフェ
ース以外の外部入力回路であり、GPS回路151、加
速度測定回路152、外部I/F回路153からなる。
各回路はI/O制御回路154により制御され、バス1
4に接続される。GPS回路151はGPSシステムに
より位置情報を取得する回路である。加速度測定回路1
52は移動無線装置の加速度を測定するセンサーであ
る。外部I/F回路153は、外部回路の接続を可能と
する回路で、他のコンピュータ端末と接続され、あるい
は、外部ハードディスク、FDドライブ装置等の外部記
憶装置と接続される。品質監視回路19は、複数のリモ
ートインタフェース回路11−1〜11−nのRF回路
114に接続され、受信電波の品質を監視する。電源制
御回路17は、電源分配回路18を制御する回路であ
る。
【0021】図4は、これらの回路動作を説明するため
の処理フローを示す図である。本実施例では、図のよう
に、初期設定を行うユーザ側の処理フロー41、初期電
源投入時またはユーザが通話相手先端末に対して通話し
ていない待ち受け時の移動無線装置側の処理フロー4
2、相手と通話する時のユーザ側の処理フロー43、及
び相手と通話する時の移動無線装置側の処理フロー44
にしたがって処理が行われる。本図は、本発明に関連す
る処理フローを示すものであり、通常ユーザが行う設定
や移動無線装置が行う処理フローなどは省略されてい
る。
【0022】まずユーザは、自己の使用するリモートイ
ンタフェース回路モジュール11−1〜11−nを、図
示しない装置本体のスロットに装着する(ステップ41
1)。電源が投入されると、MPU161が各リモート
インタフェース回路モジュール11−1〜11−nのレ
ジスタにアクセスし、そのアクセス方式、実装スロット
(電源立ち上げ時に、リモートインタフェース回路モジ
ュール11−1〜11−nがスロット固定の信号線から
スロット番号をリードし、自身のレジスタにストアした
もの)といったID情報をリードし、どのようなリモー
トインタフェース回路モジュール11−1〜11−nが
実装されているかを認識する(ステップ421)。
【0023】次に、データテーブル5を作成する(ステ
ップ422)。ここでデータテーブルとは、各基地局比
較のために項目ごとに整理される情報の一覧表であり、
MPU161により作成され、DRAM162内に格納
される。これらの情報は、基地局に対してインタフェー
スをとることにより(ステップ423)、あるいは外部
データを入力することにより得られる(ステップ42
4)。
【0024】図5は、データテーブルの一例を示す図で
ある。図示のように、データテーブル5は、基地局に対
して整理されるBSレポートテーブル51と、移動無線
装置自身に対して整理されるMSレポートテーブル52
とを備える。BSレポートテーブル51の項目は、10
分〜1時間ごとの比較的長い間隔で定期的に更新される
「基地局仕様」と、10ns〜1ms程度で随時ポーリ
ングされる「随時ポーリング情報」とに分類される。M
Sレポートテーブルの項目は、同様に、10分〜1時間
ごとの比較的長い間隔で定期的に更新される「移動無線
装置仕様」と、1ms〜1sec程度で随時ポーリング
される「随時ポーリング情報」とに分類される。
【0025】項目「通話料金」は通信業者毎、通話時刻
毎に異なる。通話料金は、通信業者が設定する基本料、
使用時間や曜日に応じ設定される単位時間毎の料金、予
め通話時間を含んだ形で基本料金を支払う通話料込基本
料などがあり、各通信業者、支払プランごとに様々に決
められている。ユーザは、各業者毎に契約した料金支払
プランを設定し、それをユーザインタフェース回路13
を介してDRAM162内に格納する。この料金体系は
各業者の改正により変更されるため更新の必要がある。
移動無線装置1の電源ON時、または10分〜1時間の
比較的長い期間で定期的にMPU161より切替制御回
路に対し割り込みが入り、各通信業者の基地局に対し
「通話料金」の要求信号を送信する。ただし実際は幾つ
かの更新を必要とする信号と一緒になりレポート要求信
号として発信する。
【0026】移動無線装置は、各通信業者毎に契約した
ときの個別認識コードつまり電話番号にて接続後、要求
信号をリモートインタフェース回路経由で基地局に送信
する。基地局では、この要求信号を受信後、その通信業
者が契約した契約形態によって最新の料金体系における
通話料をデータとして送信する。これも他の幾つかの信
号と合成されてレポート提出信号となる。この料金体系
データは、リモートインタフェース回路11−1〜11
−nからバス14を経由してDRAM162に格納され
る。このDRAM162内のデータはMPU161にリ
ードされ、適切なデータフォームに変換されDRAM1
62内の料金体系を更新する。データテーブル5の作成
時には、MPU161が、ユーザが設定したDRAM1
62内の料金プラン、各業者毎の料金体系、内蔵時計か
らの時刻等をリードし、平均通話時間から現在の時刻で
の通話料金を計算し、データテーブル5にライトする。
各業者の料金体系、ユーザ設定の料金プランは、電源O
FF時には、DRAM162からSRAM164内に転
写されて各設定データは保存され、電源ON時にはDR
AM162によりリードされる。
【0027】前述の各通信事業者の料金体系を更新する
方法として、基地局から特定のチャネルをもってブロー
ドキャストにて配信する方法もある。この場合、同様の
基地局仕様について配信するデータ項目を予め取り決
め、それを基地局は項目の認識データとともに専用チャ
ネルにより順次ブロード配信する。移動無線装置はこれ
を受信し順次DRAM162内のデータを更新する。
【0028】また、前述のユーザの料金プラン設定方法
については、ユーザが直接設定する方法の他に、各基地
局に送信した個別認識コードつまり電話番号を元に、基
地局側でそのユーザの契約内容を検索し、一定周期内の
電話料金を計算し、その値を移動無線装置1に返信する
方法がある。この方法は、各業者毎の料金プランをDR
AM162内に保存したり、更新したりする事をしなく
てよいという利点があるが、各業者で設備や仕様を統一
する必要がある。
【0029】「通信速度」「MS移動速度限界」「トラ
フィック限界」については、「単位通話料金」とは異な
り、機器毎に決まるもので更新されないデータである。
したがってSRAM164内に初期値設定し、電源ON
時にDRAM162に書き込まれる。データテーブル5
の作成時、MPU161はDRAM162からリード
し、データテーブル5にライトする。
【0030】次に、「サポートエリア」「BS設備位
置」について説明する。「サポートエリア」は一つの基
地局でサポートできる範囲であり、各基地局の通信方式
と地域特性(比較的ビルなどの背の高い建物が密集する
都心部ではサポート範囲が狭くなり、逆に郊外ではサポ
ート範囲は広くなる)により決まる。「BS設備位置」
とは、移動無線装置1の周辺にある基地局の位置であ
る。この情報はSRAM164に内蔵する。このデータ
は、カーナビゲーションシステム等に使われる地図デー
タのように様々な情報を含むものではなく、基地局の位
置とその基地局のサポート範囲のみを記憶したものであ
り、情報量はコンパクトでSRAM164に収納可能な
容量である。このデータを地図データとする。この地図
データは、リモートインタフェース回路モジュールを購
入の際、又は各通信業者との契約の際に、外部I/F回
路153から移動無線装置1内のSRAM164内部に
ライトされる。
【0031】立ち上げ時、MPU161は、実装されて
いるリモートインタフェース回路11−1〜11−nを
認識後、該当するデータをSRAM164からDRAM
162に転写する。移動無線装置1は後述するGPS回
路151、またはリモートインタフェース回路11−1
〜11−nの中の一つとして実装されるPHS受信回路
の位置登録手順から自己の位置を数メートルの誤差で確
定する。この位置データは、後述のMSレポートテーブ
ルの現在位置、移動速度の項で詳細に記述するが、同様
にDRAM162に格納される。MPU161は定期的
にこの現在位置のデータをリードし、各通信業者毎に現
在位置周辺の基地局のデータをDRAM162内の地図
データよりリードし、データテーブル5にライトする。
MPU161は定期的に現在位置をリードし、そのたび
にこの「サポートエリア」「BS設備位置」を更新す
る。
【0032】「電力強度」は通信電波の強度を測定する
ものである。図3に示す品質監視回路19は、RF回路
114に直結しており、それぞれの電波の電力強度を定
期的に測定し、その測定結果にRF回路114のIDを
付与して品質監視回路16内のレジスタに格納する。各
通信業者により電力強度の閾値が異なるため、MPU1
61は品質監視回路16内のレジスタの値を定期的にリ
ードした後、この閾値と比較し電波状態を推定し、デー
タテーブル5に格納する。
【0033】「劣化レベル」は前述の品質監視回路19
で測定された値をある時間ごとにプロットすることによ
り求められるものである。送信データのパリティ、CR
C等の品質管理ビットは品質監視回路19により監視さ
れ、データ欠損が発生した場合は品質監視回路19内の
レジスタに発生毎にビットを立てる。このレジスタはM
PU161によりリードされ、DRAM162内にライ
トされる。MPU161は発生回数をDRAM162内
でカウントし、前述と同様に各通信業者ごとの発生率の
閾値と比較し、相対的評価値をデータテーブル5にライ
トする。
【0034】次に、「トラフィック相対値」について説
明する。ある基地局において扱われる回線の数はその通
信業者により決っており、現在使用している回線数が制
限値をオーバーすると、その基地局では新たな接続は拒
否される。したがって発信時、ハンドオフ時に接続する
ときに、限界回線数から現在使用している回線数がオー
バーするかそれに近い場合は接続拒否される。このよう
な場合、トラフイックが少なくて接続可能な基地局があ
る場合、そちらにハンドオフした方が通信品質が高くな
り、通話途中で接続不可となる可能性が低くなる。「ト
ラフィック相対値」は、各基地局ごとの限界トラフィッ
ク量に対する値を示すものである。この値は、基地局に
現状の通信トラフィック量を要求することにより得られ
る。MPU161から一定時間毎にレポート要求を各基
地局に対して行う。これは「通話料金」の更新時に料金
体系の要求を行ったのと同様で、要求結果についてはD
RAM162に格納する。これは「トラフィック限界
量」と比較され、「トラフィック相対値」としてデータ
テーブル5にライトされる。
【0035】次に、MSレポートテーブル52の各項目
について説明する。移動無線装置は、通話とデータ通信
等、その「使用目的」毎に最適な基地局が異なる場合が
ある。リモートインタフェース切替方法としては、手動
で入力する方法と機械的に判定する方法がある。手動で
入力する場合は、ユーザインタフェース回路13内のテ
ンキー134により設定する。機器的に判定する方法と
しては、デフォルトで通話になっており、データ通信
時、外部I/O回路15内の外部I/F回路153に外
部端末を接続した際に、割込信号がMPU161に出力
される様に回路が設定されており、MPU161はこの
割込信号が入力されるとデータ通信としてデータテーブ
ル5にライトするようにプログラムされる。
【0036】移動無線装置の「現在位置」は、GPSを
利用する方法とPHSから位置を導きだす方法がある。
まずGPSを使用する方法を示す。GPSシステムは宇
宙に配されたGPS衛星群、それを管制制御する地上基
地局、及び移動無線装置に内蔵されるGPS受信機から
なる。GPS衛星群は常時地上に向けて信号を送信して
おり、原子時計を搭載している。衛星からGPS受信機
への送信信号は、1.5GHz帯周波数拡散方式が用い
られる。各衛星は衛星ごとに異なる疑似雑音(PNコー
ド特に民間用のPNコードをC/Aコードとする)が割
り当てられる。このC/Aコードと航法メッセージデー
タにより、1.5GHz帯搬送波が変調され送信され
る。外部インタフェース回路内のGPS回路はGPS受
信機であり、GPS衛星からの信号を捕捉する。GPS
回路は、位置(緯度、経度、高さ)および時刻の測定の
ために、最低4個の衛星を選択する必要がある。GPS
回路は、受信する衛星ごとに割り当てられたC/Aコー
ドを次々に発生しながら、それぞれの衛星からの受信信
号の相関をとり、必要な情報を取得する。次に信号捕捉
後、搬送波位相、コード位相の追尾を行い、受信機標準
時刻(受信時刻)からの時間を測定する。この時間に電
波伝送速度(光速)を乗じたものが疑似距離となり、こ
れを3次元測位に必要な4個の衛星信号について行う。
衛星の航法メッセージから衛星位置、衛星時間誤差、電
離層伝播補正値を得ると同時に衛星からの疑似距離を計
算し、測位方程式を解いて受信回路位置を算出する。こ
のGPS回路151の基本的ブロック構成例を図7に示
す。GPS回路は、図のように、アンテナ71、アナロ
グの受信周波数変換回路72、シンセサイザー回路7
3、基準発信回路74、デジタル信号処理回路75、制
御入出力回路76、及び測位演算制御回路77を備えて
構成される。GPS回路を用いて計測された位置情報
(緯度、経度、高さ)、速度、時刻は、I/O制御回路
154を経由してデータテーブル5に格納される。
【0037】次にPHSから位置を算出する方法を示
す。PHSでは、一基地局あたりの通話可能エリアが1
00〜300mと狭いため、移動無線端末が位置登録す
る最も近いPHS基地局の位置情報を得る事により、自
己の居る地域を確定する事ができる。具体的には、前述
の地図データから、移動無線端末が、ある基地局のサポ
ート範囲内にあることを割り出し、さらに複数の基地局
との相対値を求める事により、現在位置を求める。
【0038】「移動速度」を得る方法としては、一つは
前述の位置情報を元にして一定周期で現在位置をプロッ
トする事により得る方法、もう一つは図3における外部
I/O回路15の加速度センサ152により得る方法が
ある。前者の方法では、GPS回路151またはPHS
によって得られる位置情報を周期的に測定し、その結果
をDRAM162に格納する。ある時間t1で測定され
た位置をX1、また別の時間t2で測定された位置をX
2とすると、t1〜t2間での速度は(X2−X1)/
(t2−t1)で表される。MPU161は、この計算
を行なった後、その結果をDRAM162内のデータテ
ーブル5にライトする。
【0039】後者の方法では、加速度測定回路152に
より常に加速度を測定し、その結果を自己のレジスタ内
に書き込む。MPU161は、I/O制御回路154経
由でこのレジスタに一定周期でアクセスし、値をDRA
M162内にライトする。MPU161はこの値と初期
値又は既に測定された値と比較し現在の速度を算定し、
その結果をデータテーブル5にライトする。
【0040】以上の手順によりデータテーブル5を作成
した後(ステップ422)、最適な基地局の選定を行う
(ステップ425)。またユーザが、ユーザインタフェ
ース回路13にて自己の要求項目を入力すると、MPU
161は、そのデータを有線項目としてDRAM162
内のユーザ設定に格納する(ステップ412)。
【0041】図6は、ユーザ設定画面61の一例を示す
図である。図において、項目「通信業者別」は接続可能
な通信業者を示し、MPU161が、実装されたリモー
トインタフェース回路モジュール11−1〜11−nと
その実装スロットを認識した時点で作成される。「接続
ON/OFF」はその通信業者に接続するかの選択で、
ユーザが入力する(ステップ421)。図6では、「P
DC(A社)」及び「PHS(C社)」をONとしてあ
り、「PDC(B社)」をOFFとしてある。これは、
それぞれの通信エリア内で「PDC(A社)」及び「P
HS(C社)」が通信可能であれば接続されるが、「P
DC(B社)」についてはたとえエリア内でも接続され
ないように設定する項目である。本例のように「OF
F」が設定されると、これがDRAM162内のユーザ
設定にライトされる。MPU161は一定周期でこの項
目をリードし、「OFF」となっている場合、「OF
F」とされたリモートインタフェース回路が実装されて
いるスロットについて、電源制御回路17内のレジスタ
値のビットを立てる。本ビットが立てられると、電源制
御回路17は電源分配回路18に信号を出力し、電源分
配回路は該当するリモートインタフェース回路11の電
源をOFFにする。本例では、「PDC(B社)」接続
用リモートインタフェース回路の電源がOFFとされ
る。
【0042】「優先接続」は、ユーザが接続順位を設定
するものである。後述する使用目的別優先順位の設定が
同等である場合には、優先順位に従い接続する。本例の
設定では「PHS(C社)」が接続「ON」とされてい
るため、「使用目的別」の優先順位が同位であるか、又
は設定されていないときは、「PHS(C社)」が接続
される。そして、「PHS(C社)」が通信接続不可な
場合に、「PDC(A社)」が接続される。
【0043】「使用目的別」は、ユーザが使用目的別に
優先する項目を設定する項目である。図6の例では、使
用目的は「通話」「データ通信」があり、それぞれにて
優先する項目として「通話料金」「データ通信速度」
「通話品質」の3つがある。通話の際は「通話料金」
を、データ通信の際は「データ通信速度」を優先するよ
う設定されている。本設定は、前述の「通信業者別」と
同様に、ユーザがユーザインタフェース回路13から入
力し、入力した設定値はDRAM162内のユーザ設定
にライトされる。
【0044】次に、ステップ425の最適基地局選択に
ついて説明する。ステップ424にて作成したデータテ
ーブル5とステップ412にてユーザが入力したユーザ
設定から、接続基地局を選択する。図8に、最適基地局
を選ぶ時の概念であるユーザ選択要因相関図を示す。こ
の図で、MS位置811,電力強度812,移動速度8
13,レベル劣化814,トラフィック増大815、通
信速度821,通話料金822,通信品質823は、い
ずれも前述のデータテーブル5の項目として与えられ
る。またユーザ優先度831は、ユーザ設定61の「通
信業者別」「優先接続」の項目で与えられる優先順位で
ある。これらの項目は接続要因81、サービス要因8
2、ユーザ優先要因83に大別される。それぞれユーザ
優先要因81→サービス要因82→接続要因83の順で
上位層ほど優先順位が高く、上位層の変化により下位層
の変化に関わらず直ちにハンドオフする。
【0045】接続要因81は、ユーザ設定画面にて「接
続ON/OFF」をONにした通信業者について接続す
るための要因で、その中の一つの要因でも「不可」にな
った場合には接続維持の為、他の基地局にハンドオフす
る必要がある。ここでハンドオフとは、通信状態を維持
しながら基地局を他の基地局に接続し直すことである。
サービス要因82は、接続要因82にて選択した接続可
能な基地局のなかで、ユーザがユーザ設定画面61「使
用目的別」にて設定したサービス要因の中で最もユーザ
の要求を満たす基地局を選択する。ここでは使用目的別
に順位付けがなされ、ユーザ設定画面61を例にとる
と、「通話」目的で使用する場合には通話料金822が
最も安い基地局を選び、「データ通信」の目的で使用す
る場合には通信速度821が最も速い基地局を選ぶ。ユ
ーザ優先要因83は、サービス要因82の項目で同一、
または設定していない場合はユーザがユーザ設定画面6
1で設定した順位に従い基地局を選別する。このような
概念で、MPU161は常にDRAM162内データテ
ーブル5とユーザ設定をリードしながら監視し、最適の
基地局を算出し、DRAM162内にライトする。
【0046】図9は、前述の最適基地局選出の一例を示
すフローチャートである。ステップ91は接続要因の判
断を行い、内部の項目の一つでも変更があった場合に
は、基地局の変更を行う。変更がなかった場合はステッ
プ92に進む。ステップ92はサービス要因による判断
を行い、使用目的別で優先順位に変更があった場合に
は、基地局の変更を行う。優先順位が同等であった場合
には、ステップ93においてユーザが設定したユーザ優
先要因にて基地局を選択し、基地局を変更する。優先順
位に変更がない場合には、基地局を変更せずステップ9
1に戻る。またステップ94で基地局を変更した場合
も、変更後、ステップ91に戻る。
【0047】ここで図4に戻って説明を続ける。同図の
処理フロー43は、ユーザが通話相手先に電話をする時
の手順を示している。また処理フロー44は、ユーザが
処理フロー43を行う時の移動無線装置1の動作を示す
ものである。以下、通話する場合の手順について説明す
る。まず、ステップ431において、ユーザは通話相手
先の電話番号をユーザインタフェース回路13のテンキ
ー134から入力する。移動無線装置1のMPU161
は、ステップ441において、前述した様にユーザの手
動操作、または機械的なコネクタ接続による割込みによ
りユーザの使用目的を認識し、その目的の場合の最適な
基地局をDRAM162からリードする。この最適な基
地局は前述の処理フロー42で求めた基地局である。M
PU161は、ステップ442において、最適な基地局
をイネーブルとするため、切替制御回路123のレジス
タにライトする。切替制御回路123は、選ばれた基地
局のリモートインタフェース回路11−nのみが繋がる
ようにマルチプレクサ121、122を切り替える。こ
こでマルチプレクサ122は、この方法で切り替えるほ
かに手動でも切り替える手段を持つ。手動で切り替えた
場合、その通信業者以外の通信は全て無効となる。ここ
でMPU161は、基地局と接続する為の処理を開始す
る。
【0048】発信シーケンスの一例を図10に示す。移
動無線装置(MS)1は、接続可能な基地局1000か
らのパイロット信号1001を受信する。移動無線装置
は、通信業者ユーザ選択1002を行い、前記の手順に
したがってデータテーブルを作成するためレポート要求
信号1003を各基地局に提出する。レポート要求信号
がB社PDC−BSに出力されていないのは、ユーザ設
定によりB社PDC−BSは接続が「OFF」されてい
るからである。移動無線装置は、各基地局からレポート
提出1004を受け、その中から基地局選択1005を
行う。そして、選択した基地局との間で、図のように順
次、リンクチャネル確立要求、リンクチャネル割当、呼
設定、呼設定受付、認証要求、認証応答、呼出し、応答
等の各基地局通信手順1006を実行して、通信100
7を確立する。
【0049】図11は、基地局の構成例を示す図であ
る。各基地局は通信方式が違うのでそれぞれ構成が異な
る。本図に示す基地局101の構成はその一例であり、
RF回路1011にて信号を受信し、復調回路1012
を経由して、アクセス方式処理回路1014にてアクセ
ス方式により多重化された信号を処理する。そして、ト
ランスコーディック1015により信号をデジタル化
し、デジタル網インタフェース回路1016に送信し、
デジタル網インタフェース回路1016から公衆回路に
送信する。この時、品質監視部1019は、移動無線装
置と同様に信号の品質を監視する。制御部1018は、
MPU10181とRAM10182、及びROM10
183から構成され、回路全体の制御を行う。メモリ1
017は、基地局のデータを格納する大規模データベー
スである。移動無線装置からレポート要求信号を受けた
基地局101は、メモリ1017からデータをロード
し、要求されたデータを算出し、それを変調回路101
3、アクセス処理回路1014を経由して、移動無線装
置1にレポート提出信号として送信する。移動無線装置
1は、このレポート提出信号を受信し、そのデータによ
りデータテーブル5を作成して、前述の手順により最適
の基地局を選択する。選択後は、基地局のリモートイン
タフェース回路により、その基地局の通信手順にしたが
って通信を行う。
【0050】図4の処理フローに戻る。同図のステップ
443においては、通話中に最適な基地局が変更無いか
どうかを監視する。この手順は図9の処理フローと同様
で、そのステップ94にて基地局を変更する。そして、
ステップ444にて切換判断が行われた場合、ステップ
445にて切換処理を行う。その処理の一例を図12に
示す。本図は、選択した基地局とのハンドオフシーケン
スを示した図である。いま通信1220を行っている時
に、「接続要因」に関わる要因に変化があり、それぞれ
の値が設定した閾値を超え、これ以上接続を保てなくな
ったとき、「接続要因」閾値OVER1221となり、
移動無線装置1がハンドオフをする。この場合、図12
に示すように、まず最初に、各基地局1200からパイ
ロット信号1201を受信する。ここで通信業者ユーザ
選択1202を行い、ユーザの設定した基地局に対しレ
ポート要求1203を発信する。前記の発信シーケンス
と同様に各基地局からレポート提出信号1204が発信
され、それを元に基地局選択1205が行われる。
【0051】ここで基地局が選択されると、通信中の基
地局の対して切替要求信号が発信され、通信中の基地局
からは切替指示信号が出される。そして、ハンドオフ先
基地局に対して各基地局通信手順1206を実行し、通
信1207を切り替える。このようにして、ユーザは常
に最適の基地局を介して通話を行い(ステップ43
2)、その後、通話を終了する(ステップ433)。こ
のように、本発明では,ユーザの要求事項、使用目的毎
に最適なサービスを選択できる。又、通話エリアの拡大
(複数社の基地局利用)、PHSの利用(PHSが繋が
る場所では使用料金、データ通信速度の点から使用率増
加)も見込まれる。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、所望の通信サービスの
選択を可能とする移動無線装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る移動無線装置の用いられる移動無
線システムの一例を示す全体構成図である。
【図2】本発明の移動無線装置が通話相手先端末と通話
する場合の通信経路を示す図である。
【図3】本発明に係る移動無線装置の一実施例を示す図
である。
【図4】本発明に係る移動無線装置の動作を説明するた
めの処理フロー図である。
【図5】データテーブルの一例を示す図である。
【図6】ユーザ設定画面の一例を示す図である。
【図7】GPS受信回路のブロック構成例を示す図であ
る。
【図8】最適基地局を選ぶときのユーザ選択要因相関図
を示す図である。
【図9】最適基地局選出の一例を示すフローチャートで
ある。
【図10】発信シーケンスの一例を示す図である。
【図11】基地局のブロック構成例を示す図である。
【図12】ハンドオフシーケンスの一例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 移動無線装置 11−1〜11−n リモートインタフェース回路 12 切替回路 13 ユーザインタフェース回路 14 バス 15 外部I/O回路 16 制御回路 17 電源制御回路 18 電源分配回路 19 品質監視回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丹治 雅行 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内 (72)発明者 中澤 秀夫 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所情報通信事業部内 (72)発明者 益子 英昭 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内 (72)発明者 上田 晋一 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内 (72)発明者 小野 知章 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所情報通信事業部内 Fターム(参考) 5K025 AA08 BB06 CC01 DD06 EE04 EE05 5K067 AA21 AA29 BB02 EE02 EE04 EE10 EE23 GG01 HH11 JJ52 JJ54 JJ56 JJ69 JJ72 JJ73 JJ78

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の基地局に対応して設けられた複数
    のインタフェース回路と、外部情報及び内部情報に基づ
    いて前記複数の基地局の中から一つを選択し、前記選択
    した基地局に対応する前記インタフェース回路を用いて
    通信を行うよう制御する制御回路とを備えたことを特徴
    とする移動無線装置。
  2. 【請求項2】 前記外部情報が、自己の位置情報、前記
    基地局のパイロット信号の電力強度情報、及び自己の移
    動速度情報のうちの少なくとも一つであることを特徴と
    する請求項1記載の移動無線装置。
  3. 【請求項3】 前記インタフェース回路が、本体に着脱
    可能なモジュール中に配置されることを特徴とする請求
    項1又は2記載の移動無線装置。
  4. 【請求項4】 前記インタフェース回路が、本体に固定
    して配置されることを特徴とする請求項1又は2記載の
    移動無線装置。
  5. 【請求項5】 複数の基地局と、前記各基地局と交信可
    能に構成された移動無線装置とを備えた移動無線システ
    ムであって、前記移動無線装置は、基地局選択用のデー
    タを取得するためのレポート要求信号を前記各基地局に
    送信し、前記各基地局より受信したレポート提出信号に
    基づいて、前記複数の基地局の中から通信を確立すべき
    基地局を選択し通信を行うことを特徴とする移動無線シ
    ステム。
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